(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【0004】
上記の技術的問題を解決するために、本発明は、変形可能なコンピュータ保護ボックス構
造を提供する。
【0005】
コンピュータマザーボードが搭載され変形可能な可動ボックスは、その左、右、上、下側
面にそれぞれ1つの放熱と換気のための放熱開口が設けられ、その開口に調節と放熱のた
めの放熱ポート部材が搭載され、可動ボックス内の中央にコンピュータマザーボードおよ
び関連部材を装着するためのキャリアボードが設けられ、可動ボックスの一側面に埋め込
まれたセンサーおよびシングルチップマイクロコンピュータは、煙の温度を監視し、モー
タアセンブリを制御して可動ボックスの回転伸縮を駆動し、変形して放熱と保護を切り替
えるための変形ハウジングは、可動ボックスの上下側面に対称に設けられた第1変形プレ
ートと、可動ボックスの前後側面に対称に設けられた第2変形プレートと、第1変形プレ
ートの両側に対称に設けられた第3変形プレートを含み、
第1変形プレート、第2変形プレートの上部に位置するスライドスロットは、コーナーコ
ネクタの可動ロッド、伝動板、ギアロッド、駆動ギアと接続され、2つの第2変形プレー
トの中央に位置するモータアセンブリは、可動ボックスの両側に着脱可能に接続され、2
つの第1変形プレートに位置する円弧状の駆動レールを備え、円弧状の駆動レールは、円
弧状の駆動レール上に位置する2組のレール溝、溝内にそれぞれ設けられたスライダー、
円弧状の駆動レールの中央に位置し伝動部材を収容するための溝を含み、伝動部材は、両
側の可動ロッドの動作を駆動するための中心回転ロッド、中心回転ロッドの両端に可動可
能に接続された可動ロッド、円弧状の駆動レールの中央における中心回転ロッドに対応す
る位置に設けられた伝動ギアを含み、前記伝動ギアは円弧状の駆動レールを貫通して中心
回転ロッドの中心と接続され、接続箇所に回転および回復ためのねじりばねが設けられ、
円弧状の駆動レールのシュート内に円弧状ラックが設けられ、その端部がスライダーに接
続され、伝動ギアで伝動され、
第3変形プレートは第1変形プレートとヒンジを介して接続され、且つ回転軸を介して可
動ロッドの外端に接続され、可動ボックスの四隅に設けられたプッシュブロックは、円弧
状の駆動レールのスライダーと配合し伝動される。
【0006】
本発明の変形構造の設計を使用して、変形切替によりコンピュータの放熱および危険の場
合のコンピュータ保護問題を解決し、解決すべき主な技術的問題は、駆動部品を削減し変
形故障の発生を減らし、第1変形プレート内に設けられた円弧状の駆動レール、伝動部材
と可動ボックスの回転により第3変形プレートの開閉を実現し、第2変形プレート内の伝
動構造により第1変形プレートの昇降を実現し、上記の伝動構造はモータアセンブリに接
続され、保護ボックスの構造的変形をシングルドライブまたはデュアルドライブで効果的
に実現でき、ただし、可動ボックスの一方側にモータアセンブリが、もう他方側に回転軸
が設けられるモードはシングルドライブであり、モータアセンブリのモータ出力が高く、
UPS電源に対する要求が高く、可動ボックスの両側にそれぞれモータアセンブリが設け
られる設置モードはデュアルドライブであり、モータアセンブリのモータ出力が小さく、
UPS電源に対する要求が低いため、実際のニーズに応じて適宜に配置すればよい。
【0007】
さらに、前記モータアセンブリは、強化接続されたソケットと、モータアセンブリがソケ
ットを介して第2変形プレート内壁にねじ接続され、ソケットの下部に位置し、出力端が
大型電気プッシュロッドに接続される回転モータと、出力端が接続具を介して可動ボック
スの対応側面にボルトで接続され、ソケットの上部に位置し回転可能に接続される大型電
気プッシュロッドと、を含み、ただし、前記回転モータ、大型電気プッシュロッドは、そ
れぞれリレーを介して前記シングルチップマイクロコンピュータに接続される。本発明は
、ソケットの設計により、回転モータと大型電気プッシュロッドを統合し、変形ハウジン
グとの接続安定性を高め、同時に日常の分解と保守にも便利である。
【0008】
さらに、ボックス構造は、第1、第2、第3変形プレート内壁に設けられ衝撃吸収のため
の衝撃吸収保護シートをさらに備え、衝撃吸収保護シートは、第1、第2、第3変形プレ
ート内壁一側に固定された固定板と、衝撃吸収ばねを介して固定板に接続された柔らかい
パッドを含む。本発明は、衝撃吸収保護シートを追加することにより、可動ボックスに対
する変形ハウジングの保護効果を効果的に向上し、変形ハウジングが重い物体にぶつかっ
て沈み込む可能性があり、衝撃吸収保護シートにより二級の衝撃を吸収し、可動ボックス
の損傷を最小限に抑えることができる。
【0009】
さらに、ボックス構造は、可動ボックス内に設置されたUPS電源をさらに含み、モータ
アセンブリおよびコンピュータの給電電源に接続される。本発明は、UPS電源を設置し
てボックス構造と連携することにより、地震、火災の際に停電が発生した場合にコンピュ
ータのデータ保存およびボックス変形駆動の給電要求を満たし、様々な緊急事態に対する
ボックスの保護効果をさらに向上できる。
【0010】
さらに、放熱ポート部材は、主に以下を含み、放熱開口の内壁側板に回転軸を介して接続
された複数組の回転ブレードは、可動ボックスの通気と閉鎖を切り替え、その側壁に、液
体二酸化炭素を噴霧するためのノズルの噴霧部、隣接する回転ブレードの合併のための接
合部が設けられ、回転ブレードの上下端面の縁端にそれぞれ空気を導くためのトリガーイ
ンターフェースが設けられ、その上にトリガーガイドが設けられ、可動ボックスの中間層
に埋め込まれたダクトは、トリガーインターフェースが回転した後の位置に対応する箇所
に放熱開口の内壁側板を貫通するトリガーヘッドが設けられ、可動ボックスの後側下部に
位置するスロットタンク内に、ダクトとパイプラインを介して接続されたドライアイス消
火器タンクが配置され、ただし、ただし、スロットタンクの外部ギャップにアスベスト板
で作られた保護ドアが設けられ、小型電気プッシュロッドがリレーを介してシングルチッ
プマイクロコンピュータに接続される。本発明は、放熱ポート部材により、放熱開口の放
熱および閉鎖調節ができ、トリガーガイドと協働し、トリガーヘッドの作用により、閉鎖
の場合可動ボックス内部および外部にドライアイスを噴霧し冷却および消火を実現し、可
能な限り時間を遅らせ可動ボックスの熱損傷を減らし、火災の際に閉鎖の可動ボックスに
より火災のコンピュータコア部分に対する影響を低減し、最大限にコンピュータを保護す
る。
【0011】
本発明のある態様によれば、放熱ポート部材は調節ギアと直線ラックの伝動構造を採用し
、それは、放熱開口内壁に位置し回転軸に接続された調節ギア、その外側に配置された噛
合可能な直線ラックを含み、直線ラックの両側が可動ボックス内壁に設けられたガイド溝
によって制限固定され、その一端が可動ボックス内壁に設けられた小型電気プッシュロッ
ドの出力端に接続され、この伝動構造により、小型電気プッシュロッドにより各回転ブレ
ードを駆動しフラットに回転し、この伝動構造はドライアイス消火器タンクのタンク寸法
が小さい(タンク内の圧力が小さい)の場合に適し、噴霧量が少なく、小さなケースに適
し、それに応じて弾性力が小さい円筒ばねを選択し、実際のドライアイス消火器タンクの
収容空間のサイズに応じて、対応する伝動構造を選択する。
【0012】
本発明のある態様によれば、放熱ポート部材は、回転ブロックと伝動ロッドの伝動構造を
採用し、それは、放熱開口内壁に位置し回転軸に接続された回転ブロック、その外側に配
置され伝動リングとレバーを介して接続された伝動ロッドを含み、レバーが伝動ロッドと
レバーシュートを介して摺動接続され、伝動ロッドの両側が可動ボックス内壁に設けられ
たガイド溝によって制限固定され、その一端が可動ボックス内壁に設けられた小型電気プ
ッシュロッドの出力端に接続され、この伝動構造により、小型電気プッシュロッドによっ
て各回転ブレードを駆動しフラットに回転し、この伝動構造はドライアイス消火器タンク
のタンク寸法が大きい(タンク内の圧力が大きい)の場合に適し、噴霧量が大きく大きな
ケースに適し、それに応じて弾性力が大きい円筒ばねを選択し、実際のドライアイス消火
器タンクの収容空間のサイズに応じて、対応する伝動構造を選択する。
【0013】
またさらに、トリガーガイドは、可動プランジャーの緩やかな収縮を案内するガイドプレ
ート、ガイドプレートの中央に位置しトリガーインターフェースに連通され、上部の外保
持溝と下部の内保持溝で構成され、可動プランジャーを封止と制限するための2段式フィ
ッティングヘッドを含み、ガイドプレートにより、トリガーガイドによるトリガーヘッド
のプッシュ効果を高め、伝動構造の伝動効率を向上させ、2段式フィッティングヘッドに
より、可動プランジャーのトリガーストロークを制御し、その前端を一定の深さまで外保
持溝と内保持溝の間に埋め込み、ジョイントを塞ぐ役割を果たし、これにより、ドライア
イス剤が回転する回転ブレードにスムーズに導入され、装置によって達成される効果が向
上する。
【0014】
またさらに、トリガーヘッドは、噴射を案内および制御するためのノズルシリンダ、ノズ
ルシリンダの前端に位置し可動に封止接続された可動プランジャー、その前端に設けられ
たトリガーインターフェースと接合する液吐出口、その後部周方向に設けられた可動プラ
ンジャーの伸縮深さに応じて噴射を案内するための液案内ポートを含み、可動プランジャ
ーの後端にエンドピースが設けられ、可動プランジャーの後部に設けられた保持リングと
円筒ばねを介して接続され、上記構造の設計により、トリガーガイドの作用下で可動プラ
ンジャーが押され、圧力ノズルのような作用を達成し、これにより、トリガーガイドの作
用でドライアイス剤を放出し、放熱ポート部材の機能実現を保障する。
【0015】
またさらに、上記ボックス構造は、回転ブレードの接合部に設けられ、内部に磁性材料が
充填され、磁性を持たせ、隣接する回転ブレードの吸着接合の封止効果を高めるシールス
トリップと、放熱開口外側に設けられ、可動ボックスの外壁にスロット溝を介してスライ
ドし着脱可能に接続された防塵ネットとをさらに備え、回転ブレードは、ストレートプレ
ートタイプ、ダイヤモンドタイプ、アークタイプを有し、ステンレス鋼で形成されるが、
これらの外形および材質に限定されない。シールストリップにより、隣接する回転ブレー
ド突合せ接合部のシール効果を向上し、同時に磁性材料の作用で回転ブレード材質を吸引
作用し、突合せ接合部のシール効果をさらに向上させ、回転ブレードのモード切替効果を
高める。
【発明の効果】
【0016】
本発明は以下のような有益な効果を有する。
(1)本発明は、変形構造の設計により、コンピュータの放熱および危険の場合のコンピ
ュータ保護問題を解決し、シングルドライブまたはデュアルドライブの作用によれば、変
形切り替えを実現でき、美観で、コンピュータの放熱に影響を与えず、且つ地震や火災の
際にコンピュータ保護効果が高いなどの利点を有する。
(2)本発明は、放熱ポート部材構造の設計および設置により、放熱開口の放熱および閉
鎖調節を実現し、トリガーガイドと協働し、トリガーヘッドの作用により閉鎖の可動ボッ
クスの内部および外部にドライアイスを噴霧し降温消火を実現し、できるだけ時間を遅ら
せ可動ボックスの熱損傷を減らし、最大限にコンピュータを保護する。
【発明を実施するための形態】
【0019】
実施例1
図3に示すように、コンピュータマザーボードが搭載され変形可能な可動ボックス1は、
その左、右、上、下側面にそれぞれ1つの放熱と換気のための放熱開口11が設けられ、
その開口に調節と放熱のための放熱ポート部材3が搭載され、可動ボックス1内の中央に
コンピュータマザーボードおよび関連部材を装着するためのキャリアボード19が設けら
れる。
【0020】
図3、14に示すように、可動ボックス1の一側面に埋め込まれたセンサー13およびシ
ングルチップマイクロコンピュータ14は、煙の温度を監視し、モータアセンブリ5を制
御して可動ボックス1の回転伸縮を駆動する。
【0021】
図12に示すように、モータアセンブリ5は、強化接続されたソケット53と、モータア
センブリ5がソケット53を介して第2変形プレート22内壁にねじ接続され、ソケット
53の下部に位置し、出力端が大型電気プッシュロッド52に接続される回転モータ51
と、出力端が接続具を介して可動ボックス1の対応側面にボルトで接続され、ソケット5
3の上部に位置し回転可能に接続される大型電気プッシュロッド52と、を含みただし、
前記回転モータ51、大型電気プッシュロッド52は、それぞれリレーを介して前記シン
グルチップマイクロコンピュータ14に接続される。本発明は、ソケットの設計により、
回転モータと大型電気プッシュロッドを統合し、変形ハウジングとの接続安定性を高め、
同時に日常の分解と保守にも便利である。
【0022】
図4〜7に示すように、変形して放熱と保護を切り替えるための変形ハウジング2は、可
動ボックス1の上下側面に対称に設けられた第1変形プレート21と、可動ボックス1の
前後側面に対称に設けられた第2変形プレート22と、第1変形プレート21の両側に対
称に設けられた第3変形プレート23を含み、第1変形プレート21、第2変形プレート
22の上部に位置するスライドスロット41は、コーナーコネクタ4の可動ロッド42、
伝動板43、ギアロッド44、駆動ギア45と接続され、2つの第2変形プレート22の
中央に位置するモータアセンブリ5は、可動ボックス1の両側に着脱可能に接続され、2
つの第1変形プレート21に位置する円弧状の駆動レール6を備える。
【0023】
図10に示すように、円弧状の駆動レール6は、円弧状の駆動レール6上に位置する2組
のレール溝61、溝内にそれぞれ設けられたスライダー62、円弧状の駆動レール6の中
央に位置し伝動部材7を収容するための溝63を含む。
【0024】
図11に示すように、伝動部材7は、両側の可動ロッド72の動作を駆動するための中心
回転ロッド71、中心回転ロッド71の両端に可動可能に接続された可動ロッド72、円
弧状の駆動レール6の中央における中心回転ロッド71に対応する位置に設けられた伝動
ギア73を含み、前記伝動ギア73は円弧状の駆動レール6を貫通して中心回転ロッド7
1の中心と接続され、接続箇所に回転および回復ためのねじりばね75が設けられ、円弧
状の駆動レール6のシュート64内に円弧状ラック74が設けられ、その端部がスライダ
ー62に接続され、伝動ギア73で伝動される。
【0025】
図3に示すように、第3変形プレート23は第1変形プレート21とヒンジを介して接続
され、且つ回転軸を介して可動ロッド72の外端に接続され、可動ボックス1の四隅に設
けられたプッシュブロック12は、円弧状の駆動レール6のスライダー62と配合し伝動
される。
【0026】
可動ボックス1内に設けられたUPS電源は、モータアセンブリ5およびコンピュータの
給電電源に接続される。本発明は、UPS電源を設置してボックス構造と連携することに
より、地震、火災の際に停電が発生した場合にコンピュータのデータ保存およびボックス
変形駆動の給電要求を満たし、様々な緊急事態に対するボックスの保護効果をさらに向上
できる。
【0027】
本発明の変形構造の設計を使用して、変形切替によりコンピュータの放熱および危険の場
合のコンピュータ保護問題を解決し、解決すべき主な技術的問題は、駆動部品を削減し変
形故障の発生を減らし、第1変形プレート21内に設けられた円弧状の駆動レール6、伝
動部材7と可動ボックス1の回転により第3変形プレート23の開閉を実現し、第2変形
プレート22内の伝動構造により第1変形プレート21の昇降を実現し、上記の伝動構造
はモータアセンブリ5に接続され、保護ボックスの構造的変形をシングルドライブまたは
デュアルドライブで効果的に実現でき、ただし、可動ボックス1の一方側にモータアセン
ブリ5が、もう他方側に回転軸が設けられるモードはシングルドライブであり、モータア
センブリ5のモータ出力が高く、UPS電源に対する要求が高く、可動ボックス1の両側
にそれぞれモータアセンブリ5が設けられる設置モードはデュアルドライブであり、モー
タアセンブリ5のモータ出力が小さく、UPS電源に対する要求が低いため、実際のニー
ズに応じて適宜に配置すればよい。
【0028】
上記ボックス構造の動作方法は次の通りである。
本発明のボックス構造の通常使用状態が
図1に示され、耐震および防火の保護状態が
図2
に示され、地震や火災の際に、センサー13によって検出され、シングルチップマイクロ
コンピュータ14を使用してモータアセンブリ5を起動するように指令を処理および送信
し、ただし、センサー13には煙センサー、温度センサー、ノックセンサーが含まれるが
、これらに限定されず、使用地域の実際状況に応じて他のセンサーを追加してもよい。
【0029】
モータアセンブリ5が起動すると、回転モータ51、大型電気プッシュロッド52が同時
に起動し、可動ボックス1が回転すると同時に、大型電気プッシュロッド52の駆動作用
下で両側の第2変形プレート22も可動ボックス1へ折り畳み、第2変形プレート22内
の伝動構造の回転作用下で上下両側の第1変形プレート21も可動ボックス1へ折り畳み
、可動ボックス1が上下両側の第1変形プレート21の円弧状の駆動レール6まで回転す
ると、対応するプッシュブロック12によってスライダー62を押してレール溝61にそ
って他端まで移動し、移動間円弧状ラック74を駆動しシュート64に沿って移動させ伝
動ギア73と噛み合うことにより、伝動ギア73が回転し中心回転ロッド71を水平位置
まで回転させ、次に両側の可動ロッド72が引っ張られてリセットされ、第1変形プレー
ト21の両側の第3変形プレート23が閉じられ、ただし、第2変形プレート22内の伝
動構造の動作原理は以下のとおりであり、回転モータ51が起動すると駆動ギア45が回
転し両側のギアロッド44を内側に移動させ、伝動板43に設けられた貫通スロットを通
過させるため、第1変形プレート21の移動調節を実現する。
【0030】
第1変形プレート21、第2変形プレート22、第3変形プレート23の折り畳みにより
、
図1の通常状態から
図2の保護状態に切り替え、変形ハウジング2により可動ボックス
1を保護および隔離し、一定の耐震と防火効果がある。
【0031】
実施例2
本実施例は、放熱ポート部材3が追加されることを除いて、基本的に実施例1と同じであ
る。
図13、14に示すように、放熱ポート部材(3)は、主に以下を含み、放熱開口(11
)の内壁側板に回転軸を介して接続された複数組の回転ブレード(31)は、可動ボック
ス(1)の通気と閉鎖を切り替え、その側壁に、液体二酸化炭素を噴霧するためのノズル
(312)の噴霧部、隣接する回転ブレード(31)の合併のための接合部が設けられ、
回転ブレード(31)の上下端面の縁端にそれぞれ空気を導くためのトリガーインターフ
ェース(311)が設けられ、その上にトリガーガイド(38)が設けられ、可動ボック
ス(1)の中間層に埋め込まれたダクト(32)は、トリガーインターフェース(311
)が回転した後の位置に対応する箇所に放熱開口(11)の内壁側板を貫通するトリガー
ヘッド(321)が設けられ、可動ボックス(1)の後側下部に位置するスロットタンク
(17)内に、ダクト(32)とパイプラインを介して接続されたドライアイス消火器タ
ンク(36)が配置され、ただし、スロットタンク(17)の外部ギャップにアスベスト
板で作られた保護ドア(18)が設けられ、小型電気プッシュロッド(35)がリレーを
介してシングルチップマイクロコンピュータ(14)に接続される。
【0032】
図13、17に示すように、シールストリップ(36)は、回転ブレード(31)の接合
部に設けられ、内部に磁性材料が充填され、磁性を持たせ、隣接する回転ブレード(31
)の吸着接合の封止効果を高め、防塵ネット(16)は、放熱開口(11)外側に設けら
れ、可動ボックス(1)の外壁にスロット溝を介してスライドし着脱可能に接続され、回
転ブレード(31)は、ストレートプレートタイプ、ダイヤモンドタイプ、アークタイプ
を有し、ステンレス鋼で形成される。シールストリップ36により、隣接する回転ブレー
ド31突合せ接合部のシール効果を向上し、同時に磁性材料の作用で回転ブレード31材
質を吸引作用し、突合せ接合部のシール効果をさらに向上させ、回転ブレード31のモー
ド切替効果を高める。
【0033】
図15、16に示すように、放熱ポート部材3は調節ギア33と直線ラック34の伝動構
造を採用し、それは、放熱開口11内壁に位置し回転軸に接続された調節ギア33、その
外側に配置された噛合可能な直線ラック34を含み、直線ラック34の両側が可動ボック
ス1内壁に設けられたガイド溝15によって制限固定され、その一端が可動ボックス1内
壁に設けられた小型電気プッシュロッド35の出力端に接続され、この伝動構造により、
小型電気プッシュロッド35により各回転ブレード31を駆動しフラットに回転し、この
伝動構造はドライアイス消火器タンク36のタンク寸法が小さい(タンク内の圧力が小さ
い)の場合に適し、噴霧量が少なく、小さなケースに適し、それに応じて弾性力が小さい
円筒ばね376を選択し、実際のドライアイス消火器タンク36の収容空間のサイズに応
じて、対応する伝動構造を選択する。
【0034】
図19に示すように、トリガーガイド38は、可動プランジャー371の緩やかな収縮を
案内するガイドプレート382、ガイドプレート382の中央に位置しトリガーインター
フェース311に連通され、上部の外保持溝383と下部の内保持溝384で構成され、
可動プランジャー371を封止と制限するための2段式フィッティングヘッド381を含
み、ガイドプレート382により、トリガーガイド38によるトリガーヘッド321のプ
ッシュ効果を高め、伝動構造の伝動効率を向上させ、2段式フィッティングヘッド381
により、可動プランジャー371のトリガーストロークを制御し、その前端を一定の深さ
まで外保持溝383と内保持溝384の間に埋め込み、ジョイントを塞ぐ役割を果たし、
これにより、ドライアイス剤が回転する回転ブレード31にスムーズに導入され、装置に
よって達成される効果が向上する。
【0035】
図18に示すように、トリガーヘッド321は、噴射を案内および制御するためのノズル
シリンダ37、ノズルシリンダ37の前端に位置し可動に封止接続された可動プランジャ
ー371、その前端に設けられたトリガーインターフェース311と接合する液吐出口3
72、その後部周方向に設けられた可動プランジャー371の伸縮深さに応じて噴射を案
内するための液案内ポート373を含み、可動プランジャー371の後端にエンドピース
374が設けられ、可動プランジャー371の後部に設けられた保持リング375と円筒
ばね376を介して接続され、上記構造の設計により、トリガーガイド38の作用下で可
動プランジャー371が押され、圧力ノズルのような作用を達成し、これにより、トリガ
ーガイド38の作用でドライアイス剤を放出し、放熱ポート部材の機能実現を保障する。
【0036】
本発明は、放熱ポート部材3の設置により、放熱開口11の放熱および閉鎖調節を実現し
、トリガーガイド38と協働し、トリガーヘッド321の作用により閉鎖の可動ボックス
1の内部および外部にドライアイスを噴霧し降温消火を実現し、できるだけ時間を遅らせ
可動ボックス1の熱損傷を減らし、火災の際に閉鎖の可動ボックス1により火災のコンピ
ュータコア部分に対する影響を低減し、最大限にコンピュータを保護する。
【0037】
上記ボックス構造の動作方法は以下の通りであり。センサー13が煙と温度の異常を検出
すると、シングルチップマイクロコンピュータ14の認識によりリレーを介して小型電気
プッシュロッド35を起動させ、伝動構造によって回転ブレード31を回転させ隣接の回
転ブレード31と接合し、同時に、トリガーガイド38によってトリガーヘッド321を
トリガーし、ドライアイス消火器タンク36内のドライアイス剤がパイプライン、ダクト
32、トリガーヘッド321に沿って回転ブレード31に導入し、回転ブレード31の噴
霧部内外両側のノズル312によってドライアイス剤を噴射し、可動ボックス1の内部お
よび外部を降温消火し、保護を最大化し、救助時間を延長し、コンピュータの損傷を減ら
し、より深刻な損失を防ぐ。
【0038】
ただし、調節ギア33と直線ラック34を採用する伝動構造の動作方法は以下のとおりで
あり、小型電気プッシュロッド35が起動すると直線ラック34を移動させ、直線ラック
34と調節ギア33の噛合作用により、各調節ギア33を回転させ、ひいては各回転ブレ
ード31を回転させる。
【0039】
トリガーガイド38とトリガーヘッド321の動作原理は以下の通りであり、回転ブレー
ド31が回転すると、トリガーガイド38のガイドプレート382が可動プランジャー3
71と接触し、ガイドプレート382の傾斜に沿って徐々に上昇し、液案内ポート373
がノズルシリンダ37の連通箇所に上昇するまで圧縮され、その後移動し続け、可動プラ
ンジャー371の前端の一部が2段式フィッティングヘッド381の内部に進入し、その
前端が内保持溝384の壁に係合され、ドライアイス剤が液案内ポート382、可動プラ
ンジャー371、液吐出口372、2段式フィッティングヘッド381によって回転ブレ
ード31内に導入される。
【0040】
実施例3
本実施例は、調節ギア33および直線ラック34を用いた放熱ポート部材3の伝動構造が
、回転ブロック391および伝動ロッド39の伝動構造に置き換えられることを除いて基
本的に実施例3と同じである。
【0041】
図20〜22に示すように、放熱開口11内壁に位置し回転軸に接続された回転ブロック
391、その外側に配置され伝動リング392とレバー393を介して接続された伝動ロ
ッド39を含み、レバー393が伝動ロッド39とレバーシュート394を介して摺動接
続され、伝動ロッド39の両側が可動ボックス1内壁に設けられたガイド溝15によって
制限固定され、その一端が可動ボックス1内壁に設けられた小型電気プッシュロッド35
の出力端に接続され、この伝動構造により、小型電気プッシュロッド35によって各回転
ブレード31を駆動しフラットに回転し、この伝動構造はドライアイス消火器タンク36
のタンク寸法が大きい(タンク内の圧力が大きい)の場合に適し、噴霧量が大きく大きな
ケースに適し、それに応じて弾性力が大きい円筒ばね376を選択し、実際のドライアイ
ス消火器タンク36の収容空間のサイズに応じて、対応する伝動構造を選択する。
【0042】
上記ボックス構造の動作方法について、回転ブロック391と伝動ロッド39を採用した
伝動構造の動作方法は以下の通りであり、小型電気プッシュロッド35が起動すると伝動
ロッド39を移動させ、伝動ロッド39上のレバー393と伝動リング392の協働によ
って回転ブロック391を旋回し、同時にレバーシュート394によって補償レバー39
3の回転時のアーク経路を調節し、各回転ブロック391の回転によって回転ブレード3
1を回転させる。
【0043】
実施例4
本実施例は、第1、第2、第3変形プレート21、22、23の内壁に衝撃吸収保護シー
ト8を追加することを除いて、基本的に実施例1と同じである。
【0044】
図23〜25に示すように、衝撃吸収保護シート8は衝撃を吸収するために第1、第2、
第3変形プレート21、22、23内壁に設けられ、衝撃吸収保護シート8は、第1、第
2、第3変形プレート21、22、23内壁一側に固定された固定板81と、衝撃吸収ば
ね82を介して固定板81に接続された柔らかいパッド83とを含む。本発明は、衝撃吸
収保護シート8を追加することにより可動ボックス1に対する変形ハウジング2の保護効
果を向上し、変形ハウジング2が重い物体にぶつかって沈み込む可能性があり、衝撃吸収
保護シート8により二級の衝撃を吸収し、可動ボックス1の損傷を最小限に抑えることが
できる。
【0045】
上記ボックス構造の動作方法は以下の通りであり、第1、第2、第3変形プレート21、
22、23が外力で押されて変形すると、衝撃吸収保護シート8によって、第1、第2、
第3変形プレート21、22、23の構造変形による大きな衝撃力を緩和し、可動ボック
ス1に対する損傷を減らし、保護効果をさらに向上させる。
【0046】
上記の各実施例では使用されるセンサー13、シングルチップマイクロコンピュータ14
、小型電気プッシュロッド35、回転モータ51、大型電気プッシュロッド52などは、
従来の技術におけるよく使われる電子デバイス、または従来技術に基づき外観が適宜調整
されたものであるので、ここでは詳細な説明を省略する。