(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
知識要素は、前記エンティティに関連する周知の事実または前記エンティティに関連するコンテンツのアイテムのなくとも1つである、請求項17に記載のコンピュータ可読記憶装置。
【発明を実施するための形態】
【0020】
様々な図面における同じ参照記号は同じ要素を示す。
【0021】
本明細書は検索クエリを処理するためのシステムを説明する。当該システムにより、ユーザは、特定のエンティティを識別し1つまたは複数の追加のコンテキスト・タームを含む検索クエリを検索エンジンに提供する。当該クエリに応答して、当該エンティティに関連する情報が知識パネル内でユーザに提供される。例えば、ユーザは、「Ronnie Wood The Rolling Stones」というクエリを検索エンジンに提供することができる。当該クエリに応答して、検索結果ページをユーザに提供でき、当該検索結果ページは知識パネルを含む。知識パネルで提供される内容は当該クエリに含まれる1つまたは複数の追加のコンテキスト・タームに依存しうる。当該検索結果ページはまた、知識パネルに加えて、当該検索クエリに関連する1つまたは複数の検索結果を含むことができる。
【0022】
図1は、コンテキスト・タームを含む検索クエリに基づいて知識パネルを提供するための例示的なプロセスおよびシステム100を示す。システム100は、ユーザ入力クエリを含むデータおよびコンテキスト・タームを識別するデータを受信することができる。ユーザ入力クエリに関連付けられたエンティティを決定でき、当該識別されたエンティティに関連するアイテムを識別することができる。当該識別されたアイテムに基づいて、システム100は知識パネルに含めるための当該エンティティに関連する情報およびコンテキスト・タームを選択でき、システム100は、当該識別されたエンティティに関連する1つまたは複数の検索結果とともに検索結果ページ内の当該選択された情報を含む知識パネルを提供することができる。
【0023】
手短に言うと、システム100はクエリ・エンジン・フロント・エンド120および知識パネル・コンテキスチュアライザ130を含む。システム100のコンポーネントは、1つまたは複数のネットワーク上で電子通信を交換でき、または、通信を別の方法で、例えば、1つまたは複数の有線または無線接続上で交換することができる。
図1に示すように、ユーザ入力クエリに応答しておよびコンテキスト・タームに基づいて知識パネルを提供することに関連付けられたプロセスをシステム100により実現することができる。
【0024】
ユーザ入力クエリに応答して知識パネルを提供するためのプロセスの動作(AおよびA’)の間、クエリ・エンジン・フロント・エンド120はユーザ入力クエリを含むデータを受信する。例えば、ユーザ102は、クライアント・デバイスを用いて、クエリ「Ronnie Wood」のようなクエリを提供することができる(A)。別のユーザ112は、クライアント・デバイスを用いて、クエリ「Ronnie Wood The Rolling Stones」のような1つまたは複数のコンテキスト・タームを含むクエリを別々に提供することができる(A’)。クエリ・エンジン・フロント・エンド120は、ユーザ102、112により入力された当該クエリを含むデータを受信することができる。受信したデータに基づいて、クエリ・エンジン・フロント・エンド120は、ユーザ102、112により入力されたクエリに関連付けられたエンティティ、例えば、ミュージシャン「Ronnie Wood」を決定でき、追加のコンテキスト・タームを含むユーザにより入力されたクエリ、例えば、ユーザ112により送信された検索クエリ「Ronnie Wood The Rolling Stones」を識別することができる。
【0025】
クエリ・エンジン・フロント・エンド120は、ユーザ入力クエリに基づいてエンティティを識別することができる。例えば、クエリ・エンジン・フロント・エンド120は、クエリ「Ronnie Wood」および「Ronnie Wood The Rolling Stones」のようなクエリをユーザ102、112から受信でき、クエリ・エンジン・フロント・エンド120は、当該クエリは両方ともミュージシャン「Ronnie Wood」を識別すると判定することができる。幾つかの事例では、クエリ・エンジン・フロント・エンド120は、当該クエリのタームを1つまたは複数のキーワードフレーズと比較することによって、および/または、ユーザ入力のタームを既知のエンティティに関連付けられたタームと比較することによって、例えば、コンテキスト・ターム・データベースで識別されたエンティティの名前、または別のデータベース内で識別されたエンティティの名前と比較することによって、ユーザ入力クエリに関連付けられたエンティティを識別することができる。
【0026】
ユーザ入力クエリに基づいてエンティティを識別することに加えて、クエリ・エンジン・フロント・エンド120は1つまたは複数の追加のコンテキスト・タームを識別することができる。例えば、クエリ・エンジン・フロント・エンド120は、クエリ「Ronnie Wood The Rolling Stones」を提供したユーザ112がコンテキスト・ターム「The Rolling Stones」を含んだ検索クエリを入力したと判定することができる。幾つかの実装では、クエリ・フロント・エンド120は、クエリ・エンジン・フロント・エンド120により識別されたエンティティに関連付けられた1つまたは複数の追加のコンテキスト・タームを識別することができる。
【0027】
ユーザ入力クエリにより参照されるエンティティおよび当該1つまたは複数のコンテキスト・タームのアイデンティティを識別することに基づいて、クエリ・エンジン・フロント・エンド120は、動作(BおよびB’)の間に、当該エンティティおよび当該コンテキスト・タームを識別するデータを知識パネル・コンテキスチュアライザ130に送信することができる。例えば、クエリ・エンジン・フロント・エンド120は、ミュージシャン「Ronnie Wood」を識別するデータを知識パネル・コンテキスチュアライザ130に送信でき(B)、さらに、コンテキスト・ターム「The Rolling Stones」およびミュージシャン「Ronnie Wood」の両方を識別するデータを知識パネル・コンテキスチュアライザ130に送信することができる(B’)。
【0028】
知識パネル・コンテキスチュアライザ130は、ユーザ入力クエリにより参照されるエンティティを識別するデータおよび1つまたは複数のコンテキスト・タームを識別するデータを受信することができる。例えば、知識パネル・コンテキスチュアライザ130は、エンティティ「Ronnie Wood」を識別するデータを受信することができる。当該データを受信したことに基づいて、知識パネル・コンテキスチュアライザ130は、「Ronnie Wood」に関連付けられたコンテンツ・アイテムを識別するためのデータベースにアクセスすることができる。同様に、知識パネル・コンテキスチュアライザ130は、エンティティ「Ronnie Wood」に関連付けられたコンテキスト・ターム「The Rolling Stones」を識別するデータを受信でき、「Ronnie Wood」および「The Rolling Stones」の両方に関連付けられたコンテンツ・アイテムを識別することができる。
【0029】
ユーザ入力クエリから識別されたエンティティに関連付けられたコンテンツ・アイテムを識別することは、知識パネル・コンテキスチュアライザ130に関連付けられたデータベースにアクセスすることを含むことができる。例えば、知識パネル・コンテキスチュアライザ130は、ユーザ102により入力された検索クエリ「Ronnie Wood」に対応するコンテンツ・アイテムを識別するエントリを含むデータベース135を維持することができる。「Ronnie Wood」を識別するデータを受信したことに基づいて、知識パネル・コンテキスチュアライザ130は、「Ronnie Wood」に関連付けられたデータベース135内のエントリを識別することができる。
【0030】
別の例では、
図1に示すように、知識パネル・コンテキスチュアライザ130は「Ronnie Wood」を識別するデータならびにコンテキスト・ターム「The Rolling Stones」を識別するデータを受信でき、知識パネル・コンテキスチュアライザ130は、「Ronnie Wood」およびコンテキスト・ターム「The Rolling Stones」に関連付けられたアイテムを識別するためにデータベース135にアクセスすることができる。例えば、知識パネル・コンテキスチュアライザ130は、ミュージシャン「Ronnie Wood」に関連する経歴情報、例えば、誕生日、身長、家族メンバ、キャリア・ハイライトのような「Ronnie Wood」に関連する経歴情報を識別でき、ミュージシャン「Ronnie Wood」をバンド「The Rolling Stones」のメンバとして識別でき、バンド「The Rolling Stones」でミュージシャン「Ronnie Wood」により演奏または書かれた音楽アルバムおよび曲、例えば、「Paint It Black」および「Sympathy for the Devil」という曲または「Sticky Fingers」というアルバムを識別することができる。
【0031】
知識パネル・コンテキスチュアライザ130により識別されたアイテムは、当該エンティティおよび当該コンテキスト・タームを識別するデータに関連して、テキストフォーマットを生成するのに必要なテキストフォーマットおよび構造化されたデータの両方で、適切なタイトルおよびサブタイトルを含むことができる。例えば、知識パネル・コンテキスチュアライザ130は、エンティティ「Ronnie Wood」およびコンテキスト・ターム「The Rolling Stones」を識別するデータを受信した際に、タイトルまたはサブタイトル「Member of the Rolling Stones since 1975 (member_of: band=RollingStones, begin=1975)」を識別することができる。他の例では、知識パネル・コンテキスチュアライザ130は、エンティティ「The Rolling Stones」およびコンテキスト・ターム「Rock Band」を識別するデータを受信でき、タイトルまたはサブタイトル「English Rock Band (origin: England)」または「Rock Band formed in 1962 in London (origin: location=London, begin=1962)」を識別することができる。
【0032】
知識パネルに含めるための情報を、ユーザ入力クエリにより参照されるエンティティおよびユーザ入力クエリにより参照される1つまたは複数のコンテキスト・タームに関連付けられたコンテンツ・アイテムを識別することに基づいて、選択することができる。例えば、検索クエリ「Ronnie Wood」を受信したことに基づいて、知識パネル・コンテキスチュアライザ130は、ユーザ102へ出力するために提供できる知識パネルに含めるための情報を選択することができる。同様に、検索クエリ「Ronnie Wood The Rolling Stones」を受信したことに基づいて、知識パネル・コンテキスチュアライザ130は、ユーザ112へ出力するために提供できる知識パネルに含めるための情報を選択することができる。
【0033】
知識パネルに含まれる情報は、当該含まれた情報が特定のユーザ入力の検索クエリに関連するように選択される。ユーザ入力クエリにより参照されるコンテキスト・タームおよびエンティティを識別し、当該コンテキスト・タームを識別することに基づいて情報を選択することによって、システム100は、ユーザ入力クエリに固有な知識パネルを提供することができる。例えば、ユーザ102が検索クエリ「Ronnie Wood」を入力したと判定したことに基づいて、システム100は、「Ronnie Wood」に関する経歴情報、「Ronnie Wood」のキャリア・ハイライトを識別する情報、またはミュージシャン「Ronnie Wood」に関連するニュースのような、ユーザ102に対してより有用であるかより関心がありうる情報を選択することができる。別の例では、ユーザ112が検索クエリ「Ronnie Wood The Rolling Stones」を入力したと判定したことに基づいて、システム100は、バンド「The Rolling Stones」で「Ronnie Wood」により書かれるかまたは演奏された曲またはアルバム、または、「Ronnie Wood」および「The Rolling Stones」をフィーチャした来たるコンサートを識別する情報のような、ユーザ112に対してより有用であるかより関心がありうる情報を選択することができる。
【0034】
説明された主題の幾つかの実装に従って、知識パネル内に表示するために選択された情報は、ユーザ入力クエリにより参照されるエンティティに関連する様々なタイプの知識要素およびユーザ入力クエリにより参照される1つまたは複数のコンテキスト・タームを含むことができる。幾つかの事例では、エンティティに関連する知識要素は当該エンティティに関連する経歴情報を含むことができ、当該エンティティに関連するニュースまたは他の刊行物を含むことができ、当該エンティティに関連付けられた他のエンティティに関連する情報を含むことができ、当該エンティティに関連付けられたイベントを含むことができ、当該エンティティに関連するかまたは当該エンティティにより生成されたコンテンツを識別できるかまたはそれを含むことができ、または、当該エンティティに関連しているとして識別された他の情報を含むことができる。
【0035】
例えば、「Ronnie Wood」に関連する情報は、「Ronnie Wood」に関連する経歴情報、例えば、「Ronnie Wood」の略歴を含むことができ、「The Rolling Stones」の他のメンバに関連する情報または「Ronnie Wood」に関連付けられた他の人々に関連する情報は「Ronnie Wood」に関連するコンテンツ・アイテムに関連付けられた情報、例えば、曲、アルバム、ビデオを含むことができ、または「Ronnie Wood」を特徴付ける他のコンテンツは、「Ronnie Wood」に関連する他のエンティティに関連付けられた情報、例えば、「Ronnie Wood」と同様な他のアーティストを識別する情報を含むことができ、「Ronnie Wood」に関連付けられた制作会社、スポンサ、またはレコード・レーベルは「Ronnie Wood」に関連するイベントまたはニュース、例えば、「The Rolling Stones」を特徴付ける来たるコンサート、「Ronnie Wood」に関連する記事またはニュース・ストーリを含むことができ、またはエンティティ「Ronnie Wood」に関連するとして識別される任意の他の情報を含むことができる。
【0036】
幾つかの事例では、知識要素を、ビデオ、ニュース記事のようなコンテンツ、または他のコンテンツに関連付けることができる。幾つかの実装では、知識パネルに含めるための情報を選択することが、関連するコンテンツを有する特定の知識要素を選択することと、例えば、ユーザにより視聴するために知識パネルにビデオを埋め込むことによって、知識要素に関連付けられたコンテンツを知識パネルから直接視聴できるように、当該特定の知識要素を知識パネルに含めることとを含むことができる。他の実装では、例えば、コンテンツに関連付けられたウェブサイトへのリンクを提供することによって、特定の知識要素に関連付けられたコンテンツが知識パネルからユーザにリンクされるかまたはユーザにアクセス可能であるように、特定の知識要素を知識パネルに含めることができる。
【0037】
動作(CおよびC’)の間、知識パネルで表示するために選択された情報をユーザに出力するために提供することができる。例えば、知識パネル・コンテキスチュアライザ130は、ユーザ102に知識パネル内で表示するための1つまたは複数の知識要素を選択でき、知識パネルをユーザ102に表示させる情報を送信することができる。当該表示された知識パネルは当該選択された知識要素を含む。同様に、知識パネル・コンテキスチュアライザ130は、知識パネルに含めるための1つまたは複数の知識要素を選択でき、知識パネルが当該選択された知識要素を含むように、知識パネルをユーザ112に表示させる情報を送信することができる。
【0038】
図1に示すように、知識パネルをユーザ入力クエリにより参照されるエンティティおよびユーザ入力クエリにより参照されるコンテキスト・タームに関連する1つまたは複数の検索結果も含むユーザインタフェースにおいてユーザに提供することができる。例えば、知識パネル106を、ユーザ102がクエリ「Ronnie Wood」をクライアント・デバイスで入力したことに応答して、1つまたは複数の検索結果108とともにユーザインタフェース104内でユーザ102に提供することができる(C)。同様に、知識パネル116を、ユーザインタフェース114においてユーザ112に提供することができる。ユーザインタフェース114はまた1つまたは複数の検索結果118を含む(C’)。
【0039】
知識パネルは、ユーザ入力クエリにより参照されるエンティティに関連付けられたユーザ入力クエリにより参照されるコンテキスト・タームを識別することに基づいて選択された情報を含むことができる。例えば、ユーザ102は、クエリ「Ronnie Wood」をユーザ102に関連付けられたクライアント・デバイスで提供することができる。当該クエリを受信したことに応答して、知識パネル・コンテキスチュアライザ530は、知識パネルに含めるための情報として、「Ronnie Wood」の略歴に関連付けられた情報を選択することができる。当該選択された情報を、ユーザインタフェース104に含まれる知識パネル106においてユーザ102に提供することができる。同様に、「Ronnie Wood」およびコンテキスト・ターム「The Rolling Stones」を参照するクエリをユーザ112から受信したことに応答して、知識パネル・コンテキスチュアライザ130は、知識パネルに含めるための情報として、「Ronnie Wood」の略歴に関連付けられた情報、音楽グループ「The Rolling Stones」およびバンド「The Rolling Stones」を識別する情報、バンド「The Rolling Stones」で「Ronnie Wood」により書かれるかまたは演奏された曲およびアルバムを選択することができる。当該選択された情報を、ユーザインタフェース114に含まれる知識パネル116においてユーザ112に提供することができる。
【0040】
図2は、1つまたは複数のコンテキスト・タームに基づいて知識パネルを提供するためのシステム200を示す。特に、システム200は、クエリがユーザから受信される実装を扱い、知識パネルがユーザ入力クエリに応答して提供される。知識パネルに表示される情報はユーザ入力クエリに含まれる1つまたは複数のコンテキスト・タームに依存する。
【0041】
手短に言うと、システム200は、ユーザにより入力された自然言語クエリのようなクエリを受信でき、当該クエリにより参照されるエンティティを識別することができる。システム200はまた、当該クエリにより参照される任意の追加のコンテキスト・タームを識別でき、当該エンティティに関連する知識パネルに表示された情報を、当該コンテキスト・タームを識別することに基づいて選択することができる。例えば、当該クエリに関連する1つまたは複数のウェブ検索結果を含む検索結果ページに知識パネルを提供することによって、当該選択された情報を含む知識パネルをユーザに出力するために提供することができる。システム200は、クライアント・デバイス202、クエリ・エンジン・フロント・エンド220、知識パネル・コンテキスチュアライザ230、エンティティ認識エンジン240、および知識エンジン250を含む。システム200のコンポーネントはそれぞれ、1つまたは複数のLANまたはWANのような1つまたは複数のネットワーク上で通信でき、または、1つまたは複数の他の有線または無線接続を通じて通信することができる。
【0042】
動作(A)の間、クエリ・エンジン・フロント・エンド220は、ユーザにより入力されたクエリを符号化するデータを受信する。例えば、ユーザ204は、クエリ「Ronnie The Rolling Stones」をクライアント・デバイス202で提供でき、当該クエリを符号化するデータをクエリ・エンジン・フロント・エンド220により受信することができる。幾つかの実装では、クエリ・エンジン・フロント・エンド220は、当該ユーザ入力クエリを符号化するデータを1つまたは複数のネットワーク上で、または1つまたは複数の他の無線または有線接続上で受信することができる。
【0043】
クライアント・デバイス202は、携帯電話、スマートフォン、携帯情報端末(PDA)、音楽プレイヤ、電子書籍リーダ、タブレットコンピュータ、ウェラブルコンピューティングデバイス、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、または他のポータブルまたは静的コンピューティングデバイスのようなモバイルコンピューティングデバイスであることができる。クライアント・デバイス202は、マイクロフォン、キーボード、タッチスクリーン、またはユーザ204がクエリをデバイスで入力できるようにする他のインタフェースを有することができる。幾つかの実装では、ユーザ204は、クライアント・デバイス202に提供されるかまたはクライアント・デバイス202からアクセス可能であるクエリを提供することができる。例えば、ユーザ204は、クライアント・デバイス202でアクセス可能である検索エンジンで当該クエリを入力でき、クライアント・デバイス202でアクセス可能であるデータベースで当該クエリを入力でき、または、検索能力を有する任意の他のインタフェース、例えば、ソーシャル・ネットワークインタフェースで当該クエリを提供することができる。
【0044】
ユーザ204は、自然言語クエリをクライアント・デバイス202で、例えば、クエリの1つまたは複数のタームを話すこと、クエリの1つまたは複数のタームをタイプすること、検索クエリの1つまたは複数のタームを例えば、利用可能なタームのメニューから選択すること、1つまたは複数のタームを含むクエリを、例えば、利用可能なクエリのメニューから選択することによって、または任意の他の方法を用いてクエリを提供することによって、提供することができる。他の実装では、ユーザ204は別の方法を用いて、例えば、ユーザが検索したい画像を選択または送信することによって、ユーザが検索したいコンテンツのオーディオまたはビデオサンプルを提供することによって、またはクエリをクライアント・デバイス202で入力することによって、クエリを提供することができる。
【0045】
ユーザ204により入力されたクエリを含み、ユーザ204により入力されたクエリにより参照される1つまたは複数のコンテキスト・タームを識別するデータを、クエリ・エンジン・フロント・エンド220により単一のデータパケットまたは複数のデータパケットで受信することができる。ユーザ入力クエリに関連付けられたデータをさらに、同時に受信でき、または別々に異なる時点で受信することができる。
【0046】
ユーザにより入力されたクエリを符号化するデータを受信したことに基づいて、クエリ・エンジン・フロント・エンド220は、ユーザ入力クエリに関連付けられたデータを認識エンジン240に送信することができる。例えば、ユーザ入力クエリ「Ronnie The Rolling Stones」を含むデータを受信したことに基づいて、クエリ・エンジン・フロント・エンド220は、ユーザ入力クエリ「Ronnie The Rolling Stones」に関連付けられたデータを抽出でき、当該クエリに関連付けられたデータを認識エンジン240に送信することができる。
【0047】
動作(B)の間、認識エンジン240は、ユーザ入力クエリに関連付けられた情報を受信でき、ユーザ入力クエリに関連付けられたエンティティおよびユーザ入力クエリに関連付けられた任意の追加のコンテキスト・タームを識別することができる。例えば、認識エンジン240は、クエリ「Ronnie The Rolling Stones」に関連付けられた情報を受信でき、当該クエリに関連付けられたエンティティをミュージシャン「Ronnie Wood」として識別し、当該クエリに関連付けられたコンテキスト・タームをバンド「The Rolling Stones」として識別することができる。
【0048】
幾つかの実装では、認識エンジン240は、クエリのタームを1組の既知のエンティティに関連付けられたタームと比較することによって、当該クエリに関連付けられたエンティティを識別することができる。例えば、認識エンジン240により受信されたクエリは自然言語クエリ、例えば、クエリ「Ronnie The Rolling Stones」であることができ、認識エンジン240は、当該クエリのタームを1組の既知のエンティティに関連付けられたタームに比較することに基づいて、当該クエリに関連付けられているものとしてエンティティ「Ronnie Wood」を識別することができる。幾つかの実装では、既知の組のエンティティは、認識エンジン240に、例えば、認識エンジン240に関連付けられるかまたは1つまたは複数のネットワーク上で認識エンジン240にアクセス可能であるデータベースのようなデータベースでアクセス可能であることができる。
【0049】
幾つかの実装では、認識エンジン240は、当該コンテキスト・タームを1組の既知のコンテキスト・タームに関連付けられたタームと比較することによって、クエリに関連付けられた任意の追加のコンテキスト・タームを識別することができる。例えば、認識エンジン240により受信されたクエリは自然言語クエリ、例えば、クエリ「Ronnie The Rolling Stones」であることができ、認識エンジン240は、コンテキスト・ターム「The Rolling Stones」を、当該クエリのコンテキスト・タームを1組の既知のコンテキスト・タームに関連付けられたコンテキスト・タームと比較することに基づいて、当該クエリに関連付けられているものとして識別することができる。幾つかの実装では、既知の組のコンテキスト・タームは、認識エンジン240に関連付けられるかまたは、例えば、1つまたは複数のネットワークを介して認識エンジン240にアクセス可能であるデータベースのようなデータベースで、認識エンジン240にアクセス可能であることができる。
【0050】
幾つかの事例では、説明されたように、ユーザ入力クエリは、クライアント・デバイス202に関連付けられたマイクロフォンに発話することによって、発せられた音声クエリ、例えば、ユーザ204により入力されたクエリであることができる。かかる事例では、クエリ・エンジン・フロント・エンド220は、ユーザ204により認識エンジン240に発せられた音声クエリを符号化するデータを送信でき、認識エンジン240は、発せられた音声クエリのトランスクリプションを取得することができる。例えば、クエリ認識エンジン240は、自動会話認識(ASR)エンジンに関連付けられるか、または、自動会話認識(ASR)エンジンへのアクセスをもつことができ、発せられた音声クエリを符号化するデータをASRエンジンに送信することに基づいて、当該発せられた音声クエリのトランスクリプションを取得することができる。認識エンジン240は、当該発せられた音声クエリのトランスクリプションを取得でき、トランスクリプションのタームを1組の既知のエンティティに関連付けられたタームまたはコンテキスト・タームとそれぞれ比較することによって、クエリに関連付けられたエンティティおよび任意の追加のコンテキスト・タームを識別することができる。
【0051】
幾つかの実装では、認識エンジン240は、クエリに関連付けられたエンティティおよびクエリに関連付けられた任意の追加のコンテキスト・タームを、当該クエリのタームのうち1つまたは複数を検索エンジンに送信することによって、または、当該クエリのタームのうち1つまたは複数をデータベースに送信することによって識別でき、当該1つまたは複数のクエリのタームを検索エンジンに提供するか、または、当該データベースへのクエリとして提供した結果に基づいて、エンティティおよび当該クエリに関連付けられた任意の追加のコンテキスト・タームを識別することができる。例えば、認識エンジン240は、ターム「Ronnie Wood The Rolling Stones」、「The Rolling Stones」、または「Ronnie Wood」を検索エンジンに送信でき、ユーザ入力クエリにより参照されるエンティティとして、当該検索エンジンにより返された結果で識別されるエンティティを識別することができる。幾つかの事例では、ユーザ入力クエリに関連付けられたとして識別されたエンティティは、最上位検索結果として識別されたエンティティであることができ、当該検索結果に含まれるエンティティのうち最も目立つものであるエンティティであることができ、または、当該検索結果から別の方法で識別することができる。
【0052】
幾つかの事例では、認識エンジン240は、ユーザ204により入力されたクエリにより参照されうる複数のエンティティを識別してもよく、認識エンジン240が、可能なエンティティから単一のエンティティを選択してもよい。例えば、クエリ「Ronnie The Rolling Stones」を受信したことに基づいて、認識エンジン240が、当該クエリが潜在的にミュージシャン「Ronnie Wood」、バンド「The Rolling Stones」または雑誌「Rolling Stone」のいずれかを参照すると判定してもよい。認識エンジン240は、エンティティ「The Rolling Stones」のような特定のエンティティを、ユーザ入力クエリにより参照されるエンティティとして選択することができる。
【0053】
ユーザ入力クエリにより参照されている特定のエンティティを複数の潜在的なエンティティから選択することは、認識エンジン240により実施される追加の分析を含むことができる。幾つかの実装では、認識エンジン240は、ユーザ入力クエリのタームが当該潜在的なエンティティに関連付けられたタームと類似するかを判定でき、当該クエリのタームに最も近いマッチであるエンティティを当該エンティティとして選択することができる。例えば、認識エンジン240はユーザ入力クエリ「Ronnie The Rolling Stones」が、ミュージシャン「Ronnie Wood」、バンド「The Rolling Stones」、雑誌「Rolling Stone」、またはレコード・レーベル「The Rolling Stones」を参照する可能性が高いと判定することができる。当該クエリのターム「The Rolling Stones」がバンド「The Rolling Stones」と最も良くマッチすると判定したことに基づいて、認識エンジン240は、ミュージシャン「Ronnie Wood」をユーザ入力クエリにより参照されるエンティティとして選択することができる。
【0054】
他の実装では、認識エンジン240は、当該潜在的なエンティティのうち最も頻繁に問い合わせられたものであるエンティティを決定でき、最も頻繁に問い合わせられたエンティティをユーザ入力クエリにより参照されるエンティティとして選択することができる。例えば、認識エンジン240は、ユーザ入力クエリ「Ronnie The Rolling Stones」がおそらくミュージシャン「Ronnie Wood」、バンド「The Rolling Stones」、雑誌「Rolling Stone」、アルバム「The Rolling Stones」、またはレコード・レーベル「The Rolling Stones」を参照しうると判定することができる。殆どのユーザがミュージシャン「Ronnie Wood」および/またはバンド「The Rolling Stones」と問い合わせたこと、または、当該クエリの多数がバンド「The Rolling Stones」を参照すると判定したことに基づいて、認識エンジン240は、ミュージシャン「Ronnie Wood」をユーザ入力クエリにより参照されるエンティティとして選択することができる。
【0055】
さらに他の実装では、認識エンジン240は、当該潜在的なエンティティに関連付けられた重要度測定値または人気度測定値を決定でき、当該潜在的なエンティティのうち最も重要なものまたは最も人気のあるものを、ユーザ入力クエリにより参照されるエンティティとして選択することができる。例えば、認識エンジン240は、当該潜在的なエンティティの各々に関連付けられた幾つかのリソース、例えば、ウェブサイト、エントリ、コンテンツ・アイテム、投稿等を決定でき、当該エンティティに関連付けられたリソースの数に基づいて、当該潜在的なエンティティの各々に対する重要性または人気度のレベルを決定することができる。例えば、ミュージシャン「Ronnie Wood」が、レコード・レーベル「The Rolling Stones」よりも多くの数のウェブサイト、ニュース記事、および投稿に関連付けられてもよく、したがってミュージシャン「Ronnie Wood」およびバンド「The Rolling Stones」が、「The Rolling Stones」よりも大きな重要性または人気度の測定値を有してもよい。ミュージシャン「Ronnie Wood」および/またはバンド「The Rolling Stones」がより重要性または人気度の大きな測定値を有することに基づいて、認識エンジン240は、ミュージシャン「Ronnie Wood」をユーザ入力クエリにより参照されるエンティティとして識別することができる。
【0056】
幾つかの実装では、ユーザ入力クエリのタームを使用して、複数の潜在的なエンティティの間の曖昧さを解消してもよい。例えば、認識エンジン240はユーザ入力クエリに関連付けられた複数の潜在的なエンティティを識別でき、さらに、ユーザ入力クエリに関連付けられた1つまたは複数のコンテキスト・タームにマッチするクエリのタームを識別することができる。当該クエリのタームが追加のコンテキスト・タームを含むと判定したことに基づいて、認識エンジン240は当該クエリにより参照されるとして特定のエンティティを識別することができる。例えば、ユーザ入力クエリが「Rolling Stone band」であってもよく、認識エンジン240が、バンド「The Rolling Stones」、雑誌「Rolling Stone」、およびレコード・レーベル「The Rolling Stones」のような、当該クエリにより参照される複数の潜在的なエンティティを識別してもよい。当該クエリに含まれるターム「band」が追加のコンテキスト・タームであると判定したことに基づいて、および、当該コンテキスト・タームがアーティストまたはミュージシャンエンティティのタイプに関連付けられると判定したことに基づいて、認識エンジン240はバンド「The Rolling Stones」を当該クエリにより参照されるエンティティとして識別することができる。
【0057】
ユーザ入力クエリにより参照されるエンティティおよび任意の追加のコンテキスト・タームを識別することは、幾つかの実装では、当該エンティティに関連付けられたエンティティ識別子および当該コンテキスト・タームに関連付けられたコンテキスト・ターム識別子を識別することをさらに含むことができる。例えば、エンティティまたはコンテキスト・タームが当該エンティティまたはコンテキスト・タームを一意に識別するコードまたは他の識別子、例えば、当該エンティティまたはコンテキスト・タームを識別する英数字コードに関連付けられてもよく、特定のエンティティまたはコンテキスト・タームをクエリにより参照されるとして識別するステップは、当該エンティティまたはコンテキスト・タームに関連付けられるコードまたは他の識別子を識別するステップを含むことができる。例えば、ミュージシャン「Ronnie Wood」がミュージシャン「Ronnie Wood」を識別する英数字コードに関連付けられてもよく、エンティティ「Ronnie Wood」を識別することに基づいて、認識エンジン240が、さらにエンティティ「Ronnie Wood」に関連付けられた英数字コードを識別してもよい。
【0058】
ユーザ入力クエリにより参照されるエンティティおよび任意の追加のコンテキスト・タームを識別することに基づいて、認識エンジン240は動作(C)の間に、当該エンティティおよび任意の追加のコンテキスト・タームを識別するデータをクエリ・エンジン・フロント・エンド220に送信することができる。例えば、認識エンジン240は、ユーザ204により入力されたクエリにより参照されるエンティティをミュージシャン「Ronnie Wood」として識別でき、ユーザ204により入力されたクエリにより参照される追加のコンテキスト・タームをバンド「The Rolling Stones」として識別することができる。認識エンジン240は、当該エンティティおよび当該コンテキスト・タームを識別するデータをクエリ・エンジン・フロント・エンド220に送信することができる。幾つかの実装では、認識エンジン240はさらに、当該参照されたエンティティおよび追加のコンテキスト・タームに関連付けられた識別子を決定でき、当該参照されたエンティティを識別するデータィおよび当該参照されたコンテキスト・タームを識別するデータを送信することに加えて、またはその代りに、当該エンティティ識別子およびコンテキスト・ターム識別子を含むデータをクエリ・エンジン・フロント・エンド220に送信することができる。認識エンジン240は、当該参照されたエンティティおよびコンテキスト・タームを識別するデータおよび/または当該エンティティ識別子およびコンテキスト・ターム識別子を、1つまたは複数のネットワーク上で、または1つまたは複数の他の有線または無線接続上でクエリ・エンジン・フロント・エンド220に送信することができる。
【0059】
動作(D)で、クエリ・エンジン・フロント・エンド220はユーザ入力クエリにより参照されるエンティティを識別するデータおよびユーザ入力クエリにより参照される任意の追加のコンテキスト・タームを識別するデータを受信でき、当該エンティティを識別するデータを知識エンジン250に送信することができる。例えば、クエリ・エンジン・フロント・エンド220は、ユーザ入力クエリにより参照されるエンティティをミュージシャン「Ronnie Wood」として識別する情報を受信でき、「Ronnie Wood」を識別するデータを知識エンジン250に送信することができる。幾つかの事例では、クエリ・エンジン・フロント・エンド220は、1つまたは複数のネットワーク上で、または1つまたは複数の他の有線または無線接続上で、当該参照されたエンティティを識別するデータを知識エンジン250に送信することができる。
【0060】
知識エンジン250は当該参照されたエンティティを識別するデータを受信でき、当該エンティティに関連する1つまたは複数の知識要素を識別することができる。説明したように、エンティティに関連する知識要素は、当該参照されたエンティティまたは当該参照されたエンティティに関連付けられたエンティティに関連する任意の情報を含むことができる。例えば、知識要素は、情報の知識要素を含むことができ、例えば、エンティティに関連付けられた経歴情報は、コンテンツ知識要素、例えば、エンティティ、リソース知識要素に関連付けられるかまたはそれらを特徴付ける画像、ビデオ、またはオーディオ、例えばエンティティに関連付けられたウェブサイトまたはソーシャル・ネットワークページを含むことができ、関係知識要素、例えば、どれくらいエンティティが1つまたは複数の他のエンティティに関連付けられるかを示す情報は、ニュース知識要素、例えば、当該エンティティを特徴付けるかまたはそれに関連する記事または投稿を含むことができ、または、コンピューティングデバイスのユーザインタフェースで表現または提供できる任意の他の情報タイプを含むことができる。
【0061】
幾つかの実装では、知識エンジン250は、エンティティに関連する知識要素を維持するデータベースまたはサーバにアクセスすることに基づいて、識別されたエンティティに関連する知識要素を識別することができる。例えば、知識エンジン250は、エンティティ「Ronnie Wood」を識別する情報を受信でき、当該知識エンジンは、エンティティ「Ronnie Wood」に関連付けられた知識要素を識別するためにデータベースまたはサーバにアクセスすることができる。幾つかの実装では、知識エンジン250によりアクセスされるデータベースまたはサーバは、知識エンジン250に、例えば、知識エンジン250の一部として関連付けられるデータベースまたはサーバであることができ、または知識エンジン250は、例えば、1つまたは複数のネットワーク上で、当該データベースまたはサーバにアクセスすることができる。
【0062】
当該データベースまたはサーバは様々なエンティティに関連する知識要素を格納でき、知識エンジン250は、ユーザ204により入力されたクエリにより参照されるエンティティに関連する知識要素を取得または識別することができる。例えば、知識エンジン250は、ミュージシャン「Ronnie Wood」に関連する知識要素を当該データベースまたはサーバで識別することができる。知識エンジン250は、「Ronnie Wood」に関連する知識要素について当該データベースまたはサーバを検索することに基づいて、または、「Ronnie Wood」を一意に識別するエンティティ識別子に関連する知識要素に対する検索を実施することによって、当該関連する知識要素を識別することができる。他の実装では、知識エンジン250は、当該識別されたエンティティに直接関連するエントリを当該データベースまたはサーバでアクセスすることによって、当該関連する知識要素を識別することができる。例えば、当該データベースまたはサーバは、「Ronnie Wood」に関連する知識要素を含むフォルダまたは他のデータ記憶部を維持でき、知識エンジン250は、「Ronnie Wood」に関連する知識要素を取得または識別することができる。
【0063】
幾つかの実装では、エンティティに関連する知識要素は、当該データベースまたはサーバによりアクセスされる情報、または当該データベースまたはサーバに送信されそれらにより格納される情報を含むことができる。例えば、特定のエンティティに関連するとして識別された情報を、当該データベースまたはサーバで当該エンティティに関連する知識要素として格納することができる。例えば、「Ronnie Wood」に関連するビデオ、および「Ronnie Wood」に関連するニュース記事を、「Ronnie Wood」に関連する知識要素として識別し、当該データベースまたはサーバに格納することができる。幾つかの事例では、当該ビデオおよび当該ニュース記事を当該データベースまたはサーバにより、例えば、「Ronnie Wood」の定期ウェブ検索を実施することに基づいてまたは「Ronnie Wood」に関連する新たなコンテンツがウェブで利用可能であると判定したことに基づいて識別でき、または当該ビデオおよび当該ニュース記事を、「Ronnie Wood」に関連するとして、例えば、システム200のモデレータまたはユーザが当該ビデオおよびニュース記事を「Ronnie Wood」に関連するとして識別する情報を当該データベースまたはサーバに提供することに基づいて、当該データベースまたはサーバに格納することができる。
【0064】
幾つかの実装では、知識エンジン250は、当該エンティティにクエリを提供したこと、および、当該エンティティに関連するとして識別されたクエリ結果を受信したことに基づいて、識別されたエンティティに関連する知識要素を取得または識別することができる。例えば、知識エンジン250は、検索エンジンまたは「Ronnie Wood」に対する他の検索可能リソースにクエリを提供でき、クエリ結果を受信することができる。知識エンジン250は、当該クエリ結果のうち1つまたは複数を、当該識別されたエンティティに関連付けられた知識エンティティとして識別することができる。幾つかの事例では、知識エンジン250が、検索結果に含まれる情報のサブセットを、知識要素として、または、当該知識要素を代表するものとして、例えば、当該検索結果に関連するリソースをクロールし、ユーザ入力クエリにより参照されるエンティティに最も関連するとして識別されたリソースの部分を抽出することによって、識別してもよい。
【0065】
幾つかの実装では、エンティティに関連する知識要素を1つまたは複数の属性に関連付けることができる。幾つかの事例では、知識要素に関連付けられた属性を、当該知識要素に関連付けられたメタデータに格納でき、当該知識要素コンテンツ内部に格納でき、または、当該知識要素と関連して、例えば、当該属性が当該知識要素に関連付けられるようにデータテーブルまたは他の構成物に当該属性を格納するデータ記憶部に格納することができる。
【0066】
知識要素に関連付けられた属性は当該知識要素に関連付けられた要素タイプを含むことができる。例えば、知識要素を、情報の知識要素、例えば、当該エンティティに対する経歴情報に関連する情報の知識要素として、当該エンティティに関連付けられたコンテンツ知識要素、例えば、画像、ビデオ、またはオーディオとして、リソース知識要素、例えば、当該エンティティに関連付けられたウェブサイトとして、例えば、当該識別されたエンティティに関連する他のエンティティを識別する関係知識要素として、ニュース知識要素、例えば、当該エンティティに関する投稿または記事として識別してもよく、または、別の要素タイプとしてカテゴリ化することができる。
【0067】
知識要素に関連付けられた属性はまた、当該知識要素に関連付けられた順位スコアを含むことができる。例えば、知識要素に多数の因子に基づいて順位スコアを割り当ててもよく、当該順位スコアが当該知識要素に関連付けられてもよい。かかる因子は、例えば、どれだけ最近に当該知識要素が生成または取得されたか、例えば、どれだけ最近にニュース記事が発行されたかを含むことができ、どれだけ当該知識要素が人気があるかまたは重要なものであると考えられるかを含むことができ、例えば、どれだけ多くのビューまたはクリックを当該知識要素または当該知識要素に関連付けられたリソースが受信したかに基づいて、どれだけ当該知識要素が当該エンティティに対して基本的であるか、例えば、当該知識要素がエンティティの年齢または場所のような基本経歴情報に関連付けられるかどうかを含むことができ、または他の因子を含むことができる。幾つかの事例では、知識エンジン250が、当該順位スコアを当該知識要素に割り当ててもよく、または当該順位スコアを別のシステムにより当該知識要素に割り当ててもよく、または、人、例えば、システム200のモデレータまたはユーザにより当該知識アイテムに割り当てもよい。
【0068】
他の属性を知識要素に関連付け、当該知識要素と関連して格納することができる。例えば、知識要素に関連付けられた他の属性は、当該知識要素に関連付けられたデータ、当該知識要素に関連付けられた位置、当該知識要素に関連付けられたファイルサイズおよび/または物理ディスプレイ・サイズ、当該知識要素の要約、または当該知識要素に関する他の情報または知識パネルに表示するために当該知識要素を提供することに関する他の情報を含むことができる。
【0069】
幾つかの実装では、当該参照されたエンティティに関連付けられた知識要素を識別することに加えて、知識エンジン250は当該知識アイテムに関連付けられた追加の情報にアクセスすることができる。例えば、知識エンジン250は当該知識要素に関連付けられたエンティティを識別でき、当該知識要素の要約または経歴情報にアクセスすることができ、または、当該知識要素に関連付けられた他の情報にアクセスすることができる。
【0070】
ユーザ入力クエリにより参照されるエンティティに関連する1つまたは複数の知識要素を識別することに基づいて、知識エンジン250は、動作(E)の間に、当該参照されたエンティティに対して識別された当該知識要素を識別するデータをクエリ・エンジン・フロント・エンド220に送信することができる。例えば、知識エンジン250は、ミュージシャン「Ronnie Wood」に関連する1つまたは複数の知識要素を取得および/または識別でき、当該知識要素を含むかまたは識別するデータをクエリ・エンジン・フロント・エンド220に送信することができる。知識エンジン250は、当該知識要素を含むかまたは識別するデータを、1つまたは複数のネットワーク上で、または1つまたは複数の他の有線または無線接続上でクエリ・エンジン・フロント・エンド220に送信することができる。クエリ・エンジン・フロント・エンド220は、当該知識要素を含むかまたは識別するデータを知識エンジン250から受信することができる。
【0071】
動作(F)で、クエリ・エンジン・フロント・エンド220はユーザ入力クエリにより参照されるエンティティに対して識別された知識要素を識別するデータおよびユーザ入力クエリにより参照される任意の追加のコンテキスト・タームを識別するデータを、知識パネル・コンテキスチュアライザ230に送信することができる。例えば、クエリ・エンジン・フロント・エンド220は、ユーザにより入力されたクエリ204により参照されるエンティティをミュージシャン「Ronnie Wood」として識別する情報を受信し、クエリ・エンジン・フロント・エンド220は、エンティティ「Ronnie Wood」に対して識別された知識要素を識別するデータを知識パネル・コンテキスチュアライザ230に送信することができる。さらに、クエリ・エンジン・フロント・エンド220は、ユーザ204により入力されたクエリにより参照される1つまたは複数のコンテキスト・タームの識別子を含むデータを送信することができる。例えば、クエリ・エンジン・フロント・エンド220は、コンテキスト・ターム「The Rolling Stones」を識別するデータを知識パネル・コンテキスチュアライザ230に送信することができる。幾つかの事例では、クエリ・エンジン・フロント・エンド220は、当該参照されたエンティティに対して識別された知識要素を識別するデータおよび当該1つまたは複数のコンテキスト・タームを識別するデータを、1つまたは複数のネットワーク上で、または1つまたは複数の他の有線または無線接続上で、知識パネル・コンテキスチュアライザ230に送信することができる。
【0072】
知識パネル・コンテキスチュアライザ230は、ユーザ入力クエリにより参照されるエンティティに対して識別された知識要素を識別するデータおよびユーザ入力クエリにより参照される追加のコンテキスト・タームを識別するデータを受信することができる。当該知識パネル・コンテキスチュアライザは、当該追加のコンテキスト・タームに基づいて、当該参照されたエンティティに関連付けられた1つまたは複数の知識要素にスコアを割り当てて順位付けることができる。当該順位スコアを、ユーザの関心を満足し、ユーザの意図が理解されたことをユーザに示すために、ユーザ入力検索クエリに対する応答を提供するために使用することができる。
【0073】
当該1つまたは複数の追加のコンテキスト・タームを識別することに基づいて、当該知識要素に関連付けられた順位スコアを割り当てかつ/または調節することができる。例えば、知識パネル・コンテキスチュアライザ230が、ミュージシャン「Ronnie Wood」を識別する情報およびコンテキスト・ターム「The Rolling Stones」を識別する情報を受信してもよい。知識パネル・コンテキスチュアライザ230は、コンテンツ・データベース235にアクセスすることによって、コンテキスト・ターム「The Rolling Stones」に対してミュージシャン「Ronnie Wood」に関連付けられた1つまたは複数の知識要素にスコアを付け、順位付けることができる。
【0074】
他の例では、知識パネル・コンテキスチュアライザ230は、ユーザクエリにより参照されるエンティティ「Salman Khan」に対して識別された知識要素を識別するデータ、ならびに追加のコンテキスト・ターム「Academy」を識別するデータを受信してもよい。知識パネル・コンテキスチュアライザ230はついで、コンテンツ・データベース235にアクセスすることによって、コンテキスト・ターム「Academy」に対して「Salman Khan」に関連付けられた知識要素の1つまたは複数をスコア付け、順位付けることができる。教師「Salman Khan」に関連付けられた知識要素が、ボリウッド俳優Salman Khanに関連付けられた知識要素より高くランキング内に表れてもよい。
【0075】
他の例では、知識パネル・コンテキスチュアライザ230は、ユーザクエリにより参照されるエンティティ「Faith Hill」に対して識別された知識要素を識別するデータ、ならびに追加のコンテキスト・ターム「2014」を識別するデータを受信してもよい。知識パネル・コンテキスチュアライザ230はついで、コンテンツ・データベース235にアクセスすることによって、コンテキスト・ターム「2014」に対して「Faith Hill」に関連付けられた当該知識要素の1つまたは複数をスコア付け、順位付けることができる。2014年の歌手のキャリアおよび実績、例えば、賞受賞、リリースした曲または出演した映画に関連付けられた知識要素が、他の年に関連付けられた知識要素より高くランキング内に現れてもよい。
【0076】
さらに他の例では、知識パネル・コンテキスチュアライザ230が、ユーザクエリにより参照されるエンティティ「Boyz n the Hood」に対して識別された知識要素を識別するデータ、ならびに追加のコンテキスト・ターム「Doughboy」を識別するデータを受信してもよい。知識パネル・コンテキスチュアライザ230はついで、コンテンツ・データベース235にアクセスすることによって、コンテキスト・ターム「Doughboy」に対して「Boyz n the Hood」に関連付けられた知識要素の1つまたは複数をスコア付け、順位付けることができる。キャラクタ「Doughboy」に関連付けられた知識要素、映画のキャスト・リストまたは俳優「Ice Cube」が、映画の他の態様、例えば、リリース・データ、シノプシス、評価に関連付けられた知識要素より高くランキング内に現れてもよい。
【0077】
順位スコアを、エンティティに関連付けられた知識要素に関連付けられた要素タイプに基づいて割り当てかつ/または調節することができる。例えば、コンテキスト・タームが「Ronnie Wood」により書かれた曲を指すと判定したことに基づいて、「Ronnie Wood」により書かれた曲を識別するかまたは含む、知識要素に関連付けられた割り当てられるかまたは調節された順位スコアが、「Ronnie Wood」を特徴付ける音楽ビデオを識別するかまたは含む、知識要素に関連付けられた割り当てられるかまたは調節された順位スコアより高くてもよい。
【0078】
知識要素に関連付けられた順位スコアを割り当てかつ/または調節するときに、他の因子を考慮することができる。幾つかの実装では、どれだけ最近に情報がリリースされたかを判定したことに基づいて、知識要素に関連付けられた順位スコアを割り当てかつ/または調節することができる。例えば、過去の月に公開されたニュース記事に関連付けられた知識要素が、6か月前に公開されたニュース記事に関連付けられた知識要素より高い割り当てられるかまたは調節された順位スコアを有してもよい。
【0079】
幾つかの実装では、当該知識要素に関連付けられた情報の品質を決定したことに基づいて、知識要素に関連付けられた順位スコアを割り当てかつ/または調節することができる。例えば、知識エンジン250またはクエリ・エンジン・フロント・エンド220は、幾つかのビュー、例えば、知識要素に関連付けられた情報が受信したウェブヒット、当該知識要素に関連付けられた情報に言及する幾つかの投稿、当該知識要素に関連付けられた情報へのリンク、および/または当該知識要素に関連付けられた情報が他のリソースまたは情報に対して有する幾つかのリンクを決定することができる。より多くのビュー、投稿内のより多くの数の言及、当該情報へのより多くの数のリンク、および/または他のリソースまたは情報へのより多くの数のリンクを受信した情報に関連付けられた知識要素を、より少ないビューおよび言及を受信する情報に関連付けられ、より少ないリンクに関連付けられた知識要素より高い品質であるとして識別することができる。知識要素の決定された品質に基づいて、例えば、より高い品質知識要素により低い品質の知識要素よりも高い順位スコアが割り当てられるように、知識要素に関連付けられた順位スコアを割り当てかつ/または調節することができる。
【0080】
幾つかの実装では、2つ以上のコンテキスト・タームを識別することに基づいて、知識要素に関連付けられた順位スコアを割り当てかつ/または調節することができる。例えば、
図2の動作(F)に関して説明されたように、エンティティ「Ronnie Wood」をユーザ204により提供されたクエリおよび2つのコンテキスト・ターム「The Rolling Stones」および「songs」から識別することに基づいて、知識パネル・コンテキスチュアライザ230は両方のコンテキスト・タームに基づいて知識要素に順位スコアを割り当てることができる。例えば、コンテキスト・ターム「The Rolling Stones」および「songs」を識別することに基づいて、バンド「The Rolling Stones」のメンバ「Ronnie Wood」により書かれるかまたは演奏される曲に関する情報を識別するかまたは含む知識要素に関連付けられた割り当てられるかまたは調節された順位スコアは、バンド「The Rolling Stones」により書かれるかまたは演奏される全ての他の曲に関する情報を識別するかまたは含む知識要素に関連付けられた割り当てられるかまたは調節された順位スコアより高くてもよい。
【0081】
幾つかの実装では、ユーザ204に関連付けられた年齢グループまたは適合性評価および/または参照されるエンティティに関連する知識要素を決定したことに基づいて、知識要素に関連付けられた順位スコアを割り当てかつ/または調節することができる。例えば、クエリ・エンジン・フロント・エンド220は、ユーザ204の以前の検索履歴に基づいて、ユーザ204のアカウントまたはプロフィールに基づいて、ユーザ204により使用されるウェブ・ブラウザまたは他のアプリケーションに関連付けられたペアレンタル・コントロールに基づいて、または他の情報に基づいて、ユーザ204の年齢グループを決定することができる。クエリ・エンジン・フロント・エンド220および/または知識エンジン250がまた、当該参照されたエンティティに関連する知識要素に関連付けられた適合性評価を、例えば、当該知識要素に関連付けられた情報に割り当てられた適合性評価を識別することに基づいて、または他の分析を実施すること、例えば、当該知識要素に関連付けられた情報をクロールすることに基づいて、決定してもよい。ユーザ204の決定された年齢グループおよび/または知識要素に関連付けられた適合性評価に基づいて、当該知識要素に関連付けられた順位スコアを割り当てかつ/または調節することができる。
【0082】
幾つかの実装では、ユーザ204の関心を識別でき、知識要素に関連付けられた順位スコアをユーザ204の関心に基づいて割り当てかつ/または調節することができる。幾つかの実装では、知識パネルに含まれるリンクのユーザの選択のような、知識パネルおよび/または知識パネルに含まれる情報とのユーザ204の対話の履歴を決定でき、知識要素に関連付けられた順位スコアを、ユーザ204の対話履歴に基づいて割り当てかつ/または調節することができる。実際、他の因子をさらにまたはあるいは知識要素に関連付けられた順位スコアを割り当てかつ/または調節する際に考慮して、関連する知識パネルをユーザ入力クエリに応答してシステム200がユーザに提供することを可能とする。
【0083】
知識パネル・コンテキスチュアライザ230は、動作(G)の間に、参照されたエンティティおよびユーザ入力クエリにより参照される1つまたは複数のコンテキスト・タームに関連付けられた知識要素の順位スコアを割り当てるかまたは調節でき、当該知識要素を識別するデータおよびそれらの対応する順位スコアをクエリ・エンジン・フロント・エンド220に送信することができる。幾つかの事例では、知識パネル・コンテキスチュアライザ230は、順位付けられた知識要素に関連付けられた追加の情報をクエリ・エンジン・フロント・エンド220に送信することができる。幾つかの実装に従って、知識パネル・コンテキスチュアライザ230は、当該参照されたエンティティおよび当該ユーザ入力クエリにより参照される1つまたは複数のコンテキスト・タームに関連付けられた順位付けられた知識要素を識別するデータをクエリ・エンジン・フロント・エンド220に、1つまたは複数のネットワーク上で、または1つまたは複数の他の有線または無線接続上で送信することができる。
【0084】
クエリ・エンジン・フロント・エンド220は、当該参照されたエンティティおよび当該ユーザ入力クエリにより参照される1つまたは複数のコンテキスト・タームに関連付けられた順位付けられた知識要素を識別するデータを受信することができる。クエリ・エンジン・フロント・エンド220は、動作(H)の間に、知識パネルに含めるための知識要素を、当該知識要素の順位スコアに基づいて選択することができる。幾つかの実装では、知識パネルに含めるための知識要素を選択するステップは、当該識別された知識要素、当該識別された知識要素に関連付けられた情報、および/または当該ユーザ入力クエリにより参照される1つまたは複数のコンテキスト・タームに関連付けられた情報に関して追加の分析を実施するステップを含むことができる。
【0085】
幾つかの実装では、知識パネルに含めるための識別された知識要素のうち1つまたは複数を選択するステップは、当該知識要素に関連付けられた割り当てられた順位スコアに基づく。幾つかの事例では、知識パネルに含めるための知識要素を選択するステップは、最高の、またはあるいは最低の、順位スコアが割り当てられた特定の数の知識要素を選択するステップを含むことができる。他の事例では、知識パネルに含めるための知識要素を選択するステップは、順位スコア閾値を満たす、割り当てられるかまたは調節された順位スコアに関連付けられた全てのまたは特定の数の知識要素を選択するステップを含むことができ、または、割り当てられるかまたは調節された順位スコアおよび1つまたは複数の他の基準に基づいて知識要素を選択するステップを含むことができる。
【0086】
知識要素に関連付けられた順位スコアを割り当てかつ/または調節することに加えて、クエリ・エンジン・フロント・エンド220は、ユーザ入力クエリに応答して知識パネルを提供することに関連する他のパラメータを決定することができる。例えば、知識パネルを検索結果ページ内でユーザに表示するために提供してもよく、クエリ・エンジン・フロント・エンド220は、当該検索結果ページ内での1つまたは複数の他のウェブ検索結果の間の知識パネルの配置を決定することができる。例えば、知識パネルを検索結果ページの最上位に、例えば、検索結果のリストの前に表示するかどうかを判定してもよく、または、当該検索結果ページ内の別の位置に、例えば、検索結果のリストの下、検索結果のリストの中央、検索結果のリストのそばのサイド・パネル内、検索結果ページ内部のポップアップウィンドウ内、または別々のウェブ・ブラウザウィンドウ内またはウェブ・ブラウザの別々のタブ内のような別の位置に表示してもよい。
【0087】
幾つかの実装では、クエリ・エンジン・フロント・エンド220は、知識パネル内に表示するための知識要素の順序を、当該ユーザ入力クエリにより参照される1つまたは複数のコンテキスト・タームに基づいて決定することができる。例えば、知識パネルを、追加のコンテキスト・タームに基づいて、選択された知識要素を特定の順序で、例えば、ユーザ204に最も関連するとして識別されている知識要素または参照されたエンティティに最も密接に関連するものが最初に知識パネルに表示され、あまり関連しない知識要素または参照されたエンティティに関連しない要素が知識パネル内の知識要素のリストのさらに下に表示されるように、表示するように構成することができる。
【0088】
幾つかの実装では、クエリ・エンジン・フロント・エンド220は、知識パネルに含めるための情報の量、知識パネルに表示するための情報のタイプ、または知識パネルを表示するかまたは知識パネルの表示を諦めるかのような、知識パネル内部の知識要素の提示に関連する他のパラメータの調節を決定することができる。
【0089】
知識パネル内に表示するための知識要素を選択でき、当該知識要素に関連付けられた割り当てられるかまたは調節された順位スコアに少なくとも基づいて、知識パネルの提示に関連するパラメータを決定することができる。例えば、説明されたように、特定の知識要素が知識エンジン250により識別された当該知識要素の最高の順位スコアを有することに基づいて、知識パネルに含めるための当該特定の知識要素を選択することができる。幾つかの事例では、当該特定の知識要素を、特定の閾値を満たす順位スコアに当該知識要素が関連付けられていること、特定の範囲の順位スコアを満たす順位スコアに当該知識要素が関連付けられていることに基づいて選択でき、または、他の因子に基づいて選択することができる。
【0090】
他の例では、検索結果ページ内の知識パネルの位置は、知識パネル内に表示するために選択された知識要素の順位スコアのような、1つまたは複数の知識要素の順位スコアに依存することができる。例えば、クエリ・エンジン・フロント・エンド220は、知識パネルを、検索結果ページの最上位に、例えば、検索結果のリストの前、または検索結果ページの中央、例えば、検索結果のリストの中央に、検索結果のリストに含まれる知識要素の順位スコアに基づいて、表示することを決定することができる。別の例では、知識パネルに含めるための幾つかの知識要素を、幾つかの知識要素が順位スコア閾値を満たす順位スコアを有すると判定したことに基づいて、決定することができる。例えば、3つの知識要素のみが当該閾値を満たす順位スコアに関連付けられると判定したことに基づいて、これらの3つの知識要素のみが知識パネルに表示され、5つの知識要素が当該閾値を満たす順位スコアに関連付けられることが判定された場合、当該5つの知識要素全てを知識パネルに表示してもよい。
【0091】
幾つかの事例では、知識要素に関連付けられた順位スコアは、説明された因子の全て、説明された因子のサブセット、または異なる因子を考慮してもよく、知識パネル内の特定の知識要素を選択するステップは、当該知識要素に関連付けられた順位スコアおよび他の因子に基づいて当該知識要素を選択するステップを含むことができる。
【0092】
同様に、幾つかの実装では、他の因子に加えて知識要素に関連付けられた順位スコアに基づいて、知識パネルの提示に関連付けられたパラメータを決定することができる。例えば、1つまたは複数の知識要素の1つまたは複数の順位スコアが所定の閾値を超えるかまたは満たす場合、クエリ・エンジン・フロント・エンド220が、知識パネルをユーザ204に出力すると決定してもよい。反対に、当該知識要素の各順位スコアが所定の閾値を超えるかまたは満たすことができない場合、クエリ・エンジン・フロント・エンド220が、知識パネルをユーザ204に出力するのを諦めると決定してもよい。
【0093】
知識パネルに含めるための知識要素を選択するステップ、あるいは知識パネルの提示に関連するパラメータを決定するステップに基づいて、クエリ・エンジン・フロント・エンド220は、動作(I)の間に、知識パネルの提示に関連付けられた情報をクライアント・デバイス202に送信することができる。幾つかの実装では、クエリ・エンジン・フロント・エンド220は1つまたは複数の選択された知識要素に関連付けられたデータおよび知識パネルの提示に関連するデータをクライアント・デバイスに、1つまたは複数のネットワーク上で、または1つまたは複数の他の有線または無線接続上で送信することができる。
【0094】
クライアント・デバイス202は、知識パネルを表示することに関連付けられたデータをクエリ・エンジン・フロント・エンド220から受信し、当該選択された知識要素を含む知識パネルをユーザ204に出力するために提供することができる。幾つかの実装では、クライアント・デバイス202は、知識パネルの提示に関連付けられた1つまたは複数のパラメータを定義する情報を受信でき、知識パネルが当該パラメータに従ってユーザに表示されるように、ユーザ202に出力するための知識パネルを提供することができる。
【0095】
幾つかの実装では、知識パネルを、ユーザ入力クエリに関連する1つまたは複数の検索結果を含む検索結果ページ内部に配置することができる。例えば、クライアント・デバイス202はユーザインタフェース206を表示することができる。ユーザインタフェース206は検索結果ページであることができる。ユーザインタフェース206はクエリ入力フィールド208、知識パネル210、および1つまたは複数の検索結果212を含む。示したように、例えば、ユーザインタフェース206は知識パネル210を、検索結果ページの最上位に、例えば、1つまたは複数の検索結果212のリストの上に表示することができる。
図2に示すように、ユーザ入力クエリ「Ronnie The Rolling Stones」を受信したことに応答して、クライアント・デバイス202は、ミュージシャン「Ronnie Wood」の画像を含みメンバ「Ronnie Wood」の略歴およびバンド「The Rolling Stones」に関連する情報を含む知識パネル210を提供している。
【0096】
説明したように、ユーザ204に提供されたユーザインタフェース206は、ユーザ入力クエリに関連する1つまたは複数の検索結果を含むことができる。例えば、ユーザ204がクエリ「Ronnie The Rolling Stones」を提供したことに基づいて、1つまたは複数の検索結果212を識別でき、当該1つまたは複数の検索結果212をユーザ204に提供されたユーザインタフェース206に提供することができる。クエリ「Ronnie The Rolling Stones」に応答して識別された検索結果212は、ユーザ入力クエリにより参照される1つまたは複数のコンテキスト・タームに関わらず同一の検索結果であることができ、または当該識別された検索結果はユーザ入力クエリにより参照される1つまたは複数のコンテキスト・タームに依存することができる。幾つかの事例では、識別された当該検索結果は、知識パネル210に提示された知識要素に依存することができる。検索結果を、ユーザ入力クエリを検索エンジンに送信したこと、および1つまたは複数の検索結果を当該検索エンジンから、例えば、当該検索エンジンに関連付けられたサーバから識別または受信したことに基づいて、決定することができる。
【0097】
幾つかの実装では、検索結果を識別し、クライアント・デバイス202に送信することができる。クライアント・デバイス202は、当該検索結果を識別する情報および知識パネルを表示することに関連付けられたデータを受信でき、当該検索結果と知識パネルの両方を表示するようにユーザインタフェースを構成することができる。他の実装では、識別された検索結果に関連付けられた情報をクエリ・エンジン・フロント・エンド220に送信でき、クエリ・エンジン・フロント・エンド220は、知識パネルを表示することに関連付けられ検索結果に関連付けられた情報を含むデータをクライアント・デバイス202に送信することができる。クライアント・デバイス202は当該情報をクエリ・エンジン・フロント・エンド220から受信でき、知識パネルの提示に関連付けられたパラメータに従って、知識パネルおよび検索結果をユーザ204に提供することができる。さらに他の実装では、クエリ・エンジン・フロント・エンド220は知識パネルの提供に関連付けられた情報を検索エンジンに送信でき、当該検索エンジンは、当該知識パネルの提供に関連付けられた情報ならびに1つまたは複数の検索結果に関連付けられた情報を含むデータをクライアント・デバイス202に送信することができる。
【0098】
図3は、媒体消費履歴に基づいて知識パネルを提供するための例示的なプロセス300を表す。例えば、プロセス300を、ユーザ204により入力されたクエリを受信したことに応答してシステム200により実施することができる。
【0099】
ステップ302で、エンティティを識別し1つまたは複数のコンテキスト・タームを識別する要求が受信される。幾つかの事例では、当該要求を、ユーザにより送信された検索クエリに関連付けられた要求として受信することができる。例えば、クエリ・エンジン・フロント・エンド220は、ユーザ204により入力されたクエリにより参照されるエンティティおよび1つまたは複数のコンテキスト・タームの両方を識別するデータを受信することができる。幾つかの事例では、クエリ・エンジン・フロント・エンド220は、ユーザ入力クエリを符号化するデータをクライアント・デバイス202から受信でき、当該ユーザ入力クエリを符号化するデータをエンティティ認識エンジン240に送信することができる。当該クエリにより参照されるエンティティをエンティティ認識エンジン240により識別でき、エンティティ認識エンジン240は、当該エンティティに対する識別子を含むデータをクエリ・エンジン・フロント・エンド220に送信することができる。他の実装では、クエリ・エンジン・フロント・エンド220により受信されたデータは当該エンティティと当該1つまたは複数のコンテキスト・タームの両方を識別することができる。例えば、クエリ・エンジン・フロント・エンド220は、ユーザ入力クエリにより参照されるエンティティを一意に識別する識別子とユーザ入力クエリにより参照される1つまたは複数のコンテキスト・タームを一意に識別する識別子とを含むデータをクライアント・デバイス202から受信することができる。クエリ・エンジン・フロント・エンド220は当該ユーザ入力クエリにより参照されるエンティティを識別するデータと当該1つまたは複数のコンテキスト・タームを識別するデータを、1つまたは複数のネットワーク上で、または1つまたは複数の他の有線または無線接続上で受信することができる。
【0100】
ステップ304で、当該エンティティに関連する知識要素が識別される。例えば、クエリ・エンジン・フロント・エンド220は、ユーザ入力クエリにより参照されるエンティティを識別するデータを受信でき、当該エンティティに関連する知識要素を識別することができる。幾つかの実装では、クエリ・エンジン・フロント・エンド220は、当該エンティティを識別するデータを知識エンジン250に送信し、当該エンティティに関連する知識要素を含むかまたは識別するデータを知識エンジン250から受信することによって、当該エンティティに関連する知識要素を識別することができる。幾つかの事例では、クエリ・エンジン・フロント・エンド220は、当該エンティティを識別するデータを送信し、当該エンティティに関連する知識要素に関連付けられたデータを知識エンジン250から、1つまたは複数のネットワーク上で、または1つまたは複数の有線または無線接続上で受信することができる。
【0101】
ステップ306で、当該エンティティに関連付けられた1つまたは複数のコンテキスト・タームが識別される。例えば、クエリ・エンジン・フロント・エンド220は、ユーザ入力クエリにより参照される1つまたは複数のコンテキスト・タームを識別するデータを受信でき、当該エンティティに関連付けられたコンテキスト・タームのうち1つまたは複数を識別することができる。幾つかの実装では、当該クエリ・エンジン・フロント・エンドは、ユーザ入力クエリにより参照されるエンティティを識別するデータおよび当該コンテキスト・タームを識別するデータを知識エンジン250に送信し、当該エンティティおよび当該コンテキスト・タームの両方に関連する知識要素を含むかまたは識別するデータを知識エンジン250から受信することによって、当該エンティティに関連付けられた当該コンテキスト・タームのうち1つまたは複数を識別することができる。幾つかの事例では、クエリ・エンジン・フロント・エンド220は、ユーザ入力クエリにより参照されるエンティティを識別するデータおよびコンテキスト・タームを識別するデータを知識エンジン250に送信し、当該エンティティに関連する知識要素および当該コンテキスト・タームの両方を含むかまたは識別するデータを知識エンジン250から、または1つまたは複数の有線または無線接続上で受信することができる。
【0102】
ステップ308で、知識要素に関連付けられた順位スコアは、ユーザ入力クエリにより参照されユーザ入力クエリにより参照されるエンティティに関連付けられた1つまたは複数のコンテキスト・タームを識別することに基づいて、割り当てられる。例えば、クエリ・エンジン・フロント・エンド220は、当該参照されたエンティティに関連する知識要素を知識エンジン250から受信し、当該参照されたエンティティに関連付けられたコンテキスト・タームを識別することができる。クエリ・エンジン・フロント・エンド220は、当該参照されたエンティティに関連する知識要素に関連付けられた順位スコアを、関連するコンテキスト・タームを識別することに基づいて、例えば、
図2の動作(H)に関して説明したプロセスを用いることによって、割り当て、かつ/または調節することができる。幾つかの実装では、クエリ・エンジン・フロント・エンド220は当該知識要素および当該参照されたエンティティに関連する1つまたは複数のコンテキスト・タームを識別するデータを、1つまたは複数のネットワーク上で、または1つまたは複数の有線または無線接続上で受信することができる。
【0103】
ステップ310で、1つまたは複数の知識要素が知識パネルに含まれるように選択される。当該知識要素の選択は当該知識要素に割り当てられた順位スコアに少なくとも基づく。例えば、クエリ・エンジン・フロント・エンド220は、当該知識要素に割り当てられた順位スコアに基づいて、知識パネルに含めるための知識要素の1つまたは複数を選択することができる。当該知識パネルを、ユーザ入力クエリを受信したことに応答してユーザ204に提供することができる。例えば、クエリ・エンジン・フロント・エンド220は、最高の順位スコアに関連付けられた特定の数の知識要素を選択でき、特定の閾値を満たす順位スコアに関連付けられた知識要素を選択でき、または、1つまたは複数の他の基準を満たす順位スコアに関連付けられた知識要素を選択することができる。幾つかの実装では、当該知識要素に関連付けられた他のデータを、知識パネルに表示するために当該知識要素を選択するときに考慮することができる。例えば、知識要素を、どれだけそれが最近のものであるか、どれだけそれが人気があるか、またはどれだけそれが重要と判定されるべきかに基づいて、例えば、当該知識要素に関連付けられた幾つかのリンクに基づいて、その割り当てられた順位スコアに基づいて当該知識要素を選択するステップに加えて、選択してもよい。
【0104】
ステップ312で、当該選択された知識要素が出力のために提供される。当該選択された知識要素が知識パネルに提示される。例えば、クエリ・エンジン・フロント・エンド220は、データをクライアント・デバイス202に、または別のシステムに、例えば、当該選択された知識要素を知識パネルに含めてユーザ204に出力するための検索エンジンに送信することができる。幾つかの実装では、知識パネルを、ユーザ入力クエリに関連する1つまたは複数の検索結果を含む検索結果ページ内部で提供することができる。クエリ・エンジン・フロント・エンド220は、当該選択された知識要素を含む知識パネルを提供することに関連するデータを、1つまたは複数のネットワーク上で、または1つまたは複数の他の有線または無線接続上で送信することができる。対応する知識パネル内の選択された知識要素の提示を、
図4A乃至4Dを参照してより詳細に以下で説明する。
【0105】
図4A乃至4Dは、1つまたは複数のコンテキスト・タームに基づいて知識パネルを表示する例示的なユーザインタフェース400、420、440、460を示す。幾つかの実装では、ユーザインタフェース400、420、440、460を、ユーザ入力クエリに応答してユーザに提供することができる。幾つかの実装では、ユーザインタフェース400、420、440、460を、ユーザにクエリ特徴を提供できるウェブ・ブラウザまたは他のアプリケーションに、例えば、ユーザにウェブ・ブラウザを介してアクセス可能である検索エンジンにより提供された検索結果ページに、提供することができる。
【0106】
図4Aに示すユーザインタフェース400は、ユーザにより入力されたクエリに応答して知識パネルを表示するための代表的なユーザインタフェースである。幾つかの実装では、ユーザインタフェース400を、ユーザが情報の要求を提供することを可能とする検索エンジンまたは他のシステムでクエリを提供したことに応答して、ユーザに提供することができる。手短に言うと、ユーザインタフェース400はクエリ入力フィールド402、クエリ要求制御404、知識パネル410、および検索結果415を含む。
【0107】
ユーザインタフェース400を、ユーザにより入力されたクエリに応答して提供することができる。例えば、
図4Aに示すように、ユーザがクエリ「Salman Khan教師」をクエリ入力フィールド402で入力し、ユーザインタフェース400を、ユーザがクエリ要求制御404を選択したことに応答して、ユーザに提供することができる。知識パネル410に含まれる情報は、当該クエリ入力により参照されるエンティティ「Salman Khan」に関連付けられるコンテキスト・ターム「教師」を識別することに基づいて、知識パネル410に含めるために選択されている。さらに、知識パネル410はユーザインタフェース400内の検索結果415の上に表示される。
【0108】
ユーザ入力クエリに応答して提示されたユーザインタフェース400は、教師「Salman Khan」に関連する情報を提供する知識パネル410を含むことができる。示したように、知識パネル410は、Salman Khanを識別し、「Salman Khan、教師」の略歴、例えば、「Salman Khan is a Bengali American teacher, entrepreneur and former hedge fund analyst…」と記述する略歴の抜粋を含み、ユーザは当該略歴のより多くの部分を見るオプションを有し、教師Salman Khanに関する事実のリスト、例えば、誕生日、国籍、身長、配偶者、教育を含み、人が検索するのに関心がありうるエンティティ、例えば、「Bill Gates」、「Sugata Mitra」および「Daphne Koller」を識別するパネルを含む。ユーザは右にスクロールすることによって当該パネルのより多くの部分を見るオプションを有する。
【0109】
ユーザインタフェース400はさらに、クエリ「Salman Khan教師」に関連する検索結果415を提供する。例えば、
図4Aに示すように、検索結果415は「Salman Khan」に関するオンライン百科事典のエントリに対する結果、例えば、「Salman Khan(教師)」に関するウィキペディア記事、教師「Salman Khan」により設立されたKhanアカデミーに関するウェブサイトを含む。ユーザは、下にスクロールすることによって検索結果のより多くの部分を見るオプションを有する。
【0110】
図4Bに示すユーザインタフェース420は、ユーザにより入力されたクエリに応答して提供できる別のユーザインタフェースを表す。例えば、
図4Bに示すように、ユーザはクエリ「Salman Khan、俳優」をクエリ入力フィールド422で入力し、ユーザがクエリ要求制御424を選択したことに応答して、ユーザインタフェース420をユーザに提供することができる。本例では、
図4Aに示すように、知識パネルに含まれる当該情報が、エンティティ「Salman Khan」を識別することに基づいて、
図4Aに示すコンテキスト・ターム「教師」と反対に、当該クエリ入力により参照されるエンティティ「Salman Khan」に関連付けられるコンテキスト・ターム「俳優」を識別することに基づいて、知識パネル435に含めるために選択されている。
図4Aのように、知識パネル435はユーザインタフェース内の検索結果430の上に表示される。
【0111】
ユーザ入力クエリに応答して提示されたユーザインタフェース420は、俳優「Salman Khan」に関連する情報を提示する知識パネル435含むことができる。示したように、知識パネル435は、Salman Khanを識別し、「Salman Khan、俳優」の略歴、例えば、「Salman Khan is an Indian actor, producer, philanthropist and television personality…」と記述する略歴の抜粋を含み、ユーザは当該略歴のより多くの部分を見るオプションを有し、俳優Salman Khanに関する事実のリスト、例えば、誕生日、国籍、身長、来たる映画を含み、俳優Salman Khanが出演する映画およびTV番組、例えば、「Kick」、「Jai Ho」および「Bigg Boss」を示すパネルを含み、人が検索するのに関心がありうるエンティティ、例えば、「Shah Rukh Khan」、「Aamir Khan」および「Katrina Kaif」を示すパネルを含む。ユーザは右にスクロールすることによって両方のパネルのより多くの部分を見るオプションを有する。
【0112】
ユーザインタフェース420さらに、クエリ「Salman Khan俳優」に関連する検索結果430を提供する。例えば、
図4Bに示すように、検索結果430はSalman Khanのオフィシャルウェブサイトに関する結果を含み、ユーザは、下にスクロールすることによってより多くの検索結果を見るオプションを有する。
【0113】
図4Cに示すユーザインタフェース440は、追加のコンテキスト・タームを含まないユーザにより入力されたクエリに応答して知識パネルを表示するための別の代表的なユーザインタフェースである。幾つかの実装では、ユーザが情報の要求を提供することを可能とする検索エンジンまたは他のシステムでクエリを提供したことに応答して、ユーザインタフェース440をユーザに提供することができる。手短に言うと、ユーザインタフェース440はクエリ入力フィールド442、クエリ要求制御444および知識パネル450を含む。
【0114】
ユーザにより入力されたクエリに応答して、ユーザインタフェース440を提供することができる。例えば、
図4Cに示すように、ユーザがクエリ「Boyz in da Hood」をクエリ入力フィールド442で入力し、ユーザインタフェース440を、ユーザがクエリ要求制御444を選択することに応答して、ユーザに提供することができる。知識パネル440に含まれる当該情報は、当該クエリ入力により参照される映画「Boyz n the Hood」を識別することに基づいて、知識パネル440に含めるために選択されている。
【0115】
ユーザ入力クエリに応答して提示されたユーザインタフェース440は、映画「Boyz n the Hood」に関連する情報を提供する知識パネル450を含むことができ。示したように、知識パネル410は映画「Boyz n the Hood」のタイトル、当該映画の時間、例えば、2時間7分、当該映画のジャンル、例えば、「Teen film/Coming of age」、「Tre (Cuba Gooding Jr.) is sent to live with his father, Furious Styles (Larry Fishburne), in tough South Central Los Angeles…」を記述する映画のシノプシスを識別し、ユーザは当該シノプシスのより多くの部分を見るオプションを有し、当該映画に関する事実のリスト、例えば、「IMDB」評価、リリース日、ディレクタ、プロデューサを含み、キャスト・メンバ、例えば、「Cuba Gooding Jr」、「Laurence Fishburne」、「Morris Chestnut」および「Nia Long」を識別するパネルを含む。ユーザは右にスクロールすることによって当該パネルのより多くの部分を見るオプションを有する。
【0116】
本例では、ユーザ入力クエリは1つまたは複数の追加のコンテキスト・タームを含まない。ユーザがキャラクタ「Tre Styles」に関連する情報を検索するつもりである場合、知識パネルを適切な応答であると考えることができる。なぜならば、例えば、キャラクタ「Tre Styles」が映画「Boyz n the Hood」のキャスト・メンバおよびキャラクタを識別するパネル内に最初に現れるからである。しかし、ユーザがキャラクタ「Doughboy」に関連する情報を検索するつもりである場合、知識パネルを不適切な応答と考えることができる。なぜならば、例えば、キャラクタ「Doughboy」が映画「Boyz n the Hood」のキャスト・メンバおよびキャラクタを識別するパネルの最も右の縁に現れ、ユーザはキャラクタ「Doughboy」の関連する画像の一部しか見ることができないからである。
【0117】
図4Dに示すユーザインタフェース460は、追加のコンテキスト・タームを含むユーザにより入力されたクエリに応答して知識パネルを表示するための別の代表的なユーザインタフェースである。幾つかの実装では、ユーザが、ユーザが情報の要求を提供することを可能とする検索エンジンまたは他のシステムでクエリを提供したことに応答して、ユーザインタフェース460をユーザに提供することができる。手短に言うと、ユーザインタフェース460はクエリ入力フィールド462、クエリ要求制御464および知識パネル475を含む。
【0118】
ユーザインタフェース460を、ユーザにより入力されたクエリに応答して提供することができる。例えば、
図4Dに示すように、ユーザはクエリ「Boyz in da HoodDoughboy」をクエリ入力フィールド462で入力しており、ユーザがクエリ要求制御464を選択したことに応答して、ユーザインタフェース460をユーザに提供することができる。本例では、
図4Cに示すように映画「Boyz n the Hood」を識別することに基づいて、当該クエリ入力により参照される映画「Boyz n the Hood」に関連付けられるコンテキスト・ターム「Doughboy」を識別することに基づいて、知識パネル475に含まれる当該情報が知識パネル475に含めるために選択されている。
【0119】
ユーザ入力クエリに応答して提示されたユーザインタフェース460は、映画「Boyz n the Hood」に関連する情報を提供する知識パネル475を含むことができる。示したように、知識パネル410は映画「Boyz n the Hood」のタイトル、当該映画の時間、例えば、2時間7分、コンテキスト・ターム「Doughboy」に基づく当該映画の短い要約、例えば、「Teen film with Doughboy」、キャスト・メンバ、例えば、「Ice Cube」、「Cuba Gooding Jr.」、「Laurence Fishburne」および「Morris Chestnut」を識別する、ユーザが右にスクロールすることによってより多くの部分を見るオプションを有するパネル、ユーザがより多くの部分を見るオプションを有する「Tre (Cuba Gooding Jr.) is sent to live with his father, Furious Styles (Larry Fishburne), in tough South Central Los Angeles…」を記述する映画のシノプシス、および当該映画に関する事実のリスト、例えば、「IMDB」評価、リリース日、ディレクタ、プロデューサを識別する。
【0120】
本例では、ユーザ入力クエリは追加のコンテキスト・ターム「Doughboy」を含む。
図4Cにおいてユーザにより入力された検索クエリと関連して、ユーザ入力クエリ「Boyz in da HoodDoughboy」に応答して提示されたユーザインタフェース460が、ユーザの関心と意図を反映したコンテキスト化された知識パネル475を有する。
【0121】
幾つかの実装では、知識パネル内の異なるフィールドが表示される順序が、ユーザ入力クエリにより参照される追加のコンテキスト・タームに基づいて変化してもよい。例えば、映画「Boyz n the Hood」のキャスト・メンバおよびキャラクタを示すパネルが知識パネル475の最上位近くに、当該映画に関連する他の事実、例えば、当該映画のシノプシスの上に現れるように、知識パネル475内の異なるフィールドの表示された順序が変更されている。さらに、キャラクタ「Doughboy」を演ずるキャスト・メンバがより目立つ位置、例えば、パネルの最も左の位置に現れるように、当該映画のキャスト・メンバおよびキャラクタを識別するパネル内のエントリの表示された順序が変更される。
【0122】
幾つかの実装では、識別されたコンテキスト・タームまたはユーザにより入力された当該識別されたコンテキスト・タームに関連するタームの発生がハイライトされ、太字またはイタリック体で現れるかまたは視覚的要素を用いて強調されるように、テキストを含む知識パネル475内の異なるフィールドが変更されてもよい。例えば、ターム「Doughboy」または関連する名前「Ice Cube」の各インスタンスが、
図4Dに示すように、太字を利用してハイライトされてもよい。他の単語またはタームがハイライトまたは太字の利用を通じて強調されてもよい。例えば、当該クエリタームが知識パネル475に現れる単語の部分文字列である場合、当該クエリタームの部分文字列を適切に強調してもよい。他の例では、当該クエリタームのシノニムを強調してもよい。さらなる例は、当該検索クエリに関連する結合複合語またはファジーにマッチした語を強調することを含む。さらに、
図4Dに示すように、知識パネル内の異なるフィールドを、映画でキャラクタ「Doughboy」を演ずる俳優「Ice Cube」のキャスト・メンバ・エントリのような境界ボックスの利用を通じて強調することができる。
【0123】
幾つかの実装では、知識パネル475に現れるタイトルまたはサブタイトルを、ユーザ入力クエリにより参照される追加のコンテキスト・タームに基づいて変更してもよい。例えば、
図4Cの映画「Teen film/Coming of age」のジャンルを記述するサブタイトルを
図4Dの「Teen film with Doughboy」に変更してもよい。幾つかの実装では、ユーザにより入力された検索クエリはエイリアスを参照してもよく、知識パネルは当該参照されたエイリアスを代わりに使用するタイトルおよびテキストを提供することができる。
【0124】
幾つかの実装を説明した。それにも関わらず、本開示の趣旨および範囲から逸脱することなく様々な修正を行ってもよいことは理解されよう。例えば、ステップを再配置、追加、または削除した、上で示したフローの様々な形態を使用してもよい。したがって、他の実装は添付の特許請求の範囲内にある。
【0125】
本明細書で説明したシステムおよび/または方法がユーザの個人情報を収集できるか、または、個人情報を利用しうる例に対して、ユーザに、プログラムまたは機能が個人情報、例えば、ユーザのソーシャル・ネットワーク、社会的活動またはアクティビティ、職業、嗜好、または現在の位置に関する情報を収集するかどうかを制御する機会、または、当該システムおよび/または方法がユーザにより関連する動作を実施できるかどうかおよび/またはどのように当該システムおよび/または方法がユーザにより関連する動作を実施できるかを制御する機会を提供してもよい。さらに、個人的に識別可能な情報が除去されるように、特定のデータを、それが格納または使用される前に、1つまたは複数の方法で匿名化してもよい。例えば、ユーザのアイデンティティを、ユーザに対して個人的に識別可能な情報を決定できないように匿名化してもよく、またはユーザの特定の位置を決定できないように、ユーザの地理的位置を、位置情報が取得された場所で、例えば、都市、ZIPコード、または州レベルに一般化してもよい。したがって、ユーザは、どのように情報がユーザに関して収集され使用されるかを制御することができる。
【0126】
本明細書で説明された機能的動作の実施形態および全てを、デジタル電子回路で、またはコンピュータソフトウェア、ファームウェアで、または、本明細書で開示した構造およびそれらの構造的均等物を含むハードウェアで、またはそれらのうち1つまたは複数の組合せで実装してもよい。実施形態を、1つまたは複数のコンピュータプログラム製品、即ち、データ処理装置による実行またはデータ処理装置の動作を制御するための、コンピュータ可読媒体で符号化されたコンピュータプログラム命令の1つまたは複数のモジュールとして実装してもよい。当該コンピュータ可読媒体がマシン可読記憶装置、マシン可読記憶基板、メモリデバイス、マシン可読伝播信号に影響を及ぼす組成物、またはそれらのうち1つまたは複数の組合せであってもよい。「データ処理装置」というタームは、全て装置、デバイス、およびデータを処理するためのマシンを包含し、例えばプログラム可能プロセッサ、コンピュータ、または複数のプロセッサまたはコンピュータを含む。当該装置が、ハードウェアに加えて、着目する当該コンピュータプログラムに対して実行環境を生成するコード、例えば、プロセッサファームウェアを構成するコード、プロトコルスタック、データベース管理システム、オペレーティング・システム、またはそれらのうち1つまたは複数の組合せを含んでもよい。伝播信号は、人工的に生成された信号、例えば、適切な受信機装置への送信のために情報を符号化するように生成されたマシン生成された電気、光、または電磁気信号である。
【0127】
コンピュータプログラム(プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーション、スクリプト、またはコードとしても知られる)がコンパイル式言語またはインタプリタ型言語を含む任意の形態のプログラミング言語で書かれてもよく、スタンド・アロンプログラムまたはモジュール、コンポーネント、サブルーチン、またはコンピューティング環境で使用するのに適した他の単位を含む任意の形態で展開されてもよい。コンピュータプログラムは必ずしもファイルシステム内のファイルに対応しない。プログラムを、他のプログラムまたはデータを保持するファイルの一部(例えば、マークアップ言語ドキュメントに格納された1つまたは複数のスクリプト)に、着目するプログラム専用の単一のファイルに、または複数の協調型ファイル(例えば、1つまたは複数のモジュール、サブプログラム、またはコードの部分を格納するファイル)に格納してもよい。コンピュータプログラムが、1つのコンピュータで、または、1つのサイトに配置されるかまたは複数のサイトに跨って分散され通信ネットワークにより相互接続された複数のコンピュータで実行されるように展開されてもよい。
【0128】
本明細書で説明されたプロセスおよび論理フローが、入力データに作用し出力を生成することで機能を実施するための1つまたは複数のコンピュータプログラムを実行する1つまたは複数のプログラム可能プロセッサにより実施されてもよい。当該プロセスおよび論理フローが特殊目的論理回路、例えば、FPGA(フィールドプログラム可能ゲート・アレイ)またはASIC(特殊用途向け集積回路)により実施されてもよく、装置がそれらとして実装されてもよい。
【0129】
コンピュータプログラムの実行に適したプロセッサは、例えば、汎用目的および特殊目的マイクロプロセッサの両方、および任意の種類のデジタルコンピュータの任意の1つまたは複数のプロセッサを含む。一般的に、プロセッサは、読取専用メモリまたはランダム・アクセス・メモリまたはその両方から命令およびデータを受信する。
【0130】
コンピュータの本質的な要素は、命令を実施するためのプロセッサおよび命令およびデータを格納するための1つまたは複数のメモリデバイスである。一般的に、コンピュータはまた、データを格納するための1つまたは複数の大容量記憶装置、例えば、磁気、磁気光ディスク、または光ディスクを含むか、または、それらからデータを受信し、それらにデータを送信し、またはその両方を行うように動作可能に接続される。しかし、コンピュータがかかるデバイスを有する必要はない。さらに、幾つか例を挙げれば、コンピュータを、別のデバイス、例えば、タブレットコンピュータ、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、モバイルオーディオプレイヤ、全地球測位システム(GPS)受信機に組み込んでもよい。コンピュータプログラム命令およびデータを格納するのに適したコンピュータ可読媒体は、例えば半導体メモリデバイス、例えば、EPROM、EEPROM、およびフラッシュ・メモリデバイス、磁気ディスク、例えば、内部ハード・ディスクまたは取外し可能ディスク、磁気光ディスク、およびCDROMおよびDVD−ROMディスクを含む、あらゆる形態の不揮発性メモリ、媒体およびメモリデバイスを含む。当該プロセッサおよび当該メモリを、特殊目的論理回路により補完するか、または、特殊目的論理回路に組み込んでもよい。
【0131】
ユーザとの対話を提供するために、実施形態を、情報をユーザに表示するためのディスプレイ・デバイス、例えば、CRT(カソード・レイ・チューブ)またはLCD(液晶ディスプレイ)モニタおよび、ユーザがそれにより入力を当該コンピュータに提供できるキーボードおよびポインティング・デバイス、例えば、マウスまたはトラックボールを有するコンピュータで実装してもよい。他種のデバイスを使用して、ユーザとの対話を提供してもよい。例えば、ユーザに提供されるフィードバックが任意の形態のセンサフィードバック、例えば、視覚的フィードバック、可聴フィードバック、または触覚フィードバックであってもよく、ユーザからの入力を音響、会話、または触覚入力を含む任意の形態で受信してもよい。
【0132】
実施形態を、バックエンドコンポーネント、例えば、データサーバを含むコンピューティングシステムで、またはミドルウェアコンポーネントで、例えば、アプリケーションサーバを含むコンピューティングシステム、またはユーザがそれを通じて実装と対話できるグラフィカルユーザインタフェースまたはウェブ・ブラウザを有するフロント・エンドコンポーネント、例えば、クライアントコンピュータを含むコンピューティングシステムで、または1つまたは複数のかかるバックエンド、ミドルウェア、またはフロント・エンドコンポーネントの任意の組合せで実装してもよい。当該システムの当該コンポーネントを、任意の形態または媒体のデジタルデータ通信、例えば、通信ネットワークにより相互接続してもよい。通信ネットワークの例はローカル・エリアネットワーク(「LAN」)および広域ネットワーク(「WAN」)、例えば、インターネットを含む。
【0133】
当該コンピューティングシステムが、クライアントおよびサーバを含んでもよい。クライアントおよびサーバは一般に互いから離れており、一般に通信ネットワークを通じて対話する。クライアントおよびサーバの関係は、当該それぞれのコンピュータ上で実行され互いにクライアントサーバ関係を有するコンピュータプログラムのために生ずる。
【0134】
本明細書は多くの詳細を含むが、これらを本開示の範囲または特許請求の範囲に記載したものに対する限定として解釈すべきではなく、特定の実施形態に固有な特徴の説明として解釈すべきである。別々の実施形態の文脈で本明細書で説明された特定の特徴をまた、単一の実施形態における組合せで実装してもよい。反対に、単一の実施形態の文脈で説明された様々な特徴をまた、別々にまたは任意の適切な部分的組合せで複数の実施形態で実装してもよい。さらに、特徴が特定の組合せで動作するとして上で説明され初期にそのようにクレームされているかもしれないが、クレームした組合せからの1つまたは複数の特徴が、幾つかのケースでは当該組合せから実行されてもよく、当該クレームした組合せが部分的組合せまたは部分的組合せの変形に関してもよい。
【0135】
同様に、動作が添付図面において特定の順序で示されているが、これを、所望の結果を実現するために、かかる動作が示した特定の順序または逐次的な順序で実施される、または全ての図示された動作が実施されることを要求すると理解するべきではない。特定の状況では、マルチタスクおよび並列処理が有利であるかもしれない。さらに、上述した実施形態における様々なシステムコンポーネントの分離を全ての実施形態におけるかかる分離が必要とされるとして理解するべきではなく、説明したプログラムコンポーネントおよびシステムを一般に単一のソフトウェア製品に統合するかまたは複数のソフトウェア製品にパッケージしてもよいことは理解されるべきである。
【0136】
HTMLファイルに言及する各事例では、他のファイルタイプまたはフォーマットを置き換えてもよい。例えば、HTMLファイルをXML、JSON、平文、または他のファイルタイプで置き換えてもよい。さらに、テーブルまたはハッシュテーブルに言及する場合には、(スプレッドシート、関係データベース、または構造化されたファイルのような)他のデータ構造を使用してもよい。
【0137】
したがって、特定の実施形態が説明されている。他の実施形態は添付の特許請求の範囲内にある。例えば、特許請求の範囲に記載した動作を異なる順序で実施し、依然として所望の結果を実現することができる。