特許第6725073号(P6725073)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6725073
(24)【登録日】2020年6月29日
(45)【発行日】2020年7月15日
(54)【発明の名称】情報処理装置及びデータ表示方法
(51)【国際特許分類】
   H04M 1/247 20060101AFI20200706BHJP
   G06F 3/0488 20130101ALI20200706BHJP
   G06F 3/0485 20130101ALI20200706BHJP
   G06F 3/0482 20130101ALI20200706BHJP
   G09G 5/34 20060101ALI20200706BHJP
   G09G 5/00 20060101ALI20200706BHJP
   G09G 5/38 20060101ALI20200706BHJP
【FI】
   H04M1/247
   G06F3/0488
   G06F3/0485
   G06F3/0482
   G09G5/34 C
   G09G5/00 510H
   G09G5/38 Z
【請求項の数】5
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2019-519491(P2019-519491)
(86)(22)【出願日】2018年3月22日
(86)【国際出願番号】JP2018011243
(87)【国際公開番号】WO2018216332
(87)【国際公開日】20181129
【審査請求日】2019年8月2日
(31)【優先権主張番号】特願2017-103178(P2017-103178)
(32)【優先日】2017年5月25日
(33)【優先権主張国】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】000006150
【氏名又は名称】京セラドキュメントソリューションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100097113
【弁理士】
【氏名又は名称】堀 城之
(74)【代理人】
【識別番号】100162363
【弁理士】
【氏名又は名称】前島 幸彦
(74)【代理人】
【識別番号】100194283
【弁理士】
【氏名又は名称】村上 大勇
(72)【発明者】
【氏名】森田 耕市
【審査官】 木村 慎太郎
(56)【参考文献】
【文献】 特開2013−190877(JP,A)
【文献】 特開2010−199693(JP,A)
【文献】 特開2014−154055(JP,A)
【文献】 特開2017−79070(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04M 1/247
G06F 3/0482
G06F 3/0485
G06F 3/0488
G09G 5/00
G09G 5/34
G09G 5/38
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
データをスクロール可能に表示するデータ表示領域と、前記データの索引が表示された
索引領域とを備えた索引検索画面をタッチパネルに表示し、前記索引領域で選択された索
引に対応する前記データを前記データ表示領域に表示させる情報処理装置であって、
前記タッチパネル上の操作が横スクロールを指示する場合、前記索引領域の配置を操作
位置から遠い下端部側もしくは上端部側に変更させ、前記タッチパネル上の操作が縦スク
ロールを指示する場合、前記索引領域の配置を操作位置から遠い右端部側もしくは左端部
側に変更させることを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
データをスクロール可能に表示するデータ表示領域と、前記データの索引が表示された
索引領域とを備えた索引検索画面をタッチパネルに表示し、前記索引領域で選択された索
引に対応する前記データを前記データ表示領域に表示させる情報処理装置であって、
前記タッチパネル上の操作が横スクロールを指示する場合、前記索引領域の配置を下端
部側もしくは上端部側に変更させ、前記タッチパネル上の操作が縦スクロールを指示する
場合、前記索引領域の配置を右端部側もしくは左端部側に変更させ、通常のスライド操作
では前記索引領域の配置を変更することなく、マルチタッチスライド操作もしくはフリッ
ク操作によって前記索引領域の配置を変更させることを特徴とする情報処理装置。
【請求項3】
前記タッチパネル上の操作が斜めスクロールを指示する場合、斜めスクロールが閾角度
よりも縦方向である場合に前記索引領域の配置を左端部側もしくは右端部側に変更させ、
斜めスクロールが閾角度よりも横方向である場合に前記索引領域の配置を下端部側もしく
は上端部側に変更させることを特徴とする請求項1又は2記載の情報処理装置。
【請求項4】
タッチパネルを備えた情報処理装置において、データをスクロール可能に表示するデー
タ表示領域と、前記データの索引が表示された索引領域とを備えた索引検索画面を前記タ
ッチパネルに表示し、前記索引領域で選択された索引に対応する前記データを前記データ
表示領域に表示するデータ表示方法であって、
前記タッチパネル上の操作が横スクロールを指示する場合、前記索引領域の配置を操作
位置から遠い下端部側もしくは上端部側に変更し、前記タッチパネル上の操作が縦スクロ
ールを指示する場合、前記索引領域の配置を操作位置から遠い右端部側もしくは左端部側
に変更することを特徴とするデータ表示方法。
【請求項5】
タッチパネルを備えた情報処理装置において、データをスクロール可能に表示するデー
タ表示領域と、前記データの索引が表示された索引領域とを備えた索引検索画面を前記タ
ッチパネルに表示し、前記索引領域で選択された索引に対応する前記データを前記データ
表示領域に表示するデータ表示方法であって、
前記タッチパネル上の操作が横スクロールを指示する場合、前記索引領域の配置を下端
部側もしくは上端部側に変更し、前記タッチパネル上の操作が縦スクロールを指示する場
合、前記索引領域の配置を右端部側もしくは左端部側に変更し、通常のスライド操作では
前記索引領域の配置を変更することなく、マルチタッチスライド操作もしくはフリック操
作によって前記索引領域の配置を変更することを特徴とするデータ表示方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電話帳等のデータベースに登録されているデータをタッチパネルに一覧表示する情報処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、通信機能を備えたスマートフォン等の情報処理装置では、データベースとして電話帳が備えられているものが多い。電話帳には、数千件の宛先を保存することができるものもある。このように多数の宛先を登録可能な電話帳では、目的の宛先を素早く探し出すためのツールとして索引検索が用いられている(例えば、特許文献1参照)。索引検索では、平仮名やアルファベット等の文字を索引として表示する索引領域を設け、索引領域で選択された文字が頭文字になっている宛先を検索し、宛先表示領域に一覧表示する。なお、索引領域は、宛先表示領域における宛先の表示件数を増やすため、一般的に画面の左側もしくは右側のいずれかに配置される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2013−88833号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、一件の宛先は、名前、携帯電話番号、自宅電話番号、携帯メールアドレス、自宅メールアドレス、自宅住所等が関連付けられて構成されている。従って、宛先の詳細情報は、宛先表示領域の一覧表示を横方向にスクロールして確認することになるが、索引領域によってスクロール方向の表示スペースが制限されてしまうという問題点があった。
【0005】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、索引領域を用いた索引検索時において、索引領域によってスクロール方向の表示スペースが制限されること防止できる情報処理装置及びデータ表示方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
このような課題を解決するために、本発明の情報処理装置は、データをスクロール可能
に表示するデータ表示領域と、前記データの索引が表示された索引領域とを備えた索引検
索画面をタッチパネルに表示し、前記索引領域で選択された索引に対応する前記データを
前記データ表示領域に表示させる情報処理装置であって、前記タッチパネル上の操作が横
スクロールを指示する場合、前記索引領域の配置を操作位置から遠い下端部側もしくは上
端部側に変更させ、前記タッチパネル上の操作が縦スクロールを指示する場合、前記索引
領域の配置を操作位置から遠い右端部側もしくは左端部側に変更させることを特徴とする

また、本発明の情報処理装置は、データをスクロール可能に表示するデータ表示領域と
、前記データの索引が表示された索引領域とを備えた索引検索画面をタッチパネルに表示
し、前記索引領域で選択された索引に対応する前記データを前記データ表示領域に表示さ
せる情報処理装置であって、前記タッチパネル上の操作が横スクロールを指示する場合、
前記索引領域の配置を下端部側もしくは上端部側に変更させ、前記タッチパネル上の操作
が縦スクロールを指示する場合、前記索引領域の配置を右端部側もしくは左端部側に変更
させ、通常のスライド操作では前記索引領域の配置を変更することなく、マルチタッチス
ライド操作もしくはフリック操作によって前記索引領域の配置を変更させることを特徴と
する。
また、本発明のデータ表示方法は、タッチパネルを備えた情報処理装置において、デー
タをスクロール可能に表示するデータ表示領域と、前記データの索引が表示された索引領
域とを備えた索引検索画面を前記タッチパネルに表示し、前記索引領域で選択された索引
に対応する前記データを前記データ表示領域に表示するデータ表示方法であって、
前記タッチパネル上の操作が横スクロールを指示する場合、前記索引領域の配置を操作
位置から遠い下端部側もしくは上端部側に変更し、前記タッチパネル上の操作が縦スクロ
ールを指示する場合、前記索引領域の配置を操作位置から遠い右端部側もしくは左端部側
に変更することを特徴とする。
また、本発明のデータ表示方法は、タッチパネルを備えた情報処理装置において、デー
タをスクロール可能に表示するデータ表示領域と、前記データの索引が表示された索引領
域とを備えた索引検索画面を前記タッチパネルに表示し、前記索引領域で選択された索引
に対応する前記データを前記データ表示領域に表示するデータ表示方法であって、
前記タッチパネル上の操作が横スクロールを指示する場合、前記索引領域の配置を下端
部側もしくは上端部側に変更し、前記タッチパネル上の操作が縦スクロールを指示する場
合、前記索引領域の配置を右端部側もしくは左端部側に変更し、通常のスライド操作では
前記索引領域の配置を変更することなく、マルチタッチスライド操作もしくはフリック操
作によって前記索引領域の配置を変更することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、索引領域を用いた索引検索時において、索引領域によってスクロール方向の表示スペースが制限されること防止でき、広範囲でデータを確認することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明に係る情報処理装置の実施の形態の構成を示すブロック図である。
図2図1に示すタッチパネルに表示される索引検索画面例を示す図である。
図3図2に示す索引検索画面における索引領域の配置変更動作を説明するフローチャートである。
図4A図2に示す索引検索画面における索引領域の配置変更動作を説明する説明図である。
図4B図2に示す索引検索画面における索引領域の配置変更動作を説明する説明図である。
図4C図2に示す索引検索画面における索引領域の配置変更動作を説明する説明図である。
図4D図2に示す索引検索画面における索引領域の配置変更動作を説明する説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
次に、本発明の実施の形態を、図面を参照して具体的に説明する。なお、各図において、同一の構成には、同一の符号を付して一部説明を省略している。
【0010】
本実施の形態の情報処理装置1は、スマートフォン、タブレットデバイス等の携帯端末装置であり、図1に示すように、タッチパネル2と、制御部3と、記憶部4とを備えている。
【0011】
タッチパネル2は、表示部21と、タッチセンサー22とからなる。
【0012】
表示部21は、ユーザーからの各種入力を受け付ける入力画面を表示する。表示部21としては、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイ、電子ペーパー等を用いることができる。
【0013】
タッチセンサー22は、透明なシート状に形成され、表示部21の上面に配置されている。タッチセンサー22は、ユーザーが指で触れた表示部21上の位置を検出して、位置に応じた座標を制御部3に出力する位置情報処理装置である。タッチセンサー22としては、静電容量式、超音波式、感圧式、抵抗膜式、光検知式等のタッチセンサーを用いることができる。
【0014】
記憶部4は、フラッシュメモリー等の不揮発性メモリーである。記憶部4には、データベースである電話帳41が記憶されている。電話帳41は、複数の宛先が登録可能であり、1件の宛先は、名前、携帯電話番号、自宅電話番号、携帯メールアドレス、自宅メールアドレス、自宅住所等が関連付けされた構成されている。
【0015】
制御部3は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備えたマイクロコンピューター等の情報処理部である。ROMには情報処理装置1の動作制御を行うための制御プログラムが記憶されている。制御部6は、ROMに記憶されている制御プログラムを読み出し、制御プログラムをRAMに展開させて実行することで、入力受付部31、索引検索制御部32として機能する。
【0016】
入力受付部31は、表示部21への指の接触を、タッチセンサー32によって検出し、対応する操作を受け付ける。
【0017】
索引検索制御部32は、記憶部4に記憶されている電話帳41の索引検索が指示されると、図2に示すような索引検索画面5を表示部21に表示させる。
【0018】
索引検索画面5は、平仮名やアルファベット等の文字を索引として表示する索引領域51と、索引領域で選択された文字が頭文字になっている宛先が一覧表示されるデータ表示領域52とからなる。本実施形態において、索引領域51は、初期位置として索引検索画面5の左端部側に配置されている。
【0019】
次に、索引検索画面5における索引領域51の配置変更動作について図3乃至図4Dを参照して詳細に説明する。
【0020】
図3を参照すると、入力受付部31によって索引検索の指示が受け付けられると、索引検索制御部32は、索引検索画面5を表示部21に表示させる(ステップS1)。なお、索引検索画面5のデータ表示領域52に表示された宛先の一覧は、索引検索画面5上でのスライド操作によって上下左右にスクロールされる。以下、スライド操作に伴うスクロールの説明は省略する。
【0021】
本実施形態では、索引領域51は、初期位置として索引検索画面5の左端部側に配置されている。入力受付部31は、索引検索画面5上でのスライド操作を監視する(ステップS2)。入力受付部31は、ステップS2でスライド操作を検出すると、スライド操作によって指示されたスクロール方向が縦(上下)方向であるか、横(左右)方向であるかを判断する(ステップS3)。
【0022】
ステップS3でスクロール方向が縦方向の場合、入力受付部31は、ステップS2に戻って次のスライド操作を監視する。
【0023】
ステップS3でスクロール方向が横方向の場合、索引検索制御部32は、入力受付部31よって受け付けたスライド操作の始点が索引検索画面5の上側であるか、下側であるかを判断する(ステップS4)。
【0024】
図4Aに示すように、ステップS4でスライド操作の始点が上側である場合、索引検索制御部32は、索引検索画面5における索引領域51の配置を下端部側に変更する(ステップS5)。
【0025】
図4Bに示すように、ステップS4でスライド操作の始点が下側である場合、索引検索制御部32は、索引検索画面5における索引領域51の配置を上端部側に変更する(ステップS6)。
【0026】
索引領域51の配置を下端部側もしくは上端部側に変更することで、データ表示領域52の横スクロール方向の表示スペースが長くなり、宛先の詳細情報を確認しやすくなる。また、ユーザーは、確認したい宛先の近傍でスライド操作を行うことが多い。従って、本実施の形態では、スライド操作の始点から遠い下端部側もしくは上端部側に索引領域51の配置を変更する。これにより、ユーザーが確認したい宛先が索引領域51の配置変更によって遮られることを防止している。
【0027】
索引領域51が下端部側もしくは上端部側に変更された状態で、入力受付部31は、索引検索画面5上でのスライド操作を監視する(ステップS7)。入力受付部31は、ステップS1でスライド操作を検出すると、スライド操作によって指示されたスクロール方向が縦(上下)方向であるか、横(左右)方向であるかを判断する(ステップS8)。
【0028】
ステップS8でスクロール方向が横方向の場合、入力受付部31は、ステップS7に戻って次のスライド操作を監視する。
【0029】
ステップS8でスクロール方向が縦方向の場合、索引検索制御部32は、入力受付部31よって受け付けたスライド操作の始点が索引検索画面5の左側であるか、右側であるかを判断する(ステップS9)。
【0030】
図4Cに示すように、ステップS9でスライド操作の始点が左側である場合、索引検索制御部32は、索引検索画面5における索引領域51の配置を右端部側に変更し(ステップS10)、ステップS2に戻る。
【0031】
図4Dに示すように、ステップS9でスライド操作の始点が右側である場合、索引検索制御部32は、索引検索画面5における索引領域51の配置を左端部側に変更し(ステップS11)、ステップS2に戻る。
【0032】
索引領域51の配置を下端部側もしくは上端部側に変更することで、データ表示領域52の縦スクロール方向の表示スペースが長くなり、宛先を検索しやすくなる。また、ユーザーは、確認したい宛先の近傍でスライド操作を行うことが多い。従って、本実施の形態では、スライド操作の始点から遠い右端部側もしくは左端部側に索引領域51の配置を変更する。これにより、ユーザーが確認したい宛先が索引領域51の配置変更によって遮られることを防止している。
【0033】
なお、本実施の形態における索引領域51の配置変更動作は、実行するか否かをモードによって設定可能に構成しても良い。また、配置変更動作を実行しないモードに設定されている場合でも、2点等のマルチタッチでのスライド操作や、フリック操作によって配置変更動作を実行させるようにしても良い。
【0034】
また、本実施の形態では、索引検索画面5のデータ表示領域52に表示された宛先の一覧を上下左右にスクロール可能に構成したが、斜めスクロールが可能な場合でも、索引領域51の配置変更動作を実行するようにしても良い。この場合、スライド操作、すなわち斜めスクロールの閾角度を設定しておき、斜めスクロールが閾角度よりも縦方向である場合に索引領域51の配置を左端部側もしくは右端部側に変更し、斜めスクロールが閾角度よりも横方向である場合に索引領域51の配置を下端部側もしくは上端部側に変更すると良い。
【0035】
さらに、索引検索画面5に表示するデータベースは電話帳41に限定されるものではない。例えば、データ表示領域52に表示するデータを地図データとし、索引領域51には、地図上の地点を索引として表示させるようにしても良い。この場合、Webページやカーナビ等でも応用可能であり、索引領域51で選択された地点を中心とする地図データをデータ表示領域52に表示させる。
【0036】
以上説明したように、データをスクロール可能に表示するデータ表示領域52と、前記データの索引が表示された索引領域51とを備えた索引検索画面5をタッチパネル2に表示し、索引領域51で選択された索引に対応するデータをデータ表示領域52に表示させる情報処理装置1であって、タッチパネル2上の操作が横スクロールを指示する場合、索引領域51の配置を下端部側もしくは上端部側に変更させ、タッチパネル2上の操作が縦スクロールを指示する場合、索引領域51の配置を右端部側もしくは左端部側に変更させる。
この構成により、索引領域51を用いた索引検索時において、索引領域51によってスクロール方向の表示スペースが制限されること防止でき、広範囲でデータを確認することができる。
【0037】
さらに、本実施の形態によれば、タッチパネル2上の操作が横スクロールを指示する場合、操作位置から遠い下端部側もしくは上端部側に索引領域51の配置を変更させ、タッチパネル2上の操作が縦スクロールを指示する場合、操作位置から遠い右端部側もしくは左端部側に索引領域51の配置を変更させる。
この構成により、ユーザーが確認したい宛先が索引領域51の配置変更によって遮られることを防止できる。
【0038】
さらに、本実施の形態によれば、タッチパネル2上の操作が斜めスクロールを指示する場合、斜めスクロールが閾角度よりも縦方向である場合に索引領域51の配置を左端部側もしくは右端部側に変更させ、斜めスクロールが閾角度よりも横方向である場合に索引領域51の配置を下端部側もしくは上端部側に変更させる。
この構成により、データ表示領域52に表示するデータを地図データとすることができ、Webページやカーナビ等でも応用可能になる。
【0039】
さらに、本実施の形態によれば、通常のスライド操作では索引領域51の配置を変更することなく、マルチタッチスライド操作もしくはフリック操作によって索引領域51の配置を変更させる。
この構成により、操作の種類によって、配置変更動作を実行するか否かを選択することができる。
【0040】
なお、本発明が上記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。
図1
図2
図3
図4A
図4B
図4C
図4D