【文献】
Panasonic,The relation among RS, REG, CCE, and CORESET[online],3GPP TSG RAN WG1 #89,3GPP,2017年 5月19日,R1-1708108,検索日[2019.12.12],インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_89/Docs/R1-1708108.zip>
【文献】
Samsung,Search Space Design Parameters[online],3GPP TSG RAN WG1 #89,3GPP,2017年 5月19日,R1-1707989,検索日[2019.12.13],インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_89/Docs/R1-1707989.zip>
【文献】
ETRI,Discussion on configuration of search space and CORESET[online],3GPP TSG RAN WG1 #89,3GPP,2017年 5月19日,R1-1708100,検索日[2019.12.13],インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_89/Docs/R1-1708100.zip>
【文献】
LG Electronics,Discussion on CORESET configuration[online],3GPP TSG RAN WG1 #89,3GPP,2017年 5月19日,R1-1707626,検索日[2019.12.13],インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_89/Docs/R1-1707626.zip>
【文献】
Guangdong OPPO Mobile Telecom,PDCCH CORESET configuration and UE procedure on NR-PDCCH[online],3GPP TSG RAN WG1 #89,3GPP,2017年 5月19日,R1-1707703,検索日[2019.12.13],インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_89/Docs/R1-1707703.zip>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下の技術は、CDMA(code division multiple access)、FDMA(frequency division multiple access)、TDMA(time division multiple access)、OFDMA(orthogonal frequency division multiple access)、SC−FDMA(single carrier frequency division multiple access)などのような様々な無線接続システムに用いることができる。CDMAは、UTRA(Universal Terrestrial Radio Access)やCDMA2000のような無線技術(radio technology)によって具現することができる。TDMAは、GSM(Global System for Mobile communications)/GPRS(General Packet Radio Service)/EDGE(Enhanced Data Rates for GSM Evolution)のような無線技術によって具現することができる。OFDMAは、IEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802−20、E−UTRA(Evolved UTRA)などのような無線技術によって具現することができる。UTRAは、UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)の一部である。3GPP(3rd Generation Partnership Project)LTE(long term evolution)は、E−UTRAを用いるE−UMTS(Evolved UMTS)の一部であり、下りリンクでOFDMAを採用し、上りリンクでSC−FDMAを採用する。LTE−A(Advanced)は、3GPP LTEの進化したバージョンである。
【0025】
説明を明確にするために、3GPPベースの移動通信システムを中心に記述するが、本発明の技術的思想がこれに制限されるわけではない。また、以下の説明で使われる特定用語は、本発明の理解を助けるために提供されるものであり、このような特定用語の使用は、本発明の技術的思想から逸脱しない範囲で他の形態に変更することもできる。
【0026】
多数の通信機器がより大きな通信容量を要求することにより、最近論議されている次世代通信システムでは、既存の無線接続技術(radio access technology、RAT)に比べて向上したモバイルブロードバンド(enhanced Mobile Broadband、eMBB)通信の必要性が高まっている。また多数の機器及びモノを連結していつでもどこでも多様なサービスを提供する大規模MTC(massive Machine Type Communications、mMTC)も次世代通信において考慮すべき主要なイッシュである。また、信頼性(reliability)及び遅延(latency)などに敏感なサービス/UEを考慮して、次世代通信システムとしてURLLC(Ultra−Relialbe and Low Latency Communication)が論議されている。
【0027】
このようにeMBB、mMTC及びURLCCなどを考慮した新しい無線接続技術(New RAT)が次世代無線通信のために論議されている。
【0028】
New RATの設計とかち合わないLTE/LTE−Aの動作及び設定はNew RATにも適用することができる。New RATは便宜上5G移動通信とも称する。
【0029】
<NRフレーム構造及び物理リソース>
【0030】
NRシステムにおいて、下りリンク(DL)及び上りリンク(UL)の送信は10msの長さ(duration)を有するフレームを介して行われ、各々のフレームは10個のサブフレームを含む。従って1サブフレームは1msに該当する。各々のフレームは2つのハーフフレーム(half−frame)に分けられる。
【0031】
1つのサブフレームは、N
symbsubframe,μ= N
symbslot X N
slotsubframe,μ個の連続したOFDMシンボルを含む。N
symbslotはスロット当たりのシンボル数、μはOFDMニューマロロジー(numerology)を表し、N
slotsubframe,μは該当μに対してサブフレーム当たりのスロット数を表す。NRでは表1のような多重OFDMニューマロロジーが支援される。
【0033】
表1において、Δfはサブキャリア間隔(subcarrier spacing,SCS)を意味する。DLキャリアBWP(bandwidth part)に対するμ及びCP(cyclic prefix)とULキャリアBWPに対するμ及びCPは、上りリンクシグナリングにより端末に設定される。
【0034】
表2は、一般CPの場合、各々のSCSに対するスロット当たりのシンボル数(N
symbslot)、フレーム当たりのスロット数(N
slotframe,μ)及びサブフレーム当たりのスロット数(N
slotsubframe,μ)を表す。
【0036】
表3は、拡大CPの場合、各々のSCSに対するスロット当たりのシンボル数(N
symbslot)、フレーム当たりのスロット数(N
slotframe,μ)及びサブフレーム当たりのスロット数(N
slotsubframe,μ)を表す。
【0038】
このようにNRシステムではSCS(subcarrier spacing)によって1サブフレームを構成するスロット数が変更できる。各々のスロットに含まれたOFDMシンボルはD(DL)、U(UL)及びX(Flexible)のうちいずれか1つである。DL送信はD又はXシンボルで行われ、UL送信はU又はXシンボルで行われる。なお、Flexibleリソース(e.g.,Xシンボル)はReservedリソース、Otherリソース又はUnknownリソースとも称される。
【0039】
NRにおいて、1つのRB(resource block)は周波数ドメインで12個のサブキャリアに該当する。RBは多数のOFDMシンボルを含むことができる。RE(resource element)は1サブキャリア及び1OFDMシンボルに該当する。従って、1RB内の1OFDMシンボル上には12REが存在する。
【0040】
キャリアBWPは連続するPRB(Physical resource block)のセットで定義される。キャリアBWPは簡略にBWPとも称される。1つのUEには最大4つのBWPが上りリンク/下りリンクの各々に対して設定される。複数のBWPが設定されても、与えられた時間の間には1つのBWPが活性化される。但し、端末にSUL(supplementary uplink)が設定された場合、さらに4つのBWPがSULに対して設定され、与えられた時間の間に1つのBWPが活性化される。端末は活性化されたDL BWPから外れると、PDSCH、PDCCH、CSI−RS(channel state information−reference signal)又はTRS(tracking reference signal)を受信できない。また端末は活性化されたUL BWPから外れると、PUSCH又はPUCCHを受信できない。
【0041】
<NR DL Control Channel>
【0042】
NRシステムにおいて、制御チャンネルの送信単位はREG(resource element group)及び/又はCCE(control channel element)などで定義される。CCEは制御チャンネル送信のための最小単位を意味する。即ち、最小PDCCHのサイズは1CCEに対応する。集合レベル(aggregation level)が2以上である場合、ネットワークは多数のCCEを集めて1つのPDCCHを送信することができる(i.e.,CCE aggregation)。
【0043】
REGは、時間ドメインでは1OFDMシンボル、周波数ドメインでは1PRBに該当する。また、1CCEは6REGに該当する。
【0044】
一方、制御リソースセット(control resource set,CORESET)及び探索空間(search space,SS)について簡略に説明すると、CORESETは制御信号送信のためのリソースのセットであり、探索空間は端末がブラインド検出を行う制御チャンネル候補の集まりである。探索空間はCORESET上に設定されることができる。一例として、1つのCORESETに1つの探索空間が定義されると、CSS(common search space)のためのCORESETとUSS(UE−specific search space)のためのCORESETが各々設定される。他の例として、1つのCORESETに多数の探索空間が定義されてもよい。例えば、CSSとUSSが同じCORESETに設定されてもよい。以下の例示においては、CSSはCSSが設定されるCORESETを意味し、USSはUSSが設定されるCORESETなどを意味してもよい。
【0045】
基地局は、CORESETに関する情報を端末にシグナリングすることができる。例えば、各CORESETのためにCORESET Configurationが端末にシグナリングされ、CORESET Configurationには当該CORESETの時間長(time duration)(e.g.,1/2/3 シンボルなど)、当該CORESETの周波数ドメインリソース、プリコーダ粒度(precoder granularity)、REG−to−CCEマッピングタイプ(e.g.,Interleaved/Non−Interleaved)、Interleaved REG−to−CCEマッピングタイプの場合、REGバンドリングサイズ及びインターリーバサイズなどがシグナルされる。
【0046】
1−シンボルCORESETに対するREG−to−CCEマッピングがNon−Interleavedタイプである場合、CCEに対する6REGが1つのREGバンドルでグループされ、当該CCEのREGはいずれも連続することができる。1PDCCH内にCCEが複数である場合(e.g.,aggregation levelが2以上である場合)、CCEも互いに連続することができる。端末はプリコーダ粒度によって1REGバンドル内に同一のプリコーディングを仮定するか、又は多数のREGバンドルに対して同一のプリコーディングを仮定することができる。
【0047】
1−シンボルCORESETに対するREG−to−CCEマッピングがInterleavedタイプである場合、2、3又は6つのREGが1REGバンドルで構成される。一例として、2、3、6のREGバンドルサイズがいずれも支援されるのではなく、そのサブセットとして、例えば、{2}、{3}、{2、3}、{2、6}、{3、6}又は{2、3、6}のREGバンドルサイズが支援される。仮に、{2、6}のREGバンドルサイズが支援される場合、2つのREGが1REGバンドルを構成するか、又は6つのREGが1REGバンドルを構成することができる。端末はプリコーダ粒度によって1REGバンドル内に同一のプリコーディングを仮定するか、又は多数のREGに対して同一のプリコーティングを仮定することができる。
【0048】
2シンボル以上のDurationを有するCORESETに対するREG−to−CCEマッピングの場合、REGバンドルが時間/周波数ドメインで定義されてもよい。REGバンドルが時間ドメインで定義される場合、1REGバンドルに属するREGがいずれも同一のRBに属して、他のシンボルが該当してもよい。REGバンドルが時間−周波数ドメインで定義される場合、1REGバンドルは同一のRBに属して、他のシンボルが該当するREGのみならず、他のRBに属するREGを含んでもよい。
【0049】
また、2シンボル以上のDurationを有するCORESETに対するREG−to−CCEマッピングに対して時間優先マッピング(time−first mapping)が支援されてもよい。時間ドメイン上でREGバンドルがCORESETの時間ドメインDurationと同様に設定されることが支援されてもよい。Non−interleavedタイプの場合、CCEを構成する6つのREGが1REGバンドルに該当してもよく、当該CCEのREGは時間/周波数ドメインで局部化(localized)されてもよい。Interleavedタイプの場合、2、3又は6つのREGが1REGバンドルに該当してもよく、CORESET内でREGバンドルはインターリーブされてもよい。端末はプリコーダ粒度によって1REGバンドル内に同一のプリコーディングを仮定するか、又は多数のREGに対して同一のプリコーディングを仮定してもよい。
【0050】
一方、2シンボル以上のDurationを有するCORESETに対して、時間ドメインプリコーダ循環(precoder cycling)が論議されており、そのために時間ドメインで1シンボルに該当するREGバンドルが支援されるか、又はREG−to−CCEマッピングを1シンボル−CORESETの場合と同様に行い、1PDCCH候補を複数のシンボルにわたってマッピングすることが支援されてもよい。
【0051】
以上の論議によれば、REGバンドリングサイズによって時間/周波数ドメインでバンドリング領域が決定される。ただし、分散マッピング(distributed mapping)(i.e.,interleaving case)でInter−REG bundleバンドリングは未だ決定されていない。
【0052】
REGバンドリングは制御チャンネルのチャンネル推定性能を向上させるために導入することが望ましい。一方、REGバンドリングが導入される場合、CORESET Configurationとの不一致(mismatch)の問題及び互いに異なるCORESETに属する制御チャンネル候補(candidate)間のブロッキング確率(blocking probability)の増加などの問題が解決されなければならない。
【0053】
本発明の実施例にはこのような問題点に対する解決策が提案される。以下に提案される例示は、単独又は組み合わせによって具現される。また、以下の説明において、Distributed CORESET又はInterleaved CORESETは、当該CORESET内において1つのCCEを構成するREG(又は、REG bundle、REG bundle set)などが分散され配置されることを意味する。
【0054】
Issue 1:CORESET帯域幅とREGバンドルとの不一致(mismatch)
【0055】
周波数ドメインでREGバンドルは、1、2、3又は6−REG(又はRB)で構成されるが、CORESETのBW(bandwidth)(i.e.,CORESETの周波数ドメインにおけるサイズ)がバンドルサイズの倍数ではない場合、REGバンドルに属しない残りのリソース(residual resource)が発生することがある。よって、CORESETの残りのリソースに対する処理方法が必要である。
【0056】
例えば、CORESET帯域幅が100RBsであるが、周波数ドメインバンドルのサイズが3である場合、1つのREGは制御チャンネル送信のための使用できない残りのリソースとして残される。このような残りのリソースの位置が正確に定義されない場合、ネットワークと端末との間でREGバンドリングに対する理解が異なり、チャンネル推定性能が保証できず、仮に互いに異なる端末が同一のCORESETにおいて残りのリソースの位置を異ならせると仮定する場合、制御チャンネル候補間のブロッキング確率が増加する。よって、このような問題点を解決するための方法の案を説明する。
【0057】
(1)CORESETに対する周波数ドメインリソース割り当て
【0058】
全てのバンドルサイズ(e.g.,2、3or6−REG)に対して残りのリソースを発生させないために、CORESETの周波数ドメインリソース割り当てを6RB単位で行うことを提案する。1REGは周波数ドメインにおいて1RBに該当するが、CORESETが全てのバンドルサイズの最小公倍数である6RB単位で割り当てられる場合(e.g.,6*N RBs)、2、3及び6−REGのうちいずれのバンドルサイズが用いられても残りのリソースが発生しないというメリットがある。又は、CORESETごとに周波数ドメインバンドルサイズが定められる場合、周波数ドメインバンドルサイズの単位でCORESETリソース割り当てが行われてもよい。
【0059】
例えば、CORESETのリソース割り当て単位=6RBsと定義(又は、当該CORESETの周波数ドメインバンドルサイズと定義)されてもよく、当該CORESETではリソース割り当て単位でREGバンドル格子(grid)が構成されてもよい。ネットワーク/UEはREGバンドル格子を基準としてインターリーブなどを行ってもよい。
【0060】
周波数ドメインにおいてCORESETのリソースを割り当てるために、以下のようなオプションが考慮されてもよい。
【0061】
− オプション1:周波数ドメインにおいてCORESETリソースは、CORESETの開始PRBインデックス(e.g.,PRBオフセット)及びCORESETを構成するリソース割り当て単位の個数の組み合わせで定義されてもよい。例えば、ネットワークは、PRBインデックス0(e.g.,CORESETの開始PRB)と20個のリソース割り当て単位(e.g.,20*6−PRB)をCORESET BWとして設定してもよい。PRBインデックスの一例として、システムBWの最下位のPRBがPRBインデックス0と設定されてもよい。又は、システム帯域幅が多数のサブBW(e.g.,BWP)に分けられ、各端末がサブBWベースで動作する場合、各サブBWの最下位PRBがPRBインデックス0と設定されてもよい。例えば、サブBW特有のPRBインデックスが行われてもよい。一方、多数のキャリアが定義される場合、PRBインデックス0は各キャリアの最下位のPRBであるか、又はキャリアに含まれた多数のサブBWのうち端末が動作するサブBWの最下位PRBであってもよく、これに限定されない。
【0062】
− オプション2:リソース割り当て単位(又は、バンドルサイズ)ベースのビットマップ
【0063】
ネットワークは、オプション1において説明したシステム帯域幅或いはサブバンドに対して、リソース割り当て単位ベースのビットマップを介して端末にCORESET帯域幅を設定してもよい。一例として、リソース割り当て単位が6−RBであると仮定するとき、ビットマップの各ビットは6−RBに該当することができる。
【0064】
一方、オプション2はオプション1とかち合うものではないため、オプション2は、オプション1においてリソース割り当て単位の個数をシグナリングする具体的な方法の案として解釈されてもよい。また、サブBW特有のPRBインデックスが行われる場合、ビットマップはサブBW特有に構成されてもよい。
【0066】
残りのリソースの発生を防止できないCORESETリソース割り当て方式が用いられる場合、残りのリソースの位置を決定する方法を提案する。
【0067】
残りのリソースの位置は、予め定義されるか、ネットワークによって(CORESETごとに)残りのリソースの位置が設定されてもよい。例えば、特定のCORESETに残りのリソースが発生した場合、残りのリソースはCORESETの開始及び/又は終了地点に位置することと予め定義されるか、ネットワークによって設定されてもよい。
【0068】
Issue 2:多数のCORESET間のブロッキングの問題
【0069】
NR PDCCH送受信のための1つの端末に多数のCORESETが設定され、互いに異なるCORESETが部分的に重なる場合もある。CORESETが重なる場合、REGバンドル格子がCORESET間に整列(align)されないと、特定のCORESETのREGバンドルが他のCORESETの多数のREGバンドルと重なる問題が発生することがある。すなわち、ブロッキング確率が増加して、リソース使用の効率性が深刻に低下し得る。
【0070】
図2は、互いに異なるCORESET間のREGバンドル格子が一致しない場合に発生し得る問題を説明するための図である。CORESET 0とCORESET 1とが重なるが、CORESET 0のDurationはCORESET 1のDurationと同一であり、CORESET 0の周波数ドメインバンドルサイズがCORESET 1の周波数ドメインバンドルサイズと同一であり、REGバンドル境界(boundary)がCOREST間に整列されないことと仮定する。
【0071】
図2を参照すれば、CORESET 1のCCEはCORESET 0の2つのCCEと重なる。よって、CORESET 1のCCEが特定の端末のために用いられる場合、ネットワークはCORESET 0の2つのCCEを用いることができないので、リソースロスをもたらす。このような問題を解決するために、以下のような方法を提案する。
【0072】
(3)互いに異なるCORESETに属するREGバンドル間の境界整列
【0073】
図2では、REGバンドル境界(boundary)がCORESET間に整列されずにブロッキング確率が増加する問題があり、これを解決するために、以下のようなオプションが用いられてもよい。
【0074】
− オプション1:CORESETごとにREGバンドルの開始位置に対するオフセットを設定
【0075】
一例として、ネットワークはCORESETごとにREGバンドルの開始位置を設定してもよい。端末は各CORESETごとに設定されたREGバンドルの開始位置から当該CORESETに設定されたバンドルサイズ単位でバンドル境界を決定してもよい。
【0076】
− オプション2:バンドル境界に対するGlobal Reference
【0077】
バンドル境界を決定するために、Global Referenceが予め定義されるか、ネットワークによって設定されてもよい。
【0078】
一例として、システムBWの開始点、同期信号(又は、PBCH)のように初期接続(initial access)過程に連携された共通リソースの開始点などがGlobal Referenceとして用いられてもよい。Global Referenceを知っている(又は、設定された)端末は、Global Referenceからバンドルサイズを適用し、当該CORESETのバンドル境界を決定する。
【0079】
端末は、各CORESETごとにオプション1又はオプション2によってバンドル境界を設定することができる。仮にバンドル境界とCORESETの境界とが一致しない場合、CORESETに完全に含まれないREGバンドル(e.g.,REGバンドルの一部がCORESETの境界から外れた場合)は、制御チャンネル送信に使用しないと仮定することができる。CORESETに完全に含まれないREGバンドルは探索空間を構成するための過程(e.g.,インターリーブ、ハッシングなど)において考慮されなくてもよい。
【0080】
(4)重なるCORESET間のバンドルサイズ整列(alignment)
【0081】
上述した
図2においては、同一のバンドルサイズを有するCORESET間のバンドル境界が一致しないことで、ブロッキング確率が増加する場合について説明したが、バンドル境界が一致しても各CORESETバンドルサイズが異なると、
図2と類似した問題が生じる。
【0082】
例えば、重なるCORESETに異なるバンドルサイズが設定され、バンドリングが開始される地点が同一である場合、各バンドルサイズの最小公倍数の間隔にバンドル境界がCORESETの間において一致し、当該境界内ではブロッキング確率が増加する。
【0083】
これを解決するために、互いに異なるCORESETが重なる場合、各CORESETの周波数ドメインバンドルサイズを同一に設定することを提案する。一例として、同一の周波数ドメインバンドルサイズは、ネットワークがシグナリングするCORESET Configurationに含まれてもよい。または、周波数ドメインバンドルサイズが別にシグナリングされず、CORESET Configurationの他の情報要素(e.g.,CORESET duration)と連携して決定されてもよく、これは当該CORESETのバンドルサイズのうち1つが代表バンドルサイズとして決定されることを意味する。
【0084】
例えば、CORESET 0は1シンボルDurationとして設定され、CORESET 1は2シンボルDurationとして設定されると仮定する。CORESET 0/1の周波数 ドメインバンドルサイズがそれぞれ6/3である場合、代表バンドルサイズは3と決定されることができる。CORESET Durationが2であり、時間優先マッピングが適用されるとき(1CCEは6REGで構成されるため、inter−CCEバンドリングが適用されないと)、周波数ドメインバンドルサイズは1又は3のみが可能であるため、2つのCORESETに共通してバンドルサイズ3が使用されることと解釈できる。
【0085】
Issue 3:他のCORESETの他の集合レベル候補間のブロッキング問題
【0086】
インターリーブが用いられるCORESETとインターリーブが用いられないCORESETとが重なる場合、インターリーブが用いられるCORESETの高い集合レベル(AL)制御チャンネル候補に属するリソースがインターリーブが用いられないCORESETの多数の制御チャンネル候補をブロッキングする場合が発生し得る。
【0087】
図3は、互いに異なるCORESETに属する他のAL候補間のブロッキングに関する一例を示す。
【0088】
CORESET 0にはインターリーブが用いられず、CORESET 1にはインターリーブが用いられると仮定して、CORESET 1においてAL4制御チャンネル候補を構成するリソースのうち一部を太い実線で示す。CORESET 1において周波数ドメイン上においてバンドルサイズ2であるREG bundle 12個が1つのAL4制御チャンネル候補を構成すると仮定して、12個のREG bundleは周波数ドメインにおいて均等に分散されると仮定する。
【0089】
一方、
図3において、CORESET 1の一部のリソースによるブロッキングが示されたが、最悪の場合、CORESET 1のAL4制御チャンネル候補の1つがCORESET 0の12個のCCEをブロッキングすることもある。
【0090】
逆に、CORESET 0の上位AL制御チャンネル候補がCORESET 1の多数の制御チャンネル候補をブロッキングする問題も発生し得る。
【0091】
異なるマッピング方式(e.g.,interleaving/non−interleaving)を用いるCORESETが重なる場合、制御チャンネル候補がリソースを占める方式がCORESETごとに異なるため、ブロッキング問題の発生が避けられない。以下では、このようなブロッキング問題を最小化する方法を提案する。
【0092】
(5)REGバンドルセットベースのインターリーブ
【0093】
図3から分かるように、Interleaved−CORESETとNon−interleaved CORESETとが重なる場合、Interleaved−CORESETにおいて1つの制御チャンネル候補を構成するREGバンドルが均等に(CORESET内に)分散されている場合、他のCORESETの制御チャンネル候補が相互間のブロッキング問題をもたらす。
【0094】
これを最小化するための方法の案として、REGバンドルセット単位でインターリーブを行うことを提案する。REGバンドルセットは、互いに異なるCCEを構成するREG bundleの集合を意味する。
【0095】
例えば、AL2制御チャンネル候補に対するインターリーブが行われ、REGバンドルサイズは2−REGと仮定する。ネットワーク/端末は、AL2制御チャンネル候補を構成するCCE 0(=REG bundle0+REG bundle1+REG bundle2)とCCE1(=REG bundle3+REG bundle4+REG bundle5)においてそれぞれ1REG bundleを選択し、1REGバンドルセットを構成することができる。その結果、3つのREGバンドルセットが生成される。例えば、REGバンドルセット0=REG bundle0+REG bundle3、REGバンドルセット1=REG bundle1+REG bundle4、REGバンドルセット2=REG bundle2+REG bundle5のように3つのREGバンドルセットが決定される。ネットワーク/端末はREGバンドルセット単位でインターリーブを行うことができる。
【0096】
このように、REGバンドルセットベースのインターリーブが行われると、Interleaved CORESET内のAL2制御チャンネル候補は、Non−interleaved CORESETのAL1制御チャンネル候補の3つのみをブロッキングすることになる。一方、Interleaved CORESETのAL2制御チャンネル候補を構成するREG bundleをCORESET内に均等に分配する場合(i.e.,REG bundle単位のインターリーブ)、Interleaved CORESETのAL2制御チャンネル候補は、Non−interleaved CORESETのAL1制御チャンネル候補の6つをブロッキングする。
【0097】
REGバンドルセットベースのインターリーブが行われる場合、REGバンドルセットのサイズは、Target ALによって異なるように設定されてもよい。ネットワークは、チャンネル状況などを適宜に反映するためにInterleaved CORESETを設定するとき、当該CORESETにおいて適用されるREGバンドルセットのサイズ(又は、target AL)を設定することができる。これは、REGバンドルセットのサイズが増加すれば、周波数ダイバーシティの利得が減少し、REGバンドルセットのサイズが減少すれば、周波数ダイバーシティの利得が増加することを意味する。REG bundle間のバンドリングが支援される場合、REGバンドルセットのサイズが増加することは、チャンネル推定性能が向上することを意味する。例えば、AL4をターゲットとしてREGバンドルセットベースのインターリーブを行う場合、(AL4制御チャンネル候補を構成する4つのCCEからそれぞれ抽出した)4つのREG bundleが1つのREGバンドルセットを構成することになる。
【0098】
(6)Configurability of Aggregation Levels
【0099】
REGバンドルセットベースのインターリーブが行われる場合、REG bundle単位でインターリーブを行う場合に比べてブロッキング確率を下げることができるが、この場合でも、Non−interleaved CORESETの周波数ドメインバンドルのサイズによってブロッキング確率が増加することがある。
【0100】
図4は、Interleaved−CORESETとNon−interleaved CORESETとのブロッキングの別の一例を示す。
図4において、Interleaved CORESETのdurationは3シンボルであり、Non−interleaved CORESETのdurationは1シンボルであると仮定する。
【0101】
1CCE=6REGsと定義されるので、従来のAL1、2、4、8を維持しながらREGバンドルセットベースのインターリーブが行われると、各REGバンドルセットの周波数ドメイン開始点とNon−interleaved CORESETにおけるCCEの周波数ドメイン開始点とを整列すれば、ブロッキング確率を効率的に減らすことができる。しかしながら、この場合でも、Interleaved CORESETにおいて使用できないリソースが発生し得る。
【0102】
例えば、
図4において、Interleaved CORESETにおいてAL4制御チャンネル候補のためのREGバンドルセットは、周波数ドメインにおいてNon−interleaved CORESETのCCEの1つに全て含まれてもよいが、REGバンドルセットの終了点がCCEの終了点と一致しないため、リソースロスが発生し得る。
【0103】
このようなリソースロスを減らすために、AL{1、2、4、8}のみならずAL{1、3、6、12}を導入することを提案する。ただし、本発明は、AL{1、3、6、12}に限らず、他のALを用いることを除くものではない。
【0104】
AL{1、3、6、12}が用いられる場合、Interleaved CORESETにおいてAL3、6、12のためのREGバンドルセットのそれぞれはNon−interleaved CORESETの1/2、1、2つのCCEをブロッキングするため、リソースロスを最大に減らすことができる。AL{1、3、6、12}はInterleaved CORESETに限って適用されてもよい。ネットワークは、Interleaved CORESETに対してALセット{1、2、4、8}及び{1、3、6、12}のうちいずれか一方を設定することができる。一例として、AL{1、2、4、8}は、CORESETの周波数ドメインバンドルのサイズが3である場合に限って適用されてもよい。
【0105】
別の方法として、ネットワークは、各CORESETにおいて支援するALをCORESETごとに設定することもできる。例えば、ネットワークにおいて利用可能なALは、{1、2、3、4、6、8、12}であってもよく、ネットワークは当該ALのうち一部を特定のCORESETに設定することができる。又は、様々な組み合わせのALセットが表(table)に定義され、ネットワークは当該表においてALセットインデックスCORESETごとに設定されてもよい。
【0106】
図5は、Non−interleaved CORESETのCCEとInterleaved CORESETのREGバンドルセットを示す。
【0107】
Interleaved CORESETのDurationは1シンボルであり、Non−interleaved CORESETのDurationは3シンボルであり、1シンボルのInterleaved CORESETが3シンボルのNon−interleaved CORESETに完全に含まれると仮定する。
【0108】
Non−interleaved CORESETにおけるバンドルのサイズは、周波数ドメインにおいて1REG、時間ドメインにおいて3REGを仮定する。また、REGバンドルセットに含まれるREGバンドルの数は、Target ALによって決定されると仮定する。
【0109】
図5(a)は、Interleaved CORESETにおいてAL4、8のためのREGバンドルセットとNon−interleaved CORESETのCCEとの関係を示す。
図5(a)を参照すれば、REGバンドルセットの境界とCCEの境界とが一致しないため、リソースロス又はブロッキングが生じる問題点がある。
【0110】
図5(b)では、Interleaved CORESETにおいてAL3、6を導入してREGバンドルセットを構成する場合、AL3、6のためのREGバンドルセットとCCEの関係を示す。
図5(b)を参照すれば、AL3、6のためのREGバンドルセットの境界が1/2CCE、1CCEの境界と一致するため、リソースロスを最小化し、ブロッキングの確率を下げることができる。一方、図示を省略するが、AL12のためのREGバンドルセットの境界は2−CCEの境界と一致する。
【0111】
図6は、本発明の一実施例による1シンボルのCORESETと2シンボルのCORESETとの重なりを示す。1シンボルのCORESETと2シンボルのCORESETが1シンボルのCORESET領域において重なる状況を仮定する。
【0112】
図6(a)は、2シンボルのCORESETがREGバンドルセット単位でインターリーブされ、AL3制御チャンネル候補を構成する3つのCCEからそれぞれ抽出された3つのREGバンドルが1つのREGバンドルセットを構成する。このとき、REGバンドルサイズは周波数ドメインにおいて1REG、時間ドメインにおいて2REGsを仮定する。
【0113】
このように、REGバンドルセットベースのインターリーブが行われる場合、2シンボルのCORESETのAL1制御チャンネル候補がブロッキングした1シンボルのCORESETのCCEをAL3制御チャンネル候補が同様にブロッキングする。よって、AL増加による更なるブロッキングが発生しない。仮にネットワークが2シンボルのCORESETにAL{1、3、6、12}を設定して、AL6のためのREGバンドルセットをベースとしてインターリーブを行う場合、AL1、3、6の制御チャンネル候補が同一の(1シンボルのCORESETの)CCEをブロッキングするため、ブロッキング確率を最小化することができる。
【0114】
図6(b)は、全てのCORESETにおいてインターリーブが行われない場合を示す。この場合、2シンボルのCORESETの周波数ドメインREGバンドルのサイズが3REGsであるため、ネットワークが当該CORESETにAL{1、2、4、8}を設定する方が、リソースロスを減らし、ブロッキング確率を下げるのに有利である。
【0115】
一方、各CORESETのALセット(及び/又はREGバンドルセットconfiguration)は、ネットワークが別にconfigurationをシグナリングせず、CORESETリソースと当該CORESETにおいて適用するバンドルサイズ、インターリーブ有無及び/又は重なるCORESETのconfigurationなどに基づいて決定されてもよい。
【0116】
一例として、
図6のように、周波数ドメインREGバンドルサイズが1であるCORESETがNon−interleaved CORESETと重なる場合、AL{1、3、6、12}を用いるように予め定義されてもよく、このとき、REGバンドルセットのサイズも予め定義されるか設定されてもよい。これは重なるCORESET間のCCE境界、REGバンドル境界及び/又はREGバンドルセット境界などが一致するように、ALセット及びREGバンドルセットのサイズが決定されることを意味する。
【0117】
以下の(i)〜(v)は、本発明の一実施例によるALセット及びREGバンドルセットのサイズの決定であって、一部のパラメータは変更されてもよい。
【0118】
(i)1 symbol non−interleaved CORESET & 1 symbol interleaved CORESET
【0119】
− 1シンボルinterleaved CORESETのREGバンドルのサイズが2である場合:1シンボルinterleaved CORESETにAL{1、3、6、12}及びREGバンドルセットサイズ=3REGバンドルが設定されてもよい。1シンボルnon−interleaved CORESETにAL{1、2、4、8}が設定されてもよい。
【0120】
−1シンボルinterleaved CORESETのREGバンドルサイズが3である場合:1シンボルinterleaved CORESETにAL{1、2、4、8}及びREGバンドルセットサイズ=2REGバンドルが設定されてもよい。1シンボルnon−interleaved CORESETにAL{1、2、4、8}が設定されてもよい。
【0121】
(ii)1 symbol non−interleaved CORESET & 2 symbol interleaved CORESET
【0122】
2シンボルinterleaved CORESETのREGバンドルサイズが周波数ドメインにおいて1REGであり、時間ドメインにおいて2REGsである場合:2シンボルinterleaved CORESETにAL{1、3、6、12}及びREGバンドルセットサイズ=3又は6REGバンドルが設定されてもよい。1シンボルnon−interleaved CORESETにAL{1、2、4、8}が設定されてもよい。
【0123】
(iii)1 symbol non−interleaved CORESET & 2 symbol non−interleaved CORESET
【0124】
2シンボルnon−interleaved CORESETにAL{1、2、4、8}が設定され、1シンボルnon−interleaved CORESETにAL{1、2、4、8}が設定されてもよい。
【0125】
(iv)1 symbol non−interleaved CORESET & 3 symbol interleaved CORESET
【0126】
3シンボルinterleaved CORESETのREGバンドルサイズが周波数ドメインにおいて1REG、時間ドメインにおいて3REGsである場合、3シンボルinterleaved CORESETにAL{1、3、6、12}及びREGバンドルセットサイズ=3又は6REGバンドルが設定されてもよい。1シンボルnon−interleaved CORESETにAL{1、2、4、8}が設定されてもよい。
【0127】
(v)1 symbol non−interleaved CORESET & 3 symbol non−interleaved CORESET
【0128】
3シンボルnon−interleaved CORESETにはAL{1、3、6、12}が設定され、1シンボルnon−interleaved CORESETにはAL{1、2、4、8}が設定されてもよい。
【0129】
図7は、本発明の一実施例による下りリンク信号の送受信方法のフローを示す。
図7は、上述した方法の一例であって、本発明は
図7に限定されず、上述した内容と重なる説明は省略してもよい。
【0130】
図7を参照すれば、基地局は端末に少なくとも1つのCORESET Configurationを送信する(705)。例えば、基地局は第1のCORESETの周波数リソースに関する情報を含む第1のCORESET設定を上位層シグナリング(e.g.,RRCシグナリング)を介して送信することができる。
【0131】
基地局はPDCCH信号を生成及びマッピングすることができる(710)。基地局は第1のCORESET上にPDCCH信号をマッピングすることができる。基地局は2、3又は6つのREGごとに1REGバンドルでバンドリングし、PDCCH信号をマッピングすることができる。1REGは時間ドメイン上において1シンボル及び周波数ドメイン上において1RB(resource block)に該当する。基地局は少なくとも同一のREGバンドルには同一のプリコーディングを適用することができる。
【0132】
基地局はPDCCH信号を送信することができる(715)。
【0133】
端末は第1のCORESET上でPDCCH信号に対するブラインド検出を行うことで、PDCCH信号を受信することができる(720)。例えば、端末は第1のCORESET上で多数のREGをバンドリングしてPDCCH信号を受信することができる。端末は少なくとも同一のREGバンドルに属するREGに対しては同一のプリコーディングを仮定することができる。
【0134】
端末はPDCCH信号からDCIを獲得することができる(725)。
【0135】
第1のCORESET設定に含まれた第1のCORESETの周波数リソースに関する情報はビットマップとして提供されてもよい。例えば、前記ビットマップは2、3又は6つのREGごとに1REGバンドルでバンドリングされた後、いずれのREGバンドルにも属しない残りのリソースが第1のCORESETに存在しないように6−RB単位で第1のCORESETの周波数リソースを割り当てることができる。ビットマップに含まれた多数のビットのそれぞれが6−RBに該当して、各ビット値によって当該6−RBが第1のCORESETの周波数リソースであるか否かが指示されてもよい。
【0136】
ビットマップは多数のサブ帯域(e.g.,BWPs)のうち前記端末が動作するサブ帯域に特定して設定されてもよい。
【0137】
さらに、第1のCORESET設定はREGバンドルサイズの情報を含んでもよい。
【0138】
第1のCORESETに適用されるREGバンドルサイズは、前記第1のCORESETと少なくとも一部が重なる第2のCORESETのREGバンドルサイズを考慮して決定されてもよい。
【0139】
第1のCORESET及び第1のCORESETと少なくとも一部が重なる第2のCORESETのうち一方のみにインターリーブが設定される場合、インターリーブは多数のREGバンドルを含むREGバンドルセットをベースとして行われてもよい。
【0140】
REGバンドルセットに含まれる多数のREGバンドルの数は、集合レベル(aggregation level)によって決定され、多数のREGバンドルは互いに異なるCCE(control channel element)に属してもよい。
【0141】
第1のCORESET及び第2のCORESETのうち前記インターリーブが設定されていないCORESETに対して、第1の集合レベルセット{1、2、4、8}のみを用いることができ、インターリーブが設定されたCORESETに対しては、第1の集合レベルセットに加えて、第2の集合レベルセット{1、3、6、12}を用いることもできる。
【0142】
第1のCORESETに適用される集合レベルセットは、第1のCORESETに設定されたバンドルサイズ、インターリーブを適用するか否か、及び第1のCORESETと重なる第2のCORESETの設定のうち少なくとも1つを考慮して決定されてもよい。
【0143】
図8は、本発明の一実施例による無線通信システム100における基地局105及び端末110の構成を示したブロック図である。
図8に示した基地局105と端末110の構成は、上述した方法を実施するための基地局と端末の例示的な具現であり、本発明の基地局と端末の構成は
図8により限られない。基地局105はeNB又はgNBとも呼ばれ、端末110はUEとも呼ばれる。
【0144】
無線通信システム100を簡略に示すために、1つの基地局105と1つの端末110を示したが、無線通信システム100は1つ以上の基地局及び/又は1つ以上の端末を含む。
【0145】
基地局105は、送信(Tx)データプロセッサー115、シンボル変調器120、送信器125、送受信アンテナ130、プロセッサー180、メモリ185、受信器190、シンボル復調器195及び受信データプロセッサー197を含むことができる。そして、端末110は、送信(Tx)データプロセッサー165、シンボル変調器175、送信器175、送受信アンテナ135、プロセッサー155、メモリ160、受信器140、シンボル復調器155及び受信データプロセッサー150を含むことができる。送受信アンテナ130、135はそれぞれ基地局105及び端末110に1つが示されているが、基地局105及び端末110は複数の送受信アンテナを備えてもよい。よって、本発明による基地局105及び端末110はMIMO(Multiple Input Multiple Output)システムを支援する。また、本発明による基地局105はSU−MIMO(Single User−MIMO)MU−MIMO(Multi User−MIMO)方式のいずれも支援することができる。
【0146】
下りリンク上で、送信データプロセッサー115はトラフィックデータを受信し、受信したトラフィックデータをフォーマットしてコードし、コードされたトラフィックデータをインターリーブして変調し(又はシンボルマッピングし)、変調シンボル(「データシンボル」)を提供する。シンボル変調器120はこのデータシンボルとパイロットシンボルを受信及び処理してシンボルのストリームを提供する。
【0147】
シンボル変調器120は、データ及びパイロットシンボルを多重化し、これを送信器125に送信する。ここで、それぞれの送信シンボルはデータシンボル、パイロットシンボル又はゼロの信号値であり得る。それぞれのシンボル周期で、パイロットシンボルが連続的に送信されることもできる。パイロットシンボルは周波数分割多重化(FDM)、直交周波数分割多重化(OFDM)、時分割多重化(TDM)又はコード分割多重化(CDM)シンボルであり得る。
【0148】
送信器125はシンボルのストリームを受信し、これを1つ以上のアナログ信号に変換し、さらにこのアナログ信号を追加的に調節して(例えば、増幅、フィルタリング及び周波数アップコンバーティング(upconverting)して、無線チャンネルを介した送信に適した下りリンク信号を発生させる。すると、送信アンテナ130は発生した下りリンク信号を端末に送信する。
【0149】
端末110の構成において、受信アンテナ135は基地局からの下りリンク信号を受信し、受信された信号を受信器140に提供する。受信器140は受信された信号を調整し(例えば、フィルタリング、増幅、及び周波数ダウンコンバーティング(downconverting))、調整された信号をデジタル化してサンプルを獲得する。シンボル復調器145は受信されたパイロットシンボルを復調し、チャンネル推定のためにこれをプロセッサー155に提供する。
【0150】
また、シンボル復調器145はプロセッサー155から下りリンクに対する周波数応答推定値を受信し、受信されたデータシンボルに対してデータ復調を行って(送信されたデータシンボルの推定値である)データシンボル推定値を獲得し、データシンボル推定値を受信(Rx)データプロセッサー150に提供する。受信データプロセッサー150はデータシンボル推定値を復調(すなわち、シンボルデマッピング(demapping))し、デインターリーブ(deinterleaving)し、デコードして、送信されたトラフィックデータを復旧する。
【0151】
シンボル復調器145及び受信データプロセッサー150による処理はそれぞれ基地局105でのシンボル変調器120及び送信データプロセッサー115による処理に対して相補的である。
【0152】
端末110は上りリンク上で、送信データプロセッサー165はトラフィックデータを処理してデータシンボルを提供する。シンボル変調器170はデータシンボルを受信して多重化し、変調を行い、シンボルのストリームを送信器175に提供することができる。送信器175はシンボルのストリームを受信及び処理して上りリンク信号を発生させる。そして、送信アンテナ135は発生した上りリンク信号を基地局105に送信する。端末及び基地局における送信器及び受信器は、1つのRFユニットで構成される。
【0153】
基地局105で、端末110から上りリンク信号が受信アンテナ130を介して受信され、受信器190は受信した上りリンク信号を処理してサンプルを獲得する。ついで、シンボル復調器195はこのサンプルを処理し、上りリンクに対して受信されたパイロットシンボル及びデータシンボル推定値を提供する。受信データプロセッサー197はデータシンボル推定値を処理し、端末110から送信されたトラフィックデータを復旧する。
【0154】
端末110及び基地局105のそれぞれのプロセッサー155、180はそれぞれ端末110及び基地局105での動作を指示(例えば、制御、調整、管理など)する。それぞれのプロセッサー155、180はプログラムコード及びデータを保存するメモリユニット160、185と連結されることができる。メモリ160、185はプロセッサー180に連結され、オペレーティングシステム、アプリケーション、及び一般ファイル(general files)を保存する。
【0155】
プロセッサー155、180はコントローラー(controller)、マイクロコントローラー(microcontroller)、マイクロプロセッサー(microprocessor)、マイクロコンピューター(microcomputer)などとも言える。一方、プロセッサー155、180はハードウェア(hardware)又はファームウエア(firmware)、ソフトウェア、又はこれらの組合せによって実現されることができる。ハードウェアを用いて本発明の実施例を実現する場合には、本発明を実行するように構成されたASICs(application specific integrated circuits)又はDSPs(digital signal processors)、DSPDs(digital signal processing devices)、PLDs(programmable logic devices)、FPGAs(field programmable gate arrays)などがプロセッサー155、180に備えられてもよい。
【0156】
一方、ファームウエア又はソフトウェアを用いて本発明の実施例を具現する場合には、本発明の機能又は動作を行うモジュール、過程又は関数などを含むようにファームウエア又はソフトウェアが構成されることができ、本発明を実行するように構成されたファームウエア又はソフトウェアはプロセッサー155、180内に備えられるとかメモリ160、185に保存されてプロセッサー155、180によって駆動されることができる。
【0157】
端末と基地局の無線通信システム(ネットワーク)間の無線インターフェースプロトコルのレイヤーは通信システムでよく知られたOSI(open system interconnection)モデルの下位3レイヤーに基づいて、第1レイヤーL1、第2レイヤーL2及び第3レイヤーL3に分類されることができる。物理レイヤーは前記第1レイヤーに属し、物理チャンネルを介して情報送信サービスを提供する。RRC(Radio Resource Control)レイヤーは前記第3レイヤーに属し、UEとネットワーク間の制御無線リソースを提供する。端末、基地局は無線通信ネットワークとRRCレイヤーを介してRRCメッセージを交換することができる。
【0158】
以上で説明した実施例は本発明の構成要素と特徴が所定の形態に結合されたものである。各構成要素又は特徴は別途の明示的言及がない限り選択的なものとして考慮されなければならない。各構成要素又は特徴は他の構成要素又は特徴と結合しない形態に実施されることができる。また、一部の構成要素及び/又は特徴を結合して本発明の実施例を構成することもできる。本発明の実施例で説明する動作の順序は変更されることができる。一実施例の一部の構成又は特徴は他の実施例に含まれることができ、あるいは他の実施例の対応する構成又は特徴と取り替えられることができる。特許請求範囲で明示的な引用関係がない請求項を結合して実施例を構成するとか出願後の補正によって新しい請求項として含ませることができるのは明らかである。
【0159】
本発明は本発明の精神及び必須特徴から逸脱しない範疇内で他の特定の形態に具体化されることができるのは当業者に明らかである。よって、前記の詳細な説明は全ての面で制限的に解釈されてはいけなく例示的なものとして考慮されなければならない。本発明の範囲は添付の請求項の合理的解釈によって決定されなければならなく、本発明の等価的範囲内での全ての変更は本発明の範囲に含まれる。