特許第6735521号(P6735521)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6735521保護グループ重畳切替方法、制御装置及び光通信装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6735521
(24)【登録日】2020年7月16日
(45)【発行日】2020年8月5日
(54)【発明の名称】保護グループ重畳切替方法、制御装置及び光通信装置
(51)【国際特許分類】
   H04L 12/709 20130101AFI20200728BHJP
   H04L 12/935 20130101ALI20200728BHJP
   H04B 10/03 20130101ALI20200728BHJP
【FI】
   H04L12/709
   H04L12/935
   H04B10/03
【請求項の数】1
【全頁数】19
(21)【出願番号】特願2019-554609(P2019-554609)
(86)(22)【出願日】2018年6月21日
(65)【公表番号】特表2020-512791(P2020-512791A)
(43)【公表日】2020年4月23日
(86)【国際出願番号】CN2018092103
(87)【国際公開番号】WO2019100706
(87)【国際公開日】20190531
【審査請求日】2019年9月30日
(31)【優先権主張番号】201711175790.7
(32)【優先日】2017年11月22日
(33)【優先権主張国】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】519354256
【氏名又は名称】上海欣諾通信技術股▲ふん▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100088063
【弁理士】
【氏名又は名称】坪内 康治
(72)【発明者】
【氏名】侯磊
(72)【発明者】
【氏名】呉志遠
(72)【発明者】
【氏名】謝虎
(72)【発明者】
【氏名】李琳
【審査官】 玉木 宏治
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2014/0071813(US,A1)
【文献】 特開2013−243559(JP,A)
【文献】 特開2003−234749(JP,A)
【文献】 国際公開第2017/179534(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 12/00−955
H04B 10/03
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
保護グループ重畳切替制御装置であって、
FPGAを含み、
前記FPGAは光通信装置のクロスオーバーチップと1つ又は複数の光通信ユニットに接
続し通信を行い、前記クロスオーバーチップは前記複数の光通信ユニットのサービスクロ
スオーバーを実行し、前記複数の光通信ユニットは他の光通信装置の各通信ユニットの間
で複数の保護グループを形成し、前記保護グループの種類は高次保護グループと低次保護
グループを含み、前記低次保護グループと高次保護グループは重畳して同じサービスを保
護し、且つ前記高次保護グループは前記低次保護グループより優先に機能し、前記FPG
Aは複数の保護ステートマシンと通信し、それぞれの前記保護ステートマシンは少なくと
も1つの前記保護グループに関連付け、
そのうち、それぞれの前記保護ステートマシンはその事前に関係付けられた少なくとも1
つの保護グループの自動保護切替プロトコルの計算を独立して行い、前記自動保護切替プ
ロトコルの計算結果に基づき、それぞれの保護グループ状態を記録するための少なくとも
1つの保護ステートテーブルを更新し、前記保護ステートテーブルに基づき、通信ユニッ
ト間のサービスクロスオーバーを実行するためのクロスオーバーテーブルを更新し、更新
後のクロスオーバーテーブルを前記クロスオーバーチップに配置し、それを用いてサービ
スクロスオーバーを実行し
前記自動保護切替プロトコルの計算結果は、
保護グループの保護切替状態と、
対向する光通信装置へ送信される、現在の光通信装置のAPSプロトコル状態の更新を示
す送信対象APSバイトと、
障害の影響を受けたサービスの保護切替操作を行う時の切替結果とを含み、
各前記保護ステートマシンはそれぞれ1つ又は複数の事前格納テーブル内で、関連する各
前記保護グループに影響しうる切替トリガー条件に事前に関係付けられた自動保護切替プ
ロトコルの計算結果を照合し、
前記FPGAは複数の通信装置の切替トリガー情報を検出し、切替トリガー情報を検出し
た時に、その関連するサービス情報を取得し、ハードウェアバスを通じてメッセージを送
信し、該サービス情報に関する保護グループに対応する保護ステートマシンに通知し、前
記切替トリガー情報から得れれた切替トリガー条件を用いて前記自動保護切替プロトコル
の計算を実行し、
前記切替トリガー情報は障害状態情報又は変化するAPSバイト情報を含み、
前記光通信ユニットはフレーマーであり、
高次保護グループの状態情報のみを記録するための高次保護ステートテーブル及び低次保
護グループの状態情報のみを記録するための低次保護ステートテーブルを作成する
ことを特徴とする保護グループ重畳切替制御装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は光伝達網技術に関し、特に保護グループ重畳切替方法、制御装置及び光通信装置
に関する。
【背景技術】
【0002】
光伝達網(Optical Transport Network、OTN)はバックボ
ーンネットワークに幅広く使用されている。また波長分割多重技術に基づき、完全な下位
互換性があるため、既存の同期光ファイバネットワーク(SDH)と波長分割多重(WD
M)装置と統合し、高粒度の多重化、クロスオーバーおよびコンフィグレーションを提供
し、伝達網の高帯域幅データの適応と伝送効率を顕著に高めることができる。なお、OT
N装置は、光路データユニット(ODUk)レイヤーのサブネットワーク接続保護(SN
CP)と共有リング保護など、電気レイヤーと光レイヤーに基づいた柔軟なサービス保護
機能を提供する。サービス保護機能をサポートする光伝送装置はネットワークの障害(光
ファイバーの断線又は信号エラーなど)が発生した場合、サービスをスペアチャネルに切
替え、サービス自動回復能力を提供する。
【0003】
10Gbit/s又はTbit/s級のOTNネットワークの光ファイバーが破壊される
と大量のサービスが中断されるため、光伝達ネットワークの生存性を向上させなければな
らない。ネットワークの生存性を判定するための1つの指標は切替性能である。通常、業
界の規定によれば、ユーザーに通話中にいかなる保護切り替えの影響を感じさせないには
、サービス復旧時間(すべての保護切替に関するAPSバイトのやり取り、各ノードの保
護切替動作の完成)を50ms以下にしなければならない。
【0004】
実際のネットワーク環境では、重要なサービスに複数の異なるレベルの保護手段を配置す
ることが一般的である。1つの保護手段の効力が失われても該サービスを保護する別の保
護チャネルもあり、重要なサービスが中断されないようにする。この場合、多重保護グル
ープが重畳し、1つの保護グループの動作チャネル又は保護チャネルが別の保護グループ
の動作チャネル又は保護チャネルである場合もあるので、いかに適切なサービス切替を行
うかは課題の1つである。また、多重保護グループが重畳する場合、同じ障害によって複
数の保護グループが一緒に切替えられることを避けるよう、それらの異なるレベルの保護
グループについて保護切替処理は一般的にシリアル実行を採用する。つまり、1つの主な
保護グループを優先に切替え、他の保護グループに待機時間を設定し、この待機時間内に
障害が発生しても他の保護グループの保護切替をトリガーしない。したがって、主な保護
グループに無効になった場合、待機時間が原因で、その保護切替総時間が保護グループの
重畳層数に比例して増加し、保護切替の総時間が長くなり、サービス復旧時間を50ms
以下とするという要件を満たすのが困難であるだろう。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、以上のような従来技術の欠点に鑑み、従来技術の課題を解決するための保護グ
ループ重畳切替方法、制御装置及び光通信装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記及び関連目的を実現するためには、本発明はFPGAに基づいた保護グループ重畳切
替方法を提供する。前記FPGAは光通信装置のクロスオーバーチップと複数の光通信ユ
ニットに接続し通信を行い、前記クロスオーバーチップは前記複数の光通信ユニットのサ
ービスクロスオーバーを実行し、前記複数の光通信ユニットは他の光通信装置の各通信ユ
ニットの間で複数の保護グループを形成し、前記保護グループの種類は高次保護グループ
と低次保護グループを含み、前記低次保護グループと高次保護グループは重畳して同じサ
ービスを保護し、且つ前記高次保護グループは前記低次保護グループより優先に機能し、
前記FPGAは複数の保護ステートマシンと通信し、それぞれの前記保護ステートマシン
は少なくとも1つの前記保護グループに関連付ける。前記方法は、それぞれの前記保護ス
テートマシンはその事前に関係付けられた少なくとも1つの保護グループの自動保護切替
プロトコルの計算を独立して行うことと、前記自動保護切替プロトコルの計算結果に基づ
き、それぞれの前記保護グループ状態を記録するための少なくとも1つの保護ステートテ
ーブルを更新し、前記保護ステートテーブルに基づき、通信ユニット間のサービスクロス
オーバーを実行するためのクロスオーバーテーブルを更新することと、更新後のクロスオ
ーバーテーブルを前記クロスオーバーチップに配置し、それを用いてサービスクロスオー
バーを実行することとを含む。
【0007】
本発明の一実施態様において、前記クロスオーバーテーブルに複数のクロスオーバーレコ
ードを格納し、各クロスオーバーレコードはソースノードからシンクノードまでのサービ
スに対応し、そのうち、前記ソースノードとシンクノードは通信ユニットであり、前記ク
ロスオーバーレコードは対応するソースノードフィールドとシンクノードフィールドを含
み、前記ソースノードフィールドの内容はソースノードのインデックス情報であり、前記
シンクノードフィールドの内容はシンクノードのインデックス情報であり、前記保護ステ
ートテーブルには少なくとも一部のサービスにおけるそのソースノードとシンクノードに
関連する各高次保護グループと低次保護グループの保護グループレコードを格納し、各高
次又は低次保護グループは動作チャネルと保護チャネルから構成され、各保護グループレ
コードは保護グループの動作チャネルフィールド、保護チャネルフィールド及び保護切替
状態フィールドを含み、前記動作チャネルフィールドと保護チャネルフィールドの内容は
それぞれ前記動作チャネルと保護チャネルに対応する通信ユニットのインデックスであり
、前記保護切替状態フィールドの内容は対応する保護グループの現在機能している動作チ
ャネル又は保護チャネルの情報である。
【0008】
本発明の一実施態様において、前記クロスオーバーテーブルの更新方式は、前記クロスオ
ーバーテーブルの各クロスオーバーレコードに対応して次の手順により処理を実行するこ
とを含む。該手順は、クロスオーバーレコードにおいてシンクノードフィールド内容のシ
ンクノードのインデックスをチェックするステップS10と、ステップS10の前記シン
クノードが高次保護グループに属するか否かをチェックするステップS20と、ステップ
S10の前記シンクノードがいずれかの高次保護グループにも属していない場合、論理シ
ンクノードを該シンクノードに設定し、ステップS60に進み、処理を実行するステップ
S30と、ステップS10の前記シンクノードが高次保護グループに属し、且つそのイン
デックスが前記高次保護グループの動作チャネルフィールドの内容と一致する場合、論理
シンクノードを該シンクノードに設定し、ステップS60に進み、処理を実行するステッ
プS40と、ステップS10の前記シンクノードが高次保護グループに属し、且つそのイ
ンデックスが前記高次保護グループの保護チャネルフィールドの内容と一致する場合、前
記保護ステートテーブルに基づき論理シンクノードを、該高次保護グループの動作チャネ
ルに対応する通信ユニットに設定し、ステップS60に進み、処理を実行するステップS
50と、ステップS30、ステップS40又はステップS50で設定された論理シンクノ
ードが低次保護グループに属するか否かをチェックするステップS60と、ステップS3
0、ステップS40又はステップS50で設定された論理シンクノードがいずれかの低次
保護グループにも属していない場合、論理シンクノードをそのままにし、ステップS10
0に進み、処理を実行するステップS70と、ステップS30、ステップS40又はステ
ップS50で設定された論理シンクノードが低次保護グループに属し、且つそのインデッ
クスが前記低次保護グループの動作チャネルフィールドの内容と一致する場合、論理シン
クノードをそのままにし、ステップS100に進み、処理を実行するステップS80と、
ステップS30、ステップS40又はステップS50で設定された論理シンクノードが低
次保護グループに属し、且つそのインデックスが前記低次保護グループの保護チャネルフ
ィールドの内容と一致する場合、論理シンクノードを前記低次保護グループの動作チャネ
ルに対応する通信ユニットに設定し、ステップS100に進み、処理を実行するステップ
S90と、ステップS70、ステップS80又はステップS90で設定された論理シンク
ノードが前記クロスオーバーテーブルのクロスオーバーレコードのシンクノードに属する
か否かをチェックするステップS100と、ステップS70、ステップS80又はステッ
プS90で設定された論理シンクノードがいずれかのクロスオーバーレコードのシンクノ
ードにも属していない場合、クロスオーバーテーブルを更新せず、ステップS10に戻り
、次のクロスオーバーレコードを実行するステップS110と、ステップS70、ステッ
プS80又はステップS90で設定された論理シンクノードが特定のクロスオーバーレコ
ードのシンクノードに属する場合、論理ソースノードを前記特定のクロスオーバーレコー
ドのソースノードに設定し、ステップS130に進み、処理を実行するステップS120
と、ステップS120で設定された論理ソースノードが低次保護グループに属するか否か
をチェックするステップS130と、ステップS120で設定された前記論理ソースノー
ドがいずれかの低次保護グループにも属していない場合、論理ソースノードをそのままに
し、ステップS170に進み、処理を実行するステップS140と、ステップS120で
設定された論理ソースノードが低次保護グループに属し、且つ前記低次保護グループのサ
ービスがステップS120で設定された論理ソースノードに対応する動作チャネル又は保
護チャネルを通している場合、論理ソースノードをそのままにし、ステップS170に進
み、処理を実行するステップS150と、ステップS120で設定された論理ソースノー
ドが低次保護グループに属するが、前記低次保護グループのサービスがステップS120
で設定された論理ソースノード対応する動作チャネル又は保護チャネルを通さない場合、
論理ソースノードを、該低次保護グループのサービスの使用している動作チャネル又は保
護チャネルに対応する通信ユニットに設定し、ステップS170に進み、処理を実行する
ステップS160と、ステップS140、ステップS150又はステップS160で設定
された論理ソースノードが高次保護グループに属するか否かをチェックするステップS1
70と、ステップS140、ステップS150又はステップS160で設定された論理ソ
ースノードがいずれかの高次保護グループにも属していない場合、論理ソースノードをそ
のままにし、ステップS210に進み、処理を実行するステップS180と、ステップS
140、ステップS150又はステップS160で設定された論理ソースノードが高次保
護グループに属し、前記高次保護グループのサービスが前記ステップS140、ステップ
S150又はステップS160で設定された論理ソースノードに対応する動作チャネル又
は保護チャネルを通している場合、論理ソースノードをそのままにし、ステップS210
に進み、処理を実行するステップS190と、ステップS140、ステップS150又は
ステップS160で設定された論理ソースノードが高次保護グループに属するが、前記高
次保護グループのサービスが前記ステップS140、ステップS150又はステップS1
60で設定された論理ソースノードに対応する動作チャネル又は保護チャネルを通さない
場合、論理ソースノードを、前記高次保護グループの機能している動作チャネル又は保護
チャネルに対応する通信ユニットに設定し、ステップS210に進み、処理を実行するス
テップS200と、ステップS180、ステップS190又はステップS200で設定さ
れた論理ソースノードをステップS10の前記シンクノードの実際のソースノードとして
扱い、それを用いて前記クロスオーバーテーブルに対応するクロスオーバーレコードを更
新するステップS210とを含む。
【0009】
本発明の一実施態様において、前記自動保護切替プロトコルの計算結果は保護グループの
保護切替状態と、対向するネットワークエレメントへ送信される、現在のネットワークエ
レメントのAPSプロトコル状態の更新を示す送信対象APSバイトと、障害の影響を受
けたサービスの保護切替操作を行う時の切替結果とを含む。
【0010】
本発明の一実施態様において、各前記保護ステートマシンはそれぞれ1つ又は複数の事前
格納テーブル内で、関連する各前記保護グループに影響しうる切替トリガー条件に事前に
関係付けられた自動保護切替プロトコルの計算結果を照合する。
【0011】
本発明の一実施態様において、前記保護グループ重畳切替方法は、前記FPGAは複数の
通信装置の切替トリガー情報を検出し、切替トリガー情報を検出した時に、その関連する
サービス情報を取得し、ハードウェアバスを通じてメッセージを送信し、該サービス情報
に関する保護グループに対応する保護ステートマシンに通知し、前記切替トリガー情報か
ら得れれた切替トリガー条件を用いて前記自動保護切替プロトコルの計算を実行すること
を含む。
【0012】
本発明の一実施態様において、前記切替トリガー情報は障害状態情報又は変化するAPS
バイト情報を含む。
【0013】
本発明の一実施態様において、前記光通信装置はフレーマーである。
【0014】
上記及び関連目的を実現するためには、本発明はFPGAに基づいた保護グループ重畳切
替制御装置を提供する。前記FPGAは光通信装置のクロスオーバーチップと1つ又は複
数の光通信ユニットに接続し通信を行い、前記クロスオーバーチップは前記複数の光通信
ユニットのサービスクロスオーバーを実行し、前記複数の光通信ユニットは他の光通信装
置の各通信ユニットの間で複数の保護グループを形成し、前記保護グループの種類は高次
保護グループと低次保護グループを含み、前記低次保護グループと高次保護グループは重
畳して同じサービスを保護し、且つ前記高次保護グループは前記低次保護グループより優
先に機能し、前記FPGAは複数の保護ステートマシンと通信し、それぞれの前記保護ス
テートマシンは少なくとも1つの前記保護グループに関連付ける。そのうち、それぞれの
前記保護ステートマシンはその事前に関係付けられた少なくとも1つの保護グループの自
動保護切替プロトコルの計算を独立して行い、前記自動保護切替プロトコルの計算結果に
基づき、それぞれの前記保護グループ状態を記録するための少なくとも1つの保護ステー
トテーブルを更新し、前記保護ステートテーブルに基づき、通信ユニット間のサービスク
ロスオーバーを実行するためのクロスオーバーテーブルを更新し、更新後のクロスオーバ
ーテーブルを前記クロスオーバーチップに配置し、それを用いてサービスクロスオーバー
を実行する。
【0015】
本発明の一実施態様において、前記クロスオーバーテーブルに複数のクロスオーバーレコ
ードを格納し、各クロスオーバーレコードはソースノードからシンクノードまでのサービ
スに対応し、そのうち、前記ソースノードとシンクノードは通信ユニットであり、前記ク
ロスオーバーレコードは対応するソースノードフィールドとシンクノードフィールドを含
み、前記ソースノードフィールドの内容はソースノードのインデックス情報であり、前記
シンクノードフィールドの内容はシンクノードのインデックス情報であり、前記保護ステ
ートテーブルには少なくとも一部のサービスにおけるそのソースノードとシンクノードに
関連する各高次保護グループと低次保護グループの保護グループレコードを格納し、各高
次又は低次保護グループは動作チャネルと保護チャネルから構成され、各保護グループレ
コードは保護グループの動作チャネルフィールド、保護チャネルフィールド及び保護切替
状態フィールドを含み、前記動作チャネルフィールドと保護チャネルフィールドの内容は
それぞれ前記動作チャネルと保護チャネルに対応する通信ユニットのインデックスであり
、前記保護切替状態フィールドの内容は対応する保護グループの現在機能している動作チ
ャネル又は保護チャネルの情報である。
【0016】
本発明の一実施態様において、前記クロスオーバーテーブルの更新方式は、前記クロスオ
ーバーテーブルの各クロスオーバーレコードに対応して次の手順により処理を実行するこ
とを含む。該手順は、クロスオーバーレコードにおいてシンクノードフィールド内容のシ
ンクノードのインデックスをチェックするステップS10と、ステップS10の前記シン
クノードが高次保護グループに属するか否かをチェックするステップS20と、ステップ
S10の前記シンクノードがいずれかの高次保護グループにも属していない場合、論理シ
ンクノードを該シンクノードに設定し、ステップS60に進み、処理を実行するステップ
S30と、ステップS10の前記シンクノードが高次保護グループに属し、且つそのイン
デックスが前記高次保護グループの動作チャネルフィールドの内容と一致する場合、論理
シンクノードを該シンクノードに設定し、ステップS60に進み、処理を実行するステッ
プS40と、ステップS10の前記シンクノードが高次保護グループに属し、且つそのイ
ンデックスが前記高次保護グループの保護チャネルフィールドの内容と一致する場合、前
記保護ステートテーブルに基づき論理シンクノードを、該高次保護グループの動作チャネ
ルに対応する通信ユニットに設定し、ステップS60に進み、処理を実行するステップS
50と、ステップS30、ステップS40又はステップS50で設定された論理シンクノ
ードが低次保護グループに属するか否かをチェックするステップS60と、ステップS3
0、ステップS40又はステップS50で設定された論理シンクノードがいずれかの低次
保護グループにも属していない場合、論理シンクノードをそのままにし、ステップS10
0に進み、処理を実行するステップS70と、ステップS30、ステップS40又はステ
ップS50で設定された論理シンクノードが低次保護グループに属し、且つそのインデッ
クスが前記低次保護グループの動作チャネルフィールドの内容と一致する場合、論理シン
クノードをそのままにし、ステップS100に進み、処理を実行するステップS80と、
ステップS30、ステップS40又はステップS50で設定された論理シンクノードが低
次保護グループに属し、且つそのインデックスが前記低次保護グループの保護チャネルフ
ィールドの内容と一致する場合、論理シンクノードを前記低次保護グループの動作チャネ
ルに対応する通信ユニットに設定し、ステップS100に進み、処理を実行するステップ
S90と、ステップS70、ステップS80又はステップS90で設定された論理シンク
ノードが前記クロスオーバーテーブルのクロスオーバーレコードのシンクノードに属する
か否かをチェックするステップS100と、ステップS70、ステップS80又はステッ
プS90で設定された論理シンクノードがいずれかのクロスオーバーレコードのシンクノ
ードにも属していない場合、クロスオーバーテーブルを更新せず、ステップS10に戻り
、次のクロスオーバーレコードを実行するステップS110と、ステップS70、ステッ
プS80又はステップS90で設定された論理シンクノードが特定のクロスオーバーレコ
ードのシンクノードに属する場合、論理ソースノードを前記特定のクロスオーバーレコー
ドのソースノードに設定し、ステップS130に進み、処理を実行するステップS120
と、ステップS120で設定された論理ソースノードが低次保護グループに属するか否か
をチェックするステップS130と、ステップS120で設定された前記論理ソースノー
ドがいずれかの低次保護グループにも属していない場合、論理ソースノードをそのままに
し、ステップS170に進み、処理を実行するステップS140と、ステップS120で
設定された論理ソースノードが低次保護グループに属し、且つ前記低次保護グループのサ
ービスがステップS120で設定された論理ソースノードに対応する動作チャネル又は保
護チャネルを通している場合、論理ソースノードをそのままにし、ステップS170に進
み、処理を実行するステップS150と、ステップS120で設定された論理ソースノー
ドが低次保護グループに属するが、前記低次保護グループのサービスがステップS120
で設定された論理ソースノード対応する動作チャネル又は保護チャネルを通さない場合、
論理ソースノードを、該低次保護グループのサービスの使用している動作チャネル又は保
護チャネルに対応する通信ユニットに設定し、ステップS170に進み、処理を実行する
ステップS160と、ステップS140、ステップS150又はステップS160で設定
された論理ソースノードが高次保護グループに属するか否かをチェックするステップS1
70と、ステップS140、ステップS150又はステップS160で設定された論理ソ
ースノードがいずれかの高次保護グループにも属していない場合、論理ソースノードをそ
のままにし、ステップS210に進み、処理を実行するステップS180と、ステップS
140、ステップS150又はステップS160で設定された論理ソースノードが高次保
護グループに属し、前記高次保護グループのサービスが前記ステップS140、ステップ
S150又はステップS160で設定された論理ソースノードに対応する動作チャネル又
は保護チャネルを通している場合、論理ソースノードをそのままにし、ステップS210
に進み、処理を実行するステップS190と、ステップS140、ステップS150又は
ステップS160で設定された論理ソースノードが高次保護グループに属するが、前記高
次保護グループのサービスが前記ステップS140、ステップS150又はステップS1
60で設定された論理ソースノードに対応する動作チャネル又は保護チャネルを通さない
場合、論理ソースノードを、前記高次保護グループの機能している動作チャネル又は保護
チャネルに対応する通信ユニットに設定し、ステップS210に進み、処理を実行するス
テップS200と、ステップS180、ステップS190又はステップS200で設定さ
れた論理ソースノードをステップS10の前記シンクノードの実際のソースノードとして
扱い、それを用いて前記クロスオーバーテーブルに対応するクロスオーバーレコードを更
新するステップS210とを含む。
【0017】
本発明の一実施態様において、前記自動保護切替プロトコルの計算結果は、保護グループ
の保護切替状態と、対向する光通信装置へ送信される、現在の光通信装置のAPSプロト
コル状態の更新を示す送信対象APSバイトと、障害の影響を受けたサービスの保護切替
操作を行う時の切替結果とを含む。
【0018】
本発明の一実施態様において、各前記保護ステートマシンはそれぞれ1つ又は複数の事前
格納テーブル内で、関連する各前記保護グループに影響しうる切替トリガー条件に事前に
関係付けられた自動保護切替プロトコルの計算結果を照合する。
【0019】
本発明の一実施態様において、前記FPGAは複数の通信装置の切替トリガー情報を検出
し、切替トリガー情報を検出した時に、その関連するサービス情報を取得し、ハードウェ
アバスを通じてメッセージを送信し、該サービス情報に関する保護グループに対応する保
護ステートマシンに通知し、前記切替トリガー情報から得れれた切替トリガー条件を用い
て前記自動保護切替プロトコルの計算を実行する。
【0020】
本発明の一実施態様において、前記切替トリガー情報は障害状態情報又は変化するAPS
バイト情報を含む。
【0021】
本発明の一実施態様において、前記光通信ユニットはフレーマーである。
【0022】
上記及び関連目的を実現するためには、本発明は光通信装置を提供する。該光通信装置は
、FPGAと、
【0023】
前記FPGAに接続し通信を行うための、クロスオーバーチップ及び複数の光通信ユニッ
トとを含む。前記クロスオーバーチップは前記複数の光通信ユニットのサービスクロスオ
ーバーを実行し、前記複数の光通信ユニットは他の光通信装置の各通信ユニットの間で複
数の保護グループを形成し、前記保護グループの種類は高次保護グループと低次保護グル
ープを含み、前記低次保護グループと高次保護グループは重畳して同じサービスを保護し
、且つ前記高次保護グループは前記低次保護グループより優先に機能し、前記FPGAは
複数の保護ステートマシンと通信し、それぞれの前記保護ステートマシンは少なくとも1
つの前記保護グループに関連付け、前記FPGAは前記方法を実行する。
【発明の効果】
【0024】
以上述べたように、本発明に係る保護グループ重畳切替方法、制御装置及び光通信装置は
、FPGAにより複数の保護ステートマシンを実現し、それぞれの前記保護ステートマシ
ンはその事前に関係付けられた少なくとも1つの保護グループの自動保護切替プロトコル
の計算を独立して行い、前記自動保護切替プロトコルの計算結果に基づき、それぞれの前
記保護グループ状態を記録するための少なくとも1つの保護ステートテーブルを更新し、
前記保護ステートテーブルに基づき、通信ユニット間のサービスクロスオーバーを実行す
るためのクロスオーバーテーブルを更新し、更新後のクロスオーバーテーブルをクロスオ
ーバーチップに配置し、それを用いてサービスクロスオーバーを実行する。本発明はFP
GAを用いてハードウェアの保護切替重畳機能を実現し、またクロスオーバーチップがサ
ービスクロスオーバー中にシンクノードを保護ステートテーブルとクロスオーバーテーブ
ルの読取操作のためのインデックスとして扱うことを可能にし、切替時間を数msまで短
縮させ、保護切替性を大幅に向上させる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図1】本発明一実施態様においてOTN装置間の動作チャネルと保護チャネルの方向を示す図である。
【0026】
図2】本発明一実施態様においてOTN装置間のサービスが動作チャネルを通す模式図である。
【0027】
図3】本発明一実施態様においてOTN装置間の動作チャネルに障害が発生した後のサービスが高次保護チャネルを通す模式図である。
【0028】
図4】本発明一実施態様においてOTN装置間の動作チャネルと高次保護チャネルに障害が同時に発生した後のサービスが低次保護チャネルを通す模式図である。
【0029】
図5】本発明一実施態様において4つの保護層を重ね合わせたサービスフローを示すトポロジー模式図である。
【0030】
図6】本発明一実施態様において4つ保護層を重ね合わせたクロスボードのブリッジングと受信パス選択を実現するためのモデルである。
【0031】
図7】本発明一実施態様において保護グループ重畳切替方法を実現するためのハードウェアシステムの構造模式図である。
【0032】
図8】本発明に係る保護グループ重畳切替方法のフローチャートである。
【0033】
図9】本発明一実施態様におけるクロスオーバーテーブルの模式図である。
【0034】
図10】本発明一実施態様における低次保護テーブルの模式図である。
【0035】
図11】本発明一実施態様における高次保護テーブルの模式図である。
【0036】
図12】本発明一実施態様におけるクロスオーバーテーブル更新計算の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0037】
以下、具体的な実施態様を用いて本発明の実施の形態を説明する。当業者はこの明細書の
開示内容から本発明の他の利点と効果を容易に想到することができる。なお、本発明は別
の実施態様で実施又は適用することもできる。この明細書の詳細がさまざまな視点と適用
にも基づく場合もあり、本発明の精神から逸脱することなく、さまざまな修飾又は変更す
ることができる。説明すべきことについて、矛盾のない限り、本発明の実施態様とその特
徴を組み合わせてもよい。
【0038】
説明すべきことについて、以下の実施態様で提供される図面は単に本発明の基本的な考え
方を概略的に示すものである。図面に示されるものは本発明に関わるコンポーネントだけ
であり、実施時のコンポーネントの数、形状及び寸法に基づいて作成されたものではない
。実際には、実施時のコンポーネントの形態、数量及び比例は任意の変化があり、そのコ
ンポーネントのレイアウトがさらに複雑になる可能性もある。
【0039】
本発明は光伝達網における重畳保護切替性能を高める技術的解決手段を提供し、ハードウ
ェア上で保護切替重畳機能を実現し、重畳保護切替性能とネットワークの生存性大幅に向
上させる。
【0040】
図1は本発明一実施態様において重畳保護を実現するための原理模式図である。図1に示
すように、本発明はさまざまな保護方式を用いた重要なOTNサービスの重畳保護を実現
する。具体的には、該サービスは光伝達網で障害が生じない時に光通信装置AとBの間の
動作パスを通して伝送されているが、動作チャネルに障害が生じた時にサービスはAとB
の間の保護チャネル#1に自動的に切り替えられる。またAとBの間の動作チャネルと保
護チャネル#1に障害が同時に発生した場合、サービスは光通信装置Cを通す保護チャネ
ル#2に切り替えられるため、高次保護と低次保護を重畳して1つのサービスを保護し、
システムの信頼性を向上させる。
【0041】
図2は具体的な通信構造を示す実施態様であり、クロスオーバーチップ解決手段に基づい
た光通信装置(本実施態様でシャーシ型装置をいう)DとEであり、各前記シャーシ型装
置は複数のサービスボード、クロスボードと回線ボードを含む。OTNでは、Dをローカ
ルのネットワークエレメントとし、Eをリモートのネットワークエレメントとする。ロー
カルのネットワークエレメントDのローカルサービスはサービスボードを介してシステム
に接続し、クロスボードを介して回線ボードに切替え、光ファイバーを通じてリモートの
ネットワークエレメントEに伝送する。クロスボードはサービスクロスオーバーチップと
保護ステータス機器を含み、具体的なサービスクロスの設定と切替の計算はここで実行さ
れる。それぞれの回線ボードは光通信ユニット(OTNフレーマーなど)を含み、OTN
サービスは光ファイバーを通じてOTNフレーマーに入り、光信号から電気信号に変換し
、保護プロトコルに必要なオーバーヘッドバイトを保護ステートマシンに伝送して保護計
算を行い、具体的なサービスデータはサービスクロスオーバーマトリックスに入り、やり
取りを行う。本実施態様において、各回線ボードはネットワークエレメントの通信ユニッ
トとして、ローカルと、対向するネットワークエレメントにおける複数の回線ボードの間
で複数の保護グループを確立し、それらの保護グループを互いに重畳することができる。
図2に示すように、回線ボード1と回線ボード2が高次保護グループを構成し、回線ボー
ド1のサービスが回線ボード2の保護チャネル#1によって保護され、回線ボード1と回
線ボード3が低次保護グループを構成し、回線ボード1のサービスが回線ボード3の保護
チャネル#2によって同時に保護される。このサービスはネットワーク障害が発生してい
ない時のサービスパスの方向を図2に示す。高次保護グループと低次保護グループは1+
1保護の場合、送信方向のサービスはサービスボードから回線ボード1、2及び3にブロ
ードキャストされ、受信方向のサービスは回線ボード1の動作チャネルを通じてサービス
を受信する。
【0042】
動作チャネルに障害が発生した時のサービスパスの方向を図3に示す。送信方向のサービ
スはサービスボードから回線ボード1、2及び3にブロードキャストされ、受信方向のサ
ービスは回線ボード2の高次保護チャネル#1に自動的に切り替えてサービスを受信する
【0043】
動作チャネルと保護チャネル#1に障害が同時に発生した時のサービスパスの方向を図4
に示す。送信方向のサービスはサービスボードから回線ボード1、2及び3にブロードキ
ャストされ、受信方向のサービスは回線ボード3の低次保護チャネル#2に自動的に切り
替えてサービスを受信する。
【0044】
図5は本発明によって提供された高次保護グループと低次保護グループを重畳する構造を
有する他の一実施態様を示す。単一方向サービスは、A点をソースノードとし、B点をシ
ンクノードとする。A点は一連の低次保護グループ(動作チャネルA、保護チャネルa)
によって保護され、該低次保護グループの動作チャネルA点と保護チャネルa点はそれぞ
れ一連の高次保護グループ(動作チャネルA、保護チャネルA’)、(動作チャネルa、
保護チャネルa’)によって保護される。同様に、B点は一連の低次保護グループ(動作
チャネルB、保護チャネルb)によって保護され、該保護グループの動作チャネルB点と
保護チャネルb点はそれぞれ一連の高次保護グループ(動作チャネルB、保護チャネルB
’)、(動作チャネルb、保護チャネルb’)によって保護される。
【0045】
図5に示すように、単一方向サービスのソースノードAのサービスは4つのシンクノード
(B点、B’点、b点、b’点)にブロードキャストされ、該サービスは4つの候補ソー
スノード(A点、A’点、a点とa’点)があり、その中から各保護グループの実際の切
替状態に応じた1つの論理ソースノードをサービスソースとして選択する。
【0046】
図6は本発明によって提供された高次保護グループと低次保護グループを重畳する構造を
用いて図2の実施態様におけるクロスボードの解決手段を実現する模式図である。ユーザ
ーはOTU−2ポート2ODU1#2からOTU−2ポート4ODU1#4への双方向ク
ロスコネクトを確立し、次の保護グループを作成する。
【0047】
ODU2高次保護グループ#1(動作チャネル:OTU−2ポート2、保護チャネル:O
TU−2ポート1)
【0048】
ODU2高次保護グループ#2(動作チャネル:OTU−2ポート4、保護チャネル:O
TU−2ポート3)
【0049】
ODU2高次保護グループ#3(動作チャネル:OTU−2ポート6、保護チャネル:O
TU−2ポート5)
【0050】
ODU2高次保護グループ#4(動作チャネル:OTU−2ポート8、保護チャネル:O
TU−2ポート7)
【0051】
また次の保護グループを作成する。
【0052】
低次保護グループ#1(動作チャネル:OTU−2ポート2ODU1#2 、保護チャネ
ル:OTU−2ポート6ODU1#4)
【0053】
ODU1低次保護グループ#2(動作チャネル:OTU−2ポート4ODU1#4 、保
護チャネル:OTU−2ポート8ODU1#4)
【0054】
図7は本発明において上記保護グループの重畳切替の計算プロセスを具体的に実現するた
めの光通信制御装置の構造模式図であり、図2の実施態様の光通信装置に基づいて実現さ
れたさらに具体的な実施態様であってよい。
【0055】
本実施態様において、前記光通信制御装置はFPGAを含む。前記FPGAは光通信装置
のクロスオーバーチップと1つ又は複数の光通信ユニットに接続し通信を行い、前記クロ
スオーバーチップは前記複数の光通信ユニット(フレーマーなど)のサービスクロスオー
バーを実行する。もちろん、他の実施態様において異なる解決手段でもサービスクロスオ
ーバーを実現でき、本実施態様に限らない。
【0056】
前記FPGAはさまざまなクロスボードに複数の保護ステートマシンを実現し、各前記保
護ステートマシンはそれぞれ少なくとも1つの前記保護グループに関連付けられる。好ま
しくは、前記FPGAは前記光通信装置のクロスボードに統合される。したがって、他の
実施態様において、本発明は図2の実施態様における光通信装置に基づいて前記FPGA
をクロスボードに統合する光通信装置の実施態様を提供することもできる。
【0057】
図8は実施態様におけるFPGAに基づいた保護グループ重畳切替方法を示す。前記方法
は、ステップS1、ステップS2及びステップS3を含む。
【0058】
ステップS1:それぞれの前記保護ステートマシンがその事前に関係付けられた少なくと
も1つの保護グループの自動保護切替プロトコルの計算を独立して行う。
【0059】
本発明の一実施態様において、前記自動保護切替プロトコルの計算結果は保護グループの
保護切替状態と、対向するネットワークエレメントへ送信される、現在のネットワークエ
レメントのAPSプロトコル状態の更新を示す送信対象APSバイトと、障害の影響を受
けたサービスの保護切替操作を行う時の切替結果とを含む。
【0060】
図7を参照すれば、前記FPGAはHAPSハードウェアバスを通じて複数の通信ユニッ
ト(すなわち、フレーマー)の切替トリガー情報を検出する。前記切替トリガー情報は障
害状態情報又は変化するAPSバイト情報を含む。切替トリガー情報を検出した時に、F
PGAは関連するサービス情報を取得し、ハードウェアバスを通じてメッセージを送信し
、該サービス情報に関する保護グループに対応する保護ステートマシンに通知し、前記切
替トリガー情報から得られた切替トリガー条件を用いて前記自動保護切替プロトコルの計
算結果を実行する。そのうち、前記切替トリガー条件はローカル又はリモートのネットワ
ークエレメントの動作ポート又は保護ポートの障害状態情報である。
【0061】
本発明の一実施態様において、前記自動保護切替プロトコルの計算結果は保護ステートマ
シンによって計算されたもの及びテーブル照合によって得られたもののいずれかである。
テーブル照合方式は次の通りである。
【0062】
a)ローカルのネットワークエレメントの切替トリガー条件と比較するための第1の照合
テーブルを提供し、該第1の照合テーブルはローカルの動作ポートと保護ポートの障害状
態と外部コマンドを座標とする2次元配列であってもよい。プロトコルに規定された順番
で優先順位を比較し、出力結果は優先順位の最も高いローカルリクエストである。
【0063】
b)ローカルのネットワークエレメントとリモートのネットワークエレメント(すなわち
、光伝達網の光通信装置をネットワークエレメントとする)に関する切替トリガー条件と
比較するための第2の照合テーブルを提供し、該第2の照合テーブルはステップaの出力
された優先順位の最も高いローカルリクエストとリモートネットワークエレメントからの
リモートリクエストを座標とする2次元配列であり、比較基準はステップaと同じように
、ローカルリクエストとリモートリクエストの優先順位が同じ、リクエストのチャネル番
号も同じであれば、リモートリクエストが優先し、出力結果は保護ステートマシンの現在
の優先順位の最も高いリクエストである。
【0064】
c)保護ステートマシン切替結果の第3の照合テーブルを提供する。該第3の照合テーブ
ルの入力条件はステップbで第2の照合テーブルを照合する時に出力された現在の優先順
位の最も高いリクエスト、リモートリクエストのチャネル番号及びローカルリクエストの
チャネル番号である。2つのリクエストのチャネル番号が同じであれば、保護チャネルに
切替えるが、同じでない場合動作チャネルに切替える。前記切替結果は保護グループの入
ろうとする状態である。
【0065】
d)第3の照合テーブルと同様な形式で、第2の照合テーブルから出力された現在の優先
順位の最も高いリクエストを入力として提供し、保護ステートマシンのブリッジング結果
を照合するための第4の照合テーブルと送信APSバイトを照合するための第5の照合テ
ーブルに使用する。
【0066】
e)得られた切替トリガー条件を用いて、ローカルの入力条件と比較する第1の照合テー
ブルを照合し、優先順位の最も高いローカルリクエストを得る。次にローカルとリモート
入力条件と比較する第2の照合テーブルを照合し、現在の優先順位の最も高いリクエスト
を得る。その後にそれぞれ保護ステートマシンのブリッジング結果、切替結果及び送信A
PSバイトの第3の照合テーブル、第4の照合テーブル及び第5の照合テーブルを照合し
、すべての出力結果を得る。
【0067】
ステップS2:FPGAが前記自動保護切替プロトコルの計算結果に基づき、それぞれの
前記保護グループ状態を記録するための少なくとも1つの保護ステートテーブルを更新し
、前記保護ステートテーブルに基づき、通信ユニット間のサービスクロスオーバーを実行
するためのクロスオーバーテーブルを更新する。
【0068】
本発明の一実施態様において、前記クロスオーバーテーブルに複数のクロスオーバーレコ
ードを格納し、各クロスオーバーレコードはソースノードからシンクノードまでのサービ
スに対応し、そのうち、前記ソースノードとシンクノードは通信ユニットであり、前記ク
ロスオーバーレコードは対応するソースノードフィールドとシンクノードフィールドを含
み、前記ソースノードフィールドの内容はソースノードのインデックス情報であり、前記
シンクノードフィールドの内容はシンクノードのインデックス情報である。
【0069】
図9は一例として一実施態様においてクロスオーバーテーブルを示す模式図であり、A点
からB点までのサービスクロスオーバーは該クロスオーバーテーブルの1行のクロスオー
バーレコードであり、このクロスオーバーレコードのソースノードフィールドにA点のイ
ンデックスを記載し、シンクノードフィールドにB点のインデックスを登録する。
【0070】
前記保護ステートテーブルには少なくとも一部のサービスにおけるそのソースノードとシ
ンクノードに関連する各高次保護グループと低次保護グループの保護グループレコードを
格納し、各高次又は低次保護グループは動作チャネルと保護チャネルから構成され、各保
護グループレコードは保護グループの動作チャネルフィールド、保護チャネルフィールド
及び保護切替状態フィールドを含み、前記動作チャネルフィールドと保護チャネルフィー
ルドの内容はそれぞれ前記動作チャネルと保護チャネルに対応する通信ユニットのインデ
ックスであり、前記保護切替状態フィールドの内容は対応する保護グループの現在機能し
ている動作チャネル又は保護チャネルの情報である。
【0071】
本発明の一実施態様において、高次保護グループの状態情報のみ記録するための高次保護
ステートテーブル及び低次保護グループの状態情報のみ記録するための低次保護ステート
テーブルを作成する。保護テーブルを個別に設定するとテーブル照合の計算量を低減させ
る。もちろん、他の実施態様において必要に応じて1つにすることもできる。
【0072】
図10は一例として一実施態様において低次保護グループ状態情報を示す保護ステートテ
ーブルの模式図である。動作チャネルA点と保護チャネルa点からなる保護グループは保
護ステートテーブルの1行のレコードである。このレコードの動作チャネルフィールドの
内容はA点のインデックスであり、保護チャネルフィールドの内容はa点のインデックス
である。また1つの切替状態フィールドは保護グループの現在の保護切替状態を示す。そ
の内容は動作チャネル又は是保護チャネルである。前記保護ステートマシンは自動保護切
替プロトコルの計算結果に基づいて登録する。現在の保護グループが動作チャネルに機能
する場合、保護ステートマシンは保護ステートテーブルの切替状態フィールドの内容を「
動作チャネル」に変更し、現在の保護グループは保護チャネルに機能する場合、保護ステ
ートマシンは保護ステートテーブルの切替状態を「保護チャネル」に変更する。また次の
手順で実際のクロスオーバーテーブルを更新する。
【0073】
同様に、図11は高次保護ステートテーブルの模式図であり、4つの高次保護グループの
状態情報を示す。
【0074】
以下、保護ステートテーブルを用いてクロスオーバーテーブルを更新するための方法を説
明する。
【0075】
該方法は前記クロスオーバーテーブルの各クロスオーバーレコードに対応して次の手順に
より処理を実行することを含み、該手順は、
【0076】
クロスオーバーレコードにおいてシンクノードフィールド内容のシンクノードのインデッ
クスをチェックするステップS10と、
【0077】
ステップS10の前記シンクノードが高次保護グループに属するか否かをチェックするス
テップS20と、
【0078】
ステップS10の前記シンクノードがいずれかの高次保護グループにも属していない場合
、論理シンクノードを該シンクノードに設定し、ステップS60に進み、処理を実行する
ステップS30と、
【0079】
ステップS10の前記シンクノードが高次保護グループに属し、且つそのインデックスが
前記高次保護グループの動作チャネルフィールドの内容と一致する場合、論理シンクノー
ドを該シンクノードに設定し、ステップS60に進み、処理を実行するステップS40と
【0080】
ステップS10の前記シンクノードが高次保護グループに属し、且つそのインデックスが
前記高次保護グループの保護チャネルフィールドの内容と一致する場合、前記保護ステー
トテーブルに基づき論理シンクノードを、該高次保護グループの動作チャネルに対応する
通信ユニットに設定し、ステップS60に進み、処理を実行するステップS50と、
【0081】
ステップS30、ステップS40又はステップS50で設定された論理シンクノードが低
次保護グループに属するか否かをチェックするステップS60と、
【0082】
ステップS30、ステップS40又はステップS50で設定された論理シンクノードがい
ずれかの低次保護グループにも属していない場合、論理シンクノードをそのままにし、ス
テップS100に進み、処理を実行するステップS70と、
【0083】
ステップS30、ステップS40又はステップS50で設定された論理シンクノードが低
次保護グループに属し、且つそのインデックスが前記低次保護グループの動作チャネルフ
ィールドの内容と一致する場合、論理シンクノードをそのままにし、ステップS100に
進み、処理を実行するステップS80と、
【0084】
ステップS30、ステップS40又はステップS50で設定された論理シンクノードが低
次保護グループに属し、且つそのインデックスが前記低次保護グループの保護チャネルフ
ィールドの内容と一致する場合、論理シンクノードを前記低次保護グループの動作チャネ
ルに対応する通信ユニットに設定し、ステップS100に進み、処理を実行するステップ
S90と、
【0085】
ステップS70、ステップS80又はステップS90で設定された論理シンクノードが前
記クロスオーバーテーブルのクロスオーバーレコードのシンクノードに属するか否かをチ
ェックするステップS100と、
【0086】
ステップS70、ステップS80又はステップS90で設定された論理シンクノードがい
ずれかのクロスオーバーレコードのシンクノードにも属していない場合、クロスオーバー
テーブルを更新せず、ステップS10に戻り、次のクロスオーバーレコードを実行するス
テップS110と、
【0087】
ステップS70、ステップS80又はステップS90で設定された論理シンクノードが特
定のクロスオーバーレコードのシンクノードに属する場合、論理ソースノードを前記特定
のクロスオーバーレコードのソースノードに設定し、ステップS130に進み、処理を実
行するステップS120と、
【0088】
ステップS120で設定された論理ソースノードが低次保護グループに属するか否かをチ
ェックするステップS130と、
【0089】
ステップS120で設定された前記論理ソースノードがいずれかの低次保護グループにも
属していない場合、論理ソースノードをそのままにし、ステップS170に進み、処理を
実行するステップS140と、
【0090】
ステップS120で設定された論理ソースノードが低次保護グループに属し、且つ前記低
次保護グループのサービスがステップS120で設定された論理ソースノードに対応する
動作チャネル又は保護チャネルを通している場合、論理ソースノードをそのままにし、ス
テップS170に進み、処理を実行するステップS150と、
【0091】
ステップS120で設定された論理ソースノードが低次保護グループに属するが、前記低
次保護グループのサービスがステップS120で設定された論理ソースノード対応する動
作チャネル又は保護チャネルを通さない場合、論理ソースノードを、該低次保護グループ
のサービスの使用している動作チャネル又は保護チャネルに対応する通信ユニットに設定
し、ステップS170に進み、処理を実行するステップS160と、
【0092】
ステップS140、ステップS150又はステップS160で設定された論理ソースノー
ドが高次保護グループに属するか否かをチェックするステップS170と、
【0093】
ステップS140、ステップS150又はステップS160で設定された論理ソースノー
ドがいずれかの高次保護グループにも属していない場合、論理ソースノードをそのままに
し、ステップS210に進み、処理を実行するステップS180と、
【0094】
ステップS140、ステップS150又はステップS160で設定された論理ソースノー
ドが高次保護グループに属し、前記高次保護グループのサービスが前記ステップS140
、ステップS150又はステップS160で設定された論理ソースノードに対応する動作
チャネル又は保護チャネルを通している場合、論理ソースノードをそのままにし、ステッ
プS210に進み、処理を実行するステップS190と、
【0095】
ステップS140、ステップS150又はステップS160で設定された論理ソースノー
ドが高次保護グループに属するが、前記高次保護グループのサービスが前記ステップS1
40、ステップS150又はステップS160で設定された論理ソースノードに対応する
動作チャネル又は保護チャネルを通さない場合、論理ソースノードを、前記高次保護グル
ープの機能している動作チャネル又は保護チャネルに対応する通信ユニットに設定し、ス
テップS210に進み、処理を実行するステップS200と、
【0096】
ステップS180、ステップS190又はステップS200で設定された論理ソースノー
ドをステップS10の前記シンクノードの実際のソースノードとして扱い、それを用いて
前記クロスオーバーテーブルに対応するクロスオーバーレコードを更新するステップS2
10とを含む。
【0097】
図12を用いて上記クロスオーバーテーブル更新方法の原理を説明する。
【0098】
クロスオーバーテーブルによれば、BをソースノードとしAをシンクノードとする単一方
向のクロスオーバーがある。
【0099】
まず、高次保護ステートテーブルでシンクノードAの高次保護グループがあるかどうかを
検索する。該当する検索結果があれば、高次保護グループ番号を#1とし、動作チャネル
をA点とすると、論理シンクノードをAとする。
【0100】
次に、低次保護ステートテーブルで論理シンクノードAの低次保護グループがあるかどう
かを検索する。該当する検索結果がなければ、低次保護グループ番号を#1とし、動作チ
ャネルをA点とすると、論理シンクノードをAとする。
【0101】
クロスオーバーテーブルで論理シンクノードAのクロスオーバーレコードがあるかどうか
を検索する。該当する検索結果があれば、サービス番号を#2とし、シンクノードをA点
とすると、論理ソースノードをB点に設定する。
【0102】
低次保護ステートテーブルで論理ソースノードBの低次保護グループがあるかどうかを検
索する。該当する検索結果があれば、低次保護グループ番号を#2とし、現在のサービス
が保護チャネルbに動作すると、論理ソースノードをbに設定する。
【0103】
高次保護ステートテーブルで論理ソースノードBの高次保護グループがあるかどうかを検
索する。該当する検索結果があれば、高次保護グループ番号を#4とし、現在のサービス
が動作チャネルbに動作すると、論理ソースノードをbとする。
【0104】
したがって、この単一方向のクロスオーバーはシンクノードがAで、ソースノードがb点
であり、この計算結果をクロスオーバーテーブルにて更新する。
【0105】
それから見ると分かるように、テーブル全体の照合過程ではクロスオーバーと保護グルー
プのシンクノードのインデックスをクロスオーバーと保護グループのインデックスとする
ことであり、アルゴリズムの照合操作はシンクノードをインデックスとするテーブル読取
操作であり、それはテーブル内容の長さとは関係なく、マイクロ秒の固定値である1つの
アドレッシング命令だけで実行すれば済む。
【0106】
上記方式によって、ハードウェアで保護切替重畳機能を実現しながら、切替時間を数ms
まで短縮させ、重畳保護切替性を大幅に向上させる。
【0107】
ステップS3:FPGAが更新後のクロスオーバーテーブルを前記クロスオーバーチップ
に配置し、それを用いてサービスクロスオーバーを実行する。
【0108】
図7に示すように、FPGAはクロスオーバーテーブルをクロスオーバーチップに配置す
ると、ハードウェアでサービスクロスオーバーの物理経路が確立される。
【0109】
以上をまとめると、本発明に係る保護グループ重畳切替方法、制御装置及び光通信装置は
、FPGAにより複数の保護ステートマシンを実現し、それぞれの前記保護ステートマシ
ンはその事前に関係付けられた少なくとも1つの保護グループの自動保護切替プロトコル
の計算を独立して行い、前記自動保護切替プロトコルの計算結果に基づき、それぞれの前
記保護グループ状態を記録するための少なくとも1つの保護ステートテーブルを更新し、
前記保護ステートテーブルに基づき、通信ユニット間のサービスクロスオーバーを実行す
るためのクロスオーバーテーブルを更新し、更新後のクロスオーバーテーブルをクロスオ
ーバーチップに配置し、それを用いてサービスクロスオーバーを実行する。本発明はFP
GAを用いてハードウェアの保護切替重畳機能を実現し、またクロスオーバーチップがサ
ービスクロスオーバー中にシンクノードを保護ステートテーブルとクロスオーバーテーブ
ルの読取操作のためのインデックスとして扱うことを可能にし、切替時間を数msまで短
縮させ、保護切替性を大幅に向上させる。
【0110】
本発明は従来技術のさまざまな欠点を克服し、高い産業運用価値を有する。
【0111】
以上の実施態様は本発明の原理及びその効果を例示するものであるが、本発明を限定する
ものではない。この技術に精通している者なら、本発明の精神及び範囲から逸脱すること
なく、上記の実施形態を修飾又は変更することができる。したがって、本発明の精神及び
技術的考え方から逸脱することなく当業者によって行われたすべての同等の修飾または変
更は、すべて本発明の範囲内のものである。
図1
図2
図3
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図12