特許第6728410号(P6728410)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 華為技術有限公司の特許一覧

<>
  • 特許6728410-制御チャネル資源割当方法及び装置 図000033
  • 特許6728410-制御チャネル資源割当方法及び装置 図000034
  • 特許6728410-制御チャネル資源割当方法及び装置 図000035
  • 特許6728410-制御チャネル資源割当方法及び装置 図000036
  • 特許6728410-制御チャネル資源割当方法及び装置 図000037
  • 特許6728410-制御チャネル資源割当方法及び装置 図000038
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6728410
(24)【登録日】2020年7月3日
(45)【発行日】2020年7月22日
(54)【発明の名称】制御チャネル資源割当方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 28/04 20090101AFI20200713BHJP
   H04W 72/04 20090101ALI20200713BHJP
   H04W 72/12 20090101ALI20200713BHJP
【FI】
   H04W28/04 110
   H04W72/04 131
   H04W72/04 136
   H04W72/12 130
【請求項の数】18
【外国語出願】
【全頁数】61
(21)【出願番号】特願2019-219(P2019-219)
(22)【出願日】2019年1月4日
(62)【分割の表示】特願2016-561755(P2016-561755)の分割
【原出願日】2014年4月11日
(65)【公開番号】特開2019-83540(P2019-83540A)
(43)【公開日】2019年5月30日
【審査請求日】2019年1月29日
(73)【特許権者】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100091214
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 進介
(72)【発明者】
【氏名】王 ▲イ▼
(72)【発明者】
【氏名】▲唐▼ 臻▲飛▼
(72)【発明者】
【氏名】栗 忠峰
【審査官】 田畑 利幸
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2013/141770(WO,A1)
【文献】 国際公開第2013/111607(WO,A1)
【文献】 特表2015−518667(JP,A)
【文献】 特表2015−510700(JP,A)
【文献】 3GPP TS 36.213 V12.1.0 (2014-03),[online],2014年 3月19日,pages 129-130,[検索日 2017.11.16],URL,http://www.3gpp.org/ftp/Specs/archive/36_series/36.213/36213-c10.zip
【文献】 NEC,On the need to extend coverage enhancement for Configurations #2, #3, #4, #5,3GPP TSG-RAN WG1 Meeting #75 R1-135261,[online],2013年11月 1日,pages 1-6,[検索日 2017.11.16],URL,http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_75/Docs/R1-135261.zip
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 4/00−99/00
3GPP TSG RAN WG1−4
SA WG1−4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
制御チャネル資源割当方法であって、
ユーザ機器(UE)によって、物理的アップリンク共有チャネル(PUSCH)を現在の特殊サブフレームで送出するステップと、
前記PUSCH送信用のアップリンク資源に応じて前記UEによって、前記PUSCHに対応する物理的ハイブリッド自動再送要求インジケータチャネル(PHICH)資源を決定するステップであって、前記PUSCH送信用の前記アップリンク資源が前記現在の特殊サブフレームを含む、PHICH資源を決定するステップと、
前記UEによって、PHICHを前記決定されたPHICH資源によって受信するステップと
を含み、
前記PUSCH送信用のアップリンク資源に応じて前記UEによって、前記PUSCHに対応するPHICH資源を決定する前記ステップが、
前記PUSCHのサブフレーム位置に応じてPHICH群番号を決定するステップと、
前記PHICH群番号に応じて、前記PUSCHに対応する前記PHICH資源を決定するステップとを含み、
前記PHICH群番号IPHICHは、次式で指定される、
(外1)
制御チャネル資源割当方法。
【請求項2】
前記PUSCH送信用のアップリンク資源に応じて前記UEによって、前記PUSCHに対応するPHICH資源を決定する前記ステップが、
前記PUSCH送信用の前記アップリンク資源に応じて前記UEによって、前記PUSCHに対応する前記PHICH資源のサブフレーム位置を決定するステップと、
前記サブフレーム位置に応じて、前記PUSCHに対応する前記PHICH資源を決定するステップとを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記PUSCH送信用の前記アップリンク資源のサブフレームが前記現在の特殊サブフレームだけであるとき、前記PUSCH送信用の前記アップリンク資源に応じて前記UEによって、前記PUSCHに対応する前記PHICH資源のサブフレーム位置を決定する前記ステップが、
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が0であり、また前記現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、前記PHICH資源が前記現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定するステップを含み、ここでn=1若しくは6のとき、K=5であり、又はn=1若しくは6のとき、K=10である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が1であり、また前記現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、前記PHICH資源が前記現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定するステップを含み、ここでn=1若しくは6のとき、K=4であり、n=1若しくは6のとき、K=5であり、又はn=1若しくは6のとき、K=8である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が2であり、また前記現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、前記PHICH資源が前記現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定するステップを含み、ここでn=1若しくは6のとき、K=4であり、n=1若しくは6のとき、K=5であり、n=1若しくは6のとき、K=7であり、又はn=1若しくは6のとき、K=8である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が3であり、また前記現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、前記PHICH資源が前記現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定するステップを含み、ここでn=1のとき、K=4、5、6、7、8、又は9である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が4であり、また前記現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、前記PHICH資源が前記現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定するステップを含み、ここでn=1のとき、K=4、5、6、7、8、又は9である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が5であり、また前記現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、前記PHICH資源が前記現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定するステップを含み、ここでn=1のとき、K=4、5、6、7、8、又は9である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が6であり、また前記現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、前記PHICH資源が前記現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定するステップを含み、ここで
n=1若しくは6のとき、K=4であり、
n=1若しくは6のとき、K=5であり、
n=1のとき、K=8であり、
n=1若しくは6のとき、K=9であり、又は
n=1若しくは6のとき、K=10である、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記PUSCH送信用の前記アップリンク資源のサブフレームが前記現在の特殊サブフレーム、及び前記現在の特殊サブフレームとバンドルされた協調サブフレームを含むとき、前記PUSCH送信用の前記アップリンク資源に応じて前記UEによって、前記PUSCHに対応する前記PHICH資源のサブフレーム位置を決定する前記ステップが、
前記協調サブフレームに応じて、前記PUSCHに対応する前記PHICH資源の前記サブフレーム位置を決定するステップを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記協調サブフレームが、前記現在の特殊サブフレームの無線フレーム内の少なくとも1つのアップリンクサブフレーム、及び/又は、前記無線フレーム内の、前記現在の特殊サブフレーム以外の他の特殊サブフレームを含む、請求項に記載の方法。
【請求項6】
前記PUSCH送信用の前記アップリンク資源に応じて前記UEによって、前記PUSCHに対応する前記PHICH資源のサブフレーム位置を決定する前記ステップが、
前記協調サブフレーム内の最終サブフレームLに応じて、前記PUSCHに対応する前記PHICH資源の前記サブフレーム位置を決定するステップを含む、請求項又はに記載の方法。
【請求項7】
前記協調サブフレーム内の前記最終サブフレームLに応じて、前記PUSCHに対応する前記PHICH資源の前記サブフレーム位置を決定する前記ステップが、以下の少なくとも1つである、
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が0である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1及び6が前記無線フレーム内のサブフレーム2、3、4、7、8、及び9とバンドルされるときに、前記PHICH資源が前記最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定するステップを含み、ここでL=9、及びK=6である、
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が1である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1及び6が前記無線フレーム内のサブフレーム2、3、7、及び8とバンドルされるときに、前記PHICH資源が前記最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定するステップを含み、ここでL=8、及びK=6である、
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が2である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1及び6が前記無線フレーム内のサブフレーム2及び7とバンドルされるときに、前記PHICH資源が前記最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定するステップを含み、ここでL=7、及びK=6、9、若しくは19である、
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が3である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1が前記無線フレーム内のサブフレーム2、3、及び4とバンドルされるときに、前記PHICH資源が前記最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定するステップを含み、ここでL=4、及びK=16である、
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が5である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1が前記無線フレーム内のサブフレーム2とバンドルされるときに、前記PHICH資源が前記サブフレーム2からK番目のサブフレームに位置すると決定するステップを含み、ここでK=5、15、若しくは25である、
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が6である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1及び6が前記無線フレーム内のサブフレーム2、3、4、7、及び8とバンドルされるときに、前記PHICH資源が前記最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定するステップを含み、ここでL=8、及びK=17である、請求項に記載の方法。
【請求項8】
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が2である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1と前記無線フレーム内のサブフレーム2がバンドルされて第1のバンドルフレームを形成し、また前記無線フレーム内の特殊サブフレーム6と前記無線フレーム内のサブフレーム7がバンドルされて第2のバンドルフレームを形成するときに、前記協調サブフレーム内の前記最終サブフレームLに応じて、前記PUSCHに対応する前記PHICH資源の前記サブフレーム位置を決定する前記ステップが、
前記第1のバンドルフレームに対応する第1のPHICH資源が前記最終サブフレームLからK1番目のサブフレームに位置すると決定するステップを含み、ここでL=2、及びK1=4であり、また
前記第2のバンドルフレームに対応する第2のPHICH資源が前記最終サブフレームLからK2番目のサブフレームに位置すると決定するステップを含み、ここでL=7、及びK2=4である、請求項に記載の方法。
【請求項9】
制御チャネル資源割当方法であって、
基地局によって、物理的アップリンク共有チャネルPUSCHを現在の特殊サブフレームで受信するステップと、
前記PUSCH受信用のアップリンク資源に応じて前記基地局によって、前記PUSCHに対応する物理的ハイブリッド自動再送要求インジケータチャネルPHICH)資源を決定するステップであって、前記アップリンク資源が前記現在の特殊サブフレームを含む、PHICH資源を決定するステップと、
前記基地局によって、PHICHを前記決定されたPHICH資源によって送信するステップと
を含み、
前記PUSCH受信用のアップリンク資源に応じて前記基地局によって、前記PUSCHに対応するPHICH資源を決定する前記ステップが、
前記PUSCHのサブフレーム位置に応じてPHICH群番号を決定するステップと、
前記PHICH群番号に応じて、前記PUSCHに対応する前記PHICH資源を決定するステップとを含み、
前記PHICH群番号IPHICHは、次式で指定される、
(外2)
制御チャネル資源割当方法。
【請求項10】
前記PUSCH受信用のアップリンク資源に応じて前記基地局によって、前記PUSCHに対応するPHICH資源を決定する前記ステップが、
前記PUSCH受信用の前記アップリンク資源に応じて前記基地局によって、前記PUSCHに対応する前記PHICH資源のサブフレーム位置を決定するステップと、
前記サブフレーム位置に応じて、前記PUSCHに対応する前記PHICH資源を決定するステップとを含む、請求項に記載の方法。
【請求項11】
前記PUSCH受信用の前記アップリンク資源のサブフレームが前記現在の特殊サブフレームだけであるとき、前記PUSCH受信用の前記アップリンク資源に応じて前記基地局によって、前記PUSCHに対応する前記PHICH資源のサブフレーム位置を決定する前記ステップが、
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が0であり、また前記現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、前記PHICH資源が前記現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定するステップを含み、ここでn=1若しくは6のとき、K=5であり、又はn=1若しくは6のとき、K=10である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が1であり、また前記現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、前記PHICH資源が前記現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定するステップを含み、ここでn=1若しくは6のとき、K=4であり、n=1若しくは6のとき、K=5であり、又はn=1若しくは6のとき、K=8である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が2であり、また前記現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、前記PHICH資源が前記現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定するステップを含み、ここでn=1若しくは6のとき、K=4であり、n=1若しくは6のとき、K=5であり、n=1若しくは6のとき、K=7であり、又はn=1若しくは6のとき、K=8である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が3であり、また前記現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、前記PHICH資源が前記現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定するステップを含み、ここでn=1のとき、K=4、5、6、7、8、又は9である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が4であり、また前記現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、前記PHICH資源が前記現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定するステップを含み、ここでn=1のとき、K=4、5、6、7、8、又は9である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が5であり、また前記現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、前記PHICH資源が前記現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定するステップを含み、ここでn=1のとき、K=4、5、6、7、8、又は9である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が6であり、また前記現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、前記PHICH資源が前記現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定するステップを含み、ここで
n=1若しくは6のとき、K=4であり、
n=1若しくは6のとき、K=5であり、
n=1のとき、K=8であり、
n=1若しくは6のとき、K=9であり、又は
n=1若しくは6のとき、K=10である、請求項9又は10に記載の方法。
【請求項12】
前記PUSCH受信用の前記アップリンク資源のサブフレームが前記現在の特殊サブフレーム、及び前記現在の特殊サブフレームとバンドルされた協調サブフレームを含むとき、前記PUSCH受信用の前記アップリンク資源に応じて前記基地局によって、前記PUSCHに対応する前記PHICH資源のサブフレーム位置を決定する前記ステップが、
前記協調サブフレームに応じて、前記PUSCHに対応する前記PHICH資源の前記サブフレーム位置を決定するステップを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記協調サブフレームが、前記現在の特殊サブフレームの無線フレーム内の少なくとも1つのアップリンクサブフレーム、及び/又は、前記無線フレーム内の、前記現在の特殊サブフレーム以外の他の特殊サブフレームを含む、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記PUSCH受信用の前記アップリンク資源に応じて前記基地局によって、前記PUSCHに対応する前記PHICH資源のサブフレーム位置を決定する前記ステップが、
前記協調サブフレーム内の最終サブフレームLに応じて、前記PUSCHに対応する前記PHICH資源の前記サブフレーム位置を決定するステップを含む、請求項12又は13に記載の方法。
【請求項15】
前記協調サブフレーム内の前記最終サブフレームLに応じて、前記PUSCHに対応する前記PHICH資源の前記サブフレーム位置を決定する前記ステップが、
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が0である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1及び6が前記無線フレーム内のサブフレーム2、3、4、7、8、及び9とバンドルされるときに、前記PHICH資源が前記最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定するステップを含み、ここでL=9、及びK=6である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が1である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1及び6が前記無線フレーム内のサブフレーム2、3、7、及び8とバンドルされるときに、前記PHICH資源が前記最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定するステップを含み、ここでL=8、及びK=6である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が2である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1及び6が前記無線フレーム内のサブフレーム2及び7とバンドルされるときに、前記PHICH資源が前記最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定するステップを含み、ここでL=7、及びK=6、9、若しくは19である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が3である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1が前記無線フレーム内のサブフレーム2、3、及び4とバンドルされるときに、前記PHICH資源が前記最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定するステップを含み、ここでL=4、及びK=16である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が5である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1が前記無線フレーム内のサブフレーム2とバンドルされるときに、前記PHICH資源が前記サブフレーム2からK番目のサブフレームに位置すると決定するステップを含み、ここでK=5、15、若しくは25である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が6である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1及び6が前記無線フレーム内のサブフレーム2、3、4、7、及び8とバンドルされるときに、前記PHICH資源が前記最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定するステップを含み、ここでL=8、及びK=17である、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が2である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1と前記無線フレーム内のサブフレーム2がバンドルされて第1のバンドルフレームを形成し、また前記無線フレーム内の特殊サブフレーム6と前記無線フレーム内のサブフレーム7がバンドルされて第2のバンドルフレームを形成するときに、前記協調サブフレーム内の前記最終サブフレームLに応じて、前記PUSCHに対応する前記PHICH資源の前記サブフレーム位置を決定する前記ステップが、
前記第1のバンドルフレームに対応する第1のPHICH資源が前記最終サブフレームLからK1番目のサブフレームに位置すると決定するステップを含み、ここでL=2、及びK1=4であり、また
前記第2のバンドルフレームに対応する第2のPHICH資源が前記最終サブフレームLからK2番目のサブフレームに位置すると決定するステップを含み、ここでL=7、及びK2=4である、請求項14に記載の方法。
【請求項17】
プログラム命令を記憶したメモリと、
前記メモリに接続されたプロセッサであり、請求項1乃至16のいずれか1項記載の方法を実行するために前記命令を実行するプロセッサと、
を含む、装置。
【請求項18】
命令を含むコンピュータ読取可能記憶媒体であって、命令が実行されたときに、前記請求項1乃至16のいずれか1項記載の方法を実行する、コンピュータ読取可能記憶媒体。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、モバイル通信技術の分野に関し、詳細には制御チャネル資源割当方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
時分割多重法がTDD(Time Division Duplex,時分割多重)方式のアップリンク送信に使用される。
【0003】
LTE(Long Term Evolution,ロングタームエボルーション)TDD方式では、表1に具体的に示されている7つのアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成を定義する。異なるアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が、異なるアップリンク−ダウンリンクサービス要件を有するシナリオに適用され得る。
【0004】
【表1】
【0005】
TDD方式のサブフレームは、アップリンクサブフレーム、ダウンリンクサブフレーム、及び特殊サブフレームの3つの種類に分類され得る。表1において、Dはダウンリンクサブフレームを表し、Sは特殊サブフレームを表し、Uはアップリンクサブフレームを表す。表1から、TDD方式においては1つの無線フレーム内で、いくつかのサブフレームはアップリンクサブフレームであり、いくつかのサブフレームはダウンリンクサブフレームであることが理解され得る。言い換えると、1つの無線フレームの持続期間の一部分がアップリンク送信に使用され、また持続期間の一部分がダウンリンク送信に使用される。
【0006】
特殊サブフレームの構造が図1に示されている。特殊サブフレームは3つの部分、すなわち、DwPTS(Downlink Pilot Time Slot,ダウンリンクパイロットタイムスロット)、ガード期間(Guard Period,ガード期間)、及びUpPTS(Uplink Pilot Time Slot,アップリンクパイロットタイムスロット)を含む。具体的には、DwPTSはダウンリンク送信に使用され、たとえば制御チャネル、データチャネル、同期信号、及びパイロット信号の送信に使用される。GPはガード期間として使用され、アップリンク及びダウンリンクの送信には使用されない。UpPTSはアップリンクSRS(Sounding Reference Signal,サウンディング参照信号)又はPRACH(Physical Random Access Channel,物理的ランダムアクセスチャネル)を送信するために使用される。
【0007】
TDD方式では、1つの無線フレームの持続期間の一部分がアップリンク送信に使用され、持続期間の一部分がダウンリンク送信に使用される。アップリンクサブフレーム及びダウンリンクサブフレームは、時分割多重法においてUE(User Equipment,ユーザ機器)のために機能するので、アップリンクデータ送信に使用できるサブフレームの数量が限定される。言い換えると、時分割多重法では、この方式のアップリンクスループット(単位時間当たりのデータ送信量)が小さくなる可能性がある。
【発明の概要】
【0008】
本発明の実施形態は、時分割多重法では方式のアップリンクスループットが小さくなるという従来技術の問題を解決するための、制御チャネル割当方法及び装置を提供する。
【0009】
第1の態様によれば、制御チャネル資源割当方法が提供され、この方法は、
ユーザ機器UEによって、物理的アップリンク共有チャネルPUSCHを現在の特殊サブフレームで送出するステップと、
PUSCH送信用のアップリンク資源に応じてUEによって、PUSCHに対応する物理的ハイブリッド自動再送要求インジケータチャネルPHICH資源を決定するステップであって、PUSCH送信用のアップリンク資源が現在の特殊サブフレームを含む、PHICH資源を決定するステップと、
UEによって、PHICHを決定されたPHICH資源によって受信するステップとを含む。
【0010】
第1の態様に関連して、第1の可能な実現方法では、PUSCH送信用のアップリンク資源に応じてUEによって、PUSCHに対応するPHICH資源を決定するステップが、
PUSCH送信用のアップリンク資源に応じてUEによって、PUSCHに対応するPHICH資源のサブフレーム位置を決定するステップと、
サブフレーム位置に応じてPHICH資源のPHICH群番号を決定するステップと、サブフレーム位置及びPHICH群番号に応じて、PUSCHに対応するPHICH資源を決定するステップとを含む。
【0011】
第1の態様の第1の可能な実現方法に関連して、第2の可能な実現方法では、PUSCH送信用のアップリンク資源のサブフレームが現在の特殊サブフレームだけであるとき、PUSCH送信用のアップリンク資源に応じてUEによって、PUSCHに対応するPHICH資源のサブフレーム位置を決定するステップが、
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が0であり、また現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、PHICH資源が現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定するステップを含み、ここでn=1若しくは6のとき、K=5であり、又はn=1若しくは6のとき、K=10である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が1であり、また現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、PHICH資源が現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定するステップを含み、ここでn=1若しくは6のとき、K=4であり、n=1若しくは6のとき、K=5であり、又はn=1若しくは6のとき、K=8である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が2であり、また現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、PHICH資源が現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定するステップを含み、ここでn=1若しくは6のとき、K=4であり、n=1若しくは6のとき、K=5であり、n=1若しくは6のとき、K=7であり、又はn=1若しくは6のとき、K=8である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が3であり、また現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、PHICH資源が現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定するステップを含み、ここでn=1のとき、K=4、5、6、7、8、又は9である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が4であり、また現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、PHICH資源が現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定するステップを含み、ここでn=1のとき、K=4、5、6、7、8、又は9である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が5であり、また現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、PHICH資源が現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定するステップを含み、ここでn=1のとき、K=4、5、6、7、8、又は9である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が6であり、また現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、PHICH資源が現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定するステップを含み、ここで
n=1若しくは6のとき、K=4であり、
n=1若しくは6のとき、K=5であり、
n=1若しくは6のとき、K=8であり、
n=1若しくは6のとき、K=9であり、又は
n=1若しくは6のとき、K=10である。
【0012】
第1の態様の第1の可能な実現方法に関連して、第3の可能な実現方法では、PUSCH送信用のアップリンク資源のサブフレームが現在の特殊サブフレーム、及び現在の特殊サブフレームとバンドルされた協調サブフレームを含むとき、PUSCH送信用のアップリンク資源に応じてUEによって、PUSCHに対応するPHICH資源のサブフレーム位置を決定するステップが、
協調サブフレームに応じて、PUSCHに対応するPHICH資源のサブフレーム位置を決定するステップを含む。
【0013】
第1の態様の第3の可能な実現方法に関連して、第4の可能な実現方法では、協調サブフレームが、現在の特殊サブフレームの無線フレーム内の少なくとも1つのアップリンクサブフレーム、及び/又は、無線フレーム内の、現在の特殊サブフレーム以外の他の特殊サブフレームを含む。
【0014】
第1の態様の第3又は第4の可能な実現方法に関連して、第5の可能な実現方法では、PUSCH送信用のアップリンク資源に応じてUEによって、PUSCHに対応するPHICH資源のサブフレーム位置を決定するステップが、
協調サブフレーム内の最終サブフレームLに応じて、PUSCHに対応するPHICH資源のサブフレーム位置を決定するステップを含む。
【0015】
第1の態様の第5の可能な実現方法に関連して、第6の可能な実現方法では、協調サブフレーム内の最終サブフレームLに応じて、PUSCHに対応するPHICH資源のサブフレーム位置を決定するステップが、
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が0である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1及び6が無線フレーム内のサブフレーム2、3、4、7、8、及び9とバンドルされるときに、PHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定するステップを含み、ここでL=9、及びK=6である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が1である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1及び6が無線フレーム内のサブフレーム2、3、7、及び8とバンドルされるときに、PHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定するステップを含み、ここでL=8、及びK=6である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が2である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1及び6が無線フレーム内のサブフレーム2及び7とバンドルされるときに、PHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定するステップを含み、ここでL=7、及びK=6、9、若しくは19である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が3である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1が無線フレーム内のサブフレーム2、3、及び4とバンドルされるときに、PHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定するステップを含み、ここでL=4、及びK=16である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が5である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1が無線フレーム内のサブフレーム2とバンドルされるときに、PHICH資源がサブフレーム2からK番目のサブフレームに位置すると決定するステップを含み、ここでK=5、15、若しくは25である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が6である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1及び6が無線フレーム内のサブフレーム2、3、4、7、及び8とバンドルされるときに、PHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定するステップを含み、ここでL=8、及びK=17である。
【0016】
第1の態様の第5の可能な実現方法に関連して、第7の可能な実現方法では、アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が2である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1と無線フレーム内のサブフレーム2がバンドルされて第1のバンドルフレームを形成し、また無線フレーム内の特殊サブフレーム6と無線フレーム内のサブフレーム7がバンドルされて第2のバンドルフレームを形成するときに、協調サブフレーム内の最終サブフレームLに応じて、PUSCHに対応するPHICH資源のサブフレーム位置を決定するステップが、
第1のバンドルフレームに対応する第1のPHICH資源が最終サブフレームLからK1番目のサブフレームに位置すると決定するステップを含み、ここでL=2、及びK1=4であり、また
第2のバンドルフレームに対応する第2のPHICH資源が最終サブフレームLからK2番目のサブフレームに位置すると決定するステップを含み、ここでL=7、及びK2=4である。
【0017】
第1の態様の第5の可能な実現方法に関連して、第8の可能な実現方法では、アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が3である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1と無線フレーム内のサブフレーム2及び3とがバンドルされて第1のバンドルフレームを形成し、無線フレーム内のサブフレーム4と、次の無線フレーム内の特殊サブフレーム1と、次の無線フレーム内のサブフレーム2とがバンドルされて第2のバンドルフレームを形成し、また次の無線フレーム内のサブフレーム3及び4がバンドルされて第3のバンドルフレームを形成するときに、協調サブフレーム内の最終サブフレームLに応じて、PUSCHに対応するPHICH資源のサブフレーム位置を決定するステップが、
第1のバンドルフレームに対応する第1のPHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定するステップを含み、ここでL=3、及びK=6であり、
第2のバンドルフレームに対応する第2のPHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定するステップを含み、ここでL=2、及びK=6であり、また
第3のバンドルフレームに対応する第3のPHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定するステップを含み、ここでL=4、及びK=6である。
【0018】
第1の態様の第1から第8の可能な実現方法のいずれか1つに関連して、第9の可能な実現方法では、PHICH資源のPHICH群番号をサブフレーム位置に応じて決定するステップが、
PHICH資源に対応するサブフレーム位置に応じて、またPHICH群番号表示因子IPHICHを使用することによって、PUSCHに対応するPHICH群番号を決定するステップを含む。
【0019】
第1の態様の第9の可能な実現方法に関連して、第10の可能な実現方法では、サブフレーム位置に応じてPHICH資源のPHICH群番号を決定するステップが、
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が0であるとき、現在の特殊サブフレームがサブフレームnであり、PHICH資源が特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置し、ここでn=1又は6、K=5のときに、サブフレーム2、4、7、及び9に対応するPHICH群番号表示因子IPHICHが1であり、サブフレーム2、4、7、及び9以外の、現在の特殊サブフレームの無線フレーム内の、他のサブフレームに対応するIPHICHが0であると決定するステップ、及び、決定IPHICHを使用することによって、PUSCHに対応するPHICH群番号を決定するステップを含み、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が0であるとき、現在の特殊サブフレームがサブフレームnであり、PHICH資源が特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置し、ここでn=1又は6、K=5のときに、サブフレーム1、6、4、及び9に対応するPHICH群番号表示因子IPHICHが1であり、サブフレーム1、6、4、及び9以外の、現在の特殊サブフレームの無線フレーム内の、他のサブフレームに対応するIPHICHが0であると決定するステップ、及び、決定IPHICHを使用することによって、PUSCHに対応するPHICH群番号を決定するステップを含む。
【0020】
第1の態様の第9の可能な実現方法に関連して、第11の可能な実現方法では、サブフレーム位置に応じてPHICH資源のPHICH群番号を決定するステップが、
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が6であるとき、現在の特殊サブフレームがサブフレームnであり、PHICH資源が特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置し、ここでn=1又は6、K=4のときに、サブフレーム6及び8に対応するPHICH群番号表示因子IPHICHが1であり、サブフレーム6及び8以外の、現在の特殊サブフレームの無線フレーム内の、他のサブフレームに対応するIPHICHが0であると決定するステップ、及び、決定IPHICHを使用することによって、PUSCHに対応するPHICH群番号を決定するステップを含み、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が6であるとき、現在の特殊サブフレームがサブフレームnであり、PHICH資源が特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置し、ここでn=1又は6、K=4のときに、サブフレーム1及び4に対応するPHICH群番号表示因子IPHICHが1であり、サブフレーム1及び4以外の、現在の特殊サブフレームの無線フレーム内の、他のサブフレームに対応するIPHICHが0であると決定するステップ、及び、決定IPHICHを使用することによって、PUSCHに対応するPHICH群番号を決定するステップを含む。
【0021】
第2の態様によれば、制御チャネル資源割当方法が提供され、この方法は、
基地局によって、物理的アップリンク共有チャネルPUSCHを現在の特殊サブフレームで受信するステップと、
PUSCH受信用のアップリンク資源に応じて基地局によって、PUSCHに対応する物理的ハイブリッド自動再送要求インジケータチャネルPHICH資源を決定するステップであって、アップリンク資源が現在の特殊サブフレームを含む、PHICH資源を決定するステップと、
基地局によって、PHICHを決定されたPHICH資源によって送信するステップとを含む。
【0022】
第2の態様に関連して、第1の可能な実現方法では、PUSCH受信用のアップリンク資源に応じて基地局によって、PUSCHに対応するPHICH資源を決定するステップが、
PUSCH受信用のアップリンク資源に応じて基地局によって、PUSCHに対応するPHICH資源のサブフレーム位置を決定するステップと、
サブフレーム位置に応じてPHICH資源のPHICH群番号を決定するステップと、サブフレーム位置及びPHICH群番号に応じて、PUSCHに対応するPHICH資源を決定するステップとを含む。
【0023】
第2の態様の第1の可能な実現方法に関連して、第2の可能な実現方法では、PUSCH送信用のアップリンク資源のサブフレームが現在の特殊サブフレームだけであるとき、PUSCH受信用のアップリンク資源に応じて基地局によって、PUSCHに対応するPHICH資源のサブフレーム位置を決定するステップが、
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が0であり、また現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、PHICH資源が現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定するステップを含み、ここでn=1若しくは6のとき、K=5であり、又はn=1若しくは6のとき、K=10である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が1であり、また現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、PHICH資源が現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定するステップを含み、ここでn=1若しくは6のとき、K=4であり、n=1若しくは6のとき、K=5であり、又はn=1若しくは6のとき、K=8である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が2であり、また現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、PHICH資源が現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定するステップを含み、ここでn=1若しくは6のとき、K=4であり、n=1若しくは6のとき、K=5であり、n=1若しくは6のとき、K=7であり、又はn=1若しくは6のとき、K=8である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が3であり、また現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、PHICH資源が現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定するステップを含み、ここでn=1のとき、K=4、5、6、7、8、又は9である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が4であり、また現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、PHICH資源が現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定するステップを含み、ここでn=1のとき、K=4、5、6、7、8、又は9である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が5であり、また現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、PHICH資源が現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定するステップを含み、ここでn=1のとき、K=4、5、6、7、8、又は9である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が6であり、また現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、PHICH資源が現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定するステップを含み、ここで
n=1若しくは6のとき、K=4であり、
n=1若しくは6のとき、K=5であり、
n=1若しくは6のとき、K=8であり、
n=1若しくは6のとき、K=9であり、又は
n=1若しくは6のとき、K=10である。
【0024】
第2の態様の第1の可能な実現方法に関連して、第3の可能な実現方法では、PUSCH送信用のアップリンク資源のサブフレームが現在の特殊サブフレーム、及び現在の特殊サブフレームとバンドルされた協調サブフレームを含むとき、PUSCH受信用のアップリンク資源に応じて基地局によって、PUSCHに対応するPHICH資源のサブフレーム位置を決定するステップが、
協調サブフレームに応じて、PUSCHに対応するPHICH資源のサブフレーム位置を決定するステップを含む。
【0025】
第2の態様の第3の可能な実現方法に関連して、第4の可能な実現方法では、協調サブフレームが、現在の特殊サブフレームの無線フレーム内の少なくとも1つのアップリンクサブフレーム、及び/又は、無線フレーム内の、現在の特殊サブフレーム以外の他の特殊サブフレームを含む。
【0026】
第2の態様の第3又は第4の可能な実現方法に関連して、第5の可能な実現方法では、PUSCH受信用のアップリンク資源に応じて基地局によって、PUSCHに対応するPHICH資源のサブフレーム位置を決定するステップが、
協調サブフレーム内の最終サブフレームLに応じて、PUSCHに対応するPHICH資源のサブフレーム位置を決定するステップを含む。
【0027】
第2の態様の第5の可能な実現方法に関連して、第6の可能な実現方法では、協調サブフレーム内の最終サブフレームLに応じて、PUSCHに対応するPHICH資源のサブフレーム位置を決定するステップが、
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が0である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1及び6が無線フレーム内のサブフレーム2、3、4、7、8、及び9とバンドルされるときに、PHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定するステップを含み、ここでL=9、及びK=6である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が1である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1及び6が無線フレーム内のサブフレーム2、3、7、及び8とバンドルされるときに、PHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定するステップを含み、ここでL=8、及びK=6である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が2である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1及び6が無線フレーム内のサブフレーム2及び7とバンドルされるときに、PHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定するステップを含み、ここでL=7、及びK=6、9、若しくは19である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が3である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1が無線フレーム内のサブフレーム2、3、及び4とバンドルされるときに、PHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定するステップを含み、ここでL=4、及びK=16である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が5である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1が無線フレーム内のサブフレーム2とバンドルされるときに、PHICH資源がサブフレーム2からK番目のサブフレームに位置すると決定するステップを含み、ここでK=5、15、若しくは25である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が6である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1及び6が無線フレーム内のサブフレーム2、3、4、7、及び8とバンドルされるときに、PHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定するステップを含み、ここでL=8、及びK=17である。
【0028】
第2の態様の第5の可能な実現方法に関連して、第7の可能な実現方法では、アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が2である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1と無線フレーム内のサブフレーム2がバンドルされて第1のバンドルフレームを形成し、また無線フレーム内の特殊サブフレーム6と無線フレーム内のサブフレーム7がバンドルされて第2のバンドルフレームを形成するときに、協調サブフレーム内の最終サブフレームLに応じて、PUSCHに対応するPHICH資源のサブフレーム位置を決定するステップが、
第1のバンドルフレームに対応する第1のPHICH資源が最終サブフレームLからK1番目のサブフレームに位置すると決定するステップを含み、ここでL=2、及びK1=4であり、また
第2のバンドルフレームに対応する第2のPHICH資源が最終サブフレームLからK2番目のサブフレームに位置すると決定するステップを含み、ここでL=7、及びK2=4である。
【0029】
第2の態様の第5の可能な実現方法に関連して、第8の可能な実現方法では、アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が3である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1と無線フレーム内のサブフレーム2及び3とがバンドルされて第1のバンドルフレームを形成し、無線フレーム内のサブフレーム4と、次の無線フレーム内の特殊サブフレーム1と、次の無線フレーム内のサブフレーム2とがバンドルされて第2のバンドルフレームを形成し、また次の無線フレーム内のサブフレーム3及び4がバンドルされて第3のバンドルフレームを形成するときに、協調サブフレーム内の最終サブフレームLに応じて、PUSCHに対応するPHICH資源のサブフレーム位置を決定するステップが、
第1のバンドルフレームに対応する第1のPHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定するステップを含み、ここでL=3、及びK=6であり、
第2のバンドルフレームに対応する第2のPHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定するステップを含み、ここでL=2、及びK=6であり、また
第3のバンドルフレームに対応する第3のPHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定するステップを含み、ここでL=4、及びK=6である。
【0030】
第2の態様の第8の可能な実現方法のいずれか1つに関連して、第9の可能な実現方法では、PHICH資源のPHICH群番号をサブフレーム位置に応じて決定するステップが、
PHICH資源に対応するサブフレーム位置に応じて、またPHICH群番号表示因子IPHICHを使用することによって、PUSCHに対応するPHICH群番号を決定するステップを含む。
【0031】
第2の態様の第9の可能な実現方法に関連して、第10の可能な実現方法では、サブフレーム位置に応じてPHICH資源のPHICH群番号を決定するステップが、
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が0であるとき、現在の特殊サブフレームがサブフレームnであり、PHICH資源が特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置し、ここでn=1又は6、K=5のときに、サブフレーム2、4、7、及び9に対応するPHICH群番号表示因子IPHICHが1であり、サブフレーム2、4、7、及び9以外の、現在の特殊サブフレームの無線フレーム内の、他のサブフレームに対応するIPHICHが0であると決定するステップ、及び、決定IPHICHを使用することによって、PUSCHに対応するPHICH群番号を決定するステップを含む、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が0であるとき、現在の特殊サブフレームがサブフレームnであり、PHICH資源が特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置し、ここでn=1又は6、K=5のときに、サブフレーム1、6、4、及び9に対応するPHICH群番号表示因子IPHICHが1であり、サブフレーム1、6、4、及び9以外の、現在の特殊サブフレームの無線フレーム内の、他のサブフレームに対応するIPHICHが0であると決定するステップ、及び、決定IPHICHを使用することによって、PUSCHに対応するPHICH群番号を決定するステップを含む。
【0032】
第2の態様の第9の可能な実現方法に関連して、第11の可能な実現方法では、サブフレーム位置に応じてPHICH資源のPHICH群番号を決定するステップが、
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が6であるとき、現在の特殊サブフレームがサブフレームnであり、PHICH資源が特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置し、ここでn=1又は6、K=4のときに、サブフレーム6及び8に対応するPHICH群番号表示因子IPHICHが1であり、サブフレーム6及び8以外の、現在の特殊サブフレームの無線フレーム内の、他のサブフレームに対応するIPHICHが0であると決定するステップ、及び、決定IPHICHを使用することによって、PUSCHに対応するPHICH群番号を決定するステップを含み、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が6であるとき、現在の特殊サブフレームがサブフレームnであり、PHICH資源が特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置し、ここでn=1又は6、K=4のときに、サブフレーム1及び4に対応するPHICH群番号表示因子IPHICHが1であり、サブフレーム1及び4以外の、現在の特殊サブフレームの無線フレーム内の、他のサブフレームに対応するIPHICHが0であると決定するステップ、及び、決定IPHICHを使用することによって、PUSCHに対応するPHICH群番号を決定するステップを含む。
【0033】
第3の態様によれば、ユーザ機器が提供され、このユーザ機器は、
物理的アップリンク共有チャネルPUSCHを現在の特殊サブフレームで送出するように構成された送出ユニットと、
PUSCH送信用のアップリンク資源に応じて、PUSCHに対応する物理的ハイブリッド自動再送要求インジケータチャネルPHICH資源を決定するように構成された決定ユニットであって、PUSCH送信用のアップリンク資源が現在の特殊サブフレームを含む、決定ユニットと、
PHICHを決定されたPHICH資源によって受信するように構成された受信ユニットとを備える。
【0034】
第3の態様に関連して、第1の可能な実現方法では、決定ユニットが具体的に、
PUSCH送信用のアップリンク資源に応じて、PUSCHに対応するPHICH資源のサブフレーム位置を決定するように構成されたサブフレーム位置決定モジュールと、
サブフレーム位置に応じてPHICH資源のPHICH群番号を決定するように、また、サブフレーム位置及びPHICH群番号に応じて、PUSCHに対応するPHICH資源を決定するように、構成された資源群番号決定モジュールとを備える。
【0035】
第3の態様の第1の可能な実現方法に関連して、第2の可能な実現では、PUSCH送信用のアップリンク資源のサブフレームが現在の特殊サブフレームだけであるとき、サブフレーム位置決定モジュールがさらに、
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が0であり、また現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、PHICH資源が現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここでn=1若しくは6のとき、K=5であり、又はn=1若しくは6のとき、K=10である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が1であり、また現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、PHICH資源が現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここでn=1若しくは6のとき、K=4であり、n=1若しくは6のとき、K=5であり、又はn=1若しくは6のとき、K=8である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が2であり、また現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、PHICH資源が現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここでn=1若しくは6のとき、K=4であり、n=1若しくは6のとき、K=5であり、n=1若しくは6のとき、K=7であり、又はn=1若しくは6のとき、K=8である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が3であり、また現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、PHICH資源が現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここでn=1のとき、K=4、5、6、7、8、又は9である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が4であり、また現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、PHICH資源が現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここでn=1のとき、K=4、5、6、7、8、又は9である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が5であり、また現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、PHICH資源が現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここでn=1のとき、K=4、5、6、7、8、又は9である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が6であり、また現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、PHICH資源が現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここで
n=1若しくは6のとき、K=4であり、
n=1若しくは6のとき、K=5であり、
n=1若しくは6のとき、K=8であり、
n=1若しくは6のとき、K=9であり、又は
n=1若しくは6のとき、K=10である。
【0036】
第3の態様の第1の可能な実現方法に関連して、第3の可能な実現方法では、PUSCH送信用のアップリンク資源のサブフレームが現在の特殊サブフレーム、及び現在の特殊サブフレームとバンドルされた協調サブフレームを含むとき、サブフレーム位置決定モジュールがさらに、協調サブフレームに応じて、PUSCHに対応するPHICH資源のサブフレーム位置を決定するように構成される。
【0037】
第3の態様の第3の可能な実現方法に関連して、第4の可能な実現方法では、サブフレーム位置決定モジュールがさらに、協調サブフレームに含まれる、現在の特殊サブフレームの無線フレーム内の、少なくとも1つのアップリンクサブフレーム、及び/又は、協調サブフレームに含まれる、現在の特殊サブフレーム以外の無線フレーム内の、他の特殊サブフレームを使用することによって、PUSCHに対応するPHICH資源のサブフレーム位置を決定するように構成される。
【0038】
第3の態様の第3又は第4の可能な実現方法に関連して、第5の可能な実現方法では、サブフレーム位置決定モジュールがさらに、協調サブフレーム内の最終サブフレームLに応じて、PUSCHに対応するPHICH資源のサブフレーム位置を決定するように構成される。
【0039】
第3の態様の第5の可能な実現方法に関連して、第6の可能な実現方法では、サブフレーム位置決定モジュールがさらに、
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が0である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1及び6が無線フレーム内のサブフレーム2、3、4、7、8、及び9とバンドルされるときに、PHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここでL=9、及びK=6である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が1である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1及び6が無線フレーム内のサブフレーム2、3、7、及び8とバンドルされるときに、PHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここでL=8、及びK=6である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が2である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1及び6が無線フレーム内のサブフレーム2及び7とバンドルされるときに、PHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここでL=7、及びK=6、9、又は19である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が3である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1が無線フレーム内のサブフレーム2、3、及び4とバンドルされるときに、PHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここでL=4、及びK=16である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が5である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1が無線フレーム内のサブフレーム2とバンドルされるときに、PHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここでL=2、及びK=5、15、又は25である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が6である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1及び6が無線フレーム内のサブフレーム2、3、4、7、及び8とバンドルされるときに、PHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここでL=8、及びK=17である。
【0040】
第3の態様の第5の可能な実現方法に関連して、第7の可能な実現方法では、アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が2である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1と無線フレーム内のサブフレーム2がバンドルされて第1のバンドルフレームを形成し、また無線フレーム内の特殊サブフレーム6と無線フレーム内のサブフレーム7がバンドルされて第2のバンドルフレームを形成するときに、サブフレーム位置決定モジュールがさらに、
第1のバンドルフレームに対応する第1のPHICH資源が最終サブフレームLからK1番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここでL=2、及びK1=4であり、また
第2のバンドルフレームに対応する第2のPHICH資源が最終サブフレームLからK2番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここでL=7、及びK2=4である。
【0041】
第3の態様の第5の可能な実現方法に関連して、第8の可能な実現方法では、アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が3である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1と無線フレーム内のサブフレーム2及び3とがバンドルされて第1のバンドルフレームを形成し、無線フレーム内のサブフレーム4と、次の無線フレーム内の特殊サブフレーム1と、次の無線フレーム内のサブフレーム2とがバンドルされて第2のバンドルフレームを形成し、次の無線フレーム内のサブフレーム3及び4がバンドルされて第3のバンドルフレームを形成するときに、サブフレーム位置決定モジュールがさらに、
第1のバンドルフレームに対応する第1のPHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここでL=3、及びK=6であり、
第2のバンドルフレームに対応する第2のPHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここでL=2、及びK=6であり、また
第3のバンドルフレームに対応する第3のPHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここでL=4、及びK=6である。
【0042】
第3の態様の第1から第8の可能な実現方法のいずれか1つに関連して、第9の可能な実現方法では、資源群番号決定モジュールがさらに、PHICH資源に対応するサブフレーム位置に応じて、またPHICH群番号表示因子IPHICHを使用することによって、PUSCHに対応するPHICH群番号を決定するように構成される。
【0043】
第3の態様の第9の可能な実現方法に関連して、第10の可能な実現方法では、資源群番号決定モジュールがさらに、
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が0であるとき、現在の特殊サブフレームがサブフレームnであり、PHICH資源が特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置し、ここでn=1又は6、K=5のときに、サブフレーム2、4、7、及び9に対応するPHICH群番号表示因子IPHICHが1であり、サブフレーム2、4、7、及び9以外の、現在の特殊サブフレームの無線フレーム内の、他のサブフレームに対応するIPHICHが0であると決定するように、また、決定IPHICHを使用することによって、PUSCHに対応するPHICH群番号を決定するように構成され、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が0であるとき、現在の特殊サブフレームがサブフレームnであり、PHICH資源が特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置し、ここでn=1又は6、K=5のときに、サブフレーム1、6、4、及び9に対応するPHICH群番号表示因子IPHICHが1であり、サブフレーム1、6、4、及び9以外の、現在の特殊サブフレームの無線フレーム内の、他のサブフレームに対応するIPHICHが0であると決定するように、また、決定IPHICHを使用することによって、PUSCHに対応するPHICH群番号を決定するように構成される。
【0044】
第3の態様の第9の可能な実現方法に関連して、第11の可能な実現方法では、資源群番号決定モジュールがさらに、
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が6であるとき、現在の特殊サブフレームがサブフレームnであり、PHICH資源が特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置し、ここでn=1又は6、K=4のときに、サブフレーム6及び8に対応するPHICH群番号表示因子IPHICHが1であり、サブフレーム6及び8以外の、現在の特殊サブフレームの無線フレーム内の、他のサブフレームに対応するIPHICHが0であると決定するように、また、決定IPHICHを使用することによって、PUSCHに対応するPHICH群番号を決定するように構成され、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が6であるとき、現在の特殊サブフレームがサブフレームnであり、PHICH資源が特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置し、ここでn=1又は6、K=4のときに、サブフレーム1及び4に対応するPHICH群番号表示因子IPHICHが1であり、サブフレーム1及び4以外の、現在の特殊サブフレームの無線フレーム内の、他のサブフレームに対応するIPHICHが0であると決定するように、また、決定IPHICHを使用することによって、PUSCHに対応するPHICH群番号を決定するように構成される。
【0045】
第4の態様によれば、基地局が提供され、この基地局は、
物理的アップリンク共有チャネルPUSCHを現在の特殊サブフレームで受信するように構成された受信ユニットと、
PUSCH受信用のアップリンク資源に応じて、PUSCHに対応する物理的ハイブリッド自動再送要求インジケータチャネルPHICH資源を決定するように構成された決定ユニットであって、アップリンク資源が現在の特殊サブフレームを含む、決定ユニットと、
PHICHを決定されたPHICH資源によって送信するように構成された送信ユニットとを備える。
【0046】
第4の態様に関連して、第1の可能な実現方法では、決定ユニットが、
PUSCH受信用のアップリンク資源に応じて、PUSCHに対応するPHICH資源のサブフレーム位置を決定するように構成されたサブフレーム位置決定モジュールと、
サブフレーム位置に応じてPHICH資源のPHICH群番号を決定するように、また、サブフレーム位置及びPHICH群番号に応じて、PUSCHに対応するPHICH資源を決定するように、構成された資源群番号決定モジュールとを備える。
【0047】
第4の態様の第1の可能な実現方法に関連して、第2の可能な実現では、PUSCH送信用のアップリンク資源のサブフレームが現在の特殊サブフレームだけであるとき、サブフレーム位置決定モジュールがさらに、
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が0であり、また現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、PHICH資源が現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここでn=1若しくは6のとき、K=5であり、又はn=1若しくは6のとき、K=10である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が1であり、また現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、PHICH資源が現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここでn=1若しくは6のとき、K=4であり、n=1若しくは6のとき、K=5であり、又はn=1若しくは6のとき、K=8である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が2であり、また現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、PHICH資源が現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここでn=1若しくは6のとき、K=4であり、n=1若しくは6のとき、K=5であり、n=1若しくは6のとき、K=7であり、又はn=1若しくは6のとき、K=8である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が3であり、また現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、PHICH資源が現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここでn=1のとき、K=4、5、6、7、8、又は9である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が4であり、また現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、PHICH資源が現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここでn=1のとき、K=4、5、6、7、8、又は9である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が5であり、また現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、PHICH資源が現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここでn=1のとき、K=4、5、6、7、8、又は9である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が6であり、また現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、PHICH資源が現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここで
n=1若しくは6のとき、K=4であり、
n=1若しくは6のとき、K=5であり、
n=1若しくは6のとき、K=8であり、
n=1若しくは6のとき、K=9であり、又は
n=1若しくは6のとき、K=10である。
【0048】
第4の態様の第1の可能な実現方法に関連して、第3の可能な実現方法では、PUSCH送信用のアップリンク資源のサブフレームが現在の特殊サブフレーム、及び現在の特殊サブフレームとバンドルされた協調サブフレームを含むとき、サブフレーム位置決定モジュールがさらに、協調サブフレームに応じて、PUSCHに対応するPHICH資源のサブフレーム位置を決定するように構成される。
【0049】
第4の態様の第3の可能な実現方法に関連して、第4の可能な実現方法では、サブフレーム位置決定モジュールがさらに、協調サブフレームに含まれる、現在の特殊サブフレームの無線フレーム内の、少なくとも1つのアップリンクサブフレーム、及び/又は、現在の特殊サブフレーム以外の無線フレーム内の、他の特殊サブフレームを使用することによって、PUSCHに対応するPHICH資源のサブフレーム位置を決定するように構成される。
【0050】
第4の態様の第3又は第4の可能な実現方法に関連して、第5の可能な実現方法ではサブフレーム位置決定モジュールがさらに、協調サブフレーム内の最終サブフレームLに応じて、PUSCHに対応するPHICH資源のサブフレーム位置を決定するように構成される。
【0051】
第4の態様の第5の可能な実現方法に関連して、第6の可能な実現方法では、サブフレーム位置決定モジュールがさらに、
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が0である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1及び6が無線フレーム内のサブフレーム2、3、4、7、8、及び9とバンドルされるときに、PHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここでL=9、及びK=6である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が1である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1及び6が無線フレーム内のサブフレーム2、3、7、及び8とバンドルされるときに、PHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここでL=8、及びK=6である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が2である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1及び6が無線フレーム内のサブフレーム2及び7とバンドルされるときに、PHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここでL=7、及びK=6、9、又は19である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が3である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1が無線フレーム内のサブフレーム2、3、及び4とバンドルされるときに、PHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここでL=4、及びK=16である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が5である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1が無線フレーム内のサブフレーム2とバンドルされるときに、PHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここでL=2、及びK=5、15、又は25である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が6である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1及び6が無線フレーム内のサブフレーム2、3、4、7、及び8とバンドルされるときに、PHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここでL=8、及びK=17である。
【0052】
第4の態様の第5の可能な実現方法に関連して、第7の可能な実現方法では、アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が2である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1と無線フレーム内のサブフレーム2がバンドルされて第1のバンドルフレームを形成し、また無線フレーム内の特殊サブフレーム6と無線フレーム内のサブフレーム7がバンドルされて第2のバンドルフレームを形成するときに、サブフレーム位置決定モジュールがさらに、
第1のバンドルフレームに対応する第1のPHICH資源が最終サブフレームLからK1番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここでL=2、及びK1=4であり、また
第2のバンドルフレームに対応する第2のPHICH資源が最終サブフレームLからK2番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここでL=7、及びK2=4である。
【0053】
第4の態様の第5の可能な実現方法に関連して、第8の可能な実現方法では、アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が3である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1と無線フレーム内のサブフレーム2及び3とがバンドルされて第1のバンドルフレームを形成し、無線フレーム内のサブフレーム4と、次の無線フレーム内の特殊サブフレーム1と、次の無線フレーム内のサブフレーム2とがバンドルされて第2のバンドルフレームを形成し、次の無線フレーム内のサブフレーム3及び4がバンドルされて第3のバンドルフレームを形成するときに、サブフレーム位置決定モジュールがさらに、
第1のバンドルフレームに対応する第1のPHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここでL=3、及びK=6であり、
第2のバンドルフレームに対応する第2のPHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここでL=2、及びK=6であり、また
第3のバンドルフレームに対応する第3のPHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここでL=4、及びK=6である。
【0054】
第4の態様の第1から第8の可能な実現方法のいずれか1つに関連して、第9の可能な実現方法では、資源群番号決定モジュールがさらに、PHICH資源に対応するサブフレーム位置に応じて、またPHICH群番号表示因子IPHICHを使用することによって、PUSCHに対応するPHICH群番号を決定するように構成される。
【0055】
第4の態様の第9の可能な実現方法に関連して、第10の可能な実現方法では、資源群番号決定モジュールがさらに、
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が0であるとき、現在の特殊サブフレームがサブフレームnであり、PHICH資源が特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置し、ここでn=1又は6、K=5のときに、サブフレーム2、4、7、及び9に対応するPHICH群番号表示因子IPHICHが1であり、サブフレーム2、4、7、及び9以外の、現在の特殊サブフレームの無線フレーム内の、他のサブフレームに対応するIPHICHが0であると決定するように、また、決定IPHICHを使用することによって、PUSCHに対応するPHICH群番号を決定するように構成され、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が0であるとき、現在の特殊サブフレームがサブフレームnであり、PHICH資源が特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置し、ここでn=1又は6、K=5のときに、サブフレーム1、6、4、及び9に対応するPHICH群番号表示因子IPHICHが1であり、サブフレーム1、6、4、及び9以外の、現在の特殊サブフレームの無線フレーム内の、他のサブフレームに対応するIPHICHが0であると決定するように、また、決定IPHICHを使用することによって、PUSCHに対応するPHICH群番号を決定するように構成される。
【0056】
第4の態様の第9の可能な実現方法に関連して、第11の可能な実現方法では、資源群番号決定モジュールがさらに、
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が6であるとき、現在の特殊サブフレームがサブフレームnであり、PHICH資源が特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置し、ここでn=1又は6、K=4のときに、サブフレーム6及び8に対応するPHICH群番号表示因子IPHICHが1であり、サブフレーム6及び8以外の、現在の特殊サブフレームの無線フレーム内の、他のサブフレームに対応するIPHICHが0であると決定するように、また、決定IPHICHを使用することによって、PUSCHに対応するPHICH群番号を決定するように構成され、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が6であるとき、現在の特殊サブフレームがサブフレームnであり、PHICH資源が特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置し、ここでn=1又は6、K=4のときに、サブフレーム1及び4に対応するPHICH群番号表示因子IPHICHが1であり、サブフレーム1及び4以外の、現在の特殊サブフレームの無線フレーム内の、他のサブフレームに対応するIPHICHが0であると決定するように、また、決定IPHICHを使用することによって、PUSCHに対応するPHICH群番号を決定するように構成される。
【0057】
本発明において提供される方法及び装置では、UpPTSがPUSCHを送信するために用いられ、これは、単位時間内のアップリンクデータ送信量を増大することと同等であり、それによって、TDD方式のアップリンク方式スループットが増大する。
【0058】
加えて、ダウンリンクPHICHの受信位置が決定されるときに、PHICH資源に対応するPHICH群番号を調整する方法もさらに提供され、それによって、新たに決定されたPUSCHに対応するPHICH資源と元の構成との間の競合を解決する方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0059】
図1】従来技術の特殊サブフレームの概略構成図である。
図2】本発明の実施形態1による制御チャネル資源割当方法の概略流れ図である。
図3】本発明の実施形態による、PUSCHに対応するPHICHを決定する方法の概略流れ図である。
図4】本発明の実施形態4による制御チャネル資源割当方法の概略流れ図である。
図5】本発明の実施形態によるユーザ機器の概略構成図である。
図6】本発明の実施形態による基地局の概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0060】
本発明の目的、技法的解決策、及び実施形態の利点を明確にするために、以下では、本発明の実施形態における技法的解決策について、本発明の実施形態に関する添付の図面を参照して明確に説明する。明らかに、説明される実施形態は本発明の実施形態の全部ではなく、一部である。本発明の実施形態に基づいて、独創的な努力なしに当業者によって得られる他のすべての実施形態は、本発明の保護範囲に入るものとする。
【0061】
TDD方式においては、アップリンク及びダウンリンクのサブフレームは、時分割多重法においてUEのために機能するので、アップリンクデータ送信に使用できるサブフレームの数量が限定される。この問題に対し、実現可能な解決策では、特殊サブフレームの合計の長さ1msが変更されないという条件で、UpPTSシンボルの数量が、特殊タイムスロットGPの長さ及びUpPTSの長さを変更することによって増大され、追加の資源がUpPTSから取得されて、アップリンクPUSCH(Physical Uplink Shared Channel,物理的アップリンク共有チャネル)を送信すること、すなわちアップリンクデータを送信することができる。
【0062】
特殊サブフレームを使用することによってアップリンクPUSCHを送信する方法においては、ACK/HACKによるHARQ(Hybrid Automatic Repeat Request,ハイブリッド自動再送要求)技術もまた、復号精度を向上させるために使用される必要がある。上記の場合に基づいて、本発明の実施形態において提供される方法は、アップリンクデータ送信用の特殊サブフレームに対応するダウンリンクPHICH(Physical Hybrid−ARQ Indicator Channel,物理的ハイブリッド−ARQインジケータチャネル)の位置割当及び時間周波数資源を決定するための解決策を提供する。
【0063】
実施形態1
図2に示されるように、上記の問題に対して、本発明のこの実施形態は制御チャネル資源割当方法を提供する。この方法は次のステップを含む。
【0064】
ステップ201でUE(User Equipment,ユーザ機器)は、現在の特殊サブフレーム内でPUSCH(Physical Uplink Shared Channel,物理的アップリンク共有チャネル)を送出する。
【0065】
送信のために特殊サブフレームを使用するということは、すなわち、特殊サブフレーム内のUpPTS(Uplink Pilot Time Slot,アップリンクパイロットタイムスロット)をアップリンクデータ送信用のサブフレームとして使用することを指す。
【0066】
ステップ202でUEは、PUSCH送信用のアップリンク資源によって、PUSCHに対応するPHICH資源を決定する。この場合、PUSCH送信用のアップリンク資源は、現在の特殊サブフレームを含む。
【0067】
本発明のこの実施形態においては、PUSCH送信用のアップリンク資源は、PUSCH送信用のUpPTSを含むか、又はアップリンクサブフレーム(又はアップリンク通常サブフレーム(normal subframe)とも呼ばれる)を含むことができる。具体的に次のA、B、Cの場合があり得る。Aでは、アップリンク資源は1つの特殊サブフレーム内のUpPTSであり得る。Bでは、アップリンク資源は、複数の特殊サブフレーム内のUpPTS、たとえば1つの無線フレーム内の2つのUpPTSであり得る。Cでは、アップリンク資源はまた、少なくとも1つのUpPTS、及び少なくとも1つのアップリンクサブフレームを含むこともできる。上記のB及びCにおいては、アップリンク資源は複数のサブフレームに分散されており、これら複数のサブフレームはバンドルサブフレームと呼ばれることがある。
【0068】
ステップ203で、PHICHを決定されたPHICH資源によって受信する。
【0069】
既存のLTE方式は、ACK/NACKによるHARQ技術を使用するので、アップリンク経路の具体的なHARQ過程では、送信端UEが、データパケットを受信端eNBへPUSCHチャネルを使用することによって送出した後に休止し、eNBの応答メッセージを待つ。特定の送信遅延後にデータパケットが受信端eNBに到達した後、eNBはデータパケットを検査する。受信が適正である場合、受信端は、ダウンリンク制御チャネルPHICHを使用することによって肯定応答(ACK)メッセージをフィードバックし、受信が不適正である場合には、受信端は受信した所望の情報を保存し、非肯定応答(NACK)メッセージをフィードバックする。ACKメッセージを受信すると、UEは新しいデータを送出し、そうでなければ、UEは以前に送信したデータパケットを再送出し、eNBは、再送信されたデータパケットと以前に受信したデータパケットを結合し、統合復号を実行し、それによって復号精度を向上させる。
【0070】
UEがアップリンクPUSCHを送信し、eNBがそのアップリンクPUSCHを処理しダウンリンクPHICHをフィードバックしたときから、UEがPHICH情報を受信及び処理し、PUSCHを再送信する、又は新しいPUSCHを送信するときまでの過程は、1つのHARQ過程のRTT(round trip time,ラウンドトリップ時間)と呼ばれる。送信遅延及びeNB処理時間を考慮すると、アップリンクPUSCHが送出されたときからダウンリンクPHICHが受信されるときまでの時間は4ms未満にはならないはずであり、同様に、送信遅延及びUE処理時間を考慮すると、ダウンリンクPHICHが受信されたときから新しいアップリンクPUSCHが送信される、又はアップリンクPUSCHが再送信されるときまでの時間は4ms未満にはならないはずである。RTT値は8ms未満にはならない。
【0071】
PUSCH送信用のアップリンク資源に基づいて、HARQ技術の複数の組合せ及び特徴があり得、本発明のこの実施形態においては、PUSCH送信用のアップリンク資源によれば、PUSCHに対応するPHICH資源を決定するために使用される複数の方法があり得る。具体的な実現中の主な規則は、
PHICHが受信されたときからPUSCHが送信されるときまでの時間、及びPUSCHが送信されたときからフィードバックPHICHが受信されるときまでの時間が最小限にされ、基地局又はUEの最少処理時間、たとえば3msの要件を満たす、
1つのサブフレーム内のPHICH資源が別々のHARQ過程に対応することが、できる限り回避される、及び
現在のRTT値(データパケットが初めて送信されたときからデータパケットが再送信されるときまでの時間)が、できる限り再使用され、或いはできる限り小さい追加RTT値が付加されることである。
【0072】
上記の規則は単に、PUSCHを送信するためにUpPTSが使用されるときの参考として使用されるにすぎず、満たされる必要は必ずしもない。具体的には、PUSCHを送信するためにUpPTSが使用される場合、上記の規則の一部が考慮されるだけでよく、たとえば、RTTを含む規則だけが考慮され、或いはRTT及びHARQ過程を含む規則が考慮される。上記の規則の指図のもとで、PUSCH送信用のアップリンク資源に応じてUEによって、ステップ102のPUSCHに対応するPHICH資源を決定する具体的な実現ステップは、次のステップを含む(図3に示す)。
【0073】
ステップ301で、UEは、PUSCH送信用のアップリンク資源によって、PUSCHに対応するPHICH資源のサブフレーム位置を決定する。
【0074】
ステップ302で、PHICH資源のPHICH群番号をサブフレーム位置に応じて決定し、また、サブフレーム位置及びPHICH群番号に応じて、PUSCHに対応するPHICH資源を決定する。
【0075】
上記の方法に従って、以下では、本発明のこの実施形態において提供される方法について、表及び様々なアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成に関して詳細に説明する。
【0076】
I.PUSCH送信用のアップリンク資源のサブフレームが現在の特殊サブフレームだけであるとき、PUSCH送信用のアップリンク資源に応じてUEによって、PUSCHに対応するPHICH資源のサブフレーム位置を決定することは、以下を含む。
【0077】
具体的には、LTE TDD方式で定義されている、また表1に示されている7つのアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成に関して、以下では、各構成におけるPHICH資源の実現可能な解決策を詳細に説明する。
【0078】
1.アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が0であり、また現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、PHICH資源が現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定し、ここで、
n=1若しくは6のとき、K=5、又は
n=1若しくは6のとき、K=10
である。
【0079】
具体的には、ユーザ機器UEが特殊サブフレーム1又は6でPUSCHを送信するとき、それに応じて、PHICH資源は、特殊サブフレーム1又は6からK番目のサブフレームに位置することが決定され、ここで、Kの具体的な任意選択値は表2で示すことができる。
【0080】
【表2】
【0081】
具体的なサブフレーム構成において、UL/DL configuration 0(アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成0)では以下のA、Bとなる。
【0082】
A.表2に示されるように、K1=5の場合、特殊サブフレームn=1で送信されたPUSCHに対し、UEは、対応するHARQダウンリンクPHICHフィードバック情報を、サブフレームn=1から5番目のサブフレーム(表2の行4と列3の交点に対応する値)で受信する(すなわち、PHICHを決定されたPHICH資源によって受信する)、すなわち、サブフレームn=6で、PUSCHに対応するHARQダウンリンクPHICHフィードバック情報を受信する。サブフレームn=6で送信されたPUSCHに対しては、UEは、対応するHARQダウンリンクPHICHフィードバック情報を、サブフレーム6から5番目のサブフレーム(表2の行4と列8の交点に対応する値)で受信する(すなわち、UEは、サブフレームn=1で、PUSCHに対応するHARQダウンリンクPHICHフィードバック情報を受信する)。
【0083】
B.表2に示されるように、K2=10の場合、特殊サブフレームn=1で送信されたPUSCHに対し、UEは、対応するHARQダウンリンクPHICHフィードバック情報を、サブフレームn=1から10番目のサブフレームで受信する(すなわち、PHICHを決定されたPHICH資源によって受信する)、すなわち、次の無線フレーム内のサブフレームn=1で、PUSCHに対応するHARQダウンリンクPHICHフィードバック情報を受信する。サブフレームn=6で送信されたPUSCHに対しては、UEは、次の無線フレーム内のサブフレームn=6で、PUSCHに対応するHARQダウンリンクPHICHフィードバック情報を受信する。
【0084】
上記の実施形態においては、PHICH資源が、現在の特殊サブフレームから5番目又は10番目のサブフレーム内に位置することが決定される。したがって、2つより多いPHICHが1つのサブフレームで受信される場合が回避され、既存のプロトコルに加えられる変更が最小になり、その一方で、PUSCHが送信されてからPHICHが受信されるまでの時間間隔が、基地局の最小処理時間に適合し、かつ送信遅延が相対的に小さくなり、或いはPHICHが受信されてからPUSCHが送信されるまでの時間間隔が、UEの最小処理時間に適合し、かつ送信遅延が相対的に小さくなる。
【0085】
送信遅延は相対的に小さい。
【0086】
2.アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が1であり、また現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、PHICH資源が現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定し、ここで、
n=1若しくは6のとき、K=4、
n=1若しくは6のとき、K=5、又は
n=1若しくは6のとき、K=8
である。
【0087】
具体的には、ユーザ機器UEが特殊サブフレーム1又は6でPUSCHを送信するとき、それに応じて、PHICH資源は、特殊サブフレーム1又は6からK番目のサブフレームに位置することが決定され、ここで、Kの具体的な任意選択値は表3で示すことができる。
【0088】
【表3】
【0089】
具体的なサブフレーム構成において、UL/DL configuration 1(アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成1)では以下のA、B、Cとなる。
【0090】
A.表3に示されるように、K1=4の場合、特殊サブフレームn=1で送信されたPUSCHに対し、UEは、対応するHARQダウンリンクPHICHフィードバック情報を、サブフレームn=1から4番目のサブフレームで受信する(すなわち、PHICHを決定されたPHICH資源によって受信し)、すなわち、サブフレームm=5で、PUSCHに対応するHARQダウンリンクPHICHフィードバック情報を受信する。サブフレームn=6で送信されたPUSCHに対しては、UEは、次の無線フレーム内のサブフレームm=0で、PUSCHに対応するHARQダウンリンクPHICHフィードバック情報を受信する。
【0091】
上記の実施形態においては、PHICH資源が、現在の特殊サブフレームから4番目のサブフレーム内に位置することが決定される。したがって、複数のPHICHが1つのサブフレームで受信される場合が回避され、既存のプロトコルに加えられる変更が最小になり、その一方で、PUSCHが送信されてからPHICHが受信されるまでの時間間隔が、基地局の最小処理時間の要件によりよく適合し、また送信遅延が相対的に小さくなる。
【0092】
B.表3に示されるように、K2=5の場合、特殊サブフレームn=1で送信されたPUSCHに対し、UEは、対応するHARQダウンリンクPHICHフィードバック情報を、サブフレームn=1から5番目のサブフレームで受信する(すなわち、PHICHを決定されたPHICH資源によって受信する)、すなわち、サブフレームn=6で、PUSCHに対応するHARQダウンリンクPHICHフィードバック情報を受信する。サブフレームn=6で送信されたPUSCHに対しては、UEは、次の無線フレーム内のサブフレームn=1で、PUSCHに対応するHARQダウンリンクPHICHフィードバック情報を受信する。
【0093】
C.表3に示されるように、K3=8の場合、特殊サブフレームn=1で送信されたPUSCHに対し、UEは、対応するHARQダウンリンクPHICHフィードバック情報を、サブフレームn=1から8番目のサブフレームで受信する(すなわち、PHICHを決定されたPHICH資源によって受信する)、すなわち、サブフレームm=9で、PUSCHに対応するHARQダウンリンクPHICHフィードバック情報を受信する。サブフレームn=6で送信されたPUSCHに対しては、UEは、次の無線フレーム内のサブフレームm=4で、PUSCHに対応するHARQダウンリンクPHICHフィードバック情報を受信する。
【0094】
上記の実施形態においては、PHICH資源が、現在の特殊サブフレームから8番目のサブフレーム内に位置することが決定される。したがって、2つより多いPHICHが1つのサブフレームで受信される場合が回避され、既存のプロトコルに加えられる変更が最小になり、その一方で、PUSCHが送信されてからPHICHが受信されるまでの時間間隔が、基地局の最小処理時間の要件に適合し、かつ送信遅延が相対的に小さくなる。
【0095】
3.アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が2であり、また現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、PHICH資源が現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定し、ここで、
n=1若しくは6のとき、K=4、
n=1若しくは6のとき、K=5、
n=1若しくは6のとき、K=7、又は
n=1若しくは6のとき、K=8
である。
【0096】
具体的には、ユーザ機器UEが特殊サブフレーム1又は6でPUSCHを送信するとき、それに応じて、PHICH資源は、特殊サブフレーム1又は6からK番目のサブフレームに位置することが決定され、ここで、Kの具体的な任意選択値は表4で示すことができる。
【0097】
【表4】
【0098】
具体的なサブフレーム構成において、UL/DL configuration 2(アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成2)では以下となる。
【0099】
表4に示されるように、K1=4の場合、特殊サブフレームn=1で送信されたPUSCHに対し、UEは、対応するHARQダウンリンクPHICHフィードバック情報を、サブフレーム1から4番目のサブフレームで受信する(すなわち、PHICHを決定されたPHICH資源によって受信する)、すなわち、サブフレームm=5で、PUSCHに対応するHARQダウンリンクPHICHフィードバック情報を受信する。サブフレームn=6で送信されたPUSCHに対しては、UEは、次の無線フレーム内のサブフレームm=0で、PUSCHに対応するHARQダウンリンクPHICHフィードバック情報を受信する。
【0100】
表4で、K2=5、K3=7、及びK4=8の場合、UEがPUSCHを特殊サブフレームn=1又は6で送信すると、UEは、対応するHARQダウンリンクPHICHフィードバック情報を特殊サブフレームで受信する。表4のKの値に関して、特殊サブフレームの決定方法はK1=4のものと同じであり、ここでは詳細について再度説明しない。
【0101】
4.アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が3であり、また現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、PHICH資源が現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定し、ここでn=1のとき、K=4、5、6、7、8、又は9である。
【0102】
具体的には、ユーザ機器UEが特殊サブフレームn=1でPUSCHを送信するとき、それに応じて、PHICH資源は、特殊サブフレーム1からK番目のサブフレームに位置することが決定され、ここで、Kの具体的な任意選択値は表5で示すことができる。
【0103】
【表5】
【0104】
具体的なサブフレーム構成において、UL/DL configuration 3(アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成3)では以下となる。
【0105】
表5に示されるように、K1=4の場合、特殊サブフレームn=1で送信されたPUSCHに対し、UEは、対応するHARQダウンリンクPHICHフィードバック情報を、サブフレーム1から4番目のサブフレームで受信する(PHICHを決定されたPHICH資源によって受信する)、すなわち、サブフレームm=5で、PUSCHに対応するHARQダウンリンクPHICHフィードバック情報を受信する。
【0106】
表5で、K2=5、K3=6、K4=7、K5=8、及びK6=9の場合、UEがPUSCHを特殊サブフレームn=1で送信すると、UEは、対応するHARQダウンリンクPHICHフィードバック情報を特殊サブフレームで受信する。表5のKの値に関して、特殊サブフレームの決定方法はK1=4のものと同じであり、ここでは詳細について再度説明しない。
【0107】
5.アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が4であり、また現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、PHICH資源が現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定し、ここでn=1のとき、K=4、5、6、7、8、又は9である。
【0108】
具体的には、ユーザ機器UEが特殊サブフレーム1でPUSCHを送信するとき、それに応じて、PHICH資源は、特殊サブフレーム1からK番目のサブフレームに位置することが決定され、ここで、Kの具体的な任意選択値は表6で示すことができる。
【0109】
【表6】
【0110】
具体的なサブフレーム構成において、UL/DL configuration 4(アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成4)では以下となる。
【0111】
表6に示されるように、K1=4の場合、特殊サブフレームn=1で送信されたPUSCHに対し、UEは、対応するHARQダウンリンクPHICHフィードバック情報を、サブフレーム1から4番目のサブフレームで受信する(PHICHを決定されたPHICH資源によって受信する)、すなわち、サブフレームm=5で、PUSCHに対応するHARQダウンリンクPHICHフィードバック情報を受信する。
【0112】
表6で、K2=5、K3=6、K4=7、K5=8、及びK6=9の場合、UEがPUSCHを特殊サブフレームn=1で送信すると、UEは、対応するHARQダウンリンクPHICHフィードバック情報を特殊サブフレームで受信する。表6のKの値に関して、特殊サブフレームの決定方法はK1=4のものと同じであり、ここでは詳細について再度説明しない。
【0113】
6.アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が5であり、また現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、PHICH資源が現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定し、ここでn=1のとき、K=4、5、6、7、8、又は9である。
【0114】
具体的には、ユーザ機器UEが特殊サブフレームn=1でPUSCHを送信するとき、それに応じて、PHICH資源は、特殊サブフレーム1からK番目のサブフレームに位置することが決定され、ここで、Kの具体的な任意選択値は表7で示すことができる。
【0115】
【表7】
【0116】
具体的なサブフレーム構成において、UL/DL configuration 5(アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成5)では以下となる。
【0117】
表7に示されるように、K1=4の場合、特殊サブフレームn=1で送信されたPUSCHに対し、UEは、対応するHARQダウンリンクPHICHフィードバック情報を、サブフレーム1から4番目のサブフレームで受信する(PHICHを決定されたPHICH資源によって受信する)、すなわち、サブフレームm=5で、PUSCHに対応するHARQダウンリンクPHICHフィードバック情報を受信する。
【0118】
表7で、K2=5、K3=6、K4=7、K5=8、及びK6=9の場合、UEがPUSCHを特殊サブフレームn=1で送信すると、UEは、対応するHARQダウンリンクPHICHフィードバック情報を特殊サブフレームで受信する。特殊サブフレームの決定方法はK1=4のものと同じであり、ここでは詳細について再度説明しない。
【0119】
7.アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が6であり、また現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、PHICH資源が現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定し、ここで、
n=1若しくは6のとき、K=4、
n=1若しくは6のとき、K=5、
n=1のとき、K=8、
n=1若しくは6のとき、K=9、又は
n=1若しくは6のとき、K=10
である。
【0120】
具体的には、ユーザ機器UEが特殊サブフレーム1でPUSCHを送信するとき、それに応じて、PHICH資源は、特殊サブフレーム1からK番目のサブフレームに位置することが決定され、ここで、Kの具体的な任意選択値は表8で示すことができる。
【0121】
【表8】
【0122】
具体的なサブフレーム構成において、UL/DL configuration 6(アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成6)では以下となる。
【0123】
表8に示されるように、K1=4の場合、特殊サブフレームn=1で送信されたPUSCHに対し、UEは、対応するHARQダウンリンクPHICHフィードバック情報を、サブフレームn=1から4番目のサブフレームで受信する(すなわち、PHICHを決定されたPHICH資源によって受信する)、すなわち、サブフレームm=5で、PUSCHに対応するHARQダウンリンクPHICHフィードバック情報を受信する。サブフレームn=6で送信されたPUSCHに対しては、UEは、次の無線フレーム内のサブフレームm=0で、PUSCHに対応するHARQダウンリンクPHICHフィードバック情報を受信する。
【0124】
表8で、K2=5、K3=8、K4=9、及びK5=10の場合、UEがPUSCHを特殊サブフレームn=1又は6で送信すると、UEは、対応するHARQダウンリンクPHICHフィードバック情報を特殊サブフレームで受信する。特殊サブフレームの決定方法はK1=4のものと同じであり、ここでは詳細について再度説明しない。
【0125】
上記の実施形態において、各構成は、構成0に対してKの値を選択するのと同じ理由で、Kの複数の値に対応する。各構成に対して選択されたKの値はまた、構成0に対して選択されたKの値と同じ有益な効果を有し、ここでは詳細について説明しない。
【0126】
表2から表8までのそれぞれが1つのサブフレーム構成を提供する場合には、Kの任意選択値が複数ある。具体的な適用環境において、各表中のKの任意選択値は、別の表中のKの値と組み合わせて、ロングタームエボルーション(LTE,Long Term Evolution)TDD方式で定義される7つのアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成を形成することができ、ここで、1つのアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成は、表9に示された組合せとすることができる。
【0127】
【表9】
【0128】
表9に示された例では、現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、PHICH資源が現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置することが決定され、構成0ではn=1又は6、及びK=5であり、構成1ではn=1又は6、及びK=4であり、構成2ではn=1又は6、及びK=5であり、構成3ではn=1、及びK=6であり、構成4ではn=1、及びK=6であり、構成5ではn=1、及びK=6であり、構成6では、n=1又は6、及びK=5である。
【0129】
II.PUSCH送信用のアップリンク資源のサブフレームが現在の特殊サブフレーム及び別のサブフレームを含むとき、PUSCH送信用のアップリンク資源に応じてUEによって、PUSCHに対応するPHICH資源のサブフレーム位置を決定することは、以下を含む。
【0130】
さらに、既存のプロトコルRel−11は、アップリンクPUSCHがサブフレームバンドリング(subframe bundling or TTI bundling)方法で送信され得るとさらに規定する。UpPTSと他のアップリンク資源をバンドリングする方法がPUSCHを送信するために使用され、これは、単位時間内にアップリンクデータを送信することの時間量を増大させることと同等であり、それによって、アップリンクデータ受信の信号対雑音比が向上し、さらにアップリンクカバレージが増大する。本発明のこの実施形態では、PUSCH送信用のアップリンク資源のサブフレームが現在の特殊サブフレーム、及び現在の特殊サブフレームとバンドルされた協調サブフレームを含むとき、PUSCH送信用のアップリンク資源に応じてUEによって、PUSCHに対応するPHICH資源のサブフレーム位置を決定することは、
協調サブフレームに応じて、PUSCHに対応するPHICH資源のサブフレーム位置を決定することを含む。
【0131】
本発明のこの実施形態においては、協調サブフレームとは、PUSCH送信用の特殊サブフレームが他のサブフレームとバンドルされているときに、バンドルサブフレーム内の、PUSCH送信用の特殊サブフレーム以外の他のサブフレームを指す。
【0132】
協調サブフレームは、現在の特殊サブフレームの無線フレーム内の少なくとも1つのアップリンクサブフレーム、及び/又は現在の特殊サブフレーム以外の、無線フレーム内の他の特殊サブフレームを含む。
【0133】
さらに、送信遅延及びeNB処理時間を包括的に考慮し、また送信遅延及びUE処理時間を考慮して、現在のRTT値(すなわち、データパケットが初めて送信されたときからデータパケットが再送信されるまでの時間)が、できる限り再使用され、或いはできる限り小さい追加RTT値が付加される。したがって、本発明のこの実施形態においては、PUSCH送信用のアップリンク資源に応じてUEによって、PUSCHに対応するPHICH資源のサブフレーム位置を決定することは、
協調サブフレーム内の最終サブフレームLに応じて、PUSCHに対応するPHICH資源のサブフレーム位置を決定することを含む。
【0134】
具体的には、LTE TDD方式で定義され表1に示されている7つのアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成に関して、以下では、協調サブフレーム内の最終サブフレームLに応じて各構成において、PUSCHに対応するPHICH資源のサブフレーム位置を決定する実現可能な解決策を詳細に説明する。
【0135】
異なる構成については、具体的なバンドリング中のアップリンクサブフレームの位置及び数量が異なるので、複数の事例があり得る。以下では、様々なバンドリング事例によって説明をする。
【0136】
方法1では、1つの無線フレーム内のすべてのアップリンクサブフレームと特殊サブフレームがバンドルされて1つのバンドルサブフレームを形成し、1つのバンドルサブフレームは1つのHARQ過程に対応する。具体的な実現は以下であり得る。
【0137】
1.アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が0である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1及び6がその無線フレーム内のサブフレーム2、3、4、7、8、及び9とバンドルされるときに、PHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定し、ここでL=9、及びK=6である。
【0138】
具体的には、ユーザ機器UEがPUSCHを特殊サブフレーム1又は6で送信するとき、それに応じて、PHICH資源が、バンドルサブフレームの最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置することが決定され、ここで、Kの具体的な任意選択値は表10で示すことができる。
【0139】
【表10】
【0140】
表10で、斜線で印付けされたサブフレーム1、2、3、4、6、7、8、及び9は、送信データとバンドルされる。
【0141】
表10に示されるように、アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成は0であり、1つの無線フレーム内の特殊サブフレーム1及び6がその無線フレーム内のサブフレーム2、3、4、7、8、及び9とバンドルされるときに、特殊サブフレーム1で送信されたPUSCHに対し、UEは、対応するHARQダウンリンクPHICHフィードバック情報を、サブフレーム9から6番目のサブフレームで受信する、すなわち、次の無線フレーム内のサブフレーム5で、そのPUSCHに対応するHARQダウンリンクPHICHフィードバック情報を受信する。
【0142】
この実施形態においては、特殊サブフレーム1及び6が無線フレーム内のサブフレーム2、3、4、7、8、及び9とバンドルされるときに、バンドルされたサブフレームを全体とみなすことができ、したがって、PHICH受信用の、元のサブフレーム9におけるサブフレーム位置が、特殊サブフレームを使用することによって送出されるPUSCHとして再使用され得る。この場合、最小の変更がプロトコルに加えられ得る。PUSCHが送信されたときからPHICHが受信されるときまでの時間間隔は、基地局の処理時間(3ms)が最小のときに最小値になり、これにより送信遅延が効果的に低減する。加えて、バンドリング方法では、3つのHARQ過程及び/又は30msのRTTのPUSCH送信を実現することができる。VOIP(Voice over Internet Protocol,インターネットプロトコル上の音声)などの、遅延の影響を受けやすいサービスに対しては、送信遅延が一般に約50msである必要があり、またHARQ過程のRTT値は、遅延の影響を受けやすいサービスの送信のために時間ダイバーシティ利得を高めることができる30msに設定される。HARQ過程に含まれるUpPTSの数量は同じであり、これにより、システム(UE又は基地局)がHARQ過程の処理を調和させる複雑さが低減する。
【0143】
2.アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が1である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1及び6がその無線フレーム内のサブフレーム2、3、7、及び8とバンドルされるときに、PHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定し、ここでL=8、及びK=6である。
【0144】
この実施形態においては、特殊サブフレーム1及び6が無線フレーム内のサブフレーム2、3、7、及び8とバンドルされるときに、バンドルされたサブフレームを全体とみなすことができ、したがって、PHICH受信用の、元のサブフレーム8におけるサブフレーム位置が、特殊サブフレームを使用することによって送出されるPUSCHのために再使用され得る。PUSCHが送信されたときからPHICHが受信されるときまでの時間間隔は、基地局の処理時間(3ms)が最小のときに最小値になり、これにより送信遅延が効果的に低減する。加えて、このバンドリング方法では、2つのHARQ過程の、RTTが20msであるPUSCH送信、又は3つのHARQ過程の、RTTが30msであるPUSCH送信、を実現することができる。VOIPなどの、遅延の影響を受けやすいサービスに対しては、送信遅延が一般に約50msである必要があり、またHARQ過程のRTT値は、遅延の影響を受けやすいサービスの送信のために時間ダイバーシティ利得を効果的に高めることができる、20ms又は30msに設定される。加えて、HARQ過程に含まれるUpPTSの数量は同じであり、これにより、システム(UE又は基地局)がHARQ過程の処理を調和させる複雑さが低減する。
【0145】
3.アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が2である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1及び6がその無線フレーム内のサブフレーム2及び7とバンドルされるときに、PHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定し、ここでL=7、及びK=6、9、又は19である。
【0146】
この実施形態においては、PHICH資源が現在の特殊サブフレームから6番目のサブフレームに位置することが決定され、PUSCHが送信されたときからPHICHが受信されるときまでの時間間隔は、基地局の処理時間(3ms)が最小のときに最小値になり、これにより送信遅延が効果的に低減する。
【0147】
K=6若しくは9のときのRTTが20msであるPUSCH送信、又はK=19のときのRTTが30msであるPUSCH送信に関し、VOIPなどの、遅延の影響を受けやすいサービスに対しては、送信遅延が一般に約50msである必要があり、またHARQ過程のRTT値は、遅延の影響を受けやすいサービスの送信のために時間ダイバーシティ利得を効果的に高めることができる20ms又は30msに設定される。加えて、HARQ過程に含まれるUpPTSの数量は同じであり、これにより、システム(UE又は基地局)がHARQ過程の処理を調和させる複雑さが低減する。
【0148】
4.アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が3である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1がその無線フレーム内のサブフレーム2、3及び4とバンドルされるときに、PHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定し、ここでL=4、及びK=16である。
【0149】
5.アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が4である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1がその無線フレーム内のサブフレーム2及び3とバンドルされるときに、PHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定し、ここでL=4、及びK=6である。
【0150】
6.アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が5である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1がその無線フレーム内のサブフレーム2とバンドルされるときに、PHICH資源がサブフレーム2からK番目のサブフレームに位置すると決定し、ここでK=5、15、又は25である。
【0151】
7.アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が6である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1及び6がその無線フレーム内のサブフレーム2、3、4、7、及び8とバンドルされるときに、PHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定し、ここでL=8、及びK=17である。
【0152】
方法2では、1つの無線フレームが2つの特殊サブフレームを含むとき、それぞれの特殊サブフレームが1つのバンドルサブフレームを形成することができ、各バンドルサブフレームは別個に、異なるHARQ過程に対応し、具体的な実現は以下であり得る。
【0153】
1.アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が2である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1と無線フレーム内のサブフレーム2がバンドルされて第1のバンドルフレームを形成し、また無線フレーム内の特殊サブフレーム6と無線フレーム内のサブフレーム7がバンドルされて第2のバンドルフレームを形成するときに、協調サブフレーム内の最終サブフレームLに応じて、PUSCHに対応するPHICH資源のサブフレーム位置を決定することは、
第1のバンドルフレームに対応する第1のPHICH資源が最終サブフレームLからK1番目のサブフレームに位置すると決定することを含み、ここでL=2、及びK1=4であり、
第2のバンドルフレームに対応する第2のPHICH資源が最終サブフレームLからK2番目のサブフレームに位置し、ここでL=7、及びK2=4である。
【0154】
具体的には、ユーザ機器UEがPUSCHを特殊サブフレーム1又は6で送信するとき、それに応じて、PHICH資源が、バンドルサブフレームの最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置することが決定され、ここで、Kの具体的な任意選択値は表11で示すことができる。
【0155】
【表11】
【0156】
表11では、水平線で印付けられたサブフレーム1と2がバンドルされて第1のバンドルフレームを形成し、垂直線で印付けられたサブフレーム6と7がバンドルされて第2のバンドルフレームを形成する。
【0157】
表11に示されるように、アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が2であり、無線フレーム内の特殊サブフレーム1と、その無線フレーム内のサブフレーム2とがバンドルされて第1のバンドルフレームを形成するときに、特殊サブフレーム1で送信されたPUSCHに対し、UEは、対応するHARQダウンリンクPHICHフィードバック情報をサブフレーム2から4番目のサブフレームで受信する、すなわち、無線フレーム内のサブフレーム6で、特殊サブフレーム1で送信されたPUSCHに対応するHARQダウンリンクPHICHフィードバック情報を受信する。また、
無線フレーム内の特殊サブフレームn=6と、その無線フレーム内のサブフレームm=7とがバンドルされて第2のバンドルフレームを形成するときに、特殊サブフレームn=6で送信されたPUSCHに対し、UEは、対応するHARQダウンリンクPHICHフィードバック情報をサブフレーム7から4番目のサブフレームで受信する、すなわち、次の無線フレーム内のサブフレーム1で、特殊サブフレーム6で送信されたPUSCHに対応するHARQダウンリンクPHICHフィードバック情報を受信する。
【0158】
2.アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が3である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1とその無線フレーム内のサブフレーム2及び3とがバンドルされて第1のバンドルフレームを形成し、その無線フレーム内のサブフレーム4と、次の無線フレーム内の特殊サブフレーム1と、次の無線フレーム内のサブフレーム2とがバンドルされて第2のバンドルフレームを形成し、また次の無線フレーム内のサブフレーム3及び4がバンドルされて第3のバンドルフレームを形成するときに、協調サブフレーム内の最終サブフレームLに応じて、PUSCHに対応するPHICH資源のサブフレーム位置を決定することは、
第1のバンドルフレームに対応する第1のPHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定することを含み、ここでL=3、及びK=6であり、
第2のバンドルフレームに対応する第2のPHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定することを含み、ここでL=2、及びK=6であり、
第3のバンドルフレームに対応する第3のPHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定することを含み、ここでL=4、及びK=6である。
【0159】
この実施形態においては、特殊サブフレームが無線フレーム内の別のサブフレームとバンドルされるときに、バンドルされたサブフレームを全体とみなすことができ、したがって、PHICH受信用の、元のサブフレーム8におけるサブフレーム位置が、特殊サブフレームを使用することによって送出されるPUSCHのために再使用され得る。PUSCHが送信されたときからPHICHが受信されるときまでの時間間隔は、基地局の処理時間(3ms)が最小のときに最小値になり、これにより送信遅延が効果的に低減する。
【0160】
UEが、PUSCHに対応するPHICH資源のサブフレーム位置を決定した後、PUSCHに対応するPHICH情報は、PHICH群番号及びその群内のPHICHの直交系列番号
(外1)

による以下の式を使用することによって一意に決定することができ、また分離される。
(外2)

ここで、nDMRSは復調参照信号循環シフト値であり、IPRB_RAは、資源ブロックの最低指数(lowest index)であり、
(外3)

は、PHICH拡散因子の長さであり、
(外4)

は、PHICH群数量である。
【0161】
本発明のこの実施形態において提供される方法では、PHICH資源の時間周波数領域がさらに決定される。この方法では、PHICH資源のPHICH群番号はさらに、サブフレーム位置に応じてさらに決定され、これは具体的には、
PHICH資源に対応するサブフレーム位置に応じて、またPHICH群番号表示因子IPHICHを使用することによって、PUSCHに対応するPUSCH群番号を決定することを含む。
【0162】
一具体例では、サブフレーム位置に応じてPHICH資源のPHICH群番号を決定することは以下を含む。
【0163】
A.本発明のこの実施形態においてIPHICHを決定することについて、表12に示される例を使用することによってさらに詳細に説明する。
【0164】
【表12】
【0165】
表12から分かるように、UL/DL configuration 0では、PUSCHを送信するために特殊サブフレーム1又は6が使用され、PUSCHに対応するPHICH資源が、その特殊サブフレームから5番目のサブフレームに位置し、そうして、この場合では以下となる。
【0166】
構成UL/DL configuration 0において、同じサブフレームが別のPUSCHのPHICH資源に対応する場合の一例には以下がある。
【0167】
a.特殊サブフレーム1及びアップリンクサブフレーム2で送信されたPUSCHに対して、対応するPHICHがサブフレーム6で受信される。
【0168】
同じサブフレーム内の、別々のPUSCHに対応する各PHICH資源を区別するために、サブフレーム1又は2で送信されたPUSCHに対応するPHICH資源のPHICH群番号表示因子はIPHICH=1であることが規定される。
【0169】
a.特殊サブフレーム6及びアップリンクサブフレーム7で送信されたPUSCHに対して、対応するPHICHがサブフレーム1で受信される。
【0170】
同じサブフレームで、別々のPUSCHに対応する各PHICH資源を区別するために、サブフレーム6又は7で送信されたPUSCHに対応するPHICH資源のPHICH群番号表示因子は、IPHICH=1であることが規定される。
【0171】
上記の場合に基づいて、サブフレーム2及び7で送信されたPUSCHに対応するPHICH資源のPHICH群番号表示因子は、IPHICH=1であると規定することができ、或いは、サブフレーム1及び6で送信されたPUSCHに対応するPHICH資源のPHICH群番号表示因子は、IPHICH=1であると規定することができる。加えて、この構成では、サブフレーム3及び4に対応する各ダウンリンクPHICHが同一のサブフレームで送信され、またサブフレーム8及び9に対応する各ダウンリンクPHICHが同一のサブフレームで送信される。
【0172】
この構成では、サブフレームの4つの群{1、2}、{3、4}、{6、7}、及び{8、9}に対し、ダウンリンクPHICHが同一のサブフレームで受信される。同じサブフレーム内の、別々のPUSCHに対応する各PHICH資源を区別するために、本発明のこの実施形態で提供される方法では、1つのサブフレームに対応するPHICH資源のIPHICH=1がサブフレームのそれぞれの群から選択され、2つの選択肢がサブフレームの群ごとにある。上記の場合が、この構成のサブフレームの4つの群に存在するという前提のもとに、IPHICHをこの構成で形成するための16の実現方法がある。加えて、元のサブフレームに対応するIPHICHの値が、できる限り再使用され、或いは元のサブフレームに対応するIPHICHの値の変更が、できる限り少なくされる。IPHICHの値は、上記の規則に従って選択される。説明を簡単にするために、IPHICHの値を形成する2つの方法について以下で具体的に説明する。
【0173】
方法1では、上記の場合に基づいて、本発明の実現の際には、アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が0であるとき、現在の特殊サブフレームはサブフレームnであり、PHICH資源は特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置し、ここで、n=1又は6、K=5のときに、サブフレーム2、4、7、及び9に対応するPHICH群番号表示因子IPHICHは1であり、サブフレーム2、4、7、及び9以外の、現在の特殊サブフレームの無線フレーム内の、他のサブフレームに対応するIPHICHは0であると決定し、また、決定IPHICHを使用することによって、PUSCHに対応するPHICH群番号を決定する。
【0174】
実際の適用環境においては、上記の実現方法1はさらに、具体的な式を使用することによって表現され得る。この具体的な式は、
(外5)

とすることができる。
【0175】
方法2では、アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が0であるとき、現在の特殊サブフレームはサブフレームnであり、PHICH資源は特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置し、ここでn=1又は6、K=5のときに、サブフレーム1、6、4、及び9に対応するPHICH群番号表示因子IPHICHは1であり、サブフレーム1、6、4、及び9以外の、現在の特殊サブフレームの無線フレーム内の、他のサブフレームに対応するIPHICHは0であると決定し、また、決定IPHICHを使用することによって、PUSCHに対応するPHICH群番号を決定する。
【0176】
実際の適用環境においては、上記の実現方法2はさらに、具体的な式を使用することによって表現され得る。この具体的な式は、
(外6)

とすることができる。
【0177】
加えて、UL/DL configuration 6では、PUSCHを送信するために特殊サブフレーム1又は6が使用され、PUSCHに対応するPHICH資源が、その特殊サブフレームから4番目のサブフレームに位置し、そうして、この場合には以下となる。
【0178】
a.特殊サブフレーム1で送信されたPUSCH、及び以前の無線フレーム内のアップリンクサブフレーム8で送信されたPUSCHに対して、対応するダウンリンクPHICHがサブフレーム5で受信される。
【0179】
同じサブフレーム内の、別々のPUSCHに対応する各PHICH資源を区別するために、サブフレーム1で送信されたPUSCHに対応する、又は以前の無線フレーム内のサブフレーム8で送信されたPUSCHに対応するPHICH資源のPHICH群番号表示因子はIPHICH=1であることが規定される。
【0180】
b.アップリンクサブフレーム4及び特殊サブフレーム6で送信されたPUSCHに対して、対応するPHICHが次の無線フレーム内のサブフレーム0で受信される。
【0181】
サブフレーム0で、別々のPUSCHに対応する各PHICH資源を区別するために、サブフレーム4又は6で送信されたPUSCHに対応するPHICH資源のPHICH群番号表示因子はIPHICH=1であることが規定される。
【0182】
上記の場合に基づいて、サブフレーム6及び8で送信されたPUSCHに対応するPHICH資源のPHICH群番号表示因子はIPHICH=1であることが規定され、或いは、サブフレーム1及び4で送信されたPUSCHに対応するPHICH資源のPHICH群番号表示因子はIPHICH=1であることが規定され得る。
【0183】
上記の場合に基づいて、本発明の実現においては、アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が6であるとき、現在の特殊サブフレームはサブフレームnであり、PHICH資源は特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置し、ここでn=1又は6、K=4のときに、サブフレーム6及び8に対応するPHICH群番号表示因子IPHICHは1であり、サブフレーム6及び8以外の、現在の特殊サブフレームの無線フレーム内の、他のサブフレームに対応するIPHICHは0であると決定し、また、決定IPHICHを使用することによって、PUSCHに対応するPHICH群番号を決定し、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が6であるとき、現在の特殊サブフレームはサブフレームnであり、PHICH資源は特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置し、ここでn=1又は6、K=4のときに、サブフレーム1及び4に対応するPHICH群番号表示因子IPHICHは1であり、サブフレーム1及び4以外の、現在の特殊サブフレームの無線フレーム内の、他のサブフレームに対応するIPHICHは0であると決定し、また、決定IPHICHを使用することによって、PUSCHに対応するPHICH群番号を決定する。
【0184】
実施形態2
本発明のこの実施形態において、1つのRTT周期でアップリンクPUSCHからダウンリンクPHICHまでのタイミングは4ms未満ではなく、またHARQ再送信の際にUEがPHICHを受信したときからUEがPUSCHを送出するときまでの時間は4ms未満ではないことを考慮して、以下ではRTTが10msである例を提供する。
【0185】
ユーザ機器UEがPUSCHを特殊サブフレームで送信するとき、それに応じて、PHICH資源が特殊サブフレームからK番目のサブフレームに位置することが決定され、ここで、それぞれの構成におけるKの具体的な任意選択値は表13で示すことができる。
【0186】
【表13】
【0187】
この実施形態において、表13に示された具体例によれば、現在の特殊サブフレームはサブフレームnになり、PHICH資源が現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定することの具体的な実現は、以下を含む。
【0188】
<1>DL/UL configuration 0では、特殊サブフレームn=1で送信されたPUSCHに対し、UEは、対応するHARQダウンリンクPHICHフィードバック情報を、サブフレーム1から5番目のサブフレームで受信する、すなわち、特殊サブフレームn=6で、PUSCHに対応するHARQダウンリンクPHICHフィードバック情報を受信する。特殊サブフレームn=6で送信されたPUSCHに対しては、UEは、対応するHARQダウンリンクPHICHフィードバック情報を、サブフレーム6から5番目のサブフレームで受信する(すなわち、UEは、次の無線フレーム内の特殊サブフレームn=1で、PUSCHに対応するHARQダウンリンクPHICHフィードバック情報を受信する)。
【0189】
<2>DL/UL configuration 1では、特殊サブフレームn=1で送信されたPUSCHに対し、UEは、対応するHARQダウンリンクPHICHフィードバック情報を、サブフレーム1から4番目のサブフレームで受信する(PHICHを決定されたPHICH資源によって受信する)、すなわち、特殊サブフレームm=5で、PUSCHに対応するHARQダウンリンクPHICHフィードバック情報を受信する。特殊サブフレームn=6で送信されたPUSCHに対しては、UEは、対応するHARQダウンリンクPHICHフィードバック情報を、サブフレーム6から4番目のサブフレームで受信する。すなわち、UEは、次の無線フレーム内の特殊サブフレームm=0で、PUSCHに対応するHARQダウンリンクPHICHフィードバック情報を受信する。
【0190】
<1>DL/UL configuration 2では、特殊サブフレームn=1で送信されたPUSCHに対し、UEは、対応するHARQダウンリンクPHICHフィードバック情報を、サブフレーム1から5番目のサブフレームで受信する(PHICHを決定されたPHICH資源によって受信する)、すなわち、特殊サブフレーム6で、PUSCHに対応するHARQダウンリンクPHICHフィードバック情報を受信する。特殊サブフレームn=6で送信されたPUSCHに対しては、UEは、対応するHARQダウンリンクPHICHフィードバック情報を、サブフレーム6から5番目のサブフレームで受信する。すなわち、UEは、次の無線フレーム内の特殊サブフレーム1で、PUSCHに対応するHARQダウンリンクPHICHフィードバック情報を受信する。
【0191】
<1>UL/DL configuration 3では、特殊サブフレームn=1で送信されたPUSCHに対し、UEは、対応するHARQダウンリンクPHICHフィードバック情報を、サブフレーム1から6番目のサブフレームで受信する(PHICHを決定されたPHICH資源によって受信する)。すなわち、UEは、サブフレーム7で、PUSCHに対応するHARQダウンリンクPHICHフィードバック情報を受信する。
【0192】
<1>UL/DL configuration 4では、特殊サブフレームn=1で送信されたPUSCHに対し、UEは、対応するHARQダウンリンクPHICHフィードバック情報を、サブフレーム1から6番目のサブフレームで受信する(PHICHを決定されたPHICH資源によって受信する)、すなわち、サブフレーム7で、PUSCHに対応するHARQダウンリンクPHICHフィードバック情報を受信する。
【0193】
<1>UL/DL configuration 5では、特殊サブフレームn=1で送信されたPUSCHに対し、UEは、対応するHARQダウンリンクPHICHフィードバック情報を、サブフレーム1から6番目のサブフレームで受信する(PHICHを決定されたPHICH資源によって受信する)、すなわち、サブフレーム7で、PUSCHに対応するHARQダウンリンクPHICHフィードバック情報を受信する。
【0194】
<1>DL/UL configuration 6では、特殊サブフレームn=1で送信されたPUSCHに対し、UEは、対応するHARQダウンリンクPHICHフィードバック情報を、サブフレーム1から5番目のサブフレームで受信する、すなわち、サブフレームn=6で、PUSCHに対応するHARQダウンリンクPHICHフィードバック情報を受信する。特殊サブフレームn=6で送信されたPUSCHに対しては、UEは、対応するHARQダウンリンクPHICHフィードバック情報を、サブフレーム6から5番目のサブフレームで受信する(すなわち、UEは、次の無線フレーム内の特殊サブフレームn=1で、PUSCHに対応するHARQダウンリンクPHICHフィードバック情報を受信する)。
【0195】
本発明のこの実施形態の方法によって、PUSCHに対応するPHICH資源のサブフレーム位置が決定された後、PHICH資源の時間周波数領域がさらに決定される。次に、この方法では、PHICH資源に対応するサブフレーム位置に応じてIPHICHを使用することによって、PUSCHに対応するPHICH群番号を決定することは、以下であり得る。
【0196】
サブフレーム構成0では、4対のサブフレームに対応するダウンリンクPHICHが同一のサブフレームで送信され、サブフレームのこれら4対はそれぞれ、1と2、3と4、6と7、及び8と9である。したがって、この実施形態においては、サブフレームの各対のどちらかのサブフレームで送信されたPUSCHに対応するPHICH資源のPHICH群番号表示因子は、IPHICH=1とすることができる。この例では、サブフレームm=2、4、7、及び9に対応するIPHICHは1であり、サブフレームm=2、4、7、及び9以外の、現在の特殊サブフレームの無線フレーム内の、他のサブフレームに対応するIPHICHは0であることが規定され得る。
【0197】
サブフレーム構成6では、2対のサブフレームに対応するダウンリンクPHICHが同一のサブフレームで送信され、サブフレームのこれら2対はそれぞれ、1と8、及び4と6である。したがって、この実施形態においては、サブフレームの各対のどちらかのサブフレームで送信されたPUSCHに対応するPHICH資源のPHICH群番号表示因子は、IPHICH=1とすることができる。この例では、サブフレーム1及び6に対応するPHICH群番号表示因子IPHICHは1であり、サブフレーム1及び6以外の、現在の特殊サブフレームの無線フレーム内の、他のサブフレームに対応するIPHICHは0であることが規定され得る。IPHICHの値の式は、以下とすることができる。
(外7)

【0198】
それに応じて、本発明ではPHICH群数量
(外8)

に対するm(PHICHの群数量範囲因子を表す)の値を
UL/DL configuration 0では、PHICH資源がサブフレーム1及び6に追加されるので、m=2であり、
UL/DL configuration 6では、PHICH資源がサブフレーム1及び6に追加されるので、m=2であり、
UL/DL configuration 1では、PHICH資源がサブフレーム0及び5に追加されるので、m=1であり、
UL/DL configuration 2では、PHICH資源がサブフレーム1及び6に追加されるので、m=1であり、
同様に、UL/DL configurations 3から5では、PHICH資源がサブフレーム7に追加されるので、m=1であると規定する。
【0199】
他のサブフレーム内のPHICH資源は変更されず、この実施形態においては、それぞれの構成におけるmの値は表14で示すことができる。
【0200】
【表14】
【0201】
実施形態3
PUSCHを送信するために使用されるアップリンク資源のサブフレームが、現在の特殊サブフレーム及び他のサブフレームを含むとき、すなわち、特殊サブフレームと他の通常のサブフレームが送信のためにバンドルされているとき、この実施形態において、RTT=30msのときの各構成のタイミング関係は、具体的に、
UL/DL configuration 0では、特殊サブフレーム1及び6と通常サブフレーム2、3、4、7、8、及び9とが、バンドルサブフレーム(bundle)としてバンドルされてPUSCHを送信する場合、バンドルサブフレームと対応するダウンリンクPHICHの受信位置は、bundle内の最終サブフレーム9と関連付けられ、kPHICH=6であり、受信位置は、次の無線フレーム内のサブフレーム5になり、
UL/DL configuration 1では、特殊サブフレーム1及び6と通常サブフレーム2、3、7、及び8とが、バンドルサブフレーム(bundle)としてバンドルされてPUSCHを送信する場合、バンドルサブフレームと対応するダウンリンクPHICHの受信位置は、bundle内の最終サブフレーム8と関連付けられ、kPHICH=6であり、受信位置は、次の無線フレーム内のサブフレーム4になり、
UL/DL configuration 2では、特殊サブフレーム1及び6と通常サブフレーム2及び7とが、バンドルサブフレーム(bundle)としてバンドルされてPUSCHを送信する場合、バンドルサブフレームと対応するダウンリンクPHICHの受信位置は、bundle内の最終サブフレーム7と関連付けられ、kPHICH=19であり、受信位置は、そのフレームから2番目の無線フレーム内のサブフレーム6になり、
UL/DL configuration 3では、特殊サブフレーム1と通常サブフレーム2、3及び4とが、バンドルサブフレーム(bundle)としてバンドルされてPUSCHを送信し、バンドルサブフレームと対応するダウンリンクPHICHの受信位置は、bundle内の最終サブフレーム4と関連付けられ、kPHICH=16であり、受信位置は、そのフレームから2番目の無線フレーム内のサブフレーム0になり、
UL/DL configuration 4では、特殊サブフレーム1と通常サブフレーム2及び3とが、バンドルサブフレーム(bundle)としてバンドルされてPUSCHを送信し、バンドルサブフレームと対応するダウンリンクPHICHの受信位置は、bundle内の最終サブフレーム3と関連付けられ、kPHICH=6であり、受信位置はサブフレーム9になり、
UL/DL configuration 5では、特殊サブフレーム1と通常サブフレーム2とが、バンドルサブフレーム(bundle)としてバンドルされてPUSCHを送信し、バンドルサブフレームと対応するダウンリンクPHICHの受信位置は、bundle内の最終サブフレーム2と関連付けられ、kPHICH=25であり、受信位置は、そのフレームから2番目の無線フレーム内のサブフレーム7になり、
UL/DL configuration 6では、特殊サブフレーム1及び6と通常サブフレーム2、3、4、7、及び8とが、バンドルサブフレーム(bundle)としてバンドルされてPUSCHを送信し、バンドルサブフレームと対応するダウンリンクPHICHの受信位置は、bundle内の最終サブフレーム8と関連付けられ、kPHICH=17であり、受信位置は、そのフレームから2番目の無線フレーム内のサブフレーム5になる。
【0202】
上記の方法によって決定されたKの具体的な任意選択値は表15で示すことができる。
【0203】
【表15】
【0204】
実施形態4
ユーザ機器が特殊サブフレームでアップリンクデータを送信した後、基地局側では、特定のサブフレームで送信されたアップリンクデータに対応するフィードバック情報を決定する必要があり、したがって、この考えに基づいて、本発明のこの実施形態ではさらに、別の制御チャネル資源割当方法を提供する。この方法は、以下のステップを含む(この方法の過程は図4に示されている)。
【0205】
ステップ401で基地局は、現在の特殊サブフレームでPUSCHを受信する。
【0206】
ステップ402で基地局は、PUSCH受信用のアップリンク資源に応じて、PUSCHに対応するPHICH資源を決定し、ここで、PUSCH送信用のアップリンク資源は現在の特殊サブフレームを含む。
【0207】
本発明のこの実施形態においては、PUSCH受信用のアップリンク資源に応じて基地局によって、PUSCHに対応するPHICH資源を決定することは、
PUSCH受信用のアップリンク資源に応じて基地局によって、PUSCHに対応するPHICH資源のサブフレーム位置を決定することと、
そのサブフレーム位置に応じてPHICH資源のPHICH群番号を決定することと、これらサブフレーム位置及びPHICH群番号に応じて、PUSCHに対応するPHICH資源を決定することとを含む。
【0208】
ステップ403で基地局は、PHICHを決定されたPHICH資源によって送信する。
【0209】
上記の方法により、以下では、本発明のこの実施形態において提供される方法を、表及び様々なアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成に関して詳細に説明する。
【0210】
I.PUSCH送信用のアップリンク資源のサブフレームが現在の特殊サブフレームだけであるとき、PUSCH受信用のアップリンク資源に応じて基地局によって、PUSCHに対応するPHICH資源のサブフレーム位置を決定することは、
具体的に、LTE(LTE,Long Term Evolution)TDD方式で規定され表1に示されている7つのアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成に関して、以下では、それぞれの構成におけるPHICH資源の実現可能な解決策を詳細に説明するが、
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が0であり、また現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、PHICH資源が現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定することを含み、ここで、n=1若しくは6のとき、K=5であり、又はn=1若しくは6のとき、K=10である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が1であり、また現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、PHICH資源が現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定することを含み、ここで、
n=1若しくは6のとき、K=4であり、
n=1若しくは6のとき、K=5であり、又は
n=1若しくは6のとき、K=8である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が2であり、また現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、PHICH資源が現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定することを含み、ここで、
n=1若しくは6のとき、K=4であり、
n=1若しくは6のとき、K=5であり、
n=1若しくは6のとき、K=7であり、又は
n=1若しくは6のとき、K=8である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が3であり、また現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、PHICH資源が現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定することを含み、ここで、n=1のとき、K=4、5、6、7、8、又は9である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が4であり、また現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、PHICH資源が現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定することを含み、ここで、n=1のとき、K=4、5、6、7、8、又は9である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が5であり、また現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、PHICH資源が現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定することを含み、ここで、n=1のとき、K=4、5、6、7、8、又は9である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が6であり、また現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、PHICH資源が現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定することを含み、ここで、
n=1若しくは6のとき、K=4であり、n=1若しくは6のとき、K=5であり、n=1若しくは6のとき、K=8であり、n=1若しくは6のとき、K=9であり、又はn=1若しくは6のとき、K=10である。
【0211】
II.既存のプロトコルRel−11はさらに、アップリンクPUSCHがサブフレームバンドリング(subframe bundling or TTI bundling)方法で送信され得る、と規定する。PUSCH送信用のアップリンク資源のサブフレームが現在の特殊サブフレーム及び他のサブフレームを含むとき、PUSCH受信用のアップリンク資源に応じて基地局によって、PUSCHに対応するPHICH資源のサブフレーム位置を決定することは以下を含む。
PUSCH送信用のアップリンク資源のサブフレームが現在の特殊サブフレーム、及び現在の特殊サブフレームとバンドルされた協調サブフレームを含むとき、PUSCH受信用のアップリンク資源に応じて基地局によって、PUSCHに対応するPHICH資源のサブフレーム位置を決定することが、
協調サブフレームに応じて、PUSCHに対応するPHICH資源のサブフレーム位置を決定することを含む。
【0212】
本発明のこの実施形態においては、協調サブフレームは、現在の特殊サブフレームの無線フレーム内の少なくとも1つのアップリンクサブフレーム、及び/又は現在の特殊サブフレーム以外の、無線フレーム内の他の特殊サブフレームを含む。
【0213】
さらに、送信遅延及びeNB処理時間を包括的に考慮し、また送信遅延及びUE処理時間を考慮して、本発明のこの実施形態においては、PUSCH受信用のアップリンク資源に応じて基地局によって、PUSCHに対応するPHICH資源のサブフレーム位置を決定することは、
協調サブフレーム内の最終サブフレームLに応じて、PUSCHに対応するPHICH資源のサブフレーム位置を決定することを含む。
【0214】
具体的には、LTE TDD方式で定義され表1に示されている7つのアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成に関して、以下では、協調サブフレーム内の最終サブフレームLに応じて各構成において、PUSCHに対応するPHICH資源のサブフレーム位置を決定する実現可能な解決策を詳細に説明する。
【0215】
異なる構成については、具体的なバンドリング中のアップリンクサブフレームの位置及び数量が異なるので、複数の事例があり得る。以下では、様々なバンドリング事例によって説明をする。
【0216】
方法1では、1つの無線フレーム内のすべてのアップリンクサブフレームがバンドルされて1つのバンドルサブフレームを形成し、それぞれのバンドルサブフレームは1つのHARQ過程に対応する。具体的な実現は以下であり得る。
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が0である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1及び6がその無線フレーム内のサブフレーム2、3、4、7、8、及び9とバンドルされるときに、PHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定することであり、ここでL=9、及びK=6である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が1である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1及び6がその無線フレーム内のサブフレーム2、3、7及び8とバンドルされるときに、PHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定することであり、ここでL=8、及びK=6である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が2である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1及び6がその無線フレーム内のサブフレーム2及び7とバンドルされるときに、PHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定することであり、ここでL=7、及びK=6、9、若しくは19である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が3である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1がその無線フレーム内のサブフレーム2、3、及び4とバンドルされるときに、PHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定することであり、ここでL=4、及びK=16である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が5である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1がその無線フレーム内のサブフレーム2とバンドルされるときに、PHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定することであり、ここでL=2、及びK=5、15、若しくは25である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が6である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1及び6がその無線フレーム内のサブフレーム2、3、4、7及び8とバンドルされるときに、PHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定することであり、ここでL=8、及びK=17である。
【0217】
方法2では、1つの無線フレームが2つの特殊サブフレームを含むとき、それぞれの特殊サブフレームが1つのバンドルサブフレームを形成することができ、各バンドルサブフレームは別個に、異なるHARQ過程に対応し、具体的な実現は以下であり得る。
【0218】
1.アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が2である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1と無線フレーム内のサブフレーム2がバンドルされて第1のバンドルフレームを形成し、また無線フレーム内の特殊サブフレーム6と無線フレーム内のサブフレーム7がバンドルされて第2のバンドルフレームを形成するときに、協調サブフレーム内の最終サブフレームLに応じて、PUSCHに対応するPHICH資源のサブフレーム位置を決定することは、
第1のバンドルフレームに対応する第1のPHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定することを含み、ここでL=2、及びK1=4であり、また
第2のバンドルフレームに対応する第2のPHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定することを含み、ここでL=7、及びK2=4である。
【0219】
2.アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が3である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1とその無線フレーム内のサブフレーム2及び3とがバンドルされて第1のバンドルフレームを形成し、その無線フレーム内のサブフレーム4と、次の無線フレーム内の特殊サブフレーム1と、次の無線フレーム内のサブフレーム2とがバンドルされて第2のバンドルフレームを形成し、また次の無線フレーム内のサブフレーム3及び4がバンドルされて第3のバンドルフレームを形成するときに、協調サブフレーム内の最終サブフレームLに応じて、PUSCHに対応するPHICH資源のサブフレーム位置を決定することは、
第1のバンドルフレームに対応する第1のPHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定することを含み、ここでL=3、及びK=6であり、
第2のバンドルフレームに対応する第2のPHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定することを含み、ここでL=2、及びK=6であり、また
第3のバンドルフレームに対応する第3のPHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定することを含み、ここでL=4、及びK=6である。
【0220】
基地局が、PUSCHに対応するPHICH資源のサブフレーム位置を決定した後、基地局に対応するPHICH情報を、群内のPHICHのPHICH群番号及び直交系列番号
(外9)

による以下の式を使用することによって一意に決定することができ、また分離される。
(外10)

本発明のこの実施形態において提供される方法では、PHICH資源の時間周波数領域がさらに決定される。この方法では、PHICH資源のPHICH群番号はさらに、サブフレーム位置によって決定され、これは具体的に、
PHICH資源に対応するサブフレーム位置に応じて、またPHICH群番号表示因子IPHICHを使用することによって、PUSCHに対応するPHICH群番号を決定することを含む。
【0221】
一具体例では、サブフレーム位置に応じてPHICH資源のPHICH群番号を決定することは、
1.アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が0であるとき、現在の特殊サブフレームはサブフレームnであり、PHICH資源は特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置し、ここでn=1又は6、K=5のときに、サブフレーム2、4、7、及び9に対応するPHICH群番号表示因子IPHICHは1であり、サブフレーム2、4、7、及び9以外の、現在の特殊サブフレームの無線フレーム内の、他のサブフレームに対応するIPHICHは0であると決定することと、決定IPHICHを使用することによって、PUSCHに対応するPHICH群番号を決定すること、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が0であるとき、現在の特殊サブフレームはサブフレームnであり、PHICH資源は特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置し、ここでn=1又は6、K=5のときに、サブフレーム1、6、4、及び9に対応するPHICH群番号表示因子IPHICHは1であり、サブフレーム1、6、4、及び9以外の、現在の特殊サブフレームの無線フレーム内の、他のサブフレームに対応するIPHICHは0であると決定することと、決定IPHICHを使用することによって、PUSCHに対応するPHICH群番号を決定することと、
2.アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が6であるとき、現在の特殊サブフレームはサブフレームnであり、PHICH資源は特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置し、ここでn=1又は6、K=4のときに、サブフレーム6、及び8に対応するPHICH群番号表示因子IPHICHは1であり、サブフレーム6、及び8以外の、現在の特殊サブフレームの無線フレーム内の、他のサブフレームに対応するIPHICHは0であると決定することと、決定IPHICHを使用することによって、PUSCHに対応するPHICH群番号を決定すること、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が6であるとき、現在の特殊サブフレームはサブフレームnであり、PHICH資源は特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置し、ここでn=1又は6、K=4のときに、サブフレーム1及び4に対応するPHICH群番号表示因子IPHICHは1であり、サブフレーム1及び4以外の、現在の特殊サブフレームの無線フレーム内の、他のサブフレームに対応するIPHICHは0であると決定することと、決定IPHICHを使用することによって、PUSCHに対応するPHICH群番号を決定することとを含む。
【0222】
実施形態5
図5に示されるように、実施形態1において提供される方法のために、本発明のこの実施形態ではさらに、ユーザ機器500を提供する。このユーザ機器は、
PUSCHを現在の特殊サブフレームで送出するように構成された送出ユニット501と、
PUSCH送信用のアップリンク資源に応じて、PUSCHに対応するPHICH資源を決定するように構成された決定モジュール502であって、PUSCH送信用のアップリンク資源が現在の特殊サブフレームを含む、決定モジュールと、
PHICHを決定されたPHICH資源によって受信するように構成された受信ユニット503とを含む。
【0223】
PUSCHに対応するPHICH資源を決定することは、この資源のサブフレーム位置、及びこの資源のPHICH群番号を決定することを含む。したがって、決定される必要があるコンテンツに対し、決定ユニット502は具体的に、
PUSCH送信用のアップリンク資源に応じて、PUSCHに対応するPHICH資源のサブフレーム位置を決定するように構成されたサブフレーム位置決定モジュールと、
サブフレーム位置に応じてPHICH資源のPHICH群番号を決定するように、またサブフレーム位置及びPHICH群番号に応じて、PUSCHに対応するPHICH資源を決定するように構成された資源群番号決定モジュールとを含む。
【0224】
I.PUSCH送信用のアップリンク資源のサブフレームが現在の特殊サブフレームだけであるときに、UEが、PUSCH送信用のアップリンク資源に応じて、PUSCHに対応するPHICH資源のサブフレーム位置を決定するとき、サブフレーム位置決定モジュールはさらに、
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が0であり、また現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、PHICH資源が現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここでn=1若しくは6のとき、K=5であり、又はn=1若しくは6のとき、K=10である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が1であり、また現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、PHICH資源が現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここでn=1若しくは6のとき、K=4であり、n=1若しくは6のとき、K=5であり、又はn=1若しくは6のとき、K=8である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が2であり、また現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、PHICH資源が現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここでn=1若しくは6のとき、K=4であり、n=1若しくは6のとき、K=5であり、n=1若しくは6のとき、K=7であり、又はn=1若しくは6のとき、K=8である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が3であり、また現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、PHICH資源が現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここでn=1のとき、K=4、5、6、7、8、又は9である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が4であり、また現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、PHICH資源が現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここでn=1のとき、K=4、5、6、7、8、又は9である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が5であり、また現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、PHICH資源が現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここでn=1のとき、K=4、5、6、7、8、又は9である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が6であり、また現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、PHICH資源が現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここで
n=1若しくは6のとき、K=4であり、
n=1若しくは6のとき、K=5であり、
n=1若しくは6のとき、K=8であり、
n=1若しくは6のとき、K=9であり、又は
n=1若しくは6のとき、K=10である。
【0225】
II.既存のプロトコルRel−11はさらに、アップリンクPUSCHがサブフレームバンドリング(subframe bundling or TTI bundling)方法で送信され得る、と規定する。PUSCH送信用の資源はバンドルフレームとすることができ、したがって、サブフレーム位置決定モジュールが、PUSCHに対応するPHICH資源のサブフレーム位置を決定するとき、具体的な実現は、
PUSCH送信用のアップリンク資源のサブフレームが現在の特殊サブフレーム及び他のサブフレームを含むとき、サブフレーム位置決定モジュールはさらに、協調サブフレームに応じて、PUSCHに対応するPHICH資源のサブフレーム位置を決定するように構成されるものとすることができる。
【0226】
加えて、サブフレーム位置決定モジュールはさらに、協調サブフレームに含まれる、現在の特殊サブフレームの無線フレーム内の、少なくとも1つのアップリンクサブフレーム、及び/又は、協調サブフレームに含まれる、現在の特殊サブフレーム以外の無線フレーム内の、他の特殊サブフレームを使用することによって、PUSCHに対応するPHICH資源のサブフレーム位置を決定するように構成される。
【0227】
任意選択で、送信遅延及びeNB処理時間を包括的に考慮し、また送信遅延及びUE処理時間を考慮して、サブフレーム位置決定モジュールはさらに、協調サブフレーム内の最終サブフレームLに応じて、PUSCHに対応するPHICH資源のサブフレーム位置を決定するように構成される。
【0228】
具体的には、LTE TDD方式で定義され表1に示されている7つのアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成に関して、それぞれの構成において、サブフレーム位置決定モジュールが、協調サブフレーム内の最終サブフレームLに応じて、PUSCHに対応するPHICH資源のサブフレーム位置を決定する複数の方法があり、これらは具体的に以下であり得る。
【0229】
方法1では、1つの無線フレーム内のすべてのアップリンクサブフレームと特殊サブフレームがバンドルされて1つのバンドルサブフレームを形成し、それぞれのバンドルサブフレームが1つのHARQ過程に対応するとき、サブフレーム位置決定モジュールはさらに、
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が0である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1及び6がその無線フレーム内のサブフレーム2、3、4、7、8、及び9とバンドルされるときに、PHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここでL=9、及びK=6である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が1である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1及び6がその無線フレーム内のサブフレーム2、3、7及び8とバンドルされるときに、PHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここでL=8、及びK=6である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が2である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1及び6がその無線フレーム内のサブフレーム2及び7とバンドルされるときに、PHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここでL=7、及びK=6、9、又は19である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が3である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1がその無線フレーム内のサブフレーム2、3、及び4とバンドルされるときに、PHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここでL=4、及びK=16である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が5である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1がその無線フレーム内のサブフレーム2とバンドルされるときに、PHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここでL=2、及びK=5、15、又は25である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が6である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1及び6がその無線フレーム内のサブフレーム2、3、4、7及び8とバンドルされるときに、PHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここでL=8、及びK=17である。
【0230】
方法2では、1つの無線フレームが2つの特殊サブフレームを含むとき、それぞれの特殊サブフレームが1つのバンドルサブフレームを形成することができ、各バンドルサブフレームは別個に、異なるHARQ過程に対応し、これは具体的に以下を含む。
【0231】
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が2である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1と無線フレーム内のサブフレーム2がバンドルされて第1のバンドルフレームを形成し、また無線フレーム内の特殊サブフレーム6と無線フレーム内のサブフレーム7がバンドルされて第2のバンドルフレームを形成するときに、サブフレーム位置決定モジュールはさらに、
第1のバンドルフレームに対応する第1のPHICH資源が最終サブフレームLからK1番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここでL=2、及びK1=4であり、また
第2のバンドルフレームに対応する第2のPHICH資源が最終サブフレームLからK2番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここでL=7、及びK2=4である。
【0232】
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が3である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1とその無線フレーム内のサブフレーム2及び3とがバンドルされて第1のバンドルフレームを形成し、その無線フレーム内のサブフレーム4と、次の無線フレーム内の特殊サブフレーム1と、次の無線フレーム内のサブフレーム2とがバンドルされて第2のバンドルフレームを形成し、また次の無線フレーム内のサブフレーム3及び4がバンドルされて第3のバンドルフレームを形成するときに、サブフレーム位置決定モジュールはさらに、
第1のバンドルフレームに対応する第1のPHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここでL=3、及びK=6であり、
第2のバンドルフレームに対応する第2のPHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここでL=2、及びK=6であり、また
第3のバンドルフレームに対応する第3のPHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定し、ここでL=4、及びK=6である。
【0233】
UEが、PUSCHに対応するPHICH資源のサブフレーム位置を決定した後、PUSCHに対応するPHICH情報は、PHICH群番号及びその群内のPHICHの直交系列番号
(外11)

による以下の式を使用することによって一意に決定することができ、また分離される。
(外12)

本発明のこの実施形態において提供される方法では、PHICH資源の時間周波数領域がさらに決定され、資源群番号決定モジュールはさらに、PHICH資源に対応するサブフレーム位置に応じて、またPHICH群番号表示因子IPHICHを使用することによって、PUSCHに対応するPHICH群番号を決定するように構成される。
【0234】
任意選択で、資源群番号決定モジュールはさらに、
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が0であるとき、現在の特殊サブフレームはサブフレームnであり、PHICH資源は特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置し、ここでn=1又は6、K=5のときに、サブフレーム2、4、7、及び9に対応するPHICH群番号表示因子IPHICHは1であり、サブフレーム2、4、7、及び9以外の、現在の特殊サブフレームの無線フレーム内の、他のサブフレームに対応するIPHICHは0であると決定するように、また、決定IPHICHを使用することによって、PUSCHに対応するPHICH群番号を決定するように構成され、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が0であるとき、現在の特殊サブフレームはサブフレームnであり、PHICH資源は特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置し、ここでn=1又は6、K=5のときに、サブフレーム1、6、4、及び9に対応するPHICH群番号表示因子IPHICHは1であり、サブフレーム1、6、4、及び9以外の、現在の特殊サブフレームの無線フレーム内の、他のサブフレームに対応するIPHICHは0であると決定するように、また、決定IPHICHを使用することによって、PUSCHに対応するPHICH群番号を決定するように構成される。
【0235】
任意選択で、資源群番号決定モジュールはさらに、
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が6であるとき、現在の特殊サブフレームはサブフレームnであり、PHICH資源は特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置し、ここでn=1又は6、K=4のときに、サブフレーム6、及び8に対応するPHICH群番号表示因子IPHICHは1であり、サブフレーム6、及び8以外の、現在の特殊サブフレームの無線フレーム内の、他のサブフレームに対応するIPHICHは0であると決定するように、また、決定IPHICHを使用することによって、PUSCHに対応するPHICH群番号を決定するように構成され、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が6であるとき、現在の特殊サブフレームはサブフレームnであり、PHICH資源は特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置し、ここでn=1又は6、K=4のときに、サブフレーム1及び4に対応するPHICH群番号表示因子IPHICHは1であり、サブフレーム1及び4以外の、現在の特殊サブフレームの無線フレーム内の、他のサブフレームに対応するIPHICHは0であると決定するように、また、決定IPHICHを使用することによって、PUSCHに対応するPHICH群番号を決定するように構成される。
【0236】
実施形態6
図6に示されるように、実施形態4において提供される方法に基づいて、本発明のこの実施形態ではさらに、基地局600を提供する。この基地局は、
PUSCHを現在の特殊サブフレームで受信するように構成された受信ユニット601と、
PUSCH受信用のアップリンク資源に応じて、PUSCHに対応するPHICH資源を決定するように構成された決定モジュール602であって、アップリンク資源が現在の特殊サブフレームを含む、決定モジュール602と、
PHICHを決定されたPHICH資源によって送信するように構成された送信ユニット603とを含む。
【0237】
PHICH資源は次の2つの部分、すなわちPHICH資源のサブフレーム位置、及びPHICH資源のPHICH群番号を含む。したがって、決定ユニット602は具体的に、
PUSCH受信用のアップリンク資源に応じて、PUSCHに対応するPHICH資源のサブフレーム位置を決定するように構成されたサブフレーム位置決定モジュールと、
サブフレーム位置に応じてPHICH資源のPHICH群番号を決定するように、またサブフレーム位置及びPHICH群番号に応じて、PUSCHに対応するPHICH資源を決定するように構成された、資源群番号決定モジュールとを含む。
【0238】
I.PUSCH送信用のアップリンク資源のサブフレームが現在の特殊サブフレームだけであり、またサブフレーム位置決定モジュールが、PUSCH受信用のアップリンク資源に応じて、PUSCHに対応するPHICH資源のサブフレーム位置を決定するとき、サブフレーム位置決定モジュールはさらに、
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が0であり、また現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、PHICH資源が現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここで
n=1若しくは6のとき、K=5であり、又は
n=1若しくは6のとき、K=10である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が1であり、また現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、PHICH資源が現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここで
n=1若しくは6のとき、K=4であり、
n=1若しくは6のとき、K=5であり、又は
n=1若しくは6のとき、K=8である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が2であり、また現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、PHICH資源が現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここで
n=1若しくは6のとき、K=4であり、
n=1若しくは6のとき、K=5であり、
n=1若しくは6のとき、K=7であり、又は
n=1若しくは6のとき、K=8である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が3であり、また現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、PHICH資源が現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここでn=1のとき、K=4、5、6、7、8、又は9である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が4であり、また現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、PHICH資源が現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここでn=1のとき、K=4、5、6、7、8、又は9である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が5であり、また現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、PHICH資源が現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここでn=1のとき、K=4、5、6、7、8、又は9である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が6であり、また現在の特殊サブフレームがサブフレームnであるときに、PHICH資源が現在の特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここで、
n=1若しくは6のとき、K=4であり、
n=1若しくは6のとき、K=5であり、
n=1若しくは6のとき、K=8であり、
n=1若しくは6のとき、K=9であり、又は
n=1若しくは6のとき、K=10である。
【0239】
II.PUSCH送信用のアップリンク資源のサブフレームが現在の特殊サブフレーム及び他のサブフレームを含むとき、すなわち、PUSCH送信用のアップリンク資源のサブフレームが現在の特殊サブフレーム、及び現在の特殊サブフレームとバンドルされた協調サブフレームを含むとき、サブフレーム位置決定モジュールはさらに、協調サブフレームに応じて、PUSCHに対応するPHICH資源のサブフレーム位置を決定するように構成される。
【0240】
具体的な実現中、サブフレーム位置決定モジュールはさらに、協調サブフレームに含まれる、現在の特殊サブフレームの無線フレーム内の、少なくとも1つのアップリンクサブフレーム、及び/又は、現在の特殊サブフレーム以外の無線フレーム内の、他の特殊サブフレームを使用することによって、PUSCHに対応するPHICH資源のサブフレーム位置を決定するように構成される。
【0241】
任意選択で、送信遅延及びeNB処理時間を包括的に考慮し、また送信遅延及びUE処理時間を考慮して、本発明のこの実施形態においては、サブフレーム位置決定モジュールはさらに、協調サブフレーム内の最終サブフレームLに応じて、PUSCHに対応するPHICH資源のサブフレーム位置を決定するようにさらに構成される。
【0242】
具体的には、LTE(LTE,Long Term Evolution)TDD方式で定義され表1に示されている7つのアップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成に関して、以下では、協調サブフレーム内の最終サブフレームLに応じて各構成において、PUSCHに対応するPHICH資源のサブフレーム位置を決定する実現可能な解決策を詳細に説明する。
【0243】
異なる構成については、具体的なバンドリング中のアップリンクサブフレームの位置及び数量が異なるので、複数の事例があり得る。以下では、様々なバンドリング事例によって説明をする。
【0244】
方法1では、1つの無線フレーム内のすべてのアップリンクサブフレームがバンドルされて1つのバンドルサブフレームを形成し、それぞれのバンドルサブフレームが1つのHARQ過程に対応するとき、サブフレーム位置決定モジュールはさらに、
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が0である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1及び6がその無線フレーム内のサブフレーム2、3、4、7、8、及び9とバンドルされるときに、PHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここでL=9、及びK=6である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が1である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1及び6がその無線フレーム内のサブフレーム2、3、7及び8とバンドルされるときに、PHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここでL=8、及びK=6である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が2である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1及び6がその無線フレーム内のサブフレーム2及び7とバンドルされるときに、PHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここでL=7、及びK=6、9、又は19である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が3である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1がその無線フレーム内のサブフレーム2、3、及び4とバンドルされるときに、PHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここでL=4、及びK=16である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が5である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1がその無線フレーム内のサブフレーム2とバンドルされるときに、PHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここでL=2、及びK=5、15、又は25である、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が6である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1及び6がその無線フレーム内のサブフレーム2、3、4、7及び8とバンドルされるときに、PHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここでL=8、及びK=17である。
【0245】
方法2では、1つの無線フレームが2つの特殊サブフレームを含むとき、それぞれの特殊サブフレームが1つのバンドルサブフレームを形成することができ、各バンドルサブフレームは別個に、異なるHARQ過程に対応し、具体的な実現は以下であり得る。
【0246】
1.アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が2である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1と無線フレーム内のサブフレーム2がバンドルされて第1のバンドルフレームを形成し、また無線フレーム内の特殊サブフレーム6と無線フレーム内のサブフレーム7がバンドルされて第2のバンドルフレームを形成するときに、サブフレーム位置決定モジュールはさらに、
第1のバンドルフレームに対応する第1のPHICH資源が最終サブフレームLからK1番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここでL=2、及びK1=4であり、また
第2のバンドルフレームに対応する第2のPHICH資源が最終サブフレームLからK2番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここでL=7、及びK2=4である。
【0247】
2.アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が3である場合には、無線フレーム内の特殊サブフレーム1とその無線フレーム内のサブフレーム2及び3とがバンドルされて第1のバンドルフレームを形成し、その無線フレーム内のサブフレーム4と、次の無線フレーム内の特殊サブフレーム1と、次の無線フレーム内のサブフレーム2とがバンドルされて第2のバンドルフレームを形成し、また次の無線フレーム内のサブフレーム3及び4がバンドルされて第3のバンドルフレームを形成するときに、サブフレーム位置決定モジュールはさらに、
第1のバンドルフレームに対応する第1のPHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここでL=3、及びK=6であり、
第2のバンドルフレームに対応する第2のPHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここでL=2、及びK=6であり、また
第3のバンドルフレームに対応する第3のPHICH資源が最終サブフレームLからK番目のサブフレームに位置すると決定するように構成され、ここでL=4、及びK=6である。
【0248】
基地局が、PUSCHに対応するPHICH資源のサブフレーム位置を決定した後、基地局に対応するPHICH情報を、PHICH群番号及び群内のPHICHの直交系列番号
(外13)

に応じて以下の式を使用することによって一意に決定することができ、また分離される。
(外14)

本発明のこの実施形態において提供される方法では、PHICH資源の時間周波数領域がさらに決定され、資源群番号決定モジュールはさらに、PHICH資源に対応するサブフレーム位置に応じて、またPHICH群番号表示因子IPHICHを使用することによって、PUSCHに対応するPHICH群番号を決定するように構成される。
【0249】
一具体例では、基地局がサブフレーム位置に応じてPHICH資源のPHICH群番号を決定するとき、資源群番号決定モジュールはさらに、アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が0であるとき、現在の特殊サブフレームはサブフレームnであり、PHICH資源は特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置し、ここでn=1又は6、K=5のときに、サブフレーム2、4、7、及び9に対応するPHICH群番号表示因子IPHICHは1であり、サブフレーム2、4、7、及び9以外の、現在の特殊サブフレームの無線フレーム内の、他のサブフレームに対応するIPHICHは0であると決定するように、また、決定IPHICHを使用することによって、PUSCHに対応するPHICH群番号を決定するように構成され、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が0であるとき、現在の特殊サブフレームはサブフレームnであり、PHICH資源は特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置し、ここでn=1又は6、K=5のときに、サブフレーム1、6、4、及び9に対応するPHICH群番号表示因子IPHICHは1であり、サブフレーム1、6、4、及び9以外の、現在の特殊サブフレームの無線フレーム内の、他のサブフレームに対応するIPHICHは0であると決定するように、また、決定IPHICHを使用することによって、PUSCHに対応するPHICH群番号を決定するように構成される。
【0250】
任意選択で、資源群番号決定モジュールはさらに、
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が6であるとき、現在の特殊サブフレームはサブフレームnであり、PHICH資源は特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置し、ここでn=1又は6、K=4のときに、サブフレーム6、及び8に対応するPHICH群番号表示因子IPHICHは1であり、サブフレーム6、及び8以外の、現在の特殊サブフレームの無線フレーム内の、他のサブフレームに対応するIPHICHは0であると決定するように、また、決定IPHICHを使用することによって、PUSCHに対応するPHICH群番号を決定するように構成され、或いは
アップリンク−ダウンリンクサブフレーム構成が6であるとき、現在の特殊サブフレームはサブフレームnであり、PHICH資源は特殊サブフレームnからK番目のサブフレームに位置し、ここでn=1又は6、K=4のときに、サブフレーム1及び4に対応するPHICH群番号表示因子IPHICHは1であり、サブフレーム1及び4以外の、現在の特殊サブフレームの無線フレーム内の、他のサブフレームに対応するIPHICHは0であると決定するように、また、決定IPHICHを使用することによって、PUSCHに対応するPHICH群番号を決定するように構成される。
【0251】
本出願の実施形態の1つ又は複数の技法的解決策には、少なくとも以下の技法的効果がある。
【0252】
本発明の実施形態において提供される方法は、アップリンクPUSCHを送信するために特殊サブフレームが使用されるときに(単独法又はバンドリング法で)、アップリンクPUSCHに対応するダウンリンクPHICHの受信位置を決定するための具体的な解決策がないという従来技術の問題を解決する。
【0253】
加えて、ダウンリンクPHICHの受信位置が決定されるときに、PHICH資源に対応するPHICH群番号を調整する方法もさらに提供され、それによって、新たに決定されたPUSCHに対応するPHICH資源と元の構成との間の競合を解決する方法が提供される。
【0254】
当業者には、便利で簡潔な説明という目的のために、上記の機能モジュールの区分は説明のための一例と解釈されることが明確に理解されよう。実際の適用においては、上記の機能は、要件に応じて別々の機能モジュールに割り当て、実現することできる。すなわち、装置の内部構造は、別々の機能モジュールに分割されて上述の機能の全部又は一部を実現する。上記のシステム、装置、及びユニットの詳細な動作過程については、上記の方法の実施形態における対応する過程を参照することができ、詳細についてはここで再び説明しない。
【0255】
本出願に提示されたいくつかの実施形態において、開示されたシステム、装置及び方法は他のやり方でも実施できることを理解されたい。たとえば、説明された装置実施形態は例示的なものにすぎない。たとえば、モジュール又はユニットの区分は単なる論理機能区分であり、実際の実現においては他の区分とすることもできる。たとえば、複数のユニット又は構成要素を他のシステムと組み合わせること、又は一体化することができ、或いはいくつかの機能を省略すること、又は実行しないことも可能である。加えて、示された、又は論じられた相互連結又は直接連結又は通信接続は、いくつかのインターフェースを使用することによって実現することができる。装置又はユニット間の間接的な連結又は通信接続は、電気的形式、機械的形式又は他の形式で実現することができる。
【0256】
別々の部分として記述されたユニットは、物理的に分離していてもいなくてもよく、ユニットとして示された部分は、物理的なユニットであってもなくてもよく、1つの場所に置かれていてもよく、或いは複数のネットワークユニット上に分散されていてもよい。ユニットの一部又は全部は、実施形態の解決策の目的を達成するために、実際の必要に応じて選択することができる。
【0257】
加えて、本出願の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに一体化することも、ユニットのそれぞれが単独で物理的に存在することもでき、或いは2つ以上のユニットが1つのユニットに一体化される。一体化ユニットは、ハードウェアの形で実現することも、ソフトウェア機能ユニットの形で実現することもできる。
【0258】
一体化ユニットがソフトウェア機能ユニットの形で実現され、単独製品として販売又は使用される場合、一体化ユニットは、コンピュータ可読記憶媒体内に収納することができる。このような理解に基づいて、本出願の技法的解決策は本質的に、或いは従来技術に寄与する部分、又は技法的解決策の全部又は一部は、ソフトウェア製品の形で実現することができる。コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体内に収納され、コンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワークデバイスなどであり得る)又はプロセッサ(processor)に指示して本出願の実施形態に関して説明された方法のステップの全部又は一部を実行するためのいくつかの命令を含む。上記の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、取外し可能ハードディスク、読み出し専用メモリ(ROM,Read−Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM,Random Access Memory)、磁気ディスク、又は光ディスクなどの、プログラムコードを保存できる任意の媒体を含む。
【0259】
上記の実施形態は、本出願の技法的解決策を詳細に説明するために使用されるにすぎない。上記の実施形態についての説明は、本発明の方法及び中核の概念を理解する助けとなるものにすぎず、本発明を限定するものと解釈されてはならない。本発明で開示された技法的範囲内で当業者によって容易に考え出されるいかなる変形又は置換えも、本発明の保護の範囲内に入るものとする。
図1
図2
図3
図4
図5
図6