特許第6746217号(P6746217)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6746217
(24)【登録日】2020年8月7日
(45)【発行日】2020年8月26日
(54)【発明の名称】シートの支持構造
(51)【国際特許分類】
   B60N 2/30 20060101AFI20200817BHJP
   B60N 2/20 20060101ALI20200817BHJP
【FI】
   B60N2/30
   B60N2/20
【請求項の数】2
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2016-193103(P2016-193103)
(22)【出願日】2016年9月30日
(65)【公開番号】特開2018-52402(P2018-52402A)
(43)【公開日】2018年4月5日
【審査請求日】2019年8月5日
(73)【特許権者】
【識別番号】000002967
【氏名又は名称】ダイハツ工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100105980
【弁理士】
【氏名又は名称】梁瀬 右司
(74)【代理人】
【識別番号】100105935
【弁理士】
【氏名又は名称】振角 正一
(74)【代理人】
【識別番号】100178995
【弁理士】
【氏名又は名称】丸山 陽介
(72)【発明者】
【氏名】野村 秀政
(72)【発明者】
【氏名】星島 清人
【審査官】 望月 寛
(56)【参考文献】
【文献】 特開2015−098270(JP,A)
【文献】 特開平08−183375(JP,A)
【文献】 特開2005−041388(JP,A)
【文献】 実開平04−128927(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60N 2/30
B60N 2/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
フロアに該フロアよりも高位置に形成されたデッキ上に配置される使用位置と、前記デッキより前方の前記フロア上に収納される収納位置との間で、姿勢変更可能なシートを支持するシートの支持構造において、
両端が前記フロアおよび前記シートの下前部にそれぞれ回転自在に枢支され前記シートを移動可能に支持するリンク機構と、
車幅方向の第1部分と、該第1部分に続いてL字状に折曲して成る第2部分と、該第2部分に続いて前記第1部分に平行方向に折曲して成る第3部分とを有するトーションスプリングと、
前記シートの前部下方に配設され前記リンク機構の後方において前記第1部分を固定状態に支持する固定部材と、
前記シートの下面に設けられ前記第3部分を保持する保持部材とを備え、
前記第2部分はほぼ中間でく字状に屈曲した形状を有し、
前記シートは、前記使用位置と前記収納位置との間の所定の中立位置を経て姿勢変更され、
前記トーションスプリングは、前記シートが前記使用位置と前記収納位置との間で姿勢変更されるときの前記第2部分の回転半径が前記リンク機構の回転半径よりも大きく設定され、前記シートが前記使用位置および前記収納位置にあるときに、それぞれ前記中立位置に戻るような互いに逆向きの弾発力を前記シートに与える
ことを特徴とするシートの支持構造。
【請求項2】
前記保持部材は、前記第3部分を所定の移動範囲内で車両前後方向に移動自在に保持することを特徴とする請求項1に記載のシートの支持構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、使用位置とこれより前方でかつ低位置の収納位置との間で姿勢変更可能なシートを支持するシートの支持構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、自動車の後部座席などのシートについて、デッキ上に支持された使用状態から前方下部のフロア上に折り畳んだ状態で収納する機構が知られている。シートの後方側下部には、使用状態にあるシートをデッキに固定するためのラッチ機構が設けられ、シートの前方側においては、シートとフロアの間に脚部が設けられている。脚部は、その両端部の2箇所に設けられたヒンジ部を介してフロア側とシート側とのそれぞれの間で回動可能とされている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2015−98270号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記した特許文献1では、シートを使用状態からフロア上に収納する際には、シートバックを折り畳んだ状態で当該シートバックの背面を引上げる(特許文献1の図2図3等参照)。特許文献1では、シート収納の操作力を低減する目的で、脚部とフロア側との間に介在するヒンジ部(以下、適宜「フロア側ヒンジ部」という)において、脚部を前方に回転させるための高トルクの巻きバネが設けられる。しかし、当該ヒンジ部にバネを設けただけでは、脚部とシート側との間に介在するヒンジ部(以下、適宜「シート側ヒンジ部」という)が折れ曲がることになり、シートを持ち上げる方向に動かない。そこで、特許文献1では、シート側ヒンジ部にロック機構を設けておき、脚部がフロア側ヒンジ部において回動してある程度前方に変位した時点でロック機構が解除される構成が採用されている。
【0005】
しかしながら、上記のようなシートを収納するための動作の途中でシート側ヒンジ部のロック機構が解除される構成の場合、当該ロック機構の解除のタイミングがコントロールし難く、しかも部品点数が多くなるためコストが高くつき、重量も増大するという問題がある。
【0006】
そこで、本願出願人は以前、シートを移動自在に支持するリンク機構を設け、このリンクの後方に設けられたトーションスプリングを用いて、デッキ上に配置される使用位置と、デッキより前方でかつ低位置にあるフロア上に収納される収納位置との間でシート姿勢変更可能に支持し、シートは、使用位置および収納位置との間の所定の中立位置を経て姿勢変更され、トーションスプリングは、シートが使用位置および収納位置にあるときに、それぞれ中立位置に戻るような互いに逆向きの弾発力をシートに与えるようにすることを提案している。
【0007】
ところが、リンク機構と同様にトーションスプリングも支点を中心に回転するが、シートの姿勢を使用位置と収納位置との間で変更する際に、リンク機構の回転半径に比べてトーションスプリングの回転半径が大きくなるため、リンク機構とトーションスプリングの回転半径の違いによる荷重をトーションスプリングにより吸収しなければならず、耐荷重の大きなトーションスプリングを選択する必要があり、結果的にコストが高くなってシートの支持構造自体のコストの上昇を招くという不都合があった。
【0008】
本発明は、安価な構成により、姿勢変更可能なシートを支持できるシートの支持構造を提供できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記した目的を達成するために、本発明のシートの支持構造は、フロアに該フロアよりも高位置に形成されたデッキ上に配置される使用位置と、前記デッキより前方の前記フロア上に収納される収納位置との間で、姿勢変更可能なシートを支持するシートの支持構造において、両端が前記フロアおよび前記シートの下前部にそれぞれ回転自在に枢支され前記シートを移動可能に支持するリンク機構と、車幅方向の第1部分と、該第1部分に続いてL字状に折曲して成る第2部分と、該第2部分に続いて前記第1部分に平行方向に折曲して成る第3部分とを有するトーションスプリングと、前記シートの前部下方に配設され前記リンク機構の後方において前記第1部分を固定状態に支持する固定部材と、前記シートの下面に設けられ前記第3部分を保持する保持部材とを備え、前記第2部分はほぼ中間でく字状に屈曲した形状を有し、前記シートは、前記使用位置と前記収納位置との間の所定の中立位置を経て姿勢変更され、前記トーションスプリングは、前記シートが前記使用位置と前記収納位置との間で姿勢変更されるときの前記第2部分の回転半径が前記リンク機構の回転半径よりも大きく設定され、前記シートが前記使用位置および前記収納位置にあるときに、それぞれ前記中立位置に戻るような互いに逆向きの弾発力を前記シートに与えることを特徴としている。
【0010】
また、前記保持部材は、前記第3部分を所定の移動範囲内で車両前後方向に移動自在に保持するようにしてもよい。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、トーションスプリングの第1部分を、シートの前部下方でリンク機構の後方の固定部材により固定状態に支持し、トーションスプリングの第3部分をシートの下面において保持部材により保持し、トーションスプリングの第2部分をほぼ中間でく字状に屈曲したため、リンク機構の回転半径に比べてトーションスプリングの回転半径が大きくても、シートを使用位置と収納位置との間で姿勢変更する際に、トーションスプリングの第3部分が所定の移動範囲内で車両前後方向に移動することに加えて、トーションスプリングの第2部分におけるく字状の屈曲度合いが変化することによって、回転半径の違いに起因するトーションスプリングへの荷重を軽減でき、トーションスプリングとして耐荷重の小さい安価なものを使用することできてコストを低減することができ、安価な構成により、姿勢変更可能なシートを支持できるシートの支持構造を提供できる。
【0012】
このとき、トーションスプリングをシートの下部に保持部材により車両前後方向に移動しないように固定した状態で保持する場合には、トーションスプリングのほぼ中間がく字状に屈曲することで、当該屈曲部分が伸縮するため、上記したようにトーションスプリングとして耐荷重の小さい安価なものを使用することできてコストを低減することができ、安価なシートの支持構造を得ることができる。一方、トーションスプリングとして耐荷重の少し大きなものを使用する場合には、トーションスプリングをシートの下部に保持部材により車両前後方向に移動自在に保持することにより、姿勢変更可能なシートの支持構造を得ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明に係るシートの支持構造の一実施形態を適用したシートの左側面図である。
図2図1の支持構造の一部の分解斜視図である。
図3図1のシートが使用位置にある状態の左側面図である。
図4図1のシートが中立位置にある状態の左側面図である。
図5図1のシートが収納位置にある状態の左側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明に係るシートの支持構造の一実施形態について、図1ないし図5を参照して詳細に説明する。なお、本実施形態でいう前後、左右とはシートに着座した状態で見た前後、左右を意味する。
【0015】
図1に示すように、車両後部座席を構成するシート1は、車両のフロア2に該フロア2よりも高位置に形成されたデッキ3上に配置される使用位置と、デッキ3より前方のフロア2上に収納される収納位置との間で姿勢変更可能に構成され、シートクッション1aに対してシートバック1bが傾倒されて折り畳まれた状態で姿勢が変更される。
【0016】
図1に示すように、シート1の前方側には、シート1とフロア2との間にリンク機構5が設けられ、このリンク機構5は、側面視く字状を成すリンク体5aの両端がフロア2およびシートクッション1aの下前部にそれぞれヒンジ6a,6bにより回転自在に枢支されて構成されている。このとき、フロア2側のヒンジ6aは、フロア2に固定されたブラケット7とリンク体5aとを枢支軸O1周りに回動可能に連結する。また、シートクッション1a側のヒンジ部6bは、シートクッション1a下部に固定されたブラケット8とリンク体5aとを枢支軸O2周りに回動可能に連結する。
【0017】
図1に示すように、シート1の下部には、トーションスプリング10が設けられ、特に図2に示すように、車幅方向に延びる第1部分10aと、該第1部分10aの左端に続いてL字状に折曲されて斜め後上方に延びる第2部分10bと、該第2部分10bに続いて車幅方向に折曲されたU字状の第3部分10cとを有する。ここで、第2部分10bは、中間位置で上端が少し下向きにく字状に屈曲されている。なお、第1部分10aの右端には前方に延びる第4部分10dが設けられ、この第4部分10dは第1部分10aの固定に使用される。
【0018】
そして、トーションスプリング10の第1部分10aが固定部材12により、固定状態に支持される。すなわち、固定部材12は、図2に示すように、デッキ3とその前方のフロア2との間における斜め前下方への傾斜面にボルト等により固定された第1部材12aと、第1部材10aに重合状態で接合され第1部材10aとの間にトーションスプリング10の第1部分10aおよび第4部分10dを挟持する第2部材12bとを備えている。
【0019】
固定部材12を構成する第2部材12bの後端部には、トーションスプリング10の第1部分10a嵌挿するL字状の突条13が形成されており、この突条13内に第1部分10aおよび第4部分10dが嵌挿された状態で、第2部材12bが第1部材12aに結合されてトーションスプリング10の第1部分10aが固定状態に支持される。なお、図2には示されていないが、トーションスプリング10第4部分10dは中央部分が右方に若干屈曲しており、第1部分10aを突条13内に嵌挿した状態で第4部分10dの屈曲部分を伸ばすように第4部分10dを右方から押圧した状態で第1部材12aに接合される部材が設けられている。
【0020】
さらに、図1に示すように、トーションスプリング10の第3部分10cがシートクッション1aの下面の中央よりやや後方位置に車両前後方向に所定の移動範囲内で移動自在に保持される。より詳細には、図2に示すように、左右端が開口して内部が空洞の上下に薄いほぼ直方体の外形を有する保持部材15が設けられ、この保持部材15左開口からトーションスプリング10の第3部分10cが挿通されて第3部分10cの前方に屈曲した右端部が保持部材13の右開口から導出された状態で、保持部材15がシートクッション1aの下面の中央よりやや後方位置にブラケットにより取り付けられている。なお、図1において、17は、シート1を使用位置から収納位置またはその逆に姿勢を変更する際にシート1を持ち上げるためにシートバック1bの背面に設けられたストラップである。
【0021】
ところで、トーションストーションスプリング10の第2部分10bは、図1図2に表われるようにほぼ中間位置でく字状に屈曲した形状を有しており、シート1が、デッキ3上における使用位置とデッキ3より前方のフロア2上の収納位置との間の所定の中立位置を経て姿勢変更される際に、トーションスプリング10が、シート1に対して中立位置に戻る弾発力を与えるように配置されている。このときの弾発力は、シート1が使用位置および収納位置にあるときに、それぞれ中立位置に戻るように作用する互いに逆向きの力となり、ストラップ17を把持してシート1を持ち上げてシート1の姿勢を変更する際の操作力が軽減される。
【0022】
次に、シート1の姿勢変更時の動作について説明する。
【0023】
図3は、シートバック1bを図1に示す使用状態から傾倒して折り畳んだ状態を示しており、この折り畳み状態のシート1を持ち上げて使用位置から収納位置に姿勢変更する場合、トーションスプリング10が第1部分10aを支点として第3部分10cが前方に回転し、シート1が図4中の実線で示す中立位置に至るまでの間、トーションスプリング10の弾発力がシート1に対して中立位置に戻るように作用するため、ストラップ17を把持してシート1を持ち上げて姿勢変更するための操作力が、トーションスプリング10の弾発力により軽減され、シート1が中立位置に至るとトーションスプリング10の弾発力はゼロとなり、その後、シート1は自重によって収納位置に移動して、図5中の実線で示す収納状態になる。
【0024】
また、シート1を持ち上げて収納位置から使用位置に姿勢変更する場合、シート1が図4中の実線で示す中立位置に至るまでの間、トーションスプリング10の弾発力がシート1に対して中立位置に戻るように作用するため、ストラップ17を把持してシート1を持ち上げて姿勢変更するための操作力が、トーションスプリング10の弾発力により軽減され、シート1が中立位置に至るとトーションスプリング10の弾発力はゼロとなり、その後、シート1は自重によって図3に示す使用位置に移動し、その後シートバック1bが引き起こされて図1に示す使用状態に戻る。
【0025】
ところで、リンク機構5の回転半径に比べてトーションスプリング10の回転半径が大きいが、シート1が使用位置から収納位置またはその逆に移動する間、トーションスプリング10の第3部分10cは保持部材15内を車両前後方向に移動できる状態にあり、例えば第3部分10cが保持部材15の後壁面に当接していると、トーションスプリング10が突っ張った状態になり、シート1の移動位置が変化するに連れてトーションスプリング10の第2部分10bの屈曲度合いが柔軟に変化しながら所要の弾発力を発揮する一方、トーションスプリング10が突っ張った状態にない場合には、第3部分10cが保持部材15内を保持部材15内部の前後方向の空洞長さに相当する所定の移動範囲内で移動することができる。そのため、リンク機構5の回転半径とトーションスプリング10の回転半径との違いに起因するトーションスプリング10への荷重を軽減することができ、トーションスプリング10として耐荷重の小さい安価なものを使用することが可能になる。
【0026】
したがって、上記した実施形態によれば、トーションスプリング10の第1部分10aを、シート1の前部下方でリンク機構5の後方の固定部材12により固定状態に支持し、トーションスプリング10の第3部分10cを、シート1の下面において保持部材15により保持したため、シート1を使用位置から収納位置またはその逆に姿勢変更する際に、シート1を持ち上げて姿勢変更するための操作力をトーションスプリング10の弾発力により軽減することができる。
【0027】
また、トーションスプリング10の第3部分10cを保持部材15により所定の移動範囲内で車両前後方向に移動自在に保持し、トーションスプリング10の第2部分10bをほぼ中間でく字状に屈曲したため、リンク機構5の回転半径に比べてトーションスプリング10の回転半径が大きくても、シート1を使用位置と収納位置との間で姿勢変更する際に、トーションスプリング10の第3部分10cが所定の移動範囲内で車両前後方向に移動することに加えて、トーションスプリング10の第2部分10bにおけるく字状の屈曲度合いが変化することによって、回転半径の違いに起因するトーションスプリング10への荷重を軽減することが可能になり、トーションスプリング10として耐荷重の小さい安価なものを使用することできる。
【0028】
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行なうことが可能である。
【0029】
例えば、上記した実施形態では、トーションスプリング10の第3部分10cを保持部材15により所定の移動範囲内で車両前後方向に移動自在に保持する例を示したが、トーションスプリング10の第3部分10cを、所定の移動範囲内で車両前後方向に移動しないように固定した状態で保持部材により保持するようにしてもよく、この場合にも上記した実施形態と同等の効果を得ることができる。
【0030】
また、トーションスプリング10の大部分10aを固定する固定部材および第3部分10cを移動自在に保持する保持部材の構成は、上記したような固定部材10、保持部材15の構成に限定されるものではない。
【0031】
また、上記した実施形態では、トーションスプリング10が第4部分10dを有する例を示したが、トーションスプリング10は第4部分10dがないものであってもよい。
【0032】
また、本発明が適用できるのは、上記した車両後部座席を構成するシート1に限るものではなく、使用位置と収納位置との間で姿勢変更可能なシートであれば、本発明を適用することが可能である。
【符号の説明】
【0033】
1 …シート
2 …フロア
3 …デッキ
5 …リンク機構
10 …トーションスプリング
10a …第1部分
10b …第2部分
10c …第3部分
12 …固定部材
12a …第1部材(固定部材)
12b …第2部材(固定部材)
15 …保持部材
図1
図2
図3
図4
図5