(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6749512
(24)【登録日】2020年8月13日
(45)【発行日】2020年9月2日
(54)【発明の名称】チューブ容器内の液状内容物を滴状に排出させる排出装置
(51)【国際特許分類】
B65D 47/18 20060101AFI20200824BHJP
B65D 35/46 20060101ALI20200824BHJP
B65D 83/00 20060101ALI20200824BHJP
A45D 34/00 20060101ALI20200824BHJP
【FI】
B65D47/18
B65D35/46
B65D83/00 G
A45D34/00 510Z
【請求項の数】2
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2020-32372(P2020-32372)
(22)【出願日】2020年2月27日
【審査請求日】2020年2月28日
(31)【優先権主張番号】10-2019-0064541
(32)【優先日】2019年5月31日
(33)【優先権主張国】KR
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】519443114
【氏名又は名称】イム,ゾン スゥ
(74)【代理人】
【識別番号】110000051
【氏名又は名称】特許業務法人共生国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】イム,ゾン スゥ
【審査官】
蓮井 雅之
(56)【参考文献】
【文献】
韓国公開特許第10−2019−0033359(KR,A)
【文献】
特表2017−504379(JP,A)
【文献】
韓国登録実用新案第20−0310084(KR,Y1)
【文献】
特開2016−84180(JP,A)
【文献】
特許第4796307(JP,B2)
【文献】
米国特許出願公開第2015/0328653(US,A1)
【文献】
米国特許出願公開第2017/0129659(US,A1)
【文献】
米国特許出願公開第2017/0320641(US,A1)
【文献】
特開2013−71753(JP,A)
【文献】
特開2006−248529(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 47/18
A45D 34/00
B65D 35/46
B65D 83/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
液状内容物が充填される柔軟性を有するチューブ本体と、
前記チューブ本体の一端に融着されるショルダー上に、液状内容物を外部に排出する一体型のネックを含み、前記ネックには、内部に組立空間が形成され、上端に、前記組立空間と連結される部分は、大径であり、外部と連結される部分は小径を有するように、排出路が形成され、前記大径の排出路の内側面に、組立空間側に傾斜して位置し、押圧時、排出される方向側に移動し、押圧解除時、原位置に位置しながら排出される液状内容物を、一定量に排出するように弾性力を有する排出フリップが、所定の間隔で複数形成される一体型の排出ロッドを含むチューブヘッドと、
前記組立空間には、チューブ本体内の液状内容物の排出量を調節して、前記排出路を介して排出されるように、前記組立空間の幅に対応する幅を有する本体と、前記本体の内部に底面が開放して形成される空間部が形成され、前記空間部には、排出路側に、下部で小径を有し、上部に行くほど大径を有する調節孔が設けられる調節ポートとが形成される調節体と、
前記調節体の下部に、チューブ本体内の液状内容物が押圧時に開放され、押圧解除時に閉鎖されるように、上端枠が前記調節体の底面と当接して支持し、内部に吐出孔が設けられる隔膜が形成され、前記吐出孔は、隔膜の上面から突設され、ネックの内側面に形成される固定突部により固定される固定部材と、
前記固定部材の突出した吐出孔側の内部に挿入され、押圧で前記吐出孔を開閉するように、固定部材の内側面に挿入されるリング部材と、
前記リング部材の内側に、押圧で吐出孔を開閉する遮断膜と、
前記リング部材と遮断膜は、押圧で昇降しながら前記吐出孔を開閉するように、円弧状の複数のブリッジ片により連結され、前記複数のブリッジ片と遮断膜及びリング部材の間に、複数の流出孔が形成されるバルブを含む弁体と、が順次組み立てられており、
前記排出フリップは、組立空間側にコーン形状に設けられ、押圧時と押圧解除により移動される各フリップと、前記各フリップの中央に移動しながら、液状内容物を一定量に排出するように形成される各排出孔とを含むことを特徴とするチューブ容器内の液状内容物を滴状に排出させる排出装置。
【請求項2】
前記各フリップの中央に形成される各排出孔は、組立空間側の排出孔は大径を有し、且つ、排出される方向に逐次小径を有するように形成されることを特徴とする請求項1に記載のチューブ容器内の液状内容物を滴状に排出させる排出装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、チューブ容器内の液状内容物を滴状に排出させる排出装置に係り、より詳しくは、使用者の押圧により、排出路を介して液状内容物が排出される過程において、狭い通路から広い通路を介した後、再度、広い通路から狭い通路を介して、液状内容物が滴状に排出されることに当たり、一定量の滴状に排出されるようにしたチューブ容器内の液状内容物を滴状に排出させる排出装置に関する。
【背景技術】
【0002】
通常、柔軟性を有するチューブ容器内に充填された液状内容物は、使用者がチューブ容器を押圧することで、チューブ容器内の液状内容物が吐出孔を介して排出されて使用している。
【0003】
しかし、チューブ容器を押圧することにより、液状内容物が吐出孔を介して排出される過程において、水柱状に排出されるため、所望する適量への使用が極めて不便であるという不都合がある。
【0004】
このような問題を解決するために、従来でも、滴状に排出して適量で使用する技術が提案されている。
【0005】
大韓民国登録実用新案公報第20−0310084号(以下、‘特許文献1’という)には、チューブ型の化粧品容器の排出管内に、一字状の切欠部が形成された中間出口管を設けて、水柱状の排出物を水滴状に排出させる技術が提案されている。
【0006】
また、大韓民国登録特許公報第10−1554189号(以下、‘特許文献2’という)には、下部から上部に行くほど広くなるような簡単な内容物の排出構造により、液状の内容物を滴状に排出させる技術が提案されている。
【0007】
更に、大韓民国公開特許公報第10−2019−0033359号(以下、‘特許文献3’という)には、使用者の押圧で吐出孔を開閉させて、排出時、狭い通路から広い通路を介した後、再度、広い通路から狭い通路を介して、液状内容物を滴状に排出させる技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】大韓民国登録実用新案公報第20−0310084号
【特許文献2】大韓民国登録特許公報第10−1554189号
【特許文献3】大韓民国公開特許公報第10−2019−0033359号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかし、特許文献1は、技術的構成が極めて複雑であり、組立も極めて煩わしいという不都合を有する。
【0010】
また、特許文献2は、滴状の液状内容物の排出後、その排出路を介して、外部の空気が流入されることによって、液状内容物が容易に変質するという不都合を有する。
【0011】
更に、特許文献3は、特許文献2における外部空気が流入される不都合を解決したものであるが、滴状への排出に際して、一定量の滴状への排出が円滑に行われないという不都合を有する。
【0012】
本発明は、前記のような問題点を解決するためになされたものであり、押圧により、液状内容物が排出路を介して排出される過程において、狭い通路から広い通路を介した後、再度、広い通路から狭い通路を介して、液状内容物が滴状に排出されることに当たり、一定量の滴状への排出が行われるようにした、チューブ容器内の液状内容物を滴状に排出させる排出装置の提供を目的とする。
【0013】
本発明の他の目的は、液状内容物を滴状に排出する場合、より一定量に排出されるようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0014】
上記の目的を達成するため、本発明のチューブ容器内の液状内容物を滴状に排出させる排出装置は、液状内容物が充填される柔軟性を有するチューブ本体と、前記チューブ本体の一端に融着されるショルダー上に、液状内容物を外部に排出する一体型のネックを含み、前記ネックには、内部に組立空間が形成され、上端に、前記組立空間と連結される部分は、大径であり、外部と連結される部分は小径を有するように、排出路が形成され、前記大径の排出路の内側面に、組立空間側に傾斜して位置し、押圧時、排出される方向側に移動し、押圧解除時、原位置に位置しながら排出される液状内容物を、一定量に排出するように弾性力を有する排出フリップが、所定の間隔で複数形成される一体型の排出ロッドを含むチューブヘッドと、前記組立空間には、チューブ本体内の液状内容物の排出量を調節して、前記排出路を介して排出されるように、前記組立空間の幅に対応する幅を有する本体と、前記本体の内部に底面が開放して形成される空間部が形成され、前記空間部には、排出路側に、下部で小径を有し、上部に行くほど大径を有する調節孔が設けられる調節ポートとが形成される調節体と、前記調節体の下部に、チューブ本体内の液状内容物が押圧時に開放され、押圧解除時に閉鎖されるように、上端枠が前記調節体の底面と当接して支持し、内部に吐出孔が設けられる隔膜が形成され、前記吐出孔は、隔膜の上面から突設され、ネックの内側面に形成される固定突部により固定される固定部材と、前記固定部材の突出した吐出孔側の内部に挿入され、押圧で前記吐出孔を開閉するように、固定部材の内側面に挿入されるリング部材と、前記リング部材の内側に、押圧で吐出孔を開閉する遮断膜と、前記リング部材と遮断膜は、押圧で昇降しながら前記吐出孔を開閉するように、円弧状の複数のブリッジ片により連結され、前記複数のブリッジ片と遮断膜及びリング部材の間に、複数の流出孔が形成されるバルブを含む弁体と、が順次組み立てられており、前記排出フリップは、組立空間側にコーン形状に設けられ、押圧時と押圧解除により移動される各フリップと、前記各フリップの中央に移動しながら、液状内容物を一定量に排出するように形成される各排出孔とを含むことを特徴とする。
【0015】
前記各フリップの中央に形成される各排出孔は、組立空間側の排出孔は大径を有し、且つ、排出される方向に逐次小径を有するように形成されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、押圧により、液状内容物が排出路を介して排出される過程において、狭い通路から広い通路を介した後、再度、広い通路から狭い通路を介して、液状内容物が滴状に排出されることに当たり、一定量の滴状への排出が行われるようにすることで、所望する適量への使用が円滑であり、特に、排出路の開閉により、外部空気が内部に流入されず、液状内容物が変質することを防止して、長期間の使用が可能であり、また、滴状への一定量で正確に排出可能であるという効果を奏する。
【0017】
また、液状内容物を滴状に排出することに当たり、より一定量に排出されることは、正確な量で使用でき、無駄がないので、使用者にとって便利である。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図3】本発明の使用状態を説明するための手順図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の好適な実施例を、添付の図面を参考してより詳しく説明する。本発明は、本実施例により、制限又は限定されるものではない。
【0020】
図1は、本発明を説明するための分解断面図であり、
図2は、
図1における結合状態の断面図であり、
図3は、本発明の使用状態を説明するための手順図である。
【0021】
図1〜
図3に示すように、チューブ容器に設けられる排出装置は、チューブ容器に充填された液状内容物を押圧するとき、水柱状ではなく、滴状の適量で排出させて使用する技術的構成を有する。
【0022】
本発明は、押圧により、液状内容物が排出路を介して排出される過程において、狭い通路から広い通路を介した後、再度、広い通路から狭い通路を介して、液状内容物が滴状に排出されることに当たり、一定量の滴状への排出が行われるようにすることにある。
【0023】
本発明による排出装置1は、液状内容物が充填され、使用者の押圧が容易に行われる柔軟性を有する通常の合成樹脂により、押出又は成形などで製造されるチューブ本体10を有する。
【0024】
また、チューブ本体10の一端に融着されるショルダー22上に、液状内容物を外部に排出する一体型のネック24を含み、該当ネック24は、内部に組立空間24Aが形成され、上端に、組立空間24Aと連結される部分は、大径であり、外部と連結される部分は小径を有するような排出路25Aが形成される一体型の排出ロッド25を含むチューブヘッド20を設ける。チューブヘッド20も合成樹脂により通常の成形方式で成形され、ショルダー22、ネック24、及び排出ロッド25が一体に形成されるように成形された後、通常の方式により、チューブ本体10の一端に、ショルダー22の下端が融着される。
【0025】
ここで、本発明の主な技術的思想である滴状に排出することに当たり、一定量に排出するための重要な技術的構成の一つを提示する。
【0026】
大径の排出路25Aの内側面に、組立空間24A側に傾斜して位置し、押圧時、排出される方向側に移動し、押圧解除時、原位置に位置しながら排出される液状内容物を、一定量に排出するように弾性力を持つ排出フリップ25A−1が、所定の間隔で複数形成されている。
【0027】
前記において、排出フリップ25A−1は、組立空間24A側にコーン形状に設けられ、押圧時と押圧解除時に移動される各フリップ25A−1aと、各フリップ25A−1aの中央に移動しながら、液状内容物を一定量に排出する各排出孔25A−1bとを含む。フリップは、小さな押圧によっても容易に流動するように、薄板などのような比較的薄い厚さを有するのが望ましい。
【0028】
液状内容物を滴状に排出しようとする場合、後述する組立体と弁体から、適量の液状内容物が供給されると共に、液状内容物が実際に排出される大径の排出路に所定の間隔で設けられる各排出フリップにより、一定量に排出されることになる。
【0029】
すなわち、押圧により、弁体と組立体を介して適量に供給される液状内容物は、排出路25Aを通すことになるが、この時、大径の排出路に所定の間隔で設けられる排出フリップ25A−1は、押圧時、排出される方向に各フリップが移動しながら、液状内容物を一定量に押し、押圧が解除されると、吸入圧力により、再度、押圧前の原位置に位置しながら、排出路を通過する液状内容物が更に排出されないように遮断するような役割を果たす。
【0030】
これにより、滴状に液状内容物を排出するとき、常時、一定量で、排出が正確に行われる。
【0031】
また、液状内容物が排出路を介して更に流れないようにすることによって、漏出を防止する役割も果たす。
【0032】
更に、各フリップ25A−1aの中央に設けられる各排出孔25A−1bは、組立空間24A側の排出孔が、液状内容物の流れが円滑であり、且つ、流入のために大径であり、また、排出される方向への液状内容物の流れの阻止が容易であるように、逐次小径に形成される。
【0033】
これにより、排出路25Aを介して排出される液状内容物は、滴状に排出されると共に、一定量の滴状に排出される。
【0034】
これは、滴状での液状内容物の使用時、より正確な量に排出できるので、使用者にとって便利である。
【0035】
そして、組立空間24Aには、チューブ本体10内の液状内容物の排出量を調節して、排出路25Aを介して排出され、下方から排出路25A側に逐次大径を有する調節孔32が設けられる調節体30を含む。この組立体も、合成樹脂により、通常の成形方式で成形される。
【0036】
調節体30は、組立空間24Aの幅に対応する幅を有する本体30Aと、本体30Aの内部に底面が開放して設けられる空間部30Bとを含み、空間部30Bには、上部に行くほど大径であり、液状内容物の排出量を調節する調節孔32が設けられる調節ポート32Aが形成される。ここで、排出路側に位置する調節孔32の直径は、排出孔よりも小径に形成される。
【0037】
言い換えるなら、液状内容物は、調節孔の下部の小径から、上部に行くほど大径の上端を介して、排出路の排出量を調節するものであり、排出路に供給された液状内容物は、該当排出路に留まっているから、押圧により、滴状に滴下する。
【0038】
これは、大径を有する排出路に設けられる排出フリップと共に、液状内容物の滴状への排出をより円滑に行われるようにする。
【0039】
更に、調節体30の下部に、チューブ本体10内の液状内容物が、押圧時に開弁され、押圧解除時に閉弁される、弁体40が順次組み立てられている。
【0040】
弁体40は、上端枠が調節体30の底面と当接して支持し、内部に吐出孔42Aが設けられる隔膜42が形成され、吐出孔42Aは、隔膜42の上面から突設され、ネック24の内側面に固定される固定部材45と、固定部材45の突出した吐出孔42A側の内部に挿入され、押圧で吐出孔42Aを開閉するバルブ46とを含む。
【0041】
バルブ46は、固定部材45の内側面に挿入されるリング部材46Aと、該当リング部材46Aの内側に、押圧で吐出孔42Aを開閉する遮断膜46Bと、リング部材46Aと遮断膜46Bは、押圧により昇降しながら吐出孔42Aを開閉するように、円弧状の複数のブリッジ片46Cにより連結され、各ブリッジ片46Cと遮断膜46B及びリング部材46Aの間に、吐出孔42Aを介して、液状内容物を排出する複数の流出孔46Dとが設けられる。ブリッジ片は、押圧時又は押圧解除時、遮断膜の昇降が円滑に行われるように、比較的狭い幅で形成するのが望ましい。
【0042】
また、固定部材45は、組立空間24Aに挿入され、且つ、ネック24の内側面に形成される固定突部24Bにより固定される。すなわち、固定部材を組立空間に挿入することにつれ、該当固定部材の下端が、固定突部に係止することになる。
【0043】
すなわち、本発明の弁体40は、押圧時、固定部材の吐出孔を、バルブの遮断膜の押圧力で開放させて、液状内容物が複数の流出孔と調節孔及び排出路を介して、滴状に排出されるようにする。
【0044】
特に、押圧済みの状態では、チューブ本体10内の内圧により、固定部材45の吐出孔42Aを開放していたバルブの遮断膜42が、再度、吐出孔42Aを閉鎖することによって、外部から空気が流入されることを根本的に遮断する。
【0045】
これにより、空気に含まれている各種の細菌などが、液状内容物が充填されたチューブ本体の内部に流入しないため、液状内容物が変質することを根本的に防止することができる。
【0046】
本発明は、複雑な技術的構成がなく、簡易な構造を有し、特に、吐出孔の開閉による外部空気が内部に流入しないようにすることで、液状内容物の変質を根本的に防止して、長期間使用することができる。
【符号の説明】
【0047】
1 排出装置
10 チューブ本体
20 チューブヘッド
22 ショルダー
24 ネック
24A 組立空間
24B 固定突部
25 排出ロッド
25A 排出路
25A−1 排出フリップ
25A−1a フリップ
25A−1b 排出孔
30 調節体
30A 本体
30B 空間部
32 調節孔
32A 調節ポート
40 弁体
42 隔膜
42A 吐出孔
45 固定部材
46 バルブ
46A リング部材
46B 遮断膜
46C ブリッジ片
46D 流出孔
【要約】 (修正有)
【課題】押圧により一定量の滴状への排出ができる排出装置を提供する。
【解決手段】液状内容物が充填される柔軟性を有するチューブ本体と、チューブ本体の一端のネックには、組立空間が形成され、下側が大径であり、外部と連結される上側が小径の排出路が形成され、大径の排出路の内側面に、組立空間側に傾斜して位置し、液状内容物を一定量に排出する排出フリップが、所定の間隔で複数形成されるチューブヘッドと、組立空間の空間部に設けられ、下部で小径を有し上部に行くほど大径を有する調節孔が設けられる調節ポートを備える調節体と、内部に吐出孔が設けられる隔膜が形成され、吐出孔がネックの内側面に形成される固定部材と、固定部材の内側面に挿入されるリング部材と、押圧で吐出孔を開閉する遮断膜と、押圧で昇降しながら吐出孔を開閉するように、複数のブリッジ片と遮断膜及びリング部材の間に、複数の流出孔が形成されるバルブを含む弁体からなる。
【選択図】
図1