【文献】
Huawei, HiSilicon, Ericsson, Nokia, Alcatel-Lucent Shanghai Bell, Samsung, CATT, ZTE, NTT DOCOMO, Qualcomm, Intel,WF on Advanced CSI feedback framework in Rel-14,3GPP TSG-RAN WG1#86 R1-167971,2016年 8月28日,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_1960/Docs/R1-167971.zip>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第1の振幅情報は、L個の振幅量子化値セットから選択された振幅量子化値を示し、前記第2の振幅情報は、P個の振幅量子化値セットから選択された振幅量子化値を示し、LおよびPは0以上の整数であり、LはPよりも大きい、
請求項1または2に記載の方法。
前記第1の振幅情報は、L個の振幅量子化値セットから選択された振幅量子化値を示し、前記第2の振幅情報は、P個の振幅量子化値セットから選択された振幅量子化値を示し、LおよびPは0以上の整数であり、LはPよりも大きい、請求項5または6に記載の方法。
前記端末デバイスによって送信された前記プリコーディング行列の第1の振幅情報と第2の振幅情報を前記ネットワークデバイスによって受信する前記ステップの前に、前記方法はさらに、
第1の命令情報を前記ネットワークデバイスによって前記端末デバイスに送信するステップであって、前記第1の命令情報は、前記端末デバイスに前記第1の振幅情報と前記第2の振幅情報をフィードバックさせるように命令するために使用される、送信するステップを含み、
前記端末デバイスによって送信された前記プリコーディング行列の第1の振幅情報と第2の振幅情報を前記ネットワークデバイスによって受信する前記ステップは、
前記第1の命令情報に従って、前記端末デバイスによって送信された前記第1の振幅情報と前記第2の振幅情報を、前記ネットワークデバイスによって受信するステップを含む、
請求項5乃至7のいずれか一項に記載の方法。
前記第1の振幅情報は、L個の振幅量子化値セットから選択された振幅量子化値を示し、前記第2の振幅情報は、P個の振幅量子化値セットから選択された振幅量子化値を示し、LおよびPは0以上の整数であり、LはPよりも大きい、請求項9または10に記載の装置。
前記第1の振幅情報は、L個の振幅量子化値セットから選択された振幅量子化値を示し、前記第2の振幅情報は、P個の振幅量子化値セットから選択された振幅量子化値を示し、LおよびPは0以上の整数であり、LはPよりも大きい、請求項14または15に記載の装置。
前記端末デバイスによって送信された前記プリコーディング行列の前記第1の振幅情報と前記第2の振幅情報が受信される前に、前記送信モジュールはさらに、第1の命令情報を前記端末デバイスに送信するように構成され、前記第1の命令情報は、前記端末デバイスに前記第1の振幅情報と前記第2の振幅情報をフィードバックさせるように命令するために使用され、
前記受信モジュールは具体的に、前記第1の命令情報に従って、前記端末デバイスによって送信された前記第1の振幅情報と前記第2の振幅情報を受信するように構成された、
請求項14乃至16のいずれか一項に記載の装置。
プロセッサによって実行されると、前記プロセッサに請求項1乃至4のいずれか一項に記載の方法を実行させるコンピュータプログラム命令を格納するように構成された、コンピュータ可読記憶媒体。
プロセッサによって実行されると、前記プロセッサに請求項5乃至8のいずれか一項に記載の方法を実行させるコンピュータプログラム命令を格納するように構成された、コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の概要】
【0003】
本発明の実施形態は、状態情報のフィードバック精度を向上するために、チャネル状態情報を送信するための方法および装置を提供する。
【0004】
第1の態様に従って、チャネル状態情報を送信するための方法が提供される。概方法は、ネットワークデバイスによって送信された参照信号を、端末デバイスによって受信するステップと、参照信号に基づいて、プリコーディング行列を端末デバイスによって取得するステップと、プリコーディング行列の第1の振幅情報と第2の振幅情報を、端末デバイスによって決定するステップであって、第1の振幅情報は、広帯域の振幅量子化情報を示すために使用され、第2の振幅情報は、広帯域のN個の第1サブバンドの振幅量子化情報を示すために使用され、第1の振幅情報と第2の振幅情報を、端末デバイスによってネットワークデバイスに送信するステップと、を含む。N個の第1サブバンドは広帯域の全てのサブバンドであるか、またはいくつかのサブバンドである。
【0005】
従って、広帯域とサブバンドを組み合わせるフィードバック方法がプリコーディング行列の振幅情報をフィードバックするために使用されるとき、広帯域でのフィードバックと比較して、プリコーディング行列の振幅情報のフィードバックの精度を向上することができる。従って、振幅情報のフィードバックの精度は向上されることができる。
【0006】
さらに、広帯域とサブバンドを組み合わせるフィードバック方法がプリコーディング行列の振幅情報をフィードバックするために使用されるとき、サブバンドでのフィードバックと比較して、プリコーディング行列の振幅情報をフィードバックするフィードバック量を減らすことができ、リソースオーバーヘッドを減らすことができる。
【0007】
第1の態様の第1の可能な実施形態において、第1の振幅情報は、広帯域の振幅量子化値を示すために具体的に使用され、広帯域の振幅量子化値はK個の振幅量子化値に対応し、第2の振幅情報はN個の第1サブバンドの各第1サブバンドの振幅量子化値を示すために具体的に使用され、各第1サブバンドの振幅量子化値はK個の振幅量子化値のうちの1つであり、Kは0より大きい整数である。
【0008】
具体的には、1つの広帯域の振幅量子化値は1つの第1サブバンドのK個の振幅量子化値に対応する。つまり、広帯域が3つの第1サブバンドを含む場合、各第1サブバンドはK個の振幅量子化値に対応する。
【0009】
任意で、変動についての情報は、変動の値であってもよいし、変動の値のインデックスであってもよい。広帯域の振幅量子化値に関連するN個の第1サブバンドの振幅量子化値の変動についての情報は、N個の変動についての情報であってもよく、あるいはN個の第1サブバンドの振幅値によって共有される1つの変動であってもよい。例えば、1つの共通の変動は、N個の変動の平均値であってもよい。
【0010】
第1の態様の前述の可能な実施形態を参照して、第1の態様の第2の可能な実施形態において、第1の振幅情報は広帯域の振幅量子化値を示すために具体的に使用され、第2の振幅情報は、プリコーディング行列のN個の第1サブバンドの振幅量子化値を調整するための第1方向を示すためにさらに具体的に使用され、第1方向は上方修正方向または下方修正方向であり、上方修正方向は、N個の第1サブバンドの振幅量子化値が広帯域の振幅量子化値に変動を加えたものであることを表し、下方修正方向は、N個の第1サブバンドの振幅量子化値が前記広帯域の振幅量子化値から変動を引いたものであることを表す。
【0011】
任意で、第1の態様の第2の可能な実施形態における変動は、第1の態様の第1の可能な実施形態における変動であってもよく、あるいはプロトコルで指定された事前設定された変動であってもよい。
【0012】
第1の態様の前述の可能な実施形態を参照して、第1の態様の第3の可能な実施形態において、第1の振幅情報は、広帯域の振幅量子化値と、広帯域の振幅量子化値に対応するN個の第1サブバンドの候補振幅量子化値セットとを示すために具体的に使用され、第2の振幅情報は、候補振幅量子化値セットのN個の第1サブバンドの振幅量子化値を示すためにさらに具体的に使用される。
【0013】
具体的に、第1の振幅情報によって示される広帯域の振幅量子化値は、候補振幅セットに対応する。つまり、1つの広帯域の振幅値は1つの振幅値セットに対応する。振幅値のセットは、広帯域のサブバンドの振幅値であってもよい。この対応関係は、プロトコルで指定されてもよく、あるいはもちろん端末デバイス用にネットワークデバイスによって構成されてもよい。
【0014】
第1の態様の前述の可能な実施形態を参照して、第1の態様の第4の実施形態において、第1の振幅情報は、プリコーディング行列に対応するL個の振幅量子化情報のうちの1つであり、N個の第1サブバンドの各第1サブバンドの振幅量子化情報は、プリコーディング行列に対応するP個の振幅量子化情報のうちの1つであり、LおよびPは0以上の整数であり、LはPよりも大きい。
【0015】
第1の態様の前述の可能な実施形態を参照して、第1の態様の第5の実施形態において、方法はさらに、プリコーディング行列の位相情報を端末デバイスによってネットワークデバイスに送信するステップを含み、位相情報は広帯域のM個の第2のサブバンドの位相量子化情報を示すために使用され、N個の第1サブバンドの各第1サブバンドに含まれるリソースブロックの量は、M個の第2サブバンドの各第2サブバンドに含まれるリソースブロックの量よりも多く、MおよびNは0よりも大きい整数であり、つまり、NがMよりも小さいことが理解されよう。
【0016】
第1の態様の前述の可能な実施形態を参照して、第1の態様の第6の実施形態において、第1の振幅情報と第2の振幅情報を端末デバイスによってネットワークデバイスに送信するステップは、第1の時間間隔で第1の振幅情報を端末デバイスによってネットワークデバイスに送信するステップと、第2の時間間隔で第2の振幅情報を端末デバイスによってネットワークデバイスに送信するステップと、を含み、第1の時間間隔は第2の時間間隔より長いか等しい。
【0017】
任意で、端末デバイスは、第1の振幅情報と第2の振幅情報をネットワークデバイスに同時に送信してもよく、あるいは第1の振幅情報と第2の振幅情報を別々に送信してもよい。
【0018】
第1の態様の前述の可能な実施形態を参照して、第1の態様の第7の実施形態において、第1の振幅情報と第2の振幅情報を端末デバイスによってネットワークデバイスに送信するステップの前に、方法はさらに、ネットワークデバイスによって送信された第1の命令情報を端末デバイスによって受信するステップを含み、第1の命令情報は、端末デバイスに第1の振幅情報と第2の振幅情報をフィードバックさせるように命令するために使用され、第1の振幅情報と第2の振幅情報を端末デバイスによってネットワークデバイスに送信するステップは、第1の命令情報に従って、第1の振幅情報と第2の振幅情報を端末デバイスによってネットワークデバイスに送信するステップを含む。
【0019】
第1の態様の前述の可能な実施形態を参照して、第1の態様の第8の実施形態において、端末デバイスは、広帯域を使用することによって、プリコーディング行列の振幅情報をフィードバックしてもよく、あるいは端末デバイスは、サブバンドを使用することによって、プリコーディング行列の振幅情報をフィードバックしてもよく、あるいは端末デバイスは、広帯域およびサブバンドを組み合わせる方式を使用することによって、プリコーディング行列の振幅情報をフィードバックしてもよい。具体的に、端末デバイスは、命令方式を使用してもよい。例えば、本発明の実施形態において、端末デバイスがプリコーディング行列の振幅情報をフィードバックする前に、ネットワークデバイスは、端末デバイスにプリコーディング行列の振幅情報をどの方法を使用してフィードバックするかを指示するために、第2の命令情報を端末デバイスに送信し、端末デバイスはネットワークデバイスからの第2の命令情報に基づいて、プリコーディング行列の振幅情報をフィードバックするフィードバック方法を決定し、第2の命令情報が端末デバイスにプリコーディング行列の振幅情報をフィードバックするためにサブバンドの使用を指示したとき、端末デバイスはプリコーディング行列の振幅情報をフィードバックするためにサブバンドを使用し、あるいは第2の命令情報が端末デバイスにプリコーディング行列の振幅情報をフィードバックするために広帯域の使用を指示したとき、端末デバイスはプリコーディング行列の振幅情報をフィードバックするために広帯域を使用し、あるいは第2の命令情報が端末デバイスにプリコーディング行列の振幅情報をフィードバックするために広帯域およびサブバンドを組み合わせる方式の使用を指示したとき、端末デバイスはプリコーディング行列の振幅情報をフィードバックするために広帯域とサブバンドを組み合わせる方式を使用する。
【0020】
第2の態様に従って、チャネル状態情報を送信するための方法が提供される。概方法は、参照信号をネットワークデバイスによって端末デバイスに送信するステップであって、そうすることによって端末デバイスが参照信号に基づいてプリコーディング行列を取得する、送信するステップと、端末デバイスによって送信されたプリコーディング行列の第1の振幅情報と第2の振幅情報を、ネットワークデバイスによって受信するステップであって、第1の振幅情報は広帯域の振幅量子化情報を示すために使用され、第2の振幅情報は、広帯域のN個の第1サブバンドの振幅量子化情報を示すために使用される、受信するステップと、第1の振幅情報と第2の振幅情報に基づいて、ネットワークデバイスによってプリコーディング行列を決定するステップと、を含む。
【0021】
第2の態様の第1の可能な実施形態において、第1の振幅情報は、広帯域の振幅量子化値を示すために具体的に使用され、広帯域の振幅量子化値は、K個の振幅量子化値に対応し、第2の振幅情報は、N個の第1サブバンドの各第1サブバンドの振幅量子化値を示すために具体的に使用され、各第1サブバンドの振幅量子化値は、K個の振幅量子化値のうちの1つであり、Kは0より大きい整数である。
【0022】
第2の態様の前述の可能な実施形態を参照して、第2の態様の第2の実施形態において、第1の振幅情報は、広帯域の振幅量子化値を示すために具体的に使用され、第2の振幅情報は、プリコーディング行列のN個の第1サブバンドの振幅量子化値を調整するための第1方向を示すためにさらに具体的に使用され、第1方向は上方修正方向または下方修正方向であり、上方修正方向は、N個の第1サブバンドの振幅量子化値が広帯域の振幅量子化値に変動を加えたものであることを表し、下方修正方向は、N個の第1サブバンドの振幅量子化値が広帯域の振幅量子化値から変動を引いたものであることを表す。
【0023】
第2の態様の前述の可能な実施形態を参照して、第2の態様の第3の実施形態において、第1の振幅情報は、広帯域の振幅量子化値と広帯域の振幅量子化値に対応するN個の第1サブバンドの候補振幅量子化値セットとを示すために具体的に使用され、第2の振幅情報は、候補振幅量子化値セットにおいてN個の第1サブバンドの振幅量子化値を示すためにさらに具体的に使用される。
【0024】
第2の態様の前述の可能な実施形態を参照して、第2の態様の第4の実施形態において、第1の振幅情報と第2の振幅情報に基づいて、ネットワークデバイスによってプリコーディング行列を決定する方法は、第1の振幅情報に基づいてネットワークデバイスによって広帯域の振幅情報を決定するステップと、広帯域の振幅情報と第2の振幅情報に基づいて、ネットワークデバイスによって、N個の第1サブバンドの振幅情報を決定するステップと、N個の第1サブバンドの振幅情報に基づいて、ネットワークデバイスによって、プリコーディング行列を決定するステップを含む。
【0025】
第2の態様の前述の可能な実施形態を参照して、第2の態様の第5の実施形態において、第1の振幅情報は、プリコーディング行列に対応するL個の振幅量子化情報のうちの1つであり、N個の第1サブバンドの各第1サブバンドの振幅量子化情報は、プリコーディング行列に対応するP個の振幅量子化情報のうちの1つであり、LおよびPは0以上の整数であり、LはPよりも大きい。
【0026】
第2の態様の前述の可能な実施形態を参照して、第2の態様の第6の実施形態において、方法はさらに、プリコーディング行列の位相情報をネットワークデバイスによって端末デバイスに送信するステップを含み、位相情報は、広帯域のM個の第2サブバンドの位相量子化情報を示すために使用され、N個の第1サブバンドに含まれるリソースブロックの量は、M個の第2サブバンドに含まれるリソースブロックの量よりも多い。
【0027】
第2の態様の前述の可能な実施形態を参照して、第2の態様の第7の実施形態において、ネットワークデバイスによって、端末デバイスによって送信されたプリコーディング行列の第1の振幅情報と第2の振幅情報を受信するステップは、端末デバイスによって送信された第1の振幅情報を、第1の時間間隔でネットワークデバイスによって受信するステップと、ネットワークデバイスによって、第2の時間間隔で第2の振幅情報を端末デバイスに送信するステップと、を含み、第1の時間間隔は第2の時間間隔より長いか等しい。
【0028】
第2の態様の前述の可能な実施形態を参照して、第2の態様の第8の実施形態において、端末デバイスによって送信されたプリコーディング行列の第1の振幅情報と第2の振幅情報をネットワークデバイスによって受信するステップの前に、方法はさらに、第1の命令情報をネットワークデバイスによって端末デバイスに送信するステップを含み、第1の命令情報は、端末デバイスに第1の振幅情報と第2の振幅情報をフィードバックさせるように命令するために使用され、端末デバイスによって送信されたプリコーディング行列の第1の振幅情報と第2の振幅情報をネットワークデバイスによって受信するステップは、第1の命令情報に従って、端末デバイスによって送信された第1の振幅情報と第2の振幅情報を、ネットワークデバイスによって受信するステップを含む。
【0029】
第3の態様に従って、ネットワークデバイスによって送信された参照信号を端末デバイスによって受信するステップと、参照信号に基づいて、端末デバイスによってプリコーディング行列を取得するステップと、プリコーディング行列の振幅情報を端末デバイスによってネットワークデバイスに送信するステップであって、振幅情報は、広帯域のN個の第1サブバンドの振幅量子化情報を示すために使用される、ステップと、プリコーディング行列の位相情報を、端末デバイスによってネットワークデバイスに送信するステップであって、位相情報は、広帯域のM個の第2サブバンドの位相量子化情報を示すために使用され、N個の第1サブバンドの各第1サブバンドに含まれるリソースブロックの量は、M個の第2サブバンドの各第2サブバンドに含まれるリソースブロックの量よりも多い、ステップと、を含む。
【0030】
第4の態様に従って、ネットワークデバイスによって参照信号を端末デバイスに送信するステップと、端末デバイスによって送信されたプリコーディング行列の振幅情報を、ネットワークデバイスによって受信するステップであって、振幅情報は、広帯域のN個の第1サブバンドの振幅量子化情報を示すために使用される、ステップと、端末デバイスによって送信されたプリコーディング行列の位相情報を、ネットワークデバイスによって受信するステップであって、位相情報は、広帯域のM個の第2のサブバンドの位相量子化情報を示すために使用され、N個の第1サブバンドに含まれるリソースブロックの量は、M個の第2サブバンドに含まれるリソースブロックの量よりも多い、ステップと、を含む。
【0031】
第5の態様に従って、チャネル状態情報を送信するための装置が提供され、第1の態様、あるいは第1の態様の任意の可能な実施形態に従った方法を実行するように構成される。具体的には、装置は、第1の態様または第1の態様の任意の可能な実施形態に従った方法を実行するように構成されたユニットを含む。
【0032】
第6の態様に従って、チャネル状態情報を送信するための装置が提供され、第2の態様、あるいは第2の態様の任意の可能な実施形態に従った方法を実行するように構成される。具体的には、装置は、第2の態様または第2の態様の任意の可能な実施形態に従った方法を実行するように構成されたユニットを含む。
【0033】
第7の態様に従って、チャネル状態情報を送信するための装置が提供され、第1の態様、あるいは第1の態様の任意の可能な実施形態に従った方法を実行するように構成される。具体的には、装置は、第3の態様または第3の態様の任意の可能な実施形態に従った方法を実行するように構成されたユニットを含む。
【0034】
第8の態様に従って、チャネル状態情報を送信するための装置が提供され、第2の態様、あるいは第2の態様の任意の可能な実施形態に従った方法を実行するように構成される。具体的には、装置は、第4の態様または第4の態様の任意の可能な実施形態に従った方法を実行するように構成されたユニットを含む。
【0035】
第9の態様に従って、チャネル状態情報を送信するためのシステムが提供される。システムは、第7の態様または第7の態様の任意の可能な実施形態に従った装置、および第8の態様または第8の態様の任意の可能な実施形態に従った装置を含む。
【0036】
第10の態様に従って、チャネル状態情報を送信するための装置が提供され、デバイスは、受信機、送信機、メモリ、プロセッサ、およびバスシステムを含む。受信機、送信機、メモリ、およびプロセッサは、バスシステムを使用することによって接続される。メモリは、命令を格納するように構成される。プロセッサは、メモリに格納された命令を実行し、受信機が信号を受信するように制御し、送信機が信号を送信するように制御するように構成される。プロセッサがメモリに格納された命令を実行するとき、実行により、プロセッサが第1の態様または第1の態様の任意の可能な実施形態に従った方法を実行することができる。
【0037】
第11の態様に従って、チャネル状態情報を送信するための装置が提供され、デバイスは、受信機、送信機、メモリ、プロセッサ、およびバスシステムを含む。受信機、送信機、メモリ、およびプロセッサは、バスシステムを使用することによって接続される。メモリは、命令を格納するように構成される。プロセッサは、メモリに格納された命令を実行し、受信機が信号を受信するように制御し、送信機が信号を送信するように制御するように構成される。プロセッサがメモリに格納された命令を実行するとき、実行により、プロセッサが第2の態様または第2の態様の任意の可能な実施形態に従った方法を実行することができる。
【0038】
第12の態様に従って、チャネル状態情報を送信するための装置が提供され、デバイスは、受信機、送信機、メモリ、プロセッサ、およびバスシステムを含む。受信機、送信機、メモリ、およびプロセッサは、バスシステムを使用することによって接続される。メモリは、命令を格納するように構成される。プロセッサは、メモリに格納された命令を実行し、受信機が信号を受信するように制御し、送信機が信号を送信するように制御するように構成される。プロセッサがメモリに格納された命令を実行するとき、実行により、プロセッサが第3の態様または第3の態様の任意の可能な実施形態に従った方法を実行することができる。
【0039】
第13の態様に従って、チャネル状態情報を送信するための装置が提供され、デバイスは受信機、送信機、メモリ、プロセッサ、およびバスシステムを含む。受信機、送信機、メモリ、およびプロセッサは、バスシステムを使用することによって接続される。メモリは、命令を格納するように構成される。プロセッサは、メモリに格納された命令を実行し、受信機が信号を受信するように制御し、送信機が信号を送信するように制御するように構成される。プロセッサがメモリに格納された命令を実行するとき、実行により、プロセッサが第4の態様または第4の態様の任意の可能な実施形態に従った方法を実行することができる。
【0040】
第14の態様に従って、コンピュータプログラムを格納するように構成されたコンピュータ可読媒体が提供され、コンピュータプログラムは、第1の態様または第1の態様の任意の可能な実施形態に従った方法を実行するために使用される命令を含む。
【0041】
第15の態様に従って、コンピュータプログラムを格納するように構成されたコンピュータ可読媒体が提供され、コンピュータプログラムは、第2の態様または第2の態様の任意の可能な実施形態に従った方法を実行するために使用される命令を含む。
【0042】
第16の態様に従って、コンピュータプログラムを格納するように構成されたコンピュータ可読媒体が提供され、コンピュータプログラムは、第3の態様または第3の態様の任意の可能な実施形態に従った方法を実行するために使用される命令を含む。
【0043】
第17の態様に従って、コンピュータプログラムを格納するように構成されたコンピュータ可読媒体が提供され、コンピュータプログラムは、第4の態様または第4の態様の任意の可能な実施形態に従った方法を実行するために使用される命令を含む。
【発明を実施するための形態】
【0045】
本発明の実施形態における技術的解決策を、本発明の実施形態における添付図面を参照して、以下に明確かつ完全に説明する。明らかに、記載された実施形態は、本発明の実施形態の一部であり、全てではない。本発明の実施形態に基づいて、創造的努力なしに当業者によって得られる他のすべての実施形態は、本発明の保護範囲内に入るものとする。
【0046】
本発明の実施形態における技術的解決策は、たとえば、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(Global System of Mobile communication、略して“GSM”(登録商標))システム、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、略して“CDMA”)システム、広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access、略して“WCDMA”(登録商標))システム、汎用パケット無線サービス(General Packet Radio Service、略して“GPRS”)、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、略して“LTE”)システム、LTE周波数分割複信(Frequency Division Duplex、略して“FDD”)システム、LTE時分割複信(Time Division Duplex、略して“TDD”)、ユニバーサル移動体通信システム(Universal Mobile Telecommunication System、略して“UMTS”)、およびワールドワイドインターオペラビリティフォーマイクロウェーブアクセス(Worldwide Interoperability for Microwave Access、略して“WiMAX”)通信システム、将来的に可能な通信システムなどの、様々な通信システムに適用可能であることが理解されるべきである。
【0047】
図1は、本発明の一実施形態に従ったアプリケーションシナリオの概略図である。
図1の通信システム100は、ネットワークデバイス110と端末デバイス120を含んでもよい。ネットワークデバイス110は、端末デバイス120のための通信サービスとコアネットワークへのアクセスを提供するように構成される。端末デバイス120は、ネットワークにアクセスするためにネットワークデバイス110によって送信された、同期信号、ブロードキャスト信号などを検索し、それによってネットワークとの通信を行う。
図1に示される矢印は、端末デバイス120とネットワークデバイス110の間のセルラリンクを使用することによって実行されるアップリンク/ダウンリンク送信を表してもよい。
【0048】
本発明の実施形態において、ネットワークデバイス110はモバイルデバイスと通信するように構成されてもよい。ネットワークデバイス110は、移動通信用グローバルシステム(Global System of Mobile communication、略して“GSM”(登録商標))または符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、略して“CDMA”)における基地局装置(Base Transceiver Station、略して“BTS”)であってもよく、あるいは広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access、略して“WCDMA”(登録商標))における基地局(NodeB、略して“NB”)であってもよく、あるいはLTEにおける進化型NodeB(Evolutional Node B、略して“eNB”または“eNodeB”)であってもよく、あるいは中継局またはアクセスポイント、あるいは車載デバイス、ウェアラブルデバイス、および将来の5Gネットワークにおけるアクセスネットワークデバイスであってもよい。
【0049】
端末デバイス120は、ユーザ装置(User Equipment、略して“UE”)、端末デバイス、移動局(Mobile Station、略して“MS”)、移動端末(Mobile Terminal)、あるいは将来の5Gネットワークにおける端末デバイスとして参照されてもよい。端末デバイスは、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、略して“RAN”)を使用することによって1つまたは複数のコアネットワークと通信してもよい。例えば、端末は、携帯電話(または“セルラ”電話とも呼ばれる)あるいはモバイル端末を備えたコンピュータであってもよい。例えば、端末は代わりに、無線アクセスネットワークで音声および/またはデータを交換する、携帯型、ポケットサイズ、ハンドヘルド型、コンピュータ内蔵型、あるいは車載移動機器であってもよい。
【0050】
図2は、本発明の一実施形態に従ったチャネル状態情報を送信するための方法200の概略フローチャートである。
図2は、チャネル状態情報を送信するための方法におけるステップまたは動作を示すが、これらのステップまたは動作は一例にすぎない。別の動作または
図2における動作の変動は本発明のこの実施形態においてさらに実行され得る。方法200は、以下のステップを含む。
【0051】
S210:ネットワークデバイス110は参照信号を端末デバイス120に送信する。
【0052】
参照信号が、PMI、RI、およびCQIといった、ネットワークデバイスと端末デバイスとの間のチャネル状態情報(Channel State Information、略して“CIS”)を決定するために端末デバイスによって使用される。
【0053】
S220:端末デバイス120はネットワークデバイス110によって送信された参照信号を受信し、端末デバイス120は参照信号に基づいてプリコーディング行列を取得する。
【0054】
S230:端末デバイスはプリコーディング行列の第1の振幅情報と第2の振幅情報を決定し、第1の振幅情報は、広帯域の振幅量子化情報を示すために使用され、第2の振幅情報は、広帯域のN個の第1サブバンドの振幅量子化情報を示すために使用される。
【0055】
任意の実施形態において、第1の振幅情報は、プリコーディング行列に対応するL個の振幅量子化情報のうちの1つであり、N個の第1サブバンドの各第1サブバンドの振幅量子化情報は、プリコーディング行列に対応するP個の振幅量子化情報のうちの1つであり、LおよびPは0以上の整数であり、LはPよりも大きい。
【0056】
具体的には、広帯域に対応する振幅量子化情報セットに含まれる振幅量子化情報の量は、各第1サブバンドに対応する振幅量子化情報セットに含まれる振幅量子化情報の量よりも多い。広帯域または各第1サブバンドに対応する振幅量子化情報セットは、振幅量子化値から構成されるセットであってもよく、あるいは広帯域または各第1サブバンドに対応する振幅量子化情報セットは、振幅量子化値に対応するインデックスから構成されるセットであってもよい。例えば、広帯域に対応する振幅量子化値セットは、{0.25, 0.5, 1, 2}である。第1サブバンドに対応する4つの振幅量子化値セットは、{0.125, 0.375}、{0.375, 0.625}、{0.875, 1.125}、および{0.875, 2.125}である。広帯域に対応する振幅量子化値セットにおける0.25は、{0.125, 0.375}に対応する。広帯域に対応する振幅量子化値セットにおける0.5は、{0.375, 0.625}に対応する。広帯域に対応する振幅量子化値セットにおける1は、{0.875, 1.125}に対応する。広帯域に対応する振幅量子化値セットにおける2は、{0.875, 2.125}に対応する。
【0057】
広帯域に対応する振幅量子化値は、プロトコルで指定されてもよく、あるいはネットワークにおいて設定されてもよく、各第1サブバンドに対応する振幅量子化値セットは、プロトコルで指定されてもよく、あるいはネットワークにおいて設定されてもよく、広帯域に対応する振幅量子化値セットと各第1サブバンドに対応する振幅量子化値セットとの間の対応関係は、プロトコルで指定されてもよく、あるいはネットワークにおいて設定されてもよいことを理解されたい。これは、本発明のこの実施形態では限定されない。
【0058】
任意で、プリコーディング行列の要素の振幅値は、大きく変わることがある。従って、指示のためにユニバーサルインデックスを使用することができない。従って、正規化処理がプリコーディング行列の要素の振幅値に対して行われる必要があり、次いで正規化された振幅値が量子化される。
【0059】
第1の振幅情報は、プリコーディング行列の広帯域の振幅量子化値であってもよく、あるいは、プリコーディング行列の広帯域の振幅量子化値のインデックスであってもよいことを理解されたい。これは、本発明のこの実施形態では限定されない。同様に、第2の振幅情報は、プリコーディング行列の広帯域のN個の第1サブバンドのN個の振幅量子化値であってもよく、あるいは、プリコーディング行列の広帯域のN個の第1サブバンドのN個の振幅量子化値のN個のインデックスであってもよい。
【0060】
以下の例は、説明の便宜のために使用されることを理解されたい。広帯域のN個の第1サブバンドの各第1サブバンドの振幅量子化値が1つだけであると仮定する。実際には、N個の第1サブバンドの各第1サブバンドの振幅量子化値の量は、アンテナの数量に関係する。対応関係は、第1の振幅情報と第2の振幅情報との間で存在してもよい。対応関係は、第1の振幅情報によって示される広帯域の振幅量子化値と第1サブバンドの振幅量子化値との間の差の絶対値が閾値未満であることであってもよく、あるいは、対応関係は、第1の振幅情報によって示される広帯域の振幅量子化値とN個の第1サブバンドの振幅量子化値との間に、差分関係が存在することであってもよい。対応関係は、端末デバイスのために、ネットワークデバイスによって設定されてもよく、対応関係は、ネットワークデバイスと端末デバイスの両方に格納されてもよい。あるいは、対応関係はプロトコルで指定されてもよい。これは本発明のこの実施形態において限定されない。例えば、以下の3つの関係があってもよい。
【0061】
第1の関係において、第1の振幅情報は、具体的に広帯域の振幅量子化値を示すために使用され、第2の振幅情報は、具体的に広帯域の振幅量子化値に関連するN個の第1サブバンドの振幅量子化値の変動についての情報を示すために使用される。つまり、変動についての情報は、N個の変動についての情報であってもよい。N個の変動についての情報は、N個の変動の値であってもよく、あるいはN個の変動の値に対応するインデックスであってもよい。変動についての情報は、代わりにN個の第1サブバンドによって共有される1つの振幅変動の値であってもよく、あるいは、変動についての情報は、N個の第1サブバンドによって共有される1つの振幅変動の値のインデックスであってもよい。例えば、広帯域が5つの第1のサブバンドを含むと仮定する。第1の振幅情報は、振幅量子化値が2のインデックスであってもよい。第2の振幅情報は、広帯域の振幅量子化値に関連する5つの第1サブバンドの振幅量子化値が2である5つの変動のインデックスであってもよい。5つの変動は、0.1、0.2、0.3、0.4、および0.5である。この場合、第2の振幅情報は、0.1、0.2、0.3、0.4、および0.5の5つのインデックスであってもよい。ネットワークデバイスと端末デバイスとの間のプロトコルで、変動が広帯域の振幅量子化値に基づいた増加量であることが指定されると仮定すると、ネットワークデバイスが第1の振幅情報および第2の振幅情報を受信したとき、N個の第1サブバンドの振幅量子化値が2.1、2.2、2.3、2.4、および2.5であることが決定されてもよい。あるいは、ネットワークデバイスおよび端末デバイスによって指定された変動が、広帯域の振幅量子化値に基づいた増加量である場合、5つの第1サブバンドの1つの第1サブバンドの振幅量子化値が1.8であると仮定すると、第2の振幅情報は変動が-0.2であるインデックスであってもよい。ネットワークデバイスおよび端末デバイスとの間のプロトコルで、変動が広帯域の振幅量子化値に基づいた減少量であることが指定されると仮定すると、ネットワークデバイスが第1の振幅情報および第2の振幅情報を受信したとき、N個の第1サブバンドの振幅量子化値が1.9、1.8、1.7、1.6、および1.5であることが決定されてもよい。
【0062】
第2の関係において、第1の振幅情報が具体的に広帯域の振幅量子化値を示すために使用され、第2の振幅情報が具体的にプリコーディング行列のN個の第1サブバンドの振幅量子化値を調節するための第1方向を示すためにさらに使用され、第1方向は、上方修正方向または下方修正方向であり、上方修正方向は、N個の第1サブバンドの振幅量子化値が広帯域の振幅量子化値に変動を加えたものであることを表し、下方修正方向は、N個の第1サブバンドの振幅量子化値が広帯域の振幅量子化値から変動を引いたものであることを表す。つまり、第1の振幅情報によって示される振幅値は、依然としてプリコーディング行列の広帯域の振幅量子化値であり、第2の振幅情報は第1サブバンド上の調節の第1方向である。第1方向が上方修正方向であると仮定すると、第1サブバンドの振幅量子化値は、広帯域の振幅量子化値に変動を加えたものであり、加えられた変動は、プリセットされた変動であってもよく、あるいは追加された変動は、第1の関係のN個の変動であってもよい。第1サブバンドのプリセットされた変動は、等しくても等しくなくてもよい。第1方向が下方修正方向であると仮定すると、第1サブバンドの振幅量子化値は、広帯域の振幅量子化値から変動を引いたものである。引かれた変動は、プリセットされた変動であってもよく、あるいは引かれた変動は、第1の関係の変動であってもよい。つまり、第1の関係と第2の関係は、第1の振幅情報と第2の振幅情報との間に同時に存在してもよい。第1の振幅情報は広帯域の振幅量子化値を示し、第2の振幅情報は、広帯域に関連する第1サブバンドの変動および変動の調整方向を示す。これは本発明のこの実施形態において限定されない。
【0063】
例えば、広帯域が5つの第1サブバンドを含むと仮定する。第1の振幅情報は、広帯域の振幅量子化値が2であるインデックスであってもよい。第2の振幅情報は、広帯域の2である振幅量子化値に関連する5つの第1サブバンドの振幅量子化値の5つの第1方向を示してもよい。5つの第1方向は、それぞれ上方修正方向、下方修正方向、下方修正方向、上方修正方向、および上方修正方向である。例えば、上方修正方向のインデックスは1であり、下方修正方向のインデックスは0である。この場合、第2の振幅情報は10011である。ネットワークデバイスと端末デバイスとの間のプロトコルで振幅量子化値の調整サイズが0.1であることが指定されると仮定すると、ネットワークデバイスが第1の振幅情報と第2の振幅情報を受信したとき、第1の振幅情報と第2の振幅情報に基づいて、5つの第1サブバンドの振幅量子化値が2.1、1.9、1.9、2.1、および2.1であることが決定されてもよい。もちろん、第1の振幅情報は、広帯域の振幅量子化値が2であるインデックスであってもよく、第2の振幅情報は、広帯域の振幅量子化値に関連する5つの第1サブバンドの振幅量子化値の変動が0.1、0.1、0.3、0.4、および0.2であるインデックス、および広帯域の振幅量子化値に関連する5つの第1サブバンドの振幅量子化値は調整方向が10011であってもよい。ネットワークデバイスが第1の振幅情報と第2の振幅情報を受信したとき、第1の振幅情報と第2の振幅情報に基づいて、5つの第1サブバンドの振幅値がそれぞれ2.1、1.9、1.7、
2.4、および2.2であることが決定されてもよい。
【0064】
第3の関係において、第1の振幅情報は広帯域の振幅量子化値を示すために具体的に使用され、広帯域の振幅量子化値はK個の振幅量子化値に対応し、第2の振幅量子化値はN個の第1サブバンドの各第1サブバンドの振幅量子化値を示すために具体的に使用され、各第1サブバンドの振幅量子化値はK個の振幅量子化値のうちの1つであり、Kは0より大きい整数である。つまり、広帯域の1つの振幅量子化値は、K個の振幅量子化値に対応し、1つの第1サブバンドの振幅量子化値は、K個の振幅量子化値のうちの1つである。端末デバイスが第1の振幅情報をネットワークデバイスに送信するとき、第1の振幅情報によって示される広帯域の振幅量子化値は、K個の振幅量子化値に対応する。端末デバイスが第2の振幅情報をネットワークデバイスに送信するとき、ネットワークデバイスは第2の振幅情報によって示される情報に基づいて、K個の振幅量子化値からN個の第1サブバンドの振幅量子化値を決定してもよい。
【0065】
例えば、広帯域は2つの第1サブバンドを含んでもよい。第1の振幅情報は、広帯域の振幅量子化値が0.25であるインデックスであってもよい。0.25に対応する
サブバンドの3つの振幅量子化値は、{0.125, 0.2, 0.375}である。端末デバイスは、セットから2つの振幅値を決定し、2つの第1サブバンドの振幅量子化値が0.125および0.375であることを見つける。0.125と0.375のインデックスは、次いでネットワークデバイスに報告される。ネットワークデバイスは、0.25のインデックスに基づいて、広帯域の振幅値を決定し、次に、0.25である振幅値に基づいて、セット{0.125, 0.2, 0.375}を見つけ、0.125と0.375のインデックスに基づいて、セット内のサブバンドの振幅値が0.125および0.375であることを決定してもよく、そうすることによって、さらにサブバンドの振幅値を決定する。
【0066】
第1の振幅情報と第2の振幅情報との間に存在する3つの関係について、ネットワークデバイスと端末デバイスとの間で使用される3つの関係の内の1つがプロトコルで指定され得ることを理解されたい。あるいは、ネットワークデバイスは、端末デバイスに対して、第1の振幅情報と第2の振幅情報を決定するために端末デバイスによってどの方法が使用されるかを構成してもよい。もちろん、第1の振幅情報と第2の振幅情報との間の3つの関係は、3つの種類の識別情報によって識別されてもよい。ネットワークデバイスと端末デバイスが、第1の振幅情報と第2の振幅情報との間で使用される関係を決定するとき、関係の識別情報はダウンリンクメッセージで搬送され、ダウンリンクメッセージは端末デバイスに送信される。例えば、識別情報は、指示のためにプロトコルで指定されたスペシャルビットで搬送される。あるいは、スペシャルビットは第1の振幅情報と第2の振幅情報との間の異なる対応関係を表すために異なる値を有する。例えば、ビットの値が1であるとき、ビットは第1の関係を表す。これは本発明のこの実施形態において限定されない。
【0067】
上述の3つの関係は、例として説明されたに過ぎないことを理解されたい。任意の関係が、第1の振幅情報と第2の振幅情報との間に存在してもよい。例えば、第1の振幅情報によって示される広帯域の振幅値は、数値を使用することによって量子化されず、代わりに、広帯域の振幅値が属する区間に基づいて示されてもよい。例えば、広帯域の振幅値について、3つの区間、つまり第1の区間、第2の区間、第3の区間が存在する。第1の振幅情報によって示される第1の区間のインデックスは、1つのサブバンドの第1のセットに対応し、第1の振幅情報によって示される第2の区間のインデックスは、1つのサブバンドの第2のセットに対応し、第1の振幅情報によって示される第3の区間のインデックスは、1つのサブバンドの第3のセットに対応する、等である。従って、第1の振幅情報と第2の振幅情報との間の関係は、本発明のこの実施形態において何ら限定されない。
【0068】
S240:端末デバイスは、第1の振幅情報と第2の振幅情報をネットワークデバイスに送信する。
【0069】
任意の実施形態において、S240は、第1の時間間隔で第1の振幅情報を端末デバイスによってネットワークデバイスに送信するステップと、第2の時間間隔で第2の振幅情報を端末デバイスによってネットワークデバイスに送信するステップとを含み、端末デバイスによって送信されたプリコーディング行列の第1の振幅情報と第2の振幅情報をネットワークデバイスによって受信するステップは、端末デバイスによって送信された第1の振幅情報を、第1の時間間隔でネットワークデバイスによって受信するステップと、第2の振幅情報を第2の時間間隔で、ネットワークデバイスによって端末デバイスに送信するステップと、を含み、第1の時間間隔は第2の時間間隔より長いか等しい。
【0070】
具体的に、端末デバイスは、第1の振幅情報と第2の振幅情報をネットワークデバイスに同時に送信してもよく、あるいは第1の振幅情報と第2の振幅情報を別々に送信してもよい。第1の時間間隔が第2の時間間隔と等しいとき、2つの場合があってもよく、第1の場合において、端末デバイスは、第1の振幅情報と第2の振幅情報を同時にネットワークデバイスに周期的に送信し、ネットワークデバイスは、第1の振幅情報と第2の振幅情報を周期的に受信する。第2の場合において、端末デバイスは、第1の振幅情報と第2の振幅情報をネットワークデバイスに別々に送信するが、2種類の振幅情報を送信するために、同じ送信間隔が使用される。第1の時間間隔が第2の時間間隔よりも長いとき、つまり、広帯域の振幅情報をフィードバックする間隔がサブバンドの振幅情報をフィードバックする間隔よりも長い場合があり、サブバンドの振幅情報のフィードバックは、広帯域の振幅情報のフィードバックに依存するためである。このように、広帯域の振幅情報をフィードバックする回数を減らすことができ、振幅情報をフィードバックするオーバーヘッドを減らすことができる。第1の振幅情報と第2の振幅情報を送信する具体的な送信方法は、本発明のこの実施形態において限定されない。任意の送信方法が使用され得る。プロトコルで指定される送信方法が使用されてもよく、あるいは端末デバイスのためにネットワークデバイスによって設定される送信方法が使用されてもよい。
【0071】
任意の実施形態において、端末デバイスによって送信されたプリコーディング行列の第1の振幅情報と第2の振幅情報をネットワークデバイスによって受信するステップの前に、方法200はさらに、第1の命令情報を前記ネットワークデバイスによって端末デバイスに送信するステップをさらに含み、第1の命令情報は、端末デバイスに第1の振幅情報と前記第2の振幅情報をフィードバックさせるように命令するために使用され、第1の振幅情報と第2の振幅情報を、端末デバイスによってネットワークデバイスに送信するステップの前に、方法200はさらに、ネットワークデバイスによって送信された第1の命令情報を端末デバイスによって受信するステップを含み、第1の振幅情報と第2の振幅情報を端末デバイスによってネットワークデバイスに送信するステップは、第1の命令情報に従って、第1の振幅情報と第2の振幅情報を端末デバイスによってネットワークデバイスに送信するステップを含む。端末デバイスによって送信されたプリコーディング行列の第1の振幅情報と第2の振幅情報を、ネットワークデバイスによって受信するステップは、第1の命令情報に従って、端末デバイスによって送信された第1の振幅情報と第2の振幅情報をネットワークデバイスによって受信するステップを含む。
【0072】
具体的には、ネットワークにおいて、端末デバイスがプリコーディング行列の広帯域とサブバンドの振幅量子化情報の両方をネットワークデバイスに送信するように構成されてもよい。例えば、ネットワークデバイスによって送信される第1命令情報は、プリコーディング行列の広帯域とサブバンドの振幅量子化情報を両方送信するように端末デバイスに命令するために使用される。
【0073】
任意の実施形態において、端末デバイスはプリコーディング行列の広帯域の振幅情報をネットワークデバイスに送信してもよく、端末デバイスはプリコーディング行列のサブバンドの振幅情報をネットワークデバイスに送信してもよく、あるいは端末デバイスがプリコーディング行列の広帯域とサブバンドの振幅情報の両方をネットワークデバイスに送信してもよい。端末デバイスがプリコーディング行列の振幅情報を送信するために使用する特定の方法について、ネットワークデバイスは、端末デバイスがプリコーディング行列の振幅情報を送信するために使用する方法を示すために、端末デバイスに命令情報を送信してもよい。
【0074】
S250:ネットワークデバイスが第1の振幅情報と第2の振幅情報を受信し、第1の振幅情報と第2の振幅情報に基づいてプリコーディング行列を決定する。ここで決定されたプリコーディング行列は、S220で決定されたプリコーディング行列と同じであってもよく、あるいはネットワークデバイスによって決定されたプリコーディング行列はS220で決定されたプリコーディング行列と類似してもよい
【0075】
任意の実施形態において、S250は、第1の振幅情報に基づいてネットワークデバイスによって広帯域の振幅情報を決定するステップと、広帯域の振幅情報と第2の振幅情報に基づいて、ネットワークデバイスによって、N個の第1サブバンドの振幅情報を決定するステップと、N個の第1サブバンドの振幅情報に基づいて、ネットワークデバイスによって、プリコーディング行列を決定するステップと、を含む。つまり、第1の振幅情報と第2の振幅情報を受信した後に、ネットワークデバイスは、第1の振幅情報に基づいて広帯域の振幅値をまず決定し、次いで広帯域の振幅値に基づいて、広帯域のN個の第1サブバンドの振幅値を決定する。具体的には、ネットワークデバイスと端末デバイスの両方が、第1の振幅情報と第2の振幅情報との間に3つの関係のうちの1つが存在することをわかるとき、その関係に基づいて、N個の第1サブバンドの振幅値が決定され、プリコーディング行列がさらに決定される。
【0076】
任意の実施形態において、方法200はさらに、プリコーディング行列の位相情報を端末デバイスによってネットワークデバイスに送信するステップを含み、位相情報は、広帯域のM個の第2サブバンドの位相量子化情報を示すために使用され、N個の第1サブバンドに含まれるリソースブロックの量は、M個の第2サブバンドに含まれるリソースブロックの量よりも多い。
【0077】
具体的には、プリコーディング行列の要素の中で、位相情報は振幅情報よりも重要である。従って、位相情報を送信するための広帯域のM個の第2サブバンドに含まれるリソースブロックの量は、N個の第1サブバンドに含まれるリソースブロックの量より少なくてもよい。このようにして、位相情報のフィードバック精度がさらに保証され得る。
【0078】
図3は、本発明の一実施形態に従ったチャネル状態情報を送信するための方法300を示す。方法300は、以下のステップを含む。
【0079】
S310:ネットワークデバイスが端末デバイスに参照信号を送信する。
【0080】
S320:端末デバイスがネットワークデバイスによって送信された参照信号を受信し、端末デバイスは参照信号に基づいてプリコーディング行列を取得する。
【0081】
S330:端末デバイスがプリコーディング行列の振幅情報をネットワークデバイスに送信し、ネットワークデバイスは端末デバイスによって送信されたプリコーディング行列の振幅情報を受信し、振幅情報は、広帯域のN個の第1サブバンドの振幅量子化情報を示すために使用される。
【0082】
S340:端末デバイスが、プリコーディング行列の位相情報をネットワークデバイスに送信し、ネットワークデバイスは、端末デバイスによって送信されたプリコーディング行列の位相情報を受信し、位相情報は、広帯域のM個の第2サブバンドの位相量子化情報を示すために使用され、N個の第1サブバンドの各第1サブバンドに含まれるリソースブロックの量は、M個の第2サブバンドの各第2サブバンドに含まれるリソースブロックの量よりも多い。
【0083】
S350:ネットワークデバイスが、端末デバイスによって送信されたプリコーディング行列の振幅情報を受信し、ネットワークデバイスは、端末デバイスによって送信されたプリコーディング行列の位相情報を受信し、ネットワークデバイスは、プリコーディング行列の振幅情報をとプリコーディング行列の位相情報に基づいて、プリコーディング行列を決定する。ここで決定されたプリコーディング行列は、S320で決定されたプリコーディング行列と同じであってもよい。あるいは、ネットワークデバイスによって決定されたプリコーディング行列は、S320で決定されたプリコーディング行列と類似してもよい。
【0084】
具体的には、プリコーディング行列の位相情報は、プリコーディング行列の振幅情報よりも重要である。従って、プリコーディング行列の位相情報を送信するために、サブバンド方式が使用される必要がある。同じ広帯域上でサブバンド方式がプリコーディング行列の振幅情報を送信するためにも使用されるとき、振幅情報を送信するための各サブバンドに含まれるリソースブロックの量は、位相情報を送信するための各サブバンドに含まれるリソースブロックの量よりも多い。つまり、MはNよりも大きい。このように、プリコーディング行列の位相情報と振幅情報をフィードバックする間、フィードバック時間が減少し、プリコーディング行列の位相情報をフィードバックする精度を向上することができる。
【0085】
本発明の実施形態においてチャネル状態情報を送信するための方法は、
図2および
図3を参照して上記で説明された。本発明の実施形態においてチャネル状態情報を送信するための装置は、
図4乃至
図11を参照して以下に説明される。
【0086】
図4は、本発明の一実施形態に従ったチャネル状態情報を送信するための装置400の概略図である。装置は、例えば方法200における端末デバイスであってもよい。装置400は、
ネットワークデバイスによって送信された参照信号を受信するように構成された、受信モジュール410と、
参照信号に基づいて、プリコーディング行列を取得するように構成された、処理モジュール420であって、
処理モジュール420は、プリコーディング行列の第1の振幅情報と第2の振幅情報を決定するようにさらに構成され、第1の振幅情報は、広帯域の振幅量子化情報を示すために使用され、第2の振幅情報は、広帯域のN個の第1サブバンドの振幅量子化情報を示すために使用される、処理モジュール420と、
第1の振幅情報と第2の振幅情報を、ネットワークデバイスに送信するように構成された、送信モジュール430と、を含む。
【0087】
任意の実施形態において、第1振幅情報は、具体的に広帯域の振幅量子化値を示すために使用され、広帯域の振幅量子化値はK個の振幅量子化値に対応し、第2の振幅情報はN個の第1サブバンドの各第1サブバンドの振幅量子化値を示すために具体的に使用され、各第1サブバンドの振幅量子化値はK個の振幅量子化値のうちの1つであり、Kは0より大きい整数である。
【0088】
任意の実施形態において、第1の振幅情報は、広帯域の振幅量子化値を示すために具体的に使用され、第2の振幅情報は、具体的にプリコーディング行列のN個の第1サブバンドの振幅量子化値を調整するための第1方向を示すためにさらに使用され、第1方向は、上方修正方向または下方修正方向であり、上方修正方向は、N個の第1サブバンドの振幅量子化値が広帯域の振幅量子化値に変動を加えたものであることを表し、下方修正方向は、N個の第1サブバンドの振幅量子化値が広帯域の振幅量子化値から変動を引いたものであることを表す。
【0089】
任意の実施形態において、第1の振幅情報は、広帯域の振幅量子化値と、広帯域の振幅量子化値に対応するN個の第1サブバンドの候補の振幅量子化値セットと、を示すために具体的に使用され、第2の振幅情報は、具体的に候補の振幅量子化値セットのN個の第1サブバンドの振幅量子化値を示すためにさらに使用される。
【0090】
任意の実施形態において、第1の振幅情報は、プリコーディング行列に対応するL個の振幅量子化情報のうちの1つであり、N個の第1サブバンドの各第1サブバンドの振幅量子化情報は、プリコーディング行列に対応するP個の振幅量子化情報のうちの1つであり、LおよびPは0以上の整数であり、LはPよりも大きい。
【0091】
任意の実施形態において、送信モジュール430はさらに、プリコーディング行列の位相情報をネットワークデバイスに送信するように構成され、位相情報は、広帯域のM個の第2サブバンドの位相量子化情報を示すために使用され、N個の第1サブバンドの各第1サブバンドに含まれるリソースブロックの量は、M個の第2サブバンドの各第2サブバンドに含まれるリソースブロックの量よりも多い。
【0092】
任意の実施形態において、装置400は、第1の振幅情報と第2の振幅情報がネットワークデバイスに送信される前に、ネットワークデバイスによって送信された第1の命令情報を受信するように構成された受信モジュールをさらに含み、第1の命令情報は、端末デバイスに第1の振幅情報と第2の振幅情報をフィードバックさせるように命令するために使用され、送信モジュール430は、第1の命令情報に従って第1の振幅情報と第2の振幅情報をネットワークデバイスに送信するように具体的に構成される。
【0093】
図5は、本発明の一実施形態に従ったチャネル状態情報を送信するための装置500の概略図である。装置は、例えば、方法200におけるネットワークデバイスであってもよい。装置500は、
参照信号を端末デバイスに送信するように構成され、そうすることによって、端末デバイスが参照信号に基づいてプリコーディング行列を取得する、送信モジュール510と、
端末デバイスによって送信されたプリコーディング行列の第1の振幅情報と第2の振幅情報を受信するように構成された、受信モジュール520であって、第1の振幅情報は、広帯域の振幅量子化情報を示すために使用され、第2の振幅情報は、広帯域のN個の第1サブバンドの振幅量子化情報を示すために使用される、受信モジュールと、
第1の振幅情報と第2の振幅情報に基づいて、プリコーディング行列を決定するように構成された、決定モジュール530と、を含む。
【0094】
任意の実施形態において、第1の振幅情報は、広帯域の振幅量子化値を示すために具体的に使用され、広帯域の振幅量子化値はK個の振幅量子化値に対応し、第2の振幅情報は、N個の第1サブバンドの各第1サブバンドの振幅量子化値を示すために具体的に使用され、各第1サブバンドの振幅量子化値はK個の振幅量子化値のうちの1つであり、Kは0より大きい整数である。
【0095】
任意の実施形態において、第1の振幅情報は、広帯域の振幅量子化値を示すために具体的に使用され、第2の振幅情報は、プリコーディング行列のN個の第1サブバンドの振幅量子化値を調整するための第1方向を示すためにさらに具体的に使用され、第1方向は、上方修正方向または下方修正方向であり、上方修正方向は、N個の第1サブバンドの振幅量子化値が広帯域の振幅量子化値に変動を加えたものであることを表し、下方修正方向は、N個の第1サブバンドの振幅量子化値が広帯域の振幅量子化値から変動を引いたものであることを表す。
【0096】
任意の実施形態において、第1の振幅情報は、広帯域の振幅量子化値と、広帯域の振幅量子化値に対応するN個の第1サブバンドの候補振幅量子化値セットとを示すために具体的に使用され、第2の振幅情報は、候補振幅量子化値セットのN個の第1サブバンドの振幅量子化値を示すために具体的に使用される。
【0097】
任意の実施形態において、決定モジュール530は具体的に、第1の振幅情報に基づいて広帯域の振幅情報を決定し、広帯域の振幅情報と第2の振幅情報に基づいてN個の第1サブバンドの振幅情報を決定し、N個の第1サブバンドの振幅情報に基づいてプリコーディング行列を決定するように構成される。
【0098】
任意の実施形態において、第1の振幅情報は、プリコーディング行列に対応するL個の振幅量子化情報のうちの1つであり、N個の第1サブバンドの各第1サブバンドの振幅量子化情報は、プリコーディング行列に対応するP個の振幅量子化情報のうちの1つであり、LおよびPは0以上の整数であり、LはPよりも大きい。
【0099】
任意の実施形態において、送信モジュール510は、プリコーディング行列の位相情報を端末デバイスに送信するようにさらに構成され、位相情報は、広帯域のM個の第2サブバンドの位相量子化情報を示すために使用され、N個の第1サブバンドに含まれるリソースブロックの量は、M個の第2サブバンドに含まれるリソースブロックの量よりも多い。
【0100】
任意の実施形態において、送信モジュール510は、端末デバイスによって送信されたプリコーディング行列の第1の振幅情報と第2の振幅情報が受信される前に、第1の命令情報を端末デバイスに送信するようにさらに構成され、第1の命令情報は、装置500に第1の振幅情報と第2の振幅情報をフィードバックするように命令するために使用され、受信モジュール520は、第1の命令情報に従って端末デバイスによって送信された第1の振幅情報と第2の振幅情報を受信するように具体的に構成される。
【0101】
図6は、本発明の一実施形態に従ったチャネル状態情報を送信するための装置600の概略図である。装置は、例えば、方法300における端末デバイスであってもよい。装置600は、
ネットワークデバイスによって送信された参照信号を受信するように構成された、受信モジュール610と、
参照信号に基づいてプリコーディング行列を取得するように構成された、処理モジュール620と、
プリコーディング行列の振幅情報をネットワークデバイスに送信するように構成された、送信モジュール630であって、振幅情報は、広帯域のN個の第1サブバンドの振幅量子化情報を示すために使用され、ここで、
送信モジュール630は、プリコーディング行列の位相情報をネットワークデバイスに送信するようにさらに更新され、位相情報は広帯域のM個の第2サブバンドの位相量子化情報を示すために使用され、N個の第1サブバンドの各第1サブバンドに含まれるリソースブロックの量は、M個の第2サブバンドの各第2サブバンドに含まれるリソースブロックの量よりも多い、送信モジュールと、を含む。
【0102】
図7は、本発明の一実施形態に従ったチャネル状態情報を送信するための装置700の概略図である。装置は、例えば、方法300におけるネットワークデバイスであってもよい。装置700は、
参照信号を端末デバイスに送信するように構成された、送信モジュール710と、
端末デバイスによって送信されたプリコーディング行列の振幅情報を受信するように構成された、受信モジュール720であって、振幅情報は、広帯域のN個の第1サブバンドの振幅量子化情報を示すために使用され、ここで、
受信モジュール720は、端末デバイスによって送信されたプリコーディング行列の位相情報を受信するようにさらに構成され、位相情報は広帯域のM個の第2のサブバンドの位相量子化情報を示すために使用され、N個の第1サブバンドに含まれるリソースブロックの量は、M個の第2サブバンドに含まれるリソースブロックの量よりも多い、受信モジュールと、
プリコーディング行列の振幅情報とプリコーディング行列の位相情報に基づいてプリコーディング行列を決定するように構成された、決定モジュール730と、を含む。
【0103】
図8は本発明の一実施形態に従ったチャネル状態情報を送信するための装置800を示す。例えば、装置800は、方法200における端末デバイスであってもよい。装置800は、受信機810、プロセッサ820、送信機830、メモリ840、およびバスシステム850を含む。受信機810、プロセッサ820、送信機830、およびメモリ840は、バスシステム850を使用することによって接続される。メモリ840は、命令を格納するように構成される。プロセッサ820は、メモリ840に格納された命令を実行するように構成され、受信機810が信号を受信するように制御し、送信機830が命令を送信するように制御する。
【0104】
受信機810は、ネットワークデバイスによって送信された参照信号を受信するように構成される。プロセッサ820は、参照信号に基づいてプリコーディング行列を取得し、プリコーディング行列の第1の振幅情報と第2の振幅情報を決定するように構成され、第1の振幅情報は、広帯域の振幅量子化情報を示すために使用され、第2の振幅情報は、広帯域のN個の第1サブバンドの振幅量子化情報を示すために使用される。送信機830は、第1の振幅情報と第2の振幅情報をネットワークデバイスに送信するように構成される。
【0105】
上記の実施形態の方法200において、装置800は具体的には端末デバイスであってもよく、および端末デバイスに対応するステップ及び/又は手順を実行するように構成されてもよいことを理解されたい。任意選択的に、メモリ840は、読み出し専用メモリおよびランダムアクセスメモリを含んでもよく、プロセッサのための命令およびデータを提供してもよい。メモリの一部は、不揮発性ランダムアクセスメモリをさらに含んでもよい。例えば、メモリは、デバイスタイプの情報をさらに格納してもよい。プロセッサ820は、メモリに格納された命令を実行するように構成されてもよい。命令を実行するとき、プロセッサは、方法200の上記の実施形態における端末デバイスに対応するステップを実行してもよい。
【0106】
図9は本発明の一実施形態に従ったチャネル状態情報を送信するための装置900を示す。例えば、装置900は、方法200におけるネットワークデバイスであってもよい。装置900は、受信機910、プロセッサ920、送信機930、メモリ940、およびバスシステム950を含む。受信機910、プロセッサ920、送信機930、およびメモリ940は、バスシステム950を使用することによって接続される。メモリ940は、命令を格納するように構成される。プロセッサ920は、メモリ940に格納された命令を実行するように構成され、受信機910が信号を受信するように制御し、送信機930が命令を送信するように制御する。
【0107】
送信機930は、端末デバイスに参照信号を送信するように構成され、そうすることによって、端末デバイスは参照信号に基づいてプリコーディング行列を取得する。受信機910は、端末デバイスによって送信されたプリコーディング行列の第1の振幅情報と第2の振幅情報を受信するように構成され、第1の振幅情報は、広帯域の振幅量子化情報を示すために使用され、第2の振幅情報は、広帯域のN個の第1サブバンドの振幅量子化情報を示すために使用される。プロセッサ920は、第1の振幅情報と第2の振幅情報に基づいて、プリコーディング行列を決定するように構成される。
【0108】
上記の実施形態の方法200において、装置900は具体的にはネットワークデバイスであってもよく、およびネットワークデバイスに対応するステップ及び/又は手順を実行するように構成されてもよいことを理解されたい。任意選択的に、メモリ940は、読み出し専用メモリおよびランダムアクセスメモリを含んでもよく、プロセッサのための命令およびデータを提供してもよい。メモリの一部は、不揮発性ランダムアクセスメモリをさらに含んでもよい。例えば、メモリは、デバイスタイプの情報をさらに格納してもよい。プロセッサ920は、メモリに格納された命令を実行するように構成されてもよい。命令を実行するとき、プロセッサは、方法200の上記の実施形態におけるネットワークデバイスに対応するステップを実行してもよい。
【0109】
図10は本発明の一実施形態に従ったチャネル状態情報を送信するための装置1000を示す。例えば、装置1000は方法300における端末デバイスであってもよい。装置1000は、受信機1010、プロセッサ1020、送信機1030、メモリ1040、およびバスシステム1050を含む。受信機1010、プロセッサ1020、送信機1030、およびメモリ1040は、バスシステム1050を使用することによって接続される。メモリ1040は、命令を格納するように構成される。プロセッサ1020は、メモリ940に格納された命令を実行するように構成され、受信機1010が信号を受信するように制御し、送信機1030が命令を送信するように制御する。
【0110】
受信機1010は、ネットワークデバイスによって送信された参照信号を受信するように構成される。プロセッサ1020は、参照信号に基づいてプリコーディング行列を取得し、プリコーディング行列の振幅情報を決定するように構成される。送信機1030は、プリコーディング行列の振幅情報をネットワークデバイスに送信するように構成され、振幅情報は、広帯域のN個の第1サブバンドの振幅量子化情報を示すために使用される。送信機1030は、プリコーディング行列の位相情報をネットワークデバイスに送信するようにさらに構成され、位相情報は、広帯域のM個の第2サブバンドの位相量子化情報を示すために使用され、N個の第1サブバンドの各第1サブバンドに含まれるリソースブロックの量は、M個の第2サブバンドの各第2サブバンドに含まれるリソースブロックの量よりも多い。
【0111】
上記の実施形態の方法300において、装置1000は具体的には端末デバイスであってもよく、および端末デバイスに対応するステップ及び/又は手順を実行するように構成されてもよいことを理解されたい。任意選択的に、メモリ1040は、読み出し専用メモリおよびランダムアクセスメモリを含んでもよく、プロセッサのための命令およびデータを提供してもよい。メモリの一部は、不揮発性ランダムアクセスメモリをさらに含んでもよい。例えば、メモリは、デバイスタイプの情報をさらに格納してもよい。プロセッサ1020は、メモリに格納された命令を実行するように構成されてもよい。命令を実行するとき、プロセッサは、方法300の上記の実施形態における端末デバイスに対応するステップを実行してもよい。
【0112】
図11は、本発明の実施形態に従ったチャネル状態情報を送信するための装置1100を示す。例えば、装置1100は方法300におけるネットワークデバイスであってもよい。装置1100は、受信機1110、プロセッサ1120、送信機1130、メモリ1140、およびバスシステム1150を含む。受信機1110、プロセッサ1120、送信機1130、およびメモリ1140は、バスシステム1150を使用することによって接続される。メモリ1140は、命令を格納するように構成され、プロセッサ1120は、メモリ1140に格納された命令を実行するように構成され、受信機1110が信号を受信するように制御し、送信機1130が命令を送信するように制御する。
【0113】
送信機1130は、端末デバイスに参照信号を送信するように構成される。受信機1110は、端末デバイスによって送信されたプリコーディング行列の振幅情報を受信するように構成され、振幅情報は、広帯域のN個の第1サブバンドの振幅量子化情報を示すために使用され、端末デバイスによって送信されたプリコーディング行列の位相情報を受信するように構成され、位相情報は、広帯域のM個の第2のサブバンドの位相量子化情報を示すために使用され、N個の第1サブバンドに含まれるリソースブロックの量は、M個の第2サブバンドに含まれるリソースブロックの量よりも多い。プロセッサ1120は、プリコーディング行列の振幅情報およびプリコーディング行列の位相情報に基づいて、プリコーディング行列を決定するように構成される。
【0114】
上記の実施形態の方法300において、装置1100は具体的にはネットワークデバイスであってもよく、およびネットワークデバイスに対応するステップ及び/又は手順を実行するように構成されてもよいことを理解されたい。任意選択的に、メモリ1140は、読み出し専用メモリおよびランダムアクセスメモリを含んでもよく、プロセッサのための命令およびデータを提供してもよい。メモリの一部は、不揮発性ランダムアクセスメモリをさらに含んでもよい。例えば、メモリは、デバイスタイプの情報をさらに格納してもよい。プロセッサ1120は、メモリに格納された命令を実行するように構成されてもよい。命令を実行するとき、プロセッサは、方法300の上記の実施形態におけるネットワークデバイスに対応するステップを実行してもよい。
【0115】
本発明の実施形態において、プロセッサ820、プロセッサ920、プロセッサ1020、あるいはプロセッサ1120は、中央処理装置(Central Processing Unit, CPU)であってもよく、あるいはプロセッサは、別の汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、あるいは別のプログラマブル論理デバイス、離散ゲートまたはトランジスタ論理デバイス、個別ハードウェアコンポーネントなどであってもよいことを理解されたい。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよいし、あるいはプロセッサは任意の従来のプロセッサなどであってもよい。
【0116】
本明細書における「および/または」という用語は、関連するオブジェクトを記述するための関連関係のみを記述し、3つの関係が存在し得ることを表す。例えば、Aおよび/またはBは、以下の3つの場合、すなわち、Aのみ存在する、AおよびBの両方が存在する、Bのみが存在する、を表すことができる。さらに、本明細書における文字「/」は、通常、関連するオブジェクト間の「または」関係を示す。
【0117】
前述のプロセスのシーケンス番号は、本発明の様々な実施形態における実行順序を意味するものではないことを理解されたい。プロセスの実行順序は、プロセスの機能や内部ロジックに基づいて決定されてよく、本発明の実施形態の実装順序を限定する者として解釈されるべきではない。
【0118】
当業者は、本明細書に開示された実施形態を参照して説明された例におけるユニットおよびアルゴリズムが、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェアと電子ハードウェアの組み合わせによって実装されてもよいことを認識することができる。機能がハードウェアによって実行されるかソフトウェアによって実行されるかは、技術的解決策の特定のアプリケーションおよび設計的制約条件に依存する。当業者は、特定の用途ごとに記載された機能を実装するために異なる方法を使用することができるが、その実装は、本発明の範囲を超えていると考えるべきではない。
【0119】
当業者は、システム、装置、およびユニットの詳細な作業プロセスについて、簡潔かつ簡単な説明のために、方法の実施形態における対応するプロセスを参照することは明らかである。詳細はここでは再度説明しない。
【0120】
本発明において提供されるいくつかの実施形態において、開示されたシステム、装置、および方法は、他の方法で実装され得ることが理解されるべきである。例えば、説明された装置の実施形態は単なる一例に過ぎない。例えば、ユニット分割は、単に論理的な機能分割であり、実際の実装では別の分割であってもよい。例えば、複数のユニットまたはコンポーネントを別のシステムに組み合わせて、あるいは統合してもよく、またはいくつかの特徴が無視されてもよく、あるいは実行されなくてもよい。さらに、表示または議論された相互結合または直接結合または通信接続は、いくつかのインタフェースを使用することによって実装されてもよい。装置またはユニット間の間接的結合または通信接続は、電子的、機械的、または他の形態で実装されてもよい。
【0121】
別個のパーツとして記載されているユニットは、物理的に分離されていても、されていなくてもよく、ユニットとして表示されるパーツは物理ユニットであってもなくてもよく、1つの位置にあってもよく、複数のネットワークユニット上に分散されてもよい。ユニットの一部または全部は、実施形態の解決策の目的を達成するための実際のニーズに基づいて選択されてもよい。
【0122】
また、本発明の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてもよく、あるいは各ユニットは物理的に単独で存在してもよく、あるいは、2つ以上のユニットが1つのユニットに統合されてもよい。
【0123】
機能がソフトウェア機能ユニットの形で実装され、独立した製品として販売または使用される場合、機能はコンピュータ可読記憶媒体に格納されてもよい。そのような理解に基づいて、本質的に本発明の技術的解決策、または先行技術に寄与する部分、またはいくつかの技術的解決策は、ソフトウェア製品の形で実装されてもよい。ソフトウェア製品は、記憶媒体に格納され、コンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、ネットワークデバイス等であってもよい)に、本発明の実施形態で説明された方法のステップの全てまたは一部を実行するように命令するためのいくつかの命令を含む。上記の媒体は、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、リードオンリーメモリ(ROM、Read−Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM、Random Access Memory)、磁気ディスク、光ディスクなどの、プログラムコードを格納できる任意の媒体を含む。
【0124】
この説明は、本願の特定の実施形態にすぎず、本発明の保護範囲を限定するものではない。本発明で開示された技術的範囲内で当業者によって容易に想到する変形や置換は、本発明の保護範囲に含まれるものとする。従って、本発明の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に属するものとする。