【文献】
確率変動,Wikipedia,2018年 1月23日,[online], 2018年12月4日検索,URL,https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A2%BA%E7%8E%87%E5%A4%89%E5%8B%95
【文献】
ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル 〜after school ACTIVITY〜,月刊アミューズメント・ジャーナル,日本,(株)アミューズメント・ジャーナル,2016年12月28日,第17巻第1号,第38頁
【文献】
アシスト/パチスロ用語の一覧,Wikipedia,2017年 1月29日,[online], 2018年11月28日検索,URL,https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%81%E3%82%B9%E3%83%AD%E7%94%A8%E8%AA%9E%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%A6%A7
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、前記従来のガチャでは、ユーザがガチャ要求を行うといずれかのゲーム媒体が選択され、その選択されたゲーム媒体がユーザに付与されるにすぎなかった。そのため、従来のガチャは面白みに欠け、ユーザがガチャに対する興味を失ってしまうおそれがあった。
【0006】
本発明の目的は、興趣のあるガチャを実行することのできるコンピュータプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1の発明は、
コンピュータ装置を、
ユーザによって媒体抽選が要求されたことを契機として前記媒体抽選を実行して、それぞれ異なるパラメータを備える複数種類のゲーム媒体が記憶された抽選リストから少なくとも2つの前記ゲーム媒体を選択する抽選実行手段、
前記媒体抽選によって選択された前記少なくとも2つの前記ゲーム媒体(以下、「選択媒体群」という。)がいずれの前記ゲーム媒体であるかを伏せた状態で、前記選択媒体群に関する一部の情報を表示部に表示させる表示手段、
前記媒体抽選が要求されるたびに、前記選択媒体群のうち前記パラメータが最も高い前記ゲーム媒体がいずれであるか、あるいは、前記選択媒体群のうち前記ユーザの識別情報に関連づけられていない前記ゲーム媒体がいずれであるかについて前記ユーザに報知を行うか否かの報知抽選を行う報知抽選手段、
前記報知抽選に当選した場合に、前記ユーザに対して前記報知を行うアシスト手段、および
前記選択媒体群のうちのいずれかから前記ユーザによって選択された前記ゲーム媒体に関する情報と前記ユーザの識別情報とを関連づける付与手段、
として機能させるコンピュータプログラムである。
【0008】
第2の発明は、
コンピュータ装置を、
ユーザによって媒体抽選が要求されたことを契機として前記媒体抽選を実行して、それぞれ異なるパラメータを備える複数種類のゲーム媒体が記憶された抽選リストから少なくとも2つの前記ゲーム媒体を選択する抽選実行手段、
前記媒体抽選によって選択された前記少なくとも2つの前記ゲーム媒体(以下、「選択媒体群」という。)がいずれの前記ゲーム媒体であるかを伏せた状態で、前記選択媒体群に関する一部の情報を表示部に表示させる表示手段、
所定の条件が満たされた場合に、前記選択媒体群のうち前記パラメータが最も高い前記ゲーム媒体がいずれであるか、あるいは、前記選択媒体群のうち前記ユーザの識別情報に関連づけられていない前記ゲーム媒体がいずれであるかについて前記ユーザに報知を行うか否かの報知抽選を行う報知抽選手段、
一度前記報知抽選に当選した場合には、所定の終了条件が成立するまで、前記媒体抽選が要求されるたびに前記ユーザに対して前記報知を行うアシスト手段、および
前記選択媒体群のうちのいずれかから前記ユーザによって選択された前記ゲーム媒体に関する情報と前記ユーザの識別情報とを関連づける付与手段、
として機能させるコンピュータプログラムである。
【0009】
また、第2の発明において、
前記終了条件は、前記報知抽選に当選したのちに前記ユーザによって前記媒体抽選の要求がなされるたびに前記報知抽選の当選を解除するための転落抽選がなされて前記転落抽選に当選すること、所定の日時となること、前記媒体抽選によって所定の前記パラメータを備えた前記ゲーム媒体が選択されること、および、前記報知が所定回数行われること、のいずれかであってもよい。
【0010】
第3の発明は、
コンピュータ装置を、
ユーザによって媒体抽選が要求されたことを契機として前記媒体抽選を実行して、それぞれ異なるパラメータを備える複数種類のゲーム媒体が記憶された抽選リストから少なくとも2つの前記ゲーム媒体を選択する抽選実行手段、
前記複数種類のゲーム媒体のうちいずれかの前記ゲーム媒体について前記ユーザからの指定を受けつける指定受付手段、
前記媒体抽選によって選択された前記少なくとも2つの前記ゲーム媒体(以下、「選択媒体群」という。)がいずれの前記ゲーム媒体であるかを伏せた状態で、前記選択媒体群に関する一部の情報を表示部に表示させる表示手段、
前記媒体抽選が実行された結果、前記選択媒体群に前記ユーザが指定した前記ゲーム媒体が含まれている場合に、前記選択媒体群のうち前記ユーザが指定した前記ゲーム媒体がいずれであるかについて前記ユーザに報知を行うか否かの報知抽選を行う報知抽選手段、
前記報知抽選に当選した場合に、前記ユーザに対して前記報知を行うアシスト手段、および
前記選択媒体群のうちのいずれかから前記ユーザによって選択された前記ゲーム媒体に関する情報と前記ユーザの識別情報とを関連づける付与手段、
として機能させるコンピュータプログラムである。
【0011】
また、第1〜第3の発明において、
前記報知抽選の当選確率は、前記ユーザによって前記媒体抽選が要求されるたびに上昇してもよい。
【0012】
また、第1〜第3の発明において、
前記報知抽選の当選確率を決定するためのモードが用意されており、
前記報知抽選手段は、前記ユーザによって前記媒体抽選が要求されるたびに前記モードを抽選してもよい。
【0013】
第4の発明は、
第1〜第3の発明のコンピュータプログラムを記憶する記憶部と、前記コンピュータプログラムを実行する制御部と、を備える、
サーバ装置である。
【0014】
第5の発明は、
ユーザの操作を受けつける操作部と表示部とを備えるゲーム装置と、前記ゲーム装置と通信ネットワークを介して接続されるサーバ装置と、を備えるゲームシステムであって、
前記ゲーム装置は、
前記ユーザの操作に基づいて、それぞれ異なるパラメータを備える複数種類のゲーム媒体が記憶された抽選リストから選択された前記ゲーム媒体に関する情報と前記ユーザの識別情報とを関連づけるための媒体抽選を要求する抽選要求手段、
を備え、
前記サーバ装置は、
前記ユーザによって前記媒体抽選が要求されたことを契機として前記媒体抽選を実行して、前記抽選リストから少なくとも2つの前記ゲーム媒体を選択する抽選実行手段、
前記媒体抽選によって選択された前記少なくとも2つの前記ゲーム媒体(以下、「選択媒体群」という。)がいずれの前記ゲーム媒体であるかを伏せた状態で、前記選択媒体群に関する一部の情報を前記表示部に表示させる表示手段、
前記媒体抽選が要求されるたびに、前記選択媒体群のうち前記パラメータが最も高い前記ゲーム媒体がいずれであるか、あるいは、前記選択媒体群のうち前記ユーザの識別情報に関連づけられていない前記ゲーム媒体がいずれであるかについて前記ユーザに報知を行うか否かの報知抽選を行う報知抽選手段、
前記報知抽選に当選した場合に、前記ユーザに対して前記報知を行うアシスト手段、および
前記選択媒体群のうちのいずれかから前記ユーザによって選択された前記ゲーム媒体に関する情報と前記ユーザの識別情報とを関連づける付与手段、
を備える、
ゲームシステムである。
【0015】
第6の発明は、
ユーザの操作を受けつける操作部と表示部とを備えるゲーム装置と、前記ゲーム装置と通信ネットワークを介して接続されるサーバ装置と、を備えるゲームシステムであって、
前記ゲーム装置は、
前記ユーザの操作に基づいて、それぞれ異なるパラメータを備える複数種類のゲーム媒体が記憶された抽選リストから選択された前記ゲーム媒体に関する情報と前記ユーザの識別情報とを関連づけるための媒体抽選を要求する抽選要求手段、
を備え、
前記サーバ装置は、
前記ユーザによって前記媒体抽選が要求されたことを契機として前記媒体抽選を実行して、前記抽選リストから少なくとも2つの前記ゲーム媒体を選択する抽選実行手段、
前記媒体抽選によって選択された前記少なくとも2つの前記ゲーム媒体(以下、「選択媒体群」という。)がいずれの前記ゲーム媒体であるかを伏せた状態で、前記選択媒体群に関する一部の情報を前記表示部に表示させる表示手段、
所定の条件が満たされた場合に、前記選択媒体群のうち前記パラメータが最も高い前記ゲーム媒体がいずれであるか、あるいは、前記選択媒体群のうち前記ユーザの識別情報に関連づけられていない前記ゲーム媒体がいずれであるかについて前記ユーザに報知を行うか否かの報知抽選を行う報知抽選手段、
一度前記報知抽選に当選した場合には、所定の終了条件が成立するまで、前記媒体抽選が要求されるたびに前記ユーザに対して前記報知を行うアシスト手段、および
前記選択媒体群のうちのいずれかから前記ユーザによって選択された前記ゲーム媒体に関する情報と前記ユーザの識別情報とを関連づける付与手段、
を備える、
ゲームシステムである。
【0016】
また、第6の発明において、
前記終了条件は、前記報知抽選に当選したのちに前記ユーザによって前記媒体抽選の要求がなされるたびに前記報知抽選の当選を解除するための転落抽選がなされて前記転落抽選に当選すること、所定の日時となること、前記媒体抽選によって所定の前記パラメータを備えた前記ゲーム媒体が選択されること、および、前記報知が所定回数行われること、のいずれかであってもよい。
【0017】
第7の発明は、
ユーザの操作を受けつける操作部と表示部とを備えるゲーム装置と、前記ゲーム装置と通信ネットワークを介して接続されるサーバ装置と、を備えるゲームシステムであって、
前記ゲーム装置は、
前記ユーザの操作に基づいて、それぞれ異なるパラメータを備える複数種類のゲーム媒体が記憶された抽選リストから選択された前記ゲーム媒体に関する情報と前記ユーザの識別情報とを関連づけるための媒体抽選を要求する抽選要求手段、
前記ユーザの操作に基づいて、前記複数種類のゲーム媒体のうちいずれかの前記ゲーム媒体を指定する指定手段、
を備え、
前記サーバ装置は、
前記ユーザによって前記媒体抽選が要求されたことを契機として前記媒体抽選を実行して、前記抽選リストから少なくとも2つの前記ゲーム媒体を選択する抽選実行手段、
前記媒体抽選によって選択された前記少なくとも2つの前記ゲーム媒体(以下、「選択媒体群」という。)がいずれの前記ゲーム媒体であるかを伏せた状態で、前記選択媒体群に関する一部の情報を前記表示部に表示させる表示手段、
前記媒体抽選が実行された結果、前記選択媒体群に前記ユーザが指定した前記ゲーム媒体が含まれている場合に、前記選択媒体群のうち前記ユーザが指定した前記ゲーム媒体がいずれであるかについて前記ユーザに報知を行うか否かの報知抽選を行う報知抽選手段、
前記報知抽選に当選した場合に、前記ユーザに対して前記報知を行うアシスト手段、および
前記選択媒体群のうちのいずれかから前記ユーザによって選択された前記ゲーム媒体に関する情報と前記ユーザの識別情報とを関連づける付与手段、
を備える、
ゲームシステムである。
【0018】
また、第5〜第7の発明において、
前記報知抽選の当選確率は、前記ユーザによって前記媒体抽選が要求されるたびに上昇してもよい。
【0019】
また、第5〜第7の発明において、
前記報知抽選の当選確率を決定するためのモードが用意されており、
前記報知抽選手段は、前記ユーザによって前記媒体抽選が要求されるたびに前記モードを抽選してもよい。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、興趣のあるガチャを実行することのできるコンピュータプログラムを提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0022】
[実施形態]
本発明の実施形態にかかるゲームシステム1について、
図1〜
図6を参照して説明する。ゲームシステム1は、
図1に示すとおり、サーバ装置2とゲーム装置3とを備える。
【0023】
<ゲームの説明>
サーバ装置2により、ゲーム装置3で実行される下記のゲームが提供される。具体的には、ゲーム装置3では、ユーザがタッチパッド350を介して仮想ゲーム空間上のプレイヤキャラクタを操作して進行する複数のステージ(以下、「クエスト」という。)を備える所定のゲームが実行される。
【0024】
本実施形態において、ゲーム装置3にて実行されるゲームには、ユーザが操作するプレイヤキャラクタが敵キャラクタであるモンスターを討伐するクエストパートがある。例えば、ゲーム中の1つのクエストでは、制限時間内にプレイヤキャラクタがモンスターを討伐すればそのクエストのクリア条件が満たされる。このクエストは、ユーザがタッチパッド350を操作することで進行する。
【0025】
また、このゲームには、前記クエストパートのほか、媒体抽選(以下、「ガチャ」という。)パートがある。このガチャパートでは、複数種類のゲーム媒体のうちからいずれかのゲーム媒体が選択される。
【0026】
具体的には、ガチャパートでは、ユーザがゲームを有利に進めることができるよう、より強力な装備、あるいは、より能力値の高いキャラクタなどのゲーム媒体に関する情報とユーザの識別情報とを関連づけるためのガチャが実行される。
【0027】
このガチャは、ユーザにより抽選要求(ガチャ要求)がなされたことを契機として、各ユーザの識別情報に割り当てられた抽選リスト(ガチャリスト)に基づいて実行される。
【0028】
以下では、ガチャによって選択されたゲーム媒体に関する情報とユーザの識別情報とを関連づけ、ユーザの識別情報が関連づけられたゲーム媒体に関する情報を当該ユーザのゲーム装置3に送信することを、「ゲーム媒体をユーザに付与する」という場合がある。
【0029】
また、本実施形態においてガチャで選択されるゲーム媒体はキャラクタである。また、ユーザに付与されるキャラクタには、それぞれパラメータとしてレアリティ(希少度)が設けられている。本実施形態では、キャラクタに設定されるレアリティとして、ノーマル、レア、激レア、超激レアの4種類が設けられている。各キャラクタには、いずれか1つのレアリティが設定されている。
【0030】
<ハードウェア構成>
図1を参照して、サーバ装置2のハードウェア構成および機能的構成、ならびに前記ゲームが実行されるゲーム装置3のハードウェア構成および機能的構成について説明する。
【0031】
なお、ゲーム装置3には、そのゲーム装置3に対応づけてユーザアカウントが付与される。このユーザアカウントはユーザアカウント情報(ユーザの識別情報)として管理される。
【0032】
ゲーム装置3が通信ネットワーク4を介してサーバ装置2と通信を行う場合には、そのゲーム装置3からユーザの識別情報が送信される。送信されたユーザの識別情報は、サーバ装置2において所定の認証がなされる。これにより、サーバ装置2とゲーム装置3との通信が可能となる。
【0033】
また、ユーザには、ゲームをプレイするにあたってゲームアカウントが付与される。ゲームアカウントは、ゲームアカウント情報として管理される。
【0034】
<サーバ装置2のハードウェア構成>
サーバ装置2は、
図1のとおり、制御部20、記憶部21、およびネットワークインターフェース22を備える。
【0035】
記憶部21およびネットワークインターフェース22は、バス200を介してサーバ装置2の制御部20に接続される。
【0036】
制御部20は、サーバ装置2の動作を制御する。
【0037】
記憶部21は、主にHDD(Hard Disk Drive)、RAM(Random Access Memory)およびROM(Read Only Memory)で構成される。
【0038】
記憶部21には、例えば、ゲーム装置3にてプレイされるゲームを実行するためのゲームプログラムを配信するための配信プログラムおよびデータが記憶される。
【0039】
ネットワークインターフェース22は、サーバ装置2とゲーム装置3との間でデータを送受信するために、通信ネットワーク4に接続される。
【0040】
<サーバ装置2の制御部20の機能的構成>
サーバ装置2の制御部20は、
図1のとおり、本発明のコンピュータプログラムを実行することにより、照合手段201、抽選実行手段202、表示手段203、報知抽選手段204、アシスト手段205、付与手段206、および通信手段207として機能する。
【0041】
<照合手段201の説明>
照合手段201は、ゲーム装置3から送信されるユーザの識別情報を用いて、ユーザアカウントの認証を行う。
【0042】
<抽選実行手段202の説明>
抽選実行手段202は、ユーザの操作に基づいて複数種類のキャラクタのうちからいずれかのキャラクタをユーザに付与するためのガチャ要求が行われた場合に、ガチャを実行する。具体的には、抽選実行手段202は、通信手段204を介してゲーム装置3から後述のガチャ要求情報を受信したことを契機としてガチャを実行する。
【0043】
なお、ユーザがガチャを要求した場合(
図2における「ガチャる!」がタッチされた場合)には、抽選実行手段202は、ユーザによる1回のガチャ要求で2体のキャラクタ(以下、「選択キャラクタ群」という。)を選択する。
【0044】
また、抽選実行手段202は、ガチャの抽選結果を受けて、選択キャラクタ群に関する情報を生成する。この選択キャラクタ群に関する情報は、ユーザの識別情報に関連づけられて、通信手段203を介してゲーム装置3へ送信される。
【0045】
<表示手段203の説明>
表示手段203は、
図3のとおり、選択キャラクタ群がいずれのキャラクタであるかを伏せた状態で選択キャラクタ群に関する一部の情報を液晶画面340に表示させる。
【0046】
具体的には、選択キャラクタ群であるキャラクタ1の情報およびキャラクタ2の情報がサーバ装置2からゲーム装置3へと送信される。しかしながら、ゲーム装置3の液晶画面340においては、キャラクタが表示されたカードが伏せられた状態でユーザに提示される。したがって、ユーザはいずれのキャラクタが選択されたかを特定することができない。本実施形態では、選択キャラクタ群に関する一部の情報のみが表示され、キャラクタ名などは表示されない。
図3では、選択キャラクタ群に関する一部の情報として、2体のキャラクタが選択されていることのみが表示されている。
【0047】
<報知抽選手段204の説明>
報知抽選手段204は、ユーザによってガチャが要求されるたびに、選択キャラクタ群のうちレアリティが最も高いキャラクタがいずれであるかについてユーザに報知を行うか否かの報知抽選を行う。報知抽選の当選確率は、例えば30%とすることもできる。
【0048】
<アシスト手段205の説明>
アシスト手段205は、報知抽選に当選した場合に、ユーザに対して前記報知を行う。具体的には、
図4のとおり、レアリティの高いキャラクタは選択キャラクタ群のうちのいずれのキャラクタであるかが、例えば、「こっちがレアだよ!」の文字および太枠で表示される。なお、本実施形態では、この報知は報知抽選が当選したときのガチャの実行時に行われる。
【0049】
<付与手段206の説明>
付与手段206は、ゲーム装置3から後述の選択情報を受信したのち、選択キャラクタ群のうちユーザによって選択された1体のキャラクタに関する情報とユーザの識別情報とを関連づける。そして、付与手段206は、通信手段207を介してそのキャラクタに関する情報を送信する。これにより、選択キャラクタ群のうちユーザによって選択されたキャラクタがユーザに付与される。
図5では、ユーザは提示されたカード1およびカード2のうち、カード2を選択している。その後、ユーザが選択したキャラクタが液晶画面340に表示される。
【0050】
<通信手段207の説明>
通信手段207は、ゲーム装置3との間で、ユーザの識別情報、ダウンロード要求情報、ゲームプログラム、ゲームアカウント情報、および課金アイテムなどのゲームデータなどを送受信する。
【0051】
また、通信手段207は、ガチャ要求情報をゲーム装置3から受信する。通信手段206が受信したガチャ要求情報は抽選実行手段202へ送信される。
【0052】
また、通信手段207は、ゲーム装置3から後述の選択情報を受信する。選択情報は、付与手段206へ送信される。
【0053】
また、通信手段207は、抽選実行手段202が生成した選択キャラクタ群に関する情報および選択キャラクタ群のうちからユーザが選択したキャラクタに関する情報をゲーム装置3へ送信する。
【0054】
<ゲーム装置3のハードウェア構成>
ゲーム装置3は、
図1のとおり、スピーカ330、液晶画面340、およびタッチパッド350が内蔵される、例えば、スマートフォンなどの端末装置である。このゲーム装置3において、サーバ装置2から配信されたゲームに関するゲームプログラムおよびデータに基づいてゲームが進行する。
【0055】
また、ゲーム装置3は、サーバ装置2との間で、インターネットあるいはLANなどの通信ネットワーク4を介して互いにデータ通信をすることができる。
【0056】
ゲーム装置3は、制御部30、記憶部31、ネットワークインターフェース32、オーディオ処理部33、グラフィック処理部34、および操作部35を備える。
【0057】
記憶部31、ネットワークインターフェース32、オーディオ処理部33、グラフィック処理部34、および操作部35は、バス300を介して、制御部30に接続される。
【0058】
制御部30は、ゲーム装置3の動作を制御する。
【0059】
記憶部31は、主にHDD、RAMおよびROMで構成される。記憶部31には、例えば、ゲームを実行するためのゲームプログラムおよびデータが記憶される。
【0060】
ネットワークインターフェース32は、ゲーム装置3とサーバ装置2との間でデータを送受信するために、通信ネットワーク4に接続される。これにより、ゲーム装置3にゲームプログラムおよびゲームデータがダウンロードされる。
【0061】
オーディオ処理部33は、制御部30の指示に従ってデジタルのゲーム音声を再生および合成する。また、オーディオ処理部33には、スピーカ330が接続される。ゲーム音声は、スピーカ330から出力される。
【0062】
グラフィック処理部34は、制御部30の指示に従って仮想ゲーム空間およびプレイヤキャラクタなどを含むゲーム画像を動画形式で描画する。グラフィック処理部34にて動画形式に描画されたゲーム画像は、ゲーム画面として液晶画面340に表示される。
【0063】
操作部35には、ユーザからの操作信号が入力される。本実施形態において操作部35には、入力位置検出装置であるタッチパッド350を介してユーザからの操作信号が入力される。ユーザはタッチパッド350をタッチすることによって、キャラクタの選択、クエストの選択、あるいは、プレイヤキャラクタの操作等を行う。
【0064】
<ゲーム装置3の制御部30の機能的構成>
ゲーム装置3の制御部30は、
図1のとおり、サーバ装置2からダウンロードされたゲームプログラムを実行することで、ゲーム実行手段301、抽選要求手段302、選択手段303、および通信手段304として機能する。
【0065】
<ゲーム実行手段301の説明>
ゲーム実行手段301は、ユーザによるタッチパッド350の操作に基づいて、クエストパートおよびガチャパートを備えるゲームをゲーム装置3に実行させる。
【0066】
具体的には、ゲーム実行手段301は、ゲームデータに含まれるゲーム空間オブジェクトおよびテクスチャなどのデータを記憶部31から読み出し、二次元または三次元の仮想ゲーム空間を生成する。
【0067】
また、ゲーム実行手段301は、仮想ゲーム空間にプレイヤキャラクタを配置する。そして、ゲーム実行手段301は、ユーザによるタッチパッド350の操作、および、ゲームの進行状況に応じて、仮想ゲーム空間におけるプレイヤキャラクタの行動を制御する。
【0068】
また、ゲーム実行手段301は、仮想ゲーム空間、プレイヤキャラクタ、および仮想操作ボタンをゲーム画面として液晶画面340に表示するための情報を生成する。これらの情報に従って、グラフィック処理部34が液晶画面340上にゲーム画像を描画する。
【0069】
例えば、液晶画面340には、
図2のとおり、画面上部から「ユーザランク」、「宝石数」などが表示される。なお、この宝石は、ユーザが購入することにより、または、ログインボーナスなどにより、ユーザに付与される。
【0070】
<抽選要求手段302の説明>
抽選要求手段302は、ユーザの操作に基づいて宝石を消費してガチャ要求を行う。ガチャ要求が行われると、抽選要求手段302はガチャ要求情報を生成する。このガチャ要求情報は通信手段303を介してサーバ装置2へ送信される。
【0071】
具体的には、10個の宝石が消費されて「ガチャる!」が選択された場合には、通常ガチャ要求情報が生成される。これにより、サーバ装置2にて通常ガチャが実行される。
【0072】
<選択手段303の説明>
選択手段303は、ユーザの操作に基づいて、液晶画面340に表示された選択キャラクタ群から1体のキャラクタを選択する。そして、選択手段303は、ユーザによって選択されたキャラクタの情報である選択情報を生成する。この選択情報は、通信手段304を介してサーバ装置2へ送信される。
【0073】
<通信手段304の説明>
通信手段304は、例えば、サーバ装置2からゲームに関するゲームプログラム、および示唆情報などの情報を受信する。
【0074】
また、通信手段304は、例えば、ユーザの操作に基づいて、ユーザの識別情報、ゲームアカウント情報、新たなゲームデータのダウンロード要求情報、ガチャ要求情報、および選択情報などの情報をサーバ装置3へ送信する。
【0075】
<ガチャ処理の説明>
以下、
図6を参照して、本発明のガチャ処理について説明する。なお、後述の制御手段および処理手順は一例であり、本発明の実施形態はこれらには限られない。処理手順等は、本発明の要旨を変更しない範囲で適宜設計変更が可能である。
【0076】
まず、ゲーム装置3のガチャ要求手段302が、ユーザによるガチャ要求を受けつける(ステップS1)。
【0077】
ついで、サーバ装置2の抽選実行手段202が、ガチャを実行し(ステップS2)、2体のキャラクタを選択する。
【0078】
また、サーバ装置2の報知抽選手段204が、選択キャラクタ群のうちいずれのキャラクタがレアリティが高いキャラクタであるかをユーザに報知するか否かの報知抽選を行う(ステップS3)。
【0079】
ついで、報知抽選手段204が、報知抽選に当選したか否かを判定する(ステップS4)。
【0080】
報知抽選に当選しなかった場合(S4:NO)には、処理は後述のステップS6へ進む。
【0081】
一方、報知抽選に当選した場合(S4:YES)には、アシスト手段205が、選択キャラクタ群のうちいずれのキャラクタがレアリティが高いキャラクタであるかをユーザに報知するための処理を開始する(ステップS5)。
【0082】
ついで、サーバ装置2の表示手段203が、必要な情報をゲーム装置3に送信し、ゲーム装置3の液晶画面340に選択キャラクタ群を表示させる(ステップS6)。ただし、液晶画面340においては、キャラクタ名など、いずれのキャラクタが選択されているかについての情報は伏せられた状態で選択キャラクタ群が表示される。報知抽選に当選している場合には、さらにいずれのキャラクタがレアリティが高いキャラクタであるかが表示される。
【0083】
ついで、ゲーム装置3の選択手段303が、ユーザによるキャラクタの選択を受けつける(ステップS7)。
【0084】
ついで、サーバ装置2の付与手段206が、選択キャラクタ群のうちユーザによって選択されたキャラクタに関する情報とユーザの識別情報とを関連づける。そして、ユーザの識別情報と関連づけられたキャラクタに関する情報はゲーム装置3へ送信される。これにより、ユーザによって選択されたキャラクタがユーザに付与される(ステップS8)。その後、本発明のガチャ処理は終了する。
以上の手順により、本発明のガチャ処理が実行される。
【0085】
以上をまとめると、本実施形態のゲームシステム1は、
ユーザの操作を受けつけるタッチパッド350と液晶画面340とを備えるゲーム装置3と、ゲーム装置3と通信ネットワーク4を介して接続されるサーバ装置2と、を備えるゲームシステム1であって、
ゲーム装置3は、
ユーザの操作に基づいて、それぞれ異なるレアリティを備える複数種類のキャラクタが記憶されたガチャリストから選択されたキャラクタに関する情報とユーザの識別情報とを関連づけるためのガチャを要求する抽選要求手段302、
を備え、
サーバ装置2は、
ユーザによってガチャが要求されたことを契機としてガチャを実行して、ガチャリストから少なくとも2体のキャラクタを選択する抽選実行手段、
ガチャによって選択された少なくとも2体のキャラクタ(以下、「選択キャラクタ群」という。)がいずれのキャラクタであるかを伏せた状態で選択キャラクタ群に関する一部の情報を液晶画面340に表示させる表示手段203、
ガチャが要求されるたびに、選択キャラクタ群のうちレアリティが最も高いキャラクタがいずれであるかについてユーザに報知を行うか否かの報知抽選を行う報知抽選手段203、
報知抽選に当選した場合に、ユーザに対して報知を行うアシスト手段205、および
選択キャラクタ群のうちのいずれかからユーザによって選択されたキャラクタに関する情報とユーザの識別情報とを関連づける付与手段206、
を備える。
【0086】
<発明の効果>
本実施形態のゲームシステムによれば、興趣のあるガチャを実行することができる。
【0087】
[他の実施形態]
前記実施形態においては、表示手段はサーバ装置に設けられている例が記載されているが、本発明はこれには限られない。例えばゲーム装置が表示手段を備えていてもよい。この場合においても、表示手段は、ゲーム装置の液晶画面に選択キャラクタ群に関する一部の情報を表示させればよい。
【0088】
また、前記実施形態では、報知は、報知抽選に当選したときのガチャの実行時に行われる例が記載されているが、本発明はこれには限られない。例えば、報知は、報知抽選に当選したときのガチャ以降のガチャの実行時に行われてもよい。この場合には、つぎのガチャが要求されたときに報知が行われる旨の示唆演出がなされてもよい。これにより、ユーザにつぎのガチャを要求しようという気持ちを起こさせることができる。
【0089】
また、選択キャラクタ群に含まれる2体のキャラクタが重複している場合には、抽選実行手段は、そのうちの1体を再抽選することもできる。
【0090】
前記実施形態においては、レアリティが高いキャラクタのほうが報知される例のみが記載されているが、本発明はこれには限られない。例えば、選択キャラクタ群の2体のキャラクタが同じレアリティの場合は、アシスト手段は、ユーザが所有していないほう(いまだユーザの識別情報と関連づけられていないほう)のキャラクタを報知してもよい。
【0091】
また、選択キャラクタ群に含まれる互いに異なる2体のキャラクタをユーザが両方所有している場合は、アシスト手段は、レアリティが高いほうのキャラクタを報知してもよい。
【0092】
また、選択キャラクタ群に含まれる互いに異なる2体のキャラクタが同じレアリティであって、ユーザが両方を所有している場合は、アシスト手段は、ユーザがキャラクタ同士を合成することによりキャラクタのスキル等が上昇するほうを報知してもよい。すなわち、アシスト手段は、選択されたキャラクタをユーザがキャラクタの合成に使用することによりキャラクタのレベルが上昇する、あるいはキャラクタのスキルが上昇するほうのキャラクタを報知することができる。
【0093】
また、他の例として、ユーザがガチャ要求をするたびに、報知抽選の当選確率が5%ずつ上がってもよい。なお、この当選確率の上昇は、報知抽選に当選するまで継続し、報知が行われた後は当選確率が初期化されてもよい。
【0094】
また、前記とは異なり、選択キャラクタ群に含まれるキャラクタのレアリティが高いほど、報知抽選の当選確率が低くなってもよい。例えば、選択キャラクタ群のうちレアリティが高いキャラクタが超激レアのキャラクタである場合の報知抽選の当選確率は3%、選択キャラクタ群のうちレアリティが高いキャラクタがレアのキャラクタである場合の報知抽選の当選確率は40%とすることができる。
【0095】
また、報知抽選にはモードが設けられており、報知抽選実行手段がモード抽選をガチャ要求のたびに実行してもよい。このモードとして、例えば、報知抽選の当選確率が10%であるモードA、報知抽選の当選確率が30%であるモードB、および報知抽選の当選確率が50%であるモードCを設けることができる。さらに、モードは、ユーザがガチャ要求を行う際の仮想ボタンである「ガチャる!」、あるいは、ガチャ演出の背景画像などで示唆されてもよい。なお、報知抽選実行手段は、モード抽選を、例えば報知抽選と同時に行ってもよく、また、超激レアのキャラクタが選択されたときに行ってもよい。
【0096】
ユーザがキャラクタを特定することのできない状態とは、ユーザがキャラクタおよびレアリティを特定することのできない程度の状態であればよい。例えば、キャラクタのシルエットのみ、属性のみ、レアリティなどの示唆演出のみが表示されることもキャラクタが伏せられた状態である。なお、例えばレアリティの示唆演出としては、キャラクタが表示されたカードが銀色であれば、ノーマルのキャラクタではないことが確定しており、レア、激レア、あるいは超激レアのキャラクタであることの示唆がある。
【0097】
また、前記実施形態においては、ガチャ要求が行われるたびに報知抽選が行われる例が記載されているが、本発明はこれには限られない。例えば、一度報知抽選に当選した場合には、所定の終了条件が成立するまで、それ以降にガチャが要求されるたびに報知が行われてもよい。なお、報知抽選手段が報知抽選を行うか否かの条件は、ユーザが選択キャラクタ群のうちレアリティの低いほうのキャラクタを3回連続して選択した場合などである。
【0098】
また、「所定の終了条件」としては、報知抽選に当選したのちにユーザによってガチャ要求がなされるたびに転落抽選(例えば、転落率が10%)がなされ、転落抽選に当選することとすることができる。また、「所定の終了条件」としては、所定の日時となること、例えば、報知抽選に当選した日の24時になること、あるいは翌日の午前3時になること、などとすることもできる。また、「所定の終了条件」としては、所定のレアリティ(例えば、超激レア)のキャラクタが当選すること、あるいは報知が所定回数行われることとすることもできる。
【0099】
前記実施形態においては、選択キャラクタ群のうち、ユーザが選択したキャラクタではないキャラクタが何であったかが表示されない例が記載されているが、本発明はこれには限られない。すなわち、ユーザによって選択されなかったキャラクタが何であったかがユーザに表示されてもよい。
【0100】
また、報知抽選に当選していないときに、ユーザがレアリティの低いほうのキャラクタを例えば3回連続して選択した場合には、次回以降の報知確率を高くすることもできる。この場合には、ユーザにもう1回ガチャを要求しなければという気持ちを起こさせることができる。
【0101】
また、前記実施形態では、選択キャラクタ群に関する一部の情報が、「2体のキャラクタが選択されていること」である例が記載されているが、選択キャラクタ群のキャラクタのシルエットが表示されてもよい。
【0102】
また、前記実施形態では、選択キャラクタ群は2体のキャラクタである例が記載されているが、本発明はこれには限られない。例えば、抽選実行手段は、選択キャラクタ群を何体のキャラクタとするかについての抽選を行ってもよい。この場合において例えば6体のキャラクタが選択キャラクタ群として選択された場合には、ユーザは6択でキャラクタを選択すればよい。
【0103】
なお、この場合には、6つの仮想ボタンが液晶画面に表示される必要はなく、3つの仮想ボタンが液晶画面に表示され、6通りの押し順によってユーザがキャラクタを選択することができてもよい。さらには、どの押し順がどのキャラクタに関連づけられているかがユーザにはわからないようにしてもよい。
【0104】
また、前記実施形態では、選択キャラクタ群として必ず2体のキャラクタが選択される例が記載されているが、本発明はこれには限られない。例えば、所定の条件が満たされた場合(所定の抽選に当選した場合など)にのみ、選択キャラクタ群として2体のキャラクタが選択されてもよい。さらに、2体のキャラクタのうち1体はあらかじめ定められたキャラクタであって、もう1体のキャラクタのみが抽選によって選択されてもよい。
【0105】
またさらに、抽選実行手段によって2体選択されているように表現されるが、実際は1体しか選択されておらず、ユーザが自力でそのキャラクタを選択したように見せることもできる。
【0106】
前記実施形態では、レアリティが最も高いゲーム媒体が100%の確率で報知される例が記載されているが、本発明はこれには限られない。例えば、いわゆるガセ演出が行われるか否かのガセ演出抽選が行われてもよい。そして、ガセ演出抽選に当選した場合には、アシスト手段が、レアリティの低いキャラクタが選択されるようにユーザを誘導してもよい。
【0107】
また、キャラクタごとに報知抽選の当選確率が異なっていてもよい。この場合には、2体のキャラクタの報知抽選の当選確率の合成確率が選択キャラクタ群の報知抽選の当選確率とすることができる。
【0108】
また、前記実施形態において、選択キャラクタ群のうちレアリティが高いキャラクタが報知される例が記載されているが、本発明はこれには限られない。ユーザがあらかじめ指定したキャラクタが含まれているほうが報知されてもよい。この場合には、ユーザは1体以上のキャラクタを指定することができる。
【0109】
具体的には、例えば、ユーザがキャラクタAを欲する(あるいは欲しない)場合には、事前にユーザがキャラクタAを指定することができればよい。この場合において、抽選実行手段によってキャラクタAおよびキャラクタBが選択され、かつ報知抽選に当選した場合に、キャラクタAのほうが報知されればよい。
【0110】
また、前記に加えて、報知するにあたって、キャラクタのレアリティの高低およびユーザがすでに所有している(ユーザの識別情報と関連づけられている)キャラクタか否かの判定がなされてもよい。この場合において、ユーザが指定したキャラクタが選択キャラクタ群に含まれている場合には、レアリティの高低およびユーザが所有しているか否かにかかわらず、ユーザが指定したキャラクタのほうが優先して報知されればよい。
【0111】
さらには、いずれの情報(レアリティの高低、ユーザが所有しているかキャラクタか否か、ユーザによるキャラクタの指定など)を優先して報知が行われるかをユーザが設定することができてもよい。
【0112】
その他、ユーザが、「火属性のキャラクタがほしい」などのように指定することができてもよい。そして、選択キャラクタ群が2体とも火属性のキャラクタである場合には、アシスト手段が、レアリティが高いほうのキャラクタを報知すればよい。
【0113】
また、パラメータは、前記実施形態におけるレアリティのほか、属性、能力値などであってもよい。
【0114】
また、前記実施形態とは異なり、参照するパラメータに優先順位があってもよい。例えば、能力値、レアリティ、属性の順に優先順位を高くすることができる。この場合において、例えば同じレアリティのキャラクタが抽選実行手段によって選択された場合には、アシスト手段は、能力値の高いキャラクタのほうを報知すればよい。
【0115】
なお、前記実施形態では、ユーザが通常ガチャを選択した場合(ユーザが
図2の「ガチャる!」をタッチした場合)の例が記載されているが、いわゆる10連ガチャに本発明が適用されてもよい。この場合には、例えば20体のキャラクタが選択されて、2体ずつが液晶画面に表示されればよい。
【0116】
そして、報知抽選に当選している場合には、表示される2つのキャラクタのうちレアリティが高いキャラクタがいずれであるかが報知されればよい。また、それとは異なり、20体のキャラクタのうちレアリティが高い順に10体のキャラクタが報知されてもよい。
【0117】
前記実施形態とは異なり、報知抽選および報知のいずれもなされなくてもよい。この場合においても、ユーザは選択キャラクタ群のうちいずれかのキャラクタを自分の判断で選択することができればよい。
【0118】
前記実施形態では、ゲーム媒体はキャラクタであったが、ゲーム媒体は武器あるいは装備などのアイテム、またはガチャを実行するときに消費される宝石などであってもよい。
【0119】
また、前記実施形態では、コンピュータ装置がサーバ装置である例が記載されているが、本発明はこれには限られない。例えば、一のユーザのゲーム装置がサーバ装置として機能してもよい。この場合には、BLUETOOTH(登録商標)で一方のゲーム装置と他方のゲーム装置とが接続されていてもよい。
【0120】
また、前記実施形態においては、ゲーム装置はスマートフォンなどの端末装置である例が記載されているが、本発明は、これには限られない。ゲーム装置は、例えば、ディスプレイおよびコントローラが外部接続される据え置き型のゲーム装置、あるいは、パーソナルコンピュータであってもよい。