【実施例】
【0034】
以下、本発明の構成及び効果をより具体的にするため、実施例を挙げるが、本発明は、これらの実施例に限定されるものではない。尚、以下の実施例及び比較例において、「%」は質量%を意味することがある。
【0035】
1.試験区分1(化合物(A)の合成)
上記一般式(1)に基づく化合物(A)を合成し、後述の実施例及び比較例において、これらを造粒性改良剤として用いた。
【0036】
合成例1
セチルアルコール1モル(242.2g)をオートクレーブに仕込み、触媒として水酸化カリウム粉末1.5gを加えた後、オートクレーブ内を十分に窒素で置換した。その後、撹拌下に反応系を120℃〜140℃に維持しつつ、エチレンオキシド1モル(44g)及びプロピレンオキシド6モル(348.6g)を圧入して付加重合反応を行い、同温度で1時間熟成してエチレンオキシド及びプロピレンオキシドの付加重合反応を終了した。次いで、上記触媒をリン酸で中和し、副生成物を分子蒸留により分離して、セチルアルコールにエチレンオキシド1モル及びプロピレンオキシド6モルがランダム付加されたポリオキシアルキレンアルキルエーテル(A−1)を得た(表1参照)。
【0037】
合成例2
セチルアルコールに代えてミリスチルアルコール1モルを用い、エチレンオキシドを不使用とし、プロピレンオキシド5モルを用いた以外は、合成例1と同様の操作を行い、ミリスチルアルコールにプロピレンオキシド5モルが付加されたポリオキシアルキレンアルキルエーテル(A−2)を得た(表1参照)。
【0038】
合成例3
ステアリルアルコール1モル(270.5g)をオートクレーブに仕込み、触媒として水酸化カリウム粉末1.5gを加えた後、オートクレーブ内を十分に窒素で置換した。その後、撹拌下に反応系を120℃〜140℃に維持しつつ、エチレンオキシド2モル(88g)を圧入して付加重合反応を行い、同温度で1時間熟成してエチレンオキシドの付加重合反応を終了した。次いで、反応系を同温度に維持しつつ、プロピレンオキシド4モル(232.4g)を圧入して付加重合反応を行い、同温度で1時間熟成してプロピレンオキシドの付加重合反応を終了した。その後、上記触媒をリン酸で中和し、副生成物を分子蒸留により分離して、ステアリルアルコールにエチレンオキシド2モル及びプロピレンオキシド4モルを、エチレンオキシド及びプロピレンオキシドの順にブロック付加されたポリオキシアルキレンアルキルエーテル(A−3)を得た(表1参照)。
【0039】
合成例4
セチルアルコール1モルをオートクレーブに仕込み、触媒として水酸化カリウム粉末1.5gを加えた後、オートクレーブ内を十分に窒素で置換した。その後、撹拌下に反応系を120℃〜140℃に維持しつつ、プロピレンオキシド4モルを圧入して付加重合反応を行い、同温度で1時間熟成してプロピレンオキシドの付加重合反応を終了した。次いで、反応系を同温度に維持しつつ、エチレンオキシド3モルを圧入して付加重合反応を行い、同温度で1時間熟成してエチレンオキシドの付加重合反応を終了した。その後、上記触媒をリン酸で中和し、副生成物を分子蒸留により分離して、セチルアルコールにプロピレンオキシド4モル及びエチレンオキシド3モルを、プロピレンオキシド及びエチレンオキシドの順にブロック付加されたポリオキシアルキレンアルキルエーテル(A−4)を得た(表1参照)。
【0040】
合成例5
セチルアルコールに代えてミリスチルアルコール1モルを用い、エチレンオキシド及びプロピレンオキシドの使用量をいずれも2モルとした以外は、合成例1と同様の操作を行い、ミリスチルアルコールにエチレンオキシド2モル及びプロピレンオキシド2モルがランダム付加されたポリオキシアルキレンアルキルエーテル(A−5)を得た(表1参照)。
【0041】
合成例6
セチルアルコールに代えてオレイルアルコール1モルを用い、エチレンオキシドを不使用とし、プロピレンオキシド10モルを用いた以外は、合成例1と同様の操作を行い、オレイルアルコールにプロピレンオキシド10モルが付加されたポリオキシアルキレンアルケニルエーテル(A−6)を得た(表1参照)。
【0042】
合成例7
エチレンオキシド及びプロピレンオキシドの使用量を、それぞれ、5モル及び4モルとした以外は、合成例1と同様の操作を行い、セチルアルコールにエチレンオキシド5モル及びプロピレンオキシド4モルがランダム付加されたポリオキシアルキレンアルキルエーテル(A−7)を得た(表1参照)。
【0043】
合成例8
ミリスチルアルコール1モルをオートクレーブに仕込み、触媒として水酸化カリウム粉末1.5gを加えた後、オートクレーブ内を十分に窒素で置換した。その後、撹拌下に反応系を120℃〜140℃に維持しつつ、エチレンオキシド3モルを圧入して付加重合反応を行い、同温度で1時間熟成してエチレンオキシドの付加重合反応を終了した。次いで、反応系を同温度に維持しつつ、プロピレンオキシド2モルを圧入して付加重合反応を行い、同温度で1時間熟成してプロピレンオキシドの付加重合反応を終了した。その後、上記触媒をリン酸で中和し、副生成物を分子蒸留により分離して、ミリスチルアルコールにエチレンオキシド3モル及びプロピレンオキシド2モルを、エチレンオキシド及びプロピレンオキシドの順にブロック付加されたポリオキシアルキレンアルキルエーテル(A−8)を得た(表1参照)。
【0044】
合成例9
セチルアルコールに代えてラウリルアルコール1モルを用い、エチレンオキシドを不使用とし、プロピレンオキシド4モルを用いた以外は、合成例1と同様の操作を行い、ラウリルアルコールにプロピレンオキシド4モルが付加されたポリオキシアルキレンアルキルエーテル(A−9)を得た(表1参照)。
【0045】
合成例10
SASOL社製「SAFOL 23」(商品名)191gをオートクレーブに仕込み、触媒として水酸化カリウム粉末1.5gを加えた後、オートクレーブ内を十分に窒素で置換した。その後、撹拌下に反応系を120℃〜140℃に維持しつつ、エチレンオキシド1モルを圧入して付加重合反応を行い、同温度で1時間熟成してエチレンオキシドの付加重合反応を終了した。次いで、反応系を同温度に維持しつつ、プロピレンオキシド7モルを圧入して付加重合反応を行い、同温度で1時間熟成してプロピレンオキシドの付加重合反応を終了した。その後、上記触媒をリン酸で中和し、副生成物を分子蒸留により分離して、分岐C12〜13アルコールにエチレンオキシド1モル及びプロピレンオキシド7モルが、エチレンオキシド及びプロピレンオキシドの順にブロック付加されたポリオキシアルキレンアルキルエーテル(A−10)を得た(表1参照)。
【0046】
合成例11
アラキジルアルコール1モルをオートクレーブに仕込み、触媒として水酸化カリウム粉末1.5gを加えた後、オートクレーブ内を十分に窒素で置換した。その後、撹拌下に反応系を120℃〜140℃に維持しつつ、プロピレンオキシド5モルを圧入して付加重合反応を行い、同温度で1時間熟成してプロピレンオキシドの付加重合反応を終了した。次いで、反応系を同温度に維持しつつ、エチレンオキシド5モルを圧入して付加重合反応を行い、同温度で1時間熟成してエチレンオキシドの付加重合反応を終了した。その後、上記触媒をリン酸で中和し、副生成物を分子蒸留により分離して、アラキジルアルコールにプロピレンオキシド5モル及びエチレンオキシド5モルを、プロピレンオキシド及びエチレンオキシドの順にブロック付加されたポリオキシアルキレンアルキルエーテル(A−11)を得た(表1参照)。
【0047】
合成例12
ステアリルアルコール1モルをオートクレーブに仕込み、触媒として水酸化カリウム粉末1.5gを加えた後、オートクレーブ内を十分に窒素で置換した。その後、撹拌下に反応系を120℃〜140℃に維持しつつ、エチレンオキシド3モルを圧入して付加重合反応を行い、同温度で1時間熟成してエチレンオキシドの付加重合反応を終了した。次いで、反応系を同温度に維持しつつ、プロピレンオキシド9モルを圧入して付加重合反応を行い、同温度で1時間熟成してプロピレンオキシドの付加重合反応を終了した。その後、上記触媒をリン酸で中和し、副生成物を分子蒸留により分離して、ステアリルアルコールにエチレンオキシド3モル及びプロピレンオキシド9モルを、エチレンオキシド及びプロピレンオキシドの順にブロック付加されたポリオキシアルキレンアルキルエーテル(A−12)を得た(表1参照)。
【0048】
合成例13
セチルアルコールに代えてミリスチルアルコール1モルを用い、エチレンオキシド及びプロピレンオキシドの使用量をいずれも1モルとした以外は、合成例1と同様の操作を行い、ミリスチルアルコールにエチレンオキシド1モル及びプロピレンオキシド1モルがランダム付加されたポリオキシアルキレンアルキルエーテル(A−13)を得た(表1参照)。
【0049】
合成例14
セチルアルコールに代えてステアリルアルコール1モルを用い、プロピレンオキシドを不使用とし、エチレンオキシド4モルを用いた以外は、合成例1と同様の操作を行い、ステアリルアルコールにエチレンオキシド4モルが付加されたポリオキシアルキレンアルキルエーテル(A−14)を得た(表1参照)。
【0050】
合成例15
セチルアルコールに代えてオクチルアルコール1モルを用い、エチレンオキシド及びプロピレンオキシドの使用量をいずれも2モルとした以外は、合成例1と同様の操作を行い、オクチルアルコールにエチレンオキシド2モル及びプロピレンオキシド2モルがランダム付加されたポリオキシアルキレンアルキルエーテル(A−15)を得た(表1参照)。
【0051】
合成例16
セチルアルコールに代えてベヘニルアルコール1モルを用い、エチレンオキシド及びプロピレンオキシドの使用量を、それぞれ、3モル及び5モルとした以外は、合成例1と同様の操作を行い、ベヘニルアルコールにエチレンオキシド3モル及びプロピレンオキシド5モルがランダム付加されたポリオキシアルキレンアルキルエーテル(A−16)を得た(表1参照)。
【0052】
合成例17
セチルアルコールに代えてステアリルアルコール1モルを用い、エチレンオキシド及びプロピレンオキシドの使用量を、それぞれ、2モル及び1モルとした以外は、合成例1と同様の操作を行い、ステアリルアルコールにエチレンオキシド2モル及びプロピレンオキシド1モルがランダム付加されたポリオキシアルキレンアルキルエーテル(A−17)を得た(表1参照)。
【0053】
合成例18
セチルアルコールに代えてミリスチルアルコール1モルを用い、エチレンオキシド及びプロピレンオキシドの使用量を、それぞれ、7モル及び4モルとした以外は、合成例1と同様の操作を行い、ミリスチルアルコールにエチレンオキシド7モル及びプロピレンオキシド4モルがランダム付加されたポリオキシアルキレンアルキルエーテル(A−18)を得た(表1参照)。
【0054】
合成例19
セチルアルコールに代えてラウリルアルコール1モルを用い、エチレンオキシド及びプロピレンオキシドの使用量を、それぞれ、4モル及び3モルとした以外は、合成例1と同様の操作を行い、ラウリルアルコールにエチレンオキシド4モル及びプロピレンオキシド3モルがランダム付加されたポリオキシアルキレンアルキルエーテル(A−19)を得た(表1参照)。
【0055】
合成例20
セチルアルコールに代えてアラキジルアルコール1モルを用い、エチレンオキシドを不使用とし、プロピレンオキシド3モルを用いた以外は、合成例1と同様の操作を行い、アラキジルアルコールにプロピレンオキシド3モルが付加されたポリオキシアルキレンアルキルエーテル(A−20)を得た(表1参照)。
【0056】
合成例21
セチルアルコールに代えて2−ドデシルアルコール1モルを用い、プロピレンオキシドを不使用とし、エチレンオキシド9モルを用いた以外は、合成例1と同様の操作を行い、2−ドデシルアルコールにエチレンオキシド9モルが付加されたポリオキシアルキレンアルキルエーテル(A−21)を得た(表1参照)。
【0057】
合成例22
セチルアルコールに代えてミリスチルアルコール1モルを用い、プロピレンオキシドを不使用とし、エチレンオキシド11モルを用いた以外は、合成例1と同様の操作を行い、ミリスチルアルコールにエチレンオキシド11モルが付加されたポリオキシアルキレンアルキルエーテル(A−22)を得た(表1参照)。
【0058】
合成例23
セチルアルコールに代えてステアリルアルコール1モルを用い、エチレンオキシド及びプロピレンオキシドの使用量を、それぞれ、12モル及び3モルとした以外は、合成例1と同様の操作を行い、ステアリルアルコールにエチレンオキシド12モル及びプロピレンオキシド3モルがランダム付加されたポリオキシアルキレンアルキルエーテル(a−1)を得た(表1参照)。
【0059】
合成例24
セチルアルコールに代えてラウリルアルコール1モルを用い、プロピレンオキシドを不使用とし、エチレンオキシド1モルを用いた以外は、合成例1と同様の操作を行い、ラウリルアルコールにエチレンオキシド1モルが付加されたポリオキシアルキレンアルキルエーテル(a−2)を得た(表1参照)。
【0060】
合成例25
オクチルアルコール1モルをオートクレーブに仕込み、触媒として水酸化カリウム粉末1.5gを加えた後、オートクレーブ内を十分に窒素で置換した。その後、撹拌下に反応系を120℃〜140℃に維持しつつ、プロピレンオキシド7モルを圧入して付加重合反応を行い、同温度で1時間熟成してプロピレンオキシドの付加重合反応を終了した。次いで、反応系を同温度に維持しつつ、エチレンオキシド9モルを圧入して付加重合反応を行い、同温度で1時間熟成してエチレンオキシドの付加重合反応を終了した。その後、上記触媒をリン酸で中和し、副生成物を分子蒸留により分離して、オクチルアルコールにプロピレンオキシド7モル及びエチレンオキシド9モルを、プロピレンオキシド及びエチレンオキシドの順にブロック付加されたポリオキシアルキレンアルキルエーテル(a−3)を得た(表1参照)。
【0061】
合成例26
プロピレンオキシドを不使用とし、エチレンオキシド15モルを用いた以外は、合成例1と同様の操作を行い、ミリスチルアルコールにエチレンオキシド15モルが付加されたポリオキシアルキレンアルキルエーテル(a−4)を得た(表1参照)。
【0062】
【表1】
【0063】
2.試験区分2(造粒性改良剤の薬害評価)
実施例1−1〜1−
6、参考例1−1〜1−
16及び比較例1−1〜1−15
上記で得られた(A−1)〜(A−22)及び(a−1)〜(a−4)、並びに、下記の化合物(b−1)〜(b−11)を造粒性改良剤として、薬害評価を行った。その結果を表2に示す。
(b−1)ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム
(b−2)炭素原子数が10〜14のアルキル基を有するアルキル硫酸ナトリウム
(b−3)炭素原子数が10〜14のアルキル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム
(b−4)ジブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム
(b−5)POE(3)オクチルエーテルホスフェートナトリウム
(b−6)ポリアクリル酸ナトリウム
(b−7)ナフタレンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合物ナトリウム
(b−8)POE(14)トリスチリルフェニルエーテルサルフェートNH
4
(b−9)POE(20)ステアリルエーテルサルフェートNa
(b−10)POE(12)トリスチリルフェニルエーテルホスフェートTEA
(b−11)POE(8)トリスチリルフェニルエーテル
【0064】
<薬害評価方法>
ガラス製シャーレ(直径10cm、深さ1cm)にコットン(75mm×75mm、約1.2g)を敷き、上記造粒性改良剤を0.1%含む水溶液又はイオン交換水のみを25g添加し、コットン全体を湿らせた。次いで、カイワレ大根種子10粒を均一に撒き、25℃の恒温器に静置し、発芽させた。3日後に発芽した茎の長さ(10粒分の平均値)を測定し、式(1)にて成長率を算出した。
【数1】
この成長率から、下記基準で薬害を判定した。
〇:50%以上であった
△:20%以上50%未満であった
×:20%未満であった
【0065】
【表2】
【0066】
3.試験区分3(農薬組成物の製造並びに造粒性及び崩壊性の評価)
実施例2−1〜2−
6、参考例2−1〜2−
18及び比較例2−1〜2−15
表2に示された造粒性改良剤を、下記の農薬活性成分及び増量剤と併用し、表3に示す構成の農薬組成物を得た。
【0067】
3−1.農薬活性成分
(Z−1)カフェンストロール
(Z−2)ベンスルフロンメチル
(Z−3)ダイムロン
(Z−4)プレチラクロール
(Z−5)ダイアジノン
(Z−6)トリシクラゾール
【0068】
3−2.増量剤
(T−1)クレー
(T−2)炭酸カルシウム
(T−3)ベントナイト
(T−4)珪藻土
(T−5)ホワイトカーボン
【0069】
【表3】
【0070】
次いで、各農薬組成物の全量に対して、表4に記載の量の水を添加し均一な混合物を得た。そして、この混合物を不二パウダル社製押出成形機「DG−L1」(型式名)を用いた押出成形に供した後、ヤマト科学社製乾燥機「パルビスミニスプレーGB210A」を用いて、60℃にて30分乾燥し、長さ約3mmに整粒して、円柱状(直径1mm及び長さ3mm)の粒体を作製した。成形条件は、モーターのインバーター周波数20Hz、シャフトの回転数32rpmである。このときの造粒性及び崩壊性の評価を以下の方法により行った。その結果を表4に示す。
【0071】
(1)造粒性
押出成形機に加わる押出最大負荷(農薬組成物をホッパーに投入直後から350秒経過後の間における最大トルク電圧)に基づいて、造粒性を下記基準により評価した。
◎◎:1.0V以上2.9V以下
◎:3.0V以上3.9V以下
○:4.0V以上4.9V以下
△:5.0V以上9.9V以下
×:10.0V以上
【0072】
(2)崩壊性
ガラス製シャーレ(直径10cm、深さ1cm)に水道水60mlを入れ、上記の押出成形により得られた粒体0.03gをシャーレ中央部に投入し、自然沈降させた。このまま3時間放置し、粒体が崩壊して拡展した面積(mm
2)を測定し、崩壊性を下記基準により評価した。
◎:2000mm
2以上
○:1000mm
2以上2000mm
2未満
△:500mm
2以上1000mm
2未満
×:500mm
2未満
【0073】
【表4】
【0074】
表4によれば、実施例2−1〜2−
6は、造粒性及び崩壊性の両方に優れたことが分かる。押出成形により粒体を作製する際には、加水量が多いほど、成形材料として低粘度となる傾向にあるため、造粒性が高いと思われるが、本発明の造粒性改良剤を含む農薬組成物では、多くの実施例において、比較例2−1〜2−15よりも少ない加水量で良好な造粒性が得られることが分かった。