(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
液晶パネルを駆動するためのゲート駆動回路であって、カスケード接続されたM個のゲート駆動ユニットを備え、Mは1より大きい整数であり、前記各ゲート駆動ユニットは、入力モジュール、出力モジュール、制御モジュール及び第1ローレベル維持モジュールを備え、
前記入力モジュールは、第1パルス信号を入力するためのパルス信号入力端子、第1制御信号を入力するための第1プルダウン制御端子、及び第1制御ノードに結合された制御信号出力端子を備え、前記入力モジュールは、前記第1パルス信号及び前記第1制御信号に応じて前記第1制御ノードの電位を制御するために使用され、
前記出力モジュールは、前記第1制御ノードに結合された駆動制御端子、第1クロック信号を入力するためのクロック信号入力端子及びゲート信号出力端子を備え、前記出力モジュールは、前記第1制御ノードの電位の制御下で、前記ゲート信号出力端子を介して、ゲートストローブ信号又はゲート遮断信号を出力し、
前記制御モジュールは、前記第1クロック信号を入力するためのクロック信号入力端子、第1入力信号を入力するための第1入力信号端子、第2制御ノードに結合された第2プルダウン制御端子、前記第1制御ノードに結合された第1制御端子、及びローレベルノードに結合された第1プルダウン端子を備え、前記ローレベルノードは、ローレベル信号を入力するために使用され、前記制御モジュールは、少なくとも前記出力モジュールがゲートストローブ信号を出力する前及びゲートストローブ信号を出力する期間において、前記第1制御ノードのハイレベル制御下で、前記第2制御ノードの電位をローレベルにプルダウンするために使用され、
前記第1ローレベル維持モジュールは、前記第2制御ノードに結合された第3プルダウン制御端子、前記第1制御ノードに結合された第1端子、前記出力モジュールのゲート信号出力端子に結合された第2端子、及び前記ローレベルノードに結合された第3端子を備え、前記第1ローレベル維持モジュールは、前記第2制御ノードのローレベル制御下で、少なくとも前記出力モジュールがゲートストローブ信号を出力する前及びゲートストローブ信号を出力する期間において、遮断状態にあり、
第Nステージのゲート駆動ユニットのパルス信号入力端子は、第N−1ステージのゲート駆動ユニットのゲート信号出力端子に接続され、Nは整数であり、値の範囲は1<N≦Mであり、又は、第Nステージのゲート駆動ユニットのパルス信号入力端子は、第N−2ステージのゲート駆動ユニットのゲート信号出力端子に接続され、Nは整数であり、値の範囲は2<N≦Mであり、
前記入力モジュールは、第1トランジスタ及び第3トランジスタを備え、前記第1トランジスタのゲートは、前記第1トランジスタの第1極に接続され、前記第1パルス信号を入力するために使用され、前記第1トランジスタの第2極及び前記第3トランジスタの第1極は、前記第1制御ノードに接続され、前記第3トランジスタのゲートは、前記第1制御信号を入力するために使用され、前記第3トランジスタの第2極は、前記ローレベルノード又は前記第1トランジスタの第1極に接続され、前記第1制御信号は、第2パルス信号又は第2クロック信号であり、前記第1クロック信号のハイレベルと前記第2クロック信号のハイレベルとは互いに1/4クロック周期重なり、
前記出力モジュールは第2トランジスタを備え、前記第2トランジスタのゲートは前記第1制御ノードに接続され、前記第2トランジスタの第1極は、前記第1クロック信号を入力するために使用され、前記第2トランジスタの第2極は、前記ゲート信号出力端子であり、
前記制御モジュールは、第4トランジスタ、第5トランジスタ、第8トランジスタ及び第2コンデンサを備え、前記第4トランジスタのゲートは、前記第8トランジスタの第1極及び前記第2コンデンサの一端に接続され、前記第2コンデンサの他端は、前記第1クロック信号を入力するために使用され、前記第8トランジスタのゲート及び前記第5トランジスタのゲートは、前記第1制御ノードに接続され、前記第8トランジスタの第2極及び第5トランジスタの第2極は、前記ローレベルノードに接続され、前記第5トランジスタの第1極及び前記第4トランジスタの第2極は、前記第2制御ノードに接続され、前記第4トランジスタの第1極は、前記第1入力信号を入力するために使用され、
前記第1ローレベル維持モジュールは、第6トランジスタ及び第7トランジスタを備え、前記第6トランジスタのゲート及び前記第7トランジスタのゲートは、前記第2制御ノードに接続され、前記第6トランジスタの第1極は、前記第1制御ノードに接続され、前記第6トランジスタの第2極及び前記第7トランジスタの第2極は、前記ローレベルノードに接続され、前記第7トランジスタの第1極は、前記第2トランジスタの第2極に接続される、ことを特徴とするゲート駆動回路。
第1〜第M−4ステージのゲート駆動ユニットの中の各ステージのゲート駆動ユニットの前記第3トランジスタの第2極は、前記ローレベルノードに接続され、前記第3トランジスタのゲートにより入力された前記第1制御信号は、第2パルス信号であり、
第M−3〜第Mステージのゲート駆動ユニットの中の各ステージのゲート駆動ユニットの前記第3トランジスタの第2極は、前記第1トランジスタの第1極に接続され、前記第3トランジスタのゲートにより入力された前記第1制御信号は、第2クロック信号である、ことを特徴とする請求項1に記載のゲート駆動回路。
前記制御モジュールは第15トランジスタを更に備え、前記第15トランジスタのゲートは、前記第1トランジスタのゲートに接続され、前記第15トランジスタの第1極は、前記第2制御ノードに接続され、前記第15トランジスタの第2極は、前記ローレベルノードに接続される、ことを特徴とする請求項1に記載のゲート駆動回路。
前記各ゲート駆動ユニットは、第2ローレベル維持モジュールを更に備え、前記制御モジュールは、第9トランジスタ及び第10トランジスタを更に備え、前記第2ローレベル維持モジュールは、第11トランジスタ及び第12トランジスタを備え、
前記第9トランジスタのゲートは、前記第4トランジスタのゲートに接続され、前記第9トランジスタの第1極は、第3クロック信号を入力するために使用され、前記第9トランジスタの第2極は、前記第10トランジスタの第1極、前記第11トランジスタのゲート及び前記第12トランジスタのゲートに接続され、前記第10トランジスタのゲート及び前記第8トランジスタのゲートは、前記第1制御ノードに接続され、前記第10トランジスタの第2極は、前記ローレベルノードに接続され、前記第11トランジスタの第1極は、前記第2トランジスタの第2極に接続され、前記第11トランジスタの第2極及び前記第12トランジスタの第2極は、前記ローレベルノードに接続され、前記第12トランジスタの第1極は、前記第1制御ノードに接続され、
前記第4トランジスタの第1極により入力された前記第1入力信号は、第4クロック信号であり、前記第3クロック信号及び前記第4クロック信号は、二相低周波数クロック信号である、ことを特徴とする請求項1に記載のゲート駆動回路。
前記制御モジュールは、第13トランジスタ及び第14トランジスタを更に備え、前記第13トランジスタのゲートは、前記第3クロック信号を入力するために使用され、前記第13トランジスタの第1極は、前記第4トランジスタの第1極に接続され、前記第13トランジスタの第2極は、前記第2制御ノードに接続され、前記第14トランジスタのゲートは、前記第4クロック信号を入力するために使用され、前記第14トランジスタの第1極は、前記第9トランジスタの第1極に接続され、前記第14トランジスタの第2極は、前記第9トランジスタの第2極に接続される、ことを特徴とする請求項4に記載のゲート駆動回路。
前記制御モジュールは、第16トランジスタ及び第17トランジスタを更に備え、前記第16トランジスタのゲートは、前記第17トランジスタのゲート及び前記第1トランジスタのゲートに接続され、前記第16トランジスタの第1極は、前記第9トランジスタの第2極に接続され、前記第16トランジスタの第2極及び前記第17トランジスタの第2極は、前記ローレベルノードに接続され、前記第17トランジスタの第1極は、前記第2制御ノードに接続される、ことを特徴とする請求項4に記載のゲート駆動回路。
第1〜第M−4ステージのゲート駆動ユニットの中の各ステージのゲート駆動ユニットの前記第3トランジスタの第2極は、前記ローレベルノードに接続され、前記第3トランジスタのゲートにより入力された前記第1制御信号は、第2パルス信号であり、
第M−3〜第Mステージのゲート駆動ユニットの中の各ステージのゲート駆動ユニットの前記第3トランジスタの第2極は、前記第1トランジスタの第1極に接続され、前記第3トランジスタのゲートにより入力された前記第1制御信号は、第2クロック信号である、ことを特徴とする請求項4に記載のゲート駆動回路。
第1ステージのゲート駆動ユニット及び第M−3〜第Mステージのゲート駆動ユニットの中の各ステージのゲート駆動ユニットは、第2ローレベル維持モジュールを更に備え、第1ステージのゲート駆動ユニット及び第M−3〜第Mステージのゲート駆動ユニットの中の各ステージのゲート駆動ユニットの前記制御モジュールは、第9トランジスタ及び第10トランジスタを更に備え、前記第2ローレベル維持モジュールは、第11トランジスタ及び第12トランジスタを備え、前記第9トランジスタのゲートは、前記第4トランジスタのゲートに接続され、前記第9トランジスタの第1極は、第3クロック信号を入力するために使用され、前記第9トランジスタの第2極は、前記第10トランジスタの第1極、前記第11トランジスタのゲート及び前記第12トランジスタのゲートに接続され、前記第10トランジスタのゲート及び前記第8トランジスタのゲートは、前記第1制御ノードに接続され、前記第10トランジスタの第2極は、前記ローレベルノードに接続され、前記第11トランジスタの第1極は、前記第2トランジスタの第2極に接続され、前記第11トランジスタの第2極及び前記第12トランジスタの第2極は、前記ローレベルノードに接続され、前記第12トランジスタの第1極は、前記第1制御ノードに接続され、前記第4トランジスタの第1極により入力された前記第1入力信号は第4クロック信号であり、前記第3クロック信号及び前記第4クロック信号は、二相低周波数クロック信号であり、
第1ステージのゲート駆動ユニットの第3トランジスタの第2極は、ローレベルノードに接続され、前記第3トランジスタのゲートにより入力された前記第1制御信号は、第2パルス信号であり、前記第M−3〜第Mステージのゲート駆動ユニットの中の各ステージのゲート駆動ユニットの第3トランジスタの第2極は、第1トランジスタの第1極に接続されて第1パルス信号を入力し、前記第3トランジスタのゲートにより入力された前記第1制御信号は、第2クロック信号であり、
第2〜第M−4ステージのゲート駆動ユニットの中の各ステージのゲート駆動ユニットは、第18トランジスタ及び第19トランジスタを更に備え、現在ステージのゲート駆動ユニットの前記第18トランジスタのゲート及び前記第19トランジスタのゲートは、前ステージのゲート駆動ユニットの第2制御ノードに接続され、現在ステージのゲート駆動ユニットの前記第18トランジスタの第1極は、現在ステージのゲート駆動ユニットの第1制御ノードに接続され、現在ステージのゲート駆動ユニットの前記第18トランジスタの第2極は、現在ステージのゲート駆動ユニットのローレベルノードに接続され、現在ステージのゲート駆動ユニットの前記第19トランジスタの第1極は、現在ステージのゲート駆動ユニットの第2トランジスタの第2極に接続され、現在ステージのゲート駆動ユニットの前記第19トランジスタの第2極は、現在ステージのゲート駆動ユニットのローレベルノードに接続され、現在ステージのゲート駆動ユニットの前記第4トランジスタの第1極により入力された前記第1入力信号は、第4クロック信号であり、
第2〜第M−4ステージのゲート駆動ユニットの中の各ステージのゲート駆動ユニットの第3トランジスタの第2極は、ローレベルノードに接続され、前記第3トランジスタのゲートにより入力された前記第1制御信号は、第2パルス信号である、ことを特徴とする請求項1に記載のゲート駆動回路。
表示装置であって、複数の走査線と、前記走査線にゲート信号を供給するゲート駆動回路を備え、前記ゲート駆動回路は、カスケード接続されたM個のゲート駆動ユニットを備え、Mは1より大きい整数であり、前記各ゲート駆動ユニットは、入力モジュール、出力モジュール、制御モジュール及び第1ローレベル維持モジュールを備え、
前記入力モジュールは、第1パルス信号を入力するためのパルス信号入力端子、第1制御信号を入力するための第1プルダウン制御端子、及び第1制御ノードに結合された制御信号出力端子を備え、前記入力モジュールは、前記第1パルス信号及び前記第1制御信号に応じて前記第1制御ノードの電位を制御するために使用され、
前記出力モジュールは、前記第1制御ノードに結合された駆動制御端子、第1クロック信号を入力するためのクロック信号入力端子及びゲート信号出力端子を備え、前記出力モジュールは、前記第1制御ノードの電位の制御下で、前記ゲート信号出力端子を介して、ゲートストローブ信号又はゲート遮断信号を出力し、
前記制御モジュールは、前記第1クロック信号を入力するためのクロック信号入力端子、第1入力信号を入力するための第1入力信号端子、第2制御ノードに結合された第2プルダウン制御端子、前記第1制御ノードに結合された第1制御端子、及びローレベルノードに結合された第1プルダウン端子を備え、前記ローレベルノードは、ローレベル信号を入力するために使用され、前記制御モジュールは、少なくとも前記出力モジュールがゲートストローブ信号を出力する前及びゲートストローブ信号を出力する期間において、前記第1制御ノードのハイレベル制御下で、前記第2制御ノードの電位をローレベルにプルダウンするために使用され、
前記第1ローレベル維持モジュールは、前記第2制御ノードに結合された第3プルダウン制御端子、前記第1制御ノードに結合された第1端子、前記出力モジュールのゲート信号出力端子に結合された第2端子、及び前記ローレベルノードに結合された第3端子を備え、前記第1ローレベル維持モジュールは、前記第2制御ノードのローレベル制御下で、少なくとも前記出力モジュールがゲートストローブ信号を出力する前及びゲートストローブ信号を出力する期間において、遮断状態にあり、
第Nステージのゲート駆動ユニットのパルス信号入力端子は、第N−1ステージのゲート駆動ユニットのゲート信号出力端子に接続され、Nは整数であり、値の範囲は1<N≦Mであり、又は、第Nステージのゲート駆動ユニットのパルス信号入力端子は、第N−2ステージのゲート駆動ユニットのゲート信号出力端子に接続され、Nは整数であり、値の範囲は2<N≦Mであり、
前記入力モジュールは、第1トランジスタ及び第3トランジスタを備え、前記第1トランジスタのゲートは、前記第1トランジスタの第1極に接続され、前記第1パルス信号を入力するために使用され、前記第1トランジスタの第2極及び前記第3トランジスタの第1極は、前記第1制御ノードに接続され、前記第3トランジスタのゲートは、前記第1制御信号を入力するために使用され、前記第3トランジスタの第2極は、前記ローレベルノード又は前記第1トランジスタの第1極に接続され、前記第1制御信号は、第2パルス信号又は第2クロック信号であり、前記第1クロック信号のハイレベルと前記第2クロック信号のハイレベルとは互いに1/4クロック周期重なり、
前記出力モジュールは第2トランジスタを備え、前記第2トランジスタのゲートは前記第1制御ノードに接続され、前記第2トランジスタの第1極は、前記第1クロック信号を入力するために使用され、前記第2トランジスタの第2極は、前記ゲート信号出力端子であり、
前記制御モジュールは、第4トランジスタ、第5トランジスタ、第8トランジスタ及び第2コンデンサを備え、前記第4トランジスタのゲートは、前記第8トランジスタの第1極及び前記第2コンデンサの一端に接続され、前記第2コンデンサの他端は、前記第1クロック信号を入力するために使用され、前記第8トランジスタのゲート及び前記第5トランジスタのゲートは、前記第1制御ノードに接続され、前記第8トランジスタの第2極及び第5トランジスタの第2極は、前記ローレベルノードに接続され、前記第5トランジスタの第1極及び前記第4トランジスタの第2極は、前記第2制御ノードに接続され、前記第4トランジスタの第1極は、前記第1入力信号を入力するために使用され、
前記第1ローレベル維持モジュールは、第6トランジスタ及び第7トランジスタを備え、前記第6トランジスタのゲート及び前記第7トランジスタのゲートは、前記第2制御ノードに接続され、前記第6トランジスタの第1極は、前記第1制御ノードに接続され、前記第6トランジスタの第2極及び前記第7トランジスタの第2極は、前記ローレベルノードに接続され、前記第7トランジスタの第1極は、前記第2トランジスタの第2極に接続される、ことを特徴とする表示装置。
第1〜第M−4ステージのゲート駆動ユニットの中の各ステージのゲート駆動ユニットの前記第3トランジスタの第2極は、前記ローレベルノードに接続され、前記第3トランジスタのゲートにより入力された前記第1制御信号は、第2パルス信号であり、
第M−3〜第Mステージのゲート駆動ユニットの中の各ステージのゲート駆動ユニットの前記第3トランジスタの第2極は、前記第1トランジスタの第1極に接続され、前記第3トランジスタのゲートにより入力された前記第1制御信号は、第2クロック信号である、ことを特徴とする請求項10に記載の表示装置。
前記制御モジュールは第15トランジスタを更に備え、前記第15トランジスタのゲートは、前記第1トランジスタのゲートに接続され、前記第15トランジスタの第1極は、前記第2制御ノードに接続され、前記第15トランジスタの第2極は、前記ローレベルノードに接続される、ことを特徴とする請求項10に記載の表示装置。
前記各ゲート駆動ユニットは、第2ローレベル維持モジュールを更に備え、前記制御モジュールは、第9トランジスタ及び第10トランジスタを更に備え、前記第2ローレベル維持モジュールは、第11トランジスタ及び第12トランジスタを備え、
前記第9トランジスタのゲートは、前記第4トランジスタのゲートに接続され、前記第9トランジスタの第1極は、第3クロック信号を入力するために使用され、前記第9トランジスタの第2極は、前記第10トランジスタの第1極、前記第11トランジスタのゲート及び前記第12トランジスタのゲートに接続され、前記第10トランジスタのゲート及び前記第8トランジスタのゲートは、前記第1制御ノードに接続され、前記第10トランジスタの第2極は、前記ローレベルノードに接続され、前記第11トランジスタの第1極は、前記第2トランジスタの第2極に接続され、前記第11トランジスタの第2極及び前記第12トランジスタの第2極は、前記ローレベルノードに接続され、前記第12トランジスタの第1極は、前記第1制御ノードに接続され、
前記第4トランジスタの第1極により入力された前記第1入力信号は、第4クロック信号であり、前記第3クロック信号及び前記第4クロック信号は、二相低周波数クロック信号である、ことを特徴とする請求項10に記載の表示装置。
前記制御モジュールは、第13トランジスタ及び第14トランジスタを更に備え、前記第13トランジスタのゲートは、前記第3クロック信号を入力するために使用され、前記第13トランジスタの第1極は、前記第4トランジスタの第1極に接続され、前記第13トランジスタの第2極は、前記第2制御ノードに接続され、前記第14トランジスタのゲートは、前記第4クロック信号を入力するために使用され、前記第14トランジスタの第1極は、前記第9トランジスタの第1極に接続され、前記第14トランジスタの第2極は、前記第9トランジスタの第2極に接続される、ことを特徴とする請求項13に記載の表示装置。
前記制御モジュールは、第16トランジスタ及び第17トランジスタを更に備え、前記第16トランジスタのゲートは、前記第17トランジスタのゲート及び前記第1トランジスタのゲートに接続され、前記第16トランジスタの第1極は、前記第9トランジスタの第2極に接続され、前記第16トランジスタの第2極及び前記第17トランジスタの第2極は、前記ローレベルノードに接続され、前記第17トランジスタの第1極は、前記第2制御ノードに接続される、ことを特徴とする請求項13に記載の表示装置。
第1〜第M−4ステージのゲート駆動ユニットの中の各ステージのゲート駆動ユニットの前記第3トランジスタの第2極は、前記ローレベルノードに接続され、前記第3トランジスタのゲートにより入力された前記第1制御信号は、第2パルス信号であり、
第M−3〜第Mステージのゲート駆動ユニットの中の各ステージのゲート駆動ユニットの前記第3トランジスタの第2極は、前記第1トランジスタの第1極に接続され、前記第3トランジスタのゲートにより入力された前記第1制御信号は、第2クロック信号である、ことを特徴とする請求項13に記載の表示装置。
第1ステージのゲート駆動ユニット及び第M−3〜第Mステージのゲート駆動ユニットの中の各ステージのゲート駆動ユニットは、第2ローレベル維持モジュールを更に備え、第1ステージのゲート駆動ユニット及び第M−3〜第Mステージのゲート駆動ユニットの中の各ステージのゲート駆動ユニットの前記制御モジュールは、第9トランジスタ及び第10トランジスタを更に備え、前記第2ローレベル維持モジュールは、第11トランジスタ及び第12トランジスタを備え、前記第9トランジスタのゲートは、前記第4トランジスタのゲートに接続され、前記第9トランジスタの第1極は、第3クロック信号を入力するために使用され、前記第9トランジスタの第2極は、前記第10トランジスタの第1極、前記第11トランジスタのゲート及び前記第12トランジスタのゲートに接続され、前記第10トランジスタのゲート及び前記第8トランジスタのゲートは、前記第1制御ノードに接続され、前記第10トランジスタの第2極は、前記ローレベルノードに接続され、前記第11トランジスタの第1極は、前記第2トランジスタの第2極に接続され、前記第11トランジスタの第2極及び前記第12トランジスタの第2極は、前記ローレベルノードに接続され、前記第12トランジスタの第1極は、前記第1制御ノードに接続され、前記第4トランジスタの第1極により入力された前記第1入力信号は第4クロック信号であり、前記第3クロック信号及び前記第4クロック信号は、二相低周波数クロック信号であり、
第1ステージのゲート駆動ユニットの第3トランジスタの第2極は、ローレベルノードに接続され、前記第3トランジスタのゲートにより入力された前記第1制御信号は、第2パルス信号であり、前記第M−3〜第Mステージのゲート駆動ユニットの中の各ステージのゲート駆動ユニットの第3トランジスタの第2極は、第1トランジスタの第1極に接続されて第1パルス信号を入力し、前記第3トランジスタのゲートにより入力された前記第1制御信号は、第2クロック信号であり、
第2〜第M−4ステージのゲート駆動ユニットの中の各ステージのゲート駆動ユニットは、第18トランジスタ及び第19トランジスタを更に備え、現在ステージのゲート駆動ユニットの前記第18トランジスタのゲート及び前記第19トランジスタのゲートは、前ステージのゲート駆動ユニットの第2制御ノードに接続され、現在ステージのゲート駆動ユニットの前記第18トランジスタの第1極は、現在ステージのゲート駆動ユニットの第1制御ノードに接続され、現在ステージのゲート駆動ユニットの前記第18トランジスタの第2極は、現在ステージのゲート駆動ユニットのローレベルノードに接続され、現在ステージのゲート駆動ユニットの前記第19トランジスタの第1極は、現在ステージのゲート駆動ユニットの第2トランジスタの第2極に接続され、現在ステージのゲート駆動ユニットの前記第19トランジスタの第2極は、現在ステージのゲート駆動ユニットのローレベルノードに接続され、現在ステージのゲート駆動ユニットの前記第4トランジスタの第1極により入力された前記第1入力信号は、第4クロック信号であり、
第2〜第M−4ステージのゲート駆動ユニットの中の各ステージのゲート駆動ユニットの第3トランジスタの第2極は、ローレベルノードに接続され、前記第3トランジスタのゲートにより入力された前記第1制御信号は、第2パルス信号である、ことを特徴とする請求項10に記載の表示装置。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、添付の図面及び実施形態を参照しながら、本発明を詳細に説明する。
【0029】
図1を参照すると、本発明では、液晶パネルを駆動するためのゲート駆動ユニットの一実施形態において、1つのゲート駆動ユニットが、液晶パネルの1つの走査線に対して操作駆動信号を出力するために使用され、入力モジュール11、出力モジュール12、制御モジュール13及び第1ローレベル維持モジュール14を備える。
【0030】
入力モジュール11は、第1パルス信号V
iを入力するためのパルス信号入力端子、第1制御信号V
cを入力するための第1プルダウン制御端子、及び第1制御ノードQ
1に結合された制御信号出力端子を備える。入力モジュールは、第1パルス信号V
i及び第1制御信号V
cに応じて第1制御ノードQ
1の電位を制御するために使用される。
【0031】
出力モジュール12は、第1制御ノードQ
1に結合された駆動制御端子、第1クロック信号CK
Aを入力するためのクロック信号入力端子及びゲート信号出力端子を備える。ゲート信号出力端子は、液晶パネルの走査線に接続されるために使用される。出力モジュール12は、第1制御ノードQ
1の電位の制御下で、ゲート信号出力端子を介してゲート信号V
oを出力する。ゲート信号V
oは、ゲートストローブ信号及びゲート遮断信号を含む。ゲートストローブ信号は、走査線に接続された画素薄膜トランジスタを導通させるハイレベル走査信号を意味し、ゲート遮断信号は、走査線に接続された画素薄膜トランジスタを遮断するローレベル走査信号を意味する。
【0032】
制御モジュール13は、第1クロック信号CK
Aを入力するためのクロック信号入力端子、第1入力信号V
iiを入力するための第1入力信号端子、第2制御ノードQ
2に結合された第2プルダウン制御端子、第1制御ノードQ
1に結合された第1制御端子、及びローレベルノードQ
3に結合された第1プルダウン端子を備える。制御モジュール13は、少なくとも出力モジュール12がゲートストローブ信号を出力する前及びゲートストローブ信号を出力する期間において、第1制御ノードQ
1のハイレベル制御下で、第2制御ノードQ
2の電位をローレベルにプルダウンするために使用される。
【0033】
さらに、制御モジュール13は、出力モジュール12がゲートストローブ信号を出力した後、第1制御ノードQ
1のローレベル制御下で、第2制御ノードの電位をハイレベルにプルアップするために使用される。
【0034】
第1ローレベル維持モジュール14は、第2制御ノードQ
2に結合された第3プルダウン制御端子、第1制御ノードQ
1に結合された第1端、出力モジュール12のゲート駆動信号出力端子に結合された第2端、及びローレベルノードQ
3に結合された第3端を備える。第1ローレベル維持モジュール14は、第2制御ノードQ
2のローレベル制御下で、少なくとも出力モジュール12がゲートストローブ信号を出力する前及びゲートストローブ信号を出力する期間において、遮断状態にある。
【0035】
さらに、第1ローレベル維持モジュール14は、出力モジュール12がゲートストローブ信号を出力した後、第2制御ノードQ
2のハイレベル制御下で導通状態にあり、出力モジュール12のゲート信号出力端子の電位をローレベルにプルダウンする。
【0036】
本実施形態において、第1ローレベル維持モジュール14の導通及び遮断は、第3プルダウン制御端子の電位によって決定される。第3プルダウン制御端子の電位がハイレベルであるとき、第1ローレベル維持モジュール14は導通して、出力モジュール12のゲート信号出力端子はローレベルノードQ
3に結合されて、出力モジュール12のゲート信号出力端子はローレベル状態に維持される。第3プルダウン制御端子の電位がローレベルである場合、第1ローレベル維持モジュール14は遮断される。制御モジュール13の配置により第2制御ノードQ
2の電位を制御して、第1ローレベル維持モジュール14の第3プルダウン制御端子の電位を制御し、出力モジュール12がゲートストローブ信号を出力する前及びゲートストローブ信号を出力する期間において、第2制御ノードQ
2の電位をローレベルにプルダウンすることによって、出力モジュール12がゲートストローブ信号を出力する前及びゲートストローブ信号を出力する期間において、第1ローレベル維持モジュール14の第3プルダウン制御端子をローレベルにプルダウンして、第1ローレベル維持モジュール14を遮断状態にさせることができる。それにより、第1ローレベル維持モジュール14の漏電を低減し、第1ローレベル維持モジュール14が漏電により導通して出力モジュール12のゲート信号出力端子の電位を引き下げるのを回避することができ、出力モジュール12がゲートストローブ信号を出力する際の出力遅延を低減して、回路の動作効率を向上させることが容易になる。また、出力モジュール12がゲートストローブ信号を出力した後に、制御モジュール13が第2制御ノードQ
2の電位をハイレベルにプルアップするように制御することによって、第1ローレベル維持モジュール14が導通して、出力モジュール12のゲート信号出力端子の電位がローレベルにプルダウンされる。それにより、出力モジュール12の出力端子の電位はローレベルに維持されて、ゲート信号出力端子に接続された画素薄膜トランジスタの導通を回避し、信号の書き込みのエラーを防止することができる。
【0037】
以下、具体的な回路構造を参照して、本発明の実施形態のゲート駆動ユニットについて説明する。
〈実施例1〉
【0038】
図2を参照すると、本発明のゲート駆動ユニットの具体的な実施形態では、入力モジュール11は、第1トランジスタT1及び第3トランジスタT3を備える。第1トランジスタT1のゲートは第1極に短絡され入力モジュール11のパルス信号入力端子として、第1パルス信号V
iを入力するために使用され、第1トランジスタT1の第2極及び第3トランジスタT3の第1極は第1制御ノードQ
1に接続され、第3トランジスタT3の第2極はローレベルノードQ
3に接続され、第3トランジスタT3のゲートは入力モジュール11の第1プルダウン制御端子として、第1制御信号V
cを入力するために使用される。
【0039】
出力モジュール12は第2トランジスタT2を備え、さらに、第1コンデンサC1も備える。第2トランジスタT2のゲートは、出力モジュール12の駆動制御端子として、第1制御ノードQ
1に接続される。第2トランジスタT2の第1極は、出力モジュール12のクロック信号入力端子として、第1クロック信号CK
Aを入力するために使用される。第2トランジスタT2の第2極は、出力モジュール12のゲート信号出力端子となる。第1コンデンサC1の両端は、第1制御ノードQ
1と第2トランジスタT2の第2極にそれぞれ接続される。
【0040】
制御モジュール13は、第4トランジスタT4、第5トランジスタT5、第8トランジスタT8及び第2コンデンサC2を備える。第4トランジスタT4のゲートは、第8トランジスタT8の第1極及び第2コンデンサC2の一端に接続される。第2コンデンサC2の他端は、制御モジュール13のクロック信号入力端子として、第1クロック信号CK
Aを入力するために使用される。第4トランジスタT4の第1極は、制御モジュール13の第1入力信号端子として、第1入力信号を入力するために使用される。第4トランジスタT4の第2極と第5トランジスタT5の第2極とは互いに接続され、制御モジュール13の第2プルダウン制御端子として第2制御ノードQ
2に接続される。第5トランジスタT5のゲートと第8トランジスタT8のゲートとは互いに接続され、制御モジュール13の第1制御端として第1制御ノードQ
1に接続される。第5トランジスタT5の第2極と第8トランジスタT8の第2極とは互いに接続され、制御モジュール13の第1プルダウン端子としてローレベルノードQ
3に接続される。
【0041】
第1ローレベル維持モジュール14は、第6トランジスタT6及び第7トランジスタT7を備える。第6トランジスタT6のゲートと第7トランジスタT7のゲートとは互いに接続され、第1ローレベル維持モジュール14の第3プルダウン制御端子として第2制御ノードQ
2に接続される。第6トランジスタT6の第1極は、第1ローレベル維持モジュール14の第1端として第1制御ノードQ
1に接続される。第7トランジスタT7の第1極は、第1ローレベル維持モジュール14の第2端として第2トランジスタT2の第2極に接続される。第6トランジスタT6の第2極と第7トランジスタT7の第2極とは互いに接続され、第1ローレベル維持モジュール14の第3端としてローレベルノードQ
3に接続される。
【0042】
本実施形態において、第1パルス信号V
iは、2つ前のステージのゲート駆動ユニットにより出力されたゲート信号である。例えば、現在ステージのゲート駆動ユニットが第3ステージのゲート駆動ユニットである場合、現在ステージの第1パルス信号V
iは、第1ステージのゲート駆動ユニットにより出力されたゲート信号である。当然のことながら、他の形態では、第1パルス信号V
iは、1つ前のステージのゲート駆動ユニットにより出力されたゲート信号であってもよい。あるいは、別の信号源を使用して所望の第1パルス信号V
iを入力することも可能である。第1クロック信号CK
Aは、高周波数のクロック信号であり、そのハイレベル電圧はV
H1であり、ローレベル電圧はV
L1である。第1制御信号V
cは第2パルス信号である。高電圧源V
DDは、第4トランジスタT4の第1極に接続されて第1入力信号を供給する。即ち、第1入力信号はハイレベル信号であり、その電圧はV
H2である。低電圧源V
SSは、ローレベルノードQ
3に接続されてローレベル信号を供給し、その電圧はV
Lである。ここで、V
H1≧V
H2であり、V
L≧V
L1である。
【0043】
図3を併せて参照すると、
図3は、
図2に示されるゲート駆動ユニットの一実施形態の動作タイミング図である。本実施形態では、ゲート駆動ユニットの動作過程は、駆動段階(t1〜t4時刻)とローレベル維持段階(t5時刻の後)の2段階に分けることができる。液晶パネルは順次走査の駆動方式であるため、1つの画面フレームにおいて、ゲート駆動ユニットは、走査時にのみ、その接続された走査線に1つのハイレベル走査信号を出力する。ハイレベル走査信号が出力された後の他の時間内に、ゲート駆動ユニットの出力端子は、その接続された走査線に接続された画素薄膜トランジスタを導通させることを回避し、信号書き込みエラーを防止するために、ローレベル状態に維持される必要がある。
【0044】
具体的には、t1時刻において、第1制御信号V
cがローレベルであるため、第3トランジスタT3はオフされる。第1クロック信号CK
Aの電位がローレベルV
L1であり、第1パルス信号V
iの電位がハイレベルV
H1であるとき、第1トランジスタT1は導通し、第1パルス信号V
iは第1トランジスタT1を介して第1制御ノードQ
1に対して充電して、第1制御ノードQ
1の電位V
Q1はV
H1−V
TH1に充電され、V
TH1は第1トランジスタT1の閾値電圧である。それにより、第2トランジスタT2のゲート電位はハイレベルV
H1−V
TH1となり、第2トランジスタT2は導通する。第2トランジスタT2の導通により、第2トランジスタT2の第2極から出力されたゲート信号V
oは、第1クロック信号CK
AのローレベルV
L1にプルダウンされる。同時に、第1制御ノードQ
1の電位V
Q1はハイレベルV
H1−V
TH1になることによって、第5トランジスタT5及び第8トランジスタT8は導通して、第4トランジスタT4のゲート電位はローレベルV
Lにプルダウンされるため、第4トランジスタT4は完全にオフされる。それにより、導通した第5トランジスタT5を介して、第2制御ノードQ
2の電位V
Q2をローレベルV
Lに完全にプルダウンすることができ、第6トランジスタT6及び第7トランジスタT7はオフされるので、第1ローレベル維持モジュール14は遮断状態になる。
【0045】
t2時刻において、第1制御信号V
cは依然としてローレベルである。第1パルス信号V
iの電位は、第1トランジスタT1がオフされるように、ローレベルV
L1に低下する。このとき、第1制御ノードQ
1の電位V
Q1は依然としてハイレベルに維持されているので、第2トランジスタT2は導通状態に維持され、第1クロック信号CK
Aの電位は、ローレベルV
L1からハイレベルV
H1に上昇し、導通した第2トランジスタT2を介してゲート信号出力端子に対して充電して、ゲート信号出力端子の電位が急上昇する。第1トランジスタT1、第3トランジスタT3及び第6トランジスタT6はオフ状態にあるため、第1制御ノードQ
1(即ち、第2トランジスタT2のゲート)はフローティング状態になる。従って、コンデンサのブートストラップ効果の作用下で、ゲート信号出力端子の電圧の上昇に伴って、第1制御ノードQ
1の電圧は、V
H1−V
TH1より高い電圧に昇圧されて、ゲート信号出力端子は、ハイレベルゲート信号V
oを出力するために、ハイレベルV
H1に急速充電することができる。
【0046】
t3時刻において、第1クロック信号CK
AはハイレベルV
H1からローレベルV
L1に低下するが、第1制御ノードQ
1の電位V
Q1は依然としてハイレベルであり、第2トランジスタT2は導通状態に維持されるため、ゲート信号出力端子は、導通した第2トランジスタT2を介して放電を行って、ゲート信号出力端子が出力したゲート信号V
oの電位はローレベルV
L1に急速に低下することができる。コンデンサのブートストラップ効果により、第1制御ノードQ
1の電位V
Q1はV
H1−V
TH1に低下する。
【0047】
t4時刻において、第1制御信号V
cはローレベルからハイレベルに上昇し、第3トランジスタT3は導通すると、第1制御ノードQ
1の電位V
Q1はローレベルV
Lにプルダウンされて、第5トランジスタT5及び第8トランジスタT8はオフされる。第1クロック信号CK
Aは依然としてローレベルV
L1であるため、第4トランジスタT4は依然としてオフ状態にある。それにより、第2制御ノードQ
2の電位V
Q2はローレベルV
Lに維持される。
【0048】
t5時刻において、第1クロック信号CK
AはローレベルV
L1からハイレベルV
H1に上昇し、第2コンデンサC2を介して第4トランジスタT4のゲートに高電圧を結合することによって、第4トランジスタT4は導通する。高電圧源V
DDは、導通した第4トランジスタT4を介して第2制御ノードQ
2に対して充電して、第2制御ノードQ
2の電位V
Q2はV
H2−V
TH4に上昇する。V
TH4は第4トランジスタT4の閾値電圧である。このとき、第6トランジスタT6と第7トランジスタT7は導通する。導通した第6トランジスタT6により、第1制御ノードQ
1の電位V
Q1はローレベルV
Lにプルダウンされる。導通した第7トランジスタT7により、第2トランジスタT2の第2極の電位はローレベルV
Lにプルダウンされ、即ち、ゲート信号出力端子から出力されたゲート信号V
oはローレベルV
Lにプルダウンされる。
【0049】
本実施形態では、駆動段階のt1〜t3時刻の期間において、第4トランジスタT4は完全にオフされて、第2制御ノードQ
2の電位V
Q2は、導通した第5トランジスタT5を介してローレベルV
Lにプルダウンされ得るため、第6トランジスタT6及び第7トランジスタT7の漏電を抑制することができ、ゲート信号出力端子の出力の上昇遅延時間の短縮が容易となり、回路の動作速度の向上が容易となる。
【0050】
また、ゲート信号出力端子がハイレベル走査信号を出力した後、それに接続された走査線は非ストローブ状態になり、ゲート駆動ユニットのゲート信号出力端子は、対応する走査線に接続された画素薄膜トランジスタが導通して信号書き込みエラーが発生することを回避するために、ローレベルV
Lに維持される必要がある。理論的には、第1制御ノードQ
1(即ち、第2トランジスタT2のゲート)の電位V
Q1とゲート信号出力端子(即ち、第2トランジスタT2の第2極)の電位V
oはローレベルに維持される必要があるが、第2トランジスタT2のゲートとドレインとの間には寄生コンデンサC
GD2が存在するため、第1クロック信号CK
Aがローレベルからハイレベルに遷移すると、第1制御ノードQ
1に結合電圧ΔV
Q1が発生する。ΔV
Q1により、第1クロック信号CK
Aは誤ってゲート信号出力端子に対して充電して、ゲート信号出力端子から出力されたゲート信号V
oはローレベルに維持できなくなる可能性がある。本実施形態によれば、t5時刻以降に、第5トランジスタT5及び第8トランジスタT8はオフ状態にあるため、第1クロック信号CK
Aのハイレベルパルスに伴って第4トランジスタT4は周期的に導通し、第2制御ノードQ
2の電位V
Q2は常にハイレベルに維持される。それにより、第6トランジスタT6及び第7トランジスタT7は導通状態に維持されて、ゲート信号出力端子により出力されたゲート信号V
oをローレベル走査信号として維持することができる。
【0051】
図4を参照すると、
図4は、
図2に示されるゲート駆動ユニットの別の実施形態の動作タイミング図である。
図3に示される実施形態において、第1パルス信号V
iのハイレベルと第1クロック信号CK
Aのローレベルは同時に来る。
図3に示される実施形態との主な相違点は、
図4に示される動作タイミング図において、第1パルス信号V
iのハイレベルと第1クロック信号CK
Aのハイレベルとが1/4のクロック周期重なることである。
【0052】
図4に示されるように、t2〜t3時刻の期間において、第1パルス信号V
iは、一部の時間にハイレベルV
H1であるが、第1制御ノードQ
1の電位V
Q1はV
H1−V
TH1より高い電位に急上昇するため、第1トランジスタT1は依然としてオフ状態にあり、第1制御ノードQ
1のブートストラッププロセスに。他の時刻におけるゲート駆動ユニットの動作プロセスは、
図3に示される対応する時刻におけるプロセスと類似であるため、ここでは再度詳述しない。
〈実施例2〉
【0053】
図5を参照すると、
図5は、本発明のゲート駆動ユニットの別の実施形態の具体的な回路の構造模式図である。
図2に示される実施形態との主な相違点は、本実施形態において、制御モジュール13が第15トランジスタT15を更に備えることである。第15トランジスタT15のゲートは第1トランジスタT1のゲートに接続され、第15トランジスタT15の第1極は第2制御ノードQ
2に接続され、第15トランジスタT15の第2極はローレベルノードQ
3に接続される。
【0054】
第15トランジスタT15のゲートは、第1パルス信号V
iにより制御される。第15トランジスタT15を追加することによって、t1時刻において、第1パルス信号V
iのハイレベル制御信号により第15トランジスタT15は導通して、第2制御ノードQ
2の電位V
Q2をローレベルV
Lに急速にプルダウンすることができる。それは、t1時刻における第7トランジスタT7の漏電の可能性を更に抑制し、第2トランジスタT2の出力信号の上昇遅延時間を更に短縮し、回路の動作速度を向上させるのに有利である。
【0055】
本実施形態のゲート駆動ユニットの動作タイミング図は、
図2に示されるゲート駆動ユニットの動作タイミング図と同じであり、具体的な動作プロセスは
図3又は
図4に示される動作方式を参照して行うことができるので、ここでは再度詳述しない。
〈実施例3〉
【0056】
図6を参照すると、
図6は、本発明のゲート駆動ユニットの他の実施形態の具体的な回路の構造模式図である。本実施形態において、
図2に示される実施形態との主な相違点は、制御モジュール13が第9トランジスタT9及び第10トランジスタT10を更に備えることである。ゲート駆動ユニットは、第2ローレベル維持モジュール15を更に備える。第2ローレベル維持モジュール15は、第11トランジスタT11及び第12トランジスタT12を備える。
【0057】
第9トランジスタT9のゲートは第4トランジスタT4のゲートに接続され、第9トランジスタT9の第1極は第3クロック信号EXCKを入力するために使用され、第9トランジスタT9の第2極は第10トランジスタT10の第1極に接続され、第11トランジスタT11のゲート及び第12トランジスタT12のゲートはいずれも第4制御ノードQ
4に接続される。第10トランジスタT10のゲート及び第8トランジスタT8のゲートは第1制御ノードQ
1に接続され、第10トランジスタT10の第2極はローレベルノードQ
3に接続される。第11トランジスタT11の第1極は第2トランジスタT2の第2極に接続され、即ち、ゲート信号出力端子に接続される。第11トランジスタT11の第2極及び第10二トランジスタT12の第2極はローレベルノードQ
3に接続される。第12トランジスタT12の第1極は第1制御ノードQ
1に接続される。
【0058】
また、本実施形態において、第4トランジスタT4により入力された第1入力信号は第4クロック信号ECKである。第3クロック信号EXCKと第4クロック信号ECKは二相低周波数クロック信号である。
【0059】
図2及び
図5に示される実施形態において、第1ローレベル維持モジュール14内の第6トランジスタT6及び第7トランジスタT7は、近似的な直流ストレスバイアスを受けて、長時間の動作後に深刻な閾値電圧ドリフトが発生する可能性がある。閾値電圧ドリフトの量がある一定の程度を超えると、回路は故障する。本実施形態のゲート駆動ユニットによれば、トランジスタの閾値電圧ドリフトを低減し、回路の信頼性を向上させることができる。
【0060】
具体的には、
図6及び
図7を併せて参照すると、
図7は、
図6に示されるゲート駆動ユニットの一実施形態の動作タイミング図である。第3クロック信号EXCKはローレベルであり、電圧はV
Lである。第4クロック信号ECKはハイレベルであり、電圧はV
H2である。第1パルス信号V
iのハイレベルと第1クロック信号CK
Aのローレベルは同時に来る。
【0061】
本実施形態のゲート駆動ユニットが
図7に示される動作タイミング図に従って動作するプロセスは、
図2に示されるゲート駆動ユニットが
図3に示される動作タイミング図に従って動作するプロセスとの主な相違点は以下のとおりである。t5時刻において、第1クロック信号CK
AはローレベルV
L1からハイレベルV
H1に上昇し、第2コンデンサC2を介して第4トランジスタT4のゲートに高電圧を結合することによって、第4トランジスタT4は導通する。第4クロック信号ECKはハイレベル信号であるため、第4クロック信号ECKは、導通したトランジスタT4を介して第2制御ノードQ
2に対して充電して、第2制御ノードQ
2の電位V
Q2はV
H2−V
TH4に上昇する。このとき、第6トランジスタT6及び第7トランジスタT7は導通する。導通した第6トランジスタT6により、第1制御ノードQ
1の電位V
Q1はローレベルV
Lにプルダウンされる。導通した第7トランジスタT7により、第2トランジスタT2の第2極の電位はローレベルV
Lにプルダウンされ、即ち、ゲート信号出力端子により出力されたゲート信号V
oはローレベルV
Lにプルダウンされる。
【0062】
t5時刻以降に、第5トランジスタT5及び第8トランジスタT8はオフ状態にあるため、第1クロック信号CK
Aのハイレベルの制御により第4トランジスタT4は周期的に導通し、第2制御ノードQ
2の電位V
Q2は常にハイレベルに維持される。それにより、第6トランジスタT6及び第7トランジスタT7は導通状態に維持されて、ゲート信号出力端子により出力されたゲート信号V
oをローレベル走査信号として維持することができる。制御モジュール13及び第1ローレベル維持モジュール14の他の時刻の動作プロセスは、上記実施形態を参照して行うことができ、ここでは詳述しない。
【0063】
t1〜t3時刻において、第2制御ノードQ
2の電位V
Q2はローレベルに維持されるので、第9トランジスタT9はオフ状態になる。t4時刻以降、即ち、第2トランジスタT2がハイレベルゲート信号V
oを出力した後に、第1制御ノードQ
1の電位V
Q1はローレベルにプルダウンされ、第5トランジスタT5、第8トランジスタT8及び第10トランジスタT10はオフされ、第4トランジスタT4及び第9トランジスタT9は第1クロック信号CK
Aのハイレベルの制御下で周期的に導通して、第2制御ノードQ
2はハイレベルに充電され、第1ローレベル維持モジュール14における第6トランジスタT6及び第7トランジスタT7は導通状態となり、ゲート信号V
oはローレベル状態に維持される。
【0064】
第3クロック信号EXCKはローレベル信号であり、第10トランジスタT10の第2極はローレベルノードQ
3に接続されるため、第9トランジスタT9が導通しても又は第10トランジスタT10が導通しても、第4制御ノードQ
4の電位V
Q4はローレベルにプルダウンされるので、第4制御ノードQ
4の電位V
Q4は常にローレベルに維持されて、第11トランジスタT11及び第12トランジスタT12はオフ状態となる。
【0065】
従って、
図7に示される動作タイミング図に基づいて、ゲート駆動ユニットは、第1ローレベル維持モジュール14を介して、ゲート信号出力端子により出力されたローレベル走査信号を維持し、第2ローレベル維持モジュール15はオフ状態となる。
【0066】
図8を
図6と併せて参照すると、
図8は、
図6に示されるゲート駆動ユニットの別の実施形態の動作タイミング図である。
図7に示される動作タイミング図との主な相違点は以下のとおりである。
図8に示されるタイミング動作図では、第3クロック信号EXCKはハイレベルであり、電圧はV
H2であり、第4クロック信号ECKはローレベルであり、電圧はV
Lである。従って、
図8に示される動作タイミング図に基づいて、ゲート駆動ユニットは、第2ローレベル維持モジュール15を介して、ゲート信号出力端子により出力されたローレベル走査信号を維持し、第1ローレベル維持モジュール14はオフ状態となる。
【0067】
具体的には、第4クロック信号ECKはローレベルであり、第5トランジスタT5の第2極はローレベルノードQ3に接続されるため、第4トランジスタT4が導通しても又は第5トランジスタT5が導通しても、第2制御ノードQ
2の電位V
Q2はローレベルにプルダウンされるので、第2制御ノードQ
2の電位V
Q2は常にローレベルに維持されて、第6トランジスタT6及び第7トランジスタT7はオフ状態となり、即ち、回路の駆動中に、第1ローレベル維持モジュール14は常にオフ状態にある。
【0068】
第1制御信号V
cがローレベルであるため、第3トランジスタT3はオフされる。第1クロック信号CK
Aの電位はローレベルV
L1であり、第1パルス信号V
iの電位がハイレベルV
H1であるとき、第1トランジスタT1は導通し、第1パルス信号V
iは第1トランジスタT1を介して第1制御ノードQ
1に対して充電して、第1制御ノードQ
1の電位V
Q1はV
H1−V
TH1に充電され、V
TH1は第1トランジスタT1の閾値電圧である。それにより、第2トランジスタT2のゲート電位はハイレベルV
H1−V
TH1となり、第2トランジスタT2は導通する。第2トランジスタT2の導通により、第2トランジスタT2の第2極から出力されたゲート信号V
oは、第1クロック信号CK
AのローレベルV
L1にプルダウンされる。同時に、第1制御ノードQ
1の電位V
Q1はハイレベルV
H1−V
TH1になることによって、第8トランジスタT8及び第10トランジスタT10は導通して、第9トランジスタT9のゲート電位はローレベルV
Lにプルダウンされるため、第9トランジスタT9は完全にオフされる。それにより、導通した第10トランジスタT10を介して、第4制御ノードQ
4の電位V
Q4をローレベルV
Lに完全にプルダウンすることができ、第11トランジスタT11及び第12トランジスタT12はオフされるので、第2ローレベル維持モジュール15は遮断状態になる。
【0069】
t2時刻において、第1制御信号V
cは依然としてローレベルである。第1パルス信号V
iの電位は、第1トランジスタT1がオフされるように、ローレベルV
L1に低下する。このとき、第1制御ノードQ
1の電位V
Q1は依然としてハイレベルに維持されているので、第2トランジスタT2は導通状態に維持され、第1クロック信号CK
Aの電位は、ローレベルV
L1からハイレベルV
H1に上昇し、導通した第2トランジスタT2を介してゲート信号出力端子に対して充電して、ゲート信号出力端子の電位が急上昇する。第1トランジスタT1、第3トランジスタT3、第6トランジスタT6及び第12トランジスタT12はオフ状態にあるため、第1制御ノードQ
1(即ち、第2トランジスタT2のゲート)はフローティング状態になる。従って、コンデンサのブートストラップ効果の作用下で、ゲート信号出力端子の電圧の上昇に伴って、第1制御ノードQ
1の電圧は、V
H1−V
TH1より高い電圧に昇圧されて、ゲート信号出力端子は、ハイレベルゲート信号V
oを出力するために、ハイレベルV
H1に急速充電することができる。
【0070】
t3時刻において、第1クロック信号CK
AはハイレベルV
H1からローレベルV
L1に低下するが、第1制御ノードQ
1の電位V
Q1は依然としてハイレベルであり、第2トランジスタT2は導通状態に維持されるため、ゲート信号出力端子は、導通した第2トランジスタT2を介して放電を行って、ゲート信号出力端子が出力したゲート信号V
oの電位はローレベルV
L1に急速に低下することができる。コンデンサのブートストラップ効果により、第1制御ノードQ
1の電位V
Q1はV
H1−V
TH1に低下する。
【0071】
t4時刻において、第1制御信号V
cはローレベルからハイレベルに上昇し、第3トランジスタT3は導通すると、第1制御ノードQ
1の電位V
Q1はローレベルV
Lにプルダウンされて、第8トランジスタT8及び第10トランジスタT10はオフされる。第1クロック信号CK
Aは依然としてローレベルV
L1であるため、第9トランジスタT9は依然としてオフ状態にある。それにより、第4制御ノードQ
4の電位V
Q4はローレベルV
Lに維持される。
【0072】
t5時刻において、第1クロック信号CK
AはローレベルV
L1からハイレベルV
H1に上昇し、第2コンデンサC2を介して第9トランジスタT9のゲートに高電圧を結合することによって、第9トランジスタT9は導通する。第3クロック信号EXCKはハイレベル信号であるため、第3クロック信号EXCKは、導通した第9トランジスタT9を介して第4制御ノードQ
4に対して充電して、第4制御ノードQ
4の電位V
Q2はV
H2−V
TH9に上昇する。V
TH9は第9トランジスタT9の閾値電圧である。このとき、第11トランジスタT11及び第12トランジスタT12は導通する。導通した第12トランジスタT12により、第1制御ノードQ
1の電位V
Q1はローレベルV
Lにプルダウンされる。導通した第11トランジスタT11により、第2トランジスタT2の第2極の電位はローレベルV
Lにプルダウンされ、即ち、ゲート信号出力端子により出力されたゲート信号V
oはローレベルV
Lにプルダウンされる。
【0073】
t5時刻以降に、第8トランジスタT8及び第10トランジスタT10はオフ状態にあるため、第1クロック信号CK
Aのハイレベル制御により第9トランジスタT9は周期的に導通し、第4制御ノードQ
4の電位V
Q4は常にハイレベルに維持される。それにより、第11トランジスタT11及び第12トランジスタT12は導通状態に維持されて、ゲート信号出力端子により出力されたゲート信号V
oをローレベル走査信号として維持することができる。
【0074】
本実施形態によれば、クロック信号EXCKとECKとの継続的な切替えに伴って、第1ローレベル維持モジュール14と第2ローレベル維持モジュール15のトランジスタは交互動作のモードになる。例えば、現在時刻において、クロック信号EXCKはローレベルであり、クロック信号ECKはハイレベルである。このとき、ゲート駆動ユニットは、
図7に示される動作タイミング図に従って動作し、第1ローレベル維持モジュール14のトランジスタは、ゲート信号出力端子のローレベルを維持するために動作状態となり、第2ローレベル維持モジュール15のトランジスタはオフ状態となる。次の時刻において、クロック信号EXCKはハイレベルに変換され、クロック信号ECKはローレベルに変換される。このとき、ゲート駆動ユニットは、
図8に示される動作タイミング図に従って動作し、第2ローレベル維持モジュール15のトランジスタは、ゲート信号出力端子のローレベルを維持するために動作状態となり、第1ローレベル維持モジュール14のトランジスタはオフ状態となる。2つのローレベル維持モジュール14、15の交互動作により、1方のローレベル維持モジュールのトランジスタは長時間の動作状態にあることを回避することができ、トランジスタの閾値電圧ドリフトを抑制し、回路の動作長寿命を提供することが容易になる。さらに、2つのローレベル維持モジュール14、15は、1つの制御モジュール13を共有して、回路面積を節約することができる。
〈実施例4〉
【0075】
図9を参照すると、
図9は、本発明のゲート駆動ユニットの別の実施形態の構造模式図である。本実施形態のゲート駆動ユニットの動作タイミング図は、
図6に示されるゲート駆動ユニットの動作タイミング図と同じである。
図9に示されるように、本実施形態と
図6に示されるゲート駆動ユニットとの主な相違点は以下のとおりである。本実施形態では、制御モジュール13は第13トランジスタT13及び第14トランジスタT14を更に備える。第13トランジスタT13のゲートは第3クロック信号EXCKを入力するために使用され、第13トランジスタT13の第1極は第4トランジスタT4の第1極に接続され、第4クロック信号ECKが入力され、第13トランジスタT13の第2極は第2制御ノードQ
2に接続される。第14トランジスタT14のゲートは第4クロック信号ECKを入力するために使用され、第14トランジスタT14の第1極は、第9トランジスタT9の第1極に接続されて、第3クロック信号EXCKを入力するために使用され、第14トランジスタT14の第2極は第4制御ノードQ
4に接続される。
【0076】
本実施形態では、第13トランジスタT13と第14トランジスタT14を追加することによって、ゲート駆動ユニットが
図7に示される動作タイミング図に従って動作するとき、即ち、トランジスタT6、T7を用いてゲート信号出力端子のローレベルを維持するとき、第14トランジスタT14は導通状態になる。導通した第14トランジスタT14を介して第3クロック信号EXCKを第4制御ノードQ
4に結合することができる。それにより、第4制御ノードQ
4のローレベルを更に安定させて、第4制御ノードQ
4のローレベルの不安定性によるトランジスタT11、T12の漏電を回避することができ、回路の出力が更に安定になる。ゲート駆動ユニットが
図8に示される動作タイミング図に従って動作するとき、即ち、トランジスタT11、T12を用いてゲート信号出力端子のローレベルを維持するとき、第13トランジスタT13は導通状態になる。導通した第13トランジスタT13を介して第4クロック信号ECKを第2制御ノードQ
2に結合することができる。それにより、第2制御ノードQ
2のローレベルを更に安定させて、第2制御ノードQ
2のローレベルの不安定性によるトランジスタT6、T7の漏電を回避することができ、回路の出力が更に安定になる。
〈実施例5〉
【0077】
図10を参照すると、
図10は、本発明のゲート駆動ユニットの別の実施形態の構造模式図である。本実施形態のゲート駆動ユニットの動作タイミング図は、
図6に示されるゲート駆動ユニットの動作タイミング図と同じである。
図10に示されるように、本実施形態と
図6に示されるゲート駆動ユニットとの主な相違点は以下のとおりである。本実施形態では、制御モジュール13は第16トランジスタT16及び第17トランジスタT17を更に備える。
【0078】
第16トランジスタT16のゲートと第17トランジスタT17のゲートはいずれも第1トランジスタT1のゲートに接続され、第1パルス信号V
iを入力するために使用され、第16トランジスタT16の第1極は第4制御ノードQ
4に接続され、第16トランジスタT16の第2極はローレベルノードQ
3に接続される。第17トランジスタT17の第1極は第2制御ノードQ
2に接続され、第17トランジスタT17の第2極はローレベルノードQ
3に接続される。
【0079】
第16トランジスタT16及び第17トランジスタT17は第1パルス信号V
iにより駆動される。トランジスタT16、T17を追加することによって、ゲート駆動ユニットが
図7に示される動作タイミング図に従って動作すると、t1時刻において、導通した第17トランジスタT17を介して第6トランジスタT6、第7トランジスタT7のゲートをローレベルV
Lに急速にプルダウンすることができる。それにより、t1時刻におけるトランジスタT6、T7の漏電の可能性が抑制され、回路の出力上昇遅延がさらに低減される。ゲート駆動ユニットが
図8に示される動作タイミング図に従って動作すると、t1時刻において、導通した第16トランジスタT16を介して第11トランジスタT11、第12トランジスタT12のゲートをローレベルV
Lに急速にプルダウンすることができる。それにより、t1時刻におけるトランジスタT11、T12の漏電の可能性が抑制され、回路の出力上昇遅延がさらに低減される。
〈実施例6〉
【0080】
図11を参照すると、
図11は、本発明のゲート駆動ユニットの別の実施形態の構造模式図である。各ゲート駆動ユニットは1つの走査線の駆動に使用されるため、液晶パネルには、通常、駆動するために複数のゲート駆動ユニットが必要である。複数のゲート駆動ユニットは、カスケード接続の方式で接続される。各ステージのゲート駆動ユニットのゲート信号出力端子は1つの走査線に接続される。
【0081】
本実施形態では、ゲート駆動ユニットと
図2に示される実施形態のゲート駆動ユニットとの主な相違点は以下のとおりである。本実施形態のゲート駆動ユニットは第2ローレベル維持モジュール16を更に備え、第2ローレベル維持モジュール16は第18トランジスタT18及び第19トランジスタT19を備える。現在ステージのゲート駆動ユニットをNとし、前ステージのゲート駆動ユニットをN−1とすると、
図11に示されるように、現在ステージのゲート駆動ユニットNの第18トランジスタT18のゲートと第19トランジスタT19のゲートはいずれも前ステージのゲート駆動ユニットN−1の第2制御ノードQ
2に接続され、現在ステージのゲート駆動ユニットNの第18トランジスタT18の第1極は、現在ステージのゲート駆動ユニットNの第1制御ノードQ
1に接続され、現在ステージのゲート駆動ユニットNの第18トランジスタT18の第2極は、現在ステージのゲート駆動ユニットNのローレベルノードQ
3に接続される。現在ステージのゲート駆動ユニットNの第19トランジスタT19の第1極は、現在ステージのゲート駆動ユニットNの第2トランジスタT2の第2極に接続され、現在ステージのゲート駆動ユニットNの第19トランジスタT19の第2極は、現在ステージのゲート駆動ユニットNのローレベルノードQ
3に接続される。
【0082】
現在ステージのゲート駆動ユニットNの第4トランジスタT4の第1極により入力された第1入力信号は、第4クロック信号ECKである。前ステージのゲート駆動ユニットN−1の第4トランジスタT4の第1極により入力された第1入力信号は、第3クロック信号EXCKである。本実施形態のゲート駆動ユニットは、
図6に示される実施形態のゲート駆動ユニットの動作プロセスと類似であり、主な相違点は、本実施形態のゲート駆動ユニットの第2ローレベル維持モジュール16が前ステージのゲート駆動ユニットの第2制御ノードを介して駆動を行うことである。
【0083】
具体的には、
図11及び
図12を併せて参照すると、
図12は、
図11に示されるゲート駆動ユニットの一実施形態の動作タイミング図である。第1パルス信号V
i(N)のハイレベルと第1クロック信号CK
A(N)のローレベルは同時に来る。第3クロック信号ECXKはローレベルであり、電圧はV
Lであり、第4クロック信号ECKはハイレベルであり、電圧はV
H2である。この場合、前ステージのゲート駆動ユニットN−1の動作プロセスは、
図6のゲート駆動ユニットが
図8に示される動作タイミング図に基づいて動作を行うプロセスと類似であるので、ここでは具体的な動作プロセスについて再度詳述しない。前ステージのゲート駆動ユニットN−1の第2制御ノードQ
2(N−1)の電位V
Q2(N−1)は、導通した第5トランジスタT5又は導通した第4トランジスタT4により、ローレベルV
Lにプルダウンされる。即ち、前ステージのゲート駆動ユニットN−1の第2制御ノードQ
2(N−1)はローレベルV
Lに維持される。前ステージのゲート駆動ユニットN−1は、その第2ローレベル維持モジュール16を用いて、対応するゲート信号出力端子のローレベルを維持し、その第1ローレベル維持モジュール14が第2制御ノードQ
2(N−1)のローレベル制御下でオフ状態になる。
【0084】
現在ステージのゲート駆動ユニットNについては、第4クロック信号ECKはハイレベルであり、その動作プロセスは、
図6に示されるゲート駆動ユニットが
図7に示される動作タイミング図に従って動作を行うプロセスと類似であるので、具体的な動作プロセスについては再度詳述しない。現在ステージのゲート駆動ユニットNの第18トランジスタT18及び第19トランジスタT19のゲートは、前ステージのゲート駆動ユニットN−1の第2制御ノードQ
2(N−1)に接続される。前ステージのゲート駆動ユニットN−1の第2制御ノードQ
2(N−1)のローレベル制御下で、現在ステージのゲート駆動ユニットNの第18トランジスタT18及び第19トランジスタT19はオフ状態にあるため、現在ステージのゲート駆動ユニットNの第2ローレベル維持モジュール16はオフ状態にある。t5時刻以降、現在ステージのゲート駆動ユニットNの第2制御ノードQ
2(N)の電位V
Q2(N)はハイレベル状態に維持されて、第6トランジスタT6及び第7トランジスタT7は導通状態になり、対応するゲート信号出力端子のゲート信号V
o(N)はローレベルに維持され、即ち、現在ステージのゲート駆動ユニットNは、第1ローレベル維持モジュール14を用いて、ゲート信号出力端子のローレベルを維持し、その第2ローレベル維持モジュール16はオフ状態にある。
【0085】
上記の場合には、第3クロック信号ECXKはローレベルであり、第4クロック信号ECKはハイレベルである。前ステージのゲート駆動ユニットN−1は、その第2ローレベル維持モジュール16によって、対応するゲート信号出力端子のローレベルを維持し、現在ステージのゲート駆動ユニットNは、第1ローレベル維持モジュール14によって、ゲート信号出力端子のローレベルを維持する。他の場合には、第3クロック信号ECXKはハイレベルであってもよく、第4クロック信号ECKはローレベルであってもよい。このとき、前ステージのゲート駆動ユニットN−1は、その第1ローレベル維持モジュール14によって、対応するゲート信号出力端子のローレベルを維持し、現在ステージのゲート駆動ユニットNは、第2ローレベル維持モジュール16によって、ゲート信号出力端子のローレベルを維持する。具体的な分析プロセスは、上記説明を参照することができ、ここでは再度詳述しない。
【0086】
図11及び
図13を併せて参照すると、
図13は、
図11に示されるゲート駆動ユニットの別の実施形態の動作タイミング図である。第1パルス信号V
i(N)のハイレベルと第1クロック信号CK
A(N)のハイレベルとは1/4クロック周期重なる。第3クロック信号ECXKはハイレベルであり、電圧はV
H2であり、第4クロック信号ECKはローレベルであり、電圧はV
Lである。この場合、前ステージのゲート駆動ユニットN−1の動作プロセスは、
図6に示されるゲート駆動ユニットが
図7に示される動作タイミング図に従って動作を行うプロセスと類似であるので、具体的な動作プロセスについては、ここでは再度詳述しない。t5時刻以降、前ステージのゲート駆動ユニットN−1の第5トランジスタT5及び第8トランジスタT8はオフされ、第4トランジスタT4は第1クロック信号CK
A(N−1)のハイレベル制御下で周期的に導通して、前ステージのゲート駆動ユニットN−1の第2制御ノードQ
2(N−1)の電位V
Q2(N−1)はハイレベルV
H2に維持される。即ち、前ステージのゲート駆動ユニットN−1は、その第1ローレベル維持モジュール14によって、対応するゲート信号出力端子のローレベルを維持し、その第2ローレベル維持モジュール16はオフ状態にある。
【0087】
現在ステージのゲート駆動ユニットNについては、第4クロック信号ECKはローレベルであり、その動作プロセスは、
図6に示されるゲート駆動ユニットが
図8に示される動作タイミング図に従って動作を行うプロセスと類似であるので、具体的な動作プロセスについては再度詳述しない。現在ステージのゲート駆動ユニットNの第2制御ノードQ
2(N)の電位V
Q2(N)は、導通した第5トランジスタT5又は導通した第4トランジスタT4によって、ローレベルV
Lにプルダウンされる。即ち、現在ステージのゲート駆動ユニットNの第2制御ノードQ
2(N)はローレベルV
Lに維持され、その第6トランジスタT6及び第7トランジスタT7はオフ状態にあるため、第1ローレベル維持モジュール14はオフ状態にある。t5時刻以降、現在ステージのゲート駆動ユニットNの第18トランジスタT18及び第19トランジスタT19は、前ステージのゲート駆動ユニットの第2制御ノードQ
2(N −1)のハイレベル制御下で導通状態になるため、現在ステージのゲート駆動ユニットNの第2ローレベル維持モジュール16は導通状態になり、対応するゲート信号出力端子のゲート信号V
o(N)をローレベルに維持する。即ち、現在ステージのゲート駆動ユニットNは、第2ローレベル維持モジュール16によって、ゲート信号出力端子のローレベルを維持し、その第1ローレベル維持モジュール14はオフ状態にある。
【0088】
上記の場合には、第3クロック信号ECXKはハイレベルであり、第4クロック信号ECKはローレベルである。前ステージのゲート駆動ユニットN−1は、その第1ローレベル維持モジュール14によって、対応するゲート信号出力端子のローレベルを維持し、現在ステージのゲート駆動ユニットNは、第2ローレベル維持モジュール16によって、ゲート信号出力端子のローレベルを維持する。他の場合には、第3クロック信号ECXKはローレベルであってもよく、第4クロック信号ECKはハイレベルであってもよい。このとき、前ステージのゲート駆動ユニットN−1は、その第2ローレベル維持モジュール16によって、対応するゲート信号出力端子のローレベルを維持し、現在ステージのゲート駆動ユニットNは、第1ローレベル維持モジュール14によって、ゲート信号出力端子のローレベルを維持する。具体的な分析プロセスは、上記説明を参照することができ、ここでは再度詳述しない。
【0089】
本実施形態によれば、隣接する2つのステージのゲート駆動ユニットは1つの制御モジュールを共有し、具体的に、現在ステージのゲート駆動ユニットNと前ステージのゲート駆動ユニットN−1は、1つの制御モジュールを共有することによって、回路内のトランジスタの数の減少、回路設計の簡略化、及び回路の総面積の更なる削減は容易になされる。
【0090】
当然のことながら、他の実施形態では、
図11に示されるゲート駆動ユニットの制御モジュールに第15トランジスタT15がさらに追加されてもよい。第15トランジスタT15の接続方式は、
図5に示される第15トランジスタT15の接続方式を参照することができるが、ここでは再度詳述しない。
〈実施例7〉
【0091】
図14を参照すると、本発明のゲート駆動ユニットの他の実施形態について、
図2に示されるゲート駆動ユニットとの主な相違点は以下のとおりである。第3トランジスタT3の第2極は、第1トランジスタT1のゲートに接続され、第1パルス信号V
iを入力するために使用され、第3トランジスタT3のゲートにより入力された第1制御信号は第2クロック信号CK
Bである。第1クロック信号CK
Aのハイレベルと第2クロック信号CK
Bのハイレベルは1/4クロック周期重なる。第2クロック信号CK
Bも、前ステージのゲート駆動ユニットの第1クロック信号である。
【0092】
図15を併せて参照すると、
図15は、
図14に示されるゲート駆動ユニットの動作タイミング図である。
【0093】
t1時刻において、第1パルス信号Viはハイレベルであり、第2クロック信号CKBはハイレベルであり、第1トランジスタT1と第3トランジスタT3はいずれも導通状態にある。第1パルス信号V
iは、導通した第3トランジスタT3を介して第1制御ノードQ
1に対して充電し、第1制御ノードQ
1の電位V
Q1をハイレベルに上昇させて、第2トランジスタT2を導通させることができる。第1クロック信号CK
Aはローレベルであるため、導通した第2トランジスタT2を介してゲート信号出力端子のゲート信号V
oはローレベルにプルダウンされる。同時に、第1制御ノードQ
1のハイレベル制御下で、第5トランジスタT5及び第8トランジスタT8は導通する。それにより、第2制御ノードQ
2の電位V
Q2はローレベルにプルダウンされて、第6トランジスタT6及び第7トランジスタT7はオフされる。
【0094】
t2時刻において、第1クロック信号CK
Aはハイレベルであり、第2クロック信号CK
Bと第1パルス信号V
iは前半部分の時間内にハイレベルとなる。このとき、第1制御ノードQ
1の電位V
Q1はハイレベルに維持され、第2トランジスタT2は導通状態に維持され、ゲート信号出力端子の電位は急速に上昇する。第1クロック信号CK
Aがゲート信号出力端子に対して充電すると、コンデンサのブートストラップ効果の影響により、第1制御ノードQ
1の電位V
Q1も上昇して、ゲート信号出力端子をハイレベルに急速充電することができ、それにより、ハイレベルのゲート信号V
oが出力される。後半部分の時間内において、第2クロック信号CK
Bと第1パルス信号V
iはローレベルである。このとき、第1トランジスタT1と第3トランジスタT3はオフになるが、第1制御ノードQ
1の電位V
Q1はハイレベルであるため、第2トランジスタT2は導通状態に維持されて、ゲート信号出力端子はハイレベルゲート信号V
oを出力する。
【0095】
t3時刻において、第1クロック信号CK
AはハイレベルV
H1からローレベルV
L1に低下するが、第1制御ノードQ
1の電位V
Q1は依然としてハイレベルであり、第2トランジスタT2は導通状態に維持されるため、ゲート信号出力端子は、導通した第2トランジスタT2を介して放電を行って、ゲート信号出力端子により出力されたゲート信号V
oの電位はローレベルに急速に低下することができる。コンデンサのブートストラップ効果により、第1制御ノードQ
1の電位V
Q1はV
H1−V
TH1に低下する。
【0096】
t4時刻において、第2クロック信号CKBがローレベルからハイレベルに上昇し、第3トランジスタT3が導通すると、第1制御ノードQ
1の電位V
Q1は第1パルス信号V
iのローレベルにプルダウンされて、第5トランジスタT5及び第8トランジスタT8はオフされる。第1クロック信号CK
Aは依然としてローレベルV
L1であるため、第4トランジスタT4は依然としてオフ状態にある。それにより、第2制御ノードQ
2の電位V
Q2はローレベルV
Lに維持される。
【0097】
t5時刻において、第1クロック信号CK
AはローレベルV
L1からハイレベルV
H1に上昇し、第2コンデンサC2を介して第4トランジスタT4のゲートに高電圧を結合することによって、第4トランジスタT4は導通する。高電圧源V
DDは、導通した第4トランジスタT4を介して第2制御ノードQ
2に対して充電して、第2制御ノードQ
2の電位V
Q2はV
H2−V
TH4に上昇する。V
TH4は第4トランジスタT4の閾値電圧である。このとき、第6トランジスタT6と第7トランジスタT7は導通する。導通した第6トランジスタT6により、第1制御ノードQ
1の電位V
Q1はローレベルV
Lにプルダウンされる。導通した第7トランジスタT7により、第2トランジスタT2の第2極の電位はローレベルV
Lにプルダウンされ、即ち、ゲート信号出力端子から出力されたゲート信号V
oはローレベルV
Lにプルダウンされる。また、第3トランジスタT3は第2クロック信号CK
Bによって駆動され、第1制御ノードQ
1の電位V
Q1をローレベルにさらに維持することができる。
【0098】
本実施形態によれば、ゲート駆動ユニットは、次のステージのユニットによりフィードバック信号を供給する必要がない。
【0099】
当業者が理解できるように、本発明のゲート駆動ユニットの実施形態では、
図14に示されるゲート駆動ユニットにおける制御モジュール13は、
図5、
図6、
図9、
図10又は
図11に示される制御モジュールを使用することができ、
図6、
図9、
図10又は
図11に示される第2ローレベル維持モジュールを追加することもできる。
【0100】
本発明は、ゲート駆動回路の実施形態を更に提供する。ゲート駆動回路は、M個のカスケード接続されたゲート駆動ユニットを備え、Mは1より大きい整数である。ゲート駆動ユニットは、上記実施形態のいずれか1つに記載のゲート駆動ユニットであってもよい。第Nステージのゲート駆動ユニットのパルス信号入力端子は、第N−1ステージのゲート駆動ユニットのゲート信号出力端子に接続され、Nは整数であり、値の範囲は1<N≦Mである。又は他の実現形態では、第Nステージのゲート駆動ユニットのパルス信号入力端子は、第N−2ステージのゲート駆動ユニットのゲート信号出力端子に接続されてもよく、Nは整数であり、値の範囲は2<N≦Mである。
【0101】
M個のカスケード接続されたゲート駆動ユニットにおいて、各ステージのゲート駆動ユニットの構造は同じであってもよく、例えば、すべて
図2に示されるゲート駆動ユニットであってもよく、又はすべて
図5に示されるゲート駆動ユニットであってもよく、又はすべて
図6に示されるゲート駆動ユニットであってもよく、又はすべて
図9に示されるゲート駆動ユニットであってもよく、又はすべて
図10に示されるゲート駆動ユニットであってもよく、又はすべて
図11に示されるゲート駆動ユニットであってもよく、又はすべて
図14に示されるゲート駆動ユニットであってもよい。
【0102】
当然のことながら、M個のカスケード接続されたゲート駆動ユニットにおいて、各ステージのゲート駆動ユニットの構造は異なってもよいし、部分的に同じであってもよい。
〈実施例8〉
【0103】
図16を
図19と併せて参照すると、
図19は、
図16に示されるゲート駆動回路の一実施形態の動作タイミング図である。ゲート駆動回路はM個のカスケード接続されたゲート駆動ユニットを備え、Mは1より大きい整数である。各ゲート駆動ユニットのゲート信号出力端子は、1つの走査線に走査信号を供給するために使用される。第Nステージのゲート駆動ユニットのパルス信号入力端子は、第N−1ステージのゲート駆動ユニットのゲート信号出力端子に接続され、Nは整数であり、値の範囲は1<N≦Mである。あるいは、第Nステージのゲート駆動ユニットのパルス信号入力端子は、第N−2ステージのゲート駆動ユニットのゲート信号出力端子に接続されてもよく、Nは整数であり、値の範囲は2<N≦Mである。
【0104】
具体的には、本実施形態において、ゲート駆動回路は複数のクロック信号線を更に備える。図面には4つのクロック信号線CK
1〜CK
4が示されるが、ハイレベル信号線V
DD、ローレベル信号線V
SS及び開始信号線STが更に備えられる。開始信号線STはパルス信号である。M個のカスケード接続されたゲート駆動ユニットは2つの部分に分けられる。第1〜第M−4ステージのゲート駆動ユニットは主駆動ユニットとされ、第M−3〜第Mステージのゲート駆動ユニットは追加ステージのゲート駆動ユニットとされる。
【0105】
第1〜第M−4ステージのゲート駆動ユニットの中の各ステージのゲート駆動ユニットは、
図2に示されるゲート駆動ユニットであってもよいし、又は、
図5に示されるゲート駆動ユニットであってもよい。
【0106】
第1〜第M−4ステージのゲート駆動ユニットにおいて、第Jステージのゲート駆動ユニットのパルス信号入力端子(V
i)は、第J−2ステージのゲート駆動ユニットのゲート信号出力端子に接続され、Jは整数であり、値の範囲は2<J≦M−4である。第1ステージのゲート駆動ユニットと第2ステージのゲート駆動ユニットのパルス信号入力端子は、開始信号線STに接続されて、開始信号線STを介して第1パルス信号V
iを取得する。各ゲート駆動ユニットのクロック信号入力端子(CK
A)は1つのクロック信号線に接続され、第1プルダウン制御端子(V
c)は第K+3ステージのゲート駆動ユニットのゲート信号出力端子に接続される。即ち、各ゲート駆動ユニットの第1制御信号V
cは、第K+3ステージのゲート駆動ユニットのゲート信号出力端子により出力されたゲート信号であり、Kは整数であり、値の範囲は1≦K≦M−4である。各ゲート駆動ユニットの第1入力信号端子はハイレベル信号線V
DDに接続され、ローレベルノードQ
3はローレベル信号線V
SSに接続される。
【0107】
当然のことながら、他の実施形態では、第1〜第M−4ステージのゲート駆動ユニットにおいて、第Jステージのゲート駆動ユニットのパルス信号入力端子は、第J−1ステージのゲート駆動ユニットのゲート信号出力端子に接続されてもよく、Jは整数であり、値の範囲は1<J≦M−4である。
【0108】
第M−3〜第Mステージのゲート駆動ユニット(即ち、第1〜第4追加ステージ)の中の各ステージのゲート駆動ユニットは、
図14に示されるゲート駆動ユニットであってもよい。第M−3〜第Mステージのゲート駆動ユニットにおいて、各ステージのゲート駆動ユニットのパルス信号入力端子は、前ステージのゲート駆動ユニットのゲート信号出力端子に接続され、同じゲート駆動ユニットのクロック信号入力端子(CK
A)と第1プルダウン制御端子(CK
B)は、2つの異なるクロック信号線に接続される。
〈実施例9〉
【0109】
図17を
図19と併せて参照すると、
図19は、
図17に示されるゲート駆動回路の一実施形態の動作タイミング図である。ゲート駆動回路はM個のカスケード接続されたゲート駆動ユニットを備え、Mは1より大きい整数である。各ゲート駆動ユニットのゲート信号出力端子は、1つの走査線に走査信号を供給するために使用される。第Nステージのゲート駆動ユニットのパルス信号入力端子は、第N−1ステージのゲート駆動ユニットのゲート信号出力端子に接続され、Nは整数であり、値の範囲は1<N≦Mである。あるいは、第Nステージのゲート駆動ユニットのパルス信号入力端子は、第N−2ステージのゲート駆動ユニットのゲート信号出力端子に接続されてもよく、Nは整数であり、値の範囲は2<N≦Mである。
【0110】
具体的には、本実施形態において、ゲート駆動回路は複数のクロック信号線を更に備える。図面には4つのクロック信号線CK
1〜CK
4及び2つの二相低周波数クロック信号線EXCK、ECKが示されるが、ハイレベル信号線V
DD、ローレベル信号線V
SS及び開始信号線STが更に備えられる。開始信号線STはパルス信号である。M個のカスケード接続されたゲート駆動ユニットは2つの部分に分けられる。第1〜第M−4ステージのゲート駆動ユニットは主駆動ユニットとされ、第M−3〜第Mステージのゲート駆動ユニットは追加ステージのゲート駆動ユニットとされる。
【0111】
第1〜第M−4ステージのゲート駆動ユニットの中の各ステージのゲート駆動ユニットは、
図6、
図9又は
図10のいずれかの実施形態に示されるゲート駆動ユニットであってもよい。各ステージのゲート駆動ユニットのパルス信号入力端子(V
i)、クロック信号入力端子(CK
A)及び第1プルダウン制御端子(V
c)の接続方式は、
図16に示されるゲート駆動回路の接続方式と同じであるので、ここでは詳述しない。また、第1〜第M−4ステージのゲート駆動ユニットにおける第4トランジスタT4の第1極は、クロック信号線ECKに接続され、第13トランジスタT13のゲートはクロック信号線EXCKに接続され、第9トランジスタT9の第1極はクロック信号線EXCKに接続され、第14トランジスタT14のゲートはクロック信号線ECKに接続される。
【0112】
第M−3〜第Mステージのゲート駆動ユニット(即ち、第1〜第4追加ステージ)の中の各ステージのゲート駆動ユニットは、
図14に示されるゲート駆動ユニットに基づいて、
図6に示されるゲート駆動ユニットにおけるトランジスタT9、T10、T11及びT12が追加されて得られたゲート駆動ユニットである。追加されたトランジスタT9、T10、T11及びT12の接続方式は、
図6に示されるゲート駆動ユニットの接続方式と同じであり、トランジスタT4の第1極はクロック信号線ECKに接続され、トランジスタT9の第1極はクロック信号線EXCKに接続される。
【0113】
当然のことながら、第M−3〜第Mステージのゲート駆動ユニットの中の各ステージのゲート駆動ユニットは、
図14に示されるゲート駆動ユニットに基づいて、
図9に示されるゲート駆動ユニットにおけるトランジスタT9、T10、T11、T12、T13及びT14が追加されたものであってもよい。追加されたトランジスタT9、T10、T11、T12、T13及びT14の接続方式は、
図9に示されるゲート駆動ユニットの接続方式と同じであり、トランジスタT4の第1極はクロック信号線ECKに接続され、トランジスタT13のゲートはクロック信号線EXCKに接続され、トランジスタT9の第1極はクロック信号線EXCKに接続され、トランジスタT14のゲートはクロック信号線ECKに接続される。さらに、第M−3〜第Mステージのゲート駆動ユニットの中の各ステージのゲート駆動ユニットは、
図14に示されるゲート駆動ユニットに基づいて、
図10に示されるゲート駆動ユニットにおけるトランジスタT9、T10、T11、T12、T16及びT17が追加されたものであってもよい。追加されたトランジスタT9、T10、T11、T12、T16及びT17の接続方式は、
図10に示されるゲート駆動ユニットの接続方式と同じである。
〈実施例10〉
【0114】
図18を
図19と併せて参照すると、
図19は、
図18に示されるゲート駆動回路の一実施形態の動作タイミング図である。
図17に示されるゲート駆動回路との主な相違点は以下のとおりである。本実施形態における第2〜M−4ステージのゲート駆動ユニットは、
図11に示されるゲート駆動ユニットの構造を採用する。即ち、第2〜M−4ステージのゲート駆動ユニットにおいて、第Hステージのゲート駆動ユニットの第2ローレベル維持モジュール16のトランジスタT18、T19のゲートは、第H−1ステージのゲート駆動ユニットの第2制御ノードQ
2に接続され、Hは整数であり、値の範囲は1<H≦M−4である。本実施形態の第1ステージのゲート駆動ユニットと第M−3〜第Mステージのゲート駆動ユニットの接続方式は、
図17に示される実施形態の接続方式と同じであるので、ここでは再度詳述しない。
【0115】
図20を参照すると、本発明は表示装置の実施形態を更に提供する。表示装置は、液晶表示装置であり、複数の走査線G
1〜G
N、及び複数の走査線G
1〜G
Nにゲート信号を供給するゲート駆動回路21を備える。ゲート駆動回路21は、上記実施形態のいずれかに記載のゲート駆動回路である。複数の走査線G
1〜G
Nに走査信号が供給されて、対応する画素薄膜トランジスタが駆動される。その後、データ駆動回路22は、オンされた画素薄膜トランジスタを介して画素に表示信号を供給して、表示装置の画面表示を実現する。
【0116】
本発明の実施形態のゲート駆動ユニット、ゲート駆動回路及び表示装置によれば、ローレベル維持モジュールの制御端子をローレベルにプルダウンすることができ、それにより、ローレベル維持モジュールの漏電が低減され、回路の動作速度が向上する。
図21に示されるように、
図21は、従来技術のゲート駆動ユニットのローレベル維持モジュールの制御端子の信号波形、及び本発明の実施形態のゲート駆動ユニットのローレベル維持モジュールの制御端子(即ち、第3プルダウン制御端子(第2制御ノード))の信号波形を示す。信号波形211は、従来のローレベル維持モジュールの制御端子の信号波形であり、信号波形212は、本発明の実施形態のローレベル維持モジュールの制御端子の信号波形(即ち、第2制御ノードの信号波形)である。図から分かるように、駆動段階(即ち、t1〜t4時刻、
図21の楕円破線部分に対応する)において、従来のローレベル維持モジュールと比較して、本発明のローレベル維持モジュールの制御端子のレベルをV
Lに完全にプルダウンすることができ、ローレベル維持モジュールの漏電を効果的に低減することができる。
【0117】
以上の説明は本発明に係る実施形態に過ぎず、本発明の保護範囲を制限するものではない。本発明の明細書及び添付図面によって作成したすべての同等構造又は同等フローの変更を、直接又は間接的に他の関連する技術分野に実施することは、いずれも同じ理由により本発明の保護範囲内に含まれるべきである。