【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明は、対象者の行動状態を判定する為の行動状態判定システムであって、
寝具上で臥床状態の対象者の上体により押圧される領域に設置されたマットレスと、
前記マットレスを介して対象者の直流成分生体信号を取得する為の第1のセンサと、
前記対象者の交流成分生体信号を取得する為の第2のセンサと、
前記センサで取得したセンサ値に基づいて情報処理を行う情報処理装置と、を備え、
前記情報処理装置は、前記直流成分生体信号についての1又は複数の閾値及び、前記交流成分生体信号についての1又は複数の閾値の設定を受け付ける手段と、
前記直流成分生体信号、交流成分生体信号及び、閾値に基づき、所定時間単位の行動状態の判断処理を行う手段と、を有し、
複数の前記閾値は、離床状態の前記センサ値又は、臥床状態かつ体動がない状態における前記センサ値を用いて、設定される。
【0009】
また、本発明は、対象者の行動状態を判定する為の行動状態判定方法であって、
寝具上で臥床状態の対象者の上体により押圧される領域に設置されたマットレス介して、第1のセンサにより対象者の直流成分生体信号を取得するステップと、
第2のセンサにより前記対象者の交流成分生体信号を取得するステップと、
前記直流成分生体信号についての1又は複数の閾値及び、前記交流成分生体信号についての1又は複数の閾値の設定を受け付けるステップと、
前記直流成分生体信号、交流成分生体信号及び、閾値に基づき、所定時間単位の行動状態の判断処理を行うステップと、を有し、
複数の前記閾値は、離床状態のセンサ値又は、臥床状態かつ体動がない状態におけるセンサ値を用いて、設定される。
【0010】
また、本発明は、寝具上で臥床状態の対象者の上体により押圧される領域に設置されたマットレスと、
前記マットレスを介して対象者の直流成分生体信号を取得する為の第1のセンサと、
前記対象者の交流成分生体信号を取得する為の第2のセンサと、
前記センサで取得したセンサ値に基づいて情報処理を行う情報処理装置と、を備えた行動状態判定システムによって対象者の行動状態を判定する為の行動状態判定方法であって、
前記情報処理装置が、前記直流成分生体信号についての1又は複数の閾値及び、前記交流成分生体信号についての1又は複数の閾値の設定を受け付けるステップと、
前記直流成分生体信号、交流成分生体信号及び、閾値に基づき、所定時間単位の行動状態の判断処理を行うステップと、を有し、
複数の前記閾値は、離床状態の前記センサ値又は、臥床状態かつ体動がない状態における前記センサ値を用いて、設定される。
【0011】
本発明の好ましい形態では、前記閾値は、離床状態の前記センサ値を用いて設定された閾値及び、臥床状態かつ体動がない状態における前記センサ値を用いて設定された閾値からなる。
【0012】
このような構成とすることで、簡易な装置構成によって、より精度よく、対象者の行動状態を分析することができる。
【0013】
本発明の好ましい形態では、前記第1のセンサは、気圧センサ又は、電気抵抗センサである。
【0014】
本発明の好ましい形態では、前記第2のセンサは、マイクロフォンセンサ又は、圧電センサである。
【0015】
このような構成とすることで、簡易な装置構成によって、より精度よく、対象者の行動状態を分析することができる。
【0016】
本発明の好ましい形態では、前記マットレスと中空筒部材を介して接続されたセンサユニットであって、前記中空筒部材との接続口を備えた筐体と、前記筐体内に収容され、前記第1のセンサとしての気圧センサ及び、前記第2のセンサとしてのマイクロフォンセンサを同一面に配置した基材と、を有するセンサユニットを備え、
前記接続口は、前記基材のセンサが配置された面側であって、前記マイクロフォンセンサ近傍に位置する。
【0017】
このような構成とすることで、簡易な装置構成によって、より精度よく、対象者の行動状態を分析することができる。
【0018】
本発明の好ましい形態では、前記判断処理は、前記離床状態のセンサ値を用いて設定された前記直流成分生体信号についての第1の閾値に基づく判断条件を満たすと共に、
前記臥床状態かつ体動がない状態のセンサ値を用いて設定された前記交流成分生体信号についての第1の閾値に基づく判断条件を満たさない場合、弱生体状態を前記対象者の行動状態として決定する。
このような構成とすることで、行動状態として弱生体状態を判断することができ、通報などに利用することができる。
【0019】
本発明の好ましい形態では、前記判断処理は、前記臥床状態かつ体動がない状態のセンサ値を用いて設定された前記交流成分生体信号についての第2の閾値に基づく判断条件を満たすと共に、
前記離床状態のセンサ値を用いて設定された前記直流成分生体信号についての第1の閾値に基づく判断条件を満たさない場合、起き上がり段階体動状態を前記対象者の行動状態として決定し、
前記直流成分生体信号についての第1の閾値に基づく判断条件を満たす場合、臥床段階体動状態を前記対象者の行動状態として決定する。
このような構成とすることで、簡易な構成によって、対象者が起き上がった状態での体動(起き上がり段階体動状態)及び、対象者が臥床状態での体動(臥床段階体動状態)を判断することができる。
【0020】
本発明の好ましい形態では、前記判断処理は、前記直流成分生体信号についての第1の閾値に基づく判断条件を満たさないと共に、
前記交流成分生体信号についての第1の閾値に基づく判断条件を満たさない場合、離床状態を前記対象者の行動状態として決定する。
【0021】
また、本発明の好ましい形態では、前記判断処理は、前記交流成分生体信号についての第1の閾値に基づく判断条件を満たすと共に、第2の閾値に基づく判断条件を満たさず、尚且つ、
前記直流成分生体信号についての第1の閾値に基づく判断条件を満たさない場合、起き上がり状態を前記対象者の行動状態として決定し、
前記直流成分生体信号についての第1の閾値に基づく判断条件を満たす場合、臥床状態を前記対象者の行動状態として決定する。
このような構成とすることで、直流成分生体信号及び交流成分生体信号の2種類の信号を用いて、精度よくかつ全面的に、複数の行動状態を判断することが可能となる。