【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の前記様態は、本願に記述されるような以下の特徴のいずれかによって修正されてよく、および/あるいはさらにそれらを備えてよい。
【0011】
レーザーは、第1光学反射体と第2光学反射体との間に配置されるレーザー空洞部を備えてよく、当該レーザー空洞部は、光学利得部と光学フェーズ制御部とを備える。
【0012】
光学ソースは、以下のように構成されていてよい。少なくとも1つの第1あるいは第2光学反射体は部分光学反射体であり、光学フィルタが、少なくとも1つの前記部分光学反射体の1つからのレーザー光を受信するよう構成されており、光学ソースが、フィルタされた光を少なくとも1つの前記部分光学反射体の1つに入力するよう構成されている。
【0013】
光学フェーズ制御部は、利得部から独立して制御可能であってよい。
【0014】
光学フェーズ制御部あるいは利得部は、電子的に制御可能であってよい。
【0015】
利得部は、半導体材料を備えてよい。
【0016】
光学フェーズ制御部は、半導体材料を備えてよい。
【0017】
光学フェーズ部の半導体材料は、利得部の半導体材料よりも大きいバンドギャップを備えてよい。
【0018】
第1反射体は、部分反射体であってよく、かつ、レーザー光の一部をフィルタに出力し、フィルタからのフィルタされたレーザー光を受信するように構成されていてよい。
【0019】
光学ソースはさらに、レーザーの外部に第3光学反射体を備えてよく、かつ、光学フィルタからのフィルタされたレーザー光を受信し、フィルタされたレーザー光を光学フィルタに向かって反射し戻すように構成されていてよい。
【0020】
第3光学反射体は、光の一部をレーザーソースの出力として
透過するように構成されているような、部分反射体であってよい。
【0021】
第3光学反射体は実質的に、フィルタされた光をすべて光学フィルタに反射し戻してよく、第2光学反射体は、光の一部をレーザーソースの出力として
透過するように構成された部分光学反射体であってよい。
【0022】
第1反射体は部分反射体であってよく、レーザー光の一部をフィルタに出力するように構成されており、第2反射体は部分反射体であってよく、フィルタからのフィルタされたレーザー光の一部を受信するように構成されている。
【0023】
光学フィルタは、通過帯域フィルタ応答(passband filter response)を備えてよい。
【0024】
フィルタ帯域通過の半値全幅(filter bandpass full width half maximum width)は、レーザーの縦モード間隔よりも小さくてよい。
【0025】
光学フィルタは、光学薄膜フィルタを備えてよい。
【0026】
光学ソースは、光学フィルタの通過帯域応答の中心波長を変化させるように構成されていてよい。
【0027】
光学ソースは、出力レーザー光が薄膜フィルタと交差してできる入射角を変化させることによって、通過帯域応答の前記中心波長を変化させるように構成されていてよい。
【0028】
光学ソースは複数の前記レーザーを備えてよく、光学フィルタは、複数の光学通過帯域を備えるマルチ波長光学フィルタを備える。フィルタは、物理的に離れている複数の光路からの光を受信するように構成されていてよく、前記各光路は異なる光学通過帯域と関連しており、複数のレーザーの各々は、異なる光路と光通信している。
【0029】
光学フィルタは、アレイ導波路回折格子(AWG)を備える。
【0030】
光学ソースは第3光学反射体を備えてよく、AWGは第3反射体と光通信する波長多重出力経路を備えてよく、かつ、第3光学反射体は、AWGの多重出力からのフィルタされたレーザー光を受信し、前記フィルタされた光の少なくとも一部をAWGの多重出力に反射し戻すように構成されていてよい。
【0031】
さらなる光学フィルタは、複数のレーザーとマルチ波長フィルタとの間の光路に挿入されていてよく、かつ複数のレーザーとマルチ波長フィルタと光通信していてよい。
【0032】
光学フィルタは、断熱化されていてよい。
【0033】
光学フィルタは、断熱化手段を備えてよい。
【0034】
レーザーは、断熱化されていてよい。
【0035】
レーザーは、断熱化手段を備えてよい。
【0036】
断熱化手段は、フィルタにおける屈折率の変化を誘発するいかなる機械的動作、熱あるいは応力を備えてよい。
【0037】
いかなるレーザーと、光学フィルタと、いかなる第3反射体は、少なくとも部分的に自由空間光伝搬によって、光学的に接続されていてよい。
【0038】
レーザーと、光学フィルタと、いかなる第3反射体は、少なくとも部分的に1つあるいはそれ以上の光ファイバーによって、光学的に接続されていてよい。
【0039】
レーザーと、光学フィルタと、いかなる第3反射体は、少なくとも部分的に1つあるいはそれ以上の集積光導波路によって、光学的に接続されていてよい。
【0040】
光学フェーズ制御部は、電流あるいは電圧を受信し、受信された電流あるいは電圧に応えて、フェーズ制御部の屈折率の変化を与えるように構成されていてよい。
【0041】
光学ソースはさらに、レーザー出力と、光学フィルタからの出力と、第3光学反射体の
透過された一部のどれとでも、光学的に結合されている光学検出器を備えてよい。
【0042】
検出器は、光学フィルタのフィルタされた出力と、光学的に結合されていてよい。
【0043】
検出器は、ソースからの光を受信し、1つあるいはそれ以上の電気信号を生み出すように構成されていてよく、フェーズ制御部は、フェーズ部の屈折率を変化させるために少なくとも部分的に検出器電気信号に基づいて、電気信号を受信するように構成されていてよい。
【0044】
光学ソースはさらに、前記検出器電気信号を受信し、前記検出器信号を処理し、処理された電気信号をフェーズ制御部に送信するように構成されている電子処理手段を備えてよい。
【0045】
さらに提示されるのは、レーザーチップ内の縦モード周波数同調要素を用いることによって、かつレーザーをローカル光学フィルタに自己注入同期することによって、制御される波長を形成するための低コストの半導体レーザーソース(ファブリ・ペロー・レーザー)つまりDWDM光学ソースである。ローカルフィルタは、ソースの周波数が拡張温度範囲にわたる周波数の大きな変動を示さないように、断熱化され得る。少なくとも1つの縦モードが拡張温度範囲にわたって注入同期されるように、レーザー縦モードの周波数は、フェーズ部を介してモニタされ、かつ別々に制御される。
【0046】
本願発明の実施形態は、添付の図に関連して詳細に記述される。図に示されるのは以下である。