(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。ただし、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
【0010】
《広告作成システム1の構成》
まず、
図1を参照して、本実施形態の構成を説明する。
図1は、本実施形態の広告作成システム1の概略構成図である。
【0011】
本実施形態の広告作成システム1は、入力される情報に基づき広告としてのPOPデータを作成するシステムであって、ユーザの操作に応じて、POP候補データ(表示候補)に含まれるPOPデータ構成要素(表示構成要素)を異なる表示態様に変更することができるシステムである。
【0012】
図1に示すように、広告作成システム1は、サーバ(広告作成装置)4と、ユーザ端末であるスマートフォンやタブレット端末等の携帯端末2a、2bと、PC(personal computer)3a、3bと、印刷装置11と、を備えて構成され、各装置が通信ネットワークNを介して通信接続される。以下、携帯端末2a、2bやPC3a、3bを総称してユーザ端末と記すことがある。なお、携帯端末2a、2b及びPC3a、3bがサーバ4と通信接続するものとしたが、これに限られるものではなく、サーバ4によるサービスの提供を受けるユーザの数に応じて複数のユーザ端末が存在し、それらがサーバ4と通信接続する。また、サーバ4は、ユーザ端末としてPOS(Point Of Sales)端末等と通信接続するものとしても良い。
【0013】
サーバ4は、販売促進を目的とする広告としてPOPデータを作成し、作成されたPOPデータを管理する。また、サーバ4は、ユーザ端末からの要求に応じて、POPデータを作成するための情報を入力する入力画面5、作成されたPOP候補データのプレビュー画面6、POP候補データに含まれるPOPデータ構成要素を異なる表示態様に変更する編集画面7等をユーザ端末に配信する。
【0014】
携帯端末2a、2b等のユーザ端末は、サーバ4から送信される各種表示情報を受信して表示し、またユーザの操作入力を受け付けてその操作情報をサーバ4へ送信する。
【0015】
印刷装置11は、電子写真式、インクジェット式等の家庭用又は業務用プリンタであって、入力される印刷指示に応じて、POPデータ等を用紙上にプリントする。
【0016】
通信ネットワークNは、インターネットにより構成されているものとするが、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等を含めても良く、電話回線、専用線、移動体通信網、通信衛星網、CATV(Cable Television)回線等を含めても良い。
【0017】
また、広告作成システム1は、各種ユーザ端末で利用される他のアプリケーションプログラムを実行可能なように構成されていても良い。当該アプリケーションプログラムとしては、例えば、店舗等の日別・月別の売上集計や分析を行う売上管理業務や、固定資産税や個人事業税等の納税処理を行う会計管理業務や、従業員の給与計算の処理を行う給与管理業務や、店舗等の人員シフトの管理と従業員の勤怠管理の処理を行う就業管理業務や、関連事業者や従業員への通達文書の作成・管理を行う文書管理業務等を行うものが挙げられ、これらが実行可能とされていることで、広告作成システム1が経営支援システムとして機能するものとしても良い。
【0018】
《サーバ4の構成》
次いで、サーバ4の内部構成を説明する。
図2に、サーバ4の内部構成を示す。
【0019】
図2に示すように、サーバ4は、CPU(Central Processing Unit)41と、操作入力部42と、RAM(Random Access Memory)43と、サーバ表示部44と、記憶部45と、通信部46と、計時部47と、を備えて構成され、各部がバス48を介して接続されている。
【0020】
CPU41は、記憶部45に記憶されているシステムプログラムを読み出し、RAM43のワークエリアに展開し、当該システムプログラムに従って各部を制御する。また、CPU41は、記憶部45に記憶されている処理プログラムを読み出してワークエリアに展開し、後述するPOPデータ作成処理、POP候補データ編集処理等のサーバ4側の処理を始めとする各種処理を実行し、選択手段、作成手段、表示制御手段及び設定手段として機能する。
【0021】
操作入力部42は、カーソルキー、文字、数字入力キー及び各種機能キー等を備えたキーボードを含む構成とし、ユーザによる各キーの押下入力を受け付けてその操作情報をCPU41に出力する。また、操作入力部42は、マウス等のポインティングデバイスを含み、位置入力を受け付けて操作情報としてCPU41に出力することとしても良い。
【0022】
RAM43は、揮発性のメモリーである。また、RAM43は、実行される各種プログラムやこれら各種プログラムに係るデータ等を格納するワークエリアを有する。
【0023】
サーバ表示部44は、LCD(Liquid Crystal Display)、CRT(Cathode Ray Tube)等で構成され、CPU41からの表示制御信号に従って画面表示を行う。
【0024】
記憶部45は、磁気記録媒体を有するHDD(Hard Disk Drive)等により構成される。記憶部45には、CPU41で実行されるシステムプログラムや処理プログラム、Webサーバプログラム等のアプリケーションプログラム、これらのプログラムの実行に必要なデータ等が記憶されている。処理プログラムには、後述するPOPデータ作成処理、POP候補データ編集処理等のサーバ4側の処理を始めとする各種処理を実行するためのプログラムが含まれる。
これらのプログラムは、コンピュータ読み取り可能なプログラムコードの形態で記憶部45に格納されている。CPU41は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。
【0025】
また、記憶部45は、POPデータ作成処理等に用いられる各種データをあらかじめ記憶する。すなわち、記憶部45は、例えば、POPデータのレイアウト、POPデータに含まれるアイキャッチ、書体、背景、フォント色、テクスチャ、イラスト等のPOPデータ構成要素を記憶する。このようにPOPデータ構成要素は互いに異なるカテゴリに分類されている。また、記憶部45は、ユーザが経営又は所属する店舗又は会社の業種・業態等を含むユーザ情報等を記憶する。記憶部45に記憶されるPOPデータ構成要素は、入力画面5に入力される情報(商品の名称、キャッチコピー及び画像データ)から導き出される単語や配色、ユーザ情報に含まれる業種・業態、計時部47により特定される季節・イベント等と各々対応付けられている。
【0026】
また、記憶部45は、POPデータ作成処理、POP候補データ編集処理等においてユーザにより入力される各種データを記憶する。すなわち、記憶部45は、例えば、入力画面5で入力される画像データ、過去に作成されたPOPデータの作成履歴等を記憶する。
【0027】
通信部46は、モデム、TA(Terminal Adapter)、ルータ、ネットワークカード等により構成される。通信部46は、通信ネットワークN上のユーザ端末等の外部機器と通信接続してデータ送受信を行う。
【0028】
計時部47は、計時回路を内蔵し、現在の時刻及び日付を計時して現在の時刻情報として出力する。
【0029】
《携帯端末2aの構成》
次いで、携帯端末2aを例にとってユーザ端末の内部構成を説明する。
図3に、携帯端末2aの内部構成を示す。
【0030】
図3に示すように、携帯端末2aは、CPU21と、操作入力部22と、RAM23と、端末表示部(表示画面)24と、記憶部25と、通信部26と、計時部27と、を備えて構成され、各部がバス28を介して接続されている。
なお、携帯端末2b及びPC3a、3bも略同様に構成されている。
【0031】
CPU21、操作入力部22、RAM23、端末表示部24、記憶部25、通信部26、計時部27は、それぞれ、サーバ4のCPU41、操作入力部42、RAM43、サーバ表示部44、記憶部45、通信部46、計時部47の構成と略同様であり、異なる部分を主として説明する。
【0032】
CPU21は、記憶部25に記憶されているシステムプログラムを読み出し、RAM23のワークエリアに展開し、当該システムプログラムに従って各部を制御する。また、CPU21は、記憶部25に記憶されている処理プログラムを読み出してワークエリアに展開し、後述するPOPデータ作成処理、POP候補データ編集処理等の携帯端末2a側の処理を始めとする各種処理を実行する。
【0033】
操作入力部22は、押しボタンスイッチや、端末表示部24上に設けられるタッチセンサ等を有して構成され、ユーザの入力操作を受け付けて、操作内容を電気信号に変換してCPU21に出力する。
【0034】
端末表示部24は、LCD、CRT等で構成され、CPU21からの表示制御信号に従って画面表示を行う。また、端末表示部24上には上記タッチセンサが設けられており、タッチパネル方式の操作表示手段を構成する。
【0035】
記憶部25は、磁気記録媒体を有するHDD等により構成される。記憶部25には、CPU21で実行されるシステムプログラムや処理プログラム、Webブラウザ等のアプリケーションプログラム、これらのプログラムの実行に必要なデータ等が記憶されている。当該処理プログラムには、後述するPOPデータ作成処理、POP候補データ編集処理等の携帯端末2a側の処理を始めとする各種処理を実行するためのプログラムが含まれる。
【0036】
通信部26は、通信ネットワークN上のサーバ4等の外部機器と通信を行う。
【0037】
《サーバ4の動作》
本実施形態のサーバ4により行われるPOPデータ作成処理について、
図4〜
図7を参照して説明する。
図4は、POPデータ作成処理の一例を示すフローチャートである。
図5は、端末表示部24に表示される情報入力前の入力画面5を示す図である。
図6は、端末表示部24に表示される情報入力後の入力画面5を示す図である。
図7は、端末表示部24に表示されるプレビュー画面6の一例を示す図である。
【0038】
サーバ4は、ユーザ端末を介してユーザにより入力されたテキストや画像データに基づき、対象の商品又は役務を紹介するPOPデータを作成するPOPデータ作成処理を行うよう構成されている。
【0039】
具体的には、
図4に示すように、サーバ4のCPU41は、ユーザ端末よりPOPデータ作成用のプログラムの実行が要求されたときに、
図5に示す入力画面5を端末表示部24に表示させる(ステップS101)。入力画面5は、POPデータの作成に必要な情報を入力する画面である。当該必要な情報としては、作成するPOPデータにて紹介する対象の商品の名称(商品名)、対象の商品の価格、対象の商品のキャッチコピー及び対象の商品の画像データであり、これらのうち対象の商品の名称及び画像データの少なくとも一方が、本実施形態において対象の商品を特定する特定情報を構成する。したがって、入力画面5には、それらの各情報を入力するための入力欄として、商品名入力欄51、価格入力欄52、キャッチコピー入力欄53及び画像データ入力欄54が設けられている。また、入力画面5には、各入力欄51〜54の他に、紹介する商品をPOPデータに追加する際にユーザにより選択される商品追加ボタン55、情報入力後POPデータを作成する際にユーザにより選択される作成ボタン56、入力画面5の表示を終了する際にユーザにより選択されるキャンセルボタン57、キャッチコピー入力の参考となる情報(例えば、キャッチコピーのサンプルやトレンドワード等)を表示する際にユーザにより選択される参考ボタン58等が設けられている。
【0040】
入力画面5において、ユーザにより商品追加ボタン55が選択されると、入力画面5に商品名入力欄51、価格入力欄52、キャッチコピー入力欄53及び画像データ入力欄54が各一つずつ追加される。ユーザにより、追加された各入力欄51〜54に情報が入力されることで、CPU41は、二種の商品の紹介が含まれたPOPデータを作成することができる。よって、商品追加ボタン55が複数回選択され、各入力欄51〜54に情報が入力されることで、CPU41は、複数種の商品の紹介が含まれたPOPデータを作成することができる。
【0041】
なお、入力画面5の各入力欄51〜54には、一つの商品について少なくとも特定情報、すなわち対象商品の商品名及び画像データの少なくとも一方が入力されていれば良いが、入力される情報が多いほど作成されるPOPデータの精度が向上するため、各入力欄51〜54の全てに情報が入力されることが好ましい。
【0042】
次に、
図4に示すように、CPU41は、入力が完了したか否かを判定する(ステップS102)。具体的には、例えば、CPU41は、ユーザにより少なくとも商品名入力欄51に商品名が入力されるか、又は画像データ入力欄54に画像データが入力された上で、作成ボタン56が選択された場合に、入力が完了したと判定する。
【0043】
入力が完了していないと判定されると(ステップS102;NO)、CPU41は、再びステップS102の処理を行う。入力が完了したと判定されると(ステップS102;YES)、CPU41は、商品名入力欄51、キャッチコピー入力欄53及び画像データ入力欄54に入力された情報に基づき、POPデータ構成要素を選択する(ステップS103)。
【0044】
具体的には、CPU41は、入力された商品名、キャッチコピー及び画像データに適したレイアウト、フォント色、書体、背景、テクスチャ、イラスト、アイキャッチ等の各POPデータ構成要素を記憶部45から選択する。
【0045】
商品名入力欄51やキャッチコピー入力欄53に商品名やキャッチコピーのテキストが入力されている場合には、CPU41は、入力されたテキストを形態素解析し、当該テキストに含まれる単語を抽出する。そして、CPU41は、抽出された単語にそれぞれ対応付けられたPOPデータ構成要素を記憶部45から選択する。
例えば、
図6に示すように、商品名入力欄51に「ゆず塩ラーメン」が入力された場合には、CPU41はこれを形態素解析して、「ゆず」、「塩」及び「ラーメン」の単語を抽出する。そして、CPU41は、例えば、「ゆず」の単語に対応付けられた黄色や緑色のフォント色、柚子のイラスト等のPOPデータ構成要素を選択する。また、例えば、「ラーメン」の単語に対応付けられた、ラーメンの紹介に適したレイアウト等のPOPデータ構成要素を選択する。
【0046】
また、画像データ入力欄54に商品の画像データが入力されている場合には、CPU41は、入力された画像データに対して画像解析を行い、例えば、当該画像データを構成する配色や、当該画像データが示す商品の名称(単語)等を特定する。CPU41は、画像解析結果により導き出される配色や単語に対応付けられたPOPデータ構成要素を記憶部45から選択する。
例えば、
図6に示すように、画像データ入力欄54に「ラーメン」の画像データが入力された場合には、CPU41はこれを画像解析して、その画像データの配色や、画像データが示す商品の名称である「ラーメン」の単語を特定する。そして、特定された配色に対応付けられたフォント色や背景等のPOPデータ構成要素を選択したり、「ラーメン」の単語に対応付けられた、ラーメンの紹介に適したレイアウト等のPOPデータ構成要素を選択したりする。
【0047】
また、CPU41は、入力画面5に入力された情報だけでなく、さらに、記憶部45にユーザ情報として記憶されるユーザの業種・業態や、計時部47により特定される現在の季節・イベントに基づいて、POPデータ構成要素を選択しても良い。具体的には、ユーザの業種・業態が例えば「中華料理店」を示す場合には、「中華料理店」の業種・業態に対応付けられた赤色のフォント色や、赤色を基調とした背景等のPOPデータ構成要素を選択する。また、計時部47により特定される季節・イベントが例えば「春」や「夏」である場合には、「春」や「夏」の季節・イベントに対応付けられた暖色系のフォント色等のPOPデータ構成要素を選択する。また、計時部47により特定される季節・イベントが例えば「クリスマス」である場合には、「クリスマス」の季節・イベントに対応付けられたイラスト等のPOPデータ構成要素を選択する。
【0048】
次に、CPU41は、ステップS103の処理にて選択されたPOPデータ構成要素を記憶部45から取得し、それらを入力画面5で入力された情報と組み合わせて複数種のPOP候補データを作成する(ステップS104)。なお、選択されたPOPデータ構成要素の数が、作成するPOP候補データの数に対して多い場合には、選択されたPOPデータ構成要素の中から必要数をランダムで選択するものとしても良い。
【0049】
次に、CPU41は、作成された複数種のPOP候補データを端末表示部24に表示させる(ステップS105)。具体的には、CPU41は、
図7に示すように、作成された複数種のPOP候補データのうちの一つが表示されたプレビュー画面6を端末表示部24に表示させる。ここで表示されるPOP候補データとしては、ステップS104で作成された複数種のPOP候補データのうちいずれであっても良いが、過去に作成されたPOPデータの作成履歴において、高い頻度で使用されているPOPデータ構成要素を多く含むものであることが好ましい。これにより、ユーザは、自分の好みに近いデザインのPOP候補データを見つけ出しやすい。
また、プレビュー画面6において、CPU41は、ユーザにより所定の操作が行われることで、ステップS104で作成された他のPOP候補データを順次表示させる。
【0050】
次に、
図4に示すように、CPU41は、ユーザにより所望のPOP候補データを選択する選択操作が入力されたか否かを判定する(ステップS106)。具体的には、例えば、CPU41は、所望のPOP候補データが端末表示部24に表示された状態で、ユーザにより選択ボタン61が選択された場合に、当該POP候補データを選択する選択操作が入力されたと判定する。
【0051】
選択操作が入力されないと判定されると(ステップS106;NO)、CPU41は、ユーザによりプレビュー画面6の表示を終了するキャンセル操作が入力されたか否かを判定する(ステップS108)。具体的には、例えば、CPU41は、ユーザによりキャンセルボタン62が選択された場合に、キャンセル操作が入力されたと判定する。
【0052】
キャンセル操作が入力されたと判定されると(ステップS108;YES)、CPU41は、プレビュー画面6の表示を終了し、再びステップS101の処理を行う。キャンセル操作が入力されないと判定されると(ステップS108;NO)、CPU41は、再び上記ステップS106の処理を行う。
【0053】
また、選択操作が入力されたと判定されると(ステップS106;YES)、CPU41は、当該選択操作に基づき、ステップS104で作成された複数種のPOP候補データの中から一つPOP候補データを選択する(ステップS107)。
【0054】
次に、CPU41は、ユーザによりPOP候補データを編集する編集操作が入力されたか否かを判定する(ステップS109)。
【0055】
編集操作が入力されたと判定されると(ステップS109;YES)、CPU41は、ステップS107で選択されたPOP候補データに対し、含まれるPOPデータ構成要素の表示態様を変更するPOP候補データ編集処理を行う(ステップS110)。なお、POP候補データ編集処理の詳細については後述する。
【0056】
編集操作が入力されないと判定されると(ステップS109;NO)、CPU41は、上記ステップS109の処理を省略する。
【0057】
以上のようにして、POPデータ作成処理を行う。
上記POPデータ作成処理終了後、CPU41は、作成されたPOP候補データを完成版のPOPデータとして記憶部45に記憶させる。また、CPU41は、当該完成版のPOPデータについてユーザ端末から印刷の実行が要求された場合には、通信部46を介して当該POPデータを印刷装置11に出力し、印刷装置11に印刷させるものとしても良い。
【0058】
なお、上記ステップS104では、POP候補データを複数作成し、上記ステップS107では、ユーザによる選択操作に基づきPOP候補データを選択するものとしたが、これに限られるものではない。例えば、CPU41が、上記ステップS104にてPOP候補データを一つ作成し、上記ステップS106及びS107の処理を行わない(POP候補データの選択を行わない)ものとしても良い。
【0059】
次に、本実施形態のサーバ4により行われるPOP候補データ編集処理について、
図8及び
図9を参照して説明する。
図8は、POP候補データ編集処理の一例を示すフローチャートである。
図9は、ユーザによる操作入力により変更されるPOPデータの例を示す図である。
【0060】
ここで、POP候補データ編集処理においてCPU41は、端末表示部24に表示させる表示サンプルを切り替える第1の切り替え操作又は第2の切り替え操作を受け付け、受け付けた切り替え操作に応じて、切り替え後の表示サンプルとして表示されることとなるPOP候補データを、複数のPOP候補データの中から各POP候補データに設定されている表示順位に基づいて選択する。当該表示順位は、第1の軸方向に並ぶ複数のPOP候補データ間で第1の表示態様種別として第1のPOPデータ構成要素(第1の表示構成要素)における表示態様が互いに異なり、かつ第2の軸方向に並ぶ複数のPOP候補データ間で第2の表示態様種別として第2のPOPデータ構成要素(第2の表示構成要素)における表示態様が互いに異なるように配列された2次元的な配列において、切り替え前のサンプルに対応したPOP候補データに隣接するPOP候補データのうち第1の軸方向又は第2の軸方向に隣接するPOP候補データが切り替え後の表示サンプルとして選択されるよう設定されたものである。そして、CPU41は、選択されたPOP候補データを、切り替え後の表示サンプルとして端末表示部24に表示させる。CPU41は、ユーザにより入力される第1の切り替え操作又は第2の切り替え操作を受け付ける度にこれらの処理を繰り返す。
【0061】
具体的には、
図8に示すように、まず、CPU41は、上記ステップS107で選択されたPOP候補データが表示サンプルとして表示された編集画面7を端末表示部24に表示させる(ステップS201)。編集画面7には、
図9に示すように、第1のPOPデータ構成要素及び第2のPOPデータ構成要素を設定する設定ボタン71、72、選択されたPOP候補データを端末表示部24に表示サンプルとして表示されるPOP候補データに更新する際に選択される決定ボタン73、編集画面7の表示を終了する際に選択されるキャンセルボタン74等が設けられている。なお、設定ボタン71、72には、第1及び第2のPOPデータ構成要素として現時点で設定されているPOPデータ構成要素がそれぞれ表示される。したがって、
図9に示す例においては、設定ボタン71、72にはそれぞれ「レイアウト」、「背景」が表示されているため、第1のPOPデータ構成要素として「レイアウト」、第2のPOPデータ構成要素として「背景」が設定されているものである。
【0062】
次に、CPU41は、ユーザにより端末表示部24に第1の切り替え操作として左右方向へのスワイプ操作が入力されたか否かを判定する(ステップS202)。
【0063】
左右方向へのスワイプ操作が入力されたと判定されると(ステップS202;YES)、CPU41は、第1のPOPデータ構成要素の表示態様が異なるPOP候補データを表示サンプルとして端末表示部24に表示させる(ステップS203)。例えば、第1のPOPデータ構成要素として「レイアウト」が設定されている場合には、CPU41は、
図9に示すように端末表示部24に表示されるPOP候補データP1とレイアウトの表示態様のみが異なるPOP候補データP2〜P4等のいずれか一つを端末表示部24に表示させる。したがって、ユーザにより左右方向へのスワイプ操作が繰り返されることで、CPU41は、レイアウトの表示態様のみが異なる種々のPOP候補データP1〜P4等を表示サンプルとして端末表示部24に表示させることができる。これにより、ユーザは、自分の好みに近いデザインのPOP候補データを見つけ出しやすい。なお、
図9に示す例においては、レイアウトの表示態様のみが異なるPOP候補データとして、POP候補データP2〜P4を例示しているが、他の表示態様のレイアウトを含むPOP候補データが更に表示されるものとしても良い。
【0064】
一方、左右方向へのスワイプ操作が入力されないと判定されると(ステップS202;NO)、CPU41は、ユーザにより端末表示部24に第2の切り替え操作として上下方向へのスワイプ操作が入力されたか否かを判定する(ステップS204)。
【0065】
上下方向へのスワイプ操作が入力されたと判定されると(ステップS204;YES)、CPU41は、第2のPOPデータ構成要素の表示態様が異なるPOP候補データを端末表示部24に表示させる(ステップS205)。例えば、第2のPOPデータ構成要素として「背景」が設定されている場合には、CPU41は、
図9に示すように端末表示部24に表示されるPOP候補データP1と背景の表示態様のみが異なるPOP候補データP5、P6等のいずれか一つを端末表示部24に表示させる。したがって、ユーザにより上下方向へのスワイプ操作が繰り返されることで、CPU41は、背景の表示態様のみが異なる種々のPOP候補データP1、P5、P6等を表示サンプルとして端末表示部24に表示させることができる。これにより、ユーザは、自分の好みに近いデザインのPOP候補データを見つけ出しやすい。なお、
図9に示す例においては、背景の表示態様のみが異なるPOP候補データとして、POP候補データP5、P6を例示しているが、他の表示態様の背景を含むPOP候補データが更に表示されるものとしても良い。
【0066】
上下方向へのスワイプ操作が入力されていないと判定されると(ステップS204;NO)、CPU41は、上記ステップS205の処理を省略する。
【0067】
次に、CPU41は、ユーザにより設定操作が入力されたか否かを判定する(ステップS206)。具体的には、例えば、ユーザにより設定ボタン71又は72が選択され、かつ設定ボタン71、72に表示されるPOPデータ構成要素と異なるPOPデータ構成要素が選択された場合に、CPU41は、設定操作が入力されたと判定する。設定ボタン71、72で選択されるPOPデータ構成要素としては、レイアウト、アイキャッチ、書体、背景、フォント色、テクスチャ及びイラストが挙げられ、既に第1又は第2のPOPデータ構成要素として設定されているもの以外のものを選択可能である。
【0068】
設定操作が入力されたと判定されると(ステップS206;YES)、CPU41は、ユーザにより入力された設定操作に基づき、第1又は第2のPOPデータ構成要素を設定する(ステップS207)。例えば、設定ボタン71にて「書体」が第1のPOPデータ構成要素に設定された場合には、ユーザにより左右方向のスワイプ操作が入力されることで、CPU41は、次にステップS203の処理を行う際に、端末表示部24に表示されるPOP候補データと「書体」の表示態様のみが異なるPOP候補データを表示させる。また、例えば、設定ボタン71にて「フォント色」が第2のPOPデータ構成要素に設定された場合には、ユーザにより上下方向のスワイプ操作が入力されることで、CPU41は、次にステップS205の処理を行う際に、端末表示部24に表示されるPOP候補データと「フォント色」の表示態様のみが異なるPOP候補データを表示させる。
【0069】
設定操作が入力されないと判定されると(ステップS206;NO)、CPU41は、上記ステップS207の処理を省略する。
【0070】
次に、CPU41は、ユーザにより決定操作が入力されたか否かを判定する(ステップS208)。具体的には、例えば、CPU41は、編集画面7においてユーザにより決定ボタン73が選択された場合に、決定操作が入力されたと判定する。
【0071】
決定操作が入力されないと判定されると(ステップS208;NO)、CPU41は、ユーザによりキャンセル操作が入力されたか否かを判定する(ステップS210)。具体的には、例えば、CPU41は、編集画面7においてユーザによりキャンセルボタン74が選択された場合に、キャンセル操作が入力されたと判定する。
【0072】
キャンセル操作が入力されたと判定されると(ステップS210;YES)、CPU41は、POPデータ作成処理を終了する。
【0073】
また、キャンセル操作がなされないと判定されると(ステップS210;NO)、CPU41は、再びステップS202の処理を行う。したがって、例えば、上記ステップS203の処理が行われたことで端末表示部24にPOP候補データP2が表示されている場合には、次にステップS205の処理が行われる際にはPOP候補データP2と背景のみが異なるPOP候補データ(図示略)を端末表示部24に表示させることとなる。また、例えば、上記ステップS205の処理が行われたことで端末表示部24にPOP候補データP5が表示されている場合には、次にステップS203の処理が行われる際にはPOP候補データP5と背景のみが異なるPOP候補データ(図示略)を端末表示部24に表示させることとなる。
【0074】
また、決定操作が入力されたと判定されると(ステップS208;YES)、CPU41は、上記ステップS107の処理で選択されたPOP候補データを、端末表示部24に表示されるPOP候補データに更新する(ステップS209)。
以上のようにしてPOP候補データ編集処理を行う。
【0075】
《本実施形態の技術的効果》
本実施形態によれば、サーバ4が、複数のPOPデータ構成要素からなるPOPデータを、表示サンプルとして端末表示部24に表示させ、端末表示部24に表示させる表示サンプルの切り替え操作を受け付け、受け付けた切り替え操作に応じて、切り替え後の表示サンプルとして表示されることとなるPOP候補データを、複数のPOP候補データのなかから各POP候補データに設定されている表示順位に基づいて選択するCPU41を備え、複数のPOP候補データが、表示順位に基づいて複数のPOP候補データを仮に2次元的に配列させた場合に、第1の軸方向に並ぶ複数のPOPに候補データ間で第1の表示態様種別における表示態様が互いに異なり且つ第2の軸方向に並ぶ複数のPOP候補データ間で第2の表示態様種別における表示態様が互いに異なる配列となるように、表示順位付けされており、CPU41が、当該配列において、切り替え前の表示サンプルに対応したPOP候補データに隣接するPOP候補データのうち、第1の軸方向または第2の軸方向に隣接するPOP候補データを、切り替え後の表示サンプルとして選択するための操作として、切り替え操作を受け付けるので、ユーザは、よりユーザ自身の好みに近いデザインのPOPデータを容易に得ることができる。
【0076】
また、本実施形態によれば、対象の商品の販売促進を目的としたPOPデータを作成するサーバ4が、ユーザにより入力される対象の商品を特定する特定情報に基づき、POPデータを構成するPOPデータ構成要素を選択し、選択されるPOPデータ構成要素を取得して特定情報と組み合わせることでPOP候補データを作成し、作成されるPOP候補データを端末表示部24に表示させるCPU41を備え、CPU41は、ユーザにより第1の切り替え操作が入力された場合に、端末表示部24に表示されるPOP候補データに含まれる第1のPOPデータ構成要素の表示態様が異なるPOP候補データを端末表示部24に表示させ、ユーザにより第2の切り替え操作が入力された場合に、端末表示部24に表示されるPOP候補データに含まれる第2のPOPデータ構成要素の表示態様が異なるPOP候補データを端末表示部24に表示させるので、ユーザは、よりユーザ自身の好みに近いデザインのPOPデータを容易に得ることができる。
【0077】
また、端末表示部24が、タッチパネル方式の操作表示手段であり、第1の切り替え操作が、一方向へのスワイプ操作であり、第2の切り替え操作が、一方向に交差する方向へのスワイプ操作であるので、ユーザは、スワイプ操作を繰り返すのみでPOP候補データに含まれるPOPデータ構成要素を異なる表示態様に変更することができ、より容易に好みのPOPデータを得ることができる。
【0078】
また、第1のPOPデータ構成要素及び第2のPOPデータ構成要素がそれぞれ、レイアウト、アイキャッチ、書体、背景、フォント色、テクスチャ及びイラストのいずれかであるので、ユーザは、これらが変更された、よりユーザ自身の好みに近いPOPデータを得ることができる。
【0079】
また、CPU41が、ユーザによる操作に応じて、第1のPOPデータ構成要素及び第2のPOPデータ構成要素を設定するので、ユーザは、二種のみでなく複数種のPOPデータ構成要素が変更された、よりユーザ自身の好みに近いPOPデータを得ることができる。
【0080】
《その他》
なお、上記実施形態における記述は、本発明に係る好適な広告作成装置の一例であり、これに限定されるものではない。
【0081】
例えば、上記した実施形態では、サーバ4は、各種データを記憶部45に記憶し、各種画面を端末表示部24に表示させるものとしたが、これに限られるものではない。例えば、サーバ4が、各種データを記憶部45に記憶し、各種画面をサーバ表示部44に表示させるように構成されていても良い。また、携帯端末2aが、各種データを記憶部25に記憶し、各種画面を端末表示部24に表示するように構成されていても良く、この場合には携帯端末2a自体が広告作成装置として機能する。
【0082】
また、上記した実施形態では、作成された複数種のPOP候補データをプレビュー画面6において一つずつ順番に表示されるものとしたが、これに限られるものではなく、例えば、作成された複数種のPOPデータが複数ずつ順番に表示されるものとしても良いし、一覧表示されるものとしても良い。
【0083】
また、上記した実施形態では、入力画面5に商品に関する情報を入力し、当該商品を紹介するPOPデータを作成するものとしたが、これに限られるものではなく、例えば、入力画面5に役務に関する情報を入力し、当該役務を紹介するPOPデータを作成するものとしても良い。
【0084】
また、上記した実施形態では、第1又は第2の切り替え操作としてスワイプ操作が入力された場合に、第1又は第2のPOPデータ構成要素が異なる表示態様のPOP候補データを表示するものとしたが、これに限られるものではない。例えば、所定ボタンのタップ操作や押下操作が入力された場合に、第1又は第2のPOPデータ構成要素が異なる表示態様のPOP候補データを表示するものとしても良い。
また、例えば、第1又は第2の切り替え操作として入力されるスワイプ操作の速度に応じて、第1又は第2のPOPデータ構成要素が異なる表示態様のPOP候補データを表示するものとしても良い。すなわち、スワイプ操作の速度が速い場合には、それよりもスワイプ操作の速度が遅い場合と比較して、第1又は第2のPOPデータ構成要素が大きく異なるPOP候補データを表示するものとしても良い。
また、例えば、第1又は第2の切り替え操作としてスワイプ操作が入力された場合に、第1又は第2の表示態様種別における表示態様、すなわち、レイアウト、アイキャッチ、書体、背景、フォント色、テクスチャ及びイラストのうちいずれかの組み合わせの表示態様が異なる表示態様のPOP候補データを表示するものとしても良い。より具体的には、例えば、第1の切り替え操作が入力された場合にはレイアウト及び背景が異なる表示態様のPOP候補データを表示し、第2の切り替え操作が入力された場合にはアイキャッチ及びイラストが異なる表示態様のPOP候補データを表示するものとしても良い。このように、POPデータ構成要素のうちいずれか一つのみが異なる表示態様に変化するものでなくとも良く、POPデータ構成要素のうちの複数が異なる表示態様に変化するものであっても良い。
【0085】
また、上記した実施形態では、第1又は第2の切り替え操作が入力された場合に、端末表示部24に表示されるPOP候補データに代えて、第1又は第2のPOPデータ構成要素が異なる表示態様のPOP候補データを表示させるものとしたが、これに限られるものではない。例えば、端末表示部24に表示されるPOP候補データとともに、第1又は第2のPOPデータ構成要素が異なる表示態様のPOP候補データの一部又は全体を表示させるものとしても良い。また、例えば、端末表示部24に表示されるPOP候補データとともに、第1又は第2のPOPデータ構成要素が異なる表示態様のPOP候補データの一部又は全体を複数表示させるものとしても良い。
【0086】
また、上記した実施形態では、本発明に係るプログラムのコンピュータ読み取り可能な媒体としてハードディスクや半導体の不揮発性メモリー等を使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピュータ読み取り可能な媒体として、CD−ROM等の可搬型記録媒体を適用することが可能である。また、本発明に係るプログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウェーブ(搬送波)も適用される。
【0087】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
複数の表示構成要素からなる広告を、表示サンプルとして表示画面に表示させる表示制御手段と、
前記表示画面に表示させる表示サンプルの切り替え操作を受け付ける受付手段と、
前記受付手段により受け付けた切り替え操作に応じて、切り替え後の表示サンプルとして表示されることとなる表示候補を、複数の表示候補のなかから各表示候補に設定されている表示順位に基づいて選択する選択手段と、
を備え、
前記複数の表示候補は、前記表示順位に基づいて前記複数の表示候補を仮に2次元的に配列させた場合に、第1の軸方向に並ぶ複数の表示候補間で第1の表示態様種別における表示態様が互いに異なり且つ第2の軸方向に並ぶ複数の表示候補間で第2の表示態様種別における表示態様が互いに異なる配列となるように、表示順位付けされており、
前記受付手段は、前記配列において、切り替え前の表示サンプルに対応した表示候補に隣接する表示候補のうち、前記第1の軸方向または前記第2の軸方向に隣接する表示候補を、切り替え後の表示サンプルとして前記選択手段が選択するための操作として、前記切り替え操作を受け付けることを特徴とする広告作成装置。
<請求項2>
前記広告は、前記複数の表示構成要素が互いに異なるカテゴリに分類されていることを特徴とする請求項1に記載の広告作成装置。
<請求項3>
対象の商品又は役務の販売促進を目的とした広告を作成する広告作成装置であって、
ユーザにより入力される前記対象の商品又は役務を特定する特定情報に基づき、前記広告を構成する表示構成要素を選択する選択手段と、
前記選択手段により選択される前記表示構成要素を取得して前記特定情報と組み合わせることで表示候補を作成する作成手段と、
前記作成手段により作成される前記表示候補を表示画面に表示させる表示制御手段と、を備え、
前記表示制御手段は、ユーザにより第1の切り替え操作が入力された場合に、前記表示画面に表示される表示候補に含まれる第1の表示構成要素の表示態様が異なる表示候補を前記表示画面に表示させ、ユーザにより第2の切り替え操作が入力された場合に、前記表示画面に表示される表示候補に含まれる第2の表示構成要素の表示態様が異なる表示候補を前記表示画面に表示させることを特徴とする広告作成装置。
<請求項4>
前記表示画面は、タッチパネル方式の操作表示手段であり、
前記第1の切り替え操作は、一方向へのスワイプ操作であり、
前記第2の切り替え操作は、前記一方向に交差する方向へのスワイプ操作であることを特徴とする請求項3に記載の広告作成装置。
<請求項5>
前記第1の表示構成要素及び前記第2の表示構成要素はそれぞれ、レイアウト、アイキャッチ、書体、背景、フォント色、テクスチャ及びイラストのいずれかであることを特徴とする請求項3又は4に記載の広告作成装置。
<請求項6>
ユーザによる操作に応じて、前記第1の表示構成要素及び前記第2の表示構成要素を設定する設定手段を備えることを特徴とする請求項3から5のいずれか一項に記載の広告作成装置。
<請求項7>
コンピュータを、
複数の表示構成要素からなる広告を、表示サンプルとして表示画面に表示させる表示制御手段、
前記表示画面に表示させる表示サンプルの切り替え操作を受け付ける受付手段、
前記受付手段により受け付けた切り替え操作に応じて、切り替え後の表示サンプルとして表示されることとなる表示候補を、複数の表示候補のなかから各表示候補に設定されている表示順位に基づいて選択する選択手段、
として機能させるためのプログラムであって、
前記複数の表示候補は、前記表示順位に基づいて前記複数の表示候補を仮に2次元的に配列させた場合に、第1の軸方向に並ぶ複数の表示候補間で第1の表示態様種別における表示態様が互いに異なり且つ第2の軸方向に並ぶ複数の表示候補間で第2の表示態様種別における表示態様が互いに異なる配列となるように、表示順位付けされており、
前記受付手段は、前記配列において、切り替え前の表示サンプルに対応した表示候補に隣接する表示候補のうち、前記第1の軸方向または前記第2の軸方向に隣接する表示候補を、切り替え後の表示サンプルとして前記選択手段が選択するための操作として、前記切り替え操作を受け付けることを特徴とするプログラム。
<請求項8>
対象の商品又は役務の販売促進を目的とした広告を作成する広告作成装置のコンピュータを、
ユーザにより入力される前記対象の商品又は役務を特定する特定情報に基づき、前記広告を構成する表示構成要素を選択する選択手段、
前記選択手段により選択される前記表示構成要素を取得して前記特定情報と組み合わせることで表示候補を作成する作成手段、
前記作成手段により作成される前記表示候補を表示画面に表示させる表示制御手段、
として機能させるためのプログラムであって、
前記表示制御手段は、ユーザにより第1の切り替え操作が入力された場合に、前記表示画面に表示される表示候補に含まれる第1の表示構成要素の表示態様が異なる表示候補を前記表示画面に表示させ、ユーザにより第2の切り替え操作が入力された場合に、前記表示画面に表示される表示候補に含まれる第2の表示構成要素の表示態様が異なる表示候補を前記表示画面に表示させることを特徴とするプログラム。