特許第6735368号(P6735368)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6735368
(24)【登録日】2020年7月15日
(45)【発行日】2020年8月5日
(54)【発明の名称】検査装置
(51)【国際特許分類】
   G01V 3/12 20060101AFI20200728BHJP
【FI】
   G01V3/12 A
【請求項の数】5
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2019-4167(P2019-4167)
(22)【出願日】2019年1月15日
(65)【公開番号】特開2020-112467(P2020-112467A)
(43)【公開日】2020年7月27日
【審査請求日】2019年1月15日
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 (1)東日本電信電話株式会社は、屐示日平成30年10月25日、26日つくばフォーラム2018 NTTアクセスサービスシステム研究所にて、ミリ波浸水判定装置を公開した。及び (2)東日本電信電話株式会社は、展示日平成30年11月27日、28日NTT西日本グループKAIZEN推進大会2018in福岡 マリンメッセ福岡にて、ミリ波浸水判定装置を公開した。
(73)【特許権者】
【識別番号】399040405
【氏名又は名称】東日本電信電話株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】000102739
【氏名又は名称】エヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和
(74)【代理人】
【識別番号】100101247
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 俊一
(74)【代理人】
【識別番号】100095500
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 正和
(74)【代理人】
【識別番号】100098327
【弁理士】
【氏名又は名称】高松 俊雄
(72)【発明者】
【氏名】吉田 慶太郎
(72)【発明者】
【氏名】天坂 竜一
(72)【発明者】
【氏名】白木 和之
(72)【発明者】
【氏名】倉嶋 利雄
(72)【発明者】
【氏名】宮澤 巨樹
【審査官】 櫃本 研太郎
(56)【参考文献】
【文献】 特開2018−009824(JP,A)
【文献】 特開2018−004365(JP,A)
【文献】 特開2015−083964(JP,A)
【文献】 特開2008−224449(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2010/0292936(US,A1)
【文献】 特表2014−525572(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01V 1/00−99/00
G01N 21/3586
G02B 6/46
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
光ケーブルの接続点が収納され、水密性を有するクロージャ内の液体の存在の有無を前記クロージャの外部から判定する検査装置であって、
前記クロージャの筐体と前記クロージャ内の空間との境界面に液体が存在する場合は反射波に特定の位相変化が生じる周波数の信号を発生し、当該信号を前記クロージャの外部から内部に向けて入射する発生部と、
前記信号の反射波を検出する検出部と、
前記境界面における前記反射波の位相変化に基づいて前記クロージャ内の液体の存在の有無を判定する判定部と、を有する
ことを特徴とする検査装置。
【請求項2】
前記判定部は、前記クロージャの筐体と前記クロージャ内の空間との境界面での反射位置において前記反射波の波形の立ち上がりが先に来ているときは前記クロージャ内に液体が存在すると判定する
ことを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
【請求項3】
前記判定部は、外部と前記クロージャの筐体との第1の境界面での反射波の波形の変化と前記クロージャの筐体と前記クロージャ内の空間との第2の境界面での反射波の波形の変化とを比較し、第1の境界面と第2の境界面で波形の変化する方向が同じときは前記クロージャ内に液体が存在すると判定する
ことを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
【請求項4】
前記判定部は、前記クロージャの筐体の厚み情報を用い、前記反射波において前記位相変化を検知する部分を特定して前記クロージャ内の液体の存在の有無を判定する
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の検査装置。
【請求項5】
前記発生部および前記検出部は前記クロージャに接触可能である
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の検査装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、容器内の液体の存在の有無を検査する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、光アクセスサービスの拡大に伴い、光ケーブルの設備量が増加している。光ケーブルの接続点では、光ケーブルから心線が引き出されて、心線同士が接続されている。光ケーブルから引き出された心線を保護するため、光ケーブルの接続点は水密性の高いクロージャに収納されている。光ケーブルの接続点が長時間浸水すると、光損失の増加など、故障の原因となる。地下に配設された光ケーブルの保守のために、クロージャ内への浸水の有無を監視する必要がある。
【0003】
光ケーブルの接続点に設けられたクロージャ内への浸水を検知するため、クロージャ内の保守用心線に浸水検知モジュールが取り付けられる。クロージャ内に浸水が発生すると、浸水検知モジュール内の膨張材が水に反応して膨張し、保守用心線が圧迫されて曲げが加えられる。管理者は、OTDR(Optical Time Domain Reflectometer)を使って、定期的に保守用心線の曲げ損失の有無を測定することで、各接続点の浸水を検知できる。
【0004】
接続点の浸水が検知されると、作業者は浸水が検知された接続点に出向き、接続点を改修する。現地では、クロージャを開けて接続点を改修し、クロージャを再度閉じる作業を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特許第4719767号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、実設備の保守用心線と設備管理データの不一致、図面上でのケーブル長と実長との差などから、改修指示した接続点が実際には浸水しておらず、不要なクロージャの開閉作業が発生するという問題があった。地下設備内に設置されたクロージャは高い水密性が要求されるため、クロージャの開閉は手間のかかる作業である。
【0007】
クロージャを開けずにクロージャ内部に浸水があるか否かを判定する方法として特許文献1の技術が実用化されている。具体的には、特許文献1は、マイクロ波帯域においては水分子の運動が電波に干渉して電波を吸収する特性を利用し、クロージャ外部の近傍においてマイクロ波帯域の電波を用いて無線通信を行い、無線通信の成否に基づいて周囲に液体が存在するか否かを判定していた。
【0008】
ところが、特許文献1の方法では、クロージャ内の乾燥剤の影響により、クロージャの浸水を誤検知するという問題があった。クロージャ内に乾燥剤を入れることは標準工法であることから、乾燥剤の影響を受けずにクロージャ内の浸水を検査する方法が望まれていた。
【0009】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、容器を開けずに、より精度良く容器内の液体の存在の有無を検査することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る検査装置は、光ケーブルの接続点が収納され、水密性を有するクロージャ内の液体の存在の有無を前記クロージャの外部から判定する検査装置であって、前記クロージャの筐体と前記クロージャ内の空間との境界面に液体が存在する場合は反射波に特定の位相変化が生じる周波数の信号を発生し、当該信号を前記クロージャの外部から内部に向けて入射する発生部と、前記信号の反射波を検出する検出部と、前記境界面における前記反射波の位相変化に基づいて前記クロージャ内の液体の存在の有無を判定する判定部と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、容器を開けずに、より精度良く容器内の液体の存在の有無を検査することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本実施形態の浸水検査システムを用いてクロージャ内の浸水の有無を検査する様子を示す図である。
図2】本実施形態の浸水検査システムの構成を示す機能ブロック図である。
図3】クロージャが浸水していないときのクロージャ下部の断面の様子を示す模式図である。
図4】クロージャが浸水したときのクロージャ下部の断面の様子を示す模式図である。
図5】反射波の時間領域のグラフの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0014】
図1は、本実施形態の浸水検査システム1を用いてクロージャ内の浸水の有無を検査する様子を示す図である。
【0015】
同図に示す浸水検査システム1は、測定装置10および判定装置20を備える。測定装置10は所定の周波数を持つ信号(ミリ波またはテラヘルツ波)をクロージャ100に入射して反射波を検出し、判定装置20は反射波の位相変化に基づいてクロージャ100内に液体が存在するか否かを判定する。
【0016】
クロージャ100は、中空状の容器であり、本実施形態における被検査対象物である。クロージャ100の筐体は、導電性の無い材料で構成される。例えば、クロージャ100の筐体の材料はポリエチレンである。クロージャ100は、地下設備内に配設された光ケーブルC1,C2の接続点に設置され、クロージャ100の内部空間に光ケーブルC1,C2の接続点を収納する。クロージャ100の端面のそれぞれから光ケーブルC1,C2が引き出される。クロージャ100は光ケーブルC1,C2の接続点を収納した状態で高い水密性を有する。
【0017】
クロージャ100内の液体の存在の有無を検査する際、作業者は、測定装置10の信号送出面および信号検出面をクロージャ100の下部に接触させる。測定装置10は、クロージャ100内の水が溜まりやすい箇所に対応する位置に接触させるとよい。
【0018】
測定装置10をクロージャ100に接触させた後、作業者は測定装置10を操作し、クロージャ100の筐体とクロージャ100の内部空間との境界面に水が存在する場合に反射波に特定の位相変化が生じる周波数の信号を測定装置10で発生させて、クロージャ100の外部から内部に向けて信号を送出するとともに、送出した信号の反射波を検出する。判定装置20は、反射波の位相変化に基づいてクロージャ100内部に水が存在するか否かを判定し、判定結果を表示する。作業者は、一つのクロージャ100に対して複数箇所で測定を行い、クロージャの浸水検査を実施してもよい。
【0019】
なお、浸水検査システム1の検査対象はクロージャ100に限らず、他の種類の容器でもよい。
【0020】
次に、本実施形態の浸水検査システム1の構成について説明する。図2は、本実施形態の浸水検査システム1の構成を示す機能ブロック図である。
【0021】
浸水検査システム1は、測定装置10および判定装置20を備える。測定装置10と判定装置20とは有線または無線により通信可能に接続される。測定装置10と判定装置20とを一体化して1台の装置で構成してもよい。
【0022】
測定装置10は、発生部11および検出部12を備える。測定装置10は、TDR(Time Domain Reflectometry)方式を採用し、クロージャ100に信号を入射して、その反射波を観測する。
【0023】
発生部11は、クロージャ100の筐体とクロージャ100の内部空間との境界面に水が存在する場合に反射波に特定の位相変化が生じる周波数の信号を発生して送出する。発生部11は、例えば、発信器とホーンアンテナで構成できる。所望の周波数の信号を発信器で発生し、ホーンアンテナから信号を放射してクロージャ100に入射する。
【0024】
検出部12は、クロージャ100に入射した信号の反射波を検出する。具体的には、検出部12は、クロージャ100外部の空間とクロージャ100の筐体との境界面およびクロージャ100の筐体とクロージャ100の内部空間との境界面で反射した反射波を検出する。検出部12は、受信した反射波の信号と発生部11で発生した信号とを混合して、ヘテロダイン検波してもよい。
【0025】
判定装置20は、判定部21および表示部22を備える。判定装置20が備える各部は、演算処理装置、記憶装置等を備えたコンピュータにより構成して、各部の処理がプログラムによって実行されるものとしてもよい。このプログラムは判定装置20が備える記憶装置に記憶されており、磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリ等の記録媒体に記録することも、ネットワークを通して提供することも可能である。
【0026】
判定部21は、測定装置10の検出した反射波の位相変化に基づいてクロージャ100内の液体の存在の有無を判定する。判定方法の詳細については後述する。
【0027】
表示部22は、判定部21の判定結果を表示する。例えば、判定結果が浸水有りの場合、「浸水有り」と表示し、判定結果が浸水無しの場合、「浸水無し」と表示する。LEDの色で判定結果を表示してもよい。判定結果が浸水有りの場合は赤色のLEDを点灯し、判定結果が浸水無しの場合は緑色のLEDを点灯する。表示部22を、タッチパネルで構成し、作業者の操作を入力してもよい。表示部22は、外部の表示装置を接続可能なインタフェースであってもよい。
【0028】
次に、ミリ波またはテラヘルツ波による浸水検査について説明する。図3は、クロージャが浸水していないときのクロージャ下部の断面の様子を示す模式図であり、図4は、クロージャが浸水したときのクロージャ下部の断面の様子を示す模式図である。
【0029】
クロージャの外部から内部に向けて入射したミリ波またはテラヘルツ波(以下、「電磁波」と称する)は、一部がクロージャの外部の空間とクロージャの筐体との境界面で反射する。クロージャの筐体を透過した電磁波の一部がクロージャの筐体とクロージャ内部の空間との境界面で反射する。
【0030】
反射波の時間領域波形の正負および大小は、境界面前後の屈折率の大小によって決まる。例えば、テラヘルツ領域における空気、クロージャ、および水の屈折率を1,1.5,2とする。つまり、空気(1)<クロージャ(1.5)<水(2)である。括弧内の数字は屈折率である。
【0031】
図3に示すように、クロージャと内部空間との境界面に空気が存在する場合、クロージャに入射した電磁波の一部は空気とクロージャとの境界面で反射し、クロージャを透過した電磁波の一部はクロージャと空気との境界面で反射する。つまり、クロージャ内の空間が空気である場合、電磁波は、空気(1)からクロージャ(1.5)へ屈折率の高くなる境界面で反射し、クロージャ(1.5)から空気(1)へ屈折率の低くなる境界面で反射する。したがって、各境界面での反射波は位相が異なる。
【0032】
図4に示すように、クロージャと内部空間との境界面に水が存在する場合、クロージャに入射した電磁波の一部は空気とクロージャとの境界面で反射し、クロージャを透過した電磁波の一部はクロージャと水との境界面で反射する。つまり、クロージャ内の空間が水である場合、電磁波は、空気(1)からクロージャ(1.5)へ屈折率の高くなる境界面で反射し、クロージャ(1.5)から水(2)へ屈折率の高くなる境界面で反射する。したがって、各境界面での反射波は位相が同じである。
【0033】
図5に、反射波の時間領域のグラフの一例を示す。横軸は時間であり、縦軸は反射波の大きさである。同図の実線はクロージャ内に水が存在しないときの反射波のグラフであり、破線はクロージャ内に水が存在するときの反射波のグラフである。
【0034】
符号210で示す箇所は、外部からクロージャへの境界面での反射を示す。外部(空気)からクロージャへの境界面は、クロージャ内に水が存在するか否かにかかわらず、屈折率が高くなる。屈折率が高くなる場合は、反射波の位相は反転せず、波形の立ち上がりが先にくる。
【0035】
符号220で示す箇所は、クロージャから内部空間への境界面での反射を示す。
【0036】
クロージャ内に水が存在する場合、外部からクロージャへの境界面と同様に、クロージャから内部空間(水)への境界面は屈折率が高くなる。屈折率が高くなる場合は、図5の実線で示すように、波形の立ち上がりが先にくる。
【0037】
クロージャ内に水が存在しない場合、クロージャから内部空間(空気)への境界面は屈折率が低くなる。屈折率が低くなる場合は、反射波の位相は反転し、図5の破線で示すように、波形の立ち下がりが先にくる。
【0038】
上記で述べた反射波の特性を利用し、本実施形態では、クロージャと内部空間との境界面での反射波の位相変化を検知し、検知した反射波の位相変化に基づいてクロージャの浸水を判定する。具体的には、例えば、反射波の大きさからクロージャと内部空間との境界面での反射位置を特定し、特定した反射位置において波形の立ち上がりが先に来ているのか、波形の立ち下がりが先に来ているのかを検知する。波形の立ち上がりが先に来ているときは、クロージャは浸水していると判定する。あるいは、外部とクロージャとの境界面での波形の変化とクロージャと内部空間との境界面での波形の変化とを比較し、双方の境界面で同じように波形が変化していれば、クロージャは浸水していると判定してもよい。図5に示すように、クロージャが浸水しているときは、外部とクロージャとの境界面とクロージャと内部空間との境界面はいずれも波形の立ち上がりが先に来ている。
【0039】
クロージャに入射する信号は、クロージャと内部空間との境界面において、液体が存在する場合と存在しない場合とで異なる位相変化が検知できる信号であればよい。つまり、液体の屈折率がクロージャの筐体の屈折率よりも高くなる周波数を持つ信号であればよい。テラヘルツ波だけでなく、ミリ波の高周波数帯(例えば50GHz以上)においても、屈折率の大小は空気<クロージャ<水となる。クロージャに入射する信号の周波数は、例えば、50GHzから3THzであればよい。なお、テラヘルツ波を用いる場合に比べてミリ波を用いる場合は装置を安価に構成できるので、クロージャに入射する信号はミリ波帯の信号が好ましい。
【0040】
図5の符号210から符号220の間はクロージャの筐体の厚みを示している。反射波の大きさから、外部とクロージャの筐体との境界面およびクロージャの筐体と内部空間との境界面での反射位置を特定し、クロージャの筐体の厚みを割り出すことができる。
【0041】
判定装置20は、被検査対象のクロージャの筐体の厚み情報を保持しておき、外部とクロージャの筐体との境界面からクロージャの厚み以上離れた位置を位相変化を検知する部分として特定し、特定した部分から反射波の位相変化を検知し、クロージャの浸水を判定してもよい。
【0042】
以上説明したように、本実施形態によれば、発生部11が、クロージャ100の筐体のクロージャ100の内部空間との境界面に水が存在する場合は反射波に特定の位相変化が生じる周波数の信号を発生し、クロージャ100の外部から内部に向けて信号を入射し、検出部12が反射波を検出し、判定部21が境界面における反射波の位相変化に基づいてクロージャ100の浸水の有無を判定することにより、クロージャ100を開けることなく、クロージャ100内の水の存在を判定できるので、開閉不要なクロージャ100を未然に判別し、浸水改修の大幅な効率化を図ることができる。
【符号の説明】
【0043】
1…浸水検査システム
10…測定装置
11…発生部
12…検出部
20…判定装置
21…判定部
22…表示部
100…クロージャ
C1,C2…光ケーブル
図1
図2
図3
図4
図5