【文献】
うましお,無料写真プリント Priea,I/O,日本,株式会社工学社,2007年 5月 1日,第32巻 第5号,pp.7-9,ISSN:0387-6675
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本願に係る選択装置、選択方法、及び選択プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る選択装置、選択方法、及び選択プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
【0010】
(実施形態)
〔1.選択処理〕
まず、
図1を用いて、実施形態に係る選択処理の一例について説明する。
図1は、実施形態に係る選択処理の一例を示す図である。
図1に示す選択装置100は、あるユーザが他のユーザ宛に送付を依頼する送付物に掲載する画像を受け付ける。以下では、送付物の送付を依頼するユーザを第1ユーザとする場合がある。また、送付物の宛先(送付先)となる他のユーザを第2ユーザとする場合がある。なお、第1ユーザ及び第2ユーザは、送付物の送付先と送付元との関係に基づく相対的な概念であって、一のユーザが第1ユーザである場合、他のユーザが第2ユーザとなり得、他のユーザが第1ユーザである場合、一のユーザが第2ユーザとなり得る。また、以下の例では、送付物ははがきであり、はがきの裏側に第1ユーザから受け付けた画像を掲載する場合を説明する。また、以下の例では、はがきの裏側に画像とともに掲載する広告の選択を選択装置100が行う場合を示す。
【0011】
まず、
図1に示す例において、選択装置100は、複数の広告主端末50から広告の入稿を受け付ける(ステップS11)。また、選択装置100は、例えばステップS11において、広告コンテンツ(以下、単に「広告」とする場合がある)に加えて、その広告コンテンツを掲載する対象(ユーザ)に関する条件も広告主端末50から受け付ける。例えば、
図1に示す例において、選択装置100は、車に関する広告コンテンツAC11に関する条件として、広告コンテンツAC11を掲載するユーザの年齢を「20代」とする条件を、広告コンテンツAC11の広告主から受け付ける。また、例えば、
図1に示す例において、選択装置100は、銀行に関する広告コンテンツAC13に関する条件として、広告コンテンツAC13を掲載するユーザの居住地域を「地域B」とする条件を、広告コンテンツAC13の広告主から受け付ける。このように、選択装置100は、各広告主からその広告主が入稿した広告コンテンツを見せたい対象に関する条件を受け付ける。
【0012】
そして、選択装置100は、第1ユーザから第1ユーザに関する情報を受け付ける(ステップS12)。例えば、第1ユーザU11は、端末装置10にインストールされた選択処理に関するアプリケーション(以下、「アプリ」とる場合がある)により、第1ユーザU11に関する情報を選択装置100へ送信する。この場合、第1ユーザは、選択処理に関するアプリがインストールされた端末装置10を用いて、選択装置100との間で情報の送受信を行う。
【0013】
図1に示す例においては、選択装置100は、第1ユーザに関する情報として送付物の送付に必要な情報を第1ユーザから受け付ける。例えば、選択装置100は、第1ユーザU11に関する情報として送付物であるはがきの送付元(差出人)として掲載される情報を第1ユーザU11から受け付ける。具体的には、選択装置100は、第1ユーザに関する情報として第1ユーザの氏名や住所を第1ユーザから受け付ける。なお、選択装置100は、目的に応じて種々の情報を第1ユーザに関する情報として受け付けてもよいが、詳細は後述する。
【0014】
そして、
図1に示す例において、選択装置100は、第1ユーザから第2ユーザに関する情報を受け付ける(ステップS13)。このように、
図1に示す例において、選択装置100は、はがきの送付先となる他のユーザである第2ユーザに関する情報を、はがきの送付元である第1ユーザから受け付ける。例えば、第1ユーザU11は、端末装置10にインストールされた選択処理に関するアプリにより、第2ユーザU21に関する情報を選択装置100へ送信する。
【0015】
図1に示す例においては、選択装置100は、第2ユーザに関する情報として送付物の送付に必要な情報を第1ユーザから受け付ける。例えば、選択装置100は、第2ユーザ21に関する情報としてはがきの送付先(宛名)として掲載される情報を第1ユーザU11から受け付ける。具体的には、選択装置100は、第2ユーザに関する情報として第2ユーザの氏名や住所を第1ユーザから受け付ける。
図1に示す例においては、第1ユーザU11が、ステップS13において第2ユーザに関する情報として第2ユーザU21の情報を選択装置100に送信し、選択装置100に第2ユーザU21に関する情報が登録された場合を基に説明する。
【0016】
また、選択装置100は、第2ユーザに関する情報として第2ユーザの氏名や住所に加えて、第2ユーザに関する情報を受け付ける。
図1に示す例においては、選択装置100は、第2ユーザに関する情報として第2ユーザの年齢に関する情報として第2ユーザが60代であることを示す情報を受け付ける。また、選択装置100は、第2ユーザに関する情報として第2居住地に関する情報として第2ユーザが地域Aに居住していることを示す情報を受け付ける。なお、選択装置100は、第2ユーザの住所から居住地域を判定してもよい。また、選択装置100は、目的に応じて種々の情報を第2ユーザに関する情報として受け付けてもよいが、詳細は後述する。
【0017】
その後、選択装置100は、第1ユーザから画像情報を受け付ける(ステップS14)。
図1に示す例においては、選択装置100は、端末装置10から画像情報GC11を受け付ける。なお、
図1に示す例において、選択装置100は、端末装置10から画像情報GC11を受け付けることにより、画像情報GC11を掲載したはがきの送付依頼(以下、「配送依頼」ともいう)を受け付けたものとする。なお、選択装置100は、はがきの送付依頼を画像情報とは別に受け付けてもよい。その後、選択装置100は、第1ユーザへの送付依頼完了通知メールとともに広告を第1ユーザが利用する端末装置10に送信する(ステップS15)。例えば、選択装置100は、第1ユーザに関する情報に基づいて選択した広告を、第1ユーザが利用する端末装置10へ広告を送信する。そして、第1ユーザの端末装置10には、送付依頼完了通知メールとともに広告が表示される。これにより、選択装置100は、第1ユーザと第2ユーザとの両方に広告を提供することができる。
【0018】
また、選択装置100は、送付先に関する指定を受け付けてもよい。例えば、選択装置100は、第1ユーザが登録した第2ユーザに関する情報が複数ある場合、いずれの第2ユーザの住所にはがきを送付するかを第1ユーザに選択させてもよい。例えば、選択装置100は、第1ユーザが登録した第2ユーザに関する情報が複数ある場合、第1ユーザが利用する端末装置10に第2ユーザを選択させる情報を表示させてもよい。そして、選択装置100は、端末装置10から第2ユーザの選択に関する情報を受け付けてもよい。
図1に示す例においては、第1ユーザU11が第2ユーザU21の情報のみを第2ユーザに関する情報として登録しているため、選択装置100は、第2ユーザU21の住所を送付先とするものとして以下説明する。
【0019】
第1ユーザU11の利用する端末装置10から画像情報GC11を受け付けた選択装置100は、送付先となる第2ユーザU21に関する情報に基づいて、はがきに画像情報GC11とともに掲載される広告コンテンツを選択する(ステップS16)。例えば、選択装置100は、第2ユーザU21に関する情報が条件を満たす広告コンテンツを、第2ユーザU21に送付されるはがきに画像情報GC11とともに掲載される広告コンテンツとして選択する。このように、選択装置100は、送付先である第2ユーザに関する情報に基づいて、広告を選択する。
【0020】
図1に示す例において、第2ユーザU21は60代であるため、広告コンテンツAC11の条件に含まれる年齢「20代」を満たさない。また、第2ユーザU21は居住地域が「地域A」であるため、広告コンテンツAC13の条件に含まれる地域「地域B」を満たさない。一方、
図1に示す例において、第2ユーザU21は地域Aに居住しているため、広告コンテンツAC12の条件に含まれる地域「地域A」を満たす。また、第2ユーザU21は60代であるため、広告コンテンツAC12の条件に含まれる年齢「60代以上」を満たす。そのため、
図1に示す例において、選択装置100は、第2ユーザU21に送付されるはがきに画像情報GC11とともに掲載される広告コンテンツとして、広告コンテンツAC12を選択する。
【0021】
その後、選択装置100は、例えば、選択装置100の管理者に所定の方法により、画像情報GC11とともに掲載される広告コンテンツとして、広告コンテンツAC12を選択したことを通知する。これにより、選択装置100の管理者は、画像情報GC11とともに広告コンテンツAC12が掲載されたはがきをプリンタ等により印刷する。なお、選択装置100は、プリンタ等と通信することにより、画像情報GC11とともに広告コンテンツAC12が掲載されたはがきをプリンタ等に印刷させてもよい。
図1に示す例において、上部に画像情報GC11が配置され、下部に広告コンテンツAC12が配置されたはがきPC11が印刷される。
【0022】
その後、例えば、選択装置100の管理者は、所定の配送業者DC11にはがきPC11の配送を依頼する(ステップS17)。具体的には、選択装置100の管理者は、配送業者DC11にはがきPC11を第2ユーザU21の住所に送付するように依頼する。なお、選択装置100は、上部に画像情報GC11が配置され、下部に広告コンテンツAC12が配置された画像情報や第1ユーザU11や第2ユーザU21の住所や氏名に関する情報を配送業者DC11の情報処理装置に送信することにより、配送業者DC11にはがきPC11を印刷させてもよい。
【0023】
その後、配送業者DC11は、はがきPC11を第2ユーザU21の住所に配送する(ステップS18)。これにより、第2ユーザU21は、画像情報GC11とともにバスツアーAに関する広告コンテンツAC12を閲覧する。
【0024】
上述したように、選択装置100は、送付先である第2ユーザに関する情報に基づいて広告を選択する。このように、選択装置100は、送付物を受け取り閲覧する第2ユーザに適した広告を選択する。したがって、選択装置100は、送付物に画像とともに掲載される広告を適切に選択することができる。そして、選択装置100により選択された広告が第2ユーザに送付されるはがきに画像情報とともに掲載される。そして、第2ユーザは、画像情報とともに選択装置100により選択された広告が掲載されたはがきを受け取り、そのはがきを見る。このように、第2ユーザは、画像情報とともに自身の情報に基づいて選択された広告を閲覧する。すなわち、第2ユーザは、画像情報とともに自身に適した広告を閲覧する。これにより、選択システム1は、広告効果を向上させることができる。
【0025】
なお、選択装置100は、第2ユーザが広告主により指定された条件を全て満たす広告が無かった場合、最も条件を満たす広告コンテンツをその第2ユーザに送付される送付物に画像とともに掲載される広告として選択してもよい。これにより、選択装置100は、どのような第2ユーザに対しても適切な広告を選択することができる。
【0026】
また、選択装置100は、第2ユーザが広告主により指定された条件を全て満たす広告が複数あった場合、広告の掲載料(以下、「広告料金」とする場合がある)選択装置100は、送付物の第2ユーザへの配送までに要する費用以上の広告料金が得られる広告を、送付物に画像とともに掲載される広告として選択してもよい。これにより、選択システム1は、広告料収入により送付物を無料で第2ユーザへ配送することができる。これにより、選択システム1は、ユーザによる費用負担をなくすことによりユーザの満足度を高め、利用するユーザを増やすことができる。また、選択装置100は、第2ユーザ自身から第2ユーザに関する情報を受け付けてもよい。この場合、選択装置100は、第2ユーザから第1ユーザを指定する情報を受け付けてもよい。なお、選択装置100は、所定の期間において設定される上限数に基づいて、第1ユーザから配送依頼を受け付けてもよい。これにより、選択装置100は、上限数を超えた第1ユーザから配送依頼を受け付けた場合、送付物の配送を断ることや、送付物(はがき)における画像の表示領域のサイズを制限することができる。すなわち、選択装置100は、第1ユーザから送付物の送付依頼数の上限値の設定が可能であってもよい。この場合、選択装置100は、第1ユーザからの送付依頼数が設定した上限数を超えた場合等、はがきにおける画像の表示領域のサイズを制限してもよい。また、選択装置100は、第1ユーザの属性に基づいて、はがきにおける画像の表示領域のサイズを制限してもよい。例えば、選択装置100は、第1ユーザが法人等である場合、はがきにおける画像の表示領域のサイズを制限してもよい。例えば、選択装置100は、第1ユーザが営利を目的とするものを営利法人である場合、はがきにおける画像の表示領域のサイズを制限してもよい。具体的には、選択装置100は、第1ユーザが営利法人である場合、はがきにおける画像の表示領域のサイズを制限してもよい。
図1に示す例において、第1ユーザが営利法人である場合、選択装置100は、はがきPC11中の画像情報GC11が配置された領域に広告を掲載し、広告コンテンツAC12が配置された領域に第1ユーザが登録した画像を掲載してもよい。また、選択装置100は、第1ユーザが営利法人である場合、はがきにおける画像の表示領域のサイズを広告の表示領域のサイズよりも小さくしてもよい。これにより、選択装置100は、営利目的の法人等が第1ユーザとして選択システム1を利用することを抑制できる。
【0027】
〔2.選択システムの構成〕
図2に示すように、選択システム1は、端末装置10と、選択装置100と、広告主端末50とが含まれる。端末装置10と、選択装置100と、広告主端末50とは所定のネットワークNを介して、有線または無線により通信可能に接続される。なお、
図2に示した選択システム1には、複数台の端末装置10や、複数台の選択装置100や、複数台の広告主端末50が含まれてもよい。
【0028】
端末装置10は、ユーザによって利用される情報処理装置である。端末装置10は、ユーザによる操作に従って、選択処理に関するアプリを起動する。なお、以下では、端末装置10をユーザと表記する場合がある。すなわち、以下では、ユーザを端末装置10と読み替えることもできる。
図1に示す例においては、端末装置10がスマートフォンである場合を例示したが、端末装置10は、スマートフォンに限らず、例えば、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップ型PCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等により実現される。
【0029】
選択装置100は、第1ユーザから画像を受け付け、第1ユーザ以外の第2ユーザに関する情報に基づいて、前記第2ユーザに送付される送付物に前記画像とともに掲載される広告を選択する情報処理装置である。
【0030】
広告主端末50は、広告主によって利用される情報処理装置である。例えば、広告主端末50は、デスクトップ型PCや、ノート型PCや、タブレット型端末や、携帯電話機や、スマートフォンや、PDA等、種々の情報処理装置であってもよい。また、広告主端末50は、広告主による操作に従って、広告コンテンツを選択装置100に入稿する。例えば、広告主端末50は、はがきに印刷される広告コンテンツとして、静止画像を選択装置100に入稿する。また、広告主端末50は、広告を掲載する対象(ユーザ)に関する条件を選択装置100に送信する。
【0031】
なお、広告主は、広告コンテンツの入稿を代理店に依頼する場合がある。この場合、選択装置100に広告コンテンツを入稿するのは代理店となる。以下では、「広告主」といった表記は、広告主だけでなく代理店を含む概念であり、「広告主端末」といった表記は、広告主端末50だけでなく代理店によって利用される代理店装置を含む概念であるものとする。
【0032】
〔3.選択装置の構成〕
次に、
図3を用いて、実施形態に係る選択装置100の構成について説明する。
図3は、実施形態に係る選択装置100の構成例を示す図である。
図3に示すように、選択装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、選択装置100は、選択装置100の管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
【0033】
(通信部110)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークと有線または無線で接続され、端末装置10や広告主端末50との間で情報の送受信を行う。
【0034】
(記憶部120)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。実施形態に係る記憶部120は、
図3に示すように、第1ユーザ情報記憶部121と、第2ユーザ情報記憶部122と、広告情報記憶部123とを有する。
【0035】
(第1ユーザ情報記憶部121)
実施形態に係る第1ユーザ情報記憶部121は、第1ユーザに関する情報を記憶する。
図4には、第1ユーザ情報記憶部121に記憶される第1ユーザに関する情報の一例を示す。
図4に示すように、第1ユーザ情報記憶部121は、第1ユーザに関する情報として、「ユーザID」、「氏名」、「住所」といった項目が含まれる。
【0036】
「ユーザID」は、ユーザを識別するための識別情報を示す。例えば、ユーザID「U11」により識別されるユーザ(以下、第1ユーザU11とする場合がある)は、
図1の例に示したユーザに対応する。「氏名」は、ユーザIDにより識別されるユーザの氏名を示す。また、「住所」は、ユーザIDにより識別されるユーザの住所を示す。
【0037】
例えば、
図4に示す例において、ユーザID「U12」により識別されるユーザの氏名は、「佐藤花子」であり、住所は、「E県F市G町H」であることを示す。また、例えば、
図4に示す例において、ユーザID「U13」により識別されるユーザの氏名は、「高橋一郎」であり、住所は、「A県B市I町J」であることを示す。
【0038】
なお、第1ユーザ情報記憶部121は、上記は第1ユーザに関する情報の一例であって、第1ユーザに関する情報であれば目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、第1ユーザ情報記憶部121は、第1ユーザの年齢や性別に関する情報などを記憶してもよい。
【0039】
(第2ユーザ情報記憶部122)
実施形態に係る第2ユーザ情報記憶部122は、第2ユーザに関する情報を記憶する。
図5には、第2ユーザ情報記憶部122に記憶される第2ユーザに関する情報の一例を示す。
図5に示すように、第2ユーザ情報記憶部122は、第2ユーザに関する情報として、「登録ユーザ」、「ユーザID」、「氏名」、「住所」、「年齢」、「性別」、「家族構成」、「職業」、「所得額」といった項目が含まれる。
【0040】
「登録ユーザ」は、第2ユーザに関する情報を登録したユーザを識別するための識別情報を示す。「ユーザID」は、ユーザを識別するための識別情報を示す。例えば、ユーザID「U21」により識別されるユーザ(以下、第2ユーザU21とする場合がある)は、
図1の例に示したユーザに対応する。「氏名」は、ユーザIDにより識別されるユーザの氏名を示す。また、「住所」は、ユーザIDにより識別されるユーザの住所を示す。また、「年齢」は、ユーザIDにより識別されるユーザの年齢を示す。また、「性別」は、ユーザIDにより識別されるユーザの性別を示す。また、「家族構成」は、ユーザIDにより識別されるユーザの家族構成を示す。なお、「家族構成」については、目的に応じて種々の情報が記憶されてもよい。また、「職業」は、ユーザIDにより識別されるユーザの職業を示す。また、「所得額」は、ユーザIDにより識別されるユーザの年間の所得額を示す。
【0041】
例えば、
図5に示す例において、ユーザID「U21」により識別されるユーザに関する情報、ユーザID「U22」により識別されるユーザに関する情報、及びユーザID「U23」により識別されるユーザに関する情報は、ユーザID「U11」により識別されるユーザである第1ユーザU11により登録されたことを示す。
【0042】
例えば、
図5に示す例において、ユーザID「U21」により識別されるユーザ(第2ユーザU21)の氏名は、「山田一」であり、住所は、「K県L市M町N」であることを示す。また、例えば、
図5に示す例において、第2ユーザU21の年齢は、「65」歳であり、性別は、「男」であることを示す。また、例えば、
図5に示す例において、第2ユーザU21の家族構成は、「一人暮らし」であり、職業及び所得額は、「−」(未登録)であることを示す。
【0043】
なお、第2ユーザ情報記憶部122は、上記は第2ユーザに関する情報の一例であって、第2ユーザに関する情報であれば目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、第2ユーザ情報記憶部122は、趣味や関心に関する情報などを記憶してもよい。
【0044】
(広告情報記憶部123)
実施形態に係る広告情報記憶部123は、広告に関する各種情報を記憶する。
図6に、実施形態に係る広告情報記憶部123の一例を示す。
図6に示す広告情報記憶部123は、「広告ID」、「広告コンテンツ」、「広告主ID」、「商品」、「条件」、「掲載料」といった項目を有する。
【0045】
「広告ID」は、広告を識別するための識別情報を示す。「広告コンテンツ」は、広告主から入稿された広告コンテンツを示す。
図6に示す例において、広告ID「A11」の広告の広告コンテンツは、広告コンテンツAC11である。
図6では「広告コンテンツ」に「AC11」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、静止画像、または、これらの格納場所を示すファイルパス名などが格納される。「広告主ID」は、広告主を識別するための識別情報を示す。
図6に示す例において、広告ID「A11」の広告の広告主は、広告主ID「AP1」により識別される広告主である。「商品」は、広告の対象となる商品や役務等の名称を示す。
図6に示す例において、広告ID「A11」の広告は、商品「車」に関する広告であることを示す。なお、商品に関する情報としては「商品」に限らず、各商品を識別するための「商品ID」等の情報を記憶してもよい。
【0046】
「条件」は、対応する広告コンテンツを掲載する対象(ユーザ)に関する条件を示す。「条件」には、「地域」、「年齢」、「性別」、「所得額」、「家族構成」、「職業」といった項目を有する。
図6に示す例において、広告コンテンツAC11を掲載する対象に関する条件は、年齢が「20代」、性別が「男」、家族構成が「未婚」、職業が「会社員」等の複数の条件が含まれることを示す。また、
図6に示す例において、広告コンテンツAC11を掲載する対象に関する条件は、地域、所得額等については条件が未登録であることを示す。
【0047】
「掲載料」は、対応する広告IDにより識別される広告コンテンツが掲載された場合に広告主が支払う広告料金を示す。例えば、
図6に示す例において、広告ID「A12」により識別される広告コンテンツAC12が掲載された場合に、広告主AP2が支払う広告料金は「B円」であることを示す。
【0048】
なお、広告情報記憶部123は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、広告情報記憶部223は、掲載期間に関する情報を記憶してもよい。例えば、広告情報記憶部223は、掲載に関する情報として、掲載を希望する期間等に関する情報を記憶してもよい。
【0049】
(制御部130)
図3の説明に戻って、制御部130は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、選択装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(選択プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
【0050】
図3に示すように、制御部130は、受付部131と、選択部132と、送信部133とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、
図3に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部130が有する各処理部の接続関係は、
図3に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
【0051】
(受付部131)
受付部131は、第1ユーザから画像を受け付ける。例えば、受付部131は、第1ユーザが利用する端末装置10から画像情報を受け付ける。また、受付部131は、第1ユーザから第2ユーザに関する情報を受け付ける。例えば、受付部131は、第1ユーザが利用する端末装置10から第2ユーザに関する情報を受け付ける。
【0052】
また、受付部131は、広告主から広告コンテンツの入稿を受け付ける。例えば、受付部131は、広告主が利用する広告主端末50から広告コンテンツの入稿を受け付ける。また、受付部131は、広告主から広告コンテンツの掲載に関する条件を受け付ける。例えば、受付部131は、広告主が利用する広告主端末50から広告コンテンツの掲載に関する条件を受け付ける。
【0053】
また、受付部131は、広告主から広告主の広告を掲載する広告料金に関する情報を受け付ける。また、受付部131は、広告主から広告主の広告を掲載する送付物の送付先となる第2ユーザに関する指定を受け付ける。また、受付部131は、広告主から広告主の広告とともに掲載する画像に関する指定を受け付ける。また、受付部131は、広告主から広告主の広告とともに掲載を希望しない画像に関する指定を受け付ける。また、受付部131は、広告主から広告主の広告を配信する第1ユーザに関する情報に対して指定を受け付ける。なお、受付部131は、第1ユーザおよび第2ユーザに関わらず広告を提供するユーザに関する情報に対する指定を受け付けてもよい。また、受付部131は、所定の期間において設定される上限数に基づいて、第1ユーザから配送依頼を受け付ける。これにより、選択装置100は、上限数を超えた第1ユーザから配信以来を受け付けた場合、送付物の配送を断ることや、送付物(はがき)における画像の表示領域のサイズを制限することができる。
【0054】
(選択部132)
選択部132は、第1ユーザ以外の第2ユーザに関する情報に基づいて、第2ユーザに送付される送付物に画像とともに掲載される広告を選択する。また、選択部132は、第2ユーザに関する情報に加えて、第1ユーザに関する情報に基づいて、広告を選択する。
【0055】
また、選択部132は、受付部131による画像の受付けから、送付物の第2ユーザへの配送までに要する費用以上の広告料金が得られる広告を選択する。また、選択部132は、受付部131により受け付けられた第2ユーザに関する指定に基づいて、画像とともに掲載する広告を選択する。また、選択部132は、受付部131により受け付けられた画像に関する指定に基づいて、画像とともに掲載する広告を選択する。また、選択部132は、受付部131により受け付けられた画像に関する指定に該当しない画像とともに掲載する広告として、広告主の広告を選択する。
【0056】
(送信部133)
例えば、送信部133は、選択装置100の管理者が利用する所定の携帯端末に画像とともに掲載される広告コンテンツを選択したことを通知する情報を送信する。また、例えば、送信部133は、画像や広告コンテンツや第1ユーザに関する情報や第2ユーザに関する情報を配送業者DC11の情報処理装置に送信する。また、送信部133は、送付物の配送依頼を受け付けた際に、第1ユーザに配送依頼完了通知とともに広告を第1ユーザが利用する端末装置10に送信する。また、送信部133は、受付部131により受け付けられた指定に基づく広告を、第1ユーザに配送依頼完了通知とともに端末装置10に送信する。例えば、送信部133は、広告情報記憶部123に記憶された広告のうち、広告主から広告主の広告を配信する第1ユーザに関する情報に対して指定(条件)を満たす、広告を第1ユーザに配送依頼完了通知とともに端末装置10に送信する。
図6に示す例において、送信部133は、第1ユーザの年齢が20代である場合、広告情報記憶部123に記憶された広告のうち、広告ID「A11」により識別される広告コンテンツAC11に対応する広告を第1ユーザに配送依頼完了通知とともに端末装置10に送信する。
【0057】
〔4.端末装置の構成〕
次に、
図7を用いて、実施形態に係る端末装置10の構成について説明する。
図7は、実施形態に係る端末装置10の構成例を示す図である。
図7に示すように、端末装置10は、通信部11と、記憶部12と、入力部13と、出力部14と、制御部15とを有する。
【0058】
(通信部11)
通信部11は、例えば、通信回路等によって実現される。そして、通信部11は、図示しない所定のネットワークと有線または無線で接続され、選択装置100や広告主端末50との間で情報の送受信を行う。
【0059】
(記憶部12)
記憶部12は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部12は、例えば、端末装置10にインストールされているアプリケーションに関する情報、例えばプログラム等を記憶する。
【0060】
(入力部13)
入力部13は、ユーザからの各種操作を受け付ける。例えば、入力部13は、タッチパネル機能により表示面を介してユーザからの各種操作を受け付けてもよい。また、入力部13は、端末装置10に設けられたボタンや、端末装置10に接続されたキーボードやマウスからの各種操作を受け付けてもよい。
【0061】
(出力部14)
出力部14は、例えば液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等によって実現されるタブレット端末等の表示画面であり、各種情報を表示するための表示装置である。
【0062】
(制御部15)
制御部15は、例えば、CPUやMPU等によって、端末装置10内部の記憶部12などの記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。例えば、この各種プログラムは、インストールされているアプリケーションのプログラムが含まれる。また、制御部15は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
【0063】
図7に示すように、制御部15は、送信部151と、受信部152と、表示部153とを有し、以下に説明する選択処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部15の内部構成は、
図7に示した構成に限られず、後述する選択処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部15が有する各処理部の接続関係は、
図7に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
【0064】
送信部151は、送付物に掲載する画像を選択装置100へ送信する。また、送信部151は、第2ユーザに関する情報を選択装置100へ送信する。受信部152は、選択装置100から送信された各種情報を受信する。表示部153は、選択装置100から送信された各種情報を表示する。表示部153は、端末装置10において起動された選択処理に関するアプリを表示する。例えば、受信部152は、端末装置10を利用する第1ユーザが登録した第2ユーザに関する情報が複数ある場合、第2ユーザを選択させる情報を受信する。表示部153は、受信部152により受信された第2ユーザを選択させる情報を表示する。そして、送信部151は、端末装置10を利用するユーザの選択に基づいて、第2ユーザの選択に関する情報を選択装置100へ送信する。
【0065】
なお、上述した制御部15による選択処理等の処理は、例えば、JavaScript(登録商標)などにより実現されてもよい。また、上述した広告の表示に関する処理が専用アプリにより行われる場合、制御部15は、例えば、所定のアプリや専用アプリを制御するアプリ制御部を有してもよい。
【0066】
〔5.選択処理のフロー〕
次に、
図8を用いて、実施形態に係る選択システム1による選択処理の手順について説明する。
図8は、実施形態に係る選択処理の一例を示すフローチャートである。
【0067】
図8に示すように、選択装置100の受付部131は、広告主から広告及び条件を受け付ける(ステップS101)。また、受付部131は、第1ユーザから第1ユーザ(送付元)に関する情報を受け付ける(ステップS102)。また、受付部131は、第1ユーザから第2ユーザ(送付先)に関する情報を受け付ける(ステップS103)。
【0068】
その後、受付部131は、画像情報を受け付ける(ステップS104)。このとき受付部131は、例えば、送付物の送付依頼も受け付ける。そして、選択装置100の選択部132は、ステップ103において受け付けた第2ユーザに関する情報と、ステップ101において受け付けた広告主が指定する条件とに基づいて、広告を選択する(ステップS105)。
【0069】
〔6.選択システムの概要〕
次に、
図9を用いて、実施形態に係る選択システム1の概要について説明する。
図9は、実施形態に係る選択システムの概要を示す図である。
【0070】
まず、選択システム1においては、多数の広告主AD11が自身の広告を掲載する対象の条件TI11に対応付けて広告を選択装置100に入稿する(ステップS201)。
【0071】
そして、選択システム1においては、各ユーザA〜Cは、各々の送付元である第2ユーザに関する情報を選択装置100に登録する。具体的には、
図9に示す例において、第1ユーザであるユーザAは、第2ユーザに関する情報DI11を選択装置100に登録する(ステップS202)。また、
図9に示す例において、第1ユーザであるユーザBは、第2ユーザに関する情報DI12を選択装置100に登録する(ステップS203)。また、
図9に示す例において、第1ユーザであるユーザCは、第2ユーザに関する情報DI13を選択装置100に登録する(ステップS204)。つまり、この場合、ユーザA〜Cは、第1ユーザとなる。このように、選択システム1においては、多数の第1ユーザが自身の送付元となる第2ユーザを選択装置100に登録する。
【0072】
そして、
図9に示す例においては、ユーザAが画像を選択装置100へ送信し、送付物の送付依頼を行う。例えば、ユーザAは、画像GC12を選択装置100へ送信し、送付物の送付依頼を行う。この場合、選択装置100は、例えば、ユーザAが登録した第2ユーザに関する情報DI11と、広告主AD11が登録した条件TI11とに基づいて、画像GC12とともに送付物に掲載する広告を選択する(ステップS206)。
図9に示す例においては、選択装置100は、画像GC12とともに送付物に掲載する広告として広告コンテンツAC10を選択する。これにより、
図9に示す例において、上部に画像情報GC12が配置され、下部に広告コンテンツAC10が配置されたはがきPC12が印刷される。そして、はがきPC12が、第2ユーザに関する情報DI11に基づく住所へ配送される。このように、選択システム1においては、多数の広告主の条件と、多数の第1ユーザが登録した送付先である第2ユーザに関する情報に基づいて、広告を選択する。これにより、第2ユーザに送付される送付物には第2ユーザに適した広告が掲載される。したがって、選択システム1は、広告効果を向上させることができる。
【0073】
〔7.変形例〕
上述した実施形態に係る選択システム1は、第2ユーザに関する情報に基づいて広告を選択する場合を示したが、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。例えば、変形例に係る選択システムの選択装置は、第1ユーザと第2ユーザとの関係に関する情報に基づいて、広告を選択してもよい。また、例えば、変形例に係る選択システムの選択装置は、画像の解析に関する情報に基づいて、広告を選択してもよい。そこで、以下では、選択システム1の他の実施形態について説明する。なお、実施形態と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。また、実施形態の構成と対応する構成については同一名称にすることにより重複する説明を適宜省略する。
【0074】
〔7−1.選択処理〕
まず、
図10を用いて、実施形態に係る選択処理の一例について説明する。
図10は、変形例に係る選択処理の一例を示す図である。
図10に示す選択装置200は、第1ユーザが第2ユーザ宛に送付を依頼する送付物に掲載する画像を受け付ける。また、以下の例では、送付物ははがきであり、はがきの裏側に第1ユーザから受け付けた画像を掲載する場合を説明する。また、以下の例では、はがきの裏側に画像とともに掲載する広告の選択を選択装置200が行う場合を示す。
【0075】
まず、
図10に示す例において、選択装置200は、複数の広告主端末50から広告の入稿を受け付ける(ステップS21)。また、選択装置200は、例えばステップS21において、広告コンテンツに加えて、その広告コンテンツを掲載する対象(ユーザ)に関する条件も広告主端末50から受け付ける。例えば、
図10に示す例において、選択装置200は、バスツアーに関する広告コンテンツAC12に関する条件として、広告コンテンツAC12とともに掲載する画像を「風景」とする条件を、広告コンテンツAC12の広告主から受け付ける。また、選択装置200は、バスツアーに関する広告コンテンツAC12に関する条件として、広告コンテンツAC12を掲載するはがきの送付元である第1ユーザと送付先である第2ユーザとの関係を「友人」とする条件を、広告コンテンツAC12の広告主から受け付ける。このように、選択装置200は、各広告主からその広告主が入稿した広告コンテンツを見せたい対象に関する条件を受け付ける。
【0076】
そして、選択装置200は、第1ユーザから第1ユーザに関する情報を受け付ける(ステップS22)。例えば、第1ユーザU11は、端末装置10にインストールされた選択処理に関するアプリにより、第1ユーザU11に関する情報を選択装置200へ送信する。この場合、第1ユーザは、選択処理に関するアプリがインストールされた端末装置10を用いて、選択装置200との間で情報の送受信を行う。
【0077】
図10に示す例においては、選択装置200は、第1ユーザに関する情報として送付物の送付に必要な情報を第1ユーザから受け付ける。例えば、選択装置200は、第1ユーザU11に関する情報として送付物であるはがきの送付元(差出人)として掲載される情報を第1ユーザU11から受け付ける。具体的には、選択装置200は、第1ユーザU11に関する情報として第1ユーザU11の氏名や住所を第1ユーザU11から受け付ける。また、選択装置200は、第1ユーザU11に関する情報として第1ユーザU11の家族構成に関する情報を受け付ける。
図10に示す例においては、選択装置200は、家族構成に関する情報として第1ユーザU11に子供がいることを示す情報を、端末装置10から受け付けた場合を例に以下説明する。
【0078】
また、
図10に示す例において、選択装置200は、第1ユーザから第2ユーザに関する情報を受け付ける(ステップS23)。例えば、第1ユーザU11は、端末装置10にインストールされた選択処理に関するアプリにより、第2ユーザに関する情報を選択装置200へ送信する。
図10に示す例においては、選択装置200は、第2ユーザに関する情報として送付物の送付に必要な情報を第1ユーザから受け付ける。例えば、選択装置200は、第2ユーザに関する情報としてはがきの送付先(宛名)として掲載される情報を第1ユーザU11から受け付ける。具体的には、選択装置200は、第2ユーザに関する情報として第2ユーザU21の氏名や住所を第1ユーザU11から受け付ける。
図10に示す例においては、第1ユーザU11が、ステップS23において第2ユーザに関する情報として第2ユーザU21の情報を選択装置200に送信し、選択装置200に第2ユーザU21に関する情報が登録された場合を基に説明する。
【0079】
また、選択装置200は、第2ユーザに関する情報として第2ユーザの氏名や住所に加えて、第2ユーザに関する情報を受け付ける。
図10に示す例においては、選択装置200は、第2ユーザに関する情報として第2ユーザの第1ユーザとの関係を示す情報を受け付ける。具体的には、選択装置200は、第2ユーザに関する情報として第2ユーザの第1ユーザとの関係が親子関係であることを示す情報を受け付ける。
【0080】
その後、選択装置200は、第1ユーザから画像情報を受け付ける(ステップS24)。
図10に示す例においては、選択装置200は、端末装置10から画像情報GC11を受け付ける。なお、
図10に示す例において、選択装置200は、端末装置10から画像情報GC11を受け付けることにより、画像情報GC11を掲載したはがきの送付依頼を受け付けたものとする。なお、選択装置200は、はがきの送付依頼を画像情報とは別に受け付けてもよい。その後、選択装置200は、第1ユーザへの送付依頼完了通知メールとともに広告を第1ユーザが利用する端末装置10に送信する(ステップS25)。例えば、選択装置200は、第1ユーザに関する情報に基づいて選択した広告を、第1ユーザが利用する端末装置10へ広告を送信する。そして、第1ユーザの端末装置10には、送付依頼完了通知メールとともに広告が表示される。これにより、選択装置200は、第1ユーザと第2ユーザとの両方に広告を提供することができる。
【0081】
また、選択装置200は、送付先に関する指定を受け付けてもよい。例えば、選択装置200は、第1ユーザが登録した第2ユーザに関する情報が複数ある場合、いずれの第2ユーザの住所にはがきを送付するかを第1ユーザに選択させてもよい。例えば、選択装置200は、第1ユーザが登録した第2ユーザに関する情報が複数ある場合、第1ユーザが利用する端末装置10に第2ユーザを選択させる情報を表示させてもよい。そして、選択装置200は、端末装置10から第2ユーザの選択に関する情報を受け付けてもよい。
図10に示す例においては、第1ユーザU11が第2ユーザU21の情報のみを第2ユーザに関する情報として登録しているため、選択装置200は、第2ユーザU21の住所を送付先とするものとして以下説明する。
【0082】
ステップS24において第1ユーザから画像情報を受け付けた後、選択装置200は、第1ユーザから受け付けた画像情報を解析する(ステップS26)。
図10に示す例においては、選択装置200は、画像情報GC11には2人の人間が含まれており、そのうち1人は子供であることを画像解析により判定する。そして、選択装置200は、画像情報GC11には子供が含まれることを示す情報に基づいて、以下の処理を行う。
【0083】
第1ユーザU11の利用する端末装置10から画像情報GC11を受け付けた選択装置200は、送付先となる第2ユーザU21に関する情報に基づいて、はがきに画像情報GC11とともに掲載される広告コンテンツを選択する(ステップS27)。例えば、選択装置200は、第2ユーザU21に関する情報が条件を満たす広告コンテンツを、第2ユーザU21に送付されるはがきに画像情報GC11とともに掲載される広告コンテンツとして選択する。このように、選択装置200は、送付先である第2ユーザに関する情報に基づいて、広告を選択する。
【0084】
図10に示す例において、第2ユーザU21と第1ユーザU11との関係は親子関係であるため、広告コンテンツAC12の条件に含まれる関係「友人」を満たさない。一方、
図10に示す例において、第2ユーザU21と第1ユーザU11との関係は親子関係であるため、広告コンテンツAC14の条件に含まれる関係「親子」を満たす。また、画像情報GC11には子供が含まれるため、広告コンテンツAC14の条件に含まれる画像「子供」を満たす。そのため、
図10に示す例において、選択装置200は、第2ユーザU21に送付されるはがきに画像情報GC11とともに掲載される広告コンテンツとして、広告コンテンツAC14を選択する。なお、
図10に示す例において、第2ユーザU21の第2ユーザに関する情報や画像情報GC11は、広告コンテンツAC11や広告コンテンツAC12に満たさない条件が含まれ、最も条件を満たす広告コンテンツAC14を選択するものとして以下説明する。
【0085】
その後、選択装置200は、例えば、選択装置200の管理者に所定の方法により、画像情報GC11とともに掲載される広告コンテンツとして、広告コンテンツAC14を選択したことを通知する。これにより、選択装置200の管理者は、画像情報GC11とともに広告コンテンツAC14が掲載されたはがきをプリンタ等により印刷する。なお、選択装置200は、プリンタ等と通信することにより、画像情報GC11とともに広告コンテンツAC14が掲載されたはがきをプリンタ等に印刷させてもよい。
図10に示す例において、上部に画像情報GC11が配置され、下部に広告コンテンツAC14が配置されたはがきPC21が印刷される。
【0086】
その後、例えば、選択装置200の管理者は、所定の配送業者DC21にはがきPC21の配送を依頼する(ステップS28)。具体的には、選択装置200の管理者は、配送業者DC21にはがきPC21を第2ユーザU21の住所に送付するように依頼する。なお、選択装置200は、上部に画像情報GC11が配置され、下部に広告コンテンツAC14が配置された画像情報や第1ユーザU11や第2ユーザU21の住所や氏名に関する情報を配送業者DC21の情報処理装置に送信することにより、配送業者DC21にはがきPC21を印刷させてもよい。
【0087】
その後、配送業者DC21は、はがきPC21を第2ユーザU21の住所に配送する(ステップS29)。これにより、第2ユーザU21は、画像情報GC11とともにおもちゃAに関する広告コンテンツAC14を閲覧する。
【0088】
〔7−2.選択システムの構成〕
図11に示すように、選択システム2は、端末装置10と、選択装置200と、広告主端末50とが含まれる。端末装置10と、選択装置200と、広告主端末50とは所定のネットワークNを介して、有線または無線により通信可能に接続される。なお、
図11に示した選択システム2には、複数台の端末装置10や、複数台の選択装置200や、複数台の広告主端末50が含まれてもよい。
【0089】
選択装置200は、第1ユーザから画像を受け付け、第1ユーザ以外の第2ユーザに関する情報に基づいて、前記第2ユーザに送付される送付物に前記画像とともに掲載される広告を選択する情報処理装置である。
【0090】
〔7−3.選択装置の構成〕
次に、
図12を用いて、実施形態に係る選択装置200の構成について説明する。
図12は、実施形態に係る選択装置200の構成例を示す図である。
図12に示すように、選択装置200は、通信部110と、記憶部220と、制御部230とを有する。なお、選択装置200は、選択装置200の管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
【0091】
(記憶部220)
記憶部220は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。実施形態に係る記憶部220は、
図12に示すように、第1ユーザ情報記憶部221と、第2ユーザ情報記憶部222と、広告情報記憶部223とを有する。
【0092】
(第1ユーザ情報記憶部221)
実施形態に係る第1ユーザ情報記憶部221は、第1ユーザに関する情報を記憶する。
図13には、第1ユーザ情報記憶部221に記憶される第1ユーザに関する情報の一例を示す。
図13に示すように、第1ユーザ情報記憶部221は、第1ユーザに関する情報として、「ユーザID」、「氏名」、「住所」、「家族構成」といった項目が含まれる。
【0093】
「家族構成」は、ユーザIDにより識別されるユーザの家族構成を示す。
図13に示す例においては、「家族構成」として、住居及び生計を共にする者に関する情報を記憶する。また、上記の住居及び生計を共にする者は、住居及び生計を共にする者であれば血縁関係の有る者に限らなくてもよい。なお、「家族構成」については、目的に応じて種々の情報が記憶されてもよい。
【0094】
例えば、
図13に示す例において、ユーザID「U12」により識別されるユーザの氏名は、「佐藤花子」であり、住所は、「E県F市G町H」であり、家族構成は、「1人暮らし」であることを示す。また、第1ユーザ情報記憶部221は、上記は第1ユーザに関する情報の一例であって、第1ユーザに関する情報であれば目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、第1ユーザ情報記憶部221は、第1ユーザの年齢や性別に関する情報などを記憶してもよい。
【0095】
(第2ユーザ情報記憶部222)
実施形態に係る第2ユーザ情報記憶部222は、第2ユーザに関する情報を記憶する。
図14には、第2ユーザ情報記憶部222に記憶される第2ユーザに関する情報の一例を示す。
図14に示すように、第2ユーザ情報記憶部222は、第2ユーザに関する情報として、「登録ユーザ」、「ユーザID」、「氏名」、「住所」、「関係」、「年齢」、「性別」、「家族構成」、「職業」、「所得額」といった項目が含まれる。
【0096】
「関係」は、第1ユーザと第2ユーザとの関係に関する情報を示す。例えば、
図14に示す例において、第1ユーザU11である「山田太郎」と第2ユーザU22である「田中二郎」との関係は、「友人」であることを示す。なお、「関係」については、目的に応じて種々の情報が記憶されてもよい。例えば、「関係」には、友人であっても「同窓(幼なじみ)」や「職場の友人」などどのような環境において形成された関係かを示す情報が記憶されてもよい。また、第2ユーザ情報記憶部222は、上記は第2ユーザに関する情報の一例であって、第2ユーザに関する情報であれば目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、第2ユーザ情報記憶部222は、趣味や関心に関する情報などを記憶してもよい。
【0097】
(広告情報記憶部223)
実施形態に係る広告情報記憶部223は、広告に関する各種情報を記憶する。
図15に、実施形態に係る広告情報記憶部223の一例を示す。
図15に示す広告情報記憶部223は、「広告ID」、「広告コンテンツ」、「広告主ID」、「商品」、「条件」、「掲載料」といった項目を有する。
【0098】
「掲載料」は、対応する広告IDにより識別される広告コンテンツが掲載された場合に広告主が支払う広告料金を示す。例えば、
図15に示す例において、広告ID「A11」により識別される広告コンテンツAC11が掲載された場合に、広告主ID「AP1」により識別される広告主が支払う広告料金は「A円」であることを示す。
【0099】
「条件」は、対応する広告コンテンツを掲載する対象(ユーザ)に関する条件を示す。「条件」には、「画像」、「地域」、「関係」、「年齢」、「性別」、「所得額」、「家族構成」、「職業」といった項目を有する。
図15に示す例において、広告コンテンツAC12を掲載する対象に関する条件は、画像が「風景」、関係が「友人」等の複数の条件が含まれることを示す。
【0100】
なお、広告情報記憶部223は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、広告情報記憶部223は、掲載期間に関する情報を記憶してもよい。例えば、広告情報記憶部223は、掲載に関する情報として、掲載を希望する期間等に関する情報を記憶してもよい。
【0101】
(制御部230)
図12の説明に戻って、制御部230は、例えば、CPUやMPU等によって、選択装置200内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(選択プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部230は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
【0102】
図12に示すように、制御部230は、受付部131と、解析部232と、選択部233と、送信部234とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部230の内部構成は、
図12に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部230が有する各処理部の接続関係は、
図12に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
【0103】
(解析部232)
解析部232は、受付部131に受け付けられた画像を解析する。例えば、解析部232は、種々の従来技術を適宜用いて、受付部131に受け付けられた画像を解析する。例えば、解析部232は、
図10に示す例において、画像情報GC11には2人の人間が含まれており、そのうちの1人は子供であることを画像解析により判定する。
【0104】
(選択部233)
選択部233は、第1ユーザ以外の第2ユーザに関する情報に基づいて、第2ユーザに送付される送付物に画像とともに掲載される広告を選択する。また、選択部233は、第2ユーザに関する情報に加えて、第1ユーザに関する情報に基づいて、広告を選択する。また、選択部233は、第1ユーザと第2ユーザとの関係に関する情報に基づいて、広告を選択する。また、選択部233は、第2ユーザに関する情報に加えて、受付部131により受け付けられた画像の解析に関する情報に基づいて、広告を選択する。例えば、
図10に示す例において、選択部233は、子供が含まれる画像情報GC11とともに掲載される広告コンテンツとして、条件に画像「子供」が含まれる広告コンテンツAC14を選択する。
【0105】
また、選択部233は、受付部131により受け付けられた画像に関する指定に基づいて、画像とともに掲載する広告を選択する。また、選択部233は、受付部131により受け付けられた画像に関する指定に該当しない画像とともに掲載する広告として、広告主の広告を選択する。例えば、選択部233は、広告主が酒類の含まれる画像とともに車に関する広告が掲載されることを希望しない指定がされている場合、他の条件を満たしている場合であってもその広告を選択しない。
【0106】
(送信部234)
例えば、送信部234は、選択装置200の管理者が利用する所定の携帯端末に画像とともに掲載される広告コンテンツを選択したことを通知する情報を送信する。また、例えば、送信部234は、画像や広告コンテンツや第1ユーザに関する情報や第2ユーザに関する情報を配送業者DC21の情報処理装置に送信する。また、送信部234は、送付物の配送依頼を受け付けた際に、第1ユーザに配送依頼完了通知とともに広告を第1ユーザが利用する端末装置10に送信する。送信部234は、受付部131により受け付けられた指定に基づく広告を、第1ユーザに配送依頼完了通知とともに端末装置10に送信する。例えば、送信部234は、広告情報記憶部223に記憶された広告のうち、広告主から広告主の広告を配信する第1ユーザに関する情報に対して指定(条件)を満たす、広告を第1ユーザに配送依頼完了通知とともに端末装置10に送信する。
図15に示す例において、送信部234は、第1ユーザの年齢が60代である場合、広告情報記憶部223に記憶された広告のうち、広告ID「A12」により識別される広告コンテンツAC12に対応する広告を第1ユーザに配送依頼完了通知とともに端末装置10に送信する。
【0107】
〔8.効果〕
上述してきたように、実施形態及び変形例に係る選択装置100、200は、受付部131と、選択部132、233とを有する。受付部131は、第1ユーザから画像を受け付ける。選択部132は、第1ユーザ以外の第2ユーザに関する情報に基づいて、第2ユーザに送付される送付物に画像とともに掲載される広告を選択する。
【0108】
これにより、実施形態及び変形例に係る選択装置100、200は、送付先である第2ユーザに関する情報に基づいて広告を選択することにより、送付物を受け取り閲覧する第2ユーザに適した広告を選択する。したがって、選択装置100、200は、送付物に画像とともに掲載される広告を適切に選択することができる。
【0109】
また、実施形態及び変形例に係る選択装置100、200において受付部131は、第1ユーザから第2ユーザに関する情報を受け付ける。
【0110】
これにより、実施形態及び変形例に係る選択装置100、200は、第1ユーザから受け付けた第2ユーザに関する情報に基づいて広告を選択することにより、送付物を受け取り閲覧する第2ユーザに適した広告を選択する。したがって、選択装置100、200は、送付物に画像とともに掲載される広告を適切に選択することができる。
【0111】
また、実施形態及び変形例に係る選択装置100、200において選択部132、233は、第2ユーザに関する情報に加えて、前記第1ユーザに関する情報に基づいて、前記広告を選択する。
【0112】
これにより、実施形態及び変形例に係る選択装置100、200は、第2ユーザに関する情報に加えて第1ユーザに関する情報に基づいて広告を選択することにより、送付物を受け取り閲覧する第2ユーザに適した広告を選択する。したがって、選択装置100、200は、送付物に画像とともに掲載される広告を適切に選択することができる。
【0113】
また、変形例に係る選択装置200において選択部233は、第1ユーザと第2ユーザとの関係に関する情報に基づいて、広告を選択する。
【0114】
これにより、変形例に係る選択装置200は、第1ユーザと第2ユーザとの関係に基づいて広告を選択することにより、送付物を受け取り閲覧する第2ユーザに適した広告を選択する。したがって、選択装置200は、送付物に画像とともに掲載される広告を適切に選択することができる。
【0115】
また、変形例に係る選択装置200において選択部233は、第2ユーザに関する情報に加えて、受付部131により受け付けられた画像の解析に関する情報に基づいて、広告を選択する。
【0116】
これにより、変形例に係る選択装置200は、第2ユーザに関する情報に加えて、画像の解析に関する情報に基づいて、送付物を受け取り閲覧する第2ユーザに適した広告を選択する。したがって、選択装置200は、送付物に画像とともに掲載される広告を適切に選択することができる。
【0117】
また、実施形態及び変形例に係る選択装置100、200において受付部131は、広告主から広告主の広告を掲載する広告料金に関する情報を受け付ける。選択部132、233は、受付部131による画像の受付けから、送付物の第2ユーザへの配送までに要する費用以上の広告料金が得られる広告を選択する。
【0118】
これにより、実施形態及び変形例に係る選択装置100、200は、広告料収入により送付物を無料で第2ユーザへ配送することができる。これにより、選択装置100、200は、ユーザによる費用負担をなくすことによりユーザの満足度を高め、利用するユーザを増やすことができる。
【0119】
また、実施形態及び変形例に係る選択装置100、200において受付部131は、広告主から広告主の広告を提供するユーザに関する情報に対して指定(実施形態においては「条件」。以下同じ)を受け付ける。選択部132、233は、受付部131により受け付けられた指定に基づいて、画像とともに掲載する広告を選択する。
【0120】
これにより、実施形態及び変形例に係る選択装置100、200は、広告主の指定に基づいて、広告主が希望するユーザに応じて広告を選択する。したがって、選択装置100、200は、広告主の希望に基づく第2ユーザを送付先とする送付物に画像とともに掲載される広告を適切に選択することができる。
【0121】
また、実施形態及び変形例に係る選択装置100、200において受付部131は、広告主から広告主の広告とともに掲載する画像に関する指定を受け付ける。選択部132、233は、受付部131により受け付けられた画像に関する指定に基づいて、画像とともに掲載する広告を選択する。
【0122】
これにより、実施形態及び変形例に係る選択装置100、200は、広告主の指定に基づいて、広告主が広告とともに掲載を希望する画像に応じて広告を選択する。したがって、選択装置100、200は、広告主の希望に基づく画像とともに送付物に掲載される広告を適切に選択することができる。
【0123】
また、実施形態及び変形例に係る選択装置100、200において受付部131は、広告主から広告主の広告とともに掲載を希望しない画像に関する指定を受け付ける。選択部132、233は、受付部131により受け付けられた画像に関する指定に該当しない画像とともに掲載する広告として、広告主の広告を選択する。
【0124】
これにより、実施形態及び変形例に係る選択装置100、200は、広告主の指定に基づいて、広告主が広告とともに掲載を希望しない画像に応じて広告を選択する。したがって、選択装置100、200は、広告主が希望しない画像とともに広告が掲載されることを抑制でき、広告主の満足度を高めることができる。このように、選択装置100、200は、広告主の指定に基づいて、広告主が広告とともに掲載を希望しない画像に応じて広告を選択することにより、広告を適切に選択することができる。
【0125】
また、実施形態及び変形例に係る選択装置100、200は、送信部134、234を有する。送信部134、234は、送付物の送付依頼を受け付けた際に、第1ユーザへの送付依頼完了通知とともに広告を第1ユーザが利用する端末装置10に送信する。
【0126】
これにより、実施形態及び変形例に係る選択装置100、200は、第1ユーザと第2ユーザとの両方に広告を提供することができる。
【0127】
また、実施形態及び変形例に係る選択装置100、200において受付部131は、広告主から広告主の広告を配信する第1ユーザに関する情報に対して指定を受け付ける。選択部132、233は、受付部131により受け付けられた指定に基づく広告を、第1ユーザへの送付依頼完了通知とともに端末装置10に送信する。
【0128】
これにより、実施形態及び変形例に係る選択装置100、200は、広告主の指定に基づいて、広告主が希望するユーザに応じて広告を第1ユーザの端末装置へ配信する。したがって、選択装置100、200は、広告主の希望に基づく第1ユーザへ広告を適切に配信することができる。
【0129】
また、実施形態及び変形例に係る選択装置100、200において受付部131は、所定の期間において設定される上限数に基づいて、第1ユーザから送付物の送付依頼を受け付ける。
【0130】
これにより、実施形態及び変形例に係る選択装置100、200は、所定の期間において設定される上限数に基づいて、第1ユーザから送付物の送付依頼を受け付けることにより、上限数を超えた第1ユーザから配信以来を受け付けた場合、送付物の配送を断ることや、送付物(はがき)における画像の表示領域のサイズを制限することができる。
【0131】
〔9.ハードウェア構成〕
上述してきた実施形態及び変形例に係る選択装置100、200は、例えば
図16に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。
図16は、選択装置の機能を実現するコンピュータ1000の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
【0132】
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
【0133】
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータをネットワークNを介して他の機器へ送信する。
【0134】
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
【0135】
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
【0136】
例えば、コンピュータ1000が実施形態及び変形例に係る選択装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置からネットワークNを介してこれらのプログラムを取得してもよい。
【0137】
以上、本願の実施形態及び変形例のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の行に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
【0138】
〔10.その他〕
また、上記実施形態及び変形例において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
【0139】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
【0140】
また、上述してきた実施形態及び変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
【0141】
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、受付部は、受付手段や受付回路に読み替えることができる。