特許第6725172号(P6725172)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6725172
(24)【登録日】2020年6月29日
(45)【発行日】2020年7月15日
(54)【発明の名称】画面表示装置
(51)【国際特許分類】
   G06F 16/904 20190101AFI20200706BHJP
   G06F 3/0484 20130101ALI20200706BHJP
   G06F 3/0481 20130101ALI20200706BHJP
   G06F 3/14 20060101ALI20200706BHJP
【FI】
   G06F16/904
   G06F3/0484 120
   G06F3/0481 170
   G06F3/14 350B
【請求項の数】5
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2016-139293(P2016-139293)
(22)【出願日】2016年7月14日
(65)【公開番号】特開2018-10511(P2018-10511A)
(43)【公開日】2018年1月18日
【審査請求日】2019年3月11日
(73)【特許権者】
【識別番号】000006666
【氏名又は名称】アズビル株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100123434
【弁理士】
【氏名又は名称】田澤 英昭
(74)【代理人】
【識別番号】100101133
【弁理士】
【氏名又は名称】濱田 初音
(74)【代理人】
【識別番号】100199749
【弁理士】
【氏名又は名称】中島 成
(74)【代理人】
【識別番号】100188880
【弁理士】
【氏名又は名称】坂元 辰哉
(74)【代理人】
【識別番号】100197767
【弁理士】
【氏名又は名称】辻岡 将昭
(74)【代理人】
【識別番号】100201743
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 和真
(72)【発明者】
【氏名】山本 博之
(72)【発明者】
【氏名】西羅 大貴
【審査官】 後藤 彰
(56)【参考文献】
【文献】 特開2014−170564(JP,A)
【文献】 特開2007−157111(JP,A)
【文献】 特開2009−157537(JP,A)
【文献】 特開2005−045744(JP,A)
【文献】 特開2005−091430(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 16/00−16/958
G06F 3/048
G06F 3/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
オブジェクトを示す情報が関連付けられたコンテンツを複数記憶する記憶部と、
ウィンドウを第1表示領域第2表示領域及び第3表示領域を含む複数領域に区分けする設定部と、
前記記憶部からコンテンツを読出して前記第1表示領域に表示する第1表示部と、
前記第1表示部により表示されたコンテンツからオブジェクトが選択された場合に、前記記憶部から当該オブジェクトに関連する他のコンテンツを示す関連情報を生成して前記第2表示領域に表示する第2表示部と
前記第1表示部によりコンテンツが表示された場合に、前記記憶部から当該コンテンツと同一のタイプのコンテンツをリスト化したメインリストを生成して前記第3表示領域に表示する第3表示部とを備え、
前記第1表示部は、前記第2表示部により表示された関連情報に基づいてコンテンツの表示が要求された場合に、前記記憶部から当該コンテンツを読出して前記第1表示領域に表示し、前記第3表示部により表示されたメインリストからコンテンツが選択された場合に、前記記憶部から当該コンテンツを読出して前記第1表示領域に表示する
ことを特徴とする画面表示装置。
【請求項2】
メインリストはツリー構造で表示されたフォルダである
ことを特徴とする請求項1記載の画面表示装置。
【請求項3】
前記第2表示部は、
前記他のコンテンツをリスト化した関連リストを生成して前記第2表示領域に表示する関連リスト表示部と、
前記関連リスト表示部により表示された関連リストからコンテンツが選択された場合に、前記記憶部から当該コンテンツの要約画面を生成して前記第2表示領域に表示する要約画面表示部とを備え、
前記第1表示部は、前記要約画面表示部により表示された要約画面に対して当該要約画面が示すコンテンツの表示が要求された場合に、前記記憶部から当該コンテンツを読出して前記第1表示領域に表示する
ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の画面表示装置。
【請求項4】
前記第2表示部は、
前記他のコンテンツのタイプを示すアイコンを一覧表示したアイコン群画面を生成して前記第2表示領域に表示するアイコン群画面表示部を備え、
前記関連リスト表示部は、前記アイコン群画面表示部により表示されたアイコン群画面からアイコンが選択された場合に、前記記憶部から当該アイコンが示すタイプの前記他のコンテンツをリスト化した関連リストを生成して前記第2表示領域に表示する
ことを特徴とする請求項記載の画面表示装置。
【請求項5】
前記設定部は、前記第1表示領域及び前記第2表示領域の大きさを変更可能である
ことを特徴とする請求項1から請求項のうちのいずれか1項記載の画面表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、コンテンツを表示する画面表示装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、1つのウィンドウを内部枠によって複数の表示領域に区切り、各種画面の表示を行うGUIが知られている(例えば特許文献1,2参照)。また、各々異なる複数のウィンドウを連携表示させるGUIも知られている。
このようなGUIでは、メインの表示領域又はメインのウィンドウに表示されているメインコンテンツに対し、何らかの処理(設定又は変更等)を行うためのメニュー画面を他の表示領域又は他のウィンドウに表示している。これにより、メインコンテンツに対して何らかの処理を行う場合に、優れた操作性を発揮することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−189514号公報
【特許文献2】特開2014−206816号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来技術では、メインコンテンツに対し、関連する他のコンテンツを操作するための表示はされていないという課題がある。
一方、ビル、工場又はプラント等のI/Oを監視する監視システムでは、多種多様のコンテンツを順次切替えながら確認作業を行っている。例えば、ある1つの監視ポイントに異常が発見された場合には、その監視ポイントに関連するコンテンツ(サマリグラフ、タイムスケジュール、イベントプログラム等)を順次確認する。このような作業が必要となる場合、経験が浅く業務スキルの未熟なベーシックユーザにとって、従来技術では操作に慣れるまでに利用し難いものとなっている。
【0005】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、メインコンテンツに対し、関連する他のコンテンツを操作するための表示を行うことができる画面表示装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に係る画面表示装置は、オブジェクトを示す情報が関連付けられたコンテンツを複数記憶する記憶部と、ウィンドウを第1表示領域第2表示領域及び第3表示領域を含む複数領域に区分けする設定部と、記憶部からコンテンツを読出して第1表示領域に表示する第1表示部と、第1表示部により表示されたコンテンツから選択されたオブジェクトに基づき、記憶部から当該オブジェクトに関連する他のコンテンツを示す関連情報を生成して第2表示領域に表示する第2表示部と、第1表示部によりコンテンツが表示された場合に、記憶部から当該コンテンツと同一のタイプのコンテンツをリスト化したメインリストを生成して第3表示領域に表示する第3表示部とを備え、第1表示部は、第2表示部により表示された関連情報に基づいてコンテンツの表示が要求された場合に、記憶部から当該コンテンツを読出して第1表示領域に表示し、第3表示部により表示されたメインリストからコンテンツが選択された場合に、記憶部から当該コンテンツを読出して第1表示領域に表示するものである。
【発明の効果】
【0007】
この発明によれば、上記のように構成したので、メインコンテンツに対し、関連する他のコンテンツを操作するための表示を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】この発明の実施の形態1に係る画面表示装置の構成例を示す図である。
図2】この発明の実施の形態1に係る画面表示装置の動作例を示すフローチャートである。
図3】この発明の実施の形態1における設定部により設定されるウィンドウの一例を示す図である。
図4図4A図4Cは、この発明の実施の形態1における関連情報表示部によりユーティリティペインに表示される関連情報の一例を示す図である。
図5図5A図5Bは、この発明の実施の形態1における設定部によるウィンドウの設定変更例を示す図であり、各表示領域に対する変更条件と、ウィンドウを縮小及び拡大した場合を示す図である。
図6】この発明の実施の形態2に係る画面表示装置の構成例を示す図である。
図7】この発明の実施の形態2に係る画面表示装置の動作例を示すフローチャートである。
図8図8A図8Cは、この発明の実施の形態2における関連情報表示部によりユーティリティペインに表示される関連画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る画面表示装置の構成例を示す図である。
画面表示装置は、ビル、工場又はプラント等の施設におけるI/Oを監視する監視システムに搭載され、監視ポイント(オブジェクト)に関するコンテンツを表示するものである。この画面表示装置は、図1に示すように、記憶部1、設定部2、入力受付部3、コンテンツ表示部(第1表示部)4、メインリスト表示部5、関連情報表示部(第2表示部)6を備えている。なお、画面表示装置は、システムLSI等の処理回路や、メモリ等に記憶されたプログラムを実行するCPU等により実現される。
【0010】
記憶部1は、コンテンツを複数記憶するものである。このコンテンツのタイプ(種別)としては、グラフィック(サマリグラフ)、チャート/トレンド、ポイント、デバイス、ログ、スケジュール(タイムスケジュール)、カレンダ、イベントプログラム、定時データ出力(日月週年報)、数値演算制御、条件判断制御、火災制御、停復電制御、電力デマンド制御、外部移報等が挙げられる。また、コンテンツには、当該コンテンツのオブジェクトである監視ポイントを示す情報が関連付けられている。
【0011】
設定部2は、ディスプレイ等の表示装置(不図示)に表示されるウィンドウ100を、第1表示領域及び第2表示領域を含む複数の表示領域に区分けするものである。以下では、ウィンドウ100を、タイトルバー101、コンテンツペイン(第1表示領域)102、メニューペイン103及びユーティリティペイン(第2表示領域)104に区分けする場合を示す(図3参照)。なお、コンテンツペイン102は、メインコンテンツが表示される表示領域である。また、メニューペイン103は、メインコンテンツと同一のタイプのコンテンツをリスト化したメインリスト(メニュー画面)が表示される表示領域である。また、ユーティリティペイン104は、メインコンテンツと同一の監視ポイントに関連する他のコンテンツを示す関連情報(実施の形態1では関連リスト110と要約画面120)が表示される表示領域である。
【0012】
入力受付部3は、マウス又はキーボード等の入力装置(不図示)を介したユーザによる入力を受付けるものである。
【0013】
コンテンツ表示部4は、入力受付部3による受付け結果に応じて、記憶部1からコンテンツをメインコンテンツとして読出してコンテンツペイン102に表示するものである。すなわち、コンテンツ表示部4は、メインリスト表示部5により表示されたメインリストからコンテンツが選択された場合に、記憶部1から当該コンテンツをメインコンテンツとして読出してコンテンツペイン102に表示する。また、コンテンツ表示部4は、関連情報表示部6により表示された関連情報に基づいてコンテンツの表示が要求された場合(実施の形態1では、要約画面表示部62により表示された要約画面120に対して当該要約画面120が示すコンテンツの表示が要求された場合)に、記憶部1から当該コンテンツをメインコンテンツとして読出してコンテンツペイン102に表示する。
【0014】
メインリスト表示部5は、コンテンツ表示部4により読出されたコンテンツのタイプに基づき、記憶部1から当該タイプのコンテンツをリスト化したメインリストを生成してメニューペイン103に表示するものである。
【0015】
関連情報表示部6は、入力受付部3による受付け結果に応じて、コンテンツ表示部4により表示されたコンテンツから監視ポイントが選択された場合に、記憶部1から当該監視ポイントに関連する他のコンテンツを示す関連情報を生成してユーティリティペイン104に表示するものである。この関連情報表示部6は、実施の形態1では、関連リスト表示部61及び要約画面表示部62を有している。
【0016】
関連リスト表示部61は、入力受付部3による受付け結果に応じて、コンテンツ表示部4により表示されたコンテンツから監視ポイントが選択された場合に、記憶部1から当該監視ポイントに関連する他のコンテンツをリスト化した関連リスト110を生成してユーティリティペイン104に表示するものである。
【0017】
要約画面表示部62は、入力受付部3による受付け結果に応じて、記憶部1からコンテンツの要約画面120を生成してユーティリティペイン104に表示するものである。すなわち、要約画面表示部62は、関連リスト表示部61により表示された関連リスト110からコンテンツが選択された場合に、記憶部1から当該コンテンツの要約画面120を生成してユーティリティペイン104に表示する。
【0018】
次に、実施の形態1に係る画面表示装置の動作例について、図1〜4を参照しながら説明する。なお、記憶部1は、オブジェクトである監視ポイントを示す情報が関連付けられたコンテンツを複数記憶している。また、設定部2は、図3に示すように、ウィンドウ100を、タイトルバー101、コンテンツペイン102、メニューペイン103及びユーティリティペイン104に区分けするものとする。また以下では、関連情報表示部6が関連リスト表示部61及び要約画面表示部62を有する場合を示す。
【0019】
画面表示装置の動作例では、図2に示すように、まず、入力受付部3は、ユーザからコンテンツの表示要求を受付けたかを判定する(ステップST201)。
【0020】
このステップST201において、入力受付部3がコンテンツの表示要求を受付けたと判定した場合には、コンテンツ表示部4は、記憶部1から当該コンテンツをメインコンテンツとして読出してコンテンツペイン102に表示する(ステップST202)。すなわち、コンテンツ表示部4は、メインリスト表示部5により表示されたメインリストからコンテンツが選択された場合に、記憶部1から当該コンテンツをメインコンテンツとして読出してコンテンツペイン102に表示する。また、コンテンツ表示部4は、要約画面表示部62により表示された要約画面120に対して当該要約画面120が示すコンテンツの表示が要求された場合に、記憶部1から当該コンテンツをメインコンテンツとして読出してコンテンツペイン102に表示する。なお初回の表示では、例えば、予め設定されたタイプ(サマリグラフ等)のコンテンツを表示する。
【0021】
次いで、メインリスト表示部5は、コンテンツ表示部4により読出されたコンテンツのタイプに基づき、記憶部1から当該タイプのコンテンツをリスト化したメインリストを生成してメニューペイン103に表示する(ステップST203)。例えば、メインリスト表示部5は、メインコンテンツとしてサマリグラフが表示された場合、施設内の各階又は各場所等の他のサマリグラフに切替え可能とするフォルダをツリー構造で表示する。
【0022】
次いで、入力受付部3は、ユーザにより、コンテンツ表示部4により表示されたコンテンツから監視ポイントが選択されたかを判定する(ステップST204)。
【0023】
このステップST204において、入力受付部3がコンテンツから監視ポイントが選択されたと判定した場合には、関連リスト表示部61は、記憶部1から当該監視ポイントに関連する他のコンテンツをリスト化した関連リスト110を生成してユーティリティペイン104に表示する(ステップST205)。
【0024】
一方、ステップST201において、入力受付部3は、コンテンツの表示要求を受付けていないと判定した場合には、ユーザからコンテンツの要約画面120の表示要求を受付けたかを判定する(ステップST206)。
【0025】
このステップST206において、入力受付部3がコンテンツの要約画面120の表示要求を受付けたと判定した場合には、要約画面表示部62は、記憶部1から当該コンテンツの要約画面120を生成してユーティリティペイン104に表示する(ステップST207)。すなわち、要約画面表示部62は、関連リスト表示部61により表示された関連リスト110からコンテンツが選択された場合に、記憶部1から当該コンテンツの要約画面120を生成してユーティリティペイン104に表示する。
【0026】
ここで、実施の形態1に係る画面表示装置では、図3に示すように、ウィンドウ100を、コンテンツペイン102及びユーティリティペイン104を含む複数の表示領域に区分けしている。これにより、1つのウィンドウ100上に、メインコンテンツと、メインコンテンツの監視ポイントに関連する他のコンテンツを示す関連情報とを表示することができる。
【0027】
また図4は、実施の形態1における関連情報表示部6によりユーティリティペイン104に表示される関連情報の一例を示す図である。この図4では、図4Aにグラフィックの関連情報を示し、図4Bにチャートの関連情報を示し、図4Cにスケジュールの関連情報を示している。また図4では、関連リスト110と、当該関連リスト110で選択されたコンテンツの要約画面120とを表示した状態を示している。なお図4A図4Cに示す関連情報は、ユーティリティペイン104上に一覧表示される。
図4の例では、まず、関連リスト表示部61は、関連する他のコンテンツを示す全てのタイプの関連リスト110をユーティリティペイン104に一覧表示する。そして、ユーザによって関連リスト110の中から所望のコンテンツが選択されると、要約画面表示部62は、当該コンテンツの要約画面120をユーティリティペイン104に表示する。なお図4の例では、要約画面120に、当該要約画面120が示すコンテンツの表示を要求するための「詳細」ボタン1201が設けられている。そして、ユーザにより要約画面120の「詳細」ボタン1201が押されると、コンテンツ表示部4は、当該要約画面120が示すコンテンツをコンテンツペイン102に表示する。
【0028】
このように、ウィンドウ100をコンテンツペイン102とユーティリティペイン104とに分けて表示を行うことで、ユーザが次の作業を容易に把握することができる。また、関連リスト110の表示、要約画面120の表示、コンテンツの表示といった順で段階的に表示を行うことで、経験の少ないユーザであっても段階を追って、詳細を表示すべきコンテンツを容易に探し出すことができる。また、ユーザは、要約画面120を確認した後にコンテンツを選択することができるため、無駄に画面遷移を行う必要はなく、詳細を表示すべきコンテンツを容易に探し出すことができる。
【0029】
以上のように、この実施の形態1によれば、監視ポイントを示す情報が関連付けられたコンテンツを複数記憶する記憶部1と、ウィンドウ100をコンテンツペイン102及びユーティリティペイン104を含む複数領域に区分けする設定部2と、記憶部1からコンテンツを読出してコンテンツペイン102に表示するコンテンツ表示部4と、コンテンツ表示部4により表示されたコンテンツから監視ポイントが選択された場合に、記憶部1から当該監視ポイントに関連する他のコンテンツを示す関連情報を生成してユーティリティペイン104に表示する関連情報表示部6とを備え、コンテンツ表示部4は、関連情報表示部6により表示された関連情報に基づいてコンテンツの表示が要求された場合に、記憶部1から当該コンテンツを読出してコンテンツペイン102に表示するように構成したので、メインコンテンツに対し、関連する他のコンテンツを操作するための表示を行うことができる。
【0030】
なお上記では、ウィンドウ100の各表示領域の大きさを固定とした場合を想定して説明を行った。しかしながら、これに限るものではなく、設定部2は、各表示領域の大きさを変更するようにしてもよい。この際、設定部2は、例えば図5Aに示すような各表示領域に対する変更条件を用い、図5Bに示すようにウィンドウ100の拡大又は縮小等を行う。
【0031】
実施の形態2.
図6はこの発明の実施の形態2に係る画面表示装置の構成例を示す図である。この図6に示す実施の形態2に係る画面表示装置は、図1に示す実施の形態1に係る画面表示装置の関連情報表示部6に、アイコン群画面表示部63を追加したものである。その他の構成は同様であり、同一の符号を付して異なる部分についてのみ説明を行う。
【0032】
アイコン群画面表示部63は、入力受付部3による受付け結果に応じて、コンテンツ表示部4により表示されたコンテンツから監視ポイントが選択された場合に、記憶部1から当該監視ポイントに関連する他のコンテンツのタイプを示すアイコンを一覧表示したアイコン群画面130を生成してユーティリティペイン104に表示するものである。
【0033】
なお、関連リスト表示部61は、入力受付部3による受付け結果に応じて、アイコン群画面表示部63により表示されたアイコン群画面130からアイコンが選択された場合に、記憶部1から当該アイコンが示すタイプの上記他のコンテンツをリスト化した関連リスト110を生成してユーティリティペイン104に表示する。
【0034】
次に、実施の形態2に係る画面表示装置の動作例について、図7を参照しながら説明する。この図7に示す実施の形態2に係る画面表示装置の動作例は、図2に示す実施の形態1に係る画面表示装置の動作例のステップST205をステップST701に変更し、ステップST206の前段にステップST702,703を追加したものである。その他の動作は同様であり、同一の符号を付して異なる部分についてのみ説明を行う。
【0035】
ステップST701では、関連リスト表示部61は、コンテンツ表示部4により表示されたコンテンツから監視ポイントが選択された場合に、記憶部1から当該監視ポイントに関連する他のコンテンツをリスト化した関連リスト110を生成してユーティリティペイン104に表示する。この際、関連リスト表示部61は、実施の形態1と同様に、全てのタイプの関連リスト110を一覧表示する。また、アイコン群画面表示部63は、記憶部1から上記他のコンテンツのタイプを示すアイコンを一覧表示したアイコン群画面130を生成してユーティリティペイン104に表示する。
【0036】
一方、ステップST201において、入力受付部3は、コンテンツの表示要求を受付けていないと判定した場合には、ユーザからアイコンの選択を受付けたかを判定する(ステップST702)。
【0037】
このステップST702において、入力受付部3がアイコンの選択を受付けたと判定した場合には、関連リスト表示部61は、記憶部1から当該アイコンが示すタイプの上記他のコンテンツをリスト化した関連リスト110を生成してユーティリティペイン104に表示する(ステップST703)。
【0038】
一方、ステップST702において、入力受付部3がアイコンの選択を受付けていないと判定した場合には、シーケンスはステップST206に進む。
【0039】
図8は、実施の形態2における関連情報表示部6によりユーティリティペイン104に表示される関連情報の一例を示す図である。この図8では、図8Aにグラフィックの関連情報を示し、図8Bにチャートの関連情報を示し、図8Cにスケジュールの関連情報を示している。また図8では、アイコン群画面130と、当該アイコン群画面130で選択されたアイコンが示すタイプの関連リスト110と、当該関連リスト110で選択されたコンテンツの要約画面120とを表示した状態を示している。
図8の例では、まず、関連リスト表示部61及びアイコン群画面表示部63は、全てのタイプの関連リスト110及びアイコン群画面130をユーティリティペイン104に表示する。そして、ユーザによってアイコン群画面130の中から所望のアイコンが選択されると、関連リスト表示部61は、当該アイコンが示すタイプの関連リスト110のみをユーティリティペイン104に表示する。そして、ユーザにより関連リスト110の中から所望のコンテンツが選択されると、要約画面表示部62は、当該コンテンツの要約画面120をユーティリティペイン104に表示する。そして、ユーザにより要約画面120の「詳細」ボタン1201が押されると、コンテンツ表示部4は、当該要約画面120が示すコンテンツをコンテンツペイン102に表示する。
【0040】
以上のように、この実施の形態2によれば、アイコン群画面130を生成してユーティリティペイン104に表示するアイコン群画面表示部63を備え、関連リスト表示部61は、アイコン群画面表示部63により表示されたアイコン群画面130からアイコンが選択された場合に、記憶部1から当該アイコンが示すタイプの他のコンテンツをリスト化した関連リスト110を生成してユーティリティペイン104に表示するように構成したので、実施の形態1における効果に加え、アイコン群画面130の表示、関連リスト110の表示、要約画面120の表示、コンテンツの表示といった順で段階的に表示を行うことで、経験の少ないユーザであっても段階を追って、詳細を表示すべきコンテンツをより容易に探し出すことができる。
【0041】
なお実施の形態1,2では、画面表示装置が、ビル、工場又はプラント等のI/Oを監視する監視システムに搭載され、監視ポイントに関するコンテンツを表示するものとして説明を行った。しかしながら、これに限るものではなく、1つのウィンドウ100に、メインコンテンツと、当該メインコンテンツから選択されたオブジェクトに関連する他のコンテンツを示す関連情報とを表示する画面表示装置であればよく、同様に適用可能である。
【0042】
また、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
【符号の説明】
【0043】
1 記憶部
2 設定部
3 入力受付部
4 コンテンツ表示部(第1表示部)
5 メインリスト表示部
6 関連情報表示部(第2表示部)
61 関連リスト表示部
62 要約画面表示部
63 アイコン群画面表示部
100 ウィンドウ
101 タイトルバー
102 コンテンツペイン(第1表示領域)
103 メニューペイン
104 ユーティリティペイン(第2表示領域)
110 関連リスト
120 要約画面
130 アイコン群画面
1201 「詳細」ボタン
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8