特許第6746319号(P6746319)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6746319
(24)【登録日】2020年8月7日
(45)【発行日】2020年8月26日
(54)【発明の名称】締結構造
(51)【国際特許分類】
   F28F 9/02 20060101AFI20200817BHJP
【FI】
   F28F9/02 301E
【請求項の数】3
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2016-11461(P2016-11461)
(22)【出願日】2016年1月25日
(65)【公開番号】特開2017-133703(P2017-133703A)
(43)【公開日】2017年8月3日
【審査請求日】2018年12月25日
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】000000170
【氏名又は名称】いすゞ自動車株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】000220217
【氏名又は名称】東京ラヂエーター製造株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】特許業務法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】熊田 哲也
(72)【発明者】
【氏名】大熊 進也
【審査官】 石黒 雄一
(56)【参考文献】
【文献】 実開昭55−051435(JP,U)
【文献】 実開昭64−041431(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F28F 9/00− 9/26
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
液体としての内容物を収容する樹脂製容器に金属製部品を締結するための締結構造において、
前記樹脂製容器は、当該樹脂製容器の外部に突出され、前記樹脂製容器の内部と前記外部とに連通する筒状部と、当該筒状部の先端部から前記筒状部の軸と直交する両方向にそれぞれ離間して設けられた先端部を有し、当該先端部に第1下穴が配置される第1のフランジと、を備え、
前記金属製部品は、中空部を有するパイプ状部と、当該パイプ状部から前記パイプ状部の中心軸と直交する両方向にそれぞれ離間して設けられた先端部を有し、当該先端部に第2下穴が配置される第2のフランジと、を備え、
前記第1下穴に圧入され、環形状を有し、前記第1のフランジの板厚と同じ寸法の高さを有する金属製のカラー部材を備え、
前記第1のフランジは、前記第2のフランジを嵌め込むための嵌合溝を有し、
前記第2のフランジが前記嵌合溝に嵌め込まれることにより、前記筒状部と前記パイプ状部とが位置合わせされた状態で、前記カラー部材および前記第2下穴に通されたボルトと当該ボルトに螺合させたナットとにより、前記カラー部材および前記第2のフランジが挟み込まれて、前記第1のフランジの先端部に前記第2のフランジの先端部が締結された締結構造。
【請求項2】
前記樹脂製容器は、前記第1のフランジにおける前記第2のフランジが取り付けられる面と反対の裏面側の位置であって、当該裏面側から前記第1下穴を臨む位置に前記ナットを保持するナット保持部を有する、請求項に記載の締結構造。
【請求項3】
前記第1のフランジにおける前記先端部と反対側の基端部と、前記第2のフランジにおける前記先端部と反対側の基端部との間に、前記内容物を外部に漏らさないためのシール部材をさらに備える、請求項1または2に記載の締結構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、締結構造に関する。
【背景技術】
【0002】
ディーゼルエンジンやガソリンエンジン(以下、「エンジン」と略称する)を冷やすために、ラジエータが設けられ、ラジエータとエンジンとの間に冷却水が循環される。冷却水は、不凍液やロングライフクーラント(LLC)とも呼ばれる。
【0003】
ラジエータは、冷却水が流れる多数のチューブおよび放熱用フィンを有するラジエータコアと、ラジエータコアの上部に配置されるアッパータンクと、ラジエータコアの下部に配置されるロアータンクとを備える。
軽量化やコスト低減の観点から、アッパータンクとロアータンクとが樹脂材料により形成される。
【0004】
樹脂製容器としてのアッパータンクの天井部にはブリーザーパイプが立設される。アッパータンクとブリーザーパイプとが一体的に形成される。ブリーザーパイプにはブリーザータンクなどが接続される。冷却水はエンジンからアッパータンクに送り込まれる。冷却水には空気が含まれる。冷却水中の空気は、ブリーザーパイプからブリーザータンクなどに送られる。その為、ブリーザーパイプはブリーザータンクなどの位置に合せ適正な向きにする必要がある。従来の樹脂製容器の様に、ブリーザーパイプが一体に形成されていると、ブリーザーパイプの向きをブリーザータンクなどの位置に合せて、自由に変更できない。
【0005】
そこで、ブリーザーパイプの材料を樹脂から金属に変更し、ブリーザーパイプの向きを自由に変更することが考えられるが、金属製部品としてのブリーザーパイプを、樹脂製容器としてのアッパータンクに締結することが提案される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2001−270337号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記の提案に係る技術の一例を図1に示す。
図1に示すように、樹脂製容器としてのアッパータンク3内に嵌合凹部3aが設けられる。嵌合凹部3aに金属製のインサートナット5が埋め込まれる。インサートナット5に雌ねじ部5aが設けられる。金属製部品としてのブリーザーパイプ4の一端部に雄ねじ部4aが設けられる。雌ねじ部5aに雄ねじ部4aを螺合させることにより、ブリーザーパイプ4がアッパータンク3に締結される。
【0008】
また、例えば、特許文献1には、容器である燃料タンク内に筒状部が設けられ、筒状部の周壁に雌ねじ部が設けられる。筒状部の開口のフランジ(周縁)にはシール部材が設けられる。開口を塞ぐように蓋板が設けられる。押さえリングの周囲には、筒状部の雌ねじ部に螺合する雄ねじが設けられる。雌ねじ部に雄ねじ部を螺合させることにより、蓋板の周縁部を開口のフランジ側に押し付けて、蓋板の周縁部と開口のフランジとの間にシール部材を挟み込み、シール性を得る技術が開示されている。
【0009】
近年、シール性を向上させることが可能な締結構造が要望される。
【0010】
本発明の目的は、シール性を向上させることが可能な締結構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記の目的を達成するため、本発明に係る締結構造は、
液体としての内容物を収容する樹脂製容器に金属製部品を締結するための締結構造において、
前記樹脂製容器は、当該樹脂製容器の外部に突出され、前記樹脂製容器の内部と前記外部とに連通する筒状部と、当該筒状部の先端部から前記筒状部の軸と直交する両方向にそれぞれ離間して設けられた先端部を有する第1のフランジと、を備え、
前記金属製部品は、中空部を有するパイプ状部と、当該パイプ状部から前記パイプ状部の中心軸と直交する両方向にそれぞれ離間して設けられた先端部を有する第2のフランジと、を備え、
前記筒状部と前記パイプ状部とが位置合わせされた状態で、前記第1のフランジの先端部に前記第2のフランジの先端部が締結された。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、樹脂製容器の第1のフランジの先端部に金属製部品の第2のフランジの先端部が締結される。位置合わせされた筒状部およびパイプ状部の両側位置でフランジ同士が締結されることにより、シール性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】提案に係る技術の一例を示す図である。
図2】本発明の実施の形態に係るアッパータンクを示す斜視図である。
図3】本発明の実施の形態に係るアッパータンクを示す背面図である。
図4】本発明の実施の形態に係るアッパータンクを示す部分拡大斜視図である。
図5図3のA−A断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図2は本発明の実施の形態に係るアッパータンクを示す斜視図である。図3は本発明の実施の形態に係るアッパータンクを示す背面図である。以下の説明において、車両前方方向および車両後方方向をD1およびD2で表し、車幅方向をD3で表す。
【0015】
ラジエータ1の車両後方方向D2にはエンジン(図示略)が配置される。ラジエータ1とエンジンとの間には冷却水が循環される。ラジエータ1は、ラジエータコア2、アッパータンク3およびロアータンク(図示略)を有する。ラジエータコア2の上部における車幅方向D3の全部の領域にアッパータンク3が配置される。アッパータンク3の天井部3cには、ブリーザーパイプ4が立設されている。
【0016】
アッパータンク3は、例えば、ポリアミド系の樹脂により形成され、耐加水解性、耐水性、耐熱性および機械的な強度を有する。アッパータンク3には管状部3bが車両後方方向D2に突設される。管状部3bには、冷却水をエンジン側からアッパータンク3側に送るホースが連結される。
【0017】
図4は本発明の実施の形態に係るアッパータンク3を示す部分拡大斜視図である。図5図3のA−A断面図である。
【0018】
図4および図5に示すように、アッパータンク3は、筒状部32と、第1のフランジ34と、一対の脚部35とを備えている。
【0019】
筒状部32は、アッパータンク3の天井部3cから外部(上方)に突出され、アッパータンク3の内部と外部とに連通する。筒状部32の上端部には連通口32aが設けられる。
【0020】
第1のフランジ34は、筒状部32の上端部から筒状部32の軸と直交する車両前方方向D1、車両後方方向D2の両方向にそれぞれ離間して設けられた両側先端部342を有する。
【0021】
一対の脚部35は、天井部3cから立設され、第1のフランジ34における車幅方向D3の両側縁を支えている。第1のフランジ34と天井部3cと一対の脚部35とにより、断面矩形状の構造が構成される。この構造により、第1のフランジ34の剛性を上げることができる。なお、この構造は、車両前方方向D1および車両後方方向D2に開放された開口部を有する。
【0022】
第1のフランジ34の先端部342には第1下穴342aが設けられる。第1下穴342aには、環形状を有する金属製のカラー部材6が圧入される。カラー部材6は、第1のフランジ34の板厚と同じ寸法の高さを有している。カラー部材6は、アルミニウム、アルミニウム合金または鉄系材料により形成される。
【0023】
第1のフランジ34は、筒状部32に近い側の基端部344から遠い側の先端部342にわたって、第2のフランジ44(後述する)を嵌め込むための嵌合溝348が設けられる。
【0024】
嵌合溝348は一定の深さを有する。嵌合溝348は、第2のフランジ44が載置される平らな底面する。また、嵌合溝348の溝形状と第2のフランジ44の外形形状とはほぼ同一である。これにより、第2のフランジ44が嵌合溝348に嵌め込まれることにより、筒状部32とブリーザーパイプ4とが位置合わせされる。
【0025】
図5に示すように、第1のフランジ34の基端部344における嵌合溝348は、筒状部32を取り囲むように環状溝349を有する。環状溝349にはOリング7が嵌め込まれる。Oリング7は、第1のフランジ34と第2のフランジ44とが締結された時に、第1のフランジ34の基端部344と第2のフランジ44との間に挟み込まれる。これにより、仮に、冷却水が第1のフランジ34と第2のフランジ44との間の隙間に浸入した場合、冷却水がOリング7によって、第1のフランジ34の基端部344の位置で遮断されるため、第1のフランジ34の先端部342および第2のフランジ44の先端部442とが締結された部分に浸入しない。また、Oリング7が筒状部32を取り囲むように配置されるため、冷却水が第1のフランジ34と第2のフランジ44との間の隙間の途中でOリング7によって遮断され、シール性を確保することができる。
【0026】
第1のフランジ34における第2のフランジ44が載置される面と反対の裏面側の位置であって、裏面側から第1下穴342aを臨む位置にナット8を保持するナット保持部36を有する。ナット8は、例えば、四角や六角のように、互いに対向する二面が平行となる外形形状を有する。なお、本実施の形態に係る締結構造では、ナット8として四角の外形形状を有するナットが用いられるものとして説明する。
【0027】
ナット保持部36は、外部の方向(図5に示す車両前方方向D1および車両後方方向D2)に開放された開口361を有する。ナット保持部36は、天井壁362、側壁364、奥壁365および底面壁366を有する。天井壁362と底面壁366との距離は、ナット8の高さとほぼ同じである。これにより、ナット8のネジ軸を、ナット保持部36内で傾かせず、ナット8のネジ軸を第1下穴342aの中心を向けさせるように保持することが可能となる。また、両側壁364間の距離は、ナット8の対角距離よりも短く、ナット8の二面幅より長い。これにより、ナット8をナット保持部36内でネジ軸回りに回転させないように保持することが可能となる。
【0028】
ブリーザーパイプ4は、冷却水中の空気をアッパータンク3からブリーザータンク(図示略)へ導出するための金属製部品である。ブリーザーパイプ4は、中空部を有し、アルミニウム、アルミニウム合金または鉄系材料により形成される。
【0029】
ブリーザーパイプ4は、中空部を有するパイプ状部42と、パイプ状部42の下端部からパイプ状部42の中心軸と直交する両方向にそれぞれ離間して設けられた先端部442を有する第2のフランジ44と、を備えている。パイプ状部42と第2のフランジ44とは、鑞付けにより接合されている。なお、パイプ状部42と第2のフランジ44とは、プレス加工などの金属加工により一体的に形成されてもよい。
【0030】
第2のフランジ44の先端部442には、第2下穴442aが設けられる。また、前述したように、第2のフランジ44の外形形状と嵌合溝348の溝形状とはほぼ同一である。第2のフランジ44が嵌合溝348に嵌め込まれることにより、第1下穴342aと第2下穴442aとが位置合わせされる。
嵌合溝348にはめ込まれた第2のフランジ44の高さ方向の位置は、天井部3cの最も高い所の位置と同じである。
【0031】
本実施の形態では、図5に示すように、カラー部材6および第2下穴442aに通されたボルト9と、ボルト9に螺合するナット8とにより、カラー部材6と第2のフランジ44の先端部442とが締結される。つまり、本実施の形態では、カラー部材6を介して第1のフランジ34の先端部342と第2のフランジ44の先端部442とが締結される。
【0032】
一般的に樹脂は金属よりも強度などの面で劣り、締め過ぎにより材料が変形したまま形状が戻らない場合が多いため、締結力を上げる際に十分に配慮が必要となる。本実施の形態では、第1のフランジ34の第1下穴342aに金属製のカラー部材6を介し、ボルト9およびナット8によりカラー部材6および第2のフランジ44を締結する金属締結とする。この金属締結による締結力は、第1のフランジ34(樹脂製)と第2のフランジ44とを締結したときの締結力により上げることができる。
【0033】
ボルト9およびナット8でカラー部材6と第2のフランジ44とを締結することにより、パイプ状部42は、アッパータンク3の天井部から上方に突設される。
【0034】
次に、アッパータンク3にブリーザーパイプ4が締結される手順について説明する。
【0035】
まず、ナット8を外部からナット保持部36に進入させ、ナット保持部36に保持させる。次に第1下穴342aにカラー部材6を進入させる
【0036】
以上のカラー部材6およびナット8の組立工程後に、アッパータンク3は、天井部3cを上にして次工程に移される。
次工程で、Oリング7を環状溝349に嵌め込む。
【0037】
次に、嵌合溝348に第2のフランジ44を嵌合させる。第2のフランジ44が嵌合溝348に嵌め込まれることにより、筒状部32とブリーザーパイプ4とが位置合わせされる。また、第1下穴342aと第2下穴442aとが位置合わせされる。これにより、作業者による位置合わせを不要となり、組立作業性を向上させる。
【0038】
次に、カラー部材6と第2下穴442aとにボルト9を通し、ボルト9をナット8に螺合させる。第1下穴342aと第2下穴442aとの位置合わせ、および、ナット8の位置合わせが既に行われているため、作業者は、ボルト9をナット8に螺合させていくだけで、第1のフランジ34の先端部342と第2のフランジ44の先端部442とを締結することが可能となる。これにより、組立作業性を向上させる。
【0039】
また、作業者がボルト9をナット8に螺合させていくとき、第2のフランジ44がボルト9の軸回りに回転しようとするが、第2のフランジ44が嵌合溝348に嵌合されていて、嵌合溝348が第2のフランジ44の回り止めとなるため、締結時に第2のフランジ44が回らないように押さえることがない。これにより、組立作業性をさらに向上させる。また、第1のフランジ34と第2のフランジ44とを締結するとき、第1のフランジ34と第2のフランジ44とでOリング7を挟み込むことができる。このため、Oリング7の組立を別途行う必要がない。
【0040】
本実施の形態に係る締結構造によれば、ボルト9およびナット8により、第1のフランジ34の先端部342と第2のフランジ44の先端部442とが締結され、アッパータンク3とブリーザーパイプ4との締結部分が、アッパータンク3内に配置されない。これにより、シール性に影響を与えない場所に締結部分を設けることができる。
【0041】
また、ブリーザーパイプ4を金属製部品としたことにより、ブリーザーパイプ4の形状を加工により容易に変更することができる。
【0042】
さらに、本実施の形態では、金属製のカラー部材6を第1のフランジ34の第1下穴342aに介し、ボルト9およびナット8によりカラー部材6および第2のフランジ44を締結した金属締結とする。これにより、その締結力を、第1のフランジ34(樹脂製)と第2のフランジ44とを締結したときの締結力により向上させることができる。
【0043】
さらに、第1のフランジ34の両方の先端部342と第2のフランジ44の両方の先端部442とが締結される。これにより、樹脂製容器と金属製部品の合せ部のシール性をさらに向上させることができる。
【0044】
なお、本実施の形態では、天井壁362を第1のフランジ34と同じものとしたが、本発明はこれに限らず、例えば、天井部362を第1のフランジ34と別個に設けてもよい。同じく、奥壁365を筒状部32の外壁と同じものとしたが、本発明はこれに限らず、例えば、奥壁365を筒状部32の外壁と別個に設けてもよい。
【0045】
また、上記の実施の形態では、第1のフランジ34の先端部342と第2のフランジ44の先端部442とを、第1のフランジ34の保持部36に保持されたナット8、つまり、第1のフランジ34側のナット8と、ボルト9とにより締結したものを示したが、本発明はこれに限らず、例えば、第1のフランジ34側のボルト9、例えば、第1のフランジ34に埋設されたボルト9と、ナット8とにより締結してもよい。
【0046】
さらに、上記実施の形態では、ナット8を外部からナット保持部36に進入させるものを説明したが、本発明は、これに限らず、例えば、ナット8を外部から第1のフランジ34の裏面に沿わせてナット保持部36に導くガイド部を設けてもよい。これにより、ナット8をナット保持部36に進入し易くして、組立作業性を向上させることが可能となる。
【0047】
さらに、上記実施の形態では、内容物を外部に漏らさないためのシール部材として
Oリング7を設けたが、本発明はこれに限らず、例えば、耐加水解性、耐水性、耐熱性および復元性(弾性)を有し、シール性を得られるものであればよく、例えば、パッキンのようなものであってもよい。
【産業上の利用可能性】
【0048】
本発明は、シール性を向上させることが可能な締結構造として有用である。
【符号の説明】
【0049】
1 ラジエータ
2 ラジエータコア
3 アッパータンク
3b 管状部
32 筒状部
34 第1のフランジ
342 先端部
342a 第1下穴
344 基端部
348 嵌合溝
349 環状溝
36 ナット保持部
361 開口
362 天井壁
364 側壁
365 奥壁
366 突片部(底面壁)
4 ブリーザーパイプ
42 パイプ状部
44 第2のフランジ
442 先端部
442a 第2下穴
6 カラー部材
7 Oリング
8 ナット
9 ボルト
図1
図2
図3
図4
図5