特許第6735550号(P6735550)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6735550モルタルが打設された鉄製の屋外階段を改修する方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6735550
(24)【登録日】2020年7月16日
(45)【発行日】2020年8月5日
(54)【発明の名称】モルタルが打設された鉄製の屋外階段を改修する方法
(51)【国際特許分類】
   E04F 11/02 20060101AFI20200728BHJP
   E04G 23/02 20060101ALI20200728BHJP
   C04B 22/08 20060101ALI20200728BHJP
   C04B 28/02 20060101ALI20200728BHJP
   C04B 24/24 20060101ALI20200728BHJP
   C04B 111/72 20060101ALN20200728BHJP
【FI】
   E04F11/02 200
   E04G23/02 A
   C04B22/08 B
   C04B28/02
   C04B24/24 Z
   C04B111:72
【請求項の数】2
【全頁数】7
(21)【出願番号】特願2015-218671(P2015-218671)
(22)【出願日】2015年11月6日
(65)【公開番号】特開2017-89177(P2017-89177A)
(43)【公開日】2017年5月25日
【審査請求日】2018年8月30日
(73)【特許権者】
【識別番号】000217365
【氏名又は名称】田島ルーフィング株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】504193871
【氏名又は名称】日本防水工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100077517
【弁理士】
【氏名又は名称】石田 敬
(74)【代理人】
【識別番号】100087413
【弁理士】
【氏名又は名称】古賀 哲次
(74)【代理人】
【識別番号】100093665
【弁理士】
【氏名又は名称】蛯谷 厚志
(74)【代理人】
【識別番号】100128495
【弁理士】
【氏名又は名称】出野 知
(74)【代理人】
【識別番号】100173107
【弁理士】
【氏名又は名称】胡田 尚則
(72)【発明者】
【氏名】田中 篤
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 公仁
(72)【発明者】
【氏名】酒井 和夫
(72)【発明者】
【氏名】引田 孝
【審査官】 五十幡 直子
(56)【参考文献】
【文献】 特開2010−180639(JP,A)
【文献】 特開2003−120041(JP,A)
【文献】 特開2002−371388(JP,A)
【文献】 特開2008−196024(JP,A)
【文献】 特開平07−247646(JP,A)
【文献】 特開平08−277614(JP,A)
【文献】 実開平07−034131(JP,U)
【文献】 特開2004−225381(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E04G 23/02
E04F 11/00−11/17
C04B 22/08
C04B 24/24
C04B 28/02
C04B 111/72
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
モルタルまたはポリマーセメントモルタルが打設された踏み面または踊り場を有し、踏み面または踊り場が鉄板によって覆われていない鉄製の屋外階段を改修する方法であって、踏み面または踊り場のモルタルまたはポリマーセメントモルタルの外表面に亜硝酸リチウムまたは亜硝酸カルシウムを含む水溶液を塗布する工程を含む方法。
【請求項2】
亜硝酸リチウムまたは亜硝酸カルシウムを含む水溶液が、5〜45質量%の亜硝酸リチウムまたは亜硝酸カルシウムを含み、前記水溶液のモルタルまたはポリマーセメントモルタルの外表面への塗布量が0.05〜0.65kg/mである、請求項に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、モルタルまたはポリマーセメントモルタルが打設された踏み面または踊り場を有する鉄製の屋外階段を改修する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
チェッカープレートを用いた屋外階段は歩いた時にうるさい音が発生するので、音の発生を抑えるために、踏み面または踊り場にモルタルまたはポリマーセメントモルタルを打設した鉄製の屋外階段が存在する。モルタルまたはポリマーセメントモルタルはアルカリ性のため鉄骨の表面に不動態皮膜を形成し防錆にも寄与する。しかし、そのようなモルタルまたはポリマーセメントモルタルを打設した鉄製の屋外階段であっても、長い年月には、錆が発生し、改修が必要となる。
【0003】
コンクリート埋設パイプ状鉄材の補修防蝕工法として、コンクリートに埋設された鉄材端部を露出し、亜硝酸リチウムまたは亜硝酸カルシウムを添加したセメント組成物を露出したパイプ状鉄材端部周りに積層充填し、さらに、パイプ状鉄材のコンクリート面からの立ち上がり部端部の外側面および内側面に亜硝酸リチウムまたは亜硝酸カルシウムを添加したセメント組成物を塗布または充填する方法が知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第5448480号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
モルタルまたはポリマーセメントモルタルが打設された踏み面または踊り場を有する鉄製の屋外階段は、雨水や結露水がモルタルまたはポリマーセメントモルタルの下に溜まりやすい構造のため、単純に防錆・防水処理しても、階段を構成する鉄板とモルタルまたはポリマーセメントモルタルとの境界に錆が発生することが多い。
本発明は、モルタルまたはポリマーセメントモルタルが打設された踏み面または踊り場を有する鉄製の屋外階段を、長期間使用した後、錆の発生を防止しまたは錆の進行を抑制するために、改修する方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、モルタルまたはポリマーセメントモルタルが打設された踏み面または踊り場を有する鉄製の屋外階段を改修する方法であって、踏み面または踊り場に亜硝酸リチウムまたは亜硝酸カルシウムを適用する工程を含むことを特徴とする。
【0007】
本発明は、次の態様を含む。
[1]モルタルまたはポリマーセメントモルタルが打設された踏み面または踊り場を有する鉄製の屋外階段を改修する方法であって、踏み面または踊り場に亜硝酸リチウムまたは亜硝酸カルシウムを適用する工程を含む方法。
[2]踏み面または踊り場に亜硝酸リチウムまたは亜硝酸カルシウムを適用する工程が、踏み面または踊り場の周縁部のモルタルまたはポリマーセメントモルタルを削り取り、削り取った箇所に亜硝酸リチウムまたは亜硝酸カルシウムを含むモルタルまたはポリマーセメントモルタルを打設する工程である、[1]に記載の方法。
[3]踏み面または踊り場に亜硝酸リチウムまたは亜硝酸カルシウムを適用する工程が、踏み面または踊り場のモルタルまたはポリマーセメントモルタルの上層部を削り取り、削り取った箇所に亜硝酸リチウムまたは亜硝酸カルシウムを含むモルタルまたはポリマーセメントモルタルを打設する工程である、[1]に記載の方法。
[4]踏み面または踊り場に亜硝酸リチウムまたは亜硝酸カルシウムを適用する工程が、踏み面または踊り場のモルタルまたはポリマーセメントモルタルの外表面に亜硝酸リチウムまたは亜硝酸カルシウムを含む水溶液を塗布する工程である、[1]に記載の方法。
[5]亜硝酸リチウムまたは亜硝酸カルシウムを含むモルタルまたはポリマーセメントモルタルが、セメント100質量部に対して1〜25質量部の亜硝酸リチウムまたは亜硝酸カルシウムを含む、[2]または[3]に記載の方法。
[6]亜硝酸リチウムまたは亜硝酸カルシウムを含む水溶液が、5〜45質量%の亜硝酸リチウムまたは亜硝酸カルシウムを含む、[4]に記載の方法。
[7]踏み面または踊り場の周縁部が、踏み面または踊り場の外周から20〜100mm内側までの領域である、[2]に記載の方法。
[8]モルタルまたはポリマーセメントモルタルの上層部が、モルタルまたはポリマーセメントモルタルの上表面から10〜30mm下方までの部分である、[3]に記載の方法。
【発明の効果】
【0008】
本発明のモルタルまたはポリマーセメントモルタルが打設された踏み面または踊り場を有する鉄製の屋外階段を改修する方法は、踏み面または踊り場に亜硝酸リチウムまたは亜硝酸カルシウムを適用することにより、錆の発生を防止しまたは錆の進行を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1は、本発明の改修方法の第1の実施形態を示す模式図である。
図2図2は、本発明の改修方法の第2の実施形態を示す模式図である。
図3図3は、モルタルまたはポリマーセメントモルタルが打設された段板の一例を示す図である。
図4図4は、モルタルまたはポリマーセメントモルタルが打設された踏み面を有する鉄製の屋外階段の一例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を、図面を参照して説明するが、本発明は図面に記載されたものに限定されない。
図4は、モルタルまたはポリマーセメントモルタルが打設された踏み面を有する鉄製の屋外階段の一例を示す斜視図である。以下、「モルタルまたはポリマーセメントモルタル」を「モルタル等」ともいう。階段1は、一対の側桁2と複数の段板3からなる。図4に示された3つの段板のうち、上の2つはモルタル等が打設された段板3であり、一番下の段板3′はモルタル等が打設される前の状態を示す。モルタル等が打設される前の段板3′は、鉄製部材4で作られ、長方形の底面部5とその底面部の長辺から垂直に立ち上がる側面部6とを有する。段板3′は、一対の側桁2に溶接等で取り付けられている。長方形の底面部5と一対の側面部6と一対の側桁2とによって画定される空間に、モルタル等を打設することによって、モルタル等が打設された段板が得られる。打設されたモルタル等の外表面(上側の表面)が踏み面7を構成する。
【0011】
図3は、モルタル等が打設された段板の一例を示す図である。図3(a)は段板3の平面図であり、図3(b)は段板3のIII−III線における断面図である。段板3は、鉄製部材4とモルタル等8で構成されている。鉄製部材4は、長方形の底面部5と、その底面部の長辺から垂直に立ち上がる側面部6と、その底面板の短辺から垂直に立ち上がる側面部6′とを有する。底面部5と側面部6と側面部6′とによって画定された空間に、モルタル等8が打設されている。ただし、側面部6′は必須ではなく、側面部6′がない場合は側桁2が側面部6′を兼ね、底面部5と側面部6と側桁2とによって画定された空間にモルタル等8が打設されることになる。
【0012】
本発明は、モルタルまたはポリマーセメントモルタルが打設された踏み面または踊り場を有する鉄製の屋外階段を改修する方法であって、踏み面または踊り場に亜硝酸リチウムまたは亜硝酸カルシウムを適用する工程を含む。
踏み面または踊り場に亜硝酸リチウムまたは亜硝酸カルシウムを適用する方法は、特に限定されないが、踏み面または踊り場の周縁部のモルタルまたはポリマーセメントモルタルを削り取り、削り取った箇所に亜硝酸リチウムまたは亜硝酸カルシウムを含むモルタルまたはポリマーセメントモルタルを打設する方法、踏み面または踊り場のモルタルまたはポリマーセメントモルタルの上層部を削り取り、削り取った箇所に亜硝酸リチウムまたは亜硝酸カルシウムを含むモルタルまたはポリマーセメントモルタルを打設する方法、踏み面または踊り場のモルタルまたはポリマーセメントモルタルの外表面に亜硝酸リチウムまたは亜硝酸カルシウムを含む水溶液を塗布する方法を挙げることができる。
【0013】
図1は、本発明の改修方法の第1の実施形態を示す模式図である。第1の実施形態は、踏み面または踊り場の周縁部のモルタルまたはポリマーセメントモルタルを削り取り、削り取った箇所に亜硝酸リチウムまたは亜硝酸カルシウムを含むモルタルまたはポリマーセメントモルタルを打設する工程を含む。図1は、その工程において、踏み面の周縁部のモルタルまたはポリマーセメントモルタルを削り取った時点の状態を示し、図1(a)は平面図であり、図1(b)はI−I線における断面図である。
【0014】
図1を参照して、本発明の改修方法の第1の実施形態を説明すると、まず、踏み面7の周縁部9のモルタル等を削り取る。周縁部9は、好ましくは踏み面の外周から20〜100mm内側までの領域であり、より好ましくは踏み面の外周から50〜100mm内側までの領域である。削り取る周縁部9の領域が小さすぎると作業性が落ちてしまい、大きすぎると作業時間や発生する廃棄物も増えてしまい、不経済である。次いで、削り取った箇所10に亜硝酸リチウムまたは亜硝酸カルシウムを含むモルタル等を打設する。亜硝酸リチウムまたは亜硝酸カルシウムを含むモルタル等は、モルタル等に含まれるセメント100質量部に対して、好ましくは1〜25質量部の亜硝酸リチウムまたは亜硝酸カルシウムを含み、より好ましくは5〜15質量部の亜硝酸リチウムまたは亜硝酸カルシウムを含む。亜硝酸リチウムまたは亜硝酸カルシウムの含有量が少なすぎると十分な効果が得られない場合があり、含有量が多すぎると異常凝結やモルタル硬化の遅延が生じる恐れがある。
亜硝酸リチウムまたは亜硝酸カルシウムを含むモルタル等を打設すると、亜硝酸イオンが鉄製部材と反応し、鉄製部材の表面に不動態皮膜を形成し、鉄製部材を防錆する。また、亜硝酸イオンは、隣接している部分のモルタル等にも濃度勾配により拡散浸透し、亜硝酸イオンがモルタル等の下面に拡散浸透することで、すでに錆びている部位でも不動態皮膜を再生し、錆の進行を抑制する。
【0015】
図2は、本発明の改修方法の第2の実施形態を示す模式図である。第2の実施形態は、踏み面または踊り場のモルタルまたはポリマーセメントモルタルの上層部を削り取り、削り取った箇所に亜硝酸リチウムまたは亜硝酸カルシウムを含むモルタルまたはポリマーセメントモルタルを打設する工程を含む。図2は、その工程において、踏み面のモルタル等の上層部を削り取った時点の状態を示し、図2(a)は平面図であり、図2(b)はII−II線における断面図である。
【0016】
図2を参照して、本発明の改修方法の第2の実施形態を説明すると、まず、踏み面7のモルタル等の上層部を削り取る。モルタル等の上層部は、モルタル等の上表面から10〜30mm下方までの部分であり、より好ましくはモルタル等の上表面から配筋が露出する部分である。削り取る上層部の量が少なすぎると必要量が塗布できない恐れがあり、多すぎると作業時間や発生する廃棄物も増えてしまい、不経済である。次いで、削り取った箇所10に亜硝酸リチウムまたは亜硝酸カルシウムを含むモルタル等8を打設する。亜硝酸リチウムまたは亜硝酸カルシウムを含むモルタル等は、モルタル等に含まれるセメント100質量部に対して、好ましくは1〜25質量部の亜硝酸リチウムまたは亜硝酸カルシウムを含み、より好ましくは5〜15質量部の亜硝酸リチウムまたは亜硝酸カルシウムを含む。
踏み面または踊り場のモルタル等の内部には鉄筋が配設される場合があるが、鉄筋が配設されている場合は、モルタル等を完全に削り取るのに手間がかかるので、モルタル等の上層部のみを削り取り、削り取った箇所に亜硝酸リチウムまたは亜硝酸カルシウムを含むモルタル等を打設するのが好ましい。削り取った箇所に亜硝酸リチウムまたは亜硝酸カルシウムを含むモルタル等を打設すると、亜硝酸イオンは下層の古いモルタル等の内部に拡散浸透し、亜硝酸イオンがモルタル等の下面に拡散浸透することで、すでに錆びている部位でも不動態皮膜を再生し、錆の進行を抑制する。
【0017】
本発明の改修方法の第3の実施形態は、踏み面または踊り場のモルタルまたはポリマーセメントモルタルの外表面に亜硝酸リチウムまたは亜硝酸カルシウムを含む水溶液を塗布する工程を含む。図3を参照して説明すると、踏み面7のモルタル等8の外表面11に亜硝酸リチウムまたは亜硝酸カルシウムを含む水溶液を塗布する。亜硝酸リチウムまたは亜硝酸カルシウムを含む水溶液は、好ましくは5〜45質量%の亜硝酸リチウムまたは亜硝酸カルシウムを含み、より好ましくは23〜42質量%の亜硝酸リチウムまたは亜硝酸カルシウムを含む。亜硝酸リチウムまたは亜硝酸カルシウムの濃度が薄すぎると十分な効果が得られない場合があり、濃度が濃すぎると表面で結晶化が生じたり、容器内で沈殿が生じる可能性がある。水溶液の塗布量は、亜硝酸リチウムまたは亜硝酸カルシウムの濃度にも依存するが、好ましくは0.05〜0.65kg/m2であり、より好ましくは0.15〜0.4kg/m2である。水溶液の塗布量が少なすぎると十分な効果が得られない場合があり、多すぎると表面で結晶化が生じたり、なかなか乾燥せずに工期が遅れる可能性がある。
踏み面7のモルタル等8の外表面11に亜硝酸リチウムまたは亜硝酸カルシウムを含む水溶液を塗布すると、水溶液に含まれる亜硝酸イオンは、モルタル等の内部に拡散浸透し、亜硝酸イオンがモルタル等の下面に拡散浸透することで、すでに錆びている部位でも不動態皮膜を再生し、錆の進行を抑制する。
【0018】
以上、図1図2図3に示された踏み面について説明してきたが、本発明は、踊り場についても同様に適用できる。
【0019】
本願において、モルタルとはセメントと砂とを配合して水で練ったものをいう。ポリマーセメントモルタルとはセメントと砂とセメント混和用ポリマーとを配合して水で練ったものをいう。セメント混和用ポリマーとしては、水溶性ポリマーディスパージョン、再乳化形粉末樹脂、水溶性ポリマー(モノマー)、液状ポリマーが挙げられる。水溶性ポリマーディスパージョンとしては、スチレンブタジエンゴム(SBR)系ラテックス、ポリアクリル酸エステル(PAE)系エマルション、エチレン酢酸ビニル(EVA)系エマルション等が挙げられ、再乳化形粉末樹脂としてはアクリル系、酢酸ビニル系の樹脂が挙げられる。
【産業上の利用可能性】
【0020】
本発明は、モルタルまたはポリマーセメントモルタルが打設された踏み面または踊り場を有する鉄製の屋外階段の改修に好適に利用することができる。
【符号の説明】
【0021】
1 階段
2 側桁
3 段板
4 鉄製部材
5 底面部
6 側面部
7 踏み面
8 モルタルまたはポリマーセメントモルタル
9 周縁部
10 削り取った箇所
11 外表面
図1
図2
図3
図4