特許第6731911号(P6731911)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6731911転送基板および対応する樹脂を使用してチップをターゲットウエハに接合するための方法
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6731911
(24)【登録日】2020年7月9日
(45)【発行日】2020年7月29日
(54)【発明の名称】転送基板および対応する樹脂を使用してチップをターゲットウエハに接合するための方法
(51)【国際特許分類】
   H01S 5/022 20060101AFI20200716BHJP
【FI】
   H01S5/022
【請求項の数】15
【全頁数】23
(21)【出願番号】特願2017-512667(P2017-512667)
(86)(22)【出願日】2015年9月2日
(65)【公表番号】特表2017-526189(P2017-526189A)
(43)【公表日】2017年9月7日
(86)【国際出願番号】US2015048176
(87)【国際公開番号】WO2016036874
(87)【国際公開日】20160310
【審査請求日】2018年8月30日
(31)【優先権主張番号】62/046,500
(32)【優先日】2014年9月5日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】14/562,169
(32)【優先日】2014年12月5日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】512095510
【氏名又は名称】スコーピオズ テクノロジーズ インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100137969
【弁理士】
【氏名又は名称】岡部 憲昭
(74)【代理人】
【識別番号】100104824
【弁理士】
【氏名又は名称】穐場 仁
(72)【発明者】
【氏名】ランバート,ダミアン
(72)【発明者】
【氏名】スパン,ジョン
(72)【発明者】
【氏名】クラスウリック,ステファン
【審査官】 右田 昌士
(56)【参考文献】
【文献】 特開2012−195504(JP,A)
【文献】 特開2002−185039(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2013/0189804(US,A1)
【文献】 特開2005−347647(JP,A)
【文献】 特開2003−007986(JP,A)
【文献】 特開2004−273596(JP,A)
【文献】 特表2015−506590(JP,A)
【文献】 特表2005−513781(JP,A)
【文献】 特表2014−506000(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2013/0210214(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01S 5/00 − 5/50
H01L 33/00 − 33/64
H01L 21/00 − 21/16
H01L 21/54
H01L 21/78 − 21/80
H01L 23/00 − 23/26
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
対応する樹脂を使用してチップをターゲットウエハに接合するための方法であって、前記方法は、
転送基板に注入領域を形成することであって、前記注入領域が前記転送基板において第1の深度で形成される、ことと、
ライザーを形成するために前記転送基板の一部分をエッチングすることであって、
エッチングされる前記転送基板の前記一部分が第2の深度にエッチングされ、
前記第2の深度が前記転送基板の表面に関して前記第1の深度よりも大きく、
前記ライザーの一部は、前記ライザーが前記注入領域の一部分を備えるように、前記第2の深度にエッチングされない、
ことと、
対応する樹脂を前記転送基板に適用することと、
前記対応する樹脂にチップを固定することであって、前記チップが、前記ライザーの上方の前記対応する樹脂に固定される、ことと、
前記対応する樹脂の過多を除去することであって、
前記対応する樹脂の前記過多が、前記ライザーと前記チップの間にない樹脂を含み、
前記対応する樹脂の前記過多を除去することが、前記対応する樹脂の柱を残し、
前記対応する樹脂の前記柱が前記ライザーと前記チップとの間にある、
ことと、
前記チップを前記ターゲットウエハに接合することであって、前記チップを前記ターゲットウエハに接合することは、前記チップが前記対応する樹脂の前記柱に固定されている間に実施される、ことと、
前記ライザーの残余部分が前記転送基板から分離可能であるように、前記注入領域において前記転送基板を砕くことと、
前記ライザーの前記残余部分から前記転送基板を除去することであって、前記ライザーの前記残余部分が前記対応する樹脂の前記柱に接続される、ことと、
前記対応する樹脂の前記柱から前記ライザーの前記残余部分を除去することであって、前記ライザーの前記残余部分から前記転送基板を除去した後に前記ライザーの前記残余部分が前記対応する樹脂の前記柱から除去される、ことと
前記チップから前記対応する樹脂の前記柱を除去することであって、前記チップから前記対応する樹脂の前記柱を除去することは、前記対応する樹脂の前記柱から前記ライザーの前記残余部分を除去した後に実施される、ことと
含む、方法。
【請求項2】
前記対応する樹脂中にピットを形成することをさらに含み、
前記ピットは、前記ピットを形成するために前記対応する樹脂の一部分を除去することによって形成され、
前記ピットは、前記ライザーの上方の前記対応する樹脂において形成され、
前記チップは前記ピットの表面に固定される、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記チップの側部を保護するために前記ピットを材料で充填することと、
前記チップが前記対応する樹脂に固定されている間に前記チップの一部分を除去することと
をさらに含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記チップの側部を保護するための前記材料はフォトレジストまたはポリマー材料である、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記チップに材料を適用することをさらに含み、
前記チップに適用される前記材料は、前記チップを前記ターゲットウエハに接合する際に使用され、
前記チップに適用される前記材料は、前記チップが前記対応する樹脂に固定されている間に適用される、
請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記ターゲットウエハはシリコンを備え、
前記転送基板はシリコンを備え、
前記チップはIII−V族半導体材料を備える、
請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記転送基板は200nmから400nmまでの範囲の光に対して不透過性である、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記注入領域は水素、B、He、またはSi注入領域である、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記ターゲットウエハは、リセスを形成する壁およびフロアを備え、
前記チップは、前記ターゲットウエハの前記リセスの前記フロアに接合され、
前記ライザーは前記リセスの幅よりも大きい幅を有する、
請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記チップは、前記ターゲットウエハにおいて見つけられない光学的、電気的、および/または磁気的性質を有する、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記チップはレーザーのための利得媒質を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記対応する樹脂に第2のチップを固定することと、
前記ターゲットウエハに前記チップを接合するのと同時に前記ターゲットウエハに前記第2のチップを接合することと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
対応する樹脂を使用してチップをターゲットウエハに接合するための方法であって、前記方法は、
対応する樹脂を転送基板に適用することであって、前記転送基板が、200nmから400nmまでの範囲の紫外光に対して不透過性である、ことと、
前記対応する樹脂中にピットを形成することと、
前記対応する樹脂の前記ピットにおいてチップを固定することと、
前記対応する樹脂の過多を除去することであって、前記対応する樹脂の前記過多を除去することが、前記転送基板と前記チップとの間に前記対応する樹脂の柱を残す、ことと、
前記チップを前記ターゲットウエハに接合することであって、前記チップを前記ターゲットウエハに接合することは、前記チップが前記対応する樹脂の前記柱に固定されている間に実施される、ことと、
前記対応する樹脂の前記柱から前記転送基板を除去することと、
前記チップから前記対応する樹脂の前記柱を除去することと
を含む、方法。
【請求項14】
前記ピットをフォトレジストおよび/またはポリマー材料で充填することと、
前記チップが前記ピット中にある間に前記チップの一部を除去するかまたは前記チップに材料を追加することと
をさらに含む、請求項13に記載の前記対応する樹脂を使用してチップを前記ターゲットウエハに接合するための方法。
【請求項15】
前記転送基板に注入領域を形成することと、
前記注入領域において前記転送基板を砕くことと
をさらに含む、請求項13に記載の前記対応する樹脂を使用してチップを前記ターゲットウエハに接合するための方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
[0001]本出願は、それらの開示全体がすべての目的のために参照により本明細書に組み込まれる、2014年9月5日に出願された米国仮特許出願第62/046,500号、および2014年12月5日に出願された「Semiconductor Bonding with Compliant Resin and Utilizing Hydrogen Implantation for Transfer−Wafer Removal」と題する米国非仮特許出願第14/562,169号の優先権を主張する。
【0002】
[0002]本出願は、ウエハ接合に関する。より詳細には、限定はしないが、光デバイスを作成するために半導体を接合することに関する。高度な電子機能(例えば、フォトニックデバイスバイアス制御、変調、増幅、データシリアライゼーションおよびデシリアライゼーション、フレーミング、ならびにルーティング)がシリコン集積回路上に時々展開される。これの1つの理由は、極めて高度な機能および性能を有するデバイスの製造を市場で可能なコストで可能にする、シリコン集積回路の設計および作製のためのグローバルインフラストラクチャの存在である。シリコンは、それの間接エネルギーバンドギャップによる光放出または光増幅のために有用でなかった。
【背景技術】
【0003】
[0003]化合物半導体(例えば、リン化インジウム、ガリウムヒ素、ならびに関係する3元および4元材料)は、光通信のために、特にそれらの直接エネルギーバンドギャップのために発光デバイスおよびフォトダイオードのために使用されている。しかしながら、これらの材料上での高度な電気機能の集積は、これらの材料でデバイスおよび回路を作製するコストがより高くなることにより、ニッチで高性能な適用例に限定されている。さらに、シリコンを用いた3元および4元材料の集積は、材料間の格子不整合のために困難である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
[0004]金属合金を使用するターゲットウエハ上のチップ(例えば、III−V族)のSkorpios Template Assisted Bonding(商標)(STAB(商標))は、チップ(例えば、III−V族材料を備えるチップ)の厚さの変動性により、特に(例えば、異なるソースおよび/または様々な厚さからの)多数のチップがターゲットウエハ(例えば、シリコンを備えるウエハ)上にパックされたとき、困難である。STABプロセスの一例は、参照により組み込まれる、2013年1月18日に出願された米国出願第13/745,577号に与えられている。いくつかの実施形態では、大直径ウエハ上の均一な圧力を用いた(例えば、鉛直高さ、「z高さ」と呼ばれることがある)チップ配置は、転送ウエハ上の対応する樹脂と、ターゲットウエハ上の高さ配置ペデスタルとの助けをかりて達成され得る。しかしながら、すべての対応する樹脂が、ターゲットウエハへのチップの効果的接合のための高いアニール温度(例えば、摂氏200および/または300度よりも大きい温度)に適応することができるとは限らない。さらに、いくつかの実施形態では、高いアニール温度が可能な樹脂は、以下の理由のうちの1つまたは複数によりSTAB(商標)プロセスに適合しない。
(1)樹脂を用いてチップに取り付けられた転送ウエハの除去は、ターゲットウエハ上の接合部位からチップを引き裂く傾向がある、熱およびせん断力を時々使用し、ならびに/あるいは
(2)樹脂を用いてチップに取り付けられた転送ウエハの除去は、レーザーを用いて転送ウエハの基板を通して樹脂の剥離を可能にするために、短波長の光(例えば、200nmから400nmまでの波長を有する紫外(UV)光)に対して透明である材料(例えば、ガラスまたはサファイア)から製造された転送ウエハの基板を時々使用する。残念ながら、使用されている透明材料(例えば、ガラスおよびサファイア)は、ターゲットウエハの熱膨張係数とは異なる熱膨張係数を有する。例えば、いくつかの実施形態では、ターゲットウエハはシリコン基板を備える。チップをターゲットウエハのシリコン基板に接合するために非シリコン転送基板(例えば、ガラスまたはサファイア)を使用することを試みると、シリコン基板と非シリコン基板との間の膨張差はチップ配置許容差よりも大きい。この問題は大きい非シリコン基板(例えば、200mmに等しいかまたはそれよりも大きい直径をもつ基板)を使用するときに増大する。アニール中に、チップは室温において元の整合から数十ミクロンだけシフトされ得る(例えば、転送ウエハのエッジにおけるチップ)。シリコン、InP、およびGaAsは約900nmよりも短い波長をもつ光に対して不透過性であり、したがって、樹脂から転送ウエハを剥離する際に、シリコン、InP、またはGaAsを通って照らすためにUV光は使用できないことに留意されたい。
【課題を解決するための手段】
【0005】
[0005]いくつかの実施形態では、1つまたは複数のチップをターゲットウエハに接合するための方法は、一致した熱膨張係数を有する転送ウエハとターゲットウエハの両方によって実施される(例えば、ターゲットウエハはシリコンから製造された基板を有し、転送ウエハはシリコンから製造された基板を有し、ならびに/あるいは300℃において膨張差が10、6、4、2、および/または1ミクロン以下)。チップを転送ウエハに接合するために対応する材料(例えば、対応する樹脂)が使用され、対応する材料は、(例えば、200℃よりも大きい)高いアニール温度に耐えることができる。転送基板を除去すること(すなわち、剥離)は、転送基板中の(例えば、水素、He、B、および/またはSiイオンを使用する)イオン注入と、それに続く熱処理とを使用して達成される。イオン注入は、転送基板の表面に近接して、転送基板全体にわたってあるいは局所的に(例えば、ライザー内で)実施される。したがって、転送基板はUV光に対して不透過性であり得る。また、転送基板とターゲット基板の両方は一致した熱膨張係数(例えば、両方ともシリコン)を有するので、アニール中に、転送基板とターゲット基板との間のチップの相対位置は、もしあったとしても、あまり変化しない。
【0006】
[0006](例えば、200、250、および/または350℃よりも大きい)熱を適用すると、転送基板の一部分は水素注入領域において分離し、転送基板の残余部分は対応する材料に接合されたままになる。残余部分の除去は標準のエッチング方法で達成され得る。チップがターゲットウエハに接合された後の、チップからの対応する材料の除去は、対応する材料がアクセス可能であるので、溶剤を用いて達成され得る。
【0007】
[0007]いくつかの実施形態では、対応する樹脂を使用して1つまたは複数のチップを半導体に接合するための方法について説明する。転送基板に注入領域が形成され、注入領域は転送基板において第1の深度で形成される。ライザーを形成するために転送基板の一部分がエッチングされ、エッチングされる転送基板の一部分は第2の深度にエッチングされ、第2の深度は転送基板の表面に関して第1の深度よりも大きく、ライザーの一部は、ライザーが注入領域の一部分を備えるように、第2の深度にエッチングされない。対応する材料が転送基板に適用される。対応する材料にチップが固定され、チップはライザーの上方の対応する材料に固定される。対応する材料の過多が除去され、対応する材料の過多は、ライザーとチップの間にない材料を含み、対応する材料の過多を除去することは、対応する材料の柱を残し、対応する材料の柱はライザーとチップとの間にある。チップはターゲットウエハに接合され、チップをターゲットウエハに接合することは、チップが対応する材料の柱に固定されている間に実施される。ライザーの残余部分が転送基板から分離可能であるように、注入領域において転送基板が砕かれる。ライザーの残余部分から転送基板が除去され、ライザーの残余部分は対応する材料の柱に接続される。対応する材料の柱からライザーの残余部分が除去され、ライザーの残余部分から転送基板を除去した後にライザーの残余部分が対応する材料の柱から除去され、チップから対応する材料の柱が除去され、チップから対応する材料の柱を除去することは、対応する材料の柱からライザーの残余部分を除去した後に実施される。いくつかの実施形態では、対応する材料にピットが形成され、ピットは、ピットを形成するために対応する材料の一部分を除去することによって形成され、ピットは、ライザーの上方の対応する材料において形成され、チップはピットの表面に固定される。いくつかの実施形態では、チップの側部を保護するためにピットは材料で充填され、チップが対応する材料に固定されている間に、チップの一部分が除去されるか、またはチップに材料が追加される。いくつかの実施形態では、チップの側部を保護するための材料はフォトレジストまたはポリマー材料である。いくつかの実施形態では、ターゲットウエハはシリコンを備え、転送基板はシリコンを備え、チップはIII−V族半導体材料を備える。いくつかの実施形態では、転送基板および/またはターゲット基板は、200nmから400nmまでの波長を有する範囲の光に不透過性である。いくつかの実施形態では、注入領域は水素、B、He、またはSi注入領域である。いくつかの実施形態では、ターゲットウエハは、リセスを形成する壁およびフロアを備え、チップは、ターゲットウエハのリセスのフロアに接合され、ライザーはリセスの幅よりも大きい幅を有する。いくつかの実施形態では、対応する材料に第2のチップが固定され、ターゲットウエハにチップを接合するのと同時にターゲットウエハに第2のチップが接合される。
【0008】
[0008]いくつかの実施形態では、対応する樹脂を使用してチップを半導体に接合するための転送ウエハが開示される。転送基板は、基板と、対応する材料と、ピットを形成する対応する材料の壁とを備える。基板は200nm〜400nmの範囲の紫外光に対して不透過性であり、基板は半導体材料を備え、基板は注入領域を備える。対応する材料は基板上に配設される。いくつかの実施形態では、基板は、ライザーと、ライザー内の注入領域とを備える。いくつかの実施形態では、チップがピット内に固定される。いくつかの実施形態では、フォトレジストおよび/またはポリマー材料がチップとともにピット中に配置される。いくつかの実施形態では、基板はシリコンを備え、チップはIII−V族半導体材料を備える。
【0009】
[0009]いくつかの実施形態では、対応する樹脂を使用してチップを半導体に接合するための方法が開示される。対応する材料が転送基板に適用され、転送基板は、200nmから400nmまでの範囲の紫外光に対して不透過性である。対応する材料にピットが形成される。対応する材料のピットにおいてチップが固定される。過多の対応する材料が除去され、対応する材料の過多を除去することは、転送基板とチップとの間に対応する材料の柱を残す。チップはターゲットウエハに接合され、チップをターゲットウエハに接合することは、チップが対応する材料の柱に固定されている間に実施される。対応する材料の柱から転送基板が除去される。また、チップから対応する材料の柱が除去される。
【0010】
[0010]いくつかの実施形態では、対応する材料は、接合合金をアニールするために使用される温度にも適応する。
【図面の簡単な説明】
【0011】
[0011]
図1】注入領域を有する転送基板の一実施形態の簡略断面図を示す。 [0012]
図2】転送基板中にライザーが形成された一実施形態の簡略断面図を示す。 [0013]
図3】複数のライザーを有する転送基板の一実施形態の簡略上面図を示す。 [0014]
図4】対応する材料が転送基板上に配設された転送ウエハの一実施形態の簡略断面図を示す。 [0015]
図5A】対応する材料中にピットが形成された転送ウエハの実施形態の簡略断面図を示す。
図5B】対応する材料中にピットが形成された転送ウエハの実施形態の簡略断面図を示す。 [0016]
図6】対応する材料のピット中にチップが固定された転送ウエハの一実施形態の簡略断面図を示す。 [0017]
図7A】フォトレジストがチップとともにピット中に配置された転送ウエハの一実施形態の簡略断面図を示す。 [0018]
図7B】チップの一部分が除去された転送ウエハの一実施形態の簡略断面図を示す。 [0019]
図8】チップに材料が追加された転送ウエハの一実施形態の簡略断面図を示す。 [0020]
図9】過多の対応する材料が除去された転送ウエハの一実施形態の簡略断面図を示す。 [0021]
図10】チップをターゲットウエハに接合するために使用される転送ウエハの一実施形態の簡略断面図を示す。 [0022]
図11】転送ウエハにチップが固定されている間にターゲットウエハに接合するチップの一実施形態の簡略断面図を示す。 [0023]
図12】注入領域において砕けてライザーの残余部分が残る転送基板の一実施形態の簡略断面図を示す。 [0024]
図13】ライザーの残余部分が除去されたターゲットウエハに接合されるチップの一実施形態の簡略断面図を示す。 [0025]
図14】対応する材料が除去されたターゲットウエハに接合されるチップの一実施形態の簡略断面図を示す。 [0026]
図15】転送ウエハを形成する一実施形態のフローチャートを示す。 [0027]
図16】転送ウエハ上にチップを配置することと、チップをターゲットウエハに接合するために転送ウエハを準備することとの一実施形態のフローチャートを示す。 [0028]
図17】チップをターゲットウエハに接合することと、転送ウエハを除去することとの一実施形態のフローチャートを示す。
【発明を実施するための形態】
【0012】
[0029]添付の図において、同様の構成要素および/または特徴は同じ参照ラベルを有し得る。さらに、同じタイプの様々な構成要素は、参照ラベルの後に、ダッシュと、同様の構成要素同士を区別する第2のラベルとを続けることによって区別され得る。明細書において第1の参照ラベルのみが使用される場合、説明は、第2の参照ラベルにかかわらず、同じ第1の参照ラベルを有する同様の構成要素のどの1つにも適用可能である。
【0013】
[0030]後続の説明は、好ましい例示的な実施形態を提供するものにすぎず、本開示の範囲、適用可能性、または構成を限定するものではない。そうではなく、好ましい例示的な実施形態についての後続の説明は、好ましい例示的な実施形態を実装することを可能にするための説明を当業者に提供する。添付の特許請求の範囲において記載された趣旨および範囲から逸脱することなく、要素の機能および構成において様々な変更が行われ得ることを理解されたい。
【0014】
[0031]図1は、注入領域108を有する転送基板104の一実施形態の簡略断面図を示す。転送基板104は、1つまたは複数のチップをターゲットウエハに接合する際に転送ウエハの一部として使用される。例えば、ターゲットウエハはシリコンを備える。ターゲットウエハ中に、導波路(例えば、1.3および/または1.5ミクロン範囲内の波長を有する光透過のための光導波路)と、ミラー(例えば、導波路に光学的に結合された格子)とが形成される。(例えば、III−V族半導体材料から製造された)チップがレーザーのための利得媒質として使用される。チップは、ターゲットウエハ中の2つのミラー間に配設され、光導波路によってそれら2つのミラーに結合されることになる。チップはターゲットウエハに接合される(例えば、摂氏200、250、および/または350度よりも大きい熱を使用するアンダーバンプメタライゼーション)。いくつかの実施形態では、各デバイスの製造の速度を上げるおよび/またはコストを低減するために複数のデバイスが一緒に作成される。例えば、3200個のチップが、ターゲットウエハ上の3200個の配置部位に接合されるために転送ウエハに固定され、各配置部位に1つのチップが固定される。転送基板104がターゲットウエハの基板とは異なる熱膨張係数を有する場合、接合中にチップと配置部位との間に不整合があり得る。したがって、いくつかの実施形態では、転送基板104は、転送基板104とターゲット基板の両方が同様の熱膨張係数を有するようにターゲット基板と同様の材料から製造されるか、あるいは転送基板104およびターゲット基板は異なる材料から製造されるが、一致する熱膨張係数を有する。いくつかの実施形態では、転送基板104とターゲット基板は両方ともシリコンである(例えば、両方とも結晶シリコン。ターゲット基板はシリコンオンインシュレータ(SOI)ウエハのハンドル部分であり、転送基板104はフラットシリコンウエハである)。
【0015】
[0032]転送基板104は、上面112と底面116とをさらに備える。注入領域108は、上面112および/または底面116に平行または実質的に平行である平面を形成する。注入領域108は、上面112から第1の深度dにおいて形成される。いくつかの実施形態では、dは、0.25ミクロンと4ミクロンとの間(例えば、0.25、0.5、1、2、または4ミクロン)にある。いくつかの実施形態では、第1の深度dは、後のステップにおいてエッチングを低減するために最小限に抑えられる。いくつかの実施形態では、注入領域108は、(例えば、水素、He、B、および/またはSiイオンを使用して)イオン注入によって行われる。
【0016】
[0033]図2は、転送基板104中にライザー204が形成された一実施形態の簡略断面図を示す。ライザー204は、ライザー204の周りの転送基板104の部分をエッチングすることによって形成される。ライザー204の周りの転送基板104の部分は、転送基板104の上面112から第2の深度dにエッチングされる。第2の深度dは、ライザー204が注入領域108を備えるように、第1の深度dよりも大きい。図2では、説明の目的で第1のライザー204−1および第2のライザー204−2が示されている。いくつかの実施形態では、2つよりも多くのライザー204があることを理解されたい。いくつかの実施形態では、ただ1つのライザー204があり得る。いくつかの実施形態では、ライザー204は、転送基板104の分離を(例えば、注入領域108において転送基板104を砕くときにあまり多くのデブリが生じないように、チップの近くのエリアに)局所化するために使用される。いくつかの実施形態では、ライザー204は使用されず、対応する材料は、(例えば、処理ステップを低減するために)転送基板にライザー204を形成することなしに転送基板104に適用される。
【0017】
[0034]いくつかの実施形態では、ライザー204は、接合部位(例えば、ターゲットウエハ中に形成されたリセス)に対応する(例えば、接合部位のイメージをミラーリングする)ように配置される。いくつかの実施形態では、ライザー204は、ターゲットウエハの対応するリセスの表面積より小さいかまたはより大きい表面積を有する。例えば、ライザー204の表面積がより小さいと、ターゲットウエハにおける接合部位へのチップの整合が助けられ得るが、表面積がより大きいと、(注入領域108においてライザー204が砕かれた後の)デブリが、ターゲットウエハの対応するリセス中に落ちるのを防ぐに役立ち得る。
【0018】
[0035]図3は、多くのライザー204を有する転送基板104の一実施形態の簡略化上面図を示す。大きい、淡い影付きの長方形によって表される転送基板104は、より小さい、より暗い長方形によって表されるライザー204を有する。ライザー204は行および列で配置される。例えば、第1のライザー204−1は行1、列(col.)1にあり、第2のライザー204−2は行1、列2にある。追加のライザー204は行2、行4、行5、行6、および行7にあり、行Nまである。行3はどんなライザー204も有しない。ライザー204は列1、列2にあり、列Nの列まである。第3の列、列3はどんなライザー204も有しない。ライザー204は、チップが転送ウエハに固定されるべきである転送ウエハの部位に対応する。いくつかの実施形態では、チップは、利得媒質または変調器のために使用されるInPチップである。転送基板104のライザー204は、(ターゲット部位と呼ばれることがある)ターゲットウエハにおける接合部位に一致するような(例えば、転送基板104のライザー204の上方に固定されたチップがターゲットウエハのリセス中に接合され得るような)パターンで配置される。
【0019】
[0036]行および/または列は、ターゲットウエハへの整合のためにブランクのままにされ得る(例えば、チップをターゲットウエハに接合した後にターゲットウエハが切断されるべきであり、ターゲットウエハは、4つのレーザー用の4つのピット、および4つの変調器用の4つのピットという、レーザーシステムごとに8つのリセスを有し、したがって、各レーザーシステムは4つのレーザーと4つの変調器とを有する)。ブランクの行および/または列は、ターゲットウエハをさいの目に切るための空間を与えるために提供される。
【0020】
[0037]図4は、対応する材料404が転送基板104上に配設された転送ウエハの一実施形態の簡略断面図を示す。転送基板104と、転送基板104上に配設された対応する材料404とは、転送ウエハ408の一部である。いくつかの実施形態では、チップは、ターゲットウエハ内で異なる厚さを有しおよび/または異なる鉛直高さ(z高さ)に整合される。したがって、いくつかの実施形態では、対応する材料404は、チップをターゲットウエハに接合する間にチップに均一および/または実質的に均一な圧力を供給するのを支援するために使用される。すべて剛性である部品をもつ転送基板104を使用して実質的に均一な圧力を達成することは時々困難である。
【0021】
[0038]いくつかの実施形態では、対応する材料404は樹脂(例えば、HDマイクロシステムズからのHD−3007)である。いくつかの実施形態では、対応する材料404は、チップ上に均一な圧力を適用するためにチップのセット間の高さの差異の関数である厚さを有する。例えば、対応する材料の厚さは、対応する材料が、最高0.5、1.0、1.5、2.0、2.5、および/または3ミクロンの絶対高さ差分を有するチップに実質的に同様の力を転送するようなものであり、絶対高さは、チップが転送ウエハ408に固定されている間に、転送基板104の底面116からチップの上部まで測定される。例えば、12.3ミクロンの高さを有するチップは、10.1ミクロンの高さを有するチップよりも2ミクロンだけ深く対応する材料のピット中にあり得る。その絶対高さ差分は0.2ミクロンであり得る。いくつかの実施形態では、対応する材料は、対応する材料が、転送基板104の上面に平行な比較的平坦な表面を形成するように適用される。いくつかの実施形態では、対応する材料の最初の厚さtは1〜50ミクロンの間、あるいは10〜40ミクロンの間である(例えば、10、15、20、25、30、35、または40ミクロンよりも大きいかまたはそれに等しい)。
【0022】
[0039]図5Aは、対応する材料404中にピット504が形成された転送ウエハ408の一実施形態の簡略断面図を示す。ピット504は第3の深度dにエッチングされる。いくつかの実施形態では、ピット504は、チップの異なる高さおよび/またはタイプに適応するために異なる深度を有する。対応する材料404の壁508とフロア512とはピット504を形成する。いくつかの実施形態では、ピット504の第3の深度dは、2、3、4、5、6、7、8、または10ミクロンよりも大きいかまたはそれらに等しい。いくつかの実施形態では、ピット504は使用されず、チップは、ピット504なしの対応する材料404(接着性を有する対応する材料)に固定される。ピット504はライザー204の上方に(ライザー204に一致しておよび/または上に)形成される。
【0023】
[0040]図5Bは、対応する材料404中にピット504が形成された転送ウエハ408の一実施形態の簡略断面図を示し、第1のピット504−1は、第2のピット504−2の第5の深度dよりも小さい第4の深度dを有する。いくつかの実施形態では、第1のピット504−1および第2のピット504−2は、第1のチップ520−1および第2のチップ520−2を接合することに適応するために異なる深度を有し、第1のチップ520−1は第2のチップ520−2とは異なる高さを有する。図5Bは、上記の図4で説明したように異なる高さを有するチップの一例を提供する。
【0024】
[0041]図6は、対応する材料404の第1のピット504−1中に第1のチップ604−1が固定され、第2のピット504−2中に第2のチップ604−2が固定された転送ウエハ408の一実施形態の簡略断面図を示す。チップ604は、空である転送ウエハ408(すなわち、チップ604が取り付けられていない転送ウエハ408)に追加される。いくつかの実施形態では、チップ604がピッキングされ、転送ウエハ408のピット504中に配置され、その結果は、占有された転送ウエハ408である。いくつかの実施形態では、このピックアンドプレイスプロセスは完全に自動化される。いくつかの実施形態では、チップ604はパターン認識でキーイングされ(例えば、特定の断面を有する)、認識される。チップが固定されるべき部位(例えば、ピット504)もパターン認識で認識される(例えば、ピット504がすべて同じサイズまたは形状ではない、例えば、いくつかのピット504が三角形または台形の断面を有する)。いくつかの実施形態では、ターゲットウエハへの接合のために転送ウエハ408に固定されるべき多くのチップ604(例えば、100、1,000、3,000、10,000、および/または50,000個よりも多くのチップ)がある。いくつかの実施形態では、転送ウエハ408に固定されるチップ604の数は3200である。いくつかの実施形態では、転送ウエハ408ごとのより多くのチップ604が作製効率を高める。
【0025】
[0042]図6では、第1のチップ604−1は、第1のライザー204−1の上方のピット504中に配置される。第2のチップ604−2は、第2のライザー204−2の上方のピット504中に配置される。各チップ604は、接触層608と、活性領域612と、エッチストップ618と、基板部分620とを備える。いくつかの実施形態では、接触層608、基板部分620、および/またはエッチストップ618はチップ604の一部でない。エッチストップ618は基板部分620と活性領域612との間にある。活性領域612はエッチストップ618と接触層608との間にある。接触層608はピット504のフロア512に固定される。いくつかの実施形態では、対応する材料404は接着性を有する樹脂であり、このようにして、チップ604に適用される力はピット504のフロア512のほうの方向を向き、一方、チップ604はピット504中にあり、それにより、チップ604は、対応する材料404のピット504のフロア512に固定される(例えば、付着される)。
【0026】
[0043]チップ604は、ターゲットウエハの一部である材料とは異なる何らかの性質を有する材料を備える。例えば、ターゲットウエハはシリコンであり、チップ604はIII−V族材料から製造される。III−V族材料は直接バンドギャップを有するが、シリコンは直接バンドギャップを有しない。光放出は、直接バンドギャップ材料を有する半導体を用いてより容易に達成される。したがって、III−V族材料は、ターゲットウエハのシリコンよりも容易に光源になることができる。チップ604の活性領域612は、この実施形態では、レーザーのための利得媒質のために、あるいはレーザービームの変調のために使用される。例えば、活性領域612は、半導体レーザーの利得媒質のための量子井戸を備える(および、半導体レーザーのミラー、例えば、ブラッグ格子がターゲットウエハのシリコン中に形成される)。
【0027】
[0044]対応する材料404にチップ604が固定される前に、接触層608がチップ604に追加される。いくつかの実施形態では、接触層608は金属である。いくつかの実施形態では、接触層608は半導体である(例えば、InGaAsまたはInGaP)。接触層608は、チップ604がターゲットウエハに接合された後にチップ604を電流に接続するために使用される。いくつかの実施形態では、接触層608は、チップ604がターゲットウエハに接合された後にチップ604に追加される。
【0028】
[0045]エッチストップ618は、基板部分620を除去するための高選択性化学的エッチのために使用される。エッチストップ618は、基板部分620とは異なる材料から製造され、エッチストップ618は基板部分620にエピタキシャルに接続される。エッチストップ618のための材料としては、基板部分620がInPから製造されたチップ604のためのInGaAsおよびInGaAsPがある。当業者は、基板部分620および/またはエッチストップ618のために(例えば、基板部分620のためにGaAsを使用して)他の材料が使用され得ることを認識されよう。いくつかの実施形態では、エッチストップ618は、電気的接触を行うために使用される半導体層としても働く。したがって、いくつかの実施形態では、エッチストップ618は、将来の金属接点の性能を向上させるおよび/またはチップに費やされる電流を低減するために、高ドープされるおよび/またはより低いバンドギャップを有する。いくつかの実施形態では、チップ604がターゲットウエハ1004に接合される前に、チップ604はどんな接触層608も有さず、接触層608は後で追加され得る。
【0029】
[0046]図7Aは、フォトレジスト704が、ピット504中のチップ604とともにピット504中に配置された、転送ウエハ408の一実施形態の簡略断面図を示す。いくつかの実施形態では、ピット504は、チップ604の一部から材料を除去する(例えば、チップ604の基板の全部または一部を除去する)ために使用される。例えば、ピット504は、チップ604の基板部分620を除去するときにチップ604の活性領域612が酸によって腐食されないように、材料(例えば、フォトレジスト704)で充填される。いくつかの実施形態では、ピット504は、UBM(アンダーバンプメタライゼーション)において使用されるパッド堆積をも助ける。例えば、図8では、チップ604の上部と、対応する材料404の上部との間に比較的小さい高さ差分があり、これにより、チップ604をフォトレジスト704で均一に被覆することがより容易になる(チップ604が、ピット504なしに、対応する材料404の上部にあった場合、チップ604の上部に特徴を形成するために、転送ウエハ408上にチップ604と同程度に厚いフォトレジスト704を適用することが必要になるはずであり、ピット504なしに、転送ウエハ408上に数ミクロン厚のフォトレジスト704を均一に適用することとは困難になり得る)。いくつかの実施形態では、図8のチップ604の上部は、対応する材料404の最初の厚さをわずかに下回る(例えば、したがって、より少ないフォトレジストが必要とされるおよび/またはフォトレジストがより容易に適用される)。
【0030】
[0047]図7Bは、基板部分620を有するチップ604が除去された転送ウエハ408の一実施形態の簡略断面図を示す。基板部分620は、チップ604をエッチストップ618にエッチングすることによって除去されている。いくつかの実施形態では、基板部分620を除去することは、フォトレジストを適用し、フォトマスクを整合させ、フォトレジストをUV光に曝露し、UV光に曝露されたフォトレジストを現像および除去し、(選択性エッチを使用して)エッチングし、次いで、残りのフォトレジストを除去することを含む。
【0031】
[0048]図8は、チップ604に材料が追加された転送ウエハ408の一実施形態の簡略断面図を示す。この実施形態では、チップ604に追加される材料は、チップ604をターゲットウエハに接合するときにUBMのためにチップ604上に配置された上側接合パッド804である。上側接合パッド804は金属から製造される。上側接合パッド804はフォトリソグラフィを使用して適用される。いくつかの実施形態では、ピット504は、上側接合パッド804を堆積させるためにフォトレジストを適用するのを支援する。
【0032】
[0049]いくつかの実施形態では、接合材料808が上側接合パッド804に適用される。接合材料808の例は、参照により組み込まれる、2010年10月12日に出願された米国出願第12/902,621号に与えられている。
【0033】
[0050]図9は、対応する材料404の過多が除去されて、対応する材料404の柱904が残された、転送ウエハ408の一実施形態の簡略断面図を示す。対応する材料404の柱904は、転送ウエハ408から(この実施形態では転送ウエハ408のライザー204から)チップ604の接触層608まで測定される、最終厚さtを有する。対応する材料404の過多は自己整合プラズマエッチによって除去される。いくつかの実施形態では、対応する材料404の過多は、対応する材料404の柱904を形成し、柱904はチップ604の断面よりも小さい断面を有する。
【0034】
[0051]対応する材料404の第1の柱904−1は、第1のライザー204−1と第1のチップ604−1との間に延びる。対応する材料404の第1の柱904−1は第1の最終厚さtf−1を有する。対応する材料404の第2の柱904−2は、第2のライザー204−2と第2のチップ604−2との間に延びる。対応する材料404の第2の柱904−2は第2の最終厚さtf−2を有する。いくつかの実施形態では、第1の最終厚さtf−1は第2の最終厚さtf−2に等しくない。例えば、第1のチップ604−1が第2のチップ604−2ほど厚くないので、第1の最終厚さtf−1は第2の最終厚さtf−2よりも大きい。別の例では、第1のチップ604−1が、第2のチップ604−2よりもターゲットウエハのより深いリセス中に配置されることになるので、第1の最終厚さtf−1は第2の最終厚さtf−2よりも大きい。
【0035】
[0052]いくつかの実施形態では、図9は一定の縮尺でない。例えば、いくつかの実施形態では、(図9において垂直方向に測定される)チップ604の厚さは4ミクロンと7ミクロンとの間であり、対応する材料404の最終厚さtは15ミクロンと50ミクロンとの間(例えば、10、15、20、25、30、35、または40ミクロン)であり、(図9の水平方向におよび/またはページ中で測定される)チップ604の幅は50ミクロンと1000ミクロンとの間であり、(いくつかの実施形態では、ライザー204の厚さが第2の深度dに等しい、図9において垂直方向に測定される)ライザー204の厚さは0.5ミクロンと3ミクロンとの間である。
【0036】
[0053]図10は、チップ604をターゲットウエハ1004に接合する際に使用される転送ウエハ408の一実施形態の簡略断面図を示す。転送ウエハ408とターゲットウエハ1004は、チップ604がターゲットウエハ1004のターゲット部位(例えば、リセス1008)と整合されるように整合される。転送ウエハ408は、次いでターゲットウエハ1004のほうへ移動され、チップ604はターゲットウエハ1004のリセス1008中に配置される。図10は、チップ604がターゲットウエハ1004に接合される前に、上側接合パッド804の代わりに下側接合パッド1028に適用された接合材料808の一実施形態を示している。
【0037】
[0054]いくつかの実施形態では、ターゲットウエハ1004は、ターゲット基板1012、第1の絶縁層1016、デバイス層1020、および第2の絶縁層1024という、複数の層を備える。リセス1008は、第1の絶縁層1016と、デバイス層1020と、第2の絶縁層1024とにおける壁によって形成される。ターゲット基板1012中にリセス1008のフロア1032が形成される。リセス1008のフロア1032上に下側接合パッド1028が配設される。下側接合パッド1028は、チップ604をターゲット基板1012に接合する際にUBMにおいて使用される。ターゲット基板1012中にペデスタル1036が形成される。ペデスタル1036は、ターゲットウエハ1004へのチップ604の垂直整合のために使用される。いくつかの実施形態では、ターゲットウエハ1004は、参照により組み込まれる、2014年10月8日に出願された米国出願第14/509,914号に記載されているプラットフォームと同様である。
【0038】
[0055]図11は、転送ウエハ408にチップ604が固定されている間にターゲットウエハ1004に接合されるチップ604の一実施形態の簡略断面図を示す。ターゲットウエハ1004のターゲット基板1012中のペデスタル1036は、チップ604の活性領域612のz高さ(すなわち、図11では垂直方向における)をターゲットウエハ1004のデバイス層1020中の1つまたは複数のデバイスと整合させるために使用される。例えば、チップ604の活性領域612はデバイス層1020中の光導波路と整合される。いくつかの実施形態では、ペデスタル1036の高さは、チップ604の厚さの差異に適応するために、チップ604をターゲットウエハ1004に接合する前にエッチングされる。例えば、ターゲットウエハ1004中に1つのリセス1008が示されているが、ターゲットウエハ1004は多くのリセス1008を備えることと、リセス1008の寸法はチップ604の差分に適応するために変更され得ることとを理解されたい。したがって、いくつかの実施形態では、1つのターゲットウエハ1004上に異なるデバイスが形成され、異なるタイプおよび/または機能のチップ604は、1つの転送ウエハ408を使用して1つのターゲットウエハ1004に接合される(例えば、1つのチップはレーザーのために接合され、第2のチップは変調器のために接合される)。いくつかの実施形態では、チップ604は、ターゲットウエハ1004において見つけられない光学的、電気的、および/または磁気的性質を有する(例えば、チップ604は直接バンドギャップを有する材料を備え、ターゲットウエハ1004は間接バンドギャップを有する材料を備える)。いくつかの実施形態では、(上側接合パッド804および/または下側接合パッド1028に適用される)接合材料808は、(例えば、接合材料808の圧縮を保証するために)接合の前にペデスタル1036の厚さ(z高さ)よりも大きい厚さ(z高さ)を有する。いくつかの実施形態では、接合材料808の厚さはペデスタル1036の厚さ以下であるが、上側接合パッド804+接合材料808+下側接合パッド1028の総厚さは、接合材料808の圧縮を保証するためにペデスタル1036の厚さよりも大きい。
【0039】
[0056]図12は、注入領域108において砕けて転送基板104の残余部分1204が残る転送基板104の一実施形態の簡略断面図を示す。注入領域108において転送基板104が砕けた後に、転送基板104の残余部分1204は転送基板104から分離可能である。いくつかの実施形態では、転送ウエハ408は、チップ604をターゲットウエハ1004に接合するために200、250、300、および/または350度Cよりも高く加熱される。いくつかの実施形態では、接合プロセスが完了した後に、転送基板104が注入領域108において砕け、転送基板104は単に持ち上げて外され、それにより、残余部分1204は、対応する材料404の柱904に固定され、対応する材料404の柱904はチップ604に固定されたままになり、チップ604はターゲット基板1012に接合される。
【0040】
[0057]図13は、転送基板104の残余部分1204が除去されたターゲットウエハ1004に接合されるチップ604の一実施形態の簡略断面図を示す。いくつかの実施形態では、残余部分1204は、CMOS(相補的金属酸化物半導体)適合プロセス(例えば、シリコンドライエッチプロセス)を使用して除去される。いくつかの実施形態では、(例えば、ターゲットウエハ1004をスピンさせながら)ターゲットウエハ1004にフォトレジストが適用される。フォトレジストはリセス1008を充填し、対応する材料404の柱904を囲む。したがって、単にターゲットウエハ1104上でフォトレジストをスピンさせることにより、ターゲットウエハ1004とチップ604とが保護されながら残余部分1204が曝露されたままになるので、フォトレジストを曝露するために光マスクは不要である。フォトレジストがターゲットウエハ1004に適用された後に、残余部分1204はエッチングによって除去され、対応する材料404の柱904はチップ604に固定されたままになる。
【0041】
[0058]図14は、対応する材料404の柱904が除去されたターゲットウエハ1004に接合されるチップ604の一実施形態の簡略断面図を示す。いくつかの実施形態では、転送基板104の残余部分1204が除去されるので、対応する材料404の柱904は溶剤で除去され得る(例えば、溶解され得る)。いくつかの実施形態では、残余部分1204を除去する際にターゲットウエハ1004に適用されたフォトレジストは、対応する材料404の柱904が除去される(例えば、溶解される)前に除去されない。いくつかの実施形態では、フォトレジストを残すことは、対応する材料404の柱904を溶解させるプロセス中にチップ604を保護するのを助け、対応する材料404の柱904を溶解させるのをより容易にする(例えば、溶剤がリセス1008を充填しないのであまり多くの溶剤が使用されない、および/または[例えば、チップ604がターゲットウエハ1004に接合された後にチップ604上に電気的接触を形成して]チップ604をターゲットウエハ1004に接合した後にチップ604上に特徴を形成するため使用されるレジストの量を低減する)。
【0042】
[0059]図15は、転送ウエハ408を形成するプロセス1500の一実施形態のフローチャートを示す。転送ウエハ408を形成するプロセス1500はステップ1504において開始し、転送基板104に注入領域108を形成する。いくつかの実施形態では、転送基板104はシリコンから製造される。いくつかの実施形態では、転送基板104はフラットなシリコンである。いくつかの実施形態では、注入領域108はイオン注入によって形成される。図1は、注入領域108が形成された後の転送基板104の一実施形態の断面図を示している。注入領域108は、転送基板104の上面112の下方に、第1の深度dで形成される。
【0043】
[0060]ステップ1508において、転送基板104にライザー204を画成する。ライザー204は、リソグラフィを使用してハードマスク(例えば、SiO2)を適用し、転送基板104をエッチングしてライザー204を形成し、次いで、ハードマスクを取り外すことによって形成される。転送基板104の部分は、転送基板104の上面112から第2の深度dにエッチングされる。いくつかの実施形態では、第2の深度dは、注入領域108がライザー204内にあるように、第1の深度dよりも大きい。転送基板104中に形成されたライザー204の一例は図2に与えられている。
【0044】
[0061]ステップ1512において、転送基板104を被覆するために、対応する材料404(例えば、樹脂、HDマイクロシステムズからのHD−3007)を適用する。いくつかの実施形態では、対応する材料404は、ターゲットウエハ1004への接合中にチップ604に均一な圧力を適用する際に使用される。転送基板104を被覆する対応する材料404の一例は図4に与えられている。
【0045】
[0062]随意のステップ、ステップ1516において、対応する材料404中にピット504を形成する。いくつかの実施形態では、転送基板104は、ターゲット基板1012の熱膨張係数と同様の熱膨張係数を有する材料から製造される。例えば、転送基板104の熱膨張係数とターゲットウエハ1004の熱膨張係数は十分に同様であり、したがって、転送ウエハ408に固定されターゲット基板1012に整合されるチップ604は、摂氏300度に加熱されたとき、(ターゲットウエハ1004上のポイントと比較して転送基板104の基板上のポイントの)1、3、5、7、および/または10ミクロン以下のオフセット移動を有する。いくつかの実施形態では、対応する材料404中に形成される異なるピット504は異なる深度を有する。いくつかの実施形態では、O2プラズマを使用するドライエッチがピット504を形成する。対応する材料404中に形成されたピット504の一例は図5に与えられている。
【0046】
[0063]図16は、転送ウエハ408上にチップ604を配置する(例えば、固定する)ことと、チップ604をターゲットウエハ1004に接合するためにチップ604および転送ウエハ408を準備することとのプロセス1600の一実施形態のフローチャートを示す。いくつかの実施形態では、ステップ1604は、転送ウエハ408を形成するプロセス1500のステップ1516の後に行われる。ステップ1604において、対応する材料404に1つまたは複数のチップ604を固定する。いくつかの実施形態では、チップ604は、対応する材料404のピット504中に配置される。いくつかの実施形態では、チップ604は、自動化されたピックアンドプレイスプロセスによってピット504中に配置される。対応する材料404のピット504中に配置されたチップ604の一例は図6に与えられている。
【0047】
[0064]随意のステップ、ステップ1608において、チップ604の側部を保護するためにピット504を材料(例えば、フォトレジストおよび/またはポリマー)で充填する。フォトレジストで充填されたピット504の一例は図7Aに与えられている。ステップ1612において、チップ604の基板部分620を除去する。いくつかの実施形態では、基板部分620は、選択性エッチ(例えば、エッチストップ618へのエッチング)を使用して除去される。フォトレジスト704は、基板部分620をエッチングした後に転送ウエハ408から取り外される。いくつかの実施形態では、フォトレジスト704は、ステップ1616の後に転送ウエハ408から取り外される。いくつかの実施形態では、フォトレジストは対応する材料404のピット504を充填するために適用される(例えば、およびスピンされる)ので、フォトレジスト704を適用するためのマスクは使用されない。フォトレジスト704は硬化され、基板部分620はエッチングされる。基板部分620が除去されたチップ604の一例は図7Bに与えられている。
【0048】
[0065]ステップ1616において、チップ604上に上側接合パッド804をパターニングする。いくつかの実施形態では、チップ604上に上側接合パッド804をパターニングするためにフォトリソグラフィが使用される。いくつかの実施形態では、上側接合パッド804は、リフトオフプロセスを使用して堆積された金属合金である。いくつかの実施形態では、チップ604の上側接合パッド804に接合材料808も適用される。いくつかの実施形態では、接合材料808は、チップ604がターゲットウエハ1004に接合される前に上側接合パッド804の代わりにまたはそれに加えて、下側接合パッド1028に適用される。例えば、接合材料808は、接合材料808が下側接合パッド1028に適用された場合、接合の前に清浄化するのがより容易である。接合材料808を清浄化する際に使用されるいくつかの清浄化材料は、チップ604中のIII−V族材料を損ない得る。したがって、清浄化されるときに接合材料808がターゲットウエハ1004上にある場合、転送ウエハ408上にあるチップ604は、クリーニング材料に曝露されない。チップ604に適用された上側接合パッド804と接合材料808との一例は図8に与えられている。
【0049】
[0066]ステップ1620において、対応する材料404の過多を除去し、ライザー204とチップ604との間に対応する材料404の柱904を残す。いくつかの実施形態では、対応する材料404の過多を除去するためにプラズマエッチ(例えば、O2ドライエッチ)が使用される。除去された対応する材料404の過多の一例は図9に与えられている。
【0050】
[0067]図17は、チップ604をターゲットウエハ1004に接合することと、転送ウエハ408を除去することとのプロセスの一実施形態のフローチャートを示す。いくつかの実施形態では、ステップ1704は、転送ウエハ408上にチップ604を配置することと、チップ604をターゲットウエハ1004に接合するためにチップ604および転送ウエハ408を準備することとのプロセス1600におけるステップ1620の後に行われる。ステップ1704において、チップ604をターゲットウエハ1004に接合する。接合材料808の例は’621明細書に与えられている。いくつかの実施形態では、チップ604をターゲットウエハ1004に接合することは、以下のステップのうちの1つまたは複数:接合において使用される金属を事前清浄化するステップと、チップ604がターゲットウエハ1004のターゲット部位(例えば、リセス1008)と整合されるように転送ウエハ408を反転し、ターゲットウエハ1004と整合させるステップと、ターゲットウエハ1004への方向に転送ウエハ408に力を適用するステップおよび/または転送ウエハ408のほうへ方向にターゲットウエハ1004に力を適用するステップと、接合材料808がチップ604をターゲット基板1012に接合するように接合材料808に熱を適用するステップ(例えば、転送ウエハ408に熱を適用するステップ)とを含む。いくつかの実施形態では、接合は減圧(例えば、真空)下で行われる。ターゲット基板1012に接合されたチップ604の一例は図11に与えられている。
【0051】
[0068]ステップ1708において、転送基板104を除去する。接合中に、転送基板104は、転送基板104に適用された熱のために、注入領域108において砕ける。いくつかの実施形態では、ライザー204は、転送基板104が注入領域108において砕けたときにデブリがリセス1008中に落ちるのを低減するために、リセス1008の幅よりも大きい幅を有する(幅は第2の深度dに直交する方向に測定される)。チップ604がターゲットウエハ1004に接合され、転送基板104が注入領域108において砕けた後に、転送基板104は除去され(例えば、単に持ち上げられ)、ライザー204の残余部分1204は対応する材料404の柱904に固定されたままになる。転送基板104を除去し、残余部分1204を残す一例は図12に与えられている。
【0052】
[0069]ステップ1712において、選択的ドライエッチを使用して残余部分1204を除去する。いくつかの実施形態では、残余部分1204はシリコンであり、ターゲットウエハ1004の第2の絶縁層1024は二酸化ケイ素である。したがって、シリコンの選択的ドライエッチは残余部分1204を除去することができる。残余部分1204が除去されたターゲットウエハ1004に接合されるチップ604の一例は図13に与えられている。
【0053】
[0070]ステップ1716において、対応する材料404の柱904を除去する。いくつかの実施形態では、対応する材料404の柱904は溶剤で除去される。いくつかの実施形態では、チップ604は、対応する材料404の柱904を除去するために使用される溶剤からの保護を必要としない。いくつかの実施形態では、チップ604はさらに清浄化され、さらに処理される。対応する材料404の柱904が除去されたターゲットウエハ1004に接合されるチップ604の一例は図14に与えられている。
【0054】
[0071]特定の実施形態の具体的な詳細は、本発明の実施形態の趣旨および範囲から逸脱することなく任意の好適な方法で組み合わされ得る。ただし、本発明の他の実施形態は、各個々の態様に関係する特定の実施形態、またはこれらの個々の態様の特定の組合せを対象とし得る。
【0055】
[0072]本発明の例示的な実施形態の上記の説明は例示および説明のために提示されている。それは、網羅的であるものでも、または本発明を説明した厳密な形態に限定するものでもなく、上記で教示に照らして多数の修正および変更が可能である。例えば、いくつかの実施形態では、3200個のチップ604が転送ウエハ408に固定され、次いで、ターゲットウエハ1004の3200個のリセス1008に接合される。ターゲットウエハ1004は、次いで400個のデバイスに分割され、各デバイスは8つのチップ604を有する。各デバイスにおける8つのチップ604のうち、4つのチップ604はレーザーのために利得媒体として使用され、4つのチップ604は変調器のために使用される。したがって、各デバイスは4つのレーザーと4つの変調器とを有する。しかし、各デバイス中により多いまたはより少ないレーザーおよび/または変調器があり得る。さらに、プロセスのステップは随意であり得る。例えば、転送ウエハ408上にチップ604を配置するプロセス1600では、チップ604の基板の一部分を除去するステップ1612は随意である。例えば、いくつかの実施形態では、チップ604の基板は、ピット504中にチップ604を配置する前に除去される。
【0056】
[0073]本発明および実際的適用例の原理について説明し、それにより、他の当業者が、本発明を、企図される特定の使用に適した様々な修正とともに、様々な実施形態において最も良く利用することを可能にするために、実施形態は、選定され、説明された。
【0057】
[0074]また、実施形態は、フローチャート、流れ図、データフロー図、構造図、またはブロック図として示されたプロセスとして説明されていることがあることに留意されたい。フローチャートは動作を連続プロセスとして記述することがあるが、動作の多くは並列にまたは同時に実施され得る。さらに、動作の順序は並べ替えられ得る。プロセスは、それの動作が完了したときに終了するが、図に含まれていない追加のステップを有し得る。プロセスは、メソッド、関数、プロシージャ、サブルーチン、サブプログラムなどに対応し得る。
【0058】
[0075]「a」、「an」、または「the」の具陳は、特に別段に指示されない限り、「1つまたは複数」を意味するものである。
【0059】
[0076]本明細書において言及されるすべての特許、特許出願、公開、および記載は、それらの全体がすべての目的のために参照により組み込まれる。いずれも従来技術であるとは認められない。
図1
図2
図3
図4
図5A
図5B
図6
図7A
図7B
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17