(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6718095
(24)【登録日】2020年6月16日
(45)【発行日】2020年7月8日
(54)【発明の名称】非常時用応急交通整理システム
(51)【国際特許分類】
G08G 1/095 20060101AFI20200629BHJP
G08G 1/0955 20060101ALI20200629BHJP
E01F 9/615 20160101ALI20200629BHJP
【FI】
G08G1/095 K
G08G1/0955 B
E01F9/615
【請求項の数】8
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2019-194768(P2019-194768)
(22)【出願日】2019年10月25日
【審査請求日】2019年11月26日
(31)【優先権主張番号】201910679704.9
(32)【優先日】2019年7月26日
(33)【優先権主張国】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】519230097
【氏名又は名称】广州領尚灯具有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】718003500
【氏名又は名称】鄒 静文
(72)【発明者】
【氏名】張国強
【審査官】
秋山 誠
(56)【参考文献】
【文献】
実開昭60−123098(JP,U)
【文献】
登録実用新案第3078320(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G08G 1/00−99/00
E01F 9/615
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
非常時用応急交通整理システムであって、本体を含み、
前記本体の中の上方には上空間が設けられ、前記本体の中部には中空間が設けられ、前記本体の下方には下空間が設けられ、前記上空間の前後左右内壁の中にはそれぞれ前内空間と、後内空間と、左内空間と、右内空間とが設けられ、前記前内空間と、前記後内空間と、前記左内空間と、前記右内空間とにはそれぞれ前ライトと、後ライトと、左ライトと、右ライトとが回転できるように設けられ、前記前ライトと、前記後ライトと、前記左ライトと、前記右ライトとが円柱型であり、前記前ライトと、前記後ライトと、前記左ライトと、前記右ライトとの円周面は赤色部分と、黄色部分、緑色部分とに分けられ、赤色部分が全面積の半分を占め、黄色部分と緑色部分がそれぞれ総面積の四分の一を占め、前記本体の左右側には第一指示装置が対称に設けられ、前記本体の前後側には第二指示装置が対称に設けられ、
非常時に、本交通整理システムは十字路の交通整理に使用されることができ、前記前ライトと、前記後ライトと、前記左ライトと、前記右ライトとの露出部分を制御することで、色で車と通行人に指示を与えられ、また、前記本体に設置された前記第一指示装置と前記第二指示装置との指示標識の変化により、車と通行人に秩序のいい交通整理を行うことができ、本交通整理システムは外部の動力源が必要なく、前記本体に回転できるように設置された揺動棒を一定の時間間隔で振ればいいのであることを特徴とする非常時用応急交通整理システム。
【請求項2】
前記前内空間の中には前記前ライトと固定的に連結された前短軸が回転できるように連結され、前記前短軸には第九傘歯車が固定的に連結され、前記第九傘歯車が第八傘歯車と噛合しており、前記第八傘歯車には前記前内空間の内壁と回転できるように連結された前横軸が固定的に連結され、前記前横軸が前記上空間の中に延びており、前記前横軸には左上傘歯車が固定的に連結され、前記後内空間の中には前記後ライトと固定的に連結された後短軸が回転できるように連結され、前記後短軸には第五傘歯車が固定的に連結され、前記第五傘歯車には第四傘歯車が噛合しており、前記第四傘歯車には前記後内空間の内壁と回転できるように連結された第一ロッドが固定的に連結され、前記第一ロッドは前記上空間の中に延びており、前記第一ロッドには第三傘歯車が固定的に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の非常時用応急交通整理システム。
【請求項3】
前記左内空間の中には前記左ライトと固定的に連結された左短軸が回転できるように連結され、前記左短軸には第一傘歯車が固定的に連結され、前記第一傘歯車には第二傘歯車が噛合しており、前記第二傘歯車には前記左内空間の内壁と回転できるように連結された中横軸が固定的に連結され、前記中横軸が前記上空間を貫通し前記右内空間の中に延びており、前記中横軸には右上傘歯車が固定的に連結され、前記中横軸には第七傘歯車が固定的に連結され、前記第七傘歯車には第六傘歯車が噛合しており、前記第六傘歯車には前記右ライトと固定的に連結された右短軸が固定的に連結され、前記右短軸が前記右内空間と回転できるように連結されていることを特徴とする請求項2に記載の非常時用応急交通整理システム。
【請求項4】
前記第三傘歯車と前記左上傘歯車とには左下傘歯車が噛合しており、前記左下傘歯車には前記上空間の下壁と回転できるように連結された左長軸が固定的に連結され、前記左長軸が前記中空間を貫通し前記下空間に延びており、前記右上傘歯車には右下傘歯車が噛合しており、前記右下傘歯車には前記上空間の下壁と回転できるように連結された右長軸が回転できるように連結され、前記右長軸が前記中空間を貫通し前記下空間の中に延びており、前記中空間において前記左長軸には左上スプロケットが固定的に連結され、前記中空間において前記右長軸には右上スプロケットが固定的に連結され、前記左上スプロケットと前記右上スプロケットとが上チェーンによって伝動できるように連結されていることを特徴とする請求項3に記載の非常時用応急交通整理システム。
【請求項5】
前記下空間の中において前記右長軸には右傘歯車が固定的に連結され、前記右傘歯車には右扇形傘歯車が間欠的に噛合し、前記右扇形傘歯車には前記下空間の内壁と回転できるように連結された右外短ロッドが固定的に連結され、前記揺動棒が前記右外短ロッドと固定的に連結されていることを特徴とする請求項4に記載の非常時用応急交通整理システム。
【請求項6】
前記下空間において前記左長軸には左下スプロケットが固定的に連結され、前記左下スプロケットには下チェーンが伝動できるように連結され、前記下チェーンには右下スプロケットが伝動できるように連結され、前記右下スプロケットには前記下空間の下壁と回転できるように連結された中下短軸が固定的に連結され、前記中下短軸には左扇形傘歯車が固定的に連結され、前記左扇形傘歯車には中下傘歯車が間欠的に噛合しており、前記中下傘歯車には前記下空間の内壁と回転できるように連結された下長軸が固定的に連結され、前記下長軸には前下傘歯車が固定的に連結され、前記前下傘歯車には二つの後下傘歯車が噛合しており、二つの前記後下傘歯車が前後対称に設けられ、前記後下傘歯車には前記下空間の内壁と回転できるように連結された第二ロッドが固定的に連結されていることを特徴とする請求項5に記載の非常時用応急交通整理システム。
【請求項7】
前記第一指示装置の中には第一空間が設けられ、前記第一空間の中には前記下長軸と固定的に連結された第二内傘歯車が設けられ、前記第二内傘歯車には第一内傘歯車が噛合しており、前記第一内傘歯車には前記第一空間の内壁と回転できるように連結された第一指示軸が固定的に連結され、前記第一指示装置の上方において前記第一指示軸には第一指示板が固定的に連結され、前記第二指示装置の中には第二空間が設けられ、前記第二空間の中には前記第二ロッドと固定的に連結された第三内傘歯車が設けられ、前記第三内傘歯車には第四内傘歯車が噛合しており、前記第四内傘歯車には前記第二空間の内壁と回転できるように連結された第二指示軸が固定的に連結され、前記第二指示装置の上方において前記第二指示軸には第二指示板が固定的に連結されていることを特徴とする請求項6に記載の非常時用応急交通整理システム。
【請求項8】
前記第一指示板と前記第二指示板とが両面に標識が付いている指示板であり、通行面と通行止め面に分けられていることを特徴とする請求項1に記載の非常時用応急交通整理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は交通指示設備分野を取り上げて、具体的には非常時用応急交通整理システムである。
【背景技術】
【0002】
道路は何本もあるが、人生は一回しかない。道路標識や交通信号機などは、周知の交通指示設備であり、これらは普通の指示設備に見えるが、日常では人々の安全を保護している。しかし、非常時にこれらの設備が役を果たさなくなるかもしれない。例えば、交通信号機が突然停電しまたは壊れることで、交通渋滞もしくは交通事故を引き起こし、恐ろしい結果をもたらし、周知のように、交通信号機のない十字路では、交通巡視員が手信号で交通整理を行っているが、これでは交通巡視員の作業強度が上げられる。以上の問題を解決するため、非常時用応急交通整理システムを設計する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第102280040号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願発明の目的は非常時用応急交通整理システムを提供し、それは上記の現在の技術中の問題を解決できる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するため、本願発明は以下の技術プランを採用する:本願発明の非常時用応急交通整理システムは、本体を含み、前記本体の中の上方には上空間が設けられ、前記本体の中部には中空間が設けられ、前記本体の下方には下空間が設けられ、前記上空間の前後左右内壁の中にはそれぞれ前内空間と、後内空間と、左内空間と、右内空間とが設けられ、前記前内空間と、前記後内空間と、前記左内空間と、前記右内空間とにはそれぞれ前ライトと、後ライトと、左ライトと、右ライトとが回転できるように設けられ、前記前ライトと、前記後ライトと、前記左ライトと、前記右ライトとが円柱型であり、前記前ライトと、前記後ライトと、前記左ライトと、前記右ライトとの円周面は赤色部分と、黄色部分、緑色部分とに分けられ、赤色部分が全面積の半分を占め、黄色部分と緑色部分がそれぞれ総面積の四分の一を占め、前記本体の左右側には第一指示装置が対称に設けられ、前記本体の前後側には第二指示装置が対称に設けられ、非常時に、
本交通整理システムは十字路の交通整理に使用されることができ、前記前ライトと、前記後ライトと、前記左ライトと、前記右ライトとの露出部分を制御することで、色で車と通行人に指示を与えられ、また、前記本体に設置された前記第一指示装置と前記第二指示装置との指示標識の変化により、車と通行人に秩序のいい交通整理を行うことができ、
本交通整理システムは外部の動力源が必要なく、前記本体に回転できるように設置された揺動棒を一定の時間間隔で振ればいいのである。
【0006】
更の技術プラン、前記前内空間の中には前記前ライトと固定的に連結された前短軸が回転できるように連結され、前記前短軸には第九傘歯車が固定的に連結され、前記第九傘歯車が第八傘歯車と噛合しており、前記第八傘歯車には前記前内空間の内壁と回転できるように連結された前横軸が固定的に連結され、前記前横軸が前記上空間の中に延びており、前記前横軸には左上傘歯車が固定的に連結され、前記後内空間の中には前記後ライトと固定的に連結された後短軸が回転できるように連結され、前記後短軸には第五傘歯車が固定的に連結され、前記第五傘歯車には第四傘歯車が噛合しており、前記第四傘歯車には前記後内空間の内壁と回転できるように連結された第一ロッドが固定的に連結され、前記第一ロッドは前記上空間の中に延びており、前記第一ロッドには第三傘歯車が固定的に連結されている。
【0007】
更の技術プラン、前記左内空間の中には前記左ライトと固定的に連結された左短軸が回転できるように連結され、前記左短軸には第一傘歯車が固定的に連結され、前記第一傘歯車には第二傘歯車が噛合しており、前記第二傘歯車には前記左内空間の内壁と回転できるように連結された中横軸が固定的に連結され、前記中横軸が前記上空間を貫通し前記右内空間の中に延びており、前記中横軸には右上傘歯車が固定的に連結され、前記中横軸には第七傘歯車が固定的に連結され、前記第七傘歯車には第六傘歯車が噛合しており、前記第六傘歯車には前記右ライトと固定的に連結された右短軸が固定的に連結され、前記右短軸が前記右内空間と回転できるように連結されている。
【0008】
更の技術プラン、前記第三傘歯車と前記左上傘歯車とには左下傘歯車が噛合しており、前記左下傘歯車には前記上空間の下壁と回転できるように連結された左長軸が固定的に連結され、前記左長軸が前記中空間を貫通し前記下空間に延びており、前記右上傘歯車には右下傘歯車が噛合しており、前記右下傘歯車には前記上空間の下壁と回転できるように連結された右長軸が回転できるように連結され、前記右長軸が前記中空間を貫通し前記下空間の中に延びており、前記中空間において前記左長軸には左上スプロケットが固定的に連結され、前記中空間において前記右長軸には右上スプロケットが固定的に連結され、前記左上スプロケットと前記右上スプロケットとが上チェーンによって伝動できるように連結されている。
【0009】
更の技術プラン、前記下空間の中において前記右長軸には右傘歯車が固定的に連結され、前記右傘歯車には右扇形傘歯車が間欠的に噛合し、前記右扇形傘歯車には前記下空間の内壁と回転できるように連結された右外短ロッドが固定的に連結され、前記揺動棒が前記右外短ロッドと固定的に連結されている。
【0010】
更の技術プラン、前記下空間において前記左長軸には左下スプロケットが固定的に連結され、前記左下スプロケットには下チェーンが伝動できるように連結され、前記下チェーンには右下スプロケットが伝動できるように連結され、前記右下スプロケットには前記下空間の下壁と回転できるように連結された中下短軸が固定的に連結され、前記中下短軸には左扇形傘歯車が固定的に連結され、前記左扇形傘歯車には中下傘歯車が間欠的に噛合しており、前記中下傘歯車には前記下空間の内壁と回転できるように連結された下長軸が固定的に連結され、前記下長軸には前下傘歯車が固定的に連結され、前記前下傘歯車には二つの後下傘歯車が噛合しており、二つの前記後下傘歯車が前後対称に設けられ、前記後下傘歯車には前記下空間の内壁と回転できるように連結された第二ロッドが固定的に連結されている。
【0011】
更の技術プラン、前記第一指示装置の中には第一空間が設けられ、前記第一空間の中には前記下長軸と固定的に連結された第二内傘歯車が設けられ、前記第二内傘歯車には第一内傘歯車が噛合しており、前記第一内傘歯車には前記第一空間の内壁と回転できるように連結された第一指示軸が固定的に連結され、前記第一指示装置の上方において前記第一指示軸には第一指示板が固定的に連結され、前記第二指示装置の中には第二空間が設けられ、前記第二空間の中には前記第二ロッドと固定的に連結された第三内傘歯車が設けられ、前記第三内傘歯車には第四内傘歯車が噛合しており、前記第四内傘歯車には前記第二空間の内壁と回転できるように連結された第二指示軸が固定的に連結され、前記第二指示装置の上方において前記第二指示軸には第二指示板が固定的に連結されている。
【0012】
更の技術プラン、前記第一指示板と前記第二指示板とが両面に標識が付いている指示板であり、通行面と通行止め面に分けられている。
【発明の効果】
【0013】
本交通整理システムは交通信号機の原理に基づき、異なった色の信号で交通整理を行い、非常時に交通信号機が役を果たさないことを有効に解決し、車と通行人の安全を保障し、交通整理に大量な人力を節約し、交通巡視員の体力労働の量を減らし、移動装置が加えられた場合、
本交通整理システムはどこまでも便利に移動できる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
下記に
図1〜5をあわせて本願発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:
図1は本願発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と
図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0015】
【
図1】
図1は本願発明の非常時用応急交通整理システムの全体構成略図
【発明を実施するための形態】
【0016】
本願発明は非常時用応急交通整理システムを取り上げ、主に交通整理設備に適用される。
【0017】
本願発明の非常時用応急交通整理システムは、本体10を含み、前記本体10の中の上方には上空間11が設けられ、前記本体10の中部には中空間25が設けられ、前記本体10の下方には下空間43が設けられ、前記上空間11の前後左右内壁の中にはそれぞれ前内空間57と、後内空間53と、左内空間47と、右内空間56とが設けられ、前記前内空間57と、前記後内空間53と、前記左内空間47と、前記右内空間56とにはそれぞれ前ライト44と、後ライト14と、左ライト12と、右ライト20とが回転できるように設けられ、前記前ライト44と、前記後ライト14と、前記左ライト12と、前記右ライト20とが円柱型であり、前記前ライト44と、前記後ライト14と、前記左ライト12と、前記右ライト20との円周面は赤色部分と、黄色部分、緑色部分とに分けられ、赤色部分が全面積の半分を占め、黄色部分と緑色部分がそれぞれ総面積の四分の一を占め、前記本体10の左右側には第一指示装置29が対称に設けられ、前記本体10の前後側には第二指示装置61が対称に設けられ、非常時に、
本交通整理システムは十字路の交通整理に使用されることができ、前記前ライト44と、前記後ライト14と、前記左ライト12と、前記右ライト20との露出部分を制御することで、色で車と通行人に指示を与えられ、また、前記本体10に設置された前記第一指示装置29と前記第二指示装置61との指示標識の変化により、車と通行人に秩序のいい交通整理を行うことができ、
本交通整理システムは外部の動力源が必要なく、前記本体10に回転できるように設置された揺動棒42を一定の時間間隔で振ればいいのである。
【0018】
有益に、前記前内空間57の中には前記前ライト44と固定的に連結された前短軸59が回転できるように連結され、前記前短軸59には第九傘歯車60が固定的に連結され、前記第九傘歯車60が第八傘歯車58と噛合しており、前記第八傘歯車58には前記前内空間57の内壁と回転できるように連結された前横軸18が固定的に連結され、前記前横軸18が前記上空間11の中に延びており、前記前横軸18には左上傘歯車17が固定的に連結され、前記後内空間53の中には前記後ライト14と固定的に連結された後短軸51が回転できるように連結され、前記後短軸51には第五傘歯車52が固定的に連結され、前記第五傘歯車52には第四傘歯車50が噛合しており、前記第四傘歯車50には前記後内空間53の内壁と回転できるように連結された第一ロッド49が固定的に連結され、前記第一ロッド49は前記上空間11の中に延びており、前記第一ロッド49には第三傘歯車48が固定的に連結されている。
【0019】
有益に、前記左内空間47の中には前記左ライト12と固定的に連結された左短軸13が回転できるように連結され、前記左短軸13には第一傘歯車45が固定的に連結され、前記第一傘歯車45には第二傘歯車46が噛合しており、前記第二傘歯車46には前記左内空間47の内壁と回転できるように連結された中横軸15が固定的に連結され、前記中横軸15が前記上空間11を貫通し前記右内空間56の中に延びており、前記中横軸15には右上傘歯車16が固定的に連結され、前記中横軸15には第七傘歯車55が固定的に連結され、前記第七傘歯車55には第六傘歯車54が噛合しており、前記第六傘歯車54には前記右ライト20と固定的に連結された右短軸21が固定的に連結され、前記右短軸21が前記右内空間56と回転できるように連結されている。
【0020】
有益に、前記第三傘歯車48と前記左上傘歯車17とには左下傘歯車22が噛合しており、前記左下傘歯車22には前記上空間11の下壁と回転できるように連結された左長軸23が固定的に連結され、前記左長軸23が前記中空間25を貫通し前記下空間43に延びており、前記右上傘歯車16には右下傘歯車19が噛合しており、前記右下傘歯車19には前記上空間11の下壁と回転できるように連結された右長軸24が回転できるように連結され、前記右長軸24が前記中空間25を貫通し前記下空間43の中に延びており、前記中空間25において前記左長軸23には左上スプロケット26が固定的に連結され、前記中空間25において前記右長軸24には右上スプロケット28が固定的に連結され、前記左上スプロケット26と前記右上スプロケット28とが上チェーン27によって伝動できるように連結されている。
【0021】
有益に、前記下空間43の中において前記右長軸24には右傘歯車40が固定的に連結され、前記右傘歯車40には右扇形傘歯車39が間欠的に噛合し、前記右扇形傘歯車39には前記下空間43の内壁と回転できるように連結された右外短ロッド41が固定的に連結され、前記揺動棒42が前記右外短ロッド41と固定的に連結されている。
【0022】
有益に、前記下空間43において前記左長軸23には左下スプロケット31が固定的に連結され、前記左下スプロケット31には下チェーン32が伝動できるように連結され、前記下チェーン32には右下スプロケット35が伝動できるように連結され、前記右下スプロケット35には前記下空間43の下壁と回転できるように連結された中下短軸36が固定的に連結され、前記中下短軸36には左扇形傘歯車34が固定的に連結され、前記左扇形傘歯車34には中下傘歯車33が間欠的に噛合しており、前記中下傘歯車33には前記下空間43の内壁と回転できるように連結された下長軸30が固定的に連結され、前記下長軸30には前下傘歯車37が固定的に連結され、前記前下傘歯車37には二つの後下傘歯車38が噛合しており、二つの前記後下傘歯車38が前後対称に設けられ、前記後下傘歯車38には前記下空間43の内壁と回転できるように連結された第二ロッド62が固定的に連結されている。
【0023】
有益に、前記第一指示装置29の中には第一空間63が設けられ、前記第一空間63の中には前記下長軸30と固定的に連結された第二内傘歯車67が設けられ、前記第二内傘歯車67には第一内傘歯車66が噛合しており、前記第一内傘歯車66には前記第一空間63の内壁と回転できるように連結された第一指示軸65が固定的に連結され、前記第一指示装置29の上方において前記第一指示軸65には第一指示板64が固定的に連結され、前記第二指示装置61の中には第二空間68が設けられ、前記第二空間68の中には前記第二ロッド62と固定的に連結された第三内傘歯車69が設けられ、前記第三内傘歯車69には第四内傘歯車70が噛合しており、前記第四内傘歯車70には前記第二空間68の内壁と回転できるように連結された第二指示軸71が固定的に連結され、前記第二指示装置61の上方において前記第二指示軸71には第二指示板72が固定的に連結されている。
【0024】
有益に、前記第一指示板64と前記第二指示板72とが両面に標識が付いている指示板であり、通行面と通行止め面に分けられている。
【0025】
以下に
図1〜5を合わせて
本交通整理システムの使用手順を詳しく説明する。
1、作動時、前記揺動棒42を揺動させ、前記右外短ロッド41が駆動されて回転し、この時前記右扇形傘歯車39が前記右傘歯車40と噛合し、伝動により、前記前ライト44と、前記後ライト14と、前記左ライト12と、前記右ライト20とが駆動されて回転し、この時前記前ライト44と、前記後ライト14と、前記左ライト12と、前記右ライト20とが表示した色はそれぞれ赤、赤、緑、緑であり、この時前記第一指示板64に通行が表示され、前記第二指示板72に通行止めが表示される。
2、前記右扇形傘歯車39が二回目に前記右傘歯車40と噛合した後、伝動により、前記前ライト44と、前記後ライト14と、前記左ライト12と、前記右ライト20とが再び駆動されて回転し、この時前記前ライト44と、前記後ライト14と、前記左ライト12と、前記右ライト20とが表示した色はそれぞれ赤、赤、黄色、黄色であり、前記第一指示板64に通行が表示され、前記第二指示板72に通行止めが表示される。
3、前記右扇形傘歯車39が三回目に前記右傘歯車40と噛合した後、伝動により、前記前ライト44と、前記後ライト14と、前記左ライト12と、前記右ライト20とが再び駆動されて回転し、この時前記前ライト44と、前記後ライト14と、前記左ライト12と、前記右ライト20とが表示した色はそれぞれ緑、緑、赤、赤であると同時に、前記左扇形傘歯車34が前記中下傘歯車33と噛合し、伝動により、前記第一指示板64と前記第二指示板72とが駆動されて回転し、この時前記第一指示板64に通行止めが表示され、前記第二指示板72に通行が表示される。
4、前記右扇形傘歯車39が四回目に前記右傘歯車40と噛合した後、伝動により、前記前ライト44と、前記後ライト14と、前記左ライト12と、前記右ライト20とが再び駆動されて回転し、この時前記前ライト44と、前記後ライト14と、前記左ライト12と、前記右ライト20とが表示した色はそれぞれ黄色、黄色、赤、赤であり、前記第一指示板64に通行止めが表示され、前記第二指示板72に通行が表示される。
5、上記1〜4の動作を繰り返し、前記揺動棒42を揺動させる時間間隔を制御することで、秩序良く車と通行人に指示を与えることができる。
【0026】
本交通整理システムの有益効果は:
本交通整理システムは交通信号機の原理に基づき、異なった色の信号で交通整理を行い、非常時に交通信号機が役を果たさないことを有効に解決し、車と通行人の安全を保障し、交通整理に大量な人力を節約し、交通巡視員の体力労働の量を減らし、移動装置が加えられた場合、
本交通整理システムはどこまでも便利に移動できる。
【0027】
以上の方式で、当業者は本願発明の範囲内に作動方式によって各種な変化を加えることができる。
【要約】 (修正有)
【課題】非常時用応急交通整理システムを提供する。
【解決手段】非常時用応急交通整理システムは、本体10を含み、本体の中の上方には上空間11が設けられ、本体の中部には中空間25が設けられ、本体の下方には下空間43が設けられ、上空間の前後左右内壁の中にはそれぞれ前内空間と、後内空間と、左内空間と、右内空間とが設けられる。前内空間と、後内空間と、左内空間と、右内空間とにはそれぞれ前ライトと、後ライト14と、左ライト12と、右ライト20とが回転できるように設けられる。前ライトと、後ライトと、左ライトと、右ライトとが円柱型であり、前ライトと、後ライトと、左ライトと、右ライトとの円周面は赤色部分と、黄色部分、緑色部分とに分けられている。
【選択図】
図1