(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記管理端末は、前記端末が所定使用時間を経過して前記第2通信インターフェースを使用して接続していない場合、前記端末第1通信部識別情報と前記端末特定情報と前記使用時間とを削除し、前記端末との前記第2通信インターフェースを使用した接続を許可しない、
請求項1に記載の無線通信システム。
前記中継装置は、前記管理端末が前記第2通信インターフェースを使用した接続を許可しない場合、前記第1通信インターフェースを使用した前記端末第1通信部との接続を切断する、
請求項2に記載の無線通信システム。
前記中継装置は、前記端末の前記端末第2通信部から前記第2通信インターフェースを使用して受信した前記端末第1通信部識別情報が前記登録された前記端末第1通信部識別情報と一致した場合、前記端末と前記第1通信インターフェースを使用して通信を開始する、
請求項1乃至3のいずれか1つに記載の無線通信システム。
前記中継装置は、所定時間毎に前記端末と前記第2通信インターフェースを使用した通信を行い、前記第2通信インターフェースを使用した通信の接続が切断された場合、前記管理端末が前記第2通信インターフェースを使用した接続を許可しなかったものと判断し、前記端末第1通信部識別情報を削除する、
請求項1に記載の無線通信システム。
管理端末が端末との第2通信インターフェースを使用した接続を許可した場合、前記端末が、前記管理端末と中継装置に対して、前記第2通信インターフェースを使用して前記端末の端末第1通信部を識別するための端末第1通信部識別情報を送信するステップと、
前記中継装置が、第1通信インターフェースを使用する中継装置第1通信部との接続を許可する識別情報として、前記端末第1通信部識別情報を登録するステップと、
前記中継装置が、前記識別情報の登録後、前記管理端末を介して前記端末に対して前記第2通信インターフェースを使用して前記中継装置第1通信部と接続するための接続情報を送信するステップと、
前記管理端末が、前記端末から前記第2通信インターフェースを使用して、前記端末第1通信部識別情報と、前記端末を特定するための端末特定情報と、前記端末の前記第2通信インターフェースの使用時間と、を受信するステップと、
前記端末特定情報が予め登録された端末特定情報と一致する場合、前記管理端末が、前記端末と前記管理端末との前記第2通信インターフェースを使用した接続を許可するステップと、
前記端末第1通信部が、前記接続情報を用いた前記第1通信インターフェースを使用して、前記中継装置第1通信部と接続するステップと、
を備える方法。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。各図面において、同一又は対応する要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明を省略する。
【0013】
[実施の形態1]
実施の形態1に係る無線通信システムの概要を説明する。
図1は、実施の形態1に係る無線通信システムを例示するブロック図である。
【0014】
図1に示すように、実施の形態1に係る無線通信システム10は、ネットワーク15内に端末14と端末14を中継する中継装置11と端末14を管理する管理端末13とを備える。管理端末13は、端末14に加えて中継装置11や中継装置12を管理してもよい。中継装置を無線中継機器と称することもある。
【0015】
中継装置11と端末14との間は、直接的に第1通信インターフェースIF1で接続される。また、中継装置11と端末14との間は、間接的にネットワーク15でも接続される。ネットワーク15は、第2通信インターフェースIF2により構成(形成)されたメッシュネットワークである。
【0016】
メッシュネットワークとは、ネットワーク内の端末同士が直接接続していなくても相互に通信できるネットワークのことである。メッシュネットワークは、例えば、ブルートゥース(登録商標)で構成される。
【0017】
第1通信インターフェースIF1は、通信速度が速く消費電力が大きい通信規格を使用した通信であり、例えば、IEEE 802.11ac規格の無線LAN等を使用した通信インターフェースである。第2通信インターフェースIF2は、通信速度が遅く消費電力が小さい通信規格を使用した通信であり、例えば、ブルートゥース(登録商標)等を使用した通信インターフェースである。第2通信インターフェースIF2の最大通信速度は、第1通信インターフェースIF1の最大通信速度よりも遅い。
【0018】
端末14は、端末第1通信部141と端末第2通信部142とを有する。端末第1通信部141は、第1通信インターフェースIF1を使用し、子機の機能を有する。端末第2通信部142は、第2通信インターフェースIF2を使用し、親機と子機の機能を有する。
【0019】
端末14の端末第2通信部142は、管理端末13が端末14との第2通信インターフェースIF2を使用した接続を許可した場合、管理端末13と中継装置11に対して第2通信インターフェースIF2を使用して端末第1通信部識別情報141dを送信する。端末第1通信部識別情報141dとは、端末14の端末第1通信部141を識別するための情報である。
【0020】
中継装置11は、中継装置第1通信部111と中継装置第2通信部112と制御部113とを有する。中継装置第1通信部111は、第1通信インターフェースIF1を使用し、親機の機能を有する。中継装置第2通信部112は、第2通信インターフェースIF2を使用し、親機と子機の機能を有する。制御部を制御プログラムと称することもある。
【0021】
制御部113は、中継装置第1通信部111と中継装置第2通信部112の接続と通信制御を行う。具体的には、制御部113は、中継装置第1通信部111との接続を許可する識別情報として、端末14から受信した端末第1通信部識別情報141dを登録する。
【0022】
中継装置第2通信部112は、端末第1通信部識別情報141dを識別情報として登録後、端末14に対して第2通信インターフェースIF2を使用して接続情報IF1dを送信する。接続情報IF1dとは、中継装置第1通信部111と接続するための情報である。接続情報IF1dは、端末14に対して、管理端末13を介して送信される。
【0023】
端末14の端末第1通信部141は、接続情報IF1dを用いた第1通信インターフェースIF1を使用して、中継装置第1通信部111と接続する。
【0024】
具体的には、中継装置第1通信部111は、端末14の端末第2通信部142から第2通信インターフェースIF2を使用して端末第1通信部識別情報141dを受信する。中継装置第1通信部111は、端末第1通信部識別情報141dが、予め登録された端末第1通信部識別情報と一致した場合、端末14と第1通信インターフェースIF1を使用して通信を開始する。
【0025】
中継装置12は、中継装置11と同様な構成と機能とを有する。中継装置12は、中継装置第1通信部121と中継装置第2通信部122と制御部123とを有する。中継装置第1通信部121は、第1通信インターフェースIF1を使用し、親機の機能を有する。中継装置第2通信部122は、第2通信インターフェースIF2を使用し、親機と子機の機能を有する。制御部123は、中継装置第1通信部121と中継装置第2通信部122の接続と通信制御を行う。
【0026】
管理端末13は、管理端末第1通信部131と管理端末第2通信部132と管理部133とを有する。管理部を管理アプリケーションと称することもある。
【0027】
管理端末第1通信部131は、第1通信インターフェースIF1を使用し、子機の機能を有する。管理端末第2通信部132は、第2通信インターフェースIF2を使用し、親機と子機の機能を有する。管理部133は、管理端末第2通信部132で接続する端末14の管理を行う。管理部133は、管理端末第1通信部131で接続する端末14の管理も行ってよい。
【0028】
管理端末第2通信部132は、端末14から第2通信インターフェースIF2を使用して、端末第1通信部識別情報141dと、端末14を特定するための端末特定情報14dと端末14の第2通信インターフェースIF2の使用時間14tと、を受信する。
【0029】
管理部133は、端末特定情報14dが予め登録された端末特定情報と一致する場合、端末14と管理端末13との第2通信インターフェースIF2を使用した接続を許可する。
【0030】
また、管理端末13は、端末14から第2通信インターフェースIF2を使用して端末14と管理端末13との接続を要求する接続要求を受信した場合、端末14と管理端末13との第2通信インターフェースIF2を使用した接続を許可するか否かを判断する。
【0031】
実施の形態1に係る無線通信システムの動作を説明する。
図2は、実施の形態1に係る無線通信システムの動作を例示するシーケンス図である。
図2は、端末14が第1通信インターフェースIF1を使用して中継装置11と接続を確立するまでを示す。
【0032】
この例では、中継装置11と中継装置12と管理端末13は、既に第2通信インターフェースIF2を使用してメッシュネットワークを構成しているものとする。
【0033】
図2に示すように、端末14は、QRコード(登録商標)から管理端末第2通信部132の情報を取得し、管理端末13の管理端末第2通信部132に対して、端末第2通信部142から接続要求を行う。端末14は、接続要求を行う際、端末特定情報14dを送信する。
【0034】
端末特定情報14dは、端末14を特定する情報であり、端末14の現在の位置情報を含む情報である。端末特定情報14dは、例えば、端末14のユーザがホテルにいる場合、そのホテルの部屋番号等である。
【0035】
管理端末13の管理端末第2通信部132は、端末14から第2通信インターフェースIF2を使用して、端末特定情報14dを受信する。管理端末13の管理部133は、端末特定情報14dが、予め登録された端末特定情報と一致する場合、端末14と管理端末13との第2通信インターフェースIF2を使用した接続を許可する。管理端末13が端末14との接続を許可することで、管理端末13と端末14との接続が確立される。
【0036】
尚、このとき、管理端末13の管理端末第2通信部132は、端末特定情報14dに加えて、端末第1通信部識別情報141dと使用時間14tとを受信してもよい。端末第1通信部識別情報141dとは、端末14の端末第1通信部141を識別するための情報である。端末14の使用時間14tとは、端末14が第2通信インターフェースIF2を使用した時間である。
【0037】
管理端末13と端末14との第2通信インターフェースIF2を使用した接続が確立されたことで、端末14は、第2通信インターフェースIF2で管理端末13との接続が完了する。これにより、端末14は、中継装置11と中継装置12と管理端末13とで構成(形成)されるメッシュネットワークへ参加することができる。端末14は、中継装置11と中継装置12とは直接の接続はしていないが、メッシュネットワークを使用して相互通信が可能となる。
【0038】
端末14は、中継装置11と中継装置12と管理端末13とに対して端末第1通信部141を識別するための端末第1通信部識別情報141dを、第2通信インターフェースIF2を使用してブロードキャスト(送信)する。
【0039】
端末第1通信部識別情報141dは、例えば、端末14の端末第1通信部141のMAC(Media Access Control)アドレスを含む情報である。
【0040】
管理端末13の管理部133は、受信した端末第1通信部141のMACアドレス(端末第1通信部識別情報141d)と端末特定情報14dと使用時間14tとを端末情報14mとして記憶する。端末特定情報14dは、第2通信インターフェースIF2を使用した接続要求が行われた際、端末14から送信された情報である。
【0041】
中継装置11の制御部113は、中継装置第1通信部111との接続を許可するMACアドレスとして、受信した端末第1通信部141のMACアドレスを登録する。
【0042】
端末第1通信部141のMACアドレスの登録後、中継装置11の中継装置第2通信部112は、中継装置第1通信部111との第1通信インターフェースIF1を使用した接続に必要な接続情報IF1dを、端末14に対して送信する。すなわち、中継装置第2通信部112は、接続情報IF1dをメッシュネットワーク(第2通信インターフェースIF2)を使用して送信する。接続情報IF1dは、例えば、SSID(Service Set Identifier)及び暗号化キーの少なくともいずれかを含む情報である。
【0043】
中継装置12の制御部123は、中継装置第1通信部121との接続を許可するMACアドレスとして、受信した端末第1通信部141のMACアドレスを登録する。
【0044】
端末14は、中継装置第1通信部111との接続に必要な接続情報IF1dを使用し、中継装置11の中継装置第1通信部111に対して接続要求を行う。端末14は、接続要求の際、端末第1通信部141のMACアドレス(端末第1通信部識別情報141d)を共に送信する。
【0045】
中継装置11の制御部113は、端末第1通信部141のMACアドレスに対して第1通信インターフェースIF1による接続を許可していることを確認する。すなわち、制御部113は、中継装置第1通信部111との接続を許可するMACアドレスとして、端末第1通信部141のMACアドレスが登録されていることを確認する。
【0046】
制御部113は、受信した端末第1通信部141のMACアドレスが、接続を許可するものとして登録されたMACアドレスと一致した場合、端末14との接続を許可する。
【0047】
端末14は、第1通信インターフェースIF1を使用して、中継装置11との接続が完了する。
【0048】
これ以降、端末14は、管理端末13と第2通信インターフェースIF2を使用して接続していない場合でも、中継装置11と第1通信インターフェースIF1を使用して接続可能となる。
【0049】
図3は、実施の形態1に係る無線通信システムの動作を例示するシーケンス図である。
図3は、管理端末13によって、端末14と中継装置11との第1通信インターフェースIF1を使用した接続が接続不可となるまでを示す。
【0050】
この例では、端末14と中継装置11とは、既に第1通信インターフェースIF1を使用して接続が完了しているものとする。
【0051】
図3に示すように、管理端末13の管理部133は、端末14が所定使用時間14thを経過して第2通信インターフェースIF2を使用して接続していない場合、端末14の端末情報14mを削除する。端末情報14mは、登録された端末第1通信部識別情報141dと端末特定情報14dと使用時間14tとを含む。
【0052】
管理端末13は、端末14との第2通信インターフェースIF2を使用した接続を許可しない。すなわち、端末14の端末情報14mを削除したことで、管理端末13の管理部133は、管理端末第2通信部132の端末第2通信部142との接続許可を削除する。
【0053】
これにより、端末14は、管理端末13との第2通信インターフェースIF2を使用した接続が不可となる。
【0054】
管理端末13の管理部133は、端末第1通信部141のMACアドレスを含む端末情報14mが削除されたことを、中継装置11と中継装置12とに第2通信インターフェースIF2を使用してブロードキャストする。そして、管理端末13の管理部133は、端末第1通信部141のMACアドレスを含む端末情報14mを削除するように通知する。
【0055】
中継装置11の制御部113は、管理端末13が第2通信インターフェースIF2を使用した接続を許可しない場合、登録された端末第1通信部識別情報141dを削除する。すなわち、中継装置11の制御部113は、中継装置第1通信部111との接続を許可するMACアドレスから、受信した端末第1通信部141のMACアドレスを削除する。
【0056】
中継装置12の制御部123は、中継装置第1通信部121との接続を許可するMACアドレスから、受信した端末第1通信部141のMACアドレスを削除する。
【0057】
中継装置11は、端末14が接続されている場合、端末第1通信部141が中継装置第1通信部111との接続を許可するMACアドレスでは無くなったので、第1通信インターフェースIF1を使用した端末第1通信部141との接続を切断する。
【0058】
これにより、端末14は、中継装置11との第1通信インターフェースIF1を使用した接続が不可となる。
【0059】
図4は、実施の形態1に係る無線通信システムの動作を例示するシーケンス図である。
図4は、端末14が使用終了後、接続不可とする制御をしなかった場合を示す。
【0060】
この例では、端末14と中継装置11とは、既に第1通信インターフェースIF1を使用して接続が完了しているものとする。
【0061】
図4に示すように、管理端末13の管理部133は、端末情報14mの使用時間14tと所定使用時間14thとを比較する。管理端末13の管理部133は、端末14が所定使用時間14thを経過して管理端末13と第2通信インターフェースIF2を使用して接続しているか否かを確認する。
【0062】
管理端末13の管理部133は、端末14と所定使用時間14thを経過して第2通信インターフェースIF2を使用して接続していない場合、端末14の端末情報14mを削除する。
【0063】
端末14の端末情報14mを削除したことに伴い、管理端末13の管理部133は、管理端末第2通信部132と端末第2通信部142との接続許可を削除する。
【0064】
管理端末13の管理部133は、端末第1通信部141のMACアドレスを含む端末情報14mが削除されたことを、中継装置11と中継装置12と第2通信インターフェースIF2を使用してブロードキャストする。また、管理端末13の管理部133は、端末第1通信部141のMACアドレスを含む端末情報14mを削除するように通知する。
【0065】
中継装置11の制御部113は、中継装置第1通信部111との接続を許可するMACアドレスから、受信した端末第1通信部141のMACアドレスを削除する。
【0066】
中継装置12の制御部123は、中継装置第1通信部121との接続を許可するMACアドレスから、受信した端末第1通信部141のMACアドレスを削除する。
【0067】
これにより、端末14は、中継装置11との第1通信インターフェースIF1を使用した接続が不可となる。
【0068】
実施の形態1に係る無線通信システム10おいては、端末14が管理端末13と第2通信インターフェースIF2を使用して接続することで、中継装置11と相互通信が可能となり、中継装置12と相互通信が可能となる。そして、端末14から第2通信インターフェースIF2を使用して受信する端末第1通信部141のMACアドレスを、中継装置11の制御部113が、中継装置第1通信部111との接続を許可するMACアドレスとして設定する。これにより、管理者が中継装置第1通信部111との接続を許可するMACアドレスを、中継装置11に設定する必要が無い。中継装置12についても中継装置11と同様に、管理者が中継装置第1通信部121との接続を許可するMACアドレスを、中継装置12に設定する必要が無い。
【0069】
これにより、管理者が中継装置11と中継装置12のそれぞれに対して、接続を許可する(端末の)MACアドレスを設定する必要が無い。
【0070】
また、実施の形態1に係る無線通信システム10おいては、管理端末13の管理部133が、意図的、若しくは使用時間によって、端末14の端末情報14mを削除する。中継装置11の制御部113が、端末情報14mを削除したことの通知を取得し、中継装置第1通信部111との接続を許可するMACアドレスから端末第1通信部141のMACアドレスを削除する。中継装置12についても中継装置11と同様である。
【0071】
これにより、管理者が中継装置11と中継装置12のそれぞれに対して、接続を許可するMACアドレスから、(端末の)MACアドレスを削除する必要が無い。
【0072】
その結果、端末が無線通信を行う際、無線通信の接続許可及び無線通信で使用する接続情報を容易に設定して無線通信することが可能な無線通信システム及び方法を提供することができる。
【0073】
また、実施の形態1に係る無線通信システム10においては、端末14の代わりに中継装置を新たに追加する場合も、管理端末13が端末14を追加したのと同様にして、中継装置を追加することができる。また、管理端末13の機能を既存の中継装置11や中継装置12に持たせてもよい。このようにすることで、中継装置を新たに追加する場合、中継装置11、中継装置12及び管理端末13のいずれかに接続することで、中継装置を容易に追加することができる。
【0074】
また、管理端末13を中継する中継端末を使用することで、管理端末13の第2通信インターフェースIF2の検出範囲外であっても、中継装置を容易に追加することができる。
【0075】
また、中継端末と管理端末13と端末14とは、第1通信インターフェースIF1の親機としての機能を備える必要が無いので、低コスト化を実現できる。
【0076】
また、中継装置11と中継装置12と管理端末13と端末14との通信は、第2通信インターフェースIF2で形成されるメッシュネットワークというローカルなネットワーク内で行われる。このため、グローバルアドレスを使用する場合と比べて、中継装置11と中継装置12と管理端末13と端末14とを容易に設置することができる。
【0077】
ここで、本開示の特徴を記載する。
実施の形態1に係る無線通信システム10は、中継装置11と中継装置12と端末14(子機端末)と管理端末13とを、例えば、ブルートゥース(登録商標)を使用したメッシュネットワーク(ネットワーク15)で形成する。中継装置11、中継装置12又は管理端末13は、メッシュネットワークに新たに接続した端末に対してのみ、無線LAN(第1通信インターフェースIF1)への接続を許可する。これにより、中継装置と無線LANに接続した端末とを容易に管理することができる。
【0078】
実施の形態1に係る無線通信システム10は、メッシュネットワークの形成に第2通信インターフェースIF2を使用する。これにより、子機の機能を有しない管理端末第1通信部131を有する管理端末13を、ネットワークの中間に配置することができる。管理端末13は、子機の機能を有しないので、低コストが実現できる。
【0079】
管理端末13は、端末14のメッシュネットワークへの接続を切断することができる。端末14のメッシュネットワークへの接続が切断された場合、中継装置11は、端末14からの中継装置第1通信部111との接続許可を削除することで、管理端末13から中継装置11へ接続する端末を管理することができる。中継装置12も同様である。これにより、中継装置や端末を容易に管理することができる。
【0080】
管理端末13の管理部133から端末14の端末情報14mを削除することで、管理端末13と端末14の第2通信インターフェースIF2を使用した接続は解除される。
管理端末13の管理部133は、メッシュネットワーク内の中継装置11と中継装置12に対して、管理端末13に記憶された端末第1通信部141のMACアドレスを、無線LANの接続を許可するMACアドレスから外すようにブロードキャストする。無線LANは、実施の形態1においては、例えば、第1通信インターフェースIF1である。これにより、端末14は、中継装置11と中継装置12と接続不可となる。中継装置や端末を容易に管理することができる。
【0081】
実施の形態1に係る無線通信システム10は、新たに中継装置を追加する場合、中継装置11、中継装置12又は管理端末13のいずれかに対して第2通信インターフェースIF2を使用した接続をすることで、管理端末13により中継装置の管理が可能となる。このとき、新たに追加する中継装置は、管理端末13に直接接続する必要はない。新たに追加する中継装置と管理端末13との間に、これらを中継するための端末を配置することで、管理端末13の第2通信インターフェースIF2が直接には届かない距離に配置された中継装置を管理することができる。
【0082】
尚、実施の形態1において、メッシュネットワークを構成する第2通信インターフェースとして、通信速度が遅く消費電力が小さいブルートゥース(登録商標)を例に挙げたが、これには限定されない。また、第1通信インターフェースとして、通信速度が速く消費電力が大きい、IEEE 802.11ac規格等の無線LANを例に挙げたが、これには限定されない。
【0083】
[実施の形態2]
実施の形態2に係る無線通信システム20は、実施の形態1に係る無線通信システム10と比べて、管理端末23と端末24とが第2通信インターフェースIF2を使用して接続しない点が異なる。また、中継装置11と端末24とが第2通信インターフェースIF2を使用して接続する点が異なる。
【0084】
実施の形態2に係る無線通信システムの構成を説明する。
図5は、実施の形態2に係る無線通信システムを例示するブロック図である。
【0085】
図5に示すように、中継装置11と中継装置12と管理端末13とは、第2通信インターフェースIF2を使用したメッシュネットワークを形成している。すなわち、中継装置第2通信部112と中継装置第2通信部122と管理端末第2通信部132とは、第2通信インターフェースIF2を使用したメッシュネットワークを形成している。
【0086】
端末14は、中継装置11と第2通信インターフェースIF2を使用してメッシュネットワークに接続することで、中継装置11との第1通信インターフェースIF1を使用した接続の許可を得る。
【0087】
実施の形態2に係る無線通信システムの動作を説明する。
図6は、実施の形態2に係る無線通信システムの動作を例示するシーケンス図である。
図6は、端末14が第1通信インターフェースIF1を使用して中継装置11と接続を確立するまでを示す。
【0088】
この例では、中継装置11と中継装置12と管理端末13は、既に第2通信インターフェースIF2を使用してメッシュネットワークを構成しているものとする。
【0089】
図6に示すように、端末14は、QRコード(登録商標)から中継装置第2通信部112の情報を取得し、中継装置11の中継装置第2通信部112に対して、端末第2通信部142から接続要求を行う。
【0090】
中継装置11が端末14との接続を許可することで、中継装置11と端末14との接続が確立される。
【0091】
中継装置11と端末14との接続が確立されたことで、端末14は、第2通信インターフェースIF2で中継装置11との接続が完了する。これにより、端末14は、中継装置11と中継装置12と管理端末13とで構成(形成)されるメッシュネットワークへ参加することができる。端末14は、中継装置12と管理端末13とは、直接の接続はしていないが、メッシュネットワークを使用して相互通信が可能となる。
【0092】
端末14は、中継装置11と中継装置12と管理端末13とに対して、端末14の端末第1通信部141のMACアドレスを、第2通信インターフェースIF2を使用してブロードキャスト(送信)する。
【0093】
管理端末13の管理部133は、受信した端末第1通信部141のMACアドレスと端末特定情報14dと使用時間14tとを端末情報14mとして記憶する。
【0094】
中継装置11の制御部113は、中継装置第1通信部111との接続を許可するMACアドレスとして、受信した端末第1通信部141のMACアドレスを登録する。
【0095】
端末第1通信部141のMACアドレスの登録後、中継装置11の中継装置第2通信部112は、中継装置第1通信部111との接続に必要な接続情報IF1dを、端末14に対して第2通信インターフェースIF2を使用して送信する。
【0096】
中継装置12の制御部123は、中継装置第1通信部121との接続を許可するMACアドレスとして、受信した端末第1通信部141のMACアドレスを登録する。
【0097】
端末14は、中継装置第1通信部111との接続に必要な接続情報IF1dを使用し、中継装置11の中継装置第1通信部111に対して接続要求を行う。端末14は、接続要求の際、端末第1通信部141のMACアドレスを共に送信する。
【0098】
中継装置11の制御部113は、端末第1通信部141のMACアドレスに対して第1通信インターフェースIF1による接続を許可していることを確認する。すなわち、制御部113は、中継装置第1通信部111との接続を許可するMACアドレスとして、端末第1通信部141のMACアドレスが登録されていることを確認する。
【0099】
制御部113は、受信した端末第1通信部141のMACアドレスが、接続を許可するものとして登録されたMACアドレスと一致した場合、端末14との接続を許可する。
【0100】
端末14は、第1通信インターフェースIF1を使用して、中継装置11との接続を完了する。
【0101】
これ以降、端末14は、中継装置11と第1通信インターフェースIF1を使用して接続可能となる。
【0102】
図7は、実施の形態2に係る無線通信システムの動作を例示するシーケンス図である。
図7は、管理端末13によって、端末14と中継装置11との第1通信インターフェースIF1を使用した接続が接続不可となるまでを示す。
【0103】
この例では、端末14と中継装置11とは、既に第1通信インターフェースIF1を使用して接続が完了しているものとする。
【0104】
図7に示すように、管理端末13の管理部133は、端末14の端末情報14mを削除する。
【0105】
管理端末13の管理部133は、第2通信インターフェースIF2を使用して、端末第2通信部142との接続許可を削除するように中継装置11と中継装置12とに送信する。
【0106】
中継装置11の制御部113は、中継装置第2通信部112と端末第2通信部142との接続許可を削除する。
【0107】
これにより、端末14は、中継装置11との第2通信インターフェースIF2を使用した接続が不可となる。
【0108】
管理端末13の管理部133は、端末第1通信部141のMACアドレスを含む端末情報14mが削除されたことを、中継装置11と中継装置12とに第2通信インターフェースIF2を使用してブロードキャストする。また、管理端末13の管理部133は、端末第1通信部141のMACアドレスを含む端末情報14mを削除するように通知する。
【0109】
中継装置11の制御部113は、中継装置第1通信部111との接続を許可するMACアドレスから、受信した端末第1通信部141のMACアドレスを削除する。
【0110】
中継装置12の制御部123は、中継装置第1通信部121との接続を許可するMACアドレスから、受信した端末第1通信部141のMACアドレスを削除する。
【0111】
中継装置11は、端末14が接続されている場合、端末第1通信部141が中継装置第1通信部111との接続を許可するMACアドレスでは無くなったので、端末14との第1通信インターフェースIF1を使用した接続を切断する。
【0112】
これにより、端末14は、中継装置11との第1通信インターフェースIF1を使用した接続が不可となる。
【0113】
このように、実施の形態2に係る無線通信システム20においては、管理端末13の代わりに中継装置11を使用することで、端末の接続許可と接続情報とを容易に設定することができる。
【0114】
その結果、実施の形態2においても、実施の形態1と同様に、端末が無線通信を行う際、無線通信の接続許可及び無線通信で使用する接続情報を容易に設定して無線通信することが可能な無線通信システム及び方法を提供することができる。
【0115】
[実施の形態3]
実施の形態1に係る無線通信システム10においては、管理端末13の管理部133は、端末情報14mを制御する。一方、実施の形態3に係る無線通信システム30においては、管理端末13の管理部133は、接続の許可と切断を制御するだけであり、端末情報14mを取り扱わない。
【0116】
尚、無線通信システム30の構成は、無線通信システム10の構成と同様である。
【0117】
実施の形態3に係る無線通信システム30においては、端末14が管理端末13と第2通信インターフェースIF2を使用して接続している間だけ、端末14と中継装置11とが第1通信インターフェースIF1を使用して接続可能となる。
【0118】
実施の形態3に係る無線通信システムの動作を説明する。
図8は、実施の形態3に係る無線通信システムの動作を例示するシーケンス図である。
図8は、端末14が第1通信インターフェースIF1を使用して中継装置11と接続を確立するまでを示す。
【0119】
この例では、中継装置11と中継装置12と管理端末13は、既に第2通信インターフェースIF2を使用してメッシュネットワークを構成しているものとする。
【0120】
図8に示すように、端末14は、QRコード(登録商標)から管理端末第2通信部132の情報を取得し、管理端末13の管理端末第2通信部132に対して、端末第2通信部142から接続要求を行う。
【0121】
管理端末13が端末14との接続を許可することで、管理端末13と端末14との接続が確立される。
【0122】
管理端末13と端末14との接続が確立されたことで、端末14は、第2通信インターフェースIF2で管理端末13との接続が完了する。これにより、端末14は、中継装置11と中継装置12と管理端末13とで構成(形成)されるメッシュネットワークへ参加することができる。端末14は、中継装置12と管理端末13とは、直接の接続はしていないが、メッシュネットワークを使用して相互通信が可能となる。
【0123】
端末14は、中継装置11と中継装置12と管理端末13とに対して端末第1通信部141のMACアドレスを、第2通信インターフェースIF2を使用してブロードキャスト(送信)する。
【0124】
中継装置11の制御部113は、中継装置第1通信部111との接続を許可するMACアドレスとして、受信した端末第1通信部141のMACアドレスを登録する。
【0125】
端末第1通信部141のMACアドレスの登録後、中継装置11の中継装置第2通信部112は、中継装置第1通信部111との接続に必要な接続情報IF1dを、端末14に対して第2通信インターフェースIF2を使用して送信する。
【0126】
中継装置12の制御部123は、中継装置第1通信部121との接続を許可するMACアドレスとして、受信した端末第1通信部141のMACアドレスを登録する。
【0127】
端末14は、中継装置第1通信部111との接続に必要な接続情報IF1dを使用し、中継装置11の中継装置第1通信部111に対して接続要求を行う。端末14は、接続要求の際、端末第1通信部141のMACアドレスを共に送信する。
【0128】
中継装置11の制御部113は、端末第1通信部141のMACアドレスに対して第1通信インターフェースIF1による接続を許可していることを確認する。すなわち、制御部113は、中継装置第1通信部111との接続を許可するMACアドレスとして、端末第1通信部141のMACアドレスが登録されていることを確認する。
【0129】
制御部113は、受信した端末第1通信部141のMACアドレスが、接続を許可するものとして登録されたMACアドレスと一致した場合、端末14との接続を許可する。
【0130】
端末14は、第1通信インターフェースIF1を使用して、中継装置11との接続を完了する。
【0131】
中継装置11は、所定時間毎に端末14と第2通信インターフェースIF2を使用した通信を行い、端末14がメッシュネットワーク内に存在することを確認する。所定時間毎とは、例えば、定期的な一定の時間毎としてもよい。
【0132】
中継装置12は、所定時間毎に端末14に対して第2通信インターフェースIF2経由で通信を行い、端末14がメッシュネットワーク内に存在することを確認する。
【0133】
図9は、実施の形態3に係る無線通信システムの動作を例示するシーケンス図である。
図9は、端末14と管理端末13との第2通信インターフェースIF2の接続許可を解除することによって、端末14と中継装置11との第1通信インターフェースIF1を使用した接続が接続不可となるまでを示す。
【0134】
この例では、端末14と中継装置11とは、既に第1通信インターフェースIF1を使用して接続が完了しているものとする。
【0135】
図9に示すように、管理端末13の管理部133は、管理端末第2通信部132と端末第2通信部142との接続許可を解除する。
【0136】
これにより、端末14は、管理端末13との第2通信インターフェースIF2を使用した接続は不可となる。
【0137】
中継装置11は、所定時間毎に、端末14に対する第2通信インターフェースIF2を使用した通信の接続が切断されたかを確認する。すなわち、中継装置11は、所定時間毎に、端末14が管理端末13から切断されたかを確認する。
【0138】
中継装置11は、第2通信インターフェースIF2を使用した通信の接続が切断された場合、管理端末13が第2通信インターフェースIF2を使用した接続を許可しなかったものと判断する。
【0139】
中継装置12は、所定時間毎に、端末14に対する第2通信インターフェースIF2を使用した通信の接続が切断されたかを確認する。
【0140】
中継装置11の制御部113は、管理端末13が接続を許可しなかったと判断した場合、中継装置第1通信部111との接続を許可するMACアドレスから端末第1通信部141のMACアドレス(端末第1通信部識別情報141d)を削除する。
【0141】
中継装置12の制御部123は、中継装置第1通信部121との接続を許可するMACアドレスから端末第1通信部141のMACアドレスを削除する。
【0142】
中継装置11は、端末14が接続している場合、端末第1通信部141のMACアドレスは、中継装置第1通信部111との接続を許可するMACアドレスでは無くなったので、端末14との第2通信インターフェースIF2の接続を切断する。
【0143】
これにより、端末14は、中継装置11との第1通信インターフェースIF1の接続が不可となる。
【0144】
このように、実施の形態3においても、実施の形態1と同様に、端末が無線通信を行う際、無線通信の接続許可及び無線通信で使用する接続情報を容易に設定して無線通信することが可能な無線通信システム及び方法を提供することができる。
【0145】
尚、上記の実施の形態では、本発明をハードウェアの構成として説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明は、各構成要素の処理を、CPU(Central Processing Unit)にコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。
【0146】
上記の実施の形態において、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実態のある記録媒体(trangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programable ROM)、EPROM(Erasable PROM))、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory)を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
【0147】
また、上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
【0148】
(付記1)
ネットワーク内に端末と前記端末を中継する中継装置と前記端末を管理する管理端末とを備え、
前記端末は、
前記管理端末が前記端末との第2通信インターフェースを使用した接続を許可した場合、前記管理端末と前記中継装置に対して、前期第2通信インターフェースを使用して前記端末の端末第1通信部を識別するための端末第1通信部識別情報を送信する端末第2通信部を有し、
前記中継装置は、
第1通信インターフェースを使用する中継装置第1通信部と、
前記中継装置第1通信部との接続を許可する識別情報として、前記端末第1通信部識別情報を登録する制御部と、
前記識別情報の登録後、前記管理端末を介して前記端末に対して前記第2通信インターフェースを使用して前記中継装置第1通信部と接続するための接続情報を送信する中継装置第2通信部と、を有し、
前記端末第1通信部は、前記接続情報を用いた前記第1通信インターフェースを使用して、前記中継装置第1通信部と接続する、
無線通信システム。
(付記2)
前記管理端末は、
前記端末から前記第2通信インターフェースを使用して、前記端末第1通信部識別情報と、前記端末を特定するための端末特定情報と、前記端末の前記第2通信インターフェースの使用時間と、を受信する管理端末第2通信部と、
前記端末特定情報が予め登録された端末特定情報と一致する場合、前記端末と前記管理端末との前期第2通信インターフェースを使用した接続を許可する管理部と、を有する、
付記1に記載の無線通信システム。
(付記3)
前記管理端末は、前記端末が所定使用時間を経過して前記第2通信インターフェースを使用して接続していない場合、前記端末第1通信部識別情報と前記端末特定情報と前記使用時間とを削除し、前記端末との前記第2通信インターフェースを使用した接続を許可しない、
付記2に記載の無線通信システム。
(付記4)
前記中継装置は、前記管理端末が前記第2通信インターフェースを使用した接続を許可しない場合、前記第1通信インターフェースを使用した前記端末第1通信部との接続を切断する、
付記3に記載の無線通信システム。
(付記5)
前記中継装置は、前記端末の前記端末第2通信部から前記第2通信インターフェースを使用して受信した前記端末第1通信部識別情報が前記登録された前記端末第1通信部識別情報と一致した場合、前記端末と前記第1通信インターフェースを使用して通信を開始する、
付記1乃至4のいずれか1つに記載の無線通信システム。
(付記6)
前記管理端末は、前記端末から、前記第2通信インターフェースを使用して前記端末と前記管理端末との接続を要求する接続要求を受信した場合、前記端末と前記管理端末との前記第2通信インターフェースを使用した接続を許可するか否かを判断する、
付記1乃至5のいずれか1つに記載の無線通信システム。
(付記7)
前記中継装置は、所定時間毎に前記端末と前記第2通信インターフェースを使用した通信を行い、前記第2通信インターフェースを使用した通信の接続が切断された場合、前記管理端末が前記第2通信インターフェースを使用した接続を許可しなかったものと判断し、前記端末第1通信部識別情報を削除する、
付記1に記載の無線通信システム。
(付記8)
前記ネットワークは、前記第2通信インターフェースにより構成されたメッシュネットワークである、
付記1乃至7のいずれか1つに記載の無線通信システム。
(付記9)
前記メッシュネットワークは、ブルートゥース(登録商標)で構成される、
付記8に記載の無線通信システム。
(付記10)
前記第2通信インターフェースの最大通信速度は、前記第1通信インターフェースの最大通信速度よりも遅い、
付記1乃至9のいずれか1つに記載の無線通信システム。
(付記11)
前記第1通信インターフェースは、無線LANを使用した通信インターフェースであり、
前記第2通信インターフェースは、ブルートゥース(登録商標)を使用した通信インターフェースである、
付記1乃至10のいずれか1つに記載の無線通信システム。
(付記12)
前記端末第1通信部識別情報は、前記端末第1通信部のMAC(Media Access Control)アドレスを含む、
付記1乃至11のいずれか1つに記載の無線通信システム。
(付記13)
前記接続情報は、SSID(Service Set Identifier)及び暗号化キーの少なくともいずれかを含む、
付記1乃至12のいずれか1つに記載の無線通信システム。
(付記14)
前記端末特定情報は、前記端末を特定する情報であり、前記端末の現在の位置情報を含む、
付記2に記載の無線通信システム。
(付記15)
管理端末が端末との第2通信インターフェースを使用した接続を許可した場合、前記端末が、前記管理端末と中継装置に対して、前記第2通信インターフェースを使用して前記端末の端末第1通信部を識別するための端末第1通信部識別情報を送信するステップと、
前記中継装置が、第1通信インターフェースを使用する中継装置第1通信部との接続を許可する識別情報として、前記端末第1通信部識別情報を登録するステップと、
前記中継装置が、前記識別情報の登録後、前記管理端末を介して前記端末に対して前記第2通信インターフェースを使用して前記中継装置第1通信部と接続するための接続情報を送信するステップと、
前記端末第1通信部が、前記接続情報を用いた前記第1通信インターフェースを使用して、前記中継装置第1通信部と接続するステップと、
を備える方法。