【文献】
LG Electronics,Discussion on NB-MIB contents for NB-IoT[online], 3GPP TSG RAN WG1 adhoc_LTE_NB-IoT_1603 R1-161965,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_AH/LTE_NB-IoT_1603/Docs/R1-161965.zip>,2016年 3月16日
【文献】
Samsung,Remaining Details of NB-MIB Design[online], 3GPP TSG RAN WG1 adhoc_LTE_NB-IoT_1603 R1-161925,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_AH/LTE_NB-IoT_1603/Docs/R1-161925.zip>,2016年 3月16日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
測定信号を展開するために使用される物理リソースブロックを決定するステップであって、前記物理リソースブロックがユーザ機器のチャネル帯域幅に対応する周波数領域内のすべての物理リソースブロックのサブセットである、ステップと、
前記物理リソースブロックに対応する物理リソースを決定するステップと、
前記物理リソースを使用することによって前記ユーザ機器に前記測定信号を送信するステップであって、前記測定信号がチャネル情報を測定するために前記ユーザ機器によって使用される、ステップと
を含む、測定信号送信方法であって、
前記ユーザ機器にリソース指示メッセージを送るステップであって、前記リソース指示メッセージが、一次同期信号(PSS)であり、前記PSSのルートシーケンスが、前記測定信号を展開するために占有される前記物理リソースブロックおよび/または前記測定信号を送信するために占有される前記物理リソースを示す、ステップをさらに含む、
方法。
前記リソース指示メッセージが、ブロードキャストメッセージであり、前記ブロードキャストメッセージが、前記測定信号を展開するために占有される前記物理リソースブロックおよび/または前記測定信号を送信するために占有される前記物理リソースを示す、請求項1に記載の方法。
前記チャネル情報が、基準信号受信電力RSRP、受信信号強度インジケータRSSI、または基準信号受信品質RSRQの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
測定信号を展開するために使用される物理リソースブロックを決定し、前記物理リソースブロックがユーザ機器のチャネル帯域幅に対応する周波数領域内のすべての物理リソースブロックのサブセットである、ように構成された、プロセッサと、
前記プロセッサが前記物理リソースブロックに対応する物理リソースを決定するようにさらに構成され、
前記物理リソースを使用することによって前記ユーザ機器に前記測定信号を送信し、前記測定信号がチャネル情報を測定するために前記ユーザ機器によって使用される、ように構成された、送信機と
を備える、ネットワークデバイスであって、
前記送信機が、前記ユーザ機器にリソース指示メッセージを送り、前記リソース指示メッセージが、一次同期信号(PSS)であり、前記PSSのルートシーケンスが、前記測定信号を展開するために占有される前記物理リソースブロックおよび/または前記測定信号を送信するために占有される前記物理リソースを示す、ようにさらに構成された、
ネットワークデバイス。
前記リソース指示メッセージが、ブロードキャストメッセージであり、前記ブロードキャストメッセージが、前記測定信号を展開するために占有される前記物理リソースブロックおよび/または前記測定信号を送信するために占有される前記物理リソースを示す、請求項7に記載のネットワークデバイス。
前記プロセッサが、サブシステムを展開するために占有される物理リソースブロックに基づいて、前記測定信号を展開するために使用される前記物理リソースブロックを決定するように特に構成される、請求項7に記載のネットワークデバイス。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下は、本発明の実施形態における添付の図面を参照して、本発明の実施形態における技術的解決策を明確かつ完全に説明する。明らかに、説明される実施形態は、本発明の実施形態の一部ではあるがすべてではない。創造的な努力なしに本発明の実施形態に基づいて当業者によって得られるすべての他の実施形態は、本発明の保護範囲内に入るものとする。
【0022】
本明細書で使用される「構成要素」、「モジュール」、および「システム」などの専門用語は、コンピュータ関連のエンティティ、ハードウェア、ファームウェア、ハードウェアとソフトウェアの組合せ、ソフトウェア、または実行中のソフトウェアを示すために使用される。例えば、構成要素は、限定はしないが、プロセッサ上で稼働するプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行可能ファイル、実行のスレッド、プログラム、および/またはコンピュータであってもよい。図に示すように、コンピューティングデバイスとコンピューティングデバイス上で稼働するアプリケーションの両方は、構成要素であってもよい。1つまたは複数の構成要素がプロセスおよび/または実行のスレッド内に存在してもよく、構成要素が1つのコンピュータ上に位置してもよく、および/または2つ以上のコンピュータ間に分散されてもよい。加えて、これらの構成要素は、様々なデータ構造を記憶する様々なコンピュータ可読媒体から実行されてもよい。例えば、構成要素は、ローカルおよび/またはリモートプロセスを使用することによって、例えば、1つまたは複数のデータパケット(例えば、ローカルシステム、分散システムにおいて、および/または信号を使用することによって他のシステムと相互作用するインターネットなどのネットワークを介して別の構成要素と相互作用する2つの構成要素からのデータ)を有する信号に基づいて通信することができる。
【0023】
本発明の実施形態における技術的解決策は、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)アーキテクチャに適用されてもよく、またはユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(Universal Mobile Telecommunications System、UMTS)、地上無線アクセスネットワーク(UMTS Terrestrial Radio Access Network、UTRAN)アーキテクチャ、またはグローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(Global System for Mobile Communication、GSM(登録商標、以下同じ))/エンハンストデータレートフォーGSMエボリューション(Enhanced Data Rate for GSM Evolution、EDGE)無線アクセスネットワーク(GSM EDGE Radio Access Network、GERAN)アーキテクチャに適用されてもよいことを理解されたい。UTRANアーキテクチャまたはGERANアーキテクチャでは、MMEの機能は、サービング汎用パケット無線サービス(General Packet Radio Service、GPRS)サポートノード(Serving GPRS Support、SGSN)によって実施され、SGW\PGWの機能は、ゲートウェイGPRSサポートノード(Gateway GPRS Support Node、GGSN)によって実施される。本発明の実施形態における技術的解決策は、別の通信システム、例えば、公衆陸上モバイルネットワーク(Public Land Mobile Network、PLMN)システム、または将来の5G通信システムもしくはNRシステムにさえもさらに適用することができる。これは、本発明の実施形態に限定されない。好ましくは、本発明の実施形態は、将来の5G通信システムアーキテクチャまたはNRシステムアーキテクチャに適用される。
【0024】
本発明の実施形態は、UEに適用することができる。ユーザ機器は、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、RAN)を使用することによって1つまたは複数のコアネットワークと通信することができる。ユーザ機器は、限定はしないが、アクセス端末、加入者ユニット、加入者局、モバイル局、モバイルコンソール、リモート局、リモート端末、モバイルデバイス、ユーザ端末、端末、ワイヤレス通信デバイス、ユーザエージェント、またはユーザ装置を含んでもよい。アクセス端末は、携帯電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(Session Initiation Protocol、SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(Wireless Local Loop、WLL)局、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、ワイヤレス通信機能を有するハンドヘルドデバイス、コンピューティングデバイス、ワイヤレスモデムに接続された別の処理デバイス、車載デバイス、モバイル輸送デバイス、ウェアラブルデバイス、または将来の5G通信システムにおける端末デバイスであってもよい。
【0025】
本発明の実施形態はまた、ネットワークデバイスに適用することができる。ネットワークデバイスは、ユーザ機器と通信するために使用されるデバイスであってもよい。例えば、ネットワークデバイスは、GSMもしくはCDMAシステムにおけるベーストランシーバ基地局(Base Transceiver Station、BTS)、またはWCDMA(登録商標)システムにおけるNodeB(NodeB、NB)であってもよく、またはLTEシステムにおける発展型NodeB(Evolutional Node B、eNBまたはeNodeB)、または将来の5G通信システムにおけるネットワーク側デバイス、NRシステムにおけるネットワークデバイスであってもよい。
【0026】
加えて、本発明の態様または特徴は、標準的なプログラミングおよび/またはエンジニアリング技術を使用する方法、装置または製品として実施することができる。本出願で使用される「製品」という用語は、任意のコンピュータ可読構成要素、キャリア、または媒体からアクセスすることができるコンピュータプログラムを網羅する。例えば、コンピュータ可読媒体は、限定はしないが、磁気記憶構成要素(例えば、ハードディスク、フロッピーディスク、または磁気テープ)、光ディスク(例えば、コンパクトディスク(Compact Disk、CD)、デジタル多用途ディスク(Digital Versatile Disk、DVD)、スマートカードおよびフラッシュメモリ構成要素(例えば、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(Erasable Programmable Read−Only Memory、EPROM)、カード、スティック、またはキードライブ)を含んでもよい。加えて、本明細書で説明される様々な記憶媒体は、情報を記憶するために使用される1つまたは複数のデバイスおよび/または他の機械可読媒体を表すことができる。「機械可読媒体」という用語は、限定はしないが、無線チャネル、ならびに命令および/またはデータを記憶、含有、および/または搬送することができる様々な他の媒体を含んでもよい。
【0027】
図1は、本発明の一実施形態による可能なネットワークアーキテクチャの概略図である。
図1に示すように、ネットワークアーキテクチャ100は、ネットワークデバイス102を含み、ネットワークデバイス102は、複数のアンテナ、例えば、アンテナ104、106、108、110、112、および114を含むことができる。加えて、ネットワークデバイス102は、送信機チェーンと、受信機チェーンとをさらに含むことができる。当業者は、送信機チェーンおよび受信機チェーンが各々、信号の送受信に関連する複数の構成要素(例えば、プロセッサ、変調器、マルチプレクサ、復調器、デマルチプレクサ、またはアンテナ)を含むことができることを理解するであろう。
【0028】
ネットワークデバイス102は、複数のユーザ機器(例えば、ユーザ機器116およびユーザ機器122)と通信することができる。しかしながら、ネットワークデバイス102は、ユーザ機器116またはユーザ機器122と同様の任意の数のユーザ機器と通信することができることが理解されよう。例えば、ユーザ機器116およびユーザ機器122は各々、携帯電話、スマートフォン、ポータブルコンピュータ、ハンドヘルド通信デバイス、ハンドヘルドコンピューティングデバイス、衛星無線装置、全地球測位システム、PDA、車載デバイス、および/またはワイヤレス通信システム100において通信を実行するように構成された任意の他の適切なデバイスであってもよい。
【0029】
図1に示すように、ユーザ機器116は、アンテナ112および114と通信する。アンテナ112および114は、順方向リンク118を使用することによって端末デバイス116に情報を送り、逆方向リンク120を使用することによってユーザ機器116から情報を受信する。さらに、ユーザ機器122は、アンテナ104および106と通信する。アンテナ104および106は、順方向リンク124を使用することによってユーザ機器122に情報を送り、逆方向リンク126を使用することによってユーザ機器122から情報を受信する。
【0030】
本発明の実施形態は、例えば、
図1に示す118および124のダウンリンク送信に適用され得ることを理解されたい。すなわち、ネットワークデバイス122は、ユーザ機器に測定信号を送信する。
図1は、一例の簡略概略図である。ネットワークは、
図1に示されていない別のネットワークデバイスをさらに含んでもよい。
【0031】
図1に示すネットワークデバイス122は、ユーザ機器116もしくは122または別のユーザ機器に対して、チャネル帯域幅およびチャネル帯域幅に対応するシステムリソースをさらに構成することができる。チャネル帯域幅は、信号がチャネルを通過することが許容される下限周波数および上限周波数を制限すること、すなわち、周波数通過帯域を制限することを意味する。将来の5G通信システムまたはNRシステムにサブシステムがあるとき、チャネル帯域幅は、一次システム帯域幅であり得る。ネットワークデバイス122は、ユーザ機器116または122に対するサブキャリア間隔をさらに構成し、チャネル帯域幅およびサブキャリア間隔に基づいて、チャネル帯域幅に対応するシステムリソースを決定し、チャネル帯域幅に対応するシステムリソースをさらに構成することができる。チャネル帯域幅に対応するシステムリソースは、チャネル帯域幅に対応する周波数領域内のすべての物理リソースブロック、すなわち、周波数領域内の物理リソースブロックの総数であり得る。本発明の実施形態におけるすべての物理リソースブロックは、周波数領域における物理リソースブロックであることに留意されたい。
図2を参照すると、
図2は、チャネル帯域幅と物理リソースブロック(PRB)の数との間のマッピングの表である。
図2に示すマッピング表は、サブキャリア間隔が15 kHzの場合に対応するマッピング表であることに留意されたい。サブキャリア間隔が15 kHzではない場合、チャネル帯域幅とPRBの数との間の対応は、
図2のものとは異なる。携帯通信システムまたはLTEシステムでは、各PRBは、12個のサブキャリアを含む。
【0032】
現在、ダウンリンクチャネル測定のために使用されるCRSは、システム周波数帯域上の任意のPRB上に分散されている。例えば、チャネル帯域幅は、3 MHzであり、サブキャリア間隔は、15 kHzであり、CRSは、チャネル帯域幅に対応する15個のPRBの各々の上に分散される。
【0033】
将来の5G通信システムまたはNRシステムでは、いくつかの新たな設計および要件がある。各NRサブキャリアは、直交周波数分割多重化システムで設計された複数の基本パラメータ(numerology)をサポートすることができる。numerologyは、サブキャリア間隔、サイクリックプレフィックス長、送信時間インターバル長、チャネル帯域幅などを含むことができる。将来の5G通信システムまたはNRシステムにおけるダウンリンクサブキャリア間隔は、15 kHz、または15 kHzの2
n倍の大きさ、例えば、120 kHzまたは150 kHzである。様々なnumerologyのために、サブシステム展開をサポートすることができる。サブシステムは、限定はしないが、モノの狭帯域インターネットを含んでもよい。サブシステムは、100 kHzのチャネルラスタ上に展開される必要がある。PRBの中心周波数または中心周波数と特定の周波数オフセットの合計が100 kHzの整数倍である場合、PRBは、サブシステムを展開するために使用することができると見なされる。
【0034】
CRSは、各PRB上に分散される。しかしながら、いくつかのPRBは、サブシステムを展開するために使用され、基準信号は、サブシステムを展開するために使用されるPRB上では望ましくない。その結果、サブシステムの展開と全周波数帯域上に分散されるCRSと同様の基準信号の展開とが、互いに影響を及ぼし合う。
【0035】
サブシステムの展開と全周波数帯域上に分散されるCRSと同様の基準信号の展開との間の影響を回避または低減するために、本発明の実施形態は、サブシステム展開上の測定信号展開の影響を回避または低減し、測定信号の測定性能を保証するための、測定信号および測定信号送信方法を提供する。測定信号は、チャネル情報を測定するために、すなわち、CRSの測定機能を実施するためにユーザ機器によって使用される。加えて、測定信号は、順方向互換性を有する。言い換えれば、測定信号は、将来の5G通信システム、NRシステム、または将来の第6世代移動通信技術(6G)などのさらに遠くの通信システムと互換性がある。しかしながら、測定信号は、全周波数帯域上に分散される基準信号ではない。測定信号の名称は、本発明の実施形態に対する限定を構成しないことに留意されたい。本発明の実施形態は、測定信号送信方法を実施するように構成された、ネットワークデバイスをさらに提供する。
【0036】
図3〜
図5を参照して、本発明の実施形態で提供される測定信号送信方法を以下に詳細に説明する。
【0037】
図3を参照すると、
図3は、本発明の一実施形態による測定信号送信方法の概略フローチャートである。方法は、以下のステップを含むことができる。
【0038】
301.測定信号を展開するために使用される物理リソースブロックを決定する、物理リソースブロックがユーザ機器のチャネル帯域幅に対応する周波数領域内のすべての物理リソースブロックのサブセットである。
【0039】
具体的には、任意のネットワークデバイスが、ネットワークデバイスのカバー範囲内で各ユーザ機器に対してチャネル帯域幅を構成することができる。サブシステムがあるとき、チャネル帯域幅は、一次システム帯域幅であり得る。
【0040】
ネットワークデバイスは、ユーザ機器に対して、チャネル帯域幅およびチャネル帯域幅に対応するシステムリソースを構成する。チャネル帯域幅に対応するシステムリソースは、チャネル帯域幅に対応する周波数領域内のすべての物理リソースブロックである。可能な実施態様では、ネットワークデバイスは、ユーザ機器に対するサブキャリア間隔をさらに構成し、チャネル帯域幅およびサブキャリア間隔に基づいて、チャネル帯域幅に対応するシステムリソースを決定し、ユーザ機器に対して、チャネル帯域幅に対応するシステムリソースをさらに構成する。サブキャリア間隔が15 kHzである場合、ネットワークデバイスは、
図2に示され、チャネル帯域幅とPRBの数との間にあるマッピング表に基づいてユーザ機器に対して、チャネル帯域幅に対応するPRBの数を構成することができる。
【0041】
ユーザ機器に対応するチャネル帯域幅およびシステムリソースを構成するときまたはその後に、ネットワークデバイスは、ユーザ機器に対応するシステムリソースに、サブシステムを展開するために使用される物理リソースブロックまたは測定信号およびサブシステム以外の他の信号を展開するために使用される物理リソースブロックを構成する。サブシステム展開が、説明のために以下に一例として使用される。
【0042】
サブシステムが100 kHzのチャネルラスタ上に展開される必要があるため、条件を満たす一部のPRBだけをサブシステムを展開するために使用することができる。各PRBの中心周波数が、計算される。PRBの中心周波数またはPRBの中心周波数と特定の周波数オフセットの合計が100 kHzの整数倍である場合、PRBは、サブシステムを展開するために使用することができると見なされる。将来の5G通信システムまたはNRシステムは、複数のnumerologyをサポートする、すなわち、複数のサブキャリア間隔をサポートすることができる。したがって、複数のサブキャリア間隔および複数のチャネル帯域幅に対応するPRBの数について、計算により、
図4に示す、サブシステムを展開するために使用される物理リソースブロック間の比較である表が得られる。
図4に示す比較表は、PRBの各数および複数のサブキャリア間隔の各々についての占有されたPRBの番号(0から始まる番号)を記載している。サブキャリア間隔が15 kHzであり、チャネル帯域幅に対応するPRBの数が15であることを一例として使用する。1つのPRBが12個のサブキャリアを含むので、PRB幅は、180 kHzである。この場合、サブシステムを展開するために使用され得るPRBは、(2;12)として表される。具体的には、15個のPRBのうち2および12の番号のPRBを使用して、サブシステムを展開することができる。サブシステムは、番号2および12のPRBの各々の上に展開されてもよく、または番号2および12のPRBのいずれかの上に展開されてもよく、または番号2および12のPRBのどちらの上にも展開されなくてもよいことに留意されたい。サブキャリア間隔が37.5 kHzであり、チャネル帯域幅に対応するPRBの数が15であることを一例として使用する。この場合、PRB幅は、450 kHzであり、サブシステムを展開するために使用され得るPRBは、(1;3;11;13)である。具体的には、15個のPRBのうち番号1、3、11、および13のPRBを使用して、サブシステムを展開することができる。サブシステムは、4つのPRBの1つまたは複数の上にもしくは4つのPRBの各々の上に展開されてもよく、または4つのPRBのどの上にも展開されなくてもよいことに留意されたい。
【0043】
チャネル帯域幅およびサブキャリア間隔を参照して、ネットワークデバイスは、ユーザ機器に対応するシステムリソースに、
図4に示す比較表に基づいて、サブシステムを展開するために使用される物理リソースブロックを構成することができる。ゼロの物理リソースブロックもしくは1つまたは複数の物理リソースブロックを使用して、サブシステムを展開することができる。
【0044】
ネットワークデバイスは、測定信号を展開するために使用される物理リソースブロックを決定し、物理リソースブロックは、チャネル帯域幅に対応する周波数領域内のすべての物理リソースブロックのサブセットである。任意選択で、ネットワークデバイスは、サブシステムを展開するために占有される物理リソースブロックに基づいて、測定信号展開とサブシステム展開とが同じ物理リソースブロックを占有することを回避するために、または測定信号展開とサブシステム展開とが同じ物理リソースブロックを占有する確率を低減するために、測定信号を展開するために使用される物理リソースを決定し、それによって測定信号展開とサブシステム展開との間の影響を回避または低減する。
【0045】
可能な実施態様では、測定信号を展開するために使用される物理リソースブロックは、連続した位置に少なくとも2つの物理リソースブロックを含む。連続した位置は、システムリソースの中央から両側に延びるリソースが間隔なしで連続的であることを示す。位置の連続性は、PRB番号が連続的であると理解され得る。
図5aに示す、測定信号を展開するために使用される物理リソースブロック間の比較の表は、
図4に示す、サブシステムを展開するために使用される物理リソースブロック間の比較の表に基づく誘導および構築により得られる。
図5aに示す比較表は、各サブキャリア間隔およびPRBの各数についての測定信号を展開するために使用され得る連続したPRBの数を記載している。サブキャリア間隔が15 kHzであり、チャネル帯域幅に対応するPRBの数が15であることを一例として使用する。測定信号を展開するために使用され得るPRBは、(9、15)に対応し、9は、測定信号が中央から両側に延びる15個のPRBのうち、9つの連続したPRBを占有することができることを示し、15は、測定信号が15個の連続したPRBを占有することができることを示す。サブシステムが番号2のPRBおよび/または番号12のPRBを占有するとき、測定信号は、番号3〜11の9つの連続したPRBを占有することができる。サブシステムが展開されないとき、測定信号は、番号0〜14の15個の連続したPRBを占有することができる。
図5aは、比較的大きい数の事例を列挙しており、複雑さは、比較的高い。したがって、いくつかの代表的な事例が
図5aに示す比較表から抽出され、
図5bに示す、測定信号を展開するために使用される物理リソースブロック間の比較の別の表を構築する。
図5bにおいて、チャネル帯域幅に対応するPRBの数が奇数である場合、nは、チャネル帯域幅に対応するPRBにおける中央のPRBを表す。例えば、チャネル帯域幅に対応するPRBの数は、15であり、中央のPRBは、8番目のPRB(番号7のPRB)であり、測定信号を展開するために使用され得るPRBは、(n−4、n+4)であり、(n−4、n+4)は、測定信号を展開するために使用され得るPRBが中央から両側に延びる9つの連続したPRB、すなわち、番号3〜11の9つの連続したPRBであることを示す。(n−7、n+7)は、測定信号を展開するために使用され得るPRBが中央から両側に延びる15個の連続したPRBであることを示す。チャネル帯域幅に対応するPRBの数が偶数である場合、n
−およびn
+は、チャネル帯域幅に対応するPRBにおける2つの中央のPRBを表す。例えば、チャネル帯域幅に対応するPRBの数は、50であり、2つの中央のPRBは、25番目のPRB(番号24のPRB)および26番目のPRB(番号25のPRB)であり、測定信号を展開するために使用され得るPRBは、(n
−−4、n
++4)であり、(n
−−4、n
++4)は、測定信号を展開するために使用され得るPRBが中央から両側に延びる10個の連続したPRB、すなわち、番号20〜29の10個の連続したPRBであることを示す。(n
−−9、n
++9)は、測定信号を展開するために使用され得るPRBが中央から両側に延びる20個の連続したPRB、すなわち、番号15〜34の20個の連続したPRBであることを示す。(n
−−14、n
++14)は、測定信号を展開するために使用され得るPRBが中央から両側に延びる30個の連続したPRB、すなわち、番号10〜39の10個の連続したPRBであることを示す。
【0046】
図6aを参照すると、
図6aは、測定信号の連続展開の概略図である。
図6aにおいて、チャネル帯域幅に対応するPRBの数が15である一例が使用される。番号2のPRBの中心周波数は、−907.5 kHzであり、番号12のPRBの中心周波数は、907.5 kHzであり、周波数オフセットは、±7.5であり、100 kHzの整数倍になる。したがって、サブシステムは、2つのPRBの各々の上に展開することができる。サブシステムが番号2および12のPRB、すなわち、
図6aの1行目および2行目に横縞で記されたPRBの各々の上に展開される場合、測定信号は、番号3〜11の9つの連続したPRB、すなわち、
図6aの2行目に斜縞で記されたPRBの各々の上に展開することができる。サブシステムが15個のPRBの各々の上に展開されない場合、測定信号は、15個の連続したPRB、すなわち、
図6aの3行目に斜縞で記されたPRBの各々の上に展開することができる。
【0047】
別の可能な実施態様では、測定信号を展開するために使用される物理リソースブロックは、等間隔の位置に少なくとも2つの物理リソースブロックを含む。位置が等間隔であることは、PRB番号が不連続であると理解され得る。
図5cに示す、測定信号を展開するために使用される物理リソースブロック間の比較のさらに別の表は、
図4に示す、サブシステムを展開するために使用される物理リソースブロック間の比較の表に基づく誘導および構築により得られる。
図5cに示す比較表は、各サブキャリア間隔およびPRBの各数についての測定信号を展開するために使用され得るPRBシーケンスを記載している。
図5cにおいて、k=0、1、2、…である。チャネル帯域幅に対応するPRBの数が奇数である場合、nは、チャネル帯域幅に対応するPRBにおける中央のPRBを表す。例えば、チャネル帯域幅に対応するPRBの数は、15であり、中央のPRBは、8番目のPRB(番号7のPRB)であり、測定信号を展開するために使用され得るPRBシーケンスは、{n+1±2k}であり、{n+1±2k}は、測定信号を展開するために使用され得るPRBが番号0、2、4、6、8、10、12、および14のPRBであることを示す。{n±3k}は、測定信号を展開するために使用され得るPRBが番号1、4、7、10、および13のPRBであることを示す。チャネル帯域幅に対応するPRBの数が偶数である場合、n
−およびn
+は、チャネル帯域幅に対応するPRBにおける2つの中央のPRBを表す。例えば、チャネル帯域幅に対応するPRBの数は、50であり、2つの中央のPRBは、25番目のPRB(番号24のPRB)および26番目のPRB(番号25のPRB)であり、測定信号を展開するために使用され得るPRBシーケンスは、{n
+±3k}である。比較的大量のデータがあり、そのデータは、ここに1つずつ列挙されていない。対応するPRBシーケンスは、PRBの番号が等差数列になっていることを示し、測定信号を展開するために使用され得るPRBは、等間隔に展開される(櫛状に展開される)ことが理解されよう。
【0048】
図6bを参照すると、
図6bは、測定信号の等間隔展開の概略図である。
図6bにおいて、チャネル帯域幅に対応するPRBの数が15である一例が使用される。サブシステムは、番号2および12のPRB、すなわち、
図6bの1行目および2行目に横縞で記されたPRBの各々の上に展開される。PRBシーケンス{n±3k}に基づいて、測定信号は、番号1、4、7、10、および13のPRB、すなわち、
図6aに斜縞で記されたPRBの各々の上に展開することができる。測定信号は、等間隔に、サブシステムを展開するために使用されるPRBとインターリーブされたPRB上に展開され、等間隔展開は、櫛形の展開と見なすことができることがわかる。
【0049】
302.物理リソースブロックに対応する物理リソースを決定する。
【0050】
具体的には、ネットワークデバイスは、PRBとリソース要素(Resource Element、RE)との間のマッピング関係に従って、測定信号を展開するために使用される物理リソースブロックをマッピングし、マッピングされた物理リソースを決定する。物理リソースは、測定信号を送信するために使用される。リソース要素は、物理リソースの基本単位である。
【0051】
303.物理リソースを使用することによってユーザ機器に測定信号を送信する、測定信号がチャネル情報を測定するためにユーザ機器によって使用される。
【0052】
具体的には、物理リソースブロックの上に測定信号を展開した後に、ネットワークデバイスは、物理リソースを使用することによってユーザ機器に測定信号を送信することができる。具体的には、物理リソースは、ユーザ機器への送信のための測定信号のキャリアとして使用される。
【0053】
測定信号を送信する前または後に、ネットワークデバイスは、ユーザ機器にリソース指示メッセージをさらに送ることができる。リソース指示メッセージは、測定信号を展開するために占有される物理リソースブロックおよび/または測定信号を送信するために占有される物理リソースを示す。ユーザ機器は、リソース指示メッセージを使用することによって、測定信号が展開される具体的な物理リソースブロックを知らされ、その結果、ユーザ機器は、対応する物理リソースブロック上で測定信号を検索する。ユーザ機器は、リソース指示メッセージを使用することによって、測定信号を送信するために使用される具体的な物理リソースを知らされ、その結果、ユーザ機器は、測定信号を得るために、物理リソースに基づいて対応する物理リソースブロックを検索する。リソース指示メッセージは、物理リソースブロックと物理リソースの両方を示し、その結果、ユーザ機器は、測定信号を迅速に得る。
【0054】
以下の明細書における展開方式は、連続した占有および等間隔の占有を含む、測定信号がPRBを占有する方式であることに留意されたい。連続した占有は、連続したPRBの数を使用することによって表され、等間隔の占有は、等間隔のPRBシーケンスを使用することによって表される。
【0055】
可能な実施態様では、リソース指示メッセージは、一次同期信号(Primary Synchronization Channel、PSS)である。PSSは、ルートシーケンスを含み、ルートシーケンスは、測定信号を展開するために占有される物理リソースブロックおよび/または測定信号を送信するために占有される物理リソースを示す。LTEでは、異なるセルは、物理セルID(Physical Cell Identities、PCI)を使用することによって物理層において互いに区別される。合計で504個の物理セルIDがあり、504個の物理セルIDは、168個の異なるグループ(
【数1】
として記され、0〜167の範囲)に分けられ、各グループは、3つの異なるグループ内識別子(
【数2】
として記され、0〜2の範囲)を含む。したがって、物理セルID(
【数3】
として記される)は、式
【数4】
に従う計算により得ることができる。二次同期信号(Secondary Synchronization Signal、SSS)を使用して、グループ内ID、すなわち、
【数5】
の値を送信する。具体的な方法は、次の通りである:eNBは、グループID
【数6】
の値を使用することによって2つのインデックス値を生成し、グループ内ID
【数7】
の値を導入し、長さが両方とも31の2つのシーケンスを生成するために符号化を実行し、SSSに対応するREにシーケンスをマッピングする。UEは、シーケンスに対してブラインド検出を実行することによって、eNBによって現在送達されているシーケンスを知り、したがって現在のセルの
【数8】
を得ることができる。PSSを使用して、グループ内ID、すなわち、
【数9】
の値を送信する。具体的な方法は、次の通りである:eNBは、ルートシーケンスインデックスuとグループ内ID
【数10】
の値を関連付け、長さが62のZCシーケンスd
u(n)を生成するために符号化を実行し、PSSに対応するREにシーケンスをマッピングする。UEは、シーケンスに対してブラインド検出を実行することによって現在のセルの
【数11】
を知ることができる。ZCシーケンスd
u(n)および
【数12】
の値とルートシーケンスインデックスuとの間の対応表を、以下に示す:
【0058】
例えば、eNBは、ルートシーケンスインデックス29と
【数14】
の値1を関連付け、長さが62のZCシーケンスd
u(n)を生成するために符号化を実行し、PSSに対応するREにシーケンスをマッピングする。UEは、シーケンスに対してブラインド検出を実行することによって、現在のセルの
【数15】
の値が1であることを知ることができる。本発明のこの実施形態では、PSSに含まれるルートシーケンスは、ルートシーケンスインデックスであり、1つのルートシーケンスは、
【数16】
の1つの値および1つの展開方式に対応する。
【0059】
任意選択で、展開方式は、連続展開中に占有されるPRBの数である。具体的なルートシーケンス、
【数17】
の値、および連続して展開されたPRBの数については、以下の表を参照されたい。以下の表において、±4は、
図5bの(n−4、n+4)または(n
−−4、n
++4)の展開方式に対応し、9つの連続したPRBまたは10個の連続したPRBが占有されることを示し、±7は、
図5bの(n−7、n+7)の展開方式に対応し、15個の連続したPRBが占有されることを示し、±9は、
図5bの(n−9、n+9)または(n
−−9、n
++9)の展開方式に対応し、19個の連続したPRBまたは20個の連続したPRBが占有されることを示し、±14は、
図5bの(n
−−14、n
++14)の展開方式に対応し、30個の連続したPRBが占有されることを示し、±24は、
図5bの(n−24、n+24)または(n
−−24、n
++24)の展開方式に対応し、49個の連続したPRBまたは50個の連続したPRBが占有されることを示し、±37は、
図5bの(n−37、n+37)または(n
−−37、n
++37)の展開方式に対応し、75個の連続したPRBまたは76個の連続したPRBが占有されることを示す。
【0061】
例えば、PSSに含まれるルートシーケンスは、25である。この場合、
【数18】
の対応する値は、0であり、展開方式は、(n−4、n+4)または(n
−−4、n
++4)である。PSSを受信すると、ユーザ機器は、解析により、PSSにおけるルートシーケンスが25であることを得て、ルートシーケンス25に基づいて、展開方式が(n−4、n+4)または(n
−−4、n
++4)であることを決定する。具体的には、4つのPRBが周波数帯域の中央のPRBから周波数帯域の両側の各々に延び、測定信号は、一連の連続したPRBの各々の上に展開される。前述の表におけるルートシーケンスの具体的な値は、説明のための一例として使用され、本発明のこの実施形態に対する限定を構成しないことに留意されたい。ネットワークデバイスとユーザ機器の両方は、前述の表を記憶し、その結果、ユーザ機器は、展開方式を正確に知ることができる。
【0062】
任意選択で、展開方式は、等間隔展開中に占有されるPRBシーケンスである。具体的なルートシーケンス、
【数19】
の値、およびPRBシーケンスについては、以下の表を参照されたい。以下の表において、+1±2kは、
図5cのPRBシーケンス{n+1±2k}の展開方式に対応し、±3kは、
図5cのPRBシーケンス{n±3k}または{n
+±3k}の展開方式に対応し、+2±4kは、
図5cのPRBシーケンス{n+2±4k}または{n
++2±4k}の展開方式に対応し、+2±5kは、
図5cのPRBシーケンス{n+2±5k}または{n
++2±5k}の展開方式に対応し、±kは、
図5cのPRBシーケンス{n±k}または{n
+±k}の展開方式に対応する。
【0064】
例えば、PSSに含まれるルートシーケンスは、101である。この場合、
【数20】
の対応する値は、0であり、展開方式は、{n±3k}または{n
+±3k}である。PSSを受信すると、ユーザ機器は、解析により、PSSにおけるルートシーケンスが101であることを得て、ルートシーケンス101に基づいて、展開方式が{n±3k}または{n
+±3k}であることを決定する。具体的には、PRBシーケンスが周波数帯域の中央のPRBから周波数帯域の両側に等間隔に延び、測定信号は、PRBシーケンス上に展開される。前述の表におけるルートシーケンスの具体的な値は、説明のための一例として使用され、本発明のこの実施形態に対する限定を構成しないことに留意されたい。ネットワークデバイスとユーザ機器の両方は、前述の表を記憶し、その結果、ユーザ機器は、展開方式を正確に知ることができる。
【0065】
可能な実施態様では、リソース指示メッセージは、ブロードキャストメッセージであり、ブロードキャストメッセージは、測定信号を展開するために占有される物理リソースブロックおよび/または測定信号を送信するために占有される物理リソースを示す。ブロードキャストメッセージは、リソース指示ビットを含み、リソース指示ビットの値は、測定信号を展開するために占有される物理リソースブロックおよび/または測定信号を送信するために占有される物理リソースを示す。ブロードキャストメッセージは、限定はしないが、システム情報ブロック(Master Information Block、MIB)メッセージを含んでもよい。MIBメッセージは、リソース指示ビットを含み、3ビットは、リソース指示ビットを表すために使用することができ、3ビットは、8つの可能な展開方式を表すことができる。前述の2つの表は、6つの展開方式および5つの展開方式をそれぞれ列挙し、したがって3ビットは、前述の2つの表に列挙された展開方式を表すことができる。MIBメッセージは、ユーザ機器に対してネットワークデバイスによって構成されるチャネル帯域幅およびシステムリソースをさらに含む。ネットワークデバイスは、リソース指示ビットの各値に対応する展開方式を事前に決定することができ、例えば、001は、±7または+1±2kを表す。MIBメッセージは、物理ブロードキャストチャネル(Physical Broadcast Channel、PBCH)上でユーザ機器にブロードキャストされる。ユーザ機器は、PBCHチャネルを使用することによってMIBメッセージを受信し、リソース指示ビットによって示された値に基づいて、測定信号の展開方式、すなわち、測定信号を展開するために占有される物理リソースブロックまたは測定信号を送信するために占有される物理リソースを決定する。
【0066】
リソース指示情報を受信すると、ユーザ機器は、リソース指示情報に基づいて、測定信号によって占有されるPRBを決定し、対応するPRB上で、ネットワークデバイスによって送信された測定信号を受信する。ユーザ機器は、測定信号に基づいてチャネル情報を測定する。チャネル情報は、基準信号受信電力(Reference Signal Received Power、RSRP)、受信信号強度インジケータ(Received Signal Strength Indicator、RSSI)、および基準信号受信品質(Reference Signal Received Quality、RSRQ)の少なくとも1つを含む。RSRPは、ユーザ機器によって受信された測定信号またはCRSの電力値であり、値は、測定帯域幅内の単一のREの電力の線形平均であり、現在のセル内の所望の信号の強度を反映する。RSSIは、ユーザ機器によって受信されたすべての信号(例えば、周波数内の所望の信号と干渉信号、隣接周波数干渉、および熱雑音)の電力の線形平均であり、リソースに対する負荷強度を反映する。RSRQは、RSRPとRSSIとの比のN倍の大きさ、すなわち、RSRQ=N×RSRP/RSSIである。Nは、RSRIの測定帯域幅に含まれるREの数を表し、信号と干渉の相対的な大きさを反映することができる。
【0067】
ユーザ機器は、測定信号に基づいてチャネル情報を測定することができ、測定信号に基づいて細かい時間−周波数同期をさらに実行してもよい。
【0068】
本発明のこの実施形態では、測定信号を展開するために使用される物理リソースブロックが決定され、物理リソースブロックは、ユーザ機器のチャネル帯域幅に対応する周波数領域内のすべての物理リソースブロックのサブセットであり、物理リソースブロックに対応する物理リソースが決定され、測定信号は、物理リソースを使用することによってユーザ機器に送信され、測定信号は、チャネル情報を測定するためにユーザ機器によって使用される。これは、測定信号展開とサブシステム展開とが同じ物理リソースブロックを占有することを回避し、または測定信号展開とサブシステム展開とが同じ物理リソースブロックを占有する確率を低減し、それによって測定信号展開とサブシステム展開との間の影響を低減し、測定信号の測定性能を保証する。
【0069】
図7を参照すると、
図7は、本発明の一実施形態によるネットワークデバイスの概略構造図である。ネットワークデバイス700は、プロセッサ701と、送信機702と、アンテナとを含む。
【0070】
プロセッサ701は、測定信号を展開するために使用される物理リソースブロックを決定するように構成され、物理リソースブロックがユーザ機器のチャネル帯域幅に対応する周波数領域内のすべての物理リソースブロックのサブセットである。
【0071】
具体的な実施態様では、プロセッサ701は、サブシステムを展開するために占有される物理リソースブロックに基づいて、測定信号を展開するために使用される物理リソースブロックを決定するように特に構成される。
【0072】
プロセッサ701は、物理リソースブロックに対応する物理リソースを決定するようにさらに構成される。
【0073】
送信機702は、物理リソースを使用することによってユーザ機器に測定信号を送信するように構成され、測定信号がチャネル情報を測定するためにユーザ機器によって使用される。
【0074】
可能な実施態様では、送信機702は、ユーザ機器にリソース指示メッセージを送るようにさらに構成され、リソース指示メッセージが測定信号を展開するために占有される物理リソースブロックおよび/または測定信号を送信するために占有される物理リソースを示す。
【0075】
任意選択で、リソース指示メッセージは、一次同期信号PSSであり、PSSのルートシーケンスは、測定信号を展開するために占有される物理リソースブロックおよび/または測定信号を送信するために占有される物理リソースを示す。
【0076】
任意選択で、リソース指示メッセージは、ブロードキャストメッセージであり、ブロードキャストメッセージは、測定信号を展開するために占有される物理リソースブロックおよび/または測定信号を送信するために占有される物理リソースを示す。
【0077】
任意選択で、物理リソースブロックは、連続した位置に少なくとも2つの物理リソースブロックを含む。
【0078】
任意選択で、物理リソースブロックは、等間隔の位置に少なくとも2つの物理リソースブロックを含む。
【0079】
任意選択で、チャネル情報は、基準信号受信電力RSRP、受信信号強度インジケータRSSI、および基準信号受信品質RSRQの少なくとも1つを含む。
【0080】
プロセッサ701は、
図3に示す実施形態においてステップ301および302を実行するように構成されることに留意されたい。送信機702は、
図3に示す実施形態においてステップ303を実行し、ユーザ機器にリソース指示メッセージを送るように構成される。
【0081】
プロセッサ701は、中央処理装置(Central Processing Unit、CPU)、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor、DSP)、特定用途向け集積回路(Application−Specific Integrated Circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)もしくは別のプログラマブル論理デバイス、トランジスタ論理デバイス、ハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合せであってもよい。プロセッサは、本発明で開示された内容を参照して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路を実施または実行することができる。プロセッサ701は、コンピューティング機能を実施する組合せ、例えば、1つまたは複数のマイクロプロセッサを含む組合せ、またはDSPとマイクロプロセッサの組合せであってもよい。プロセッサ701は、代替的にコントローラであってもよい。プロセッサ701は、4つの構成要素:セルコントローラと、音声チャネルコントローラと、シグナリングチャネルコントローラと、拡張のために使用されるマルチポートインターフェースとを主に含む。プロセッサ701は、すべての移動通信インターフェースの管理を担当し、無線チャネルの割り当て、解放、および管理を主に担当する。
【0082】
送信機702は、トランシーバ、トランシーバ回路、通信モジュール、通信インターフェースなどであり得る。トランシーバは、受信機と、送信機とを含む。ユーザ機器は、送信機を使用することによってアップリンクデータを送信し、受信機を使用することによってダウンリンクデータを受信することができる。
【0083】
本発明の一実施形態は、ネットワークデバイスによって使用されるコンピュータソフトウェア命令を記憶するように構成された、コンピュータ記憶媒体をさらに提供する。コンピュータソフトウェア命令は、前述の態様を実行するために設計されたプログラムを含む。
【0084】
説明を簡潔にするために、前述の方法の実施形態は、一連の動作として表現されることに留意されたい。しかしながら、当業者は、本発明によれば、いくつかのステップが他のシーケンスで実行されてもよいし、同時に実行されてもよいので、本発明が説明した動作シーケンスに限定されないことを理解すべきである。加えて、当業者は、本明細書で説明したすべての実施形態が一例としての実施形態であり、関連する動作およびモジュールが必ずしも本発明に必須ではないことも理解すべきである。
【0085】
前述の実施形態では、実施形態の説明は、それぞれの焦点を有する。一実施形態において詳細に説明されていない部分については、他の実施形態における関連する説明を参照されたい。
【0086】
本発明の実施形態における方法のステップは、実際の要件に従って調整、組合せ、または削除することができる。
【0087】
本発明の実施形態における装置内のユニットは、実際の要件に従って調整、組合せ、または削除することができる。当業者は、本明細書で説明した異なる実施形態および異なる実施形態の特性を統合または組み合わせることができる。
【0088】
前述の実施形態の説明を用いて、当業者は、本発明がハードウェア、ファームウェアまたはそれらの組合せによって実施され得ることを明確に理解し得る。本発明がソフトウェアによって実施されると、前述の機能は、コンピュータ可読媒体に記憶され、またはコンピュータ可読媒体内の1つまたは複数の命令またはコードとして送信され得る。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体と、通信媒体とを含み、通信媒体は、コンピュータプログラムをある場所から別の場所に送信することを可能にする任意の媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータにアクセス可能な任意の利用可能な媒体とすることができる。以下は、限定はしないが、一例として使用される:コンピュータ可読媒体は、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、読み出し専用メモリ(Read−Only Memory、ROM)、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory、EEPROM)、コンパクトディスク読み出し専用メモリ(Compact Disc Read−Only Memory、CD−ROM)または他の光ディスク記憶装置、ディスク記憶媒体もしくは他のディスク記憶装置、またはコマンドもしくはデータ構造の形態で期待されるプログラムコードを搬送または記憶するために使用することができ、コンピュータによってアクセスすることができる任意の他の媒体を含んでもよい。加えて、任意の接続をコンピュータ可読媒体として適切に定義することができる。例えば、ソフトウェアが同軸ケーブル、光ファイバ/ケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(Digital Subscriber Line、DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用することによってウェブサイト、サーバ、または別の遠隔ソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバ/ケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、それらが属する媒体の定義に含まれる。例えば、本発明で使用されるディスク(Disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)、フロッピーディスク、およびBlu−ray(登録商標)ディスクを含み、ディスクは、一般に、磁気手段によってデータをコピーし、ディスクは、レーザ手段によって光学的にデータをコピーする。前述の組合せもまた、コンピュータ可読媒体の保護範囲に含まれるべきである。
【0089】
結論として、上述したことは、本発明の技術的解決策の実施形態の単なる例であり、本発明の保護範囲を限定することを意図するものではない。本発明
の原理から逸脱することなくなされた任意の修正、等価な置換、または改良は、本発明の保護範囲内に入るものとする。