特許第6719688号(P6719688)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 浜野 重雄の特許一覧

<>
  • 特許6719688-携帯パッド器具 図000002
  • 特許6719688-携帯パッド器具 図000003
  • 特許6719688-携帯パッド器具 図000004
  • 特許6719688-携帯パッド器具 図000005
  • 特許6719688-携帯パッド器具 図000006
  • 特許6719688-携帯パッド器具 図000007
  • 特許6719688-携帯パッド器具 図000008
  • 特許6719688-携帯パッド器具 図000009
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6719688
(24)【登録日】2020年6月18日
(45)【発行日】2020年7月8日
(54)【発明の名称】携帯パッド器具
(51)【国際特許分類】
   A47K 17/02 20060101AFI20200629BHJP
   A47K 11/10 20060101ALI20200629BHJP
【FI】
   A47K17/02 Z
   A47K11/10
【請求項の数】4
【全頁数】6
(21)【出願番号】特願2020-15929(P2020-15929)
(22)【出願日】2020年2月2日
【審査請求日】2020年2月5日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】594031141
【氏名又は名称】浜野 重雄
(72)【発明者】
【氏名】浜野 重雄
【審査官】 津熊 哲朗
(56)【参考文献】
【文献】 特開2019−176971(JP,A)
【文献】 登録実用新案第3024282(JP,U)
【文献】 特開2001−231714(JP,A)
【文献】 特開2008−029807(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2015/0351601(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2003/0070246(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47K 17/02
A47K 11/10
A47L 13/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
手帳サイズの撓る厚さのゴム板両面における周囲の縁にプラスチックの縁取りを固着し、ゴム板の両面共をトイレットペーパーに接するパッド面、又は手押し面として使い、便座除菌時にトイレットペーパーと縁取り内側のゴム板面が摩擦力でずれないパッド器具。
【請求項2】
手帳サイズの撓る厚さのゴム板両面における対辺の縁にプラスチックの縁取りを固着し、ゴム板の両面共をトイレットペーパーに接するパッド面、又は手押し面として使い、便座除菌時にトイレットペーパーと縁取り内側のゴム板面が摩擦力でずれないパッド器具。
【請求項3】
手帳サイズの撓る厚さのゴム板片面の周囲の縁にプラスチックの縁取りを固着し、反対面の周囲の縁の縁取りをゴムとし、ゴム板の両面共をトイレットペーパーに接するパッド面、又は手押し面として使い、便座除菌時にトイレットペーパーと縁取り内側のゴム板面が摩擦力でずれないパッド器具。
【請求項4】
手帳サイズの撓る厚さのゴム板片面の対辺の縁にプラスチックの縁取りを固着し、反対面の対辺の縁の縁取りをゴムとし、ゴム板の両面共をトイレットペーパーに接するパッド面、又は手押し面として使い、便座除菌時にトイレットペーパーと縁取り内側のゴム板面が摩擦力でずれないパッド器具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、嵩張らずポケットに収まる便座除菌用のパッド器具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
ショッピングや学校と言った公共施設のトイレの腰掛便器を使う場合、使用者は、便座をきれいに使うための用具がないと困ってしまう。もし、使い捨て便座シートがあっても大きく広げて敷かねばならず又、アルコール系除菌液ディスペンサーがあっても除菌液を含んだトイレットペーパーを手指に密着させて便座を拭かねばならない。
【0003】
この改善策として、取っ手を有する便座除菌用パッド器具があるが、主に住居用のものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第6421286号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
解決しようとする問題点は、公共施設のトイレの腰掛便器を使うために便座をアルコール系除菌液を含んだトイレットペーパーを用いて拭く場合、手指の荒れを防ぐための除菌用パッド器具がない点である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、胸ポケットに収まる便座除菌用の携帯パッド器具である。携帯パッド器具にトイレットペーパーを乗せて除菌液を浸み込ませると、便座近くでうまく裏返せる。
【0007】
除菌時に、便座側よりもトイレットペーパーと縁取り内側のゴム板面の摩擦力が大きいので、トイレットペーパーから携帯パッド器具はずれない。使用済みのトイレットペーパーは、便器内に落としてもよいし携帯パッド器具を上げて外し摘まんでゴミ箱に入れてもよい。
【発明の効果】
【0008】
本発明の携帯パッド器具を使用する者は、公共施設のトイレの腰掛便器の便座をアルコール系除菌液を含んだトイレットペーパーで拭く場合に除菌液を含んだトイレットペーパーが手指に密着しないので手指の荒れを防げる。携帯パッド器具は、ポケットに出し入れがたやすく、両面がパッド面として使えるのでポケットから出したらそのまま使え使用後はそのままポケットに収めればよく又、摘まんだときに滑り落としにくい。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1は携帯パッド器具上のトイレットペーパーに除菌液をスプレー後の斜視図である。
図2図2は携帯パッド器具による除菌時の斜視図である。
図3図3はゴム板両面における周囲の縁にプラスチックの縁取りがある携帯パッド器具である。(実施例1)
図4図4はa‐a´方向からみた側面図である。
図5図5はゴム板両面における対辺の縁にプラスチックの縁取りがある携帯パッド器具である。(実施例3)
図6図6はゴム板片面の対辺の縁がゴムの縁取りである携帯パッド器具の側面図である。(実施例4)
図7図7は携帯パッド器具を摘まんだ時の斜視図である。
図8図8は携帯パッド器具を胸ポケットに仕舞うときのイラストである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
手帳サイズの撓る厚さのゴム板1の周囲の縁、又は対辺の縁にプラスチックの縁取りを固着し、ゴム板の両面共をトイレットペーパーに接するパッド面、又は手押し面として使う。ゴム板の四隅は、丸めた方がよい。プラスチックの縁取りの断面は、長方形や台形等に適宜決めることができる。
【0011】
ゴム板1は、折り合わせて除菌液を浸み込ませたトイレットロールを除菌時にずらさない摩擦力が得られればよく、ゴムの種類を問わない。
【実施例1】
【0012】
図3の実施例は、ゴム板1両面における周囲の縁にプラスチックの縁取り2を固着した携帯パッド器具である。ゴム板周囲の側面3を縁取りで共に被ってもよい。
【0013】
携帯パッド器具は、プラスチックの縁取りが服のポケット内の布を滑るように出し入れできる。
【実施例2】
【0014】
実施例1の携帯パッド器具の片面のプラスチックの縁取りをゴムとするものである。
【0015】
プラスチックの縁取りが服のポケット内の布に当たるような角度にすると滑るので、携帯パッド器具は出し入れに困らない。
【実施例3】
【0016】
図5の実施例は、ゴム板1両面における対辺の縁にプラスチックの縁取り4を固着したものである。縁取りのある部分のゴム板の側面を縁取りで共に被ってもよい。
【0017】
携帯パッド器具は、プラスチックの縁取りが服のポケット内の布を滑るように出し入れできる。
【実施例4】
【0018】
実施例3の携帯パッド器具の片面のプラスチックの縁取りをゴム5とするものである。
【0019】
プラスチックの縁取りが服のポケット内の布に当たるような角度にすると滑るので、携帯パッド器具は出し入れに困らない。
【産業上の利用可能性】
【0020】
手帳サイズの成形したゴム板に、部分的にプラスチックを固着する。
【符号の説明】
【0021】
1 ゴム板
2 ゴム板周囲の縁に固着したプラスチック
3 ゴム板周囲の側面
4 ゴム板対辺の縁に固着したプラスチック
5 ゴムの縁取り
【要約】      (修正有)
【課題】公共施設のトイレの腰掛便器を使うために便座をアルコール系除菌液を含んだトイレットペーパーを用いて拭く場合、手指の荒れを防ぐための器具がない。そこで、胸ポケットに収まる便座除菌用の携帯パッド器具を提供する。
【解決手段】手帳サイズの撓る厚さのゴム板1両面における周囲の縁にプラスチックの縁取り2を固着し、ゴム板両面をトイレットペーパーに接するパッド面及び手押し面として使い、ポケットに収まるパッド器具等により解決する。
【選択図】図3
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8