特許第6720206号(P6720206)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6720206
(24)【登録日】2020年6月19日
(45)【発行日】2020年7月8日
(54)【発明の名称】管状ブリスタ包装体の製造用装置
(51)【国際特許分類】
   A61J 3/00 20060101AFI20200629BHJP
   A61J 1/03 20060101ALI20200629BHJP
   B65B 57/00 20060101ALI20200629BHJP
   B65B 57/10 20060101ALI20200629BHJP
   B65B 35/44 20060101ALI20200629BHJP
【FI】
   A61J3/00 310E
   A61J1/03 370
   B65B57/00 A
   B65B57/10 A
   B65B57/10 D
   B65B35/44
【請求項の数】11
【全頁数】13
(21)【出願番号】特願2017-549285(P2017-549285)
(86)(22)【出願日】2016年4月15日
(65)【公表番号】特表2018-512925(P2018-512925A)
(43)【公表日】2018年5月24日
(86)【国際出願番号】EP2016058328
(87)【国際公開番号】WO2016166271
(87)【国際公開日】20161020
【審査請求日】2019年2月14日
(31)【優先権主張番号】15163951.5
(32)【優先日】2015年4月17日
(33)【優先権主張国】EP
(73)【特許権者】
【識別番号】516389064
【氏名又は名称】ベクトン・ディッキンソン・ロワ・ジャーマニー・ゲーエムベーハー
(74)【代理人】
【識別番号】100098394
【弁理士】
【氏名又は名称】山川 茂樹
(74)【代理人】
【識別番号】100064621
【弁理士】
【氏名又は名称】山川 政樹
(72)【発明者】
【氏名】ヘレンブラント,クリストフ
【審査官】 段 吉享
(56)【参考文献】
【文献】 特開2008−087827(JP,A)
【文献】 特開2006−224980(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61J 3/00
A61J 1/03
B65B 35/44
B65B 57/00
B65B 57/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
薬剤服用量を提供する複数の供給容器(21)を有し、該供給容器から薬剤服用量(6)を選択的に分配する分配装置(22)を有し、該分配装置(22)によって分配した前記薬剤服用量(6)を受取り、ブリスタ包装装置(4)に前記薬剤服用量(6)を送る収集装置(3;90、95)を有する、所定服用量の薬剤が充填されたブリスタ包装体の製造用装置であり、前記ブリスタ包装装置(4)は、前記受容した薬剤服用量(6)を、群毎に、折り畳まれたフィルム片により形成されたブリスタ包装体としてのポケット(47)に充填し、ポケット(47)に充填した薬剤服用量(6)の群は、1個の薬剤服用量又は複数の同様な若しくは異なる薬剤服用量(6)を含む、前記製造用装置であって、
前記収集装置(3;90、95)と前記ブリスタ包装装置(4)との間に配設された検査バッファ装置さらに有し、該検査バッファ装置は:
前記収集装置(3;90、95)が送った前記薬剤服用量(6)を受取り、前記ポケットに充填する目的の薬剤服用量の少なくとも1つの群を一時的に収納するバッファ装置(5)であって前記バッファ装置(5)は、搬送装置(50)とセンサ装置(7)とを有し、該搬送装置は、前記収集装置(3;90、95)によって送った前記薬剤服用量(6)を受取る第1位置と、前記薬剤服用量(6)を、前記センサ装置(7)が前記一時的に収納した薬剤服用量(6)の群の画像及び/又は所定の特性を検出する第2位置とに搬送する、バッファ装置(5)、及び
前記センサ装置(7)によって検出した前記画像及び/又は前記センサ装置(7)によって検出した所定の特性に基づいて、前記一時的に収納した薬剤服用量(6)の群が、被充填薬剤服用量の群に対応するかを判定し、前記バッファ装置(5)を、前記一時的に収納した群が前記所定の群に対応している場合にのみ、前記バッファ装置(5)が、前記一時的に収納した群を、前記ブリスタ包装装置(4)に送るように制御する、評価制御装置
を有し、
前記搬送装置(50)は、前記一時的に収納した薬剤服用量(6)の群が、所定の被充填薬剤服用量の群に対応している場合、前記一時的に収納した群を、前記ブリスタ包装装置(4)に送り、
前記搬送装置(50)は、前記一時的に収納した薬剤服用量(6)の群が、前記一時的に収納した群が1個又は複数の薬剤服用量が不足しているために、所定の被充填薬剤服用量の群に対応していない場合、前記一時的に収納した群を、前記不足している薬剤服用量(複数可)を前記群に前記第1位置で供給できるように、前記第1位置まで戻すよう搬送することを特徴とする、ブリスタ包装体の製造用装置。
【請求項2】
前記搬送装置(50)は、前記一時的に収納した薬剤服用量(6)の群が、該一時的に収納した群が、間違った、欠陥のある及び/又は過剰な薬剤服用量を含むために、前記所定の被充填薬剤服用量の群と対応していない場合、前記一時的に収納した群を廃棄することを特徴とする、請求項に記載のブリスタ包装体の製造用装置。
【請求項3】
前記搬送装置は、薬剤服用量を受け取る前記第1位置に、及び前記センサ装置を用いて、前記群の画像及び/又は所定の特性を検出する前記第2位置に移動できる少なくとも1つの保持室を有する水平コンベヤ(50)を含むことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のブリスタ包装体の製造用装置。
【請求項4】
前記搬送装置は、薬剤落下搬送部材(55)を含み、該薬剤落下搬送部材の上端部を、前記第1位置に位置付け、前記薬剤落下搬送部材は、滑り下りる前記薬剤服用量を捕集する捕集装置を有し、前記捕集装置を、前記一時的に収納した群が前記所定の群に対応する場合にのみ、前記捕集装置が、滑り下りる前記薬剤服用量を捕集することによって形成した前記一時的に収納した群を開放し、該群をブリスタ包装装置に送るように、前記評価制御装置によって制御することを特徴とする、請求項から請求項のいずれかに記載のブリスタ包装体の製造用装置。
【請求項5】
前記センサ装置(7)は、前記一時的に収納した薬剤服用量(6)の画像を検出するよう構成されたカメラを含むことを特徴とする、請求項1から請求項のいずれかに記載のブリスタ包装体の製造用装置。
【請求項6】
前記バッファ装置は、前記画像を記録する前に、前記薬剤服用量(6)が、前記画像中で相互に覆わないように、前記一時的に収納した薬剤服用量(6)の群を分離する機械的分離装置を有することを特徴とする、請求項に記載のブリスタ包装体の製造用装置。
【請求項7】
前記センサ装置(7)は、重量計を含むことを特徴とする、請求項1から請求項のいずれかに記載のブリスタ包装体の製造用装置。
【請求項8】
薬剤服用量を提供する供給容器は、其々、所定種類の薬剤から成る複数の同じ薬剤服用量を含む第1供給容器(21)、及び/又は其々、1個の薬剤服用量だけ又は1種類若しくは複数種類の薬剤から成る数個の薬剤服用量を其々収容する第2供給容器を含むことを特徴とする、請求項1から請求項のいずれかに記載のブリスタ包装体の製造用装置。
【請求項9】
前記収集装置は、前記薬剤供給容器(2)の下に配設する収集漏斗(3)を含むことを特徴とする、請求項1から請求項のいずれかに記載のブリスタ包装体の製造用装置。
【請求項10】
其々が分配装置(22)を備える複数の前記第1供給容器(21)は、互いに上下に積み重ねられて分配ステーション(2)の垂直列を形成し、複数の同様な分配ステーション列を複数水平方向に隣接配置し、前記収集装置は、前記隣接配置された分配ステーション列を水平方向に横切るように移動できる複数の垂直ガイドシャフト(90)を有し、該ガイドシャフト(90)は、受取り口(93)を有し、前記ガイドシャフト(90)が前記分配ステーション列横切るように移動する際に、前記分配装置(22)は前記ガイドシャフト(90)の受取り口(93)内に薬剤服用量を分配し、それにより前記薬剤服用量が、前記ガイドシャフト(90)内で下方に移動し、前記ガイドシャフトの下端部分配口から出るようにし、さらに収集容器(95)を、各ガイドシャフト(90)の前記分配口下に配設し、前記収集容器(95)は、前記ガイドシャフト(90)と共に、水平方向に移動でき薬剤服用量を捕集し、前記ガイドシャフト(90)前記分配ステーション列を横切るように移動し、前記検査バッファ装置に、前記捕集した薬剤服用量を分配することを特徴とする、請求項に記載のブリスタ包装体の製造用装置。
【請求項11】
前記収集容器(95)は、前記第2供給容器まで移動して、前記第2供給容器内の薬剤を収集することを特徴とする、請求項に記載のブリスタ包装体の製造用装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、薬剤服用量を提供する複数の供給容器を有し、該供給容器から薬剤服用量を選択的に分配する分配装置を有し、該分配装置によって分配した薬剤服用量を受取り、ブリスタ包装装置に薬剤服用量を送る収集装置を有する、管状ブリスタ包装体の製造用装置であって、ブリスタ包装装置は、受容した薬剤服用量を、群毎に、管状ブリスタ包装体のポケットに充填し、ポケットに充填した群は、1個の薬剤服用量又は複数の同様な若しくは異なる薬剤服用量を含む、装置に関する。
【背景技術】
【0002】
冒頭で述べた種類の装置は、ブリスタ包装体中に薬剤を包装するのに、特に、個々の患者に合わせてブリスタ包装体中に薬剤を包装するのに、使用されている。これに関連して、患者の薬剤を、正確に分配した服用量に包装する。通常、管状ブリスタ包装体は、一連の管状袋又はポケットであり、各袋又は各ポケットは、患者が所定の服用時間に服用することになっている薬剤服用量(つまり、フィルム錠、カプセル又はコーティング錠)を収容する。通常、管状ブリスタ包装体には、患者名、各服用時間、包装体に収容した薬剤の他、有効期限やロット番号がラベル表示される。
【0003】
例えば、朝昼夕に、その都度、所定数の所定種類の薬剤を服用することになっている患者用の管状ブリスタ包装体は、毎日3つの管状袋又はポケットを含む。従って一週間分の管状ブリスタ包装体は、例えば21ポケットを有する。
【0004】
こうした管状ブリスタ包装体を、図4に図式的に示したように、自動化機器を使用して、通常製造する。かかる自動化機器は、複数の供給容器21を含み、この例では、所定種類の薬剤から成る複数の薬剤服用量を、各供給容器21に収容する。各供給容器21は、選択的に個々の薬剤服用量を分配する分配装置22と結合され、分配装置22と共に分配ステーション2を形成する。分配装置22から出る薬剤服用量6A、6B、6Cを、例えば、捕集漏斗3で捕集し、捕集漏斗3の出口でブリスタ包装装置4に分配する。自動化機器の制御装置により、確実に、管状袋又はポケット47に充填予定の薬剤服用量6を、関連する分配装置22を制御することによって、略同時に対応する分配ステーション2から分配し、捕集漏斗3に落下させ、纏めてブリスタ包装装置4に分配する。ブリスタ包装装置4は、提供する包装材料41から管状ブリスタ包装体を形成し、新たなポケット47を形成する度に、ポケットに導入する薬剤服用量の群を、捕集漏斗3から、上部がまだ開いているポケット45内に導入し、導入後すぐにポケット45を封止する。この工程を、各ポケット45、47に対して繰返し、順々に製造する。こうして製造した管状ブリスタ包装体を、例えば、ロール48に巻取る。
【0005】
明らかに、管状ブリスタ包装体の袋を充填するこの方法では、様々な欠陥が発生し得る。例えば、被充填薬剤服用量が破壊されることがあり、例えばフィルム錠が破れたり、カプセルが破裂することがある。薬剤服用量が、不足したり、間違っていたりすることがある、或いは余分な薬剤服用量が誤ってポケットに入ることがある。
【0006】
そうした理由で、製造した管状ブリスタ包装体を、製造後に徹底的に検査するのが普通である。これに関連して、管状ブリスタ包装体の個々のポケットの内容物を、引続き点検するが−図4に図式的に示したように−巻取った管状ブリスタ包装体のロールを、検査対象のロール101として、取外し、検査ステーション100に送り、該ステーションで解き、そうして、個々のブリスタポケットを隣合わせて置き、カメラ103を有する光学検査装置を通過してガイドできるようにする。この工程中に欠陥が見つかれば、通常、当該ポケットを、ポケットの内容物と共に廃棄しなければならないだけでなく、管状ブリスタ包装体全部も廃棄しなければならない。その結果、影響を受けた管状ブリスタ包装体を、再度製造することになる。或いは、影響を受けたポケットの内容物を手作業で修正してもよいが、これには、かなり労力や費用がかかることになろう。検査ステーション100で、欠陥が全く見つからなければ、正しく充填した管状ブリスタ包装体を、ロール102に巻戻せる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の課題は、ポケットの充填に欠陥があると判定した場合に、管状ブリスタ包装体を新たに製造したり、修正したりする上記の労力や費用を回避することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この課題を、本発明によると、請求項1の特徴を有する管状ブリスタ包装体の製造用装置によって、解決する。
【0009】
本発明による管状ブリスタ包装体の製造用装置は、薬剤服用量(つまり、例えば、フィルム錠、カプセル又はコーティング錠)を提供する複数の供給容器、及び該供給容器から薬剤服用量を選択的に分配する分配装置を有する。供給容器は、例えば、所定種類の薬剤から成る複数の同様な薬剤服用量を収容し、個々の薬剤服用量を選択的に分配する分配装置と結合する第1供給容器型とすることができる。これに関連して、分配装置は、例えば、供給容器を含む分配ステーションの一部とすることができる。或いは、又は加えて、各供給容器が1個の薬剤服用量又は数個の同様な若しくは異なる薬剤服用量を収容する第2型の複数の供給容器を設けることができる。かかる供給容器を、例えば、手作業で充填でき、マトリクス状に、水平方向の行及び/又は列で配設する供給マガジンの小型保持室によって形成する。管状ブリスタ包装体の製造用装置は、分配装置によって分配した薬剤服用量を受取り、薬剤服用量をブリスタ包装装置に送る収集装置を有する。ブリスタ包装装置は、受容した薬剤服用量を、群毎に、管状ブリスタ包装体のポケットに充填し、ポケットに充填した群は、1個の薬剤服用量又は複数の同様な若しくは異なる薬剤服用量も含む。本発明によると、検査バッファ装置を、収集装置とブリスタ包装装置との間に配設する。検査バッファ装置は、収集装置によって送った薬剤服用量を受取り、ポケットに充填予定の薬剤服用量の少なくとも1群を一時的に収納するバッファ装置、一時的に収納した薬剤服用量の群の画像及び/又は所定の特性を検出するセンサ装置、及びセンサ装置によって検出した画像及びセンサ装置によって検出した所定の特性を使用して、一時的に収納した薬剤服用量の群が、所定の被充填薬剤服用量の群と対応するか否かを判定し、一時的に収納した群が所定の群と対応する場合にだけ、バッファ装置が一時的に収納した群をブリスタ包装装置に送るように、バッファ装置を制御する評価制御装置を含む。従って、評価制御装置は、「実際の群」としての一時的に収納した群が、「参照群」としての所定の群と対応するか否かを判定する。
【0010】
本発明による、検査バッファ装置、即ち薬剤服用群を留保(buffering)し、点検する装置を介在させることにより、充填する前でもポケットに充填予定の薬剤服用量の群が正しいかを点検でき、欠陥が見つかれば、充填を中止できる。その後、例えば、欠陥がある群を廃棄でき、分配装置を繰返し起動する次のステップで新たに蓄積できる。このようにして、管状ブリスタ包装体全体を、不完全に充填したポケットのために、新たに製造又は修正しなければならないことが防止される。確かに、本発明による手順の方法では、管状ブリスタ包装体の製造速度が遅くなる;しかしながら、続けて再び検査する必要がない管状ブリスタ包装体の製造も可能である。
【0011】
本発明による管状ブリスタ包装体の製造用装置に関する更に有利な発展形態は、バッファ装置が、搬送装置を有することを特徴とし、該搬送装置は、収集装置によって送った薬剤服用量を第1位置で受取り、該薬剤服用量を、センサ装置が一時的に収納した薬剤服用量の群の画像及び/又は所定の特性を検出する第2位置に搬送する。搬送装置を設けることで、捕集位置(第1位置)と検査位置(第2位置)を空間的に分離でき、設計を簡素化できる。このために、搬送装置は、各群を完成するまで第1位置で薬剤服用量を受取り、その後センサ装置が画像及び/又は所定の特性を検出する第2位置に搬送する、適切な保持容器及び該保持容器を移動する手段を含むことができる。それに対して、搬送装置は、容器の移動なしに済ませることができ、代わりに、到着する薬剤服用量を一方の位置で捕集し、誘導装置を用いて第2位置に誘導するように、機械的に誘導する及び/又はガイドする装置を含むこともできる。
【0012】
管状ブリスタ包装体の製造用装置の実施形態では、バッファ装置は、搬送装置を有し、該搬送装置は、一時的に収納した薬剤服用量の群が、所定の被充填薬剤服用量の群と対応している(つまり、実際の群が参照群と対応している)場合には、一時的に収納した群をブリスタ包装装置に送る。
【0013】
この実施形態の更なる発展形態では、一時的に収納した群で1個又は複数の薬剤服用量が不足していることにより、一時的に収納した薬剤服用量の群が、所定の被充填薬剤服用量の群と対応しない場合に、搬送装置は、1個の不足する薬剤服用量又は複数の不足する薬剤服用量をそこで群に供給可能にするために、一時的に収納した群を第1位置に戻すように搬送する。これにより、管状ブリスタ包装体のポケットに充填する前に、かかる群を即座に修正できる。
【0014】
好適な更なる発展形態では、搬送装置は、一時的に収納した群が、間違った、欠陥がある及び/又は余分な薬剤服用量を含むことにより、一時的に収納した薬剤服用量の群が、所定の被充填薬剤服用量の群と対応していない場合に、一時的に収納した群を廃棄する。例えば、この群を、廃棄物容器に搬送して廃棄する。
【0015】
好適には、薬剤服用量が不足していることを判定した場合に、当該群を第1位置に戻すよう搬送する手順の方法を、間違った、欠陥がある又は余分な薬剤服用量を見つけた場合に、当該群を廃棄する手順の方法と組合せられる。
【0016】
好適な実施形態では、バッファ装置が搬送装置を有する管状ブリスタ包装体の製造用装置は、搬送装置が、薬剤服用量を受取る第1位置に、及びセンサ装置を用いて、群の画像及び/又は所定の特性を検出する第2位置に移動できる少なくとも1つの保持室を有する水平コンベヤを含むことを特徴とする。例えば、循環するコンベヤベルトを含む水平コンベヤを、保持室を、該保持室が薬剤服用量を捕集する第1位置にまず位置するように、移動できる。その後、保持室を、水平方向に、第1搬送方向に、センサ装置が画像及び/又は所定の特性を検出する第2位置に移動する。次に、例えば、一時的に収納した群(「実際の群」)が所定の被充填薬剤服用量の群(「参照群」)と対応していることが判明すると、この例示的な実施形態では、水平コンベヤを、更に第1方向に、保持室を空にし(例えば、中身を空け)、出た薬剤服用量をまだ開口している管状ブリスタ包装体のポケットに充填する第3位置に移動できる。対照的に、一時的に収納した薬剤服用量の群が、1個の薬剤服用量又は複数の薬剤服用量が不足していることにより、所定の被充填薬剤服用量の群と対応していない場合に、水平コンベヤは、保持室を、反対方向に、第1位置へと移動できる。ここで、不足している薬剤服用量を加えてもよい。或いは、基本的に、全ての欠陥がある薬剤服用量の群を、反対方向に、第1位置を超えて、欠陥がある群を廃棄物容器に空ける第4位置に戻すよう搬送することも、考えられる。水平コンベヤ、特に循環用コンベヤベルトを好適に使用することで、一時的に収納した群を、第1位置から第2位置に、その後、ブリスタ包装装置に、又は廃棄物容器に移動する点に関して設計上の構造及び制御を簡素化できる。
【0017】
バッファ装置が搬送装置を有する、別の管状ブリスタ包装体の製造用装置では、搬送装置は、シュートを含み、該シュートの上端部を、第1位置(薬剤服用量を、収集装置から引受ける)に位置させ、該シュートは、第2位置で滑り下りる薬剤服用量を捕集する捕集装置を有する。その後、捕集した薬剤服用量を、検査することができる(該薬剤服用量が滑り下りる間に又は滑り下りた後で)。捕集装置を、滑り下りている薬剤服用量を捕集して形成した一時的に収納した群が、所定の群に対応する場合にのみ、捕集装置が、一時的に収納した群をブリスタ包装装置に開放するように、評価制御装置によって制御する。また、シュートを設けることで、単純な設計構造が可能になる。捕集装置は、例えば、シュートの上方を横切って配設する開放可能な仕切りを含むことができる。仕切りを、捕集した薬剤服用量の群をブリスタ包装装置に導く第1下降経路に、又は廃棄物容器に導く第2下降経路にガイドするように、構成できる。
【0018】
管状ブリスタ包装体の製造用装置の有利な更なる発展形態では、センサ装置は、一時的に収納した薬剤服用量の群の電子画像を作成するカメラを含む。カメラは、例えば可視光線の範囲で及び/又は赤外線の範囲で発光して画像を作成する、光学カメラとすることができる。更に、薬剤服用量の群を所定周波数の可視光線で及び/又は赤外線で照射する装置を、提供できる。また、複数の画像を、異なる照明周波数及び/又は異なる視角で連続的に作成することも考えられる。
【0019】
センサ装置がカメラを含むこの装置の好適な更なる発展形態では、バッファ装置は、画像(又は複数の画像)を検出する前に、薬剤服用量が、画像中(又は複数の画像中)で相互に覆わないように、一時的に収納した薬剤服用量の群を分離する機械的分離装置を有する。この機械的分離装置は、例えば、加振装置を含むことができる。
【0020】
本発明による管状ブリスタ包装体の製造用装置の更なる実施形態では、センサ装置は、重量計を含む。重量計は、薬剤服用量の総重量を測定する。この場合、評価制御装置は、本装置で手元にある全薬剤服用量の個々の重量を含むメモリを含む。群の参照構成に基づいて、評価制御装置は、参照総重量を決定する。その後、これを、重量計によって検出した実際の総重量と比較する。
【0021】
本発明による管状ブリスタ包装体の製造用装置の実施形態では、収集装置は、薬剤供給容器の下に配設する収集又は捕集漏斗を含む。これに関連して、分配装置の出口を、分配した全薬剤服用量が収集漏斗に入り、所定時間間隔以内にその下部に到達するように配設する。
【0022】
別の実施形態では、互いに上下に重ねて配設する第1型の複数の供給容器は、その都度、複数の同種類の薬剤服用量を含み、その都度、関連する分配装置と共に、分配ステーションの垂直列を形成し、複数の分配ステーション列を、一平面において互いに隣合わせて配設する(それにより、分配ステーションの垂直マトリクスを形成する)。ここで、収集装置は、分配ステーション列を水平方向に通過するように移動できる複数の垂直ガイドシャフトを有し、該ガイドシャフトは、受取り口を、分配装置の垂直位置に対応する高さで有し、該受取り口内に、ガイドシャフトが分配装置を通過して移動する際に、薬剤服用量を分配でき、それにより薬剤服用量が、ガイドシャフト内で下方に移動し、ガイドシャフトの下端部で、分配口から出るようにする。これに関連して、収集容器を、各ガイドシャフトの分配口下に配設し、収集容器は、ガイドシャフトと共に、水平方向に移動し、その都度、群の薬剤服用量を捕集し、関連するガイドシャフトが分配ステーション列を通り移動した後に、検査バッファ装置に、捕集した薬剤服用量を分配する。
【0023】
記述した管状ブリスタ包装体の製造用装置に関するこの最後の実施形態では、収集容器を、其々が1個だけの薬剤服用量又は数個の同様な若しくは異なる薬剤服用量を収容する第2型の複数の供給容器の分配装置下を通過するように更に移動させ、それにより第2型の供給容器内に収容した単一の薬剤服用量又は1種類若しくは複数種類の薬剤から成る数個の薬剤服用量を、分配装置を通過して移動する収集容器に分配できるようにすると、有利である。これにより、管状ブリスタ包装体のポケットに充填できる薬剤の種類に関する柔軟性と範囲が増大する。
【0024】
本発明の有利な及び/又は好適な更なる発展形態は、従属請求項で特徴付けられる。
【0025】
以下では、本発明について、図面で示した好適な実施形態を用いて、更に詳細に記載する。
【図面の簡単な説明】
【0026】
図1】本発明による管状ブリスタ包装体の製造用装置に関する第1実施形態の略図であり、供給容器の分配装置は、共通の収集漏斗に薬剤服用量を分配し、バッファ装置は、水平コンベヤを有している。
図2】本発明による管状ブリスタ包装体の製造用装置に関する第2実施形態の略図であり、収集装置を、複数の水平方向に移動するガイドシャフトと共に、ガイドシャフトに沿って、ガイドシャフトの下で移動する収集容器によって形成し、バッファ装置は、水平コンベヤを含んでいる。
図3】別のバッファ装置に関する略図であり、薬剤服用量をシュートに沿って移動している。
図4】既知の管状ブリスタ包装体の製造用装置に関する略図であり、供給容器の分配装置は、薬剤服用量を共通の捕集漏斗に分配しており、この製造用装置は、巻取った製造した管状ブリスタ包装体に対する下流の検査ステーションを有している。
【発明を実施するための形態】
【0027】
図1は、管状ブリスタ包装体の製造用装置の第1好適実施形態の略図を示している。本装置は、薬剤供給収納ユニット1を含み、該ユニットは、異なる薬剤用に複数の供給容器21を含む。各供給容器21は、所定種類の薬剤から成る複数の同様な薬剤服用量を保持できる。各供給容器21は、該容器に割当てた分配装置22を有し、分配装置22で、個々の薬剤服用量を、供給容器21から選択的に取出して、分配できる。供給容器21(キャニスタとも呼ぶ)は、分配装置22と共に分配ステーション2を形成する。幾つかの実施形態では、分配ステーション2は、組付枠に適所で固定する分配装置22を含み、該分配装置22は、供給容器21をその上に設置できるようなホルダを有する。供給容器21を、例えば、再充填するために、分配ステーション2から手動で取外すことができる。図1で示した例示的な実施形態では、分配ステーション2を、例えば、壁の表側に配設し、この壁は、分配装置22が薬剤服用量を通過可能にする開口部を有し、それにより薬剤服用量は、壁の裏側にある捕集漏斗3へと下方に移動する。図1では、薬剤服用量6Aについて図式的に示しており、服用量6Aは、分配ステーション2を保持する壁の裏側で落下して、捕集漏斗3に入る。既に捕集漏斗3に落下した更なる薬剤服用量6Bは、漏斗3の側壁に沿って出口へと滑り下りる。他の薬剤服用量6A及び6Bと略同時に分配装置22の1つによって分配した第3薬剤服用量6Cを、捕集漏斗3の出口を通過している位置で示している。
【0028】
全分配ステーション2の分配装置22を、管状ブリスタ包装体の製造用装置の制御コンピュータによって制御するが、管状ブリスタ包装体のポケットに充填する薬剤服用量の群が、略同時に捕集漏斗3に落下し、該漏斗の出口を通り漏斗を出るように制御する。
【0029】
捕集漏斗3の出口では、出て来る薬剤服用量を、バッファ装置5によって捕集する。バッファ装置5は、水平コンベヤベルト50を含み、コンベヤベルト50は、偏向ローラ52上を走り、コンベヤベルト50の外側には、画定壁51を使用して、保持室を形成する。捕集漏斗3から出て来る薬剤服用量6C、6Dは、画定壁51によってコンベヤベルト50上に形成した保持室に落下する。管状ブリスタ包装体のポケットに充填する薬剤服用量の群が、コンベヤベルト50の保持室に収集済みになると、コンベヤベルト50を(図1の右に)更に移動させ、それにより保持室に収容した薬剤服用量6Eが、図1で示した例示的実施形態ではカメラを含むセンサ装置7の検出範囲に入るようにする。ここで、センサ装置のカメラ7は、薬剤服用量6Eの群の画像を検出し、該画像を評価制御装置に送るが、評価制御装置は、管状ブリスタ包装体の製造用装置の制御コンピュータの一体部品とすることができる。更なるセンサをコンベヤベルト50に配設できるが、更なるセンサとしては、例えば、光膜スイッチ(photo eye)や、薬剤服用量6Eの群の他の所定の特性を検出して、検出結果を評価制御装置に送る他の放射線検出器がある。評価制御装置は、センサ装置によって検出した画像又はセンサ装置によって検出した所定の特性を用いて、コンベヤベルト50上にある一時的に収納した薬剤服用量6Eの群が、評価制御装置のメモリにその特性が保存されている被充填薬剤服用量の群と対応しているか否かを判定する。例えば、供給容器21に収納した全薬剤服用量の形、色、及び光沢を、メモリに保存してある。それと同時に、評価制御装置は、どの薬剤服用量の群を次に管状ブリスタ包装体のポケットに充填すべきかも理解している。薬剤服用量の群に関するこの情報と薬剤服用量の保存した特性から、評価制御装置は、参照画像を決定でき、参照画像を、カメラ7によって検出した画像の特性と比較できる。例えば、評価制御装置は、カメラ7によって検出した画像を評価する物体認識ソフトウェアを含む。評価制御装置が、一時的に収納した薬剤服用量6Eの群が、所定の被充填薬剤服用量の群と対応していると判定すると、コンベヤベルト50を更に移動させ、それにより薬剤服用量の群を、ブリスタ包装装置4に送れるようにする。例えば、コンベヤベルト50を、偏向ローラ52上でガイドし、偏向ローラ52の下に、ブリスタ包装装置4の捕集漏斗40を配設する。コンベヤベルト50が偏向ローラ52上を走ると、薬剤服用量6Fは、捕集漏斗40に落下し、その結果、ブリスタ包装装置4に到達する。
【0030】
捕集漏斗40の分配口下に、管状ブリスタ包装体のポケットを、該ポケットが上部で開口した状態で、ブリスタ包装装置4によって形成する。これを、供給ローラ41上に提供したプラスチックフィルム片を、偏向ローラ42を用いて偏向し、それによって上部で開口したポケットを形成するように折り畳み、ブリスタ包装装置4のハウジング43内部で、二分した熱可塑性のフィルム片を、互いに重ね合わせ、連続ポケットの境界を形成するために、搬送方向を横断して溶接して、行う。上部がまだ開口している管状ブリスタ包装体のポケットを、横断方向の溶接によって形成すると直ぐに、ポケットに収容する薬剤服用量6Fの群を充填する。次に、ポケットを、その上部で、長手方向に溶接し、それにより充填済みの薬剤服用量の群を封入するようにする。
【0031】
図1は、管状ブリスタ包装体の個々のポケット47を図式的に示しており、ポケットを、薬剤服用量6Gの群で充填している。管状ブリスタ包装体のポケット47に充填した薬剤服用量6Gの群は、例えば、単一の薬剤服用量、即ち、錠剤、カプセル、又はコーティング錠を含むことができる;また、薬剤服用量6Gの群は、複数の同様な又は異なる薬剤服用量を含むこともできる。こうして製造した管状ブリスタ包装体を、今度は、ガイドローラ42上で偏向し、ロール48に巻取る。
【0032】
しかしながら、コンベヤベルト50上のバッファ装置5によって一時的に収納した薬剤服用量6Eの群について、関連する所定の被充填薬剤服用量の群と対応していないと、評価制御装置が、センサ装置のカメラ7によって検出した画像を用いて判定した場合、及び適用可能であれば、センサ装置によって判定した他の所定の特性を用いて判定した場合、この薬剤服用量6Eの群を、ブリスタ包装装置4の方向には、更に搬送しない。その代わりに、薬剤服用量が不足していることが分かれば、当該薬剤服用量の群を修正する、即ち、不足を補う、或いは、特に薬剤服用量が間違っている、不足している、又は余分であることが分かると、当該薬剤服用量の群を廃棄する。評価制御装置が、センサ装置からの情報に基づいて、当該薬剤服用量の群の中、薬剤服用量が不足しているか否か、及びどの薬剤服用量が不足しているかを明確に判定できる場合、コンベヤベルト50を逆方向に(即ち、図1の左へ)に移動させ、それにより不完全な群を収容する保持室が、捕集漏斗3の出口下に戻るようにする。次に、対応する分配装置22を、不足する薬剤服用量が捕集漏斗3に落下し、捕集漏斗3からコンベヤベルト50の保持室に入り、完成するように制御する。次に、コンベヤベルトを、再び右に移動させ、それによりカメラ7が、もう一度、補足した薬剤服用量6Eの群の画像を検出できるようにする。
【0033】
しかしながら、薬剤服用量6Eの群が間違った、欠陥がある(例えば、割れた)及び/又は余分な薬剤服用量を含むことが分かった場合、コンベヤベルト50を、コンベヤベルト上の保持室を左側の偏向ローラ52上に移動するまで左へと後退させ、それにより欠陥がある薬剤服用量の群が、廃棄装置8の捕集漏斗81に落下するようにする。捕集漏斗81から、薬剤服用量は、廃棄物容器82に入る。それによって、廃棄物容器は、薬剤服用量6H及び廃棄した欠陥がある薬剤服用量6Iの群の一部を収集する。欠陥がある薬剤服用量6Iの群を廃棄後、続いて、新たな薬剤服用量の群を、管状ブリスタ包装体の同じポケットに蓄積して、カメラ7を使用して検査できる。
【0034】
正確に充填したポケットを有する管状ブリスタ包装体を製造するまで、これらの手順を繰り返す。こうして製造した管状ブリスタ包装体は、次に、充填の欠陥について検査する必要がない。
【0035】
図2は、本発明による管状ブリスタ包装体の製造用装置に関する別の実施形態を示している。この実施形態は、分配ステーション2、バッファ装置5、ブリスタ包装装置4、及び廃棄装置8を含んでおり、図1による例示的な実施形態の対応する装置とは異ならないため、それらについて、ここで詳細に記述する必要はない。図2による装置は、図1による装置と、分配ステーション2の分配装置22によって分配する薬剤服用量を、どのようにバッファ装置に送るかに関する方法だけが異なる。図1による例示的な実施形態でのように、図2による実施形態でも、薬剤服用量を、供給容器21に収納する。供給容器21と分配装置22で構成する分配ステーション2を、同じ方法で、管状ブリスタ包装体の製造用装置の制御コンピュータによって制御し、それにより被充填薬剤服用量を分配する。これに関連して、しかしながら、薬剤服用量は、大型で共通の収集漏斗に落下しない;その代わり、ガイドシャフト90を、互いに上下に重ねて配設した分配ステーション2の垂直列に隣接して配置する。ガイドシャフト90は、垂直ガイドシャフトであり、内部が空洞で、互いに上下に重なるように配設する多数の入口93を有する。かかるガイドシャフト90を、分配ステーションの垂直列と隣接して直ぐ裏側に配置すると、入口93は、分配ステーション列の分配装置22の出口に隣接して位置する。分配装置22から出た薬剤服用量は、その結果、入口93を通りガイドシャフト90に入り、ガイドシャフト90内を落下する。ガイドシャフト90を、水平方向に、一垂直列から隣接する列へと、その都度、更に移動させ、それにより各循環中に、分配ステーション2の全列を通過して移動させるようにする。適切に循環して分配装置22によって薬剤服用量を分配することで、各分配ステーション2は、該ステーションの薬剤服用量を特定のガイドシャフト90に分配できる。更に、分配ステーション2の列が、薬剤服用量を第1ガイドシャフト90に分配する際に、分配ステーション2の隣接する列は、該列の薬剤服用量を、隣接するガイドシャフト90に分配できる。これにより、薬剤服用量の群を、時間に関して、並行して、異なるガイドシャフト90で収集可能になる。
【0036】
ガイドシャフト90の下端部の下には、小型の収集容器95があり、該収集容器95を、ガイドシャフト90と共に移動する。ガイドシャフト90内で落下する薬剤服用量は、これらの収集容器に入り、それにより個々の薬剤服用量の群を、次々に、一連の収集容器95に収集できるようにする。
【0037】
分配ステーション2を、例えば、水平面において行列のマトリクスで配設し、ガイドシャフト90を、分配ステーション2のこの垂直面に隣接して移動させる。これに関連して、ガイドシャフト90を、搬送ベルト92と接続し、例えば、搬送ベルト92は、まず分配ステーション2の裏側の平面においてガイドシャフト90をガイドし、その後ガイドシャフト90を偏向し、それによりガイドシャフト90を再び元に戻し、分配ステーション2を通り再度移動できるようにする。互いに連結したガイドシャフト90の偏向について、矢印94で示している。また、収集容器95も、チェーンを形成するよう互いに接続し、ガイドシャフト90と同じ速度で横方向に移動させる。ここでもまた、収集容器95のチェーンの偏向を、矢印96で示している。これに関連して、収集容器95を、好適には、ガイドシャフト90の偏向点を通過して(図2で更に右へ)ガイドし、そこで、収集容器95を、バッファ装置5の搬送装置50の保持室に空けることができる。
【0038】
図3は、バッファ装置5’の別の実施形態を示しており、バッファ装置5’では、薬剤服用量を搬送するのにコンベヤベルトではなく、シュート55を使用する。シュート55を、捕集漏斗3の分配口から出た薬剤服用量6Cが、シュートの最高点に衝突し、そこからまず捕集領域に滑り下りるように傾斜させ、該捕集領域では、仕切り56が、薬剤服用量が更に滑るのを防止する。そのため、滑り下りた薬剤服用量6Eは、仕切り56の上方に集まり、その結果、カメラ7の検出領域71内に位置する。カメラ7は、次に、そこに一時的に収納した薬剤服用量6Eの画像を検出し、該画像を、評価制御装置に送る。評価制御装置は、カメラ7によって検出した画像を用いて、捕集領域に一時的に収納した薬剤服用量6Eの群が、所定の被充填薬剤服用量の群に対応しているか否かを判定する。対応している場合には、仕切り56を、薬剤服用量6Eが次のシュート57へと更に移動するように開放し、その結果、薬剤服用量6Fは、図1に関して既に記述したブリスタ包装装置4の捕集漏斗40に落下する。
【0039】
しかしながら、評価制御装置が、一時的に収納した薬剤服用量6Eの群が、所定の被充填薬剤服用量の群に対応していないと判定した場合には、仕切り56を、薬剤服用量6Eが今度は異なるシュート58に入り、該シュート58から、廃棄物容器82の捕集漏斗81に落下するように、異なる方法で開放する。
【0040】
本発明の思想の範囲内で、多数の別の実施形態が想到できる。コンベヤベルトとシュートの組合せ又は別の搬送装置を使用できる。好適には、バッファ装置5を、薬剤服用量を捕集する第1位置と、センサ装置が薬剤服用量の画像又は所定の特性を検出する第2位置との間の搬送経路を出来るだけ短くするように、構成すべきである。欠陥がある薬剤服用量の群をセンサ装置の場所で判定する場合には、薬剤服用量の群の正しい交換群の収集を、第1位置で直ぐに開始するように、及び交換群をセンサ装置に移動させながら、欠陥のある群を廃棄するように、搬送装置を構築することもできる。かかる実施形態の場合には、図1及び図2で示したコンベヤベルトを使用すると、そこに落下する薬剤服用量6F用偏向装置は、コンベヤベルト50の右端に、即ち、右の偏向ローラ52に位置してもよく、この偏向装置は、落下する薬剤服用量を、ブリスタ包装装置4の捕集漏斗40に(群が正しければ)、又は廃棄物容器の捕集漏斗に(群が欠陥であれば)ガイドする。
図1
図2
図3
図4