【文献】
ZTE,Network Slice Selection Procedure[online], 3GPP TSG-RAN WG3#92 R3-161107,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG3_Iu/TSGR3_92/Docs/R3-161107.zip>,2016年 5月27日,Section 2
【文献】
NEC,eDecor Key Issue 1 Solution 3 - evaluation[online], 3GPP TSG-SA WG2#113 S2-160111,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG2_Arch/TSGS2_113_St_Kitts/Docs/S2-160111.zip>,2016年 1月30日,Section 6.3
【文献】
CATT,Service Triggered Network Slice Selection Procedure[online], 3GPP TSG-SA WG2#116 S2-163380,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG2_Arch/TSGS2_116_Vienna/Docs/S2-163380.zip>,2016年 7月15日,Section 6.1.3
【文献】
ITRI,Updates to Solution 6.1.3: Location of NSSF and CPSF[online], 3GPP TSG-SA WG2#116 S2-163705,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG2_Arch/TSGS2_116_Vienna/Docs/S2-163705.zip>,2016年 7月15日,whole document
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記端末により、第2のネットワークスライスの第2の属性情報に基づいて前記RANから第1のアクセス応答メッセージを受信するステップであって、前記第1のアクセス応答メッセージが、前記端末が前記第2のネットワークスライスにアクセスするように、前記端末によるアクセス対象であり、かつコアネットワーク(CN)によって選択される前記第2のネットワークスライスの前記第2の属性情報を含む、ステップ
をさらに含む、請求項11または12に記載の方法。
前記プロセッサが、構成更新過程において、前記CNから構成更新メッセージを受信し、前記構成更新メッセージが前記CNによって修正された少なくとも1つのネットワークスライス情報を含む、ように特に構成される、請求項23または24に記載の無線アクセス装置。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施態様で提供されるネットワークスライス選択方法、無線アクセス装置、および端末は、オペレータがネットワークスライスを柔軟に構成できるようにし、端末がネットワークスライスを選択する過程における通信レイテンシおよびシグナリングオーバーヘッドを減らす。
【0006】
第1の態様によれば、ネットワークスライス選択方法が提供される。本方法は、無線アクセス装置RANにより、ネットワークスライス情報(ネットワークスライスの第1の識別子情報、ネットワークスライスのキーサービス属性情報、ネットワークスライスによってサポートされるサービスに関する情報、ネットワークスライスの許可情報、ネットワークスライスのコアネットワーク負荷情報、およびネットワークスライスのカバレッジ情報など)を取得するステップと、RANにより、第1のメッセージを端末に送信するステップであって、第1のメッセージがネットワークスライス情報を含む、ステップと、RANにより、端末がネットワークスライス情報に基づいて端末によるアクセス対象の第1のネットワークスライスの第2の属性情報(ネットワークスライスの第1の識別子情報ID、ならびにネットワークスライスの第2の識別子情報および専用アクセスリソース情報など)を選択した後に端末によって送信された第1のアクセス要求メッセージを受信するステップと、RANにより、第1のネットワークスライスの第2の属性情報に基づいて、端末によるアクセス対象の第2のネットワークスライスを判定するステップと、を含む。ネットワークスライス、さらには端末がネットワークスライスを選択する過程における通信レイテンシおよびシグナリングオーバーヘッドをオペレータが柔軟に構成できるようになる。
【0007】
任意の実装では、無線アクセス装置RANにより、ネットワークスライス情報を取得するステップは、RANにより、コアネットワークCN、または運用、管理、および保守OAMからネットワークスライス情報を取得するステップを特に含み、その結果、オペレータがネットワークスライスを柔軟に構成できるようになり、ネットワークスライス情報が広く取得される。
【0008】
任意の実装では、ネットワークスライス情報は、少なくとも1つのネットワークスライスの第2の属性情報を含む。RANにより、第1のメッセージを端末に送信するステップの前に、本方法は、RANにより、少なくとも1つのネットワークスライスの第2の属性情報に基づいて、各ネットワークスライスの専用アクセスリソース情報を判定するステップをさらに含む。RANにより、第1のメッセージを端末に送信するステップは、RANにより、第1のメッセージを端末に送信するステップであって、第1のメッセージが少なくとも1つのネットワークスライスの第2の属性情報および各ネットワークスライスの専用アクセスリソース情報を含む、ステップを特に含む。RANにより、端末がネットワークスライス情報に基づいて端末によるアクセス対象の第1のネットワークスライスの第1の属性情報を選択した後に端末によって送信された第1のアクセス要求メッセージを受信するステップは、RANにより、端末が少なくとも1つのネットワークスライスの第2の属性情報および各ネットワークスライスの専用アクセスリソース情報に基づいて端末によるアクセス対象の第1のネットワークスライスの第1の属性情報を選択した後に端末によって送信された第1のアクセス要求メッセージを受信するステップを特に含む。各ネットワークスライスは対応する専用アクセスリソース情報を有するので、端末は、RANが、端末によって要求されたサービス機能に対応するネットワークスライスを迅速に検出するように、第1のネットワークスライスの専用アクセスリソース情報に基づいて専用リソース上で第1のアクセス要求メッセージをRANに送信し、第1のアクセス要求メッセージは指示情報(プリアンブルなど)を含み得る。本方法によれば、コアネットワークの少なくとも1つのネットワークスライスの第1の属性情報が無線インターフェース上で公開されるのを防止することができ、それによってセキュリティを向上させることができる。
【0009】
任意の実装では、ネットワークスライス情報は、少なくとも1つのネットワークスライスの第1の識別子情報を含む。RANにより、第1のメッセージを端末に送信するステップは、RANにより、第1のメッセージを端末に送信するステップであって、第1のメッセージが少なくとも1つのネットワークスライスの第1の識別子情報を含む、ステップを特に含む。RANにより、端末がネットワークスライス情報に基づいて端末によるアクセス対象の第1のネットワークスライスを選択した後に端末によって送信された第1のアクセス要求メッセージを受信するステップは、RANにより、端末が少なくとも1つのネットワークスライスの第1の識別子情報に基づいて第1のネットワークスライスの第1の属性情報を選択した後に端末によって送信された第1のアクセス要求メッセージを受信するステップであって、第1のアクセス要求メッセージが第1のネットワークスライスの第1の識別子情報を含む、ステップを特に含む。本方法を使用することによって、少なくとも1つのネットワークスライスの第1の識別子情報を使用することによって異なるネットワークスライスが直接区別され、RANが、初期アクセス応答を使用して、少なくとも1つのネットワークスライスの第1の属性情報を端末に通知し、その結果、コアネットワークの少なくとも1つのネットワークスライスの第1の属性情報が無線インターフェースに公開されることを防止することができ、セキュリティが向上する。
【0010】
任意の実装では、RANにより、第1のメッセージを端末に送信するステップの前に、本方法は、
RANにより、端末によって送信された第3のメッセージを受信するステップであって、第3のメッセージが、端末がRANにアクセスしようとしていることを示す指示情報を含む、ステップと、RANにより、指示情報に基づいて第1のメッセージを端末に送信するステップと、
をさらに含む。
【0011】
任意の実装では、ネットワークスライス情報は、少なくとも1つのネットワークスライスの第2の属性情報を含む。RANにより、第1のメッセージを端末に送信するステップの前に、本方法は、RANにより、少なくとも1つのネットワークスライスの第2の属性情報に基づいて、少なくとも1つのネットワークスライスの専用アクセスリソース情報および少なくとも1つのネットワークスライスの共通アクセスリソース情報を判定するステップと、RANにより、ネットワークスライスの共通アクセスリソース情報に基づいて、ネットワークスライスにプリアンブル割り当てを実行して、グループ化によって取得されたネットワークスライスグループに関する情報、ネットワークスライスグループの共通アクセスリソース情報、およびネットワークスライスグループの共通アクセスリソース情報に対応するプリアンブルを取得するステップと、次いで、RANにより、第4のメッセージを端末に送信するステップであって、第4のメッセージがネットワークスライスグループの共通アクセスリソース情報、ネットワークスライスグループに関する情報、およびネットワークスライスグループの共通アクセスリソース情報に対応するプリアンブルを含む、ステップと、RANにより、端末によって送信された第5のメッセージを受信するステップであって、第5のメッセージが、端末によるアクセス対象であり、かつネットワークスライスグループの共通アクセスリソース情報、ネットワークスライスグループに関する情報、およびネットワークスライスグループの共通アクセスリソース情報に対応するプリアンブルに基づいて端末によって選択される、ネットワークスライスグループのプリアンブルを含む、ステップと、次いで、RANにより、ネットワークスライスグループのプリアンブルに基づいて、端末によって選択されたネットワークスライスグループを判定するステップと、をさらに含む。RANにより、第1のメッセージを端末に送信するステップは、RANにより、ネットワークスライスグループに基づいて第1のメッセージを端末に送信するステップであって、第1のメッセージがネットワークスライスグループ内の各ネットワークスライスの専用アクセスリソース情報およびネットワークスライスグループ内の各ネットワークスライスの第2の属性情報を含む、ステップを特に含む。RANにより、端末がネットワークスライス情報に基づいて端末によるアクセス対象の第1のネットワークスライスの第1の属性情報を選択した後に端末によって送信された第1のアクセス要求メッセージを受信するステップは、RANにより、端末が少なくとも1つのネットワークスライスの第2の属性情報および各ネットワークスライスの専用アクセスリソース情報に基づいて端末によるアクセス対象の第1のネットワークスライスの第1の属性情報および第1のネットワークスライスの専用アクセスリソース情報を選択した後に端末によって送信された第1のアクセス要求メッセージを受信するステップを特に含む。各ネットワークスライスは対応する専用アクセスリソース情報を有するので、端末は、RANが端末によって要求されたサービス機能に対応するネットワークスライスを迅速に検出するように、第1のネットワークスライスの専用アクセスリソース情報に基づいて専用リソース上で第1のアクセス要求メッセージをRANに送信し、第1のアクセス要求メッセージは指示情報(プリアンブルなど)を含み得る。
【0012】
任意の実装では、ネットワークスライス情報は、少なくとも1つのネットワークスライスの第2の属性情報を含む。RANにより、第1のメッセージを端末に送信するステップの前に、本方法は、RANにより、少なくとも1つのネットワークスライスの第2の属性情報に基づいて、各ネットワークスライスの第2の識別子情報を判定するステップをさらに含む。RANにより、第1のメッセージを端末に送信するステップは、RANにより、第1のメッセージを端末に送信するステップであって、第1のメッセージが各ネットワークスライスの第2の識別子情報を含む、ステップを特に含む。RANにより、端末がネットワークスライス情報に基づいて端末によるアクセス対象の第1のネットワークスライスの第1の属性情報を選択した後に端末によって送信された第1のアクセス要求メッセージを受信するステップは、RANにより、端末が少なくとも1つのネットワークスライスの第2の識別子情報および少なくとも1つのネットワークスライスの第2の属性情報に基づいて第1のネットワークスライスの第2の識別子情報を選択した後に端末によって送信された第1のアクセス要求メッセージを受信するステップであって、第1のアクセス要求メッセージが第1のネットワークスライスの第2の識別子情報を含む、ステップを特に含む。本方法を使用することによって、少なくとも1つのネットワークスライスの第2の識別子情報を使用することによって異なるネットワークスライスが区別され、RANは、端末がアクセス対象のネットワークスライスを選択するように、初期アクセス応答を使用して、少なくとも1つのネットワークスライスの第1の属性情報および少なくとも1つのネットワークスライスの第2の識別子情報を端末に通知する。
【0013】
任意の実装では、RANにより、第1のネットワークスライスの第1の属性情報に基づいて、端末によるアクセス対象の第2のネットワークスライスを判定するステップは、RANによってサポートされるネットワークスライスの無線リソース情報が、第1のネットワークスライスの第1の属性情報によってサポートされるサービス機能を満たさない場合、RANにより、アクセス要求拒否メッセージを端末に送信するステップ、もしくはRANにより、第1のネットワークスライスの第1の属性情報によってサポートされるものと同じサービス機能を有する第2のネットワークスライスを端末のために選択するステップであって、第1のネットワークスライスが第2のネットワークスライスとは異なる、ステップ、またはRANによってサポートされるネットワークスライスの無線リソース情報が、第1のネットワークスライスの第1の属性情報によってサポートされるサービス機能を満たす場合、RANにより、端末によるアクセス対象の第2のネットワークスライスを判定するステップであって、第1のネットワークスライスが第2のネットワークスライスと同じである、ステップを特に含む。
【0014】
任意の実装では、第1のアクセス要求メッセージが端末の属性情報をさらに含む。RANにより、第1のネットワークスライスの属性情報に基づいて、端末によるアクセス対象の第2のネットワークスライスを判定するステップは、端末の属性情報が、第1のネットワークスライスの第1の属性情報によってサポートされるサービス機能を満たさない場合、RANにより、アクセス要求拒否メッセージを端末に送信するステップ、もしくはRANにより、第1のネットワークスライスの第1の属性情報によってサポートされるものと同じサービス機能を有する第2のネットワークスライスを端末のために選択するステップであって、第1のネットワークスライスが第2のネットワークスライスとは異なる、ステップ、または端末の属性情報が、第1のネットワークスライスの属性情報によってサポートされるサービス機能を満たす場合、RANにより、端末によるアクセス対象の第2のネットワークスライスを判定するステップであって、第1のネットワークスライスが第2のネットワークスライスと同じである、ステップを特に含む。
【0015】
任意の実装では、本方法は、RANにより、第2のアクセス要求メッセージをCNに送信するステップであって、第2のアクセス要求メッセージが、端末によるアクセス対象であり、かつRANによって判定される第2のネットワークスライスの第1の属性情報を含む、ステップと、RANにより、端末によるアクセス対象であり、かつRANによって判定される第2のネットワークスライスの第2の属性情報に基づいてCNによって送信された第2のアクセス応答メッセージを受信するステップと、RANにより、第1のアクセス応答メッセージを端末に送信するステップであって、第1のアクセス応答メッセージが、端末が第2のネットワークスライスにアクセスするように、端末によるアクセス対象であり、かつCNによって選択される第2のネットワークスライスの第1の属性情報を含む、ステップと、をさらに含む。
【0016】
第2の態様によれば、ネットワークスライス選択方法が提供される。本方法は、端末により、RANによって送信された第1のメッセージを受信するステップであって、第1のメッセージがRANによって取得されたネットワークスライス情報を含む、ステップと、端末により、ネットワークスライス情報に基づいて、アクセス対象の第1のネットワークスライスの第1の属性情報を選択するステップと、端末により、RANが端末によるアクセス対象の第2のネットワークスライスを判定するように、第1のネットワークスライスの第1の属性情報に基づいて、第1のアクセス要求メッセージをRANに送信するステップであって、第1のネットワークスライスが第2のネットワークスライスと同じかまたは異なる、ステップと、を含む。ネットワークスライス、さらには端末がネットワークスライスを選択する過程における通信レイテンシおよびシグナリングオーバーヘッドをオペレータが柔軟に構成できるようになる。
【0017】
任意の実装では、ネットワークスライス情報は、少なくとも1つのネットワークスライスの第2の属性情報を含む。端末により、RANによって送信された第1のメッセージを受信するステップは、端末により、RANによって送信された第1のメッセージを受信するステップであって、第1のメッセージが、少なくとも1つのネットワークスライスの第2の属性情報および少なくとも1つのネットワークスライスの第2の属性情報に基づいてRANによって判定された各ネットワークスライスの専用アクセスリソース情報を含む、ステップを特に含む。端末により、ネットワークスライス情報に基づいて、アクセス対象の第1のネットワークスライスの第1の属性情報を選択するステップは、端末により、少なくとも1つのネットワークスライスの第2の属性情報および各ネットワークスライスの専用アクセスリソース情報に基づいて、アクセス対象の第1のネットワークスライスの専用アクセスリソース情報を選択するステップを特に含む。端末により、第1のネットワークスライスの第1の属性情報に基づいて、第1のアクセス要求メッセージをRANに送信するステップは、端末により、第1のネットワークスライスの専用アクセスリソース情報に基づいて、第1のネットワークスライスの専用アクセスリソースで第1のアクセス要求メッセージをRANに送信するステップを特に含む。各ネットワークスライスは対応する専用アクセスリソース情報を有するので、端末は、RANが端末によって要求されたサービス機能に対応するネットワークスライスを迅速に検出するように、第1のネットワークスライスの専用アクセスリソース情報に基づいて専用リソース上で第1のアクセス要求メッセージをRANに送信し、第1のアクセス要求メッセージは指示情報(プリアンブルなど)を含み得る。本方法によれば、コアネットワークの少なくとも1つのネットワークスライスの第1の属性情報が無線インターフェース上で公開されるのを防止することができ、それによってセキュリティを向上させることができる。
【0018】
任意の実装では、ネットワークスライス情報は、少なくとも1つのネットワークスライスの第1の識別子情報を含む。端末により、RANによって送信された第1のメッセージを受信するステップは、端末により、RANによって送信された第1のメッセージを受信するステップであって、第1のメッセージが少なくとも1つのネットワークスライスの第1の識別子情報を含む、ステップを特に含む。端末により、ネットワークスライス情報に基づいて、アクセス対象の第1のネットワークスライスの第1の属性情報を選択するステップは、端末により、少なくとも1つのネットワークスライスの第1の識別子情報に基づいて、アクセス対象の第1のネットワークスライスの第1の識別子情報を選択するステップを特に含む。端末により、第1のネットワークスライスの第1の属性情報に基づいて、第1のアクセス要求メッセージをRANに送信するステップは、端末により、第1のネットワークスライスの第1の識別子情報に基づいて、第1のアクセス要求メッセージをRANに送信するステップであって、第1のアクセス要求メッセージが第1のネットワークスライスの第1の識別子情報を含む、ステップを特に含む。
【0019】
任意の実装では、端末により、RANによって送信された第1のメッセージを受信するステップの前に、本方法は、端末により、第2のメッセージをRANに送信するステップであって、第2のメッセージが、端末がRANにアクセスしようとしていることを示す指示情報を含む、ステップと、端末により、指示情報に基づいて、RANによって送信された第1のメッセージを受信するステップと、をさらに含む。
【0020】
任意の実装では、ネットワークスライス情報は、少なくとも1つのネットワークスライスの第2の属性情報を含む。端末により、RANによって送信された第1のメッセージを受信するステップの前に、本方法は、端末により、RANによって送信された第3のメッセージを受信するステップであって、第3のメッセージが、少なくとも1つのネットワークスライスの第2の属性情報に基づいてRANによって判定された、少なくとも1つのネットワークスライスの共通アクセスリソース情報および少なくとも1つのネットワークスライスの専用アクセスリソース情報、ならびにネットワークスライスの共通アクセスリソース情報に基づいてネットワークスライスにプリアンブル割り当てを実行することによってRANによって取得された、グループ化によって取得されたネットワークスライスグループに関する情報、ネットワークスライスグループの共通アクセスリソース情報、およびネットワークスライスグループの共通アクセスリソース情報に対応するプリアンブルを含む、ステップと、端末により、ネットワークスライスグループに関する情報、ネットワークスライスグループの共通アクセスリソース情報、およびネットワークスライスの共通アクセスリソース情報に対応するプリアンブルに基づいて、アクセス対象のネットワークスライスグループを選択するステップと、端末により、第4のメッセージをRANに送信するステップであって、第4のメッセージがアクセス対象のネットワークスライスグループのプリアンブルを含む、ステップと、をさらに含む。端末により、RANによって送信された第1のメッセージを受信するステップは、端末により、RANがネットワークスライスグループのプリアンブルに基づいてネットワークスライスグループを判定した後にRANによって送信された第1のメッセージを受信するステップであって、第1のメッセージがネットワークスライスグループ内の各ネットワークスライスの専用アクセスリソース情報およびネットワークスライスグループ内の各ネットワークスライスの属性情報を含む、ステップを特に含む。端末により、ネットワークスライス情報に基づいて、アクセス対象の第1のネットワークスライスの第1の属性情報を選択するステップは、端末により、ネットワークスライスグループ内の各ネットワークスライスの専用アクセスリソース情報およびネットワークスライスグループ内の各ネットワークスライスの属性情報に基づいて、アクセス対象の第1のネットワークスライスの専用アクセスリソース情報を選択するステップを特に含む。端末により、第1のネットワークスライスの第1の属性情報に基づいて、第1のアクセス要求メッセージをRANに送信するステップは、端末により、第1のネットワークスライスの専用アクセスリソース情報に基づいて、第1のネットワークスライスの専用アクセスリソースで第1のアクセス要求メッセージをRANに送信するステップを特に含む。各ネットワークスライスは対応する専用アクセスリソース情報を有するので、端末は、RANが端末によって要求されたサービス機能に対応するネットワークスライスを迅速に検出するように、第1のネットワークスライスの専用アクセスリソース情報に基づいて専用リソース上で第1のアクセス要求メッセージをRANに送信し、第1のアクセス要求メッセージは指示情報(プリアンブルなど)を含み得る。
【0021】
任意の実装では、ネットワークスライス情報は、少なくとも1つのネットワークスライスの第2の属性情報を含む。端末により、RANによって送信された第1のメッセージを受信するステップは、端末により、RANによって送信された第1のメッセージを受信するステップであって、第1のメッセージが、少なくとも1つのネットワークスライスの第2の属性情報に基づいてRANによって判定された少なくとも1つのネットワークスライスの第2の識別子情報を含む、ステップを特に含む。端末により、ネットワークスライス情報に基づいて、アクセス対象の第1のネットワークスライスの第1の属性情報を選択するステップは、端末により、少なくとも1つのネットワークスライスの第2の識別子情報に基づいて、アクセス対象の第1のネットワークスライスの第2の識別子情報を選択するステップを特に含む。端末により、第1のネットワークスライスの第1の属性情報に基づいて、第1のアクセス要求メッセージをRANに送信するステップは、端末により、第1のネットワークスライスの第2の識別子情報に基づいて、第1のアクセス要求メッセージをRANに送信するステップであって、第1のアクセス要求メッセージが第1のネットワークスライスの第2の識別子情報を含む、ステップを特に含む。本方法を使用することによって、少なくとも1つのネットワークスライスの第2の識別子情報を使用することによって異なるネットワークスライスが区別され、RANは、端末がアクセス対象のネットワークスライスを選択するように、初期アクセス応答を使用して、少なくとも1つのネットワークスライスの第1の属性情報および少なくとも1つのネットワークスライスの第2の識別子情報を端末に通知する。
【0022】
任意の実装では、ネットワークスライス情報は、少なくとも1つのネットワークスライスの第2の属性情報を含む。端末により、ネットワークスライス情報に基づいて、アクセス対象の第1のネットワークスライスの第1の属性情報を選択するステップは、特に、端末により、端末の属性情報に基づいて、少なくとも1つのネットワークスライスの第2の属性情報からアクセス対象の第1のネットワークスライスの第1の属性情報を選択するステップである。
【0023】
任意の実装では、本方法は、端末により、第2のネットワークスライスの第1の属性情報に基づいて、RANによって送信された第1のアクセス応答メッセージを受信するステップであって、第1のアクセス応答メッセージが、端末が第2のネットワークスライスにアクセスするように、端末によるアクセス対象であり、かつコアネットワークCNによって選択される第2のネットワークスライスの第1の属性情報を含む、ステップをさらに含む。
【0024】
第3の態様によれば、無線アクセス装置が提供される。無線アクセス装置は、ネットワークスライス情報を取得するように構成されるプロセッサと、第1のメッセージを端末に送信し、第1のメッセージがネットワークスライス情報を含む、ように構成される送信機と、端末がネットワークスライス情報に基づいて端末によるアクセス対象の第1のネットワークスライスの第1の属性情報を選択した後に端末によって送信された第1のアクセス要求メッセージを受信するように構成される受信機と、を備え、プロセッサは、第1のネットワークスライスの第1の属性情報に基づいて、端末によるアクセス対象の第2のネットワークスライスを判定するように構成され得る。
【0025】
任意の実装では、プロセッサは、コアネットワークCN、または運用、管理、および保守OAMからネットワークスライス情報を取得するように特に構成される。
【0026】
任意の実装では、ネットワークスライス情報は、少なくとも1つのネットワークスライスの第2の属性情報を含む。送信機が第1のメッセージを端末に送信する前に、プロセッサは、少なくとも1つのネットワークスライスの第2の属性情報に基づいて、各ネットワークスライスの専用アクセスリソース情報を判定するようにさらに構成される。送信機は、RANのために、第1のメッセージを端末に送信し、第1のメッセージが少なくとも1つのネットワークスライスの第2の属性情報および各ネットワークスライスの専用アクセスリソース情報を含む、ように特に構成される。受信機は、端末が少なくとも1つのネットワークスライスの第2の属性情報および各ネットワークスライスの専用アクセスリソース情報に基づいて端末によるアクセス対象の第1のネットワークスライスの第1の属性情報を選択した後に端末によって送信された第1のアクセス要求メッセージを受信するように特に構成される。
【0027】
任意の実装では、ネットワークスライス情報は、少なくとも1つのネットワークスライスの第1の識別子情報を含む。送信機は、第1のメッセージを端末に送信し、第1のメッセージが少なくとも1つのネットワークスライスの第1の識別子情報を含む、ように特に構成される。受信機は、端末が少なくとも1つのネットワークスライスの第1の識別子情報に基づいて第1のネットワークスライスの第1の属性情報を選択した後に端末によって送信された第1のアクセス要求メッセージを受信し、第1のアクセス要求メッセージが第1のネットワークスライスの第1の識別子情報を含む、ように特に構成される。
【0028】
任意の実装では、送信機が第1のメッセージを端末に送信する前に、受信機は、端末によって送信された第3のメッセージを受信し、第3のメッセージが、端末がRANにアクセスしようとしていることを示す指示情報を含む、ようにさらに構成され、送信機は、指示情報に基づいて第1のメッセージを端末に送信する。
【0029】
任意の実装では、ネットワークスライス情報は、少なくとも1つのネットワークスライスの第2の属性情報を含む。送信機が第1のメッセージを端末に送信する前に、プロセッサは、少なくとも1つのネットワークスライスの第2の属性情報に基づいて、少なくとも1つのネットワークスライスの専用アクセスリソース情報および少なくとも1つのネットワークスライスの共通アクセスリソース情報を判定するようにさらに構成され、プロセッサは、ネットワークスライスの共通アクセスリソース情報に基づいて、ネットワークスライスにプリアンブル割り当てを実行して、グループ化によって取得されたネットワークスライスグループに関する情報、ネットワークスライスグループの共通アクセスリソース情報、およびネットワークスライスグループの共通アクセスリソース情報に対応するプリアンブルを取得するようにさらに構成され、送信機は、第4のメッセージを端末に送信し、第4のメッセージがネットワークスライスグループの共通アクセスリソース情報、ネットワークスライスグループに関する情報、およびネットワークスライスグループの共通アクセスリソース情報に対応するプリアンブルを含む、ようにさらに構成され、受信機は、端末によって送信された第5のメッセージを受信し、第5のメッセージが、端末によるアクセス対象であり、かつネットワークスライスグループの共通アクセスリソース情報、ネットワークスライスグループに関する情報、およびネットワークスライスグループの共通アクセスリソース情報に対応するプリアンブルに基づいて端末によって選択される、ネットワークスライスグループのプリアンブルを含む、ようにさらに構成され、プロセッサは、ネットワークスライスグループのプリアンブルに基づいて、端末によって選択されたネットワークスライスグループを判定するようにさらに構成される。送信機は、ネットワークスライスグループに基づいて第1のメッセージを端末に送信し、第1のメッセージがネットワークスライスグループ内の各ネットワークスライスの専用アクセスリソース情報およびネットワークスライスグループ内の各ネットワークスライスの第2の属性情報を含む、ように特に構成される。受信機は、端末が少なくとも1つのネットワークスライスの第2の属性情報および各ネットワークスライスの専用アクセスリソース情報に基づいて端末によるアクセス対象の第1のネットワークスライスの第1の属性情報および第1のネットワークスライスの専用アクセスリソース情報を選択した後に端末によって送信された第1のアクセス要求メッセージを受信するように特に構成される。
【0030】
任意の実装では、ネットワークスライス情報は、少なくとも1つのネットワークスライスの第2の属性情報を含む。送信機が第1のメッセージを端末に送信する前に、プロセッサは、少なくとも1つのネットワークスライスの第2の属性情報に基づいて、各ネットワークスライスの第2の識別子情報を判定するようにさらに構成される。送信機は、第1のメッセージを端末に送信し、第1のメッセージが各ネットワークスライスの第2の識別子情報を含む、ように特に構成される。受信機は、端末が少なくとも1つのネットワークスライスの第2の識別子情報および少なくとも1つのネットワークスライスの第2の属性情報に基づいて第1のネットワークスライスの第2の識別子情報を選択した後に端末によって送信された第1のアクセス要求メッセージを受信し、第1のアクセス要求メッセージが第1のネットワークスライスの第2の識別子情報を含む、ように特に構成される。
【0031】
任意の実装では、プロセッサは、RANによってサポートされるネットワークスライスの無線リソース情報が、第1のネットワークスライスの第1の属性情報によってサポートされるサービス機能を満たさない場合、プロセッサが、アクセス要求拒否メッセージを端末に送信するように送信機に命令する、もしくはプロセッサが、第1のネットワークスライスの第1の属性情報によってサポートされるものと同じサービス機能を有する第2のネットワークスライスを端末のために選択し、第1のネットワークスライスが第2のネットワークスライスとは異なる、ように、またはRANによってサポートされるネットワークスライスの無線リソース情報が、第1のネットワークスライスの第1の属性情報によってサポートされるサービス機能を満たす場合、プロセッサが、端末によるアクセス対象の第2のネットワークスライスを判定し、第1のネットワークスライスが第2のネットワークスライスと同じである、ように特に構成される。
【0032】
任意の実装では、第1のアクセス要求メッセージが端末の属性情報をさらに含む。プロセッサは、端末の属性情報が、第1のネットワークスライスの第1の属性情報によってサポートされるサービス機能を満たさない場合、プロセッサが、アクセス要求拒否メッセージを端末に送信するように送信機に命令する、もしくはプロセッサが、第1のネットワークスライスの第1の属性情報によってサポートされるものと同じサービス機能を有する第2のネットワークスライスを端末のために選択し、第1のネットワークスライスが第2のネットワークスライスとは異なる、ように、または端末の属性情報が、第1のネットワークスライスの属性情報によってサポートされるサービス機能を満たす場合、プロセッサが、端末によるアクセス対象の第2のネットワークスライスを判定し、第1のネットワークスライスが第2のネットワークスライスと同じである、ように特に構成される。
【0033】
任意の実装では、送信機は、第2のアクセス要求メッセージをCNに送信し、第2のアクセス要求メッセージが、端末によるアクセス対象であり、かつプロセッサによって判定される第2のネットワークスライスの第1の属性情報を含む、ようにさらに構成され、受信機は、端末によるアクセス対象であり、かつプロセッサによって判定される第2のネットワークスライスの第2の属性情報に基づいてCNによって送信された第2のアクセス応答メッセージを受信するようにさらに構成され、送信機は、第1のアクセス応答メッセージを端末に送信し、第1のアクセス応答メッセージが、端末が第2のネットワークスライスにアクセスするように、端末によるアクセス対象であり、かつCNによって選択される第2のネットワークスライスの第1の属性情報を含む、ようにさらに構成される。
【0034】
第4の態様によれば、コンピュータ記憶媒体が提供される。コンピュータ記憶媒体は、上記の端末によって使用されるコンピュータソフトウェア命令を記憶するように構成される。コンピュータソフトウェア命令は、上記の態様を実行するように設計されたプログラムを含む。
【0035】
第5の態様によれば、端末が提供される。端末は、RANによって送信された第1のメッセージを受信し、第1のメッセージがRANによって取得されたネットワークスライス情報を含む、ように構成される受信機と、受信機によって受信されたネットワークスライス情報に基づいて、アクセス対象の第1のネットワークスライスの第1の属性情報を選択するように構成されるプロセッサと、RANが端末によるアクセス対象の第2のネットワークスライスを判定するように、プロセッサによって選択された第1のネットワークスライスの第1の属性情報に基づいて、第1のアクセス要求メッセージをRANに送信するように構成される送信機と、を備え得る。
【0036】
任意の実装では、ネットワークスライス情報は、少なくとも1つのネットワークスライスの第2の属性情報を含む。受信機は、RANによって送信された第1のメッセージを受信し、第1のメッセージが、少なくとも1つのネットワークスライスの第2の属性情報および少なくとも1つのネットワークスライスの第2の属性情報に基づいてRANによって判定された各ネットワークスライスの専用アクセスリソース情報を含む、ように特に構成される。プロセッサは、少なくとも1つのネットワークスライスの第2の属性情報および各ネットワークスライスの専用アクセスリソース情報に基づいて、アクセス対象の第1のネットワークスライスの専用アクセスリソース情報を選択するように特に構成される。送信機は、第1のネットワークスライスの専用アクセスリソース情報に基づいて、第1のネットワークスライスの専用アクセスリソースで第1のアクセス要求メッセージをRANに送信するように特に構成される。
【0037】
任意の実装では、ネットワークスライス情報は、少なくとも1つのネットワークスライスの第1の識別子情報を含む。受信機は、RANによって送信された第1のメッセージを受信し、第1のメッセージが少なくとも1つのネットワークスライスの第1の識別子情報を含む、ように特に構成される。プロセッサは、少なくとも1つのネットワークスライスの第1の識別子情報に基づいて、アクセス対象の第1のネットワークスライスの第1の識別子情報を選択するように特に構成される。送信機は、第1のネットワークスライスの第1の識別子情報に基づいて、第1のアクセス要求メッセージをRANに送信し、第1のアクセス要求メッセージが第1のネットワークスライスの第1の識別子情報を含む、ように特に構成される。
【0038】
任意の実装では、受信機がRANによって送信された第1のメッセージを受信する前に、送信機は、第2のメッセージをRANに送信し、第2のメッセージが、端末がRANにアクセスしようとしていることを示す指示情報を含む、ようにさらに構成され、受信機は、指示情報に基づいて、RANによって送信された第1のメッセージを受信するようにさらに構成される。
【0039】
任意の実装では、ネットワークスライス情報は、少なくとも1つのネットワークスライスの第2の属性情報を含む。受信機がRANによって送信された第1のメッセージを受信する前に、受信機は、RANによって送信された第3のメッセージを受信し、第3のメッセージが、少なくとも1つのネットワークスライスの第2の属性情報に基づいてRANによって判定された、少なくとも1つのネットワークスライスの共通アクセスリソース情報および少なくとも1つのネットワークスライスの専用アクセスリソース情報、ならびにネットワークスライスの共通アクセスリソース情報に基づいてネットワークスライスにプリアンブル割り当てを実行することによってRANによって取得された、グループ化によって取得されたネットワークスライスグループに関する情報、ネットワークスライスグループの共通アクセスリソース情報、およびネットワークスライスグループの共通アクセスリソース情報に対応するプリアンブルを含む、ようにさらに構成され、プロセッサは、ネットワークスライスグループに関する情報、ネットワークスライスグループの共通アクセスリソース情報、およびネットワークスライスグループの共通アクセスリソース情報に対応するプリアンブルに基づいて、アクセス対象のネットワークスライスグループを選択するようにさらに構成され、送信機は、第4のメッセージをRANに送信し、第4のメッセージが、アクセス対象のネットワークスライスグループのプリアンブルを含む、ようにさらに構成される。受信機は、RANがネットワークスライスグループのプリアンブルに基づいてネットワークスライスグループを判定した後にRANによって送信された第1のメッセージを受信し、第1のメッセージがネットワークスライスグループ内の各ネットワークスライスの専用アクセスリソース情報およびネットワークスライスグループ内の各ネットワークスライスの属性情報を含む、ように特に構成される。プロセッサは、ネットワークスライスグループ内の各ネットワークスライスの専用アクセスリソース情報およびネットワークスライスグループ内の各ネットワークスライスの属性情報に基づいて、アクセス対象の第1のネットワークスライスの専用アクセスリソース情報を選択するように特に構成される。送信機は、第1のネットワークスライスの専用アクセスリソース情報に基づいて、第1のネットワークスライスの専用アクセスリソースで第1のアクセス要求メッセージをRANに送信するように特に構成される。
【0040】
任意の実装では、ネットワークスライス情報は、少なくとも1つのネットワークスライスの第2の属性情報を含む。受信機は、RANによって送信された第1のメッセージを受信し、第1のメッセージが、少なくとも1つのネットワークスライスの第2の属性情報に基づいてRANによって判定された少なくとも1つのネットワークスライスの第2の識別子情報を含む、ように特に構成される。プロセッサは、少なくとも1つのネットワークスライスの第2の識別子情報に基づいて、アクセス対象の第1のネットワークスライスの第2の識別子情報を選択するように特に構成される。送信機は、第1のネットワークスライスの第2の識別子情報に基づいて、第1のアクセス要求メッセージをRANに送信し、第1のアクセス要求メッセージが第1のネットワークスライスの第2の識別子情報を含む、ように特に構成される。
【0041】
任意の実装では、ネットワークスライス情報は、少なくとも1つのネットワークスライスの第2の属性情報を含む。プロセッサは、端末の属性情報に基づいて、少なくとも1つのネットワークスライスの第2の属性情報からアクセス対象の第1のネットワークスライスの第1の属性情報を選択するように特に構成される。
【0042】
任意の実装では、受信機は、第2のネットワークスライスの第1の属性情報に基づいてRANによって送信された第1のアクセス応答メッセージを受信し、第1のアクセス応答メッセージが、端末が第2のネットワークスライスにアクセスするように、端末によるアクセス対象であり、かつコアネットワークCNによって選択される第2のネットワークスライスの第1の属性情報を含む、ようにさらに構成される。
【0043】
さらに別の態様によれば、コンピュータ記憶媒体が提供される。コンピュータ記憶媒体は、上記の端末によって使用されるコンピュータソフトウェア命令を記憶するように構成される。コンピュータソフトウェア命令は、上記の態様を実行するように設計されたプログラムを含む。
【発明を実施するための形態】
【0045】
以下、添付の図面および実施形態に関連して、本発明の技術的解決策を詳細に説明する。
【0046】
本発明で提供されるネットワークスライス選択方法は、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)システム、または様々な無線アクセス技術を使用する他の無線通信システム、例えば、符号分割多元接続、周波数分割多元接続、時分割多元接続、直交周波数分割多元接続、またはシングルキャリア周波数分割多元接続などのアクセス技術を使用するシステムに適用可能であり得、また、第5世代5Gシステムなど、LTEシステムから後に発展したシステムにも適用可能であり得る。加えて、ネットワークスライス選択方法はまた、WLANシステムにも適用可能であり得る。
【0047】
図1に示されるシステムフレームワークは、端末と、無線アクセス装置(Radio Access Network、RAN)と、コアネットワークと、を備え得る。RANは、モビリティ管理、リンク管理、およびハンドオーバ管理を様々な種類の端末に提供するように構成される。端末は、RANを使用することによってコアネットワークに接続される。コアネットワークは、端末が通信サービスを確立する過程を制御するように構成される。
【0048】
場合により、システムフレームワークは、運用、管理、および保守(Operation Administration and Maintenance、OAM)装置をさらに備えることができ、オペレータは、設計要件に応じてOAM装置を使用することによってRANおよび/またはコアネットワークに対する情報構成を実行できる。
【0049】
端末は、ユーザ機器(User Equipment、UE)、移動局(Mobile Station、MS)、移動端末(Mobile Terminal)、コンピュータ、またはマイクロコンピュータなどを指してもよく、5G端末であってもよい。例えば、端末は、携帯電話(「セルラー」電話と呼ばれることもある)、モバイルコンピュータ、モバイル端末を内蔵したコンピュータ、またはスマートウォッチであってもよい。例えば、端末は、代替的に、無線アクセス装置と音声および/またはデータを交換する、携帯型、ポケットサイズ、手持ち型、コンピュータ内蔵型、または車載移動体装置であってもよい。本発明はこれらに限定を課すものではない。例えば、端末は、マルチキャリア機能を有する有線アクセス端末をさらに含む。
【0050】
コアネットワークは、LTEシステムにおけるコアネットワーク(Core Network、CN)、5Gコアネットワーク、および次世代コアネットワークを含むが、これらに限定されない。コアネットワークは、複数のネットワークスライスを含み得る。各スライスは特定のサービスを提供する。ネットワークスライスは、例えば、緊急マシンタイプ通信(Machine Type Communication、MTC)スライス、大容量マシンタイプ通信(Machine Type Communication、MTC)スライス、およびモバイルブロードバンド(Mobile Broad Band、MBB)スライスを含む。緊急MTCスライスは、低レイテンシかつデータ量が少ないサービス(無人自動車サービスなど)を提供することができる。大容量MTCスライスは、データ量が少なく、頻繁にアクセスされることのない、大量のレイテンシに強いサービス(センサまたはウェアラブル装置サービスなど)を提供する。MBBスライスは、高いデータレートおよび高い移動性を有するサービス(高精細度映画サービスなど)に使用される。
【0051】
無線アクセス装置RANは、発展型NodeB(evolved Node B、eNB)、ホーム発展型NodeB(Home ecolved Node B、HeNB)、中継装置Relay、ホームNodeB Femto、マイクロ基地局Pico、および5G基地局を含むがこれらに限定されない。RANおよびコアネットワークは、シグナリング送信を通じてネットワークスライス情報を交換することができる。構成構造の観点から、RANは、物理層、レイヤ2、およびRRC層を含み得る。レイヤ2は、メディアアクセス制御(Medium Access Control、MAC)層、パケットデータコンバージェンスプロトコル(Packet Data Convergence Protocol、PDCP)層、および無線リンク制御(Radio Link Control、RLC)層を含み得る。アクセスリソース情報の観点から、RANは、コアネットワークのネットワークスライスをサポートするための3つのモデルを含み得る。アクセス情報は、物理層アクセスリソース、MAC層アクセス機能、およびRRC層アクセス機能を含み得る。3つのモデルは以下の通りであり得る。
【0052】
モデル1:異なるネットワークスライスの物理層アクセスリソース、レイヤ2アクセス機能、および無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)層アクセス機能は完全に分離される、すなわち、異なるネットワークスライスのアクセス情報はRAN上で完全に分離される。
図2Aに示すように、コアネットワークが2つの異なるネットワークスライスを含む場合、RANは2つの異なるネットワークスライスに対応するアクセスリソースまたは機能を含む。
【0053】
モデル2:異なるネットワークスライスの物理層アクセスリソースが共有され、レイヤ2アクセス機能とRRC層アクセス機能とが完全に分離されている、すなわち、異なるネットワークスライスが部分的なアクセス情報を共有している。
図2Bに示すように、コアネットワークが2つの異なるネットワークスライスを含む場合、RANは、2つの異なるネットワークスライスに対応するアクセスリソースまたは機能を含むだけでなく、2つの異なるネットワークスライスによって共有されるアクセスリソースまたは機能も含む。
【0054】
モデル2では、アクセスリソース/機能は2つのフェーズに分割でき、フェーズ1のアクセスリソース/機能がすべてのスライス(LTEのランダムアクセスチャネル(Random Access Channel、RACH)リソースなど)によって共有され、フェーズ2のアクセスリソース/機能は各スライス専用であることが理解されよう。
【0055】
モデル3:異なるネットワークスライスの物理層アクセスリソース、レイヤ2アクセス機能、およびRRC層アクセス機能は完全に共有される、すなわち、異なるネットワークスライスはアクセス情報を完全に共有する。
図2Cに示すように、コアネットワークが2つの異なるネットワークスライスを含む場合、RANは、2つの異なるネットワークスライスによって共有されるアクセスリソースまたは機能を含む。
【0056】
図1では、様々なタイプの端末が、RANの異なるモデルを使用することによって異なるコアネットワークスライスにアクセスし、その結果、コアネットワークが特定の通信サービスを実行するために最終的に端末を制御することが分かる。
【0057】
図3は、本発明の一実施形態によるネットワークスライス選択方法のシグナリング相互作用図である。
図3に示すように、本方法は、以下のステップを含み得る。
【0058】
ステップ310:無線アクセス装置RANがネットワークスライス情報を取得する。
【0059】
場合により、無線アクセス装置RANは、コアネットワークCN、または運用、管理、および保守OAMからネットワークスライス情報を以下の仕方で取得し得る。
【0060】
RANは、以下の仕方でネットワークスライス情報を取得し得る。
【0061】
第1の仕方では、RANはCNからネットワークスライス情報を取得する。
【0062】
図4Aに示すように、RANとCNとの間の接続セットアップ過程において、RANはセットアップ要求メッセージをCNに送信し、セットアップ要求メッセージがスライスサポートIEのためのRAN能力(RAN capability for slice support IE)を含むことができ、CNがセットアップ要求応答メッセージをRANに送信し、セットアップ要求応答メッセージが少なくとも1つのネットワークスライス情報を含むことができ、その結果、RANはネットワークスライス情報を取得する。
【0063】
図4Bに示すように、構成更新過程において、CNは構成更新メッセージをRANに送信し、構成更新メッセージはCNによって修正された少なくとも1つのネットワークスライス情報を含むことができ、その結果、RANはネットワークスライス情報を取得する。
【0064】
第2の仕方では、RANはOAM装置からネットワークスライス情報を取得する。
【0065】
RANが開始すると、構成更新過程において、OAM装置は構成メッセージをRANに送信し、構成メッセージは少なくとも1つのネットワークスライス情報を含むことができ、その結果、RANはネットワークスライス情報を取得する。OAM装置は、オペレータの設計要件に応じて、RANに送信されたネットワークスライス情報を構成し得ることに留意されたい。換言すれば、RANがOAM装置からネットワークスライス情報を取得する過程は、ある程度オペレータにより構成可能である。
【0066】
ネットワークスライス情報は、少なくとも1つのネットワークスライスの第1の属性情報を含み得る。ネットワークスライスの第1の属性情報は、以下、すなわち、ネットワークスライスの第1の識別子情報(Identification、ID)、ネットワークスライスのキーサービス属性情報、ネットワークスライスによってサポートされるサービスに関する情報、ネットワークスライスの許可情報、ネットワークスライスのコアネットワーク負荷情報、ネットワークスライスのカバレッジ情報などのうちの1つ以上を含み得る。
【0067】
例として3つのネットワークスライスを使用すると、ネットワークスライスのキーサービス属性は、ネットワークスライス1の拡張マシンタイプ通信(Enhanced Machine Type Communication、eMBB)、ネットワークスライス2の拡張モバイルブロードバンド(Enhanced Mobile Broad Band、eMTC)、およびネットワークスライス3の超高信頼低遅延通信(Ultra-reliable and Low Latency Communications、URLLC)、車両通信(Vehicle to X、V2X)などを含むことができる。
【0068】
ネットワークスライスによってサポートされるサービスは、サービスのサービス品質(Quality of Service、QoS)、サービス品質クラス識別子(QoS Class Identifier、QCI)などを示すことを含み得る。
【0069】
ネットワークスライスの許可情報は、端末のサービス機能に対するコアネットワークのアクセス許可に関する情報を含み得る。
【0070】
ネットワークスライスのコアネットワーク負荷情報は、コアネットワーク上の各ネットワークスライスの負荷情報を含み得る。
【0071】
ネットワークスライスのカバレッジ情報は、ネットワークスライスのサービス実行中のカバレッジエリア情報を含み得る。
【0072】
上記の2つの方法は、RANがネットワークスライスを取得する方法に関する限定を構成するものではなく、RANは、ネットワークスライス情報を代替的に別の仕方で取得することができる、例えばネットワークを最適化するようにOAM装置からネットワークスライス情報を取得することができることに留意されたい。
【0073】
場合により、RANがネットワークスライス情報を取得する過程において、RANのアクセスリソースまたは機能がCNによって提供される少なくとも1つのネットワークスライスの要件を満たすことができない場合、RANは、CNの一部のネットワークスライスのみをサポートすることを選択し得る。例えば、RANは、CNによって提供されたネットワークスライスの優先順位に基づいて、RANのアクセスリソースまたは機能によってサポートされているネットワークスライスを選択することができる。
【0074】
RANは、(構成更新応答メッセージなどの)シグナリング送信を通じて、RANによって現在サポートされ得るネットワークスライスを示し、システムメッセージまたはアクセス応答メッセージに修正されたネットワークスライス情報を追加することができる。
【0075】
ステップ320:RANは第1のメッセージを端末に送信し、第1のメッセージがネットワークスライス情報を含み得る。
【0076】
RANは、第1のメッセージを端末に送信し、第1のメッセージがブロードキャストシステムメッセージまたはアクセス応答メッセージであり、システムメッセージまたはアクセス応答メッセージは、取得されたネットワークスライス情報を運び、その結果、端末はネットワークスライス情報を取得する。ネットワークスライス情報は、少なくとも1つのネットワークスライスの第1の属性情報を含み得る。
【0077】
ステップ330:端末は、RANによって送信されたネットワークスライス情報に基づいて、アクセス対象の第1のネットワークスライスの第2の属性情報を選択する。
【0078】
端末は、端末の属性情報(端末のサービス情報、無線リソース情報、およびモビリティ情報など)に基づいて、ネットワークスライス情報内の少なくとも1つのネットワークスライスの第1の属性情報から、アクセス対象の第1のネットワークスライスの第2の属性情報を選択する。
【0079】
第1のネットワークスライスの第2の属性情報は、ネットワークスライスの第1の属性情報と同じでも異なっていてもよい。第1のネットワークスライスの第2の属性情報は、ネットワークスライスの第1の識別子情報ID、ネットワークスライスの第2の識別子情報(ネットワークスライスのプリアンブル、ネットワークスライスの信号、およびネットワークスライスのシーケンスなど)、および専用アクセスリソース情報を含み得るが、これらに限定されない。
【0080】
以下の態様では、端末は、第1のネットワークスライスの第2の属性情報を選択することができる。
【0081】
サービスの一態様では、端末は、アクセス対象の第1のネットワークスライスの第2の属性情報として、端末のサービス情報と一致するネットワークスライスに対応するネットワークスライスの第1の属性情報を選択することができる。
【0082】
無線リソースの一態様では、異なるネットワークスライスが個々の無線リソースを有する場合、端末は、アクセス対象の第1のネットワークスライスの第2の属性情報として、最良の無線品質を有するネットワークスライスに対応する、ネットワークスライスの第1の属性情報を選択してもよいし、アクセス対象の第1のネットワークスライスの第2の属性情報として、特定の閾値を超える無線品質を有するネットワークスライスに対応する、ネットワークスライスの第1の属性情報を選択してもよい。
【0083】
端末によって受信されたネットワークスライス情報に各ネットワークスライスのコアネットワーク負荷情報が含まれている場合、端末は、アクセス対象の第1のネットワークスライスの第2の属性情報として、負荷が比較的小さいネットワークスライスに対応する、ネットワークスライスの第1の属性情報を選択してもよい。
【0084】
端末によって受信されたネットワークスライス情報に各ネットワークスライスの許可情報が含まれている場合、端末は、アクセス対象の第1のネットワークスライスの第2の属性情報として、許可されたネットワークスライスに対応する、ネットワークスライスの第1の属性情報を選択してもよい。
【0085】
端末によって受信されたネットワークスライス情報に各ネットワークスライスのカバレッジ情報が含まれている場合、端末は、端末のモビリティを考慮することによって、アクセス対象の第1のネットワークスライスの第2の属性情報として、ネットワークスライスに対応する、ネットワークスライスの第1の属性情報を選択してもよい。例えば、端末が高速で移動する場合、端末は大きいカバレッジを有するネットワークスライスを選択してもよく、または端末が低速で移動する場合、端末は小さいカバレッジを有するネットワークスライスを選択してもよい。
【0086】
上記の態様のそれぞれについて、端末は、重みを使用することによって各態様の能力を判定することができることに留意されたい。重みは、端末によって事前設定されてもよいし、RANまたはCNによって端末に送信されてもよい。
【0087】
ステップ340:端末が第1のアクセス要求メッセージをRANに送信する。
【0088】
第1のアクセス要求メッセージは、端末によるアクセス対象の第1のネットワークスライスの第2の属性情報を含んでもよいし、RANによってカバーされるセルの指示情報(プリアンブルなど)を含んでもよい。第1のアクセス要求メッセージは、RRC接続要求(RRC connection request)メッセージまたはRRC接続設定完了(RRC connection setup complete)メッセージであってもよい。
【0089】
場合により、第1のアクセス要求メッセージは、RANがネットワークスライスを迅速に選択するように、端末のサービス、無線リソース、およびモビリティなどの端末の属性情報をさらに含むことができる。
【0090】
ステップ350:RANは、第1のネットワークスライスの第2の属性情報に基づいて、端末によるアクセス対象の第2のネットワークスライスを判定する。
【0091】
RANは、端末によるアクセス対象の第2のネットワークスライスを判定するために、第1のネットワークスライスの第2の属性情報について選択および判断を実行する。
【0092】
場合により、RANが第1のネットワークスライスの第2の属性情報について選択および判断を実行する場合、端末によるアクセス対象の第2のネットワークスライスは、代替的に、RANによってサポートされるネットワークスライスの無線リソース情報(RANによってサポートされるネットワークスライスの無線リソース負荷など)を使用することによって判定され得る。
【0093】
RANによってサポートされるネットワークスライスの無線リソース情報が、第1のネットワークスライスの第2の属性情報によってサポートされるサービス機能要件を満たさない場合、RANは、第1のアクセス要求拒否メッセージを端末に送信し、その結果、端末は第1のネットワークスライスの属性情報を再選択する、またはRANは、第1のネットワークスライスの第2の属性情報によってサポートされるものと同じサービス機能を有する第2のネットワークスライスを端末のために選択し、第1のネットワークスライスは第2のネットワークスライスとは異なる。
【0094】
RANによってサポートされるネットワークスライスの属性情報が、第1のネットワークスライスの第2の属性情報によってサポートされるサービス機能要件を満たす場合、RANは、端末によるアクセス対象の第2のネットワークスライスを判定し、第1のネットワークスライスは第2のネットワークスライスと同じである。
【0095】
場合により、RANが第1のネットワークスライスの第2の属性情報について選択および判断を実行する場合、端末によるアクセス対象の第2のネットワークスライスは、代替的に、端末の属性情報(端末のサービス、無線リソース、およびモビリティなど)を考慮することによって判定され得る。
【0096】
端末の属性情報が、第1のネットワークスライスの第2の属性情報によってサポートされるサービス機能要件を満たさない場合、RANは、第1のアクセス要求拒否メッセージを端末に送信し、その結果、端末は第1のネットワークスライスの属性情報を再選択する、またはRANは、第1のネットワークスライスの第2の属性情報によってサポートされるものと同じサービス機能を有する第2のネットワークスライスを端末のために選択し、第1のネットワークスライスは第2のネットワークスライスとは異なる。
【0097】
端末の属性情報が、第1のネットワークスライスの第2の属性情報によってサポートされるサービス機能要件を満たす場合、RANは、端末によるアクセス対象の第2のネットワークスライスを判定し、第1のネットワークスライスは第2のネットワークスライスと同じである。
【0098】
RANが第1のネットワークスライスの第2の属性情報について選択および判断を実行する場合、端末によるアクセス対象の第2のネットワークスライスは、RANによってサポートされるネットワークスライスの無線リソース情報と端末の属性情報とを別々に使用することによって判定されてもよいし、RANによってサポートされるネットワークスライスの無線リソース情報と端末の属性情報との両方を使用することによって判定されてもよいことに留意されたい。さらに、設計要件に応じて他の因子が追加されてもよい。
【0099】
ステップ360:RANが第2のアクセス要求メッセージをコアネットワークに送信し、第2のアクセス要求メッセージは、端末によるアクセス対象であり、かつRANによって判定される第2のネットワークスライスの第2の属性情報を含む。
【0100】
場合により、コアネットワークは端末の要求に対して許可判断を実行することができる。コアネットワークが端末のアクセス要求に対して許可制限を有する場合、コアネットワークは第2のアクセス要求拒否メッセージをRANに送信する。この場合、RANは、第1のネットワークスライスの第2の属性情報によってサポートされるものと同じサービス機能を有する第2のネットワークスライスを端末のために選択してもよいし、端末が第1のネットワークスライスの第2の属性情報を再選択するように、第1のアクセス要求拒否メッセージを端末に送信してもよい。
【0101】
ステップ370:RANは、端末によるアクセス対象であり、かつRANによって判定される第2のネットワークスライスの第2の属性情報に基づいてCNによって送信された第2のアクセス応答メッセージを受信する。
【0102】
ステップ380:RANは、第1のアクセス応答メッセージを端末に送信し、第1のアクセス応答メッセージが、端末が第2のネットワークスライスにアクセスするように、端末によるアクセス対象であり、かつCNによって選択される第2のネットワークスライスの第2の属性情報を含む。
【0103】
本発明の本実施形態で提供されるネットワークスライス選択方法によれば、無線アクセス装置RANは、ネットワークスライス情報を取得し、次いで、RANは、第1のメッセージを端末に送信し、第1のメッセージがネットワークスライス情報を含み、RANは、端末がネットワークスライス情報に基づいて端末によるアクセス対象の第1のネットワークスライスの第1の属性情報を選択した後に端末によって送信された第1のアクセス要求メッセージを受信し、RANは、第1のネットワークスライスの第1の属性情報に基づいて、端末によるアクセス対象の第2のネットワークスライスを判定し、第1のネットワークスライスは第2のネットワークスライスと同じであるかまたは異なる。本方法により、ネットワークスライスをオペレータが柔軟に構成できるようになり、端末がネットワークスライスを選択する過程における通信レイテンシおよびシグナリングオーバーヘッドがさらに低減される。
【0104】
以下、RANがコアネットワークCNからネットワーク情報スライスを取得する例を使用することによって、RANの異なるモデルに基づいてコアネットワークの第2のネットワークスライスを選択するための方法を具体的に説明する。
【0105】
図5は、
図3に示す別のネットワークスライス選択方法のシグナリング相互作用図である。
図5に示すように、本方法はRANのモード2に適用される。本方法は以下のステップを含み得る。
【0106】
ステップ510:無線アクセス装置RANは、コアネットワークCNから少なくとも1つのネットワークスライスの第1の属性情報を取得する。
【0107】
ステップ520:RANは第1のメッセージを端末に送信し、第1のメッセージが少なくとも1つのネットワークスライスの第1の属性情報を含み得る。
【0108】
場合により、RANが第1のメッセージを端末に送信する前に、RANは、少なくとも1つのネットワークスライスの第1の属性情報に基づいて、各ネットワークスライスの専用アクセスリソース情報を判定する。RANはシステムメッセージを端末に送信し、システムメッセージはRANによってカバーされるセルの指示情報(プリアンブルなど)を含み得る。
【0109】
端末は、共通リソース上で第2のメッセージ(初期アクセス要求メッセージなど)をRANに送信し、第2のメッセージは端末がRANにアクセスすることになっていることを示すために指示情報(プリアンブルなど)を含み得る。
【0110】
ステップ520においてRANが第1のメッセージを端末に送信することは、特に、
RANによって、受信された第2のメッセージに基づいて共通リソース上で第1のメッセージを端末に送信するステップであって、第1のメッセージが、少なくとも1つのネットワークスライスの第1の属性情報と各ネットワークスライスの専用アクセスリソース情報とを含むことができ、第1のメッセージは初期アクセス応答メッセージであり得る、ステップ
である。
【0111】
ステップ530:端末は、少なくとも1つのネットワークスライスの第1の属性情報に基づいて、アクセス対象の第1のネットワークスライスの専用アクセスリソース情報を選択する。
【0112】
端末は、端末のサービス、無線リソース、およびモビリティなどの端末の属性情報に基づいて、少なくとも1つのネットワークスライスの第1の属性情報および各ネットワークスライスの専用アクセスリソース情報から、アクセス対象の第1のネットワークスライスの専用リソース情報を選択する。
【0113】
ステップ540:端末は、第1のネットワークスライスの専用アクセスリソース情報に基づいて第1のアクセス要求メッセージをRANに送信する。
【0114】
各ネットワークスライスは対応する専用アクセスリソース情報を有するため、端末は、RANが端末によって要求されたサービス機能に対応するネットワークスライスを迅速に検出するように、第1のネットワークスライスの専用アクセスリソース情報に基づいて専用リソース上で第1のアクセス要求メッセージをRANに送信し、第1のアクセス要求メッセージは指示情報(プリアンブルなど)を含み得る。場合により、第1のアクセス要求メッセージは、RANがネットワークスライスを迅速に選択するように、端末のサービス、無線リソース、およびモビリティなどの端末の属性情報をさらに含むことができる。
【0115】
後続のステップ550からステップ580はステップ350からステップ380と同じであり、ここでは詳細を繰り返し説明しないことに留意されたい。
【0116】
本発明において提供される上記の実施形態は、部分的に共有されるアクセスリソース情報を有するモデル2に適用される。RANは、少なくとも1つのネットワークスライスの第1の属性情報に基づいて少なくとも1つのネットワークスライスの専用リソース情報を判定し、少なくとも1つのネットワークスライスの専用リソース情報を使用することによって異なるネットワークスライスを区別し、RANは、初期アクセス応答を使用して、少なくとも1つのネットワークスライスの専用リソース情報を端末に通知し、その結果、端末はアクセス対象のネットワークスライスを選択する。本実施形態では、コアネットワークの少なくとも1つのネットワークスライスの第1の属性情報が無線インターフェース上で公開されるのを防止することができ、それによってセキュリティを向上させることができる。
【0117】
図6は、
図3に示すさらに別のネットワークスライス選択方法のシグナリング相互作用図である。
図6に示すように、本方法はRANのモード3に適用される。本方法は以下のステップを含み得る。
【0118】
ステップ610:無線アクセス装置RANは、コアネットワークCNから少なくとも1つのネットワークスライスの第1の属性情報を取得する。
【0119】
ステップ620:RANは第1のメッセージを端末に送信し、第1のメッセージが少なくとも1つのネットワークスライスの第1の属性情報を含み得る。
【0120】
場合により、RANが第1のメッセージを端末に送信する前に、RANは、RANによってカバーされるセルの指示情報(プリアンブルなど)を端末に送信するために、システムメッセージを端末に送信する。
【0121】
端末は、共通リソース上で第2のメッセージ(初期アクセス要求メッセージなど)をRANに送信し、第2のメッセージは端末がRANにアクセスすることになっていることを示すために指示情報(プリアンブルなど)を含み得る。
【0122】
RANが第1のメッセージを端末に送信することは、特に、
RANによって、受信された第2のメッセージに基づいて第1のメッセージを端末に送信するステップであって、第1のメッセージが少なくとも1つのネットワークスライスの第1の属性情報を含み、ネットワークスライスの第1の属性情報がネットワークスライスの第1の識別子情報であり得る、ステップ
である。
【0123】
ステップ630:端末は、少なくとも1つのネットワークスライスの第1の属性情報に基づいて、アクセス対象の第1のネットワークスライスの第1の識別子情報を選択する。
【0124】
端末は、少なくとも1つのネットワークスライスの第1の識別子情報に基づいて、アクセス対象の第1のネットワークスライスの第1の識別子情報を選択する。
【0125】
端末は、端末のサービス、無線リソース、およびモビリティなどの端末の属性情報に基づいて、少なくとも1つのネットワークスライスの第1の識別子情報から、アクセス対象の第1のネットワークスライスの第1の識別子情報を選択する。
【0126】
ステップ640:端末は第1のアクセス要求メッセージをRANに送信し、第1のアクセス要求メッセージは第1のネットワークスライスの第1の識別子情報を含む。
【0127】
端末は、共通リソース上で第1のアクセス要求メッセージをRANに送信し、第1のアクセス要求メッセージは第1のネットワークスライスの第1の識別子情報を含み得る。
【0128】
場合により、第1のアクセス要求メッセージは、RANがネットワークスライスを迅速に選択するように、端末のサービス、無線リソース、およびモビリティなどの端末の属性情報をさらに含むことができる。
【0129】
後続のステップ650からステップ680はステップ350からステップ380と同じであり、ここでは詳細を繰り返し説明しないことに留意されたい。
【0130】
本発明において提供される上記の実施形態は、完全に共有されるアクセスリソース情報を有するモデル3に適用される。少なくとも1つのネットワークスライスの第1の識別子情報を使用することによって異なるネットワークスライスが直接区別され、RANが、初期アクセス応答を使用して、少なくとも1つのネットワークスライスの第1の属性情報を端末に通知し、その結果、コアネットワークの少なくとも1つのネットワークスライスの第1の属性情報が無線インターフェースに公開されることを防止することができ、セキュリティが向上する。
【0131】
図7は、
図3に示すさらに別のネットワークスライス選択方法のシグナリング相互作用図である。
図7に示すように、本方法はRANのモード2に適用される。本方法は以下のステップを含み得る。
【0132】
ステップ710:無線アクセス装置RANは、コアネットワークCNから少なくとも1つのネットワークスライスの第1の属性情報を取得する。
【0133】
ステップ720:RANは第1のメッセージを端末に送信し、第1のメッセージが少なくとも1つのネットワークスライスの第1の属性情報を含み得る。
【0134】
場合により、RANが第1のメッセージを端末に送信する前に、RANが、少なくとも1つのネットワークスライスの第1の属性情報に基づいて、少なくとも1つのネットワークスライスの専用アクセスリソース情報および少なくとも1つのネットワークスライスの共通アクセスリソース情報を判定する。
【0135】
RANは、ネットワークスライスグループを取得するために、ネットワークスライスの共通アクセスリソース情報に基づいて少なくとも1つのネットワークスライスをグループ化する。RANは、グループ化によって取得されたネットワークスライスグループの情報、ネットワークスライスグループの共通アクセスリソース情報、およびネットワークスライスグループの共通アクセスリソース情報に対応するプリアンブルを取得するために、ネットワークスライスグループにプリアンブル割り当てを実行する。
【0136】
一例では、RANは、ネットワークスライスの共通アクセスリソース情報に基づいて10個のネットワークスライスを2つのグループにグループ化し、各グループは同じ共通アクセスリソース情報を有し、各グループは5つのネットワークスライスを含む。RANは、2つのネットワークスライスグループにプリアンブル割り当てを実行し、各グループがプリアンブルのグループを有する。各グループ内の5つのネットワークスライスはそれぞれ専用アクセスリソース情報を有することが理解されよう。
【0137】
場合により、RANは第2のメッセージを端末に送信し、第2のメッセージは、ネットワークスライスグループの共通アクセスリソース情報、ネットワークスライスグループに関する情報、およびネットワークスライスグループの共通アクセスリソース情報に対応するプリアンブルを含むことができ、第2のメッセージはブロードキャストシステム情報であり得る。
【0138】
端末は、受信された、ネットワークスライスグループの共通アクセスリソース情報、ネットワークスライスグループに関する情報、およびネットワークスライスグループの共通アクセスリソース情報に対応するプリアンブルに基づいて、アクセス対象のネットワークスライスグループを選択する。
【0139】
端末は第3のメッセージをRANに送信し、第3のメッセージはアクセス対象のネットワークスライスグループのプリアンブルを含み得る。
【0140】
RANは、ネットワークスライスグループの受信されたプリアンブルに基づいて、端末によって選択されたネットワークスライスグループを判定する。
【0141】
RANが第1のメッセージを端末に送信することは、
RANによって、ネットワークスライスグループに基づいて、第1のメッセージを端末に送信するステップであって、第1のメッセージが、ネットワークスライスグループ内の各ネットワークスライスの専用アクセスリソース情報とネットワークスライスグループ内の各ネットワークスライスの第1の属性情報とを含む、ステップ
を特に含む。
【0142】
ステップ730:端末は、少なくとも1つのネットワークスライスの第1の属性情報に基づいて、アクセス対象の第1のネットワークスライスの専用アクセスリソース情報を選択する。
【0143】
端末は、端末のサービス、無線リソース、モビリティなどの端末の属性情報に基づいて、各ネットワークスライスの専用アクセスリソース情報および少なくとも1つのネットワークスライスの第1の属性情報から、アクセス対象の第1のネットワークスライスの専用アクセスリソース情報を選択する。
【0144】
ステップ740:端末は、第1のネットワークスライスの専用アクセスリソース情報に基づいて第1のアクセス要求メッセージをRANに送信する。
【0145】
各ネットワークスライスは対応する専用アクセスリソース情報を有するため、端末は、RANが端末によって要求されたサービス機能に対応するネットワークスライスを迅速に検出するように、第1のネットワークスライスの専用アクセスリソース情報に基づいて専用リソース上で第1のアクセス要求メッセージをRANに送信し、第1のアクセス要求メッセージは指示情報(プリアンブルなど)を含み得る。
【0146】
場合により、第1のアクセス要求メッセージは、RANがネットワークスライスを迅速に選択するように、端末のサービス、無線リソース、およびモビリティなどの端末の属性情報をさらに含むことができる。
【0147】
後続のステップ750からステップ780はステップ350からステップ380と同じであり、ここでは詳細を繰り返し説明しないことに留意されたい。
【0148】
本発明において提供される上記の実施形態によれば、端末によって使用される専用アクセスリソース情報は、端末によって選択された第1のネットワークスライスの専用アクセスリソース情報を示すために使用される。ネットワークスライス情報はRAN側でグループ化され、各ネットワークスライスグループの専用アクセスリソース情報の共通部分が判定される、すなわち、共通アクセスリソース情報が取得され、各ネットワークスライスに対する特別な部分が判定される、すなわち、専用アクセスリソース情報が取得される。RANは、ネットワークスライスの共通アクセスリソース情報に基づいてプリアンブルをグループ化し、プリアンブルの各グループは、1つのネットワークスライスグループの共通アクセスリソース情報に対応する。RANは、端末によって選択され、かつ共通アクセスリソース情報に対応するネットワークスライスグループに基づいて、端末がアクセス対象のネットワークスライスを選択するように、ネットワークスライスグループ内の各ネットワークスライスの専用アクセスリソース情報および各ネットワークスライスの第1の属性情報を端末に送信する。
【0149】
図8は、
図3に示す別のネットワークスライス選択方法のシグナリング相互作用図である。本方法はRANのモード3に適用される。
図8に示すように、本方法は以下のステップを含み得る。
【0150】
ステップ810:無線アクセス装置RANは、コアネットワークCNから少なくとも1つのネットワークスライスの第1の属性情報を取得する。
【0151】
ステップ820:RANは第1のメッセージを端末に送信し、第1のメッセージが少なくとも1つのネットワークスライスの第1の属性情報を含み得る。
【0152】
ネットワークスライスの第1の属性情報は、ネットワークスライスの第1の識別子情報であり得る。
【0153】
ステップ830:端末は、少なくとも1つのネットワークスライスの第1の属性情報に基づいて、アクセス対象の第1のネットワークスライスの第1の識別子情報を選択する。
【0154】
端末は、少なくとも1つのネットワークスライスの第1の識別子情報に基づいて、アクセス対象の第1のネットワークスライスの第1の識別子情報を選択する。
【0155】
端末は、端末のサービス、無線リソース、およびモビリティなどの端末の属性情報に基づいて、少なくとも1つのネットワークの第1の識別子情報からアクセス対象の第1のネットワークスライスの属性情報を選択し、属性情報は第1のネットワークスライスの第1の識別子情報であり得る。
【0156】
ステップ840:端末は第1のアクセス要求メッセージをRANに送信し、第1のアクセス要求メッセージは第1のネットワークスライスの第1の識別子情報を含む。
【0157】
端末は、共通リソース上で第1のアクセス要求メッセージをRANに送信し、第1のアクセス要求メッセージは第1のネットワークスライスの第1の識別子情報を含み得る。
【0158】
場合により、第1のアクセス要求メッセージは、RANがネットワークスライスを迅速に選択するように、端末のサービス、無線リソース、およびモビリティなどの端末の属性情報をさらに含むことができる。
【0159】
後続のステップ850からステップ880はステップ350からステップ380と同じであり、ここでは詳細を繰り返し説明しないことに留意されたい。
【0160】
本発明において提供される上記の実施形態は、完全に共有されるアクセスリソース情報を有するモデル3に適用される。少なくとも1つのネットワークスライスの第1の識別子情報を使用することによって異なるネットワークスライスが直接区別され、RANは、端末がアクセス対象のネットワークスライスを選択するように、初期アクセス応答を使用して、少なくとも1つのネットワークスライスの第1の属性情報を端末に通知する。
【0161】
図9は、
図3に示すさらに別のネットワークスライス選択方法のシグナリング相互作用図である。本方法はRANのモード1に適用される。
図9に示すように、本方法は以下のステップを含み得る。
【0162】
ステップ910:無線アクセス装置RANは、コアネットワークCNから少なくとも1つのネットワークスライスの第1の属性情報を取得する。
【0163】
ステップ920:RANは第1のメッセージを端末に送信し、第1のメッセージが少なくとも1つのネットワークスライスの第1の属性情報を含み得る。
【0164】
場合により、RANが第1のメッセージを端末に送信する前に、RANは、少なくとも1つのネットワークスライスの第1の属性情報に基づいて、各ネットワークスライスの専用アクセスリソース情報を判定する。
【0165】
ステップ920においてRANが第1のメッセージを端末に送信することは、特に、
RANによって、第1のメッセージを端末に送信するステップであって、第1のメッセージは、各ネットワークスライスの専用アクセスリソース情報および少なくとも1つのネットワークスライスの第1の属性情報を含むことができ、第1のメッセージはシステムメッセージであり得る、ステップ
である。
【0166】
ステップ930:端末は、少なくとも1つのネットワークスライスの第1の属性情報に基づいて、アクセス対象の第1のネットワークスライスの専用リソース情報を選択する。
【0167】
端末は、端末のサービス、無線リソース、およびモビリティなどの端末の属性情報に基づいて、少なくとも1つのネットワークスライスの第1の属性情報および各ネットワークスライスの専用アクセスリソース情報から、アクセス対象の第1のネットワークスライスの専用リソース情報を選択する。
【0168】
ステップ940:端末は、第1のネットワークスライスの専用アクセスリソース情報に基づいて第1のアクセス要求メッセージをRANに送信する。
【0169】
各ネットワークスライスは対応する専用アクセスリソース情報を有するため、端末は、RANが端末によって要求されたサービス機能に対応するネットワークスライスを迅速に検出するように、第1のネットワークスライスの専用アクセスリソース情報に基づいて専用リソース上で第1のアクセス要求メッセージをRANに送信し、第1のアクセス要求メッセージは指示情報(プリアンブルなど)を含み得る。
【0170】
場合により、第1のアクセス要求メッセージは、端末のサービス、無線リソース、およびモビリティなどの端末の属性情報をさらに含むことができる。後続のステップはステップ350からステップ380と同じであり、ここでは詳細を繰り返し説明しないことに留意されたい。
【0171】
本発明において提供される上記の実施形態は、完全に別々のアクセスリソース情報を有するモデル1に適用される。RANは、少なくとも1つのネットワークスライスの第1の属性情報に基づいて少なくとも1つのネットワークスライスの専用リソース情報を判定し、少なくとも1つのネットワークスライスの専用リソース情報を使用することによって異なるネットワークスライスを区別し、RANは、初期アクセス応答を使用して、少なくとも1つのネットワークスライスの専用リソース情報を端末に通知し、その結果、端末はアクセス対象のネットワークスライスを選択する。
【0172】
図10は、
図3に示すさらに別のネットワークスライス選択方法のシグナリング相互作用図である。本方法はRANのモード3に適用される。
図10に示すように、本方法は以下のステップを含み得る。
【0173】
ステップ1010:無線アクセス装置RANは、コアネットワークCNから少なくとも1つのネットワークスライスの第1の属性情報を取得する。
【0174】
ステップ1020:RANは第1のメッセージを端末に送信し、第1のメッセージが少なくとも1つのネットワークスライスの第1の属性情報を含み得る。
【0175】
場合により、RANが第1のメッセージを端末に送信する前に、RANは、少なくとも1つのネットワークスライスの第1の属性情報に基づいて、少なくとも1つのネットワークスライスの第2の識別子情報を判定する。
【0176】
RANが第1のメッセージを端末に送信することは、
RANによって、第1のメッセージを端末に送信するステップであって、第1のメッセージは、少なくとも1つのネットワークスライスの第2の識別子情報および少なくとも1つのネットワークスライスの第1の属性情報を含むことができ、第1のメッセージはシステムメッセージであり得る、ステップ
を特に含む。
【0177】
ステップ1030:端末は、少なくとも1つのネットワークスライスの第1の属性情報に基づいて、アクセス対象の第1のネットワークスライスの第2の識別子情報を選択する。
【0178】
端末は、少なくとも1つのネットワークスライスの第2の識別子情報および少なくとも1つのネットワークスライスの第1の属性情報に基づいて、アクセス対象の第1のネットワークスライスの第2の識別子情報を選択する。
【0179】
端末は、端末のサービス、無線リソース、およびモビリティなどの端末の属性情報に基づいて、少なくとも1つのネットワークの第2の識別子情報からアクセス対象の第1のネットワークスライスの第2の属性情報を選択し、属性情報は第1のネットワークスライスの第2の識別子情報であり得る。
【0180】
ステップ1040:端末は第1のアクセス要求メッセージをRANに送信し、第1のアクセス要求メッセージは第1のネットワークスライスの第2の識別子情報を含む。
【0181】
端末は、共通リソース上で第1のアクセス要求メッセージをRANに送信し、第1のアクセス要求メッセージは第1のネットワークスライスの第2の識別子情報を含み得る。
【0182】
場合により、第1のアクセス要求メッセージは、端末のサービス、無線リソース、およびモビリティなどの端末の属性情報をさらに含むことができる。
【0183】
後続のステップ1050からステップ1080はステップ350からステップ380と同じであり、ここでは詳細を繰り返し説明しないことに留意されたい。
【0184】
本発明において提供される上記の実施形態は、完全に共有されるアクセスリソース情報を有するモデル1に適用される。RANは、少なくとも1つのネットワークスライスの第1の属性情報に基づいて少なくとも1つのネットワークスライスの第2の識別子情報を判定し、少なくとも1つのネットワークスライスの第2の識別子情報を使用することによって異なるネットワークスライスを区別し、RANは、初期アクセス応答を使用して、少なくとも1つのネットワークスライスの第1の属性情報および少なくとも1つのネットワークスライスの第2の識別子情報を端末に通知し、その結果、端末はアクセス対象のネットワークスライスを選択する。
【0185】
図3から
図10の上記のネットワークスライス選択方法に対応して、本発明の一実施形態は無線アクセス装置を提供する。
【0186】
図11は、本発明の一実施形態による無線アクセス装置の概略構成図である。
図11に示すように、無線アクセス装置は、取得ユニット1110と、送信ユニット1120と、受信ユニット1130と、判定ユニット1140と、を備え得る。
【0187】
取得ユニット1110はネットワークスライス情報を取得するように構成される。
【0188】
場合により、取得ユニット1110は、コアネットワークCN、または運用、管理、および保守OAMからネットワークスライス情報を取得し得る。
【0189】
送信ユニット1120は、第1のメッセージを端末に送信し、第1のメッセージは取得ユニット1110によって取得されたネットワークスライス情報を含む、ように構成される。
【0190】
受信ユニット1130は、端末がネットワークスライス情報に基づいて端末によるアクセス対象の第1のネットワークスライスの第2の属性情報を選択した後に端末によって送信された第1のアクセス要求メッセージを受信するように構成される。
【0191】
判定ユニット1140は、第1のネットワークスライスの第2の属性情報に基づいて、端末によるアクセス対象の第2のネットワークスライスを判定し、第1のネットワークスライスは第2のネットワークスライスと同じまたは異なる、ように構成される。
【0192】
場合により、ネットワークスライス情報が少なくとも1つのネットワークスライスの第1の属性情報を含む場合、送信ユニット1120が第1のメッセージを端末に送信する前に、
判定ユニット1140が、少なくとも1つのネットワークスライスの第1の属性情報に基づいて、各ネットワークスライスの専用アクセスリソース情報を判定するようにさらに構成される。
【0193】
送信ユニット1120は、第1のメッセージを端末に送信し、第1のメッセージが、少なくとも1つのネットワークスライスの第1の属性情報と各ネットワークスライスの専用アクセスリソース情報とを含む、ように特に構成される。
【0194】
受信ユニット1130は、端末が少なくとも1つのネットワークスライスの第1の属性情報と各ネットワークスライスの専用アクセスリソース情報とに基づいて端末によるアクセス対象の第1のネットワークスライスの第2の属性情報を選択した後に端末によって送信された第1のアクセス要求メッセージを受信するように特に構成される。
【0195】
場合により、ネットワークスライス情報が少なくとも1つのネットワークスライスの第1の識別子情報を含む場合、
送信ユニット1120は、第1のメッセージを端末に送信し、第1のメッセージが少なくとも1つのネットワークスライスの第1の識別子情報を含む、ように特に構成される。
【0196】
受信ユニット1130が、端末が少なくとも1つのネットワークスライスの第1の識別子情報に基づいて第1のネットワークスライスの第2の属性情報を選択した後に端末によって送信された第1のアクセス要求メッセージを受信し、第1のアクセス要求メッセージが第1のネットワークスライスの第1の識別子情報を含む、ように特に構成される。
【0197】
場合により、送信ユニット1120が第1のメッセージを端末に送信する前に、
受信ユニット1130は、端末によって送信された第3のメッセージを受信し、第3のメッセージは、端末がRANにアクセスすることになっていることを示す指示情報を含む、ようにさらに構成される。
【0198】
送信ユニット1120は、指示情報に基づいて第1のメッセージを端末に送信するようにさらに構成される。
【0199】
場合により、ネットワークスライス情報が少なくとも1つのネットワークスライスの第1の属性情報を含む場合、送信ユニット1120が第1のメッセージを端末に送信する前に、
判定ユニット1140が、少なくとも1つのネットワークスライスの第1の属性情報に基づいて、少なくとも1つのネットワークスライスの専用アクセスリソース情報および少なくとも1つのネットワークスライスの共通アクセスリソース情報を判定するようにさらに構成される。
【0200】
取得ユニット1110は、グループ化によって取得されたネットワークスライスグループに関する情報、ネットワークスライスグループの共通アクセスリソース情報、およびネットワークスライスグループの共通アクセスリソース情報に対応するプリアンブルを取得するために、ネットワークスライスの共通アクセスリソース情報に基づいて、ネットワークスライスにプリアンブル割り当てを実行するようにさらに構成される。
【0201】
送信ユニット1120は第4のメッセージを端末に送信し、第4のメッセージは、ネットワークスライスグループの共通アクセスリソース情報、ネットワークスライスグループに関する情報、およびネットワークスライスグループの共通アクセスリソース情報に対応するプリアンブルを含む、ようにさらに構成される。
【0202】
受信ユニット1130は、端末によって送信された第5のメッセージを受信し、第5のメッセージが端末によるアクセス対象であり、かつネットワークスライスグループの共通アクセスリソース情報、ネットワークスライスグループに関する情報、およびネットワークスライスグループの共通アクセスリソース情報に対応するプリアンブルに基づいて端末によって選択されたネットワークスライスグループのプリアンブルを含む、ようにさらに構成される。
【0203】
判定ユニット1140は、ネットワークスライスグループのプリアンブルに基づいて、端末によって選択されたネットワークスライスグループを判定するようにさらに構成される。
【0204】
次いで、送信ユニット1120は、ネットワークスライスグループに基づいて第1のメッセージを端末に送信し、第1のメッセージが、ネットワークスライスグループ内の各ネットワークスライスの専用アクセスリソース情報とネットワークスライスグループ内の各ネットワークスライスの第2の属性情報とを含む、ように特に構成される。
【0205】
受信ユニット1130は、端末が少なくとも1つのネットワークスライスの第1の属性情報と各ネットワークスライスの専用アクセスリソース情報とに基づいて端末によるアクセス対象の第1のネットワークスライスの第2の属性情報および第1のネットワークスライスの専用アクセスリソース情報を選択した後に端末によって送信された第1のアクセス要求メッセージを受信するように特に構成される。
【0206】
場合により、ネットワークスライス情報が少なくとも1つのネットワークスライスの第1の属性情報を含む場合、送信ユニット1120が第1のメッセージを端末に送信する前に、
判定ユニット1140が、少なくとも1つのネットワークスライスの第1の属性情報に基づいて、各ネットワークスライスの第2の識別子情報を判定するようにさらに構成される。
【0207】
送信ユニット1120は、第1のメッセージを端末に送信し、第1のメッセージが各ネットワークスライスの第2の識別子情報を含む、ように特に構成される。
【0208】
受信ユニット1130は、端末が少なくとも1つのネットワークスライスの第2の識別子情報と少なくとも1つのネットワークスライスの第1の属性情報とに基づいて第1のネットワークスライスの第2の識別子情報を選択した後に端末によって送信された第1のアクセス要求メッセージを受信し、第1のアクセス要求メッセージが第1のネットワークスライスの第2の識別子情報を含む、ように特に構成される。
【0209】
場合により、判定ユニット1140は、RANによってサポートされるネットワークスライスの無線リソース情報が、第1のネットワークスライスの第2の属性情報によってサポートされるサービス機能を満たさない場合、判定ユニット1140が、アクセス要求拒否メッセージを端末に送信するように送信ユニット1120に命令する、または判定ユニット1140が、第1のネットワークスライスの第2の属性情報によってサポートされるものと同じサービス機能を有する第2のネットワークスライスを端末のために選択し、第1のネットワークスライスは第2のネットワークスライスとは異なる、ように特に構成される。
【0210】
RANによってサポートされるネットワークスライスの無線リソース情報が、第1のネットワークスライスの第2の属性情報によってサポートされるサービス機能を満たす場合、判定ユニット1140は、端末によるアクセス対象の第2のネットワークスライスを判定し、第1のネットワークスライスは第2のネットワークスライスと同じである。
【0211】
場合により、第1のアクセス要求メッセージが端末の属性情報をさらに含む。
【0212】
判定ユニット1140は、端末の属性情報が、第1のネットワークスライスの第2の属性情報によってサポートされるサービス機能を満たさない場合、判定ユニット1140が、アクセス要求拒否メッセージを端末に送信するように送信ユニット1120に命令する、または判定ユニット1140が、第1のネットワークスライスの第2の属性情報によってサポートされるものと同じサービス機能を有する第2のネットワークスライスを端末のために選択し、第1のネットワークスライスは第2のネットワークスライスとは異なる、ように特に構成される。
【0213】
端末の属性情報が、第1のネットワークスライスの属性情報によってサポートされるサービス機能を満たす場合、判定ユニット1140は、端末によるアクセス対象の第2のネットワークスライスを判定し、第1のネットワークスライスは第2のネットワークスライスと同じである。
【0214】
場合により、送信ユニット1120は、第2のアクセス要求メッセージをCNに送信し、第2のアクセス要求メッセージが、端末によるアクセス対象であり、かつ判定ユニット1140によって判定される第2のネットワークスライスの第1の属性情報を含む、ようにさらに構成される。
【0215】
受信ユニット1130は、端末によるアクセス対象であり、かつ判定ユニット1140によって判定される第2のネットワークスライスの第2の属性情報に基づいてCNによって送信された第2のアクセス応答メッセージを受信するようにさらに構成される。
【0216】
送信ユニット1120は、第1のアクセス応答メッセージを端末に送信し、第1のアクセス応答メッセージが、端末が第2のネットワークスライスにアクセスするように、端末によるアクセス対象であり、かつCNによって選択される第2のネットワークスライスの第1の属性情報を含む。
【0217】
本発明の本実施形態における無線アクセス装置のユニットの機能は、
図3から
図10のネットワークスライス選択方法の上記の実施形態における対応するステップによって実施され得る。従って、本発明で提供される無線アクセス装置の具体的な作動過程は、ここでは繰り返し説明しない。
【0218】
図3から
図10の上記のネットワークスライス選択方法に対応して、本発明の一実施形態は端末を提供する。
【0219】
図12は、本発明の一実施形態による端末の概略構成図である。
図12に示すように、端末は、受信ユニット1210と、選択ユニット1220と、送信ユニット1230と、を備え得る。
【0220】
受信ユニット1210は、RANによって送信された第1のメッセージを受信し、第1のメッセージがRANによって取得されたネットワークスライス情報を含む、ように構成される。
【0221】
選択ユニット1220は、受信ユニット1210によって受信されたネットワークスライス情報に基づいて、アクセス対象の第1のネットワークスライスの第2の属性情報を選択するように構成される。
【0222】
送信ユニット1230は、RANが端末によるアクセス対象の第2のネットワークスライスを判定するように、選択ユニット1220によって選択された第1のネットワークスライスの第2の属性情報に基づいて、第1のアクセス要求メッセージをRANに送信し、第1のネットワークスライスが第2のネットワークスライスと同じまたは異なる、ように構成される。
【0223】
場合により、ネットワークスライス情報が少なくとも1つのネットワークスライスの第1の属性情報を含む場合、
受信ユニット1210は、端末のために、RANによって送信された第1のメッセージを受信し、第1のメッセージが少なくとも1つのネットワークスライスの第1の属性情報と、少なくとも1つのネットワークスライスの第1の属性情報に基づいてRANによって判定された各ネットワークスライスの専用アクセスリソース情報と、を含む、ように特に構成される。
【0224】
選択ユニット1220は、少なくとも1つのネットワークスライスの第1の属性情報と各ネットワークスライスの専用アクセスリソース情報とに基づいて、アクセス対象の第1のネットワークスライスの専用アクセスリソース情報を選択するように特に構成される。
【0225】
送信ユニット1230は、第1のネットワークスライスの専用アクセスリソース情報に基づいて、第1のネットワークスライスの専用アクセスリソースで第1のアクセス要求メッセージをRANに送信するように特に構成される。
【0226】
場合により、ネットワークスライス情報が少なくとも1つのネットワークスライスの第1の識別子情報を含む場合、
受信ユニット1210は、RANによって送信された第1のメッセージを受信し、第1のメッセージが少なくとも1つのネットワークスライスの第1の識別子情報を含む、ように特に構成される。
【0227】
選択ユニット1220は、少なくとも1つのネットワークスライスの第1の識別子情報に基づいて、アクセス対象の第1のネットワークスライスの第1の識別子情報を選択するように特に構成される。
【0228】
送信ユニット1230は、第1のネットワークスライスの第1の識別子情報に基づいて第1のアクセス要求メッセージをRANに送信し、第1のアクセス要求メッセージが第1のネットワークスライスの第1の識別子情報を含む、ように特に構成される。
【0229】
場合により、受信ユニット1210がRANによって送信された第1のメッセージを受信する前に、
送信ユニット1230は、第2のメッセージをRANに送信し、第2のメッセージが、端末がRANにアクセスすることになっていることを示す指示情報を含む、ようにさらに構成される。
【0230】
受信ユニット1210は、指示情報に基づいてRANによって送信された第1のメッセージを受信するようにさらに構成される。
【0231】
場合により、ネットワークスライス情報が少なくとも1つのネットワークスライスの第1の属性情報を含む場合、受信ユニット1210がRANによって送信された第1のメッセージを受信する前に、
受信ユニット1210は、RANによって送信された第3のメッセージを受信し、第3のメッセージが、少なくとも1つのネットワークスライスの第1の属性情報に基づいてRANによって判定された、少なくとも1つのネットワークスライスの共通アクセスリソース情報および少なくとも1つのネットワークスライスの専用アクセスリソース情報、ならびにネットワークスライスの共通アクセスリソース情報に基づいてネットワークスライスにプリアンブル割り当てを実行することによってRANによって取得された、グループ化によって取得されたネットワークスライスグループに関する情報、ネットワークスライスグループの共通アクセスリソース情報、およびネットワークスライスグループの共通アクセスリソース情報に対応するプリアンブルを含む、ようにさらに構成される。
【0232】
選択ユニット1220は、ネットワークスライスグループに関する情報、ネットワークスライスグループの共通アクセスリソース情報、およびネットワークスライスグループの共通アクセスリソース情報に対応するプリアンブルに基づいて、アクセス対象のネットワークスライスグループを選択するようにさらに構成される。
【0233】
送信ユニット1230は、第4のメッセージをRANに送信し、第4のメッセージがアクセス対象のネットワークスライスグループのプリアンブルを含む、ようにさらに構成される。
【0234】
次いで、受信ユニット1210は、RANがネットワークスライスグループのプリアンブルに基づいてネットワークスライスグループを判定した後にRANによって送信された第1のメッセージを受信し、第1のメッセージが、ネットワークスライスグループ内の各ネットワークスライスの専用アクセスリソース情報およびネットワークスライスグループ内の各ネットワークスライスのおよび属性情報を含む、ように特に構成される。
【0235】
選択ユニット1220は、ネットワークスライスグループ内の各ネットワークスライスの専用アクセスリソース情報およびネットワークスライスグループ内の各ネットワークスライスの属性情報に基づいて、アクセス対象の第1のネットワークスライスの専用アクセスリソース情報を選択するように特に構成される。
【0236】
送信ユニット1230は、第1のネットワークスライスの専用アクセスリソース情報に基づいて、第1のネットワークスライスの専用アクセスリソースで第1のアクセス要求メッセージをRANに送信するように特に構成される。
【0237】
場合により、ネットワークスライス情報が少なくとも1つのネットワークスライスの第1の属性情報を含む場合、
受信ユニット1210は、RANによって送信された第1のメッセージを受信し、第1のメッセージが、少なくとも1つのネットワークスライスの第1の属性情報に基づいてRANによって判定された少なくとも1つのネットワークスライスの第2の識別子情報を含む、ように特に構成される。
【0238】
選択ユニット1220は、少なくとも1つのネットワークスライスの第2の識別子情報に基づいて、アクセス対象の第1のネットワークスライスの第2の識別子情報を選択するように特に構成される。
【0239】
送信ユニット1230は、第1のネットワークスライスの第2の識別子情報に基づいて第1のアクセス要求メッセージをRANに送信し、第1のアクセス要求メッセージが第1のネットワークスライスの第2の識別子情報を含む、ように特に構成される。
【0240】
場合により、ネットワークスライス情報が、少なくとも1つのネットワークスライスの第1の属性情報を含む場合、
選択ユニット1220は、端末の属性情報に基づいて、少なくとも1つのネットワークスライスの第1の属性情報からアクセス対象の第1のネットワークスライスの第2の属性情報を選択するように特に構成される。
【0241】
場合により、受信ユニット1210は、第2のネットワークスライスの第1の属性情報に基づいて、RANによって送信された第1のアクセス応答メッセージを受信し、第1のアクセス応答メッセージが、端末が第2のネットワークスライスにアクセスするように、端末によるアクセス対象であり、かつコアネットワークCNによって選択される第2のネットワークスライスの第1の属性情報を含む、ようにさらに構成される。
【0242】
本発明の本実施形態における端末のユニットの機能は、
図3から
図10のネットワークスライス選択方法の上記の実施形態における対応するステップによって実施され得る。従って、本発明で提供される端末の具体的な作動過程は、ここでは繰り返し説明しない。
【0243】
図3から
図10の上記のネットワークスライス選択方法に対応して、本発明の一実施形態は別の無線アクセス装置を提供する。
【0244】
図13は、本発明の一実施形態による別の無線アクセス装置の概略構成図である。
図13に示すように、無線アクセス装置は、プロセッサ1310と、送信機1320と、受信機1330と、を備え得る。
【0245】
プロセッサ1310および送信機1320は、上記の実施形態におけるRANと端末との間の情報の受信および送信をサポートし、端末と別の端末との間の無線通信をサポートするように構成される。プロセッサ1310は、端末と通信を行うための様々な機能を実行する。アップリンクでは、端末からのアップリンク信号は受信機1330によって受信され、端末によって送信されたサービスデータおよびシグナリング情報を復元するためにプロセッサ1310によってさらに処理される。ダウンリンクでは、サービスデータおよびシグナリングメッセージはプロセッサ1310によって処理され、処理された信号は送信機1320を使用することによって端末に送信される。
【0246】
具体的には、プロセッサ1310はネットワークスライス情報を取得するように構成される。プロセッサ1310は、コアネットワークCN、または運用、管理、および保守OAMからネットワークスライス情報を取得し得る。
【0247】
送信機1320は、第1のメッセージを端末に送信し、第1のメッセージはネットワークスライス情報を含む、ように構成される。
【0248】
受信機1330は、端末がネットワークスライス情報に基づいて端末によるアクセス対象の第1のネットワークスライスの第1の属性情報を選択した後に端末によって送信された第1のアクセス要求メッセージを受信するように構成される。
【0249】
プロセッサ1310は、第1のネットワークスライスの第1の属性情報に基づいて、端末によるアクセス対象の第2のネットワークスライスを判定し、第1のネットワークスライスが第2のネットワークスライスと同じまたは異なる、ようにさらに構成される。
【0250】
無線アクセス装置は、無線アクセス装置のプログラムコードおよびデータを記憶するように構成されるメモリ1340と、通信ユニット
1350であって、通信ユニット1350が別のネットワークエンティティとの通信をサポートするように構成される、例えば無線アクセス装置とコアネットワークエンティティとの間の通信をサポートするように構成される、通信ユニット
1350と、をさらに備え得る。
【0251】
図14は、本発明の一実施形態による別の端末の概略構成図である。
図14に示すように、端末は、受信機1410と、プロセッサ1420と、送信機1430と、を備え得る。
【0252】
送信機1430は、出力サンプルを調整し、アップリンク信号を生成することができ、アップリンク信号は、送信機1430を使用することによって、上記の実施形態におけるRANに送信される。ダウンリンクでは、受信機1410は、上記の実施形態におけるRANによって送信されたダウンリンク信号を受信する。受信機1410は、信号を受信し、入力サンプルを供給する。プロセッサ1420は、アップリンクで送信されるサービスデータおよびシグナリングメッセージを受信し、サービスデータおよびシグナリングメッセージを処理する。
【0253】
具体的には、受信機1410は、RANによって送信された第1のメッセージを受信し、第1のメッセージがRANによって取得されたネットワークスライス情報を含む、ように構成される。
【0254】
プロセッサ1420は、受信ユニットによって受信されたネットワークスライス情報に基づいて、アクセス対象の第1のネットワークスライスの第1の属性情報を選択するように構成される。
【0255】
送信機1430は、RANが端末によるアクセス対象の第2のネットワークスライスを判定するように、選択ユニットによって選択された第1のネットワークスライスの第1の属性情報に基づいて、第1のアクセス要求メッセージをRANに送信し、第1のネットワークスライスが第2のネットワークスライスと同じまたは異なる、ように構成される。
【0256】
端末は、端末のプログラムコードおよびデータを記憶するように構成されるメモリ1440をさらに備え得る。
【0257】
本発明における上記無線アクセス装置または端末を実施するためのプロセッサは、中央演算装置(CPU)、汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(digital signal processoring、DSP)、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field-programmable gate array、FPGA)、もしくは別のプログラマブルロジックデバイス、トランジスタロジックデバイス、ハードウェアコンポーネント、またはこれらの任意の組み合わせであってもよいことに留意されたい。プロセッサは、本発明で開示された内容に関連して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路を実装または実行することができる。あるいは、プロセッサは、計算機能を実行するプロセッサの組み合わせ、例えば、1つ以上のマイクロプロセッサの組み合わせ、またはDSPとマイクロプロセッサとの組み合わせであり得る。
【0258】
当業者であれば、本明細書で開示した各実施形態において説明した例と組み合わせて、電子的ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはこれらの組み合わせによって、ユニットおよびアルゴリズムステップを実施してよいことをさらに承知しているはずである。ハードウェアとソフトウェアとの交換可能性を明確に説明するために、上記は、機能に基づいて各例の構成およびステップを一般的に説明した。機能をハードウェアで行うかソフトウェアで行うかは、技術的解決策の具体的なアプリケーションと設計制約条件とによって決まる。当業者は、異なる方法を使用して、それぞれの具体的なアプリケーションに対して、説明された機能を実施できるが、こうした実施が、本発明の範囲を超えるものであるとみなすべきではない。
【0259】
当業者であれば、各実施形態の上記の方法のそれぞれにおける各ステップの全部または一部をプロセッサに命令するプログラムによって実現することができることを理解するはずである。上記のプログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶することができる。記憶媒体は、ランダムアクセスメモリ、読み出し専用メモリ、フラッシュメモリ、ハードディスク、ソリッドステートドライブ、磁気テープ(magnetic tape)、フロッピーディスク(floppy disk)、光ディスク(optical disc)、またはそれらの任意の組み合わせなどの非一時的(non-transitory)媒体である。
【0260】
上記の説明は、本発明の単なる例示的な実施形態であり、本発明の保護範囲を限定することを意図するものではない。本発明において開示された技術的範囲内にあり、当業者によって容易に想到される、あらゆる変形や置き換えは、本発明の保護範囲内に含まれるものとする。従って、本発明の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に属する。