(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6725922
(24)【登録日】2020年6月30日
(45)【発行日】2020年7月22日
(54)【発明の名称】コミュニケーションツールベースのデータ転送方法及びシステム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20200713BHJP
G06F 13/00 20060101ALI20200713BHJP
G06Q 20/08 20120101ALI20200713BHJP
【FI】
G06Q50/10
G06F13/00 650B
G06Q20/08
【請求項の数】38
【全頁数】31
(21)【出願番号】特願2017-564388(P2017-564388)
(86)(22)【出願日】2016年6月3日
(65)【公表番号】特表2018-524694(P2018-524694A)
(43)【公表日】2018年8月30日
(86)【国際出願番号】CN2016084605
(87)【国際公開番号】WO2016197868
(87)【国際公開日】20161215
【審査請求日】2019年5月31日
(31)【優先権主張番号】201510316622.X
(32)【優先日】2015年6月10日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】510330264
【氏名又は名称】アリババ・グループ・ホールディング・リミテッド
【氏名又は名称原語表記】ALIBABA GROUP HOLDING LIMITED
(74)【代理人】
【識別番号】100188558
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 雅人
(74)【代理人】
【識別番号】100205785
【弁理士】
【氏名又は名称】▲高▼橋 史生
(74)【代理人】
【識別番号】100097320
【弁理士】
【氏名又は名称】宮川 貞二
(74)【代理人】
【識別番号】100155192
【弁理士】
【氏名又は名称】金子 美代子
(74)【代理人】
【識別番号】100131820
【弁理士】
【氏名又は名称】金井 俊幸
(74)【代理人】
【識別番号】100100398
【弁理士】
【氏名又は名称】柴田 茂夫
(72)【発明者】
【氏名】イエ,リンリン
(72)【発明者】
【氏名】ヂュ,ヤンチュン
(72)【発明者】
【氏名】ヂャン,アイフェイ
【審査官】
田中 秀樹
(56)【参考文献】
【文献】
特開2014−217486(JP,A)
【文献】
特開2013−257858(JP,A)
【文献】
特開2007−226794(JP,A)
【文献】
米国特許出願公開第2009/0181767(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00−99/00
G06F 13/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コミュニケーションツールベースのデータ転送方法であって、多人数セッション参加ユーザが前記コミュニケーションツール内の同じセッションに参加し:
コミュニケーションツールサーバにより、データ転送プロジェクトを開始するために用いられ、前記多人数セッション参加ユーザにおけるM人のセッション参加ユーザにより送信される、開始リクエストを受信するステップであって、Mは正の整数である、前記受信するステップと;
前記コミュニケーションツールサーバにより、前記データ転送プロジェクトに参加するために用いられ、前記多人数セッション参加ユーザにおけるN人のセッション参加ユーザにより送信される、参加レスポンスを受信するステップであって、Nは正の整数である、前記受信するステップと;
データ転送サーバにより、前記データ転送プロジェクトに対応する前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザの参加結果を取得するステップと;
前記データ転送サーバにより、前記参加結果とプリセット条件とに従って、前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザからQ人のセッション参加ユーザをQ個の対象データ点として選択するステップであって、Qは正の整数である、前記選択するステップと;
前記データ転送サーバにより、前記開始リクエストに従って第1のM個のデータ転送リストを生成するステップであって、前記第1のM個のデータ転送リストは前記M人のセッション参加ユーザのソースデータ点から中間データ点を示す、前記生成するステップと;
前記データ転送サーバにより、前記参加レスポンスに従って第2のN個のデータ転送リストを生成するステップであって、前記第2のN個のデータ転送リストは前記N人のセッション参加ユーザのソースデータ点から中間データ点を示す、前記生成するステップと;
前記データ転送サーバにより、前記参加結果、前記プリセット条件、及び前記Q個の対象データ点に従って第3のQ個のデータ転送リストを生成するステップであって、前記第3のQ個のデータ転送リストは前記中間データ点から前記Q個の対象データ点を示す、前記生成するステップと;を備える、
コミュニケーションツールベースのデータ転送方法。
【請求項2】
前記データ転送サーバにより、前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザのデータ点に関してデータエクスポートを実行するステップと;
前記データ転送サーバにより、前記第1のM個のデータ転送リスト、前記第2のN個のデータ転送リスト、及び前記第3のQ個のデータ転送リストに従って、前記Q個の対象データ点に関してデータインポートを実行するステップと;を更に備える、
請求項1に記載のコミュニケーションツールベースのデータ転送方法。
【請求項3】
前記参加結果、前記プリセット条件、及び前記Q個の対象データ点に従って第3のQ個のデータ転送リストを生成する前記ステップは、具体的に:
前記データ転送サーバにより、前記Q個の対象データ点に対応する前記ユーザの前記参加結果に従って前記ユーザをランク付けし、前記プリセット条件と前記ランク付け結果とに従って、それぞれ、対応するデータ転送量を前記Q個の対象データ点へ割り当てるステップと;
前記データ転送サーバにより、前記Q個の対象データ点及び前記Q個の対象データ点へそれぞれ割り当てられた前記データ転送量に従って、前記第3のQ個のデータ転送リストを生成するステップと;を備える、
請求項1に記載のコミュニケーションツールベースのデータ転送方法。
【請求項4】
前記参加結果は、ランダムに生成される、又は、前記データ転送プロジェクトに参加する前記ユーザにより入力される内容に従って生成される、
請求項1に記載のコミュニケーションツールベースのデータ転送方法。
【請求項5】
前記データ転送サーバにより、前記データ転送プロジェクトに対応する前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザの前記参加結果に従って結果提示インターフェースを生成し、前記結果提示インターフェースを前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザに対して表示するステップ;を更に備える、
請求項1に記載のコミュニケーションツールベースのデータ転送方法。
【請求項6】
前記データ転送プロジェクトに参加する場合の前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザのエクスポートされるデータ転送量は同じである、
請求項3に記載のコミュニケーションツールベースのデータ転送方法。
【請求項7】
データ転送プロジェクトを開始するために用いられ、前記多人数セッション参加ユーザにおけるM人のセッション参加ユーザにより送信される、開始リクエストを受信する前記ステップの後に:
前記コミュニケーションツールサーバにより、参加招待案内を前記セッション内の他のセッション参加ユーザへ送信し、前記参加招待案内の中の参加条件にマークを付すステップ;を更に備える、
請求項1に記載のコミュニケーションツールベースのデータ転送方法。
【請求項8】
M及びQは、両方とも1である、
請求項1に記載のコミュニケーションツールベースのデータ転送方法。
【請求項9】
前記コミュニケーションツールは、インスタントメッセージ用ソフトウェアである、
請求項1に記載のコミュニケーションツールベースのデータ転送方法。
【請求項10】
コミュニケーションツールベースの支払方法であって、多人数セッション参加ユーザが前記コミュニケーションツール内の同じセッションに参加し:
コミュニケーションツールサーバにより、支払プロジェクトを開始するために用いられ、前記多人数セッション参加ユーザにおけるM人のセッション参加ユーザにより送信される、開始リクエストを受信するステップであって、Mは正の整数である、前記受信するステップと;
前記コミュニケーションツールサーバにより、前記支払プロジェクトに参加するために用いられ、前記多人数セッション参加ユーザにおけるN人のセッション参加ユーザにより送信される参加レスポンスを受信するステップであって、Nは正の整数である、前記受信するステップと;
支払サーバにより、前記支払プロジェクトに対応する前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザの参加結果を取得するステップと;
前記支払サーバにより、前記参加結果とプリセット条件とに従って、前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザからQ人のセッション参加ユーザをQ個の対象アカウントとして選択するステップであって、Qは正の整数である、前記選択するステップと;
前記支払サーバにより、前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザのアカウントに従って前記Q個の対象アカウントへ支払うステップと;を備える、
コミュニケーションツールベースの支払方法。
【請求項11】
前記支払サーバにより、前記開始リクエストに従ってM個の支払人一致リストを生成するステップであって、前記M個の支払人一致リストは前記M人のセッション参加ユーザの前記アカウントから中間アカウントを示す、前記生成するステップと;
前記支払サーバにより、前記参加レスポンスに従ってN個の支払人一致リストを生成するステップであって、前記N個の支払人一致リストは前記N人のセッション参加ユーザの前記アカウントから中間アカウントを示す、前記生成するステップと;
前記支払サーバにより、前記参加結果、前記プリセット条件、及び前記Q個の対象アカウントに従ってQ個の受取人一致リストを生成するステップであって、前記Q個の受取人一致リストは前記中間アカウントから前記Q個の対象アカウントを示す、前記生成するステップと;を更に備える、
請求項10に記載のコミュニケーションツールベースの支払方法。
【請求項12】
前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザのアカウントに従って前記Q個の対象アカウントへ支払う前記ステップは、具体的に:
前記コミュニケーションツールサーバにより、前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザの前記アカウントから引き落とし、そして、前記M個の支払人一致リストと、前記N個の支払人一致リストと、前記Q個の受取人一致リストとに従って、前記Q個の対象アカウントへ支払うステップを備える、
請求項11に記載のコミュニケーションツールベースの支払方法。
【請求項13】
前記参加結果、前記プリセット条件、及び前記Q個の対象アカウントに従ってQ個の受取人一致リストを生成する前記ステップは、具体的に:
前記支払サーバにより、前記Q個の対象アカウントに対応する前記ユーザの前記参加結果に従って前記ユーザをランク付けし、そして、前記プリセット条件と前記ランク付け結果とに従って、それぞれ、対応する金額を前記Q個の対象アカウントへ割り当てるステップと;
前記支払サーバにより、前記Q個の対象アカウント及び前記Q個の対象アカウントにそれぞれ割り当てられた前記金額に従って、Q個の受取人一致リストを生成するステップと;を備える、
請求項11に記載のコミュニケーションツールベースの支払方法。
【請求項14】
前記参加結果はランダムに生成される、又は、前記支払プロジェクトに参加する前記ユーザにより入力される内容に従って生成される、
請求項10又は11に記載のコミュニケーションツールベースの支払方法。
【請求項15】
前記支払サーバにより、前記支払プロジェクトに対応する前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザの前記参加結果に従って結果提示インターフェースを生成し、そして、前記結果提示インターフェースを前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザに対して表示するステップを更に備える、
請求項10に記載のコミュニケーションツールベースの支払方法。
【請求項16】
前記支払プロジェクトに参加する場合の前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザの支払金額は同じである、
請求項13に記載のコミュニケーションツールベースの支払方法。
【請求項17】
支払プロジェクトを開始するために用いられ、前記多人数セッション参加ユーザにおけるM人のセッション参加ユーザにより送信される、開始リクエストを受信する前記ステップの後に:
前記コミュニケーションツールサーバにより、参加招待案内を前記セッション内の他のセッション参加ユーザへ送信し、前記参加招待案内の中の参加条件にマークを付すステップ;を更に備える、
請求項10に記載のコミュニケーションツールベースの支払方法。
【請求項18】
M及びQは、両方とも1である、
請求項10に記載のコミュニケーションツールベースの支払方法。
【請求項19】
前記コミュニケーションツールは、インスタントメッセージ用ソフトウェアである、
請求項10に記載のコミュニケーションツールベースの支払方法。
【請求項20】
コミュニケーションツールベースのデータ転送システムであって:
コミュニケーションツールを提供するコミュニケーションツールサーバと;前記コミュニケーションツールが実行される複数のクライアント端末と;データ転送サーバと;を備え、
多人数セッション参加ユーザが前記コミュニケーションツール内の同じセッションに参加し:
前記コミュニケーションツールサーバは、データ転送プロジェクトを開始するために用いられ、前記多人数セッション参加ユーザにおけるM人のセッション参加ユーザにより送信される開始リクエストを受信し、前記データ転送プロジェクトに参加するために用いられ、前記多人数セッション参加ユーザにおけるN人のセッション参加ユーザにより送信される参加レスポンスを受信し、そして、前記開始リクエスト及び前記参加レスポンスを前記データ転送サーバへ転送するように構成され、M及びNは正の整数であり;
前記データ転送サーバは、前記データ転送プロジェクトに対応する前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザの参加結果を取得し、そして、前記参加結果とプリセット条件とに従って、前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザからQ人のセッション参加ユーザをQ個の対象データ点として選択するように構成され、Qは正の整数であり;
前記データ転送サーバは:
前記開始リクエストに従って第1のM個のデータ転送リストを生成するように構成され、前記第1のM個のデータ転送リストは前記M人のセッション参加ユーザのソースデータ点から中間データ点を示し;
前記参加レスポンスに従って第2のN個のデータ転送リストを生成するように構成され、前記第2のN個のデータ転送リストは前記N人のセッション参加ユーザのソースデータ点から中間データ点を示し;
前記参加結果と、前記プリセット条件と、前記Q個の対象データ点とに従って第3のQ個のデータ転送リストを生成するように構成され、前記第3のQ個のデータ転送リストは前記中間データ点から前記Q個の対象データ点を示す;
コミュニケーションツールベースのデータ転送システム。
【請求項21】
前記データ転送サーバは、更に:
前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザのデータ点に関してデータエクスポートを実行し、そして、前記第1のM個のデータ転送リストと、前記第2のN個のデータ転送リストと、前記第3のQ個のデータ転送リストとに従って、前記Q個の対象データ点に関してデータインポートを実行するように構成された;
請求項20に記載のコミュニケーションツールベースのデータ転送システム。
【請求項22】
前記データ転送サーバは、具体的に:
前記Q個の対象データ点に対応する前記ユーザの前記参加結果に従って前記ユーザをランク付けし、そして、前記プリセット条件と前記ランク付け結果とに従って、それぞれ、対応するデータ転送量を前記Q個の対象データ点へ割り当て;
前記Q個の対象データ点及び前記Q個の対象データ点へそれぞれ割り当てられた前記データ転送量に従って、第3のQ個のデータ転送リストを生成するように構成された;
請求項20に記載のコミュニケーションツールベースのデータ転送システム。
【請求項23】
前記参加結果は、ランダムに生成される、又は、前記データ転送プロジェクトに参加する前記ユーザにより入力される内容に従って生成される、
請求項20に記載のコミュニケーションツールベースのデータ転送システム。
【請求項24】
前記データ転送サーバは、更に:
前記データ転送プロジェクトに対応する前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザの前記参加結果に従って結果提示インターフェースを生成し、そして、前記結果提示インターフェースを前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザに対して表示するように構成された;
請求項20に記載のコミュニケーションツールベースのデータ転送システム。
【請求項25】
前記データ転送プロジェクトに参加する場合の前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザのエクスポートされるデータ転送量は同じである、
請求項22に記載のコミュニケーションツールベースのデータ転送システム。
【請求項26】
前記コミュニケーションツールサーバは、更に:
参加招待案内を前記セッション内の他のセッション参加ユーザへ送信し、そして、前記参加招待案内の中の参加条件にマークを付すよう構成された;
請求項20に記載のコミュニケーションツールベースのデータ転送システム。
【請求項27】
M及びQは両方とも1である、
請求項20に記載のコミュニケーションツールベースのデータ転送システム。
【請求項28】
前記コミュニケーションツールはインスタントメッセージ用ソフトウェアである、
請求項20に記載のコミュニケーションツールベースのデータ転送システム。
【請求項29】
コミュニケーションツールベースの支払システムであって:
前記コミュニケーションツールを提供するコミュニケーションツールサーバと;前記コミュニケーションツールが実行される複数のクライアント端末と;支払サーバと;を備え、
多人数セッション参加ユーザは前記コミュニケーションツール内の同じセッションに参加し;
前記コミュニケーションツールサーバは、支払プロジェクトを開始するために用いられ、前記多人数セッション参加ユーザにおけるM人のセッション参加ユーザにより送信される、開始リクエストを受信し、前記支払プロジェクトに参加するために用いられ、前記多人数セッション参加ユーザにおけるN人のセッション参加ユーザにより送信される参加レスポンスを受信し、そして、前記開始リクエスト及び前記参加レスポンスを前記支払サーバへ転送するように構成され、M及びNは正の整数であり;
前記支払サーバは、前記支払プロジェクトに対応する前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザの参加結果を取得し、前記参加結果とプリセット条件とに従って、前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザからQ人のセッション参加ユーザをQ個の対象アカウントとして選択し、Qは正の整数であり、そして、前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザのアカウントに従って前記Q個の対象アカウントへ支払うよう構成された;
コミュニケーションツールベースの支払システム。
【請求項30】
前記支払サーバは、更に:
前記開始リクエストに従ってM個の支払人一致リストを生成するように構成され、前記M個の支払人一致リストは前記M人のセッション参加ユーザの前記アカウントから中間アカウントを示し;
前記参加レスポンスに従ってN個の支払人一致リストを生成するように構成され、前記N個の支払人一致リストは前記N人のセッション参加ユーザの前記アカウントから中間アカウントを示し;
前記参加結果と、前記プリセット条件と、前記Q個の対象アカウントとに従ってQ個の受取人一致リストを生成するように構成され、前記Q個の受取人一致リストは前記中間アカウントから前記Q個の対象アカウントを示す;
請求項29に記載のコミュニケーションツールベースの支払システム。
【請求項31】
前記支払サーバは、具体的に:
前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザの前記アカウントから引き落とし、そして、前記M個の支払人一致リストと、前記N個の支払人一致リストと、前記Q個の受取人一致リストとに従って、前記Q個の対象アカウントに支払う、
請求項30に記載のコミュニケーションツールベースの支払システム。
【請求項32】
前記支払サーバは、具体的に:
前記Q個の対象アカウントに対応する前記ユーザの前記参加結果に従って前記ユーザをランク付けし、そして、前記プリセット条件と前記ランク付け結果とに従って、それぞれ、対応する金額を前記Q個の対象アカウントへ割り当て;
前記Q個の対象アカウント及び前記Q個の対象アカウントへそれぞれ割り当てられた前記金額に従って、Q個の受取人一致リストを生成するように構成された、
請求項30に記載のコミュニケーションツールベースの支払システム。
【請求項33】
前記参加結果は、ランダムに生成される、又は、前記支払プロジェクトに参加する前記ユーザによって入力される内容に従って生成される、
請求項29又は30に記載のコミュニケーションツールベースの支払システム。
【請求項34】
前記支払サーバは、更に:
前記支払プロジェクトに対応する前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザの前記参加結果に従って結果提示インターフェースを生成し、そして、前記結果提示インターフェースを前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザに対して表示するように構成された、
請求項29に記載のコミュニケーションツールベースの支払システム。
【請求項35】
前記支払プロジェクトに参加する場合の前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザの支払金額は同じである、
請求項32に記載のコミュニケーションツールベースの支払システム。
【請求項36】
前記コミュニケーションツールサーバは、更に:
参加招待案内を前記セッション内の他のセッション参加ユーザへ送信し、そして、前記参加招待案内の中の参加条件にマークを付すよう構成された、
請求項29に記載のコミュニケーションツールベースの支払システム。
【請求項37】
M及びQは両方とも1である、
請求項29に記載のコミュニケーションツールベースの支払システム。
【請求項38】
前記コミュニケーションツールはインスタントメッセージ用ソフトウェアである、
請求項29
に記載のコミュニケーションツールベースの支払システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2015年6月10日に提出され「コミュニケーションツールベースのデータ転送方法及びシステム」と題された中国特許出願第201510316622.X号の優先権を主張し、上記中国特許出願は参照によってその全体が本願に組み込まれる。
【0002】
本願は、コンピュータ技術の分野に関し、特に、コミュニケーションツールベースのデータ転送方法及びシステムに関する。
【背景技術】
【0003】
コンピュータ技術の急速な発展により、インスタントメッセージ(IM)用ソフトウェア(例えば、WeChat及びQQ)が、人々の仕事及び日常生活の中でますます利用されており、人々の仕事及び日常生活における一般的なコミュニケーションソフトウェアとなってきている。
【0004】
IMソフトウェアを用いる過程で、ユーザは、文字、音声、映像等を用いてチャットグループ内の他のグループメンバーと通信でき、チャットグループ内の全てのグループメンバーはチャット情報を閲覧できる。しかし、既存のインスタントメッセージ用ソフトウェアにおいて、チャットグループにとっては機能に制限があり、ユーザ満足度は高くない。とりわけ、インスタントメッセージ用ソフトウェアは、未だに幾つかの特定のデータサービスに対応していない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本願は、関連技術における技術的問題のうちの1つを、少なくともある程度まで解決することを意図している。
【0006】
そのために、本願の第1の目的は、コミュニケーションツールベースのデータ転送方法を提供することにある。この方法により、ユーザは、コミュニケーションツールにおいてデータ転送を完結させることが可能となり、それによって、コミュニケーションツールの機能が高まり、ユーザ間のデータ転送が容易になり、データ転送効率が高まり、ユーザ満足度が向上する。
本願の第2の目的は、コミュニケーションツールベースの支払方法を提供することにある。
本願の第3の目的は、コミュニケーションツールベースのデータ転送システムを提供することにある。
本願の第4の目的は、コミュニケーションツールベースの支払システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本願の第1の態様における実施の形態は、コミュニケーションツールベースのデータ転送方法を提供し、多人数(複数人数)セッション参加ユーザが前記コミュニケーションツール内の同じセッションに参加し、本方法は、下記のステップを備える:データ転送プロジェクトを開始するために用いられ、前記多人数セッション参加ユーザにおけるM人のセッション参加ユーザにより送信される、開始リクエストを受信するステップであって、Mは正の整数である、受信するステップ;前記データ転送プロジェクトに参加するために用いられ、前記多人数セッション参加ユーザにおけるN人のセッション参加ユーザにより送信される、参加レスポンスを受信するステップであって、Nは正の整数である、受信するステップ;前記データ転送プロジェクトに対応する前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザの参加結果を取得するステップ;前記参加結果とプリセット(あらかじめ設定された)条件とに従って、前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザからQ人のセッション参加ユーザをQ個の対象データ点として選択するステップであって、Qは正の整数である、選択するステップ。
【0008】
本願の実施の形態によるコミュニケーションツールベースのデータ転送方法においては、データ転送プロジェクトを開始するために用いられ、多人数セッション参加ユーザにおけるM人のセッション参加ユーザにより送信される、開始リクエストが受信され;データ転送プロジェクトに参加するために用いられ、多人数セッション参加ユーザにおけるN人のセッション参加ユーザにより送信される、参加レスポンスが受信され;次いで、データ転送プロジェクトに対応して参加するM人のセッション参加ユーザ及びN人のセッション参加ユーザの参加結果が取得され;そして、参加結果とプリセット条件とに従って、M人のセッション参加ユーザ及びN人のセッション参加ユーザからQ人のセッション参加ユーザが、Q個の対象データ点として選択される。したがって、ユーザはコミュニケーションツールにおいてデータ転送を完結することができ、それによって、コミュニケーションツールの機能が高まり、ユーザ間のデータ転送が容易になり、データ転送効率が高まる。
【0009】
上記目的を達成するため、本願の第2の態様における実施の形態は、コミュニケーションツールベースの支払方法を提供し、多人数セッション参加ユーザが前記コミュニケーションツール内の同じセッションに参加し、本方法は、下記のステップを備える:支払プロジェクトを開始するために用いられ、前記多人数セッション参加ユーザにおけるM人のセッション参加ユーザにより送信される、開始リクエストを受信するステップであって、Mは正の整数である、受信するステップ;前記支払プロジェクトに参加するために用いられ、前記多人数セッション参加ユーザにおけるN人のセッション参加ユーザにより送信される参加レスポンスを受信するステップであって、Nは正の整数である、受信するステップ;前記支払プロジェクトに対応する前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザの参加結果を取得するステップ;前記参加結果とプリセット条件とに従って、前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザからQ人のセッション参加ユーザをQ個の対象アカウント(口座)として選択するステップであって、Qは正の整数である、選択するステップ;及び、前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザのアカウント(口座)に従って前記Q個の対象アカウント(口座)へ支払うステップ。
【0010】
本願の実施の形態によるコミュニケーションツールベースの支払方法においては、支払プロジェクトを開始するために用いられ、多人数セッション参加ユーザにおけるM人のセッション参加ユーザにより送信される、開始リクエストが受信され;支払プロジェクトに参加するために用いられ、多人数セッション参加ユーザにおけるN人のセッション参加ユーザにより送信される、参加レスポンスが受信され;次いで、参加プロジェクトに対応するM人のセッション参加ユーザ及びN人のセッション参加ユーザの参加結果が取得され;次いで、参加結果とプリセット条件とに従って、M人のセッション参加ユーザ及びN人のセッション参加ユーザからQ人のセッション参加ユーザが、Q個の対象アカウントとして選択され;そして、Q個の対象アカウントは、M人のセッション参加ユーザ及びN人のセッション参加ユーザのアカウントに従って入金される。したがって、ユーザは、コミュニケーションツールにおいて参加プロジェクトの支払及び決済を完結することができ、それによって、コミュニケーションツールの機能は高まり、支払及び決済が容易になり、支払及び決済効率が高まる。
【0011】
上記目的を達成するため、本願の第3の態様における実施の形態は、コミュニケーションツールベースのデータ転送システムを提供し、本システムは、コミュニケーションツールを提供するコミュニケーションツールサーバと、前記コミュニケーションツールが実行される複数のクライアント端末と、データ転送サーバとを備え、多人数セッション参加ユーザが前記コミュニケーションツール内の同じセッションに参加する。前記コミュニケーションツールサーバは、データ転送プロジェクトを開始するために用いられ、前記多人数セッション参加ユーザにおけるM人のセッション参加ユーザにより送信される開始リクエストを受信し、前記データ転送プロジェクトに参加するために用いられ、前記多人数セッション参加ユーザにおけるN人のセッション参加ユーザにより送信される参加レスポンスを受信し、そして、前記開始リクエスト及び前記参加レスポンスを前記データ転送サーバへ転送するように構成され、M及びNは正の整数であり;前記データ転送サーバは、前記データ転送プロジェクトに対応する前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザの参加結果を取得し、そして、前記参加結果とプリセット条件とに従って、前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザからQ人のセッション参加ユーザをQ個の対象データ点として選択するように構成され、Qは正の整数である。
【0012】
本願の実施の形態によるコミュニケーションツールベースのデータ転送システムにおいては、コミュニケーションツールサーバが、データ転送プロジェクトを開始するために用いられ、多人数セッション参加ユーザにおけるM人のセッション参加ユーザにより送信される、開始リクエストを受信し、データ転送プロジェクトに参加するために用いられ、多人数セッション参加ユーザにおけるN人のセッション参加ユーザにより送信される、参加レスポンスを受信し、そして、開始リクエスト及び参加レスポンスをデータ転送サーバへ転送し;次いで、データ転送サーバは、データ転送プロジェクトに対応して参加するM人のセッション参加ユーザ及びN人のセッション参加ユーザの参加結果を取得し、参加結果とプリセット条件とに従って、M人のセッション参加ユーザ及びN人のセッション参加ユーザからQ人のセッション参加ユーザをQ個の対象データ点として選択する。したがって、ユーザはコミュニケーションツールにおいてデータ転送を完結することができ、それによって、ユーザ間のデータ転送が容易になり、データ転送効率が高まる。
【0013】
上記目的を達成するため、本願の第4の態様における実施の形態は、コミュニケーションツールベースの支払システムを提供し、本システムは、コミュニケーションツールを提供するコミュニケーションツールサーバと、前記コミュニケーションツールが実行される複数のクライアント端末と、支払サーバとを備え、多人数セッション参加ユーザは前記コミュニケーションツール内の同じセッションに参加する。前記コミュニケーションツールサーバは、支払プロジェクトを開始するために用いられ、前記多人数セッション参加ユーザにおけるM人のセッション参加ユーザにより送信される、開始リクエストを受信し、前記支払プロジェクトに参加するために用いられ、前記多人数セッション参加ユーザにおけるN人のセッション参加ユーザにより送信される参加レスポンスを受信し、そして、前記開始リクエスト及び前記参加レスポンスを前記支払サーバへ転送するように構成され、M及びNは正の整数であり;前記支払サーバは、前記支払プロジェクトに対応する前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザの参加結果を取得し、前記参加結果とプリセット条件とに従って、前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザからQ人のセッション参加ユーザをQ個の対象アカウントとして選択し、Qは正の整数であり、そして、前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザのアカウントに従って前記Q個の対象アカウントへ支払うよう構成される。
【0014】
本願の実施の形態によるコミュニケーションツールベースの支払システムにおいては、コミュニケーションツールサーバは、支払プロジェクトを開始するために用いられ、多人数セッション参加ユーザにおけるM人のセッション参加ユーザにより送信される、開始リクエストを受信し、支払プロジェクトに参加するために用いられ、多人数セッション参加ユーザにおけるN人のセッション参加ユーザにより送信される、参加レスポンスを受信し、そして、開始リクエスト及び参加レスポンスを支払サーバへ転送し;次いで、支払サーバは、支払プロジェクトに対応するM人のセッション参加ユーザ及びN人のセッション参加ユーザの参加結果を取得し、参加結果とプリセット条件とに従って、M人のセッション参加ユーザ及びN人のセッション参加ユーザからQ人のセッション参加ユーザをQ個の対象アカウントとして選択し、そして、M人のセッション参加ユーザ及びN人のセッション参加ユーザのアカウントに従ってQ個の対象アカウントへ支払う。したがって、ユーザは、コミュニケーションツールにおいて参加プロジェクトの支払及び決済を完結することができ、それによって、コミュニケーションツールの機能が高まり、支払及び決済が容易になり、支払及び決済効率が高まる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】
図1は、本願の実施の形態によるコミュニケーションツールベースのデータ転送方法のフロー図である。
【
図2】
図2は、本願の実施の形態に従う、データ転送サーバによる参加ユーザ間のデータ転送を完結させるフロー図である。
【
図3】
図3は、本願の実施の形態によるコミュニケーションツールベースの支払方法のフロー図である。
【
図4】
図4は、本願の実施の形態に従う、支払サーバによる支払を完結させるフロー図である。
【
図5】
図5は、本願の実施の形態によるコミュニケーションツールベースのデータ転送システムの構造概略図である。
【
図6】
図6は、本願の実施の形態によるコミュニケーションツールベースの支払システムの構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本願の実施の形態を詳細に以下説明し、実施の形態の例を添付の図面に示す。ここで、同一又は同様の符号は、本文全体を通して、同一若しくは同様の構成要素又は同一若しくは同様の機能を有する構成要素を表す。添付の図面を介して以下説明する実施の形態は例示であり、その目的は本願を説明することであり、本願を制限することではない。
【0017】
本願の実施の形態によるコミュニケーションツールベースのデータ転送方法、支払方法、及びそれらのシステムは、添付の図面を参照して以下説明する。
【0018】
図1は、本願の実施の形態によるコミュニケーションツールベースのデータ転送方法のフロー図である。
図1に示すように、コミュニケーションツールベースのデータ転送方法は、以下を含む。
【0019】
S101:コミュニケーションツールサーバが、データ転送プロジェクトを開始するために用いられ、多人数セッション参加ユーザ(同時に大勢のユーザが参加する会議(セッション)に参加しているユーザ)におけるM人のセッション参加ユーザによって送信される、開始リクエストを受信する。
ここで、Mは正の整数であり、Mは1又は1よりも大きい正の整数であってもよい。
多人数セッション参加ユーザはコミュニケーションツール内の同じセッションに参加し、コミュニケーションツールはインスタントメッセージ用ソフトウェアである。
【0020】
具体的には、コミュニケーションツールサーバは、データ転送プロジェクトを開始するために用いられ、多人数セッション参加ユーザにおける1人以上のセッション参加ユーザによって送信される、開始リクエストを受信してもよい。
【0021】
例えば、インスタントメッセージ用ソフトウェアのチャットグループにおいて、チャットグループ内のユーザは、チャット中の要求に従ってオークションを開始してもよく、インスタントメッセージ用ソフトウェアのサーバは、チャットグループ内の1人以上のユーザからオークション開始リクエストを受信する。インスタントメッセージ用ソフトウェアのサーバが、チャットグループ内のユーザA及びユーザBからのオークション開始リクエストを受信し、インスタントメッセージ用ソフトウェアのサーバが、ユーザA又はユーザBがユーザによるオークションプロジェクトを開始するための必須条件を満たしているかどうかをチェックすることが想定される。ユーザAがオークション開始条件を満たしていないことをチェックによって判断した場合、異常プロンプトがインスタントメッセージ用ソフトウェアのインターフェース上に表示される。ユーザBが開始条件を満たしている場合、オークションはユーザBからの開始リクエストに従って開始され、チャットグループ内の他のセッション参加ユーザはユーザBによって開始されたオークションを閲覧できる。
【0022】
本発明の実施の形態において、コミュニケーションツールサーバが多人数セッション参加ユーザ内のM人のセッション参加ユーザから、データ転送プロジェクトを開始するための開始リクエストを受信し、データ転送プロジェクトを首尾よく生成した後、コミュニケーションツールサーバは、参加招待案内(participation invitation)をセッション内の他のセッション参加ユーザへ送信し、参加招待案内の中で参加条件にマークを付すことができる。
【0023】
具体的には、データ転送プロジェクトを首尾よく生成した後、コミュニケーションツールサーバは、データ転送プロジェクトの関連情報を他のセッション参加ユーザのコミュニケーションツールへ送信することができ、データ転送プロジェクトの関連情報は、セッション参加ユーザのコミュニケーションツールに対応するチャットグループ内に表示され、データ転送プロジェクトを開始した参加ユーザのニックネームがコミュニケーションツールのチャットグループ内に表示され、他のセッション参加ユーザが、参加条件に従って、データ転送プロジェクトに参加するかどうかを判断できるように、チャットグループ内で参加条件にマークが付される。
【0024】
S102:コミュニケーションツールサーバは、前記データ転送プロジェクトに参加するために用いられ、前記多人数セッション参加ユーザにおけるN人のセッション参加ユーザにより送信される、参加レスポンスを受信する。Nは正の整数である。
【0025】
具体的には、1人以上の参加ユーザが首尾よくコミュニケーションツールにおいてデータ転送プロジェクトを開始した後、1つ以上のデータ転送プロジェクトの関連情報はコミュニケーションツールのセッション内に表示され、同じセッション内の他のセッション参加ユーザは要件に従って選択的に1つ以上のデータ転送プロジェクトに参加してもよい。
【0026】
コミュニケーションツールサーバは、データ転送プロジェクトに参加するために用いられ、多人数セッション参加ユーザにおける1人以上のセッション参加ユーザによって送信される、参加レスポンスを受信する。
【0027】
S103:データ転送サーバは、対応して、データ転送プロジェクトに参加するM人のセッション参加ユーザ及びN人のセッション参加ユーザの参加結果を取得する。
参加結果はランダムに生成される、又は、データ転送プロジェクトに参加するユーザが入力する内容に従って生成される。
【0028】
具体的には、参加ユーザから、データ転送プロジェクトのための開始リクエスト及びデータ転送プロジェクトに参加するための参加レスポンスを取得した後、コミュニケーションツールサーバは取得した内容をデータ転送サーバへ転送し、データ転送サーバは、内容に従って、データ転送プロジェクトの対応する参加結果を取得する。
【0029】
更に、本発明の実施の形態において、データ転送サーバは、また、対応してデータ転送プロジェクトに参加するM人のセッション参加ユーザ及びN人のセッション参加ユーザの参加結果に従って結果提示インターフェースを生成し、ユーザがデータ転送プロジェクトの参加結果を閲覧できるように、結果提示インターフェースをM人のセッション参加ユーザ及びN人のセッション参加ユーザに対して表示することもできる。
【0030】
S104:データ転送サーバは、前記参加結果とプリセット条件とに従って、前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザからQ人のセッション参加ユーザをQ個の対象データ点として選択する。Qは正の整数である。
【0031】
プリセット条件は、データ転送プロジェクト用のデータ転送サーバによって作成され、データ転送プロジェクトに関連する。データ転送サーバは異なるデータ転送プロジェクトに対して異なるプリセット条件を設定する。例えば、データ転送プロジェクトがオークションプロジェクトである場合、データ転送サーバは、オークションにかけられる品目が一番高値で入札を行った参加ユーザに販売されるようなオークションプロジェクトのための条件を設定し、オークションを開始するセッション参加ユーザを対象データ点として選択してもよい。
【0032】
本発明の実施の形態において、データ転送プロジェクトの対応する参加結果を取得した後、データ転送サーバは、参加結果と、対応する、データ転送プロジェクトに参加するためのプリセット条件とに従って、データ転送プロジェクトに対応して参加する多人数セッション参加ユーザからQ人のセッション参加ユーザをQ個の対象データ点として選択することもできる。
【0033】
例えば、現在、ただ1人のユーザ(ユーザA)がオークションプロジェクトを開始し、同じセッション内の他の3人のユーザ(ユーザB、C、及びD)がユーザAによって開始されたオークションプロジェクトに参加すると仮定する。データ転送サーバはオークションプロジェクトに参加している4人のユーザの参加結果を取得する。オークションプロジェクト用の、データ転送サーバに格納されたプリセット条件が以下の通り、すなわち、オークションにかけられる品目が一番高値で入札を行った参加ユーザに販売され、オークションを開始するセッション参加ユーザが対象データ点として選択される、と仮定する。仮に、オークションプロジェクトの参加結果に従って、ユーザBが一番高値で入札したと判断されると、データ転送サーバはユーザBのアカウントを対象データ点として選択する。
【0034】
本発明の実施の形態において、Q人のセッション参加ユーザをQ個の対象データ点として選択した後、データ転送サーバは、
図2に示すステップにより参加ユーザ同士の間でデータ転送を完結することができ、具体的には以下を含む。
【0035】
S105:データ転送サーバは、前記開始リクエストに従って第1のM個のデータ転送リストを生成する。前記第1のM個のデータ転送リストは前記M人のセッション参加ユーザのソースデータ点から中間データ点を示す。
【0036】
S106:データ転送サーバは、前記参加レスポンスに従って第2のN個のデータ転送リストを生成する。前記第2のN個のデータ転送リストは前記N人のセッション参加ユーザのソースデータ点から中間データ点を示す。
【0037】
S107:データ転送サーバは、前記参加結果、前記プリセット条件、及び前記Q個の対象データ点に従って第3のQ個のデータ転送リストを生成する。前記第3のQ個のデータ転送リストは前記中間データ点から前記Q個の対象データ点を示す。
【0038】
具体的には、データ転送サーバは、Q個の対象データ点に対応するユーザの参加結果に従ってランク付けし、プリセット条件とランク付け結果とに従って、それぞれ、対応するデータ転送量をQ個の対象データ点に割り当て、Q個の対象データ点及びQ個の対象データ点にそれぞれ割り当てられたデータ転送量に従って、第3のQ個のデータ転送リストを生成できる。
【0039】
例えば、現在、4人のユーザ(ユーザA、B、C、及びD)が、それぞれ、10ボーナス点を使って、ボーナス点付きの謎解きプロジェクトに参加しており、全部で10個の謎があり、ユーザ同士は最初に謎を解こうと互いに競い合っていると仮定する。データ転送サーバによって取得される謎解きプロジェクトの参加結果が以下の通り、すなわち、ユーザAが2つの謎を解き、ユーザBが3つの謎を解き、ユーザCが4つの謎を解き、且つ、ユーザDが1つの謎を解いたものである場合、且つ、謎解きプロジェクトのためのデータ転送サーバによって作成されたプリセット条件が以下の通り、すなわち、最も多くの謎を解いたユーザがボーナス点の60%を獲得し、2番目に多く謎を解いたユーザがボーナス点の40%を獲得するものとすると、データ転送サーバは、参加結果とプリセット条件とに従って、24ボーナス点をユーザCに割り当て、16ボーナス点をユーザBに割り当てる。
【0040】
S108:データ転送サーバは、前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザのデータ点に関してデータエクスポートを実行し、及び、前記第1のM個のデータ転送リスト、前記第2のN個のデータ転送リスト、及び前記第3のQ個のデータ転送リストに従って、前記Q個の対象データ点に関してデータインポートを実行する。
【0041】
データ転送サーバにより実行されるデータ転送プロセスにおいて、前記データ転送プロジェクトに参加する場合の前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザの前記エクスポートされるデータ転送量は同じであり、データ転送プロジェクトにおけるデータは、ボーナスポイント、仮想通貨などであってもよい。
【0042】
この実施の形態におけるコミュニケーションツールサーバ及びデータ転送サーバは、同じサーバであってもよく、異なるサーバであってもよいことに留意されたい。
【0043】
更に、本願の実施の形態によるコミュニケーションツールベースのデータ転送方法の適用シナリオはオークション及び謎解きシナリオに限定されず、本方法はデータ転送を必要とする他のシナリオに適用されてもよいことに留意されたい。
【0044】
本願の実施の形態によるコミュニケーションツールベースのデータ転送方法において、データ転送プロジェクトを開始するために用いられ、多人数セッション参加ユーザにおけるM人のセッション参加ユーザによって送信される、開始リクエストが受信され;データ転送プロジェクトに参加するために用いられ、多人数セッション参加ユーザにおけるN人のセッション参加ユーザによって送信される、参加レスポンスが受信され;データ転送プロジェクトに対応して参加するM人のセッション参加ユーザ及びN人のセッション参加ユーザの参加結果が取得され;そして、参加結果とプリセット条件とに従って、M人のセッション参加ユーザ及びN人のセッション参加ユーザからQ人のセッション参加ユーザが、Q個の対象データ点として選択される。したがって、ユーザはコミュニケーションツールにおいてデータ転送を完結でき、それによって、ユーザ間のデータ転送が容易になり、データ転送効率が高まる。
【0045】
図3は、本願の実施の形態によるコミュニケーションツールベースの支払方法のフロー図である。
【0046】
図3に示すように、コミュニケーションツールベースの支払方法は、以下を含む。
【0047】
S301:コミュニケーションツールサーバは、支払プロジェクトを開始するために用いられ、多人数セッション参加ユーザにおけるM人のセッション参加ユーザによって送信される、開始リクエストを受信する。
Mは正の整数であり、Mは1又は1よりも大きい正の整数であってもよい。
多人数セッション参加ユーザはコミュニケーションツール内の同じセッションに参加し、コミュニケーションツールはインスタントメッセージ用ソフトウェアである。
【0048】
具体的には、コミュニケーションツールサーバは、支払プロジェクトを開始するために用いられ、多人数セッション参加ユーザにおける1人以上のセッション参加ユーザによって送信される開始リクエストを受信してもよい。
【0049】
例えば、インスタントメッセージ用ソフトウェアのチャットグループにおいて、チャットグループ内のユーザは、チャット中の要求に従ってオークションを開始してもよく、インスタントメッセージ用ソフトウェアのサーバは、チャットグループ内の1人以上のユーザからオークション開始リクエストを受信する。インスタントメッセージ用ソフトウェアのサーバが、チャットグループ内のユーザA及びユーザBからのオークション開始リクエストを受信し、インスタントメッセージ用ソフトウェアのサーバが、プリセット開始条件に従って、対応するユーザA又はユーザBがオークション開始条件を満たしているかどうかを判断できることが想定される。インスタントメッセージ用ソフトウェアのサーバが、ユーザAが開始条件を満たしていないと判断した場合、異常プロンプトがユーザに対してインスタントメッセージ用ソフトウェアのインターフェース上に表示される。ユーザBが開始条件を満たしている場合、オークションはユーザBからの開始リクエストに従って開始され、チャットグループ内の他のユーザはユーザBによって開始されたオークションを閲覧できる。
【0050】
本発明の実施の形態において、コミュニケーションツールサーバが多人数セッション参加ユーザ内のM人のセッション参加ユーザから支払プロジェクトを開始するための開始リクエストを受信し、支払プロジェクトを首尾よく生成した後、コミュニケーションツールサーバは、参加招待案内をセッション内の他のセッション参加ユーザへ送信し、参加招待案内の中で参加条件にマークを付すことができる。
【0051】
具体的には、支払プロジェクトを首尾よく生成した後、コミュニケーションツールサーバは、支払プロジェクトの関連情報を他のセッション参加ユーザのコミュニケーションツールへ送信することができ、支払プロジェクトの関連情報は、セッション参加ユーザのコミュニケーションツールに対応するチャットグループ内に表示され、支払プロジェクトを開始した参加ユーザのニックネームがコミュニケーションツールのチャットグループ内で表示され、他のセッション参加ユーザが、参加条件に従って、支払プロジェクトに参加するかどうかを判断することができるように、チャットグループ内で参加条件にマークが付される。
【0052】
S302:コミュニケーションツールサーバは、前記支払プロジェクトに参加するために用いられ、前記多人数セッション参加ユーザにおけるN人のセッション参加ユーザにより送信される参加レスポンスを受信する。Nは正の整数である。
【0053】
具体的には、1人以上の参加ユーザが首尾よくコミュニケーションツールにおいて支払プロジェクトを開始した後、1つ以上の支払プロジェクトの関連情報はコミュニケーションツールのセッション内に表示され、同じセッション内の他のセッション参加ユーザは要件に従って選択的に1つ以上の支払プロジェクトに参加してもよい。
【0054】
コミュニケーションツールサーバは、支払プロジェクトに参加するために用いられ、多人数セッション参加ユーザにおける1人以上のセッション参加ユーザによって送信される、参加レスポンスを受信する。
【0055】
S303:支払サーバは、参加プロジェクトに対応するM人のセッション参加ユーザ及びN人のセッション参加ユーザの参加結果を取得する。
参加結果はランダムに生成される、又は、支払プロジェクトに参加するユーザによって入力される内容に従って生成される。
【0056】
具体的には、参加ユーザから、支払プロジェクトのための開始リクエスト及び支払プロジェクトに参加するための参加レスポンスを取得した後、コミュニケーションツールサーバが、取得した内容を支払サーバへ転送し、支払サーバは、内容に従って、支払プロジェクトの対応する参加結果を取得する。
【0057】
更に、本発明の実施の形態において、支払サーバは、支払プロジェクトに対応して参加するM人のセッション参加ユーザ及びN人のセッション参加ユーザの参加結果に従って結果提示インターフェースを生成し、ユーザが支払プロジェクトの参加結果を閲覧できるように、結果提示インターフェースをM人のセッション参加ユーザ及びN人のセッション参加ユーザに対して表示することもできる。
【0058】
S304:支払サーバは、前記参加結果とプリセット条件とに従って、前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザからQ人のセッション参加ユーザをQ個の対象アカウントとして選択する。Qは正の整数である。
【0059】
プリセット条件は支払プロジェクト用の支払サーバによって作成され、支払プロジェクトに関連付けられる。支払サーバは異なる支払プロジェクトに対して異なるプリセット条件を設定する。例えば、支払プロジェクトがオークションである場合、支払サーバは、オークションにかけられる品目が一番高値で入札を行った参加ユーザに販売されるようなオークション条件を設定し、オークションを開始するセッション参加ユーザを対象データ点として選択してもよい。
【0060】
本発明の実施の形態において、支払プロジェクトの対応する参加結果を取得した後、支払サーバは、参加結果及び支払プロジェクトに参加するための対応するプリセット条件に従って、支払プロジェクトに対応して参加する多人数セッション参加ユーザからQ人のセッション参加ユーザをQ個の対象データ点として選択することもできる。
【0061】
例えば、現在、ただ1人のユーザ(ユーザA)がオークションプロジェクトを開始し、同じセッション内の他の3人のユーザ(ユーザB、C、及びD)がユーザAによって開始されたオークションプロジェクトに参加すると仮定する。支払サーバはオークションプロジェクトに参加している4人のユーザの参加結果を取得する。オークションプロジェクト用の、支払サーバに格納されたプリセット条件が以下の通り、すなわち、オークションにかけられる品目が一番高値で入札を行った参加ユーザに販売され、オークションを開始するセッション参加ユーザが対象データ点として選択されることが想定される。仮に、オークションプロジェクトの参加結果に従って、ユーザBが一番高値で入札したと判断されると、支払サーバはユーザBのアカウントを対象データ点として選択する。
【0062】
S305:支払サーバは、前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザのアカウントに従って前記Q個の対象アカウントへ支払う。
【0063】
本発明の実施の形態において、Q人のセッション参加ユーザをQ個の対象データ点として選択した後、支払サーバは、
図4に示すステップによりQ個の対象アカウントに対する支払を完了することができ、具体的には以下を含む。
【0064】
S3051:支払サーバは、前記開始リクエストに従ってM個の支払人一致リストを生成する。前記M個の支払人一致リストは前記M人のセッション参加ユーザの前記アカウントから中間アカウントを示す。
【0065】
S3052:支払サーバは、前記参加レスポンスに従ってN個の支払人一致リストを生成する。前記N個の支払人一致リストは前記N人のセッション参加ユーザのアカウントから中間アカウントを示す。
【0066】
S3053:支払サーバは、前記参加結果、前記プリセット条件、及び前記Q個の対象アカウントに従ってQ個の受取人一致リストを生成する。前記Q個の受取人一致リストは前記中間アカウントから前記Q個の対象アカウントを示す。
【0067】
本発明の一実施の形態において、支払サーバは、Q個の対象アカウントに対応するユーザの参加結果に従ってランク付けし、プリセット条件とランク付け結果とに従って、それぞれ、対応する金額をQ個の対象アカウントに割り当て、Q個の対象アカウント及びQ個の対象アカウントにそれぞれ割り当てられた金額に従って、Q個の受取人一致リストを生成することができる。
【0068】
S3054:支払サーバは、前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザの前記アカウントから引き落とし、そして、前記M個の支払人一致リストと、前記N個の支払人一致リストと、前記Q個の受取人一致リストとに従って、前記Q個の対象アカウントへ支払う。前記支払プロジェクトに参加する場合の前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザの前記支払金額は同じである。
【0069】
例えば、インスタントメッセージ用ソフトウェアのチャットグループ内のユーザAが週末旅行プロジェクトを開始し、ユーザAによって開始された週末旅行プロジェクトの場所、集合時間、観光地、及び費用に関する紹介がチャットグループにおいて表示され、参加ボタンもチャットグループ内に表示される。チャットグループ内のユーザC、D、及びEがユーザAによって開始された週末旅行プロジェクトに参加し、インスタントメッセージ用サーバは、チャットグループ内のユーザの参加状況を取得し、対応する参加状況を支払サーバへ転送し、支払サーバは、ユーザAによって開始された週末旅行プロジェクトの参加結果を取得し、参加結果及びプリセット条件に従って、ユーザAのアカウントを対象アカウントとして判断し、支払サーバは、ユーザAの支払人一致リスト、ユーザC、D、及びEの支払人一致リスト、並びに、ユーザAの受取人一致リストを生成し、支払サーバは、支払人一致リストと受取人一致リストとに従って、参加ユーザC、D、及びEのアカウントから引き落とし、ユーザAのアカウントへ支払うことが想定される。
【0070】
この実施の形態におけるコミュニケーションツールサーバ及び支払サーバは同じサーバであってもよいし、異なるサーバであってもよいことに留意されたい。
【0071】
本願の実施の形態によるコミュニケーションツールベースの支払方法において、支払プロジェクトを開始するために用いられ、多人数セッション参加ユーザにおけるM人のセッション参加ユーザによって送信される、開始リクエストが受信され;支払プロジェクトに参加するために用いられ、多人数セッション参加ユーザにおけるN人のセッション参加ユーザによって送信される、参加レスポンスが受信され;参加プロジェクトに対応するM人のセッション参加ユーザ及びN人のセッション参加ユーザの参加結果が取得され;参加結果とプリセット条件とに従って、M人のセッション参加ユーザ及びN人のセッション参加ユーザからQ人のセッション参加ユーザが、Q個の対象アカウントとして選択され;そして、Q個の対象アカウントは、M人のセッション参加ユーザ及びN人のセッション参加ユーザのアカウントに従って入金される。したがって、ユーザは、コミュニケーションツールにおいて参加プロジェクトの支払及び決済を完結でき、それによって、コミュニケーションツールの機能が高まり、支払及び決済が容易になり、支払及び決済効率が高まる。
【0072】
上記の実施の形態を実施するため、本願は、更に、コミュニケーションツールベースのデータ転送システムを提供する。
【0073】
図5は、本願の実施の形態によるコミュニケーションツールベースのデータ転送システムの構造概略図である。
図5に示すように、コミュニケーションツールベースのデータ転送システムは、コミュニケーションツールを提供するコミュニケーションツールサーバ11と、前記コミュニケーションツールが実行される複数のクライアント端末12と、データ転送サーバ13とを備える。
【0074】
コミュニケーションツールサーバ11は、データ転送プロジェクトを開始するために用いられ、前記多人数セッション参加ユーザにおけるM人のセッション参加ユーザにより送信される開始リクエストを受信し、前記データ転送プロジェクトに参加するために用いられ、前記多人数セッション参加ユーザにおけるN人のセッション参加ユーザにより送信される参加レスポンスを受信し、そして、前記開始リクエスト及び前記参加レスポンスを前記データ転送サーバへ転送するように構成される。M及びNは正の整数であり、Mは1又は1より大きい正の整数であってもよく、Nは1又は1より大きい正の整数であってもよい。多人数セッション参加ユーザは、前記コミュニケーションツール内の同じセッションに参加し、前記コミュニケーションツールは、インスタントメッセージ用ソフトウェアである。
【0075】
具体的には、コミュニケーションツールサーバ11は、データ転送プロジェクトを開始するために用いられ、多人数セッション参加ユーザにおける1人以上のセッション参加ユーザによって送信される、開始リクエストを受信してもよい。
【0076】
本発明の実施の形態において、コミュニケーションツールサーバ11が多人数セッション参加ユーザ内のM人のセッション参加ユーザからデータ転送プロジェクトを開始するための開始リクエストを受信し、データ転送プロジェクトを首尾よく生成した後、コミュニケーションツールサーバ11は、参加招待案内をセッション内の他のセッション参加ユーザへ送信し、参加招待案内において参加条件にマークを付すことができる。
【0077】
データ転送サーバ13は、前記データ転送プロジェクトに対応する前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザの参加結果を取得し;そして、前記参加結果とプリセット条件とに従って、前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザからQ人のセッション参加ユーザをQ個の対象データ点として選択するように構成される。Qは正の整数である。前記参加結果は、ランダムに生成される、又は、前記データ転送プロジェクトに参加する前記ユーザにより入力される内容に従って生成される。
【0078】
本発明の実施の形態において、データ転送サーバ13は、データ転送プロジェクトに対応して参加するM人のセッション参加ユーザ及びN人のセッション参加ユーザの参加結果に従って結果提示インターフェースを生成し、ユーザがデータ転送プロジェクトの参加結果を閲覧できるように、結果提示インターフェースをM人のセッション参加ユーザ及びN人のセッション参加ユーザに対して表示することもできる。
【0079】
更に、データ転送プロジェクトの対応する参加結果を取得した後、データ転送サーバ13は、参加結果と、データ転送プロジェクトに参加するための対応するプリセット条件とに従って、データ転送プロジェクトに対応して参加する多人数セッション参加ユーザからQ人のセッション参加ユーザをQ個の対象データ点として選択することもできる。
【0080】
前記ユーザ間のデータ転送を完了するために、前記データ転送サーバ13は:前記開始リクエストに従って第1のM個のデータ転送リストを生成するように構成され、前記第1のM個のデータ転送リストは前記M人のセッション参加ユーザのソースデータ点から中間データ点を示し;前記参加レスポンスに従って第2のN個のデータ転送リストを生成するように構成され、前記第2のN個のデータ転送リストは前記N人のセッション参加ユーザのソースデータ点から中間データ点を示し;前記参加結果と、前記プリセット条件と、前記Q個の対象データ点とに従って第3のQ個のデータ転送リストを生成するように構成され、前記第3のQ個のデータ転送リストは前記中間データ点から前記Q個の対象データ点を示す。
【0081】
具体的には、第3のQ個のデータ転送リストを生成する工程において、データ転送サーバ13は、Q個の対象データ点に対応するユーザの参加結果に従ってランク付けし、プリセット条件とランク付け結果とに従って、それぞれ、対応するデータ転送量をQ個の対象データ点に割り当て、Q個の対象データ点及びQ個の対象データ点にそれぞれ割り当てられたデータ転送量に従って、第3のQ個のデータ転送リストを生成することができる。
【0082】
前記第1のM個のデータ転送リスト、前記第2のN個のデータ転送リスト、及び、前記第3のQ個のデータ転送リストを生成後、前記データ転送サーバ13は、前記第1のM個のデータ転送リストと、前記第2のN個のデータ転送リストと、前記第3のQ個のデータ転送リストとに従って、前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザのデータ点に関してデータエクスポートを実行でき、そして、前記Q個の対象データ点に関してデータインポートを実行できる。
【0083】
前記テータ転送プロセスでは、前記データ転送プロジェクトに参加する場合の前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザの前記エクスポートされるデータ転送量は同じである。
【0084】
データ転送システムにおけるコミュニケーションツールサーバ及びデータ転送サーバは同じサーバであっても、異なるサーバであってもよいことに留意されたい。
【0085】
本願の実施の形態によるコミュニケーションツールベースのデータ転送システムにおいて、コミュニケーションツールサーバは、データ転送プロジェクトを開始するために用いられ、多人数セッション参加ユーザにおけるM人のセッション参加ユーザによって送信される、開始リクエストを受信し、データ転送プロジェクトに参加するために用いられ、多人数セッション参加ユーザにおけるN人のセッション参加ユーザによって送信される、参加レスポンスを受信し、そして開始リクエスト及び参加レスポンスをデータ転送サーバに転送し;データ転送サーバは、データ転送プロジェクトに対応して参加するM人のセッション参加ユーザ及びN人のセッション参加ユーザの参加結果を取得し、参加結果とプリセット条件とに従って、M人のセッション参加ユーザ及びN人のセッション参加ユーザからQ人のセッション参加ユーザをQ個の対象データ点として選択する。したがって、ユーザはコミュニケーションツールにおいてデータ転送を完了することが可能となり、それによって、ユーザ間のデータ転送が容易になり、データ転送効率が高まる。
【0086】
上記の実施の形態を実施するため、本願は、更に、コミュニケーションツールベースの支払システムを提供する。
【0087】
図6は、本願の実施の形態によるコミュニケーションツールベースの支払システムの構造概略図である。
【0088】
図6に示すように、コミュニケーションツールベースの支払システムは、コミュニケーションツールを提供するコミュニケーションツールサーバ21と、前記コミュニケーションツールが実行される複数のクライアント端末22と、支払サーバ23とを備える。
【0089】
前記コミュニケーションツールサーバ21は、支払プロジェクトを開始するために用いられ、前記多人数セッション参加ユーザにおけるM人のセッション参加ユーザにより送信される、開始リクエストを受信し、前記支払プロジェクトに参加するために用いられ、前記多人数セッション参加ユーザにおけるN人のセッション参加ユーザにより送信される参加レスポンスを受信し、そして、前記開始リクエスト及び前記参加レスポンスを前記支払サーバへ転送するように構成される。M及びNは正の整数であり、Mは1又は1より大きい正の整数であってもよく、Nは1又は1より大きい正の整数であってもよい。
【0090】
具体的には、コミュニケーションツールサーバ21は、支払プロジェクトを開始するために用いられ、1人以上のセッション参加ユーザによって送信される、開始リクエストを受信する。1人以上のセッション参加ユーザが支払プロジェクトを開始した後、同じセッション内の他の1人以上のユーザは、要件に従って対応する支払プロジェクトに参加してもよい。
【0091】
本発明の実施の形態において、コミュニケーションツールサーバ21が多人数セッション参加ユーザ内のM人のセッション参加ユーザから支払プロジェクトを開始するための開始リクエストを受信し、支払プロジェクトを首尾よく生成した後、コミュニケーションツールサーバ21は、参加招待案内をセッション内の他のセッション参加ユーザへ送信し、参加招待における参加条件にマークを付すことができる。
【0092】
コミュニケーションツールベースの支払システムであって:
前記コミュニケーションツールを提供するコミュニケーションツールサーバと;前記コミュニケーションツールが実行される多数のクライアント端末と;支払サーバと;を備え、
多人数セッション参加ユーザは前記コミュニケーションツール内の同じセッションに参加し;
前記コミュニケーションツールサーバは、支払プロジェクトを開始するために用いられ、前記多人数セッション参加ユーザにおけるM人のセッション参加ユーザにより送信される、開始リクエストを受信し、前記支払プロジェクトに参加するために用いられ、前記多人数セッション参加ユーザにおけるN人のセッション参加ユーザにより送信される参加レスポンスを受信し、そして、前記開始リクエスト及び前記参加レスポンスを前記支払サーバへ転送するように構成され、M及びNは正の整数であり;
前記支払サーバ23は、前記支払プロジェクトに対応する前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザの参加結果を取得し;前記参加結果とプリセット条件とに従って、前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザからQ人のセッション参加ユーザをQ個の対象アカウントとして選択し、Qは正の整数であり;そして、前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザのアカウントに従って前記Q個の対象アカウントへ支払うよう構成される。
【0093】
更に、ユーザが支払プロジェクトの参加結果を閲覧できるようにするため、支払サーバは、更に、支払プロジェクトに対応して参加するM人のセッション参加ユーザ及びN人のセッション参加ユーザの参加結果に従って結果提示インターフェースを生成し、ユーザが支払プロジェクトの参加結果を閲覧できるように、結果提示インターフェースをM人のセッション参加ユーザ及びN人のセッション参加ユーザに対して表示するように構成される。
【0094】
更に、支払プロジェクトの対応する参加結果を取得した後、支払サーバ23は、参加結果と、支払プロジェクトに参加するための対応するプリセット条件とに従って、支払プロジェクトに対応して参加する多人数セッション参加ユーザからQ人のセッション参加ユーザをQ個の対象データ点として選択することもできる。
【0095】
前記参加ユーザの間の支払を完了するために、前記支払サーバ23は、更に、前記開始リクエストに従ってM個の支払人一致リストを生成するように構成され、前記M個の支払人一致リストは前記M人のセッション参加ユーザの前記アカウントから中間アカウントを示し;前記参加レスポンスに従ってN個の支払人一致リストを生成するように構成され、前記N個の支払人一致リストは前記N人のセッション参加ユーザの前記アカウントから中間アカウントを示し;前記参加結果と、前記プリセット条件と、前記Q個の対象アカウントとに従ってQ個の受取人一致リストを生成するように構成され、前記Q個の受取人一致リストは前記中間アカウントから前記Q個の対象アカウントを示す。
【0096】
具体的には、Q個の受取人一致リストを生成する工程において、支払サーバ23は、Q個の対象アカウントに対応するユーザの参加結果に従ってランク付けし、プリセット条件とランク付け結果とに従って、それぞれ、対応する金額をQ個の対象アカウントに割り当て、Q個の対象アカウント及びQ個の対象アカウントにそれぞれ割り当てられた金額に従って、Q個の受取人一致リストを生成できる。
【0097】
M個の支払人一致リスト、N個の支払人一致リスト、及びQ個の受取人一致リストを生成した後、支払サーバ23は、M人のセッション参加ユーザ及びN人のセッション参加ユーザのアカウントから控除し、M個の支払人一致リスト、N個の支払人一致リスト、及びQ個の受取人一致リストに従って、Q個の対象アカウントへ支払う。
【0098】
支払サーバ23によるユーザ間の支払を完了させる工程において、支払プロジェクトに参加する場合のM人のセッション参加ユーザ及びN人のセッション参加ユーザの支払金額は同じである。
【0099】
この実施の形態におけるコミュニケーションツールサーバ及び支払サーバは、同じサーバであっても、異なるサーバであってもよいことに留意されたい。
【0100】
本願の実施の形態によるコミュニケーションツールベースの支払システムにおいて、コミュニケーションツールサーバは、支払プロジェクトを開始するために用いられ、多人数セッション参加ユーザにおけるM人のセッション参加ユーザによって送信される、開始リクエストを受信し、支払プロジェクトに参加するために用いられ、多人数セッション参加ユーザにおけるN人のセッション参加ユーザによって送信される、参加レスポンスを受信し、そして、開始リクエスト及び参加レスポンスを支払サーバへ転送し;支払サーバは、支払プロジェクトに対応するM人のセッション参加ユーザ及びN人のセッション参加ユーザの参加結果を取得し、参加結果とプリセット条件とに従って、M人のセッション参加ユーザ及びN人のセッション参加ユーザからQ人のセッション参加ユーザをQ個の対象アカウントとして選択し、そして、M人のセッション参加ユーザ及びN人のセッション参加ユーザのアカウントに従ってQ個の対象アカウントに支払う。したがって、ユーザは、コミュニケーションツールにおいて参加プロジェクトの支払及び決済を完了でき、それによって、コミュニケーションツールの機能が高まり、支払及び決済が容易になり、支払及び決済効率が高まる。
【0101】
本明細書を通じ、「実施の形態」、「一部の実施の形態」、「例」、「具体例」又は「一部の例」への言及は、かかる実施の形態又は例に関連し記載される特定の特徴、構造、材料、又は特性が、本願の少なくとも一の実施の形態又は例に含まれることを意味する。本明細書を通じ、これらの用語の表現は、必ずしも同じ実施の形態又は例を指しているわけではない。更に、特定の特徴、構造、材料、又は特性を1つ以上の実施の形態又は例において任意適切な方法で組み合わせてもよい。その上、相互に矛盾しない場合、当業者は、明細書中で説明する異なる実施の形態又は実施例に関して、異なる実施の形態又は実施例の特徴との組み込み及び組み合わせを行ってもよい。
【0102】
加えて、「第1」及び「第2」等の用語は説明のためだけに用いられ、相対的な重要性を示したり暗示したりする意図はなく、示した技術的特徴の数を暗示する意図もない。したがって、「第1」及び「第2」を用いて定義された特徴は、少なくとも1つのかかる特徴を明示的又は暗黙的に含んでいてもよい。本願の説明において、「複数の」とは、別に明示されない限り、少なくとも2つ、例えば、2つ、3つ等を指す。
【0103】
フロー図又は本明細書における他の方法による、どの工程及び方法の説明も、特定の論理関数又は工程におけるステップの実行可能命令のコードを具現化するための1つ以上のモジュール、セグメント、又は部品を含むことを示すとして理解されてもよく、本願の好ましい実施の形態の適用範囲は他の実施を含むと理解されてもよく、ここで、関数は、本願の実施の形態が属する当業者によって理解される、ほぼ同時に又は逆の順序で、関連する関数に従って関数を実行することを含む、図示又は検討したものとは異なった順序で実行されてもよい。
【0104】
フロー図で示す又は本明細書における他の方法で説明するロジック及び/又はステップは、例えば、命令実行システム、デバイス、又は装置(コンピュータに基づくシステム、プロセッサを含むシステム、又は、命令実行システム、デバイス、若しくは装置から命令を取り出し、その命令を実行することができる他のシステム等)によって用いるため、又は、命令実行システム、デバイス、若しくは装置と組み合わせて用いるための任意のコンピュータ読取り可能な媒体において具現化されてもよい論理関数を実装するための実行可能命令の順序リストとして理解されてもよい。本明細書中で用いるように、「コンピュータ読取り可能な媒体」は、命令実行システム、デバイス、又は装置により用いられるプログラムを含む、格納する、通信する、伝搬する、若しくは送信することができる、又は、命令実行システム、デバイス、又は装置と組み合わせて用いることができる任意の装置であってもよい。コンピュータ読取り可能な媒体のより詳細な実施例として以下が含まれる(完全には網羅されていないリスト):1つ以上の配線を有する電気的接続部分(電子装置)、携帯型コンピュータディスク(磁気デバイス)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読出し専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読出し専用メモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバデバイス、及び携帯型コンパクトディスク読出し専用メモリ(CDROM)。更に、コンピュータ読取り可能な媒体は、プログラムを刷できる紙であっても他の適切な媒体であってもよく、プログラムは、紙又は他の適切な媒体を光学的に走査し、次いで、必要に応じて、他の適切な方法でコンパイルする、解釈する、又は処理することによって電子的に取得でき、次いで、プログラムはコンピュータメモリに格納される。
【0105】
本願の一部のそれぞれは、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はそれらの組み合わせによって実装されてもよいことは言うまでもない。上記の実施の形態において、多数のステップ又は方法は、メモリに格納され、適切な命令実行システムによって実行されるソフトウェア又はファームウェアによって実現されてもよい。例えば、それがハードウェアによって実現される場合、当該技術において公知の以下の技術のうちの任意の1つ又は別の実施の形態におけるようなそれらの組み合わせによって実現されてもよい、すなわち、データ信号の論理関数を実現するための論理ゲート回路を有する個別論理回路、適切に組み合わされた論理ゲート回路を有する特定用途向け集積回路、プログラマブルゲートアレイ(PGA)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)等である。
【0106】
上記の実施の形態における方法のステップの全て又一部は、プログラムによって命令されるような関連ハードウェアによって実行されてもよいことは、当業者によって正しく認識されるであろう。プログラムは、コンピュータ読取り可能な記憶媒体に格納されてもよい。プログラムが実行されると、実施の形態における方法のステップのうちの1つ又はそれらの組み合わせが実行される。
【0107】
加えて、本願の実施の形態において、機能ユニットは1つの処理モジュール内に統合されてもよく、機能ユニットは個別に物理的に存在してもよい、又は、2つ以上のユニットが1つのモジュール内に統合されてもよい。上記の統合モジュールは、ハードウェアの形で、又は、ソフトウェア機能モジュールの形で実装されてもよい。統合モジュールがソフトウェア機能モジュールの形で実装され、個別製品として販売又は使用されている場合、統合モジュールも、コンピュータ読取り可能な記憶媒体に格納されてもよい。
【0108】
上記の記憶媒体は読出し専用メモリ、磁気ディスク、又は光ディスクであってもよい。以上、本願の実施の形態を示し説明したが、当業者には、上記の実施の形態は例示であって、本願を限定するものではなく、本願の範囲内において実施の形態に変更、変形、代替、及び改変を行うことができることが理解されるだろう。
[第1の局面]
コミュニケーションツールベースのデータ転送方法であって、多人数セッション参加ユーザが前記コミュニケーションツール内の同じセッションに参加し:
データ転送プロジェクトを開始するために用いられ、前記多人数セッション参加ユーザにおけるM人のセッション参加ユーザにより送信される、開始リクエストを受信するステップであって、Mは正の整数である、受信するステップと;
前記データ転送プロジェクトに参加するために用いられ、前記多人数セッション参加ユーザにおけるN人のセッション参加ユーザにより送信される、参加レスポンスを受信するステップであって、Nは正の整数である、受信するステップと;
前記データ転送プロジェクトに対応する前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザの参加結果を取得するステップと;
前記参加結果とプリセット条件とに従って、前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザからQ人のセッション参加ユーザをQ個の対象データ点として選択するステップであって、Qは正の整数である、選択するステップと;を備える、
コミュニケーションツールベースのデータ転送方法。
[第2の局面]
前記開始リクエストに従って第1のM個のデータ転送リストを生成するステップであって、前記第1のM個のデータ転送リストは前記M人のセッション参加ユーザのソースデータ点から中間データ点を示す、生成するステップと;
前記参加レスポンスに従って第2のN個のデータ転送リストを生成するステップであって、前記第2のN個のデータ転送リストは前記N人のセッション参加ユーザのソースデータ点から中間データ点を示す、生成するステップと;
前記参加結果、前記プリセット条件、及び前記Q個の対象データ点に従って第3のQ個のデータ転送リストを生成するステップであって、前記第3のQ個のデータ転送リストは前記中間データ点から前記Q個の対象データ点を示す、生成するステップと;を更に備える、
第1の局面に記載のコミュニケーションツールベースのデータ転送方法。
[第3の局面]
前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザのデータ点に関してデータエクスポートを実行するステップと;
前記第1のM個のデータ転送リスト、前記第2のN個のデータ転送リスト、及び前記第3のQ個のデータ転送リストに従って、前記Q個の対象データ点に関してデータインポートを実行するステップと;を更に備える、
第2の局面に記載のコミュニケーションツールベースのデータ転送方法。
[第4の局面]
前記参加結果と、前記プリセット条件と、前記Q個の対象データ点とに従って第3のQ個のデータ転送リストを生成する前記ステップは、具体的に:
前記Q個の対象データ点に対応する前記ユーザの前記参加結果に従ってランク付けし、前記プリセット条件と前記ランク付け結果とに従って、それぞれ、対応するデータ転送量を前記Q個の対象データ点へ割り当てるステップと;
前記Q個の対象データ点及び前記Q個の対象データ点へそれぞれ割り当てられた前記データ転送量に従って、前記第3のQ個のデータ転送リストを生成するステップと;を備える、
第2の局面に記載のコミュニケーションツールベースのデータ転送方法。
[第5の局面]
前記参加結果はランダムに生成される、又は、前記データ転送プロジェクトに参加する前記ユーザにより入力される内容に従って生成される、
第1の局面又は第2の局面に記載のコミュニケーションツールベースのデータ転送方法。
[第6の局面]
前記データ転送プロジェクトに対応する前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザの前記参加結果に従って結果提示インターフェースを生成し、前記結果提示インターフェースを前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザに対して表示するステップを更に備える、
第1の局面に記載のコミュニケーションツールベースのデータ転送方法。
[第7の局面]
前記データ転送プロジェクトに参加する場合の前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザの前記エクスポートされるデータ転送量は同じである、
第4の局面に記載のコミュニケーションツールベースのデータ転送方法。
[第8の局面]
前記多人数セッション参加ユーザ内のM人のセッション参加ユーザからデータ転送プロジェクトを開始するための開始リクエストを受信する前記ステップは:
参加招待案内を前記セッション内の他のセッション参加ユーザへ送信し、前記参加招待案内の中で参加条件にマークを付すステップを備える、
第1の局面に記載のコミュニケーションツールベースのデータ転送方法。
[第9の局面]
M及びQは両方とも1である、
第1の局面に記載のコミュニケーションツールベースのデータ転送方法。
[第10の局面]
前記コミュニケーションツールはインスタントメッセージ用ソフトウェアである、
第1の局面に記載のコミュニケーションツールベースのデータ転送方法。
[第11の局面]
コミュニケーションツールベースの支払方法であって、多人数セッション参加ユーザが前記コミュニケーションツール内の同じセッションに参加し:
支払プロジェクトを開始するために用いられ、前記多人数セッション参加ユーザにおけるM人のセッション参加ユーザにより送信される、開始リクエストを受信するステップであって、Mは正の整数である、受信するステップと;
前記支払プロジェクトに参加するために用いられ、前記多人数セッション参加ユーザにおけるN人のセッション参加ユーザにより送信される参加レスポンスを受信するステップであって、Nは正の整数である、受信するステップと;
前記支払プロジェクトに対応する前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザの参加結果を取得するステップと;
前記参加結果とプリセット条件とに従って、前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザからQ人のセッション参加ユーザをQ個の対象アカウントとして選択するステップであって、Qは正の整数である、選択するステップと;
前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザのアカウントに従って前記Q個の対象アカウントへ支払うステップと;を備える、
コミュニケーションツールベースの支払方法。
[第12の局面]
前記開始リクエストに従ってM個の支払人一致リストを生成するステップであって、前記M個の支払人一致リストは前記M人のセッション参加ユーザの前記アカウントから中間アカウントを示す、生成するステップと;
前記参加レスポンスに従ってN個の支払人一致リストを生成するステップであって、前記N個の支払人一致リストは前記N人のセッション参加ユーザの前記アカウントから中間アカウントを示す、生成するステップと;
前記参加結果、前記プリセット条件、及び前記Q個の対象アカウントに従ってQ個の受取人一致リストを生成するステップであって、前記Q個の受取人一致リストは前記中間アカウントから前記Q個の対象アカウントを示す、生成するステップと;を更に備える、
第11の局面に記載のコミュニケーションツールベースの支払方法。
[第13の局面]
前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザのアカウントに従って前記Q個の対象アカウントに支払う前記ステップは、具体的に:
前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザの前記アカウントから引き落とし、そして、前記M個の支払人一致リストと、前記N個の支払人一致リストと、前記Q個の受取人一致リストとに従って、前記Q個の対象アカウントへ支払うステップを備える、
第12の局面に記載のコミュニケーションツールベースの支払方法。
[第14の局面]
前記参加結果と、前記プリセット条件と、前記Q個の対象アカウントとに従ってQ個の受取人一致リストを生成する前記ステップが、具体的に:
前記Q個の対象アカウントに対応する前記ユーザの前記参加結果に従ってランク付けし、そして、前記プリセット条件と前記ランク付け結果とに従って、それぞれ、対応する金額を前記Q個の対象アカウントへ割り当てるステップと;
前記Q個の対象アカウント及び前記Q個の対象アカウントにそれぞれ割り当てられた前記金額に従って、Q個の受取人一致リストを生成するステップと;を備える、
第12の局面に記載のコミュニケーションツールベースの支払方法。
[第15の局面]
前記参加結果はランダムに生成される、又は、前記支払プロジェクトに参加する前記ユーザにより入力される内容に従って生成される、
第11の局面又は第12の局面に記載のコミュニケーションツールベースの支払方法。
[第16の局面]
前記支払プロジェクトに対応する前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザの前記参加結果に従って結果提示インターフェースを生成し、そして、前記結果提示インターフェースを前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザに対して表示するステップを更に備える、
第11の局面に記載のコミュニケーションツールベースの支払方法。
[第17の局面]
前記支払プロジェクトに参加する場合の前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザの前記支払金額は同じである、
第14の局面に記載のコミュニケーションツールベースの支払方法。
[第18の局面]
前記多人数セッション参加ユーザ内のM人のセッション参加ユーザから支払プロジェクトを開始するための開始リクエストを受信する前記ステップの後に:
参加招待案内を前記セッション内の他のセッション参加ユーザへ送信し、そして、前記参加招待案内の中の参加条件にマークを付すステップを更に備える、
第11の局面に記載のコミュニケーションツールベースの支払方法。
[第19の局面]
M及びQは両方とも1である、
第11の局面に記載のコミュニケーションツールベースの支払方法。
[第20の局面]
前記コミュニケーションツールはインスタントメッセージ用ソフトウェアである、
第11の局面に記載のコミュニケーションツールベースの支払方法。
[第21の局面]
コミュニケーションツールベースのデータ転送システムであって:
コミュニケーションツールを提供するコミュニケーションツールサーバと;前記コミュニケーションツールが実行される複数のクライアント端末と;データ転送サーバと;を備え、
多人数セッション参加ユーザが前記コミュニケーションツール内の同じセッションに参加し:
前記コミュニケーションツールサーバは、データ転送プロジェクトを開始するために用いられ、前記多人数セッション参加ユーザにおけるM人のセッション参加ユーザにより送信される開始リクエストを受信し、前記データ転送プロジェクトに参加するために用いられ、前記多人数セッション参加ユーザにおけるN人のセッション参加ユーザにより送信される参加レスポンスを受信し、そして、前記開始リクエスト及び前記参加レスポンスを前記データ転送サーバへ転送するように構成され、M及びNは正の整数であり;
前記データ転送サーバは、前記データ転送プロジェクトに対応する前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザの参加結果を取得し、そして、前記参加結果とプリセット条件とに従って、前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザからQ人のセッション参加ユーザをQ個の対象データ点として選択するように構成され、Qは正の整数である;
コミュニケーションツールベースのデータ転送システム。
[第22の局面]
前記データ転送サーバは:
前記開始リクエストに従って第1のM個のデータ転送リストを生成するように構成され、前記第1のM個のデータ転送リストは前記M人のセッション参加ユーザのソースデータ点から中間データ点を示し;
前記参加レスポンスに従って第2のN個のデータ転送リストを生成するように構成され、前記第2のN個のデータ転送リストは前記N人のセッション参加ユーザのソースデータ点から中間データ点を示し;
前記参加結果と、前記プリセット条件と、前記Q個の対象データ点とに従って第3のQ個のデータ転送リストを生成するように構成され、前記第3のQ個のデータ転送リストは前記中間データ点から前記Q個の対象データ点を示す;
第21の局面に記載のコミュニケーションツールベースのデータ転送システム。
[第23の局面]
前記データ転送サーバは、更に:
前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザのデータ点に関してデータエクスポートを実行し、そして、前記第1のM個のデータ転送リストと、前記第2のN個のデータ転送リストと、前記第3のQ個のデータ転送リストとに従って、前記Q個の対象データ点に関してデータインポートを実行するように構成された、
第22の局面に記載のコミュニケーションツールベースのデータ転送システム。
[第24の局面]
前記データ転送サーバは、具体的に:
前記Q個の対象データ点に対応する前記ユーザの前記参加結果に従ってランク付けし、そして、前記プリセット条件と前記ランク付け結果とに従って、それぞれ、対応するデータ転送量を前記Q個の対象データ点へ割り当て;
前記Q個の対象データ点及び前記Q個の対象データ点へそれぞれ割り当てられた前記データ転送量に従って、第3のQ個のデータ転送リストを生成するように構成された;
第22の局面に記載のコミュニケーションツールベースのデータ転送システム。
[第25の局面]
前記参加結果はランダムに生成される、又は、前記データ転送プロジェクトに参加する前記ユーザにより入力される内容に従って生成される、
第21の局面又は第22の局面に記載のコミュニケーションツールベースのデータ転送システム。
[第26の局面]
前記データ転送サーバは、更に:
前記データ転送プロジェクトに対応する前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザの前記参加結果に従って結果提示インターフェースを生成し、そして、前記結果提示インターフェースを前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザに対して表示するように構成された、
第21の局面に記載のコミュニケーションツールベースのデータ転送システム。
[第27の局面]
前記データ転送プロジェクトに参加する場合の前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザの前記エクスポートされるデータ転送量は同じである、
第24の局面に記載のコミュニケーションツールベースのデータ転送システム。
[第28の局面]
前記コミュニケーションツールサーバは、更に:
参加招待案内を前記セッション内の他のセッション参加ユーザへ送信し、そして、前記参加招待案内の中の参加条件にマークを付すよう構成された、
第21の局面に記載のコミュニケーションツールベースのデータ転送システム。
[第29の局面]
M及びQは両方とも1である、
第21の局面に記載のコミュニケーションツールベースのデータ転送システム。
[第30の局面]
前記コミュニケーションツールはインスタントメッセージ用ソフトウェアである、
第21の局面に記載のコミュニケーションツールベースのデータ転送システム。
[第31の局面]
コミュニケーションツールベースの支払システムであって:
前記コミュニケーションツールを提供するコミュニケーションツールサーバと;前記コミュニケーションツールが実行される複数のクライアント端末と;支払サーバと;を備え、
多人数セッション参加ユーザは前記コミュニケーションツール内の同じセッションに参加し;
前記コミュニケーションツールサーバは、支払プロジェクトを開始するために用いられ、前記多人数セッション参加ユーザにおけるM人のセッション参加ユーザにより送信される、開始リクエストを受信し、前記支払プロジェクトに参加するために用いられ、前記多人数セッション参加ユーザにおけるN人のセッション参加ユーザにより送信される参加レスポンスを受信し、そして、前記開始リクエスト及び前記参加レスポンスを前記支払サーバへ転送するように構成され、M及びNは正の整数であり;
前記支払サーバは、前記支払プロジェクトに対応する前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザの参加結果を取得し、前記参加結果とプリセット条件とに従って、前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザからQ人のセッション参加ユーザをQ個の対象アカウントとして選択し、Qは正の整数であり、そして、前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザのアカウントに従って前記Q個の対象アカウントへ支払うよう構成された;
コミュニケーションツールベースの支払システム。
[第32の局面]
前記支払サーバは、更に:
前記開始リクエストに従ってM個の支払人一致リストを生成するように構成され、前記M個の支払人一致リストは前記M人のセッション参加ユーザの前記アカウントから中間アカウントを示し;
前記参加レスポンスに従ってN個の支払人一致リストを生成するように構成され、前記N個の支払人一致リストは前記N人のセッション参加ユーザの前記アカウントから中間アカウントを示し;
前記参加結果と、前記プリセット条件と、前記Q個の対象アカウントとに従ってQ個の受取人一致リストを生成するように構成され、前記Q個の受取人一致リストは前記中間アカウントから前記Q個の対象アカウントを示す;
第31の局面に記載のコミュニケーションツールベースの支払システム。
[第33の局面]
前記支払サーバは、具体的に:
前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザの前記アカウントから引き落とし、そして、前記M個の支払人一致リストと、前記N個の支払人一致リストと、前記Q個の受取人一致リストとに従って、前記Q個の対象アカウントに支払う、
第32の局面に記載のコミュニケーションツールベースの支払システム。
[第34の局面]
前記支払サーバは、具体的に:
前記Q個の対象アカウントに対応する前記ユーザの前記参加結果に従ってランク付けし、そして、前記プリセット条件と前記ランク付け結果とに従って、それぞれ、対応する金額を前記Q個の対象アカウントへ割り当て;
前記Q個の対象アカウント及び前記Q個の対象アカウントへそれぞれ割り当てられた前記金額に従って、Q個の受取人一致リストを生成するように構成された、
第32の局面に記載のコミュニケーションツールベースの支払システム。
[第35の局面]
前記参加結果はランダムに生成される、又は、前記支払プロジェクトに参加する前記ユーザによって入力される内容に従って生成される、
第31の局面又は第32の局面に記載のコミュニケーションツールベースの支払システム。
[第36の局面]
前記支払サーバは、更に:
前記支払プロジェクトに対応する前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザの前記参加結果に従って結果提示インターフェースを生成し、そして、前記結果提示インターフェースを前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザに対して表示するように構成された、
第31の局面に記載のコミュニケーションツールベースの支払システム。
[第37の局面]
前記支払プロジェクトに参加する場合の前記M人のセッション参加ユーザ及び前記N人のセッション参加ユーザの前記支払金額は同じである、
第34の局面に記載のコミュニケーションツールベースの支払システム。
[第38の局面]
前記コミュニケーションツールサーバは、更に:
参加招待案内を前記セッション内の他のセッション参加ユーザへ送信し、そして、前記参加招待案内の中の参加条件にマークを付すよう構成された、
第31の局面に記載のコミュニケーションツールベースの支払システム。
[第39の局面]
M及びQは両方とも1である、
第31の局面に記載のコミュニケーションツールベースの支払システム。
[第40の局面]
前記コミュニケーションツールはインスタントメッセージ用ソフトウェアである、
第31の局面に記載のコミュニケーションツールベースの支払システム。