(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6748816
(24)【登録日】2020年8月13日
(45)【発行日】2020年9月2日
(54)【発明の名称】外来診察用の体質データの診察設備
(51)【国際特許分類】
G01G 19/50 20060101AFI20200824BHJP
G01G 19/52 20060101ALI20200824BHJP
A61B 5/01 20060101ALI20200824BHJP
A61B 5/107 20060101ALI20200824BHJP
G01B 5/00 20060101ALI20200824BHJP
G01K 1/14 20060101ALI20200824BHJP
【FI】
G01G19/50 A
G01G19/52 E
A61B5/01 100
A61B5/107 401
G01B5/00 U
G01K1/14 E
【請求項の数】7
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2019-207559(P2019-207559)
(22)【出願日】2019年11月17日
【審査請求日】2019年12月18日
(31)【優先権主張番号】201911043976.6
(32)【優先日】2019年10月30日
(33)【優先権主張国】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】520141287
【氏名又は名称】广州金智医療器械有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】718003500
【氏名又は名称】鄒 静文
(72)【発明者】
【氏名】朱小燕
【審査官】
森 雅之
(56)【参考文献】
【文献】
実開昭49−138865(JP,U)
【文献】
特公昭53−2583(JP,B2)
【文献】
特公昭58−19973(JP,B2)
【文献】
米国特許第4518052(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01G
A61B
G01B
G01K
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
復帰箱を含み、前記復帰箱の上端には目盛枠が設置され、
前記目盛枠の上端には収納箱が固定的に設置され、前記収納箱の中には収容空間が設置され、前記収容空間の中には診察装置が設置され、前記診察装置は身長と額の温度を測ることができ、前記診察装置は、前記収容空間の中にスライド可能に連結された中心対称の四つの平衡棒と、前記平衡棒の下端に固定された測量板と、前記測量板の下端の中に固定された温度センサーとを含み、前記測量板を患者の頭に当接させたあとに前記目盛枠にある目盛によって身長を測り、そして温度センサーによって体温を測り、
前記復帰箱の中には伝動空間が設置され、前記伝動空間の頂端内壁には体重を測れる体重測り装置が設置され、前記体重測り装置は、前記伝動空間の頂端内壁にスライド可能に連結された加速棒と、前記伝動空間の左端内壁に固定され、且つ前記加速棒とスライド可能に連結された速度センサーと、前記加速棒に固定され、且つ前記伝動空間の上端外側に位置する踏み板とを含み、前記踏み板の荷重する重量の変化によって前記加速棒の下降速度が異なるため、前記速度センサーは異なる信号を受けて体重を測り、
前記伝動空間の中には前記測量板のスライドを制御できるリセット装置が設置され、前記リセット装置は、前記伝動空間の右側内壁に回転可能に連結されたキー溝付きの伝動軸と、前記伝動軸に設置されたリールと、前記リールと前記測量板との間に連結された鋼索とを含み、前記リールの回転によって前記鋼索を放すまたは巻き、さらに前記測量板を駆動して移動させ、前記伝動空間の中には同時に前記鋼索の移動を制御できる二連スイッチが設置され、体重と、身長と、体温とを同時に測ることができることを特徴とする外来診察用の体質データの診察設備。
【請求項2】
前記伝動空間の左側端面の中には表示画面が嵌め込まれ、前記表示画面はそれぞれ前記温度センサーと前記速度センサーとの間に信号を伝達できることを特徴とする請求項1に記載の外来診察用の体質データの診察設備。
【請求項3】
前記伝動空間の頂端内壁には線出口が貫通するように設置され、前記線出口の中には矯正ローラが回転可能に設置され、前記矯正ローラは左右対称的であり、且つ前記鋼索とスライド可能に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の外来診察用の体質データの診察設備。
【請求項4】
前記診察装置はさらに前記収容空間の中に回転可能に連結された左右対称のガイドローラを含み、前記ガイドローラと前記鋼索とはスライド可能に連結され、前記測量板の上側と前記収容空間の下側端面との間には引っ張りばねが連結されていることを特徴とする請求項1に記載の外来診察用の体質データの診察設備。
【請求項5】
前記体重測り装置は、さらに前記伝動空間の頂端内壁にスライド可能に連結され、且つ前記加速棒の右側に位置するスライドロッドを含み、前記スライドロッドと前記踏み板とは固定的に連結され、前記踏み板と前記伝動空間の上側端面との間には復帰ばねが連結され、前記スライドロッドの下端には結び枠が固定的に設置され、前記結び枠の中には前後に貫通した貫通溝が形成され、前記復帰ばねの弾力と前記踏み板の受けた重力とは等しいことを特徴とする請求項1に記載の外来診察用の体質データの診察設備。
【請求項6】
前記二連スイッチは、前記伝動空間の右側内壁に固定され、且つ前記鋼索と当接できる鎖ブロックを含み、前記伝動空間の中には固定軸が回転可能に連結され、前記固定軸の中には前記鋼索と当接できる正三角ブロックが設置され、前記正三角ブロックの上端には前記貫通溝とスライド可能に連結された固定ピンが設置されていることを特徴とする請求項5に記載の外来診察用の体質データの診察設備。
【請求項7】
前記リセット装置はさらに前記伝動空間の左側内壁に固定された支持板を含み、前記支持板には昇降棒がスライド可能に連結され、前記昇降棒の上端には前記正三角ブロックとスライド可能に連結された弧状面ブロックが設置され、前記弧状面ブロックの下側と前記支持板の上側との間には圧縮ばねが連結され、前記昇降棒の下端には磁力ブロックが固定的に設置され、前記磁力ブロックには前後対称の凹溝が形成され、前記凹溝の中には円弧アームが回転可能に連結され、前記円弧アームと前記凹溝との間にはトルクばねが連結され、前記円弧アームの内輪壁面には軌道溝が形成され、前記磁力ブロックの下端内壁には前記軌道溝と連通する弧状溝が形成され、前記弧状溝の中には延伸棒がスライド可能に連結され、前記延伸棒の下端には連結カバーが固定的に設置され、前記連結カバーには左右対称の引っ掛かりキーが設置され、右側にある前記引っ掛かりキーは前記伝動軸にあるキー溝と当接でき、前記伝動空間の左側端面には電動機が固定的に設置され、前記電動機の右端にはキー溝付きの駆動軸が伝動できるように連結され、前記駆動軸にあるキー溝は左側の前記引っ掛かりキーと当接でき、前記引っ掛かりキーが同時に前記伝動軸と前記駆動軸とにあるキー溝と当接することで、前記駆動軸の動力は順次に前記引っ掛かりキーと、前記連結カバーと、前記伝動軸とを通し、前記伝動軸は前記リールを駆動して回転させ、そして前記鋼索を巻き、前記測量板のスライドを制御し、前記伝動空間の底端内壁には前記円弧アームとスライド可能に連結できるリミット凹ブロックが固定的に設置され、前記リミット凹ブロックは前記円弧アームより半径が長いことを特徴とする請求項6に記載の外来診察用の体質データの診察設備。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は医療診断技術分野を取り上げて、具体的には外来診察用の体質データの診察設備である。
【背景技術】
【0002】
薬品の開発技術の発展につれ、さまざまな体質を持つ患者に対して薬品の投与量がますます精確になっていき、しかし、患者のほとんどは治療中で自身の身長や体重などのデータについて不明であるため、医者が正確な判断を下すことができず、患者の回復速度に影響を与え、さらに、病院では、診察のために発熱患者と一般患者とを区別してから診察を行い、したがって、市場において、患者の身長や体重、体温などを測定と診断できる一体化した設備が必要であり、医者が処方箋を出す時に薬量の判断を補助でき、本願発明は上記の問題を解決できる装置である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第108937892号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
病院の外来診察に患者の身長や体重、体温などを測定と診断できる一体化した設備が必要であり、医者が処方箋を出す時に薬量の判断を補助できる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の問題を解決するために、本例は外来診察用の体質データの診察設備を設計し、本願発明に記載の外来診察用の体質データの診察設備は、復帰箱を含み、前記復帰箱の上端には目盛枠が設置され、前記目盛枠の上端には収納箱が固定的に設置され、前記収納箱の中には収容空間が設置され、前記収容空間の中には診察装置が設置され、前記診察装置は身長と額の温度を測ることができ、前記診察装置は、前記収容空間の中にスライド可能に連結された中心対称の四つの平衡棒と、前記平衡棒の下端に固定された測量板と、前記測量板の下端の中に固定された温度センサーとを含み、前記測量板を患者の頭に当接させたあとに前記目盛枠にある目盛によって身長を測り、そして温度センサーによって体温を測り、前記復帰箱の中には伝動空間が設置され、前記伝動空間の頂端内壁には体重を測れる体重測り装置が設置され、前記体重測り装置は、前記伝動空間の頂端内壁にスライド可能に連結された加速棒と、前記伝動空間の左端内壁に固定され、且つ前記加速棒とスライド可能に連結された速度センサーと、前記加速棒に固定され、且つ前記伝動空間の上端外側に位置する踏み板とを含み、前記踏み板の荷重する重量の変化によって前記加速棒の下降速度が異なるため、前記速度センサーは異なる信号を受けて体重を測り、前記伝動空間の中には前記測量板のスライドを制御できるリセット装置が設置され、前記リセット装置は、前記伝動空間の右側内壁に回転可能に連結されたキー溝付きの伝動軸と、前記伝動軸に設置されたリールと、前記リールと前記測量板との間に連結された鋼索とを含み、前記リールの回転によって前記鋼索を放すまたは巻き、さらに前記測量板を駆動して移動させ、前記伝動空間の中には同時に前記鋼索の移動を制御できる二連スイッチが設置され、体重と、身長と、体温とを同時に測ることができる。
【0006】
好ましくは、前記伝動空間の左側端面の中には表示画面が嵌め込まれ、前記表示画面はそれぞれ前記温度センサーと前記速度センサーとの間に信号を伝達できる。
【0007】
好ましくは、前記伝動空間の頂端内壁には線出口が貫通するように設置され、前記線出口の中には矯正ローラが回転可能に設置され、前記矯正ローラは左右対称的であり、且つ前記鋼索とスライド可能に連結されている。
【0008】
前記診察装置はさらに前記収容空間の中に回転可能に連結された左右対称のガイドローラを含み、前記ガイドローラと前記鋼索とはスライド可能に連結され、前記測量板の上側と前記収容空間の下側端面との間には引っ張りばねが連結されている。
【0009】
前記体重測り装置は、さらに前記伝動空間の頂端内壁にスライド可能に連結され、且つ前記加速棒の右側に位置するスライドロッドを含み、前記スライドロッドと前記踏み板とは固定的に連結され、前記踏み板と前記伝動空間の上側端面との間には復帰ばねが連結され、前記スライドロッドの下端には結び枠が固定的に設置され、前記結び枠の中には前後に貫通した貫通溝が形成され、前記復帰ばねの弾力と前記踏み板の受けた重力とは等しい。
【0010】
前記二連スイッチは、前記伝動空間の右側内壁に固定され、且つ前記鋼索と当接できる鎖ブロックを含み、前記伝動空間の中には固定軸が回転可能に連結され、前記固定軸の中には前記鋼索と当接できる正三角ブロックが設置され、前記正三角ブロックの上端には前記貫通溝とスライド可能に連結された固定ピンが設置されている。
【0011】
前記リセット装置はさらに前記伝動空間の左側内壁に固定された支持板を含み、前記支持板には昇降棒がスライド可能に連結され、前記昇降棒の上端には前記正三角ブロックとスライド可能に連結された弧状面ブロックが設置され、前記弧状面ブロックの下側と前記支持板の上側との間には圧縮ばねが連結され、前記昇降棒の下端には磁力ブロックが固定的に設置され、前記磁力ブロックには前後対称の凹溝が形成され、前記凹溝の中には円弧アームが回転可能に連結され、前記円弧アームと前記凹溝との間にはトルクばねが連結され、前記円弧アームの内輪壁面には軌道溝が形成され、前記磁力ブロックの下端内壁には前記軌道溝と連通する弧状溝が形成され、前記弧状溝の中には延伸棒がスライド可能に連結され、前記延伸棒の下端には連結カバーが固定的に設置され、前記連結カバーには左右対称の引っ掛かりキーが設置され、右側にある前記引っ掛かりキーは前記伝動軸にあるキー溝と当接でき、前記伝動空間の左側端面には電動機が固定的に設置され、前記電動機の右端にはキー溝付きの駆動軸が伝動できるように連結され、前記駆動軸にあるキー溝は左側の前記引っ掛かりキーと当接でき、前記引っ掛かりキーが同時に前記伝動軸と前記駆動軸とにあるキー溝と当接することで、前記駆動軸の動力は順次に前記引っ掛かりキーと、前記連結カバーと、前記伝動軸とを通し、前記伝動軸は前記リールを駆動して回転させ、そして前記鋼索を巻き、前記測量板のスライドを制御し、前記伝動空間の底端内壁には前記円弧アームとスライド可能に連結できるリミット凹ブロックが固定的に設置され、前記リミット凹ブロックは前記円弧アームより半径が長い。
【発明の効果】
【0012】
本願発明の有益効果は:本願発明は身長と、体重と、体温とを同時に測る構成を採用し、人が踏み板を踏む時に異なる重量によって生じた運動エネルギーも異なるため、速度差が出て、それを通じて体重の判断を行い、また、踏み板を踏むことで体重と体温との測量装置を作動させ、測量板が自動的に下降して身長を測り、額の温度を測り、効率的に発熱患者を選び出し、合理的に患者を分けられ、同時に医者に基礎の体質データを提供でき、薬量の精確使用を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
下記に
図1〜4をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:
図1は本発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と
図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0014】
【
図1】
図1は本願発明の外来診察用の体質データの診察設備の全体構成模式図
【発明を実施するための形態】
【0015】
本願発明は外来診察用の体質データの診察設備に関わり、主に外来診察時に身長や体重、体温を測ることに応用され、以下に付図を交えて本願発明について更なる説明を行う。
【0016】
本願発明に記載の外来診察用の体質データの診察設備は、復帰箱11を含み、前記復帰箱11の上端には目盛枠30が設置され、前記目盛枠30の上端には収納箱37が固定的に設置され、前記収納箱37の中には収容空間36が設置され、前記収容空間36の中には診察装置901が設置され、前記診察装置901は身長と額の温度を測ることができ、前記診察装置901は、前記収容空間36の中にスライド可能に連結された中心対称の四つの平衡棒34と、前記平衡棒34の下端に固定された測量板32と、前記測量板32の下端の中に固定された温度センサー31とを含み、前記測量板32を患者の頭に当接させたあとに前記目盛枠30にある目盛によって身長を測り、そして温度センサー31によって体温を測り、前記復帰箱11の中には伝動空間12が設置され、前記伝動空間12の頂端内壁には体重を測れる体重測り装置902が設置され、前記体重測り装置902は、前記伝動空間12の頂端内壁にスライド可能に連結された加速棒25と、前記伝動空間12の左端内壁に固定され、且つ前記加速棒25とスライド可能に連結された速度センサー22と、前記加速棒25に固定され、且つ前記伝動空間12の上端外側に位置する踏み板26とを含み、前記踏み板26の荷重する重量の変化によって前記加速棒25の下降速度が異なるため、前記速度センサー22は異なる信号を受けて体重を測り、前記伝動空間12の中には前記測量板32のスライドを制御できるリセット装置903が設置され、前記リセット装置903は、前記伝動空間12の右側内壁に回転可能に連結されたキー溝付きの伝動軸45と、前記伝動軸45に設置されたリール46と、前記リール46と前記測量板32との間に連結された鋼索43とを含み、前記リール46の回転によって前記鋼索43を放すまたは巻き、さらに前記測量板32を駆動して移動させ、前記伝動空間12の中には同時に前記鋼索43の移動を制御できる二連スイッチ904が設置され、体重と、身長と、体温とを同時に測ることができる。
【0017】
有益的には、前記伝動空間12の左側端面の中には表示画面21が嵌め込まれ、前記表示画面21はそれぞれ前記温度センサー31と前記速度センサー22との間に信号を伝達でき、体重と体温の数値を直接見えるようにする。
【0018】
有益的には、前記伝動空間12の頂端内壁には線出口39が貫通するように設置され、前記線出口39の中には矯正ローラ38が回転可能に設置され、前記矯正ローラ38は左右対称的であり、且つ前記鋼索43とスライド可能に連結され、また、前記鋼索43の方向を直す。
【0019】
実施例によって、以下に診察装置901について詳しく説明し、前記診察装置901はさらに前記収容空間36の中に回転可能に連結された左右対称のガイドローラ35を含み、前記ガイドローラ35と前記鋼索43とはスライド可能に連結され、前記測量板32の上側と前記収容空間36の下側端面との間には引っ張りばね33が連結され、前記平衡棒34の平衡によって前記測量板32の水平下降を保証でき、身長を測る時に数値をより精確にする。
【0020】
実施例によって、以下に体重測り装置902について詳しく説明し、前記体重測り装置902は、さらに前記伝動空間12の頂端内壁にスライド可能に連結され、且つ前記加速棒25の右側に位置するスライドロッド29を含み、前記スライドロッド29と前記踏み板26とは固定的に連結され、前記踏み板26と前記伝動空間12の上側端面との間には復帰ばね27が連結され、前記スライドロッド29の下端には結び枠24が固定的に設置され、前記結び枠24の中には前後に貫通した貫通溝23が形成され、前記復帰ばね27の弾力と前記踏み板26の受けた重力とは等しいため、前記踏み板26の受けた重力に僅かな変化を生む時に、前記復帰ばね27と前記踏み板26との間のバランスが破れる。
【0021】
実施例によって、以下に二連スイッチ904について詳しく説明し、前記二連スイッチ904は、前記伝動空間12の右側内壁に固定され、且つ前記鋼索43と当接できる鎖ブロック40を含み、前記伝動空間12の中には固定軸42が回転可能に連結され、前記固定軸42の中には前記鋼索43と当接できる正三角ブロック41が設置され、前記正三角ブロック41の上端には前記貫通溝23とスライド可能に連結された固定ピン28が設置され、前記固定ピン28の前記貫通溝23でのスライドを利用し、前記体重測り装置902が作動する時に前記二連スイッチ904を自動的に作動させ、三種の測量の同期作業を実現できる。
【0022】
実施例によって、以下にリセット装置903について詳しく説明し、前記リセット装置903はさらに前記伝動空間12の左側内壁に固定された支持板17を含み、前記支持板17には昇降棒18がスライド可能に連結され、前記昇降棒18の上端には前記正三角ブロック41とスライド可能に連結された弧状面ブロック20が設置され、前記弧状面ブロック20の下側と前記支持板17の上側との間には圧縮ばね19が連結され、前記昇降棒18の下端には磁力ブロック49が固定的に設置され、前記磁力ブロック49には前後対称の凹溝54が形成され、前記凹溝54の中には円弧アーム13が回転可能に連結され、前記円弧アーム13と前記凹溝54との間にはトルクばね53が連結され、前記円弧アーム13の内輪壁面には軌道溝52が形成され、前記磁力ブロック49の下端内壁には前記軌道溝52と連通する弧状溝50が形成され、前記弧状溝50の中には延伸棒51がスライド可能に連結され、前記延伸棒51の下端には連結カバー47が固定的に設置され、前記連結カバー47には左右対称の引っ掛かりキー48が設置され、右側にある前記引っ掛かりキー48は前記伝動軸45にあるキー溝と当接でき、前記伝動空間12の左側端面には電動機16が固定的に設置され、前記電動機16の右端にはキー溝付きの駆動軸15が伝動できるように連結され、前記駆動軸15にあるキー溝は左側の前記引っ掛かりキー48と当接でき、前記引っ掛かりキー48が同時に前記伝動軸45と前記駆動軸15とにあるキー溝と当接することで、前記駆動軸15の動力は順次に前記引っ掛かりキー48と、前記連結カバー47と、前記伝動軸45とを通し、前記伝動軸45は前記リール46を駆動して回転させ、そして前記鋼索43を巻き、前記測量板32のスライドを制御し、前記伝動空間12の底端内壁には前記円弧アーム13とスライド可能に連結できるリミット凹ブロック14が固定的に設置され、前記リミット凹ブロック14は前記円弧アーム13より半径が長く、前記円弧アーム13は前記リミット凹ブロック14に制限されて閉鎖したリングを形成し、前記延伸棒51の円周回転を保証できる。
【0023】
以下に
図1〜4を交えて本願発明の外来診察用の体質データの診察設備の使用手順について詳しく説明する。
【0024】
始めに、正三角ブロック41において固定ピン28の右側に位置するの一端は鎖ブロック40と当接し、鋼索43を正三角ブロック41において固定ピン28の右側に位置する一端と鎖ブロック40との間にしっかりと挟み、同時に、固定ピン28は上側に位置し、復帰ばね27に変形が現れていなく、正三角ブロック41において固定ピン28の左側に位置する一端が弧状面ブロック20を押して下降させ、さらに圧縮ばね19を押し、測量板32が収容空間36の下側端面に一番近い位置にあり、円弧アーム13はリミット凹ブロック14の中に位置し、且つ閉鎖したリングの形であり、引っ掛かりキー48とキー溝とは当接し、駆動軸15の動力は伝動軸45に伝達されることができる。
【0025】
患者の体質データを測る時、患者は踏み板26を踏んで復帰ばね27を圧迫し、さらに加速棒25とスライドロッド29とを押して下降させ、踏み板26が下降する時に踏み板26の速度変化が速度センサー22に検知され、分析した後に体重を表示画面21に表し、同時に、スライドロッド29は下降して結び枠24によって固定ピン28を回し、正三角ブロック41は左方へ六十度回転し、この時に正三角ブロック41は鋼索43との当接状態から離脱し、鋼索43は自由にスライドできるようになり、同時に弧状面ブロック20は圧縮ばね19の弾性復元力によって上昇し、昇降棒18を通じて磁力ブロック49を駆動して上昇させ、引っ掛かりキー48はキー溝との当接状態から離脱し、さらに円弧アーム13はリミット凹ブロック14から滑り出され、この時にトルクばね53は弾性復元力によって復帰して円弧アーム13を駆動して前後両側へ広げ、この時にリール46は自由に回転でき、測量板32は自体の重量で下降し、鋼索43を通じてリール46を引き動かして回転させ、測量板32は下降過程において引っ張りばね33を引っ張って患者の頭と当接させ、温度センサー31によって額の温度を測って表示画面21に表し、同時に人力で測量板32の目盛枠30と対応した数値を読み取り、患者の身長を確定する。
【0026】
終わる時、患者は踏み板26を離し、上記作業過程に記載したばねはすべて弾性復元力によって復帰することで設備を駆動して初期状態に戻し、電動機16を作動させ、動力は順次に駆動軸15と、引っ掛かりキー48と、連結カバー47と、伝動軸45とを通し、伝動軸45はリール46を駆動して回転させ、鋼索43を巻くことで測量板32を引き動かし、測量板32は上昇して復帰する。
【0027】
本願発明の有益効果は:本願発明は身長と、体重と、体温とを同時に測る構成を採用し、人が踏み板を踏む時に異なる重量によって生じた運動エネルギーも異なるため、速度差が出て、それを通じて体重の判断を行い、また、踏み板を踏むことで体重と体温との測量装置を作動させ、測量板が自動的に下降して身長を測り、額の温度を測り、効率的に発熱患者を選び出し、合理的に患者を分けられ、同時に医者に基礎の体質データを提供でき、薬量の精確使用を実現できる。
【0028】
以上の方式により、本分野の技術者が本発明の範囲内に作動モードにより各種な変化をすることができる。
【要約】
【課題】本願発明は外来診察用の体質データの診察設備を開示した。
【解決手段】
復帰箱を含み、前記復帰箱の上端には目盛枠が設置され、前記目盛枠の上端には収納箱が固定的に設置され、本願発明は身長と、体重と、体温とを同時に測る構成を採用し、人が踏み板を踏む時に異なる重量によって生じた運動エネルギーも異なるため、速度差が出て、それを通じて体重の判断を行い、また、踏み板を踏むことで体重と体温との測量装置を作動させ、測量板が自動的に下降して身長を測り、額の温度を測り、効率的に発熱患者を選び出し、合理的に患者を分けられ、同時に医者に基礎の体質データを提供でき、薬量の精確使用を実現できる。
【選択図】
図1