【課題を解決するための手段】
【0006】
発明の概要
本発明の第一の態様によれば、単離されたコラーゲン、場合により単離されたコラーゲン分散体を用意すること;単離されたコラーゲンを凍結させること;および凍結されたコラーゲンを脱水すること、により得ることができる変性コラーゲンが提供される。
【0007】
本発明の第二の態様によれば、単離されたコラーゲン、場合により単離されたコラーゲン分散体を用意すること;単離されたコラーゲンを凍結させること;凍結されたコラーゲンを脱水すること;および脱水されたコラーゲンを熟成させること、により得ることができる変性コラーゲンが提供される。
【0008】
用語「分散体」は、コラーゲン粒子が流体、場合により液体、更に場合により水性の媒体中に分散された混合物を意味する。コラーゲン粒子は、コラーゲン分子またはその凝集物を含む場合があり、流体、場合により液体、更に場合により水性の媒体中に分散されている。場合により、流体、場合により液体、更に場合により水性の媒体中に分散されたコラーゲン粒子は、少なくとも1マイクロメートルの長さ(または最大寸法)を有する。
【0009】
「熟成」は、実質的な分解または混入を受けることなく、脱水されたコラーゲンを老化させるのに適した条件下で、脱水されたコラーゲンを加工することを意味する。
【0010】
本発明の第三の態様によれば、
(a)単離されたコラーゲン、場合により単離されたコラーゲン分散体を用意するステップと;
(b)単離されたコラーゲンを凍結させるステップと、
(c)凍結されたコラーゲンを脱水するステップと
を含む、変性コラーゲンを調製する方法が提供される。
【0011】
本発明の第四の態様によれば、
(a)単離されたコラーゲン、場合により単離されたコラーゲン分散体を用意するステップと;
(b)単離されたコラーゲンを凍結させるステップと、
(c)凍結されたコラーゲンを脱水するステップと、
(d)脱水されたコラーゲンを熟成させるステップと
を含む、変性コラーゲンを調製する方法が提供される。
【0012】
場合により、用意するステップは、用意するステップの前に、流体、場合により液体、更に場合により水性の媒体を除去するステップを含む。更に場合により、用意するステップは、用意するステップの前に、流体、場合により液体、更に場合により水性の媒体の少なくとも一部を除去するステップを含む。更に場合により、用意するステップは、用意するステップの前に、流体、場合により液体、更に場合により水性の媒体の少なくとも一部を除去して、単離されたコラーゲン分散体を提供するステップを含む。
【0013】
場合により、用意するステップは、用意するステップの前に、流体、場合により液体、更に場合により水性の媒体を除去して、約3〜30%(w/w)、場合により3〜4%(w/w)のコラーゲン粒子濃度を有する分散体を提供するステップを含む。
【0014】
場合により凍結ステップは、約−33℃〜約−42℃の温度に凍結させることを含む。更に場合により凍結ステップは、約−38℃の温度に凍結させることを含む。更に場合により凍結ステップは、約0.3℃〜約1.5℃/分の速度、場合により約0.5℃/分の速度で凍結させることを含む。
【0015】
場合により脱水ステップは、水相を除去することを含む。更に場合により脱水ステップは、圧力を低下させることにより水相を除去することを含む。更に場合により、脱水ステップは、圧力を約0.05〜約0.5ミリバールに低下させることにより水相を除去することを含む。更に場合により脱水ステップは、真空を加えることにより、水相を除去することを含む。
【0016】
場合により、または追加として、脱水ステップは、凍結コラーゲンの温度を上昇させることを含む。更に場合により、または追加として、脱水ステップは、凍結コラーゲンの温度を真空下で上昇させることを含む。更に場合により、または追加として、脱水ステップは、コラーゲンの温度を約+30℃に上昇させることを含む。更に場合により、または追加として、脱水ステップは、コラーゲンの温度を真空下で約+30℃に上昇させることを含む。
【0017】
場合により、または追加として、脱水ステップは、コラーゲンの温度を、約0.3℃〜約1.5℃/分の速度、更に場合により約0.5℃/分の速度で約+30℃に上昇させることを含む。更に場合により、または追加として、脱水ステップは、コラーゲンの温度を、真空下で、約0.3℃〜約1.5℃/分の速度、更に場合により約0.5℃/分の速度で約+30℃に上昇させることを含む。
【0018】
場合により脱水ステップは、少なくとも1回の平衡ステップを含む。
【0019】
場合により少なくとも1回の平衡ステップは、温度を、凍結コラーゲンを所望の温度に到達させるのに十分な一定の温度で維持することを含む。更に場合により、少なくとも1回の平衡ステップは、凍結コラーゲンを所望の温度に到達させるために、温度を一定の温度で十分な時間、維持することを含む。更に場合により、少なくとも1回の平衡ステップは、凍結コラーゲンを所望の温度に到達させるために、温度を一定の温度で少なくとも10分間、場合により少なくとも20分間、更に場合により少なくとも30分間、更に場合により少なくとも45分間、更に場合により少なくとも60分間維持することを含む。
【0020】
場合により少なくとも1回の平衡ステップは、温度が少なくとも−20℃に上昇された時に実施される。場合により、または追加として、少なくとも1回の平衡ステップは、温度が少なくとも−10℃に上昇された時に実施される。場合により、または追加として、少なくとも1回の平衡ステップは、温度が少なくとも0℃に上昇された時に実施される。場合により、または追加として、少なくとも1回の平衡ステップは、温度が少なくとも+10℃に上昇された時に実施される。場合により、または追加として、少なくとも1回の平衡ステップは、温度が少なくとも+20℃に上昇された時に実施される。場合により、または追加として、少なくとも1回の平衡ステップは、温度が少なくとも+30℃に上昇された時に実施される。
【0021】
場合により脱水ステップは、6回の平衡ステップを含み、各平衡ステップは、温度が約10℃上昇された時に実施される。更に場合により脱水ステップは、6回の平衡ステップを含み、各平衡ステップは、温度が約−20℃、約−10℃、約0℃、約+10℃、約+20℃および約+30℃に上昇された時に実施される。
【0022】
場合により熟成ステップは、脱水されたコラーゲンを少なくとも2℃の温度で貯蔵することを含む。更に場合により熟成ステップは、脱水されたコラーゲンを少なくとも10℃の温度で貯蔵することを含む。更に場合により熟成ステップは、脱水されたコラーゲンを少なくとも20℃の温度で貯蔵することを含む。更に場合により熟成ステップは、脱水されたコラーゲンを少なくとも30℃の温度で貯蔵することを含む。更に場合により熟成ステップは、脱水されたコラーゲンを少なくとも40℃の温度で貯蔵することを含む。更に場合により熟成ステップは、脱水されたコラーゲンを少なくとも50℃の温度で貯蔵することを含む。更に場合により熟成ステップは、脱水されたコラーゲンを少なくとも60℃の温度で貯蔵することを含む。更に場合により熟成ステップは、脱水されたコラーゲンを少なくとも70℃の温度で貯蔵することを含む。更に場合により熟成ステップは、脱水されたコラーゲンを少なくとも80℃の温度で貯蔵することを含む。
【0023】
場合により熟成ステップは、脱水されたコラーゲンを少なくとも30℃の温度で貯蔵することを含む。更に場合により熟成ステップは、脱水されたコラーゲンを少なくとも40℃の温度で貯蔵することを含む。更に場合により熟成ステップは、脱水されたコラーゲンを少なくとも65℃の温度で貯蔵することを含む。
【0024】
場合により熟成ステップは、脱水されたコラーゲンを30℃の温度で貯蔵することを含む。更に場合により熟成ステップは、脱水されたコラーゲンを40℃の温度で貯蔵することを含む。更に場合により熟成ステップは、脱水されたコラーゲンを65℃の温度で貯蔵することを含む。
【0025】
場合により熟成ステップは、少なくとも1週間、場合により少なくとも2週間、更に場合により少なくとも3週間、更に場合により少なくとも4週間、更に場合により少なくとも5週間、更に場合により少なくとも6週間実施される。
【0026】
場合により熟成ステップは、少なくとも2ヶ月、場合により少なくとも4ヶ月、更に場合により少なくとも6ヶ月、更に場合により少なくとも12ヶ月実施される。
【0027】
場合により熟成ステップは、1週間、場合により2週間、更に場合により3週間、更に場合により4週間実施される。
【0028】
場合により熟成ステップは、脱水されたコラーゲンを少なくとも2℃の温度で少なくとも6ヶ月間貯蔵することを含む。更に場合により熟成ステップは、脱水されたコラーゲンを2℃の温度で6ヶ月間貯蔵することを含む。
【0029】
場合により熟成ステップは、脱水されたコラーゲンを少なくとも30℃の温度で少なくとも2ヶ月間貯蔵することを含む。更に場合により熟成ステップは、脱水されたコラーゲンを30℃の温度で2ヶ月間貯蔵することを含む。
【0030】
場合により熟成ステップは、脱水されたコラーゲンを少なくとも40℃の温度で少なくとも6週間貯蔵することを含む。更に場合により熟成ステップは、脱水されたコラーゲンを40℃の温度で6週間貯蔵することを含む。
【0031】
場合により熟成ステップは、脱水されたコラーゲンを少なくとも65℃の温度で少なくとも1週間貯蔵することを含む。更に場合により熟成ステップは、脱水されたコラーゲンを65℃の温度で1週間間貯蔵することを含む。
【0032】
場合により熟成ステップは、100%未満、場合により90%未満、更に場合により80%未満、更に場合により70%未満、更に場合により60%未満、更に場合により50%未満、更に場合により40%未満、更に場合により30%未満の相対湿度で実施される。
【0033】
「相対湿度」は、場合により所定の気体温度および大気圧での、場合により一定の大気圧での、気体と水蒸気との混合物中での水の最大量の指標を意味し、場合により所定の気体温度および大気圧での気体中の水蒸気の最大量の%率として表される。本明細書の目的として、用語「相対湿度」は、一定の大気圧での、熟成ステップが実施される環境空気と水蒸気との混合物中の水蒸気量の指標を意味し、%率として表される。本明細書の目的として、大気圧は、約980〜約1040ミリバールであると理解される。
【0034】
熟成ステップを実施する上で、温度、時間、圧力、および相対湿度のパラメーターが、必ずしも相互に排他的ではないことは理解されており、当業者は、1つのパラメータが変動すると、他のパラメータの1つまたは全てが相応に変動し得ることを認識している。
【0035】
場合により熟成ステップは、脱水されたコラーゲンを少なくとも40℃の温度および相対湿度80%未満で少なくとも6週間貯蔵することを含む。更に場合により熟成ステップは、脱水されたコラーゲンを40℃の温度および相対湿度75%で6週間貯蔵することを含む。
【0036】
場合により単離されたコラーゲンは、線維性コラーゲンである。更に場合により単離されたコラーゲンは、I型コラーゲン、II型コラーゲン、III型コラーゲン、およびそれらの混合物から選択される。更に場合により単離されたコラーゲンは、I型コラーゲンである。
【0037】
場合により該方法は、熟成ステップの前に、変性されたコラーゲンを機械的に分解するステップを更に含む。場合により機械的分解ステップは、粉砕(milling)を含む。更に場合により機械的分解ステップは、粉砕、切断、研削(grinding)、およびそれらの組み合わせから選択される。
【0038】
本発明の第五の態様によれば、
(a)コラーゲンの供給源を用意するステップと;
(b)コラーゲンの供給源のpHを約6.5〜約7.5に上昇させるステップと、
を含む、コラーゲンを単離する方法が提供される。
【0039】
場合によりコラーゲンの供給源は、コラーゲン分散体である。
【0040】
場合により、用意するステップは、用意するステップの前に、流体、場合により液体、更に場合により水性の媒体を除去するステップを含む。更に場合により、用意するステップは、用意するステップの前に、流体、場合により液体、更に場合により水性の媒体の少なくとも一部を除去するステップを含む。更に場合により、用意するステップは、用意するステップの前に、流体、場合により液体、更に場合により水性の媒体の少なくとも一部を除去して、単離されたコラーゲン分散体を提供するステップを含む。
【0041】
場合によりコラーゲンの供給源、場合によりコラーゲン分散体のpHは、約7.5に上昇される。
【0042】
場合によりコラーゲンの供給源は、線維性組織、場合により結合組織である。更に場合によりコラーゲンの供給源は、腱、場合により動物の腱、更に場合によりウマまたはウシの腱、好ましくはウマの腱である。
【0043】
場合により該方法は、pHを上昇させるステップの前に、コラーゲンの供給源を分解するステップを含む。更に場合により分解ステップは、pHを上昇させるステップの前に、コラーゲンの供給源を機械的に分解するステップを含む。場合により、または追加として、分解ステップは、pHを上昇させるステップの前に、コラーゲンの供給源を化学的に分解するステップを含む。場合により機械的分解ステップは、粉砕を含む。更に場合により機械的分解ステップは、粉砕、切断、研削、およびそれらの組み合わせから選択される。場合により、または追加として、化学的分解ステップは、コラーゲンの供給源を酵素、場合によりタンパク質分解酵素と接触させることを含む。場合によりタンパク質分解酵素は、キモシン、カテプシンE、およびペプシンから選択され、好ましくはペプシンである。
【0044】
場合により化学的分解ステップは、約2.5のpHで実施される。
【0045】
場合により該方法は、コラーゲンの供給源から混入物を除去するステップを更に含む。場合により除去ステップは、コラーゲンの供給源を塩基、場合により強塩基、更に場合により水酸化ナトリウム、更に場合により水酸化ナトリウムの水性溶液と接触させることを含む。
【0046】
場合により該方法は、pHを上昇させるステップの前に、分解されたコラーゲンの供給源、場合により分解されたコラーゲンの供給源をろ過するステップを含む。
【0047】
場合により該方法は、コラーゲンを濃縮するステップを含む。場合により濃縮ステップは、コラーゲンを単離することを含む。更に場合により濃縮ステップは、コラーゲンを遠心分離により単離することを含む。
【0048】
場合により濃縮ステップは、流体、場合により液体、更に場合により水性の媒体を除去して、3〜30%(w/w)、場合により3〜4%(w/w)のコラーゲン粒子濃度を有する分散体を提供するステップを含む。
【0049】
場合により単離されたコラーゲンは、凍結される。更に場合により単離されたコラーゲンは、−20℃未満で凍結される。場合により、単離されて凍結されたコラーゲンは、変性されたコラーゲンを調製する前に解凍される。
【0050】
本発明の第六の態様によれば、手術による癒着を処置または予防する際の使用のために、本発明の第一の態様による変性コラーゲン、または本発明の第二の態様により調製された変性コラーゲンを含む組成物が提供される。
【0051】
場合により使用は、生体膜、場合により生体組織への該組成物の投与を含む。更に場合により使用は、体腔内の生体膜、場合により生体組織への該組成物の投与を含む。更に場合により使用は、腹腔、心膜腔、子宮腔、または滑液腔などの体腔内の生体膜、場合により生体組織への該組成物の投与を含む。
【0052】
場合により使用は、生体膜、場合により生体組織への該組成物の局所投与を含む。更に場合により使用は、体腔内の生体膜、場合により生体組織への該組成物の局所投与を含む。更に場合により使用は、腹腔、心膜腔、子宮腔、または滑液腔などの体腔内の生体膜、場合により生体組織への該組成物の局所投与を含む。
【0053】
本発明の第七の態様によれば、
(a)変性コラーゲンを用意するステップと;
(b)変性コラーゲンの水性分散体を調製するステップと;
(c)水性分散体を分解するステップと;
(d)水性分散体を脱水するステップと、
を含む、本発明の第一の態様による変性コラーゲン、または本発明の第二の態様により調製された変性コラーゲンを含む組成物の製造方法が提供される。
【0054】
場合により調製ステップは、加熱された水、場合により加熱された精製水を変性コラーゲンに添加するステップを含む。場合により水、場合により精製水は、変性コラーゲンに添加される前に、約35〜約42℃に加熱される。
【0055】
場合により調製ステップは、約4.0のpHで実施される。
【0056】
場合により分解ステップは、水性分散体を機械的に分解することを含む。場合により機械的分解ステップは、せん断混合を含む。
【0057】
場合により該組成物は、約0.4%(w/w)〜1.5%(w/w)の量の変性コラーゲンを含む。
【0058】
場合により該組成物は、約4.0のpHを有する。
【0059】
場合により脱水ステップは、水性分散体から液体を除去することを含み、それにより該組成物は、該組成物の30%(w/w)未満、場合により20%(w/w)未満、更に場合により15%(w/w)未満の液体を含む。更に場合により脱水ステップは、水性分散体から液体を除去することを含み、それにより該組成物は、該組成物の13%(w/w)未満、好ましくは12%(w/w)未満の液体を含む。
【0060】
場合により脱水ステップは、対流式乾燥キャビネットを用いて水性分散体から液体を除去することを含む。
【0061】
本発明の第八の態様によれば、単離されたコラーゲン、場合により単離されたコラーゲン分散体を用意すること;単離されたコラーゲンを凍結させること;および凍結されたコラーゲンを脱水すること、により得ることができる薬物送達組成物が提供される。
【0062】
本発明の第九の態様によれば、単離されたコラーゲン、場合により単離されたコラーゲン分散体を用意すること;単離されたコラーゲンを凍結させること;凍結されたコラーゲンを脱水すること;および脱水されたコラーゲンを熟成すること、により得ることができる薬物送達組成物が提供される。
【0063】
本発明の第十の態様によれば、
(a)単離されたコラーゲン、場合により単離されたコラーゲン分散体を用意するステップと;
(b)単離されたコラーゲンを凍結させるステップと;
(c)凍結されたコラーゲンを脱水するステップと、
を含む、薬物の持続放出のための薬物送達組成物を調製する方法が提供される。
【0064】
本発明の第十一の態様によれば、
(a)単離されたコラーゲン、場合により単離されたコラーゲン分散体を用意するステップと;
(b)単離されたコラーゲンを凍結させるステップと;
(c)凍結されたコラーゲンを脱水するステップと;
(d)脱水されたコラーゲンを熟成させるステップと、
を含む、薬物の持続放出のための薬物送達組成物を調製する方法が提供される。
【0065】
場合により該方法は、薬物、場合により薬物溶液を用意し、それに熟成されたコラーゲンを添加するステップ、またはその薬物溶液を熟成されたコラーゲンに添加するステップを更に含む。
【0066】
場合により薬物は、アミノグリコシド系抗生物質、またはそれらの塩もしくはプロドラッグ、および麻酔剤、またはそれらの塩もしくはプロドラッグから選択される。
【0067】
更に場合により、該薬物は、ゲンタマイシン((3R,4R,5R)−2−{[(1S,2S,3R,4S,6R)−4,6−ジアミノ−3−{[(2R,3R,6S)−3−アミノ−6−[(1R)−1−(メチルアミノ)エチル]オキサン−2−イル]オキシ}−2−ヒドロキシシクロヘキシル]オキシ}−5−メチル−4−(メチルアミノ)オキサン−3,5−ジオール)またはそれらの塩もしくはプロドラッグ、およびブピバカイン((RS)−1−ブチル−N−(2,6−ジメチルフェニル)ピペリジン−2−カルボキサミド)またはそれらの塩もしくはプロドラッグから選択される。
【0068】
場合により該薬物は、水性薬物溶液である。更に場合により該薬物は、酸、場合により酢酸を含む水性薬物溶液である。
【0069】
場合により該方法は、薬物−、場合により薬物溶液−含有薬物送達組成物を混合、場合によりホモジナイズするステップを更に含む。
【0070】
場合により該方法は、薬物−、場合により薬物溶液−含有薬物送達組成物を凍結乾燥および/または脱水するステップを更に含む。
【0071】
図面の簡単な説明
本発明の実施形態を、ここに、以下の非限定的実施例および添付の図面を参照しながら説明し、図中のエラーバーは標準偏差を表す。