(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記蓋本体は、上方突出リップをさらに含み、前記カムレバーは、前記カムレバーの前記本体部分から外側に前記第1のカムから離れる方向に延在するカバー部分をさらに含み、前記カバー部分は、前記カムレバーが前記封止部材を前記封止位置に動かしたとき、前記リップの上に延在して上方から覆うようにサイズ決め及び形状決めされている、請求項1に記載の蓋アセンブリ。
前記蓋本体は、上方突出リップをさらに含み、前記カムレバーは、前記カムレバーの前記本体部分から外側に前記第1のカムから離れる方向に延在するリップカバー部分をさらに含み、前記カムレバーが、前記封止部材が前記封止位置にある第1の位置と前記封止部材が前記封止解除位置にある第2の位置との間で回転可能であり、前記リップカバー部分が、前記カムレバーが前記第1の位置にあるとき、前記リップの上の位置にあり前記リップを上方から覆う、請求項1に記載の蓋アセンブリ。
前記リップは、前記飲み口に隣接し、かつ前記蓋本体の周縁に沿って延在する飲み口リップであり、前記リップは、上方に延在し、且つ上方に面するリップ壁で終結し、前記リップカバー部分は、前記カムレバーが前記第1の位置にあるとき、前記周縁に沿って、前記上方に面するリップ壁の少なくとも一部分の上に延在して上方から覆う、請求項6に記載の蓋アセンブリ。
前記蓋本体は、円筒形状を有し、前記リップは、前記飲み口に隣接し、かつ前記蓋本体の周縁に沿って延在する飲み口リップであり、前記リップは、上方に延在し、且つ上方に面するリップ縁壁の上端で終結し、前記リップカバー部分は、前記カムレバーが前記第1の位置にあるとき、前記上方に面するリップ縁壁の少なくとも一部分が、前記上方に面するリップ縁壁の少なくとも一部分の上に延在して上方から覆う前記リップカバー部分とともに位置付けられる凹部を有する、請求項6に記載の蓋アセンブリ。
前記スロットは、前記カムレバーの前記保持部材が前記スロット内に挿入され、かつ前記スロットから取り外されることを許容する開口を含み、前記第1のカム軸が前記封止部材から連結解除され、かつ前記保持部材が前記スロットから取り外されたとき、前記カムレバーは、前記封止部材及び前記蓋本体から分離可能である、請求項11に記載の蓋アセンブリ。
前記封止部材が前記封止位置にあるとき、前記カムレバーの回転を防止する係止位置と、前記封止部材を前記封止位置と前記封止解除位置との間で動かすように前記カムレバーの回転を許容する係止解除位置との間で可動な係止部材を備える、請求項11に記載の蓋アセンブリ。
前記封止部材は、ガイド経路を含み、前記係止部材は、前記ガイド経路内で前記係止解除位置と前記係止位置との間で前後に摺動自在に可動である、請求項17に記載の蓋アセンブリ。
前記カムレバーは、第2のカムをさらに含み、前記カムレバーの回転が、前記封止部材を前記封止位置と前記封止解除位置との間で動かすように前記第1のカム及び前記第2のカムを同時に回転させるように動作可能である、請求項13に記載の蓋アセンブリ。
前記カムレバーは、前記第2のカムから側方に延在し、かつ前記封止部材に取り外し可能に連結された第2のカム軸をさらに含み、前記第2のカムの回転が、前記第2のカム軸に前記封止部材を前記封止位置と前記封止解除位置との間で動かすことを行わせる、請求項19に記載の蓋アセンブリ。
前記第1のカム及び前記第2のカムは、前記カムレバーの反対側方側部上に側方に離間され、前記係止部材は、前記第1のカムと前記第2のカムとの間に少なくとも部分的に配設される、請求項19に記載の蓋アセンブリ。
前記係止部材の下方に面する表面は、前記カムレバーの回転を制限し、かつ前記封止部材を前記封止位置に保持するように、前記係止位置にあるとき、前記カムレバーの上方に面する表面に対向する、請求項13に記載の蓋アセンブリ。
前記蓋本体は、上方突出リップをさらに含み、前記カムレバーは、前記カムレバーが前記封止部材を前記封止位置に動かしたとき、前記リップの上に延在して上方から覆うようにサイズ決め及び形状決めされたカバー部分をさらに含む、請求項13に記載の蓋アセンブリ。
前記蓋本体は、上方突出リップをさらに含み、前記カムレバーは、リップカバー部分をさらに含み、前記カムレバーが、前記封止部材が前記封止位置にある第1の位置と前記封止部材が前記封止解除位置にある第2の位置との間で回転可能であり、前記リップカバー部分が、前記カムレバーが前記第1の位置にあるとき、前記リップの上方であって前記リップを上方から覆う位置にある、請求項13に記載の蓋アセンブリ。
前記リップは、前記飲み口に隣接し、かつ前記蓋本体の周縁に沿って延在する飲み口リップであり、前記リップは、上方に延在し、且つ上方に面するリップ壁で終結し、前記リップカバー部分は、前記カムレバーが前記第1の位置にあるとき、前記周縁に沿って前記上方に面するリップ壁の少なくとも一部分の上に延在して上方からを覆う、請求項24に記載の蓋アセンブリ。
前記蓋本体は、円筒形状を有し、前記リップは、前記飲み口に隣接し、かつ前記蓋本体の周縁に沿って延在する飲み口リップであり、前記リップは、上方に延在し、且つ上方に面するリップ縁壁の上端で終結し、前記リップカバー部分は、前記カムレバーが前記第1の位置にあるとき、前記上方に面するリップ縁壁の少なくとも一部分が、前記上方に面するリップ縁壁の少なくとも一部分の上に延在して上方から覆う前記リップカバー部分とともに位置付けられる凹部を有する、請求項24に記載の蓋アセンブリ。
前記蓋本体は、前記第1のカムの側方外側でこれに隣接し、かつスロットを有する上方突出側壁をさらに含み、前記カムレバーは、前記第1のカムから側方に延在する保持部材であって、前記カムレバーを前記蓋本体に回転可能に連結し、かつ前記第1のカムが前記封止部材を前記封止位置と前記封止解除位置との間で動かすように回転されるときに前記第1のカムの前後運動を許容しつつ前記第1のカムの上方運動を抑制するように、前記スロット内に受容された、保持部材をさらに含む、請求項13に記載の蓋アセンブリ。
前記スロットは、前記カムレバーの前記保持部材が前記スロット内に挿入され、かつ前記スロットから取り外されることを許容する開口を含み、前記第1のカム軸が前記封止部材から連結解除され、かつ前記保持部材が前記スロットから取り外されたとき、前記カムレバーは、前記封止部材及び前記蓋本体から分離可能である、請求項29に記載の蓋アセンブリ。
前記カバー部分は、さらに、前記カムレバーが前記封止部材を前記封止位置に動かしたとき、前記リップを越えて外側に延在するとともに前記リップの外側に沿って下方に延在し、且つ前記リップの外側の少なくとも一部分を覆うようにサイズ決め及び形状決めされている、請求項5に記載の蓋アセンブリ。
前記リップカバー部分は、さらに、前記カムレバーが前記第1の位置にあるとき、前記リップを越えて外側に位置付けられ、前記リップの前方側部を前方から覆う、請求項6に記載の蓋アセンブリ。
前記カバー部分は、さらに、前記カムレバーが前記封止部材を前記封止位置に動かしたとき、前記リップを越えて外側に延在するとともに前記リップの外側に沿って下方に延在し、且つ前記リップの外側の少なくとも一部分を覆うようにサイズ決め及び形状決めされている、請求項23に記載の蓋アセンブリ。
前記リップカバー部分は、さらに、前記カムレバーが前記第1の位置にあるとき、前記リップを越えて外側に位置付けられ、前記リップの前方側部を前方から覆う、請求項24に記載の蓋アセンブリ。
【発明を実施するための形態】
【0004】
第1実施形態による蓋アセンブリ10が
図1に示される。蓋アセンブリ10は、上部分14及び下部分16を有する実質的に円筒状の蓋本体12を有する。蓋本体12は、飲料を消費するために通る飲み口18を有する仕切り17を含む。カムレバー20は、封止部材22(
図5A参照)を選択的に封止及び封止解除し、それぞれ、飲み口18を閉じる、及び開くように動作可能である。係止部材24は、カムレバー20の位置を選択的に固設及び固設解除するように動作可能である。
【0005】
カムレバー20が、カムレバーの下面20Lが上部分14の前方上面部分に最接近する第1の位置に動かされるとき、封止部材22は、
図3、10及び11に示されるように、下から飲み口18に対して押し込まれる封止位置にある。カムレバー20が、カムレバーの上面20Uが上部分14の後方部分に最接近する第2の位置に動かされるとき、
図2、8及び9に示されるように、封止部材22は、飲み口18から下に離間された封止解除位置にある。
【0006】
蓋本体12は、
図1、2、3及び4Aに示されるように、上部分14に沿って前方端部と後方端部との間に水平方向に延在する細長い凹部26を伴って提供され得る。細長い凹部26は、前方端部において飲み口リップ27で終結し、これは、飲み口18の前方端部から上方に突出し、蓋本体12の形状に追従して曲線形状を有し得る。細長い凹部26は、飲み口18の反対側で飲み口18の上に上方に突出する左右の側壁28を含む。細長い溝またはスロット30が、細長い凹部26の中心部分近傍で左右の側壁28の各々内に提供され、側壁に沿って延在する長さを有する。蓋本体12は、蓋本体12の上部分側に飲み口18の左側及び右側の周囲に仕切り上面29を有する。仕切り上面29は、
図4A、8及び10に示されるように、飲み口リップ27の反対の細長い凹部26の後方端部で高い部分25に向かって上方に傾斜し得る。ハンドル23が、蓋アセンブリ10及びそれに取り付けられた飲料容器90を運ぶかまたは取り付けるために細長い凹部の後方端部で回動可能に取り付けられ得る(
図12参照)。
【0007】
蓋本体12の下部分16は、
図4B、8、9、10、11及び12に示されるように、下方に開口する開放キャビティ33を形成するように下方に突出して全周に延在する側壁32を含み得る。飲み口18は、蓋本体12の下部分側で仕切り下面35を通って延在する。側壁32は、
図12に示される、飲料容器90の対応するねじ山付き部分に螺着可能であり得る、ねじ山付き部分等の容器取り付け部分34を伴って提供され得る。容器取り付け部分34は、バヨネットマウントまたは摩擦嵌め等の蓋アセンブリ10を飲料容器90に液密構成で取り外し可能に結合する他の取り付け機構を使用してもよく、蓋アセンブリ10を飲料容器90に封止することを補助するようにサイズ決めされたOリングまたはガスケットを含んでもよい。
【0008】
図5A、5B及び5Cに示される封止部材22は、飲み口18内に密着して嵌まるようにサイズ決め及び形状決めされる封止部材上部分22Uを有する。封止部材22の下部分22Lは、飲み口の全周の周囲に延在する下部分16の仕切り下面35との封止係合によって下から飲み口18を覆って封止するように上部分22Uよりも大きいサイズを有する。下部分16は、離間され、下方に突出する、封止部材フランジまたは取り付け部分36(
図4B参照)を伴って提供され、これに封止部材22が、飲み口18に対して封止位置と封止解除位置との間の封止部材の回転運動のために回動可能に取り付けられる。封止部材取り付け部分36は、孔37を各々含み、これらは、
図8、10及び13に示されるように、封止部材22の2つの側方外側に延在する回動ピン38のうちの対応する1つをその中に回転可能に受容する。回動ピン38の各々は、封止部材22の下部分22Lから後方に突出するアーム40の後方端部に取り付けられる。封止部材取り付け部分36及び封止部材22は、飲み口18を選択的に封止及び封止解除するように蓋本体12への封止部材22の回転自在な取り付けを提供する他の様式で、これに代えて構築されてもよい。
【0009】
封止部材22の取り付け要素42は、封止部材上部分22Uから上方に突出する。左右の軸挿入開口44が、カムレバー及び封止部材の組み立てのために、これを通して、それぞれ、カムレバー20の左右の同軸の第1のカム軸46を受容するために取り付け要素42の反対側に提供される。軸挿入開口44は、
図5A、5B、8、10及び13に示されるように、封止部材22との組み立て中に、対応する第1のカム軸46の容易な挿入を促進するためにテーパ付きの後方に面する口部分を各々有する。左右の軸挿入開口44は、それぞれを左右の同軸かつ横方向に配向された軸取り付けチャンバまたは受容部48に導き、これは、ユーザによってカムレバーに回転力が適用されたとき、カムレバーが回転することを許容するスナップフィット関係でその中にカムレバー20の対応するカム軸46を取り外し可能に受容し、かつ確実に回転可能に保持するようにサイズ決め及び形状決めされる。封止部材22の下部分22Lは、飲み口18よりも広い幅を有する周状に延在するフランジ部分50を有し得る。フランジ部分50は、弾性的に変形可能なガスケット52(
図8、9及び10参照)を支持し得、これは、封止部材22が封止位置にあるときの飲み口の全周の周囲に延在する蓋本体12の下部分16の仕切り下面35と液密封止を形成する。経路ガイド部分62は、取り付け要素42を通って長手方向に延在する。
【0010】
カムレバー20は、左右の概して丸いまたは円形部分のカムローブ54を有し、カムローブ54は、左右に側方に離間されたレバーアーム56のうちの対応する1つの端部上に各々配設され、レバーアーム56は、
図6A及び6Dに示されるように、カムレバー本体部分59から延在する。本実施形態において、レバーアーム56は、その長さに沿った曲線形状を有する。いくつかの実施形態において、レバーアーム56は、これに代えて、直線形状を有する。カムローブ54は、カムローブ外周表面上に丸いカム係合表面55を各々有する。各カム係合表面55は、
図6A及び6Dに示されるように、接触面上部分55U及び接触面下部分55Lを有する。本実施形態において、カムレバー本体部分59は、
図6B及び6Cに示されるように、封止部材22が、飲み口が閉じられた状態の封止位置にあるとき、飲み口18の上に延在し、これを保護し、飲み口のためのカバーとして働く。突起57が、
図8及び9に示されるように、カムレバー本体部分57の一方または両方の側方外側上に提供され得、突起57は、飲み口リップ27に対向する蓋本体12の後方端部またはこの近傍で側壁28のうちの対応する一方における対応する第1の凹部31と係合することで、カムレバー20を飲み口18が開く封止解除位置に保持することを助ける。第2の凹部33は、蓋本体12の前方端部またはこの近傍で側壁28のうちの一方または両方に提供され得、突起57のうちの対応する1つが、
図10及び11に示される封止位置にカムレバー20を保持することを助けるように係合する。いくつかの実施形態において、レバーアーム56は、細いシャフトまたはカムローブ54から突出するシャフト等の異なる形状を有してもよい。柔らかいオーバーモールドが、レバーアームと蓋本体12との間の摩耗を防止することを助けるためにレバーアーム56の周表面の全てまたは一部の周囲に提供され得る。
【0011】
左右の第1のカム軸46は、左右のカムローブ54のうちの対応する一方の内側から側方内側に各々突出し、断面が円筒状である。左右の同軸の第2のカム軸60は、左右のカムローブ54のうちの対応する一方の外側から側方外側に突出し、保持部材またはピンとして働く。第2のカム軸60は、中心軸線A上に両方位置し、第1のカム軸46は、中心軸線B上に両方位置し、この周りをカムレバー20が、その部分の上面29との摺動係合においてカムローブ54と共に封止部材22に対して回転する。第2のカム軸60の軸線Aは、
図6Bに示される配向にあるとき、第1のカム軸46及び封止部材22の軸線Bに対して実質的に平行であるが、垂直方向に下にオフセットしている。カムレバー20が封止部材22に取り付けられるとき、第1のカム軸46の軸線Bは、封止部材22の軸受容部48の軸線と同軸である。カムレバー20が、
図10及び11に示されるように、飲み口18が閉じられる第1の位置に前方に回転されるとき、第1のカム軸46の軸線Bは、第2のカム軸60の軸線Aの上かつわずかに後方にある(
図11に概略的に示される)。カムレバー20が、
図8及び9に示されるように、飲み口18が開かれる第2の位置に後方に回転されるとき、軸線Bは、軸線Aのより後方かつ下にある。カムレバー20が第1の位置に動かされるとき、第2のカム軸60の軸線Aは、細長いスロット30に沿って第1の長手方向位置に位置する。カム20が第2の位置に動かされるとき、軸線Aは、細長いスロット30に沿って第2の前方長手方向位置に位置し、これは、カムレバーが第1の位置にあるときよりも上部分14の前方端部に近い。
【0012】
いくつかの実施形態において、カムレバー20は、上記の一対の第1のカム軸に代えて、カムローブ54の内方に面する表面間に横方向に完全に延在し、かつこれらを接続する単一の第1のカム軸46を有し得る。単一の第1のカム軸46は、単一軸挿入開口44内への挿入及び単一軸取り付け受容部48内へのスナップフィットによって取り付け要素42に取り付き得、単一軸挿入開口及び単一軸取り付け受容部の各々は、封止部材22の取り付け要素42の左右の側部間に完全に延在する。
【0013】
カムレバーの第1の位置と第2の位置との間のカムレバー20の運動全体を通して、カムレバーの第2のカム軸60は、第2のカム軸60の上方運動または下方運動を制限するスロット30内に回転可能に係合される。第2のカム軸60の軸線Aは、このため、仕切り上面29の上の実質的に同一距離に留まり、一方でカムレバー20の回転は、第2のカム軸60のカム軸線Bの前後運動及び上下運動を引き起こし、これは、第1のカム軸46が回転可能に取り付けられる封止部材22の上昇及び下降を生じさせる。カムレバー20の係止棚状部66は、以下に説明される係止要素を受容するためにカムローブ54間に上方に面する表面を有する。係止棚状部66は、
図6A及び6Cに示されるように、カムレバー本体部分59から離れ、かつカムローブ54の方に延在し得る。
【0014】
係止部材24は、封止位置にある封止部材22を選択的に固設及び固設解除するように、封止部材22の取り付け要素42のガイド経路部分62を通って前後に摺動自在に可動である。係止部材24は、
図7A及び7Bに示されるように、その上部分に係止部材本体74、係止部材本体から下方に延在する内側部分72、及び内側部分72の下端部にガイドプレート70を含む。突起78は、内側部分72の一方または両方の側方側部上で係止部材本体74から下方に突出または隆起し得る。接触面部分80が、ユーザが係止部材24を取り付け要素42に対して前後に動かすことを容易化するために、ユーザの指による係合のために係止部材本体74の上面上に提供される。接触面部分80は、非限定的例によって、上方に突出するリッジもしくは隆起、及び/または加工付き表面等の係止部材24の手動操作のための特徴部を含み得る。
【0015】
カムレバー20が第1の(前方)位置にあるとき(つまり、カムレバーの下面20Lが上部分14の前方上面部分に最接近するとき)、係止部材24は、以下に説明するように、カムレバー20が自由に回転可能である後方固設解除位置(
図10参照)と、カムレバーが定位置に固設される前方固設位置(
図12参照)との間でガイド経路部分62に沿って摺動自在に動かされ得る。係止部材64は、取り付け要素42の上部分上に配設された係止部材本体74(
図7B参照)の前方側部から外方に突出し得る。
【0016】
ガイド経路部分62は、
図12に示される、前方に開口するガイド通路68を含み、これを通って、係止部材24のガイドプレート70及び内側部分72が摺動自在に動き得る。ガイド通路68は、
図5Cに示されるように、逆T字形断面を有し、上部分14の前方端部と後方端部との間で水平方向に延在する。ガイドプレート70は、ガイド通路68の下部分68L内に密着して嵌まるようにサイズ決め及び形状決めされた実質的に平坦形状を有し得(
図5C及び10参照)、これによって、封止部材22に対する係止部材24の側方運動及び/または垂直運動を制限する。係止部材24の内側部分72は、ガイドプレート70の上面から上方、かつガイド通路68の首部分68Nを通って延在し、ガイドプレート70を係止部材本体74と結合する。取り付け要素42の一部分は、係止部材本体74の下面とガイドプレート70の上面との間に位置付けられるかまたは挟まれる。
【0017】
封止部材22の取り付け要素42の上面は、係止部材24の一部分を固設することを助けるために係止部材本体74の下面上に下方に隆起する突起78と係合するようにサイズ決め及び形状決めされた、
図5Aに示される1つ以上の凹部76を伴って提供され得る。1つ以上の凹部76は、取り付け要素42の上面上で上ガイド通路部分68U(
図5A及び5C参照)の側方側部の方にオフセットされた一対の凹部であり得る。凹部76の各々は、細い内側部分よりも相対的に広い幅を各々有する前方端部分76Fと後方端部分76Rとを接続する内側部分76Mを有する細長い経路または細長い溝を備え得る。突起78は、それぞれ、係止部材24を固設解除位置及び固設位置に位置付けるように端部分76Rと端部分76Fとの間で内側部分76Mに沿って前後に摺動する。対応する突起78の各々は、それぞれ、固設位置または固設解除位置にあるとき、係止部材24の長手方向の運動に抵抗するように、凹部76の前方端部分76Fまたは後方端部分76Rと密着して係合し得る。
【0018】
カムレバー20は、蓋本体12の飲み口リップ27を覆うかまたは保護するために本体部分59から外方に延在するリップカバー部分82を含み得る。つまり、カムレバー20が第1の位置にあるとき、リップカバー部分82は、即座に飲み口リップ27の上にあり得、かつこれに隣接し得るかまたは当接し得、その汚染を防止する。リップカバー部分82は、
図10に示されるように、飲み口リップ27の上方に突出する輪郭の少なくとも一部分に一致する及び/またはこれを囲むようにサイズ決め及び形状決めされた凹形状を含む下面を有し得る。リップカバー部分82の凹形状は、飲み口リップ27の曲線断面形状に追従するように曲がり得る。カムレバー20は、その自由端に外方に突出する縁84を含み得、これは、下方に面する表面を有し、カムレバー20が第1の位置にあるとき、露出されることで、第1の位置から離れるカムレバーの容易な上方回転運動または後方回転運動のためのユーザによる係合を容易化する。
【0019】
蓋アセンブリ10の組み立てが、ここで説明されることになる。第一に、係止部材24が、封止部材22の取り付け要素42と係合され得る。ガイドプレート70及び係止部材24の内側部分72(
図7A及び7B参照)が、外方に突出し、かつ取り付け要素42から離れる係止要素64を伴って、前方に開口するガイド通路68内に挿入される。係止部材24は、各突起78が凹部76のうちの対応する1つと係合するまでガイド通路68内に内方に押し込まれる。任意に提供されるガスケット52はまた、封止部材22の下部分22Lのフランジ50上に嵌められ得る。
【0020】
第二に、飲み口18の方に配向された取り付け要素42を用いて、封止部材22の回動ピン38が蓋本体12の下部分16上の封止部材取り付け部分36の間に位置付けられ、これにより、封止部材取り付け部分36の対応する孔37のうちの1つの中に入るために回動ピン38の各々の自由端を位置付ける。回動ピン38は、蓋本体12への封止部材22の回転可能な取り付けのために回動ピンを孔37内に挿入するように解放されるとき、外方に弾力的に動かされ得る。回動ピン38が孔37内に挿入されるとき、封止部材22は、封止部材取り付け部分36の孔37を中心とした、
図8、10及び13に示される軸線R1の周りに蓋本体12に対して回転し得る。このような様式において、封止部材22は、第1の位置と第2の位置との間のカムレバー20の回転によって、封止部材が、それぞれ、封止位置と封止解除位置との間で回転されるときに、軸線R1を中心とした円弧回転経路に沿って蓋本体12に対して可動である。
【0021】
第三に、封止部材22が、封止部材22の上部分22Uを飲み口18内に位置付けるように回転され、それにより、軸取り付け要素42は、飲み口を通って蓋本体12の細長い凹部26内に上方に延在する。
【0022】
第四に、レバーアーム56の各々が、互いに向かって内方に圧迫され、左右の側壁28上の対応するスロット30と係合するようにそれぞれ整列された左右の第2のカム軸60の各々を伴って細長い凹部26内に挿入される。レバーアーム56が解放されるとき、左右の第2のカム軸60は、カムレバー20を蓋本体12に取り付けるために左右のスロット30と係合する。カムレバー20の第2のカム軸60は、前方位置と後方位置との間で細長いスロット30内に沿って摺動自在に動き得、レバーアーム56は、第1の位置と第2の位置との間で軸線Aの周りに回転し得る。
【0023】
第五に、カムレバー20が後方位置に動かされ、かつ封止部材22が封止位置に動かされた状態で、カムレバー20の第1のカム軸46の各々が、封止部材22の軸挿入開口44の対応する後方に開口する口の中に挿入され、軸取り付け受容部48内にスナップフィットされる。カムレバー20は、蓋本体12へのその直接取り付けを介して蓋アセンブリ10に保持され、封止部材22は、カムレバー20へのその取り付けを介して細長い凹部26内に保持される。第2のカム軸60は、スロット30内で蓋本体12に対して自由に回転し得る。蓋アセンブリ10が完全に組み立てられると、カムレバー20は、以下に説明されるように、蓋アセンブリを封止構成と封止解除構成との間で選択的に変遷させるために、その第1の位置と第2の位置との間(つまり、第1の凹部31と飲み口リップ27の方に位置する第2の凹部33との間)で前後に回転され得る。
【0024】
蓋アセンブリ10が封止構成にあるとき、封止部材22は、
図10及び11(それぞれ、
図3の切断線10−10及び11−11に実質的に沿った断面図)に示されるように、蓋本体12の飲み口18を封止する封止位置にある。カムレバー20のレバーアーム56は、蓋本体12の飲み口27の方に位置付けられ、上に延在し、飲み口18を覆って飲み口を保護し、封止部材22の一部分が飲み口を封止する。カムレバー20の下面20Lは、仕切り上面29に向かって下方に面する。カムレバー20のリップカバー部分82は、飲み口リップ27を囲む、及び/または覆う。各カムローブ54のカム係合表面55の接触面下部分55Lは、
図11(
図3の切断線11−11に実質的に沿った断面図)に示されるように、その下の仕切り上面29の一部分に接触する。封止位置にあるとき、カムローブ54は、
図11に示されるように、細長いスロット30のうちの対応する1つに沿って第1の長手方向位置に各々位置付けられているカムローブ54の第2のカム軸60と同時に仕切り上面29との摺動係合にある。カムレバー20がこの位置にあるとき、カムレバーは、その第1の位置にあり、第1のカム軸46は、封止部材22が、第1のカム軸へのその回転可能な取り付けを通して、その下部分22Lが飲み口18を封止している状態で保持される、接触面下部分55L及び仕切り上面29の十分に上の位置で軸線Bに沿って中心付けられる。つまり、第1のカム軸46が中心付けられるときに沿う軸線Bは、第2のカム軸60の軸線Aの上にオフセットされる。第1のカム軸46は、飲み口18内で締りばめにある封止部材上部分22Uを保持する仕切り上面29の上の高い位置内に取り付け要素42を位置付ける。封止部材下部分22Lは、液密封止を形成するために仕切り下面35に対して密着して押され、蓋アセンブリ10が飲料容器90に取り付けられるとき、飲料容器90内の熱及び液体を保持することを助ける。封止部材の下部分22L上に弾性変形ガスケット52を有する封止部材20を装着することは、液密封止をもたらすことをさらに補助する。
【0025】
蓋アセンブリ10が封止構成にあるとき、係止部材24は、カムレバー20を第1の位置に固設する前方位置と、カムレバーが第1の位置と第2の位置との間で自由に回転可能である後方位置との間で前後に動かされ得る。係止部材24が前方位置にあるとき、係止要素64の下方に面する表面は、
図12に示されるように、カムレバー20の上方回転または後方回転を防止する係止棚状部66の上方に面する表面に対向する。係止部材24が、
図10に示される後方位置にあるとき、係止要素64は、係止棚状部66から移動させられ、カムレバー20が第1の位置と第2の位置との間で回転されることを阻止しない。係止要素64を係止棚状部66と係合するために位置付けることは、封止部材22を封止位置に固設し、飲み口18の意図しない開口または取り付けられた飲料容器90からの飲料のこぼれを防止することを助ける。
【0026】
蓋アセンブリ10が封止解除構成にあるとき、封止部材22は、蓋本体12の下部分16の仕切り下面35から離間され、かつこの下にある封止解除位置にあり、したがって、
図8(
図2の切断線8−8に実質的に沿った断面図)及び
図9(
図2の切断線9−9に実質的に沿った断面図)に示されるように、飲み口18を開く。カムレバー20のレバーアーム56は、カムレバーが第2の位置位あるとき、蓋本体12の細長い凹部26の後方端部で高い部分25の方に位置付けられる。レバーアーム56がこの位置にあるとき、突起57は、カムレバーを封止解除位置の封止部材22を伴うその第2の位置に保持することを助けるために、蓋本体12の後方端部近傍の第2の凹部31と係合し得る。カムレバー20の上面20Uは、カムレバー22がその第2の位置にあるとき、蓋本体12の高い部分25に面し、各カムローブ54の接触面上部分55Uは、仕切り上面29と摺動係合にあるか、またはこのわずか上に位置付けられる。第1の位置から第2の位置へのカムレバー20の回転中、カムローブ54の第2のカム軸60は、第1の長手方向位置の前方の第2の長手方向位置まで細長いスロット30に沿って前方に動き得る。第1のカム軸46は、仕切り上面29に十分に近い位置で軸線Bに沿って中心付けられ、この位置は、封止部材22が、カム軸へのその可能な取り付けを通して、十分に下に離間された位置で保持される位置であり、この位置は、その上部分22Uが飲み口18から離間され、かつその下にある位置であり、これによって、蓋アセンブリ10が飲料容器90に取り付けられたとき、液体が飲料容器90から飲み口を通って流れることを許容する。
【0027】
上記に説明される、第1の位置と第2の位置との間で前後するカムレバー20の運動、及びそれぞれ、結果として生じる、飲み口18を封止及び封止解除する封止位置と封止解除位置との間で前後する封止部材22の運動は、
図8、9、10及び11に概略的に示される。
図8及び9において、蓋アセンブリは、封止解除位置にある封止部材22と共に第2の位置にあるカムレバー20を伴って概略的に示され、飲み口18が開き、蓋アセンブリ10が飲料容器90に取り付けられたとき、液体が飲料容器90から飲み口を通って流れることを許容する。カムレバー20の第2の位置において、第1のカム軸46の軸線Bは、蓋アセンブリ10の側部から見たときに、第2のカム軸60の軸線Aの下かつ後方にある。
【0028】
第2の位置から第1の位置に向かう反時計回り方向(
図8に見られるように蓋アセンブリ10の左側から見たとき)の蓋アセンブリ10のカムレバー20の回転(
図10に見られる)は、第2のカム軸60が反時計回りに回転し、細長いスロット30内で後方に動くことを引き起こす。同時に、カムレバー20の反時計回り運動は、第1のカム軸46の軸線Bが上方に動き、封止部材の取り付け要素42を通して封止部材22上に持ち上げる力を適用することによって封止部材22を上方に持ち上げることを引き起こし、飲み口18を囲む仕切り下面35との係合に向けて封止部材上部分22Uを上方に動かす。
【0029】
さらに
図10及び11に示される第1の位置へのカムレバー20の反時計回りの回転は、第2のカム軸60が反時計回りに回転し続け、蓋本体12の後方端部の方に細長いスロット30内を後方に動くことを引き起こす。同時に、この運動は、第1のカム軸46の軸線Bのさらに上方への運動を引き起こすことで、封止部材22を上方に動かし、かつ封止部材の取り付け要素42を通して封止部材22上に持ち上げる力を適用することによって封止部材22を上方に持ち上げ、飲み口18を囲む仕切り下面35との封止係合に封止部材上部分22Uを動かす。同時に、この運動は、第1のカム軸46の軸線Bが前方に動き、かつ第2のカム軸60の軸線Aの上を通過することを引き起こし、カム越しの中心運動を提供し、この運動は、カムレバー20が
図10及び
図11の第1の位置にあるとき、カムレバー中心の意図しない時計回りの回転に抵抗し、かつ封止部材上部分22Uを仕切り下面35との液密封止係合に保持しようとする。
【0030】
説明された動きは、カムレバー20が第1の位置から第2の位置に動かされるとき、逆転される。
【0031】
カムレバー20が、封止部材22及び蓋本体12に取り付けられ、かつ封止部材を封止位置と封止解除位置との間で動かすように動作可能であるとき、蓋アセンブリ10は、ユーザが選択的に飲み口18を封止及び封止解除し得る使用構成にある。使用構成において、蓋アセンブリ10は、細長いスロット30内に係合された第2のカム軸60、軸取り付け受容部48内に係合された第1のカム軸46、及び封止部材取り付け部分36内に係合された回動ピン38を用いて組み立てられる。カムレバー20は、蓋アセンブリの構成部品がより完全に洗浄され得る洗浄構成に蓋アセンブリ10を変遷させるために封止部材22から係合解除され得る。
【0032】
洗浄構成において、十分な力が、第1のカム軸46を軸取り付け受容部48から係合解除するために蓋本体12の後方端部に向かう後方方向にカムレバー20に適用され得る。その後、第1のカム軸46が軸挿入開口44から取り外され、これによって、
図13に示されるように、カムレバー20が封止部材22から係合解除される。カムレバー20が封止部材22から係合解除されたことにより、封止部材は、軸線R1を中心とした円弧回転経路の周りに下方に自由に回転可能であり、かつ封止部材は、
図14に示されるように、取り付け具42が飲み口18から引き下げられる下方位置に時計回り(
図13に見られるように蓋アセンブリ10の左側から見たとき)に回転され得る。同時に、第2のカム軸60が細長いスロット30内に保持され、カムレバー20がスロット30の前後方向に前後に動くことを許容する。第2のカム軸60は、細長いスロット30の高い最後方端部30Rに動かされ得、カムレバー20は、飲み口18を露出するように時計回り(左側から見たとき)に回転され得る。洗浄構成において、取り付けられた飲料容器90内の飲料は、飲み口18を通して迅速に排除され、蓋アセンブリ10の構成部品は、蓋アセンブリを飲料容器から取り外すことなく完全に洗浄され得る。さらに、洗浄構成における蓋アセンブリ10の構成部品は、飲料容器90から取り外されたとき、完全に洗浄されてもよい。洗浄後、カムレバー20は、蓋アセンブリ10を使用構成に戻すように変遷させるために封止部材22と再係合され得る。
【0033】
第2実施形態による蓋アセンブリ100が
図15及び16に示される。蓋アセンブリ100は、上部分104及び下部分106を有する実質的に円筒状の蓋本体102を有する。蓋本体102は、細長い飲み口108を含み、これを通って液体が流れ得る。カムレバー110は、封止部材112を選択的に封止及び封止解除し、それぞれ、飲み口108を閉じる、及び開くように動作可能である。係止部材114は、カムレバー110の位置を選択的に固設及び固設解除するように動作可能である。蓋アセンブリ100は、蓋アセンブリ10に実質的に類似である動作的特徴及び構造的特徴を有し、これらの説明は、既に上記に含まれていることから簡潔さのために省略される。
【0034】
蓋本体102は、
図17及び18に示されるように、上部分104に沿って前方端部と後方端部との間で水平方向に延在する第1の細長い凹部116を含み得る。第1の細長い凹部116は、前方端部において飲み口リップ118で終結し、これは、飲み口108の前方端部から上方に突出し、蓋本体102の形状に追従して曲線形状を有し得る。第1の細長い凹部116は、飲み口の反対側で飲み口108の上に上方に突出する左右の側壁120を含む。
図17を参照すると、左右の側壁120の各々は、側壁の他の部分を越える厚さを有する側方に延在するパネル部分121を含み得る。第2の細長い溝または凹部122は、左右の対向する側壁120のパネル部分121の各々内に内方に陥凹し、各第2の凹部122は、対向する左右の側壁に沿って長手方向に延在する長さを有する。各細長い第2の凹部122は、カムレバー及び蓋本体102の組み立て及び分解のためにカムレバー110の第2のカム軸126を細長い凹部内に受容するための上方に開口する第2の軸挿入開口124を含むL字形状を有する。第2の軸挿入開口124は、各第2の凹部122の前方端部の方に位置し得るが、他の位置も考えられる。各細長い第2の凹部122は、その後方端部の方に位置する閉鎖端部分128で終結し得、第2の凹部内の第2のカム軸126の更なる後方への長手方向運動を防止する。下部分106及びその中に下方に延在するキャビティは、上記の蓋本体12に実質的に類似の構造を有し、このためその例示及び説明が省略される。
【0035】
カムレバー110は、構造がカムレバー20に類似であり、2つの概して丸いまたは円形のカムローブ130を有し、
図20Aに示されるように、レバーアーム132の端部上に各々配設される。カムローブ130は、飲み口108に隣接する蓋上面135に接触するカムローブ外周表面上に丸いカム係合表面134を各々有する。各カム係合表面134は、
図20A及び20Cに示されるように、側方方向において接触面下部分134Lよりも厚い接触面上部分134U及び/または接触面後部分134Rを含み得る。レバーアーム132は、
図15に示されるように、封止部材112が、飲み口が閉じられる状態の封止位置にあるとき、飲み口108の上に延在し、これを保護し、飲み口のためのカバーとして働く本体部分132A(
図20B参照)から延在する。本体102に取り付けられたとき、カムレバー110は、上記に説明され、それぞれ
図15及び16に示されるように、前方の第1の位置と後方の第2の位置との間で回転するように動作可能である。カムレバー110の遠位端部133は、
図23A及び24Bに示されるように、カムレバー110が第1の位置にあるとき、飲み口リップ118を越えて周囲に延在し得、飲み口の汚染を防止することを助け、かつカムレバーを後方かつ第1の位置から離れるように回転させるためにユーザが上方に押し込み得る下縁を提供する。
【0036】
左右の同軸の第1のカム軸142は、カムローブ130の各々の側方内側に面する側部から側方内側に突出し、第2のカム軸126は、カムローブ130の各々の側方外側に面する側部から突出する。左右の第2のカム軸126は、軸線Dと同軸かつこれに沿って中心付けられ、第1のカム軸142は、軸線Dからオフセットされた軸線Cに沿って中心付けられる。具体的には、第1のカム軸142の軸線Cは、
図20B及び20Cに示されるように、第2のカム軸126の軸線Dの前方かつ上に位置付けられる。第2のカム軸よりも大きい直径を有する円筒状スペーサ部分136が、
図20Aに示されるように、カムローブ130の各外方に面する側部上に各第2のカム軸126の基部を放射状に囲み得る。カム軸126が細長い第2の凹部122と係合されるとき、スペーサ部分136は、カムローブ130を側壁から離間し、かつ第1の細長い凹部116内のカムレバー110の側方運動を防止するために、側壁120またはそのパネル部分121に当接し得る。
【0037】
図19A、19B、19C及び19Dに示される封止部材112は、封止部材22に類似の様式で飲み口108を封止するように動作可能であるが、異なる構造を有してもよい。封止部材112は、飲み口108内に密着して嵌まるようにサイズ決め及び形状決めされる封止部材上部分112Uを有する。封止部材下部分112Lは、飲み口の全周の周囲に延在する、下部分106の蓋下面113との封止係合によって下から飲み口108を覆って封止するように上部分112Uよりも大きいサイズを有する。封止部材112は、上記に説明された蓋本体12への封止部材22の回転自在な取り付けに類似の様式で蓋本体102に回転自在に取り付けられる。
【0038】
封止部材112の封止部材上部分112Uから上方に突出する上方に延在する取り付け要素138は、カムレバー110の左右の第1のカム軸142をそれぞれ受容するための左右の軸挿入開口140を含む。軸挿入開口140は、封止部材112との組み立て中にそれぞれの第1のカム軸142の容易な挿入を促進するためにテーパ付きの前方に面する口部分を各々有する。軸挿入開口140は、封止部材22に関して上記に説明されたように、封止部材112の後方端部に面する側部ではなく、前方端部に面する側部(つまり、飲み口リップ118近傍またはそこの蓋本体102の前方端部により近い)からそれぞれの第1のカム軸142を受容する。左右の軸開口140は、それぞれを左右の軸取り付け受容部144に導き、これらは、ユーザによってカムレバーに回転力が適用されたとき、カムレバーが回転することを許容するスナップフィット関係でその中にカムレバー110の第1のカム軸142のうちの対応する1つを取り外し可能に受容し、かつ確実に回転可能に保持するように各々サイズ決め及び形状決めされる。
【0039】
長手方向に延在するガイド経路部分146は、取り付け要素138の上側部上に中空逆T字形断面を有するガイド通路を有する。係止部材114は、封止位置にある封止部材112を選択的に固設及び固設解除するように、ガイド経路部分146に沿って前後に摺動可能に可動である。ガイド経路部分146のガイド通路は、封止部材112の上部分112Uの上面に対して鋭角で直線状に延在し得、開放後端部146Rに対向する開放前端部146Fを有し得る。
【0040】
係止部材114は、取り付け要素138に取り付けられ、前方位置と後方位置との間で摺動可能に動き得る。係止部材114の係止要素147は、係止部材本体150の前側部から外方に突出する。係止部材114の係止部材本体150の下側部上のガイド部材148は、封止部材112と係止部材との組み立てのためのガイド経路部分146のガイド通路と係合し得る。具体的には、ガイド部材148の前端部分148Fは、封止部材112と係止部材114とを組み立てるためにガイド通路146の後端部分146R内に挿入され押し込まれ得る。
【0041】
左右のアーム152は、
図21Aに例示されるように、係止部材本体150の左右の後側部分から下方にそれぞれ延在する。左右の突起153は、左右のアーム152の各々の遠位端部から側方内側に突出または隆起する。封止部材112の取り付け要素138は、左右の後方に開口する戻り止め挿入開口155を含み得、これらは、係止部材114の左右の係止部材戻り止め153をそれぞれ受容する。封止部材112は、
図19C、22A及び22Bに最良に示されるように、戻り止め挿入開口155の口近傍に提供されたラッチ部分157を有し、これは、それぞれの戻り止め挿入開口内でその中に一度挿入されると、係止部材戻り止め153と係合し、かつこれを保持することを助ける。ラッチ部分157は、各戻り止め挿入開口155の口から離れて内方に面する実質的平坦部分157Fを含み得る。係止部材戻り止め153は、後方に面する実質的平坦部分153Fを各々含み、これらは、戻り止め153が戻り止め挿入開口155内でラッチ部分157を越えて挿入された後、ラッチ平坦部分157Fと当接し得ることで、取り付け要素138に対する係止部材114の後方運動を制限し、かつ封止部材112からの係止部材の意図しない分離を防止することを助ける。突起159は、戻り止め挿入開口155の側部、上部または底部から内方に隆起または膨れ得る。突起159は、戻り止め挿入開口155の口に最も近い戻り止め挿入開口の第1の区分155Aと戻り止め挿入開口の末端に最も近い第2の区分155Bとの間に位置付けられる。
【0042】
係止部材114の左右のアーム152の各々の表面154は、前方方向に面する。左右のアームの各々の表面154は、係止部材114が、所定前方係止部材位置を越えるガイド経路部分146のガイド通路内のガイド部材148の前方運動を制限するようにそこに取り付けられるとき、それぞれ、取り付け要素138の左右の後方に面する停止表面156に当接し得る。表面154及び停止表面156は、所定係止部材位置で互いに係合するように形状決めされた相補的凹凸表面であり得る。
【0043】
封止部材112、係止部材114及び蓋本体102の組み立ては、蓋アセンブリ10に関して説明された封止部材22、係止部材24及び蓋部材12の組み立てに実質的に類似である。この第2実施形態において、しかしながら、係止部材114は、係止部材114をアセンブリ要素138の前端部分ではなく後端部分内に挿入することによって封止部材112と組み立てられる。係止部材114の戻り止め153は、上記に説明されたように、封止部材112の戻り止め挿入開口155との間の確実な組み立てのために、封止部材112の戻り止め挿入開口155と係合する。
【0044】
封止部材112、カムレバー110及び蓋本体102の組み立ては、蓋アセンブリ10に関して説明された封止部材22、カムレバー20及び蓋本体12の組み立てに類似である。しかしながら、この第2実施形態において、カムレバー110は、
図24B及び25Bに示されるように、第2のカム軸126を第2の軸挿入開口124を通して、細長い第2の凹部122内に挿入することによって蓋本体102と組み立てられる。加えて、カムレバー110は、軸挿入開口140の後方に面する口部分ではなく、前方に面する口部分を介して係合された第1のカム軸142を介して取り付けられる。
【0045】
一度、蓋アセンブリ100が組み立てられると、カムレバー110の動作は、上記に説明されたように、カムレバー20に類似であり、それぞれ飲み口108を封止及び封止解除する封止位置と封止解除位置との間で前後に封止部材112を動かす。カムレバー110が、レバーアーム132の下面132Lが上部分104の前方上面部分に最も近く、かつ封止部材112が飲み口108を封止している第1の位置にあるとき、係止部材114は、カムレバーを第1の位置に固設する前方位置とカムレバーが自由に回転され得る後方位置との間で動かされ得る。係止部材114が前方位置にあるとき、
図24Dに示されるように、係止部材147の下方に面する表面は、カムレバー110の上方回転または後方回転を防止するように係止受容部158の上方に面する表面に対向する。加えて、戻り止め挿入開口155の突起159の前側部は、
図22Bに示されるように、突起153の後部分と接触するかまたは当接することで、戻り止めを戻り止め挿入開口の第2の区分155B内に保持することを助け、これによって、係止部材114がユーザによる十分な力の適用なしで第1の位置から離れるように動かされることを防止することを助ける。係止部材114が後方位置にあるとき、係止部材147の下方に面する表面は、
図24Bに示されるように、係止受容部158の後方であり、カムレバー110の回転と干渉しない。突起159の後側部は、
図22Aに示されるように、突起153の前部分と接触または当接し得ることで、戻り止め挿入開口の第1の区分155Aを保持することを助け、これによって、係止部材114をユーザによる十分な力の適用なしで第2の位置から離れるように動かされることを防止することを助ける。
【0046】
飲み口108を封止する封止位置と飲み口を封止解除する封止解除位置との間で封止部材112を変遷させる蓋アセンブリ100の動作は、蓋アセンブリ10の動作に類似である。蓋アセンブリ100が封止解除構成にあるとき、封止部材112は、
図23B(
図23Aの切断線23B−23Bに実質的に沿った断面図)及び
図23C(
図23Aの切断線23C−23Cに実質的に沿った断面図)に示されるように、蓋本体102の飲み口108を封止解除する封止解除位置にある。側壁128の一方または両方から内方に突出する突起131は、カムレバーを封止解除位置に保持するためにカムレバーが後方に回転されるとき、カムレバー110の幅広本体部110Aに当接し得る。
【0047】
第2のカム軸126の軸線Dは、細長い第2の凹部122内の第1の位置に位置する。封止部材112が封止解除位置(
図23B及び23C)にある状態でカムレバー110が第2の位置にあるとき、カムレバー110は、第1のカム軸142の軸線Cの前方(つまり、蓋本体112の前方端部により近い)かつ上に位置する。カムレバー110が、カムレバーを第1の位置、かつ封止部材112を封止解除位置から封止位置に変遷させるために蓋本体112の前方端部の方に反時計回り(
図23Bに見られるように蓋アセンブリ100の左側から見たとき)に回転されるとき、第2のカム軸126の軸線Dは、細長い第2の凹部122内で後方(つまり、蓋本体102の後方端部の方)に動く。同時に、軸線Dは、軸線Cの周りに反時計回りに軸線Cの下かつ後方の位置に動く(
図24B及び24C参照)。蓋アセンブリ100が封止構成にあるとき、封止部材112は、
図24B(
図24Aの切断線24B−24Bに実質的に沿った断面図)、24C(
図24Aの切断線24C−24Cに実質的に沿った断面図)及び24Dに示されるように、蓋体102の飲み口108を封止する封止位置にある。第2のカム軸126の軸線Dは、封止部材112が封止位置にあり、かつ第1のカム軸142の軸線Cの後方及び下に位置する状態でカムレバー110が第1の位置にあるとき、第1の長手方向位置の後方にある細長い第2の凹部122内の第2の位置にある。取り付け要素138へのカムレバー110の取り付けは、封止部材下部分112L及び/または封止部材上部分112Uが、蓋アセンブリ100に関して上記に説明されたように、カムレバーを回転させることによって飲み口108を封止する位置と封止解除する位置との間で動くことを可能にする。
【0048】
カムレバー110が封止部材112を封止解除位置において封止位置間で動かすように動作可能であるとき、蓋アセンブリ100は、ユーザが飲み口108を選択的に封止及び封止解除し得る構成にある。使用構成において、蓋アセンブリ100は、細長い第2の凹部122と係合された第2のカム軸126、軸取り付け受容部144と係合された第1のカム軸142、及び蓋本体102に回転自在に取り付けられた封止部材112を用いて組み立てられる。カムレバー110は、蓋アセンブリ100を蓋アセンブリの構成部品がより完全に洗浄され得る洗浄構成に変遷させるように封止部材112から係合解除され得る。
【0049】
洗浄構成において、第1のカム軸142は、軸取り付け受容部144から係合解除され、軸挿入開口140から取り外され、これによって、
図25B(
図25Aの切断線25B−25Bに実質的に沿った断面図)に示されるように、カムレバー110と封止部材112とを係合解除する。
図25Cに示されるようにカムレバー110が封止部材112から係合解除されたことにより、封止部材は、軸線R2を中心とした円形回転経路の周りに反時計回りに回転可能であり、かつ封止部材は、取り付け要素138が飲み口108から引き下げられる下方位置に回転され得る。同時に、第2のカム軸126は、細長い第2の凹部122内に保持され、カムレバー110が第2の凹部の前後方向に前後に動くことを許容する。第2のカム軸126は、細長い第2の凹部122の端部分128に最も近い後方位置から第2の軸挿入開口124に最も近い前方位置に摺動自在に動き得、第1のカム軸142は、軸挿入開口140の外に動かされ得、これによって、封止部材112が軸線R2の周りに自由に回転することを許容する。自由に回転可能であるとき、封止部材112は、下方に回転され得、これによって、蓋アセンブリ100の簡便かつ完全な洗浄を促進するために取り付け要素138を飲み口108から引き下げる。第2のカム軸126は、洗浄のためにカムレバー110を蓋本体102から取り外すために、上方かつ第2の軸挿入開口124を通って摺動し得る。
【0050】
説明された動きは、蓋アセンブリ100を洗浄構成から使用構成に戻すように変遷させるために逆転され得る。
【0051】
加えて、本開示の実施形態は、以下の条項を考慮して説明され得る。
1.飲料容器用の蓋アセンブリであって、
飲み口を有する蓋本体と、
蓋本体に回動可能に取り付けられ、飲み口を封止する封止位置と飲み口を封止解除する封止解除位置との間で回転可能に可動である封止部材と、
蓋本体に回転可能に連結されたカムレバーであって、カムレバーが、第1のカムを有し、かつ第1のカムを回転させるように動作可能であり、第1のカムが、第1のカムから側方に延在し、かつ封止部材に取り外し可能に連結された第1のカム軸を有し、第1のカムの回転が、第1のカム軸に封止部材を封止位置と封止解除位置との間で動かすことを行わせる、カムレバーと、を備える、蓋アセンブリ。
2.カムレバーは、第2のカムをさらに含み、カムレバーの回転が、封止部材を封止位置と封止解除位置との間で動かすように第1のカム及び第2のカムを同時に回転させるように動作可能である、第1項に記載の蓋アセンブリ。
3.カムレバーは、第2のカムから側方に延在し、かつ封止部材に取り外し可能に連結された第2のカム軸をさらに含み、第2のカム軸の回転が、第2のカム軸に封止部材を封止位置と封止解除位置との間で動かすことを行わせる、第1項または第2項に記載の蓋アセンブリ。
4.第1のカム及び第2のカムは、カムレバーの反対側方側部上に側方に離間される、第3項に記載の蓋アセンブリ。
5.蓋本体は、上方突出リップをさらに含み、カムレバーは、カムレバーが封止部材を封止位置に動かしたとき、リップを覆うようにサイズ決め及び形状決めされたカバー部分をさらに含む、第1項〜第4項のいずれか1項に記載の蓋アセンブリ。
6.蓋本体は、上方突出リップをさらに含み、カムレバーは、リップカバー部分をさらに含み、カムレバーが、封止部材が封止位置にある第1の位置と封止部材が封止解除位置にある第2の位置との間で回転可能であり、リップカバー部分が、カムレバーが第1の位置にあるとき、リップを覆う位置にある、第1項〜第5項のいずれか1項に記載の蓋アセンブリ。
7.リップは、飲み口に隣接し、かつ蓋本体の周縁に沿って延在する飲み口リップであり、リップカバー部分は、カムレバーが第1の位置にあるとき、周縁に沿って飲み口リップの少なくとも一部分を覆う、第6項に記載の蓋アセンブリ。
8.蓋本体は、円筒形状を有し、リップは、飲み口に隣接し、かつ蓋本体の周縁に沿って延在する飲み口リップであり、リップカバー部分は、カムレバーが第1の位置にあるとき、周縁に沿った飲み口リップの少なくとも一部分が位置付けられる凹部を有する、第6項に記載の蓋アセンブリ。
9.第1のカム軸が封止部材に連結されたとき、蓋アセンブリは、カムレバーが封止部材を封止位置と封止解除位置との間で動かすように動作可能である使用構成にあり、第1のカム軸が封止部材から連結解除されたとき、封止部材は、封止解除位置から離間され、かつその下にある洗浄位置に回転可能である、第1項〜第8項のいずれか1項に記載の蓋アセンブリ。
10.封止部材は、洗浄位置にあるとき、蓋本体に回動可能に取り付けられたままである、第9項に記載の蓋アセンブリ。
11.蓋本体は、第1のカムの側方外側でこれに隣接し、かつスロットを有する上方突出側壁をさらに含み、カムレバーは、第1のカムから側方に延在する保持部材であって、カムレバーを蓋本体に回転可能に連結し、かつ第1のカムが封止部材を封止位置と封止解除位置との間で動かすように回転されるときに第1のカムの前後運動を許容しつつ第1のカムの上方運動を抑制するように、スロット内に受容された、保持部材をさらに含む、第1項〜第10項のいずれか1項に記載の蓋アセンブリ。
12.スロットは、カムレバーの保持部材がスロット内に挿入され、かつスロットから取り外されることを許容する開口を含み、第1のカム軸が封止部材から連結解除され、かつ保持部材がスロットから取り外されたとき、カム部材は、封止部材及び蓋本体から分離可能である、第11項に記載の蓋アセンブリ。
13.飲料容器用の蓋アセンブリであって、
飲み口を有する蓋本体と、
蓋本体に回動可能に取り付けられ、飲み口を封止する封止位置と飲み口を封止解除する封止解除位置との間で回転可能に可動である封止部材と、
蓋本体に回転可能に連結されたカムレバーであって、カムレバーが、第1のカムを有し、かつ第1のカムを回転させるように動作可能であり、第1のカムが、第1のカムから側方に延在し、かつ封止部材に取り外し可能に連結された第1のカム軸を有し、第1のカムの回転が、第1のカム軸に封止部材を封止位置と封止解除位置との間で動かすことを行わせる、カムレバーと、
封止部材が封止位置にあるとき、カムレバーの回転を防止する係止位置と、封止部材を封止位置と封止解除位置との間で動かすようにカムレバーの回転を許容する係止解除位置との間で可動な係止部材と、を備える、蓋アセンブリ。
14.係止部材は、封止部材が封止位置にあるときのみ、係止位置と係止解除位置との間で可動である、第13項に記載の蓋アセンブリ。
15.係止部材は、係止位置においてカムレバーと接触し、係止解除位置においてカムレバーから離間される、第13項または第14項に記載の蓋アセンブリ。
16.係止部材は、カムレバーの回転を防止する係止位置にあるとき、カムレバーの上方に面する表面と接触する、第13項〜第15項のいずれか1項に記載の蓋アセンブリ。
17.係止部材は、封止部材に取り付けられ、かつ封止部材に対して摺動自在に可動である、第13項〜第16項のいずれか1項に記載の蓋アセンブリ。
18.封止部材は、ガイド経路を含み、係止部材は、ガイド経路内で係止解除位置と係止位置との間で前後に摺動自在に可動である、第17項に記載の蓋アセンブリ。
19.カムレバーは、第2のカムをさらに含み、カムレバーの回転が、封止部材を封止位置と封止解除位置との間で動かすように第1のカム及び第2のカムを同時に回転させるように動作可能である、第13項〜第18項のいずれか1項に記載の蓋アセンブリ。
20.カムレバーは、第2のカムから側方に延在し、かつ封止部材に取り外し可能に連結された第2のカム軸をさらに含み、第2のカム軸の回転が、第2のカム軸に封止部材を封止位置と封止解除位置との間で動かすことを行わせる、第19項に記載の蓋アセンブリ。
21.第1のカム及び第2のカムは、カムレバーの反対側方側部上に側方に離間され、係止部材は、第1のカムと第2のカムとの間に少なくとも部分的に配設される、第19項に記載の蓋アセンブリ。
22.係止部材の下方に面する表面は、カムレバーの回転を制限し、かつ封止部材を封止位置に保持するように、係止位置にあるとき、カムレバーの上方に面する表面に対向する、第13項〜第21項のいずれか1項に記載の蓋アセンブリ。
23.蓋本体は、上方突出リップをさらに含み、カムレバーは、カムレバーが封止部材を封止位置に動かしたとき、リップを覆うようにサイズ決め及び形状決めされたカバー部分をさらに含む、第13項〜第22項のいずれか1項に記載の蓋アセンブリ。
24.蓋本体は、上方突出リップをさらに含み、カムレバーは、リップカバー部分をさらに含み、カムレバーが、封止部材が封止位置にある第1の位置と封止部材が封止解除位置にある第2の位置との間で回転可能であり、リップカバー部分が、カムレバーが第1の位置にあるとき、リップを覆う位置にある、第13項〜第23項のいずれか1項に記載の蓋アセンブリ。
25.リップは、飲み口に隣接し、かつ蓋本体の周縁に沿って延在する飲み口リップであり、リップカバー部分は、カムレバーが第1の位置にあるとき、周縁に沿って飲み口リップの少なくとも一部分を覆う、第24項に記載の蓋アセンブリ。
26.蓋本体は、円筒形状を有し、リップは、飲み口に隣接し、かつ蓋本体の周縁に沿って延在する飲み口リップであり、リップカバー部分は、カムレバーが第1の位置にあるとき、周縁に沿った飲み口リップの少なくとも一部分が位置付けられる凹部を有する、第24項に記載の蓋アセンブリ。
27.第1のカム軸が封止部材に連結されたとき、蓋アセンブリは、カムレバーが封止部材を封止位置と封止解除位置との間で動かすように動作可能である使用構成にあり、第1のカム軸が封止部材から連結解除されたとき、封止部材は、封止解除位置から離間され、かつその下にある洗浄位置に回転可能である、第13項〜第26項のいずれか1項に記載の蓋アセンブリ。
28.封止部材は、洗浄位置にあるとき、蓋本体に回動可能に取り付けられたままである、第27項に記載の蓋アセンブリ。
29.蓋本体は、第1のカムの側方外側でこれに隣接し、かつスロットを有する上方突出側壁をさらに含み、カムレバーは、第1のカムから側方に延在する保持部材であって、カムレバーを蓋本体に回転可能に連結し、かつ第1のカムが封止部材を封止位置と封止解除位置との間で動かすように回転されるときに第1のカムの前後運動を許容しつつ第1のカムの上方運動を抑制するように、スロット内に受容された、保持部材をさらに含む、第13項〜第28項のいずれか1項に記載の蓋アセンブリ。
30.スロットは、カムレバーの保持部材がスロット内に挿入され、かつスロットから取り外されることを許容する開口を含み、第1のカム軸が封止部材から連結解除され、かつ保持部材がスロットから取り外されたとき、カムレバーは、封止部材及び蓋本体から分離可能である、第29項に記載の蓋アセンブリ。
31.飲料容器用の蓋アセンブリであって、
仕切り及び仕切りを通って延在する飲み口を有する蓋本体と、
蓋本体に回動可能に取り付けられ、飲み口を封止する封止位置と飲み口を封止解除する封止解除位置との間で回転可能に可動である封止部材と、
蓋本体に回転可能に連結されたカムレバーであって、カムレバーが、第1のカムを有するカムアームを含み、カムレバーが、第1のカムを回転させるように動作可能であり、第1のカム軸が、第1のカムの第1の側部から側方に延在し、かつ封止部材に取り外し可能に連結され、第2のカム軸が、第1のカムの反対側の第2の側部から側方に延在し、かつ蓋本体に連結され、第1のカムの回転が封止部材を封止位置と封止解除位置との間で動かす、カムレバーと、
第1のカムの回転を防止する係止位置と第1のカムの回転を許容する係止解除位置との間で摺動自在に可動な係止部材と、を備える、蓋アセンブリ。
32.係止部材は、本体部分及び本体部分から外方に突出する係止要素を含み、係止要素が、係止部材が第1のカムの回転を防止するように係止位置にあるとき、カムレバーの上面と係合するように適合された下方に面する表面を有する、第31項に記載の蓋アセンブリ。
33.係止要素は、係止部材の前方側部から延在する、第31項または第32項に記載の蓋アセンブリ。
34.係止部材は、係止部材本体部分及び係止部材本体部分から下方に延在するガイド部材をさらに含み、封止部材は、ガイド部材を摺動自在に受容するガイド経路を含み、ガイド部材が、係止部材が係止位置にあるガイド経路内の第1の位置と、係止部材が係止解除位置にあるガイド経路内の第2の位置との間で動くように適合されている、第31項〜第33項のいずれか1項に記載の蓋アセンブリ。
35.係止部材は、係止部材本体部分から下方に延在する内側部分をさらに含み、ガイド部材は、内側部分から外方に延在する、第34項に記載の蓋アセンブリ。
36.ガイド部材は、係止部材本体部分の反対側の内側部分の端部に配設されている、第35項に記載の蓋アセンブリ。
37.ガイド部材及び内側部分は合わせて、T字形断面を有する、第35項に記載の蓋アセンブリ。
38.封止部材及び係止部材のうちの一方は、戻り止め部分を有し、封止部材及び係止部材のうちの他方は、戻り止め部分を密着して受容するようにサイズ決め及び形状決めされた第1の受容部分を有する、第31項〜第37項のいずれか1項に記載の蓋アセンブリ。
39.第1の受容部分は、係止部材が係止位置及び係止解除位置のうちの一方にあるとき、戻り止め部分を受容する、第38項に記載の蓋アセンブリ。
40.封止部材及び係止部材のうちの他方は、戻り止め部分を密着して受容するようにサイズ決め及び形状決めされた第2の受容部分を有し、第2の受容部分は、第1の受容部分から離間されている、第38項に記載の蓋アセンブリ。
41.封止部材及び係止部材のうちの他方は、第1の受容部分及び第2の受容部分を接続する経路を有し、第1の受容部分は、係止部材が係止位置にあるとき、戻り止め部分を受容し、第2の受容部分は、係止部材が係止解除位置にあるとき、戻り止め部分を受容する、第40項に記載の蓋アセンブリ。
42.係止部材は、係止部材本体部分及び係止部材本体から延在するアーム部分を含み、封止部材は、封止部材に沿って前後方向に延在するガイド経路を含み、ガイド経路は、係止位置と係止解除位置との間の運動に対して係止部材を保持するように適合されている、第32項に記載の蓋アセンブリ。
43.アーム部分は、突起をさらに含み、ガイド経路は、係止部材を係止位置及び係止解除位置のうちの一方に保持するように突起と密着して係合するように適合された第1の受容部分を含む、第42項に記載の蓋アセンブリ。
44.ガイド経路は、第1の受容部分から離間された第2の受容部分をさらに含み、第2の受容部分が係止部材を係止位置及び係止解除位置のうちの他方に保持するように突起と密着して係合するように適合されている、第43項に記載の蓋アセンブリ。
45.ガイド経路は、第1の受容部分と第2の受容部分との間に位置付けられた突出部分をさらに含み、突出部分が、係止部材を係止位置または係止解除位置に保持するように突起に当接するように適合されている、第44項に記載の蓋アセンブリ。
46.係止部材本体のアーム部分は、第1の平坦部分を含み、封止部材のガイド経路は、第2の平坦部分を含み、第1の平坦部分は、アーム部分がガイド経路と係合されそこからの取り外しを防止するとき、第2の平坦部分に対向する、第42項に記載の蓋アセンブリ。
【0052】
上記に説明された実施形態の様々な特徴は、本明細書に説明された蓋アセンブリの範囲から逸脱することなく、他の実施形態の特徴と組み合わせられ得る。本発明の特定実施形態が示され説明されてきたが、当業者にとって、本明細書の教示に基づいて、変更及び修正が本明細書及びその幅広い態様から逸脱することなくなされ得、このため、添付の請求項が、このような全ての変更及び修正を本発明の本来の概念及び範囲内であるとしてその範囲内に包含されることが明白であろう。さらに、本発明は、添付の請求項によってのみ定義されることが理解されるべきである。一般に、本明細書、特に、添付の請求項において使用される用語が、概して、「オープン」タームとして意図されることが当業者によって理解されるであろう(例えば、用語「含んでいる(including)」は、「含んでいるが、限定されるものではない」として解釈されるべきであり、用語「有している(having)」は、「少なくとも有する」として解釈されるべきであり、用語「含む(include)」は、「含むが、限定されるものではない」として解釈されるべきである等)。
【0053】
特定番号の提示された請求項の記載が意図される場合、このような意図は、請求項内に明示的に記載され、このような記載がないことは、このような意図が存在しないことが、当業者によってさらに理解されるであろう。例えば、理解の補助として、以下の添付の請求項は、請求項の記載を提示するために導入句「少なくとも1つ」及び「1つ以上」の使用を含有し得る。しかしながら、このような語句の使用は、同一請求項が導入句「1つ以上」または「少なくとも1つ」及び「a」または「an」等の不定冠詞を含むときでさえ、不定冠詞「a」または「an」による請求項の記載の提示が、このように提示された請求項の記載を含有する任意の特定請求項が1つのみのこのような記載を含有する発明に限定されることを意味するように解釈されるべきではなく、これは、請求項の記載を提示するために使用される定冠詞の使用に対しても同じである。加えて、特定番号の提示された請求項の記載が、明示的に記載されている場合でさえ、当業者は、このような記載が少なくとも記載された番号を意味するように一般的に解釈されるべきであることを理解するであろう(例えば、他の修飾語がない「2つの記載」のそれだけの記載は、少なくとも2つの記載、つまり2つ以上の記載を一般的に意味する)。したがって、本発明は、添付の請求項による場合を除いて限定されない。