(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6739701
(24)【登録日】2020年7月28日
(45)【発行日】2020年8月12日
(54)【発明の名称】省エネでエコなシェア乗物
(51)【国際特許分類】
B62M 6/60 20100101AFI20200730BHJP
B62M 1/10 20100101ALI20200730BHJP
B62M 17/00 20060101ALI20200730BHJP
B60K 17/04 20060101ALI20200730BHJP
B60K 17/12 20060101ALI20200730BHJP
【FI】
B62M6/60
B62M1/10 Z
B62M17/00 D
B60K17/04 A
B60K17/12
【請求項の数】8
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2019-130699(P2019-130699)
(22)【出願日】2019年7月12日
【審査請求日】2019年7月25日
(31)【優先権主張番号】201910522424.7
(32)【優先日】2019年6月17日
(33)【優先権主張国】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】519235793
【氏名又は名称】済南惠満汽車用品有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】718003500
【氏名又は名称】鄒 静文
(72)【発明者】
【氏名】朱順華
【審査官】
米澤 篤
(56)【参考文献】
【文献】
中国実用新案第206427216(CN,U)
【文献】
中国実用新案第206704431(CN,U)
【文献】
中国特許出願公開第104802651(CN,A)
【文献】
特開2018−47873(JP,A)
【文献】
中国特許出願公開第105398534(CN,A)
【文献】
中国実用新案第204432907(CN,U)
【文献】
中国特許出願公開第108674567(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B62M 6/60
B60K 17/04
B60K 17/12
B62M 1/10
B62M 17/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
正面視で、車身ピラーを含み、前記車身ピラーの右側には発電ブロックが設置され、前記発電ブロックと前記車身ピラーとはヒンジで連結され、
前記車身ピラーの中には作業チャンバが設置され、前記作業チャンバの上端壁には電源が嵌め込むように設置され、前記発電ブロックの中には上方に開口した発電チャンバが設置され、前記発電チャンバの中には発電機構が設置され、前記発電機構は回転可能な羽根を含み、装置が下り坂にある時に、前記羽根は回転することで発電でき、且つ電気を前記電源に貯蔵でき、
前記作業チャンバの中には動力機構が設置され、前記動力機構は前記作業チャンバの下端壁の中に位置する弾性溝を含み、前記弾性溝が上方に開口し、前記弾性溝の左端壁には弾性ばねが固定的に設置され、前記弾性ばねの右端には前記弾性溝とスライド可能に連結された弾性ブロックが固定的に設置され、前記弾性ブロックの上端は前記作業チャンバの中に位置し、且つ前記弾性ブロックの上端にはモータが固定的に設置され、前記モータの左側には前記モータで駆動される第一傘歯車が設置され、前記第一傘歯車の左側には回転可能な第二傘歯車が設置され、前記モータの上側には回転可能な傾斜棒が設置され、前記傾斜棒の上側には回転可能な回転棒が設置され、前記回転棒が回転することで前記傾斜棒の回転を連動させることができ、前記傾斜棒の回転は前記モータを通電し作動させることができ、それにより前記第一傘歯車を回転連動させ、前記傾斜棒の回転は前記第一傘歯車を左へ移動させ前記第二傘歯車と噛み合わせることができ、装置が坂を登る時に、前記第二傘歯車の回転は推進力を提供でき、
前記発電機構の下側には伝動機構が設置され、装置が坂を登る時に、前記伝動機構は前記発電機構を回転連動させることができ、それにより前記発電機構の発電能力は高められ、装置が坂を下る時に、前記伝動機構は前記動力機構を作動させることができることを特徴とする省エネでエコなシェア乗物。
【請求項2】
前記発電機構は前記発電チャンバの左端壁と固定的に連結された発電機も含み、前記発電機と前記電源とは第一電線によって連結され、前記発電機の下端面には発電軸が回転可能に設置され、前記発電軸の下端には小型歯車が固定的に設置され、前記発電チャンバの下端壁には旋転軸が回転可能に設置され、前記旋転軸には前記羽根が四つ固定的に設置され、前記羽根の下側には前記旋転軸と固定的に連結された大型歯車が設置され、前記大型歯車と前記小型歯車とは噛み合うことで動力を伝達できることを特徴とする請求項1に記載の省エネでエコなシェア乗物。
【請求項3】
前記動力機構は前記電源の下側に位置するプラグも含み、前記プラグと前記電源とは二つの圧力ばねによって固定的に連結され、前記プラグと前記モータとは第二電線によって連結され、前記作業チャンバの後端壁の中には第一捻り軸が回転可能に設置され、前記第一捻り軸と前記作業チャンバの後端壁との間には第一捻りばねが設置され、前記第一捻り軸にはリールと前記傾斜棒とが固定的に設置され、前記傾斜棒は前記リールの前側に位置し、前記第一捻り軸の上側には前記作業チャンバの後端壁と固定的に連結されたガイドブロックと定位棒とが設置され、前記定位棒は前記ガイドブロックの上側に位置し、前記定位棒には前記回転棒が回転可能に設置され、前記定位棒と前記回転棒との間には第二捻りばねが設置され、前記リールには前記ガイドブロックを通過し、且つ前記回転棒の下端面と固定的に連結されたロープが巻き付いており、前記モータの左端面にはモータ軸が回転可能に設置され、前記モータ軸の左端は外部に位置し、且つ前記モータ軸の左端には前記第一傘歯車が固定的に設置されていることを特徴とする請求項1に記載の省エネでエコなシェア乗物。
【請求項4】
前記伝動機構は前記車身ピラーの右端面と固定的に連結されたトップチューブを含み、前記トップチューブの中には方形チャンバが設置され、前記方形チャンバの上端壁は頂部溝によって外部と連通し、前記方形チャンバの下端壁は底部溝によって外部と連通し、前記方形チャンバの後端壁の中には第二捻り軸が回転可能に設置され、前記第二捻り軸と前記方形チャンバの後端壁との間には第二捻りばねが設置され、前記第二捻り軸には伝動歯車とカムとが固定的に設置され、前記カムは前記伝動歯車の前側に位置し、前記カムの上端は前記頂部溝を貫通していることを特徴とする請求項1に記載の省エネでエコなシェア乗物。
【請求項5】
前記方形チャンバの右端壁の中には左方に開口した昇降溝が設置され、前記昇降溝の上端壁には昇降ばねが固定的に設置され、前記昇降ばねの下端には前記昇降溝とスライド可能に連結された昇降ブロックが固定的に設置され、前記昇降ブロックの左端面には左端が前記方形チャンバの中に位置する昇降棒が固定的に設置され、前記昇降棒の左端には前記伝動歯車と噛み合うことで動力を伝達できるラック棒が固定的に設置され、前記ラック棒の下端は前記底部溝を貫通し、前記方形チャンバの後端壁には重力軸が回転可能に設置され、前記重力軸には下端が前記底部溝を貫通した重力棒が固定的に設置され、前記重力棒の下端には鉄球が固定的に設置されていることを特徴とする請求項4に記載の省エネでエコなシェア乗物。
【請求項6】
前記トップチューブの右端にはヘッドチューブが固定的に設置され、前記ヘッドチューブの中には前輪軸が回転可能に設置され、前記前輪軸には前輪が固定的に設置され、前記ヘッドチューブの上端にはハンドルが装着され、前記車身ピラーの下端には円形ブロックが固定的に設置され、前記円形ブロックの中には動力軸が回転可能に設置され、前記円形ブロックのヘッドチューブとは支持棒によって固定的に連結され、前記車身ピラーの左端面にはシートステーが固定的に設置され、前記シートステーの中には後輪軸が回転可能に設置され、前記後輪軸には前記第二傘歯車と後輪とが固定的に設置され、前記第二傘歯車は前記後輪の前側に位置することを特徴とする請求項5に記載の省エネでエコなシェア乗物。
【請求項7】
前記第二捻りばねと前記昇降ばねとは正常状態にあることを特徴とする請求項6に記載の省エネでエコなシェア乗物。
【請求項8】
前記大型歯車は前記小型歯車より直径が長いため、発電に有利であることを特徴とする請求項2に記載の省エネでエコなシェア乗物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は交通機関分野を取り上げ、具体的には省エネでエコなシェア乗物である。
【背景技術】
【0002】
シェア自転車は今時に広く利用されているシェア乗物であり、その利用はエコに役に立ち、しかし、今のシェア自転車は坂を上るときに体力がかかり、下る時に力いっぱいでブレーキをかける必要があり、危険である。また、サイクリングに他の輔助を提供できない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第107323593号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は省エネでエコなシェア乗物を提供し、既存技術にある上記の欠点を解消することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は以下の技術プランによって実現する:本発明の省エネでエコなシェア乗物は、車身ピラーを含み、前記車身ピラーの右側には発電ブロックが設置され、前記発電ブロックと前記車身ピラーとはヒンジで連結されている。
【0006】
前記車身ピラーの中には作業チャンバが設置され、前記作業チャンバの上端壁には電源が嵌め込むように設置され、前記発電ブロックの中には上方に開口した発電チャンバが設置され、前記発電チャンバの中には発電機構が設置され、前記発電機構は回転可能な羽根を含み、装置が下り坂にある時に、前記羽根は回転することで発電でき、且つ電気を前記電源に貯蔵できる。
【0007】
前記作業チャンバの中には動力機構が設置され、前記動力機構は前記作業チャンバの下端壁の中に位置する弾性溝を含み、前記弾性溝が上方に開口し、前記弾性溝の左端壁には弾性ばねが固定的に設置され、前記弾性ばねの右端には前記弾性溝とスライド可能に連結された弾性ブロックが固定的に設置され、前記弾性ブロックの上端は前記作業チャンバの中に位置し、且つ前記弾性ブロックの上端にはモータが固定的に設置され、前記モータの左側には前記モータで駆動される第一傘歯車が設置され、前記第一傘歯車の左側には回転可能な第二傘歯車が設置され、前記モータの上側には回転可能な傾斜棒が設置され、前記傾斜棒の上側には回転可能な回転棒が設置され、前記回転棒が回転することで前記傾斜棒の回転を連動させることができ、前記傾斜棒の回転は前記モータを通電し作動させることができ、それにより前記第一傘歯車を回転連動させ、前記傾斜棒の回転は前記第一傘歯車を左へ移動させ前記第二傘歯車と噛み合わせることができ、装置が坂を登る時に、前記第二傘歯車の回転は推進力を提供できる。
【0008】
前記発電機構の下側には伝動機構が設置され、装置が坂を登る時に、前記伝動機構は前記発電機構を回転連動させることができ、それにより前記発電機構の発電能力は高められ、装置が坂を下る時に、前記伝動機構は前記動力機構を作動させることができる。
【0009】
好適な技術プランとして、前記発電機構は前記発電チャンバの左端壁と固定的に連結された発電機も含み、前記発電機と前記電源とは第一電線によって連結され、前記発電機の下端面には発電軸が回転可能に設置され、前記発電軸の下端には小型歯車が固定的に設置され、前記発電チャンバの下端壁には旋転軸が回転可能に設置され、前記旋転軸には前記羽根が四つ固定的に設置され、前記羽根の下側には前記旋転軸と固定的に連結された大型歯車が設置され、前記大型歯車と前記小型歯車とは噛み合うことで動力を伝達できる。
【0010】
好適な技術プランとして、前記動力機構は前記電源の下側に位置するプラグも含み、前記プラグと前記電源とは二つの圧力ばねによって固定的に連結され、前記プラグと前記モータとは第二電線によって連結され、前記作業チャンバの後端壁の中には第一捻り軸が回転可能に設置され、前記第一捻り軸と前記作業チャンバの後端壁との間には第一捻りばねが設置され、前記第一捻り軸にはリールと前記傾斜棒とが固定的に設置され、前記傾斜棒は前記リールの前側に位置し、前記第一捻り軸の上側には前記作業チャンバの後端壁と固定的に連結されたガイドブロックと定位棒とが設置され、前記定位棒は前記ガイドブロックの上側に位置し、前記定位棒には前記回転棒が回転可能に設置され、前記定位棒と前記回転棒との間には第二捻りばねが設置され、前記リールには前記ガイドブロックを通過し、且つ前記回転棒の下端面と固定的に連結されたロープが巻き付いており、前記モータの左端面にはモータ軸が回転可能に設置され、前記モータ軸の左端は外部に位置し、且つ前記モータ軸の左端には前記第一傘歯車が固定的に設置されている。
【0011】
好適な技術プランとして、前記伝動機構は前記車身ピラーの右端面と固定的に連結されたトップチューブを含み、前記トップチューブの中には方形チャンバが設置され、前記方形チャンバの上端壁は頂部溝によって外部と連通し、前記方形チャンバの下端壁は底部溝によって外部と連通し、前記方形チャンバの後端壁の中には第二捻り軸が回転可能に設置され、前記第二捻り軸と前記方形チャンバの後端壁との間には第二捻りばねが設置され、前記第二捻り軸には伝動歯車とカムとが固定的に設置され、前記カムは前記伝動歯車の前側に位置し、前記カムの上端は前記頂部溝を貫通している。
【0012】
好適な技術プランとして、前記方形チャンバの右端壁の中には左方に開口した昇降溝が設置され、前記昇降溝の上端壁には昇降ばねが固定的に設置され、前記昇降ばねの下端には前記昇降溝とスライド可能に連結された昇降ブロックが固定的に設置され、前記昇降ブロックの左端面には左端が前記方形チャンバの中に位置する昇降棒が固定的に設置され、前記昇降棒の左端には前記伝動歯車と噛み合うことで動力を伝達できるラック棒が固定的に設置され、前記ラック棒の下端は前記底部溝を貫通し、前記方形チャンバの後端壁には重力軸が回転可能に設置され、前記重力軸には下端が前記底部溝を貫通した重力棒が固定的に設置され、前記重力棒の下端には鉄球が固定的に設置されている。
【0013】
好適な技術プランとして、前記トップチューブの右端にはヘッドチューブが固定的に設置され、前記ヘッドチューブの中には前輪軸が回転可能に設置され、前記前輪軸には前輪が固定的に設置され、前記ヘッドチューブの上端にはハンドルが装着され、前記車身ピラーの下端には円形ブロックが固定的に設置され、前記円形ブロックの中には動力軸が回転可能に設置され、前記円形ブロックのヘッドチューブとは支持棒によって固定的に連結され、前記車身ピラーの左端面にはシートステーが固定的に設置され、前記シートステーの中には後輪軸が回転可能に設置され、前記後輪軸には前記第二傘歯車と後輪とが固定的に設置され、前記第二傘歯車は前記後輪の前側に位置する。
【0014】
好適な技術プランとして、前記第二捻りばねと前記昇降ばねとは正常状態にある。
【0015】
好適な技術プランとして、前記大型歯車は前記小型歯車より直径が長いため、発電に有利である。
【発明の効果】
【0016】
本発明のメリットは:本装置は下り坂で風力を電気に変えて貯蔵でき、且つ緩衝作用も果たし、坂を下るときの衝撃力を軽減し、利用者を保護でき、また、上り坂で内部の動力機構を起動すれば、坂を上るのに助力でき、より楽にサイクリングできる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
下記に
図1〜6をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:
図1は本発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と
図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0018】
【
図1】
図1は本発明の省エネでエコなシェア乗物の全体断面の正面構成略図
【
図2】
図2は本発明の省エネでエコなシェア乗物の外観略図
【発明を実施するための形態】
【0019】
附図を合わせて、本発明の省エネでエコなシェア乗物は、車身ピラー10を含み、前記車身ピラー10の右側には発電ブロック17が設置され、前記発電ブロック17と前記車身ピラー10とはヒンジで連結されている。
【0020】
前記車身ピラー10の中には作業チャンバ44が設置され、前記作業チャンバ44の上端壁には電源48が嵌め込むように設置され、前記発電ブロック17の中には上方に開口した発電チャンバ19が設置され、前記発電チャンバ19の中には発電機構81が設置され、前記発電機構81は回転可能な羽根16を含み、装置が下り坂にある時に、前記羽根16は回転することで発電でき、且つ電気を前記電源48に貯蔵できる。
【0021】
前記作業チャンバ44の中には動力機構80が設置され、前記動力機構80は前記作業チャンバ44の下端壁の中に位置する弾性溝57を含み、前記弾性溝57が上方に開口し、前記弾性溝57の左端壁には弾性ばね49が固定的に設置され、前記弾性ばね49の右端には前記弾性溝57とスライド可能に連結された弾性ブロック58が固定的に設置され、前記弾性ブロック58の上端は前記作業チャンバ44の中に位置し、且つ前記弾性ブロック58の上端にはモータ56が固定的に設置され、前記モータ56の左側には前記モータ56で駆動される第一傘歯車36が設置され、前記第一傘歯車36の左側には回転可能な第二傘歯車38が設置され、前記モータ56の上側には回転可能な傾斜棒55が設置され、前記傾斜棒55の上側には回転可能な回転棒40が設置され、前記回転棒40が回転することで前記傾斜棒55の回転を連動させることができ、前記傾斜棒55の回転は前記モータ56を通電し作動させることができ、それにより前記第一傘歯車36を回転連動させ、前記傾斜棒55の回転は前記第一傘歯車36を左へ移動させ前記第二傘歯車38と噛み合わせることができ、装置が坂を登る時に、前記第二傘歯車38の回転は推進力を提供できる。
【0022】
前記発電機構81の下側には伝動機構82が設置され、装置が坂を登る時に、前記伝動機構82は前記発電機構81を回転連動させることができ、それにより前記発電機構81の発電能力は高められ、装置が坂を下る時に、前記伝動機構82は前記動力機構80を作動させることができる。
【0023】
さらに、前記発電機構81について詳しく説明し、前記発電機構81は前記発電チャンバ19の左端壁と固定的に連結された発電機12も含み、前記発電機12と前記電源48とは第一電線11によって連結され、前記発電機12の下端面には発電軸13が回転可能に設置され、前記発電軸13の下端には小型歯車14が固定的に設置され、前記発電チャンバ19の下端壁には旋転軸15が回転可能に設置され、前記旋転軸15には前記羽根16が四つ固定的に設置され、前記羽根16の下側には前記旋転軸15と固定的に連結された大型歯車18が設置され、前記大型歯車18と前記小型歯車14とは噛み合うことで動力を伝達できる。
【0024】
さらに、前記動力機構80について詳しく説明し、前記動力機構80は前記電源48の下側に位置するプラグ45も含み、前記プラグ45と前記電源48とは二つの圧力ばね46によって固定的に連結され、前記プラグ45と前記モータ56とは第二電線31によって連結され、前記作業チャンバ44の後端壁の中には第一捻り軸51が回転可能に設置され、前記第一捻り軸51と前記作業チャンバ44の後端壁との間には第一捻りばね69が設置され、前記第一捻り軸51にはリール52と前記傾斜棒55とが固定的に設置され、前記傾斜棒55は前記リール52の前側に位置し、前記第一捻り軸51の上側には前記作業チャンバ44の後端壁と固定的に連結されたガイドブロック53と定位棒42とが設置され、前記定位棒42は前記ガイドブロック53の上側に位置し、前記定位棒42には前記回転棒40が回転可能に設置され、前記定位棒42と前記回転棒40との間には第二捻りばね41が設置され、前記リール52には前記ガイドブロック53を通過し、且つ前記回転棒40の下端面と固定的に連結されたロープ53が巻き付いており、前記モータ56の左端面にはモータ軸35が回転可能に設置され、前記モータ軸35の左端は外部に位置し、且つ前記モータ軸35の左端には前記第一傘歯車36が固定的に設置されている。
【0025】
好ましくは、前記伝動機構82は前記車身ピラー10の右端面と固定的に連結されたトップチューブ24を含み、前記トップチューブ24の中には方形チャンバ27が設置され、前記方形チャンバ27の上端壁は頂部溝62によって外部と連通し、前記方形チャンバ27の下端壁は底部溝60によって外部と連通し、前記方形チャンバ27の後端壁の中には第二捻り軸61が回転可能に設置され、前記第二捻り軸61と前記方形チャンバ27の後端壁との間には第二捻りばね71が設置され、前記第二捻り軸61には伝動歯車59とカム63とが固定的に設置され、前記カム63は前記伝動歯車59の前側に位置し、前記カム63の上端は前記頂部溝62を貫通している。
【0026】
前記方形チャンバ27の右端壁の中には左方に開口した昇降溝64が設置され、前記昇降溝64の上端壁には昇降ばね65が固定的に設置され、前記昇降ばね65の下端には前記昇降溝64とスライド可能に連結された昇降ブロック66が固定的に設置され、前記昇降ブロック66の左端面には左端が前記方形チャンバ27の中に位置する昇降棒67が固定的に設置され、前記昇降棒67の左端には前記伝動歯車59と噛み合うことで動力を伝達できるラック棒25が固定的に設置され、前記ラック棒25の下端は前記底部溝60を貫通し、前記方形チャンバ27の後端壁には重力軸26が回転可能に設置され、前記重力軸26には下端が前記底部溝60を貫通した重力棒70が固定的に設置され、前記重力棒70の下端には鉄球29が固定的に設置されている。
【0027】
好ましくは、前記トップチューブ24の右端にはヘッドチューブ20が固定的に設置され、前記ヘッドチューブ20の中には前輪軸23が回転可能に設置され、前記前輪軸23には前輪22が固定的に設置され、前記ヘッドチューブ20の上端にはハンドル21が装着され、前記車身ピラー10の下端には円形ブロック33が固定的に設置され、前記円形ブロック33の中には動力軸32が回転可能に設置され、前記円形ブロック33のヘッドチューブ20とは支持棒30によって固定的に連結され、前記車身ピラー10の左端面にはシートステー43が固定的に設置され、前記シートステー43の中には後輪軸39が回転可能に設置され、前記後輪軸39には前記第二傘歯車38と後輪37とが固定的に設置され、前記第二傘歯車38は前記後輪37の前側に位置する。
【0028】
好ましくは、前記第二捻りばね41と前記昇降ばね65とは正常状態にある。
【0029】
好ましくは、前記大型歯車18は前記小型歯車14より直径が長いため、発電に有利である。
【0031】
1:利用者が装置を利用する時に、下り坂にある時に、鉄球29は自身の重力によってトップチューブ24に対して、反時計回りに回転する。
【0032】
2:鉄球29は重力棒70の回転を連動させ、重力棒70はラック棒25を押して上昇させ、ラック棒25と伝動歯車59との噛み合いによって伝動歯車59は回転し、カム63は伝動歯車59につれて回転し、発電ブロック17は自身の重力よって回転し、羽根16は発電ブロック17につれて運動し、羽根16を下り坂の逆方向に向かせ、羽根16は風によって回転し、それにより、装置が坂を下る時に一定の阻止力を生じ、装置の速度を下げ、羽根16は旋転軸15の回転を連動させる。
【0033】
3:大型歯車18は旋転軸15につれて回転し、小型歯車14と大型歯車18との噛み合いによって発電軸13は回転駆動され、発電機12を発電させ、電気は第一電線11の伝導によって電源48の中に入り貯蔵される。
【0034】
4:装置が上り坂にある時に、鉄球29は自身の重力によってトップチューブ24に対して時計回りに回転し、回転棒40を押して回転させ、回転棒40はプラグ45を押して上昇させ、プラグ45を電源48の中挿入させ、第二電線31の伝導によってモータ56は通電されて作動する。
【0035】
5:モータ56はモータ軸35の回転を連動させ、それにより、第一傘歯車36は駆動されて回転し、回転棒40はロープ54を引き動かし、リール52を回転連動させ、傾斜棒55はリール52につれて回転し、モータ56は押されて左へ運動し、第一傘歯車36はモータ56とともに左へ運動し、第一傘歯車36は第二傘歯車38と噛み合って動力を伝達し、第二傘歯車38は駆動されて回転し、後輪軸39は第二傘歯車38とともに回転し、後輪37を回転連動させ、それにより、装置の坂上りに助力する。
【0036】
以上に述べたのはただ本発明の具体的な実施方式であり、本発明の保護範囲は以上の内容に限らず、すべての創造的な労働を通じず思いつきの改動と取替は本発明の保護範囲にカバーされるべき。よって、本発明の保護範囲は権利要求書が限定された保護範囲を標準とすべきである。
【要約】
【課題】本発明は省エネでエコなシェア乗物を開示した。
【解決手段】本発明は省エネでエコなシェア乗物を開示し、車身ピラーを含み、前記車身ピラーの右側には発電ブロックが設置され、前記発電ブロックと前記車身ピラーとはヒンジで連結され、前記車身ピラーの中には作業チャンバが設置され、前記作業チャンバの上端壁には電源が嵌め込むように設置され、前記発電ブロックの中には上方に開口した発電チャンバが設置され、前記発電チャンバの中には発電機構が設置され、本装置は下り坂で風力を電気に変えて貯蔵でき、且つ緩衝作用も果たし、坂を下るときの衝撃力を軽減し、利用者を保護でき、また、上り坂で内部の動力機構を起動すれば、坂を上るのに助力でき、より楽にサイクリングできる。
【選択図】
図1