【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 平成31年2月13日から2月14日さいたまスーパーアリーナ展示会場において開催された「Year Beginning Meeting」で発明したPOS端末装置を展示公開した。
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 平成31年4月10日、令和1年5月20日、6月12日、6月27日合同会社西友に発明したPOS端末装置を販売した。
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0010】
実施の形態1
以下、本発明を適用した具体的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。ただし、本発明が以下の実施形態に限定される訳ではない。また、説明を明確にするため、以下の記載および図面は、適宜、簡略化されている。
【0011】
図1〜
図16を参照して、本発明の実施の形態1にかかるPOS端末装置について説明する。
図1は、第1の使用形態であるPOS(Point Of Sales)端末装置の外観を示す図である。
図1AはPOS端末装置の正面図、
図1Bはその側面図、及び
図1Cはその背面図である。この使用形態は、店員が操作を行う通常POS端末装置である。POS端末装置1は、本体部30と、複数のデバイスで構成されている。本体部30は、基台部31、立設部32及び取付板部33を有する。本体部30の詳細については後述する。
【0012】
図2Aは、第1の使用形態にかかるPOS端末装置1の正面側からの斜視図であり、
図2Bは、そのPOS端末装置1の背面側からの斜視図である。
図1A及び
図2Aに示すように、正面から見て、中央上部にタッチパネル付き大画面ディスプレイである第1表示部11が配置され、第1表示部11の下部左側にプリンタ12が、第1表示部11の下部右側に固定スキャナ13が配置されている。また、
図1C及び
図2Bに示すように、背面から見て、中央右寄りに小画面のディスプレイである第2表示部21が、第2表示部21の左側に、ハンディスキャナのひとつであるガンスキャナ14が、第2表示部21の右側に決済端末15が配置されている。ガンスキャナ14は、複数の商品が梱包されている箱ごと購入される場合に、箱に付されているバーコードを読み取るために使用される。第2表示部21と決済端末15は店員と対向する顧客に向けて配置され、他のデバイスは店員に向けて配置されている。タッチパネル付きディスプレイ(大画面)である第1表示部11は、
図2Bに示すように、垂直方向及び水平方向に回動可能で、任意の角度で静止可能なヒンジ40を介して本体部30に取り付けられている。第1表示部11は、操作者用表示部である。第2表示部21は、本体部30の取付板部33に取り付けられている。ガンスキャナ14と決済端末15は、本体部30の取付板部33に取り付けられた、それぞれの載置台400,500に載置される。プリンタ12と固定スキャナ13は、それぞれの取付台に取り付けられて、基台部31に装着される。本体部30の各デバイスは、ケーブルで本体部の内部に設けられている制御部(図示せず)と接続されている。また、ガンスキャナ14のケーブル141は、途中で図示を省略している。なお、ガンスキャナ以外のハンディスキャナが使用されてもよい。
【0013】
図3Aは、第2の使用形態であるPOS端末装置1の正面側からの斜視図であり、
図3Bは、POS端末装置1の背面側からの斜視図である。この使用態様は、店員が操作を行う通常POS端末装置である。本使用態様が第1の使用形態と異なる点は、
図3Bに示すように、背面から見て、中央左寄りに第2表示部21が、その第2表示部21の左側に決済端末15が、その第2表示部21の右側にガンスキャナ14が配置されている点である。すなわち、本使用態様のガンスキャナ14は、第1表示部11及び第2表示部21に対して、第1の使用形態にかかるガンスキャナ14の配置された位置とは反対側に移動して配置されている。同様に、本使用態様にかかる決済端末15は、第1表示部11及び第2表示部21に対して、第1の使用形態にかかる決済端末15の配置された位置とは反対側に移動して配置されている。更に、本使用態様にかかる第2表示部21は、
図3Bに示すように、POS端末装置1の背面から見た場合、本体部30に対して、第1の使用形態にかかる決済端末15の配置された右側(カバー311に対応する位置)から左側(カバー312(
図4B)に対応する位置)に移動して配置されている。
【0014】
図4Aは、第3の使用形態であるPOS端末装置の正面側からの斜視図であり、
図4Bは、POS端末装置の背面側からの斜視図である。本使用態様は、顧客自身が操作して、商品の会計を行うセルフPOS端末装置である。本使用態様では、小画面のディスプレイである第2表示部21は有していない。また、すべてのデバイスが顧客に向けて配置されている。
【0015】
図5Aは、第4の使用形態であるPOS端末装置の正面側からの斜視図であり、
図5Bは、POS端末装置の背面側からの斜視図である。本使用態様は、顧客自身が操作して商品の会計を行うセルフPOS端末装置である。本使用態様が第3の使用形態と異なる点は、
図5Aに示すように、プリンタ12と固定スキャナ13の配置が逆転している点である。
【0016】
POS端末装置1は、通常POS端末モードとセルフPOS端末モードのいずれかで動作する。POS端末装置1は、通常POS端末モードが選択されると、店員が操作を行うPOS端末装置として動作し、セルフPOS端末モードが選択されると、顧客自身が操作して商品の会計を行うセルフPOS端末装置として動作する。モードの選択は、例えば、第1表示部11に、通常POS端末モードキーとセルフPOS端末モードキーとが選択可能に表示されて行われる。
【0017】
以上説明したように、POS端末装置1は、店員又は顧客による使用態様に応じて、必要な複数のデバイスの配置を自由に変更することができ、利便性を向上させることができる。
【0018】
図6〜
図8を参照して、本体部30の詳細な構成について説明する。
図6は、本体部30の構成を示す斜視図である。本体部30は、基台部31、立設部32、及び取付板部33を有する。基台部31には、プリンタ取付台(
図12参照)を介してプリンタ12が装着されて、また、固定スキャナ取付台(
図13参照)を介して固定スキャナ13が装着される。基台部31には、両側に壁面301,303、奥側に壁面302が設けられている。立設部32は、略直方体の筐体であり、基台部31の装着面の後方に立設している。立設部32の内部には、図示していないが、装置全体を制御する制御部を搭載した制御基板等が内蔵されている。ここで、制御部は、記憶部に格納された各種プログラムに基づいて、各種制御を実行する機能を有し、中央演算処理装置(CPU)、読出専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、入出力ポート(I/O)等により実現される。
【0019】
POS端末装置1に必要な複数のデバイス(例えば、決算端末及びガンスキャナなど)を取り付けるための取付板部33は、立設部32の上部から基台部31側に延在し、左右方向に、立設部32の横幅を越えて平板状に延びている。取付板部33の中央には、垂直方向及び水平方向に回動可能なヒンジ40(
図4B等参照)を介してタッチパネル付き大画面ディスプレイである第1表示部11が取り付けられる。取付板部33の第2表示部21の取付位置には、嵌め込み式のカバー311,312が取り付けられている。第2表示部21は、嵌め込み式のカバー311,312を外して下からネジで取り付ける。また、取付板部33には、第2表示部21、ガンスキャナ(ハンディスキャナ)載置台(
図9参照)、及び決済端末載置台(
図10参照)が取り付けられる。ガンスキャナ載置台400にはガンスキャナ14が、決済端末載置台500には決済端末15が載置される。なお、セルフPOS端末装置として使用する第3の使用形態と第4の使用形態の場合は、第2表示部21は取り付けられない。
【0020】
図7Aは、
図6の本体部30の上面図であり、
図7Bは取付板部33の両端部近傍の拡大上面図である。取付板部33の両端部近傍には、それぞれ、ガンスキャナ載置台400(
図9参照)や決済端末載置台500(
図10参照)を取り付けるための6つのネジ穴351〜356と4つの位置決め穴341〜344とが設けられている。取付板部33は、
図7Aに示す横方向の中心線A−Aに対して左右対称の形状である。
図7Bに示すように第1位置決め穴341はガンスキャナ載置台用であり、第2位置決め穴〜第4位置決め穴342〜344は決済端末載置台用である。第1ネジ穴351と第2ネジ穴352は、ガンスキャナ載置台400と決済端末載置台500の両方の取り付けに用いられる。第3ネジ穴353〜第6ネジ穴356は、決済端末載置台500の取り付けに用いられる。
【0021】
第1位置決め穴341、第1ネジ穴351及び第2ネジ穴352を用いて、ガンスキャナ載置台400を、第1表示部11側に向けて取付板部33に取り付けることができる。第2位置決め穴342、第3ネジ穴353、及び第4ネジ穴354を用いて、決済端末載置台500を、第1表示部11の反対側に向けて、水平方向に角度(30度)を付けて、取付板部33に取り付けることができる(
図10参照)。決済端末15を載置する面は、45度斜め下に傾斜している。第3位置決め穴343、第1ネジ穴351、及び第2ネジ穴352を用いて、決済端末載置台500を、第1表示部11側に対応する操作者に向けて、取付板部33に取り付けることができる。第4位置決め穴344、第5ネジ穴355、及び第6ネジ穴356を用いて、決済端末載置台500を、第1表示部11側に向けて、水平方向に角度(30度)を付けて、取付板部33に取り付けることができる。
【0022】
図8は基台部31の上面図である。基台部31には、プリンタ12と固定スキャナ13を装着するために、2つの略長方形の孔361,362と4つの略正方形の孔371,372,381,382が設けられている。つまり、基台部31は、左右にプリンタ12と固定スキャナ13を並べて装着するための2つに領域に区分され、左側領域には、1つの略長方形の孔361と2つの略正方形の孔371,381が設けられている。右側領域には、1つの略長方形の孔362と2つの略正方形の孔372,382が設けられている。1つの略長方形の孔361と2つの略正方形の孔381,371からなる一組と、1つの略長方形の孔362と2つの略正方形の孔372,382からなる他の一組は、中心線B−Bに対して左右対称の形状である。
【0023】
また、それぞれの孔には、係合部361E,362E,371E,372E,381E,382Eが設けられている。4つの略正方形の孔の後方の壁面には、2つのレバー係合部391,392が設けられている。
【0024】
図9〜
図11を参照して、取付板部33に取り付けられる、ガンスキャナ載置台400、決済端末載置台500、及び第2表示部21の構成について説明する。
【0025】
図9は、ガンスキャナ載置台400の6面図である。ガンスキャナ載置台400は、ガンスキャナ載置部401と、1つの位置決め凸部402と、2つのネジ用孔411,412とを有する。ガンスキャナ載置台400は、位置決め凸部402を取付板部33の対応する位置決め穴に嵌め込んだ後、ネジ用孔に挿入したネジで取付板部33のネジ穴にネジ止めすることによって取付板部33(
図6、
図7A等参照)に固定される。なお、ガンスキャナ載置台は、ガンスキャナ以外のハンディスキャナが使用される場合には、ハンディスキャナ載置部と呼ばれる。
【0026】
図10は、決済端末載置台500の6面図である。決済端末載置台500は、決済端末載置部501と、1つの位置決め凸部502と、2つのネジ用孔511,512とを有する。決済端末載置台500は、位置決め凸部502を、取付板部33の対応する位置決め穴に嵌め込んだ後、ネジ用孔に挿入したネジで取付板部33のネジ穴にネジ止めすることによって取付板部33(
図6、
図7A等参照)に固定される。
【0027】
図11は、第2表示部21の6面図である。第2表示部21は、底面に、2つの位置決め凸部211,212と3つのネジ穴221,222,223とを有する。第2表示部21は、位置決め凸部211,212を対応する取付板部の位置決め穴(図示せず)に嵌め込んだ後、取付板部のネジ用孔に挿入したネジ(図示せず)でネジ止めして取付板部33(
図6、
図7A等参照)に固定される。
【0028】
図12及び
図13を参照して、基台部31に取り付けられる、プリンタ取付台600及び固定スキャナ取付台700について説明する。
【0029】
図12は、プリンタ取付台の6面図である。プリンタ取付台600は、第1係合部601、第2係合部602及び第3係合部603を有する。また、プリンタ取付台600は、両側に壁面621,622を有する。第2係合部602と第3係合部603は、横方向の中心線C−Cを境にして、互いに左右対称の形状である。プリンタ12は、プリンタ取付台のプリンタ固定用ネジ用孔611に挿入したネジでネジ止めすることによってプリンタ取付台600に固定される。
【0030】
図13は、固定スキャナ取付台700の6面図である。固定スキャナ取付台700は、第1係合部721と、第2係合部722が設けられた取付用レバー701を有する。取付用レバー701は弾性を有する。また、固定スキャナ取付台700は、側面731,732を有する。固定スキャナ13の外枠(図示せず)を固定スキャナ取付台700の2つのネジ穴711,712にネジ止めして固定した後、固定スキャナ13本体を外枠に装着することによって、固定スキャナ13を固定スキャナ取付台700に取り付ける。
【0031】
図14〜
図16を参照して、基台部31へのプリンタ12の装着の仕方と基台部31への固定スキャナ13の装着の仕方について説明する。プリンタ12と固定スキャナ13は、ドライバ等の工具を用いることなく、基台部31へ装着でき、またそこから取り外すことができる。
【0032】
まず、
図8及び
図14を参照して、基台部31へのプリンタ12の装着の仕方を説明する。
図14は、基台部31へのプリンタ12の装着の仕方を示すための図である。
図14の上図は、プリンタ12を基台部31に装着する前の状態を示す図であり、
図14の下図は、プリンタ12を基台部31に装着した後の状態を示す図である。なお、
図14では、プリンタ12は図示せず、プリンタ取付台600のみを示している。基台部31の左側(
図6参照)にプリンタ12を装着する場合について説明する。
図14の上図に示すように、プリンタ12を取り付けたプリンタ取付台600の第1係合部601を、基台部31の略長方形の孔361(
図8)に差し込み、プリンタ取付台600の第2係合部602と第3係合部603とが、それぞれ、基台部31の略正方形の孔381,371のほぼ中央となるように載置する。プリンタ取付台600の第1係合部601と基台部31の略長方形の孔361の係合部361Eとが係合する。その後、プリンタ12を取り付けたプリンタ取付台600を、左側面が基台部31の壁面303(
図6)に突き当たるまで左方向に移動させる。そうすると、
図14の下図に示すように、プリンタ取付台600の第2係合部602及び第3係合部603と基台部31の2つの略正方形の孔381,371の係合部381E,371Eとがそれぞれ係合する。プリンタ12を基台部31から取り外す場合は、上述した作業の逆の作業を行えばよい。基台部31の右側(
図6参照)にプリンタ12を装着する場合も、同様の作業を行って、基台部31への装着と基台部31からの取り外しを行うことができる。但し、プリンタ12を取り付けたプリンタ取付台600を移動させる方向は、右方向である。
【0033】
図8及び
図15を参照して、基台部31への固定スキャナ13の装着の仕方を説明する。
図15は、基台部への固定スキャナの装着の仕方を説明するための図である。
図15の上図は、固定スキャナ取付台700を基台部31に装着する前の状態を示す断面図であり、
図15の下図は、装着した後の状態を示す断面図である。また、
図15は、D−D線(
図16)の断面図である。固定スキャナ13は、基台部31の一方の側にプリンタ12を装着した後に、基台部31の他方側に装着する。ここでは、固定スキャナ13を基台部31の右側へ装着する場合を説明する。なお、
図15では、固定スキャナ13は図示せず、固定スキャナ取付台700のみを示している。固定スキャナ13を取り付けた固定スキャナ取付台700の第1係合部721を、基台部31の略長方形の孔362(
図8)の略中央に差し込み、載置する。固定スキャナ取付台700の第1係合部721と基台部31の略長方形の孔362の係合部362Eとが係合し、取付用レバー701が弾性変形した後、取付用レバー701に設けられている第2係合部722と基台部31のレバー係合部392(
図8)とが係合する。固定スキャナ13を基台部31の左側へ装着する場合も、基台部31の右側へ装着する場合と同じである。固定スキャナ13を基台部31から取り外す場合は、取付用レバー701を手前側へ倒して、第2係合部722と基台部31のレバー係合部392との係合を解除する。その後、固定スキャナ13の後部を持ち上げながら、固定スキャナ取付台700の第1係合部721を基台部31の略長方形の孔362から抜く。こうすることによって、固定スキャナ13を基台部31から取り外すことができる。
【0034】
図16は、基台部31の左側にプリンタ12を、右側に固定スキャナ13を装着した状態を示している。なお、
図16では、プリンタ12と固定スキャナ13は図示せず、それぞれの取付台のみを示している。プリンタ12の上下方向と奥行き方向の移動は、プリンタ取付台600の第1係合部601〜第3係合部603と、基台部31の1つの略長方形の孔361の係合部361E及び2つの略正方形の孔381,371の係合部381E,371Eとの3箇所の係合によって規制される。固定スキャナ13の上下方向と奥行き方向の移動は、固定スキャナ取付台700の第1係合部721及び第2係合部722と、基台部31の略長方形の孔362の係合部362E及びレバー係合部392との係合によって規制される。プリンタ12と固定スキャナ13の左右方向の移動は、基台部31の一方の壁面とプリンタ取付台600の一方の壁面との当接、プリンタ取付台600の他方の壁面と固定スキャナ取付台の一方の側面との当接、及び固定スキャナ取付台700の他方の側面と基台部31の他方の壁面との当接によって規制される。
【0035】
上述したように、本発明の実施形態にかかるPOS端末装置は、操作者用表示部である第1表示部11の左右のいずれか一方の空間に決済端末を配置し、他方の空間にハンディスキャナを配置することが可能で、決済端末を、操作者が使用する方向と操作者の対向者が使用する方向のいずれの方向にも配置することが可能である。
【0036】
さらに、本発明の実施形態にかかるPOS端末装置は、操作者用表示部である第1表示部下の左右のいずれか一方の空間に固定スキャナ13を配置し、他方の空間にプリンタ12を配置することが可能である。
【0037】
従って、本発明のPOS端末装置は、上述した第1の使用形態〜第4の使用形態とすることができ、店員が操作を行うPOS端末装置と顧客自身が操作して商品の会計を行うセルフPOS端末装置の両方に使用することができる。また、上述した第1の使用形態〜第4の使用形態に限らず、ユーザの要求に応じて他の使用形態とすることも可能である。
【0038】
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。以上で説明した複数の例は、適宜組み合わせて実施されることもできる。
【解決手段】POS端末装置1は、店員が操作を行うPOS端末装置と顧客が操作を行うセルフPOS端末装置の両方に使用できるPOS端末装置であって、操作者が操作するための第1表示部と、前記第1表示部の下方に位置する基台部と、を備え、前記基台部上の左右のいずれか一方の空間に固定スキャナを配置し、他方の空間にプリンタを配置することが可能である。