(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記プリセット連絡先の前記業務状態を前記即時通信アプリケーションにおいて取得することは、前記プリセット連絡先の前記業務状態をプリセットサーバから受信することを含み、前記業務状態は、前記プリセット連絡先が開始した会社の審査認可イベントの審査認可結果に基づいて、前記プリセットサーバによって取得される、請求項1に記載の方法。
通信イベントと、前記プリセット連絡先の前記業務状態がプリセット状態であることとを検出する時、前記プリセット連絡先に関する前記通信イベントの実行を停止することと、前記業務状態のプロンプト情報を表示することであって、前記プリセット状態は、任意の通常でない状態を含む、ユーザによって設定された任意の業務状態である、前記表示することと、
前記プロンプト情報に対して受信されたユーザ操作コマンドに基づいて、前記通信イベントを処理することと、
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
前記獲得ユニットは、前記プリセット連絡先の前記業務状態をプリセットサーバから受信するために使用され、前記業務状態は、前記プリセット連絡先によって開始された会社の審査認可イベントの審査認可結果に基づいて、前記プリセットサーバによって取得される、請求項12に記載の装置。
前記表示ユニットは、前記プリセット機能ページが複数の連絡先に関連する時、前記プリセット連絡先の関連領域に前記業務状態の簡単バージョンを表示するために使用され、且つ、前記プリセット機能ページが前記プリセット連絡先に関連する時、前記プリセット機能ページのプリセット領域に、前記業務状態の詳細バージョンを表示するために使用される、請求項12に記載の装置。
通信イベントと、前記プリセット連絡先の前記業務状態がプリセット状態であることとを検出すると、前記プリセット連絡先の前記通信イベントの実行を停止し、前記業務状態のプロンプト情報を表示するプロンプトユニットであって、前記プリセット状態は、任意の通常でない状態を含む、ユーザによって設定された任意の業務状態である、前記プロンプトユニットと、
前記プロンプト情報に対して受信されたユーザ操作コマンドに基づいて、前記通信イベントを処理する処理ユニットと、
をさらに含む、請求項12に記載の装置。
【発明を実施するための形態】
【0011】
関連技術においては、会社従業員の業務状態を見る操作のプロセスは、非常に不便である。例えば、
図1Aは、関連技術における会社従業員の業務状態を見る概略図である。
図1Aに示すように、会社ユーザは、企業管理システムの、例えば、休暇サブシステム、出勤サブシステムを通して、通常業務、出張中、または、休暇中等、ある会社ユーザの業務状態を見ることを許可されるためには、会社内部の企業管理システムにログインする必要がある。
【0012】
にもかかわらず、会社内の企業管理システムは、一般的に、権限制限、複雑な操作、及び、多すぎる機能等の欠点を有する。業務状態のクエリが必要なために、企業管理システムの操作プロセスは複雑すぎる。
【0013】
図1Bは、会社従業員の業務状態をクエリして、見るインタフェースの概略図である。
図1Bに示すように、会社従業員は、即時通信アプリケーションの連絡先として、互いに互いを追加できる。「Xiao Bai」等、別の会社従業員の情報インタフェースに入ることによって、すなわち、「個人署名」のコンテンツを通して、その会社従業員の業務状態を知ることができる。例えば、
図1Bの「23日から26日は休暇中で、電話に出ることができません」の個人署名は、その対応する期間中の「Xiao Bai」の業務状態は、「休暇中」であることを表す。
【0014】
図1Bに示す実施例における操作プロセスは、
図1Aに示す企業管理システムに基づいた実施例よりずっと簡単であるが、「個人署名」は、会社従業員によって入力される必要がある。業務が多すぎる、忘れる等の理由で、タイムリーにコンテンツが更新されない場合がある。さらに、コンテンツが、会社従業員自身によって編集されるので、コンテンツのフォーマットは、一定でなく、その結果、個々に入力されたコンテンツは、別の会社従業員が、素早く理解するのが難しい場合がある。
【0015】
それゆえ、本出願は、業務状態をプロンプトする方法を改良することによって、関連技術に存在する上記技術問題を解決する。本出願をより詳細に記載するために以下の実施形態を提供する。
【0016】
図2は、本出願の例示の実施形態による、モバイルデバイス側から業務状態をプロンプトする方法のフローチャートである。
図2に示すように、方法は、モバイルデバイスに適用され、以下の操作を含んでよい。
【0017】
操作202は、即時通信アプリケーションにおいてプリセット連絡先の業務状態を取得する。
【0018】
本実施形態においては、即時通信アプリケーションは、「即時通信」を実施できる任意のアプリケーションプログラムであってよく、企業インスタントメッセージング(EIM)、例えば、企業インスタントメッセージングDingTalkであってよい。
【0019】
操作204は、即時通信アプリケーションのプリセット機能ページがトリガされることを検出する。
【0020】
本実施形態においては、プリセット機能ページは、連絡先リストページ、連絡先情報ページ等、即時通信アプリケーションの任意のページであってよく、デフォルトで設定されてもよく、または、実際の必要に応じてユーザによって設定されてもよい。
【0021】
操作206は、プリセット機能ページがプリセット連絡先に関連する時、プリセット機能ページにプリセット連絡先の業務状態を表示する。
【0022】
それに対応して、
図3は、本出願の例示の実施形態による、サーバ側から業務状態をプロンプトする方法のフローチャートである。
図3に示すように、方法は、サーバに適用され、以下の操作を含んでよい。
【0023】
操作302は、各ユーザの業務状態を個々に取得する。
【0024】
操作304は、即時通信アプリケーションのプリセット機能ページが特定のユーザによってトリガされると、即時通信アプリケーションにおいて特定のユーザが設定したプリセットの人に基づいて、特定のユーザにプリセット連絡先の業務状態をプッシュして、プリセット機能ページが、関連するプリセットの人の業務状態を表示するのを可能にする。
【0025】
上記実施形態から分かるように、本出願は、プリセット連絡先の業務状態を能動的に取得し、即時通信アプリケーションのプリセット機能ページに業務状態を表示して、ユーザが適時に業務状態を見て、理解するのを容易にすることができる。さらに、即時通信アプリケーションに業務状態を表示することによって、例えば、モバイルオフィスの即時通信アプリケーションと、会社の管理システムの間で、アプリケーション環境とページを繰り返し切り替える必要無く、モバイル環境において会社の状態(すなわち、会社従業員の業務状態)を効率の良い管理を実現する。これは、ユーザ操作の簡素化を支援し、会社管理の効率を向上させる。
【0026】
図2の操作202と
図3の操作302で「プリセット連絡先」となる会社従業員の業務状態を能動的に取得することによって、その会社従業員は、
図1Bの実施例に示す「個人署名」を通して業務状態のコンテンツを自発的に入力する必要はない。「プリセット連絡先」は、全ての連絡先、現在のユーザが設定した任意の1つまたは複数の連絡先、現在のユーザと同じ会社もしくは同じ課の連絡先等であってよい。ユーザまたは即時通信アプリケーションは、ひとりでにセットアップできる。本出願は、それに対して何の制限も課さない。
【0027】
説明に役立つ実施形態として、管理サブシステムにおける企業管理イベントは、様々な次元において、即時通信アプリケーションと会社の管理サブシステムの間のプリセットデータチャネルを通して取得できる。対応する業務状態が、次に、プリセット連絡先に関連する企業管理イベントに基づいて決定できる。
【0028】
例えば、
図4Aに示すように、出勤サブシステム、ログサブシステム、及び、休暇サブシステム等、様々な管理サブシステムとの即時通信アプリケーションのインタラクションを通して、任意の一人の会社従業員の業務状態が、即時通信アプリケーションが、様々な管理サブシステムから取得した企業管理イベントを組み合わせ、組織した後、決定できる。例えば、会社従業員の出勤状態に基づいて、その会社従業員の業務状態が通常業務か休憩中かどうか、働いている場所等の情報を知ることができる。あるいは、会社従業員の休暇状態に基づいて、会社従業員の業務状態が、通常業務もしくは休暇中、出張中、非番中か否か等を知ることができる。
【0029】
それゆえ、企業管理システムと、その様々な管理サブシステムに個々にログインする必要なく、企業管理イベントは、即時通信アプリケーションによって能動的に取得され、分析されて、会社従業員の業務状態を取得する。このように、これは、業務状態を見る操作の複雑さを簡単にし、業務効率の向上を支援する。
【0030】
別の説明に役立つ実施形態として、「管理サブシステム- -サーバ- - 即時通信アプリケーション」の所定のデータチャネルが確立されてよい。
図4Bに示すように、サーバは、様々な次元において、会社の管理サブシステムとの所定のデータチャネルを通して、管理サブシステムの企業管理イベントを取得し、各ユーザに関する企業管理イベント(複数可)に基づいて、対応する業務状態を決定する。次に、サーバは、業務状態を即時通信アプリケーションにプッシュする。この実施形態は、
図4Aに示す実施形態に類似しているが、管理サブシステムとインタフェースを取りデータを獲得することは、サーバにより行われ、データセキュリティの向上を支援する。即時通信アプリケーションとインタフェースを取ることは、サーバによって行われ、サーバが、業務状態の最終的な表示を実現する。
【0031】
別の説明に役立つ実施形態として、サーバは、各ユーザが開始した会社の審査認可イベントの審査認可結果に基づいて、対応する業務状態を決定する。それに応じて、即時通信アプリケーションは、プリセットサーバからプリセット連絡先の業務状態を受信できる。業務状態は、プリセット連絡先によって開始される企業の審査認可イベントに基づいてプリセットサーバによって取得される。
【0032】
図5に示すように、会社の審査認可イベントが、ユーザ「Xiao Bai」によって開始されると想定すると、会社の審査認可イベントは、ユーザ「Xiao Xiao」及び「Xiao Hei」によって審査、処理され、審査認可結果が、ユーザ「Xiao Bai」に返される。
図6に示すように、「Xiao Bai」が、モバイルデバイスで、審査認可の管理ページを通して、「年次休暇」の審査認可の要求を開始すると想定する。休暇の期間は、「2015年6月21日」から「2015年6月23日」まで全部で3日である。休暇に対応する理由を入力した後、対応する審査認可の要求が、生成され、対応する審査認可を行う人、すなわち、「Xiao Xiao」に送られる。「Xiao Xiao」は、
図7に示すように、審査認可の管理ページで、「Xiao Bai」が開始した審査認可の要求を見ることができ、ページ内の「承諾」または「拒否」のボタンをトリガすることによって、審査認可の要求の処理を行うことができる。「Xiao Xiao」が、審査認可の処理を完了した後、「Xiao Hei」は、
図7に示す管理ページと類似した審査認可の管理ページで、継続して審査認可の処理を行って、審査認可の処理を最終的に完了する。
図6または
図7に示す審査認可の管理ページは、即時通信アプリケーションに配置されてもよく、または、別個の機能ページであってもよい。本出願は、それに対して何の制限も有さない。
【0033】
上述の審査認可プロセスにおいて、ユーザ間の審査認可の要求、及び、審査認可の結果は、全て、サーバによって送信、リレーできる。あるいは、ユーザが、ポイントツーポイント手段を通して互いの間で、審査認可の要求、及び、審査認可の結果等のデータを直接、送信する時、サーバにも同時に通知されてよい。よって、サーバは、審査認可の要求と、対応する審査認可の結果を取得した後、対応するユーザの業務状態を知ることができる。例えば、「Xiao Bai」によって提出された休暇要求が認可されると、これは、「2015年6月21日」から「2015年6月23日」までの期間の「Xiao Bai」の業務状態が、休暇を示す状態であることを表す。
【0034】
上記実施形態は、単に実施例として使用されていることは明らかである。業務状態を能動的に取得できる方法はいずれも、本出願の技術的解決法にも適用でき、本出願は、それに対して何の制限も有さない。
【0035】
図8は、本出願の例示の実施形態による、業務状態をプロンプトする別の方法のフローチャートである。方法は、モバイルデバイスに適用され、以下の操作を含んでよい。
【0036】
操作802は、即時通信アプリケーションのプリセット機能ページがトリガされることを検出する。
【0037】
操作804が、プリセット機能ページが複数の連絡先に関連するか否かを決定し、肯定の場合、操作806に入り、そうでない場合、操作808に入る。
【0038】
操作806は、プリセット機能ページが複数の連絡先に関連する場合、連絡先の関連する領域に業務状態の簡単バージョンを表示する。
【0039】
本実施形態においては、トリガされるプリセット機能ページが、
図9Aに示す連絡先リストページである時、ページは複数の連絡先の名前と画像等の情報を同時に含むので、各連絡先に関連付けられた各領域(各連絡先にのみ関連し、他の連絡先と混同しない領域)の表示面積は、明らかに小さい。よって、業務状態の表示は、業務状態の簡単バージョンを提示することによって限られた表示面積で実現される。
【0040】
例えば、
図9Aに示すように、「出張中」及び「休暇中」等の簡単な業務状態が、「Bai Bai」及び「Xiao Bai」等の会社従業員に関して表示され、例えば、対応する時間情報は表示されない。さらに、通常の業務状態に関して、「A Bai」「A Hei」等に対応する業務状態は、
図9Aに示すように省略されてよく、例えば、「出張中」、「休暇中」等の通常でない状態のみが表示される。これは、ユーザが、通常でない状態を素早く理解するのを支援する。通常の業務状態が、「通常業務中」等の情報を用いて表示されてよいことは明らかである。本出願は、それに対して何の制限も有さない。
【0041】
操作808は、プリセット機能ページがプリセット連絡先にのみ関連する時、プリセット機能ページのプリセット領域に詳細な業務状態を表示する。
【0042】
本実施形態においては、トリガされるプリセット機能ページが、
図9Bに示すように「Xiao Bai」の情報ページである時、機能ページは、他の連絡先の情報と混同する危険性無く、「Xiao Bai」の情報を提示するためにのみ使用される。さらに、表示領域の面積が大きいので、業務状態の詳細バージョンを表示することによって、ユーザは、業務状態の様々な詳細を完全に理解できる。
【0043】
業務状態の詳細バージョンは、
図9Bに示すように、「業務状態:休暇中」を含んでよく、業務状態に関連する補足情報も含んでよい。補足情報は、状態を維持する期間、状態の発生場所、代理連絡先のうちの少なくとも1つを含んでよい。本出願は、補足情報の種類に対して何の制限も有さないことは明らかである。
【0044】
前述の実施形態においては、「連絡先リスト」、「データ情報」等のページが、実施例としてのみ使用されるのは明らかである。本出願の実施形態が、より多くのシナリオに適用できることは明らかである。例えば、グループメッセージが、企業の即時通信アプリケーション「DingTalk」を用いて送信される時、送信側は、グループメッセージの送信を完了した後、受信側(受信側となるグループメンバーは、それぞれ、会社従業員A、B、C、D及びEであると想定する)のメッセージの読み取り状況を見ることができる。
【0045】
詳細には、
図10に示すように、トリガされるプリセット機能ページが、「参加者を見る」のページである時、ページは、受信側となるグループメンバーを2つのカテゴリに分類する。A、B、及び、Dは、既読を示す「確認済」カテゴリに属する。C及びEは、未読であることを示す「未確認」カテゴリに属する。C及びEが未確認である理由を送信側が決定することを支援するために、C及びEの業務状態が表示できる。例えば、会社従業員Cは、「休暇中」であり、会社従業員Eは、「通常業務中」である。送信側は、次に、会社従業員Eと通信して、会社従業員の業務状態をさらに理解することが必要な場合がある。
【0046】
図11は、本出願の例示の実施形態による、業務状態に基づいて通信イベントを処理するフローチャートである。
図11に示すように、プロセスは、以下の操作を含んでよい。
【0047】
操作1102は、通信イベントがモバイルデバイスで開始されることを検出する。
【0048】
操作1104は、通信イベントがプリセット連絡先に関して開始されるか否かと、プリセット連絡先の業務状態がプリセット状態であるか否かとを判断し、通信イベントがプリセット連絡先に関して開始され、業務状態がプリセット状態である場合、操作1106に進み、そうでない場合、操作1110に進む。
【0049】
プリセット連絡先の業務状態がプリセット状態である時、操作1106は、通信イベントの開始の実行を一時的に止め、業務状態のプロンプト情報を表示する。
【0050】
本実施形態においては、プリセット状態は、デフォルト業務状態、または、ユーザが設定した任意の業務状態、例えば、「休暇中」、「出張中」等の任意の通常でない業務状態であってよい。例えば、
図12に示すように、ユーザが、「Xiao Bai」に呼び出し要求を開始する時、「Xiao Bai」は、プリセット連絡先であり、その業務状態は、「休暇中」というプリセット状態なので、モバイルデバイスは、「Xiao Bai」を呼び出す操作を停止する。さらに、例えば、
図12に示すように、画面にプロンプト情報「相手方は休暇中です、呼び出しを続けますか?」を表示することによって、これは、現在の呼び出しを開始することは、呼び出される側の業務状態にとって適切でないことにユーザが気付かないことを防止する。
【0051】
操作1108は、プロンプト情報に対するユーザの操作コマンドを受信する。
【0052】
操作1110は、通信イベントを処理する。
【0053】
本実施形態においては、「呼び出し」操作は、実施例として使用される。呼び出される側がプリセット連絡先でない場合、または、プリセット連絡先の業務状態がプリセット状態でない場合、操作1102で検出される通信イベントは、直接、処理される。
【0054】
呼び出される側がプリセット連絡先であり、プリセット連絡先の業務状態がプリセット状態である場合、
図12に示す実施形態は、操作1106で停止される通信イベントを始め、ユーザが「はい」の選択肢をクリックすると、呼び出し操作の実行を続ける。ユーザが、「いいえ」の選択肢をクリックすると、操作1106で停止される通信イベントを終了する。
【0055】
さらに、プリセット連絡先の業務状態、または、業務状態の補足情報が、「代理連絡先」の明細情報を含む時、代理連絡先の明細情報も、操作1106で表示されてよい。例えば、
図13に示す「代理連絡先「A Bai」に切り替えるか否か」は、プリセット連絡先「Xiao Bai」が「Xiao Bai」のタスク等の事柄を取り扱うことができる代理連絡先「A Bai」を設定していることを表す。このようにして、ユーザが、「切り替えて下さい」(ユーザの操作コマンドが、代理連絡先に連絡することを示す)の選択肢をクリックすると、通信イベントの通信対象が、代理連絡先に変更される(呼び出される側が変更される、または、「Eメール送信」の実施例では、「受信者」が変更される)。あるいは、通信対象に、代理連絡先が追加される(二者間呼び出しが、複数呼び出し会議に変更され、または、「Eメール送信」の実施例では、「受信者」または「コピー受信者」が追加される)。ユーザが、「元の呼び出しを続ける」の選択肢をクリックすると、これは、ユーザの操作コマンドが、代理連絡先を無視することを示す。従って、操作1106で停止された通信イベントが、直接、開始される。ユーザが、「呼び出し終了」の選択肢をクリックすると(これは、ユーザの操作コマンドは、連絡を終了することを示す)、操作1106で停止された通信イベントは、終了される。
【0056】
モバイルデバイスによってプリセット連絡先の業務状態のプロンプトを提供する(例えば、
図12及び13に示す実施例)以外に、ユーザが開始する通信イベントは、サーバによっても、監視、処理でき、業務状態の対応するプロンプトを実施できる。詳細には、プリセット連絡先に対して任意のユーザが開始した通信イベントを受信するとすぐに、業務状態がプリセット状態である場合、サーバは、プリセット連絡先の業務状態のプロンプト情報をユーザに返信してよい。
【0057】
実施形態の多くの適用シナリオを、実施形態の理解を容易にするために以下に記載する。
【0058】
1.即時通信メッセージを送信するシナリオ
図14に示すように、現在、トリガされているプリセット機能ページが、即時通信メッセージを受信及び送信するインタフェースである場合、プリセット連絡先の業務状態は、情報受信側となるプリセット連絡先の名前(
図14に示す「Xiao Bai」等)の後に続く「休暇中」等、テキストコンテンツを通して、「休暇中」として表すことができる。
【0059】
従って、ユーザが、「Xiao Bai、仕事の後、一緒に食事に行ける?」という即時通信メッセージを「Xiao Bai」に送信する時、サーバは、このメッセージの送信を検出し、「Xiao Bai」がプリセット連絡先であり、その業務状態(「休暇中」)が、プリセット状態に属することを検出する。この場合、サーバは、「Xiao Baiが、「休暇」状態で、通常通りにメッセージに返信できない場合がある」というプロンプト情報等の返答を即時通信メッセージによって、情報送信側に送信して、ユーザの「休暇中」の業務状態をさらにプロンプトしてよい。
【0060】
2.電子メールが送信されるシナリオ
図15に示すように、現在、トリガされているプリセット機能ページが、企業の即時通信アプリケーション「DingTalk」の「Cメール」インタフェース等、即時通信アプリケーションにおいて、電子メールを送信、受信するインタフェースである場合、「Xiao Bai」が選択されると、ユーザは、
図9Aに示す連絡先リストページと類似の連絡先リストページにおいて、連絡先「Xiao Bai」の「休暇中」の業務状態を見ることができる。
【0061】
従って、ユーザが、電子メールを「Xiao Bai」に送信する時、サーバは、この電子メールの送信を検出し、「Xiao Bai」がプリセット連絡先で、その業務状態(「休暇中」)がプリセット状態に属することを検出する。この場合、サーバは、「XX:こんにちは!あなたは、2015年6月22日10時45分にEメールを「Xiao Bai」に送信しました。「Xiao Bai」は、現在、「休暇中」で、あなたのEメールに通常通り返信することができない場合があります。ご注意下さい!」等のプロンプト情報で、電子メールの送信者に返事して、「休暇中の」業務状態のユーザをさらにプロンプトしてよい。
【0062】
上記実施形態を他の通信シナリオにも適用してよいことは明らかであり、ここに全ての通信シナリオを列挙はしない。本出願は、それに対して何の制限も有さない。
【0063】
図16は、本出願の例示の実施形態による、電子デバイスの概略図を示す。
図16に示すように、ハードウェアレベルでは、電子デバイスは、プロセッサ(複数可)、内部バス(複数可)、ネットワークインタフェース(複数可)、キャッシュ(複数可)、及び、不揮発性メモリを含み、サービスによって必要とされる他のハードウェア構成要素をさらに含んでよいことは明らかである。プロセッサ(複数可)は、実行のために、対応するコンピュータプログラムを不揮発性メモリからキャッシュ(複数可)に読み出して、論理レベルで業務状態をプロンプトする装置を形成する。明らかに、ソフトウェア実施態様以外に、本出願は、論理構成要素、または、ソフトウェア及びハードウェア構成要素の組み合わせ等、他の実施態様を除外しない。言い換えれば、以下のプロセスの実行エンティティは、論理ユニットに制限されず、ハードウェアまたは論理構成要素であってよい。
【0064】
図17を参照すると、ソフトウェア実施態様において、業務状態をプロンプトする装置は、獲得ユニット、検出ユニット、及び、表示ユニットを含んでよい。
【0065】
獲得ユニットは、即時通信アプリケーションにおいて、プリセット連絡先の業務状態を取得する。
【0066】
検出ユニットは、即時通信アプリケーションのプリセット機能ページがトリガされることを検出する。
【0067】
プリセット機能ページがプリセット連絡先に関連する時、表示ユニットは、プリセット機能ページにプリセット連絡先の業務状態を表示する。
【0068】
オプションで、獲得ユニットは、会社内で即時通信アプリケーションと管理サブシステムの間のプリセットのデータチャネルを通して、様々な次元において、管理サブシステムの企業管理イベントを取得するために使用され、且つ、プリセット連絡先に関連する企業管理イベントに基づいて、対応する業務状態を決定するために使用される。
【0069】
オプションで、獲得ユニットは、プリセットサーバからプリセット連絡先の業務状態を受信するために使用される。業務状態は、プリセット連絡先によって開始された企業の審査認可イベントの審査認可結果に基づいて、プリセットサーバによって取得される。
【0070】
オプションで、表示ユニットは、プリセット機能ページが複数の連絡先に関連する時、プリセット連絡先に関連付けられた領域に業務状態の簡単バージョンを表示するために使用され、且つ、プリセット機能ページがプリセット連絡先に関連する時、プリセット機能ページのプリセット領域に業務状態の詳細バージョンを表示するために使用される。
【0071】
オプションで、装置は、プリセット機能ページに業務状態に関連する補足情報を表示する補足情報表示ユニットをさらに含む。
【0072】
オプションで、補足情報は、状態を維持する期間、状態の発生場所、及び、代理連絡先の少なくとも1つを含む。
【0073】
オプションで、装置は、通信イベントと、プリセット連絡先の業務状態がプリセット状態であることとを検出することとに応答して、プリセット連絡先の通信イベントの実行を停止し、業務状態のプロンプト情報を表示するプロンプトユニットと、プロンプト情報に対して受信されたユーザ操作コマンドに基づいて、通信イベントを処理する処理ユニットとをさらに含む。
【0074】
オプションで、プロンプトユニットは、プリセット連絡先に対応する代理連絡先の明細情報を表示するために使用され、処理ユニットは、ユーザ操作コマンドが代理連絡先に連絡することである時、通信イベントの通信対象を代理連絡先に変更するために、または、代理連絡先を通信対象に追加するために使用され、ユーザ操作コマンドが代理連絡先を無視することである時、通信イベントを開始するために使用され、または、ユーザ操作コマンドが連絡を終了することである時、通信イベントを終了するために使用される。
【0075】
オプションで、即時通信アプリケーションは、企業即時通信アプリケーションである。
【0076】
図18は、本出願の例示の実施形態による、電子デバイスの概略構造図を示す。
図18を参照すると、ハードウェアレベルにおいて、電子デバイスは、プロセッサ(複数可)、内部バス(複数可)、ネットワークインタフェース(複数可)、キャッシュ(複数可)、及び、不揮発性メモリを含み、サービスに必要とされる他のハードウェア構成要素をさらに含んでよいことは明らかである。プロセッサ(複数可)は、対応するコンピュータプログラムを、実行のため、不揮発性メモリからキャッシュ(複数可)に読み出し、業務状態をプロンプトする装置を論理レベルで形成する。ソフトウェア実施態様以外では、本出願は、論理構成要素、または、ソフトウェア及びハードウェア構成要素の組み合わせ等の他の実施態様を除外しないことは明らかである。言い換えれば、以下のプロセスの実行エンティティは、論理ユニットに制限されず、ハードウェアまたは論理構成要素であってよい。
【0077】
図19を参照すると、ソフトウェア実施態様において、業務状態をプロンプトする装置は、獲得ユニットとプッシュユニットを含んでよい。
【0078】
獲得ユニットは、各ユーザの業務状態を個々に取得する。
【0079】
プッシュユニットは、即時通信アプリケーションのプリセット機能ページが特定のユーザによってトリガされると、即時通信アプリケーションで特定のユーザが設定したプリセット連絡先に従って、プリセット連絡先の業務状態をプッシュして、プリセット機能ページに、プリセット連絡先の業務状態を表示させる。
【0080】
オプションで、獲得ユニットは、会社の管理サブシステムとの所定のデータチャネルを通して、様々な次元において、管理サブシステムの企業管理イベントを取得するために使用され、且つ、各ユーザに関連する企業管理イベントに基づいて、各業務状態を決定するために使用される。
【0081】
オプションで、獲得ユニットは、各ユーザが開始した会社の審査認可イベントの審査認可結果に基づいて、対応する業務状態を決定するために使用される。
【0082】
オプションで、装置は、プリセット連絡先に関して特定のユーザによって開始される各通信イベントを受信する受信ユニットと、プリセット連絡先の業務状態がプリセット状態である時、業務状態のプロンプト情報を特定のユーザに返信するプロンプトユニットとをさらに含む。
【0083】
典型的な構成においては、コンピューティング装置は、1つまたは複数のプロセッサ(CPU)、入力/出力インタフェース(複数可)、ネットワークインタフェース(複数可)、及び、メモリを含む。
【0084】
メモリは、揮発性メモリ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、及び/または、不揮発性メモリ、例えば、リードオンリメモリ(ROM)もしくはフラッシュRAM等、コンピュータ可読媒体の形式を含み得る。メモリは、コンピュータ可読媒体の実施例である。
【0085】
コンピュータ可読媒体は、揮発性もしくは不揮発性タイプ、取り外し可能もしくは取り外し不能媒体を含んでよく、それらは、任意の方法または技術を用いて情報の記憶を実現してよい。情報は、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、または、他のデータを含んでよい。コンピュータ記憶媒体の実施例は、位相変化メモリ(PRAM)、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、他のタイプのランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、電気的消去可能プログラム可能リードオンリメモリ(EEPROM)、クイックフラッシュメモリ、もしくは、他の内部記憶技術、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD−ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)、もしくは、他の光学ストレージ、磁気カセットテープ、磁気ディスクストレージ、もしくは、他の磁気記憶装置、または、任意の他の非送信媒体を含むが、これらに限らない。これらは、コンピューティング装置によってアクセスされ得る情報の記憶に使用されてよい。本明細書に定義されるように、コンピュータ可読媒体は、変調データ信号と搬送波等、一時的媒体を含まない。
【0086】
「include」、「comprise」、または、他のこれらの変形等の用語は、包括的に含むことを意図している、よって、一連の要素を含むプロセス、方法、製品、または、装置は、その要素を含むだけでなく、明示的に列挙していない他の要素も含み、または、プロセス、方法、製品、または、装置に固有の要素もさらに含むことにも注意されたい。さらに制限がない場合、句「include a/an...」によって定義された要素は、その要素を含むプロセス、方法、製品、または、装置に他の同じ要素が存在することを除外しない。
【0087】
上記は、本出願の比較的良好な実施形態のみを記載しており、本出願の制限に使用されない。本出願の精神及び主義の範囲内で行われる全ての修正、同等の置き換え、及び、改良等は全て、本出願の保護の範囲に含まれるものとする。