【実施例】
【0112】
以下に記載する実施例は、いくつかの実施形態を例示するものであり、本技術を限定するわけではない。
【0113】
実施例1:効率、費用低減、及びデータ品質向上のためのハイブリダイゼーションキャプチャーワークフローにおけるワークフローの進歩
本明細書に例示する新規の改良された方法は、下記の利点をもたらした。
1.磁気ビーズによるゼロ体積濃度を用いた、反応混合物の真空及び熱による濃縮の回避
2.反応速度増大のためのDNAベイトの濃縮
3.ワークフロー改善のための短い核酸の濃縮
4.完了したハイブリダイゼーション反応物の変性
5.効率的且つ自動化可能なストレプトアビジンビーズ操作。
【0114】
ハイブリダイゼーションキャプチャーアッセイの従来のプロトコル(例えば、Roche−NimbleGen SeqCap EZ Library SR User’s Guide、2014年8月20日、http://www.nimblegen.com/products/lit/06588786001_SeqCapEZLibrarySR_UGuide_v4p2.pdfでアクセスしたウェブサイトpdfドキュメント)は、ハイスループット遺伝子試験方法と全く適合しない多くの操作を必要とした。本明細書で提供されるプロトコルは、費用を低減しながら、効率及びデータ品質の著しい向上を達成した。
【0115】
従来のハイブリダイゼーション反応のセットアップは、3つの成分(DNAライブラリー、ブロッキングオリゴヌクレオチド、及びヒトCot−1DNA)を組み合わせた後、真空下で加熱しながら開放チューブの同時遠心分離により全液体を除去するための蒸発ステップ(当業者には、「Speed−vac」として周知である)を必要とする。蒸発ステップは、部分的に、ハイブリダイゼーションバッファーを高濃度で添加しなければならず、初期3成分のさらなる希釈は許容できないことから必要であった。蒸発ステップは、とりわけ低速(>1時間)であり、相互汚染を起こしやすいため、一般にハイスループット処理と適合性ではなかった。
【0116】
新規のハイブリダイゼーション方法の説明については、以下の表1を参照されたい。
【0117】
【表1】
【0118】
本明細書に記載する新規方法の第1の態様は、核酸に非特異的に結合することができる磁気ビーズの使用を取り入れ、核酸材料を磁気ビーズ「ペレット」上で急速に濃縮し、これを適切な濃度のハイブリダイゼーションバッファーに再懸濁させた。この改良されたプロセスは、少ない最終量中に同じ量のベイトを維持するため、全成分の濃度を維持しながら、反応速度を向上させた。
【0119】
本明細書に記載する新規方法の第2の態様は、濃縮反応物中にビオチン化DNAキャプチャーベイトを含有させた。
【0120】
新規方法の第3の態様は、短い一本鎖DNAベイト、及び短い一本鎖ブロッキングオリゴ(より長い二本鎖ライブラリー、及びCot−1DNAに加えて)の効率的な精製を確実にするための精製条件の改変を含んだ。ビーズ2部:反応物1部の改変された比(製造者は1.8:1を推奨)で、濃縮のためにAMPureXPビーズを使用したところ、より効果的な短い核酸の結合が達成された(典型的には、1.8:1比により取り出した)。
【0121】
新規方法の第4の態様は、全成分が存在するその完全なフォーマットでの反応混合物の変性を含んだ。従来のプロトコルは、DNA、Cot−1及びブロッキングオリゴを95℃で変性させた後、プレートの開封/開放により、ビオチン化DNAベイトのさらなる転移を可能にすることを推奨した。本明細書に提示される新規方法から得られた結果は、濃縮反応物中のベイトの含有(前述の第2の態様)以外に、ベイトを含む全反応混合物を95℃で変性させることができることを示しており、その後、ハイブリダイゼーション温度(47℃)への急傾斜を実施する。驚くことに、この方法は、ブロッキング効率全体の損失を引き起こさず、且つキャプチャーハイブリダイゼーションの効率の低下をもたらさなかった。それどころか、この方法は、キャプチャーされたライブラリー核酸の収率増加をもたらした。これは、効率的でないサーモサイクラによる様々な相互作用を排除すると共に、患者サンプルのプレートの開封によって生じる相互汚染の高いリスクを排除したことから、顕著なワークフローの向上をもたらした。
【0122】
新規方法の第5の態様は、ストレプトアビジンキャプチャービーズ及びビオチン化ベイトを用いたライブラリーの核酸のキャプチャーをさらに改善した。従来のプロトコルは、ビーズのペレットを残して、ストレプトアビジンビーズから上清を除去する必要があり、このペレットは、ライブラリーの核酸を含むハイブリダイゼーション反応物(10〜15μl)を用いて再懸濁させなければならない。このプロセスは、多量のストレプトアビジンビーズを比較的少量に再懸濁させるため、問題があり、困難である。従来のプロセスに関連する問題を解決して、自動化を可能にするために、ストレプトアビジンビーズのペレットは、10μlのハイブリダイゼーションバッファーに再懸濁させた(例えば、激しいボルテックス及びピペット操作により)後、10〜15μlのハイブリダイゼーション反応物に添加した。これによって最終反応のバッファー組成物を維持し、完全な自動化が可能になった。
【0123】
全体として、本明細書に提示される新規の方法は、従来のプロトコルに必要なものより短い(例えば、少なくとも2日短い)時間で完了し、必要なステップが低減され、且つサンプルの取り扱いが減少し、意外にも、より高い品質データ(従来のプロトコルを用いた70〜80%に対してパーセントで>90%の目標)をもたらし、完全且つ効率的な自動化を可能にすると共に、患者のDNAサンプルのより安全な処理をもたらした。さらに、DNAライブラリーは、ライブラリーの核酸の分解をもたらし得る長時間にわたる熱(例えば、speed−vac乾燥からの)並びに長いハイブリダイゼーション時間を被ることがなかった。
【0124】
実施例2:実施形態の例
以下に記載する実施例は、いくつかの実施形態を例示するものであり、本技術を限定するものではない。
【0125】
A1. 大規模並列核酸シーケンシングで使用するための組成物において、
a)1つ又は複数のサンプルから得られる複数のライブラリーインサートと少なくとも8つの識別可能な核酸バーコードとを含む核酸のライブラリーであって、各核酸バーコードが第1の末端及び第2の末端を含み、ライブラリーの各核酸が、(i)ライブラリーインサートの少なくとも1つ、(ii)第1の非ネイティブ核酸、(iii)第2の非ネイティブ核酸、及び(iv)2つ以下の識別可能な核酸バーコードを含み、
第1の非ネイティブ核酸及び第2の非ネイティブ核酸が少なくとも1つのライブラリーインサートの反対側に位置し、且つ
第1の非ネイティブ核酸及び/又は第2の非ネイティブ核酸が2つ以下の識別可能な核酸バーコードを含む、核酸のライブラリー;及び
b)4つ以下のUブロック核酸であって、(i)Uブロック核酸の各々が第1及び/又は第2の非ネイティブ核酸の部分と実質的に相補的であり、(ii)Uブロック核酸の少なくとも1つが、識別可能な核酸バーコードの各々の第1の末端に隣接してハイブリダイズするように立体配置されており、(iii)Uブロック核酸の少なくとも1つが、識別可能な核酸バーコードの各々の第2の末端に隣接してハイブリダイズするように立体配置されており、且つ(iv)Uブロック核酸の各々が、少なくとも8つの識別可能な核酸バーコードの部分と実質的にハイブリダイズしない、4つ以下のUブロック核酸
を含む、組成物。
【0126】
A2. 1つ又は複数のキャプチャー核酸を含み、
(i)キャプチャー核酸が結合ペアのメンバーを含み、及び
(ii)キャプチャー核酸の各々が、1つ又は複数のライブラリーインサートのサブセットと特異的にハイブリダイズするように立体配置されている、実施形態A1に記載の組成物。
【0127】
A3. 1つ又は複数のサンプルが1つ又は複数の種から得られる、実施形態A1又はA2に記載の組成物。
【0128】
A3.1. 4つ以上のサンプルを含む、実施形態A1〜A3のいずれか1つに記載の組成物。
【0129】
A3.2. 8つ以上のサンプルを含む、実施形態A1〜A3のいずれか1つに記載の組成物。
【0130】
A4. 第1及び第2の非ネイティブ核酸が1つ又は複数の種のゲノムに対して内因性ではない、実施形態A3〜A3.2のいずれか1つに記載の組成物。
【0131】
A5. 1つ又は複数のサンプルが1つ又は複数の組織から得られる、実施形態A1〜A4のいずれか1つに記載の組成物。
【0132】
A6. 1つ又は複数のサンプルが1つ又は複数の哺乳動物から得られる、実施形態A1〜A4のいずれか1つに記載の組成物。
【0133】
A7. 1つ又は複数の哺乳動物がヒトである、実施形態A6に記載の組成物。
【0134】
A8. 第1及び第2の非ネイティブ核酸が1つ又は複数の哺乳動物のゲノムに対して内因性ではない、実施形態A6又はA7に記載の組成物。
【0135】
A9. 10以上の識別可能な核酸バーコードを含む、実施形態A1〜A8のいずれか1つに記載の組成物。
【0136】
A10. 1つ又は複数のライブラリーインサートが8つ以上のサンプルから得られる、実施形態A1〜A9のいずれか1つに記載の組成物。
【0137】
A11. ライブラリーの各核酸が識別可能な核酸バーコードの2つを含む、実施形態A1〜A10のいずれか1つに記載の組成物。
【0138】
A12. 第1の非ネイティブ核酸が第1の識別可能な核酸バーコードを含み、且つ第2の非ネイティブ核酸が第2の識別可能な核酸バーコードを含む、実施形態A11に記載の組成物。
【0139】
A13. Uブロック核酸の各々が、ポリメラーゼによる伸長を阻止するように立体配置されている、実施形態A12に記載の組成物。
【0140】
A14. 第1及び第2の非ネイティブ核酸が合成核酸である、実施形態A1〜A13のいずれか1つに記載の組成物。
【0141】
A15. 第1及び第2の非ネイティブ核酸が実質的に同一ではない、実施形態A1〜A14のいずれか1つに記載の組成物。
【0142】
A16. 第1及び第2の非ネイティブ核酸がアダプター核酸を含む、実施形態A1〜A15のいずれか1つに記載の組成物。
【0143】
A17. 1〜4つのUブロック核酸が10〜40ヌクレオチドの長さを含む、実施形態A1〜A16のいずれか1つに記載の組成物。
【0144】
A18. 4つ以下のUブロック核酸が10〜30ヌクレオチドの長さを含む、実施形態A1〜A17のいずれか1つに記載の組成物。
【0145】
A19. 4つ以下のUブロック核酸が10〜20ヌクレオチドの長さを含む、実施形態A1〜A18のいずれか1つに記載の組成物。
【0146】
A20. 4つ以下のUブロック核酸がロックド核酸を含む、実施形態A1〜A19のいずれか1つに記載の組成物。
【0147】
A21. 4つ以下のUブロック核酸が架橋核酸を含む、実施形態A1〜A20のいずれか1つに記載の組成物。
【0148】
A22. 4つ以下のUブロック核酸が約65℃〜約90℃の融解温度を含む、実施形態A1〜A21のいずれか1つに記載の組成物。
【0149】
A23. 4つ以下のUブロック核酸が少なくとも65℃の融解温度を含む、実施形態A1〜A22のいずれか1つに記載の組成物。
【0150】
A24. 4つ以下のUブロック核酸が少なくとも75℃の融解温度を含む、実施形態A1〜A22のいずれか1つに記載の組成物。
【0151】
A25. 4つのUブロック核酸を含む、実施形態A1〜A24のいずれか1つに記載の組成物。
【0152】
A26. 第1の非ネイティブ核酸が、少なくとも8つの識別可能な核酸バーコードの1つ、第1のUブロック核酸と実質的に相補的な部分、及び第2のUブロック核酸と実質的に相補的な部分を含み、第1のUブロック核酸が、1つの識別可能な核酸バーコードの第1の末端に隣接してハイブリダイズするように立体配置され、且つ第2のUブロック核酸が、1つの識別可能な核酸バーコードの第2の末端に隣接してハイブリダイズするように立体配置されている、実施形態A1〜A25のいずれか1つに記載の組成物。
【0153】
A27. 第2の非ネイティブ核酸が、少なくとも8つの識別可能な核酸バーコードの1つ、第3のUブロック核酸と実質的に相補的な部分、及び第4のUブロック核酸と実質的に相補的な部分を含み、第3のUブロック核酸が、1つの識別可能な核酸バーコードの第1の末端に隣接してハイブリダイズするように立体配置され、且つ第4のUブロック核酸が、1つの識別可能な核酸バーコードの第2の末端に隣接してハイブリダイズするように立体配置されている、実施形態A1〜A26のいずれか1つに記載の組成物。
【0154】
A28. 4つ以下のUブロック核酸が少なくとも8つの識別可能な核酸バーコードと実質的に相補的ではない、実施形態A1〜A27のいずれか1つに記載の組成物。
【0155】
A29. コンペティター核酸を含む、実施形態A1〜A28のいずれか1つに記載の組成物。
【0156】
A29.1. コンペティター核酸が胎盤由来の核酸を含む、実施形態A29に記載の組成物。
【0157】
A30. コンペティター核酸が反復核酸を含む、実施形態A29に記載の組成物。
【0158】
A31. 反復核酸がヒト由来である、実施形態A30に記載の組成物。
【0159】
A32. コンペティター核酸が少なくとも60%の反復核酸を含む、実施形態A30に記載の組成物。
【0160】
A33. コンペティター核酸が合成反復核酸を含む、実施形態A30に記載の組成物。
【0161】
A34. コンペティター核酸がC0t−1核酸を含む、実施形態A29に記載の組成物。
【0162】
A35. 結合ペアのメンバーがビオチン、抗原、ハプテン、抗体又はそれらの部分を含む、実施形態A2〜34のいずれか1つに記載の組成物。
【0163】
A36. 結合ペアのメンバーがビオチンを含む、実施形態A35に記載の組成物。
【0164】
A37. 結合ペアのメンバーがDNA結合タンパク質認識配列又はその部分を含む、実施形態A35に記載の組成物。
【0165】
A38. 4つ以下のUブロック核酸が一本鎖である、実施形態A1〜A37のいずれか1つに記載の組成物。
【0166】
A39. 4つ以下のUブロック核酸が鎖ターミネータを含む、実施形態A1〜A38のいずれか1つに記載の組成物。
【0167】
A40. 4つ以下のUブロック核酸が逆向き反復配列を含む、実施形態A1〜A39のいずれか1つに記載の組成物。
【0168】
A41. 核酸のライブラリーが一本鎖核酸を含む、実施形態A1〜A40のいずれか1つに記載の組成物。
【0169】
A42. 核酸のライブラリーがアンプリコンを含む、実施形態A1〜A41のいずれか1つに記載の組成物。
【0170】
A43. 複数のライブラリーインサートがゲノム核酸を含む、実施形態A1〜A42のいずれか1つに記載の組成物。
【0171】
A44. 4つ以下のUブロック核酸が変性ヌクレオチド塩基を含まない、実施形態A1〜A43のいずれか1つに記載の組成物。
【0172】
A45. 変性ヌクレオチド塩基が3−ニトロピロール、5−ニトロインドール、その類似体又は誘導体である、実施形態A44に記載の組成物。
【0173】
A46. 変性ヌクレオチド塩基がイノシン、2’−デオキシイノシン、その類似体又は誘導体である、実施形態A45に記載の組成物。
【0174】
A47. 第1、第2、第3及び第4のUブロック核酸を含み、第1及び第2のUブロック核酸が第1の非ネイティブ核酸の部分と実質的に相補的であり、且つ第3及び第4のUブロック核酸が第2の非ネイティブ核酸の部分と実質的に相補的である、実施形態A1〜A46のいずれか1つに記載の組成物。
【0175】
A48. 4つ以下のUブロック核酸が実質的に異なる核酸配列を含む、実施形態A1〜A47のいずれか1つに記載の組成物。
【0176】
B1. 核酸ライブラリーを解析する方法であって、
a)1つ又は複数のサンプルから得た複数のライブラリーインサートと、少なくとも8つの識別可能な核酸バーコードとを含む核酸のライブラリーを得るステップであって、各核酸バーコードが第1の末端及び第2の末端を含み、且つライブラリーの各核酸が、(i)少なくとも1つのライブラリーインサート、(ii)第1の非ネイティブ核酸、(iii)第2の非ネイティブ核酸、及び(iv)2つ以下の識別可能な核酸バーコードを含み、
第1の非ネイティブ核酸及び第2の非ネイティブ核酸が少なくとも1つのライブラリーインサートの反対側に位置し、且つ
第1の非ネイティブ核酸及び/又は第2の非ネイティブ核酸が2つ以下の識別可能な核酸バーコードを含む、ステップ;
b)核酸のライブラリーを4つ以下のUブロック核酸と接触させるステップを含む、第1の混合物を調製するステップであって、Uブロック核酸の各々が、第1及び/又は第2の非ネイティブ核酸の部分と実質的に相補的であり、Uブロック核酸の少なくとも1つが、識別可能な核酸バーコードの各々の第1の末端に隣接してハイブリダイズするように立体配置されており、且つUブロック核酸の少なくとも1つが、識別可能な核酸バーコードの各々の第2の末端に隣接してハイブリダイズするように立体配置されている、ステップ;
c)第1の混合物を1つ又は複数のキャプチャー核酸と接触させることを含む、第2の混合物を調製するステップであって、
(i)キャプチャー核酸が結合ペアの第1のメンバーを含み、及び
(ii)キャプチャー核酸の各々が、1つ又は複数のライブラリーインサートのサブセットと特異的にハイブリダイズするように立体配置されている、ステップ;
d)第2の混合物を結合ペアの第2のメンバーと接触させ、それにより、単離された核酸を取得するステップ;
e)単離された核酸を増幅条件下でプライマーのセットと接触させ、それにより、アンプリコンを取得するステップ;及び
f)アンプリコンを解析するステップ
を含む、方法。
【0177】
B2. 1つ又は複数のサンプルが1つ又は複数の種から得られる、実施形態B1に記載の方法。
【0178】
B3. ライブラリーインサートが4つ以上のサンプルから得られる、実施形態B2に記載の方法。
【0179】
B4. ライブラリーインサートが8つ以上のサンプルから得られる、実施形態B2に記載の方法。
【0180】
B5. 1つ又は複数のサンプルが1つ又は複数の組織から得られる、実施形態B1〜B4のいずれか1つに記載の方法。
【0181】
B6. 1つ又は複数のサンプルが1つ又は複数の哺乳動物から得られる、実施形態B1〜B5のいずれか1つに記載の方法。
【0182】
B7. 1つ又は複数の哺乳動物がヒトである、実施形態B6に記載の方法。
【0183】
B8. 第1及び第2の非ネイティブ核酸が1つ又は複数の哺乳動物のゲノムに対して内因性ではない、実施形態B6又はB7に記載の方法。
【0184】
B9. インサートのライブラリーが10以上の識別可能な核酸バーコードを含む、実施形態B1〜B8のいずれか1つに記載の方法。
【0185】
B10. 第1の非ネイティブ核酸が第1の識別可能な核酸バーコードを含み、且つ第2の非ネイティブ核酸が第2の識別可能な核酸バーコードを含む、実施形態B1〜B9のいずれか1つに記載の方法。
【0186】
B11. ライブラリーの各核酸が識別可能な核酸バーコードの2つを含む、実施形態B1〜B10のいずれか1つに記載の方法。
【0187】
B12. Uブロック核酸の各々が、ポリメラーゼによる伸長を阻止するように立体配置されている、実施形態B1〜B11のいずれか1つに記載の方法。
【0188】
B13. 第1及び第2の非ネイティブ核酸が合成核酸である、実施形態B1〜B12のいずれか1つに記載の方法。
【0189】
B14. 第1及び第2の非ネイティブ核酸が実質的に同一ではない、実施形態B1〜B13のいずれか1つに記載の方法。
【0190】
B15. 第1及び第2の非ネイティブ核酸がアダプター核酸を含む、実施形態B1〜B14のいずれか1つに記載の方法。
【0191】
B16. 1〜4つのUブロック核酸が10〜40ヌクレオチドの長さを含む、実施形態B1〜B15のいずれか1つに記載の方法。
【0192】
B17. 4つ以下のUブロック核酸が10〜30ヌクレオチドの長さを含む、実施形態B1〜B16のいずれか1つに記載の方法。
【0193】
B18. 4つ以下のUブロック核酸が10〜20ヌクレオチド長さを含む、実施形態B1〜B17のいずれか1つに記載の方法。
【0194】
B19. 4つ以下のUブロック核酸がロックド核酸を含む、実施形態B1〜B18のいずれか1つに記載の方法。
【0195】
B20. 4つ以下のUブロック核酸が架橋核酸を含む、実施形態B1〜B19のいずれか1つに記載の方法。
【0196】
B21. 4つ以下のUブロック核酸が少なくとも65℃の融解温度を含む、実施形態B1〜B20のいずれか1つに記載の方法。
【0197】
B22. 4つ以下のUブロック核酸が少なくとも75℃の融解温度を含む、実施形態B1〜B21のいずれか1つに記載の方法。
【0198】
B23. 4つ以下のUブロック核酸が約65℃〜約90℃の融解温度を含む、実施形態B1〜B22のいずれか1つに記載の方法。
【0199】
B24. 第1の非ネイティブ核酸が、少なくとも8つの識別可能な核酸バーコードの1つ、第1のUブロック核酸と実質的に相補的な部分、及び第2のUブロック核酸と実質的に相補的な部分を含み、第1のUブロック核酸が、1つの識別可能な核酸バーコードの第1の末端に隣接してハイブリダイズするように立体配置されており、且つ第2のUブロック核酸が、1つの識別可能な核酸バーコードの第2の末端に隣接してハイブリダイズするように立体配置されている、実施形態B1〜B23のいずれか1つに記載の方法。
【0200】
B25. 第2の非ネイティブ核酸が、少なくとも8つの識別可能な核酸バーコードの1つ、第3のUブロック核酸と実質的に相補的な部分、及び第4のUブロック核酸と実質的に相補的な部分を含み、第3のUブロック核酸が、1つの識別可能な核酸バーコードの第1の末端に隣接してハイブリダイズするように立体配置されており、且つ第4のUブロック核酸が、1つの識別可能な核酸バーコードの第2の末端に隣接してハイブリダイズするように立体配置されている、実施形態B1〜B24のいずれか1つに記載の方法。
【0201】
B26. 4つ以下のUブロック核酸が少なくとも8つの識別可能な核酸バーコードと実質的に相補的ではない、実施形態B1〜B25のいずれか1つに記載の方法。
【0202】
B27. 4つ以下のUブロック核酸が少なくとも8つの識別可能な核酸バーコードの部分と特異的にハイブリダイズしない、実施形態B26に記載の方法。
【0203】
B28. c)の前に第1の混合物をコンペティター核酸と接触させるステップを含む、実施形態B1〜B27のいずれか1つに記載の方法。
【0204】
B28.1. コンペティター核酸が胎盤由来の核酸を含む、実施形態B28に記載の方法。
【0205】
B29. コンペティター核酸が反復核酸を含む、実施形態B28又はB28.1に記載の方法。
【0206】
B30. 反復核酸がヒト由来である、実施形態B29に記載の方法。
【0207】
B31. コンペティター核酸が少なくとも60%の反復核酸を含む、実施形態B29に記載の方法。
【0208】
B32. コンペティター核酸が合成核酸を含む、実施形態B1に記載の方法。
【0209】
B33. コンペティター核酸がC0t−1核酸を含む、実施形態B1に記載の方法。
【0210】
B34. 結合ペアの第1のメンバーがビオチン、抗原、ハプテン、抗体又はそれらの部分を含む、実施形態B1に記載の方法。
【0211】
B35. 結合ペアの第1のメンバーがビオチンを含む、実施形態B34に記載の方法。
【0212】
B36. 結合ペアの第1のメンバーがDNA結合タンパク質認識配列又はその部分を含む、実施形態B1に記載の方法。
【0213】
B37. 4つ以下のUブロック核酸が一本鎖である、実施形態B1〜B36のいずれか1つに記載の方法。
【0214】
B38. 4つ以下のUブロック核酸が鎖ターミネータを含む、実施形態B1〜B37のいずれか1つに記載の方法。
【0215】
B39. 4つ以下のUブロック核酸が逆向き反復配列を含む、実施形態B1〜B38のいずれか1つに記載の方法。
【0216】
B40. 核酸のライブラリーが一本鎖核酸を含む、実施形態B1〜B39のいずれか1つに記載の方法。
【0217】
B41. 核酸のライブラリーがアンプリコンを含む、実施形態B1〜B40のいずれか1つに記載の方法。
【0218】
B42. 複数のライブラリーインサートがゲノム核酸を含む、実施形態B1〜B41のいずれか1つに記載の方法。
【0219】
B43. 4つ以下のUブロック核酸が変性ヌクレオチド塩基を含まない、実施形態B1〜B42のいずれか1つに記載の方法。
【0220】
B44. 変性ヌクレオチド塩基が3−ニトロピロール、5−ニトロインドール、その類似体又は誘導体である、実施形態B43に記載の方法。
【0221】
B45. 変性ヌクレオチド塩基がイノシン、2’−デオキシイノシン、その類似体又は誘導体である、実施形態B43に記載の方法。
【0222】
B46. 結合ペアの第1のメンバーがビオチン、抗原、ハプテン、抗体又はそれらの部分を含む、実施形態B1に記載の方法。
【0223】
B47. 結合ペアの第1のメンバーがビオチンを含む、実施形態B1に記載の方法。
【0224】
B48. 結合ペアの第1のメンバーがDNA結合タンパク質認識配列又はその部分を含む、実施形態B1に記載の方法。
【0225】
B49. 単離された核酸をハイブリダイゼーション条件下でハイブリダイズするステップを含む、実施形態B1〜B48のいずれか1つに記載の方法。
【0226】
B50. 増幅条件が熱安定性ポリメラーゼを含む、実施形態B1に記載の方法。
【0227】
B51. 増幅条件がポリメラーゼ連鎖反応を含む、実施形態B1に記載の方法。
【0228】
B52. キャプチャー核酸が、エキソンの部分と特異的にハイブリダイズするように立体配置されている、実施形態B1に記載の方法。
【0229】
B53. キャプチャー核酸が、染色体の部分と特異的にハイブリダイズするように立体配置されている、実施形態B1に記載の方法。
【0230】
B54. 結合ペアの第2のメンバーがアビジン、プロテインA、プロテインG、抗体、又はその結合部分を含む、実施形態B1に記載の方法。
【0231】
B55. 結合ペアの第2のメンバーがアビジン又はその部分を含む、実施形態B1に記載の方法。
【0232】
B56. 結合ペアの第2のメンバーが支持体を含む、実施形態B1に記載の方法。
【0233】
B57. 支持体が磁気化合物を含む、実施形態B56に記載の方法。
【0234】
B58. 支持体がビーズを含む、実施形態B56に記載の方法。
【0235】
B59. 支持体がポリスチレン、ポリカーボネート又はアガロースを含む、実施形態B56に記載の方法。
【0236】
B60. 支持体が磁気ビーズを含む、実施形態B56に記載の方法。
【0237】
B61. (d)の接触させるステップが遠心分離を含む、実施形態B1に記載の方法。
【0238】
B62. (d)の接触させるステップが磁石の使用を含む、実施形態B1に記載の方法。
【0239】
B63. 解析するステップが、配列リードを取得するステップを含む、実施形態B1に記載の方法。
【0240】
B64. 配列リードが、大規模並列シーケンシングを含む方法によって得られる、実施形態B63に記載の方法。
【0241】
B65. 配列リードが、両端対シーケンシングを含む方法によって得られる、実施形態B63に記載の方法。
【0242】
B66. 4つ以下のUブロック核酸が第1、第2、第3及び第4のUブロック核酸を含み、第1及び第2のUブロック核酸が第1の非ネイティブ核酸の部分と実質的に相補的であり、且つ第3及び第4のUブロック核酸が第2の非ネイティブ核酸の部分と実質的に相補的である、実施形態B1〜B65のいずれか1つに記載の方法。
【0243】
B67. 4つ以下のUブロック核酸が実質的に異なる核酸配列を含む、実施形態B1〜B66のいずれか1つに記載の方法。
【0244】
C1. 核酸ライブラリーを解析する方法であって、
a)アンプリコンの第1のセットを含む核酸のライブラリーを得るステップであって、各アンプリコンが、第1の非ネイティブ核酸及び第2の非ネイティブ核酸、1つ又は複数の識別可能な識別子、並びに1つ又は複数のサンプルのうちの1つから得られたライブラリーインサートを含み、ライブラリーインサートが第1及び第2の非ネイティブ核酸の間に位置する、ステップ;
b)1つ又は複数のブロッキング核酸及びキャプチャー核酸と、核酸のライブラリーとを含有する混合物を調製するステップであって、
(i)1つ又は複数のブロッキング核酸が、第1及び第2の非ネイティブ核酸の部分と特異的にハイブリダイズするように立体配置され、
(ii)キャプチャー核酸が結合ペアの第1のメンバーを含み、及び
(iii)キャプチャー核酸が、第1のセットのアンプリコンのサブセットと特異的にハイブリダイズするように立体配置されている、ステップ;
c)混合物を精製し、それにより、精製済み核酸を取得するステップであって、精製済み核酸が核酸のライブラリー、1つ又は複数のブロッキング核酸、及びキャプチャー核酸を含む、ステップ;
d)精製済み核酸をハイブリダイゼーション条件下でハイブリダイズするステップ;
e)キャプチャー核酸をキャプチャーし、それにより、キャプチャーされた核酸を取得するステップ;
f)キャプチャーされた核酸を増幅条件下でプライマーのセットと接触させ、それにより、アンプリコンの第2のセットを取得するステップ;及び
g)アンプリコンの第2のセットを解析するステップ
を含む、方法。
【0245】
C2. 1つ又は複数のサンプルがヒトから得られる、実施形態C1に記載の方法。
【0246】
C3. 第1の核酸及び第2の核酸がヒトに対して内因性ではない、実施形態C2に記載の方法。
【0247】
C4. 1つ又は複数のサンプルが乳房組織、結腸組織、膵臓組織、胎盤、又は上皮組織から得られる、実施形態C1〜C3のいずれか1つに記載の方法。
【0248】
C5. 1つ又は複数のサンプルが血液から得られる、実施形態C1〜C3のいずれか1つに記載の方法。
【0249】
C6. 1つ又は複数のサンプルが循環血液細胞から得られる、実施形態C5に記載の方法。
【0250】
C7. ヒトが胎児である、実施形態C2〜C6のいずれか1つに記載の方法。
【0251】
C8. 1つ又は複数のサンプルが循環無細胞核酸を含む、実施形態C5に記載の方法。
【0252】
C9. 増幅条件が熱安定性ポリメラーゼを含む、実施形態C1〜C8のいずれか1つに記載の方法。
【0253】
C10. 増幅条件がポリメラーゼ連鎖反応を含む、実施形態C1〜C9のいずれか1つに記載の方法。
【0254】
C11. (b)の調製ステップが、ライブラリーの核酸をコンペティター核酸と接触させるステップを含む、実施形態C1〜C10のいずれか1つに記載の方法。
【0255】
C12. コンペティター核酸が胎盤由来の核酸を含む、実施形態C11に記載の方法。
【0256】
C13. コンペティター核酸が反復核酸を含む、実施形態C11に記載の方法。
【0257】
C14. 反復核酸がヒトに由来する、実施形態C13に記載の方法。
【0258】
C15. コンペティター核酸が反復核酸の少なくとも60%以上を含む、実施形態C13に記載の方法。
【0259】
C16. コンペティター核酸が合成核酸を含む、実施形態C11に記載の方法。
【0260】
C17. コンペティター核酸がC0t−1核酸を含む、実施形態C11に記載の方法。
【0261】
C18. キャプチャー核酸が、ライブラリーインサートの部分と特異的にハイブリダイズするように立体配置されている、実施形態C1〜C17のいずれか1つに記載の方法。
【0262】
C19. 1つ又は複数のブロッキング核酸が、第1の非ネイティブ核酸及び/又は第2の非ネイティブ核酸の部分と特異的にハイブリダイズするように立体配置されている、実施形態C1〜C18のいずれか1つに記載の方法。
【0263】
C20. 1つ又は複数のブロッキング核酸が、ポリメラーゼによるブロッキング核酸の伸長を妨げるように立体配置されている、実施形態C1〜C18のいずれか1つに記載の方法。
【0264】
C21. 1つ又は複数のブロッキング核酸が鎖ターミネータを含む、実施形態C1〜C20のいずれか1つに記載の方法。
【0265】
C22. 1つ又は複数のブロッキング核酸が逆向き反復配列を含む、実施形態C1〜C21のいずれか1つに記載の方法。
【0266】
C23. キャプチャー核酸が、エキソンの部分と特異的にハイブリダイズするように立体配置されている、実施形態C1〜C22のいずれか1つに方法。
【0267】
C24. キャプチャー核酸が、染色体の部分と特異的にハイブリダイズするように立体配置されている、実施形態C1〜C23のいずれか1つに記載の方法。
【0268】
C25. キャプチャー核酸が、遺伝的変異を含むライブラリーインサートの部分と特異的にハイブリダイズするように立体配置されている、実施形態C24に記載の方法。
【0269】
C26. 結合ペアの第1のメンバーがビオチン、抗原、ハプテン、抗体又はそれらの部分を含む、実施形態C1〜C26のいずれか1つに記載の方法。
【0270】
C27. 結合ペアの第1のメンバーがビオチンを含む、実施形態C26に記載の方法。
【0271】
C28. 結合ペアの第1のメンバーがCNC結合タンパク質認識配列又はその部分を含む、実施形態C1〜C27のいずれか1つに記載の方法。
【0272】
C29. (e)のキャプチャーするステップが、混合物を結合ペアの第2のメンバーと接触させるステップを含む、実施形態C1〜C28のいずれか1つに記載の方法。
【0273】
C30. 結合ペアの第2のメンバーがアビジン、プロテインA、プロテインG、抗体、又はその結合部分を含む、実施形態C29に記載の方法。
【0274】
C31. 結合ペアの第2のメンバーがアビジン又はその部分を含む、実施形態C30に記載の方法。
【0275】
C32. 結合ペアの第2のメンバーが支持体を含む、実施形態C29〜C31のいずれか1つに記載の方法。
【0276】
C33. 支持体が磁気化合物を含む、実施形態C32に記載の方法。
【0277】
C34. 支持体がビーズを含む、実施形態C32に記載の方法。
【0278】
C35. 支持体がポリスチレン、ポリカーボネート又はアガロースを含む、実施形態C32に記載の方法。
【0279】
C36. 支持体が金属を含む、実施形態C32に記載の方法。
【0280】
C37. (e)のキャプチャーするステップが、遠心分離を含む方法により、キャプチャーされた核酸を回収するステップを含む、実施形態C1〜C36のいずれか1つに記載の方法。
【0281】
C38. (e)のキャプチャーするステップが、磁石の使用を含む方法により、キャプチャーされた核酸を回収するステップを含む、実施形態C1〜C37のいずれか1つに記載の方法。
【0282】
C39. ハイブリダイゼーション条件が変性させるステップを含む、実施形態C1〜C38のいずれか1つに記載の方法。
【0283】
C40. (d)のハイブリダイズするステップが、キャプチャーされた核酸を第1のセットのアンプリコンの1つ又は複数の部分とハイブリダイズするステップを含む、実施形態C1〜C39のいずれか1つに記載の方法。
【0284】
C41. ハイブリダイゼーション条件が、キャプチャーされた核酸を約25℃〜約70℃の温度でインキュベートするステップを含む、実施形態C1〜C40のいずれか1つに記載の方法。
【0285】
C42. インキュベートするステップが約35℃〜約60℃の温度で行われる、実施形態C41に記載の方法。
【0286】
C43. インキュベートするステップが約1時間〜約24時間の時間にわたって行われる、実施形態C41〜C42のいずれか1つに記載の方法。
【0287】
C44. インキュベートするステップが約12時間〜約20時間の時間にわたって行われる、実施形態C41〜C43のいずれか1つに記載の方法。
【0288】
C45. (d)のハイブリダイズするステップが、混合物をハイブリダイゼーションバッファーと接触させるステップを含む、実施形態C1〜C44のいずれか1つに記載の方法。
【0289】
C46. (d)のハイブリダイズするステップが、(i)混合物とハイブリダイゼーションバッファーとの接触、(ii)変性、及び(iii)ハイブリダイズの連続ステップを含む、実施形態C1〜C45のいずれか1つに記載の方法。
【0290】
C47. 乾燥ステップを含まない、実施形態C1〜C46のいずれか1つに記載の方法。
【0291】
C48. ハイブリダイゼーション条件がポリメラーゼを含まない、実施形態C1〜C47のいずれか1つに記載の方法。
【0292】
C49. 解析ステップが配列リードを取得するステップを含む、実施形態C1〜C48のいずれか1つに記載の方法。
【0293】
C50. 配列リードが、大規模並列シーケンシングを含む方法によって得られる、実施形態C49に記載の方法。
【0294】
C51. 配列リードが、両端対シーケンシングを含む方法によって得られる、実施形態C49に記載の方法。
【0295】
C52. 第1の非ネイティブ核酸が1つ又は複数の識別可能な識別子を含む、実施形態C1〜C51のいずれか1つに記載の方法。
【0296】
C53. 第2の非ネイティブ核酸が1つ又は複数の識別可能な識別子を含む、実施形態C1〜C52のいずれか1つに記載の方法。
【0297】
C54. 1つ又は複数の識別可能な識別子が核酸バーコードを含む、実施形態C1〜C53のいずれか1つに記載の方法。
【0298】
C55. 1つ又は複数のブロッキング核酸がロックド核酸を含む、実施形態C1〜C54のいずれか1つに記載の方法。
【0299】
C56. 1つ又は複数のブロッキング核酸が架橋核酸を含む、実施形態C1〜C55のいずれか1つに記載の方法。
【0300】
C57. (c)の前に変性ステップを含まない、実施形態C1〜C56のいずれか1つに記載の方法。
【0301】
C58. (d)の前に変性ステップを含まない、実施形態C1〜C57のいずれか1つに記載の方法。
【0302】
C59. (d)の前に80℃を超える温度への加熱ステップを含まない、実施形態C1〜C58のいずれか1つに記載の方法。
【0303】
C60. (d)の前に90℃を超える温度への加熱ステップを含まない、実施形態C1〜C59のいずれか1つに記載の方法。
【0304】
C61. キャプチャーされた核酸がライブラリーの核酸のサブセットを含む、実施形態C1〜C60のいずれか1つに記載の方法。
【0305】
C62. 1つ又は複数のサンプルが10以上のサンプルを含む、実施形態C1〜C61のいずれか1つに記載の方法。
【0306】
C63. 1つ又は複数の識別可能な識別子が10以上の識別可能な識別子から構成される、実施形態C1〜C62のいずれか1つに記載の方法。
【0307】
C64. 第1の核酸及び第2の核酸が合成核酸を含む、実施形態C1〜C63のいずれか1つに記載の方法。
【0308】
C65. ライブラリーインサートがゲノム核酸の部分を含む、実施形態C1〜C64のいずれか1つに記載の方法。
【0309】
C66. (c)の精製するステップが、結合ペアの第1のメンバーと結合するように立体配置された結合ペアの第2のメンバーの付加を含まない、実施形態C1〜C65のいずれか1つに記載の方法。
【0310】
C67. (c)の精製するステップが、核酸を支持体に非特異的に結合する方法を含む、実施形態C1に記載の方法。
【0311】
C68. (c)の精製するステップがアニオン交換樹脂の使用を含む、実施形態C1〜C67のいずれか1つに記載の方法。
【0312】
C69. (e)のキャプチャーするステップが、結合ペアの第1のメンバーと結合するように立体配置された結合ペアの第2のメンバーの付加を含む、実施形態C1〜C68のいずれか1つに記載の方法。
【0313】
C70. (e)の前に混合物をフローセル又はアレイの支持体に固定化しない、実施形態C1〜C69のいずれか1つに記載の方法。
【0314】
D1. ゲノムDNAライブラリーを解析する方法であって、
a)一本鎖アンプリコンの第1のセットを含むゲノムDNAライブラリーを得るステップであって、各アンプリコンが、第1の非ネイティブ核酸及び第2の非ネイティブ核酸、1つ又は2つの核酸バーコード、並びに10人以上のヒト対象のうちの1人のゲノムから得られたライブラリーインサートを含み、ライブラリーインサートが第1及び第2の非ネイティブ核酸の間に位置し、且つアンプリコンの第1のセットが10人以上のヒト対象からの複数のライブラリーインサートを含む、ステップ;
b)アンプリコンの第1のセットを1〜4つのブロッキング核酸、C0t−1DNA及びキャプチャー核酸と接触させるステップを含む、混合物を調製するステップであって、
(i)1〜4つのブロック核酸が、第1及び/又は第2の非ネイティブ核酸と特異的にハイブリダイズするように立体配置され、
(ii)1〜4つのブロッキング核酸がロックド核酸を含み、且つ10〜30ヌクレオチドの長さを含み、
(iii)キャプチャー核酸がビオチンを含み、及び
(iv)キャプチャー核酸が、複数のライブラリーインサートのサブセットと特異的にハイブリダイズするように立体配置されている、ステップ;
c)非特異的核酸と結合する支持体を含む磁気ビーズと混合物を接触させ、それにより、精製済み核酸を取得するステップであって、精製済み核酸がアンプリコンの第1のセット、1つ又は4つのブロッキング核酸、C0t−1DNA及びキャプチャー核酸を含む、ステップ;
d)精製済み核酸をハイブリダイズするステップであって、(i)混合物をハイブリダイゼーションバッファーと接触させ、(ii)精製済み核酸を少なくとも95℃で約10分間にわたって加熱し、且つ(iii)約40℃〜50℃で12〜20時間にわたってインキュベートすることにより、精製済み核酸をハイブリダイズする連続ステップを含む、ステップ;
e)キャプチャー核酸をキャプチャーするステップであって、キャプチャー核酸と特異的に結合するように立体配置されたアビジンコート磁気ビーズと精製済み核酸を接触させ、且つ磁石を用いて、キャプチャーされた核酸を固定化し、それにより、キャプチャーされた核酸を取得するステップを含む、ステップ;
f)キャプチャーされた核酸を増幅条件下でプライマーのセットと接触させ、それにより、アンプリコンの第2のセットを取得するステップ;及び
g)乾燥ステップを含まない、両端対シーケンシングを含む方法により、アンプリコンの第2のセットから配列リードを得るステップ
を含む、方法。
【0315】
本明細書で参照する各特許、特許出願、刊行物及び文献の全体は、参照により本明細書に組み込むものとする。上記の特許、特許出願、刊行物及び文献の引用は、前述したもののいずれかが従来技術に属することの承認ではなく、また、これらの刊行物又は文献の内容若しくは日付に関する何らの承認をなすものでもない。
【0316】
本技術の基本的態様から逸脱することなく、前述のものに改変を加えることができる。1つ又は複数の具体的な実施形態を参照しながら、本技術をかなり詳細に説明してきたが、当業者であれば、本出願に具体的に開示される実施形態に対する変更形態がなされ得、これらの改変形態及び改善形態が、依然として本技術の範囲及び趣旨の範囲内であることは認識されよう。
【0317】
本明細書に例示的に記載する技術は、本明細書に具体的に開示していない任意の要素の非存在下で実施することができる。従って、例えば、本明細書の事例の各々で、「含む」、「〜から本質的に構成される」、及び「〜から構成される」という用語の任意のものは、他の2つの用語のいずれとも置き換えることが可能である。使用してきた用語及び表現は、限定の用語ではなく、説明の用語として使用しており、こうした用語及び表現の使用は、図示及び記載する特徴又はその部分の任意の均等物を排除するものではなく、特許請求される技術の範囲内で多様な修正形態が可能である。「1つの(a)」又は「1つの(an)」という用語は、要素の1つ又は要素の2つ以上が記載されていることが文脈から明らかでない限り、それが修飾する要素の1つ又は複数を指し得る(例えば、「試薬」は、1つ又は複数の試薬を意味し得る)。本明細書で使用されるとき、「約」という用語は、基本的なパラメータの10%以内(すなわち、±10%)の値を指し、一続きの値の始めに位置する用語「約」の使用は、これらの値の各々を修飾する(すなわち、「約1、2及び3」は、約1、約2、及び約3を指す)。例えば、「約100グラム」の重量は、90グラム〜110グラムの重量を包含し得る。さらに、値の列記(例えば、約50%、60%、70%、80%、85%若しくは86%)が本明細書に記載される場合、この列記は、その全ての中間値及び小数値(例えば、54%、85.4%)を含む。従って、本技術は、代表的実施形態及び任意選択の特徴として具体的に開示されるが、本明細書に開示される概念の改変形態及び変形形態が当業者により講じられ得、こうした改変形態及び変形形態は本技術の範囲内にあるものと考慮される。
【0318】
本技術のいくつかの実施形態を
以下に記載する。
(1)大規模並列核酸シーケンシングで使用するための組成物において、
a)複数のライブラリーインサートを含む核酸のライブラリーであって、前記ライブラリーの各核酸が、(i)4つ以上のサンプルのうちの1つから得られる少なくとも1つのライブラリーインサート、(ii)第1の非ネイティブ核酸、及び(iii)第2の非ネイティブ核酸を含み、前記第1の非ネイティブ核酸及び前記第2の非ネイティブ核酸が前記少なくとも1つのライブラリーインサートの両側に位置し、及び前記第1の非ネイティブ核酸が第1の識別可能な核酸バーコードを含み、且つ前記第2の非ネイティブ核酸が第2の識別可能な核酸バーコードを含み、前記第1及び第2の識別可能な核酸バーコードが前記4つ以上のサンプルのうちの前記1つにユニークである、核酸のライブラリー;及び
b)4つのUブロック核酸であって、(i)第1及び第2のUブロック核酸が、前記第1の識別可能な核酸バーコードの両側の前記第1の非ネイティブ核酸とハイブリダイズするように立体配置されており、且つ(ii)第3及び第4のUブロック核酸が、前記第2の識別可能な核酸バーコードの両側の前記第2の非ネイティブ核酸とハイブリダイズするように立体配置されており、且つ(iii)前記Uブロック核酸の各々が、前記第1又は第2の識別可能な核酸バーコードの部分と実質的にハイブリダイズしない、4つのUブロック核酸を含むことを特徴とする、組成物。
(2)前記核酸のライブラリーが少なくとも8つの識別可能な核酸バーコードを含むことを特徴とする、前記(1)に記載の組成物。
(3)前記少なくとも8つの識別可能な核酸バーコードの各々が前記ライブラリーの異なる核酸に存在することを特徴とする、(2)に記載の組成物。
(4)前記第1及び第2のUブロック核酸が前記第1の非ネイティブ核酸の部分と実質的に相補的であり、且つ前記第3及び第4のUブロック核酸が前記第2の非ネイティブ核酸の部分と実質的に相補的であることを特徴とする、前記(1)〜(3)のいずれかに記載の組成物。
(5)4つ以下のUブロック核酸を含むことを特徴とする、前記(1)〜(4)のいずれかに記載の組成物。
(6)前記4つのUブロック核酸が実質的に同じ核酸配列を含むことを特徴とする、前記(1)又は(5)に記載の組成物。
(7)前記4つのUブロック核酸が実質的に異なる核酸配列を含むことを特徴とする、前記(1)又は(5)に記載の組成物。
(8)1つ又は複数のキャプチャー核酸を含み、
(i)前記キャプチャー核酸が結合ペアのメンバーを含み;及び
(ii)前記キャプチャー核酸の各々が、前記ライブラリーの核酸のサブセットと特異的にハイブリダイズするように立体配置されていることを特徴とする、前記(1)〜(7)のいずれかに記載の組成物。
(9)前記キャプチャー核酸の各々が、前記複数のインサートのサブセットと特異的にハイブリダイズするように立体配置されていることを特徴とする、前記(8)に記載の組成物。
(10)前記4つ以上のサンプルが1つ又は複数の種から得られることを特徴とする、前記(1)又は(9)に記載の組成物。
(11)前記4つ以上のサンプルが8つ以上のサンプルを含むことを特徴とする、前記(1)〜(10)のいずれかに記載の組成物。
(12)前記第1及び第2の非ネイティブ核酸が前記1つ又は複数の種のゲノムに対して内因性ではないことを特徴とする、前記(10)又は(11)に記載の組成物。
(13)前記第1及び第2の非ネイティブ核酸が前記1つ又は複数の種のゲノム中に存在しないことを特徴とする、前記(10)〜(12)のいずれかに記載の組成物。
(14)前記4つ以上のサンプルが4つ以上の組織から得られることを特徴とする、前記(1)〜13のいずれかに記載の組成物。
(15)前記4つ以上のサンプルが4つ以上の異なる哺乳動物から得られることを特徴とする、前記(1)〜(14)のいずれかに記載の組成物。
(16)前記1つ又は複数の哺乳動物がヒトであることを特徴とする、前記(15)に記載の組成物。
(17)前記第1及び第2の非ネイティブ核酸が前記4つ以上の異なる哺乳動物のゲノムに対して内因性ではないことを特徴とする、前記(15)又は(16)に記載の組成物。
(18)前記核酸のライブラリーが10以上の識別可能な核酸バーコードを含むことを特徴とする、前記(1)〜(17)のいずれかに記載の組成物。
(19)前記第1及び第2の識別可能な核酸バーコードが、100%同一である核酸配列を有することを特徴とする、前記(1)〜(18)のいずれかに記載の組成物。
(20)前記第1及び第2の識別可能な核酸バーコードが、異なり且つ識別可能である核酸配列を有することを特徴とする、前記(1)〜(19)のいずれかに記載の組成物。
(21)前記Uブロック核酸の各々が、ポリメラーゼによる伸長を阻止するように立体配置されていることを特徴とする、前記(1)〜(20)のいずれかに記載の組成物。
(22)前記第1及び第2の非ネイティブ核酸が合成核酸であることを特徴とする、前記(1)〜(21)のいずれかに記載の組成物。
(23)前記第1及び第2の非ネイティブ核酸が実質的に同一ではないことを特徴とする、前記(1)〜(22)のいずれかに記載の組成物。
(24)前記第1及び第2の非ネイティブ核酸がアダプター核酸を含むことを特徴とする、前記(1)〜(23)のいずれかに記載の組成物。
(25)前記4つのUブロック核酸の各々が10〜40ヌクレオチドの長さを含むことを特徴とする、前記(1)〜(24)のいずれかに記載の組成物。
(26)前記4つのUブロック核酸の各々が10〜30ヌクレオチドの長さを含むことを特徴とする、前記(1)〜(25)のいずれかに記載の組成物。
(27)前記4つのUブロック核酸の各々が10〜20ヌクレオチドの長さを含むことを特徴とする、前記(1)〜(26)のいずれかに記載の組成物。
(28)前記4つのUブロック核酸の各々がロックド核酸を含むことを特徴とする、前記(1)〜(27)のいずれかに記載の組成物。
(29)前記4つのUブロック核酸の各々が架橋核酸を含むことを特徴とする、前記(1)〜(28)のいずれかに記載の組成物。
(30)前記4つのUブロック核酸の各々が約65℃〜約90℃の融解温度を含むことを特徴とする、前記(1)〜(29)のいずれかに記載の組成物。
(31)前記4つのUブロック核酸の各々が少なくとも65℃の融解温度を含むことを特徴とする、前記(1)〜(30)のいずれかに記載の組成物。
(32)前記4つのUブロック核酸の各々が少なくとも75℃の融解温度を含むことを特徴とする、前記(1)〜(31)のいずれかに記載の組成物。
(33)前記第1のUブロック核酸及び前記第2のUブロック核酸が実質的に同じであり、且つ前記第3及び前記第4のUブロック核酸と異なることを特徴とする、前記(1)〜(32)のいずれかに記載の組成物。
(34)前記第1、第2、第3及び第4のUブロック核酸が実質的に同じであることを特徴とする、前記(1)〜(32)のいずれかに記載の組成物。
(35)前記第1、第2、第3及び第4のUブロック核酸が実質的に異なることを特徴とする、前記(1)〜(34)のいずれかに記載の組成物。
(36)前記4つのUブロック核酸が前記少なくとも8つの識別可能な核酸バーコードと実質的に相補的ではないことを特徴とする、前記(2)〜(35)のいずれかに記載の組成物。
(37)前記4つのUブロック核酸が識別可能な核酸バーコードと実質的にハイブリダイズしないことを特徴とする、前記(1)〜(36)のいずれかに記載の組成物。
(38)前記4つのUブロック核酸が識別可能な核酸バーコードのいずれの部分ともハイブリダイズしないことを特徴とする、前記(1)〜(37)のいずれかに記載の組成物。
(39)コンペティター核酸を含むことを特徴とする、前記(1)〜(38)のいずれかに記載の組成物。
(40)前記結合ペアの前記メンバーがビオチン、抗原、ハプテン、抗体又はそれらの部分を含むことを特徴とする、前記(8)〜(39)のいずれかに記載の組成物。
(41)前記結合ペアの前記メンバーがビオチンを含むことを特徴とする、前記(40)に記載の組成物。
(42)前記4つのUブロック核酸が一本鎖であることを特徴とする、前記(1)〜(41)のいずれかに記載の組成物。
(43)前記4つのUブロック核酸が鎖ターミネータを含むことを特徴とする、前記(1)〜(42)のいずれかに記載の組成物。
(44)前記4つのUブロック核酸が逆向き反復配列を含むことを特徴とする、前記(1)〜(43)のいずれかに記載の組成物。
(45)前記核酸のライブラリーが一本鎖核酸を含むことを特徴とする、前記(1)〜(44)のいずれかに記載の組成物。
(46)前記核酸のライブラリーがアンプリコンを含むことを特徴とする、前記(1)〜(45)のいずれかに記載の組成物。
(47)前記複数のライブラリーインサートがゲノム核酸を含むことを特徴とする、前記(1)〜(46)のいずれかに記載の組成物。
(48)前記4つのUブロック核酸が変性ヌクレオチド塩基を含まないことを特徴とする、前記(1)〜(47)のいずれかに記載の組成物。
(49)前記変性ヌクレオチド塩基が3−ニトロピロール、5−ニトロインドール、その類似体又は誘導体を含むことを特徴とする、前記(48)に記載の組成物。
(50)前記変性ヌクレオチド塩基がイノシン、2’−デオキシイノシン、その類似体又は誘導体を含むことを特徴とする、前記(48)に記載の組成物。
(51)核酸ライブラリーを解析する方法において、
a)複数のライブラリーインサートを含む核酸のライブラリーを得るステップであって、前記ライブラリーの各核酸が、(i)4つ以上のサンプルのうちの1つから得られる少なくとも1つのライブラリーインサート、(ii)第1の非ネイティブ核酸、及び(iii)第2の非ネイティブ核酸を含み、前記第1の非ネイティブ核酸及び前記第2の非ネイティブ核酸が前記少なくとも1つのライブラリーインサートの両側に位置し、及び前記第1の非ネイティブ核酸が第1の識別可能な核酸バーコードを含み、且つ前記第2の非ネイティブ核酸が第2の識別可能な核酸バーコードを含み、前記第1及び第2の識別可能な核酸バーコードが前記4つ以上のサンプルのうちの前記1つにユニークである、ステップ;
b)前記核酸のライブラリーを4つのUブロック核酸と接触させるステップであって、(i)第1及び第2のUブロック核酸が、前記第1の識別可能な核酸バーコードの両側の前記第1の非ネイティブ核酸とハイブリダイズするように立体配置されており、且つ(ii)第3及び第4のUブロック核酸が、前記第2の識別可能な核酸バーコードの両側の前記第2の非ネイティブ核酸とハイブリダイズするように立体配置されており、且つ(iii)前記Uブロック核酸の各々が、前記第1又は第2の識別可能な核酸バーコードの部分と実質的にハイブリダイズしない、ステップ;及び
c)前記核酸のライブラリーを、各々が結合ペアの第1のメンバーを含む1つ又は複数のキャプチャー核酸と接触させるステップであって、前記1つ又は複数のキャプチャー核酸が、前記ライブラリーの前記核酸のサブセットと特異的にハイブリダイズするように立体配置されている、ステップ;
d)前記キャプチャー核酸をキャプチャーし、それにより、前記ライブラリーの核酸の前記サブセットを含むキャプチャーされた核酸を取得するステップ;
e)前記キャプチャーされた核酸を増幅条件下でプライマーのセットと接触させ、それにより、アンプリコンを取得するステップ;及び
f)前記アンプリコンを解析するステップ
を含むことを特徴とする、方法。
(52)前記増幅条件が熱安定性ポリメラーゼを含むことを特徴とする、前記(51)に記載の方法。
(53)前記増幅条件がポリメラーゼ連鎖反応を含むことを特徴とする、前記(52)に記載の方法。
(54)前記ライブラリーの前記核酸をコンペティター核酸と接触させるステップを含むことを特徴とする、前記(51)〜(53)のいずれかに記載の方法。
(55)前記結合ペアの前記第1のメンバーがビオチン、抗原、ハプテン、抗体又はそれらの部分を含むことを特徴とする、前記(51)〜(54)のいずれかに記載の方法。
(56)(d)の前記キャプチャーするステップが、混合物を結合ペアの第2のメンバーと接触させるステップを含むことを特徴とする、前記(51)〜(55)のいずれかに記載の方法。
(57)前記結合ペアの前記第2のメンバーがアビジン、プロテインA、プロテインG、抗体、又はその結合部分を含むことを特徴とする、前記(56)に記載の方法。
(58)前記結合ペアの前記第2のメンバーがアビジン又はその部分を含むことを特徴とする、前記(56)に記載の方法。
(59)前記結合ペアの前記第2のメンバーが支持体を含むことを特徴とする、前記(56)〜(58)のいずれかに記載の方法。
(60)前記支持体が磁気化合物を含むことを特徴とする、前記(59)に記載の方法。
(61)前記支持体がビーズを含むことを特徴とする、前記(59)に記載の方法。
(62)前記支持体がポリスチレン、ポリカーボネート又はアガロースを含むことを特徴とする、前記(59)に記載の方法。
(63)前記支持体が金属を含むことを特徴とする、前記(59)に記載の方法。
(64)前記解析するステップが、配列リードを取得するステップを含むことを特徴とする、前記(51)〜(63)のいずれかに記載の方法。
(65)前記配列リードが、大規模並列シーケンシングを含む方法によって得られることを特徴とする、前記(64)に記載の方法。
(66)前記配列リードが、両端対シーケンシングを含む方法によって得られることを特徴とする、前記(65)に記載の方法。
(67)前記核酸のライブラリーが少なくとも8つの識別可能な核酸バーコードを含むことを特徴とする、前記(51)〜(66)のいずれかに記載の方法。
(68)前記少なくとも8つの識別可能な核酸バーコードの各々が前記ライブラリーの異なる核酸に存在することを特徴とする、前記(67)に記載の方法。
(69)前記第1及び第2のUブロック核酸が前記第1の非ネイティブ核酸の部分と実質的に相補的であり、且つ前記第3及び第4のUブロック核酸が前記第2の非ネイティブ核酸の部分と実質的に相補的であることを特徴とする、前記(51)〜(68)のいずれかに記載の方法。
(70)前記ライブラリーが4つ以下のUブロック核酸と接触させられることを特徴とする、前記(51)〜(69)のいずれかに記載の方法。
(71)前記4つのUブロック核酸が実質的に同じ核酸配列を含むことを特徴とする、前記(51)又は(70)に記載の方法。
(72)前記4つのUブロック核酸が実質的に異なる核酸配列を含むことを特徴とする、前記(51)又は(70)に記載の方法。
(73)前記キャプチャー核酸が、前記複数のインサートのサブセットと特異的にハイブリダイズするように立体配置されていることを特徴とする、前記(51)又は(72)に記載の方法。
(74)前記4つ以上のサンプルが1つ又は複数の種から得られることを特徴とする、前記(51)又は(73)に記載の方法。
(75)前記4つ以上のサンプルが8つ以上のサンプルを含むことを特徴とする、前記(51)〜(74)のいずれかに記載の方法。
(76)前記第1及び第2の非ネイティブ核酸が前記1つ又は複数の種のゲノムに対して内因性ではないことを特徴とする、前記(74)又は(75)に記載の方法。
(77)前記第1及び第2の非ネイティブ核酸が前記1つ又は複数の種のゲノム中に存在しないことを特徴とする、前記(74)〜(76)のいずれかに記載の方法。
(78)前記4つ以上のサンプルが4つ以上の組織から得られることを特徴とする、前記(51)〜(77)のいずれかに記載の方法。
(79)前記4つ以上のサンプルが4つ以上の異なる哺乳動物から得られることを特徴とする、前記(51)〜(79)のいずれかに記載の方法。
(80)前記1つ又は複数の哺乳動物がヒトであることを特徴とする、前記(79)に記載の方法。
(81)前記第1及び第2の非ネイティブ核酸が前記4つ以上の異なる哺乳動物のゲノムに対して内因性ではないことを特徴とする、前記(79)又は(80)に記載の方法。
(82)前記核酸のライブラリーが10以上の識別可能な核酸バーコードを含むことを特徴とする、前記(51)〜(81)のいずれかに記載の方法。
(83)前記第1及び第2の識別可能な核酸バーコードが、100%同一である核酸配列を有することを特徴とする、前記(51)〜(82)のいずれかに記載の方法。
(84)前記第1及び第2の識別可能な核酸バーコードが、異なっており且つ識別可能である核酸配列を有することを特徴とする、前記(51)〜(82)のいずれかに記載の方法。
(85)前記Uブロック核酸の各々が、ポリメラーゼによる伸長を阻止するように立体配置されていることを特徴とする、前記(51)〜(84)のいずれかに記載の方法。
(86)前記第1及び第2の非ネイティブ核酸が合成核酸であることを特徴とする、前記(51)〜(85)のいずれかに記載の方法。
(87)前記第1及び第2の非ネイティブ核酸が実質的に同一ではないことを特徴とする、前記(51)〜(86)のいずれかに記載の方法。
(88)前記第1及び第2の非ネイティブ核酸がアダプター核酸を含むことを特徴とする、前記(51)〜(87)のいずれかに記載の方法。
(89)前記4つのUブロック核酸の各々が10〜40ヌクレオチドの長さを含むことを特徴とする、前記(51)〜(88)のいずれかに記載の方法。
(90)前記4つのUブロック核酸の各々が10〜30ヌクレオチドの長さを含むことを特徴とする、前記(51)〜(89)のいずれかに記載の方法。
(91)前記4つのUブロック核酸の各々が10〜20ヌクレオチドの長さを含むことを特徴とする、前記(51)〜(90)のいずれかに記載の方法。
(92)前記4つのUブロック核酸の各々がロックド核酸を含むことを特徴とする、前記(51)〜(91)のいずれかに記載の方法。
(93)前記4つのUブロック核酸の各々が架橋核酸を含むことを特徴とする、前記(51)〜(92)のいずれかに記載の方法。
(94)前記4つのUブロック核酸の各々が約65℃〜約90℃の融解温度を含むことを特徴とする、前記(51)〜(93)のいずれかに記載の方法。
(95)前記4つのUブロック核酸の各々が少なくとも65℃の融解温度を含むことを特徴とする、前記(51)〜(93)のいずれかに記載の方法。
(96)前記4つのUブロック核酸の各々が少なくとも75℃の融解温度を含むことを特徴とする、前記(51)〜(93)のいずれかに記載の方法。
(97)前記第1のUブロック核酸及び前記第2のUブロック核酸が実質的に同じであり、且つ前記第3及び前記第4のUブロック核酸と異なることを特徴とする、前記(51)〜(94)のいずれかに記載の方法。
(98)前記第1、第2、第3及び第4のUブロック核酸が実質的に同じであることを特徴とする、前記(51)〜(96)のいずれかに記載の方法。
(99)前記第1、第2、第3及び第4のUブロック核酸が実質的に異なることを特徴とする、前記(51)〜(96)のいずれかに記載の方法。
(100)前記4つのUブロック核酸が前記少なくとも8つの識別可能な核酸バーコードと実質的に相補的ではないことを特徴とする、前記(67)〜(99)のいずれかに記載の方法。
(101)前記4つのUブロック核酸が識別可能な核酸バーコードと実質的にハイブリダイズしないことを特徴とする、前記(51)〜(100)のいずれかに記載の方法。
(102)前記4つのUブロック核酸が識別可能な核酸バーコード)のいずれの部分ともハイブリダイズしないことを特徴とする、前記(51)〜(101)のいずれかに記載の方法。
(103)コンペティター核酸を含むことを特徴とする、前記(51)〜(102)のいずれかに記載の方法。
(104)前記4つのUブロック核酸が一本鎖であることを特徴とする、前記(51)〜(103)のいずれかに記載の方法。
(105)前記4つのUブロック核酸のうちの少なくとも1つが鎖ターミネータを含むことを特徴とする、前記(51)〜(104)のいずれかに記載の方法。
(106)前記4つのUブロック核酸のうちの少なくとも1つが逆向き反復配列を含むことを特徴とする、前記(51)〜(105)のいずれかに記載の方法。
(107)前記核酸のライブラリーが一本鎖核酸を含むことを特徴とする、前記(51)〜(106)のいずれかに記載の方法。
(108)前記複数のライブラリーインサートがゲノム核酸を含むことを特徴とする、前記(51)〜(107)のいずれかに記載の方法。
(109)前記4つのUブロック核酸が変性ヌクレオチド塩基を含まないことを特徴とする、前記(51)〜(108)のいずれかに記載の方法。
(110)前記変性ヌクレオチド塩基が3−ニトロピロール、5−ニトロインドール、その類似体又は誘導体を含むことを特徴とする、前記(109)に記載の方法。
(111)前記変性ヌクレオチド塩基がイノシン、2’−デオキシイノシン、その類似体又は誘導体を含むことを特徴とする、前記(109)に記載の方法。