特許第6742427号(P6742427)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 佛山市▲順▼▲徳▼区美的▲電▼▲熱▼▲電▼器制造有限公司の特許一覧

<>
  • 特許6742427-スプリット型炊飯器 図000002
  • 特許6742427-スプリット型炊飯器 図000003
  • 特許6742427-スプリット型炊飯器 図000004
  • 特許6742427-スプリット型炊飯器 図000005
  • 特許6742427-スプリット型炊飯器 図000006
  • 特許6742427-スプリット型炊飯器 図000007
  • 特許6742427-スプリット型炊飯器 図000008
  • 特許6742427-スプリット型炊飯器 図000009
  • 特許6742427-スプリット型炊飯器 図000010
  • 特許6742427-スプリット型炊飯器 図000011
  • 特許6742427-スプリット型炊飯器 図000012
  • 特許6742427-スプリット型炊飯器 図000013
  • 特許6742427-スプリット型炊飯器 図000014
  • 特許6742427-スプリット型炊飯器 図000015
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6742427
(24)【登録日】2020年7月30日
(45)【発行日】2020年8月19日
(54)【発明の名称】スプリット型炊飯器
(51)【国際特許分類】
   A47J 27/00 20060101AFI20200806BHJP
   G01G 23/02 20060101ALI20200806BHJP
   G01G 19/52 20060101ALI20200806BHJP
   G01G 3/12 20060101ALI20200806BHJP
【FI】
   A47J27/00 103Z
   G01G23/02 A
   G01G19/52 Z
   G01G3/12
【請求項の数】9
【全頁数】21
(21)【出願番号】特願2018-544309(P2018-544309)
(86)(22)【出願日】2017年12月19日
(65)【公表番号】特表2019-518482(P2019-518482A)
(43)【公表日】2019年7月4日
(86)【国際出願番号】CN2017117263
(87)【国際公開番号】WO2018176931
(87)【国際公開日】20181004
【審査請求日】2018年8月22日
(31)【優先権主張番号】201720340935.3
(32)【優先日】2017年3月31日
(33)【優先権主張国】CN
(31)【優先権主張番号】201720340885.9
(32)【優先日】2017年3月31日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】515117198
【氏名又は名称】佛山市▲順▼▲徳▼区美的▲電▼▲熱▼▲電▼器制造有限公司
【氏名又は名称原語表記】FOSHAN SHUNDE MIDEA ELECTRICAL HEATING APPLIANCES MANUFACTURING CO., LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100112656
【弁理士】
【氏名又は名称】宮田 英毅
(74)【代理人】
【識別番号】100089118
【弁理士】
【氏名又は名称】酒井 宏明
(72)【発明者】
【氏名】羅志曉
(72)【発明者】
【氏名】朱傳斌
(72)【発明者】
【氏名】陳顯懷
(72)【発明者】
【氏名】付正庭
(72)【発明者】
【氏名】朱林博
(72)【発明者】
【氏名】袁偉
(72)【発明者】
【氏名】陳偉
(72)【発明者】
【氏名】呉育權
【審査官】 大谷 光司
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2016/056245(WO,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2014/0008133(US,A1)
【文献】 特開2014−036760(JP,A)
【文献】 特開2010−104669(JP,A)
【文献】 特開2015−221173(JP,A)
【文献】 特開2005−000489(JP,A)
【文献】 中国特許出願公開第105953891(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47J27/00
G01G3/12
G01G19/52
G01G23/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ベースと、炊飯器本体と、計量装置と、押圧蓋とを含むスプリット型炊飯器であって、
前記ベースの底部に計量装置取付溝が設けられ、
前記炊飯器本体は、前記ベースに載置され、前記ベースに対して分離可能であり、
前記計量装置は、前記計量装置取付溝内に設けられ、前記計量装置は、計量センサと前記計量センサに接続される支持脚とを含み、前記計量センサは、前記計量装置取付溝内に固定され、且つ本体部と前記本体部に設けられるカンチレバー計量部とを含み、
前記押圧蓋は、前記ベースの底部に設けられ、前記計量装置取付溝を遮蔽し、前記支持脚は、前記押圧蓋を下へ貫通しており、
前記計量装置取付溝内には、位置制限板が設けられ、前記カンチレバー計量部は、前記位置制限板の下方に位置し、前記カンチレバー計量部が前記本体部に対して上へ湾曲して変形した後、前記位置制限板は、前記本体部にかかる量重量が前記計量センサの許容範囲を超えた場合に前記カンチレバー計量部に当接されて前記カンチレバー計量部の位置を制限し、または、前記支持脚には、位置制限部が設けられ、前記位置制限部は、前記本体部の下方に位置し、前記位置制限部は、前記本体部にかかる量重量が前記計量センサの許容範囲を超えた場合に前記支持脚と共に前記本体部に対して上へ運動して前記本体部の底面に当接される、
ことを特徴とするスプリット型炊飯器。
【請求項2】
前記計量装置取付溝内には、支持板と係合立板とが設けられ、前記計量センサは、前記係合立板と前記支持板との間に挟まれて設けられる、
ことを特徴とする請求項1に記載のスプリット型炊飯器。
【請求項3】
前記支持板は、第1の支持板と、第2の支持板と、第3の支持板と、第4の支持板と、を含み、前記第1の支持板、前記第2の支持板、前記第3の支持板及び前記第4の支持板は、それぞれ前記計量装置取付溝の第1の側壁、第2の側壁、第3の側壁及び第4の側壁に設けられ、前記第1の側壁、前記第2の側壁、前記第3の側壁及び前記第4の側壁は順次接続される、
ことを特徴とする請求項2に記載のスプリット型炊飯器。
【請求項4】
前記本体部は、環状の枠体であり、前記カンチレバー計量部は、前記本体部内に設けられ、
前記カンチレバー計量部は、第1のカンチレバーと、第2のカンチレバーと、を含み、前記第1のカンチレバーは、前記本体部に固定され、前記第2のカンチレバーは、前記第1のカンチレバーに固定され、前記第2のカンチレバーは、さらに、前記支持脚にも固定されており、前記第1のカンチレバーは、T状であり、横方向セクションと縦方向セクションとを含み、前記縦方向セクションは、前記本体部に接続され、前記横方向セクションの両端に、それぞれ前記第2のカンチレバーが設けられることで、前記第2のカンチレバーは、それぞれ前記第1のカンチレバーの両側に位置することとなる、
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のスプリット型炊飯器。
【請求項5】
前記本体部は、順次接続される第1のフレームバーと、第2のフレームバーと、第3のフレームバーと、第4のフレームバーと、を含み、前記第1のフレームバーは、横方向セクションに隣接され、前記第1のフレームバー、前記第2のフレームバー、前記第3のフレームバー及び前記第4のフレームバーは、それぞれ前記第1の支持板、前記第2の支持板、前記第3の支持板及び前記第4の支持板に当接され、
前記第1の支持板は、反転された3段の段差構造であり、
前記第3の支持板は、反転された2段の段差構造であり、
前記第1のフレームバーは、前記第1の支持板の第2段の段差の底面に当接され、前記横方向セクションは、前記第1の支持板の第1段の段差の底面の下方に浮いており、前記第1の支持板の第1段の段差によって前記位置制限板が構成され、前記第3のフレームバーは、前記第3の支持板の第1段の段差の底面に当接され、
前記カンチレバー計量部と前記位置制限板との間の距離をL1とし、前記本体部に対する前記カンチレバー計量部の変形変位は、計量される重量に関連づけられ、前記計量センサが最大計量レンジに達した場合の前記カンチレバー計量部の変形変位をSとし、L1≦Sであり、
前記位置制限部と本体部との間の距離をL2とし、前記本体部に対する前記カンチレバー計量部の変形変位は、計量される重量に関連づけられ、前記計量センサが最大計量レンジに達した場合の前記カンチレバー計量部の変形変位をSとし、L2≦Sである、
ことを特徴とする請求項3に記載のスプリット型炊飯器。
【請求項6】
前記支持脚は、支持脚本体と、前記支持脚本体に設けられる支持ブロックとを含み、前記支持ブロックは、前記第2のカンチレバーに固定され、
前記第1のカンチレバーと前記第2のカンチレバーとの下面が、同一面にあり、いずれも前記支持ブロックの上面に密着され、
前記第2のカンチレバーには、取付穴が設けられ、
前記計量装置は、計量装置ねじ締結部材をさらに含み、前記計量装置ねじ締結部材は、上から下へ前記取付穴を貫通して前記支持ブロックとねじ締結され、
二つの前記第2のカンチレバーの離反する外側面間の距離が、前記支持ブロックの横方向の長さ以上であり、
前記位置制限部は、前記支持ブロックの横方向の両端の端面に設けられ、
前記本体部と前記第2のカンチレバーとの間には、くり抜き溝が区画され、前記位置制限部の外側面は、前記くり抜き溝の外縁の外側に位置する、
ことを特徴とする請求項に記載のスプリット型炊飯器。
【請求項7】
前記第1のカンチレバーの両側にある前記第2のカンチレバーは、対称的に設けられ、前記第1のカンチレバーと前記第2のカンチレバーとは、間隔を置いて平行に設けられる、
ことを特徴とする請求項に記載のスプリット型炊飯器。
【請求項8】
前記押圧蓋と前記支持脚とは、一体形成され、前記支持脚は、前記カンチレバー計量部の底面に支持され、前記支持脚は、前記押圧蓋に伴って変形し、前記カンチレバー計量部を上へ押圧し、または、
前記押圧蓋には、前記支持脚を下へ貫通させる押圧蓋回避穴が設けられる、
ことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のスプリット型炊飯器。
【請求項9】
前記計量センサには、取付穴が設けられ、前記支持脚の上面には、固定ポストが固定され、前記固定ポストは、前記取付穴を貫通して設けられ、前記固定ポストの上端には、直径拡大部が形成され、前記直径拡大部の径方向寸法が、前記取付穴の径方向寸法より大きく、前記計量センサは、前記直径拡大部と前記支持脚との間に挟まれて固定される、
ことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のスプリット型炊飯器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、家電製品技術分野に関し、特に、スプリット型炊飯器に関する。
【背景技術】
【0002】
関連技術において、小型家電は、すでに人々の生活の中に普及してきており、一つの家庭は、ほぼ、炊飯器、電磁調理器などの家電を所有している。しかし、製品の多様化に伴い、自宅のキッチンに置ける製品は、益々多くなってきている。自宅の家電製品をできるだけ減らし、キッチンスペースの占有を減少させるために、炊飯器と電磁調理器とをスプリット型炊飯器に統合することができる。従来のスプリット型炊飯器には、簡易な計量装置しか設けられず、炊飯器本体内に置かれる食物が比較的多い場合に、計量装置の最大計量レンジをオーバーするため、計量モジュールが損壊され、計量機能が効かなくなる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、従来技術における少なくとも一つの上記技術的課題をある程度解決することを目的とする。そのため、本発明は、計量センサの過負荷保護を行うことのできるスプリット型炊飯器を提供することを一つの目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の実施例に係るスプリット型炊飯器は、ベースと、炊飯器本体と、計量装置と、押圧蓋とを含み、前記ベースの底部に計量装置取付溝が設けられ、前記計量装置取付溝内に位置制限板が設けられ、前記炊飯器本体は、前記ベースに載置され、前記ベースに対して分離可能であり、前記計量装置は、前記計量装置取付溝内に設けられ、前記計量装置は、計量センサと前記計量センサに接続される支持脚とを含み、前記計量センサは、前記計量装置取付溝内に固定され、且つ本体部とカンチレバー計量部とを含み、前記カンチレバー計量部は、前記本体部に設けられ、前記カンチレバー計量部は、前記位置制限板の下方に位置し、前記カンチレバー計量部が前記本体部に対して上へ湾曲して変形した後、前記位置制限板は、前記本体部にかかる量重量が前記計量センサの許容範囲を超えた場合に前記カンチレバー計量部に当接されて前記カンチレバー計量部の位置を制限し、前記押圧蓋は、前記ベースの底部に設けられ、前記計量装置取付溝を遮蔽し、前記押圧蓋には、前記支持脚を下へ貫通させる押圧蓋回避穴が設けられる。
【0005】
本発明の実施例に係るスプリット型炊飯器は、計量センサの過負荷保護を行い、計量センサの使用寿命を長くすることができる。
【0006】
なお、本発明の上記実施例に係るスプリット型炊飯器は、以下のような付加的な技術的特徴をさらに有してもよい。
【0007】
本発明の一部の実施例によれば、前記計量装置取付溝内には、支持板と係合立板とが設けられ、前記計量センサは、前記係合立板と前記支持板との間に挟まれて設けられる。
【0008】
本発明の一部の実施例によれば、前記支持板は、第1の支持板と、第2の支持板と、第3の支持板と、第4の支持板と、を含み、前記第1の支持板、前記第2の支持板、前記第3の支持板及び前記第4の支持板は、それぞれ前記計量装置取付溝の第1の側壁、第2の側壁、第3の側壁及び第4の側壁に設けられ、前記第1の側壁、前記第2の側壁、前記第3の側壁及び前記第4の側壁は順次接続される。
【0009】
本発明の一部の実施例によれば、前記本体部は、環状の枠体であり、前記カンチレバー計量部は、前記本体部内に設けられる。
【0010】
本発明の一部の実施例によれば、前記カンチレバー計量部は、第1のカンチレバーと、第2のカンチレバーと、を含み、前記第1のカンチレバーは、T状であり、横方向セクションと縦方向セクションとを含み、前記縦方向セクションは、前記本体部に接続され、前記横方向セクションの両端には、それぞれ前記第2のカンチレバーが設けられる。
【0011】
本発明の一部の実施例によれば、前記本体部は、順次接続される第1のフレームバーと、第2のフレームバーと、第3のフレームバーと、第4のフレームバーと、を含み、前記第1のフレームバーは、前記横方向セクションに隣接され、前記第1のフレームバー、前記第2のフレームバー、前記第3のフレームバー及び前記第4のフレームバーは、それぞれ前記第1の支持板、前記第2の支持板、前記第3の支持板及び前記第4の支持板に当接される。
【0012】
本発明の一部の実施例によれば、前記第1の支持板は、反転された3段の段差構造であり、前記第3の支持板は、反転された2段の段差構造であり、前記第1のフレームバーは、前記第1の支持板の第2段の段差の底面に当接され、前記横方向セクションは、前記第1の支持板の第1段の段差の底面の下方に浮いており、前記第1の支持板の第1段の段差によって前記位置制限板が構成され、前記第3のフレームバーは、前記第3の支持板の第1段の段差の底面に当接される。
【0013】
本発明の一部の実施例によれば、前記第1の支持板の第2段の段差の底面と、前記第3の支持板の第1段の段差の底面とが、同一面にある。
【0014】
本発明の一部の実施例によれば、前記第1の支持板における第3段の段差及び前記第3の支持板における第2段の段差は、それぞれ前記第1のフレームバー及び前記第3のフレームバーに対して挟持して当接され、前記縦方向セクションに平行な方向において前記本体部の位置を制限する。
【0015】
本発明の一部の実施例によれば、前記第1の支持板の第3段の段差の底面と、前記第3の支持板の第2段の段差の底面とが、いずれもガイド斜面として構成される。
【0016】
本発明の一部の実施例によれば、前記第2の支持板及び前記第4の支持板は、それぞれ同一側の前記第2のカンチレバーの外側に位置して前記第2のカンチレバーを回避する。
【0017】
本発明の一部の実施例によれば、前記第2の支持板及び前記第4の支持板のそれぞれには、いずれも位置制限突起が設けられ、前記第2の支持板と前記第4の支持板とにおける位置制限突起は、それぞれ前記第2のフレームバー及び前記第4のフレームバーに対して挟持して当接され、前記横方向セクションに平行な方向において前記本体部の位置を制限する。
【0018】
本発明の一部の実施例によれば、前記第2の支持板及び前記第4の支持板のそれぞれは、いずれも離間する二つのセクションに分割され、当該二つのセクションの間には、一つの前記係合立板が設けられる。
【0019】
本発明の一部の実施例によれば、前記ベースの底部には、係合溝がさらに設けられ、前記押圧蓋には、予備取付係合スナップがさらに設けられ、前記予備取付係合スナップは、前記係合溝内に係合される。
【0020】
本発明の一部の実施例によれば、前記押圧蓋は、さらに、押圧蓋ねじアセンブリにより前記ベースの底部に締結される。
【0021】
本発明の一部の実施例によれば、前記カンチレバー計量部と前記位置制限板との間の距離をLとし、前記本体部に対する前記カンチレバー計量部の変形変位は、計量される重量に関連づけられ、前記計量センサが最大計量レンジに達した場合の前記カンチレバー計量部の変形変位をSとし、L≦Sである。
【0022】
本発明の一部の実施例によれば、前記押圧蓋と前記支持脚とが一体形成され、前記支持脚は、前記カンチレバー計量部の底面に支持され、前記支持脚は、前記押圧蓋に伴って変形し、前記カンチレバー計量部を上へ押圧することができる。
【0023】
本発明の一部の実施例によれば、前記計量センサには、取付穴が設けられ、前記支持脚の上面には、固定ポストが固定され、前記固定ポストは、前記取付穴を貫通して設けられ、前記固定ポストの上端には、直径拡大部が形成され、前記直径拡大部の径方向寸法が、前記取付穴の径方向寸法より大きく、前記計量センサは、前記直径拡大部と前記支持脚との間に挟まれて固定される。
【0024】
本発明の別の側面の実施例に係る計量装置は、計量センサと、支持脚と、位置制限部とを含み、前記計量センサは、本体部と前記本体部に設けられるカンチレバー計量部とを含み、前記支持脚は、前記カンチレバー計量部の底面に支持され、前記カンチレバー計量部に固定され、前記位置制限部は、前記支持脚に設けられ、前記本体部の下方に位置し、前記位置制限部は、前記支持脚とともに、前記本体部に対して上へ運動して前記本体部の底面に当接される。
【0025】
本発明の実施例に係る計量装置は、過負荷によって計量センサが効かないことを防止し、計量センサの使用寿命を長くすることができる。
【0026】
一部の実施例において、前記位置制限部と本体部との間の距離をLとし、前記本体部に対する前記カンチレバー計量部の変形変位は、計量される重量に関連づけられ、前記計量センサが最大計量レンジに達した場合の前記カンチレバー計量部の変形変位をSとし、L≦Sである。
【0027】
一部の実施例において、前記本体部は、環状の枠体であり、前記カンチレバー計量部は、前記本体部内に設けられる。
【0028】
一部の実施例において、前記カンチレバー計量部は、第1のカンチレバーと、第2のカンチレバーと、を含み、前記第1のカンチレバーは、前記本体部に固定され、前記第2のカンチレバーは、前記第1のカンチレバーに固定され、前記第2のカンチレバーは、さらに、前記支持脚にも固定される。
【0029】
一部の実施例において、前記第2のカンチレバーは、それぞれ前記第1のカンチレバーの両側に位置する。
【0030】
一部の実施例において、前記第1のカンチレバーは、T状であり、横方向セクションと縦方向セクションとを含み、前記横方向セクションの両端には、それぞれ前記第2のカンチレバーが設けられる。
【0031】
一部の実施例において、前記支持脚は、支持脚本体と、前記支持脚本体に設けられる支持ブロックとを含み、前記支持ブロックは、前記第2のカンチレバーに固定される。
【0032】
一部の実施例において、前記第1のカンチレバーと前記第2のカンチレバーとの下面が、同一面にあり、いずれも前記支持ブロックの上面に密着される。
【0033】
一部の実施例において、前記第2のカンチレバーには、取付穴が設けられ、前記計量装置は、計量装置ねじ締結部材をさらに含み、前記計量装置ねじ締結部材は、上から下へ前記取付穴を貫通して前記支持ブロックとねじ締結される。
【0034】
一部の実施例において、二つの前記第2のカンチレバーの離反する外側面の距離が、前記支持ブロックの横方向の長さ以上である。
【0035】
一部の実施例において、前記位置制限部は、前記支持ブロックの横方向の両端の端面に設けられる。
【0036】
一部の実施例において、前記本体部と前記第2のカンチレバーとの間には、くり抜き溝が区画され、前記位置制限部の外側面は、前記くり抜き溝の外縁の外側に位置する。
【0037】
一部の実施例において、前記第1のカンチレバーの両側にある前記第2のカンチレバーは、対称的に設けられ、前記第1のカンチレバーと前記第2のカンチレバーとは、間隔を置いて平行に設けられる。
【0038】
本発明の第2側面の実施例に係るスプリット型炊飯器は、前記計量装置を含む。
【0039】
一部の実施例において、前記スプリット型炊飯器は、ベースと、炊飯器本体と、押圧蓋と、をさらに含み、前記ベースの底部に計量装置取付溝が設けられ、前記計量センサは、前記計量装置取付溝内に固定され、前記炊飯器本体は、前記ベースに載置され、前記ベースに対して分離可能であり、前記押圧蓋は、前記ベースの底部に設けられ、前記計量装置取付溝を遮蔽し、前記押圧蓋と前記支持脚とは、一体形成され、前記支持脚は、前記カンチレバー計量部の底面に支持され、前記支持脚は、前記押圧蓋に伴って変形し、前記カンチレバー計量部を上へ押圧することができ、または、前記押圧蓋には、前記支持脚を下へ貫通させる押圧蓋回避穴が設けられる。
【0040】
一部の実施例において、前記計量センサには、取付穴が設けられ、前記支持脚の上面には、固定ポストが固定され、前記固定ポストは、前記取付穴を貫通して設けられ、前記固定ポストの上端には、直径拡大部が形成され、前記直径拡大部の径方向寸法が、前記取付穴の径方向寸法より大きく、前記計量センサは、前記直径拡大部と前記支持脚との間に挟まれて固定される。
【0041】
本発明の付加的な特徴及び利点は、一部が以下の説明において示され、一部が以下の説明により明らかになり、又は本発明の実践により理解される。
【図面の簡単な説明】
【0042】
図1】本発明の一側面の実施例に係るスプリット型炊飯器概略図である。
図2図1の部分拡大概略図である。
図3】本発明の実施例に係るスプリット型炊飯器の底面概略図(押圧蓋の一部が取り外されている)である。
図4図3の部分拡大概略図である。
図5】本発明の実施例に係るスプリット型炊飯器の断面概略図である。
図6】本発明の他の一実施例に係るスプリット型炊飯器の押圧蓋及び支持脚の概略図である。
図7】本発明の実施例に係る計量センサと支持脚との組み立て概略図である。
図8】本発明の実施例に係る計量装置の分解概略図である。
図9】本発明の実施例に係る計量装置の断面概略図である。
図10】本発明の実施例に係る計量装置の別の概略図である。
図11】本発明の第2側面の実施例に係るスプリット型炊飯器の部分概略図である。
図12図11におけるA領域の部分拡大概略図である。
図13】本発明の実施例に係るスプリット型炊飯器の部分分解概略図である。
図14】本発明の実施例に係るスプリット型炊飯器の押圧蓋及び支持脚の概略図である。
【符号の説明】
【0043】
1000 スプリット型炊飯器
100 ベース
120 計量装置取付溝
121 第1の側壁
122 第2の側壁
123 第3の側壁
124 第4の側壁
131 第1の支持板
132 第2の支持板
133 第3の支持板
134 第4の支持板
140 係合立板
160 位置制限板
200 炊飯器本体
210 底板
214 底板貫通孔
220 炊飯器ボディー
230 内釜断熱部材
234 底壁突起
500 計量装置
510 計量センサ
511 本体部
512 カンチレバー計量部
5121 第1のカンチレバー
5121a 横方向セクション
5121b 縦方向セクション
5122 第2のカンチレバー
5122a 取付穴
513 くり抜き溝
520 支持脚
521 支持脚本体
522 支持ブロック
524 位置制限部
523 固定ポスト
5231 直径拡大部
530 計量装置ねじ締結部材
600 押圧蓋
601 押圧蓋回避穴
603 弱化溝
【発明を実施するための形態】
【0044】
以下、本発明の実施例を詳細に説明する。前記実施例における例が図面に示され、同一又は類似する符号は、常に同一又は類似する部品、或いは、同一又は類似する機能を有する部品を表す。以下に、図面を参照しながら説明される実施例は例示的なものであり、本発明を解釈することを旨とし、本発明を限定するものと理解してはいけない。
【0045】
以下に、図1図7を参照して、本発明の一側面の実施例に係るスプリット型炊飯器1000について詳しく説明する。
【0046】
図1に示すように、本発明の実施例に係るスプリット型炊飯器1000は、ベース100と、炊飯器本体と、計量装置200と、押圧蓋600とを含む。ベース100の底部には、計量装置取付溝120が設けられ、計量装置取付溝120内には、位置制限板160が設けられ(図5参照)、炊飯器本体は、ベース100に載置され、ベース100に対して分離可能であり、計量装置500は、計量装置取付溝120内に設けられる。
【0047】
計量装置500は、計量センサ510と、計量センサ510に接続される支持脚520と、を含み、計量センサ510は、計量装置取付溝120内に固定され、本体部511とカンチレバー計量部512とを含み、カンチレバー計量部512は、本体部511に設けられ、カンチレバー計量部512は、位置制限板160の下方に位置する。押圧蓋600は、ベース100の底部に設けられ、計量装置取付溝120を遮蔽し、押圧蓋600には、支持脚520を下へ貫通させる押圧蓋回避穴601が設けられる。カンチレバー計量部512が前記本体部511に対して、上へ湾曲して変形した後、位置制限板160は、カンチレバー計量部512に当接されてカンチレバー計量部512の位置を制限する。
【0048】
本発明の実施例に係るスプリット型炊飯器によれば、計量装置取付溝120内に位置制限板160が設けられることにより、炊飯器本体の重量がオーバーした場合に、位置制限板160によってカンチレバー計量部512の位置が制限されて、カンチレバー計量部512が本体部511に対して引き続き相対的に変形することが阻止される。これにより、計量センサ510の過負荷保護が行われて、計量機能の正常使用が確保される。
【0049】
なお、本体部511にかかる計量重量が計量センサ510の許容範囲を超えた場合のみ、位置制限板160は、本体部511の底面に当接されるようになる。計量センサ510が正常作動する場合に、位置制限板160は、本体部511に向かって運動して、バランスの取れるある位置に留まる。このとき、位置制限板160と本体部511の底面とは、一定距離の間隔をあけている。このようにすることで、計量センサ510の正常使用に影響を与えない前提で、その過負荷による効果の喪失が防止される。
【0050】
本発明の一実施例に係るスプリット型炊飯器によれば、計量装置取付溝120内には、支持板と係合立板140とが設けられ、計量センサ510は、係合立板140と支持板との間に挟まれて設けられる。これにより、計量装置取付溝120内に設けられる支持板と係合立板140とが協力することによって計量センサ510が固定されるようになり、構造が簡単かつコンパクトであるだけではなく、分解及び組み立ても容易である。
【0051】
ここで、係合立板140は、鉛直方向に計量センサ510を固定することができ、係合立板140と支持板とは、協力して水平方向に計量センサ510の位置を制限して計量センサ510の回動を防止することができる。
【0052】
本発明の一部の実施例によれば、支持板は、第1の支持板131と、第2の支持板132と、第3の支持板133と、第4の支持板134と、を含み、第1の支持板131、第2の支持板132、第3の支持板133及び第4の支持板134は、それぞれ計量装置取付溝120の第1の側壁121、第2の側壁122、第3の側壁123及び第4の側壁124に設けられ、第1の側壁121、第2の側壁122、第3の側壁123及び第4の側壁124が順次接続される。
【0053】
具体的には、計量装置取付溝120は、略方形の溝であり、計量装置取付溝120の第1の側壁121と第3の側壁123とが対向し、第2の側壁122と第4の側壁124とが対向し、第1〜第4の側壁124には、それぞれ第1〜第4の支持板134が設けられ、計量センサ510の上面が、第1の支持板131〜第4の支持板134の下面に対向し、計量センサ510の下面が係合立板140の係合フックに当接される。これにより、計量センサ510の鉛直方向での位置制限が実現される。第1の支持板131〜第4の支持板134の側面は、それぞれ計量センサ510の外縁に当接されて計量センサ510の水平方向での位置を制限する。
【0054】
これにより、第1〜第4の支持板134によって計量センサ510の水平位置制限が実現され、計量センサ510の水平回動が効果的に防止され、計量センサ510の計量装置取付溝120内への固定の安定性及び信頼性が向上する。
【0055】
本発明の一部の実施例によれば、計量センサ510は、本体部511と、カンチレバー計量部512と、を含み、本体部511は、環状の枠体であり、カンチレバー計量部512は、本体部511内に設けられる。具体的には、図2に示すように、カンチレバー計量部512は、本体部511の内縁の一部に接続され、支持脚520は、カンチレバー支持部に固定接続され、本体部511は、計量装置取付溝120に固定接続される。
【0056】
このようにすることで、ベース100の支持脚520が床に載置された後、炊飯器本体がベース100に載置され、本体部511に作用する重量が増加するため(炊飯器本体の重量が増加する)、本体部511は、重量増加の作用で下へ運動し、それに伴いカンチレバー計量部512が弾性変形し、計量センサ510は、弾性変形量に基づいて対応する計量信号を発し、これにより、炊飯器本体の重量計量が実現される。
【0057】
本発明の一部の実施例によれば、カンチレバー計量部512は、第1のカンチレバー5121と、第2のカンチレバー5122と、を含み、第1のカンチレバー5121は、T状であり、横方向セクション5121aと縦方向セクション5121bとを含み、縦方向セクション5121bは、本体部511に接続され、横方向セクション5121aの両端には、それぞれ第2のカンチレバー5122が設けられる。具体的には、図2に示すものを参照し、縦方向セクション5121bは、一端が本体部511に接続され、他端が横方向セクション5121aの中央部に接続され、横方向セクション5121aの両端は、それぞれ二つの第2のカンチレバー5122に接続され、第2のカンチレバー5122には、支持脚520に固定接続するための取付穴が設けられ、ねじ530は、第2のカンチレバー5122と支持脚520とを貫通して、支持脚520をカンチレバー計量部512に固定する。
【0058】
これにより、炊飯器本体がベース100に載置された後、本体部511は、炊飯器本体の重力作用で下へ運動し、縦方向セクション5121bがそれに伴い運動し、横方向セクション5121a及び第2のカンチレバー5122に対して変形する。カンチレバー計量部512は、上記構造を採用することにより、さらに容易に弾性変形することができ、重量感知の感度が高いうえに、カンチレバー計量部512の変形分布がさらに均一で、検出結果がさらに正確である。
【0059】
一部の実施例において、本体部511は、順次接続される第1のフレームバー5111と、第2のフレームバー5112と、第3のフレームバー5113と、第4のフレームバー5114と、を含み、第1のフレームバー5111は、横方向セクション5121aに隣接され、第1のフレームバー5111、第2のフレームバー5112、第3のフレームバー5113及び第4のフレームバー5114は、それぞれ第1の支持板131、第2の支持板132、第3の支持板133及び第4の支持板134に当接される。
【0060】
図2に示す具体的な実施例において、第1のフレームバー5111は、第3のフレームバー5113に対向し、第2のフレームバー5112は、第4のフレームバー5114に対向し、第1のフレームバー5111の内縁は、カンチレバー計量部512の横方向セクション5121aに隣接され、第3のフレームバー5113の内縁は、カンチレバー計量部512の縦方向セクション5121bに接続され、第2のフレームバー5112の内縁は、一方の第2のカンチレバー5122に隣接され、第4のフレームバー5114の内縁は、他方の第2のカンチレバー5122に隣接される。
【0061】
これにより、カンチレバー計量部512の構造がさらにコンパクトになり、計量センサ510の体積が小さくなり、計量装置取付溝120の取り付け空間が節約され、スプリット型炊飯器の構造がさらにコンパクトになる。
【0062】
本発明の一部の実施例によれば、第1の支持板131は、反転された3段の段差構造であり、第3の支持板133は、反転された2段の段差構造である。第1のフレームバー5111は、第1の支持板131の第2段の段差の底面に当接され、横方向セクション5121aは、第1の支持板131の第1段の段差1311の底面の下方に浮いており、第1の支持板131の第1段の段差1311によって位置制限板160が構成され、第3のフレームバー5113は、第3の支持板133の第1段の段差1331の底面に当接される。
【0063】
具体的には、図2に示すものを参照し、第1の支持板131の第3段の段差1313は、計量装置取付溝120の第1の側壁121に接続され、第3段の段差1313、第2段の段差1312及び第1段の段差1311は、外から内へ順次配置され、第1段の段差1311の下方及び第2段の段差1312の内側には、回避空間が形成される。第3の支持板133の第2段の段差1332は、計量装置取付溝120の第3の側壁123に接続され、第2段の段差1332及び第1段の段差1331は、外から内へ順次配置される。
【0064】
これにより、計量センサ510の本体部511の第1のフレームバー5111の上面は、第1の支持板131の第2段の段差1312に当接され、本体部511の第3のフレームバー5113の上面は、第3の支持板133の第1段の段差1331に当接されるとともに、本体部511の第2のフレームバー5112及び第4のフレームバー5114の上面は、それぞれ係合立板140に当接されて、計量センサ510の鉛直方向の位置制限を協力して実現する。
【0065】
本発明の一部の実施例によれば、第1の支持板131の第2段の段差1312の底面と、第3の支持板133の第1段の段差1331の底面とは、同一面にある。このようにすることで、計量センサ510の本体部511が、各支持板に取り付けられた後、水平状態にあるため、受力がさらに均衡になり、しかも計量センサ510に接続される支持脚520の支持がさらに安定する。
【0066】
図2及び図4に示すものを参照し、第1の支持板131における第3段の段差1313及び第3の支持板133における第2段の段差1312は、それぞれ第1のフレームバー5111及び第3のフレームバー5113に対して挟持して当接されて、縦方向セクション5121bに平行な方向において本体部511の位置を制限する。具体的には、第1のフレームバー5111と第3のフレームバー5113とが縦方向に対向し、第1の支持板131の第3段の段差1313の側面が、第1のフレームバー5111の外縁に当接され、第3の支持板133の第2段の段差1332の側面が、第3のフレームバー5113の外縁に当接される。これにより、縦方向に本体部511の位置が制限され、本体部511が縦方向に揺れ動くことが防止される。
【0067】
図2に示すものを参照し、第1の支持板131の第3段の段差1313の底面及び第3の支持板133の第2段の段差1332の底面は、いずれもガイド斜面として構成される。具体的には、ガイド斜面が上から下へ漸次外へ延びる。これにより、ガイド斜面の設置は、計量センサ510の取り付けを便利にし、取り付けがさらに容易になる。
【0068】
さらに、図3及び図4に示すものを参照し、第2の支持板132と第4の支持板134とは、それぞれ同一側の第2のカンチレバー5122の外側に位置して第2のカンチレバー5122を回避する。具体的には、第2のカンチレバー5122の外側と本体部511との間には、回避溝を有する。これにより、カンチレバー計量部512が本体部511に対して相対的に変形することが妨害されることなく、スムーズに行われ、引っかかる現象の発生が防止され、スプリット型炊飯器の作動の安定性及び信頼性が向上する。
【0069】
本発明の一部の実施例によれば、図2に示すように、第2の支持板132及び第4の支持板134のそれぞれには、いずれも位置制限突起135が設けられ、第2の支持板132と第4の支持板134とにおける位置制限突起135は、それぞれ第2のフレームバー5112及び第4のフレームバー5114に対して挟持して当接されて、横方向セクション5121aに平行な方向において本体部511の位置を制限する。
【0070】
具体的には、第2のフレームバー5112と第4のフレームバー5114とが横方向に対向し、第2の支持板132の位置制限突起135が第2のフレームバー5112の外縁に当接され、第4の支持板134の位置制限突起135が第4のフレームバー5114の外縁に当接され、これにより、本体部511の横方向の位置制限が実現される。
【0071】
好ましい実施形態として、第2の支持板132及び第4の支持板134のそれぞれは、いずれも互いに離間する二つのセクションに分割され、当該二つのセクションの間には、一つの係合立板140が設けられる。係合立板140の内側が、対応する支持板に当接されてもよいし、間隔を置いてもよい。これにより、本体部511に分布される係合力及び挟持力の分布がさらに均一になり、本体部511上の応力の集中分布が回避される。
【0072】
一部の実施例において、ベース100の底部には、係合溝150がさらに設けられ、押圧蓋600には、予備取付係合スナップ602がさらに設けられ、予備取付係合スナップ602は、係合溝150内に係合される。図2に示すものを参照し、押圧蓋600は、略方形であり、押圧蓋600の二つの対向する辺縁には、予備取付係合スナップ602が設けられ、それに応じて、計量装置取付溝120の形状は、押圧蓋600の形状と一致しており、係合溝150は、計量装置取付溝120の外側に位置するとともに、予備取付係合スナップ602と一対一で対応し、取り付ける際に、押圧蓋600の予備取付係合スナップ602をベース100の係合溝150内に係合すれば、押圧蓋600の予備取り付けを実現することができる。
【0073】
当然のことながら、予備取付係合スナップ602及び係合溝150の数は、図2に示す二つに限定されず、二つ以上であってもよい。
【0074】
押圧蓋600とベース100との接続の密着性及び信頼性をさらに高めるために、押圧蓋600は、さらに、押圧蓋ねじアセンブリ703によりベース100の底部に締結される。具体的には、押圧蓋600の他の二つの対向する辺縁に取付耳が設けられ、取付耳は取付穴を有し、ベース100にはねじ穴に対応するねじ穴を有し、押圧蓋ねじアセンブリ703のねじが、取付穴を貫通し、ねじ穴に緊密に結合されて、押圧蓋600をベース100に締結する。
【0075】
図5に示す具体的な実施例において、カンチレバー計量部512と位置制限板160との間の距離をLとし、本体部511に対するカンチレバー計量部512の変形変位は、計量される重量に関連づけられ、計量センサ510が最大計量レンジに達した場合のカンチレバー計量部512の変形変位をSとし、L≦Sである。これにより、計量センサ510に対して比較的良い過負荷保護が形成され、作動中に計量レンジをオーバーしたことによって計量センサ510が効かないという現象の発生が防止される。
【0076】
図1に示す具体的な実施例において、押圧蓋600には、支持脚520を下へ貫通させる押圧蓋回避穴601が設けられる。
【0077】
当然のことながら、本発明は、これに限定されず、押圧蓋600は支持脚520に接続されてもよい。例えば、図7に示す具体的な実施例において、押圧蓋600と支持脚520とが一体形成され、支持脚520は、カンチレバー計量部512の底面に支持され、支持脚520は、押圧蓋600に伴って変形し、カンチレバー計量部512を上へ押圧することができる。
【0078】
このようにすることで、炊飯器本体がベース100に取り付けられた後、計量センサ510は、炊飯器本体の重力の作用で変形し、これにより、ベース100は、炊飯器本体を計量し、計量結果に基づいて、炊飯器本体がベース100とマッチングするか否かを判断することができるため、ベース100と炊飯器本体とのマッチングの正確さが向上する。また、押圧蓋600によって計量センサ510が計量装置取付溝120内に密封されることにより、計量センサ510がより良く保護されるだけではなく、スプリット型炊飯器の外観もさらに美しくなる。
【0079】
本発明の一部の実施例によれば、押圧蓋600には、弱化構造が設けられる。なお、弱化構造とは、押圧蓋600の剛性を弱くし、押圧蓋600をさらに変形しやすいものにするものを指す。これにより、炊飯器本体がベース100に取り付けられた後、弱化構造を有する押圧蓋600は、さらに変形しやすくなり、変形量もさらに大きくなる。このようにすることで、押圧蓋600のカンチレバー計量部512への押圧作用が更に強くなり、計量センサ510の感度が向上し、計量結果の正確さが向上する。
【0080】
図6に示す具体的な実施例において、弱化構造は、押圧蓋600を貫通する弱化溝603である。これにより、押圧蓋600に設けられる弱化溝603は、押圧蓋600の剛性を弱くすることができるほか、材料が節約され、コストが低減される。
【0081】
一部の実施例において、図7に示すように、計量センサ510には、取付穴5122aが設けられ、支持脚520の上面には、固定ポスト523が固定され、固定ポスト523は、取付穴5122aを貫通して設けられ、固定ポスト523の上端には、直径拡大部5231が形成され、直径拡大部5231の径方向寸法が、取付穴5122aの径方向寸法より大きい。これにより、計量センサ510は、直径拡大部5231と支持脚520との間に挟まれて固定されるようになる。
【0082】
以下、図8図14を参照して、本発明の別の側面の実施例に係る計量装置及びスプリット型炊飯器について詳しく説明する。
【0083】
図8に示すように、本発明の第1側面の実施例に係る計量装置500は、計量センサ510と、支持脚520と、位置制限部524と、を含む。計量センサ510は、本体部511と、カンチレバー計量部512と、を含み、カンチレバー計量部512は、本体部511に設けられ、支持脚520は、カンチレバー計量部512の底面に支持され、カンチレバー計量部512に固定される。位置制限部524は、支持脚520に設けられ、本体部511の下方に位置し、位置制限部524は、支持脚520と共に、本体部511に対して上へ運動して本体部511の底面に当接される。
【0084】
本発明の実施例に係る計量装置500によれば、本体部511は、計量対象物の重力作用で、カンチレバー計量部512、支持脚520及び位置制限部524の全体に対して下へ運動する。つまり、支持脚520及び位置制限部524の全体は、本体部511に対して上へ運動し、計量対象物が所定値に達した場合に、位置制限部524は、本体部511の底面に当接されて、計量センサ510のカンチレバー計量部512の過大な変形量による回復不可能な塑性変形が防止される。これにより、過負荷によって計量センサ510が効かないことが防止され、計量センサ510の使用寿命が長くなる。
【0085】
なお、本体部511にかかる計量の重量が計量センサ510の許容範囲を超えた場合のみ、位置制限部524は、本体部511の底面に当接されるようになる。計量センサ510が正常作動する場合に、位置制限部524は、本体部511に向かって運動して、バランスのとれたある位置に留まる。このとき、位置制限部524と本体部511の底面とは、一定距離の間隔をあけている。このようにすることで、計量センサ510の正常使用に影響を与えない前提で、その過負荷による効果の喪失が防止される。
【0086】
図9に示す具体的な実施例において、位置制限部524と本体部511との間の距離をLとし、本体部511に対するカンチレバー計量部512の変形変位は、計量される重量に関連づけられ、計量センサ510が最大計量レンジに達した場合のカンチレバー計量部512の変形変位をSとし、L≦Sである。つまり、計量センサ510が正常作動することができることを確保するカンチレバー計量部512の最大許容変形量がSであるが、当該実施例において、カンチレバー計量部512の最大変形量がLであり、このようにすることで、計量センサ510を常に作動計量レンジ内に制御することができる。
【0087】
一部の実施例において、本体部511は、環状の枠体であり、カンチレバー計量部512は、本体部511内に設けられる。具体的には、図8に示すように、カンチレバー計量部512は、本体部511内にあり、本体部511の内縁に固定接続され、支持脚520とカンチレバー計量部512とは、上下に対向して固定接続され、位置制限部524は、支持脚520の外側に接続され、本体部511と上下に対向する。このようにすることで、計量センサ510の占有スペースがさらに小さくなり、構造がさらにコンパクトになる。
【0088】
図8に示すものを参照し、カンチレバー計量部512は、第1のカンチレバー5121と、第2のカンチレバー5122と、を含み、第1のカンチレバー5121は、本体部511に固定され、第2のカンチレバー5122は、第1のカンチレバー5121に固定され、第2のカンチレバー5122は、さらに、支持脚520にも固定される。さらに、第2のカンチレバー5122は、それぞれ第1のカンチレバー5121の両側に位置する。換言すれば、第2のカンチレバー5122の数は、二つであり、二つの第2のカンチレバー5122は、それぞれ第1のカンチレバー5121の横方向の両側に接続される。これにより、カンチレバー計量部512の受力がさらに均一になり、応力集中による損壊が回避される。
【0089】
さらに、第2のカンチレバー5122の両側にある第1のカンチレバー5121は、対称的に設けられ、第1のカンチレバー5121と第2のカンチレバー5122とは、間隔を置いて平行に設けられる。これにより、計量センサ510の構造がさらにコンパクトになる。
【0090】
好ましい実施形態として、第1のカンチレバー5121は、T状であり、横方向セクション5121aと縦方向セクション5121bとを含み、横方向セクション5121aの両端には、それぞれ第2のカンチレバー5122が設けられる。具体的には、図9に示すものを参照し、縦方向セクション5121bは、一端が、本体部511に接続され、他端が横方向セクション5121aの中央部に接続され、横方向セクション5121aの両端が、それぞれ二つの第2のカンチレバー5122に接続される。このようにすることで、本体部511が計量対象物の作用で下へ運動する場合に、支持脚520と第2のカンチレバー5122とは、動かず、第2のカンチレバー5122と本体部511との間には、相対変位が生じ、このとき、第1のカンチレバー5121の縦方向セクション5121bは、本体部511と支持脚520との相対運動の作用で弾性変形し、これにより、計量センサ510は、変形量に基づいて計量対象物の重量を計量するようになる。
【0091】
当然のことながら、本発明は、これに限定されず、カンチレバー計量部512の形状は、図1に示す形状に限定されず、U状、T状、V状などの形状であってもよい。当業者は、必要に応じてカンチレバー計量部512及び本体部511の形状を設定することができる。
【0092】
図8に示すものを参照し、支持脚520は、支持脚本体521と、支持脚本体521に設けられる支持ブロック522と、を含み、支持ブロック522は、第2のカンチレバー5122に固定される。さらに、第1のカンチレバー5121と第2のカンチレバー5122との下面は、同一面にあるとともに、いずれも支持ブロック522の上面に密着される。これにより、第1のカンチレバー5121と支持ブロック522との接続の密着性及び安定性が確保されるだけではなく、第1のカンチレバー5121の変形にも十分なスペースを提供する。
【0093】
一部の実施例において、第2のカンチレバー5122には、取付穴5122aが設けられ、計量装置500は、計量装置ねじ締結部材530をさらに含み、計量装置ねじ締結部材530は、取付穴5122aを上から下へ貫通した後、支持ブロック522とねじ締結される。これにより、計量センサ510が故障した場合に、分解、組み立て及びメンテナンスがさらに便利になる。
【0094】
図10に示すように、二つの第2のカンチレバー5122の離反する外側面間の距離が、支持ブロック522の横方向の長さ以上である。これにより、計量中にカンチレバー計量部512が本体部511に対して運動する場合に、本体部511と支持ブロック522の辺縁とが干渉し合うことが回避され、計量中の引っかかる現象が防止され、計量装置500の作動の信頼性及び安定性が向上する。
【0095】
一部の実施例において、位置制限部524は、支持ブロック522の横方向の両端の端面に設けられる。これにより、計量センサ510に対する保護効果がさらに良くなる。当然のことながら、本発明は、これに限定されず、例えば、他の一部の実施例において、位置制限部524は、支持ブロック522の縦方向の両端の端面に設けられてもよい。
【0096】
図1に示すものを参照し、本体部511と第2のカンチレバー5122との間には、くり抜き溝513が区画され、位置制限部524の外側面は、くり抜き溝513の外縁の外側にある。これにより、カンチレバー計量部512が上記構造を採用することで、さらに容易に弾性変形することができ、重量感知の感度が高いうえに、カンチレバー計量部512の変形分布がさらに均一で、検出結果がさらに正確になる。
【0097】
なお、本発明の実施例に係る計量装置500は、スプリット型炊飯器に適用することができ、計量装置500は、スプリット型炊飯器のベースに設けられて、スプリット型炊飯器の炊飯器本体の重量を計量し、炊飯器本体とベースとの正確なマッチングを実現することができる。
【0098】
本発明の第2側面の実施例に係るスプリット型炊飯器1000は、上記実施例の計量装置500を含む。当該スプリット型炊飯器1000は、過負荷によって計量センサ510が効かないことを防止することができ、計量センサ510の使用寿命が長くなり、製品の質がさらに良くなる。
【0099】
図11及び図12に示すものを参照し、一部の実施例において、スプリット型炊飯器は、ベース100と、炊飯器本体200と、押圧蓋600と、をさらに含む。ベース100の底部には、計量装置取付溝120が設けられ、計量センサ510は、計量装置取付溝120内に固定され、炊飯器本体200は、ベース100に載置され、ベース100に対して分離可能である。押圧蓋600は、ベース100の底部に設けられ、計量装置取付溝120を遮蔽し、押圧蓋600と支持脚520とは一体成形され、支持脚520は、カンチレバー計量部512の底面に支持され、支持脚520は、押圧蓋600に伴って変形し、カンチレバー計量部512を上へ押圧することができる。
【0100】
さらに、図13及び図14に示すものを参照し、この場合、位置制限部524は、押圧蓋600と支持脚520とによって形成する全体に設けられ、位置制限部524は、押圧蓋の底壁の上面に位置することができる。このように、押圧蓋600と支持脚520とが一体構造として設けられ、支持脚520が圧力の作用でベース100の運動に対して上へ運動することができ、カンチレバー計量部512を押圧してカンチレバー計量部512を変形させ、計量装置510は、カンチレバー計量部520の変形量に基づいて対応する重量変動値を取得し、これにより、炊飯器本体の重量計量が実現される。押圧蓋600と支持脚520とが一体構造として設けられるため、組み立て工程が簡素化され、生産コストが節約され、スプリット型炊飯器の構造がさらにコンパクトになり、組み立てがさらに容易になる。
【0101】
本発明の一部の実施例によれば、押圧蓋600には、弱化構造が設けられる。なお、弱化構造とは、押圧蓋600の剛性を弱くし、押圧蓋600をさらに変形しやすいものにするものを指す。これにより、炊飯器本体がベース100に取り付けられた後、弱化構造を有する押圧蓋600は、さらに変形しやすくなり、変形量もさらに大きくなる。このようにすることで、押圧蓋600のカンチレバー計量部512に対する押圧作用が更に強くなり、計量装置510の感度が向上し、計量結果の正確さが向上する。
【0102】
図14に示す具体的な実施例において、弱化構造は、押圧蓋600を貫通する弱化溝603である。これにより、押圧蓋600に設けられる弱化溝603は、押圧蓋600の剛性を弱くすることができるほか、材料を節約し、コストを低減する。
【0103】
当然のことながら、本発明は、これに限定されず、押圧蓋600と支持脚520とが接続されなくてもよく、例えば、図1に示す具体的な実施例において、押圧蓋600には、支持脚520を下へ貫通させる押圧蓋回避穴601が設けられる。
【0104】
このようにすることで、炊飯器本体がベース100に取り付けられた後、計量センサ510は、炊飯器本体の重力作用で変形し、これにより、ベース100は、炊飯器本体を計量することができ、計量結果に基づいて炊飯器本体がベース100にマッチングするか否かを判断し、これにより、ベース100と炊飯器本体とのマッチングの正確さが向上する。また、押圧蓋600によって計量センサ510が計量装置取付溝120内に密封されることにより、計量センサ510がより良く保護されるだけではなく、スプリット型炊飯器の外観もさらに美しくなる。
【0105】
一部の実施例において、図7に示すように、計量センサ510には、取付穴5122aが設けられ、支持脚520の上面には、固定ポスト524が固定され、固定ポスト524は、取付穴5122aを貫通して設けられ、固定ポスト524の上端には、直径拡大部5241が形成され、直径拡大部5241の径方向寸法が、取付穴5122aの径方向寸法より大きいため、計量センサ510は、直径拡大部5241と支持脚520との間に挟まれて固定される。
【0106】
なお、本発明の説明において、「中心」、「縦方向」、「横方向」、「長さ」、「幅」、「厚み」、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「鉛直」、「水平」、「頂」、「底」、「内」、「外」、「時計回り」、「反時計回り」、「軸方向」、「径方向」、「周方向」などの用語が示す方位又は位置関係は、図面に示す方位又は位置関係に基づき、本発明を便利に又は簡単に説明するためのものであり、指定された装置又は部品が特定の方位にあり、特定の方位において構造され操作されると指示又は暗示するものではないので、本発明を限定するものと理解してはいけない。
【0107】
なお、「第1」、「第2」の用語は、単に目的を説明するためのものであり、相対的な重要性を指示又は暗示するか、或いは示された技術的特徴の数を黙示的に指示すると理解してはいけない。よって、「第1」、「第2」と限定されている特徴は一つ又は複数の前記特徴を含むことを明示又は暗示するものである。本発明の説明において、明確且つ具体的な限定がない限り、「複数」とは、二つ以上を意味する。
【0108】
本発明において、明確な規定と限定がない限り、「取り付ける」、「互いに接続する」、「接続する」、「固定する」などの用語の意味は広義に理解されるべきである。例えば、固定接続や、着脱可能な接続や、或いは一体的な接続でも可能である。机械的な接続や、電気的な接続も可能である。直接的に接続することや、中間媒体を介して間接的に接続することや、二つの部品の内部が連通することや、あるいは二つの部品の間に相互の作用関係があることも可能である。当業者であれば、具体的な場合に応じて上記用語の本発明においての具体的な意味を理解することができる。
【0109】
本発明において、明確な規定と限定がない限り、第1特徴が第2特徴の「上」又は「下」にあることは、第1特徴と第2特徴とが直接的に接触することを含んでも良いし、又は第1特徴と第2特徴とが中間媒体を介して間接的に接触することを含んでもよい。また、第1特徴が第2特徴の「上」、「上方」又は「上面」にあることは、第1特徴が第2特徴の真上又は斜め上にあることを含むか、或いは、単に第1特徴の水平高さが第2特徴より高いことだけを表す。第1特徴が第2特徴の「下」、「下方」又は「下面」にあることは、第1特徴が第2特徴の真下又は斜め下にあることを含むか、或いは、単に第1特徴の水平高さが第2特徴より低いことだけを表す。
【0110】
本発明の説明において、「一実施例」、「一部の実施例」、「例」、「具体的な例」、或いは「一部の例」などの用語を参照した説明は、該実施例或いは例に合わせて説明された具体的な特徴、構成、材料或いは特性が、本発明の少なくとも一つの実施例或いは例に含まれることを意味する。本明細書において、上記用語に対する例示的な説明は、必ずしも同じ実施例或いは例を指すことではない。また、説明された具体的な特徴、構成、材料或いは特性は、いずれか一つ或いは複数の実施例又は例において適切に結合することができる。なお、互いに矛盾しない限り、当業者は、本明細書に説明された異なる実施例又は例、及び異なる実施例又は例の特徴を結合し、組み合わせることができる。
【0111】
以上に、本発明の実施例を示して説明した。なお、上記実施例は、例示的なものであり、本発明を限定するものと理解してはいけない。当業者は、本発明の範囲内で上記実施例に対して変更、修正、取り替え及び変形を行うことができる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14