【文献】
SoftBank SmartTV カンタン!設定ガイド,日本,2013年 4月 5日,p.1-8,URL,http://mb.softbank.jp/mb/shared/pdf/service/smart_tv/setting.pdf
【文献】
Paul Thurrott,Microsoft Wireless Display Adapter First Impressions,米国,2014年10月 1日,p.1-11,URL,https://www.itprotoday.com/management-mobility/microsoft-wireless-display-adapter-first-impressions
【文献】
Sigeki Hosaka,テレビ用Android「Android TV」搭載 Nexus Playerで保存動画や音楽を再生,日経Linux 2015年5月号,日本,日経BP社 ,2015年 4月 8日,第17巻, 第5号,p.102-107
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記プリント回路基板に結合された電力レセプタクルをさらに備え、前記電力レセプタクルは前記側壁の第2の開口部を通して電力ケーブルのマイクロユニバーサル・シリアル・バス(USB)コネクタを着脱自在に受承することによって前記電子回路のうちの少なくともいくつかに電力を供給する、請求項1に記載の携帯型のビデオ・ストリーミング・デバイス。
前記上部エンクロージャは側壁を有し、前記下部エンクロージャの側壁は前記上部エンクロージャの前記側壁の高さよりも大きい高さを有し、前記下部エンクロージャの側壁の高さは前記下部エンクロージャの深さを画定し、前記上部エンクロージャの側壁の高さは前記上部エンクロージャの深さを画定する、請求項1に記載の携帯型のビデオ・ストリーミング・デバイス。
【図面の簡単な説明】
【0003】
【
図1】実施形態に係る、メディア・コンテンツをストリーミング配信するためのシステムを示す図。
【
図2】実施形態に係る、映像コンテンツをストリーミング配信するよう構成されているメディア・ストリーミング・デバイスを示す図。
【
図3】実施形態に係る、音声コンテンツをストリーミング配信するよう構成されているメディア・ストリーミング・デバイスを示す図。
【
図4】実施形態に係る、コンピュータ・モジュールがデバイスをアプリケーション特有のコンピュータに変換するように、コンピュータ・モジュールが、第1コード・セグメントを介してデバイスと連結され、第2コード・セグメントを介して電源とに連結されるよう構成されているコンピュータ・モジュールを示す図。
【
図5】実施形態に係る、電力コード・セグメントに固着され、出力コード・セグメントに固着されるメディア・ストリーミング・デバイスを示す図。
【
図6】実施形態に係る、電力コード・セグメントに着脱自在に連結され、出力コード・セグメントに固着されるメディア・ストリーミング・デバイスを示す図。
【
図7】実施形態に係る、出力コード・セグメントに連結されているメディア・ストリーミング・デバイスを示す図。
【
図8】実施形態に係る、
図7のメディア・ストリーミング・デバイスを示す分解組立図。
【
図9A】実施形態に係る、メディア・ストリーミング・デバイスの上部エンクロージャ・アセンブリの外面を示す図。
【
図9B】実施形態に係る、メディア・ストリーミング・デバイスの上部エンクロージャ・アセンブリの内面を示す図。
【
図10A】実施形態に係る、メディア・ストリーミング・デバイスの下部エンクロージャ・アセンブリの外面を示す図。
【
図10B】実施形態に係る、メディア・ストリーミング・デバイスの下部エンクロージャ・アセンブリの内面を示す図。
【
図11A】実施形態に係る、下部エンクロージャ・アセンブリから分解されたプリント回路基板アセンブリを示す図。
【
図11B】実施形態に係る、下部エンクロージャ・アセンブリに組み付けられたプリント回路基板アセンブリを示す図。
【
図12A】実施形態に係る、二層シールドの一方の層を表すプリント回路基板アセンブリの上側を示す図。
【
図12B】実施形態に係る、二層シールドの他方の層を表すプリント回路基板アセンブリの上側を示す図。
【
図13A】実施形態に係る、二層シールドの一方の層を表すプリント回路基板アセンブリの下側を示す図。
【
図13B】実施形態に係る、二層シールドの他方の層を表すプリント回路基板アセンブリの下側を示す図。
【
図14A】実施形態に係る、出力コード・セグメントの第1端部にコネクタを有し、出力コード・セグメントの第2端部にコネクタを有する出力コード・セグメントを示す図。
【
図14B】実施形態に係る、出力コード・セグメントの第1端部のコネクタを示す分解組立図。
【
図15A】実施形態に係る、折り畳んだ形態におけるメディア・ストリーミング・デバイスを示す斜視図。
【
図15B】実施形態に係る、開いた形態におけるメディア・ストリーミング・デバイスを示す斜視図。
【
図15C】実施形態に係る、折り畳んだ形態におけるメディア・ストリーミング・デバイスを示す斜視図。
【
図15D】実施形態に係る、開いた形態におけるメディア・ストリーミング・デバイスを示す別の斜視図。
【
図16】実施形態に係る、メディア・ストリーミング・デバイスを示す分解組立図。
【
図17】他の実施形態に係る、プリント回路基板アセンブリを示す部分的な分解組立図。
【
図18A】実施形態に係る、下部エンクロージャ・アセンブリを示す斜視図。
【
図18B】別の実施形態に係る、下部エンクロージャ・アセンブリを示す斜視図。
【
図19A】実施形態に係る、プリント回路基板アセンブリを示す上面図。
【
図19B】実施形態に係る、シールド・カンがない状態のプリント回路基板アセンブリに連結されている出力コード・セグメントを示す図。
【
図19C】実施形態に係る、シールド・カンを備えたプリント回路基板アセンブリに連結されている出力コード・セグメントを示す図。
【
図20A】実施形態に係る、シールド・カンがない状態のプリント回路基板アセンブリを示す底面図。
【
図20B】実施形態に係る、シールド・カンを備えたプリント回路基板アセンブリを示す底面図。
【
図21】実施形態に係る、音声コンテンツをストリーミング配信するよう構成されている音声ストリーミング・デバイスを示す図。
【
図22】実施形態に係る、音声ストリーミング・デバイスを示す分解組立図。
【
図23A】実施形態に係る、プリント回路基板アセンブリを示す上面図。
【
図23B】実施形態に係る、プリント回路基板アセンブリを示す底面図。
【
図24A】実施形態に係る、下部エンクロージャ・アセンブリの外観を示す斜視図。
【
図24B】別の実施形態に係る、下部エンクロージャ・アセンブリの内部を示す斜視図。
【
図25A】実施形態に係る、シールド・カンがない状態のプリント回路基板アセンブリを示す上面図。
【
図25B】実施形態に係る、シールド・カンを備えたプリント回路基板アセンブリを示す上面図。
【
図26A】実施形態に係る、シールド・カンがない状態のプリント回路基板アセンブリを示す底面図。
【
図26B】実施形態に係る、シールド・カンを備えたプリント回路基板アセンブリを示す底面図。
【発明を実施するための形態】
【0004】
1以上の実施形態の詳細が、添付の図面及び以下の明細書内で説明される。その他の特徴は、明細書及び請求項から明らかになるであろう。
一態様によると、装置は、電子回路を有するプリント回路基板の基体を囲うハウジングを有するメディア・ストリーミング・デバイスを備え得る。前記電子回路は、メディア・コンテンツ・ソースから無線でメディア・コンテンツを受信し得る。装置は、メディア・ストリーミング・デバイスの前記ハウジング内でプリント回路基板に固着される(抜き取りができない)第1端部と、表示デバイスのメディア・ポートに連結されるよう構成されている第2端部とを有する出力コード・セグメントを備え得る。電子回路はさらに、音声出力コード・セグメントを通じて表示デバイスで受信したメディア・コンテンツを送信するよう構成されている。装置は、電力コード・セグメントを備えることができ、電力コード・セグメントは、メディア・ストリーミング・デバイスに連結されるよう構成されている第1端部と、電源に連結されるよう構成されている第2端部とを有する。出力コード・セグメントは、メディア・ストリーミング・デバイスの重量に対して閾値を超える剛性を規定する1以上の材料を含んでなることによって、出力コード・セグメントの第2端部がメディア・ポートに連結されると、メディア・ストリーミング・デバイスは出力コード・セグメントと電力コード・セグメントとの間において宙に浮かせてもよい。
【0005】
装置は、1以上の下記の特徴(又はそれらの任意の組み合わせ)を備え得る。出力コード・セグメントの長さは、90〜120ミリメートルの範囲内であり得る。出力コード・セグメントの第2端部がメディア・ポートに連結されると、メディア・ストリーミング・デバイスはメディア・ポートから垂直方向にぶら下がる。一方、出力コード・セグメントの剛性によって、メディア・ポートから水平方向に離隔するようにメディア・ストリーミング・デバイスを位置決めする。出力コード・セグメントが受信デバイスに連結されると、出力コード・セグメントは1以上の屈曲箇所を含み得る。出力コード・セグメントは、剛性を規定する1以上の材料を含んでなることによって、出力コード・セグメントが受信デバイスに連結された際、出力コード・セグメントが受信デバイスとメディア・ストリーミング・デバイスとの間の距離を維持するよう構成され得る。この距離は、出力コード・セグメントの長さの半分よりも長い。出力コード・セグメントの長さは、電力コード・セグメントの長さよりも長くてもよい。出力コード・セグメントは、電力コード・セグメントの幅よりも広い幅を有し得る。出力コード・セグメントは、電力コード・セグメントの剛性よりも大きい剛性を有する。メディア・ストリーミング・デバイスのハウジングは、略円柱形であり得る。出力コード・セグメントの第1端部は、低電圧差動信号(LVDS)コネクタを画定し得る。出力コード・セグメントの第2端部は、高精細度マルチメディア・インターフェース(HDMI(登録商標))コネクタを画定し得る。メディア・ストリーミング・デバイスは、上部エンクロージャ・アセンブリと、両面に集積回路を有するプリント回路基板アセンブリと、下部エンクロージャ・アセンブリとを含み得る。LVDSコネクタは、プリント回路基板に連結される。電力コード・セグメントは、第2端部上にUSBコネクタを有し、第1端部上にマイクロUSBコネクタを有するユニバーサル・シリアル・バス(USB)コードを含み得る。出力コード・セグメントの前記第2端部は、メディア・ストリーミング・デバイスに磁気的に連結されるよう構成されているマグネットを含み得る。メディア・ストリーミング・デバイスは、映像コンテンツをメディア・コンテンツ・ソースから受信デバイスへ提供するよう構成されている。メディア・ストリーミング・デバイスのハウジングは、上部エンクロージャ・アセンブリとボトム・エンクロージャ・アセンブリとを含み得る。前記上部エンクロージャ・アセンブリは、トップ及び下部エンクロージャ・アセンブリが前記プリント回路基板を保持する空間を形成するように、前記下部エンクロージャ・アセンブリに連結され得る。下部エンクロージャ・アセンブリはコネクタ・スロットを画定し得る。出力コード・セグメントは、コネクタ・スロットを介して前記ハウジング内に延びる。出力コード・セグメントの第1端部は、低電圧差動信号(LVDS)コネクタを含み得る。LVDSコネクタは、プリント回路基板に連結される。出力コード・セグメントの第1端部はさらに、リップを画定し得る。リップは、ハウジング内に配置される。リップはハウジングに係合することで、LVDSコネクタがプリント回路基板から取り外されないことを確実にし得る。ハウジングは、第1位置においてハウジングの側壁上にマイクロ・ユニバーサル・シリアル・バス(マイクロUSB)・スロットを画定し得る。ハウジングは、第2位置においてハウジングの前記側壁上にコネクタ・スロットを画定する。電力コード・セグメントはマイクロUSBスロットから延び、出力コード・セグメントはコネクタ・スロットから延びる。
【0006】
装置は、プリント回路基板を囲うハウジングを有するメディア・ストリーミング・デバイスを備える。プリント回路基板は、電子回路を含み得る。電子回路は、メディア・コンテンツをメディア・コンテンツ・ソースから無線で受信し得る。ハウジングは、マイクロUSBコネクタを受けるよう構成されているマイクロ・ユニバーサル・シリアル・バス(マイクロUSB)・スロットを画定し得る。装置は、第1端部と第2端部とを有する出力コード・セグメントを備え得る。出力コード・セグメントの第1端部は第1コネクタとリップとを有する。第1コネクタは、ハウジング内でプリント回路基板に固着される。リップはハウジング内に配置される。リップはハウジングに係合することで、第1コネクタがプリント回路基板から取り外されないことを確実にし得る。出力コード・セグメントの第2端部は、第2コネクタを有し、第2コネクタは、表示デバイスのメディア・ポートに連結されるよう構成されている。電子回路はさらに、出力コード・セグメントを通して表示デバイスで受信したメディア・コンテンツを送信するよう構成され得る。装置は、マイクロUSBスロットを介してメディア・ストリーミング・デバイスに連結されるよう構成されているマイクロUSBコネクタを画定する第1端部を有する電力コード・セグメントを有し得る。電力コード・セグメントは、電源に連結されるよう構成されている第2端部を有する。第2コネクタが前記メディア・ポートに連結されると、メディア・ストリーミング・デバイスが出力コード・セグメントと電力コード・セグメントとの間において宙に浮くように、出力コード・セグメントは、メディア・ストリーミング・デバイスの重量に対して閾値を超える剛性を規定する1以上の材料を含み得る。
【0007】
一態様によると、装置は、メディア・コンテンツをメディア・コンテンツ・ソースから無線で受信するよう構成されている電子回路を有するメディア・ストリーミング・デバイスを備え得る。メディア・ストリーミング・デバイスは、プリント回路基板アセンブリを含んでもよいし、マイクロUSBコネクタを受けるよう構成されているマイクロ・ユニバーサル・シリアル・バス(USB)・スロットを画定してもよい。装置は、前記メディア・ストリーミング・デバイスに固着されている第1端部と、受信デバイスに連結されるよう構成されている第2端部とを有する出力コード・セグメントを備えることがあり、電子回路はさらに、出力コード・セグメントを通じて受信デバイスで受信したメディア・コンテンツを送信するよう構成されている。第1端部は、低電圧差動信号(LVDS)コネクタを画定することができ、LVDSコネクタは、プリント回路基板アセンブリに連結され得る。装置は、マイクロUSBスロットを介してメディア・ストリーミング・デバイスに連結されるよう構成されているマイクロUSBコネクタを画定する第1端部を有する電力コード・セグメントを備え得る。電力コード・セグメントは、電源に連結されるよう構成されている第2端部を有する。出力コード・セグメントは、メディア・ストリーミング・デバイスの重量に対して閾値を超えた剛性を規定する1以上の材料を含む。出力コード・セグメントは、メディア・ストリーミング・デバイスを受信デバイスの表面から一定の距離をもって離間すべく位置決めするよう構成されている。
【0008】
装置は、1以上の上記又は下記の特徴(又はそれらの任意の組み合わせ)を備え得る。出力コード・セグメントは、90〜120ミリメートル(mm)の範囲内の長さを有し得る。メディア・ストリーミング・デバイスは、45〜55ミリメートル(mm)の範囲内の直径を有する略円柱形を有し得る。メディア・ストリーミング・デバイスは、上部エンクロージャ・アセンブリと下部エンクロージャ・アセンブリとを有することができ、プリント回路基板アセンブリは、上部エンクロージャ・アセンブリと下部エンクロージャ・アセンブリとの間に配置される。プリント回路基板アセンブリは、プリント回路基板アセンブリの同じ側に配置される第1集積回路と第2集積回路とを含む複数の集積回路を含み得る。プリント回路基板アセンブリは、複数の集積回路をカバーする二層シールドを有し得、二層シールドは、第1集積回路と第2集積回路とを離間させるシールド壁を有する内側フレームを含む。二層シールドは、内側フレームに連結されるカバー・シールドを含み得る。出力コード・セグメントの第2端部は、高精細度マルチメディア・インターフェース(HDMI)コネクタを画定し得る。
【0009】
一態様によると、装置は、メディア・コンテンツをメディア・コンテンツ・ソースから無線で受信するよう構成されている電子回路を有するメディア・ストリーミング・デバイスを備え得る。メディア・ストリーミング・デバイスは、プリント回路基板アセンブリを囲うハウジングを含み得る。メディア・ストリーミング・デバイスのハウジングは、電力コード・セグメントのコネクタを受けるよう構成されているコネクタ・スロットを画定し得る。メディア・ストリーミング・デバイスは、メディア・ストリーミング・デバイスのプリント回路基板アセンブリに固着されている第1端部と、受信デバイスに連結されるよう構成されている第2端部とを有する出力コード・セグメントを含み得る。電子回路はさらに、出力コード・セグメントを通じて受信デバイスで受信したメディア・コンテンツを送信するよう構成されている。出力コード・セグメントは、出力コード・セグメントが受信デバイスと前記メディア・ストリーミング・デバイスとの間の一定の距離を維持するよう構成されるような長さと剛性とを有し得る。出力コード・セグメントの長さは、メディア・ストリーミング・デバイスの表示スクリーンの長さよりも小さい。この距離は、出力コード・セグメントの長さの半分以上である。
【0010】
装置は、1以上の上記又は下記の特徴(又はそれらの任意の組み合わせ)を備え得る。出力コード・セグメントは、メモリ形材料を含み得る。出力コード・セグメントの第1端部は、低電圧差動信号(LVDS)コネクタを含み得、LVDSコネクタは、メディア・ストリーミング・デバイスのハウジング内に配置される。
【0011】
一態様によると、装置は、メディア・コンテンツ・ソースから無線でメディア・コンテンツを受信するよう構成されている電子回路を含むメディア・ストリーミング・デバイスと、前記メディア・ストリーミング・デバイスの音声入力ポートに連結されるよう構成されている第1端部、及び音声レンダリング・デバイスに連結されるよう構成されている第2端部を有する音声出力コード・セグメントとを備え得る。電子回路はさらに、音声出力コード・セグメントを通じて音声レンダリング・デバイスへ音声コンテンツを送信するよう構成されている。
【0012】
装置は、1以上の上記又は下記の特徴(又はそれらの任意の組み合わせ)を備え得る。装置は、メディア・ストリーミング・デバイスに連結されるよう構成されている第1端部と電源に連結されるよう構成されている第2端部とを有する電力コード・セグメントを備え得る。第1端部はメディア・ストリーミング・デバイスの音声入力ポートに着脱自在に連結され得る。音声出力コード・セグメントにはデジタル・コード・セグメントを含み得る。音声出力コード・セグメントにはアナログ・コード・セグメントを含み得る。メディア・ストリーミング・デバイスの構造は略円柱形であり得る。メディア・ストリーミング・デバイスは、上部エンクロージャ・アセンブリと、集積回路を有する基板を基板の第1面及び第2面に有するプリント回路アセンブリと、下部エンクロージャ・アセンブリとを含み得、上部エンクロージャ・アセンブリは締結具を介して下部エンクロージャ・アセンブリに連結される。システム・オン・チップ(SOC)はプリント回路基板アセンブリの基板の第1面に配置され得、音声出力回路はプリント回路基板アセンブリの基板の第2面に配置され得る。メディア・ストリーミング・デバイスは、電力コード・セグメントのマイクロUSBコネクタを受けるよう構成されているマイクロUSBコネクタを画定し得る。
【0013】
一態様によると、装置は、メディア・コンテンツ・ソースから無線でメディア・コンテンツを受信するよう構成されている電子回路を含むメディア・ストリーミング・デバイスを備え得る。メディア・ストリーミング・デバイスは、プリント回路基板アセンブリを有し得る。メディア・ストリーミング・デバイスは、マイクロUSBコネクタを受けるよう構成されているマイクロ・ユニバーサル・シリアル・バス(USB)・スロットを画定し得る。装置は、メディア・ストリーミング・デバイスの音声入力ポートに連結されるよう構成されている第1端部と音声レンダリング・デバイスに連結されるよう構成されている第2端部とを有する音声出力コード・セグメントを備え得ることができ、電子回路はさらに、音声出力コード・セグメントを通じて音声レンダリング・デバイスへ音声コンテンツを送信するよう構成されている。装置は、マイクロUSBスロットを介してメディア・ストリーミング・デバイスに連結されるよう構成されているマイクロUSBコネクタを画定する第1端部を有する電力コード・セグメントを備え得る。電力コード・セグメントは、電源に連結されるよう構成されている第2端部を有する。
【0014】
装置は、1以上の上記又は下記の特徴(又はそれらの任意の組み合わせ)を備え得る。メディア・ストリーミング・デバイスは、直径が45〜55ミリメートル(mm)の範囲内にある略円柱形を有し得る。メディア・ストリーミング・デバイスは、上部エンクロージャ・アセンブリと下部エンクロージャ・アセンブリとを含むことができ、上部エンクロージャ・アセンブリと下部エンクロージャ・アセンブリとの間にプリント回路基板アセンブリが配置される。プリント回路基板アセンブリは複数の集積回路を含んでなることができ、集積回路はプリント回路基板アセンブリの基板の同一の面に配置される第1集積回路と第2集積回路とを有する。プリント回路基板アセンブリは、複数の集積回路をカバーする二層シールドを有することができ、二層シールドは、第1集積回路と第2集積回路を分離するシールド壁を備えた内側フレームと、内側フレームに連結されるカバー・シールドとを含む。音声出力コード・セグメントにはデジタル・コード・セグメントを含み得る。音声出力コード・セグメントにはアナログ・コード・セグメントを含み得る。
【0015】
一態様によると、装置は、メディア・コンテンツ・ソースから無線でメディア・コンテンツを受信するよう構成されている電子回路を含むメディア・ストリーミング・デバイスを備え得る。装置は、メディア・ストリーミング・デバイスの音声入力ポートに連結されるよう構成されている第1端部と、音声レンダリング・デバイスに連結されるよう構成されている第2端部とを有する音声出力コード・セグメントを備え得、電子回路は、音声出力コード・セグメントのタイプを検出し、検出されたタイプに従って音声コンテンツを初期化するよう構成されている音声出力回路を含む。電子回路は、初期化された音声コンテンツを音声出力コード・セグメントを通じて前記音声レンダリング・デバイスへ送信するよう構成され得る。
【0016】
装置は、1以上の上記又は下記の特徴(又はそれらの任意の組み合わせ)を備え得る。音声出力回路は、音声出力コード・セグメントがデジタル・タイプ・コードであるかアナログ・タイプ・コードであるかを検出するよう構成され得る。音声出力回路は、メディア・ストリーミング・デバイスの基板に連結され得る。メディア・ストリーミング・デバイスは、直径が45〜55ミリメートル(mm)の範囲内にある略円柱形を有し得る。メディア・ストリーミング・デバイスは、上部エンクロージャ・アセンブリと、第1面及び第2面を含む基板を有するプリント回路基板アセンブリと、下部エンクロージャ・アセンブリとを含み得る。上部エンクロージャ・アセンブリは、締結具を介して前記下部エンクロージャ・アセンブリに連結される。音声出力回路は、基板の前記第1面に連結される。
【0017】
本開示は、2つのコード・セグメントの間に懸架されるメディア・ストリーミング・デバイスを提供する。一方のコード・セグメントは、特定のメディア転送インターフェース(たとえば、高精細度マルチメディア・インターフェース(HDMI)出力ケーブル又は音声ケーブル)を通じてメディア・コンテンツを転送するためのケーブルである。他方のコード・セグメントは、電源(たとえば、直流又は交流電源)に接続された電力コードである。メディア・ストリーミング・デバイスは、メディア・ストリーミング・デバイスが2つのコード・セグメントの間に懸架される程度に小型かつ軽量であり得る。いくつかの例において、2つのコード・セグメントのうち一方又は両方は、可撓性があってもよいが、メディア・ストリーミング・デバイスを掛けるのに十分な剛性があってもよい。さらに、コード・セグメントの長さは、受信デバイスの無線周波数(RF)性能に対する悪影響を低減させるべく、受信デバイスにおいて、及び/又は、受信デバイスから十分遠くに離れて、隣接するメディア転送インターフェース接続の干渉又はポート・ブロッキングを最小限にする方法で、メディア・ストリーミング・デバイスが受信デバイスから離れた位置において懸架されるように、設計され得る。
【0018】
メディア・ストリーミング・デバイスは、一定のサイズ、形状、及び重量を有し得る。コード・セグメントは、ユーザの視点からは、ストリーミング・ソリューション全体が1つの延長コードとして、電子モジュールがそのコードに一体化された状態で現れるよう、一定の厚さを有し得る。いくつかの従来のメディア・ストリーミング・デバイスにおいて、コネクタはメディア・ストリーミング・デバイスのハウジングから直接的に延びており、メディア・ストリーミング・デバイスのコネクタは受信デバイス(たとえば、メディア・ストリーミング・ドングル又はメディア・ストリーミング・スティック)のコネクタに直接的に差し込まれている。一方、本開示の様々な実施形態において、コード・セグメントはメディア・ストリーミング・デバイスに連結され、受信デバイスがコード・セグメントを介してメディア・ストリーミング・デバイスに接続されるよう、コネクタはコード・セグメントの端部上に設置される。コード・セグメントは、受信デバイスから離れた位置においてメディア・ストリーミング・デバイスを掛けるために、一定の厚み及び剛性を有する。いくつかの例において、コード・セグメントのうち一方又は両方は、一定の形を維持するよう構成されている形状記憶材料を含み得る。
【0019】
図1は、実施形態に係る、ストリーミング・ソリューションを実装するためのシステム100を示す。システム100は、メディア・ストリーミング・デバイス102を含む。メディア・ストリーミング・デバイス102は、無線通信を通じてストリーミング配信されたメディア・コンテンツをメディア・コンテンツ・ソース106から受信デバイス104へ転送するよう構成されている。受信デバイス104は、音声及び/又は映像コンテンツを受信し、その後にレンダリングすることができる任意のタイプのデバイスであり得る。いくつかの例において、受信デバイス104は、映像コンテンツを表示することが可能である表示スクリーンを含み得るか、もしそうでない場合、該表示スクリーンに接続され得る。表示スクリーンは、液晶ディスプレイ(LCD)、プラズマ・ディスプレイ、ブラウン管、又は当業者に知られている任意のタイプの表示スクリーン装置であり得る。受信デバイス104は、音声コンテンツをレンダリングすることが可能である1つ以上のスピーカを含み得るか、1つ以上のスピーカに接続され得る。いくつかの例において、受信デバイス104は、テレビ受像機、スタンドアロン表示デバイス、タブレット、ゲーム機、ラップトップ・コンピュータなどであり得る。いくつかの例において、受信デバイス104は、(映像コンテンツではなく)音声コンテンツをレンダリングすることが可能である音声デバイスであり得る。
【0020】
メディア・ストリーミング・デバイス102は、システム・オン・チップと、データを無線で送受信するよう設計されている1以上のアンテナ構造を有する1以上の無線インターフェースと、を含み得る。SOCは、2以上のコンポーネントをチップに一体化する集積回路であってもよいし、デジタル、アナログ、混合信号を含んでもよいし、無線周波数関数を含んでもよい。他の例において、無線周波数関数は、別体のチップ上に提供され得る。メディア・ストリーミング・デバイス102は、ネットワーク150を通じてメディア・コンテンツ・ソース106から受信デバイス104へメディア・コンテンツをストリーミング配信するよう構成され得る。ネットワーク150は、任意のタイプの公衆あるいは私設通信ネットワーク(インターネットなど(たとえば、Wi−Fi(登録商標)、モバイル・ネットワーク)又は(狭域通信ネットワーク(たとえば、Bluetooth(登録商標)、近距離無線通信(NFC))であり得る。メディア・コンテンツは、映像及び/又は音声データを含み得る。メディア・コンテンツ・ソース106は、メディア・コンテンツを提供することが可能である任意のタイプのデバイスであり得る。メディア・コンテンツ・ソース106は、コンシューマ・コンピューティング・デバイス(たとえば、タブレット、スマートフォン、デスクトップ・コンピュータ、ラップ上部コンピュータ、タブレット、ゲーム機)であり得る。他の例において、メディア・コンテンツ・ソース106は、ネットワーク150を通じてメディア・コンテンツを提供するよう構成されている1以上のアプリケーションをホストする1以上のサーバ・デバイスであり得る。
【0021】
メディア・ストリーミング・デバイス102は、メディア・ストリーミング・デバイス102のコンポーネントを収容するよう構成されているハウジング103を有し得る。メディア・ストリーミング・デバイス102のコンポーネントはさらに、
図2及び
図3を参照して説明される。ハウジング103は、単一のコンポーネント又は連結された複数のコンポーネントであり得る。ハウジング103は、円形、長方形、又は任意のタイプの非円形及び/又は非長方形を有し得る。いくつかの例において、ハウジング103は、円柱形(たとえば、パック形)であり得る。
【0022】
メディア・ストリーミング・デバイス102は、出力コード・セグメント110を介して受信デバイス104に連結され得る。メディア・ストリーミング・デバイス102は、電力コード・セグメント112を介して電源108に連結され得る。出力コード・セグメント110は、メディア・ストリーミング・デバイス102と受信デバイス104との間における物理的な接続を提供することができ、メディア・ストリーミング・デバイス102と受信デバイス104との間において、メディア・コンテンツは、出力コード・セグメント110を介してメディア・ストリーミング・デバイス102から受信デバイス104へ送られる。いくつかの例において、出力コード・セグメント110は、HDMIコード・セグメントである。いくつかの例において、出力コード・セグメント110は、音声コード・セグメント(デジタル又はアナログ)である。
【0023】
電力コード・セグメント112は、メディア・ストリーミング・デバイス102と電源108との間における物理的な接続を提供し得る。電源108は、交流電源(たとえば、交流壁コンセント)であり得る。他の例において、電源108は、直流電源(たとえば、他のコンピューティング・デバイス)である。電力コード・セグメント112は、電源108からメディア・ストリーミング・デバイス102へ電力を転送するよう構成されている。いくつかの例において、電力コード・セグメント112は、ユニバーサル・シリアル・バス(USB)電力コードである。いくつかの例において、電力コード・セグメント112は、USB電力及びデータ・コードである。
【0024】
電力コード・セグメント112は、出力コード・セグメント110より長くてもよい。他の例において、電力コード・セグメント112は、出力コード・セグメント110よりも短い。他の例において、電力コード・セグメント112は、出力コード・セグメント110と同一の長さである。いくつかの例において、電力コード・セグメント112は、出力コード・セグメント110よりも直径が大きい。他の例において、電力コード・セグメント112は、出力コード・セグメント110よりも直径が小さい。他の例において、電力コード・セグメント112は、出力コード・セグメント110と同一の直径を有する。
【0025】
出力コード・セグメント110は、メディア・ストリーミング・デバイス102から受信デバイス104へ音声及び/又は映像コンテンツを転送するよう構成されている1以上の材料を含み得る。いくつかの例において、出力コード・セグメント110は、1以上の金属線を囲うよう構成されている外側材料を含み得る。いくつかの例において、出力コード・セグメント110は、可撓性があるが、メディア・ストリーミング・デバイス102を懸架するために十分な剛性のある第1材料を含んでもよい。いくつかの例において、第1材料は高分子材料である。いくつかの例において、第1材料は形状記憶材料である。いくつかの例において、出力コード・セグメント110は1以上の形状記憶ワイヤを含む。いくつかの例において、電力コード・セグメント112は、可撓性があるが、メディア・ストリーミング・デバイス102を懸架するために十分な剛性のある第2材料を含む。いくつかの例において、第2材料は高分子材料である。いくつかの例において、第2材料は形状記憶材料である。いくつかの例において、第1材料は第2材料と同一の材料である。他の例において、第1材料は第2材料とは異なる。
【0026】
出力コード・セグメント110は、メディア・ストリーミング・デバイス102のハウジング103に連結されるよう構成されている第1端部111と、受信デバイス104に連結されるよう構成されている第2端部113とを含み得る。第1端部111は、メディア・ストリーミング・デバイス102に固着され得る。たとえば、第1端部111は、メディア・ストリーミング・デバイス102から抜き取れなくてもよい。たとえば、出力コード・セグメント110は、通常の使用条件下において(たとえば、メディア・ストリーミング・デバイス102又は出力コード・セグメント110に損傷を与えずに、及び、定常操作には不要である分解を行わずに)、ユーザによってメディア・ストリーミング・デバイス102から取り外されなくてもよい。第1端部111は、メディア・ストリーミング・デバイス102のハウジング103に一体的に結合され得る。第1端部111は、メディア・ストリーミング・デバイス102の対応するコネクタに連結されるよう構成されているコネクタを画定し得る。いくつかの例において、コネクタは、出力コード・セグメント110がメディア・ストリーミング・デバイス102に一体的に連結されるように、メディア・ストリーミング・デバイス102のハウジング103内に含まれ得る。いくつかの例において、第1端部111のコネクタは、低電圧差動信号(LVDS)コネクタである。いくつかの例において、第1端部111のコネクタは、音声タイプのコネクタである。第2端部113は、受信デバイス104に着脱自在に連結され得る。いくつかの例において、第2端部113は、受信デバイス104に関連付けられているHDMIコネクタに連結されたHDMIコネクタを画定し得る。いくつかの例において、第2端部113のコネクタは、受信デバイス104の対応するコネクタに連結されるよう構成されている音声タイプのコネクタである。いくつかの例において、出力コード・セグメント110と関連付けられているコネクタとの構成は、代理人整理番号0059−210P01を有する、2015年9月8日に出願された「メディア・デバイスに一体化される、改善された高精細度マルチメディア・インターフェース(HDMI)・ケーブル」という名称の出願番号62/215,571において提供されている。その全ての開示内容は参照することにより本願に組み込まれるものとする。
【0027】
電力コード・セグメント112は、メディア・ストリーミング・デバイス102に連結されるよう構成されている第1端部117と、電源108に連結されるよう構成されている第2端部119とを含み得る。電力コード・セグメント112の第1端部117は、メディア・ストリーミング・デバイス102に着脱自在に連結され得る。他の例において、電力コード・セグメント112の第1端部117は、メディア・ストリーミング・デバイス102に固定的に連結され得る。いくつかの例において、電力コード・セグメント112の第1端部117は、メディア・ストリーミング・デバイス102上の雌型USBコネクタに連結される雄型USBコネクタを画定し得る。電力コード・セグメント112の第2端部119は、壁ソケットに挿入される電力プラグ・アダプタを画定し得る。いくつかの例において、第2端部119は、デバイスに連結されるよう構成されているUSBコネクタを画定し得る。いくつかの例において、第2端部119は、USBコネクタと電力プラグ・アダプタとを画定し得る。USBコネクタは、電力プラグ・アダプタに着脱自在に連結される。いくつかの例において、メディア・ストリーミング・デバイス102の外側ハウジング103は、出力コード・セグメント110及び/又は電力コード・セグメント112の形状と同一又は類似である円筒形を有し得る。いくつかの例において、外側ハウジング103は、出力コード・セグメント110及び電力コード・セグメント112より大きくてもよい。
【0028】
メディア・ストリーミング・デバイス102は、コード・セグメント110,112がメディア・ストリーミング・デバイス102を組み付けられたシステム100に沿って懸架することができるように、比較的小型で軽量であり得る。いくつかの例において、出力コード・セグメント110(メディア・ストリーミング・デバイス102から抜き取れない)は、出力コード・セグメント110がメディア・ストリーミング・デバイスの重量を支持できる程度に十分な剛性がある。たとえば、メディア・ストリーミング・デバイス102の重量に対して、出力コード・セグメント110の材料は、出力コード・セグメント110に可撓性をもたせるが、組み付けの際に出力コード・セグメントがメディア・ストリーミング・デバイス102の重量を支持できる程度の剛性をもたせる1以上の性質を含む。いくつかの例において、出力コード・セグメント110は、一定の閾値を超える弾性(たとえば、ヤング率)を規定し、その閾値がメディア・ストリーミング・デバイス102の重量に対して選択される1以上の材料を含み得る。たとえば、メディア・ストリーミング・デバイス102の荷重において、出力コード・セグメント110の剛性によってメディア・ストリーミング・デバイス102が(水平方向における)受信デバイスのメディア・ポート(たとえば、HDMIポート)から遠ざけられるよう、出力コード・セグメント110は実質的にその形状を維持することができる。出力コード・セグメント110は、メディア・ストリーミング・デバイス102の重量に応じて実質的に変形が阻止されるという意味において、一定の非可撓性を有し得る。いくつかの例において、メディア・ストリーミング・デバイス102の力よりも大きな力が出力コード・セグメント110に加えられると、出力コード・セグメント110は曲がり、その屈曲形状を保持し得る。
【0029】
組み付けがなされると、ユーザは、ストリーミング・ソリューション(コード・セグメント110,112を有するメディア・ストリーミング・デバイス102)を、一端に電力プラグを有し他端に出力を有するケーブル・アセンブリとして知覚し得る。たとえば、出力コード・セグメント110のコネクタが受信デバイス104に連結され、電力コード・セグメント112がメディア・ストリーミング・デバイス102と電源108とに連結されると、メディア・ストリーミング・デバイス102は宙に浮くよう、及び/又は、受信デバイス104から離間して懸架されるよう構成される。
【0030】
出力コード・セグメント110の長さは、受信デバイス104に比較的近くあり続けるのに十分な程度に短い(たとえば、ユーザから隠れる可能性がある)が、メディア・ストリーミング・デバイス102を受信デバイスのポートに直接的に差し込むことに関連付けられている1以上の問題を低減するのに十分な程度に長くなるよう設定され得る。いくつかの例において、出力コード・セグメント110の長さは、受信デバイス104の長さ未満であり得る。いくつかの例において、出力コード・セグメント110の長さは、受信デバイス104の表示スクリーンの長さ(又は幅)未満であり得る。さらに、出力コード・セグメント110の1つ又は複数の材料は、メディア・ストリーミング・デバイス102に力が加えられない(メディア・ストリーミング・デバイス102が出力コード・セグメント110の一端に連結され、出力コード・セグメント110の他端が受信デバイス104に連結されている)場合、メディア・ストリーミング・デバイス102は、出力コード・セグメント110の長さの半分より長い受信デバイス104からの距離を保つような性質を有する。同時に、出力コード・セグメント110は、ユーザが出力コード・セグメント110を所望の位置へ(たとえば、メディア・ストリーミング・デバイス102を隠す、又は、メディア・ストリーミング・デバイス102の無線機能を改善する)屈曲することを可能とする程度に十分な可撓性があり得る。
【0031】
いくつかの例において、コード・セグメント110,112に連結されると、メディア・ストリーミング・デバイス102は宙に浮く。たとえば、コード・セグメント110,112に連結されると、メディア・ストリーミング・デバイス102は地面又は別の物体(受信デバイス104を含む)に接触する(もしそうでない場合は、載る)ことはなく、メディア・ストリーミング・デバイス102は、受信デバイス104から離れた位置に留まる。いくつかの例において、ストリーミング・ソリューションが組み付けられると、メディア・ストリーミング・デバイス102が受信デバイス104のどの部分にも接触しないように、出力コード・セグメント110は一定地点まで屈曲する(それによって1以上の屈曲箇所を設ける)。いくつかの例において、出力コード・セグメント110は、(メディア・ストリーミング・デバイス102に関して)剛性を提供する一定の剛性を規定する1以上の材料を含む。いくつかの例において、受信デバイス104の対応するメディア・ポート(たとえば、HDMIポート)は受信デバイス104の側面(又は背面)に位置する。出力コード・セグメント110が受信デバイス104に連結されると、出力コード・セグメント110はメディア・ストリーミング・デバイス102を受信デバイス104の表面から一定の水平距離(出力コード・セグメント110の長さの50%よりも長く)だけ遠ざける。出力コード・セグメント110は、完全には曲がらないことによって(たとえば、出力コード・セグメント110は僅かに曲がり得るが、ユーザが出力コード・セグメント110に対して更なる力を加えてメディア・ストリーミング・デバイス102を別の位置に移動させるまで一定の形状を維持し得る)メディア・ストリーミング・デバイス102を受信デバイス104の表面から遠ざける可能性がある。言い換えると、出力コード・セグメント110は受信デバイス104のメディア・ポート内に水平方向に差し込まれ得る。メディア・ストリーミング・デバイス102は一定の垂直距離(たとえば、およそ出力コード・セグメントの長さ)の分だけメディア・ポートからぶら下がるが、出力コード・セグメント110の剛性によってメディア・ストリーミング・デバイス102がメディア・ポートから水平距離の分だけ離れて設置され得る。
【0032】
いくつかの例において、出力コード・セグメント110は屈曲可能な材料を含む。出力コード・セグメント110は、その形状を保持するよう構成されている(成形可能材料)。したがって、ユーザは、出力コード・セグメント110を所望の位置に変形させられる可能性がある(たとえば、ユーザの視界からメディア・ストリーミング・デバイス102を隠す、又は、受信デバイス104に対するメディア・ストリーミング・デバイス102の位置を変更することで、メディア・ストリーミング・デバイス102及び/又は受信デバイス104のRF性能を高める)。
【0033】
結果として、無線周波数(RF)性能が改善され得る。たとえば、受信デバイス104からのメディア・ストリーミング・デバイス102の無線通信に対する干渉が低減され得る。また、メディア・ストリーミング・デバイス102を受信デバイス104から離して設置することによって、受信デバイス104上の隣接するコネクタ・ポートがメディア・ストリーミング・デバイス102によって遮断されなくなる。たとえば、受信デバイス104は複数のポートを含み得るが、従来では、デバイスが直接的に複数のポートのうち1つに差し込まれると、該デバイスは、他のデバイスがこれらの隣接するポートを使用しないように1以上の隣接するポートを遮断する可能性がある。
【0034】
図2は、実施形態に係る、映像コンテンツをストリーミング配信するよう構成されているメディア・ストリーミング・デバイス202を示す。いくつかの例において、メディア・ストリーミング・デバイス202は、
図1のメディア・ストリーミング・デバイス102の上記特徴のうち1以上を含み得る。メディア・ストリーミング・デバイス202は、任意のタイプの汎用コンピューティング回路又は専用論理回路(たとえば、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)又は特定用途向け集積回路(ASIC))などの中央処理装置(CPU)220と、グラフィックス処理装置(GPU)222と、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)224と、ストレージ226と、ネットワーク150を通じてメディア・ストリーミング・デバイス202をメディア・コンテンツ・ソース106に無線で接続するよう構成されているネットワーク・インターフェース228と、を含み得る。メディア・ストリーミング・デバイス202は他のコンポーネント(たとえば、1以上の電池、接続インターフェース)を含み得る。
【0035】
メディア・ストリーミング・デバイス202は映像出力コード・セグメント210に連結され得る。映像出力コード・セグメント210は、メディア・ストリーミング・デバイス202に固着されるHDMIコード・セグメントであり得る。他の例において、映像出力コード・セグメント210はメディア・ストリーミング・デバイス202に着脱自在に連結される。映像出力コード・セグメント210は、
図1の受信デバイス104に連結されるよう構成されている第1コネクタ207(たとえば、HDMIコネクタ)と、メディア・ストリーミング・デバイス202に連結されるよう構成されている第2コネクタ214(たとえば、LVDSコネクタ)と、を含み得る。メディア・ストリーミング・デバイス202は、電力コード・セグメント212に着脱自在に連結され得る。電力コード・セグメント212は、
図1の電源108に着脱自在に連結されるよう構成されている第1コネクタ209と、メディア・ストリーミング・デバイス202に着脱自在に連結されるよう構成されている第2コネクタ215とを有するUSB電力コード・セグメントであり得る。第1コネクタ209は、USBコネクタ、電力プラグ・アダプタ、又は、USBコネクタ及び電力プラグ・アダプタであり得る。第2コネクタ215は、USBコネクタ又はマイクロUSBコネクタであり得る。
【0036】
図3は、実施形態に係る、音声コンテンツをストリーミング配信するよう構成されているメディア・ストリーミング・デバイス302を示す。いくつかの例において、メディア・ストリーミング・デバイス302は、音声コンテンツをストリーミング配信するが、映像コンテンツはストリーミング配信しない。メディア・ストリーミング・デバイス302は、音声ストリーミング・デバイスとみなされ得る。音声ストリーミング・デバイスにおいては、ネットワーク化された音声コンテンツが、多種多様な既存のホーム・スピーカ・システムに対してシームレスにストリーミング配信される。いくつかの例において、メディア・ストリーミング・デバイス302は、交流又は直流電力を受信する可能性があり、共通のプラグ・フォーマット又はフォーマットの組を用いて音声出力を提供する可能性があり、メディア・データを制御及びストリーミング配信するための無線ネットワーク・コネクタを支持する。ユーザは、制御プロトコルを使用可能である1以上の他のコンピューティング・デバイスを通じてメディア・ストリーミング・デバイス302上でのメディア再生を制御できる可能性がある。さらに、メディア・ストリーミング・デバイス302は、デバイスをリセットする、又は、セットアップ・モードを起動するための最小ユーザ・インターフェースを提供し得るが、制御及び対話の大半は、メディア・ストリーミング・デバイス302と無線で通信する他のデバイスによって駆動され得る。
【0037】
メディア・ストリーミング・デバイス302は、任意のタイプの汎用コンピューティング回路又は専用論理回路(たとえば、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)又は特定用途向け集積回路(ASIC))などの中央処理装置(CPU)320と、メモリ326と、ネットワーク150を通じてメディア・ストリーミング・デバイス302をメディア・コンテンツ・ソース106に無線で接続するよう構成されているネットワーク・インターフェース328と、受信デバイス104に音声コンテンツを出力するよう構成されている音声出力回路330と、を含み得る。メモリ326は、RAM及び/又はストレージを含み得る。メディア・ストリーミング・デバイス302は他のコンポーネント(たとえば、1以上の電池、接続インターフェース)を含み得る。
【0038】
メディア・ストリーミング・デバイス302は音声出力コード・セグメント310に連結され得る。音声出力コード・セグメント310は、メディア・ストリーミング・デバイス302に固着され得る。他の例において、音声出力コード・セグメント310はメディア・ストリーミング・デバイス302に着脱自在に連結される。音声出力コード・セグメント310は、
図1の受信デバイス104に連結されるよう構成されている第1コネクタ307と、メディア・ストリーミング・デバイス302に連結されるよう構成されている第2コネクタ314とを含み得る。メディア・ストリーミング・デバイス302は、電力コード・セグメント312に着脱自在に連結され得る。電力コード・セグメント312は、
図1の電源108に着脱自在に連結されるよう構成されている第1コネクタ309と、メディア・ストリーミング・デバイス302に着脱自在に連結されるよう構成されている第2コネクタ315とを有するUSB電力コード・セグメントであり得る。第1コネクタ309は、USBコネクタ、電力プラグ・アダプタ、又は、USBコネクタ及び電力プラグ・アダプタであり得る。第2コネクタ315は、USBコネクタ又はマイクロUSBコネクタであり得る。
【0039】
音声出力回路330は、どのタイプの音声出力コード・セグメント310がメディア・ストリーミング・デバイス302に連結されるかを検出するよう構成され得る。いくつかの例において、音声出力回路330は、接続された音声出力コード・セグメント310がデジタル・タイプ・コードであるかアナログ・タイプ・コードであるかを検出するよう構成され得る。たとえば、デジタル・タイプ・コードは光音声コード(TOSLINK(商標登録)など)であってもよいし、アナログ・タイプ・コードはRCAアダプタ・コードであってもよい。検出されるコードのタイプによって、音声出力回路330は、検出されるコードのタイプに対応する適切なフォーマットを有するよう音声コンテンツを初期化するよう構成されている。たとえば、音声出力回路330は、音声出力コード・セグメント310がデジタル・タイプ・コードであることを検出すると、音声出力回路330は音声コンテンツをデジタル・フォーマットに初期化する。音声出力回路330は、音声出力コード・セグメント310がアナログ・タイプ・コードであることを検出すると、音声コンテンツをアナログ・フォーマットに初期化する。いくつかの例において、音声出力回路330は、光インターフェースを介してデジタル音声を転送し、デジタル/アナログ変換器を介してアナログ音声を供給し、及び/又は、音声レンダリング・システムの様々なクラスに対処するために様々な電圧レベルにおける音声を供給し得る。
【0040】
図4は、実施形態に係る、コンピュータ・モジュール402がデバイス404をアプリケーション特有のコンピュータに変換するように第1コード・セグメント410を介してデバイス404と第2コード・セグメント412を介して電源408とに連結されるよう構成されているコンピュータ・モジュール402を示す。第1コード・セグメント410は、任意の図面を参照して説明される任意の出力コード・セグメントであり得る。第2コード・セグメント412は、任意の図面を参照して説明される任意の電力コード・セグメントであり得る。さらに、コンピュータ・モジュール402は、任意の図面のメディア・ストリーミング・デバイス(映像又は音声)を参照して説明される1以上のコンポーネントを含み得る。
【0041】
しかしながら、より一般的には、コンピュータ・モジュール402はネットワーク使用可能コンピュータ(たとえば、1以上のプロセッサ、非一時的なコンピュータ可読媒体、1以上のネットワーク・インターフェース、オペレーティング・システム、及び/又は1以上のアプリケーション)に関連付けられているコンポーネント又はロジックを含み得る。デバイス404に連結されると、コンピュータ・モジュール402はデバイス404を、ネットワーク150に接続可能であるアプリケーション特有のコンピュータに変換する。たとえば、デバイス404はランプであり得る。コンピュータ・モジュール402が第1コード・セグメント410を介してランプに連結されると、ランプは、以前は可能でなかった方法で操作及び制御されるよう構成されているランプ制御コンピュータに変換される。他の例において、デバイス404は電子レンジであり得る。コンピュータ・モジュール402が第1コード・セグメント410を介して電子レンジに連結されると、電子レンジは、以前は可能でなかった方法で操作及び制御されるよう構成されている電子レンジ制御コンピュータに変換される。ランプ及び電子レンジの例に加えて、デバイス404は電気的に制御可能である任意のタイプのデバイスであり得る。
【0042】
いくつかの例において、コンピュータ・モジュール402は、第1コード・セグメント410に着脱自在に連結されている。他の例において、コンピュータ・モジュール402は、第1コード・セグメント410に固着されている。いくつかの例において、コンピュータ・モジュール402は、第2コード・セグメント412に着脱自在に連結されている。他の例において、コンピュータ・モジュール402は、第2コード・セグメント412に固着されている。いくつかの例において、第2コンピュータ・モジュール412は第1コード・セグメント410よりも長い。他の例において、第2コンピュータ・モジュール412は第1コード・セグメント410と同一の長さを有する。いくつかの例において、コンピュータ・モジュール402は、第1コード・セグメント410及び/又は第2コンピュータ・モジュール412の直径よりも小さい。他の例において、コンピュータ・モジュール402は、第1コード・セグメント410及び第2コンピュータ・モジュール412よりも僅かに大きい。いくつかの例において、第1コード・セグメント410及び第2コンピュータ・モジュール412は延長コードとして現れ、コンピュータ・モジュール402は該延長コードに一体化されるように現れる。
【0043】
図5は、実施形態に係る、電力コード・セグメント512に固着され、出力コード・セグメント510に固着されるメディア・ストリーミング・デバイス502を示す。メディア・ストリーミング・デバイス502は、任意の図面を参照して説明される任意のメディア・ストリーミング・デバイスであり得る。
図5を参照して、電力コード・セグメント512は、交流壁ソケットに差し込まれるよう構成されている電力コード・アダプタ509を含み得る。出力コード・セグメント510は、受信デバイスに連結されるよう構成されているHDMIコネクタ507を含み得る。
【0044】
図6は、実施形態に係る、電力コード・セグメント612に着脱自在に連結され、出力コード・セグメント610に固着されるメディア・ストリーミング・デバイス602を示す。メディア・ストリーミング・デバイス602は、任意の図面を参照して説明される任意のメディア・ストリーミング・デバイスであり得る。
図6を参照して、電力コード・セグメント612は、電力コード・セグメント612の一端にコネクタ615(たとえば、マイクロUSBコネクタ)と、電力コード・セグメント612の他端にコネクタ616(たとえば、USBコネクタ)と、コネクタ616に着脱自在に連結されるよう構成されている電力プラグ・アダプタ617とを含み得る。出力コード・セグメント610は、受信デバイス104に連結されるよう構成されているHDMIコネクタ607を含み得る。
【0045】
図7は、実施形態に係る、出力コード・セグメント710に連結されているメディア・ストリーミング・デバイス702を示す。
図1及び
図7を参照して、メディア・ストリーミング・デバイス702はネットワーク150を通じてメディア・コンテンツ・ソース106から受信デバイス104へメディア・コンテンツをストリーミング配信するよう構成され得る。いくつかの例において、メディア・ストリーミング・デバイス702は、
図2のメディア・ストリーミング・デバイス102又は
図2のメディア・ストリーミング・デバイス202である。メディア・ストリーミング・デバイス702は、無線通信モジュールによって、Wi−Fi、Bluetooth(又は、近距離無線通信(NFC)など他の近距離プロトコル)、及び携帯電話を用いて通信するよう構成され得る。メディア・ストリーミング・デバイス702は、HDMIコネクタ707を有する出力コード・セグメント710に連結され得る。いくつかの例において、メディア・ストリーミング・デバイス702は、USB電力スキームによって構成され得る。たとえば、メディア・ストリーミング・デバイス702は、電力コード・セグメントのUSBコネクタを受信するよう構成されているコネクタ・スロット730を画定し得る。いくつかの例において、コネクタ・スロット730は、電力コード・セグメントのマイクロUSBコネクタを受信するよう構成されているマイクロUSBコネクタ・スロットである。さらに、メディア・ストリーミング・デバイス702は、リセット・ボタン729を含み得る。押下されると、リセット・ボタン729はメディア・ストリーミング・デバイスのリセットを開始するよう構成されている。リセット・ボタン729は、メディア・ストリーミング・デバイス702をリセットする、又は、セットアップ・モードを起動するための最小ユーザ・インターフェースの一部であるとみなされ得る。しかしながら、制御及び対話の大半は、メディア・ストリーミング・デバイス702と無線で通信する他のコンピューティング・デバイスによって駆動され得る。
【0046】
メディア・ストリーミング・デバイス702は、組み付けられたストリーミング・ソリューションに沿ってメディア・ストリーミング・デバイス702が掛けられるように比較的小さく軽量である。組み付けがなされると、ユーザは、ストリーミング・ソリューション(たとえば、コード・セグメント710及び電力コード・セグメントを有するメディア・ストリーミング・デバイス702)を、一端に電力プラグを有し他端に出力を有する一体型ケーブル・アセンブリ(又は、連続コード・アセンブリ)として知覚し得る。たとえば、HDMIコネクタ707が受信デバイス104に連結され、電力コード・セグメントがメディア・ストリーミング・デバイス702及び電源108に連結されると、メディア・ストリーミング・デバイス702は受信デバイス104から離れて懸架されるよう構成されている。出力コード・セグメント710の長さは、受信デバイス104に比較的近くに留まるのに十分なほど短い(たとえば、ユーザから隠れる可能性がある)が、メディア・ストリーミング・デバイス702を受信デバイスのHDMIポートに直接的に差し込むことに関連付けられている1以上の問題を低減するのに十分なほど長くなるよう設定され得る。
【0047】
いくつかの例において、コード・セグメントに連結されると、メディア・ストリーミング・デバイス702は宙に浮く。いくつかの例において、コード・セグメントに連結されると、メディア・ストリーミング・デバイス702は地面又は別の物体に接触する(もしそうでない場合は、載る)ことはなく、メディア・ストリーミング・デバイス702は、受信デバイス104から離れた位置に留まる。いくつかの例において、メディア・ストリーミング・デバイス702は、受信デバイス104のHDMIポートからぶら下がるよう構成されている。いくつかの例において、メディア・ストリーミング・デバイス702は、ある角度で受信デバイス104のHDMIポートからぶら下がるよう構成されている。いくつかの例において、ストリーミング・ソリューションが組み付けられると、メディア・ストリーミング・デバイス702が受信デバイス104のどの部分にも接触しないように、出力コード・セグメント710は一定地点まで曲がる(それによって1以上の屈曲箇所を形成する)。
【0048】
結果として、無線周波数(RF)性能が改善され得る。たとえば、受信デバイス104からのメディア・ストリーミング・デバイス702の無線通信に対する干渉が低減され得る。また、メディア・ストリーミング・デバイス702を受信デバイス104から離して設置することによって、受信デバイス104上の隣接するHDMIポートがメディア・ストリーミング・デバイス702によって遮断されなくなる。
【0049】
さらに、出力コード・セグメント710は、出力コード・セグメント710が位置を維持できるよう、柔軟性があってもよいが半剛体であってもよい。いくつかの例において、出力コード・セグメント710は、屈曲可能な材料を含み、出力コード・セグメント710はその形状(たとえば、「ガンビー」タイプの材料)を保持するよう構成されている。したがって、ユーザは、出力コード・セグメント710を所望の位置に変形させられる可能性がある(たとえば、ユーザの視界からメディア・ストリーミング・デバイス702を隠す、又は、メディア・ストリーミング・デバイス702及び/又は受信デバイス104のRF性能を高める)。いくつかの例において、出力コード・セグメント710は、メモリ形材料(たとえば、メモリ形ポリマー)を含む。いくつかの例において、出力コード・セグメント710は、メモリ形金属線を含む。したがって、出力コード・セグメント710は、コード・セグメント間に掛けられる際に屈曲形状に屈折するよう構成され得るが、受信デバイス104から分解される際は元の直線形状に戻るよう構成され得る。
【0050】
いくつかの例において、メディア・ストリーミング・デバイス702は、直径と側壁731とを有する略円柱形である。いくつかの例において、メディア・ストリーミング・デバイス702は、メディア・ストリーミング・デバイス702の中心から外周上の点までの距離によって規定される直径を有する略円柱形であり得る。直径は45〜55ミリメートル(mm)の範囲内であり得る。いくつかの例において、直径は48〜53mmの範囲内であり得る。いくつかの例において、直径は約51.8mmであり得る。いくつかの例において、側壁731は5〜10mmの範囲内の高さを有し得る。いくつかの例において、側壁731の高さは、約7mmであり得る。メディア・ストリーミング・デバイス702の直径及び側壁731に関する上記範囲と値とによって、メディア・ストリーミング・デバイス702がコード・セグメント間に掛けられるようメディア・ストリーミング・デバイス702が比較的コンパクト(及び軽量)であることを確実にし得る。
【0051】
出力コード・セグメント710は、メディア・ストリーミング・デバイス702に固定的に連結され得る。いくつかの例において、出力コード・セグメント710は、メディア・ストリーミング・デバイス702から着脱自在でない(たとえば、離脱して、メディア・ストリーミング・デバイス702を分解せずに)。言い換えると、出力コード・セグメント710とメディア・ストリーミング・デバイス702との間においてキャプティブ接続が用いられ得る。いくつかの例において、出力コード・セグメント710の長さは、90〜120mmの範囲内であり得る(たとえば、メディア・ストリーミング・デバイス702からHDMIコネクタ端部まで)。いくつかの例において、出力コード・セグメント710の長さは、95〜115mmの範囲内であり得る。いくつかの例において、出力コード・セグメント710の長さは、約110mmであり得る。出力コード・セグメント710の長さに関する上記範囲と値とによって、メディア・ストリーミング・デバイス702が受信デバイスに比較的近くに留まる(及び/又は宙に浮き続ける)が、受信デバイス104によって引き起こされる無線干渉が低減されるよう受信デバイス104から離れた距離に位置することが確実になる。
【0052】
出力コード・セグメント710は、任意の電力コード・セグメントの幅よりも広い幅を有し得る。いくつかの例において、出力コード・セグメント710の幅は、任意のUSBコード・セグメントよりも広い。いくつかの例において、出力コード・セグメント710は円柱形ではなく、出力コード・セグメント710は、第1平面と、第1平面とは反対である第2平面とを有する。
【0053】
図8は、実施形態に係る、メディア・ストリーミング・デバイス702の分解図を示す。メディア・ストリーミング・デバイス702は、上部エンクロージャ・アセンブリ734と、プリント回路基板アセンブリ736と、下部エンクロージャ・アセンブリ738とを含み得る。プリント回路基板アセンブリ736は、上部エンクロージャ・アセンブリ734と下部エンクロージャ・アセンブリ738との間に配置され得る。
図8に示すように、出力コード・セグメント710は、HDMIコネクタ707とLVDSコネクタ732とを含み得る。LVDSコネクタ732は、プリント回路基板アセンブリ736に連結されるよう構成されている。いくつかの例において、上部エンクロージャ・アセンブリ734及び下部エンクロージャ・アセンブリ738(連結されている際)は、LVDSコネクタ732を囲うよう構成されており、コード部分のみがメディア・ストリーミング・デバイス702の外部構造から延びている。LVDSコネクタ732は出力コード・セグメント710のコード部分のサイズよりも大きなサイズを有し得るが、LVDSコネクタ732は、上部エンクロージャ・アセンブリ734と下部エンクロージャ・アセンブリ738とによって画定されるハウジング構造全体の中に存在し得る。いくつかの例において、上部エンクロージャ・アセンブリ734は、締まり嵌めを用いて下部エンクロージャ・アセンブリ738に連結される。いくつかの例において、上部エンクロージャ・アセンブリ734は、超音波溶接を用いて下部エンクロージャ・アセンブリ738に融合される(たとえば、2つのプラスチック部品が結合するために融合される)。いくつかの例において、上部エンクロージャ・アセンブリ734は、1以上の締結具を用いて下部エンクロージャ・アセンブリ738に連結される。いくつかの例において、出力コード・セグメント710は、締結具(たとえば、ねじ)によって下部エンクロージャ・アセンブリ738とプリント回路基板アセンブリ736とに連結される。
【0054】
下部エンクロージャ・アセンブリ738は、プリント回路基板アセンブリ736を受けるよう構成されているカップ状の構造を有し得る。いくつかの例において、下部エンクロージャ・アセンブリ738は、プリント回路基板アセンブリ736の大部分(又は、プリント回路基板アセンブリ736の全体)を囲うよう構成されている。下部エンクロージャ・アセンブリ738の凹部内において、下部エンクロージャ・アセンブリ738は熱接着剤、ヒート・スプレッダ、熱パッド又はジェル、及びシールドをさらに含み得る。プリント回路基板アセンブリ736は、基板(及び/又は基板の両側)に連結される複数の集積チップと該集積チップを保護するための1以上のシールドとを含み得る。上部エンクロージャ・アセンブリ734は、下部エンクロージャ・アセンブリ738に連結されるよう構成されている円盤形構造を有し得る。いくつかの例において、上部エンクロージャ・アセンブリ734は、第1熱ジェル、ヒート・スプレッダ、及び第2熱パッド又はジェルを含み得るか、そうでない場合は、それらに連結され得る。
【0055】
図9Aは、実施形態に係る、メディア・ストリーミング・デバイス702の上部エンクロージャ・アセンブリ734の外面740を示す。
図9Bは、実施形態に係る、メディア・ストリーミング・デバイス702の上部エンクロージャ・アセンブリ734の内面742を示す。外面740はユーザに見える面であってもよいし、内面742はプリント回路基板アセンブリ736に面する面であってもよい。いくつかの例において、上部エンクロージャ・アセンブリ734は、側壁741を有する円柱形であり得る(たとえば、側壁741は円柱の深さを規定し得る)。いくつかの例において、側壁741は、下部エンクロージャ・アセンブリ738の側壁より短くてもよい。上部エンクロージャ・アセンブリ734は、下部エンクロージャ・アセンブリ738の直径と同一(又は略同一)の直径を有し得る。
図9Bを参照して、上部エンクロージャ・アセンブリ734の内面742は、1組のヒート・ステーク・コンポーネント744を画定し得る。
【0056】
図10Aは、実施形態に係る、メディア・ストリーミング・デバイス702の下部エンクロージャ・アセンブリ738の外面746を示す。
図10Bは、実施形態に係る、メディア・ストリーミング・デバイス702の下部エンクロージャ・アセンブリ738の内面748を示す。外面740はユーザに見える面であってもよいし、内面742はプリント回路基板アセンブリ736に面する面であってもよい。いくつかの例において、下部エンクロージャ・アセンブリ738は、側壁745を有する円柱形であり得る(たとえば、側壁745は円柱の深さを規定し得る)。いくつかの例において、側壁745は、上部エンクロージャ・アセンブリ734の側壁741より長くてもよい。下部エンクロージャ・アセンブリ738は、上部エンクロージャ・アセンブリ734の直径と同一(又は略同一)の直径を有し得る。
【0057】
図10Aを参照して、下部エンクロージャ・アセンブリ738は、電力コード・セグメントのUSBコネクタを受けるよう構成されているコネクタ・スロット730を画定し得る。いくつかの例において、コネクタ・スロット730は、電力コード・セグメントのマイクロUSBコネクタを受けるよう構成されているマイクロUSBコネクタ・スロットである。また、下部エンクロージャ・アセンブリ738は、リセット・ボタン729を露出させるよう構成されているリセット・スロット733を画定し得る。さらに、下部エンクロージャ・アセンブリ738は、LVDSコネクタ・スロット747を画定し得る。LVDSコネクタ・スロット747は、出力コード・セグメント710が下部エンクロージャ・アセンブリ738から延びる開口部であり得る。LVDSコネクタ・スロット747は、ケーブル部に沿ってHDMIケーブルを捉え得る。いくつかの例において、LVDSコネクタ732は、LVDSコネクタ・スロット747の内側にある。ケーブルが固定されていない場合、雌型HDMIレセプタクル(又はその変形)は、LVDSコネクタ・スロット747内に配置され得る。
図10Bを参照して、1組のアライメント・ピン750が下部エンクロージャ・アセンブリ738の内面748に連結され得る。いくつかの例において、3以上のアライメント・ピン750が用いられ得る。プリント回路基板アセンブリ736は、基板上に対応する穴(たとえば、
図11Aの穴754)を画定し得る。穴は、プリント回路基板アセンブリ736が下部エンクロージャ・アセンブリ738に対して正しくアラインされるように、アライメント・ピン750を受けるよう構成されている。また、ヒート・スプレッダ752が、下部エンクロージャ・アセンブリ738の内面748に連結され得る。
【0058】
図11Aは、実施形態に係る下部エンクロージャ・アセンブリ738から分解されたプリント回路基板アセンブリ736を示す。
図11Bは、実施形態に係る下部エンクロージャ・アセンブリ738に組み付けられたプリント回路基板アセンブリ736を示す。
図11A〜
図11Bを参照して、プリント回路基板アセンブリ736は、出力コード・セグメント710のLVDSコネクタ732に連結されている。出力コード・セグメント710の他端はHDMIコネクタ707を画定する。プリント回路基板アセンブリ736は、アライメント・ピン750をプリント回路基板アセンブリ736上の穴754にアラインすることによって、下部エンクロージャ・アセンブリ738に適切にアラインされ得る。
図11Bに示すように、プリント回路基板アセンブリ736は、LVDSコネクタ732が下部エンクロージャ・アセンブリ738内に含まれるよう、下部エンクロージャ・アセンブリ738内に収まるよう構成されている。
【0059】
図12A〜
図12Bは、実施形態に係るプリント回路基板アセンブリ736の一方側を示す。プリント回路基板アセンブリ736は、プリント回路基板アセンブリ736の集積回路(又はICチップ)を保護するよう構成されている二層シールド(たとえば、内側フレーム+カバー・シールド)を含み得る。
図12Aは、実施形態に係る、二層シールドの一方の層(内側フレーム760)を表すプリント回路基板アセンブリ736の上側761を示す。
図12Bは、実施形態に係る、二層シールドの他方の層(カバー・シールド769)を表すプリント回路基板アセンブリ736の上側761を示す。上側761は、プリント回路基板アセンブリ736の一面とみなされ得る。上側761は、上部エンクロージャ・アセンブリ734に面するプリント回路基板アセンブリ736の面とみなされ得る。
【0060】
図12Aを参照して、プリント回路基板アセンブリ736の上側761は、システム・オン・チップ(SOC)764と、無線通信チップ766と、1以上のパワー・マネジメント集積回路(PMIC)768とを含む基板に連結される複数の集積回路を含み得る。いくつかの例において、無線通信チップ766は、メディア・ストリーミング・デバイス702のWi−Fi性能にロジックを提供し得る。内側フレーム760は、プリント回路基板アセンブリ736に連結され得る。内側フレーム760は金属構造であって、複数の集積回路と1以上の集積回路を他の集積回路から離間させるために該金属構造内から延びる1以上の壁とを囲むよう構成され得る。たとえば、内側フレーム760は、SOC764と無線通信チップ766とを離間させるよう構成されているシールド壁763を含み得る。
【0061】
図12Bを参照して、カバー・シールド769は、集積回路が内側フレーム760とカバー・シールド769とによって画定される二層シールドによってカバー及び保護されるよう、内側フレーム760に連結され得る。いくつかの例において、カバー・シールド769は、内側フレーム762に連結されるよう構成されている金属カバーを含み得る。内側フレーム760とカバー・シールド769とは、1以上の集積回路を囲う、及び、該1以上の集積回路を他の集積回路から離間させるよう構成されている2以上の別体である金属エンクロージャを構成し得る。
【0062】
図13A〜
図13Bは、実施形態に係るプリント回路基板アセンブリ736の他方側を示す。たとえば、プリント回路基板アセンブリ736は、プリント回路基板アセンブリ736の下部サイド770の集積回路を保護するよう構成されている別の二層シールド(たとえば、内側フレーム+カバー・シールド)を含み得る。
図13Aは、実施形態に係る、二層シールドの一方の層(内側フレーム766)を表すプリント回路基板アセンブリ736の下部サイド770を示す。
図13Bは、実施形態に係る、二層シールドの他方の層(カバー・シールド768)を表すプリント回路基板アセンブリ736の下部サイド770を示す。下側770は、プリント回路基板アセンブリ736の一面とみなされ得る。下側770は、
図12A〜
図12Bの上側761と反対であり得る。下側770は、下部エンクロージャ・アセンブリ738に面するプリント回路基板アセンブリ736の面とみなされ得る。
【0063】
図13Aを参照して、プリント回路基板アセンブリ736の下側770は、ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(DRAM)チップ772と、フラッシュ・メモリ(NAND)774と、PMIC779とを含む基板に連結される複数の集積回路を含み得る。内側フレーム776は、内側フレーム776の外周が集積回路を囲うよう、プリント回路基板アセンブリ736の下側770に連結され得る。内側フレーム776は複数の集積回路を囲むよう構成される金属構造であり得る。いくつかの例において、内側フレーム776は、カバー・シールド778の支持を提供するよう構成されている壁構造であり得る。内側フレーム776は、メモリ・コンポーネント(たとえば、DRAMチップ772、フラッシュ・メモリ774)を他のコンポーネント(たとえば、PMIC779)から離間させるよう構成されているシールド壁777を含み得る。
【0064】
図13Bを参照して、カバー・シールド778は、集積回路が内側フレーム776とカバー・シールド778とによって画定される二層シールドによってカバー及び保護されるよう、内側フレーム776に連結され得る。いくつかの例において、カバー・シールド778は、内側フレーム776に連結されるよう構成されている金属カバーを含み得る。内側フレーム776とカバー・シールド778とは、1以上の集積回路を囲う、及び、該1以上の集積回路を他の集積回路から離間させるよう構成されている2以上の別体である金属エンクロージャを構成し得る。
【0065】
図14Aは、実施形態に係る、出力コード・セグメント710の一端にHDMIコネクタ707を有し、出力コード・セグメント710の他端にLVDSコネクタ732を有する出力コード・セグメント710を示す。LVDSコネクタ732は、LVDSコネクタ・スロット747を画定する下部エンクロージャ・アセンブリ738と係合するよう構成されているリップ785を画定し得る。リップが下部エンクロージャ・アセンブリ738に係合することによって、LVDSコネクタ732が確実にLVDSコネクタ732から取り外されないようになる。
図14Bは、実施形態に係るLVDSコネクタ732の分解図を示す。
図14Bを参照して、LDVSコネクタ732は、シールド・トップ・シェル780と、LVDSプラグ782と、基板786に連結されるLVDSレセプタクル784と、シールド・シェル・ボトム788とを含み得る。
【0066】
図15Aは、実施形態に係る、折り畳んだ形態におけるメディア・ストリーミング・デバイス802の斜視図を示す。
図15Bは、実施形態に係る開いた形態におけるメディア・ストリーミング・デバイス802の斜視図を示す。
図15Cは、実施形態に係る折り畳んだ形態におけるメディア・ストリーミング・デバイス802の別の斜視図を示す。
図15Dは、実施形態に係る開いた形態におけるメディア・ストリーミング・デバイス802の別の斜視図を示す。
【0067】
図15A〜
図15Dを参照して、メディア・ストリーミング・デバイス802は、メディア・ストリーミング・デバイス802に連結される出力コード・セグメント810を含む。メディア・ストリーミング・デバイス802において、出力コード・セグメント810はHDMIケーブル端部811を含む。メディア・ストリーミング・デバイス802は、下部エンクロージャ・アセンブリ838と上部エンクロージャ・アセンブリ834とを含む。
図15A及び
図15Cを参照して、折り畳み構成において、出力コード・セグメント810のHDMIケーブル端部811はメディア・ストリーミング・デバイス802の下部エンクロージャ・アセンブリ838に連結されている。いくつかの例において、折り畳み構成は、HDMIケーブル端部811内に配置されたマグネットと下部エンクロージャ・アセンブリ838内の内側金属ヒート・スプレッダとの間における磁力によって得られる。
図15B及び
図15Dを参照して、HDMIケーブル端部811は、出力コード・セグメント810の下部エンクロージャ・アセンブリ838に連結されていない。いくつかの例において、出力コード・セグメント810は、非折り畳み構成に偏る。いくつかの例において、非折り畳み構成は直線的構成である。
【0068】
図16は、実施形態に係る、メディア・ストリーミング・デバイス802の斜視図を示す。
図16を参照して、メディア・ストリーミング・デバイス802は、上部エンクロージャ・アセンブリ834と、下部エンクロージャ・アセンブリ838と、上部エンクロージャ・アセンブリ834及び下部エンクロージャ・アセンブリ838によって囲まれるプリント回路基板アセンブリ836とを含む。出力コード・セグメント810のHDMIケーブル端部811は、マグネット852を含み得る。たとえば、マグネット852は、HDMIケーブル端部811の構造内に配置され得る。上部エンクロージャ・アセンブリ834は、ねじ山形成締結具850を介して下部エンクロージャ・アセンブリ838に連結され得る。
【0069】
図17は、他の実施形態に係る、プリント回路基板アセンブリ836の部分分解図を示す。第1シールド・カン869−1はプリント回路基板アセンブリ836の基板835の一面に連結され得る。第2シールド・カン869−2はプリント回路基板アセンブリ836の基板835の他面に連結され得る。基板835は、実装された集積回路を有することが可能である任意のタイプであり得る。いくつかの例において、基板835は略円形である。第1シールド・カン869−1と第2シールド・カン869−2とは、プリント回路基板アセンブリ836の両側にある回路コンポーネントを保護し得る。さらに、1以上の熱ジェル854が、第1シールド・カン869−1及び第2シールド・カン869−2に連結され得る。
【0070】
図18Aは、実施形態に係る、下部エンクロージャ・アセンブリ838の外観図を示す。
図18Bは、別の実施形態に係る、下部エンクロージャ・アセンブリ838の内観図を示す。
図18A及び
図18Bを参照して、下部エンクロージャ・アセンブリ838は、下部エンクロージャ・アセンブリ838の内面851に連結される金属(たとえば、鋼)ヒート・スプレッダ855を含み得る。ヒート・スプレッダ855は、
図15A及び
図15Cに示される折り畳み構成時のHDMIケーブル端部811上のマグネット852と相互に作用し得る。また、下部エンクロージャ・アセンブリ838は、ヒート・スプレッダ855に連結される熱ジェル854を含み得る。さらに、リセット・ボタン829は、ユーザがメディア・ストリーミング・デバイス802をリセットすることができるように、下部エンクロージャ・アセンブリ838に連結され得る。たとえば、リセット・ボタン829は、下部エンクロージャ・アセンブリ838の側壁852の開口部を通して突出してもよいし、メディア・ストリーミング・デバイス802のコンポーネントが組み付けられる際に操作可能にプリント回路基板アセンブリ836に連結されてもよい。さらに、ライト・パイプ856が、ユーザがメディア・ストリーミング・デバイス802から伝送される光を見られるようにするために、下部エンクロージャ・アセンブリ838に連結され得る。たとえば、ライト・パイプ856を介して光を点灯させることによって、メディア・ストリーミング・デバイス802の操作状況が示され得る。ライト・パイプ856は、下部エンクロージャ・アセンブリ838の側壁852の開口部を通して突出してもよいし、メディア・ストリーミング・デバイス802のコンポーネントが組み付けられる際に操作可能にプリント回路基板アセンブリ836に連結されてもよい。
【0071】
図19Aは、実施形態に係る、プリント回路基板アセンブリ836の上面図を示す。
図19Bは、実施形態に係る、シールド・カン869がない状態のプリント回路基板アセンブリ836に連結されている出力コード・セグメント810を示す。
図19Cは、実施形態に係る、シールド・カン869を備えたプリント回路基板アセンブリ836に連結されている出力コード・セグメント810を示す。プリント回路基板アセンブリ836は、出力コード・セグメント810のLVDSコネクタに連結されるよう構成されているLVDSボード・コネクタ833を含み得る。また、プリント回路基板アセンブリ836は、内側フレーム860を含み得る。内側フレーム860は金属構造であって、複数の集積回路と1以上の集積回路を他の集積回路から離間させるために該金属構造内から延びる1以上の壁とを囲むよう構成され得る。いくつかの例において、プリント回路基板アセンブリ836は、NANDフラッシュ874とシステム・オン・チップ(SOC)864とを含み得る。さらに、プリント回路基板アセンブリ836は、電力コード・セグメント上のマイクロUSBコネクタに連結されるよう構成されているマイクロUSBコネクタ875を含み得る。
図19Cを参照して、シールド・カン869は、他の回路コンポーネントだけでなくNANDフラッシュ874とSOC864とを保護するために、内側フレーム860に配置されてもよいし、内側フレーム860を囲んでもよい。
【0072】
図20Aは、実施形態に係る、シールド・カン869がない状態のプリント回路基板アセンブリ836の底面図を示す。
図20Bは、実施形態に係る、シールド・カン869を備えたプリント回路基板アセンブリ836の底面図を示す。プリント回路基板アセンブリ836は、DDRメモリ877とWiFiチップ878とを含み得る。プリント回路基板アセンブリ836は、DDRメモリ877とWiFiチップ878とを包囲及び離間させるよう構成されている内側フレーム860を含み得る。シールド・カン869は、プリント回路基板アセンブリ836の他方側において、他の回路コンポーネントだけでなくDDRメモリ877とWiFiチップ878とを保護するために、内側フレーム860に配置されてもよいし、内側フレーム860を囲んでもよい。
【0073】
図21は、実施形態に係る、音声コンテンツをストリーミング配信するよう構成されている音声ストリーミング・デバイス902を示す。いくつかの例において、音声ストリーミング・デバイス902は、音声コンテンツをストリーミング配信するが、映像コンテンツはストリーミング配信しない。音声ストリーミング・デバイス902は、ネットワーク化された音声コンテンツを多種多様な既存のホーム・スピーカ・システム(たとえば、1以上の受信デバイス104)に対してシームレスにストリーミング配信する。いくつかの例において、音声ストリーミング・デバイス902は、交流又は直流電力を受信する可能性があり、共通のプラグ・フォーマット又はフォーマットの組を用いて音声出力を提供する可能性があり、メディア・データを制御及びストリーミング配信するための無線ネットワーク接続を支持する。ユーザは、制御プロトコルを使用可能である1以上の他のコンピューティング・デバイスを通じて音声ストリーミング・デバイス902上でのメディア再生を制御できる可能性がある。さらに、音声ストリーミング・デバイス902は、デバイスをリセットする、又は、セットアップ・モードを起動するための最小ユーザ・インターフェースを提供し得るが、制御及び対話の大半は、音声ストリーミング・デバイス902と無線で通信する他のデバイスによって駆動され得る。
【0074】
音声ストリーミング・デバイス902は、音声ストリーミング・デバイス902をメディア・コンテンツ・ソース106に無線で接続するよう構成されている任意のタイプの汎用コンピューティング回路又は専用論理回路などの中央処理装置(CPU)320を支持及び包囲するよう構成されているハウジング903を有し得る。いくつかの例において、ハウジング903は、円柱又はパック形の設計を含む。いくつかの例において、ハウジング903は、前述の図面を参照して説明される任意の構成であり得る。ハウジング903は、電力コード・セグメントのマイクロUSBコネクタを受けるよう構成されているマイクロUSBコネクタ・スロット906を画定し得る。また、音声ストリーミング・デバイス902は、音声出力コード・セグメント910を受けるよう構成されている音声ジャック905を含み得る。音声ジャック905は、光及びアナログ音声ジャックであり得る。音声出力コード・セグメント910は、デジタル・タイプ・コードであり得る。いくつかの例において、音声出力コード・セグメント910は、アナログ・タイプ・コードであり得る。
【0075】
音声ストリーミング・デバイス902は、音声出力コード・セグメント910に着脱自在に連結され得る。他の例において、音声出力コード・セグメント910は、音声ストリーミング・デバイス902に固定的に連結され得る。音声出力コード・セグメント910は、音声ストリーミング・デバイス902上の音声ジャック905に挿入及び連結されるよう構成されている第1コネクタ907と、受信デバイス(たとえば、
図1の受信デバイス104)に連結されるよう構成されている第2コネクタ914とを含み得る。いくつかの例において、音声ストリーミング・デバイス902は、
図3のメディア・ストリーミング・デバイス302からの特徴(たとえば、CPU320、メモリ326、ネットワーク・インターフェース128、及び音声出力回路330)を含む。
【0076】
図22は、実施形態に係る、音声ストリーミング・デバイス902の分解図を示す。音声ストリーミング・デバイス902は、上部エンクロージャ・アセンブリ934と、プリント回路基板アセンブリ936と、下部エンクロージャ・アセンブリ938とを含み得る。上部エンクロージャ・アセンブリ934は、プリント回路基板アセンブリ936が上部エンクロージャ・アセンブリ934及び下部エンクロージャ・アセンブリ938内に配置されるよう、ねじ山形成締結具850を介して下部エンクロージャ・アセンブリ938に連結され得る。
【0077】
図23Aは、実施形態に係る、プリント回路基板アセンブリ936の上面図を示す。
図23Bは、実施形態に係る、プリント回路基板アセンブリ936の底面図を示す。第1シールド・カン969−1はプリント回路基板アセンブリ936の一面に連結され得る。第2シールド・カン969−2はプリント回路基板アセンブリ936の他面に連結され得る。第1シールド・カン969−1と第2シールド・カン969−2とは、プリント回路基板アセンブリ936の両側にある回路コンポーネントを保護し得る。さらに、1以上の熱ジェル954が、第1シールド・カン869−1と第2シールド・カン869−2とに連結され得る。
【0078】
図24Aは、実施形態に係る、下部エンクロージャ・アセンブリ938の外観図を示す。
図24Bは、別の実施形態に係る、下部エンクロージャ・アセンブリ938の内部を示す斜視図を示す。
図24A及び
図24Bを参照して、下部エンクロージャ・アセンブリ938は、下部エンクロージャ・アセンブリ938の内面に連結される金属(たとえば、鋼)ヒート・スプレッダ955を含み得る。また、下部エンクロージャ・アセンブリ938は、ヒート・スプレッダ955に連結される熱ジェル954を含み得る。さらに、リセット・ボタン929は、ユーザが音声ストリーミング・デバイス902をリセットすることができるように、下部エンクロージャ・アセンブリ938に連結され得る。たとえば、リセット・ボタン929は、下部エンクロージャ・アセンブリ938の側壁の開口部を通して突出してもよいし、音声ストリーミング・デバイス902のコンポーネントが組み付けられる際に操作可能にプリント回路基板アセンブリ936に連結されてもよい。さらに、ライト・パイプ956が、ユーザが音声ストリーミング・デバイス902から伝送される光を見られるようにするために、下部エンクロージャ・アセンブリ938に連結され得る。たとえば、ライト・パイプ956を介して光を点灯させることによって、音声ストリーミング・デバイス902の操作状況が示され得る。ライト・パイプ956は、下部エンクロージャ・アセンブリ938の側壁の開口部を通して突出してもよいし、音声ストリーミング・デバイス902のコンポーネントが組み付けられる際に操作可能にプリント回路基板アセンブリ936に連結されてもよい。
【0079】
図25Aは、実施形態に係る、シールド・カン969がない状態のプリント回路基板アセンブリ936の上面図を示す。
図25Bは、実施形態に係る、シールド・カン969を備えたプリント回路基板アセンブリ936の上面図を示す。プリント回路基板アセンブリ936は、内側フレーム960を含み得る。内側フレーム960は金属構造であって、複数の集積回路と1以上の集積回路を他の集積回路から離間させるために該金属構造内から延びる1以上の壁とを囲むよう構成され得る。いくつかの例において、プリント回路基板アセンブリ936は、NANDフラッシュ974と、プリント回路基板アセンブリ936の基板に連結されるシステム・オン・チップ(SOC)964とを含み得る。さらに、プリント回路基板アセンブリ836は、電力コード・セグメント上のマイクロUSBコネクタに連結されるよう構成されているマイクロUSBコネクタ975を含み得る。シールド・カン969は、プリント回路基板アセンブリ936の一方側において、他の回路コンポーネントだけでなくNANDフラッシュ974とSOC964とを保護するために、内側フレーム960に配置されてもよいし、内側フレーム960を囲んでもよい。
【0080】
図26Aは、実施形態に係る、シールド・カン969が取り外されたプリント回路基板アセンブリ936の底面図を示す。
図26Bは、実施形態に係る、シールド・カン969が取り付けられたプリント回路基板アセンブリ936の底面図を示す。プリント回路基板アセンブリ936は、プリント回路基板アセンブリ936の基板上に配置されたDDRメモリ977とWiFiチップ978とを含み得る。プリント回路基板アセンブリ936は、DDRメモリ977とWiFiチップ978とを包囲及び離間させるよう構成されている内側フレーム960を含み得る。シールド・カン969は、プリント回路基板アセンブリ936の他方側において、他の回路コンポーネントだけでなくDDRメモリ977とWiFiチップ978とを保護するために、内側フレーム960に配置されてもよいし、内側フレーム960を囲んでもよい。
【0081】
プリント回路基板アセンブリ936は、プリント回路基板アセンブリ936の一端において基板の底面に連結される音声ジャック905と、プリント回路基板アセンブリ936の他端において基板の底面に連結されるマイクロUSBコネクタ975とを含み得る。プリント回路基板アセンブリ936は、音声出力回路930を含み得る。いくつかの例において、音声出力回路930は、内側フレーム960の外側及びシールド・カン969の外側において、基板上に露出され得る。いくつかの例において、音声出力回路930は、
図3を参照して説明された音声出力回路330であり得る。
【0082】
音声出力回路930は、どのタイプの音声出力コード・セグメント910が音声ストリーミング・デバイス902に連結されるかを検出するよう構成され得る。いくつかの例において、音声出力回路930は、接続された音声出力コード・セグメント910がデジタル・タイプ・コードであるかアナログ・タイプ・コードであるかを検出するよう構成され得る。検出されるコードのタイプによって、音声出力回路930は、検出されるコードのタイプに対応する適切なフォーマットを有するよう音声コンテンツを初期化するよう構成されている。たとえば、音声出力回路930は、音声出力コード・セグメント910がデジタル・タイプ・コードであることを検出すると、音声出力回路930は音声コンテンツをデジタル・フォーマットに初期化する。音声出力回路930は、音声出力コード・セグメント910がアナログ・タイプ・コードであることを検出すると、音声コンテンツをアナログ・フォーマットに初期化する。
【0083】
記載された実施形態のいくつかの特徴は、本明細書に記載されているように例示されているが、当業者には多くの修正、置換、変更及び等価物が生じるであろう。したがって、添付の特許請求の範囲は、実施形態の範囲内に入るそのような修正及び変更のすべてをカバーすることが意図されていることを理解されたい。それらは限定ではなく単なる例として提示されたものであり、形態及び細部の様々な変更がなされ得ることを理解されたい。相互排他的なコンビネーションを除いて、本明細書に記載の装置及び/又は方法の任意の部分は、任意のコンビネーションで組み合わせてもよい。本明細書で説明される実施形態は、説明された異なる実施形態の機能、構成要素及び/又は特徴の様々なコンビネーション及び/又はサブ・コンビネーションを含むことができる。