特許第6724002号(P6724002)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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▶ ルートヴィヒ エアハルト ゲーエムベーハーの特許一覧

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6724002
(24)【登録日】2020年6月26日
(45)【発行日】2020年7月15日
(54)【発明の名称】バイス
(51)【国際特許分類】
   B25B 1/10 20060101AFI20200706BHJP
   B23Q 3/06 20060101ALI20200706BHJP
【FI】
   B25B1/10 Z
   B23Q3/06 301L
【請求項の数】16
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2017-526489(P2017-526489)
(86)(22)【出願日】2016年1月22日
(65)【公表番号】特表2018-512288(P2018-512288A)
(43)【公表日】2018年5月17日
(86)【国際出願番号】EP2016000116
(87)【国際公開番号】WO2016150536
(87)【国際公開日】20160929
【審査請求日】2018年7月20日
(31)【優先権主張番号】102015003662.9
(32)【優先日】2015年3月20日
(33)【優先権主張国】DE
(73)【特許権者】
【識別番号】516160522
【氏名又は名称】ルートヴィヒ エアハルト ゲーエムベーハー
(74)【代理人】
【識別番号】100122426
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 清志
(72)【発明者】
【氏名】ヒッペンシュティール,ライナー
【審査官】 須中 栄治
(56)【参考文献】
【文献】 特開昭62−218073(JP,A)
【文献】 実開昭54−102793(JP,U)
【文献】 米国特許第02564138(US,A)
【文献】 実開昭48−007900(JP,U)
【文献】 特表2010−528889(JP,A)
【文献】 実開昭63−116268(JP,U)
【文献】 実開昭59−131189(JP,U)
【文献】 特開2008−264983(JP,A)
【文献】 実開昭53−116900(JP,U)
【文献】 特開平03−066538(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B25B1/00−11/02
B23Q3/00−3/154
B23Q3/16−3/18
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワークピースを締め付けるバイス(1)であって、
a)2つのクランプジョー保持部(2,3)であって、それぞれ、当該2つのクランプジョー保持部の間に前記ワークピースを締め付けるクランプジョーを受け入れる2つのクランプジョー保持部(2,3)と、
b)固定された下部(5)と、
c)前記2つのクランプジョー保持部(2,3)の少なくとも1つを直線移動可能にガイドするためのキャリッジガイドであって、前記下部(5)に留められる2つのガイドバー(12,13)を有するキャリッジガイドと、を備え、
d)前記キャリッジガイドのガイドバー(12,13)が、前記下部(5)の横に留められ、
e)前記ガイドバー(12,13)の下側が前記下部(5)に接することがないように、前記ガイドバー(12,13)と前記下部(5)との間に垂直方向に空隙があり、前記下部(5)は、予め取り付けられた状態において、前記キャリッジガイドの高さ方向の遊びを、ゼロまで、低減するために、前記ガイドバー(12,13)の前記下部(5)に対する垂直方向の位置決めを可能とし、および
f)締め付けネジ(14,15)が挿入されているがまだ締められていないとき、前記予め取り付けられた状態の前記ガイドバー(12,13)の前記締め付けネジ(14,15)は、それぞれ、前記ガイドバー(12,13)の前記締め付けネジ(14,15)に対する上下方向の遊びを可能とする、バイス。
【請求項2】
請求項1に記載のバイス(1)であって、
a)前記ガイドバー(12,13)は、それぞれ、少なくとも1つ締め付けネジ(14,15)によって、前記下部(5)の横にネジ留めされ、および
b)前記ガイドバー(12,13)の前記締め付けネジ(14,15)は、それぞれ、水平方向を向いている、バイス。
【請求項3】
請求項1から請求項2のいずれか1項に記載のバイス(1)であって、
a)前記ガイドバー(12,13)のそれぞれは、水平方向に設けられた貫通孔を含み、当該貫通孔は、その内部に前記締め付けネジ(14,15)をガイド可能とするための固有の内径を有し、
b)前記締め付けネジ(14,15)が予め取り付けられた状態で前記締め付けネジに対する前記ガイドバー(12,13)の前記上下方向の遊びを可能とするために、前記ガイドバー(12,13)の前記締め付けネジ(14,15)は、それぞれ、その外径が前記貫通孔の内径よりも小さい、バイス。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のバイス(1)であって、
a)前記ガイドバー(12,13)は、それぞれ、前記クランプジョー保持部(2,3)の頭部を把持して前記クランプジョー保持部(2,3)の上向きの移動を防止する水平肢部(20,21)を有し、および/または
b)前記ガイドバー(12,13)は、それぞれ、前記クランプジョー保持部(2,3)の横方向の移動を防止するために前記クランプジョー保持部(2,3)を横方向外側から把持する垂直肢部(16、17)を有し、および/または
c)前記ガイドバー(12,13)は、それぞれ、断面が実質的にL字型であり、および/または
d)前記ガイドバー(12,13)は、それぞれ、前記バイス(1)の全長にわたって延在する、バイス。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のバイス(1)であって、
a)前記ガイドバー(12,13)は、前記下部(5)と合わせて、長手方向の溝部を形成し、
b)前記移動可能なクランプジョー保持部(3)および/または前記移動不可能に固定されたクランプジョー保持部(2)は、それぞれ、前記長手方向の溝部と係合してさねはぎ接続を形成するさね部(7、8)を横に備える、バイス。
【請求項6】
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のバイス(1)であって、
a)前記バイス(1)は、一方のクランプジョー保持部(3)を前記キャリッジガイド内で直線移動可能とし、他方のクランプジョー保持部(2)を前記下部(5)に移動不可能に留められるように、固定ジョークランプとして構成され、
b)前記移動不可能なクランプジョー保持部(2)は、前記2つのクランプジョー保持部(2,3)が、いずれも前記ガイドバー(12、13)によって垂直方向に保持されることで、締め付け手順の間、均等に屈曲するように、ネジ留めなしで前記ガイドバー(12,13)によってのみ前記下部(5)に垂直方向に固定される、バイス。
【請求項7】
請求項6に記載のバイス(1)であって、
a)固定ジョークランプとして構成される前記バイス(1)は、前記クランプジョー保持部(2,3)を互いに対して位置決めするために、回転可能なスピンドル(9)を備える、
b)前記スピンドル(9)は、スピンドル取り付けにおいて回転可能に取り付けられ、
c)前記スピンドル取り付けは、固定ジョークランプとして構成される前記バイス(1)が、前記スピンドル(9)を取り付けるための独立した回転ベアリングを持たず、および/または前記スピンドル(9)の軸方向固定のための独立した軸方向固定要素を持たないように、前記2つのクランプジョー保持部(2,3)の前記スピンドル(9)のネジ係合(22,23)によってのみ行われる、バイス。
【請求項8】
請求項7に記載のバイス(1)であって、
a)前記移動不可能なクランプジョー保持部(2)は、さねはぎ接続(4)によって前記下部(5)に軸方向に固定され、および
b)前記さねはぎ接続(4)のさね部および溝部は、前記締め付け方向に対して横向きである、バイス。
【請求項9】
請求項7〜8のいずれか1項に記載のバイス(1)であって、
a)前記2つのクランプジョー保持部(2,3)の前記スピンドル(9)の前記ネジ係合(22,23)は、方向性が逆であり、前記スピンドル(9)の一回転方向への回転により前記クランプジョー保持部(2,3)が引き合わされ、前記スピンドル(9)の反対の回転方向への回転により前記2つのクランプジョー保持部(2,3)が引き離され、および/または
b)前記スピンドル(9)は、前記移動不可能なクランプジョー保持部(2)による前記ネジ係合(23)において、右巻きネジを有し、前記移動可能なクランプジョー保持部(3)による前記ネジ係合(22)において、左巻きネジを有する、バイス。
【請求項10】
請求項6〜9のいずれか1項に記載のバイス(1)であって、
a)前記移動不可能なクランプジョー保持部(2)は、前記移動不可能なクランプジョー保持部(2)を移動不可能に固定するために、前記ガイドバー(12,13)の間に圧入により横方向に締め付けられ、
b)前記移動可能なクランプジョー保持部(3)は、前記移動可能なクランプジョー保持部(3)を移動可能とするために、前記ガイドバー(12,13)の間にすきまばめにより横方向に締め付けられる、バイス。
【請求項11】
請求項1〜5のいずれか1項に記載のバイス(1)であって、
a)前記バイス(1)は、前記2つのクランプジョー保持部(2,3)を移動可能とするために、セルフセンタリングクランプとして構成され、
b)前記バイス(1)は、前記クランプジョー保持部(2,3)を互いに対して位置決めするために、回転可能なスピンドル(9)を備え、
c)前記スピンドル(9)は、スピンドル取り付けにおいて回転可能に取り付けられ、
d)前記スピンドル取り付けは、前記バイス(1)において前記スピンドル(9)を軸方向に固定する軸方向固定(10、11)を有する、バイス。
【請求項12】
請求項11に記載のバイス(1)であって、
a)セルフセンタリングクランプとして構成される前記バイス(1)において、前記軸方向固定(10、11)は、前記2つの移動可能なクランプジョー保持部(2,3)の一方の領域においてのみ前記スピンドル(9)の片側と係合し、前記2つのクランプジョー保持部(2,3)の間の中間領域には突出せず、および/または
b)前記2つのクランプジョー保持部(2,3)の間の前記中間領域における前記スピンドル(9)の外表面にはネジがない、バイス。
【請求項13】
請求項11または12に記載のバイス(1)であって、
a)前記スピンドル取り付けの前記軸方向固定(10、11)は、前記スピンドル(9)を軸方向に固定するために、前記バイス(1)の前記下部(5)の下から挿入されてその自由端が前記スピンドル(9)環状の溝部(11)と係合するボルト(10)を含み、および
b)前記ボルト(10)の自由端が、前記スピンドル(9)の回転可能な取り付けのための軸受け胴を形成する、バイス。
【請求項14】
請求項11〜13のいずれか1項に記載のバイス(1)であって、
a)前記スピンドル(9)の前記軸方向固定は、任意に解放またはロック可能であり、
b)前記軸方向固定の解放状態において、前記スピンドル(9)は前記クランプジョー保持部(2,3)とともに軸方向に移動可能であり、
c)前記スピンドル(9)のロック状態において、前記スピンドル(9)は軸方向に固定されている、バイス。
【請求項15】
請求項14に記載のバイス(1)であって、
a)前記スピンドル(9)の軸方向ガイドの解放およびロックのために、回転可能なロックスピンドル(25)が設けられ、および
b)前記ロックスピンドル(25)は前記スピンドル(9)に平行に配置され、および
c)前記ロックスピンドル(25)は前記スピンドル(9)の下に配置され、および
d)前記ロックスピンドル(25)は前記下部(5)に回転可能に取り付けられる、バイス。
【請求項16】
請求項15に記載のバイス(1)であって、
a)前記スピンドル(9)の前記軸方向固定は、前記下部の締め付け要素(10’)に接続され、
b)前記下部の前記軸方向固定の前記ロック状態において、前記締め付け要素(10’)は、前記スピンドル(9)の前記軸方向固定が軸方向に固定されるようにしっかりと締め付けられ、
c)前記下部(5)の前記軸方向固定の前記解放状態において、前記締め付け要素(10’)は、前記軸方向固定が前記スピンドル(9)の軸方向の移動を可能とするように軸方向に移動可能であり、
d)前記ロックスピンドル(25)は、その自由端に向って先が細くなっている円すい形状の端部(27)を有し、
e)前記ロックスピンドル(25)は、その円すい形状の端部(27)が横方向に拡張可能な前記締め付け要素(10’)と係合し、
f)前記締め付け要素(10’)の前記ロック状態において、前記ロックスピンドル(25)の前記円すい形状の端部(27)は、前記締め付け要素(10’)が前記下部(5)にしっかりと締め付けられるように、前記締め付け要素(10’)を横方向に拡張し、および/または
g)前記締め付け要素(10’)の前記解放状態において、前記ロックスピンドル(25)の前記円すい形状の端部(27)は、前記締め付け要素(10’)が前記下部(5)内で軸方向に移動可能となるように、横方向に拡張しない、バイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ワークピースを締め付けるバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
従来技術より、例えば締め付け状態でワークピースを機械加工するためにワークピースを締め付ける機能を果たす、様々な設計のバイスが知られている。
【0003】
図3Aおよび図3Bは、固定ジョークランプとして構成される従来のバイス1の様々な図を示す。バイス1は、2つのクランプジョー保持部2,3を備え、各クランプジョー保持部2,3の上側にクランプジョーをネジ留めすることができる。これ自体は従来技術から知られている。本明細書におけるクランプジョー保持部2は、さねはぎ接続4によって下部5に移動不可能に留められている。つまり、クランプジョー保持部2は、締め付け手順の間、動くことができない。しかしながら、他方のクランプジョー保持部3は、締め付け手順の間、両矢印の方向に移動される。このため、クランプジョー保持部3は、下部5内を両矢印の方向にガイドされる可動キャリッジ6に取り付けられる。キャリッジ6を移動可能にガイドするために、バイスは、実質的にキャリッジ6上に横方向に形成されたさね部7,8からなるキャリッジガイドを備える。さね部7,8は、実質的にU字型の下部5の上方に突き出す肢部にある長手方向の溝部に対応して配置される。本明細書におけるクランプジョー保持部3の移動は、スピンドル9の回転によって引き起こされるものであり、これ自体は従来技術から知られている。
【0004】
図4Aおよび図4Bに、従来のバイス1の別の例示的実施形態を示す。本例示的実施形態は、部分的に図3Aおよび図3Bに示す上記の例示的実施形態に一致し、重複を避けるために、上記の説明を参照し、対応する要素については同様の参照符号を用いる。
【0005】
その特徴は、固定クランプジョー保持部2がネジ留めにより下部5に留められることにある。
【0006】
また、別の特徴として、キャリッジ6が、下部5の横方向さね部7,8なしで移動可能にガイドされることがある。
【0007】
図5Aおよび図5Bに、従来のバイス1の別の例示的実施形態を示す。本例示的実施形態は、部分的に上記の例示的実施形態に一致し、重複を避けるために、上記の説明を参照し、対応する要素については同様の参照符号を用いる。
【0008】
本例示的実施形態の特徴は、スピンドル9がボルト10によって軸方向に固定されており、ボルト10が下部5の縦穴に下から嵌ってスピンドル9の環状の溝部11の内部に上向きに突出し、これによってスピンドル9が軸方向に固定されることにある。
【0009】
また、本例示的実施形態の別の特徴として、さね部7,8がキャリッジ6の下側に隣接して配置され、図3Aおよび図3Bのようにキャリッジ6の中央で縦方向とはなっていないことがある。
【0010】
図6Aおよび図6Bに、従来のバイス1の別の例示的実施形態を示す。本例示的実施形態もまた部分的に上記の例示的実施形態に一致し、重複を避けるために、上記の説明を参照し、対応する要素については同様の参照符号を用いる。
【0011】
本例示的実施形態の特徴は、キャリッジガイドが、キャリッジ6を直線移動可能にガイドするためのガイドバー12,13を備え、このガイドバーがU字型下部5の上方に突き出す肢部に上から締め付けネジ14,15でネジ留めされ、ガイドバー12,13が下部5にキャリッジ6を保持することにある。
【発明の概要】
【0012】
しかしながら、上述した周知のバイス1には、さまざまな欠点がある。特に重要なのは、キャリッジ6のキャリッジガイドには、上下方向の遊びが必ずあるということである。これは、キャリッジ6、ひいてはクランプジョー保持部2,3およびこれに取り付けられるクランプジョーにも、上下方向の遊びがあるということを意味する。このクランプジョーの上下方向の遊びは、ワークピースの締め付けを歪ませることがある。
【0013】
したがって、本発明の目的は、この種のバイスにおけるクランプジョーの望ましくない上下方向の遊びを最小限にすることにある。
【0014】
この目的は、主請求項に記載の本発明のバイスにより実現される。
【0015】
従来技術に合せて、本発明のバイスは、それぞれクランプジョーを取り付け可能な2つのクランプジョー保持部を備え、これ自体は従来技術から知られている。例えば、クランプジョーは、クランプジョー保持部にネジ留め可能である。しかしながら、クランプジョーのクランプジョー保持部への留め方については、本発明はネジ留めに限定されるものではない。
【0016】
また、従来技術に合せて、本発明のバイスは固定された下部を備える。
【0017】
また、従来技術に合せて、本発明のバイスは、少なくとも1つのクランプジョー保持部を移動可能にガイドするためにキャリッジガイドを備える。
【0018】
本明細書において、本発明のバイスは、任意でセルフセンタリングクランプまたは固定ジョークランプとして構成することができることを述べておく。固定ジョークランプでは、2つのクランプジョー保持部の一方が移動不可能に配置され、他方のクランプジョー保持部がワークピースを締め付けるために移動可能となる。しかしながら、セルフセンタリングクランプでは、いずれのクランプジョー保持部も直線移動可能であり、反対方向に移動される。
【0019】
従来技術に合せて、本発明のバイスでは、キャリッジガイドは少なくとも下部に留められた2つのガイドバーを有する。
【0020】
しかしながら、図6Aおよび図6Bによれば、周知の例示的実施形態とは対照的に、本発明のバイスのガイドバーは、下部の上側には留められず、バイスの下部の横に留められる。以下に詳細を説明するように、これによってクランプジョー保持部の垂直な高さ方向の遊びをほぼゼロまで低減することができるため、好都合である。
【0021】
本発明の好適な例示的実施形態において、ガイドバーは、それぞれ、少なくとも1つの締め付けネジによって下部の横にネジ留めされ、ガイドバーの締め付けネジは、それぞれ、水平方向を向いてもよい。したがって、本発明のバイスは、ガイドバーを留める締め付けネジの向きにおいて従来技術と異なっている。
【0022】
本明細書において、予め取り付けられた状態では、ガイドバーの下側が下部に接することがないことを述べておく。本明細書において、予め取り付けられた状態とは、ガイドバーの留め具がまだ締まっていない状態である。むしろ、ガイドバーの下側と下部の上側の間に間隙(例:10mm〜10mm)が残っており、これにより、予め取り付けられた状態で、キャリッジガイドの高さ方向の遊びを、特にゼロまで低減するために、ガイドバーを下部に対して垂直方向に位置決めすることが可能となる。よって、前組立の点では、最初、ガイドバーは緩く取り付けられる。その後、ガイドバーは、キャリッジの上下方向の遊びがほぼゼロに低減されるまで下向きに押される。続いて、ガイドバーが例えば締め付けネジを締めることによって下部に留められる。これにより、好都合に、キャリッジの高さ方向の遊び、ひいてはクランプジョーの不要な高さ方向の遊びを、製造上の誤差とは別にほぼゼロにまで減らすことが可能となる。
【0023】
ガイドバーを締め付けネジで下部に取り付ける本発明の好適な例示的実施形態において、好ましくは、予め取り付けられた状態では、締め付けネジは、ガイドバーの締め付けネジに対して上下方向の遊びを可能とする。これは、不要な高さ方向の遊びを減らすため、締め付けネジを締める前に、まだガイドバーを垂直方向に位置決めすることができることを意味する。
【0024】
このため、ガイドバーは、好ましくは、その内部に締め付けネジをガイド可能とするための、水平方向に設けられた貫通孔を含む。ここでは、ガイドバーの貫通孔の内径が締め付けネジの外径よりも大きいと好都合である。したがって、このように、締め付けネジを挿入した後、不要な高さ方向の遊びを低減するために、締め付けネジを締める前にガイドバーをまだ垂直方向に位置決めすることができる可能性が存在する。
【0025】
本発明の好適な例示的実施形態において、ガイドバーは、それぞれ、クランプジョー保持部の上向きの移動を防止するために、クランプジョー保持部を上から把持する水平肢部を有する。加えて、ガイドバーは、好ましくは、クランプジョー保持部の横方向の移動を防止するために、クランプジョー保持部を横方向外側から把持する垂直肢部も有する。よって、ガイドバーは、好ましくは、その断面が実質的にL字型である。
【0026】
本明細書において、ガイドバーがバイスの全長にわたって延在してもよいことを述べておく。しかしながら、代替的に、複数のガイドバーバイスの長さに沿って一列に配置される可能性も存在する。
【0027】
本発明の好適な例示的実施形態において、ガイドバーは、下部と合わせて、クランプジョー保持部の横に形成されたさね部が係合する長手方向の溝部を形成する。よって、本発明のバイスにおいて、キャリッジガイドは、好ましくは、固定された下部および固定されたガイドバーに対するキャリッジおよび移動可能なクランプジョー保持部の移動を可能とするさねはぎ接続を有する。
【0028】
固定ジョークランプとしての本発明のバイスの構成において、移動可能なクランプジョー保持部の移動は、好ましくは、回転可能なスピンドルによって行われ、これ自体は従来技術から知られている。本明細書における回転可能なスピンドルは、スピンドル取り付けにおいて回転可能に取り付けられ、これもまた従来技術から知られている。しかしながら、好ましくは、このスピンドル取り付けは、2つのクランプジョー保持部におけるスピンドルのネジ係合によってのみ行われる。よって、本発明の固定ジョークランプは、好ましくは、スピンドルを取り付けるための独立した回転ベアリングを持たない。加えて、本発明の固定ジョークランプは、好ましくは、スピンドルの軸方向の固定のための独立した軸方向固定部を有しない。
【0029】
移動不可能なクランプジョー保持部の下部への留めつけは、図3Aおよび図3Bにかかる周知の例示的実施形態のように、本発明の固定ジョークランプにおいて例えば締め付け方向に対して横向きであるさねはぎ接続によって行われてもよい。しかしながら、代替的に、移動不可能なクランプジョー保持部が下部にネジ留めされる可能性も存在する。また、本発明の文脈において、移動不可能なクランプジョー保持部を下部に留めるためのその他の留め方も可能である。
【0030】
本発明の固定ジョークランプにおいて、2つのクランプジョー保持部のスピンドルのネジ係合は反対方向であり、スピンドルの一回転方向への回転によりクランプジョー保持部が引き合わされ、スピンドルの反対の回転方向への回転により2つのクランプジョー保持部が引き離される。本発明の好適な例示的実施形態において、スピンドルは、移動不可能なクランプジョー保持部とのネジ係合において右巻きネジを有し、移動可能なクランプジョー保持部とのネジ係合において左巻きネジを有する。
【0031】
本発明にかかる固定ジョークランプにおいて、移動不可能なクランプジョー保持部は、好ましくは、移動不可能なクランプジョー保持部を移動不可能に固定するために、ガイドバーの間に圧入により横方向に締め付けられる。しかしながら、移動可能なクランプジョー保持部は、好ましくは、移動可能なクランプジョー保持部を移動可能とするために、ガイドバーの間にすきまばめにより横方向に締め付けられる。
【0032】
しかしながら、代替的に、本発明の文脈において、バイスがセルフセンタリングクランプとして構成され、クランプジョー保持部のいずれもが移動可能である可能性も存在する。また、本明細書では、クランプジョー保持部の移動は、好ましくは、スピンドル取り付けで回転可能に取り付ける回転可能なスピンドルによって行われる。しかしながら、本明細書では、好ましくは、スピンドルを軸方向にバイスに固定する軸方向固定部が設けられる。
【0033】
本発明の好適な例示的実施形態において、セルフセンタリングクランプとして構成されるバイスにおいて、軸方向固定部は、2つの移動可能なクランプジョー保持部の一方の領域においてのみスピンドルの片側と係合し、2つのクランプジョー保持部の間の中間領域には突出しない。これが有利であるのは、そうでない場合には、2つのクランプジョー保持部の間の中間領域における配置において、軸方向固定部により中間領域に亀裂が生じて、そこに破片が蓄積されるおそれがあるためである。この理由により、2つのクランプジョー保持部の間の中間領域にネジのない滑らかな外表面を有しても好都合である。
【0034】
スピンドル取り付けの軸方向の固定は、図5Aおよび図5Bに示す周知の例示的実施形態のように、例えば、スピンドルを軸方向に固定するために、バイスの下部に下から挿入されてその自由端がスピンドルの環状の溝部と係合するボルトによって行われてもよい。
【0035】
ここでは、ボルトが、スピンドルの軸方向の固定だけでなく、スピンドルの回転可能な取り付けのためのベアリングシェルを形成する可能性も存在する。
【図面の簡単な説明】
【0036】
本発明のその他の利点は、従属請求項によって特徴づけられ、または図面に基づく本発明の好適な例示的実施形態の説明と合わせて以下に説明する。
【0037】
図1A図1Aは、本発明のバイスの第1の例示的実施形態の、締め付け方向に対して直角な図1Cの断面線B−Bにおける断面図である。
図1B図1Bは、図1Aのバイスの斜視図である。
図1C図1Cは、図1Aおよび図1Bのバイスの、図1Dの断面線A−Aにおける縦断面である。
図1D図1Dは、図1A図1Cのバイスの平面図である。
図2A図2Aは、本発明のバイスの別の例示的実施形態の、締め付け方向に直角な方向における断面図である。
図2B図2Bは、図2Aのバイスの斜視図である。
図2C図2Cは、図2Aおよび図2Bのバイスの、図2Dの断面線A−Aにおける縦断面である。
図2D図2Dは、図2A図2Cのバイスの平面図である。
図3A図3Aは、従来のバイスの断面図である。
図3B図3Bは、図3Aの従来のバイスの斜視図である。
図4A図4Aは、従来のバイスの別の例示的実施形態の断面図である。
図4B図4Bは、図4Aの従来のバイスの斜視図である。
図5A図5Aは、周知のバイスの別の従来の例示的実施形態の断面図である。
図5B図5Bは、図5Aのバイスの斜視図である。
図6A図6Aは、周知のバイスのさらに別の従来の例示的実施形態の断面図である。
図6B図6Bは、図6Aのバイスの斜視図である。
図7A-7E】図7A図7Eは、本発明のバイスのさらに別の例示的実施形態の様々な図である。
【発明を実施するための形態】
【0038】
図1A図1Dに、前段で説明した図3A図6Bに示す従来のバイス1に部分的に一致する、本発明のバイス1の第1の例示的実施形態の様々な図を示す。重複を避けるために、上記の従来のバイス1の説明を参照し、対応する要素については同様の参照符号を用いる。
【0039】
本例示的実施形態において、本発明のバイス1は、セルフセンタリングクランプとして構成される。これは、クランプジョー保持部2,3の両方が両矢印の方向に移動可能であることを意味する。
【0040】
本例示的実施形態の特徴は、2つのクランプジョー保持部2,3を移動可能にガイドするためのキャリッジガイドにある。このため、キャリッジガイドは、締め付けネジ14,15によって下部5の横にネジ留めされた、実質的にL字形の2つのガイドバー12,13を備える。このため、2つのガイドバー12,13は、それぞれ垂直肢部16,17を有し、これら2つの垂直肢部16,17は、それぞれ、2つの締め付けネジ14,15が貫通する貫通孔を有する。本明細書では、2つの垂直肢部16,17の2つの貫通孔の内径が2つの締め付けネジ14,15の外径よりも大きいことが重要である。これにより、2つのクランプジョー保持部2,3の不要な高さの遊びをほぼゼロにまで減らすために、ガイドバー12,13の高さを、予め取り付けられた状態で、すなわち2つの締め付けネジ14,15を留める前に、調整することができるという利点がある。
【0041】
これに関して、2つのガイドバー12,13の垂直肢部16,17は、その下側18が直接的に下部5の横方向に突出する肢部の上側19に接しているわけではないことを述べておく。むしろ、ガイドバー12,13が予め取り付けられた状態で高さ調整することができるように、まず下部5の上側19と、次に垂直肢部16,17の下側18との間には、空隙が残っている。
【0042】
したがって、取り付けの際、ガイドバー12,13は、緩く取り付けられ、締め付けネジ14,15も緩く留められている。その後、ガイドバー12,13は、これ以上クランプジョー保持部2,3の高さに遊びがなくなるまで下方向に押される。そして、この状態で、クランプジョー保持部2,3の高さにほとんど遊びがない高さ位置にガイドバー12,13が固定されるように、しっかりと締め付けネジ14,15が締められる。
【0043】
また、実質的にL字型のガイドバー12,13は、クランプジョー保持部2,3の横方向に突出したさね部7,8の上部を把持する水平肢部20,21をそれぞれ有していることを述べておく。
【0044】
また、図1Cの縦断面より、スピンドル9は、それぞれクランプジョー保持部2,3とのネジ係合22または23にあるクランプジョー保持部2,3内に配置され、2つのネジ係合22,23が反対方向であることが明らかである。
【0045】
また、スピンドル9を軸方向に固定するために、バイス1が軸方向固定部を備えることを述べておく。この軸方向固定部は、実質的にボルト10からなり、このボルトは下部5内に下から挿入されて、その自由端がスピンドル9の環状の溝部11と係合し、これによりスピンドル9が軸方向に固定される。本明細書において、ボルト10は、バイス1内のクランプジョー保持部2の領域の片側に配置され、2つのクランプジョー保持部の間の中間領域までは延びない。これが有利であるのは、そうでない場合には、軸方向固定部により2つのクランプジョー保持部の間の中間領域に亀裂が生じて、汚れが入り込みやすくなるためである。この理由により、スピンドル9は、2つのクランプジョー保持部2,3の間の中間領域にネジのない滑らかな外表面を有することになる。
【0046】
図2A図2Dに、本発明のバイス1の第2の例示的実施形態を示す。本例示的実施形態は、部分的に上記のバイス1に一致し、重複を避けるために、上記の説明を参照し、対応する要素については同様の参照符号を用いる。
【0047】
本例示的実施形態において、バイス1は、固定ジョークランプとして構成される。これは、クランプジョー保持部2が、下部5に移動不可能に留められており、締め付け手順の間、動くことができないことを意味する。このため、クランプジョー保持部2は、さねはぎ接続4によって下部5に接続されている。
【0048】
しかしながら、もう一方のクランプジョー保持部3は、スピンドル9の回転によって両矢印の方向に移動可能である。
【0049】
この図2A図2Dに示す固定ジョークランプに関連して、ガイドバー12,13は、2つのクランプジョー保持部2,3を固有の許容誤差で横方向外側からそれぞれ把持することを、さらに述べておく。移動不可能なクランプジョー保持部2の場合、この許容誤差は、ガイドバー12,13が移動不可能なクランプジョー保持部2を圧入により締め付けて、移動不可能なクランプジョー保持部2が固定されるような範囲となる。しかしながら、移動可能なクランプジョー保持部3の場合、この許容誤差は、ガイドバー12,13が移動可能なクランプジョー保持部3をすきまばめにより把持して、移動可能なクランプジョー3がガイドバー12,13によってしっかりと締め付けられず移動可能となるような範囲となる。
【0050】
また、2つの本発明のバイス1に関して、取り付け状態では、締め付けネジ14,15がカバー24の後ろに隠れていることも注目に値する。
【0051】
また、2つの本発明のバイス1のさらなる利点は、全表面に平面研削および熱処理を行えるようになっていることである。これとは逆に、例えば、図3Aおよび図5Aのキャリッジガイドの長手方向の溝部は、その後の材料加工がやっと行えるようなものである。
【0052】
また、2つの本発明のバイス1において、2つのクランプジョー保持部2,3はガイドバーによってのみ垂直方向に押し下げられることも述べておく。これに対して、図3A図3B図4A図4Bに示す従来技術の移動不可能なクランプジョー保持部2は、しっかりと下部5にねじ込まれており、移動可能なクランプジョー保持部3はキャリッジガイドにより垂直方向に保持されている。従来技術では、この結果として、締め付け手順の間は、移動不可能なクランプジョー保持部2は移動可能なクランプジョー保持部3とは異なる曲がり方をし、ワークピースはわずかに歪んで締め付ける。しかしながら、本発明のバイス1においては、クランプジョー保持部2,3はいずれもガイドバー12,13によって垂直方向に保持され、したがって締め付け手順の間、均等に屈曲する。このように2つのクランプジョー保持部2,3が均等に屈曲することは、これによってワークピースがまっすぐに締め付けられるため、有利である。
【0053】
図7A図7Eに、本発明のバイス1のさらに別の例示的実施形態の各図を示す。本例示的実施形態は、部分的に図1A図1Dの例示的実施形態に一致する。したがって、重複を避けるために、上記の説明を参照し、対応する要素については同様の参照符号を用いる。
【0054】
本例示的実施形態の特徴は、バイス1は、長形のワークピース(例:レール、プロファイル)が締め付け対象のワークピースの長さ方向に互いに隣接して配置される複数のバイスによって締め付けられる場合に起こる可能性がある、機械的に過剰に固くなることを回避することにある。締め付け対象の長形のワークピースは、通常、横方向の偏差を有する。隣接して配置されるバイスが正確に一列に並ぶ場合には、システム全体が機械的に過剰に固くなるために、締め付け対象のワークピースの横方向の偏差により機械的張力が生じる。
【0055】
このような張力を防ぐ別の周知の可能性としては、締め付け手順の前に個々のバイスを台から外し、その後締め付け対象のワークピースに対して揃えることがある。
【0056】
このような張力を防ぐ周知の可能性として、締め付け対象のワークピースに対してバイスを揃えることができる移動装置にバイスを配置することがある。しかしながら、構造全体の高さと重量が増える結果になる。
【0057】
本変形例において、本発明のバイス1は、長形のワークピース(例:レール)の締め付けの際にもこのような張力を防ぐことを可能とする。したがって、バイス1は、スピンドル9を軸方向に固定するボルト10の代わりに、締め付け要素10’を備える。締め付け要素10’は、締め付け要素10’がスピンドル9を軸方向に固定できるように、その上側がスピンドル9の環状の溝部11の内部で係合する。
【0058】
締め付け要素10’は、特定の軸方向に遊びをもって下部5に配置されている。すなわち、締め付け要素10’は、軸方向の遊びに従って下部5を軸方向に移動可能である。
【0059】
また、締め付け要素10’は、その内部にロックスピンドル25がガイドされる軸方向の穴を備える。締め付け要素10’の軸方向の穴は、ロックスピンドル25の外表面で外ネジとネジ係合26状態にある内ネジを有する。よって、ロックスピンドル25の回転は、締め付け要素10’を対応する軸方向に移動させることになる。
【0060】
締め付け要素10’は、締め付け要素10’を下部5にしっかりと締め付けるために、ロックスピンドル25によって、図7Eではそれぞれ上向きおよび下向きである横方向に拡張可能な2つのアーム10.1,10.2を備える。このため、ロックスピンドル25は、その自由端に向って先が細くなっている円すい形状の端部27を備える。
【0061】
ロックスピンドル25がその円すい形状の端部27で締め付け要素10’にネジ留めされている場合、円すい形状の端部27は、締め付け要素10’が下部5にしっかりと締め付けられるように、締め付け要素10’の2つのアーム10.1,10.2を横方向に離れる方向に押す。その後、軸方向に固定される締め付け要素10’も、軸方向にスピンドル9を固定する。
【0062】
しかしながら、ロックスピンドル25が締め付け要素10’から外れている場合、締め付けが解放されて締め付け要素10’はその軸方向の遊び内で軸方向に移動可能な状態に戻る。これにより、スピンドル9も軸方向に移動可能な状態に戻る。
【0063】
締め付け手順において、最初に、長形のワークピース(例:レール)が解放されたバイス1内に配置される。ここでは、締め付け要素10’の軸方向固定部は解放されている。その後、各バイス1のスピンドル9を回転させることによりワークピースを締め付けるが、ここではスピンドル9の軸方向固定部はまだ解放されている。最後に、スピンドル9の軸方向固定部がロックされ、ワークピースが、機械的に過剰に固くなることなくしっかりと締め付ける。
【0064】
本発明は、以上説明した好適な例示的実施形態に限定されるものではない。むしろ、同じく発明思想を利用した、したがって保護の範囲に含まれる、複数の変形例および変化形態が可能である。特に、本発明は、その従属先の請求項とは独立して、特に独立請求項の特徴が無くとも、従属請求項の主題および特徴の保護を主張するものである。例えば、図7A図7Eにかかる例示的実施形態も、本発明の他の様態とは関係なく、すなわち、ガイドバーを備えるキャリッジガイドの設計構成とは別に、保護を享受するものである。
【符号の説明】
【0065】
1:バイス
2,3:クランプジョー保持部
4:さねはぎ接続
5:下部
6:キャリッジ
7,8:キャリッジまたはクランプジョー保持部のさね部
9:スピンドル
10:スピンドルの軸方向固定用ボルト
10’:締め付け要素
10.1:締め付け要素のアーム
10.2:締め付け要素のアーム
11:スピンドルの環状溝部
12,13:ガイドバー
14,15:ガイドバーの締め付けネジ
16,17:ガイドバーの垂直肢部
18:ガイドバーの垂直肢部の下側
19:下部の水平肢部の上側
20,21:ガイドバーの水平肢部
22,23:スピンドルとキャリッジの間のネジ係合
24:カバー
25:ロックスピンドル
26:ロックスピンドルと締め付け要素の間のネジ係合
27:円すい形状の端部
図1A
図1B
図1C
図1D
図2A
図2B
図2C
図2D
図3A
図3B
図4A
図4B
図5A
図5B
図6A
図6B
図7A
図7B
図7C
図7D
図7E