(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6718062
(24)【登録日】2020年6月16日
(45)【発行日】2020年7月8日
(54)【発明の名称】窓の開く程度をコントロールできるロック
(51)【国際特許分類】
E05C 17/02 20060101AFI20200629BHJP
E05C 17/34 20060101ALI20200629BHJP
F16H 35/00 20060101ALI20200629BHJP
F16H 1/14 20060101ALI20200629BHJP
E05F 15/614 20150101ALI20200629BHJP
【FI】
E05C17/02
E05C17/34
F16H35/00 H
F16H1/14
E05F15/614
【請求項の数】1
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2019-117909(P2019-117909)
(22)【出願日】2019年6月25日
【審査請求日】2019年6月28日
(31)【優先権主張番号】201910371396.3
(32)【優先日】2019年5月6日
(33)【優先権主張国】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】519352218
【氏名又は名称】上海澄東鎖具有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】718003500
【氏名又は名称】鄒 静文
(72)【発明者】
【氏名】王惠珍
【審査官】
野尻 悠平
(56)【参考文献】
【文献】
特開2019−049183(JP,A)
【文献】
特開2015−194071(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E05C 1/00 − 21/02
F16H 1/14
F16H 35/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
正面視で、壁を含み、前記壁の中には回転チャンバが前後に貫通するように設けられ、前記回転チャンバの中には窓が回転できるように設けられ、前記窓の中には第一伝動軸が固定的に連結され、前記回転チャンバの上側内壁の中には空きチャンバが設けられ、前記空きチャンバの中には起動装置が設けられ、前記空きチャンバの上側内壁の中には発電機が設けられ、前記発電機には回転軸が固定的に連結され、前記回転軸のうち前記発電機から離れた一端には第三傘歯車が固定的に連結され、前記第三傘歯車は前記起動装置と噛合することができ、前記第一伝動軸の上側には第二傘歯車が固定的に連結され、前記第二傘歯車も前記起動装置と噛合でき、前記回転チャンバと前記空きチャンバとの間には閉めチャンバが設けられ、前記閉めチャンバの中には戻し装置が設けられ、前記戻し装置が前記第一伝動軸に固定的に連結され、前記回転チャンバの下側内壁の中には旋転チャンバが連通するように設けられ、前記旋転チャンバの中には回転装置が設けられ、前記回転装置の上端が前記窓に固定的に連結され、前記旋転チャンバの左側内壁の中には歯車チャンバが連通するように設けられ、前記歯車チャンバの中にはロック装置が設けられ、前記ロック装置と前記戻し装置とが噛合するように連結され、前記起動装置は前記空きチャンバの中に左右に対称的に設けられた回転可能な第一傘歯車を含み、前記第一傘歯車のうち対称中心から離れた一端には歯車軸が固定的に連結され、前記空きチャンバの左右両側内壁の中には伝動チャンバが対称的に、且つ連通するように設けられ、前記伝動チャンバの中には第一電磁石がスライドできるように設けられ、前記第一傘歯車は同時に前記第三傘歯車と前記第二傘歯車とに噛合することができ、前記第三傘歯車が回転することにより前記第一傘歯車を回転連動させることができ、これによって前記第二傘歯車を回転連動させることができ、これによって前記第一伝動軸を回転連動させることができ、前記空きチャンバの下側内壁にはプローブが前記第二傘歯車に対して左右に対称的に固定的に設けられ、両側の前記第一傘歯車が同時にスライドし前記第三傘歯車と前記第二傘歯車と噛合したことを両側の前記プローブが検知したとき、前記発電機が止まり、これによって前記第一傘歯車と、前記第三傘歯車と、前記第二傘歯車とを壊すことを防ぎ、
前記戻し装置は前記閉めチャンバに左右に対称的に設けられたスライド板を含み、前記スライド板のうち対称中心から離れた一端と前記閉めチャンバの左右両側内壁との間にはバネが固定的に連結され、前記閉めチャンバの中にはフレームがスライドできるように設けられ、前記フレームの中には上下に貫通したスライドチャンバが設けられ、前記スライドチャンバの中には偏心輪が回転できるように設けられ、前記偏心輪が前記第一伝動軸に固定的に連結され、前記フレームの左右両端には直ロッドが対称的に固定的に連結され、
前記回転装置は前記旋転チャンバの中に回転できるように設けられた連結軸を含み、前記連結軸の上端が前記窓に固定的に連結され、前記連結軸の下端には回転ロッドがヒンジによって連結され、前記回転ロッドの左端にはヒンジ軸がヒンジによって連結され、前記ヒンジ軸の下端にはスライドブロックが固定的に連結され、前記旋転チャンバの下側内壁の中にはスライドブロック溝が連通するように設けられ、前記スライドブロックの下端が前記スライドブロック溝の中に伸びており、前記回転ロッドの中にはスライドロッド溝が上下に貫通するように設けられ、前記スライドロッド溝の中にはスライドロッドがスライドできるように設けられ、前記スライドロッドの右端が前記旋転チャンバの右側内壁にヒンジによって連結され、
前記ロック装置は前記歯車チャンバの中にスライドできるように設けられた移動軸を含み、前記移動軸には第一爪車と第二爪車とが回転できるように連結され、前記スライドブロック溝の中にはラックがスライドできるように設けられ、前記ラックの右端が前記スライドブロックに固定的に連結され、前記歯車チャンバの前側内壁の中には移動チャンバが連通するように設けられ、前記移動チャンバの中には第三電磁石がスライドできるように設けられ、前記移動軸の前側と前記第三電磁石とが固定的に連結され、前記第三電磁石が通電された後に前記移動軸をスライド連動させることができ、これによって前記第一爪車と前記第二爪車とをスライド連動させて前記ラックと噛合させまたは離脱させることができ、前記移動軸の周面には二つの歯止めが固定的に連結され、二つの歯止めがそれぞれ前記第一爪車と前記第二爪車と片方向で噛合するように連結され、右側の前記歯止めは前記第一爪車が時計回りに回転することを阻害でき、前側の前記歯止めは前記第二爪車が反時計回りに回転することを阻害でき、前記歯車チャンバの後側内壁の中には内チャンバが連通するように設けられ、前記移動軸の後端が前記内チャンバの中に伸びていることを特徴とする窓の開く程度をコントロールできるロック。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は安全防盗分野を取り上げて、具体的には窓の開く程度をコントロールできるロックである。
【背景技術】
【0002】
生活の中で、建築物の窓が高いところに取り付けられたことがあり、人々は高いところに登るしかこういう窓を開閉することができないし、自在に窓の開く程度も調整できず、時間も労力もかかり、現在高いところに取り付けられた窓の開く程度を自動的にコントロール装置はまだなく、従って、自動的に窓の開く程度をコントロールでき、且つ窓をロックすることができるロックを設計する必要があり、本装置は人々が高いところに登って窓を開閉しロックすることを避け、時間を節約し、安全性を向上させた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第105484610号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は窓の開く程度をコントロールできるロックを提供し、それは上記の現在の技術中の問題を解決できる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するため、本発明は以下の技術プランを採用する:本発明の窓の開く程度をコントロールできるロックは、壁を含み、前記壁の中には回転チャンバが前後に貫通するように設けられ、前記回転チャンバの中には窓が回転できるように設けられ、前記窓の中には第一伝動軸が固定的に連結され、前記回転チャンバの上側内壁の中には空きチャンバが設けられ、前記空きチャンバの中には起動装置が設けられ、前記空きチャンバの上側内壁の中には発電機が設けられ、
前記発電機には回転軸が固定的に連結され、前記上回転軸のうち前記発電機から離れた一端には第三傘歯車が固定的に連結され、前記第三傘歯車は前記起動装置と噛合することができ、前記第一伝動軸の上側には第二傘歯車が固定的に連結され、前記第二傘歯車も前記起動装置と噛合でき、前記回転チャンバと前記空きチャンバとの間には閉めチャンバが設けられ、前記閉めチャンバの中には戻し装置が設けられ、前記戻し装置が前記第一伝動軸に固定的に連結され、前記回転チャンバの下側内壁の中には旋転チャンバが連通するように設けられ、前記旋転チャンバの中には回転装置が設けられ、前記回転装置の上端が前記窓に固定的に連結され、前記旋転チャンバの左側内壁の中には歯車チャンバが連通するように設けられ、前記歯車チャンバの中にはロック装置が設けられ、前記ロック装置と前記戻し装置とが噛合するように連結され、前記起動装置は前記空きチャンバの中に左右に対称的に設けられた回転可能な第一傘歯車を含み、前記第一傘歯車のうち対称中心から離れた一端には歯車軸が固定的に連結され、前記空きチャンバの左右両側内壁の中には伝動チャンバが対称的に、且つ連通するように設けられ、前記伝動チャンバの中には第一電磁石がスライドできるように設けられ、前記第一傘歯車は同時に前記第三傘歯車と前記第二傘歯車とに噛合することができ、前記第三傘歯車が回転することにより前記第一傘歯車を回転連動させることができ、これによって前記第二傘歯車を回転連動させることができ、これによって前記第一伝動軸を回転連動させることができ、前記空きチャンバの下側内壁にはプローブが前記第二傘歯車に対して左右に対称的に固定的に設けられ、両側の前記第一傘歯車が同時にスライドし前記第三傘歯車と前記第二傘歯車と噛合したことを両側の前記プローブが検知したとき、前記発電機が止まり、これによって前記第一傘歯車と、前記第三傘歯車と、前記第二傘歯車とを壊すことを防ぐ。
【0006】
更の技術プラン、前記戻し装置は前記閉めチャンバに左右に対称的に設けられたスライド板を含み、前記スライド板のうち対称中心から離れた一端と前記閉めチャンバの左右両側内壁との間にはバネが固定的に連結され、前記閉めチャンバの中にはフレームがスライドできるように設けられ、前記フレームの中には上下に貫通したスライドチャンバが設けられ、前記スライドチャンバの中には偏心輪が回転できるように設けられ、前記偏心輪が前記第一伝動軸に固定的に連結され、前記フレームの左右両端には直ロッドが対称的に固定的に連結され、前記直ロッドは前記スライド板を押すことによって前記バネを圧縮することができ、前記バネの弾力作用によって前記偏心輪が反転する傾向を持つ。
【0007】
更の技術プラン、前記回転装置は前記旋転チャンバの中に回転できるように設けられた連結軸を含み、前記連結軸の上端が前記窓に固定的に連結され、前記連結軸の下端には回転ロッドがヒンジによって連結され、前記回転ロッドの左端にはヒンジ軸がヒンジによって連結され、前記ヒンジ軸の下端にはスライドブロックが固定的に連結され、前記旋転チャンバの下側内壁の中にはスライドブロック溝が連通するように設けられ、前記スライドブロックの下端が前記スライドブロック溝の中に伸びており、前記回転ロッドの中にはスライドロッド溝が上下に貫通するように設けられ、前記スライドロッド溝の中にはスライドロッドがスライドできるように設けられ、前記スライドロッドの右端が前記旋転チャンバの右側内壁にヒンジによって連結され、これによって前記回転ロッドが回転するときに支点を提供でき、これによって前記スライドブロックが前記スライドブロック溝に沿って左右にスライドすることができる。
【0008】
更の技術プラン、前記ロック装置は前記歯車チャンバの中にスライドできるように設けられた移動軸を含み、前記移動軸には第一爪車と第二爪車とが回転できるように連結され、前記スライドブロック溝の中にはラックがスライドできるように設けられ、前記ラックの右端が前記スライドブロックに固定的に連結され、前記歯車チャンバの前側内壁の中には移動チャンバが連通するように設けられ、前記移動チャンバの中には第三電磁石がスライドできるように設けられ、前記移動軸の前側と前記第三電磁石とが固定的に連結され、前記第三電磁石が通電された後に前記移動軸をスライド連動させることができ、これによって前記第一爪車と前記第二爪車とをスライド連動させて前記ラックと噛合させまたは離脱させることができ、前記移動軸の周面には二つの歯止めが固定的に連結され、二つの歯止めがそれぞれ前記第一爪車と前記第二爪車と片方向で噛合するように連結され、右側の前記歯止めは前記第一爪車が時計回りに回転することを阻害でき、前側の前記歯止めは前記第二爪車が反時計回りに回転することを阻害でき、前記歯車チャンバの後側内壁の中には内チャンバが連通するように設けられ、前記移動軸の後端が前記内チャンバの中に伸びている。
【発明の効果】
【0009】
本発明は構造が簡単で、操作が便利であり、自動的に窓の開く程度をコントロールでき、また窓をロックすることもでき、本装置は人々が高いところに登って窓を開閉しロックすることを避け、時間を節約し、安全性を向上させた。
【図面の簡単な説明】
【0010】
下記に
図1〜6をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:
図1は本発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と
図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0011】
【
図1】
図1は本発明の窓の開く程度をコントロールできるロックの内部構成略図
【発明を実施するための形態】
【0012】
図1〜6を参照し、本発明の窓の開く程度をコントロールできるロックは、壁22を含み、前記壁22の中には回転チャンバ80が前後に貫通するように設けられ、前記回転チャンバ80の中には窓15が回転できるように設けられ、前記窓15の中には第一伝動軸16が固定的に連結され、前記回転チャンバ80の上側内壁の中には空きチャンバ26が設けられ、前記空きチャンバ26の中には起動装置100が設けられ、前記空きチャンバ26の上側内壁の中には発電機24が設けられ、
前記発電機24には回転軸50が固定的に連結され、前記上回転軸50のうち前記発電機24から離れた一端には第三傘歯車23が固定的に連結され、前記第三傘歯車23は前記起動装置100と噛合することができ、前記第一伝動軸16の上側には第二傘歯車13が固定的に連結され、前記第二傘歯車13も前記起動装置100と噛合でき、前記回転チャンバ80と前記空きチャンバ26との間には閉めチャンバ34が設けられ、前記閉めチャンバ34の中には戻し装置101が設けられ、前記戻し装置101が前記第一伝動軸16に固定的に連結され、前記回転チャンバ80の下側内壁の中には旋転チャンバ43が連通するように設けられ、前記旋転チャンバ43の中には回転装置102が設けられ、前記回転装置102の上端が前記窓15に固定的に連結され、前記旋転チャンバ43の左側内壁の中には歯車チャンバ19が連通するように設けられ、前記歯車チャンバ19の中にはロック装置103が設けられ、前記ロック装置103と前記戻し装置101とが噛合するように連結され、前記起動装置100は前記空きチャンバ26の中に左右に対称的に設けられた回転可能な第一傘歯車12を含み、前記第一傘歯車12のうち対称中心から離れた一端には歯車軸25が固定的に連結され、前記空きチャンバ26の左右両側内壁の中には伝動チャンバ10が対称的に、且つ連通するように設けられ、前記伝動チャンバ10の中には第一電磁石11がスライドできるように設けられ、前記第一傘歯車12は同時に前記第三傘歯車23と前記第二傘歯車13とに噛合することができ、前記第三傘歯車23が回転することにより前記第一傘歯車12を回転連動させることができ、これによって前記第二傘歯車13を回転連動させることができ、これによって前記第一伝動軸16を回転連動させることができ、前記空きチャンバ26の下側内壁にはプローブ14が前記第二傘歯車13に対して左右に対称的に固定的に設けられ、両側の前記第一傘歯車12が同時にスライドし前記第三傘歯車23と前記第二傘歯車13と噛合したことを両側の前記プローブ14が検知したとき、前記発電機24が止まり、これによって前記第一傘歯車12と、前記第三傘歯車23と、前記第二傘歯車13とを壊すことを防ぐ。
【0013】
有益に、前記戻し装置101は前記閉めチャンバ34に左右に対称的に設けられたスライド板33を含み、前記スライド板33のうち対称中心から離れた一端と前記閉めチャンバ34の左右両側内壁との間にはバネ32が固定的に連結され、前記閉めチャンバ34の中にはフレーム36がスライドできるように設けられ、前記フレーム36の中には上下に貫通したスライドチャンバ90が設けられ、前記スライドチャンバ90の中には偏心輪35が回転できるように設けられ、前記偏心輪35が前記第一伝動軸16に固定的に連結され、前記フレーム36の左右両端には直ロッド37が対称的に固定的に連結され、前記直ロッド37は前記スライド板33を押すことによって前記バネ32を圧縮することができ、前記バネ32の弾力作用によって前記偏心輪35が反転する傾向を持つ。
【0014】
有益に、前記回転装置102は前記旋転チャンバ43の中に回転できるように設けられた連結軸40を含み、前記連結軸40の上端が前記窓15に固定的に連結され、前記連結軸40の下端には回転ロッド41がヒンジによって連結され、前記回転ロッド41の左端にはヒンジ軸44がヒンジによって連結され、前記ヒンジ軸44の下端にはスライドブロック20が固定的に連結され、前記旋転チャンバ43の下側内壁の中にはスライドブロック溝21が連通するように設けられ、前記スライドブロック20の下端が前記スライドブロック溝21の中に伸びており、前記回転ロッド41の中にはスライドロッド溝42が上下に貫通するように設けられ、前記スライドロッド溝42の中にはスライドロッド38がスライドできるように設けられ、前記スライドロッド38の右端が前記旋転チャンバ43の右側内壁にヒンジによって連結され、これによって前記回転ロッド41が回転するときに支点を提供でき、これによって前記スライドブロック20が前記スライドブロック溝21に沿って左右にスライドすることができる。
【0015】
有益に、前記ロック装置103は前記歯車チャンバ19の中にスライドできるように設けられた移動軸27を含み、前記移動軸27には第一爪車17と第二爪車47とが回転できるように連結され、前記スライドブロック溝21の中にはラック30がスライドできるように設けられ、前記ラック30の右端が前記スライドブロック20に固定的に連結され、前記歯車チャンバ19の前側内壁の中には移動チャンバ49が連通するように設けられ、前記移動チャンバ49の中には第三電磁石46がスライドできるように設けられ、前記移動軸27の前側と前記第三電磁石46とが固定的に連結され、前記第三電磁石46が通電された後に前記移動軸27をスライド連動させることができ、これによって前記第一爪車17と前記第二爪車47とをスライド連動させて前記ラック30と噛合させまたは離脱させることができ、前記移動軸27の周面には二つの歯止め29が固定的に連結され、二つの歯止めがそれぞれ前記第一爪車17と前記第二爪車47と片方向で噛合するように連結され、右側の前記歯止め29は前記第一爪車17が時計回りに回転することを阻害でき、前側の前記歯止め29は前記第二爪車47が反時計回りに回転することを阻害でき、前記歯車チャンバ19の後側内壁の中には内チャンバ31が連通するように設けられ、前記移動軸27の後端が前記内チャンバ31の中に伸びている。
【0016】
初期状態に、第二電磁石ブロック45が通電され、これによって両側の第一傘歯車12を第三傘歯車23と第二傘歯車13と噛合できないようにする。
【0017】
使用時に、左側の第二電磁石ブロック45の通電状態を解除し、このとき左側の第一電磁石11がスライドし第二電磁石ブロック45から離れ、これによって歯車軸25を押してスライドさせ、これによって第一傘歯車12をスライド連動させて第二傘歯車13及び第三傘歯車23と噛合させ、このとき発電機24を始動し、これによって第三傘歯車23を連動させ、これによって第一傘歯車12を回転連動させ、これによって第二傘歯車13を回転連動させ、これによって第一伝動軸16で窓15を回転連動させ、これによって連結軸40を回転連動させ、回転ロッド41と連結軸40との間がヒンジによって連結されているため、このとき回転ロッド41は連結軸40を中心に回転することができ、同時にスライドロッド38のガイド支持により、回転ロッド41はヒンジ軸44をスライド連動させることができ、ヒンジ軸44と回転ロッド41との間がヒンジによって連結されているため、このときヒンジ軸44と回転ロッド41とが相対回転し、同時にヒンジ軸44はスライドブロック20を連動させ、スライドブロック20がスライドブロック溝21に沿って右へスライドすることができ、これによってラック30を右へスライド連動させることができ、このとき第一爪車17とラック30とが噛合し、このとき後側の歯止め29は第一爪車17の回転に阻害しないのであり、窓15が使用者が求める角度に達したとき、左側の第二電磁石ブロック45を通電させ、発電機24を止め、このとき第一伝動軸16が窓15を回転連動させる同時に偏心輪35を回転連動させ、これによってフレーム36を押しスライドさせ、これによって直ロッド37をスライド連動させ、これによって左側のスライド板33を押しスライドさせ、左側のスライド板33が左側のバネ32を圧縮し、左側のバネ32の弾力作用により、偏心輪35が回転する傾向を持ち、これによって第一伝動軸16が窓15を回転連動させる傾向を持ち、このとき後側の歯止め29が第一爪車17の反転を阻害することにより、窓15の回転を阻止し、これによって窓15をロックでき、窓15を閉めるとき、右側の第二電磁石ブロック45の通電状態を解除し、また左側の第二電磁石ブロック45を通電させ、このとき右側の第一電磁石11がスライドし右側の第二電磁石ブロック45から離れ、これによって右側の歯車軸25を押しスライドさせ、これによって右側の第一傘歯車12をスライド連動させて第二傘歯車13及び第三傘歯車23と噛合させ、このとき発電機24を始動し、これによって第三傘歯車23を回転連動させ、これによって第一傘歯車12を回転連動させ、これによって第二傘歯車13を回転連動させ、これによって第一伝動軸16で窓15を回転連動させ、これによって連結軸40を回転連動させ、回転ロッド41と連結軸40との間がヒンジによって連結されているため、このとき回転ロッド41は連結軸40を中心に回転することができ、同時にスライドロッド38のガイド支持により、回転ロッド41はヒンジ軸44をスライド連動させることができ、ヒンジ軸44と回転ロッド41との間がヒンジによって連結されているため、このときヒンジ軸44と回転ロッド41とが相対回転し、同時にヒンジ軸44はスライドブロック20を連動させて、スライドブロック20にスライドブロック溝21に沿って左へスライドさせ、これによってラック30を左へスライド連動させ、このとき第二爪車47とラック30とが噛合し、このとき前側の爪車29が第二爪車47の回転に影響しないのであり、第一伝動軸16が窓15を回転連動させる同時に偏心輪35を回転連動させ、これによってフレーム36を押しスライドさせ、これによって直ロッド37をスライド連動させ、これによって左側のスライド板33を押しスライドさせ、左側のスライド板33が左側のバネ32を圧縮し、右側のバネ32の弾力作用により、偏心輪35が回転する傾向を持ち、これによって第一伝動軸16が窓15を回転連動させる傾向を持ち、これによってスライドブロック20が右へスライドする傾向を持ち、このとき前側の歯止め29が第一爪車17の反転を阻害することにより、窓15の回転を阻止できる。
【0018】
有益効果は:本発明は構造が簡単で、操作が便利であり、自動的に窓の開く程度をコントロールでき、また窓をロックすることもでき、本装置は人々が高いところに登って窓を開閉しロックすることを避け、時間を節約し、安全性を向上させた。
【0019】
本分野の技術者が明確できるのは、本発明の総体精神や発想から離脱しない場合で、以上の実施例に各種な変形ができ、それらの変形がすべて本発明の保護範囲にある。本発明の保護方案は本発明の権利要求書を標準とすべきである。
【要約】
【課題】本発明は窓の開く程度をコントロールできるロックを開示した。
【解決手段】
壁を含み、前記壁の中には回転チャンバが前後に貫通するように設けられ、前記回転チャンバの中には窓が回転できるように設けられ、前記窓の中には第一伝動軸が固定的に連結され、前記回転チャンバの上側内壁の中には空きチャンバが設けられ、前記空きチャンバの中には起動装置が設けられ、前記空きチャンバの上側内壁の中には発電機が設けられ、前記発電機には上回転軸が固定的に連結され、前記上回転軸のうち前記発電機から離れた一端には第三傘歯車が固定的に連結され、前記第三傘歯車は前記起動装置と噛合することができ、前記第一伝動軸の上側には第二傘歯車が固定的に連結されている。
【選択図】
図1