特許第6720209号(P6720209)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6720209
(24)【登録日】2020年6月19日
(45)【発行日】2020年7月8日
(54)【発明の名称】鍵の着用具
(51)【国際特許分類】
   A47G 29/10 20060101AFI20200629BHJP
【FI】
   A47G29/10 B
【請求項の数】8
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2017-555191(P2017-555191)
(86)(22)【出願日】2016年1月8日
(65)【公表番号】特表2018-501932(P2018-501932A)
(43)【公表日】2018年1月25日
(86)【国際出願番号】KR2016000201
(87)【国際公開番号】WO2016111586
(87)【国際公開日】20160714
【審査請求日】2018年12月4日
(31)【優先権主張番号】10-2015-0002496
(32)【優先日】2015年1月8日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】517241156
【氏名又は名称】キム,ガップ シク
(74)【代理人】
【識別番号】110000338
【氏名又は名称】特許業務法人HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
(72)【発明者】
【氏名】キム,ガップ シク
【審査官】 村山 達也
(56)【参考文献】
【文献】 特開2000−279215(JP,A)
【文献】 登録実用新案第3020060(JP,U)
【文献】 特開2001−112520(JP,A)
【文献】 欧州特許出願公開第00420607(EP,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2007/0200716(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47G 29/10
A44B 15/00
A44C 5/00〜 5/24
A63H 1/00〜37/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
鍵を着用するための鍵の着用具であって、
鍵が付着される本体;及びこの本体と閉輪の形状を成すように前記本体に結合されて一部または全部が弾性変形可能な材料で形成されるバンドを含み、
前記バンドの一端は前記本体に固定式に結合されて、他端は前記本体に挿入されて、前記バンドには前記他端から前記バンドの長さの方向に従って複数の突起が形成されて、前記本体の内には前記突起の中で一つ以上の突起と解除可能に噛み合って弾性変形の可能な材料で成される噛み合い手段が設けられて、
それぞれの前記突起は、前記バンドの他端を前記本体に挿入する方向に移動させると前記噛み合い手段と前記突起とがお互いに噛み合わないように前記噛み合い手段を弾性変形させる第1表面及び前記バンドの他端を前記本体から引き出す方向に移動させると前記噛み合い手段と噛み合って前記バンドの移動を防止する第2表面を具備して、前記バンドの他端を前記本体から引き出す方向に所定以上の力を与えると前記第2表面と前記噛み合い手段との噛み合いが解除されるように弾性変形されるものであり、
前記噛み合い手段は前記本体の内部の表面に支持される支持端部、この支持端部から前記バンドの他端を前記本体に挿入する方向に延長され前記突起の第2表面と触れ合う噛み合い部、及び前記支持端部から延長されてその延長された端部が前記本体の内部の表面に滑り接触する弾性支持部を含むものである鍵の着用具。
【請求項2】
第1項において、
それぞれの前記突起の第1表面は前記本体の噛み合い手段を圧縮させる傾斜面に形成されて前記第2表面は前記バンドの表面に垂直する表面に形成されるものである鍵の着用具。
【請求項3】
第1項において、
前記複数の突起の中で前記バンドの他端に近接する突起は前記バンドの他端を前記本体から引き出す方向への前記所定以上の力によって弾性変形されない厚さを持つものである鍵の着用具。
【請求項4】
鍵を着用するための鍵の着用具であって、
鍵が付着される本体及びこの本体と閉輪の形状を成すように前記本体に結合されるバンドを含み、
前記バンドは、それぞれがその長さの方向に対して垂直または傾斜するように配置されて前記バンドを引っ張る力によって前記長さの方向に平行の方向に変形される変形部と前記変形部の間を連結する連結部が交互に配置される状態で設けられて弾性変形が可能な材料で形成される複数のバンド要素で成される伸縮性バンド部を含み、
前記複数のバンド要素はお互いに平行に配置されるものであり、
前記伸縮性バンド部は2個のバンド要素で成されて、それぞれの前記バンド要素は大直径を持つ大径部と、この大径部に比べて小さい直径を持つ小径部が前記バンドの長さの方向に延長される中心線に対してお互いに交互に配置されて、いずれか一つの前記バンド要素の大径部と他の一つの前記バンド要素の小径部は同心に配置されるものである鍵の着用具。
【請求項5】
項において、
前記複数のバンド要素の連結部は近接する連結部とその一点で相互に結合されるものである鍵の着用具。
【請求項6】
または項の中のいずれか一つの項において、
前記バンドの一端は前記本体に固定式に結合されて、他端は前記本体に挿入されて、前記バンドには前記他端から前記バンドの長さの方向に従って複数の突起が形成されて、前記本体の内には前記突起の中で一つ以上の突起と解除可能に噛み合って弾性変形が可能な材料で成される噛み合い手段が設けられて、
それぞれの前記突起は、前記バンドの他端を前記本体に挿入する方向に移動させると前記噛み合い手段と前記突起とがお互いに噛み合わないように前記噛み合い手段を弾性変形させる第1表面及び前記バンドの他端を前記本体から引き出す方向に移動させると前記噛み合い手段と噛み合って前記バンドの移動が防止される第2表面を具備して、前記バンドの他端を前記本体から引き出す方向に所定以上の力を与えると前記第2表面と前記噛み合い手段との噛み合いが解除されるように弾性変形されるものである鍵の着用具。
【請求項7】
第1項乃至第項の中のいずれか一つの項において、
前記バンドの前記他端の側には前記鍵が結合される鍵固定部が前記バンドの長さの方向に延長されて設けられて、この鍵固定部は前記本体の長さの方向の一端部に設けられる溝に結合されて、前記鍵が前記本体の一表面に前記バンドの長さの方向に配置されるものである鍵の着用具。
【請求項8】
第1項乃至第項の中のいずれか一つの項において、
前記バンドには盗難防止用装置が付着できるホールが形成されているものである鍵の着用具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は鍵を着用して携帯できるようにする鍵の着用具に関することであって、具体的に閉輪の形態に形成されて鍵を人体に手首または足首などに着用できるようにする鍵の着用具に関することである。
【背景技術】
【0002】
銭湯、ウォーターパーク、スポーツセンターなどのようにユーザーが服や携帯品を収納する個別のキャビネットが具備されているところでは、ユーザーがキャビネットに携帯品などを収納した後に該当キャビネットの施錠装置を開閉できる鍵を携帯して風呂とか水遊びまたはスポーツ活動などを楽しむ。
【0003】
このような活動をすることにおいて鍵を携帯することが不便で紛失の危険もあるため、ユーザーが手首または足首などに着用できるバンドに鍵を付着する鍵の着用具が活用されている。
【0004】
このような鍵の着用具はユーザーが容易に着脱できるしユーザーの手首または足首の大きさの差を顧慮してバンドの長さが調節できるように構成されているが、そのような従来技術のバンドの例示として、図15及び図16の写真に図示されているようなバンドを採用する鍵の着用具がある。
【0005】
図15に図示された従来技術の鍵の着用具は鍵が付着される本体110の両端にスプリングの形態に構成されて長さの方向に引張力を与えることによってその長さが延長されて弾性を持つバンド120が付着されている。このような鍵の着用具はユーザーがバンド120に引張力を与えてその長さを延長した後に手首または足首に挟むと、バンドの弾性復元力によってユーザーの手首または足首に挟まれた状態を維持する。
【0006】
しかし、このようなスプリング形のバンドを持つ従来技術の鍵の着用具の場合、バンドの長さを成年の男性の平均的な手首または足首の大きさに合わせて製作すると、手首または足首の大きさが小さい女性や子供の手首や足首にはかなり緩いものになり、活動の間に鍵の着用具が手首などから離脱して鍵を紛失する憂いがある。
【0007】
逆に、バンドの長さを手首や足首の大きさが小さい人に合わせて製作する場合には、平均以上の手首または足首の大きさを持つ人にはバンドが手首などを締めてとても不便である。
【0008】
それに、このような鍵の着用具を長い間に使用することによってバンドの弾性が失われてバンドがとても緩くなることやバンドの一部が切れる問題がある。
【0009】
他の従来技術の鍵の着用具として図16に図示された鍵の着用具200は長円形の部分211が連続的に付着された形態のバンド210を形成して、連続する長円形の部分たち211の中間に鍵付着部212を設けて、バンド210の両端をキャビネットの番号などを記載するパネル220に固定した形態で構成されている。
【0010】
このような図16の鍵の着用具も図15に図示された鍵の着用具と同じように多様な大きさの手首や手首に合わせられない問題点がある。
【0011】
また、このような鍵の着用具のバンド210はその着用をためにバンドの長さの方向に引張力を与えると長円形の部分211の形態がバンドの長さの方向へ変化しながらバンドの全体の長さが延長される。従って、鍵の着用具を使用し続けることによって、バンドの長さを延長しようとする引張力が繰り返して作用すると長円形の部分211の形態が引張力が与えられる方向に変化して弾性力を失うし長円形の部分211のある一部が切れる場合にはバンドの全体の長さが延長されてバンドとしての機能を失って鍵を紛失する憂いがあり、あわせて盗難事故にも連結される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明は前述の従来技術による鍵の着用具の問題点を顧慮して、鍵の着用具のユーザーの手首または足首の大きさの差に合わせてバンドの長さを容易に調節できるし鍵の着用具を容易に手首または足首のような着用位置に着用して脱ぐことができる構成を具備する鍵の着用具を提供しようとする。
【0013】
また、本発明はユーザーの手首または足首の大きさに合わせて調節できるように鍵の着用具のバンドを引っ張ることに従ってその長さが変化できながら、繰り返す引張力の付与によってその形態が変化するとか長さが伸びて弾性力を失うこともなく、たとえ繰り返す使用によってバンドの一部が切れてもバンドの全体の弾性力が失われるとかバンドの長さが伸びることがない鍵の着用具を提供しようとする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
前述の本発明の課題は、鍵が付着される本体;及びこの本体と閉輪の形状を成すように前記本体に結合されて一部または全部が弾性変形が可能な材料で形成されるバンドを含み、前記バンドの一端は前記本体に固定式に結合されて、他端は前記本体に挿入されて、前記バンドには前記他端から前記バンドの長さの方向に従って複数の突起が形成されて、前記本体の内には前記突起の中で一つ以上の突起と解除可能に噛み合って弾性変形が可能な材料で成される噛み合い手段が設けられて、それぞれの前記突起は、前記バンドの他端を前記本体に挿入する方向に移動させると前記噛み合い手段と前記突起とがお互いに噛み合わないように前記噛み合い手段を弾性変形させる第1表面及び前記バンドの他端を前記本体から引き出す方向に移動させると前記噛み合い手段と噛み合って前記バンドの移動を防止する第2表面を具備して、前記バンドの他端を前記本体から引き出す方向に所定以上の力を与えると前記第2表面と前記噛み合い手段との噛み合いが解除されるように弾性変形されるものである鍵の着用具によって達成される。
【0015】
本発明の鍵の着用具を使用しない状態で、バンドの他端は本体の内側に挿入されバンドの長さの方向に設けられた複数の突起の中で一つ突起の第2表面が本体の内に設けられた噛み合い手段に噛み合っているが、ユーザーが自分の手首または足首の大きさに合わせてバンドを本体の内側に押し込めば、噛み合い手段と噛み合っていった突起はバンドを押し込む方向に移動して噛み合い手段との噛み合いが解除される。続いてバンドを更に押し込めば、噛み合いが解除された突起に引接する次の突起たちはその第2表面が噛み合い手段を弾性変形させながら噛み合い手段を超えて移動することになる。
【0016】
ユーザーが自分の手首または足首の大きさに合わせてバンドを本体に対して適切に押し込む状態でその押し込む動作を止めると、バンドの本体の内の噛み合い手段はバンドの2個の突起の間に有るようになる。この状態でバンドが引き出し方向に移動すると、その引き出し方向に噛み合い手段に引接する突起の第2表面が噛み合い手段に噛み合うことでバンドの移動が防止される。
【0017】
ユーザーが本発明の鍵の着用具を自分の手首や足首から抜き出そうとする場合、ユーザーがバンドを本体からの引き出し方向に引くと、噛み合い手段に噛み合っていった突起の第2表面にその引張力が加われながら突起が変形するし、このような変形によって突起の第2表面と噛み合い手段との噛み合いが解除されてバンドが本体から引き出される方向に引っ張られて、ユーザーがバンドに引張力を与え続けると噛み合いが解除された突起の次の突起も同じような作用によって噛み合い手段との噛み合いが解除されバンドが本体から引き出されてその長さが延長されることで、ユーザーは手首または足首をバンドから抜き出すことが可能になる。
【0018】
このような本発明の構成及び作用によって、鍵の着用具のユーザーは本発明による鍵の着用具のバンドが自分の手首または足首の大きさに合わない場合に本体に固定されていないバンドの他端をただ本体の内側に押し込むあるいは引っ張ることでバンドの長さを自分の手首または足首の大きさに合わせることが可能で、同じような動作によって本発明による鍵の着用具を容易に着用するまたは脱ぎだすことができる。
【0019】
特に、このようにバンドの長さが広い範囲で調節されることができるため、鍵の着用具のユーザーが子供のように手首などが小さい場合や手首などがすごく太い場合にも本発明の鍵の着用具をユーザーの手首などに合わせて容易に着用することができる。
【0020】
本発明の具体的な実施形態によれば、それぞれの前記突起の第1表面は前記本体の噛み合い手段を圧縮させる傾斜面に形成されて前記第2表面は前記バンドの表面に垂直する表面に形成できる。
【0021】
このような構成によれば、バンドを本体に挿入する方向に移動させると本体の噛み合い手段は突起の第1表面の傾斜面のよって圧縮変形されながらバンドの移動を阻止しなくなり、バンドを本体から引き出す方向に移動させると本体の噛み合い手段が突起の第2表面の垂直表面と噛み合うことで引き出し方向へのバンドの移動が防止される。
【0022】
また、バンドを引き出す方向に所定以上の引張力を与える場合、突起がこの引張力によって弾性変形され第2表面の垂直表面が第1表面と同じく傾いた傾斜面になる。従って、噛み合い手段と第2表面との噛み合いが解除されバンドがその引き出し方向に移動できるようになる。
【0023】
本発明の追加の実施形態によれば、前記複数の突起の中で前記バンドの他端に引接する突起は前記バンドの他端を前記本体から引き出す方向への前記所定以上の力によって弾性変形されない厚さを持つように構成されることもできる。
【0024】
このような構成によれば、バンドの他端を本体の内側に挿入してバンドの他端に引接する突起が本体の内部の噛み合い手段を超えて移動した後には、バンドを引き出し方向に引っ張ると他の突起たちは所定以上の引張力によって本体の噛み合い手段との噛み合いが解除されるが、バンドの他端に引接する突起は所定以上の引張力によっても弾性変形されないので、噛み合い手段との噛み合いが解除されない。
【0025】
従って、本実施形態による鍵の着用具は一応バンドの他端を本体の内側に挿入した後にはバンドの他端が本体から完全に引き出されて分離されることは発生しない。
【0026】
このような構成及び作用によれば、本実施形態の鍵の着用具はいつも本体とバンドが結合された状態を維持するようになるので、バンドの他端が本体と分離されていてユーザーが鍵の着用具を着用するためにバンドの他端を本体に挿入することなく、ただバンドを押して引く動作だけをすればいいので、その使用がとても簡単になる。
【0027】
本発明の追加の実施形態によれば、前記噛み合い手段は前記本体の内部表面に支持される支持端部、この支持端部から前記バンドの他端を前記本体に挿入する方向に延長され前記突起の第2表面と触れ合う噛み合い部、及び前記支持端部から延長されてその延長された端部が前記本体の内部表面に滑り接触しながら支持される弾性支持部を含むものでもある。
【0028】
このような実施形態によれば、噛み合い手段の噛み合い部はバンドの他端を本体に挿入する方向に延長されているのでバンドを本体に挿入するとバンドの突起の第1表面が噛み合い部を押さえながらバンドが噛み合い部を超えて本体の内に挿入されることができて、逆にバンドを本体から引き出すと噛み合い部の端部が突起の第2表面と触れ合ってバンドの引き出しが阻止される。
【0029】
また、噛み合い手段は一側ではその端部が本体の内部の表面に支持されて他側では弾性支持部の端部が本体の内部の表面に支持されることで、本体の内部で維持されることができて、弾性支持部の延長された端部が本体の内部の表面に滑り接触するのでバンドの挿入による噛み合い手段の弾性変形が円滑に行われる。
【0030】
本発明のまた他の形態として、本発明の鍵の着用具は鍵が付着される本体及びこの本体と閉輪の形状を成すように前記本体に結合されるバンドを含み、前記バンドは、それぞれがその長さの方向に対して垂直または傾斜するように配置され前記バンドを引っ張る力によって前記長さの方向に平行な方向に変形される変形部と前記変形部の間を連結する連結部が交互に配置される状態で設けられて弾性変形が可能な材料で形成される複数のバンド要素で成される伸縮性バンド部を含み、前記複数のバンド要素はお互いに平行に配置されることで構成される。
【0031】
このような本発明の構成によれば、本発明の鍵の着用具のユーザーが鍵の着用具を手首または足首などに着用しようとする場合に、バンドに引張力を与えるとバンドの伸縮性バンド部を構成するそれぞれのバンド要素で変形部がバンドの長さの方向に平行な方向に弾性変形することで伸縮性バンド部が伸びてバンドの全体の長さが弾力的に伸びるのでユーザーが容易に鍵の着用具を着用することができ、バンドに与えられた引張力を除去するとそれぞれのバンド要素の弾性復元力によってバンドがユーザーの手首または足首に密着するようになる。
【0032】
また、前述の構成の鍵の着用具では伸縮性バンド部がお互いに平行に配置される複数のバンド要素によって構成されるので、それぞれのバンド要素をバンドの全体の幅に比べて細く形成することが可能でありバンドに引張力を与えるところによってバンド要素がとても柔軟に変形されることができる。
【0033】
特に、バンドの全体の幅に比べて直径が小さいまたは幅や厚さが細いバンド要素を使用することでバンド要素の全体変形量及びバンドに作用する引張力に比べてそれぞれのバンド要素の表面側に作用する応力と変形率がかなり小さくなるので、まずそれぞれのバンド要素及びバンド要素たちで構成されるバンドの変形がかなりスムーズに行われてバンドの弾力性が高まり、次に、繰り返す変形によるバンドの表面での素材の永久変形やクラックの発生による切断現象が防止される。
【0034】
また、複数のバンド要素を平行に配置することで、一つのバンド要素が切断される場合にもバンドの全体の形態が大きく変形されるとか長さが伸びることが最小にされて、バンドの外観の美感が向上される。
【0035】
前述の形態の本発明の鍵の着用具の付加的な特徴として、前記伸縮性バンド部は2個のバンド要素で成されて、それぞれの前記バンド要素は大直径を持つ大径部と、この大径部に比べて小さい直径を持つ小径部が前記バンドの長さの方向に延長される中心線に対してお互いに交互に配置されて、いずれか一つのバンド要素の大径部と他のバンド要素の小径部は同心に配置されることで構成できる。
【0036】
このような構成によれば、バンドに長さの方向に引張力を与えることによってそれぞれのバンド要素の大径部と小径部とはバンドの長さの方向に平行するようになる方向に形態が変形されバンド要素の長さが伸びる。しかし、2個のバンド要素はそれぞれの大径部と小径部とがお互いに同心に配置されるので、一つのバンド要素の大径部が変形されてもその変形される形態と同じような形態に他のバンド要素の小径部が変形されるため、引張力の付与による形態変形によってバンド要素同士の干渉は行われない。
【0037】
このような構成において、大径部及び小径部の大部分はバンド要素の変形部として機能し、バンドの幅方向で見て、大径部及び小径部の最外郭の部分はバンドの長さの方向に平行な位置にいるので、長さの方向の引張力の付与にもかかわらずその形態の変形がほとんど行われなく、バンドの変形部をお互いに連結する連結部として機能する。
【0038】
一方、前記複数のバンド要素の連結部は引接する連結部とその一点で相互に結合されるよう構成される。
【0039】
このような構成によって複数のバンド要素はお互いに連結されるが、このような結合位置をバンド要素の連結部に設けることでバンドに引張力を与えてバンド要素が弾性変形される場合に複数のバンド要素はお互いに結合されることがそれぞれのバンド要素の弾性変形を妨害することではなくなる。
【0040】
また、このようなバンド要素の間の結合によってバンド要素の中でいずれか一つに永久変形があるとか切断が行われる場合でもバンドの全体の形態が大きく変化することが防止される。
【0041】
一方、本発明の一つの具体的な実施形態として、本発明の鍵の着用具は、鍵が付着される本体及びこの本体とこの本体と閉輪の形状を成すように前記本体に結合されるバンドを含み、前記バンドは、それぞれがその長さの方向に対して垂直または傾斜するように配置されて前記バンドを引っ張る力によって前記長さの方向に平行な方向に変形される変形部と前記変形部の間を連結する連結部が交互に配置される状態で設けられて弾性変形が可能な材料で形成される複数のバンド要素で成される伸縮性バンド部を含み、前記複数のバンド要素はお互いに平行に配置されて、前記バンドの一端は前記本体に固定式に結合されて、他端は前記本体に挿入されて、前記バンドには前記他端から前記バンドの長さの方向に従って複数の突起が形成されて前記本体の内には前記突起の中で一つ以上の突起と解除可能に噛み合って弾性変形が可能な材料で成される噛み合い手段が設けられて、それぞれの前記突起は、前記バンドの他端を前記本体に挿入する方向に移動させると前記噛み合い手段と前記突起とがお互いに噛み合わないように前記噛み合い手段を弾性変形させる第1表面及び前記バンドの他端を前記本体から引き出す方向に移動させると前記噛み合い手段と噛み合って前記バンドの移動が防止される第2表面を具備して、前記バンドの他端を前記本体から引き出す方向に所定以上の力を与えると前記第2表面と前記噛み合い手段との噛み合いが解除されるように弾性変形されることで構成できる。
【0042】
このような実施形態によれば、本発明の鍵の着用具を着用する時にバンドの他端を本体に適切な深さに挿入してバンドの長さをユーザーの手首または足首の大きさに適切に合わせて着用できることだけではなく、バンドを着用するとか脱去する過程で伸縮性バンド部の弾性変形によってバンドの着用及び脱去が更にスムーズに行われることができ、バンドを着用している状態でも伸縮性バンド部が与える弾性力によってバンドがユーザーの手首または足首に密着されることができる。
【0043】
本発明の追加の実施形態として、前記バンドの前記他端側には前記鍵が結合される鍵固定部が前記バンドの長さの方向に延長されて設けられて、この鍵固定部は前記本体の長さの方向の一端部に設けられる溝に結合され、前記鍵が前記本体の一表面に前記バンドの長さの方向に配置されることで構成できる。
【0044】
このような本発明の追加の構成によれば、鍵はバンドに結合された状態でバンドの長さの方向に本体の一表面に配置されるため、本体にバンドを付着するための別途の構成を設ける必要がなく、鍵がバンドの長さの方向に配置されるので鍵がユーザーの手首または足首に接触してユーザーに不便をもたらすことがない。
【0045】
本発明の追加の実施形態として、前記バンドには盗難防止用の装置を付着できるホールが形成される。このような構成によってユーザーが鍵及び鍵の着用具を運営者に返納しないことが防止できる。
【0046】
以下、本発明の前述の構成たちを具備する好ましい実施形態を図面を参照して説明する。
【図面の簡単な説明】
【0047】
図1】本発明の一実施形態による鍵の着用具の写真である。
図2】本発明の一実施形態による鍵の着用具のバンドを示す写真である。
図3図2でバンドの伸縮性バンド部が伸びた状態を示す写真である。
図4図2の線A−Aによる断面図である。
図5図4の円C部分の拡大図である。
図6図4の円D部分の拡大図である。
図7】本発明の一実施形態による鍵の着用具の本体の上部ケースと下部ケースとの写真である。
図8】本発明の一実施形態による鍵の着用具の本体の上部ケースと下部ケースとの写真である。
図9】本発明の一実施形態による鍵の着用具の噛み合いスプリングの斜視図である。
図10】本発明の一実施形態でバンドのストラップが本体に挿入されている状態を示す断面図である。
図11】本発明の一実施形態でバンドのストラップが本体に挿入されている状態を示す断面図である。
図12】本発明の一実施形態でバンドのストラップが本体に挿入されている状態を示す断面図である。
図13】本発明の一実施形態でバンドのストラップが本体に挿入されている状態を示す断面図である。
図14】本発明の一実施形態でバンドのストラップが本体に挿入されている状態を示す断面図である。
図15】従来技術による鍵の着用具の写真である。
図16】従来技術による鍵の着用具の写真である。
【発明を実施するための形態】
【0048】
図1には本発明の一実施形態による鍵の着用具の簡略で全体的な構成を示す写真が図示されている。
【0049】
図1を参照して説明すると、本実施形態による鍵の着用具は鍵10が安着される本体20及びその両端が本体20に結合され鍵のユーザーの手首や足首などに着けられるバンド40で構成されている。
【0050】
バンド40はその固定端部80の2個の固定要素81が本体20に挿入されて固定されることで一端部が本体20に固定されバンド20を構成するストラップ50が本体20に挿入されて結合されることで、バンド40と本体20が閉曲線の形態を成している。
【0051】
本実施形態の鍵の着用具の使用時にバンド40は本体20にいつも結合された状態を維持するが、本実施形態のバンドの構成を説明するため本体20に結合されていない状態のバンド40を示す図2乃至図6を参照してバンドの構成を説明する。
【0052】
本実施形態のバンド40は一直線に延長されるストラップ50、ストラップ50の一端部から延長される伸縮性バンド部60及び伸縮性バンド部60の端部に設けられる固定端部80で成されている。
【0053】
このようなバンド40は各構成要素たちを別個に形成する必要はなく、ポリウレタンやその他の弾性変形が可能な素材を一体に射出して形成することができる。
【0054】
まず、ストラップ50の構成に対して説明すると、ストラップ50は直線上に延長されて形成され、その一側の表面には長さの方向を従って複数の突起51が順次に形成されている。
【0055】
図5を参照すると、それぞれの突起51は斜めの第1表面52及びほぼ垂直に形成される第2表面53で成されている。図6を参照すると、ストラップ50の端部に引接する端部突起55は他の突起たち51と同じように垂直に形成される垂直面56を具備しているが、この垂直面56の反対側は傾斜面で形成されなく突起が変形されないように大きい幅の厚さで形成されてストラップ50の端部を成している。
【0056】
また図2を参照して伸縮性バンド部60に対して調べると、伸縮性バンド部は2個のバンド要素70で成されているが、これらバンド要素70は大きい直径を持つ半円形の大径部71及び大直径部より小さい直径を持つ半円形の小径部72がバンド40の長さの方向の中心線に対してお互いに対向する関係に交互に配置されるが、一つのバンド要素の大径部71と他のバンド要素の小径部72とが同心を成して各部分がお互いに平行な関係に配置されている。
【0057】
また、バンド要素たちのそれぞれの大径部71及びこの大径部71と同心に配置されている他のバンド要素のそれぞれの小径部72の間には伸縮性バンド部60の幅方向の最外側に連結部(図3の62)が形成されお互いに同心に配置されている大径部71と小径部72をお互いに結合している。
【0058】
このような連結部62が設けられた地点は、バンド20に引張力を与えることでそれぞれのバンド要素70の形態が変形される時に変形が起こらない地点(図3参照)であるため、このような連結部62によってお互いに同心に配置される大径部71と小径部72をお互いに結合しても伸縮性バンド部60の弾性変形及び長さの伸張に妨害にならない。
【0059】
むしろ、このような連結部62によってお互いに同心に配置される大径部71と小径部72がお互いに結合されることで、2個のバンド要素70がお互いに離れることが発生しなく相互に平行な状態を維持できるし、特に、一つのバンド要素70の一部に切断や形態の永久変形が発生した場合にも余りの部分が連結部62によって他の一つのバンド要素70によって結合されているので伸縮性バンド部60の長さが伸びるとか形態の永久変形が行われることが最小になる。
【0060】
伸縮性バンド部60のおよそ長さの方向の中央には円形の固定ホール63が形成されているが、この固定ホール63は本発明による鍵の着用具をそのユーザーが返納しないのを防止するための盗難防止素子(図示せず)を結合することである。
【0061】
伸縮性バンド部60でストラップ50が結合される端部の反対側の端部には固定端部80が一体に形成されている。この固定端部80にはバンド20を本体20に結合するための2個の固定要素81が形成されているが、これら固定要素81は長く延長される形態に形成されて本体の下部ケース25の2個の貫通ホール(図8の28)に挿入されて固定される(図1参照)。また、これら固定要素81の間には鍵10を固定するための鍵固定部83が形成されているが、この鍵固定部83はストラップ50側から長く延長されてその端部に順次に2個の結合片(図4の84及び85)が形成されて、これら結合片84、85の間に鍵10が固定される(図1参照)。
【0062】
次に図7及び図8を参照して本体20の構成を説明する。
【0063】
上部ケース21と下部ケース25はお互いに噛み合って結合されて本体20を成して、これらは全てABS樹脂を射出成形して形成されるが、ABS樹脂の他にもポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレンのように射出可能なプラスチック材料を射出して形成することができる。
【0064】
上部ケース21と下部ケース25は本体20の内に噛み合いスプリング(図9の30)及びバンドのストラップ50が挿入されるように内側が中空形に形成されている。図8を参照すると、下部ケース25にはその長さの方向に延長される側壁たち29が形成されているが、この側壁たち29は上部ケース21に長さの方向に形成されている側壁たち(図示せず)と噛み合って上部ケース21と下部ケース25がお互いに結合するようにして、これら側壁たちの間にバンドのストラップ50が挿入される通路26を形成している(図10参照)。
【0065】
下部ケース25の表面には噛み合いスプリング30の端部が安着される溝27が形成されていて、バンドの固定端部80に形成される2個の固定要素81が挿入されて固定(図1参照)される貫通ホール28が形成されている。
【0066】
図7を参照すると、上部ケース51の外部の表面には鍵10が安着される表面24が上部ケースの外部の表面から窪むように形成されていて、バンド20の固定端部80が結合される長さの方向の端部側には固定端部の鍵固定部83が挟まれる溝23が形成されている。
【0067】
図9を参照すると、本発明の一実施形態の鍵の着用具でバンドストラップ50の突起51、55と噛み合う噛み合い手段である噛み合いスプリング30の斜視図が図示されている。
【0068】
噛み合いスプリング30はその端部35から噛み合い部31が上側に傾斜するように延長されて形成されていて、噛み合い部31の両方には端部35から上側に傾斜するように延長されてからまた下側に延長されて全体的におよそ半円形に形成される2個の弾性支持部33が形成されている。それぞれの弾性支持部33の端部には本体の下部ケース25の表面と接触して支持されながらスライドできるように屈曲がある表面34が設けられている。
【0069】
本実施形態で噛み合いスプリング30はステンレス鋼板で一体に成形して板スプリングに形成されるが、ステンレス鋼板の他でも大きい弾性係数を持つ材料であればいかなるものでも形成できる。
【0070】
以上に本発明の一実施形態による鍵の着用具を成す各構成要素たちを説明して、以下は図10乃至図14及び図2図3を参照してこれら構成要素たちの作用を説明する。ちなみに、図11乃至図14図10で円のE部分の拡大図である。
【0071】
まず、図10はバンドのストラップ50が本体20の内に挿入された状態でストラップの突起51の中の一つが本体20の内に装着された噛み合いスプリング30と噛み合っている状態を示す。
【0072】
図11を参照すると、この状態ではストラップの突起51の第2表面53が噛み合いスプリングの噛み合い部31の端部と触れ合ってバンド20に引張力が与えられてもストラップ50が本体20から抜け出さなくなる。
【0073】
しかし、バンド40の長さを伸ばすためにユーザーがバンド20にある程度以上の引張力を与えると、図12に示されているように、ストラップ50が本体20から引き出される方向(図10の矢印のF方向)に引っ張られてストラップの突起51が噛み合いスプリング30の噛み合い部31を強く押すようになり、噛み合いスプリング30の噛み合い部31がストラップの突起51に与える反作用力によって突起51が矢印’F’の反対方向に変形される。
【0074】
このような突起51の変形によって突起51の第2表面53が傾き、噛み合いスプリング30の噛み合い部31と突起51の第2表面53の間の噛み合い状態が解除されて、ストラップ50が本体20からの引き出し方向に移動するようになる。
【0075】
ストラップ50が移動すると噛み合いスプリング30との噛み合い状態が解除された突起51に引接する他の突起51と噛み合いスプリング30が噛み合い、続いてバンドに引張力を与えると突起51の変形によってストラップ50が本体20から続いて引き出されることができる。
【0076】
図13を参照すると、バンドに引張力を与え続けて噛み合いスプリング30がストラップ50の最後の突起、即ちストラップ50の端部に引接する端部突起55と噛み合うと、バンドに引張力を与えても端部突起55が変形されないので、端部突起55と噛み合いスプリング30の間の噛み合い状態は解除されなく、バンドのストラップ50はこれ以上本体20から引き出されない。
【0077】
ユーザーがバンド40の長さを減らすためにストラップ50を本体20に挿入する方向(矢印'F'の反対方向)に押すと、図14に示されているように、ストラップの突起51の斜めの第1表面52が噛み合いスプリング30の噛み合い部31を下の方に圧迫して噛み合い部31が下側に変形されストラップ50が本体20に挿入される方向に移動することになる。
【0078】
以上説明したように、本実施形態による鍵の着用具はバンドのストラップ50を本体20の内部に挿入するとか引き出すとかの簡単な作用によってバンド40の全体の長さを調節できるので、他人の手伝いなくユーザー自分でユーザーの手首または足首やその他の着用位置の大きさに合わせてバンド40の長さを調節して鍵の着用具を着用することができる。
【0079】
一方、本実施形態で鍵の着用具のバンド40には伸縮性バンド部60が設けられていて、この伸縮性バンド部60によってバンド40の長さが伸縮性を持つようになる。
【0080】
また図2及び図3を参照すると、図2は本発明の一実施形態によるバンドにいかなる力も与えられていない状態の写真を図示しているが、この状態で伸縮性バンド部60のそれぞれのバンド要素70はいかなる変形なく大径部71と小径部72が半円の形状を維持している。
【0081】
この状態でバンドを引くと、即ちバンド20に引張力を与えると、伸縮性バンド部60の大径部71と小径部72の半円の形態が、図3に図示されているように引張力が与えられる方向に広げられる形態に変形して、このような変形によってバンドの全体の長さが伸びる。しかし、引張力を除去すれとバンドの素材の弾性復元力によって図2に図示された状態に復元される。
【0082】
従って、ストラップ50が本体20に挿入される長さを調節してバンド40の長さをユーザーの手首や足首の大きさに大まかに合わせた状態で鍵の着用具を着用しようとする場合に手首や足首より大きい手の甲や足の甲の部分にバンドが挟まれる時に伸縮性バンド部が弾性変形して伸びることでバンドの長さが伸びてバンドを容易に着用できる。
【0083】
もう一方、ストラップ50が本体20に挿入された長さを調整しなく伸縮性バンド部60の弾性変形を利用して鍵の着用具を着用した状態でストラップ50を本体20に対して挿入するとか引き出すことでバンド20の長さをユーザーの手首や足首に合わせることもできる。
【0084】
このように、前述の本発明の実施形態による鍵の着用具はストラップの長さを容易に調節できるし、もう一方伸縮性バンド部によってもバンドの長さがユーザーの体の大きさに合わせることができる。
【0085】
以上、本発明の好ましい一実施形態の構成と作用を説明したが、本発明はこのような実施形態の構成と作用に限定されなく、添付の請求範囲に記載された範囲で様々な変形と修正が可能であって、そのような修正と変形された構成は本発明の権利範囲に属するものである。
【符号の説明】
【0086】
20:本体
30:噛み合いスプリング
40:バンド
50:ストラップ
60:伸縮性バンド部
70:バンド要素
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16