(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6718069
(24)【登録日】2020年6月16日
(45)【発行日】2020年7月8日
(54)【発明の名称】道路上の空気への汚染を下げられる街灯
(51)【国際特許分類】
B01D 47/04 20060101AFI20200629BHJP
F21S 8/08 20060101ALI20200629BHJP
F21S 9/03 20060101ALI20200629BHJP
F21V 33/00 20060101ALI20200629BHJP
【FI】
B01D47/04
F21S8/08 110
F21S8/08 400
F21S9/03
F21V33/00 400
【請求項の数】7
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2019-134932(P2019-134932)
(22)【出願日】2019年7月22日
【審査請求日】2019年8月6日
(31)【優先権主張番号】201910578998.6
(32)【優先日】2019年6月29日
(33)【優先権主張国】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】520130867
【氏名又は名称】厦門恰驫灯具有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】718003500
【氏名又は名称】鄒 静文
(72)【発明者】
【氏名】楼碧云
【審査官】
安食 泰秀
(56)【参考文献】
【文献】
特開2006−332026(JP,A)
【文献】
特開2013−072626(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B01D 47/04
F21S 8/08
F21S 9/03
F21V 33/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
正面視で、ベースを含み、前記ベースの頂端にはランプ支柱が固定的に設置され、前記ランプ支柱の頂端には道路を照明できる照明ライトが設置され、
前記ランプ支柱の中には除塵チャンバが設置され、前記除塵チャンバの中には空気内の粉塵顆粒を少なくできる除塵装置が設置され、前記除塵チャンバの頂壁の中には外部空間と連通している吸気チャンバが設置され、前記吸気チャンバの中には大気を設備の中に吸い込むことができる吸気装置が設置され、前記除塵チャンバと前記吸気チャンバとの間が空気入り管によって連通されており、前記除塵チャンバには空気放出管が外部空間と連通するように設置され、
前記除塵チャンバの底壁の中には動力チャンバが設置され、前記動力チャンバの底壁の中には転送チャンバが設置され、前記転送チャンバの底壁の中には転送かめが設置され、前記転送かめの底壁の中には大気粉塵を貯蔵できる粉塵貯蔵チャンバが設置され、前記転送チャンバの中には大気粉塵を含んだ溶液を前記粉塵貯蔵チャンバの中に転送できる転送装置が設置され、前記粉塵貯蔵チャンバの中には大気粉塵と溶液とを分離させることができる循環システムが設置され、
前記動力チャンバの中には設備を駆動して持続的に作動させることができる動力装置が設置されていることを特徴とする道路上の空気への汚染を下げられる街灯。
【請求項2】
前記ランプ支柱の頂端には太陽エネルギーを電気エネルギーに転化できる太陽電池板が設置されていることを特徴とする請求項1に記載の道路上の空気への汚染を下げられる街灯。
【請求項3】
前記動力装置は前記動力チャンバの底壁の中に設置された電動機を含み、前記動力チャンバの中には動力軸が設置され、前記動力軸の底端が前記電動機と動力が伝達できるように連結され、前記動力軸の頂端には前記除塵装置を回転連動させることができる動力ギヤが設置されていることを特徴とする請求項1に記載の道路上の空気への汚染を下げられる街灯。
【請求項4】
前記除塵装置は前記除塵チャンバの中に設置された発泡器を含み、前記発泡器が前記空気入り管の中に設置され、それによって大気をバブル状に分散させることができ、前記除塵チャンバの中には除塵軸が設置され、前記除塵軸の外壁には前記除塵チャンバの中に位置している混合棒が設置され、前記除塵軸の外壁には前記動力チャンバの中に位置しており、且つ前記動力ギヤと噛み合っている伝動ギヤが設置され、
前記吸気チャンバのうち前記除塵チャンバに近接している片側壁の中には変速チャンバが設置され、前記除塵軸の頂端には前記変速チャンバの中に位置しており、且つ前記吸気装置を回転連動させることができる内歯車が設置されていることを特徴とする請求項3に記載の道路上の空気への汚染を下げられる街灯。
【請求項5】
前記吸気装置は前記吸気チャンバの中に設置された吸気軸を含み、前記吸気軸の外壁には上下対称の吸気ファンが設置され、前記吸気軸の底端には前記変速チャンバの中に位置している太陽歯車が設置され、前記太陽歯車と前記内歯車との間には遊星歯車が伝動できるように設置されていることを特徴とする請求項4に記載の道路上の空気への汚染を下げられる街灯。
【請求項6】
前記転送装置は前記転送かめの中にスライドできるように設置されたピストンを含み、前記ピストンの頂端にはピストンロッドが前後対称的に設置され、前記転送チャンバの中には転送軸が前後対称的に設置され、前記転送軸のうち前記ピストンロッドに近接している一端には回転盤が設置され、前記回転盤のうち前記転送軸から離れている片側端壁と前記ピストンロッドとの間がコンロッドによってヒンジで連結され、前記転送軸のうち前記ピストンロッドから離れている一端には第一転送ギヤが設置され、
前記転送チャンバの中には伝動軸が設置され、前記伝動軸の頂端には前記動力チャンバの中に位置しており、且つ前記伝動ギヤと噛み合っている第二転送ギヤが設置され、前記伝動軸の底端には前記転送チャンバの中に位置しており、且つ前記第一転送ギヤと噛み合っている伝動ベベルギヤが設置され、
前記転送かめと前記粉塵貯蔵チャンバとの間は水排出管によって連通されており、前記転送かめと前記除塵チャンバとの間が水入り管によって連通されていることを特徴とする請求項5に記載の道路上の空気への汚染を下げられる街灯。
【請求項7】
前記循環システムは前記粉塵貯蔵チャンバの底壁の中に設置された電熱板を含み、前記粉塵貯蔵チャンバの中には大気粉塵をろ過できるフィルターが設置され、前記粉塵貯蔵チャンバの右壁には気化された溶液を凝縮できる凝縮器が設置され、
前記凝縮器と前記粉塵貯蔵チャンバとの間には循環気管が連通するように設置され、前記除塵軸の底端には前記粉塵貯蔵チャンバの中に位置している旋転ブロックが設置され、前記旋転ブロックの端壁には前記フィルターと接触して作動し合っている刷毛が設置されていることを特徴とする請求項6に記載の道路上の空気への汚染を下げられる街灯。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は照明分野に関わり、具体的には道路上の空気への汚染を下げられる街灯である。
【背景技術】
【0002】
社会の発展につれて、自用車の保有台数が増えつつ、しかし車両は内燃機関エンジンを利用して駆動されるのであり、従って、道路で走っている過程に大量の排気ガスを生み出し、車両の排気ガスの中には大量の粉塵の顆粒物があり、例えばPM2.5、空気へ深刻な汚染をもたらし、人の健康を脅かし、今まで、道路の両側にはいずれも照明用の街灯が取り付けられており、しかしその機能は単一であり、既存の道路の空気への汚染を下げる方法は水溶液を噴霧化して大気の中に噴射し、その方法は車両が道路に沿って走ることを要求し、車両の通常の前進に影響し、且つ道路が湿って滑るようになり、通行人の通行に影響し、また処理効果は限界があり、従って、本発明は通行人と車両の運転に影響しない道路上の空気への汚染を下げられる街灯をデザインすることを目指している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第107504460号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
技術上の問題:
伝統的な道路上の空気への汚染を下げる方法は車両が道路で走って水溶液を噴霧化して大気の中に噴射するのであり、道路が湿って滑るようになり、通行人の通常の通行に影響し、且つ処理効果は限界がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の問題を解決するために、本発明の実施例は道路上の空気への汚染を下げられる街灯をデザインした。本発明の実施例の道路上の空気への汚染を下げられる街灯は、ベースを含み、前記ベースの頂端にはランプ支柱が固定的に設置され、前記ランプ支柱の頂端には道路を照明できる照明ライトが設置され、前記ランプ支柱の中には除塵チャンバが設置され、前記除塵チャンバの中には空気内の粉塵顆粒を少なくできる除塵装置が設置され、前記除塵チャンバの頂壁の中には外部空間と連通している吸気チャンバが設置され、前記吸気チャンバの中には大気を設備の中に吸い込むことができる吸気装置が設置され、前記除塵チャンバと前記吸気チャンバとの間が空気入り管によって連通されており、それによって前記吸気装置によって吸い込まれた大気は前記除塵装置の中に入り、さらに浄化作業を行い、前記除塵チャンバには空気放出管が外部空間と連通するように設置され、それによって浄化された大気を設備から排出でき、前記除塵チャンバの底壁の中には動力チャンバが設置され、前記動力チャンバの底壁の中には転送チャンバが設置され、前記転送チャンバの底壁の中には転送かめが設置され、前記転送かめの底壁の中には大気粉塵を貯蔵できる粉塵貯蔵チャンバが設置され、前記転送チャンバの中には大気粉塵を含んだ溶液を前記粉塵貯蔵チャンバの中に転送できる転送装置が設置され、前記粉塵貯蔵チャンバの中には大気粉塵と溶液とを分離させることができる循環システムが設置され、それによって設備は持続的に作動することを保証でき、設備は空気を浄化する効率を高め、前記動力チャンバの中には設備を駆動して持続的に作動させることができる動力装置が設置されている。
【0006】
好ましくは、前記ランプ支柱の頂端には太陽エネルギーを電気エネルギーに転化できる太陽電池板が設置されている。
【0007】
好ましくは、前記動力装置は前記動力チャンバの底壁の中に設置された電動機を含み、前記動力チャンバの中には動力軸が設置され、前記動力軸の底端が前記電動機と動力が伝達できるように連結され、前記動力軸の頂端には前記除塵装置を回転連動させることができる動力ギヤが設置されている。
【0008】
好ましくは、前記除塵装置は前記除塵チャンバの中に設置された発泡器を含み、前記発泡器が前記空気入り管の中に設置され、それによって大気をバブル状に分散させることができ、前記除塵チャンバの中には除塵軸が設置され、前記除塵軸の外壁には前記除塵チャンバの中に位置している混合棒が設置され、それによってバブル状の大気を広げ、空気の浄化効率を高め、前記除塵軸の外壁には前記動力チャンバの中に位置しており、且つ前記動力ギヤと噛み合っている伝動ギヤが設置され、それによって前記伝動ギヤは前記除塵軸によって前記混合棒を回転連動させることができ、前記吸気チャンバのうち前記除塵チャンバに近接している片側壁の中には変速チャンバが設置され、前記除塵軸の頂端には前記変速チャンバの中に位置しており、且つ前記吸気装置を回転連動させることができる内歯車が設置されている。
【0009】
好ましくは、前記吸気装置は前記吸気チャンバの中に設置された吸気軸を含み、前記吸気軸の外壁には上下対称の吸気ファンが設置され、それによって空気を設備の中に吸い込むことができ、前記吸気軸の底端には前記変速チャンバの中に位置している太陽歯車が設置され、前記太陽歯車と前記内歯車との間には遊星歯車が伝動できるように設置され、それによって前記内歯車は前記遊星歯車と前記太陽歯車とによって前記吸気軸を回転連動させることができる。
【0010】
好ましくは、前記転送装置は前記転送かめの中にスライドできるように設置されたピストンを含み、前記ピストンの頂端にはピストンロッドが前後対称的に設置され、前記転送チャンバの中には転送軸が前後対称的に設置され、前記転送軸のうち前記ピストンロッドに近接している一端には回転盤が設置され、前記回転盤のうち前記転送軸から離れている片側端壁と前記ピストンロッドとの間がコンロッドによってヒンジで連結され、前記転送軸のうち前記ピストンロッドから離れている一端には第一転送ギヤが設置され、それによって前記転送軸は前記回転盤と、前記コンロッドと、前記ピストンロッドとによって前記ピストンを上下にスライド連動させることができ、前記転送チャンバの中には伝動軸が設置され、前記伝動軸の頂端には前記動力チャンバの中に位置しており、且つ前記伝動ギヤと噛み合っている第二転送ギヤが設置され、前記伝動軸の底端には前記転送チャンバの中に位置しており、且つ前記第一転送ギヤと噛み合っている伝動ベベルギヤが設置され、それによって伝動ギヤは前記第二転送ギヤと、前記伝動軸と、前記伝動ベベルギヤと、前記第一転送ギヤとによって前記転送軸を回転連動させることができ、前記転送かめと前記粉塵貯蔵チャンバとの間は水排出管によって連通されており、前記転送かめと前記除塵チャンバとの間が水入り管によって連通されており、それによって前記除塵チャンバの中の大気粉塵を含んだ溶液を前記粉塵貯蔵チャンバの中に転送することができる。
【0011】
好ましくは、前記循環システムは前記粉塵貯蔵チャンバの底壁の中に設置された電熱板を含み、それによって前記粉塵貯蔵チャンバの中に入った溶液を気化でき、大気粉塵と溶液とを分離させ、前記粉塵貯蔵チャンバの中には大気粉塵をろ過できるフィルターが設置され、前記粉塵貯蔵チャンバの右壁には気化された溶液を凝縮できる凝縮器が設置され、前記凝縮器と前記粉塵貯蔵チャンバとの間には循環気管が連通するように設置され、それによって分離した溶液を凝縮した後に前記除塵チャンバの中に入らせ、前記除塵軸の底端には前記粉塵貯蔵チャンバの中に位置している旋転ブロックが設置され、前記旋転ブロックの端壁には前記フィルターと接触して作動し合っている刷毛が設置され、それによって前記フィルターのろ過効果を保証できる。
【発明の効果】
【0012】
本発明の有益な効果は:本発明は構成が簡単で、操作とメンテナンスが便利であり、道路上の一定範囲内の大気に持続的に空気浄化作業を行い、また運転用の道路を占用しなく、通行人の通行に影響しなく、また本設備の中の浄化用溶液は循環使用されることができ、資源を節約して大気を浄化するコストを下げ、設備の使用寿命を延ばし、従って、本設備はより高い使用と普及する価値がある。
【図面の簡単な説明】
【0013】
説明しやすいために、本発明を下記の具体的な実施例及び附図をもって詳しく説明する。下記に
図1〜4をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:
図1は本発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と
図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0014】
【
図1】
図1は本発明の道路上の空気への汚染を下げられる街灯の全体構成概略図
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明の道路上の空気への汚染を下げられる街灯は、ベース23を含み、前記ベース23の頂端にはランプ支柱12が固定的に設置され、前記ランプ支柱12の頂端には道路を照明できる照明ライト13が設置され、前記ランプ支柱12の中には除塵チャンバ16が設置され、前記除塵チャンバ16の中には空気内の粉塵顆粒を少なくできる除塵装置102が設置され、前記除塵チャンバ16の頂壁の中には外部空間と連通している吸気チャンバ14が設置され、前記吸気チャンバ14の中には大気を設備の中に吸い込むことができる吸気装置103が設置され、前記除塵チャンバ16と前記吸気チャンバ14との間が空気入り管26によって連通されており、それによって前記吸気装置103によって吸い込まれた大気は前記除塵装置102の中に入り、さらに浄化作業を行い、前記除塵チャンバ16には空気放出管52が外部空間と連通するように設置され、それによって浄化された大気を設備から排出でき、前記除塵チャンバ16の底壁の中には動力チャンバ29が設置され、前記動力チャンバ29の底壁の中には転送チャンバ19が設置され、前記転送チャンバ19の底壁の中には転送かめ20が設置され、前記転送かめ20の底壁の中には大気粉塵を貯蔵できる粉塵貯蔵チャンバ21が設置され、前記転送チャンバ20の中には大気粉塵を含んだ溶液を前記粉塵貯蔵チャンバ21の中に転送できる転送装置104が設置され、前記粉塵貯蔵チャンバ21の中には大気粉塵と溶液とを分離させることができる循環システム105が設置され、それによって設備は持続的に作動することを保証でき、設備は空気を浄化する効率を高め、前記動力チャンバ29の中には設備を駆動して持続的に作動させることができる動力装置101が設置されている。
【0016】
有益なように、前記ランプ支柱12の頂端には太陽エネルギーを電気エネルギーに転化できる太陽電池板11が設置されている。
【0017】
有益なように、前記動力装置101は前記動力チャンバ29の底壁の中に設置された電動機18を含み、前記動力チャンバ29の中には動力軸28が設置され、前記動力軸28の底端が前記電動機18と動力が伝達できるように連結され、前記動力軸28の頂端には前記除塵装置102を回転連動させることができる動力ギヤ27が設置されている。
【0018】
有益なように、前記除塵装置102は前記除塵チャンバ16の中に設置された発泡器25を含み、前記発泡器25が前記空気入り管26の中に設置され、それによって大気をバブル状に分散させることができ、前記除塵チャンバ16の中には除塵軸17が設置され、前記除塵軸17の外壁には前記除塵チャンバ16の中に位置している混合棒24が設置され、それによってバブル状の大気を広げ、空気の浄化効率を高め、前記除塵軸17の外壁には前記動力チャンバ29の中に位置しており、且つ前記動力ギヤ27と噛み合っている伝動ギヤ44が設置され、それによって前記伝動ギヤ44は前記除塵軸17によって前記混合棒24を回転連動させることができ、前記吸気チャンバ14のうち前記除塵チャンバ16に近接している片側壁の中には変速チャンバ15が設置され、前記除塵軸17の頂端には前記変速チャンバ15の中に位置しており、且つ前記吸気装置103を回転連動させることができる内歯車48が設置されている。
【0019】
有益なように、前記吸気装置103は前記吸気チャンバ14の中に設置された吸気軸46を含み、前記吸気軸46の外壁には上下対称の吸気ファン45が設置され、それによって空気を設備の中に吸い込むことができ、前記吸気軸46の底端には前記変速チャンバ15の中に位置している太陽歯車49が設置され、前記太陽歯車49と前記内歯車48との間には遊星歯車47が伝動できるように設置され、それによって前記内歯車48は前記遊星歯車47と前記太陽歯車49とによって前記吸気軸46を回転連動させることができる。
【0020】
有益なように、前記転送装置104は前記転送かめ20の中にスライドできるように設置されたピストン36を含み、前記ピストン36の頂端にはピストンロッド37が前後対称的に設置され、前記転送チャンバ19の中には転送軸40が前後対称的に設置され、前記転送軸40のうち前記ピストンロッド37に近接している一端には回転盤38が設置され、前記回転盤38のうち前記転送軸40から離れている片側端壁と前記ピストンロッド37との間がコンロッド51によってヒンジで連結され、前記転送軸40のうち前記ピストンロッド37から離れている一端には第一転送ギヤ39が設置され、それによって前記転送軸40は前記回転盤38と、前記コンロッド51と、前記ピストンロッド37とによって前記ピストン36を上下にスライド連動させることができ、前記転送チャンバ19の中には伝動軸42が設置され、前記伝動軸42の頂端には前記動力チャンバ29の中に位置しており、且つ前記伝動ギヤ44と噛み合っている第二転送ギヤ43が設置され、前記伝動軸42の底端には前記転送チャンバ19の中に位置しており、且つ前記第一転送ギヤ39と噛み合っている伝動ベベルギヤ41が設置され、それによって伝動ギヤ44は前記第二転送ギヤ43と、前記伝動軸42と、前記伝動ベベルギヤ41と、前記第一転送ギヤ39とによって前記転送軸40を回転連動させることができ、前記転送かめ20と前記粉塵貯蔵チャンバ21との間は水排出管34によって連通されており、前記転送かめ20と前記除塵チャンバ16との間が水入り管35によって連通されており、それによって前記除塵チャンバ16の中の大気粉塵を含んだ溶液を前記粉塵貯蔵チャンバ21の中に転送することができる。
【0021】
有益なように、前記循環システム105は前記粉塵貯蔵チャンバ21の底壁の中に設置された電熱板22を含み、それによって前記粉塵貯蔵チャンバ21の中に入った溶液を気化でき、大気粉塵と溶液とを分離させ、前記粉塵貯蔵チャンバ21の中には大気粉塵をろ過できるフィルター31が設置され、前記粉塵貯蔵チャンバ21の右壁には気化された溶液を凝縮できる凝縮器50が設置され、前記凝縮器50と前記粉塵貯蔵チャンバ21との間には循環気管30が連通するように設置され、それによって分離した溶液を凝縮した後に前記除塵チャンバ16の中に入らせ、前記除塵軸17の底端には前記粉塵貯蔵チャンバ21の中に位置している旋転ブロック33が設置され、前記旋転ブロック33の端壁には前記フィルター31と接触して作動し合っている刷毛32が設置され、それによって前記フィルター31のろ過効果を保証できる。
【0022】
下記に附図を合わせて本発明の道路上の空気への汚染を下げられる街灯の使用ステップを詳しく説明する:
【0023】
本設備を使う時、電動機18が作動し始めて動力軸28によって動力ギヤ27を回転連動させ、さらに動力ギヤ27が伝動ギヤ44と、除塵軸17と、内歯車48と、遊星歯車47と、太陽歯車49と、吸気軸46とによって吸気ファン45を回転連動させ、さらに空気を吸い込んで空気入り管26と発泡器25とを通して除塵チャンバ16の中に送り込み、それと同時に除塵軸17が混合棒24を回転連動させ、空気と溶液とを十分に融合させ、空気と大気粉塵とを分離させ、それと同時に伝動ギヤ44が第二転送ギヤ43と、伝動軸42と、伝動ベベルギヤ41と、第一転送ギヤ39と、転送軸40とによって回転盤38を回転連動させ、さらに回転盤38がコンロッド51とピストンロッド37とによってピストン36を上下にスライド連動させ、さらに大気粉塵を含んだ溶液を粉塵貯蔵チャンバ21の中に送り込み、それと同時に電熱板22が通電加熱し、溶液と大気粉塵とを分離させ、溶液は循環気管30と凝縮器50とによって除塵チャンバ16の中に繰り返して入り、それと同時に、除塵軸17は旋転ブロック33によって刷毛32を回転連動させ、それによって大気粉塵がフィルター31の表面に付いてフィルター31のろ過効果を下げることを回避できる。
【0024】
本発明の有益な効果は:本発明は構成が簡単で、操作とメンテナンスが便利であり、道路上の一定範囲内の大気に持続的に空気浄化作業を行い、また運転用の道路を占用しなく、通行人の通行に影響しなく、また本設備の中の浄化用溶液は循環使用されることができ、資源を節約して大気を浄化するコストを下げ、設備の使用寿命を延ばし、従って、本設備はより高い使用と普及する価値がある。
【0025】
上記は、ただ発明の具体的な実施方式であり、発明の保護範囲はこれに限定されたものではなく、創造的な労働を通さなく想到できる全ての変化又は入れ替わりは、本発明の保護範囲の中に含む。したがって、発明の保護範囲は特許請求に限定された保護範囲を基準とするべきである。
【要約】
【課題】本発明は道路上の空気への汚染を下げられる街灯を開示した。
【解決手段】
ベースを含み、前記ベースの頂端にはランプ支柱が固定的に設置され、前記ランプ支柱の頂端には道路を照明できる照明ライトが設置され、前記ランプ支柱の中には除塵チャンバが設置され、前記除塵チャンバの中には空気内の粉塵顆粒を少なくできる除塵装置が設置され、前記除塵チャンバの頂壁の中には外部空間と連通している吸気チャンバが設置され、本発明は構成が簡単で、操作とメンテナンスが便利であり、道路上の一定範囲内の大気に持続的に空気浄化作業を行い、また運転用の道路を占用しなく、通行人の通行に影響しなく、また本設備の中の浄化用溶液は循環使用されることができ、資源を節約して大気を浄化するコストを下げ、設備の使用寿命を延ばし、従って、本設備はより高い使用と普及する価値がある。
【選択図】
図1