【文献】
波多野 仁、他3名,放送通信連携システムにおける視聴者メタデータを利用した番組レコメンデーション・フィルタリング方法の提案,電子情報通信学会技術研究報告,社団法人電子情報通信学会,2004年 8月27日,Vol.104 NO.279,pp.23-28
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記おすすめコンテンツアイテムに係わる情報は、前記おすすめコンテンツアイテムに対応するイメージを含み、前記イメージは、前記少なくとも1つのデバイスに基づく、請求項1に記載の方法。
前記おすすめコンテンツアイテムに係わる情報は、前記おすすめコンテンツアイテムに対応するイメージを含み、前記イメージは、前記ユーザヒストリー情報に基づく、請求項1に記載の方法。
前記視聴時間情報は、前記以前に見たコンテンツアイテムのうち、少なくとも1つがユーザのアカウントによって視聴された一日のうちの時刻を示す、請求項1に記載の方法。
前記少なくとも1つのデバイスによって前記要請が伝送されるとき、前記少なくとも1つのデバイスの情報は、前記少なくとも1つのデバイスの位置を含む、請求項1に記載の方法。
【発明を実施するための形態】
【0044】
本明細書で使用される用語について簡略に説明し、そして本発明について具体的に説明する。
【0045】
本発明で使用される用語は、本発明での機能を考慮しながら、可能な限り現在広く使用される一般的な用語を選択したが、それは、当業者の意図、判例または新たな技術の出現などによって異なりもする。また、特定の場合は、出願人が任意に選定した用語もあり、その場合、当該発明の説明部分で詳細にその意味を記載する。従って、本発明で使用される用語は、単純な用語の名称ではない、その用語が有する意味と、本発明の全般にわたった内容とを基に定義されなければならない。
【0046】
明細書全体で、ある部分がある構成要素を「含む」とするとき、それは、特別に反対となる記載がない限り、他の構成要素を除くものではなく、他の構成要素をさらに含んでもよいということを意味する。また、明細書に記載された「…部」、「モジュール」のような用語は、少なくとも1つの機能や動作を処理する単位を意味し、それは、ハードウェアまたはソフトウェアで具現されたり、あるいはハードウェアとソフトウェアとの結合によっても具現される。
【0047】
明細書全体で、「ファーストスクリーン(first screen)は」、デバイスの電源がONになったり、デバイスのロッキングが解除されたり、あるいはデバイスの動作モードが、待機モードからアクティブモードに転換されるとき、デバイスに初めてディスプレイされる画面を意味する。本発明の一実施形態によるファーストスクリーンは、デバイスのホーム画面でもあり、メニュー画面でもあり、壁紙でもあるが、それらに限定されるものではない。本発明の一実施形態によるファーストスクリーンは、デバイスが所定サービスを提供するためのゲートウェイでもある。例えば、該デバイスは、ファーストスクリーンを介して、おすすめサービスを提供することができる。
【0048】
以下、添付図面を参照し、本発明の実施形態について、本発明が属する技術分野で当業者が、容易に実施することができるように詳細に説明する。しかし、本発明は、さまざまに異なる形態に具現され、ここで説明する実施形態に限定されるものではない。図面で、本発明について明確に説明するために、説明を係わりのない部分は省略し、明細書全体を通じて類似した部分については、類似した図面符号を付した。
【0049】
図1は、本発明の一実施形態に係わるアイテムおすすめシステム(item recommendation system)を示す図面である。
【0050】
図1に図示されているように、本発明の一実施形態によるシステム1000は、デバイス100及びサーバ200を含む。しかし、図示された構成要素が、いずれも必須構成要素であるというものではない。図示された構成要素より多くの構成要素によってアイテムおすすめシステム1000が具現されもし、それより少ない構成要素によっても、アイテムおすすめシステム1000が具現される。
【0051】
ユーザは、複数のデバイス(例えば、第1デバイス100−1、第2デバイス100−2、第3デバイス100−3、…)を所有することができる。ユーザが所有した複数のデバイス(例えば、第1デバイス100−1、第2デバイス100−2、第3デバイス100−3、…)は、同一種類のデバイスでもあり、他種のデバイスでもある。
【0052】
また、本発明の一実施形態によれば、ユーザの複数個デバイス(例えば、第1デバイス100−1、第2デバイス100−2、第3デバイス100−3、…)それぞれは、同一のユーザアカウントを介してサーバ200に接続する。従って、サーバ200は、複数のデバイス100−1,100−2,100−3,…から受信されたアカウント情報を認証することにより、複数のデバイス100−1,100−2,100−3,…が同一ユーザのデバイスであるか否かを認識することができる。すなわち、複数のデバイス100−1,100−2,100−3,…それぞれの識別情報は、同一のユーザアカウントに連結されている。
【0053】
以下では、特別な言及がない以上、ユーザの複数個デバイス100−1,100−2,100−3,…のうち、サーバ200におすすめアイテムを要請するデバイスを、本発明の一実施形態による「デバイス100」と定義する。すなわち、デバイス100は、第1デバイス100−1、第2デバイス100−2及び第3デバイス100−3のうち一つでもある。
【0054】
本発明の一実施形態によるデバイス100は、多様な形態に具現されてもよい。例えば、本明細書で記述されるデバイス100は、デスクトップ・コンピュータ、携帯電話、スマートフォン(smart phone)、ノート型パソコン(laptop computer)、タブレットPC(personal computer)、電子ブック端末機、デジタル放送用端末機、PDA(personal digital assistant)、PMP(portable multimedia player)、ナビゲーション、MP3プレイヤ、デジタルカメラ、IPTV(internet protocol television)、DTV(digital television)、CE機器(例えば、ディスプレイ装置を有する冷蔵庫、エイコンなど)などがあるが、それらに限定されるものではない。本明細書で記述されるデバイス100は、ユーザによって着用される装置(wearable device)でもある。例えば、本発明の一実施形態によるデバイス100は、腕時計、めがね、指輪、腕輪、ネックレスなどでもある。
【0055】
本発明の一実施形態によるデバイス100は、ユーザの入力(例えば、おすすめパネル要請ジェスチャ)を感知し、サーバ200から受信されたおすすめアイテムを含むおすすめパネルを、所定画面に表示することができる。そのとき、おすすめアイテムは、デバイス100を介してユーザに推薦するアイテムを意味する。例えば、おすすめアイテムには、アプリケーション、動画、静止映像、テキストファイル、ウェブページなどがある。
【0056】
本発明の一実施形態によるおすすめアイテムは、おすすめアイテムのイメージに、リンク情報またはインデックス情報が連結されたものでもある。また、おすすめアイテムは、サービス利用のための客体形態に構成されもする。
【0057】
本明細書で、「サービス利用のための客体」は、サービス提供者のサービスを利用するためのユーザ・インターフェースを意味する。サービス利用のための客体は、サーバまたはコンテンツ提供者から提供されるサービスを利用するためのユーザ・インターフェースでもある。サービス利用のための客体は、例えば、アイコン、テキスト、イメージ及びリンク情報を含むユーザ・インターフェース、並びに客体の機能に係わる説明情報(description)を含んでもよい。
【0058】
本発明の一実施形態によるデバイス100は、サーバ200から客体を受信し、受信された客体を利用して、サービス提供者のサービスを利用することができる。例えば、デバイス100は、客体を利用することにより、デバイス100内のアプリケーション・プログラム、データソース、サーバまたはコンテンツ提供者からコンテンツを獲得して処理することができる。また、客体は、ユーザ(またはデバイス)のコンテクスト情報に基づいて提供される所定のサービスがパッケージングされたユーザ・インターフェースでもある。
【0059】
本発明の一実施形態による客体は、デバイス100にインストールされたり、あるいはデバイス100によって実行されず、デバイス100のホストプログラム(または常駐プログラム(resident program))によって解釈されることにより、デバイス100の画面に表示され、ユーザによって利用されてもよい。客体は、例えば、ガジェット(gadget)でもあるが、それに制限されるものではない。
【0060】
一方、本発明の一実施形態によるおすすめアイテムは、場合によって、キュー(queue)、UQ(universal queue)などとも呼ばれる。
【0061】
本発明の一実施形態によるデバイス100では、アプリケーション・プロセッサ(以下、「AP」ともいう)とは別途に、SSP(seamless sensing platform)が動作することもできる。本発明の一実施形態によるデバイス100は、SSPのセンサハブ(sensor hub)にセンサを連結し、スリープモードのAPを目覚めさせず、センシング情報を収集して状況を認知することができる。SSPのセンサハブ(一種のMCU(micro control unit))は、所定状況が生じた場合、スリープモードのAPを目覚めさせる。本発明の一実施形態によるSSP、APは、ハードウェア(H/W)、ソフトウェア(S/W)、またはそれらが結合された形態(H/W+S/W)で具現されてもよい。SSPに係わる説明は、
図21を参照し、追って詳細に行う。
【0062】
本発明の一実施形態によるサーバ200は、デバイス100のおすすめパネルに表示されるおすすめアイテムを提供するサーバを意味する。
【0063】
本発明の一実施形態によるサーバ200は、ユーザの複数個デバイス(例えば、第1デバイス100−1、第2デバイス100−2、第3デバイス100−3、…)それぞれで使用中であるアイテムに係わる情報を、ユーザの複数個デバイス(例えば、第1デバイス100−1、第2デバイス100−2、第3デバイス100−3、…)それぞれから受信することができる。そのとき、サーバ200は、複数のデバイスそれぞれで使用中であるアイテムに係わる情報を、所定周期で受信することもでき、複数のデバイスそれぞれで特定イベントが発生する場合、使用中であるアイテムに係わる情報を受信することもできる。
【0064】
本発明の一実施形態によるアイテムは、ユーザの複数個デバイス100−1,100−2,100−3,…それぞれで使用されるコンテンツ、アプリケーション、サービスなどを意味する。また、本発明の一実施形態による「アイテムの使用」は、アイテムの実行、アイテムの再生、アイテムの表示などと解釈されるが、それらに限定されるものではない。
【0065】
本発明の一実施形態によるコンテンツは、静止映像、動画、テキスト、ウェプページなどを含んでもよいが、それらに限定されるものではない。例えば、コンテンツは、教育コンテンツ、映画コンテンツ、放送コンテンツ、ゲームコンテンツ、広告コンテンツ、写真コンテンツ、ニュースコンテンツなどがある。
【0066】
本発明の一実施形態によるアプリケーションは、特定の業務を遂行するために考案された一連のコンピュータ・プログラム集合(computer program set)をいう。本明細書に記述されるアプリケーションは、多様である。例えば、アプリケーションには、ゲーム・アプリケーション、楽器演奏アプリケーション、動画再生アプリケーション、地図アプリケーション、放送アプリケーション、運動支援アプリケーション、決済アプリケーションなどがあるが、それらに限定されるものではない。
【0067】
本発明の一実施形態による「サービス」は、アプリケーションを介して提供されるサービス、ウィジェットを介して提供されるサービス、APを介して提供されるサービスなど多様である。例えば、本発明の一実施形態によるサービスには、SNS(social networking service)、金融決済サービス、検索サービス、マルチタスキング・サービスなどがあるが、それらに限定されるものではない。
【0068】
本発明の一実施形態によるサーバ200は、デバイス100と通信を行うことができる。例えば、サーバ200は、デバイス100からおすすめアイテム要請を受信し、デバイス100の種類によるおすすめアイテムを、デバイス100に伝送することができる。
【0069】
本発明の一実施形態によるサーバ200は、インテリジェンス・エンジンを含んでもよいし、サーバ200は、デバイス100で収集されるイベント情報、またはアイテムに係わる情報を、インテリジェンス・エンジンを介して分析することができる。例えば、サーバ200は、イベント情報を分析し、ユーザの状態、デバイスの状況などを推論することができ、アイテムのメタデータ、コンテクスト情報などを分析し、デバイス別アイテム使用パターン情報を獲得することもできる。
【0070】
従って、本発明の一実施形態によるサーバ200は、デバイス100のハードウェア情報、ソフトウェア情報、デバイス100のアイテム使用パターン情報、デバイス100の位置、ユーザの状態、及びおすすめアイテム要請時刻のうち少なくとも一つを考慮して、ユーザの関心度が高いと予想されるアイテムをおすすめアイテムとして、デバイス100に提供することができる。例えば、
図2Aないし
図2Cを参照する。
【0071】
図2Aないし
図2Cは、デバイスの種類によって提供されるおすすめアイテムの一例を示す図面である。
【0072】
図2Aないし
図2Cに図示されているように、第1デバイス100−1は、タブレットPCであり、第2デバイス100−2は、IPTVであり、第3デバイス100−3は、モバイルフォン(例えば、スマートフォン)である場合を例として挙げて説明する。そのとき、第1デバイス100−1、第2デバイス100−2、第3デバイス100−3は、同一ユーザのアカウント(例えば、A,B,C)に連結されたデバイスでもある。すなわち、第1デバイス100−1、第2デバイス100−2、第3デバイス100−3は、同一ユーザが所持した複数のデバイスである。
【0073】
図2Aに図示されているように、第1デバイス100−1は、タッチスクリーンの所定領域をドラッグまたはフリックするユーザ・ジェスチャが感知される場合、第1デバイス100−1の種類に係わる情報(例えば、デバイスタイプ情報、デバイスID、アカウント情報、デバイスアドレス情報など)をサーバ200に伝送しながら、おすすめアイテムを要請することができる。
【0074】
そのとき、サーバ200は、おすすめアイテムを要請する第1デバイス100−1の種類が、タブレットPCであることを確認し、タブレットPCで使用頻度が高いゲーム・アプリケーション、電子ブック・コンテンツなどをおすすめアイテムとして提供する。その場合、第1デバイス100−1は、サーバ200から推薦されたゲーム・アプリケーション、電子ブック・コンテンツなどをおすすめパネルを介して表示することができる。
【0075】
一方、サーバ200から推薦された該ゲーム・アプリケーション、該電子ブック・コンテンツなどは、第1デバイス100−1において既使用のアイテムでもあり、外部デバイス(例えば、第2デバイス100−2、第3デバイス100−3、外部サーバ)で使用されたアイテムでもある。
【0076】
図2Bに図示されているように、第2デバイス100−2は、リモートコントロール装置(remote controller)を介して、おすすめパネル要請が受信される場合、サーバ200に、第2デバイス100−2の種類に係わる情報(例えば、デバイスタイプ情報、デバイスID、アカウント情報、デバイスアドレス情報など)を伝送しながら、おすすめアイテムを要請することができる。
【0077】
そのとき、サーバ200は、おすすめアイテムを要請する第2デバイス200−2の種類がIPTVであることを確認し、IPTVで使用頻度が高い映画コンテンツを、おすすめアイテムとして提供することができる。その場合、第2デバイス100−2は、サーバ200から推薦された映画コンテンツのイメージを、おすすめパネルを介して表示することができる。
【0078】
一方、サーバ200から推薦された映画コンテンツは、第1デバイス100−1、第2デバイス100−2または第3デバイス100−3で既再生のアイテムでもある。
【0079】
図2Cに図示されているように、第3デバイス100−3は、タッチスクリーンの所定領域を、ドラッグ、スワイプまたはフリックするユーザ・ジェスチャが感知される場合、第3デバイス100−3の種類に係わる情報(例えば、デバイスタイプ情報、デバイスID、アカウント情報、デバイスアドレス情報など)をサーバ200に伝送しながら、おすすめアイテムを要請することができる。
【0080】
そのとき、サーバ200は、おすすめアイテムを要請する第3デバイス100−3の種類がモバイルフォンであることを確認し、モバイルフォンで使用頻度が高いSNSアプリケーションを、おすすめアイテムとして提供する。その場合、第3デバイス100−3は、サーバ200から推薦されたSNSアプリケーションを、おすすめパネルを介して表示することができる。
【0081】
一方、サーバ200から推薦されたSNSアプリケーションは、第3デバイス100−3で既使用のアプリケーションでもあり、第1デバイス100−2または第2デバイス100−2で既使用のアプリケーションでもある。
【0082】
従って、本発明の一実施形態によれば、ユーザは、デバイス別に、当該デバイスに合う少なくとも1つのおすすめアイテム(コンテンツ、アプリケーション、サービスなど)をおすすめパネルを介して確認することができる。
【0083】
以下では、サーバ200が、おすすめアイテムを提供するために、ユーザの複数個デバイス100−1,100−2,100−3,…で使用されるアイテムに係わる情報を、収集及び分析する過程について、まず、
図3ないし
図5を参照して説明し、サーバ200が収集されたアイテムに係わる情報を利用して、デバイス別に、おすすめアイテムを提供する過程については、追って説明する。
【0084】
図3は、本発明の一実施形態に係わる、サーバがデバイスで使用されるアイテムに係わる情報を、モニタリングする方法について説明するためのフローチャートである。
【0085】
段階310で、サーバ200は、デバイス100に、使用中であるアイテム(例えば、コンテンツ、アプリケーション、サービスなど)に係わる情報を要請する。本発明の一実施形態によれば、サーバ200は、所定周期で、デバイス100に、アイテムに係わる情報を要請する。
【0086】
段階320で、デバイス100は、使用中であるアイテム、すなわち、OSスケジューラ(operating system scheduler)に登録されている少なくとも1つのアイテム(例えば、コンテンツ、アプリケーション、サービスなど)を抽出することができる。
【0087】
段階330で、デバイス100は、抽出されたアイテムに係わる情報を収集することができる。本発明の一実施形態によるアイテムに係わる情報は、抽出されたアイテムの基本属性(basic attribute)情報、アイテム収集時のコンテクスト情報などを含んでもよい。
【0088】
例えば、アイテムに係わる情報には、アイテムの名称、アイテムのタイプ(例えば、動画、静止映像、ウェプページなど)、アイテム収集時刻、アイテムに係わるアプリケーション情報(例えば、バージョン情報、遂行段階情報など)、アイテムの構成成分、アイテム収集時の環境情報(例えば、天気、温度、湿度など)、アイテム収集経路、アイテムが収集されるデバイス情報(例えば、デバイスのタイプ情報、デバイスの識別情報など)、及びアイテム収集時のユーザ状態情報(status information)のうち少なくとも一つが含まれるが、それらに限定されるものではない。
【0089】
本発明の一実施形態によるデバイス100は、AP、ウェブ(web)、デバイス100内のセンサなどを介して、アイテムに係わる情報を獲得することができる。例えば、本発明の一実施形態によるデバイス100は、デバイス100の位置情報、ネットワーク情報、ユーザの状態情報などを収集することもできる。
【0090】
ユーザの状態情報とは、ユーザの動き、生活パターンなどに係わる情報であり、ユーザの歩き状態、運動状態、運転中の状態、睡眠状態などに係わる情報が含まれる。例えば、ユーザが、デバイス100を宅内の据え置き台に連結する場合、デバイス100は、位置情報、勾配情報、移動情報、現在時間情報、アラーム設定情報などを考慮して、ユーザが睡眠状態であるか否かを判断することができる。また、ユーザが、デバイス100を車内の据え置き台に連結する場合、デバイス100は、位置情報、勾配情報、移動情報などを考慮して、ユーザが運転状態であるか否かを判断することができる。
【0091】
一方、デバイス100は、ユーザがインストールしたり使用したり検索したアプリケーションの識別情報、アプリケーションの種類、アプリケーションの利用時間、アプリケーションの利用周期などの情報を収集することもできる。
【0092】
一方、デバイス100は、SSPを介して、使用中であるアイテムに係わる情報を収集することにより、情報収集による電力消耗を最小化することもできる。
【0093】
段階340で、デバイス100は、アイテムに係わる情報を、サーバ200に伝送することができる。本発明の一実施形態によるデバイス100は、アイテムに係わる情報を、有無線通信を介して、サーバ200に伝送することができる。
【0094】
段階350で、サーバ200は、デバイス100から受信されたアイテムに係わる情報を利用して、ユーザのアイテムデータベース(以下、「アイテムDB」とする)をアップデートすることができる。
【0095】
段階360で、サーバ200は、デバイス100から受信されたアイテムに係わる情報を分析することもできる。例えば、サーバ200は、デバイス100から受信されたアイテムに係わる情報を分析し、ユーザがデバイス100で主に使用するアイテムの種類(例えば、動画コンテンツ)に係わる情報(すなわち、アイテム使用パターン情報)を獲得することができる。
【0096】
また、サーバ200は、デバイス100から受信されたアイテムに係わる情報を分析し、ユーザが、暑いときにデバイス100で主に利用するアイテム(例えば、恐怖映画コンテンツ)、寒いときにデバイス100で主に利用するアイテム(例えば、電子ブック・コンテンツ)、出勤時(朝の8時から9時の間)にデバイス100で主に利用するアイテム(例えば、ニュースコンテンツ)、夜に主に利用するアイテム(例えば、自動車ゲーム・アプリケーション)、週末に主に利用するアイテム(例えば、運動管理アプリケーション)などに係わる情報を獲得することができる。
【0097】
図3では、説明の便宜上、サーバ200が、ユーザが所持した複数のデバイスのうち1つのデバイス100のアイテム使用状態をモニタリングする場合を一例として説明したが、本発明の一実施形態によれば、サーバ200は、ユーザが所持した複数のデバイスそれぞれのアイテム使用状態をモニタリングすることができる。
【0098】
以下では、デバイス100が使用中であるアイテムに係わる情報を、サーバ200にアップロードする方法について、
図4を参照して説明する。
【0099】
図4は、本発明の一実施形態に係わる、デバイスが使用中であるアイテムに係わる情報を、サーバに伝送する方法について説明するためのフローチャートである。
【0100】
段階410で、デバイス100は、デバイス100の使用状態変化またはアイテムの使用状態変化を感知することができる。例えば、デバイス100は、電源がONまたはOFFになるが、あるいは所定アプリケーションが実行されたり、あるいは所定コンテンツの再生が中止されるなどの使用状態変化を感知することができる。
【0101】
そのとき、段階420で、デバイス100は、OSスケジューラに登録されているアイテムを抽出することができる。すなわち、デバイス100は、使用中のコンテンツ、アプリケーション、サービス、再生が一時中断されたコンテンツなどを抽出することができる。一方、本発明の一実施形態によるデバイス100は、OSスケジューラに登録されているアイテムのうち、使用状態変化が感知されたアイテムのみを抽出することもできる。
【0102】
段階430で、デバイス100は、抽出されたアイテム(コンテンツ、アプリケーション、サービス)に係わる情報を収集することができる。例えば、アイテムがコンテンツである場合、デバイス100は、コンテンツ名、コンテンツのタイプ、コンテンツに係わるアプリケーション情報、コンテンツの再生位置情報、コンテンツにアクセスすることができるリンク情報、コンテンツ提供者情報、コンテンツの再生周期情報などを収集することができる。
【0103】
また、アイテムがアプリケーションである場合、デバイス100は、アプリケーション名、アプリケーションのタイプ情報、アプリケーションのバージョン情報、アプリケーションのアップデート情報、アプリケーション提供者情報、アプリケーションの再生周期情報などを収集することができる。
【0104】
一方、デバイス100は、デバイス100のコンテクスト情報を収集することもできる。本発明の一実施形態によるコンテクスト情報は、デバイス100の周辺環境情報、デバイス100の状態情報、ユーザの状態情報などを含んでもよい。例えば、デバイス100は、アイテムに係わる情報を収集するときの天気、温度、湿度、日付、時間、位置、ユーザの感情、ユーザの動作状態、デバイス100のネットワーク接続状態などを収集することができる。
【0105】
段階440で、デバイス100は、収集されたアイテムに係わる情報を、サーバ200に伝送することができる。
【0106】
段階450で、サーバ200は、デバイス100から受信されたアイテムに係わる情報を利用して、ユーザのアイテムDBをアップデートすることができる。
【0107】
段階460で、サーバ200は、デバイス100から受信されたアイテムに係わる情報を、推論アルゴリズムなどを利用して分析することができる。
【0108】
段階440ないし段階460は、
図3の段階340ないし段階360に対応するので、具体的な説明は省略する。
【0109】
図5は、本発明の一実施形態に係わる、デバイスがユーザのジェスチャによって、使用中であるアイテムに係わる情報をサーバに伝送する方法について説明するためのフローチャートである。
【0110】
段階510で、デバイス100は、ユーザの収集要請ジェスチャを感知することができる。例えば、デバイス100は、画面に表示された少なくとも1つのアイテムに対するユーザの収集要請ジェスチャを感知することができる。
【0111】
本発明の一実施形態による収集要請ジェスチャは、多様である。例えば、タッチ・ジェスチャ(例えば、ドラッグ・ジェスチャ、タップ・ジェスチャ、フリック・ジェスチャ、ドラッグ・アンド・ドロップ・ジェスチャ、スワイプ・ジェスチャなど)を含んでもよい。
【0112】
また、本発明の一実施形態によれば、ユーザの収集要請ジェスチャは、マルチタッチ・ジェスチャを含んでもよい。例えば、ユーザの収集要請ジェスチャは、デバイス100の画面にタッチされた複数の指をすぼめるシュリンク(shrink)・ジェスチャ、ピンチ(pinch)・ジェスチャなどを含んでもよい。
【0113】
一方、本発明の一実施形態によるユーザの収集要請ジェスチャは、ユーザの音声入力を含んでもよい。また、デバイス100がフレキシブル・ディスプレイ装置である場合、ユーザの収集要請ジェスチャは、所定領域をベンディングするベンディング・ジェスチャを含んでもよい。
【0114】
段階520で、デバイス100は、ユーザの収集要請ジェスチャに対応するアイテム(例えば、コンテンツ、アプリケーション、サービスなど)を抽出することができる。
【0115】
そして、段階530で、デバイス100は、ユーザの収集要請ジェスチャに対応するアイテム(例えば、コンテンツ、アプリケーション、サービスなど)に係わる情報を収集することができる。そのとき、デバイス100は、ユーザの収集要請ジェスチャに対応するアイテムに係わるサムネイル・イメージ(または、プレビュー・イメージ)を生成することもできる。それについては、
図8を参照し、追って詳細に説明する。
【0116】
段階540で、デバイス100は、収集されたアイテムに係わる情報を、サーバ200に伝送することができる。本発明の一実施形態によるアイテムに係わる情報は、アイテムの基本属性情報及び/またはアイテム収集時のコンテクスト情報などを含んでもよい。本発明の一実施形態によれば、アイテムに係わる情報は、アイテムのサムネイル・イメージ、リンク情報(例えば、URL(uniform resource locator))、インデックス情報などを含んでもよい。
【0117】
段階550で、サーバ200は、デバイス100から受信されたアイテムに係わる情報を利用して、ユーザのアイテムDBをアップデートすることができる。段階540ないし段階550は、
図3の段階340ないし段階350に対応するので、具体的な説明は省略する。
【0118】
段階560で、サーバ200は、デバイス100から受信されたアイテムに係わる情報を分析することができる。そのとき、アイテムは、ユーザが直接収集要請したアイテムであるので、サーバ200は、デバイス100から受信されたアイテムに係わる情報を分析し、ユーザのアイテム使用パターン、ユーザのアイテム選好度(item preference)情報などを獲得することができる。
【0119】
本発明の一実施形態によれば、ユーザは、おすすめパネルを介して、追っておすすめアイテムとして提供されようとするコンテンツ、アプリケーション、サービスなどを、特定ジェスチャでもって簡単に選択することができる。
図6を参照し、さらに説明する。
【0120】
図6は、本発明の一実施形態に係わるユーザの収集要請ジェスチャの一例を示す図面である。
【0121】
図6に図示されているように、デバイス100は、画面にウェブページ・アイテム600を表示することができる。そのとき、ユーザが、ウェブページの内容を見ていて収集を希望する場合、ユーザは、シュリンク・ジェスチャを介して、デバイス100の画面に表示されたウェブページ・アイテム600に対する収集要請をデバイス100に行う。
【0122】
そのとき、本発明の一実施形態によるデバイス100は、ユーザのシュリンク・ジェスチャを感知し、シュリンク・ジェスチャが感知されたウェブページ・アイテム600に係わる情報を収集することができる。例えば、デバイス100は、ウェブページ・アイテム600の基本属性情報として、「タイトル:Loving the Chambered Nautilus to Death、種類:ウェプページ、アプリケーション:Chromeブラウザ、収集時間:2012.12.04.14:25、ジャンル:ニュース>サイエンス、構成:テキスト、イメージ、地図、広告」などを収集することができる。また、デバイス100は、ウェブページ・アイテム600を収集する当時のコンテクスト情報として、「天気:雨、気温:5℃、ユーザ状況:大衆交通利用中、収集経路:シュリンク・ジェスチャ、収集デバイス:電話機(モバイルフォン)」などを収集することもできる。
【0123】
デバイス100は、ウェブページ・アイテム600について収集された情報(例えば、基本属性情報、コンテクスト情報)を、サーバ200に伝送することができる。そのとき、本発明の一実施形態によるデバイス100は、ウェブページ・アイテム600について収集された情報を、メタデータ形態で、サーバ200に伝送することができる。
【0124】
本発明の一実施形態によるサーバ200は、デバイス100から受信されたウェブページ・アイテム600に係わる情報を利用して、アイテムDBをアップデートすることができる。
図7を参照する。
【0125】
図7は、本発明の一実施形態による、ユーザの複数個デバイスで収集されるアイテムに係わる情報について説明するための図面である。
【0126】
図7に図示されているように、本発明の一実施形態によるサーバ200は、ユーザの複数個デバイスそれぞれで収集されるアイテムに係わる情報を利用して、アイテムDBを構築することができる。そのとき、複数のデバイスそれぞれで収集されるアイテムに係わる情報は、基本属性情報710及びコンテクスト情報720を含んでもよい。
【0127】
基本属性情報710は、アイテムの属性に係わる情報であり、例えば、アイテム名、アイテムの種類、アイテムのジャンル、アイテムの再生長、アイテムのサムネイル・イメージ、アイテムのリンク情報などを含んでもよいが、それらに限定されるものではない。
【0128】
コンテクスト情報720は、アイテムが収集されるとき、デバイス100で収集される状況に係わる情報であり、天気、気温、位置、ユーザ状況、ユーザの感情、収集経路、アイテムを収集するデバイス100の識別情報、デバイス100の種類に係わる情報などを含んでもよいが、それらに限定されるものではない。
【0129】
例えば、サーバ200が、第1デバイス100−1で収集される「アイテム1」に係わる情報を、第1デバイス100−1から受信した場合、サーバ200は、「アイテム1」に係わる基本属性情報(例えば、「タイトル:AAA、種類:イメージ、収集時間:2012.2.3.15:13、ジャンル:家族写真、再生長:10秒、サムネイル・イメージなど)及びコンテクスト情報(例えば、「天気:雨、気温:10℃、ユーザ状況:大衆交通利用、収集経路:シュリンク・ジェスチャ、収集デバイス:電話機(モバイルフォン)」など)をアイテムDBに保存して管理することができる。例えば、サーバ200は、アイテムDBを新たな基準で分類したり、所定条件に合うアイテムを、アイテムDBから抽出することができる。
【0130】
本発明の一実施形態によるサーバ200は、デバイス100から、おすすめアイテム要請が受信される場合、アイテムDBを利用して、デバイス100の種類に対応するおすすめアイテムを抽出することができる。また、サーバ200は、デバイス100のコンテクスト情報をさらに考慮したおすすめアイテムを、アイテムDBから選択することもできる。一方、本発明の一実施形態によるサーバ200は、アイテムDBを利用して、ユーザから入力されたおすすめ条件に合うおすすめアイテムを選択することもできる。
【0131】
本発明の一実施形態によるサーバ200は、ユーザの複数個デバイスから収集されたアイテムに係わる情報(または、アイテムDB)を分析し、デバイス別に、アイテム使用パターン情報、位置別に、アイテム使用パターン情報、ユーザ状況(または、感情)別に、アイテム使用パターン情報、天気別に、アイテム使用パターン情報などを獲得して管理することもできる。
【0132】
図8Aないし
図8Cは、本発明の一実施形態による、デバイスがアイテムのサムネイル・イメージを生成する方法について説明するための図面である。
【0133】
図8Aに図示されているように、イメージとテキストとが含まれたウェブページ・コンテンツに対するユーザの収集要請ジェスチャ(例えば、シュリンク・ジェスチャ)が感知される場合、デバイス100は、コンテンツのうちイメージ部分をキャプチャし、ウェブページ・コンテンツに対応するサムネイル・イメージ810を生成し、ウェプページ・コンテンツに係わる情報を収集することができる。
【0134】
本発明の一実施形態によるデバイス100は、サムネイル・イメージ810に、ウェブページ・コンテンツのリンク情報(コンテンツにアクセスするための情報)を連結し、おすすめパネルに表示することもできる。また、本発明の一実施形態によるデバイス100は、サーバ200に、ウェブページ・コンテンツに係わる情報(例えば、サムネイル・イメージ810、リンク情報など)を伝送することができる。
【0135】
図8Bに図示されているように、デバイス100の画面全体に表示されたイメージ・コンテンツに対するユーザの収集要請ジェスチャが感知される場合、デバイス100は、画面全体に表示されたイメージを縮小し、イメージ・コンテンツに対応するサムネイル・イメージ820を生成し、イメージ・コンテンツに係わる情報を収集することができる。そのとき、デバイス100は、サムネイル・イメージ820及びイメージ・コンテンツに係わる情報を、サーバ200に伝送することもできる。
【0136】
図8Cに図示されているように、デバイス100の画面全体に表示されたテキスト・コンテンツに対するユーザの収集要請ジェスチャが感知される場合、デバイス100は、画面全体に表示されたテキスト・コンテンツのタイトル情報を抽出し、抽出されたタイトル情報を利用して、サムネイル・イメージ830を生成することができる。テキスト・コンテンツのタイトル情報を抽出することができない場合、デバイス100は、テキスト・コンテンツの最初の行を利用して、サムネイル・イメージ830を生成することもできる。そのとき、デバイス100は、サムネイル・イメージ830及びテキスト・コンテンツに係わる情報を、サーバ200に伝送することもできる。
【0137】
図9は、本発明の一実施形態に係わるおすすめパネル提供方法について説明するためのフローチャートである。
【0138】
段階910で、デバイス100は、おすすめパネルを要請するユーザの入力を受信することができる。本発明の一実施形態によるおすすめパネルを要請するユーザの入力は、おすすめアイテムを含むおすすめパネルを要請するジェスチャ、またはおすすめアイテムを要請するユーザの入力を意味する。説明の便宜上、ユーザの入力は、ユーザのジェスチャによって表現されもする。
【0139】
本発明の一実施形態による、おすすめパネルを要請するユーザの入力は、多様である。例えば、おすすめパネルを要請するユーザの入力には、画面の一側から他側の方向に、指またはライトペンをドラッグするドラッグ・ジェスチャ(例えば、画面の下端から上端の方向にドラッグするジェスチャ)、所定ボタンを選択するジェスチャ(例えば、ホームボタンを2回押すジェスチャ)、ロッキングを解除するジェスチャ、所定ボタンを所定時間以上押すジェスチャ(例えば、キャプチャボタンを10秒以上押すジェスチャ)などがあるが、それらに限定されるものではない。
【0140】
以下では、説明の便宜上、ユーザが下端ベゼル(bezel)部分を指でタッチした後、上端方向に指をドラッグするジェスチャを、おすすめパネルを要請するジェスチャの一例として挙げて説明する。
【0141】
本発明の一実施形態によるおすすめパネルとは、ユーザに推薦されるおすすめアイテムが表示される所定空間または領域を意味する。おすすめパネルは、画面の全体領域に表示されもし、画面の一部領域に表示されもする。
【0142】
段階920で、デバイス100は、ユーザの入力によって、おすすめパネルに表示されるおすすめアイテムを、サーバ200に要請する。
【0143】
そのとき、本発明の一実施形態によるデバイス100は、デバイス100に係わる情報を、サーバ200に伝送することができる。例えば、デバイス100のタイプ情報(例えば、モバイル端末、タブレットPC、DTV、デジタルカメラ、MP3プレイヤなど)、識別情報(例えば、デバイスID情報、デバイスアドレス情報、アカウント情報など)をサーバ200に伝送することができる。
【0144】
また、本発明の一実施形態によるデバイス100は、デバイス100のハードウェア情報、ソフトウェア情報などを、サーバ200に伝送することもできる。
【0145】
一方、本発明の一実施形態によれば、デバイス100のタイプ情報、デバイス100のハードウェア情報、ソフトウェア情報などが、デバイス100の識別情報(例えば、デバイスID、デバイスアドレス、アカウントなど)と連結され、サーバ200に既保存である場合、デバイス100は、デバイス100の識別情報のみをサーバ200で伝送するとしても、サーバ200は、デバイス100の種類を確認することができる。従って、デバイス100は、デバイス100のタイプ情報、デバイス100のハードウェア情報、ソフトウェア情報などを、サーバ200に伝送せず、識別情報のみを伝送することもできる。
【0146】
一方、本発明の一実施形態によるデバイス100は、デバイス100のコンテクスト情報を、サーバ200に伝送することもできる。
【0147】
本発明の一実施形態によるデバイス100のコンテクスト情報は、おすすめパネルを要請するユーザの入力が受信されるとき、デバイス100で、センサを介して収集される環境情報、デバイス100の状態情報、センサを介して収集されたデータを分析したユーザの状態情報、ユーザの日程情報などを含んでもよい。
【0148】
すなわち、デバイス100は、おすすめパネルを要請するユーザの入力が受信されるときの天気、温度、湿度、照度、日付、時間などの環境情報や、デバイス100の位置、デバイス100のネットワーク接続状態、デバイス100の動きなどのデバイス100状態情報などを、サーバ200に伝送することができる。また、デバイス100は、ユーザから入力されたメッセージ、電子メール、日程情報、SNS使用ログ情報などを分析し、ユーザの感情情報(例えば、喜び、悲しみ、寂しさ、感激、幸福など)、ユーザの動作状態情報(例えば、運動、歩き、退勤中など)などを推論し、推論されたユーザの感情情報及びユーザの動作状態情報を、サーバ200に伝送することもできる。
【0149】
一方、本発明の他の実施形態によれば、デバイス100は、ユーザから入力されたメッセージ、電子メール、日程情報、SNS使用ログ情報、デバイス100の加速度情報、位置情報などをサーバ200に伝送し、サーバ200が、ユーザの感情情報、ユーザの動作状態情報などを推論することもできる。
【0150】
段階930で、デバイス100は、サーバ200から、デバイス100に係わる情報に基づいて選択された少なくとも1つのおすすめアイテムを受信することができる。例えば、デバイス100は、デバイス100の種類によるアイテム使用パターン情報に基づいて選択された少なくとも1つのおすすめアイテムを受信することができる。
【0151】
本明細書で、「アイテム使用パターン情報」とは、デバイス別に、ユーザのアイテム使用頻度を分析し、デバイス別に、使用頻度が高いアイテムのタイプを抽出した結果情報を意味する。例えば、ユーザが、第1デバイスで動画を最も多く再生し、次に、電子ブック・コンテンツを多く再生し、その次に、ゲーム・アプリケーションを多く再生した場合、第1デバイスのアイテム使用パターンは、「動画コンテンツ>電子ブック・コンテンツ>ゲーム・アプリケーション、…」のように示される。
【0152】
一方、本発明の一実施形態によれば、デバイス100は、デバイス100のハードウェア情報(例えば、ディスプレイ・サイズ、解像度、タッチパネル存否、カメラ存否など)、ソフトウェア情報(例えば、OS種類、ソフトウェア・バージョン情報、マルチタスキング提供いかんなど)のうち少なくとも一つに基づいて選択された少なくとも1つのおすすめアイテムを受信することもできる。
【0153】
また、本発明の一実施形態によれば、デバイス100は、デバイス100がおすすめアイテムを要請した時刻情報をさらに考慮して、サーバ200で選択された少なくとも1つのおすすめアイテムを受信することができる。デバイス100は、デバイス100の位置情報及びユーザの状態情報のうち少なくとも一つをさらに考慮して、サーバ200で選択された少なくとも1つのおすすめアイテムを受信することもできる。
【0154】
本発明の一実施形態によれば、おすすめアイテムは、デバイス100において既使用のアイテムでもあり、ユーザの他デバイスにおいて既使用のアイテムでもあり、外部サーバから獲得されたアイテムでもある。また、おすすめアイテムは、ユーザの収集要請ジェスチャによって収集されたアイテムでもある。
【0155】
本発明の一実施形態によるおすすめアイテムは、アプリケーション、動画、静止映像、テキストファイル及びウェブページのうち少なくとも一つを含んでもよいが、それらに限定されるものではない。
【0156】
段階940で、デバイス100は、少なくとも1つのおすすめアイテムが含まれたおすすめパネルを表示することができる。そのとき、デバイス100は、デバイスの所定画面に、おすすめパネルを表示することもできる。
【0157】
所定画面は、デバイス100の動作モードが、待機モードからアクティブモードに転換されるとき(例えば、ロッキングが解除されるとき、電源がONになるときなど)、デバイス100に最初にディスプレイされるファーストスクリーン(first screen)を含んでもよいが、それに限定されるものではない。例えば、デバイス100は、アイコンを配するためのページのうち最後のページに、おすすめパネルを表示することもでき、ホーム画面の所定領域に、サービス利用のための客体(例えば、ガジェット)形態で、おすすめパネルを提供することもできる。また、ファーストスクリーン自体が、おすすめパネルにもなる。
【0158】
本発明の一実施形態によるデバイス100は、おすすめアイテムが複数個である場合、リスト状におすすめアイテムをおすすめパネルに表示することができる。本発明の一実施形態によれば、おすすめパネルに表示されるおすすめアイテムは、おすすめアイテムのイメージに、リンク情報またはインデックス情報が連結された形態でもある。
【0159】
本発明の一実施形態によるデバイス100は、おすすめパネルを画面の一側から他の側に出現させて表示することができる。例えば、ユーザのおすすめパネル要請ジェスチャが、画面の下端から上端の方向に、指をフリックするジェスチャである場合、デバイス100は、画面の下端から上端の方向におすすめパネルを出現させ、おすすめアイテムを提供することができる。
【0160】
一方、本発明の一実施形態によるデバイス100は、少なくとも1つのおすすめアイテムを、収集された時刻によって、おすすめパネルに配することができる。すなわち、デバイス100は、収集された時刻順序で、おすすめアイテムを配することができるのである。
【0161】
本発明の他の実施形態によれば、デバイス100は、少なくとも1つのおすすめアイテムを、使用回数に基づいて、おすすめパネルに配することができる。すなわち、デバイス100は、人気度順に、おすすめアイテムをおすすめパネルに配することができるのである。例えば、デバイス100は、デバイス100で再生される回数が多い順に、おすすめアイテムをおすすめパネルの右側から順次に配することができる。
【0162】
本発明の一実施形態によれば、デバイス100は、ユーザの入力が受信される場合、ユーザの入力に対応し、所定画面に、おすすめパネルを提供しながら、同時に、デバイスに係わる情報及びコンテクスト情報のうち少なくとも一つを含むおすすめアイテム要請情報を、サーバ200に伝送し、サーバ200から受信されたおすすめアイテムを、おすすめパネルに表示することができる。
【0163】
一方、本発明の一実施形態によるデバイス100は、段階910ないし段階940を、デバイス100にインストールされた常駐プログラムを介して遂行することができる。
【0164】
常駐プログラムは、本発明の一実施形態によるデバイス100の運用に係わる作業を、バックグラウンド(background)状態で動作しながら行うプログラムでもある。常駐プログラムは、処理しなければならない作業条件が発生すれば、自動的に作動し、必要な作業を行うことができる。
【0165】
例えば、ユーザからタッチ入力が受信される場合、デバイス100にインストールされた常駐プログラムは、おすすめアイテムをサーバに要請して受信し、おすすめアイテムを含むおすすめパネルを所定領域に表示することができる。
【0166】
本発明の一実施形態によれば、ユーザは、特定アプリケーションを別途に実行しないとしても、下端ベゼル部分を指でタッチした後、上端方向にドラッグするようなタッチ入力を介して、おすすめアイテムを含むおすすめパネルを確認することができる。
【0167】
図10A及び
図10Bは、本発明の一実施形態に係わるおすすめパネルを示す図面である。
【0168】
図10Aに図示されているように、ユーザが、指を画面の下端から上端の方向にドラッグする場合、デバイス100は、おすすめパネルを要請するユーザのジェスチャ1010を感知することができる。その場合、デバイス100は、サーバ200に、おすすめパネルに表示するおすすめアイテムを要請する。そのとき、デバイス100は、デバイス100の種類に係わる情報、識別情報またはコンテクスト情報などを、サーバ200に伝送することができる。
【0169】
図10Bに図示されているように、デバイス100は、画面の下端部分に、おすすめパネル1020を表示することができる。そして、デバイス100は、サーバ200から受信されたおすすめアイテムを、おすすめパネル1020内に配することができる。おすすめアイテムは、デバイス100の種類、またはデバイス100のコンテクスト情報などに基づいて推薦されたアイテムでもある。
【0170】
おすすめアイテムは、アイテム収集当時に生成されたサムネイル・イメージ(または、プレビュー・イメージ)に、リンク情報またはインデックス情報が連結された形態で表示されてもよい。また、本発明の一実施形態による複数のおすすめアイテムは、おすすめパネル1020内で、互いにオーバレイされて表示されもする。本発明の一実施形態によれば、オーバレイされたおすすめアイテムのうち、最上位に表示されるほど使用頻度が高いか、あるいは最近収集されたアイテムでもある。すなわち、デバイス100は、おすすめアイテムの人気度(評価)または収集時刻に基づいて、おすすめパネル1020上に、複数のおすすめアイテムを配することができる。
【0171】
本発明の他の実施形態によれば、デバイス100は、おすすめアイテムの人気度または収集時刻に基づいて、おすすめパネル1020に表示されるおすすめアイテムのサイズを調節することもできる。例えば、デバイス100は、使用頻度が高いか、あるいは最近収集されたおすすめアイテムであればあるほど、おすすめパネル1020内でイメージを大きく表示することができる。
【0172】
また、本発明の一実施形態によれば、デバイス100は、おすすめアイテムの容量情報(例えば、おすすめアイテムの再生長情報)に基づいて、おすすめパネル内に、おすすめアイテムを配することもできる。例えば、再生長が短いおすすめアイテムから、再生長が長いおすすめアイテムの順序で配することもでき、再生長によって、おすすめアイテムのサイズを調節しておすすめパネルに表示することもできる。
【0173】
そのとき、本発明の一実施形態によれば、おすすめアイテムがテキスト・コンテンツである場合、デバイス100またはサーバ200は、ユーザの平均読み取り速度などを考慮して、テキスト・コンテンツに対する再生長を推定することもできる。
【0174】
一方、おすすめパネル1020に表示されるおすすめアイテムは、アイテムのタイプを示すアイコンが挿入されてもよい。例えば、おすすめアイテムがテキストである場合、「T」1021が表示され、動画コンテンツである場合、再生表示アイコン「◆」1022が表示され、写真コンテンツである場合、写真を示すアイコン1023が表示され、放送コンテンツである場合、放送を示すアイコン1024が表示されてもよい。
【0175】
また、本発明の一実施形態によれば、おすすめパネル1020内の所定領域をタッチしたまま、左または右にフリックしたり、あるいはスワイプするユーザのジェスチャが感知される場合、デバイス100は、ユーザ・ジェスチャによって、おすすめパネル1020内に配列されたおすすめアイテムをスクロールすることができる。
【0176】
図11A及び
図11Bは、本発明の一実施形態に係わる、デバイス別に異なるおすすめアイテムを含むおすすめパネルを示す図面である。
【0177】
ユーザが、モバイルフォンである第1デバイス1110を介して、ウェブページまたはテキスト文書を多く見て、タブレットPCである第2デバイス1120を介して、動画を多く見る場合を例として挙げて説明する。
【0178】
図11Aに図示されているように、ユーザのおすすめパネル要請ジェスチャが感知される場合、第1デバイス1110は、サーバ200に、デバイス別に、アイテム使用パターン情報に基づいて提供されたおすすめアイテムをおすすめパネル上に表示する。
【0179】
例えば、アイテム使用パターン情報によれば、第1デバイス1110では、ウェブページ、テキスト文書が主に使用されたので、第1デバイス1110は、動画や写真よりは、テキスト種類のおすすめアイテムを、サーバ200から相対的に多く提供され、おすすめパネルに表示することができる。
【0180】
一方、
図11Bに図示されているように、ユーザのおすすめパネル要請ジェスチャが感知される場合、第2デバイス1120も、サーバ200に、デバイス別に、アイテム使用パターン情報に基づいて提供されたおすすめアイテムをおすすめパネル上に表示する。
【0181】
例えば、アイテム使用パターン情報によれば、第2デバイス1120では、動画が主に使用されたので、第2デバイス1120は、静止映像やテキストよりは、動画種類のおすすめアイテムを、サーバ200から相対的に多く提供され、おすすめパネルに表示することができる。
【0182】
一方、サーバ200は、デバイス別に、ハードウェア情報を考慮して、おすすめアイテムを提供することもできる。例えば、第1デバイス1110のスクリーンサイズよりは、第2デバイス1120のスクリーンサイズがさらに大きいので、サーバ200は、第1デバイス1110よりは、第2デバイス1120にさらに多くのおすすめアイテムを提供することができる。
【0183】
図12は、本発明の一実施形態に係わる、おすすめアイテム提供方法について説明するためのフローチャートである。
【0184】
段階1210で、デバイス100は、ユーザの入力を受信することができる。段階1210は、
図9の段階910に対応するので、具体的な説明は省略する。
【0185】
段階1220で、サーバ200は、デバイス100から、デバイス100のおすすめパネルに表示されるおすすめアイテムに対する要請を受信することができる。すなわち、デバイス100は、ユーザの入力に対応し、サーバ200に、デバイスに係わる情報を含むおすすめアイテム要請を伝送することができる。そのとき、本発明の一実施形態によれば、サーバ200は、デバイス100の種類に係わる情報、デバイス100の識別情報、及びデバイス100のコンテクスト情報のうち少なくとも一つを、デバイス100から受信することができる。段階1220は、
図9の段階920に対応するので、具体的な説明は省略する。
【0186】
段階1230で、サーバ200は、デバイス100に対する認証を行うことができる。例えば、サーバ200は、デバイス100の識別情報(例えば、デバイスID、アカウント情報)に基づいて、デバイス100が、おすすめアイテムを提供してもよい機器であるか否かを認証することができる。
【0187】
本発明の一実施形態によれば、サーバ200は、デバイス100から認証情報を受信することもできる。認証情報は、デバイス100が、おすすめアイテム提供が許容された機器であるか否かを認証するためのものでもある。認証情報は、サーバ200とあらかじめ協議された暗号化キーで暗号化された情報でもある。本発明の一実施形態によれば、ユーザの複数個デバイスは、同一の認証情報を有することもできる。
【0188】
段階1240で、サーバ200は、デバイス100の種類に基づいて、少なくとも1つのおすすめアイテムを選択することができる。例えば、サーバ200は、デバイス100のアイテム使用パターン情報に基づいて、少なくとも1つのおすすめアイテムを選択することができる。
【0189】
本発明の一実施形態によれば、サーバ200は、
図4ないし
図6のうち少なくとも1つの方法で収集した、デバイス100で使用されるアイテムに係わる情報を利用して、デバイス100のアイテム使用パターン情報を生成することができる。例えば、サーバ200は、デバイス100で主に使用されるコンテンツの種類、アプリケーションの種類などを推論することができる。
【0190】
従って、サーバ200は、デバイス100から、おすすめアイテム要請が受信される場合、デバイス100に対応するアイテム使用パターン情報を抽出し、抽出されたアイテム使用パターン情報によって、デバイス100に伝送するおすすめアイテムを選択することができる。
【0191】
本発明の一実施形態によるサーバ200は、デバイス100のハードウェア情報及びソフトウェア情報のうち少なくとも一つに基づいて、少なくとも1つのおすすめアイテムを選択することもできる。
【0192】
例えば、サーバ200は、デバイス100のスクリーンサイズによって、デバイス100に提供するおすすめアイテムの数を調節することができる。また、デバイス100が、ユーザ入力が不便なIPTVである場合、サーバ200は、グラフィック・ユーザ・インターフェース(GUI)などを変更しておすすめアイテムを提供したり、ユーザ入力が簡便なおすすめアイテム(例えば、リモートコントローラで検索しやすい検索アプリケーション)を提供することができる。また、サーバ200は、おすすめアイテムの容量情報(例えば、再生長、コンテンツサイズなど)によって、おすすめアイテムの形態(例えば、大きさ、長さなど)を調節し、形態が調節されたおすすめアイテムを、デバイス100に提供することもできる。
【0193】
本発明の一実施形態によれば、サーバ200は、ユーザの複数個デバイスにおいて既使用のアイテムから、少なくとも1つのおすすめアイテムを選択することができる。すなわち、サーバ200は、ユーザのアイテム使用ヒストリーに基づいて、おすすめアイテムをデバイス100に提供することができる。
【0194】
一方、本発明の一実施形態によるサーバ200は、デバイス100のコンテクスト情報(例えば、おすすめアイテム要請時刻、デバイスの位置、ユーザの状態情報、デバイスの状態情報、ユーザの感情情報など)をさらに考慮して、おすすめアイテムを選択することもできる。
【0195】
例えば、デバイス100から、おすすめアイテム要請が受信された時間が平日午前であり、ユーザが、デバイス100を所持したまま朝ジョギングを行い、午前の時間に、デバイス100から新聞を読む場合、サーバ200は、出勤/登校準備、朝ジョギング、新聞読みなどに適する音楽コンテンツ、ニュースコンテンツなどを、おすすめアイテムとして選択することができる。
【0196】
また、デバイス100から、おすすめアイテム要請が受信された時間が平日の夕方であり、ユーザが、平日の夕方に、主に子供とアニメーション・コンテンツを、デバイス100を介して鑑賞する場合、サーバ200は、再生頻度が高いアニメーション・コンテンツを、おすすめアイテムとして選択することができる。
【0197】
本発明の一実施形態によれば、デバイス100から受信されたコンテクスト情報を確認した結果、ユーザが歩いている状態である場合、サーバ200は、テキスト・アイテムを除いたオーディオ、動画をメインに、おすすめアイテムを選択することができる。
【0198】
また、本発明の一実施形態によれば、デバイス100から受信されたコンテクスト情報を確認した結果、ユーザが運転中である場合には、音声メインのラジオ放送コンテンツ、音楽コンテンツなどをおすすめアイテムとして選択することができる。
【0199】
一方、本発明の一実施形態によるサーバ200は、他のユーザの評価情報をさらに考慮して、人気度が高いアイテムをおすすめアイテムとして選択することもできる。
【0200】
段階1250で、サーバ200は、選択された少なくとも1つのおすすめアイテムを、デバイス100に伝送することができる。
【0201】
段階1260で、デバイス100は、少なくとも1つのおすすめアイテムが含まれたおすすめパネルを、画面に表示することができる。段階1250及び段階1260は、
図9の段階930及び段階940に対応するので、具体的な説明は省略する。
【0202】
段階1270で、デバイス100は、おすすめパネルに含まれた少なくとも1つのおすすめアイテムのうち、1つのおすすめアイテムが選択される。例えば、ユーザが、おすすめパネル内で再生しようとするコンテンツが表示された領域をタッチ(例えば、タップ、ダブルタップ、スワイプなど)する場合、デバイス100は、タッチされたおすすめアイテムに対するユーザの選択を感知することができる。
【0203】
段階1280で、デバイス100は、選択されたおすすめアイテムを再生または実行することができる。
図13A及び
図13Bを参照し、さらに詳細に説明する。
【0204】
図13A及び
図13Bは、本発明の一実施形態に係わるおすすめアイテムを、再生/実行する方法について説明するための図面である。
【0205】
図13Aに図示されているように、デバイス100は、おすすめパネル内に、デバイス100の種類に基づいて選択されたおすすめアイテムを表示することができる。本発明の一実施形態によれば、デバイス100は、おすすめアイテムをオーバレイし、おすすめパネルに配することができる。ユーザが、おすすめパネル内で1つのおすすめアイテム1300を選択する場合、デバイス100は、選択されたおすすめアイテム1300を感知することができる。
【0206】
図13Bに図示されているように、デバイス100は、ユーザによって選択されたおすすめアイテム1300を、実行または再生することができる。例えば、選択されたおすすめアイテム1300がウェプページである場合、ウェプページを画面に表示することができる。また、選択されたおすすめアイテム1300が、再生が中断された映画コンテンツである場合、デバイス100は、映画コンテンツを、中断された時点以後から、引き続いて再生することができる。一方、ユーザによって選択されたおすすめアイテム1300が、アプリケーションである場合、デバイス100は、ユーザによって選択されたアプリケーションを実行することができる。そのとき、ユーザによって選択されたアプリケーションが、デバイス100に前もってインストールされていない場合、デバイス100は、外部サーバでアプリケーションを検索し、検索されたアプリケーションを、デバイス100にインストールすることもできる。
【0207】
図14は、本発明の一実施形態に係わる、ユーザのおすすめ条件に基づいたおすすめアイテム提供方法について説明するためのフローチャートである。
【0208】
段階1410で、デバイス100は、おすすめ条件を入力する設定ウィンドーを提供することができる。おすすめ条件を入力する設定ウィンドーは、GUI形態で提供されてもよい。
【0209】
段階1420で、デバイス100は、ユーザから、設定ウィンドーを介しておすすめ条件を入力される。例えば、デバイス100は、おすすめ条件として、アイテムの種類、アイテムの再生時間、アイテム利用目的、アイテムの収集時刻及びユーザの感情状態情報のうち少なくとも一つを入力される。
【0210】
段階1430で、デバイス100は、おすすめ条件をサーバ200に伝送しながら、おすすめアイテムを要請する。
【0211】
段階1440で、サーバ200は、おすすめ条件に基づいて、少なくとも1つのアイテムを選択することができる。例えば、ユーザが、おすすめ条件として、アイテムの種類のうち「動画」を設定し、アイテムの再生時間を「5分」に設定した場合、サーバ200は、デバイス100で主に再生されるミュージックビデオ・コンテンツのうち、5分ほど所要するミュージックビデオ・コンテンツを選択することができる。
【0212】
段階1450で、サーバ200は、おすすめ条件に基づいて選択された少なくとも1つのおすすめアイテムを、デバイス100に伝送することができる。
【0213】
段階1460で、デバイス100は、おすすめ条件に基づいて選択された少なくとも1つのおすすめアイテムが含まれたおすすめパネルを表示することができる。
図15を参照し、さらに詳細に説明する。
【0214】
図15は、本発明の一実施形態に係わる、おすすめ条件を入力することができる設定ウィンドーを示す図面である。
【0215】
図15に図示されているように、デバイス100は、おすすめ条件を入力することができる設定ウィンドー1510を画面に表示することができる。そのとき、ユーザは、設定ウィンドー1510にあるメニューを確認し、アイテムの種類、アイテムの再生時間、アイテム利用目的、アイテムの収集時刻、感情状態などを入力することができる。
【0216】
例えば、ユーザが出勤中(commuting)であり、出勤中に地下鉄を利用する時間が24分(24minutes)ほどである場合、ユーザは、24分間地下鉄で出勤しながら利用することができるおすすめアイテムを提供されるために、「アイテム利用目的:出勤時間に地下で利用するためのアイテム」、「アイテムの再生時間:24分」、「アイテムの種類:マルチメディア・コンテンツ」などを入力することができる。
【0217】
そのとき、デバイス100は、ユーザから入力されたおすすめ条件をサーバ200に伝送しながら、おすすめパネル1520に表示されるおすすめアイテムを要請する。サーバ200は、ユーザから入力されたおすすめ条件、デバイス100のアイテム使用パターン、デバイス100のハードウェア情報、ソフトウェア情報などを考慮して、おすすめアイテムを選択し、選択されたおすすめアイテムを、デバイス100に伝送することができる。例えば、ユーザが出勤中に電子新聞を多く読む場合、サーバ200は、電子新聞コンテンツ、ニュース動画コンテンツなどをメインとして、おすすめアイテムを選択することができる。
【0218】
一方、ユーザがおすすめ条件として「出勤中」を選択する場合、デバイス100は、以前に収集されたイベント情報に基づいて、ユーザが地下鉄で出勤し、出勤する間地下鉄を24分利用するという情報を自動的に抽出し、抽出された情報をサーバ200に伝送することもできる。
【0219】
デバイス100は、サーバ200から、ユーザが入力したおすすめ条件に基づいて選択されたおすすめアイテムを受信し、受信されたおすすめアイテムを、おすすめパネル1520に表示することができる。
【0220】
図16A及び
図16Bは、本発明の一実施形態に係わるおすすめアイテムリストを示す図面である。
【0221】
図16Aに図示されているように、デバイス100は、おすすめパネルに表示されるおすすめアイテムリストを編集することができる編集ウィンドーを提供することができる。ユーザは、編集ウィンドーを介して、おすすめパネルに表示されるおすすめアイテムリストを確認し、おすすめアイテムリストの配列順序を変更することができる。
【0222】
例えば、本発明の一実施形態によれば、デバイス100は、ユーザのタッチ・ジェスチャ(例えば、タップ・ジェスチャ、ドラッグ・アンド・ドロップ・ジェスチャなど)を感知し、ユーザのタッチ・ジェスチャによって、おすすめアイテムの位置を変更することができる。
【0223】
一方、本発明の一実施形態によるデバイス100は、編集ウィンドーを介して、ユーザによって選択されたおすすめアイテムのプレビューを提供することもできる。
【0224】
図16Bに図示されているように、本発明の一実施形態によれば、複数のおすすめアイテムそれぞれに対応するサムネイル・イメージのサイズを再生時間長によって異なって調節し、おすすめパネルに表示することもできる。
【0225】
本発明の一実施形態によるデバイス100は、複数のおすすめアイテム間の相対的な再生時間長によって、サムネイル・イメージのサイズを調節することもでき、絶対的な再生時間長に基づいて、サムネイル・イメージのサイズを調節することもできる。
【0226】
一方、本発明の一実施形態によれば、デバイス100は、ユーザの能力を考慮して、テキスト・コンテンツに対する再生時間長を予測することもできる。例えば、デバイス100のユーザAAAが、一般ユーザよりも、平均して2倍早くテキストを読む場合、一般ユーザが、XYZコンテンツを平均して10分間で読むとするならば、デバイス100は、ユーザAAAの読み取り能力を考慮して、XYZコンテンツに対する再生時間長を5分に予想することができる。
【0227】
図17A及び
図17Bは、本発明の一実施形態に係わる、おすすめ条件に対応するおすすめアイテムリストを示す図面である。
【0228】
図17Aに図示されているように、デバイス100は、おすすめ条件を入力することができる入力ウィンドーを提供することができる。入力ウィンドーには、検索キーワードを入力することができる検索フィールド1710、アイテムのタイプを選択することができるタイプフィールド1720、再生時間長を選択することができる時間フィールド1730などが含まれる。デバイス100は、ユーザがおすすめ条件を入力する場合、入力されたおすすめ条件に対応するおすすめアイテムリストを、所定領域1740に表示することができる。
【0229】
例えば、
図17Bに図示されているように、検索フィールド1710に、「夏休暇(summer vacation)」が入力され、タイプフィールド1720で、「フォト(photo)」が選択され、時間フィールド1730に、「15分」が入力された場合、デバイス100は、夏休暇写真のうち、15分以内に観覧することができる数ほどの写真アイテムリストを、おすすめパネル1740に表示することができる。
【0230】
本発明の一実施形態によれば、デバイス100は、サーバ200に、夏休暇写真のうち15分以内に観覧することができる数ほどの写真を、おすすめアイテムとして要請し、受信することができる。また、デバイス100は、サーバ200から受信されたおすすめアイテムのうち夏休暇に係わる写真を、15分内にユーザが観覧することができる数ほど抽出することもできる。
【0231】
図18は、本発明の一実施形態に係わるおすすめアイテムを外部機器に伝送する方法について説明するための図面である。
【0232】
図18に図示されているように、デバイス100は、おすすめパネルに表示されるおすすめアイテムを、外部機器に伝送することができる。本発明の一実施形態による外部機器は、クラウドサーバ、ウェプサーバ、SNSサーバ、他のユーザが所持した機器などがある。例えば、デバイス100は、少なくとも1つのおすすめアイテムを、ユーザのSNSアカウントを介して、SNSサーバにアップロードすることができる。
【0233】
図19は、本発明の一実施形態に係わる、コンテクスト情報に基づいて選択されたおすすめアイテムを提供する画面を示す図面である。
【0234】
1900−1に図示されているように、デバイス1900は、ユーザのおすすめパネル要請ジェスチャを感知することができる。そのとき、デバイス1900は、デバイスの種類に係わる情報(例えば、デバイス1900 IDまたはタブレットPCであることを示す情報)と共に、コンテクスト情報をサーバ200に伝送しながら、おすすめアイテムを要請する。
【0235】
例えば、デバイス1900は、おすすめアイテム要請時のコンテクスト情報として、日付、曜日(例えば、月曜日)、時間(例えば、午前7:30、出勤時間)、使用デバイス(例えば、タブレットPC)、ユーザ状況(例えば、大衆交通利用)などの情報を、サーバ200に伝送することができる。
【0236】
1900−2に図示されているように、サーバ200は、デバイス1900から受信されるコンテクスト情報を考慮して、ユーザが所持した複数のデバイスにおいて既使用のアイテムから、おすすめアイテムを選択することができる。例えば、サーバ200は、平日の朝出勤時間に、大衆交通施設内で、タブレットPCでユーザが頻繁に利用するアイテムを、おすすめアイテム(例えば、ニュース提供アプリケーション、ミュージックビデオ、ミニゲーム、SNSアプリケーション)として選択することができる。
【0237】
また、本発明の他の実施形態によれば、サーバ200は、ユーザが、平日の朝出勤時間に、大衆交通施設を利用する時間を計算し、大衆交通施設利用中に消費するのに適するアイテムを、おすすめアイテムとして選択することもできる。
【0238】
1900−3に図示されているように、デバイス1900は、サーバ200から、おすすめアイテム(例えば、ニュース提供アプリケーション、ミュージックビデオ、ミニゲーム、SNSアプリケーション)を受信し、受信されたおすすめアイテム(例えば、ニュース提供アプリケーション、ミュージックビデオ、ミニゲーム、SNSアプリケーション)のリストを、おすすめパネルに表示することができる。
【0239】
1900−4に図示されているように、ユーザが、おすすめパネルに表示されたおすすめアイテムから、「ニュース提供アプリケーション」を選択する場合、デバイス1900は、ニュース提供アプリケーションを実行し、画面にニュースページを表示することができる。
【0240】
図20は、本発明の他の実施形態に係わる、コンテクスト情報に基づいて選択されたおすすめアイテムを提供する画面を示す図面である。
【0241】
2000−1に図示されているように、デバイス2000は、ユーザのおすすめパネル要請ジェスチャを感知することができる。そのとき、デバイス2000は、デバイスの種類に係わる情報及びコンテクスト情報を、サーバ200に伝送しながら、おすすめアイテムを要請する。
【0242】
例えば、デバイス2000は、おすすめアイテム要請時のコンテクスト情報として、日付、曜日(例えば、土曜日)、時間(例えば、23:10、週末の夕方時間)、使用デバイス(例えば、TV)、天気(例えば、雨)、ユーザ状況(例えば、家)などの情報を、サーバ200に伝送することができる。
【0243】
2000−2に図示されているように、サーバ200は、デバイス2000から受信されるコンテクスト情報を考慮して、ユーザが所持した複数のデバイスにおいて既使用のアイテムから、おすすめアイテムを選択することができる。例えば、サーバ200は、週末夕方に、ユーザがTVで頻繁に利用するアイテムを、おすすめアイテム(例えば、アメリカドラマ、ミュージックビデオ、映画、ワインコミュニティなど)として選択することができる。また、サーバ200は、ユーザが、週末の夕方に休息を取りながら、TVに利用することができるアイテムを、おすすめアイテムとして選択することもできる。
【0244】
2000−3に図示されているように、デバイス2000は、サーバ200から、おすすめアイテム(例えば、アメリカドラマ、ミュージックビデオ、映画、ワインコミュニティなど)を受信し、受信されたおすすめアイテム(例えば、アメリカドラマ、ミュージックビデオ、映画、ワインコミュニティなど)のリストを、おすすめパネルに表示することができる。
【0245】
2000−4に図示されているように、ユーザが、おすすめパネルに表示されたおすすめアイテムから、「アメリカドラマ・コンテンツ」を選択する場合、デバイス2000は、アメリカドラマページを画面に表示することができる。
【0246】
図21A及び
図21Bは、本発明の一実施形態に係わるデバイスについて説明するためのブロック構成図である。
【0247】
図21Aに図示されているように、本発明の一実施形態によるデバイス100は、通信部110、ディスプレイ部131、ユーザ入力部140、制御部160を含んでもよい。しかし、図示された構成要素がいずれも必須構成要素であるものではない。図示された構成要素より多くの構成要素によって、デバイス100が具現されもし、それより少ない構成要素によっても、デバイス100が具現されもする。
【0248】
例えば、
図21Bに図示されているように、本発明の一実施形態によるデバイス100は、通信部110、センシング部120、出力部130、ユーザ入力部140、映像処理部150、制御部160、メモリ170を含んでもよい。
【0249】
以下、前記構成要素について順に説明する。
【0250】
通信部110は、デバイス100とサーバ200との通信を行わせる一つ以上の構成要素を含んでもよい。例えば、通信部110は、移動通信部111、近距離通信部112、有線通信部113、無線通信部114を含む。
【0251】
本発明の一実施形態による近距離通信技術には、無線LAN(Wi−Fi(wireless fidelity))、ブルートゥース(登録商標)、ジグビー、WFD(Wi−Fi direct)、UWB(ultra-wideband)、赤外線通信(IrDA:infrared data association)、BLE(Bluetooth(登録商標) low energy)などがあるが、それらに限定されるものではない。
【0252】
センシング部120は、デバイス100で発生するイベントを収集することができる。例えば、センシング部120は、デバイス100の位置、ユーザの状態情報、デバイス100で使用されるアプリケーション情報、送受信メッセージ情報、送受信電子メール情報、通話内訳情報、SNS利用情報、ウェブページ利用情報、決済情報などを感知することができる。
【0253】
本発明の一実施形態によるセンシング部120は、イベント情報を収集するための多様なセンサを含んでもよい。例えば、センシング部120は、加速度センサ(acceleration sensor)、勾配センサ(tilt sensor)、ジャイロセンサ(gyro sensor)、磁場センサ(3−axis magnetic sensor)、音声認識センサ、照度センサ、温度センサ、映像センサ(例えば、カメラ)、タッチセンサなどを含んでもよいが、それらに限定されるものではない。
【0254】
一方、本発明の一実施形態によるセンシング部120は、SSP 10と連動されてもよい。SSP 10は、センサハブとSSPマネージャとを含む。そのとき、本発明の一実施形態によれば、センシング部120は、センサハブに連結され、SSPマネージャは、AP 161のフレームワークに含まれる。
【0255】
従って、センサハブは、センシング部120を介して、センシング情報(デバイス100で発生するイベント情報)を収集することができる。そのとき、スリープモードのAP 161を目覚めさせなければならない状況が発生する場合、センサハブは、SSPマネージャに伝送するデータがあるということを知らせる意味で、interrupt信号を伝送することができる。
【0256】
SSPマネージャでは、センサハブが伝送するデータ形式(data type)や長さ(length)などを要請する内容の信号を、センサハブに伝送することができる。その場合、センサハブは、伝送するデータの形式及び長さに係わる内容を、SSPマネージャに伝送することができる。SSPマネージャは、受信準備完了メッセージ(Start to read MSG)をセンサハブに伝送し、センサハブは、Start to read MSGが受信されれば、センシングデータを、前もって約束されたパケットに加工し、SSPマネージャに伝送することができる。
【0257】
出力部130は、オーディオ信号、ビデオ信号または振動信号の出力のためのものであり、そこには、ディスプレイ部131、音響出力部132、振動モータ133などが含まれる。
【0258】
ディスプレイ部131は、デバイス100で処理される情報を表示出力する。例えば、ディスプレイ部131は、おすすめアイテムを含むおすすめパネルを、所定画面(例えば、ファーストスクリーン)に表示することができる。
【0259】
一方、ディスプレイ部131とタッチパッドとがレイヤ構造をなし、タッチスクリーンとして構成される場合、ディスプレイ部131は、出力装置以外に、入力装置としても使用される。ディスプレイ部131は、液晶ディスプレイ(liquid crystal display)、薄膜トランジスタ液晶ディスプレイ(thin film transistor-liquid crystal display)、有機発光ダイオード(organic light-emitting diode)、フレキシブル・ディスプレイ(flexible display)、三次元ディスプレイ(3D(three dimensional) display)、電気泳動ディスプレイ(electrophoretic display)のうち少なくとも一つを含んでもよい。そして、デバイス100の具現形態によって、デバイス100は、ディスプレイ部131を2個以上含んでもよい。そのとき、2個以上のディスプレイ部131は、ヒンジ(hinge)を利用して、対面するように配置されてもよい。
【0260】
音響出力部132は、通信部110から受信されたり、あるいはメモリ170に保存されたオーディオデータを出力する。また、音響出力部132は、デバイス100で遂行される機能(例えば、コール信号受信音、メッセージ受信音など)に係わる音響信号を出力する。かような音響出力部132には、スピーカー(speaker)、ブザー(buzzer)などが含まれる。
【0261】
振動モータ133は、振動信号を出力することができる。例えば、振動モータ133は、オーディオデータまたはビデオデータ(例えば、コール信号受信音、メッセージ受信音など)の出力に対応する振動信号を出力することができる。また、振動モータ133は、タッチスクリーンにタッチが入力される場合、振動信号を出力することができる。
【0262】
ユーザ入力部140は、ユーザがデバイス100を制御するためのデータを入力する手段を意味する。例えば、ユーザ入力部140には、キーパッド(key pad)、ドームスィッチ(dome switch、タッチパッド(接触式静電容量方式、圧力式抵抗膜方式、赤外線感知方式、表面超音波伝導方式、積分式張力測定方式、ピエゾ効果方式など)、ジョグホイール、ジョグスィッチなどがあるが、それらに限定されるものではない。
【0263】
映像処理部150は、おすすめパネルに表示されるおすすめアイテムのサムネイル・イメージまたはプレビュー・イメージを生成することができる。例えば、映像処理部150は、イメージとテキストとが含まれたウェブページ・コンテンツである場合、イメージ部分のみをキャプチャし、ウェブページ・コンテンツに対応するサムネイル・イメージまたはプレビュー・イメージを生成することができる。
【0264】
また、映像処理部150は、画面全体に表示されたイメージ・コンテンツに対するユーザの収集要請ジェスチャが感知される場合、画面全体に表示されたイメージを縮小し、イメージ・コンテンツに対応するサムネイル・イメージまたはプレビュー・イメージを生成することもできる。
【0265】
一方、映像処理部150は、画面全体に表示されたテキスト・コンテンツに対するユーザの収集要請ジェスチャが感知される場合、画面全体に表示されたテキスト・コンテンツのタイトル情報を抽出し、サムネイル・イメージまたはプレビュー・イメージを生成することができる。もしテキスト・コンテンツのタイトル情報を抽出することができない場合、映像処理部150は、テキスト・コンテンツの最初の行を利用して、サムネイル・イメージまたはプレビュー・イメージを生成することもできる。
【0266】
制御部160は、一般的に、デバイス100の全般的な動作を制御する。すなわち、制御部160は、メモリ170に保存されたプログラムを実行することにより、通信部110、センシング部120、出力部130、ユーザ入力部140、映像処理部150、メモリ170などを全般的に制御することができる。例えば、制御部160は、デバイス100にインストールされた常駐プログラムを利用して、おすすめアイテムを受信するように、通信部110を制御し、おすすめパネルを表示するように、ディスプレイ部131を制御することができる。
【0267】
制御部160は、AP 161及びコミュニケーション・プロセッサ(CP)162を含んでもよい。AP 161は、メモリ170に保存された各種アプリケーションの実行を制御することができる。CP 162は、多様な通信機能を制御することができる。本発明の一実施形態によれば、AP 161及びCP 162は、1つのハードウェア装置として具現されもし、それぞれ別途のハードウェア装置として具現されもする。
【0268】
メモリ170は、制御部160の処理及び制御のためのプログラムを保存することもでき、入出力されるデータ(例えば、おすすめアイテム、コンテンツに係わる情報、センシング情報など)を保存することもできる。
【0269】
メモリ170は、フラッシュメモリ・タイプ(flash memory type)、ハードディスク・タイプ(hard disk type)、マルチメディアカードマイクロ・タイプ(multimedia card micro type)、カードタイプのメモリ(例えば、SDメモリまたはXDメモリなど)、RAM(random-access memory)、SRAM(static random access memory)、ROM(read-only memory)、EEPROM(electrically erasable programmable read-only memory)、PROM(programmable read-only memory)、磁気メモリ、磁気ディスク、光ディスクのうち少なくとも1つのタイプの保存媒体を含んでもよい。また、第1デバイス100は、インターネット上で、メモリ170の保存機能を遂行するウェブストレージ(web storage)またはクラウドサーバを運用することもできる。
【0270】
メモリ170に保存されたプログラムは、その機能によって、複数個のモジュールに分類することができるが、例えば、UI(user interface)モジュール171、タッチスクリーン・モジュール172、コンテンツ再生モジュール173、状況分析モジュール174、おすすめアイテム管理モジュール175などに分類されてもよい。
【0271】
UIモジュール171は、アプリケーション別に特化されたUI、GUIなどを提供することができる。タッチスクリーン・モジュール172は、ユーザのタッチスクリーン上のタッチ・ジェスチャを感知し、タッチ・ジェスチャに係わる情報を、制御部160に伝達することができる。タッチスクリーン・モジュール162は、別途のコントローラ(H/W)で構成されもする。
【0272】
タッチスクリーンのタッチまたは近接タッチを感知するために、タッチスクリーンの内部または近くに、多様なセンサが具備されてもよい。タッチスクリーンのタッチを感知するためのセンサの一例として、触覚センサがある。触覚センサは、人が感じる程度またはその以上に、特定物体の接触を感知するセンサをいう。前記触覚センサは、接触面の粗度、接触物体の硬度、接触地点の温度のような多様な情報を感知することができる。
【0273】
ユーザのタッチ・ジェスチャには、タップ、タッチ&ホールド、ダブルタップ、ドラッグ、パニング、フリック、ドラッグ・アンド・ドロップ、スワイプなどがある。
【0274】
「タップ(tap)」は、ユーザが、指やタッチツール(例えば、ライトペン)を利用して、画面をタッチした後、動かさずに画面から離す動作を示す。
【0275】
「タッチ&ホールド(touch & hold)」は、ユーザが、指やタッチツール(例えば、ライトペン)を利用して画面をタッチした後、臨界時間(例えば、2秒)以上タッチ入力を維持する動作を示す。すなわち、タッチイン時点とタッチアウト時点との時間差が臨界時間(例えば、2秒)以上である場合を意味する。タッチ入力が、タップであるかタッチ&ホールドであるかをユーザに認識させるために、タッチ入力が臨界時間以上維持されれば、視覚的、聴覚的または触覚的に、フィードバック信号を提供することもできる。前記臨界時間は、具現例によって変更されてもよい。
【0276】
「ダブルタップ(double tap)」は、ユーザが、指やタッチツール(stylus)を利用して、画面を2回タッチする動作を示す。
【0277】
「ドラッグ(drag)」は、ユーザが、指やタッチツールを画面にタッチした後、タッチを維持した状態で、指やタッチツールを、画面内の他の位置に移動させる動作を意味する。ドラッグ動作によって、オブジェクトが移動されたり、あるいは後述するパニング動作が遂行される。
【0278】
「パニング(panning)」は、ユーザがオブジェクトを選択せずに、ドラッグ動作を遂行する場合を示す。パニングは、特定オブジェクトを選択しないので、オブジェクトがページ内で移動されるのではなく、ページ自体が画面内で移動したり、あるいはオブジェクトのグループがページ内で移動する。
【0279】
「フリック(flick)」は、ユーザが、指やタッチツールを利用して、臨界速度(例えば、100pixel/s)以上ドラッグする動作を示す。指やタッチツールの移動速度が臨界速度(例えば、100pixel/s)以上であるか否かということに基づいて、ドラッグ(または、パニング)とフリックとを区別することができる。
【0280】
「ドラッグ・アンド・ドロップ(drag & drop)」は、ユーザが、指やタッチツールを利用して、オブジェクトを画面内所定位置にドラッグした後で置く動作を意味する。
【0281】
「ピンチ(pinch)」は、ユーザが2本指を画面の上にタッチさせた状態で、互いに異なる方向に動かす動作を示す。オブジェクトまたはページの拡大(pinch open)またはその縮小(pinch close)のためのジェスチャであり、2本指の距離によって、拡大値や縮小値が決定される。
【0282】
「スワイプ(swipe)」は、指やタッチツールで、画面の上のオブジェクトをタッチした状態で、水平または垂直の方向に一定距離動かす動作である。斜線方向の動きは、スワイプ・イベントとして認識されないこともある。
【0283】
メモリ170は、音声認識エンジンを利用して、ユーザの音声を認識し、認識された音声を、制御部160に伝達するための音声認識モジュール(図示せず)を含んでもよい。
【0284】
コンテンツ再生モジュール173は、所定コンテンツを再生することができる。
【0285】
状況分析モジュール174は、センシング部120を介して収集されるイベント情報に基づいて、状況(context)を分析することができる。例えば、状況分析モジュール174は、デバイス100の環境情報、ユーザの状態情報、デバイス100の状態情報などを分析することができる。
【0286】
おすすめアイテム管理モジュール175は、サーバ200から受信されたおすすめアイテムを管理することができる。
【0287】
図22は、本発明の一実施形態に係わるサーバについて説明するためのブロック構成図である。
【0288】
図22に図示されているように、本発明の一実施形態によるサーバ200は、通信部210、制御部220、保存部230を含んでもよい。しかし、図示された構成要素がいずれも必須構成要素であるものではない。図示された構成要素より多くの構成要素によってサーバ200が具現されもし、それより少ない構成要素によっても、サーバ200が具現されもする。
【0289】
以下、前記構成要素について順に説明する。
【0290】
通信部210は、サーバ200とデバイス100との通信を行わせる一つ以上の構成要素を含んでもよい。通信部210は、受信部211及び伝送部212を含んでもよい。
【0291】
受信部211は、デバイス100から、デバイス100の種類に係わる情報、及びデバイス100のおすすめパネルに表示されるおすすめアイテムに対する要請を受信することができる。例えば、受信部211は、デバイス100の位置情報、ユーザの状態情報、デバイス100から所定半径内の環境情報、時間情報及びユーザの日程情報のうち少なくとも一つを含むコンテクスト情報を、デバイス100から受信することができる。
【0292】
一方、受信部211は、ユーザから入力されたおすすめ条件情報を、デバイス100から受信することもできる。本発明の一実施形態によるおすすめ条件情報には、ユーザの感情、ユーザの位置、天気、おすすめアイテム利用目的、再生時間長、アイテムの種類などがあるが、それらに限定されるものではない。
【0293】
また、受信部211は、ユーザの複数個デバイスで使用されるアイテムに係わる情報を、ユーザの複数個デバイスそれぞれから受信することができる。そのとき、受信部211は、複数のデバイスそれぞれから、所定周期で、OSスケジューラに登録されている少なくとも1つのアイテム(例えば、コンテンツ、アプリケーション、サービスなど)に係わる情報を受信することができる。また、受信部211は、ユーザの複数個デバイスの使用状態変化またはアイテムの使用状態変化などが感知される場合、OSスケジューラに登録されているアイテムに係わる情報を受信することができる。
【0294】
例えば、アイテムに係わる情報には、アイテムの名称、アイテムのタイプ(例えば、動画、静止映像、ウェプページなど)、アイテム収集時刻、アイテムに係わるアプリケーション情報(例えば、バージョン情報、遂行段階情報など)、アイテムの構成成分、アイテム収集時の環境情報(例えば、天気、温度、湿度など)、アイテム収集経路、アイテムが収集されるデバイス情報(例えば、デバイスのタイプ情報、デバイスの識別情報など)、及びアイテム収集時のユーザ状態情報のうち少なくとも一つが含まれるが、それらに限定されるものではない。
【0295】
伝送部212は、少なくとも1つのおすすめアイテムを、デバイス100に伝送することができる。伝送部212は、ユーザの複数個デバイスで使用中である少なくとも1つのアイテムに係わる情報を、所定周期で、ユーザの複数個デバイスそれぞれに要請することもできる。
【0296】
制御部220は、一般的に、サーバ200の全般的な動作を制御する。例えば、本発明の一実施形態による制御部220は、保存部230に保存された少なくとも1つのプログラムを実行することにより、デバイス100のおすすめパネルに表示されるおすすめアイテムを選択することができる。また、制御部220は、保存部230に保存された少なくとも1つのプログラムを実行することにより、デバイス100から受信されるアイテムに係わる情報を分析することもできる。
【0297】
保存部230は、制御部220の処理及び制御のためのプログラムを保存することもでき、入出力されるデータ(例えば、デバイスから収集されるアイテム、デバイスに係わる情報、おすすめアイテムに係わる情報など)を保存することもできる。
【0298】
保存部230に保存されたプログラムは、その機能によって、複数個のモジュールに分類することができるが、例えば、メタデータ分析モジュール231、状況分析モジュール221、おすすめアイテム選択モジュール233などに分類することができる。
【0299】
メタデータ分析モジュール231は、ユーザの複数個デバイスから、メタデータ形式で受信されるアイテムに係わる情報を分析することができる。そのとき、アイテムに係わる情報は、基本属性情報及びコンテクスト情報を含んでもよい。基本属性情報は、アイテムの属性に係わる情報であり、例えば、アイテム名、アイテムの種類、アイテムのジャンル、アイテムの再生長、アイテムのサムネイル・イメージ、アイテムのリンク情報などを含んでもよいが、それらに限定されるものではない。
【0300】
コンテクスト情報は、アイテムが収集されるとき、デバイス100で収集される状況に係わる情報であり、天気、気温、位置、ユーザ状況、ユーザの感情、収集経路、アイテムを収集するデバイス100の識別情報、デバイス100の種類に係わる情報などを含んでもよいが、それらに限定されるものではない。
【0301】
メタデータ分析モジュール231は、ユーザの複数個デバイスから収集されたアイテムに係わる情報(または、アイテムDB)を分析し、デバイス別に、アイテム使用パターン情報、位置別のアイテム使用パターン情報、ユーザ状況(または、感情)別のアイテム使用パターン情報、天気別のアイテム使用パターン情報などを獲得することができる。
【0302】
状況分析モジュール232は、デバイス100から受信されるイベント情報を利用して、状況を分析することができる。本発明の一実施形態によれば、状況分析モジュール232は、オントロジーに基づいて、デバイス100で収集されたイベント情報を分析することもできる。例えば、状況分析モジュール232は、おすすめアイテムが要請される当時のデバイス100のコンテクスト(例えば、ユーザの状態、ユーザの感情、天気、季節、場所、日程など)を分析することができる。
【0303】
おすすめアイテム選択モジュール233は、デバイス100の種類に基づいて、ユーザの複数個デバイスにおいて既使用のアイテムから、少なくとも1つのおすすめアイテムを選択することができる。例えば、おすすめアイテム選択モジュール233は、デバイス100のアイテム使用パターン情報に基づいて、少なくとも1つのおすすめアイテムを選択することができる。また、おすすめアイテム選択モジュール233は、デバイス100のハードウェア情報及びソフトウェア情報のうち少なくとも一つに基づいて、少なくとも1つのおすすめアイテムを選択することもできる。
【0304】
本発明の一実施形態によるおすすめアイテム選択モジュール233は、デバイス100がおすすめアイテムを要請した時刻情報、デバイス100の位置情報、ユーザの状態情報、及びおすすめ条件情報のうち少なくとも一つをさらに考慮して、少なくとも1つのおすすめアイテムを選択することもできる。
【0305】
本発明の一実施形態による方法は、多様なコンピュータ手段を介して遂行されるプログラム命令形態で具現され、コンピュータ可読媒体に記録されてもよい。前記コンピュータ可読媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを、単独でまたは組み合わせて含んでもよい。前記媒体に記録されるプログラム命令は、本発明のために特別に設計されて構成されたものなどや、コンピュータ・ソフトウェア当業者に公知されて使用可能なものでもある。コンピュータ可読記録媒体の例としては、ハードディスク、フロッピィー(登録商標)ディスク及び磁気テープのような磁気媒体(magnetic media);CD(compact disc)−ROM、DVD(digital versatile disc)のような光記録媒体(optical media)、フロプティカルディスク(floptical disk)のような磁気・光媒体(magneto-optical media);及びROM、RAM、フラッシュメモリのようなプログラム命令を保存して遂行するように特別に構成されたハードウェア装置;が含まれる。プログラム命令の例としては、コンパイラによって作われるような機械語コードだけではなく、インタープリタなどを使用して、コンピュータによって実行される高級言語コードを含む。
【0306】
本発明の一実施形態によれば、デバイス別に、ユーザのアイテム使用パターン情報を分析し、デバイスの種類によるおすすめアイテムを提供する。
【0307】
また、本発明の一実施形態によるデバイス100及びサーバ200は、ユーザが複数のデバイスで利用した多様なアイテムに係わる情報を分析し、既使用アイテムから、ユーザに適する少なくとも1つのアイテムを推薦することができる。
【0308】
一方、本発明の一実施形態によれば、おすすめパネルを要請するユーザの入力が受信される場合、デバイス100は、ユーザの入力によっておすすめパネルを提供しながら、サーバ200に、デバイス100に係わる情報及びコンテクスト情報のうち少なくとも一つを含むおすすめアイテム要請情報を伝送することができる。
【0309】
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明の権利範囲は、それらに限定されるものではなく、特許請求の範囲で定義している本発明の基本概念を利用した当業者の多くの変形形態及び改良形態も、本発明の権利範囲に属するものである。