(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記表示装置は、前記円形の視覚的湾曲ディスプレイによる表示のため、前記ユーザにより選択された向きで前記メディアを向けるように構成されたコントローラをさらに備える、請求項1に記載のシステム。
前記表示装置は、前記円形の視覚的湾曲ディスプレイによる表示のため、ジャイロスコープによって検出された重力加速ベクトルに平行な方向に沿って前記メディアを向けるように構成されたコントローラをさらに備える、請求項1に記載のシステム。
前記表示装置は、前記応答に基づいて、前記ユーザと前記外部の観測者との間の関係値の品質のスコアを計算するように構成されたコントローラをさらに備える、請求項12に記載のシステム。
前記表示装置は、前記センサによって収集された前記信号に示された前記応答に基づいて前記ユーザと前記外部の観測者との間の関係の品質を計算する関係分析エンジンがプログラムされたコントローラをさらに備える、請求項12に記載のシステム。
前記表示装置は、トリガーを検出するように構成されたコントローラをさらに備え、前記表示装置は、前記スケジュールに従って前記トリガーに応答して前記外部の観測者によって閲覧可能な向きで前記メディアを表示するように構成される、請求項1に記載のシステム。
前記コントローラは、電子メールを受信すること、及び、テキストメッセージを受信することのうちの一方を含む前記トリガーを検出するように構成される、請求項18に記載のシステム。
前記表示装置は、前記円形の表示部材による表示のため、前記ユーザによって選択された向きに前記メディアを向けるように構成されたコントローラをさらに備える、請求項12に記載のシステム。
前記表示装置は、前記円形の表示部材による表示のため、ジャイロスコープによって検出された重力加速ベクトルに平行な方向に沿って前記メディアを向けるように構成されたコントローラをさらに備える、請求項12に記載のシステム。
【発明を実施するための形態】
【0044】
[0075] 本発明の様々な実施形態について本明細書に示し説明したが、そのような実施形態が単なる例として提供されることが当業者には明らかである。本発明から逸脱せずに、多くの変形、変更、及び置換を当業者は思い付き得る。本明細書に記載される本発明の実施形態への様々な代替を利用し得ることを理解されたい。
【0045】
[0076] 「メディア」という用語は、本明細書で使用される場合、一般にテキスト、サウンド、画像、又はビデオを指す。メディアは、テキスト、サウンド、画像、及び/又はビデオの組合せを含むことができる。メディアは、テキスト及び画像、テキスト及びビデオ、又はビデオを含むことができる。メディアの例は、テキストファイル、オーディオファイル、画像ファイル、又はビデオファイルを含む。メディアはユーザにより編集可能であり得る。
【0046】
[0077] 本明細書で使用される場合、「エンジン」という用語は、目的を遂行するために使用することができるソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、又は他の構成要素を指す。エンジンは通常、不揮発性メモリ(補助メモリとも呼ばれる)に記憶されたソフトウェア命令を含む。ソフトウェア命令が実行されると、ソフトウェア命令の少なくともサブセットは、プロセッサによりメモリ(主メモリとも呼ばれる)にロードすることができる。次に、プロセッサはメモリ内のソフトウェア命令を実行する。プロセッサは、共有プロセッサ、専用プロセッサ、又は供給プロセッサ若しくは専用プロセッサの組合せであり得る。典型的なプログラムは、ハードウェア構成要素(I/O装置)への呼び出しを含み、これは通常、ドライバの実行を必要とする。ドライバは、エンジンの部分として考慮されることもあれば、されないこともあるが、その区別は重要ではない。
【0047】
[0078] 本明細書で使用される場合、「データベース」という用語は、中央であるか、分散であるか、関係データベースであるか、それとも他のデータベースであるかに関係なく、データを記憶する任意の既知又は好都合な手法を包含するように広く使用される。
【0048】
[0079] 本明細書で使用される場合、「モバイル装置」は、AppleのiPhone(登録商標)等のセル電話、AppleのiPod Touches(登録商標)、AppleのiPads(登録商標)、GoogleのAndroid(登録商標)オペレーティングシステムに基づくモバイル装置等の他のポータブル電子装置、並びに少なくとも信号を受信し、必要であれば復号化し、トランザクションサーバと情報を交換して、購入者及び/又は販売者のアカウント情報を検証し、トランザクションを実行し、レシートを生成することが可能なソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、又はそれらの組合せを含む任意の他のポータブル電子装置を含むが、これらに限定されない。モバイル装置の典型的な構成要素は、フラッシュROMのような永続的メモリ、SRAMのようなランダムアクセスメモリ、カメラ、電池、LCDドライバ、ディスプレイ、セルラアンテナ、スピーカ、BLUETOOTH(登録商標)回路、及びWIFI回路を含み得るが、これらに限定されず、ここで、永続的メモリは、モバイル装置のプログラム、アプリケーション、及び/又はオペレーティングシステムを含み得る。
【0049】
[0080] 本明細書で使用される場合、「ソーシャルネットワーク」及び「SNET」という用語は、装置及び/又は個人のグループ又はソーシャル構造、並びにそのような装置及び/又は個人間の結び付き、リンク、及び相互依存性を含む。SNET内又はSNETに加入しているメンバ又はアクタ(装置を含む)は、本明細書では、「ノード」、「ソーシャル装置」、「SNETメンバ」、「SNET装置」、「ユーザ装置」、及び/又は「モジュール」と呼ばれることがある。加えて、「SNETサークル」、「SNETグループ」、及び「SNETサブサークル」という用語は一般に、ソーシャル装置を含むソーシャルネットワークを示し、文脈的に適切である場合、人間であるSNETメンバ及びパーソナルエリアネットワーク(「PAN」)を示す。
【0050】
[0081] 本明細書で使用される場合、「ウェアラブル装置」は一般に、個人が装着することができる何かであり、ある実施形態では、ユーザの皮膚及び横顔に接触する裏面を含むことができる。ウェアラブル装置の例としては、キャップ、帽子、王冠、アームバンド、リストバンド、装飾品、ベルト、Tシャツ、ユーザの頭部及び/又は体の他の部位に取り付けられるか、又は搭載される、言葉及び/又は画像を表示することができる画面、額の前で浮遊することができる言葉又は画像のホログラフィックディスプレイ画像又はプロジェクタによりビルボード上に、額のビルボードから言葉が投射される投射ディスプレイ等を含むが、これらに限定されない、形態に関係ないヘッドディスプレイ/ヘッドカバーディスプレイが挙げられる。ウェアラブル装置は、バッグ、バックパック、又ハンドバックを含むこともできる。「ウェアラブル装置」という用語は、装置がモニタリング要素を含む場合、モニタリング装置であることもできる。
【0051】
[0082] 本明細書で使用される場合、「コンピュータ」という用語は、有限集合の算術演算又は論理演算を実行するようにプログラムすることができる装置である。コンピュータは、仕立てられた機能又は目的に向けてプログラムすることができる。一連の動作は容易に変更することができるため、コンピュータは、二種類以上の問題を解決することができる。コンピュータは、少なくとも1つの処理要素、通常は一形態のメモリを有する中央演算処理装置(CPU)の含むことができる。記憶された情報に基づいて動作の順序を変更することができるシーケンシング・制御ユニットを含めることができる。周辺機器により、情報を外部ソースから検索し、動作の結果を保存し検索することができる。
【0052】
[0083] 本明細書で使用される場合、「インターネット」という用語は、標準インターネットプロトコルスイート(TCP/IP)を使用して、何十億人もの世界中のユーザにサービングする相互接続されたコンピュータネットワークのグローバルシステムである。インターネットは、広範囲の電子、無線、光学ネットワーキング技術によりリンクされたローカルからグローバル範囲の何百万ものプライベートネットワーク、パブリックネットワーク、アカデミックネットワーク、ビジネスネットワーク、及び政府ネットワークを含み得る。インターネットは、ワールドワイドウェブ(WWW)の相互リンクされたハイパーテキスト文書及び電子メールをサポートする基盤等の広範囲の情報リソースサービスを搬送する。インターネットの通信基盤は、アーキテクチャの様々な側面を制御するハードウェア構成要素及びソフトウェアレイヤのシステムを含み得る。
【0053】
[0084] 本明細書で使用される場合、「エクストラネット」という用語は、外部からの被制御アクセスを可能にするコンピュータネットワークである。エクストラネットは、他の全てのインターネットユーザから分離して、提携企業、ベンダー、供給業者であることができる組織外のユーザに拡張される組織のイントラネットの拡張であることができる。エクストラネットは、公開インターネット又は一般大衆はアクセスできず、2つ以上の企業の管理者により管理される幾つかの他の伝送システムにマッピングされるイントラネットであることができる。エクストラネット様式のネットワークの例としては、複数の組織に属し、相互接続され、リモートダイアルアップを使用してアクセスされるLAN又はWAN、複数の組織に属し、相互接続され、専用回線を使用してアクセスされるLAN又はWAN、複数の組織に属し、公衆回線、時にはISPを介してセキュアで、ある場合では暗号化されたネットワーク接続を生成する特別な「トンネリング」ソフトウェアを使用して、リモートユーザに使用を拡張するLAN又はWANで構成される仮想プライベートネットワーク(VPN)が挙げられるが、これらに限定されない。
【0054】
[0085] 本明細書で使用される場合、「イントラネット」という用語は、セキュリティポリシー及びネットワーク管理を制御する1つの組織により所有されるネットワークである。イントラネットの例としては、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ダイアルアップアクセスを用いてリモート従業員に使用を拡張するLANで構成し得る広域ネットワーク(WAN)、専用通信回線を使用して相互接続されたLANで構成されるWAN、公衆回線、時にはインターネットサービスプロバイダ(ISP)を介してセキュアで、ある場合では暗号化された接続を生成する特別な「トンネリング」ソフトウェアを使用して、リモート従業員又はネットワークに使用を拡張するLAN又はWANで構成される仮想プライベートネットワーク(VPN)が挙げられるが、これらに限定されない。
【0055】
[0086] 本開示では、インターネット、エクストラネット、及びイントラネットはまとめて(「ネットワークシステム」)と呼ばれる。
【0056】
[0087] 本明細書で使用される場合、「ユーザ」という用語は、本開示の装置、システム、及び方法を使用する人物を含むが、それに限定されない。ユーザは、人が、習慣、エクササイズ、ダイエット、医学的状況及び治療、キャリア、金融、感情状態等を含むが、これらに限定されない日常生活の過ごし方を含むが、これらに限定されない、健康の維持に興味を持ち、健康的なライフスタイル及び/又は生理学的バランスを維持することに興味を持ち、ライフスタイルの状況のモニタリングに興味を持つことに興味を持つ人物であり得る。ユーザは、医師のケアを受けている人物であり得る。
【0057】
[0088] 本明細書で使用される場合、「センサ」という用語は、ユーザ又はユーザの環境等からデータを収集するのに使用される装置を含む。例えば、センサは、心臓モニタリング用のものであることができ、心臓モニタリングは一般に、心調律に対するユーザの状態を評価する連続心電図法を指す。この目的で歩行ユーザが装着する小型モニタは、ホルターモニタとして知られている。心臓モニタリングは、侵襲的スワンガンツカテーテルを介した心拍出量モニタリングを含むこともできる。別の例として、センサは血行動態モニタリングに使用することもでき、このモニタリングは、循環器系内の血圧及び血流をモニタリングする。血圧は、挿入された血圧トランスデューサ組立体を通して侵襲的に、又は膨張式血圧カフを用いて非侵襲的に測定することができる。別の例として、センサは、SpO2と呼ばれる血中飽和酸素濃度の測定を含むパルスオキシメトリ及びEtCO2又は呼気終末二酸化炭素濃度と呼ばれるCO2測定を含む赤外線フィンガーカフ、カプノグラフィにより測定される等の呼吸モニタリングに使用することができる。そのようにモニタリングされる呼吸速度は、AWRR又は気道呼吸速度と呼ばれる。別の例として、センサは、胸部トランスデューサベルト、ECGチャネル、又はカプノグラフを介して、及び/又は頭蓋内圧等の神経系モニタリングを通して呼吸速度モニタリングに使用することができる。特別なユーザモニタは、脳波図、ガス麻酔濃度、バイスペクトルインデックス(BIS)、グルコースセンサを使用した血糖値モニタリング等を組み込むことができる。別の例として、センサは出産モニタリングに使用することができる。これは、出産の様々な側面をモニタリングするセンサを使用して実行することができる。別の例として、センサは、一実施形態では、熱電トランスデューサを含む接着性パッドを通してのものである体温モニタリング及び/又は人間が気付くことができる前に、ストレスレベル兆候が生じた場合に警告を提供し、アラート示唆を提供するためのストレスモニタリングに使用することができる。別の例として、センサは、てんかんモニタリング、毒性モニタリング、及び/又は一般的な生活パラメータモニタリングに使用することができる。
【0058】
視覚的ディスプレイ
[0089] 本開示の態様は、ユーザにより選択されたメディアを表示又は投射するシステムを提供し、このシステムは、ユーザの体に脱着可能に搭載可能な支持部材と、支持部材に搭載されるディスプレイとを含む。ディスプレイは、1人又は複数の観測者により閲覧可能なように、ユーザにより選択されたメディアを表示又は投射するように構成することができる。メディアは、テキスト、画像、及びビデオのうちの少なくとも1つを含むことができる。支持部材は、ユーザの体上の衣服(例えば、シャツ、パンツ、若しくは帽子)又は例えば、ストラップ若しくはバッグ等のユーザの体に搭載される他の物体に脱着可能に搭載可能であることができる。システムは、ディスプレイと通信するコントローラを含むことができる。コントローラは、ユーザの表示及び/又はロケーション嗜好又はスケジュールに従ってメディアを表示又は投射するようディスプレイを向けるようにプログラムすることができる。ディスプレイは、支持部材に搭載されると、表示装置を生成することができる。
【0059】
[0090] ユーザの表示及び/又はロケーション嗜好又はスケジュールは、表示スケジュール、ロケーションスケジュール、又は両方であることができる。ユーザは、表示及び/又はロケーション嗜好又はスケジュールを使用して、メディアが表示又は投射される様式を設定することができる。例えば、ユーザは、日中、夜間、又は1日、1週間、1ヶ月、若しくは1年中の他の時間にメディアを表示又は投射したいことがある。ユーザは、ランダムな時点で、ユーザによる手動入力時に、又は両方でメディアを表示又は投射したいことがある。ユーザは、ユーザが電子メール(eメール)、テキストメッセージを受信する、会合を開く、又は他の行動若しくはトリガー等の行動又はトリガーに応答して、メディアを表示又は投射したことがある。メディアはユーザの状況に基づいて表示し得る。
【0060】
[0091] ユーザは、ユーザのジオロケーション装置により特定し得るように、所与のロケーションにいるとき、メディアを表示又は投射したいことがある。ジオロケーション装置は、システム又は表示装置の一部であり得る。
【0061】
[0092] ディスプレイは様々な形状及びサイズを有することができる。ディスプレイは、三角形、円形、楕円形、正方形、矩形、又はそれらの形状の部分的形状若しくは組合せであることができる。
【0062】
[0093] ある例では、ディスプレイは、円形若しくは楕円形であるか、又は円形若しくは楕円形の特徴を有する視覚的湾曲ディスプレイである。例えば、ディスプレイは、円形若しくは略円形であるか、又は部分的若しくは完全に円形である側部若しくは角を有する別の形状(例えば、正方形若しくは矩形)である。
【0063】
[0094] 支持部材は、様々な形状及びサイズを有することができる。支持部材は、三角形、円形、楕円形、正方形、矩形、又はそれらの形状の部分的形状若しくは組合せであることができる。支持部材はボタンであることができる。支持部材はピン、クリップ、フック、ループ、ストラップ、又は磁気吸引可能ロックを含むことができる。
【0064】
[0095] 支持部材は、キャップ、帽子、画面、ピン、ベルト、ベルトバックル、アームバンド、リストバンド、ネックレス、チョーカーネックレス、ヘッドバンド、バイザー、バイザー保護フラップ、スクリーンカメラ、又はバンドであることができる。支持部材は、キャップ、帽子、画面、ピン、ベルト、ベルトバックル、アームバンド、リストバンド、ネックレス、チョーカーネックレス、ヘッドバンド、バイザー、バイザー保護フラップ、スクリーンカメラ、又はバンドに搭載可能(例えば、脱着可能に搭載可能)な表面又は支持物体であることができる。
【0065】
[0096] 支持部材は、ユーザの頭部又は胴体に搭載可能であることができる。ある場合には、支持部材はユーザの手首、頭部、及び/又はアームに搭載可能ではない。支持部材は、ユーザの片手で体に搭載可能かつ取り外し可能であることができる。例では、ユーザは、ユーザの左手又は右手だけで支持部材を搭載又は取り外すことができ、それにより、支持部材をユーザによるわずか又は最小の努力で容易に搭載又は取り外すことができる。
【0066】
[0097] ディスプレイは、約100ミリメートル(mm)、約50mm、約40mm、約30mm、約20mm、約10mm、約5mm、又は約1mm以下の厚さを有することができる。支持部材は、約100mm、約50mm、約40mm、約30mm、約20mm、約10mm、約5mm、又は約1mm以下の厚さを有することができる。ディスプレイが支持部材に搭載されて、表示装置を生成すると、装置の全体厚は、約100mm、約50mm、約40mm、約30mm、約20mm、約10mm、約5mm、又は約1mm以下の厚さを有することができる。であることができる。ある例では、全体厚は2mm〜15mm又は5mm〜10mmである。例として、全体厚は15mm以下、14mm以下、13mm以下、12mm以下、11mm以下、又は10mm以下である。
【0067】
[0098] ディスプレイは、実質的に小さな曲率を有するカバーガラスを有することができる。ディスプレイは、サファイアガラスで形成することができる。ディスプレイは、例えば、円形、楕円形、三角形、正方形、又は矩形であることができる。ディスプレイは、バックライト及び/又はマスキングされたフロントガラスを含むことができる。ディスプレイは可撓性を有することができる。
【0068】
[0099] ディスプレイは、容量性又は抵抗性タッチスクリーン等のタッチスクリーンであることができる。これにより、ユーザは、メディアを選択し、メディアをスクロールし、又は装置の他の特徴若しくは機能にアクセスすることができる。
【0069】
[0100] 装置は、ユーザが装置の様々な特徴又は機能にアクセスできるようにする1つ又は複数のボタンを含むことができる。1つ又は複数のボタンは、ディスプレイ又は支持部材の側部にあることができる。1つ又は複数のボタンは、コントローラに結合することができる。
【0070】
[0101] 支持部材は、衣服(例えば、シャツ若しくは帽子)又は他の物体(例えば、バッグ)に突き通すピンを含むことができ、ピンは、支持部材を衣服又は他の物体に対して固定できるようにすることができる。ピンは、ピン及び支持部材を所定位置に固定するロックを有することができる。ピンは、支持部材を回転できるようにすることができる。代替として、支持部材は磁気吸引可能ロックを含むことができる。例えば、支持部材は、永久磁石の一方の極性を有する金属板と、磁石の他極の極性を有するロックとを含むことができる)。金属板及びロックが互いの近傍に運ばれると、磁場力がそれらを一緒にし、例えば、衣服等に対して支持部材を所定位置に保持することができる。代替として、支持部材は、車両等の無生物に搭載可能であることができる。これにより、表示装置は車両上に中間を表示又は投射することができる。例えば、表示装置は、デジタルバンパーステッカー等のバンパーステッカーであることができる。
【0071】
[0102] ディスプレイはモジュール式であることができる。これにより、ディスプレイは他のディスプレイ等の他の構成要素と結合することができる。ある場合には、システムは1つ又は複数の追加のディスプレイを含むことができる。1つ又は複数の追加のディスプレイは、ディスプレイと通信することができる。例えば、追加の各ディスプレイは、支持部材又は別個の支持部材に搭載可能であることができる。別個の支持部材が利用される場合、別個の支持部材は支持部材に搭載可能であり得、又はこの逆が可能であり得る。例えば、支持部材は、支持部材を互いと結合して、より大きな表示装置を形成できるようにする搭載部材(例えば、クリップ又はインターロック)を側部に含むことができる。結合されると、個々の表示装置は、別個のメディアを提供するか、又は互いと通信して、同じメディア又は同じメディアの部分を提供することができる。例えば、単一の画像の部分は、個々の装置を通して表示することができる。
【0072】
[0103] モジュール式ディスプレイは、様々な支持部材に結合することができる。
図15A〜
図15Cは、複数の用途を有し、調整可能であることができる様々なモジュール式バンドを示す。
図16A及び
図16Bは、取り外し可能なスクリーンバンド及び別個の取り外し可能な部品を有するモジュール式帽子を示す。
【0073】
[0104] ディスプレイ及び/又は支持部材は可撓性を有することができる。これにより、ユーザはディスプレイ及び/又は支持部材を所望に応じて曲げるか、又は捻ることができる。ユーザは、ディスプレイ及び/又は支持部材を任意の所望又は所定の形状又は構成に整形することができる。
【0074】
[0105] ある例では、支持部材は熱可塑性材料等のポリマー材料で形成される。ディスプレイは、有機LED(OLED)等の発光ダイオード(LED)で形成することができる。コントローラは、可撓性を有することができるプリント回路基板(PCB)を含むことができる。代替として、ディスプレイは、衣服又は他の物体(例えば、表示画面)等のディスプレイ表面にメディアを投射することができるプロジェクタである。例えば、ディスプレイは、
図3に示すように、キャップ上のプロジェクタビルボードを含むことができる。
【0075】
[0106] システムは、ディスプレイ及び/又はコントローラに動作可能に結合される、電池等のエネルギー貯蔵装置を含むことができる。電池は、リチウムイオン電池等の固体状態電池であることができる。電池は、例えば、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポートを通して、システムの充電ポート等を通して充電可能であることができる。代替又は追加として、電池は誘電充電可能であることができる。
【0076】
[0107] ディスプレイは、支持部材から脱着可能であることができる。代替として、ディスプレイは、支持部材から脱着可能ではない。
【0077】
[0108] システムは、ディスプレイをコントローラと通信させる通信バスを含むことができる。通信バスは、PCB等の回路基板であることができる。通信バスは支持部材に搭載することができる。ある例では、通信バスは、ディスプレイをコントローラと無線通信させる通信インタフェース(例えば、Bluetooth又はWiFi)を含む。
【0078】
[0109] コントローラは支持部材に搭載することができる。ある例では、コントローラは担体であるか、又は支持部材に統合することができる。代替として、コントローラは支持部材と別個であることができる。
【0079】
[0110] システムは1つ又は複数のセンサを含むことができる。1つ又は複数のセンサの中のセンサは、光学センサ、感圧センサ、又は近接センサであることができる。センサはコントローラと通信することができる。
【0080】
[0111] システムは、コントローラと通信するカメラを含むことができる。カメラは電荷結合カメラ(CCD)であることができる。カメラは、ユーザ又は他の個人等の他の物体の画像又はビデオを捕捉できるようにすることができる。これにより、システムはメディアへの応答を測定することができる。
【0081】
[0112] コントローラは、ディスプレイを通してユーザにより選択された向きで表示又は投射されるようにメディアを向けるようにプログラムすることができる。これにより、ユーザは、メディアが意図されるように表示又は投射されることを気にせずに、ユーザの体に支持部材を搭載することができる。代替又は追加として、コントローラは、ディスプレイを通して、重力加速ベクトルに平衡する方向に沿って表示又は投射されるようにメディアを向けるようにプログラムすることができる。
【0082】
[0113] システムはジャイロスコープを含むことができる。ジャイロスコープは、コントローラがディスプレイの向きを特定できるようにする。
【0083】
[0114] システムは、適切な加速度を測定する加速度部材を含むことができる。加速度部材は加速度計であることができる。加速度部材は、コントローラに動作可能に結合する(例えば、通信する)ことができる。
【0084】
[0115] システムは、ユーザがメディアを作成できるようにする。例えば、ユーザは、写真を選択し、写真を修正して、表示用のメディアを生成することができる。メディアは、ポータブルコンピュータ又はスマートフォン等のユーザのモバイル電子装置で作成することができる。
【0085】
[0116] 本開示の表示装置(例えば、ウェアラブル装置)は、様々な特徴を含むことができる。表示装置は、タッチスクリーン(例えば、容量性タッチスクリーン)、GPS、及び加速度計を有するディスプレイを有することができる。加速度計は、例えば、移動検出及び電力管理並びにディスプレイ上の画像(又は表現)が常に適切な向きを有する(例えば、北/南又は上/下)を有することを確実にするために使用し得る。ディスプレイは、カスタマイズ可能な自己表現用であり、接続選択肢を可能にするプラットフォームに接続することができる。表示装置は、ユーザ又は他の物体に容易に搭載可能であり得、ユーザ又は他の物体から容易に脱着可能であり得る。表示装置は磁石を用いて搭載可能であり得、それにより、ユーザは、磁石をとる必要なく、表示装置を搭載及び脱着可能であり得る。表示装置は、電池等のエネルギー貯蔵ユニットを有することができる。表示装置は、少なくとも部分的に又は完全に太陽エネルギーから給電し得る。そのような場合、表示装置は太陽電池を含み得る。表示装置は電子ペーパーディスプレイ(「Eインク」)を有し得、これは電気泳動インクを有し得る。そのようなディスプレイは、消費電力の低減又は低消費電力で使用可能であり得る双安定ディスプレイであり得る。
【0086】
[0117] これより、同様の番号が全体を通して同様の部分を指す図を参照する。図及び図中の特徴が必ずしも一定の縮尺で描かれていないことが理解される。
【0087】
[0118]
図1は、表示画面101を有する表示装置100を示す。表示装置100は、上述したようなものであることができる。表示画面101は、様々な形状及びサイズを有することができる。例えば、表示画面101は曲線をなすことができる(例えば、円形又は楕円形)。表示装置100及び表示画面101は、様々なフォームファクタを有することができる。例えば、表示装置100は、ピン又はボタンの形態であることができる。
【0088】
[0119]
図2は、表示画面201を有する表示装置200を示す。表示装置200は、上述したようなものであることができる。表示画面201は、様々な形状及びサイズを有することができる。例えば、表示画面201は曲線をなすことができる(例えば、円形又は楕円形)。表示装置200はセンサ202をさらに含む。センサ202は、光又は音等の様々な信号をユーザ又はユーザの環境から捕捉することができる。センサ202はカメラであることができ、カメラは、画像又はビデオをユーザ又は他の個人等の他の物体から捕捉することができる。表示装置200及び表示画面201は、様々なフォームファクタを有することができる。例えば、表示装置200は、ピン又はボタンの形態であることができる。
【0089】
[0120] 本開示は、自己表現を有する能力を提供することができるウェアラブル装置を提供し、自己表現は変更可能であり、言葉、画像、及びそれらの組合せの形態である。
【0090】
[0121] 実施形態では、ウェアラブル装置は、個人のクリエイティブな自己表現を有する能力を提供し、自己表現は変更可能であり、言葉、画像、及びそれらの組合せの形態である。
【0091】
[0122] 別の実施形態では、ウェアラブル装置は、言葉、画像、及びそれらの組合せの形態のダイナミックな個人のクリエイティブ自己表現を有する能力を提供し、繋がりを可能にする。
【0092】
[0123] 別の実施形態では、本開示は、言葉、画像、及びそれらの組合せの形態のダイナミックな個人のクリエイティブ自己表現を有する能力を提供し、様々な異なる形態での表明を可能にするウェアラブル装置を提供する。
【0093】
[0124] 一実施形態では、本開示は、技術とファッションとを結合して、クリエイティブな自己表現、繋がり、及び表明の機会をユーザに提供するウェアラブルでカスタマイズ可能なデジタル表示装置を提供する。本開示のウェアラブル装置は、表現を作るメッセージ及び/又は図の有形配信システムを提供することができる。
【0094】
[0125] ウェアラブル装置は、画像、複雑な言葉及びメッセージ、テキスト、アップロード、表示、目的を無線で表示することができる。ウェアラブル装置は、ユーザ又は第三者のモバイル装置を使用して、通信することができる。ウェアラブル装置は、モバイル装置と通信する。
【0095】
[0126] 一実施形態では、ウェアラブル装置は、受信する情報に基づいて色を変更し得る王冠である。センサをウェアラブル装置に含めることができる。
【0096】
[0127] 様々な実施形態では、ウェアラブル装置は、可撓性であることができるディスプレイ又は画面を含むことができる。他の実施形態では、ウェアラブル装置はウェアラブル装置ユーザにより利用され、意図的に、個人からグローバルへの表現を通してポジティブな社会的及び環境的変化を及ぼす能力を有することができる。一実施形態では、ウェアラブル末端部は、自己表現及び大儀のために装着されるカスタマイズ可能な物である。表現、繋がり、及びポジティブな変化を表明するために使用することができる。
【0097】
[0128] 本開示の表示装置は、ウェアラブル装置を介して、及び車両、カスタマイズ可能な小型ビルボードにおいて、個人にとって何が重要であるかを表明し表現する機会を個人に提供することができる。本開示の表示装置は、傾聴され、頼りにされる機会を個人に提供することができ、個人が装着するか、又は車両で使用することができるクリエイティブでカスタマイズ可能な自己表現を通して、個人の意見及び意図を何か意味のあるものにする。
【0098】
[0129] 本開示の表示装置は、複数の個人が集合的に人生の結果を生み出すことをサポートすることができる。そのような装置により、個人は、ポジティブな経験を有し、人生の経験がどんなものであるか、どう感じるかの結果、並びに1日、1週間、1ヶ月、及び寿命全体を通して何を達成するかに作用し、影響を及ぼす異なるエネルギー及び結果をもたらす全ての種類の意図及び表現を生み出すこともできる。意図、表現、及びエネルギーによっては、強力で容易に認識可能なものもあれば、より繊細であり、直観的にしか感じられないことが多いものもある。
【0099】
[0130] 本開示のウェアラブル装置は、集合的雰囲気及びユーザの様々な表現を反映する本装置の全ユーザの集計ダッシュボードで、繋がり、頼りにされることをサポートする機会を提供することができる。一実施形態では、装置のユーザは、装置で何を表現しているかに基づいて、歩く広告塔又はトラベリングビルボードを含むが、これらに限定されない潜在的な収入源と繋がる。組織は、コミューン表現の目的でウェアラブル装置のユーザと繋がることができ得る。
【0100】
[0131] 本開示は、技術とファッションとを結合して、クリエイティブな自己表現、繋がり、及び表明の機会をユーザに提供することができる、デジタルLED、ナノテクノロジー、及び他に関連する表示技術に基づくボタンを提供する。ユーザは、意図的に、個人からブローバルへの表現を通してポジティブな社会的及び環境的変化を及ぼす能力を有する。一実施形態では、デジタルLED、ナノテクノロジー、及び他に関連する表示技術に基づくリストバンドは、自己表現及び大儀を目的として装着されるカスタマイズ可能なデジタルキャップである。これは、表現、繋がり、及びポジティブな変化の表明に使用することができる。
【0101】
[0132] 本開示は、(i)メッセンジャーである彼/彼女自身のメッセージ及び心理学的でスピリチュアルな意図の有形配信システム、(ii)アイデンティティ、自尊心、独自性、クールな要素等の感覚、(iii)自己、帰属、繋がり、意味、目的、充足感、傾聴され尊敬されている感覚、及び(iv)自分の生活及び自身が生きているより大きなコミュニティに貢献する結果に影響を及ぼす能力を提供することができる、デジタルLED、ナノテクノロジー、及び他に関連する表示技術に基づくボタンを提供する。
【0102】
[0133] デジタルLED、ナノテクノロジー、及び他に関連する表示技術に基づくリストバンドは、画像及びテキスト、アップロード、表示、目的を無線で表示する。デジタルLED、ナノテクノロジー、及び他に関連する表示技術に基づくリストバンドは、ユーザ又は第三者のモバイル装置を使用して通信することができる。デジタルLED、ナノテクノロジー、及び他に関連する表示技術に基づくリストバンドは、モバイル装置と通信する。
【0103】
[0134] デジタルLED、ナノテクノロジー、及び他に関連する表示技術に基づくリストバンドにセンサを含むことができる。一実施形態では、ユーザが関連するか、気にする理由を反映するように表示されるカラーコードが、リストバンドと共に利用される。
【0104】
[0135] リストバンドには、モバイル装置、デスクトップコンピュータ、BEAM装置を含むが、これに限定されない他の装置を用いてアップロードすることができる。
【0105】
[0136] 非限定的な例として、リストバンドは、様々な異なるメッセージ、乳ガンリボン、レインボーGLTG等の理念に基づく意図を表示することができる。
【0106】
[0137] 本開示は、技術及びファッションを結合して、クリエイティブな自己表現、繋がり、及び表明の機会をユーザに提供する、デジタルLED、ナノテクノロジー、及び他に関連する表示技術に基づくリストバンドを提供する。ユーザは、意図的に、個人からグローバルへの表現を通してポジティブな社会的及び環境的変化を及ぼす能力を有する。一実施形態では、意図的に、個人からグローバルへの表現を通してポジティブな社会的及び環境的変化を及ぼす能力を有する。デジタルLED、ナノテクノロジー、及び他に関連する表示技術に基づくリストバンドは、自己表現及び大儀を目的として装着されるカスタマイズ可能なデジタルキャップである。これは、表現、繋がり、及びポジティブな変化の表明に使用することができる。
【0107】
[0138] 本開示は、(i)メッセンジャーである彼/彼女自身のメッセージ及び心理学的でスピリチュアルな意図の有形配信システム、(ii)アイデンティティ、自尊心、独自性、クールな要素等の感覚、(iii)自己、帰属、繋がり、意味、目的、充足感、傾聴され尊敬されている感覚、及び(iv)自分の生活及び自身が生きているより大きなコミュニティに貢献する結果に影響を及ぼす能力を提供する、デジタルLED、ナノテクノロジー、及び他に関連する表示技術に基づくリストバンドを提供する。
【0108】
[0139] デジタルLED、ナノテクノロジー、及び他に関連する表示技術に基づくリストバンドは、画像及びテキスト、アップロード、表示、目的を無線で表示する。デジタルLED、ナノテクノロジー、及び他に関連する表示技術に基づくリストバンドは、ユーザ又は第三者のモバイル装置を使用して通信することができる。デジタルLED、ナノテクノロジー、及び他に関連する表示技術に基づくリストバンドは、モバイル装置と通信する。
【0109】
[0140] デジタルLED、ナノテクノロジー、及び他に関連する表示技術に基づくリストバンドにセンサを含むことができる。
【0110】
[0141] 一実施形態では、ユーザが関連するか、気にする理由を反映するように表示されるカラーコードが、リストバンドと共に利用される。
【0111】
[0142] リストバンドには、モバイル装置、デスクトップコンピュータ、BEAM装置を含むが、これに限定されない他の装置を用いてアップロードすることができる。
【0112】
[0143] 非限定的な例として、リストバンドは、様々な異なるメッセージ、乳ガンリボン、レインボーGLTG等の理念に基づく意図を表示することができる。
【0113】
[0144] 別の態様では、ユーザにより選択されるメディアを表示又は投射する方法は、(i)ユーザの体に脱着可能に搭載される支持部材及び(ii)支持部材に搭載されるディスプレイを提供することを含み、ディスプレイは、1人又は複数の観測者により閲覧可能なように、ユーザにより選択されるメディアを表示又は投射するように構成され、メディアはテキスト、画像、及びビデオのうちの少なくとも1つを含む。次に、コンピュータメモリ内のユーザの表示及び/又はロケーション嗜好又はスケジュールにアクセスする。次に、ディスプレイを使用して、ユーザの表示及び/又はロケーション嗜好又はスケジュールに従ってメディアを表示又は投射することができる。
【0114】
[0145] メディアは、ユーザにより選択される向きでディスプレイを通して表示又は投射されるように向けることができる。メディアは、ディスプレイを通して、重力加速ベクトルに平行する方向に沿って表示又は投射されるように、向けることができる。
【0115】
[0146] 方法は、メディアを表示又は投射する入力をユーザから受信することを含むことができる。入力は、ディスプレイ又はユーザの電子装置で受信することができる。
【0116】
[0147] 方法は、表示及び/又はロケーション嗜好又はスケジュールをユーザから受信することを含むことができる。表示及び/又はロケーション嗜好又はスケジュールは、コンピュータメモリに記憶することができる。表示及び/又はロケーション嗜好又はスケジュールは、ユーザのモバイル電子装置から受信することができる。
【0117】
[0148] 方法は、ユーザの動きを検出することを含むことができる。メディアは、動きが検出されると、メディアを表示又は投射することができる。
【0118】
可撓性ディスプレイ
[0149] 可撓性ディスプレイは、1つ又は複数の可撓層で構成し得、カバー層の上又は下に搭載し得る。例えば、可撓性ディスプレイは、剛性支持部材上に搭載してもよく、又は剛性カバー層の下面に搭載してもよい。ディスプレイは、剛性表面又は非剛性表面に搭載し得る。
【0119】
[0150] 電子装置に、ボタン、マイクロフォン、スピーカ、圧電性アクチュエータ(電気入力をユーザから受信し、触覚フィードバックをユーザに)、又は振動、圧力センサ、及び他の構成要素等の他のアクチュエータ等のユーザインタフェース構成要素(入出力構成要素)を提供することもできる。これらの構成要素は、可撓性ディスプレイの部分下に搭載し得る。
【0120】
[0151] 電子装置の動作中、ディスプレイの可撓性により、ユーザは、ディスプレイを通して構成要素と対話することができ得る。例えば、スピーカからの音波又は電子装置内のアクチュエータからの局所振動が可撓性ディスプレイを通って伝搬し得る。可撓性ディスプレイにより、内部マイクロフォン、圧力センサ、又は力センサ(又は他の内部構成要素)が外部入力を受信することも可能であり得る。例えば、ユーザは、指又は他の外部物体を使用して可撓性ディスプレイを屈曲させ得、可撓性ディスプレイを通して気圧をモニタリングし得、又は可撓性ディスプレイを通して音波を受信し得る。
【0121】
[0152] 構成要素は、可撓性ディスプレイの物理的に変形した部分(例えば、ユーザがディスプレイを押下して、構成要素を圧縮する際に生じる変形)を通して、入力を受信し、又は出力を供給し得る。幾つかの構成では、可撓性ディスプレイの部分は、マイクロフォン、スピーカ、圧力センサ、又は他の電子構成要素の部分を形成する膜として機能し得る。
【0122】
[0153] ユーザが、可撓性ディスプレイを変形させることによりボタンスイッチ等の構成要素を圧縮可能なことにより、視覚的表示に利用することができる装置の面積を増大させることができ得る。例えば、可撓性ディスプレイのアクティブエリアは、ボタン又はスピーカ等の構成要素に重複し得る。
【0123】
[0154] 所望であれば、可撓性ディスプレイは、内部構成要素により変形して、オーディオフィードバック又は触覚フィードバックをユーザに提供し得る。例えば、電子装置内部の構造を可撓性ディステップの部分に対して押し当てて、画面上の仮想ボタンの輪郭を一時的に生成するか、又はキーボード(キーパッド)内のキーの場所を区切るように機能するリッジの格子を一時的に生成し得る。
【0124】
ディスプレイ構成要素
[0155] 別の態様では、ユーザからのメディアへの応答を分析するシステムは、ユーザの体に脱着可能に搭載可能な支持部材と、支持部材に搭載される表示部材であって、表示部材は、ユーザにより選択されるメディアを表示又は投射するように構成され、メディアはテキスト、画像、及びビデオのうちの少なくとも1つを含む、表示部材とを含むことができる。システムは、表示部材により表示又は投射されるメディアへの少なくとも1人の個人の応答を示す1つ又は複数の信号を収集するセンサを含むことができる。システムは、表示部材及びセンサと通信するコントローラを含むことができ、コントローラは、(i)メディアを表示又は投射するように表示部材を向け、(ii)センサから1つ又は複数の信号を受信し、(iii)少なくとも部分的にセンサから受信される1つ又は複数の信号に基づいて、応答を特定するようにプログラムされる。少なくとも1人の個人は、ユーザを含むことができる。
【0125】
[0156] 支持部材は、ユーザの帽子又はシャツに脱着可能に搭載可能であることができる。表示部材は表示画面であることができる。表示画面は湾曲しているか、又は可撓性を有することができる。
【0126】
[0157] システムは、コントローラと通信するカメラをさらに含むことができる。コントローラは、少なくとも部分的に応答に基づいて、ユーザと少なくとも1人の他の個人との間の関係値の品質を示すスコアを特定するようにプログラムすることができる。コントローラは、ある品質の関係値から別の品質の関係値への遷移間の1つ又は複数のウェイポイントを特定するようにプログラムすることができる。品質の関係値は、信用、信頼、関与、価値生成、断絶、無気力、無関心、及び順守からなる群から選択することができる。コントローラには、ユーザと1人又は複数の他の人又はエンティティとの間の1つ又は複数の関係の品質を特定又は定量化する関係分析エンジンをプログラムすることができる。
【0127】
[0158] 別の態様では、ユーザからのメディアへの応答を分析する方法は、(i)ユーザの体に脱着可能に搭載される支持部材、(ii)支持部材に搭載される表示部材であって、表示部材は、ユーザにより選択されるメディアを表示又は投射するように構成され、メディアはテキスト、画像、及びビデオの少なくとも1つを含む、表示部材、及び(iii)表示部材により表示又は投射されるメディアへの少なくとも1人の個人の応答を示す1つ又は複数の信号を収集するセンサを提供することを含むことができる。次に、表示部材を使用して、メディアを表示又は投射することができる。センサからの1つ又は複数の信号を受信することができ、少なくとも部分的にセンサから受信される1つ又は複数の信号に基づいて、応答を特定することができる。
【0128】
[0159] 方法は、少なくとも部分的に応答に基づいて、ユーザと少なくとも1人の個人との間の関係値の品質を示すスコアを特定することをさらに含むことができる。ある品質の関係値から別の品質の関係値への遷移間の1つ又は複数のウェイポイントを特定することができる。
【0129】
[0160] 本開示は、本開示のシステム及び方法と併用する様々なディスプレイを提供する。一実施形態では、ディスプレイは、ユーザ入力信号をディスプレイに送信する信号送信構成要素と、表示信号生成装置から送信された表示情報を制御する表示信号生成装置とを有する電子回路層を含む。信号受信構成要素は、表示信号生成装置から送信される表示情報を受信する。ディスプレイ駆動構成要素が、受信した表示情報に従って表示層を駆動する。ユーザ入力は、ユーザ入力を受信し、ユーザ入力信号を生成する。電池は、電気エネルギーを電子回路層、ユーザ入力・表示構成要素に提供する。信号受信構成要素は、第1の無線周波数で搬送される第1の表示情報を有する第1の表示信号を受信する第1の無線周波受信構成要素と、第2の無線周波数で搬送される第2の表示情報を有する第2の表示信号を受信する第2の無線周波受信構成要素とを含み得る。表示駆動構成要素は、第1の表示信号及び第2の表示信号を受信し、同時に、第1の表示情報をディスプレイの第1のロケーションに表示し、第2の表示情報をディスプレイ層の第2のロケーションに表示する表示駆動信号を生成する信号プロセッサ構成要素を含み得る。電池、ディスプレイ、ユーザ入力、及び電子回路層の少なくとも幾つかは、電気的活性材料をプリントして、抵抗、コンデンサ、インダクタ、導体、及び半導体デバイスを含む回路要素を形成することにより形成される。
【0130】
[0161] 電池は、第1の電流コレクタ層、アノード層、電解層、カソード層、及び第2の電流コレクタ層を含み得る。電解材料はマイクロカプセル化し得、これにより、電池は、インクジェットプリント、レーザプリント、磁気反応性プリント、静電反応性プリント、又はマイクロカプセル化材料の使用に適合される他のプリント方法等のプリント方法による形成に特に適するようになり得る。電池は実質的に、可撓性基板の上面全体に形成される。この構造により、本発明による無線表示装置は、適する電池電力密度を有するとともに、電池層により提供される有利な電子遮蔽品質が提供されながら、可能な限り薄く形成し得る。ユーザ入力は、各導電要素が移動磁場に応答して検出可能な電気信号を誘導する導電要素の格子を含み得る。ユーザ入力は、感圧要素股は容量検知要素をプリントすることにより形成されるタッチスクリーンを含み得る。
【0131】
[0162] ディスプレイは、表示駆動構成要素の制御下で、各発光ピクセルに電気エネルギーを選択的に印加する各発光ピクセルと接続された導電リードを含み得る。
【0132】
[0163] 信号受信構成要素は、第1の無線周波数で搬送される第1の表示情報を有する第1の表示信号を受信する第1の無線周波受信構成要素と、第2の無線周波数で搬送される第2の表示情報を有する第2の表示信号を受信する第2の無線周波受信構成要素とを含み得る。表示駆動構成要素は、第1の表示信号及び第2の表示信号を受信し、同時に、第1の表示情報をディスプレイの第1のロケーションに表示し、第2の表示情報をディスプレイ層の第2のロケーションに表示する表示駆動信号を生成する信号プロセッサ構成要素を含み得る。
【0133】
[0164] 電子回路内の構成要素の少なくとも幾つかは、電気的活性材料をプリントして、抵抗、コンデンサ、インダクタ、導体、及び半導体デバイスを含む回路要素を形成することにより形成される。
【0134】
[0165] 無線ディスプレイにより必要とされるオンボード処理容量を大幅に低減した実質的に静的な表示内容をフォーマットする内容フォーマット方法が開示される。この内容フォーマット方法は、多数の同時ユーザを可能にするのに有効である。ソースコンピュータが、実質的に静的表示内容を情報のビデオフレームに構成する。無線ディスプレイが必要とするメモリは、所望数のビデオ情報単一フレームの記憶に必要なメモリと同じだけである。
【0135】
[0166] 一実施形態では、ディスプレイは、情報を表示する発光ピクセルを含む。一実施形態では、発光ピクセルは、発光導電性ポリマーのピクセル層をプリントすることにより形成される。
【0136】
[0167] 一実施形態では、ユーザの表示される表現、繋がり、及びポジティブな変化。プロファイルの表明は、バックエンドにおける1つ又は複数のプロセッサにより受信され、1つ又は複数のプロセッサにおいて、以下のうちの1つ又は複数が実行される:(i)集計ダッシュボード反映の部分としての、表現、繋がり、表明、及び頼られていることの独自の特徴の抽出、(ii)表現、繋がり、及び表明の別個の側面の強調、並びに(iii)表現、繋がり、及び表明に関連するデータの圧縮。1つ又は複数のプロセッサは、ウェアラブル装置からの受信データをデータベース内のデータと比較することができる。
【0137】
[0168] 一実施形態では、ディスプレイ/画面は、光学構成要素の使用を通してより大きくされ、ディスプレイ/画面への投射外観を生成する。一実施形態では、ディスプレイ/画面は、装着者の頭部の前に投射することができる。画面は、透明色、黒色、白色であり得、又は非使用時は色を変更し得る。
【0138】
[0169] 一実施形態では、個人のクリエイティブな自己表現、繋がり、及び表明を提供する、ウェアラブル装置のキーコードとして、色をウェアラブル装置に使用される。ウェアラブル装置は、アドオン、GPSカメラ等を含むことができる。
【0139】
[0170] ウェアラブル装置は、ディスプレイ若しくは画面を結合したまま維持するか、若しくは包含する寸法を有しることができる。ディスプレイ又は画面は、ウェアラブル装置から脱着可能であり得る。
【0140】
[0171] 非限定的な例として、ウェアラブル装置は、リサイクル材料、異なる物からの布、プラスチック、天然材料、エコフレンドリな材料等を含むが、これらに限定されない様々な材料で作ることができる。
【0141】
[0172] 一実施形態では、ウェアラブル装置は、ディスプレイを駆動する電子回路を含め、構成要素を収容する。1つ又は複数の電池を含むが、これに限定されないエネルギー源を含むことができる。非限定的な例として、太陽、歩行又は他の動き、風等を含むが、これらに限定されない他のエネルギー源を利用することもできる。ウェアラブルは充電可能、例えば、差し込むことができる。一実施形態では、ウェアラブル装置は、メッシュ技術を介して給電される。
【0142】
[0173] ディスプレイは、前、後、横等に位置決めすることができ、取り外し可能であることができる。ディスプレイは、ガラス、プラスチック等を含むが、これらに限定されない可撓性材料及び非可撓性材料で作ることができる。
【0143】
[0174] ディスプレイは異なるサイズ形状であることができる。一実施形態では、ディスプレイは光の影響を受けやすく、光に相対して色を変更す。一実施形態では、ディスプレイは、そのような反射からの保護を促進するフレームを含む。一実施形態では、フレームは色を変更するようにアップロード可能である。ディスプレイは、平坦であってもよく、ある程度突出してもよく、より閲覧可能にするようにバイザー等であることができる。
【0144】
[0175] ウェアラブル装置は、異なるサイズに調整することができる。ウェアラブル装置は、モジュールであることができ、異なる様式で装着される異なる製品に変形させることもできる。
【0145】
[0176] 一実施形態では、ウェアラブル装置及び/又はディスプレイ/画面は、色を変更することができる。これは、LED等の使用を通して達成することができる。ウェアラブル装置の全て又は部分は、色を変更することができる。一実施形態では、ウェアラブル装置は、装着者のエネルギー、脳機能、心拍、ストレスレベル、及びビジーシンキング等の様々な側面を捕捉する1つ又は複数のセンサを含む。
【0146】
[0177] 一実施形態では、ウェアラブル装置それは、画面レベル及びウェアラブル装置全体又は音及びユーザに影響することができる他の手段に基づくことができる画面に隣接する実施形態の両方で、色を変更することができる。これは、サウンド応答スカルプチャーと同一又は同様であり得る。
【0147】
[0178] ウェアラブル装置は、画面内又は画面背後のカメラ、GPS機能等を含むが、これらに限定されない追加の電子構成要素を含むことができ、モバイル装置が行うことができるあらゆることを行うことができる。一実施形態では、ウェアラブル装置は、モバイル装置の全ての機能を必要とするわけではない。
【0148】
[0179] ウェアラブル装置は、バックエンドを有するテレメトリサイトと通信することができる。テレメトリサイトは、ユーザ活動、各ユーザ及び/又は各センサ及びロケーションの性能情報及び参照情報を含め、識別参照データベースを含むことができる。システムにより捕捉されるユーザ活動、性能尺度、データ等は、標準関係データベースSQLサーバ及び/又は他のフォーマットに記録し、リアルタイムでエクスポートすることができる。全ての通信は無線で行われる。
【0149】
[0180] テレメトリシステムは、(i)基本情報を含むことができるプロファイルをセットアップし、個人のクリエイティブな自己表現、繋がり、表明意図を提供するウェアラブル装置を使用し、(ii)画像、写真、テキスト、及びそれらの組合せ等のユーザがアップロードしたいものを作成しアップロードし、(ii)第三者の自己表現、繋がり、及び表明を見る手段をユーザに提供する。
【0150】
[0181] なお、何かが政治的批判又は関心を有する場合、ソーシャルネットワークプロファイルを変更することが多い。本開示のウェアラブル装置は、そのような目的で、サプリメントとして使用し得る。本開示のウェアラブル装置を使用して、政治的又は社会的等のコミューン表現に参加し得る。
【0151】
[0182] 本開示は、人々がシェアしているものの集計ダッシュボードを提供し、この自然な挙動をとり、仮想世界及び物理的世界で実施し、ソーシャルメディア情報、写真、メッセージ、及び画像をアップロードし、組織と通信するメカニズムを提供し、これの全てを様々な組織に結び付け、様々な組織は次に、行動をとることができる。
【0152】
[0183] 個人は、同様の価値及び目標を共有するコミュニティ組織に参加し、シェアされる表現のエコシステムに参加し、この全てを見て、ユーザの表現から導出される雰囲気を特定する集計ダッシュボードの部分であり得る。これは、ソーシャルネットワークに反映し得る。
【0153】
[0184] 本開示のウェアラブル装置を使用して、ログインし、企業と個人情報をシェアし、企業が、露出なしに基づく時間期間中、装着されたメッセージに対して料金を支払うにより、ユーザに収益源を生み出すことができる。歩く広告塔及び装着者に基づく収益フローは、広告主に影響がある。これは、有給及び無給のコミューン表現及び収益のための広告の機会を提供し得る。
【0154】
[0185] 本開示は、本明細書に提供される表示装置を使用してメディアを表示又は投射できるようにするソフトウェアを提供する。
図4は、関係分析エンジン100のブロック図を示す。関係分析エンジン100は、コントローラ105を含むことができる。コントローラ105は、幾つかの異なる構成要素に結合されるか、又は別の方法で関連付けられ、これらの構成要素は、異なる人物又はエンティティ間の1つ又は複数の関係の品質を特定し定量化するのに寄与することができる。コントローラ105は、プロセッサ、回路、ソフトウェア、ファームウェア、及び/又はそれらの任意の組合せを含むことができる。実際に、関係分析エンジン100の任意の構成要素は、プロセッサ、回路、ソフトウェア、ファームウェア、及び/又はそれらの任意の組合せを含むことができる。関係分析エンジン100の構成要素のうちの1つ又は複数が、コントローラ105の一部であるか、又はコントローラ105により別の方法で実施することができることが理解される。
【0155】
[0186] データマイナー125が、コントローラ105に結合されるか、又は別の方法で関連付けられ、システムネットワーク等のネットワーク(例えば、197)上の関係情報をマイニングすることができる。データマイナー125は、ノード115等の複数の送信者ノードを特定するか、又は別の方法で定義することができる。各送信者ノードは、詳細にさらに後述するように、メッセージの送信者を表す。加えて、データマインダー125は、ノード115等の複数の受信者ノードを特定するか、又は別の方法で定義することができる。各受信者ノードは、詳細にさらに後述するように、メッセージの受信者を表す。
【0156】
[0187] データマイナー125は、1つ又は複数のコンテキスト110を自動的に決定することができ、コンテキスト110において、各メッセージは送信者ノードと受信者ノードとの間で伝送される。コンテキストは、例えば、仕事関連コンテキスト、個人的友人コンテキスト、知人コンテキスト、ビジネス取引コンテキスト等を含むことができる。データマイナー125は、各メッセージが送信者ノードと受信者ノードとの間で伝送されるときについてのタイミングシーケンスを自動的に決定することもできる。
【0157】
[0188] 行動可能分析セクション150は、コントローラ105に結合されるか、又は別の方法で関連付けられ、送信者ノードと受信者ノードとの間で伝送されるメッセージを分析することができる。メッセージは、メッセージキュー195等の1つ又は複数のメッセージキューから直接受信し、分析し、メッセージキューに返すことができる。代替的には、メッセージは、データマイナー125によりネットワーク197を介して受信することができる。行動可能分析セクション150は、分析された伝送メッセージ、マイニングされた関係情報、1つ又は複数のコンテキスト110、及び/又はタイミングシーケンスに基づいて、少なくとも1つの関係に関連付けられた過去分析155、リアルタイム分析160、及び予測分析165を生成することができる。行動可能分析セクション150は、関係の関係インジケータを生成することもでき、これは、詳細にさらに後述されるように、関係値の過去、現在、又は予測の品質の表す異なるアイコン、パターン、及び/又は色を含むことができる。
【0158】
[0189] 関係分析器が、関係のある品質から別の品質への遷移間の1つ又は複数のウェイポイントを特定することができる。そのようなウェイポイントは、スコアビルダ170を使用してスコア付けることができる。加えて、関係値それ自体の品質に、スコアビルダ170を使用してスコアを割り当てることができる。スコアは、詳細にさらに後述するように、関係値の過去、現在、及び予測の品質を特定するに当たり使用することができる。関係分析器は、コントローラ105に結合するか、又は別の方法で関連付けることができ、関係が生産的であるか、それとも非生産的であるかを判断することができる。関係が生産的であるか、それとも非生産的であるかの判断は、メッセージが送信又は受信されるコンテキストに基づいて行うことができる。関係分析器は、関係の弱み及び/又は強みを特定することもできる。
【0159】
[0190] 分析エンジン100は、ユーザインタフェース140を含むことができる。ユーザインタフェース140は、送信者ノード及び受信者ノード(例えば、115)を手動で定義するユーザから入力を受信することができる。換言すれば、送信者ノード及び受信者ノードの構造体を構築することができ、これは、メッセージを実際に送受信する人物又はエンティティを表す。さらに、ユーザインタフェース140は、各メッセージが送信者ノードと受信者ノードとの間で伝送される1つ又は複数コンテキスト110を手動で定義するユーザから入力を受信することができる。
【0160】
[0191] 分析エンジン100は修正インプリメンタ135をさらに含むことができ、これは、コントローラ105に結合するか、又は別の方法で関連付けることができる。修正インプリメンタ135は、マイニングされた関係情報での1つ又は複数の不正確性を検出し、そのような不正確性を自動的に修正することができる。例えば、関係の弱みが強みとして評価されるべきであるか、又は逆の場合、修正インプリメンタ135は、そのような不正確性を修正し、それにより、関係の理解を改善することができる。
【0161】
[0192] ある場合には、対話がないことを使用して、特定の結論を導き出すことができる。対話なし分析器は、コントローラ105に結合するか、又は別の方法で関連付けることができ、そのような対話がないことを検出することができる。例えば、送信者ノードがメッセージを受信者ノードに送信し、受信者ノードがメッセージを返信することができない場合、対話なし分析器により結論を導き出すことができる。結論は、受信者が単に応答することができないことであることができる。代替的には、結論は、送信者ノードと受信者ノードとの関係に不具合があることであることができる。
【0162】
[0193] 行動可能分析セクション150は、修正インプリメンタ135の不正確性の修正、対話なし分析器の対話がないことの検出、及び関係分析器の特定を使用して、過去分析155、リアルタイム分析160、及び予測分析165を生成することができる。
【0163】
[0194] 入力アプリケーションプログラミングインタフェース(API)180は、1つ又は複数の第三者アプリケーション又はソフトウェアから入力インタフェースを関係分析エンジン100に提供する。例えば、入力API180は、ビデオ、音声、及び/又はテキスト情報を含む複数のモードのデータフィードへのインタフェースを可能にし得る。加えて、出力API185は、関係分析エンジン100から1つ又は複数の第三者アプリケーション又はソフトウェアに出力インタフェースを提供する。例えば、出力API185は、第三者アプリケーション又はソフトウェアが、分析エンジン100を利用し、分析エンジン100から受信した情報をそれ自体のユーザインタフェースに表示できるようにし得る。分析エンジン100は、ユーザインタフェース140、入力API180、及び/又は出力API185を通して、ノード間の関係の品質についてのリアルタイムフィードバックを提供することができる。
【0164】
[0195] 関係分析エンジン100はデータベース190を含むこともでき、データベース190は、コントローラ105に結合するか、又は別の方法で関連付けることができる。データベース190は、例えば、データマイナー125によりマイニングされた関係情報、過去分析155、リアルタイム分析160、予測分析165、スコアビルダ170により生成されるスコア、スコアに特定の証拠を表示するサジェスション及びトレーサ等を含む、関係分析エンジン100の任意の構成要素に関連する任意の情報を記憶することができる。
【0165】
[0196] 関係分析エンジン100は、様々な形態で実施することができる。例えば、関係分析エンジン100は、データセンタに関連付けられた専用ラックマウントハードウェアシステムを使用して動作することができる。ある実施形態では、関係分析エンジン100は、計算装置又はコンピュータと関連して動作する。ある実施形態では、関係分析エンジン100は、ウェブページにインストールされるか、又は別の方法で関連付けることができるウィジェットである。ある実施形態では、関係分析エンジン100は、スマートフォンアプリケーションとして実施される。ある実施形態では、関係分析エンジン100は、ソーシャルネットワークに関連付けられたアプリケーションである。ある実施形態では、関係分析エンジン100は、顧客関係管理(CRM)ソフトウェア、ベンダーリソース管理(VRM)ソフトウェア、及び/又は環境リソース管理(ERM)ソフトウェア等の関係管理ソフトウェアのアドオンである。
【0166】
[0197] 例では、
図5は、異なるコンテキスト(例えば、C1、C2、C3、C4、C5、及びC6)に関連付けて、送信者ノード(例えば、S1、S2、S3、S4、S5、・・・、Sn、Sn+1)と受信者ノード(例えば、R1、R2、R3、R4、R5、・・・、Rn、Rn+1)との間で伝送されるメッセージ210の流れ図を示す。
【0167】
[0198] メッセージ210は、タイミングシーケンス205に従って送信者ノードと受信者ノードとの間で伝送される。各メッセージ210には、コンテキストを関連付けることができ、コンテキストはメッセージ毎に異なることができる。例えば、
図5に示されるように、S1間で送信され、R1及びR2により受信されるメッセージには、コンテキストC1が関連付けることができる。別の例として、Snと受信者R5、Rn、及びRn+1との愛で送信されるメッセージには、コンテキストC4、C5、及びC6をそれぞれ関連付けることができる。所与の送信者ノードから送信されるメッセージが、同じコンテキストを有してもよく、又は異なるコンテキストを有してもよいことが理解される。
【0168】
[0199] 送信者ノードは、メッセージの送信者を表し、人物、エンティティ、コンピュータ等であることができる。受信者ノードは、メッセージの受信者を表し、人物、エンティティ、コンピュータ等であることができる。各ノードは、単一の人又はエンティティを表してもよく、又は代替的に、人々又はエンティティのグループを表してもよい。例えば、ノードは、世界中の視聴者への加入リストを表すことができる。メッセージ210は、電子メール、ブログ、ショートメッセージサービス(SMS)テキストメッセージ、ポスト等を含むことができ、スレッドとして編成することができる。
【0169】
[0200]
図4の行動可能分析セクション150は、1つ又は複数のコンテキスト及びタイミングシーケンスに基づいて、1つ又は複数の関係に関する過去分析155、リアルタイム分析160、及び予測分析165を生成することができる。
【0170】
[0201]
図6Aは、本発明の実施形態例による、1つ又は複数の関係を特定するパラメータの選択を示す。送信者ノード310等の1つ又は複数の送信者ノードを選択することができる。受信者ノード315等の1つ又は複数の受信者ノードを選択することができる。関心のある時間間隔320を時間シーケンス305上で選択することができる。コンテキスト325等の1つ又は複数のコンテキストを選択することができる。これらが例示的な選択であり、パラメータの任意の組合せを選択できることが理解される。選択は、例えば、ユーザインタフェース140、入力API180、及び/又は出力API185を通して行うことができる。ある実施形態では、選択はアルゴリズムにより、及び/又は自動的に行われる。
【0171】
[0202]
図6Bは、
図6Aの選択に関連する結果及び観測の分析及び表示を示す。パラメータ選択後、結果330及び/又は観測335を生成し、及び/又は表示することができる。結果330及び/又は観測335は、パラメータの選択、マイニングされた関係情報、及び詳細に記載される他の特定に基づく。関係分析エンジン100又はその構成要素が結果330及び/又は観測335を生成することができることが理解される。
【0172】
[0203] 結果は、生産性340、関与345、信頼350、信用355、順守360、無関心365、無気力370、及び/又は断絶375等の関係値の1つ又は複数の品質を含むことができる。観測335は1つ又は複数の観測を含むことができる。例えば、観測1は「結果のコミュニケーション欠落」であることができる。観測2は「アクションアイテムの強調」であることができる。観測3は「目的の部分的承認」であることができる。観測4は、「切断されたアクションアイテム」であることができる。これらが例示的な観測であり、他の同様又は異なる種類の観測を行うことが可能なことが理解される。
【0173】
[0204] 加えて、詳細及び例(例えば、380)が、観測335の更なる詳細及び/又は例を提供することができる。詳細及び例はボタン380を含むことができ、ボタンは、観測335及び/又は結果330の更なる詳細及び/又は例を表示することができるように選択することができる。
【0174】
[0205]
図7Aは、本発明の別の実施形態例による1つ又は複数の関係を特定するパラメータの選択を示す。信用400等の関係値の1つ又は複数の品質を選択することができる。関心のある時間間隔420を時間シーケンス405上で選択することができる。コンテキスト425等の1つ又は複数のコンテキストを選択することができる。これらが例示的な選択であり、パラメータの任意の組合せが選択可能なことが理解される。選択は、例えば、ユーザインタフェース140、入力API180、及び/又は出力API185を通して行うことができる。ある実施形態では、選択はアルゴリズムにより、及び/又は自動的に行われる。
【0175】
[0206]
図7Bは、
図7Aの選択に関連付けられた1つ又は複数の関係の分析及び表示を示す。パラメータ選択後、センサノード410等の1つ又は複数の送信者ノードを強調表示又は他の方法で表示することができ、センサノードは前の選択に対応する。さらに、受信者ノード415等の1つ又は複数の受信者ノードは、強調表示又は他の方法で表示することができ、受信者ノードは前の選択に対応する。強調表示されたセンサノード410及び強調表示された受信者ノード415が例示であり、他の同様又は異なる種類の選択及び強調表示を行うことができることが理解される。
【0176】
[0207] 送信者ノード及び受信者ノードのいずれを強調表示又は他の方法で表示すべきかの判断は、パラメータの選択、マイニングされた関係情報、及び詳細に上述された他の判断に基づいて行われる。関係分析エンジン100又はその構成要素が、送信者ノード410及び/又は受信者ノード415の強調表示又は他の方法での表示を生成することができることが理解される。さらに、送信者ノード410及び/又は受信者ノード415は、上述した選択に準拠する関係の品質の特定に従って強調表示又は他の方法で表示することができる。
【0177】
[0208]
図8は、ある実施形態例による、関係値のある品質から関係値の別の品質への遷移間のウェイポイントの図を示す。関係値の品質は、例えば、信用510、信頼505、関与520、及び/又は価値生成515を含むことができる。関係値のこれらの品質は、
図6Bを参照して上述した信用355、信頼350、関与345、及び生産性340のそれぞれの結果と同様又は同じである値を表す。
【0178】
[0209] 関係は、ある品質値から別の品質値に遷移することができる。例えば、関係は、信用510から信頼505に、信頼505から価値生成515に、関与520から信用510へ、信頼505から関与520へ等に遷移することができる。そのような遷移の過程において、関係は様々なウェイポイントを通過することができる。換言すれば、
図4の関係分析器は、関係値のある品質から関係値の別の品質への遷移間に1つ又は複数のウェイポイントを特定することができる。
【0179】
[0210] ウェイポイントは、異なるパスに沿って配置することができる。例えば、パス525に価値生成515を関連付けることができ、パス525に沿って、関係は、承認、安全、及び感謝のウェイポイントを通過することができる。パス525はパス530に続き、パス530にも価値生成515を関連付けることができる。パス530に沿って、関係は、検証、目的、及び識別のウェイポイントを通過することができる。
【0180】
[0211] 別の例として、パス535に関与520を関連付けることができ、パス535に沿って、関係は、愛着、満足、及び帰属のウェイポイントを通過することができる。パス535はパス540に続くことができ、パス540にも関与520を関連付けることができる。パス540に沿って、関係は、意欲、方向、及び繋がりのウェイポイントを通過することができる。
【0181】
[0212] さらに別の例として、パス545に信頼505を関連付けることができ、パス545に沿って、関係は意欲、方向、及び繋がりのウェイポイントを通過することができる。パス545はパス550に続くことができ、パス550にも信頼505を関連付けることができる。パス550に沿って、関係は愛着、満足、及び帰属のウェイポイントを通過することができる。
【0182】
[0213] さらに別の例として、パス555に信用510を関連付けることができ、パス555に沿って、関係は、検証、目的、及び識別のウェイポイントを通過することができる。パス555はパス560に続くことができ、パス560も信用510を関連付けることができる。パス560に沿って、関係は、承認、安全、及び感謝のウェイポイントを通過することができる。
【0183】
[0214] 本明細書に開示されるパス及びウェイポイントが例示であり、他の同様のパス及びウェイポイントに、信用510、信頼505、関与520、及び/又は価値生成515の関係値の品質を関連付けることができることが理解される。
【0184】
[0215]
図4のスコアビルダ170は、ウェイポイントの1つ又は複数にスコア(例えば、570)を割り当てることができる。ウェイポイント間のスコアは、互いと比較して異なることができる。例えば、パス525に沿った感謝のウェイポイントのスコアは、パス550に沿った愛着のウェイポイントのスコアよりも高いスコアであることができる。関係がウェイポイントの1つを通過する際、スコアビルダ170は、所与のウェイポイントに関連付けられたスコアを関係に割り当てるか、又は別の方法で追加することができる。スコアビルダ170により所与の関係に割り当てられた全体スコアは、
図4の関係分析器及び/又は関係分析エンジン100の他の構成要素により行われる判断に使用することができる。
【0185】
[0216] さらに、スコアビルダ170は、関係により得られる関係値の各品質で、関係にスコア(例えば、570)を割り当てるか、又は別の方法で追加することができる。例えば、異なるスコアに、信用510、信頼505、関与520、及び価値生成515の関係値の各品質を関連付けることができ、関連付けられたスコアは、関係値の特定の品質を有する関係に割り当てることができる。スコアビルダ170により所与の関係に割り当てられた全体スコアは、この態様を含むことができ、
図4の関係分析器及び/又は関係分析エンジン100の他の構成要素によりなされた判断に使用することができる。
【0186】
[0217] 例えば、
図4の行動可能分析セクション150は、1つ又は複数のウェイポイントのスコア、関係の品質のスコア、及び/又は関係に割り当てられた全体スコアに基づく、1つ又は複数の関係に関する過去分析155、リアルタイム分析160、及び予測分析165を生成することができる。関係情報が抽出されるメッセージを使用して、異なるパス及び/又はウェイポイントを特定することができる。メッセージは、ノード(例えば、送信者又は受信者)、コンテキスト、及び/又はウェイポイントに関して分析し、分類し、ソートし、グループ化し、及び/又はタグ付けすることができる。
【0187】
[0218]
図9は、ある実施形態例による、関係値のある品質から関係値の別の品質への遷移間のウェイポイントの別の図を示す。関係値の品質は、例えば、断絶610、無気力605、無関心620、及び/又は順守615を含むことができる。関係値のこれらの品質は、
図6Bを参照して上述した断絶375、無気力370、無関心365、及び順守360のそれぞれの結果と同様又は同じ値を表すことができる。
【0188】
[0219] 関係は、ある品質値から任意の他の品質値に遷移することができる。例えば、関係は、断絶610から無気力605へ、無気力605から順守615へ、無関心620から断絶610へ、無気力605から無関心620へ等に遷移することができる。関係が、
図9に示される関係値のある品質から
図8に示される関係値の別の品質に遷移することができることも理解される。関係が、
図8に示される関係値のある品質から
図9に示される関係値の別の品質に遷移することができることも理解される。
【0189】
[0220] そのような遷移の過程において、関係は様々なウェイポイントを通過することができる。換言すれば、
図4の関係分析器は、関係値のある品質から関係値の別の品質への遷移間に1つ又は複数のウェイポイントを特定することができる。
【0190】
[0221] ウェイポイントは、異なるパスに沿って配置することができる。例えば、感情パス625に断絶610を関連付けることができ、パス625に沿って、関係は、拒絶、不安定、及び無視のウェイポイントを通過することができる。パス625はメンタルパス630に続き、メンタルパス630にも断絶610を関連付けることができる。パス630に沿って、関係は、批判、無目的、及びバリアのウェイポイントを通過することができる。
【0191】
[0222] 別の例として、スピリチュアルパス635に無気力605を関連付けることができ、パス635に沿って、関係は、分離、非充足、及び孤立のウェイポイントを通過することができる。パス635は物理的パス640に続くことができ、物理的パス640にも無気力605を関連付けることができる。パス640に沿って、関係は、切断、苦闘、及び失望のウェイポイントを通過することができる。
【0192】
[0223] さらに別の例として、物理的パス645に無関心620を関連付けることができ、パス645に沿って、関係は切断、苦闘、及び失望のウェイポイントを通過することができる。パス645はパス650に続くことができ、パス650にも無関心620を関連付けることができる。パス650に沿って、関係は分離、非充足、及び孤立のウェイポイントを通過することができる。
【0193】
[0224] さらに別の例として、メンタルパス655に順守615を関連付けることができ、パス655に沿って、関係は、批判、無目的、及びバリアのウェイポイントを通過することができる。パス655はパス660に続くことができ、パス660も順守615を関連付けることができる。パス660に沿って、関係は、拒絶、不安定、及び無視のウェイポイントを通過することができる。
【0194】
[0225] 本明細書に開示されるパス及びウェイポイントが例示であり、他の同様のパス及びウェイポイントに、断絶610、無気力605、無関心620、及び順守615の関係値の品質を関連付けることができることが理解される。
【0195】
[0226]
図4のスコアビルダ170は、ウェイポイントの1つ又は複数にスコア(例えば、670)を割り当てることができる。ウェイポイント間のスコアは、互いと比較して異なることができる。例えば、パス625に沿った無視のウェイポイントのスコアは、パス660に沿った拒絶のウェイポイントのスコアよりも高いスコアであることができる。関係がウェイポイントの1つを通過する際、スコアビルダ170は、所与のウェイポイントに関連付けられたスコアを関係に割り当てるか、又は別の方法で追加することができる。スコアビルダ170により所与の関係に割り当てられた全体スコアは、
図4の関係分析器及び/又は関係分析エンジン100の他の構成要素により行われる判断に使用することができる。
【0196】
[0227] さらに、スコアビルダ170は、関係により得られる関係値の各品質で、関係にスコアを割り当てるか、又は別の方法で追加することができる。例えば、異なるスコアに、断絶610、無気力605、無関心620、及び/又は順守615の関係値の各品質を関連付けることができ、関連付けられたスコアは、関係値の特定の品質を有する関係に割り当てることができる。スコアビルダ170により所与の関係に割り当てられた全体スコアは、この態様を含むことができ、
図4の関係分析器及び/又は関係分析エンジン100の他の構成要素によりなされた判断に使用することができる。追加されるスコアが負のスコアであってもよく、それにより、関係に割り当てられる全体スコアに負の影響を及ぼすことが理解される。
【0197】
[0228]
図4の行動可能分析セクション150は、1つ又は複数のウェイポイントのスコア、関係の品質のスコア、及び/又は関係に割り当てられた全体スコアに基づいて、1つ又は複数の関係に関する過去分析155、リアルタイム分析160、及び予測分析165を生成することができる。関係情報が抽出されるメッセージを使用して、異なるパス及び/又はウェイポイントを特定することができる。メッセージは、ノード(例えば、送信者又は受信者)、コンテキスト、及び/又はウェイポイントに関して分析し、分類し、ソートし、グループ化し、及び/又はタグ付けすることができる。
【0198】
[0229]
図10は、ある実施形態例による、関係値の品質705と、過去値、現在値、及び予測値のそれぞれを表すアイコン(例えば、710、715、及び720)を有する、関連付けられた関係インジケータ725とを示す。
【0199】
[0230] 行動可能分析セクション150は、1つ又は複数の関係に関係インジケータ(例えば、725)を生成することができる。関係インジケータ725は、過去分析155に関連付けられた関係値の過去品質710、リアルタイム分析160に関連付けられた関係値の現在品質715、及び予測分析165に関連付けられた関係値の予測品質720のインジケータを含む。
【0200】
[0231] 関係インジケータは、3つの隣接又は近傍に配置されるアイコンを含むことができる。例えば、第1のアイコン710は関係値の過去の品質を示すことができ、第2のアイコン715は、関係値の現在又はリアルタイム品質を示すことができ、第3のアイコン720は、関係値の予測品質を示すことができる。アイコンは関係値の各品質の異なるパターンを示すが、代替的には、各アイコンが、異なる色又は形状を示して、関係値のある品質を別の品質と区別することができることが理解される。ある実施形態では、色の勾配内の個々の色が関係値の個々の品質を表すような色の勾配が使用される。実際には、アイコンの任意の区別態様を使用することにより、観測者は、関係の過去、現在、及び予測される将来の品質に関連付けられた関係値の品質を素早く区別し識別することができる。
【0201】
[0232] より具体的には、第1のアイコン710により示される関係値の過去品質は、生産性740、関与745、信頼750、信用755、順守760、無関心765、無気力770、及び/又は断絶775の表現を含む。同様に、第2のアイコン715により示される関係値の現在品質は、生産性740、関与745、信頼750、信用755、順守760、無関心765、無気力770、及び/又は断絶775の表現を含む。第3のアイコン720により示される関係値の予測品質は、生産性740、関与745、信頼750、信用755、順守760、無関心765、無気力770、及び/又は断絶775の表現を含む。
【0202】
バックエンド
[0233] 本開示は、少なくとも1つの中央演算処理装置(CPU)又は複数のCPUを有するマイクロプロセッサ、コンピュータメモリ、ウェアラブル装置及び/又はセンサから信号を受信するように構成されるインタフェース電子回路及び調整電子回路を含むことができるテレメトリシステムを提供する。一実施形態では、調整電子回路の全て又は部分はウェアラブル装置にある。
【0203】
[0234] 一実施形態では、CPUは、マイクロプロセッサであることができる。プロセッサ、プロセッサがプログラムを実行する際にフェッチすることができる命令を記憶するのに使用される読み取り専用メモリ、プロセッサにより情報を記憶するのに使用するランダムアクセスメモリ(RAM)、及びマスタドックを含む。マイクロプロセッサは、処理された各命令の実行において内部状態を通してマイクロプロセッサを並べるのに使用されるマスタタイミング信号を提供するマスタクロックにより制御される。一実施形態では、マクロプロセッサ、特にCPUは、プロセッサ設計の実施に使用される必要な論理と同様に、CMOS等の低電力装置である。テレメトリシステムは、ユーザのメッセージ、表示、及び活動についての情報をメモリに記憶することができる。
【0204】
[0235] このメモリは、CPU外部であってもよいが、RAMに常駐してもよい。メモリは、バッテリバックRAM又は電子的に消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(EEPROM)等の不揮発性であることができる。メッセージ、表示、及び/又はセンサからの信号は、フィルタ、スケールを有し、特定の状況の存在を判断することができる調整電子回路と通信することができる。この調整は基本的に、CPUにより処理のために、信号をクリーンアップし、場合によっては、情報を事前処理する。次に、これらの信号は、インタフェース電子回路に渡され、インタフェース電子回路は、アナログ電圧又は電流をCPUにより理解される二進数1及び0に変換する。テレメトリシステムは、過去データの評価においてCPUにより達成される等の信号処理でのインテリジェンスを提供することもできる。
【0205】
[0236] 一実施形態では、ウェアラブル装置を装着しているユーザの行動、表現等は、異なる活動に使用することができ、テレメトリシステムにおいて異なる分類を有することができる。
【0206】
[0237] 分類は、ユーザが時間を費やすユーザの場所、メッセージ、通信、仕事関係の特定、家族関係の特定、社会的関係の特定等に応答して分類であることができる。これらの最後の少数の特定は、日時、対話のタイプ、他人との時間量の比較、日時、他人との交信頻度、他人との交信のタイプ、ユーザがいる場所及び場所のタイプ等に基づくことができる。これらの結果はデータベースに記憶される。
【0207】
[0238] 請求項に記載される主題の様々な実施形態の上記説明は、例示及び説明を目的として提供されている。網羅的である、すなわち、請求項に記載される主題を開示される厳密な形態に限定することは意図されない。多くの変更及び変形が当業者に明らかになる。特に、「構成要素」という概念は、上述したシステム及び方法の実施形態において使用されるが、そのような概念が、クラス、メソッド、タイプ、インタフェース、モジュール、オブジェクトモデル、及び他の適する概念等の均等な概念と同義で使用可能なことが明らかである。実施形態は、本発明の原理及びその実用を最良に説明するために選ばれ説明され、それにより、関連分野の当業者が請求項に記載される主題、様々な実施形態、及び意図される特定の使用に適する様々な変更を用いた実施形態を理解することができる。
【0208】
クラウド基盤
[0239] 本開示はクラウド基盤を提供する。
図11Aは、クラウド基盤の論理図を表す。示されるように、クラウドは、ウェブアプリケーション、モバイル装置、パーソナルコンピュータ、及び/又はラップトップ及びTwitter(登録商標)(「Twitter(登録商標)」はTwitter Inc.の商標である)等のソーシャルネットワークを包含する。他のソーシャルネットワークをクラウドに含めてもよく、Twitter(登録商標)が具体例として与えられていることが理解される。したがって、あらゆる構成要素は、上述したようなサーバ、アプリケーション、及びクライアントを含むクラウドの部分を形成する。
【0209】
[0240]
図11B〜
図11Eを参照して、クラウドベースのシステムは、ハードウェアリソースの利用及び/又はリモートクライアントへの割り振りの調整を促進することができる。システムは、計算タスクがプロプライエタリイントラネット内のクライアント又はサーバで実行することができる従来の技法と比較して、ユーザが計算性能の低下を知覚せずに、幾つかのクライアントからの要求に同時に応えることができる第三者サービスプロバイダを含むことができる。第三者サービスプロバイダ(例えば、「クラウド」)は、ハードウェアリソース及び/又はソフトウェアリソースの集まりをサポートする。ハードウェアリソース及び/又はソフトウェアリソースは、敷地外当事者により維持することができ、リソースは、ネットワークシステムを介して識別されたユーザによりアクセス及び利用することができる。第三者サービスプロバイダにより提供されるリソースは、中央に配置されてもよく、及び/又は様々な地理的場所に分散してもよい。例えば、第三者サービスプロバイダは、リソースを提供する任意の数のデータセンタ機を含むことができる。データセンタ機は、データの記憶/検索、計算タスクの実行、グラフィカル出力のレンダリング、データのルーティング等に利用することができる。
【0210】
[0241] 図によれば、第三者サービスプロバイダは、データ記憶サービス、計算サービス、言語処理サービス、電子メールサービス、提示サービス、スプレッドシートサービス、ゲーミングサービス、ウェブ同期サービス(例えば、RSSフィードへの加入)、及びパーソナルコンピュータ及び/又はローカルサーバに従来関連付けられる任意の他のサービス又はアプリケーション等の任意の数のリソースを提供することができる。さらに、第三者サービスプロバイダと同様の任意の数の第三者サービスプロバイダの利用が意図される。図によれば、敷地外当事者を区別することにより、別個の第三者サービスプロバイダを維持することができ、ユーザは、第三者サービスプロバイダの全て又はサブセットを同時に、異なるとき等に利用することができる。
【0211】
[0242] 第三者サービスプロバイダによりサポートされるリソースを利用することにより、プロプライエタリイントラネット内のクライアント及びサーバに関連付けられたハードウェアで一般に直面する制限を軽減することができる。敷地外当事者は、プロプライエタリイントラネット内のクライアントのユーザ又はサーバのネットワークシステム管理者の代わりに、ハードウェアリソースを維持し、トラブルシューティングし、置換し、更新することができる。さらに、例えば、長いダウンタイムは、冗長リソースを利用する第三者サービスプロバイダにより軽減することができ、すなわち、リソースのサブセットが更新又は置換されている場合、リソースの残りを利用して、ユーザからの要求に応えることができる。この例によれば、リソースはモジュール式であることができ、したがって、リソースは、リソースの残りがユーザ要求への応答をサポート可能である間、追加、削除、テスト、変更等することができる。さらに、第三者サービスプロバイダによりサポートされるハードウェアリソースは、プロプライエタリイントラネット内のクライアント及びサーバに関連付けられた従来のハードウェアと比較して、記憶、処理電力、セキュリティ、帯域幅、冗長性、グラフィカルディスプレイレンダリング性能等に関して直面し得る制約は少なくなる。
【0212】
[0243] システムはクライアント装置を含むことができ、クライアント装置は、第三者サービスプロバイダのリソースを利用するウェアラブル装置及び/又はウェアラブル装置ユーザのモバイル装置であることができる。1つのクライアント装置が示されているが、システムが、クライアント装置と同様の任意の数のクライアント装置を含むことができ、複数のクライアント装置が、サポートされるリソースを同時に利用可能なことを理解されたい。例示として、クライアント装置はデスクトップ装置(例えば、パーソナルコンピュータ)、モバイル装置等であることができる。さらに、クライアント装置は、物理的に制限され得る埋め込みシステムであることができ、したがって、第三者サービスプロバイダのリソースを利用することが有益であり得る。
【0213】
[0244] リソースは、第三者サービスプロバイダに加入している複数のクライアント装置間で共有することができる。図によれば、リソースの1つは少なくとも1つの中央演算処理装置(CPU)であることができ、CPUサイクルを利用して、クライアント装置により要求された計算タスクを実行することができる。この図によれば、クライアント装置に、CPUサイクルの全体総数のサブセットに割り振ることができ、一方、CPUサイクルの残りは、別個のクライアント装置に割り振ることができる。追加又は代替として、クライアント装置に割り振られるCPUサイクルの合計総数のサブセットは、経時変更し得る。さらに、CPUサイクル数は、クライアント装置のユーザにより購入することができる。別の例によれば、リソースは、データを保持するためにクライアント装置により利用することができるデータストアを含むことができる。クライアント装置を利用するユーザは、第三者サービスプロバイダによりサポートされるデータストアの部分にアクセスすることができ、一方、データストアの残りの部分へのアクセスは拒絶することができる(例えば、データストアは、ユーザ/装置識別情報、許可等に基づいてメモリを選択的にマスキングすることができる)。任意の追加のタイプのリソースも同様に共有可能なことが意図される。
【0214】
[0245] 第三者サービスプロバイダはインタフェース構成要素をさらに含むことができ、インタフェース構成要素は、入力をクライアント装置から受信し、及び/又はそのような入力への応答をクライアント装置に転送できるようにする(並びに任意の別個のクライアント装置との同様の通信を実行する)ことができる。例によれば、入力は要求、データ実行可能プログラム等であることができる。例えば、クライアント装置からの要求は、1つ又は複数のリソースの利用を介して、計算タスクの実行、データの記憶/検索、ユーザインタフェースのレンダリング等に関連することができる。さらに、インタフェース構成要素は、ネットワークシステム接続を介してデータを取得及び/又は送信することができる。図によれば、実行可能コードをインタフェース構成要素によりネットワークシステム接続を介して受信及び/又は送信することができる。別の例によれば、ユーザ(例えば、クライアント装置を利用している)は、インタフェース構成要素を介してコマンドを発行することができる。
【0215】
[0246] 一実施形態では、第三者サービスプロバイダは、リソースを分配する動的割り振り構成要素を含み、リソースは、非限定的な例として、入力(例えば、クライアント装置から得られる要求、データ、実行可能プログラム等)を処理し、入力に応答するために第三者サービスプロバイダによりサポートされるハードウェアリソースであることができる。
【0216】
[0247] インタフェース構成要素は動的割り振り構成要素と別個であるものとして示されているが、動的割り振り構成要素がインタフェース構成要素又はその部分を含むことができることが意図される。インタフェース構成要素は、様々なアダプタ、コネクタ、チャネル、通信パス等を提供することができ、それにより、動的割り振り構成要素と対話できるようにする。
【0217】
[0248]
図11Bを参照すると、システムは、クライアント装置及び/又は示されていない別個のクライアント装置により利用することができる任意の数のリソース(例えば、ハードウェア、ソフトウェア、及びファームウェア)をサポートする第三者サービスプロバイダを含む。第三者サービスプロバイダは、クライアント装置から第三者サービスプロバイダによりサポートされるリソースを利用する動作を実行する要求を含むが、これに限定されないリソース利用要求を受信するインタフェース構成要素と、ユーザ、装置、通信タスク等間を含むが、これらに限定されないリソースを分割する動的割り振り構成要素とをさらに含む。さらに、動的割り振り構成要素は、ユーザ状態評価器、強化構成要素、及びオークション構成要素をさらに含むことができる。
【0218】
[0249] ユーザ状態評価器は、ユーザ及び/又はユーザにより利用されるクライアント装置に関連付けられた状態を特定することができ、ここで、状態は1組の属性を指すことができる。例えば、ユーザ状態評価器は、クライアント装置から得られ(例えば、インタフェース構成要素を介して)、及び/又は第三者サービスプロバイダに関連付けられたメモリから検索される(例えば、加入データにおいて示される嗜好)明示的な情報及び/又は暗示的情報を分析することができる。動的割り振り構成要素は、ユーザ状態評価器によりもたらされる状態関連データを利用して、リソースの分配を調整することができる。
【0219】
[0250] 一実施形態では、ユーザ状態評価器は、クライアント装置の特徴を考慮することができ、特徴は、動的割り振り構成要素によるリソースの分配に使用することができる。例えば、ユーザ状態評価器は、クライアント装置が、限られた表示面積を有するモバイル装置であることを識別することができる。したがって、動的割り振り構成要素は、この情報を利用して、クライアント装置に画像をレンダリングするために利用されるリソースを低減することができ、その理由は、セルラ電話が、グラフィカル豊富なユーザインタフェースを表示することができないことがあるためである。
【0220】
[0251] さらに、強化構成要素は、特定のユーザ及び/又はクライアント装置へのリソースの割り振りの増大を促進することができる。
【0221】
[0252]
図11Dを参照して、負荷平衡を利用して、リソースの利用を最適化するシステムを示す。システムは、クライアント装置(及び/又は任意の別個のクライアント装置及び/又は別個の第三者サービスプロバイダ)と通信する第三者サービスプロバイダを含む。第三者サービスプロバイダは、クライアント装置からデータを送信及び/又は受信するインタフェース構成要素と、リソースを割り振る動的割り振り構成要素とを含むことができる。動的割り振り構成要素は、リソースの利用を最適化する負荷平衡構成要素をさらに含むことができる。
【0222】
[0253] 一実施形態では、負荷平衡構成要素は、第三者サービスプロバイダのリソースをモニタリングして、故障を検出することができる。リソースのサブセットが故障する場合、負荷平衡構成要素は、残りのリソースを引き続き最適化することができる。したがって、プロセッサの総数のうちの一部が故障した場合、負荷平衡構成要素は、非故障プロセッサに関連付けられたサイクルを再分配できるようにすることができる。
【0223】
[0254]
図11Eを参照して、第三者サービスプロバイダを利用してデータを保存及び/又は分析するシステムを示す。第三者サービスプロバイダは、クライアント装置と通信できるようにするインタフェース構成要素を含むことができる。さらに、第三者サービスプロバイダは、例えば、データ保持リソースを分配することができる動的割り振り構成要素を含む。さらに、第三者サービスプロバイダは、保存構成要素及び任意の数のデータストアを含むことができる。クライアント装置(及び/又は任意の別個のクライアント装置)による保存構成要素及び/又はデータストアのアクセス及び/又は利用は、動的割り振り構成要素により制御することができる。データストアは、中央に配置され、及び/又は異なる地理的場所に位置することができる。さらに、保存構成要素は、管理構成要素、バージョニング構成要素、セキュリティ構成要素、許可構成要素、集計構成要素、及びリストア構成要素を含むことができる。
【0224】
[0255] データストアは、例えば、揮発性メモリ若しくは不揮発性メモリであることができ、又は揮発性メモリ及び不揮発性メモリの両方を含むことができる。限定ではなく例示として、不揮発性メモリは、読み取り専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、電気的プログラマブルROM(EPROM)、電気的に消去可能プログラマブルROM(EEPROM)、又はフラッシュメモリを含むことができる。揮発性メモリは、外部キャッシュメモリとして機能するランダムアクセスメモリ(RAM)を含むことができる。限定ではなく例示として、RAMは、静的RAM(SRAM)、動的RAM(DRAM)、同期DRAM(SDRAM)、ダブルデータレートSDRAM(DDR SDRAM)、エンハンストSDRAM(ESDRAM)、シンクリンクDRAM(SLDRAM)、ランバスダイレクトRAM(RDRAM)、ダイレクトランダム動的RAM(DRDRAM)、及びランバス動的RAM(RDRAM)等の多くの形態で利用可能である。本システム及び本方法のデータストアは、これら及び任意の他の適するタイプのメモリを含むことが意図されるが、これらに限定されない。加えて、データストアがサーバ、データベース、ハードドライブ等であることができることを理解されたい。
【0225】
[0256] 管理構成要素は、データストアに保持されたデータの管理を促進する。管理構成要素は、例えば、データストア内の多階層記憶を提供できるようにすることができる。この例によれば、非使用データは古くなり、より遅いディスクに移すことができ、より頻繁に使用される重要なデータはより高速のディスクに移すことができるが、しかし、請求項に記載される主題はそのように限定されない。さらに、管理構成要素を利用して、(例えば、クライアント装置が)、クライアント装置にローカルにせずに、内容を編成、注釈付け、及び別の方法で参照することができる。図によれば、セル電話の利用を介して、膨大なビデオファイルをタグ付けすることができる。さらに、管理構成要素は、クライアント装置が、クライアント装置にローカルであることができるメタデータをファイルストリーム(例えば、データストアに保持される)にバインドできるようにし、管理構成要素は、これらのバインドを実施し保持することができる。
【0226】
[0257] 追加又は代替として、管理構成要素は、データストア内に保持されるデータを別個のユーザ及び/又はクライアント装置と共有できるようにすることができる。例えば、管理構成要素により、微細粒度共有をサポートすることができる。
【0227】
[0258] バージョニング構成要素は、データのバージョンの保持及び/又は追跡を可能にすることができる。例えば、バージョニング構成要素は、ドキュメントの最新バージョンを識別することができる(データストア内の保存ロケーションに関係なく)。
【0228】
[0259] セキュリティ構成要素は、ユーザ識別情報及び/又は認可レベルに基づいてリソースの可用性を制限する。例えば、セキュリティ構成要素は、クライアント装置に転送されるデータを暗号化し、及び/又はクライアント装置から得られたデータを復号化することができる。さらに、セキュリティ構成要素は、保存構成要素により保持されるデータを認証及び/又は証明することができる。
【0229】
[0260] 許可構成要素は、ユーザが、任意のアクセス許可を様々なユーザ、ユーザグループ、及び/又は全てのユーザに割り当てられるようにすることができる。
【0230】
[0261] さらに、集計構成要素は、データの集まりを整理及び/又は分析する。集計構成要素は、第三者データを特定のユーザデータにシームレスに組み込むことができる。
【0231】
[0262] リストア構成要素は、保存構成要素により保持されたデータをロールバックする。例えば、リストア構成要素は、第三者サービスプロバイダに関連付けられた環境を常時記録することができる。さらに、リストア構成要素は記録を再生することができる。
【0232】
発光ダイオード
[0263]
図17は、本開示のディスプレイ及び表示装置との併用に利用し得るような発光ダイオード(LED)駆動回路を示す。LED駆動回路は、駆動回路も含む表示システム内で製作される。駆動回路は、CPU200、タイミング制御回路201、ディスプレイメモリユニット202、及びデジタルエンコーダ203を含み、これらは協働して動作して、ディスプレイの駆動に使用される信号を生成する。CPU200の出力信号は、タイミング制御回路201を介してデジタルエンコーダ203に転送される。その間、ディスプレイメモリユニット202に記憶されたデジタルドットマトリックスのデータが、デジタルエンコーダ203に転送される。なお、ディスプレイメモリユニット202は、CPU200により提供されるデジタル画像信号を記憶し、任意選択的な装置である。したがって、スペース又はコスト削減の考慮下で、ディスプレイメモリユニット202は省くことができる。そして、デジタルドットマトリックスデータは、CPU200から直接デジタルエンコーダ203に搬送することができる。
【0233】
[0264] 一実施形態では、LED駆動回路は、参照番号300により示される破線枠に囲まれる
図2の回路の下部である。LEDディスプレイを駆動して、タイミング制御回路201からの水平同期信号Hs、垂直同期信号Vs、及びP−CLK信号の制御下で、ディスプレイメモリユニット202に記憶されたデジタルビデオ画像を生成することが考案されている。実際には、LED駆動回路300は、LSI集積回路内のデジタルLED、ナノテクノロジー、及び他に関連する表示技術に基づくリストバンド駆動回路と実施することができる。代替的には、LED駆動回路300は、個々のLEDディスプレイの駆動に使用される独立機能ユニットであることができる。
【0234】
[0265] 一実施形態では、LED駆動回路300は、デジタルガンマ補正回路221、LEDタイミング制御回路222、及びPWM・シャットダウン回路223を含む。
【0235】
[0266] 動作において、タイミング制御回路201からの出力水平同期信号Hs、垂直同期信号Vs、及びP−CLK信号は、LED駆動回路300内のLEDタイミング制御回路222に直接転送される。次に、LEDタイミング制御回路222は、これらの信号を処理し、それにより、LEDディスプレイの駆動に必要な様々なビデオ制御信号を生成する。LEDディスプレイは、有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイであることができる。LEDディスプレイは可撓性を有し得る。
【0236】
[0267] 一実施形態では、LEDタイミング制御回路222は、ユーザが、ビデオ画像の生成に望ましいLEDディスプレイの解像度を設定できるようにする解像度設定ユニット20をさらに含む。所望の解像度が設定されると、LEDタイミング制御回路222は、単純に、LEDディスプレイの解像度の制御に使用される論理信号の状態を変更することにより、ユーザ設定解像度にLEDディスプレイを調整することができる。異なる解像度を設定すべき場合、回路の周辺構成要素を変更し得る
図1の従来技術と比較して、本発明が使用により好都合なことが明らかである。回路はフェーズロックループ(PLL)回路であり得る。
【0237】
[0268] LEDディスプレイに表示されるデジタルビデオ画像は、ディスプレイメモリユニット202からデジタルガンマ補正回路221に直接転送される。デジタルガンマ補正回路221は、デジタルガンマ補正プロセスをデジタルビデオ信号に対して実行する。
【0238】
[0269] さらに、LED駆動回路300は、PWM・シャットダウン回路223を利用して、LEDディスプレイの様々な部分の給電に必要な全てのDC電圧を提供する。動作において、PWM・シャットダウン回路223は、外部電圧VDCを受信し、フィルタリング回路230と併せて、電圧VDCをLEDディスプレイの様々な部分の給電に使用される様々なDC電圧に変換する。
【0239】
[0270] PWM・シャットダウン回路223は、シャットダウントリガー入力ポート30をさらに含む。LEDディスプレイが、予め設定される期間にわたりアイドルであった場合、シャットダウントリガー信号が、このポート30を介してPWM・シャットダウン回路223に入力され、消費電力を制限するために、PWM・シャットダウン回路223にLEDディスプレイをシャットダウンさせる。
【0240】
[0271] 一実施形態では、ビデオ画像を忠実性にあまり損失なく表示できるように、直接デジタル処理されるべきデジタルビデオ信号。駆動回路を実施により費用効率的にするとともに、より少数の回路構成要素を用いて構築することも可能である。LED駆動回路の消費電力はより低く、LED駆動回路は、従来技術の多くのアナログ調整を行う必要なく動作することができる。
【0241】
[0272] 一実施形態では、デジタルガンマ補正回路221は、従来技術でのようにアナログ様式ではなく、デジタル様式でビデオ信号に対してガンマ補正を実行する。したがって、ガンマ補正は、LEDディスプレイの特徴に基づいて実行して、最適で最も細かい補正を提供することができる。
【0242】
[0273] 一実施形態では、本発明のLED駆動回路のデジタル性により、デジタルユニット(この場合、解像度設定ユニット20)を通して、LEDディスプレイの様々な解像度を選択することができる。したがって、解像度設定は、異なる解像度を設定すべき場合、PLL回路の幾つかの周辺構成要素を置換する必要がある従来技術よりも好都合である。
【0243】
モバイル装置
[0274]
図12、
図13、及び
図14を参照して、本開示のウェアラブル装置と併用することができるモバイル装置又は計算装置を示す図を提供する。
【0244】
[0275]
図12を参照すると、モバイル又は計算装置は、タッチセンシティブディスプレイであることができるディスプレイを含むことができる。タッチセンシティブディスプレイは、便宜上、「タッチスクリーン」と呼ばれることがあり、タッチセンシティブディスプレイシステムとしても知られ、又は呼ばれ得る。モバイル又は計算装置は、メモリ(1つ又は複数のコンピュータ可読記憶媒体を含み得る)、メモリコントローラ、1つ又は複数の処理装置(CPU)、周辺機器インタフェース、RF回路を含むが、これに限定されないネットワークシステム回路、オーディオ回路、スピーカ、マイクロフォン、入/出力(I/O)サブシステム、他の入力又は出力装置、及び外部ポートを含み得る。ある例では、タッチセンシティブディスプレイは、容量性又は抵抗性ディスプレイである。モバイル又は計算装置は、1つ又は複数の光学センサを含み得る。これらの構成要素は、1つ又は複数の通信バス又は信号回線を介して通信し得る。
【0245】
[0276] モバイル又は計算装置が、ポータブル多機能モバイル又は計算装置の単なる一例であり、モバイル又は計算装置が、示されるよりも多数又は少数の構成要素を有してもよく、2つ以上の構成要素を結合してもよく、又は異なる構成若しくは配置の構成要素を有してもよいことが理解される。
図14に示される様々な構成要素は、1つ又は複数の信号処理及び/又は特定用途向け集積回路を含め、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアとの組合せで実施し得る。
【0246】
[0277] メモリは、高速ランダムアクセスメモリを含み得、1つ又は複数の磁気ディスク記憶装置、フラッシュメモリデバイス、又は他の不揮発性固体状態メモリ装置等の不揮発性メモリを含むこともできる。CPU及び周辺機器インタフェース等のモバイル装置又は計算装置の他の構成要素によるメモリへのアクセスは、メモリコントローラにより制御することができる。
【0247】
[0278] 周辺機器インタフェースは、装置の入出力周辺機器をCPU及びメモリに結合する。1つ又は複数のプロセッサは、メモリに記憶された様々なソフトウェアプログラム及び/又は命令セットを走らせるか、又は実行して、モバイル若しくは計算装置の様々な機能を実行するとともに、データを処理する。
【0248】
[0279] ある実施形態では、周辺機器インタフェース、CPU、及びメモリコントローラは、チップ等の単一のチップに実装し得る。幾つかの他の実施形態では、別個のチップに実装し得る。
【0249】
[0280] ネットワークシステム回路は、電磁信号と呼ばれることもあるRFを含むが、これらに限定されない信号を送受信する。ネットワークシステム回路は、電気信号を電磁信号に/から変換し、電磁信号を介して通信ネットワークシステム及び他の通信装置と通信する。ネットワークシステム回路は、アンテナシステム、RF送受信機、1つ又は複数の増幅器、調整器、1つ又は複数の発振器、デジタル信号プロセッサ、CODECチップセット、加入者識別モジュール(SIM)カード、メモリ等を含むが、これらに限定されないこれらの機能を実行する周知の回路を含み得る。ネットワークシステム回路は、ネットワークシステム及び他の装置と無線通信により通信し得る。
【0250】
[0281] 無線通信は、移動通信用グローバルシステム(GSM)、エンハンストデータGSM環境(EDGE)、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)、ワイドバンドコード分割多重アクセス(W−CDMA)、コード分割多重アクセス(CDMA)、時分割多重アクセス(TDMA)、BLUETOOTH(登録商標)、ワイヤレスフィデリティ(Wi−Fi)(例えば、IEEE802.11a、IEEE802.11b、IEEE802.11g、及び/又はIEEE802.11n)、ボイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)、Wi−MAX、電子メール用プロトコル(例えば、インターネットメッセージアクセスプロトコル(IMAP)及び/又はポストオフィスプロトコル(POP))、インスタントメッセージング(例えば、エクステンシブルメッセージング及びプレゼンスプロトコル(XMPP)、インスタントメッセージング及びプレゼンスレバレッジエクステンションのためのセッションイニシエーションプロトコル(SIMPLE)、インスタントメッセージング及びプレゼンスサービス(IMPS))、及び/又はショートメッセージングサービス(SMS)、又は本出願の出願日にまだ開発されていない通信プロトコルを含む他の適切な通信プロトコルを含むが、それらに限定されない任意の複数の通信標準、プロトコル、及び技術を使用し得る。
【0251】
[0282] オーディオ回路、スピーカ、及びマイクロフォンは、オーディオインタフェースをユーザとモバイル又は計算装置との間に提供する。オーディオ回路は、オーディオデータを周辺機器インタフェースから受信し、オーディオデータを電気信号に変換し、電気信号をスピーカに送信する。スピーカは、電気信号を人間可聴音波に変換する。オーディオ回路は、音波からマイクロフォンにより変換された電気信号も受信する。オーディオ回路は、電気信号をオーディオデータに変換し、オーディオデータを処理のために周辺機器インタフェースに送信する。オーディオデータは、周辺機器インタフェースによりメモリ及び/又はネットワークシステム回路から受信し、及び/又はに送信し得る。ある実施形態では、オーディオ回路はヘッドセットジャック(
図12)を含むこともできる。ヘッドセットジャックは、オーディオ回路と、出力のみヘッドフォン又は出力(例えば、片耳若しくは両耳用のヘッドフォン)及び入力(例えば、マイクロフォン)の両方を有するヘッドセット等のリムーバブルオーディオ入/出力周辺機器との間にインタフェースを提供する。
【0252】
[0283] I/Oサブシステムは、タッチスクリーン及び他の入/出力装置等のモバイル又は計算装置上の入/出力周辺機器を周辺機器インタフェースに結合する。I/Oサブシステムは、ディスプレイコントローラ及び他の入力装置又は制御装置の1つ又は複数の入力コントローラを含み得る。1つ又は複数の入力コントローラは、電気信号を他の入力装置又は制御装置と送/受信する。他の入/出力装置は、物理的ボタン(例えば、押しボタン、ロッカーボタン等)、ダイアル、スライダスイッチ、及びジョイスティック、クリックホィール等を含み得る。幾つかの代替の実施形態では、入力コントローラは、以下のうちの任意に結合し得る(又はいずれにも結合されなくてもよい):キーボード、赤外線ポート、USBポート、及びマウス等のポインタデバイス。1つ又は複数のボタンは、スピーカ及び/又はマイクロフォンの音量制御用のアップ/ダウンボタンを含み得る。1つ又は複数のボタンは押しボタンを含み得る。2005年12月23日に出願された「Unlocking a Device by Performing Gestures on an Unlock Image」という名称の米国特許出願第11/322,549号に記載のように、押しボタンの素早い押下は、タッチスクリーンのロックを解除するか、又はタッチスクリーン上のジェスチャを使用して、装置をアンロックするプロセスを開始し得、この特許出願は全体的に、参照により本明細書に援用される。押しボタンをより長く押すと、モバイル又は計算装置の電源をオン又はオフにし得る。ユーザは、ボタンのうちの1つ又は複数の機能をカスタマイズすることが可能であり得る。タッチスクリーンを使用して、仮想又はソフトボタン及び1つ又は複数のソフトキーボードを実施する。
【0253】
[0284] タッチセンシティブタッチスクリーンは、装置とユーザとの間に入力インタフェース及び出力インタフェースを提供する。ディスプレイコントローラは、電気信号をタッチスクリーンと送受信する。タッチスクリーンは、視覚的出力をユーザに表示する。視覚的出力は、グラフィックス、テキスト、アイコン、ビデオ、及びそれらの任意の組合せ(まとめて「グラフィックス」と呼ばれる)を含み得る。ある実施形態では、視覚的出力の幾つか又は全ては、ユーザインタフェースオブジェクトに対応し得、この更なる詳細について以下に説明する。
【0254】
[0285] タッチスクリーンは、タッチセンシティブ表面、触覚及び/又は触感接触に基づいてユーザから入力を受け入れるセンサ又はセンサセットを有する。タッチスクリーン及びディスプレイコントローラ(任意の関連付けられたモジュール及び/又はメモリ内の情報セットと共に)は、タッチスクリーンへの接触(及び接触の任意の移動及び接触消失)を検出し、検出された接触をタッチスクリーンに表示されるユーザインタフェースオブジェクトとの対話(例えば、1つ又は複数のソフトキー、アイコン、ウェブページ、又は画像)に変換する。例示的な実施形態では、タッチスクリーンとユーザとの接触点は、ユーザの指に対応する。
【0255】
[0286] タッチスクリーンは、LCD(液晶ディスプレイ)技術又はLPD(発光ポリマーディスプレイ)技術を使用し得るが、他の実施形態では、他のディスプレイ技術を使用し得る。タッチスクリーン及びディスプレイコントローラは、容量、抵抗、赤外線、及び表面音響並技術、並びに他の近接センサアレイ又はタッチスクリーンとの1つ又は複数の接触点を特定する他の要素を含むが、これらに限定されない、現在既知であるか、又は後に開発される複数のタッチ検知技術の任意の技術を使用して、接触及び任意の動き又はその接触切断を検出し得る。
【0256】
[0287] タッチスクリーンのある実施形態でのタッチセンシティブディスプレイは、以下の米国特許第6,323,846号(Westermanら)、米国特許第6,570,557号(Westermanら)、米国特許第6,677,932号(Westerman)、及び/又は米国特許公開第2002/0015024A1号に記載されるマルチタッチセンシティブタブレットと同様であり得、これらはそれぞれ全体的に、参照により本明細書に援用される。しかし、タッチスクリーンは、ポータブルモバイル又は計算装置からの視覚的出力を表示し、一方、タッチセンシティブタブレットは視覚的出力を提供しない。
【0257】
[0288] タッチスクリーンのある実施形態でのタッチセンシティブディスプレイは、以下の出願に記載のようなものであり得る:(1)2006年5月12日に出願された「Multipoint Touch Surface Controller」という名称の米国特許出願第11/381,313号、(2)2004年5月6日に出願された「Multipoint Touchscreen」という名称の米国特許出願第10/840,862号、(3)2004年7月30日に出願された「Gestures For Touch Sensitive Input Devices」という名称の米国特許出願第10/903,964号、(4)2005年1月31日に出願された「Gestures For Touch Sensitive Input Devices」という名称の米国特許出願第11/048,264号、(5)2005年1月18日に出願された「Mode-Based Graphical User Interfaces For Touch Sensitive Input Devices」という名称の米国特許出願第11/038,590号、(6)2005年9月16日に出願された「Virtual Input Device Placement On A Touch Screen User Interface」という名称の米国特許出願第11/228,758号、(7)2005年9月16日に出願された「Operation Of A Computer With A Touch Screen Interface」という名称の米国特許出願第11/228,700号、(8)2005年9月16日に出願された「Activating Virtual Keys Of A Touch-Screen Virtual Keyboad」という名称の米国特許出願第11/228,737号、(9)2006年3月3日に出願された「Multi-Functional Hand-Held Device」という名称の米国特許出願第11/367,749号。これらの出願は全て全体的に、参照により本明細書に援用される。
【0258】
[0289] タッチスクリーンは、1000dpiを超える解像度を有し得る。例示的な実施形態では、タッチスクリーンは約1060dpiの解像度を有する。ユーザは、スタイラス、指等の任意の適する物体又は附属器官を使用してタッチスクリーンに接触し得る。ある実施形態では、ユーザインタフェースは、主に指ベースの接触及びジェスチャで機能するように設計され、これらは、タッチスクリーン上の指の接触面積がより広いことに起因して、スタイラスベースの入力よりも精密さがはるかに低い。ある実施形態では、装置は、大まかな指ベースの入力を、ユーザが望む動作を実行する精密なポインタ/カーソル位置又はコマンドに変換する。
【0259】
[0290] ある実施形態では、タッチスクリーンに加えて、モバイル又は計算装置は、特定の機能をアクティブ化又は非アクティブ化するタッチパッド(図示せず)を含み得る。ある実施形態では、タッチパッドは、タッチスクリーンとは異なり、視覚的出力を表示しない装置のタッチセンシティブエリアである。タッチパッドは、タッチスクリーンとは別個のタッチセンシティブ表面であるか、又はタッチスクリーンにより形成されるタッチセンシティブエリアの拡張部であり得る。
【0260】
[0291] ある実施形態では、モバイル又は計算装置は、入力制御装置として物理的又は仮想クリックホィールを含み得る。ユーザは、クリックホィールを回転させるか、又はクリックホィールとの接触点を動かす(例えば、接触点の移動量が、クリックホィールの中心点との角度変位により測定される場合)ことにより、タッチスクリーンに表示された1つ又は複数のグラフィカルオブジェクト(以下、アイコンと呼ぶ)間でナビゲートし、対話し得る。クリックホィールは、表示された1つ又は複数のアイコンを選択するのに使用することもできる。例えば、ユーザは、クリックホィールの少なくとも部分又は関連付けられたボタンを押下し得る。クリックホィールを介してユーザにより提供されるユーザコマンド及びナビゲーションコマンドは、入力コントローラ及びメモリ内のモジュール及び/又は命令セットのうちの1つ又は複数により処理し得る。仮想クリックホィールの場合、クリックホィール及びクリックホィールコントローラはそれぞれ、タッチスクリーン及びディスプレイコントローラの一部であり得る。仮想クリックホィールの場合、クリックホィールは、装置とのユーザ対話に応答してタッチスクリーンディスプレイ上に出現及び消失する不透明又は半透明のオブジェクトであり得る。ある実施形態では、仮想クリックホィールは、ポータブル他機能装置のタッチスクリーンに表示され、タッチスクリーンに接触するユーザにより操作される。
【0261】
[0292] モバイル又は計算装置は、様々な構成要素に給電する電力システムも含む。電力システムは、電力管理システム、1つ又は複数の電源(例えば、電池、交流電流(AC))、充電システム、電力障害検出回路、電力変換器又はインバータ、電力ステータスインジケータ(例えば、発光ダイオード(LED))、及びポータブル装置での電力の生成、管理、及び分配に関連付けられた任意の他の構成要素を含み得る。
【0262】
[0293] モバイル又は計算装置は、光学センサを含むが、これに限定されない1つ又は複数のセンサを含むこともできる。
図14は、光学センサがI/Oサブシステム内の光学センサコントローラにいかに結合されるかを示す。光学センサは、電荷結合素子(CCD)又は相補型金属酸化膜半導体(CMOS)フォトトランジスタを含み得る。光学センサは、環境から光を受け取り、1つ又は複数のレンズを通して投射し、画像を表すデータに光を変換する。撮像モジュール58(カメラモジュールとも呼ばれる)と併せて、光学センサは、静止画像又はビデオを捕捉し得る。ある実施形態では、光学センサは、装置の前面にあるタッチスクリーンとは逆のモバイル又は計算装置の背面に配置され、それにより、タッチスクリーンディスプレイは、静止画像取得及び/又はビデオ画像取得のいずれかのビューファインダとして使用し得る。ある実施形態では、光学センサは装置の前面に配置され、それにより、ユーザが他のテレビ会議参加者をタッチスクリーンディスプレイで閲覧しながら、テレビ会議用にユーザの画像を取得し得る。ある実施形態では、光学センサの位置は、ユーザにより変更することができ(例えば、装置筐体内のレンズ及びセンサを回転させることにより)、それにより、テレビ会議及び静止画及び/又は動画取得の両方に、単一の光学センサをタッチスクリーンディスプレイと共に使用し得る。
【0263】
[0294] モバイル又は計算装置は、1つ又は複数の近接センサを含むこともできる。一実施形態では、近接センサは周辺機器インタフェースに結合される。代替的には、近接センサは、I/Oサブシステム内の入力コントローラに結合し得る。近接センサは、2005年9月30日に出願された「Proximity Detector In Handheld Device」という名称の米国特許出願第11/241,839号、2005年9月30日に出願された「Proximity Detector In Handheld Device」という名称の米国特許出願第11/240,788号、「Using Ambient Light Sensor To Augment Proximity Sensor Output」という名称の米国特許出願第13/096,386号、2006年10月24日に出願された「Automated Response To And Sensing Of User Activity In Portable Devices」という名称の米国特許出願第13/096,386号、及び「Methods And Systems For Automatic Configuration Of Peripherals」という名称の米国特許出願第11/638,251号に記載されるように実行し得、これらは全体的に、参照により本明細書に援用される。ある実施形態では、近接センサは、多機能装置がユーザの耳の近くに配置されるとき(例えば、ユーザが電話を掛けるとき)、タッチスクリーンをオフにし、ディセーブルする。ある実施形態では、近接センサは、装置がユーザのポケット、ハンドバック、又は他の暗いエリアにあるとき、画面をオフ状態に保ち、装置がロック状態であるときの不必要な電池消費を回避する。
【0264】
[0295] ある実施形態では、メモリに記憶されたソフトウェア構成要素は、オペレーティングシステム、通信モジュール(又は命令セット)、接触/移動モジュール(又は命令セット)、グラフィックスモジュール(又は命令セット)、テキスト入力モジュール(又は命令セット)、全地球測位システム(GPS)モジュール(又は命令セット)、及びアプリケーション(又は命令セット)を含み得る。
【0265】
[0296] オペレーティングシステム(例えば、Darwin、RTXC、LINUX、UNIX、OS X、WINDOWS、又はVxWorks等の埋め込みオペレーティングシステム)は、一般システムアスク(例えば、メモリ管理、記憶装置制御、電力管理等)を制御し管理し、様々なハードウェア構成要素及びソフトウェア構成要素間の通信を促進する様々なソフトウェア構成要素及び/又はドライバを含む。
【0266】
[0297] 通信モジュールは、1つ又は複数の外部ポートを介した他の装置との通信を促進し、ネットワークシステム回路及び/又は外部ポートにより受信されるデータを扱う様々なソフトウェア構成要素も含む。外部ポート(例えば、ユニバーサルシリアルバス(USB)、ファイアワイヤ等)は、他の装置に直接、又はネットワークシステムを介して間接的に結合するように構成される。ある実施形態では、外部ポートは、iPod(Apple Computer, Inc.の商標)装置で使用される30ピンコネクタと同じであるか、又は同様及び/又は互換性を有するマルチピン(例えば、30ピン)コネクタである。
【0267】
[0298] 接触/移動モジュールは、タッチスクリーン(ディスプレイコントローラと併せて)及び他のタッチセンシティブ装置(例えば、タッチパッド又は物理的なクリックホィール)との接触を検出し得る。接触/移動モジュールは、接触が生じたか否かの判断、接触の移動があるか否かの判断及びタッチスクリーンにわたる移動の追跡、接触が破られた(すなわち、接触がなくなった)か否かの判断等の接触の検出に関連する様々な動作を実行する様々なソフトウェアを含む。接触点の移動の特定は、接触点のスピード(大きさ)、速度(大きさ及び方向)、及び/又は加速度(大きさ及び/又は方向の変化)を特定することを含み得る。これらの動作は、単一の接触(例えば、指1本の接触)又は複数の同時接触(例えば、「マルチタッチ」/複数の指の接触)に適用し得る。ある実施形態では、接触/移動モジュール及びディスプレイコントローラは、タッチパッドへの接触も検出する。ある実施形態では、接触/移動モジュール及びコントローラは、クリックホィールとの接触を検出する。
【0268】
[0299] メモリに記憶し得る他のアプリケーションの例としては、他の言語処理アプリケーション、JAVA対応アプリケーション、暗号化、デジタル権利管理、音声認識及び音声複製が挙げられる。
【0269】
[0300] タッチスクリーン、ディスプレイコントローラ、接触モジュール、グラフィックスモジュール、及びテキスト入力モジュールと併せて、接触モジュールを使用して、氏名をアドレス帳に追加すること、氏名をアドレス帳から削除すること、電話番号、電子メールアドレス、物理的な住所、又は他の情報を氏名に関連付けること、画像を氏名に関連付けること、氏名を分類しソートすること、電話、音声会議、電子メール、又はIMによる通信を開始及び/又は促進するために、電話番号又は電子メールアドレスを提供すること等を含むアドレス帳又はコンタクトリストを管理し得る。
【0270】
モバイル装置に位置するウェアラブル装置
[0301] 本開示のディスプレイは、様々な設定で使用することができる。例えば、
図18に示されるように、ディスプレイはリストバンドに搭載することができる。別の例として、ディスプレイは、モバイル装置、衣服、又は他の物体に搭載することができる。
図19A〜
図19Kは、モバイル装置等の様々な物体に搭載することができるウェアラブル装置を示す。
図19A〜
図19Eでは、表示装置は、ケースとしてモバイル装置に搭載可能であり得る。非限定的な例として、ウェアラブル装置は、通常のモバイル装置保護ケースと同様に、巻かれて、次にモバイル装置に結合されるケースのようにフィットする。ケースはOLED及び/又は可撓性OLEDを有する。ウェアラブル装置は、モバイル装置と通信する。一実施形態では、ウェアラブル装置は、ウェアラブル装置に表示されるものと全く同様の写真、画像、言葉を表現している単純な画面である。
【0271】
[0302] 表示装置は、湾曲又は非線形外形を有することができる。表示装置は可撓性を有することができる。
図19F及び
図19Gは、曲線である表示装置を示す。横から、表示装置は非線形外形を有する。
【0272】
[0303]
図19H〜
図19Jは、支持部材から取り外し可能なディスプレイを有する表示装置を示す。ディスプレイは、ディスプレイを支持部材にしっかりと係合できるようにする相手方ピンを有することができる。支持部材は、
図19Kに示されるように、支持部材を衣服に取り付けられるようにするピンを有することができる。
【0273】
[0304] 一実施形態では、モバイル装置はBluetooth(登録商標)及び/又はWiFiを使用して、ウェアラブル装置画面と対話し通信する。
【0274】
[0305] 一実施形態では、ウェアラブル装置は、特定のBluetoothプロファイルを解釈するように構成され、Bluetoothプロファイルは、可能なアプリケーションの定義であり、Bluetooth対応装置が他のBluetooth装置と通信するために使用する一般挙動を指定する。これらのプロファイルは、開始から通信をパラメータ化し制御する設定を含む。プロファイルへの順守により、双方向リンクが有効になる前に新しいパラメータを送信する時間が節減される。多くの異なるタイプのアプリケーション又は装置の使用事例を記載した広範囲のBluetoothプロファイルがある。
【0275】
[0306] 様々な実施形態では、モバイル装置及びウェアラブル装置は、以下を有することが可能である:携帯電話とウェアラブル装置との通信及び無線制御、密閉区域にあり、帯域幅が殆ど必要とされない場所でのウェアラブル装置間の無線ネットワーキング、ファイル転送、交信詳細、カレンダー予約、及びOBEXとの装置間のリマインダー、前のRS−232シリアル通信の置換、より高いUSB帯域幅が必要とされず、ケーブルなしの接続が望ましい低帯域幅用途向け、Bluetooth対応ウェアラブル装置からの広告用掲示板を他の発見可能なBluetooth装置に広告する小さな広告の送信、モバイル装置を使用したウェアラブル装置でのダイアルアップインターネットアクセス、ウェアラブル装置からの健康センサデータの短距離伝送、ウェアラブル装置のリアルタイムロケーションシステム(RTLS)、及びパーソナルセキュリティアプリケーション。Wi−Fiもウェアラブル装置の同様のアプリケーションと共に利用することができる。
【0276】
[0307] 一実施形態では、ウェアラブル装置は、ウェアラブル装置がモバイル装置と通信できるようにするBluetoothアダプタに結合することができる。
【0277】
[0308] 請求項に記載される主題の様々な実施形態の上記説明は、例示及び説明の目的で提供されている。網羅的である、すなわち、請求項に記載される主題を開示される厳密な形態に限定することは意図されない。多くの変更及び変形が当業者に明らかになる。特に、「構成要素」という概念は、上述したシステム及び方法の実施形態において使用されるが、そのような概念が、クラス、メソッド、タイプ、インタフェース、モジュール、オブジェクトモデル、及び他の適する概念等の均等な概念と同義で使用可能なことが明らかである。実施形態は、本発明の原理及びその実用を最良に説明するために選ばれ説明され、それにより、関連分野の当業者が請求項に記載される主題、様々な実施形態、及び意図される特定の使用に適する様々な変更を用いた実施形態を理解することができる。
【0278】
コンピュータ制御システム
[0309] 本開示は、本開示の方法を実施するようにプログラムされるコンピュータ制御システムを提供する。
図20は、本開示の方法を実施するようにプログラムされるか、又は別の方法で構成されるコンピュータシステム2001を示す。コンピュータシステム2001は中央演算処理装置(CPU、本明細書では「プロセッサ」及び「コンピュータプロセッサ」とも)2005を含み、CPU2005は、シングルコア若しくはマルチコアプロセッサ又は並列処理用の複数のプロセッサであることができる。コンピュータシステム2001は、メモリ又はメモリロケーション2010(例えば、ランダムアクセスメモリ、読み取り専用メモリ、フラッシュメモリ)、電子記憶ユニット2015(例えば、ハードディスク)、1つ又は複数の他のシステムと通信するための通信インタフェース2020(例えば、ネットワークアダプタ)、及びキャッシュ、他のメモリ、データ記憶装置、及び/又は電子ディスプレイアダプタ等の周辺機器2025も含む。メモリ2010、記憶ユニット2015、インタフェース2020、及び周辺機器2025は、通信バス(実線)を通してマザーボード等のCPU2005と通信する。記憶ユニット2015は、データを記憶するデータ記憶ユニット(又はデータリポジトリ)であることができる。コンピュータシステム2001は、通信インタフェース2020を用いてコンピュータネットワーク(「ネットワーク」)2030に動作可能に結合することができる。ネットワーク2030は、インターネット、インターネット及び/又はエクストラネット、又はインターネットと通信するイントラネット及び/又はエクストラネットであることができる。ネットワーク2030は、ある場合には、電気通信網及び/又はデータ網である。ネットワーク2030は、クラウド計算等の分散計算を可能にすることができる1つ又は複数のコンピュータサーバを含むことができる。ネットワーク2030は、ある場合には、コンピュータシステム2001を用いて、ピアツーピアネットワークを実施することができ、ピアツーピアネットワークは、コンピュータシステム2001に結合された装置が、クライアント又はサーバとして挙動できるようにし得る。
【0279】
[0310] CPU2005は、プログラム又はソフトウェアで実施することができる一連の機械可読命令を実行することができる。命令は、メモリ2010等のメモリロケーションに記憶し得る。命令はCPU2005に向けることができ、命令は続けて、本開示の方法を実施するように、CPU2005をプログラム又は別の方法で構成することができる。CPU2005により実行される動作の例としては、フェッチ、デコード、実行、及びライトバックを挙げることができる。
【0280】
[0311] CPU2005は、集積回路等の回路の一部であることができる。システム2001の1つ又は複数の他の構成要素は、回路に含めることができる。ある場合には、回路は特定用途向け集積回路(ASIC)である。
【0281】
[0312] 記憶ユニット2015は、ドライバ、ライブラリ、及び保存されたプログラム等のファイルを記憶することができる。記憶ユニット2015は、ユーザデータ、例えば、ユーザ嗜好及びユーザプログラムを記憶することができる。コンピュータシステム2001は、ある場合には、イントラネット又はインターネットを通してコンピュータシステム2001と通信するリモートサーバに配置される等、コンピュータシステム2001に外部の1つ又は複数の追加のデータ記憶ユニットを含むことができる。
【0282】
[0313] コンピュータシステム2001は、ネットワーク2030を通して1つ又は複数のリモートコンピュータシステムと通信することができる。例えば、コンピュータシステム2001は、ユーザのリモートコンピュータシステムと通信することができる。リモートコンピュータシステムの例は、パーソナルコンピュータ(例えば、ポータブルPC)、スレート又はタブレットPC(例えば、Apple(登録商標)iPad、Samsung(登録商標)Galaxy Tab)、電話、スマートフォン(例えば、Apple(登録商標)IPhone、Android対応装置、Blackberry(登録商標))、又は個人情報端末を含む。ユーザは、ネットワーク2030を介してコンピュータシステム2001にアクセスすることができる。
【0283】
[0314] 本明細書に記載される方法は、例えば、メモリ2010又は電子記憶ユニット2015等のコンピュータシステム2001の電子記憶ロケーションに記憶された機械(例えば、コンピュータプロセッサ)実行可能コードにより実施することができる。機械実行可能又は機械可読コードは、ソフトウェアの形態で提供することができる。使用中、コードはプロセッサ2005により実行することができる。ある場合には、コードは、記憶ユニット2015から検索し、メモリ2010に記憶して、プロセッサ2005によるアクセスに向けて準備することができる。幾つかの状況では、電子記憶ユニット2015は除外することができ、機械実行可能命令はメモリ2010に記憶される。
【0284】
[0315] コードは、コードを実行するように構成されるプロセッサを有する機械と併用するように予めコンパイル及び構成することができ、又は実行時中にコンパイルすることができる。コードは、予めコンパイルされるか、又は実行時にコンパイルして実行することができるように選択することができるプログラミング言語で供給することができる。
【0285】
[0316] コンピュータシステム2001等の本明細書に記載されるシステム及び方法の態様は、プログラミングで実施することができる。本技術の様々な態様は、通常、あるタイプの機械可読媒体で運ばれるか、又は実施される機械(又はプロセッサ)実行可能コード及び/又は関連するデータの形態の「製品」又は「製造品」として考え得る。機械実行可能コードは、メモリ(例えば、読み取り専用メモリ、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ)又はハードディスク等の電子記憶ユニットに記憶することができる。「記憶装置」タイプ媒体は、ソフトウェアプログラミングのために随時非一時的記憶を提供し得る、様々な半導体メモリ、テープドライブ、ディスクドライブ等のコンピュータ、プロセッサ等、又は関連するモジュールの有形メモリの任意又は全てを含むことができる。ソフトウェアの全て又は部分は、時折、インターネット又は様々な他の電気通信ネットワークを通して通信し得る。そのような通信は、例えば、ソフトウェアをあるコンピュータ又はプロセッサから別のコンピュータ又はプロセッサに、例えば、管理サーバ又はホストコンピュータからアプリケーションサーバのコンピュータプラットフォームにロードできるようにし得る。したがって、ソフトウェア要素を運び得る別のタイプの媒体としては、ローカル装置間の物理的インタフェースを介して、有線及び光学陸線ネットワークを通して、並びに様々なエアリンクを介して使用される等の光波、電波、及び電磁波が挙げられる。有線又は無線リンク、光学リンク等のそのような波を搬送する物理的要素も、ソフトウェアを運ぶ媒体として見なし得る。本明細書で使用される場合、非一時的有形「記憶」媒体に制限されない限り、コンピュータ又は機械「可読媒体」等の用語は、実行のためにプロセッサに命令を提供することに参加する任意の媒体を指す。
【0286】
[0317] したがって、コンピュータ実行可能コード等の機械可読媒体は、有形記憶媒体、搬送波媒体、又は物理的伝送媒体を含むが、これらに限定されない多くの形態をとり得る。不揮発性記憶媒体としては、例えば、図面に示されるデータベース等の実施に使用し得る等の任意のコンピュータ等内の任意の記憶装置等の光ディスク又は磁気ディスクが挙げられる。揮発性記憶媒体としては、そのようなコンピュータプラットフォームのメインメモリ等の動的メモリが挙げられる。有形伝送媒体としては、コンピュータシステム内のバスを構成するワイヤを含め、同軸ケーブル、銅線、及び光ファイバが挙げられる。搬送波伝送媒体は、無線周波(RF)通信及び赤外線(IR)データ通信中に生成される等の電気信号、電磁信号、音響波、光波の形態をとり得る。したがって、一般的な形態のコンピュータ可読媒体は、例えば、フロッピーディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、任意の他の磁気媒体、CD−ROM、DVD若しくはDVD−ROM、任意の他の光学媒体、パンチカード紙テープ、穴のパターンを有する任意の他の物理的記憶媒体、RAM、ROM、PROM及びEPROM、フラッシュEPROM、任意の他のメモリチップ若しくはカートリッジ、データ若しくは命令を輸送する搬送波、そのような搬送波を輸送するケーブル若しくはリンク、又はプログラミングコード及び/又はデータを読み出し得る任意の他の媒体を含む。コンピュータ可読媒体のこれらの形態の多くは、実行するためにプロセッサに1つ又は複数の命令の1つ又は複数のシーケンスの搬送に関わり得る。
【0287】
[0318] コンピュータシステム2001は、例えば、ユーザが表示するメディアを選択できるようにするアプリケーション(アプリ)を提供するユーザインタフェース(UI)2040を含む電子ディスプレイ2035を含むか、又は通信することができる。UIの例としては、限定ではなく、グラフィカルユーザインタフェース(GUI)及びウェブベースのユーザインタフェースが挙げられる。
【0288】
[0319] 本開示のアプリは、様々な特徴を提供することができ、様々な利点を可能にすることができる。アプリは、ユーザが気にしていることを表現すること、理念について学習すること、及び他人と繋がり、理念、博愛、及び自己表現の周囲の社会経験を生み出すことについてのものであり得る。ユーザは、ユーザが気にしているものを装着しシェアし、繋がって行動して、社会的影響を及ぼし得る。アプリは仮想ソーシャルネットワークであり得、ユーザが表現を他の個人に提供できるようにする。これは、気付きを生み出し、リソースを流し、社会的影響の周囲のムーブメントを生み出すことであり得る。アプリにより、ユーザは、新しい慈善団体及び組織、利点及び機会(例えば、博愛機会)についての学習、寄付、及び他者の教育についての毎月又は他の時間枠の目標を設定することができる。アプリにより、ユーザは、ユーザが気にしていることを表現することができ、学習し、ユーザの様々な関心の周囲での繋がることを可能にする。
【0289】
[0320] アプリを使用して、表現を作成し、既存の表現をシェアし、表現を売買し、慈善団体に結びついて寄付し、社会及び世界に利することができる理念等の理念の周囲で同様の関心を共有する人々と会って繋がることができる。アプリは、教育の改善から様々な社会問題(例えば、動物の権利、人権、汚染等)の最小化又は対処まで、人類にポジティブに影響し得る理念にフォーカスすることができる。
【0290】
[0321] アプリは、表現の市場を提供することができる。アプリは、様々な表現を可能にすることができる。ある例では、アプリにより、スタジアム内のユーザは、ライトショーの一部であることができ、アプリにより、GPSは、近接性及び関心の共有に基づいて個人同士が会うように案内することができ、アプリにより、ユーザは、表現の承認制スライドショーを作成することができ、アプリにより、様々な話題及び関心の周囲でのグローバル及びローカルな会話が可能になり、そのような会話を促進することができる。
【0291】
[0322] アプリは、本開示の表示装置(例えば、ウェアラブル装置)と併用することができる。代替的には、アプリは、表示装置なしで使用することができる。アプリにより、ユーザは、アプリ上で「表現」している1つ又は複数の表現を装着しシェアすることができるように表示装置に接続することができる。アプリにより、ユーザは、友人を表現、ムーブメント、又は理念(例えば、博愛的理念)に参加するように招待することができるとともに、ソーシャルメディアに掲示することができる。
【0292】
[0323] 本開示の方法及びシステムは、1つ又は複数のアルゴリズムとして実施することができる。アルゴリズムは、中央演算処理装置2005により実行されると、ソフトウェアとして実施することができる。
【0293】
[0324]
図21は制御ユニット2100を示す。制御ユニット2100は、電池(例えば、リチウムイオンポリマー電池)、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポートと通信する電池充電器、加速度計、第1のボタン、第2のボタン、Bluetooth、第1のメモリ(例えば、同期動的ランダムアクセスメモリ又はSDRAM)、第2のメモリ(例えば、フラッシュメモリ)、ディスプレイドライバ、液晶ディスプレイ(LCD)、及び光センサを含め、様々な他のユニットと通信するマイクロコントローラを含む。制御ユニット2100は、本開示の表示装置又はシステムに統合することができる。例えば、制御ユニット2100は、表示装置(例えば、ボタンディスプレイ)の回路基板として統合することができる。
【0294】
例1
[0325]
図22A〜
図22Dは、ユーザにより選択されたメディアを表示するように構成される表示装置2200を示す。
図22Aは、表示装置の分解組立側面図を示す。表示装置は、円形ディスプレイ、プリント回路基板組立体(PCBA)、電池、バック筐体(又はキャリア)、及びスチールカバーを含む。表示装置は厚さ約13.48mmを有する。内尾得構成要素(すなわち、ディスプレイ、PCBA、及び電池)は厚さ約9.88mmを有する。
【0295】
[0326]
図22B及び
図22Cを参照すると、表示装置2200は、ボタン2201、第1の磁石2202、及び第2の磁石2203を含む。第1の磁石2202及び第2の磁石2203は逆の極性を有し、それにより、表示装置2200は、織物等の物体に対して固定することができる。代替として、表示装置2200は、ピン2205と係合するリング2204を含むことができ、それにより、表示装置2200を物体に対して固定することができる。
【0296】
[0327]
図22Dは、表示装置2200の様々な構成要素を示す。表示装置2200は、ボタン2201、アンテナ2206、及びUSBポート2207を含む。USBポート2207は、表示装置2200の電池を充電するのに使用することができる。
【0297】
[0328]
図23A〜
図23Eは、表示装置2200等の表示装置の様々な構造段階を示す。
図23Aは、表示装置2200の円形表示画面を示す。
図23Bに示されるように、表示画面は、表示装置2200のバック筐体に固定することができる。
【0298】
[0329]
図23Aを参照すると、表示画面はPCBAに接続される。表示画面の底面はPCBAの上部に結合される。
図23Bでは、ボタンはキャリアに挿入され、PCBAは、ねじを使用してキャリアに固定される。
図23Cでは、レンズが、接着剤を使用してキャリアの上面に固定される。
図23Dでは、電池はスチール底部カバーの上面に固定される。組立体は、
図23Eに示されるように、キャリアの底面上のリップにスチール板を固定することにより完了する。
【0299】
[0330]
図24は、表示画面を有する別の表示装置を示す。表示装置は両面ボタンも含む。
【0300】
[0331] 別の例として、
図25は、屈曲コネクタ2501と、アクティブタッチエリア2502とを有する表示装置を示す。この表示装置は、容量性タッチスクリーン等のタッチスクリーンである表示画面との併用に適し得る。
【0301】
[0332] 本開示の表示画面は、表示画面にわたるスワイプ等のジェスチャと併用するように構成し得る。例えば、メディアは、表示画面をスワイプすることによりユーザにより選択し得る。別の例として、ユーザは、左から右、右から左、上から下、又は下から上にスワイプすることによりメディアをスクロールし得る。
【0302】
例2
[0333] 本開示は、ウェアラブル装置の様々な非限定的な例を提供する。
図26は、ボタンの形態であるユーザのウェアラブル装置の例を示す。ウェアラブル装置の表示画面は、メディア(例えば、矢印、木、及び自転車)を含む表現(例えば、3つのバンド、又は矢印を有する「STAND UP TO CANCER(ガンのために立ち上がろう)」及び「Save the Planet(地球を救おう)」)を示す。表現は、ユーザの電子装置から引き出し得る。表現は、電子装置で作成するか、又はサーバ等の別のシステム又は装置からダウンロードし得る。
図30は、ユーザのシャツにウェアラブル装置を装着しているユーザを示す。
【0303】
[0334]
図27は、磁気ロックを含む磁気アタッチメントを有するウェアラブル装置を示す。磁気アタッチメントは、ウェアラブル装置をユーザの衣服に固定できるようにし得る。
【0304】
[0335]
図28は、クリップを有するウェアラブル装置を示す。クリップにより、ウェアラブル装置をユーザの衣服又は別の物体(例えば、バッグ)に固定することができる。
【0305】
[0336]
図29は、ストラップを有するウェアラブル装置を示す。ストラップにより、ウェアラブル装置をユーザの衣服又は別の物体(例えば、バッグ)に固定することができる。
【0306】
[0337]
図31は、ウェアラブル装置を充電する誘導充電エリアを有する充電器を示す。ユーザは、自動充電のために充電エリアにウェアラブル装置を配置し得る。
【0307】
[0338]
図32A及び
図32Bは、ウェアラブル装置の別の例の分解組立図を示す。ウェアラブル装置は、OLEDであることができる発光ダイオード(LED)ディスプレイを含む。ウェアラブル装置は、誘導充電のための充電コイルを含むことができる。
【0308】
[0339]
図33A及び
図33Bは、ウェアラブル装置の別の例の分解組立側面図及び断面図をそれぞれ示す。ウェアラブル装置は、1.47mmディスプレイに隣接した1ミリメートル(mm)レンズを含む。
【0309】
[0340]
図34A及び
図34Bは、ウェアラブル装置の別の例を示す。
図34Aは、ウェアラブル装置の分解組立側面図である。
図34Bは、ウェアラブル装置の傾斜図である。ウェアラブル装置は、円形ボタンの形態であるが、他の形状を使用することも可能である。
【0310】
[0341] 本発明の好ましい実施形態を本明細書に示し説明したが、そのような実施形態が単なる例示として提供されることが当業者には明らかである。本発明が本明細書内に提供される特定の例により限定されることは意図されない。本発明は上記明細書を参照して説明されたが、本明細書の実施形態の説明及び例示は、限定の意味で解釈されることが意味されない。本発明から逸脱せずに、これより、多くの変形、変更、及び置換を当業者は思い付く。さらに、本発明の全ての態様が、本明細書に記載される特定の図、構成、及び相対位置に限定されず、様々な状況及び変数に依存することが理解されるものとする。本発明を実施するに当たり、本明細書に記載される本発明の実施形態への様々な代替を利用し得ることを理解されたい。したがって、本発明が、任意のそのような代替、変更、変形、又は均等物も包含することが意図される。以下の特許請求の範囲が本発明の範囲を規定し、それにより、これらの特許請求の範囲及びそれらの均等物内の方法及び構造が包含されることが意図される。