【文献】
塩澤 一洋,−独自の視点で魅力を味わう− shioの三つ星ガイド 12th dish To Do管理ツール「Remember The Milk」 ,Mac People,株式会社アスキー・メディアワークス,2009年 6月 1日,Vol.15 No.6,p.80〜81
【文献】
ヤシマノブユキ,スマホ・iPhone・タブレット今週はコレで楽しもう 超アプリ魂 今週の編集部オススメアプリ Any.DO To−do list usaggr for Twitter,Facebook,Mixi B!KUMA Q−エヴァンゲリオンのニュース,週刊アスキー,株式会社アスキー・メディアワークス,2013年 1月 7日,第25巻 通巻913号,p.22
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施をするための形態を、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
各図は、本発明を十分に理解できる程度に、概略的に示してあるに過ぎない。よって、本発明は、図示例のみに限定されるものではない。なお、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。
【0011】
≪実施形態に係る作業支援システムの構成について≫
図1を参照して、本実施形態に係る作業支援システムSについて説明する。
図1は、本実施形態に係る作業支援システムSの概略構成図である。
作業支援システムSは、ユーザ(例えば、経営者)の日常のバックヤード作業を支援するサービスを提供するためのものである。バックヤード作業は、例えば、飲食業や小売業を想定した場合、売上管理、就業管理等である。ここでは、作業支援システムSとしてクラウド型のシステムを想定しており、作業支援システムSは、ユーザにより実施される予定のタスク(「ToDo」と呼ぶ場合がある)をインターネット上のサーバで管理する。
【0012】
作業支援システムSは、サービス受領者と、サービス提供者とに分かれている。サービス受領者は、例えば、飲食業や小売業を行う実際の店舗を想定しており、サービス提供者は、例えば、インターネット上のサーバが設置されるデータセンタを想定している。
【0013】
サービス受領者側のシステムは、ユーザが操作するユーザ操作端末1と、店舗に設置されている業務用装置2とを備えて構成されている。
ユーザ操作端末1は、例えば、スマートフォン1aやPC(Personal Computer)1b等である。ユーザ操作端末1は、表示ディスプレイ(表示装置)を備えると共に、インターネット上のウェブページの情報を画面上に表示するための閲覧ソフト(Webブラウザ)を有している。
業務用装置2は、例えば、従業員がタイムカードを挿入することで従業員の出勤・退勤などの時刻を記録するタイムレコーダ2aや店舗内で顧客が購入する商品の売上登録を行うPOS(Point Of Sales)レジ端末2b等である。
【0014】
サービス提供者側のシステムは、作業支援アプリケーション10と、カレンダDB(Database)11と、タスクDB(Database)12と、ユーザ認証部13と、タスク管理部20とを備えて構成されている。
作業支援アプリケーション10は、支援するタスク毎に機能が分かれており、ここでは、売上管理アプリ10Aと、会計管理アプリ10Bと、給与管理アプリ10cと、就業管理アプリ10Dと、POP(Point of purchase advertising)作成アプリ10Eとからなる。以下でアプリの種類と言った場合には、これらのアプリ10A〜10Eを表す。各アプリ10A〜10Eは、それぞれが複数のタスクを支援することが可能である。
【0015】
売上管理アプリ10Aは、売上に関する作業を支援する機能を提供するプログラムであり、例えば、売上を確認するタスクや売上目標に対する達成率を確認するタスクの実施を支援する。売上管理アプリ10Aには、例えば、POSレジ端末2bから売上情報が送られる。
会計管理アプリ10Bは、会計に関する作業を支援する機能を提供するプログラムであり、例えば、固定資産税や自動車税等の税金を納付するタスクの実施を支援する。
【0016】
給与管理アプリ10Cは、給与に関する作業を支援する機能を提供するプログラムであり、例えば、給与や賞与等を計算するタスクの実施を支援する。給与管理アプリ10Cは、例えば、タイムレコーダ2aから出勤・退勤などの時刻情報が送られる。
就業管理アプリ10Dは、就業に関する作業を支援する機能を提供するプログラムであり、例えば、従業員のシフト作成やその後に変更するタスクの実施を支援する。
POP作成アプリ10Eは、POP作成に関する作業を支援する機能を提供するプログラムであり、例えば、新商品やセール品のPOPを作成するタスクの実施を支援する。
【0017】
以下でタスクの種類と言った場合には、作業支援アプリケーション10が支援するこれらのタスク(例えば、売上を確認するタスク、売上目標に対する達成率を確認するタスク、固定資産税や自動車税等の税金を納付するタスク、給与や賞与等を計算するタスク、従業員のシフト作成するタスク、新商品やセール品のPOPを作成するタスクなど)を表す。
【0018】
カレンダDB11は、作業カレンダが記憶されている。ここでの作業カレンダは、日付にタスクインデックスの登録(ユーザによるタスクの実施)に関する情報が対応付けられているようなものでよい。
タスクDB12は、タスクインデックスが記憶されている。ここでのタスクインデックスは、タスクの見出しや概略のようなものでよく、ユーザが実施するタスクの種類、タスクの内容や時期を認識可能な情報を含んで構成されるのが望ましい。タスクインデックスは、タスク管理部20の処理によって、例えば、ユーザ自身のランダムなタイミングでの登録や、作業カレンダに基づいた周期的な登録により発生する。
【0019】
ユーザ認証部13は、作業支援システムSを利用するユーザの認証を行う。ユーザ認証部13は、例えば、ユーザによるアカウント名およびパスワードの登録を予め受け付け、ユーザが作業支援システムSを利用する度にこれらの情報を用いてユーザの認証を行う。
【0020】
タスク管理部20は、作業支援アプリケーション10で支援を行うユーザのタスクを管理するものである。ここでは、タスク管理部20は、登録部21と、タスク数導出部22と、表示制御部23とを備えて構成されている。タスク管理部20が備える各機能(登録部21、タスク数導出部22、表示制御部23)は、種々の手段により実現可能であり、例えば、図示しないCPU(Central Processing Unit)によるプログラム実行処理や、専用回路等により実現される。
【0021】
登録部21は、ユーザによるタスクインデックスの登録を受け付けるか、または、作業カレンダに基づいて周期的にタスクインデックスの登録を発生させる。登録部21は、登録したタスクインデックスをタスクDB12に格納する。
タスク数導出部22は、登録部21により受け付けられたタスクインデックスまたは発生させられたタスクインデックスの数をタスクの実施を支援するアプリの種類毎にカウントする。また、タスク数導出部22は、ある時点(例えば、「本日中」、「今週末まで」、「来週末まで」、「今月末まで」など)までに実施期限を迎えるタスク、または、既に期限切れであるタスクの件数を導出する。
【0022】
表示制御部23は、作業支援システムSで用いられる各モードでの画面をユーザ操作端末1に表示させる。
図2を参照して、表示制御部23の具体的な処理を説明する。
図2は、作業支援システムSのモード遷移図である。
この作業支援システムSのURL(Uniform Resource Locator)をWebプラウザ等でユーザ操作端末1に表示することにより、作業支援のサービスが起動する。起動直後にて表示制御部23は、ログイン画面(モードM10)を表示する。
モードM10のログイン画面にて、ユーザがログイン操作を行うと、表示制御部23によってToDoのポータル画面(モードM11)に遷移する。このToDoのポータル画面では、タスクDB12に登録されているタスクインデックスの選択やログアウトが行える。
【0023】
モードM11のポータル画面にて、タスクインデックスを選択すると、対応する作業支援アプリケーション10が起動し、表示制御部23によってアプリケーション画面のうちいずれか(モードM12a,M12b,…)に遷移する。これらアプリケーション画面では、作業支援アプリケーション10の終了とログアウトが行える。
モードM12aなどのアプリケーション画面にて、作業支援アプリケーション10を終了すると、表示制御部23によってモードM11のポータル画面に戻る。
モードM11のポータル画面やモードM12aなどのアプリケーション画面にて、ログアウトを行うと、表示制御部23によってログイン画面(モードM10)に戻る。
このように、作業支援システムSでは、単にToDoポータル画面にてタスクDB12に登録されているタスクインデックスを表示するだけではなく、タスクインデックスに係る作業支援アプリケーション10を起動して、これを処理させることができる。
【0024】
図3は、ToDoポータルのメイン画面50を説明する図である。ToDoポータルのメイン画面50は、前記説明した通り、表示制御部23によってユーザ操作端末1に表示される。
メイン画面50は、メニュー51A〜51Eを表示するメニューエリアと、アカウントアイコン52と、タスク入力テキストボックス53と、件数表示エリア54と、区切り期間指定エリア55と、ToDoリストペイン56とを含んで構成される。
【0025】
メニュー51Aには売上管理に係るアイコンが表示され、このメニュー51Aをクリックすると、売上管理アプリ10Aが起動する。メニュー51Aの下部には、売上管理アプリ10Aの略称である「売上」が表示されている。
メニュー51Bには会計管理に係るアイコンが表示され、このメニュー51Bをクリックすると、会計管理アプリ10Bが起動する。メニュー51Bの下部には、会計管理アプリ10Bの略称である「会計」が表示されている。
メニュー51Cには給与管理に係るアイコンが表示され、このメニュー51Cをクリックすると、給与管理アプリ10Cが起動する。メニュー51Cの下部には、給与管理アプリ10Cの略称である「給与」が表示されている。
メニュー51Dには就業管理に係るアイコンが表示され、このメニュー51Dをクリックすると、就業管理アプリ10Dが起動する。メニュー51Dの下部には、就業管理アプリ10Dの略称である「就業」が表示されている。
メニュー51EにはPOP作成に係るアイコンが表示され、このメニュー51Eをクリックすると、POP作成アプリ10Eが起動する。メニュー51Eの下部には、POP作成アプリ10Eの略称である「POP」が表示されている。
【0026】
アカウントアイコン52をクリックすると、ユーザのアカウント名と共にログアウトボタンが表示される。このログアウトボタンのクリックによりログアウトが行われ、
図2に示したログイン画面に遷移する。
タスク入力テキストボックス53は文字列入力領域であり、デフォルトでは「タスクを入力してください。」の文言が表示される。この領域に文字列を入力してリターンキーを押下すると、タスクインデックスが新たに登録される。
【0027】
件数表示エリア54には、ToDoリストペイン56に表示される未処理タスクインデックス60の件数に関する情報が表示される。符号54Aは、売上管理アプリ10Aの未処理タスクインデックス60の登録件数であり、ここでは「0」件が表示されている。符号54Bは、会計管理アプリ10Bの未処理タスクインデックス60の登録件数であり、ここでは「1」件が表示されている。符号54Cは、給与管理アプリ10Cの未処理タスクインデックス60の登録件数であり、ここでは「1」件が表示されている。符号54Dは、就業管理アプリ10Dの未処理タスクインデックス60の登録件数であり、ここでは「1」件が表示されている。符号54Eは、POP作成アプリ10Eの未処理タスクインデックス60の登録件数であり、ここでは「0」件が表示されている。符号54Tは、登録されている全ての未処理タスクインデックス60の登録件数であり、ここでは「3」件が表示されている。
【0028】
区切り期間指定エリア55は、本日を始点とした場合の区切り期間(終点)を指定するためのエリアである。区切り期間指定エリア55は、チェックボックスとして構成されており、ユーザは、「期限切れ」、「本日中」、「今週末まで」、「来週末まで」、「今月末まで」を一つまたは複数指定することができる。なお、区切り期間指定エリア55の構成はこれに限定されるものではなく、例えば、テキストボックスとして構成されて、ユーザによって任意の期間を入力されるようにしてもよい。区切り期間指定エリア55により区切り期間が指定されると、指定された数分の期間内タスク情報表示領域80がToDoリストペイン56に表示される。期間内タスク情報表示領域80の詳細は後記する。なお、区切り期間指定エリア55は、初期状態として「期限切れ」が選択されていてもよく、指定された区切り期間は図示しない記憶部に保存されて、新たな期間の指定までこの情報が維持されるようにしてもよい。
【0029】
また、区切り期間指定エリア55により区切り期間(終点)が指定されると、指定された区切り期間の右側に模様(ここでは、縞模様)が表示される。この模様は、指定された区切り期間内の未処理タスクインデックス60および期間内タスク情報表示領域80の背景として使用されるものである。つまり、表示制御部23は、区切り期間内の未処理タスクインデックス60を区切り期間外の未処理タスクインデックス60に対して、模様59によって強調して表示する。ここでは、2つの未処理タスクインデックス60
1,60
2および期間内タスク情報表示領域80の背景が縞模様になっている。
なお、模様59によって強調表示するのは、期間内の未処理タスクインデックス60および期間内タスク情報表示領域80の何れか一方であってもよい。また、本実施形態では模様59により強調しているが、背景の色を変更することで区切り期間内の未処理タスクインデックス60を区切り期間外の未処理タスクインデックス60に対して強調して表示してもよい。
【0030】
ToDoリストペイン56は、1または複数のタスクインデックスをリスト表示する領域であり、ユーザによってスクロール可能に構成されている。ToDoリストペイン56は、未処理リスト57と、処理済リスト58とを含んで表示される。未処理リスト57の下に処理済リスト58が表示されており、デフォルトでは未処理リスト57が優先して表示される。
【0031】
未処理リスト57は、1つ又は複数の未処理タスクインデックス60(ここでは、3つの未処理タスクインデックス60
1〜60
3を表示)と、期間内タスク情報表示領域80とで構成される。未処理タスクインデックス60は、未だ処理が完了していないタスクをユーザに示すものである。未処理タスクインデックス60は、ここではタスクの期限日に基づいて降順に並べて表示されている(期限日が早いものが上位に表示されている)。期間内タスク情報表示領域80は、区切り期間指定エリア55によって指定された区切り期間内における未処理タスクインデックス60の件数に関する情報などをユーザに示すものである。
処理済リスト58は、1つ又は複数の処理済タスクインデックス70(ここでは、4つの処理済タスクインデックス70
1〜70
4を表示)で構成される。処理済タスクインデックス70は、直近に処理が完了したタスクをユーザに示すものである。処理済タスクインデックス70は、ここでは完了日に基づいて昇順に並べて表示されている(完了日が早いものが下位に表示されている)。
【0032】
未処理タスクインデックス60は横長の長方形の領域であり、左側のアプリケーションアイコン61と、中央のコメント62と、下側の期限日63と、右上側の起案日64と、処理済チェックボックス65とを含んで構成される。この未処理タスクインデックス60は、例えば、期限日63が本日を起点として所定期間(例えば2ヶ月間)のものに限って表示され、期限日63が所定期間を超えるものについては表示されない。なお、表示される未処理タスクインデックス60の範囲は、ユーザによって個別に設定できるようにしてもよい。
【0033】
アプリケーションアイコン61は、この未処理タスクインデックス60を処理するための作業支援アプリケーション10(
図1参照)のアイコンである。コメント62は、この未処理タスクインデックス60に関するコメントである。期限日63は、この未処理タスクインデックス60を処理する期限の日付であり、その横に期限日63までの残り日数が表示される。起案日64は、原則としてこの未処理タスクインデックス60を起案した日であるが、この未処理タスクインデックス60を修正したならば、その修正日が起案日64に反映される。
【0034】
処理済チェックボックス65は、この未処理タスクインデックス60に係るタスクの処理が完了したときにチェックされるものである。処理済チェックボックス65にチェックされた未処理タスクインデックス60は、処理済リスト58に移動し、処理済タスクインデックス70として表示される。
【0035】
処理済タスクインデックス70は細長い長方形の領域であり、アプリケーション名の表示71と、中央のコメント72と、完了日73と、コピーボタン74と、復活ボタン75とを含んで構成される。この処理済タスクインデックス70は、例えば、完了日73が直近の所定期間(例えば5週間)のものに限って表示され、所定期間を過ぎたものは表示されなくなる。これによりユーザは、処理済タスクインデックス70を事後的に確認可能であり、かつ所定期間が過ぎて確認の必要性が少なくなった処理済タスクインデックス70によって煩わされなくなる。
【0036】
コピーボタン74は、この処理済タスクインデックス70をコピーして新たな未処理タスクインデックス60を登録するためのボタンである。このコピーボタン74が選択されると、例えば、選択された処理済タスクインデックス70と同じ内容のタスクインデックスがタスクDB12に新たに登録されると共に、新たに登録されたタスクインデックスが未処理リスト57に未処理タスクインデックス60として追加される。
復活ボタン75は、この処理済タスクインデックス70を未処理タスクインデックス60として復活させるためのボタンである。この復活ボタン75が選択されると、例えば、タスクDB12に記憶される当該処理済タスクインデックス70の処理済みを行ったか否かの情報が未処理に更新される。また、処理済リスト58から選択された処理済タスクインデックス70が削除されると共に、未処理リスト57に選択された処理済タスクインデックス70と同じ内容のものが追加される。
【0037】
期間内タスク情報表示領域80は、未処理タスクインデックス60と同様に細長い長方形の領域である。期間内タスク情報表示領域80は、全種類選択ボタン81と、売上管理選択ボタン82Aと、会計管理選択ボタン82Bと、給与管理選択ボタン82Cと、就業管理選択ボタン82Dと、POP作成選択ボタン82Eと、期限延長ボタン83と、全て完了ボタン84とを含んで構成される。以下では、売上管理選択ボタン82A、会計管理選択ボタン82B、給与管理選択ボタン82C、就業管理選択ボタン82DおよびPOP作成選択ボタン82Eをまとめて「種類別選択ボタン82」と呼ぶ場合がある。
【0038】
全種類選択ボタン81は、区切り期間指定エリア55によって指定された区切り期間内における全ての未処理タスクインデックス60を選択するためのボタンである。全種類選択ボタン81には、指定された期間、および区切り期間内における未処理タスクインデックス60の全登録件数が表示されており、ここでは「来週末までALL:2件」と表示されている。
売上管理選択ボタン82Aは、区切り期間指定エリア55によって指定された区切り期間内における売上管理の未処理タスクインデックス60を選択するためのボタンである。売上管理選択ボタン82Aには、売上管理の略称「売上」、および区切り期間内における売上管理の未処理タスクインデックス60の登録件数(ここでは「0」件)が表示されている。
会計管理選択ボタン82Bは、区切り期間指定エリア55によって指定された区切り期間内における会計管理の未処理タスクインデックス60を選択するためのボタンである。会計管理選択ボタン82Bには、会計管理の略称「会計」、および区切り期間内における会計管理の未処理タスクインデックス60の登録件数(ここでは「1」件)が表示されている。
【0039】
給与管理選択ボタン82Cは、区切り期間指定エリア55によって指定された区切り期間内における給与管理の未処理タスクインデックス60を選択するためのボタンである。給与管理選択ボタン82Cには、給与管理の略称「給与」、および区切り期間内における給与管理の未処理タスクインデックス60の登録件数(ここでは「0」件)が表示されている。
就業管理選択ボタン82Dは、区切り期間指定エリア55によって指定された区切り期間内における就業管理の未処理タスクインデックス60を選択するためのボタンである。就業管理選択ボタン82Dには、就業管理の略称「就業」、および区切り期間内における就業管理の未処理タスクインデックス60の登録件数(ここでは「1」件)が表示されている。
POP作成選択ボタン82Eは、区切り期間指定エリア55によって指定された区切り期間内におけるPOP作成の未処理タスクインデックス60を選択するためのボタンである。POP作成選択ボタン82Eには、POP作成の略称「POP」、および区切り期間内におけるPOP作成の未処理タスクインデックス60の登録件数(ここでは「0」件)が表示されている。
【0040】
なお、全種類選択ボタン81や種類別選択ボタン82は、未処理タスクインデックス60の登録がある場合にのみ選択できるようにしてもよい。言い換えれば、未処理タスクインデックス60の登録がないものについては選択できないようにしてもよい。例えば、
図3において、未処理タスクインデックス60の登録がある全種類選択ボタン81、会計管理選択ボタン82Bおよび就業管理選択ボタン82Dを選択できるようにする。一方、未処理タスクインデックス60の登録がない売上管理選択ボタン82A、給与管理選択ボタン82CおよびPOP作成選択ボタン82Eを選択できないようにする。
【0041】
期限延長ボタン83は、全種類選択ボタン81または種類別選択ボタン82によって選択された未処理タスクインデックス60の期限を一括して延長するためのボタンである。ここでは、全種類選択ボタン81が選択された場合を想定しており、期限延長ボタン83の上部に「来週までにALL2件を」との表示がなされている。この状態で、期限延長ボタン83を押下することによって、2つの未処理タスクインデックス60
1,60
2の期限日を延長することが可能である。期限延長ボタン83の上部に表示される文言は、選択される全種類選択ボタン81または種類別選択ボタン82に変更される。
【0042】
期限延長ボタン83が押下された場合に、表示制御部23は、例えば、
図4に示すダイアログボックス831を表示する。ダイアログボックス831は、未処理タスクインデックス情報表示領域832と、延長日数選択欄833と、OKボタン834と、キャンセルボタン835とを含んで構成される。
未処理タスクインデックス情報表示領域832には、期限日を延長する対象となる未処理タスクインデックス60の情報が表示され、ここでは「来週末までALL2件」と表示されている。
【0043】
延長日数選択欄833は、未処理タスクインデックス60の期限を延長する日数(ここでは「1」日)を選択するものであって、ユーザによって選択される。
OKボタン834は、選択された未処理タスクインデックス60の期限を延長することを確定するためのボタンである。OKボタン834がユーザによって選択されることによって、表示制御部23は、例えば、タスクDB12に記憶される当該未処理タスクインデックス60の期限日を変更すると共に、ToDoリストペイン56(
図3参照に)表示される未処理タスクインデックス60の期限日63(
図3参照)を変更する。
キャンセルボタン835は、未処理タスクインデックス60の期限延長の処理を中止するボタンである。キャンセルボタン835がユーザによって選択されることによって、表示制御部23は、ダイアログボックス831を閉じて、メイン画面50(
図3参照)を表示する。
【0044】
図4に示すダイアログボックス831によって、未処理タスクインデックス60
1,60
2の期限日が一括して1日だけ延長された場合のメイン画面50を
図6に示す。
図6に示す未処理タスクインデックス60
1の期限日63は、「7月31日」から「8月1日」に変更されると共に、残り日数が「あと2日」から「あと3日」に変更されている。また、未処理タスクインデックス60
2の期限日63は、「8月1日」から「8月2日」に変更されると共に、残り日数が「あと3日」から「あと4日」に変更されている。
【0045】
全て完了ボタン84(
図3参照)は、全種類選択ボタン81または種類別選択ボタン82によって選択された未処理タスクインデックス60を一括して処理済みにするためのボタンである。ここでは、全種類選択ボタン81が選択された場合を想定しており、全て完了ボタン84の上部に「来週までにALL2件を」との表示がなされている。この状態で、全て完了ボタン84を押下することによって、2つの未処理タスクインデックス60
1,60
2を処理済みにすることが可能である。
【0046】
全て完了ボタン84が押下された場合に、表示制御部23は、例えば、
図5に示すダイアログボックス841を表示する。ダイアログボックス841は、未処理タスクインデックス情報表示領域842と、OKボタン843と、キャンセルボタン844とを含んで構成される。
未処理タスクインデックス情報表示領域842には、実施を完了する未処理タスクインデックス60の情報が表示され、ここでは「来週末までALL2件」と表示されている。
【0047】
OKボタン843は、選択された未処理タスクインデックス60の実施を完了にすることを確定するためのボタンである。OKボタン843がユーザによって選択されることによって、表示制御部23は、例えば、タスクDB12に記憶される当該未処理タスクインデックス60の実施を完了したか否かを示す情報を処理済みにすると共に、当該未処理タスクインデックス60を処理済リスト58(
図3参照)に移動し、処理済タスクインデックス70として表示する。
キャンセルボタン844は、未処理タスクインデックス60の実施を完了する処理を中止するボタンである。キャンセルボタン844がユーザによって選択されることによって、表示制御部23は、ダイアログボックス841を閉じて、メイン画面50(
図3参照)を表示する。
【0048】
図5に示すダイアログボックス841によって、未処理タスクインデックス60
1,60
2が一括して実施完了にされた場合のメイン画面50を
図7に示す。
図7では、未処理リスト57から未処理タスクインデックス60
1,60
2(
図3参照)の表示がなくなっている。そして、未処理タスクインデックス60
1に対応する処理済タスクインデックス70
5が処理済リスト58に表示されており、また、未処理タスクインデックス60
2に対応する処理済タスクインデックス70
6が処理済リスト58に表示されている。
さらに、
図7に示す件数表示エリア54は、登録されている全ての未処理タスクインデックス60の登録件数54Tが「3件」から「1件」に変更されている。また、会計管理アプリ10Bの未処理タスクインデックス60の登録件数54Bおよび就業管理アプリ10Dの未処理タスクインデックス60の登録件数54Dが各々「1件」から「0件」に変更されている。
さらに、
図7に示す期間内タスク情報表示領域80は、全種類選択ボタン81に表示される未処理タスクインデックス60の全登録件数が「2件」から「0件」に変更されている。また、会計管理選択ボタン82Bおよび就業管理選択ボタン82Dに表示される登録件数が各々「1」から「0」に変更されている。
【0049】
期間内タスク情報表示領域80(
図3参照)の表示位置は、区切り期間指定エリア55で指定された区切り期間内と期間外との間の領域であるのがよい。ここでは、未処理タスクインデックス60を期限日63に基づいて降順に並べて表示しており、そして、一つの指定期間「来週末まで」が指定されている。その為、期間内タスク情報表示領域80は、期限日63が来週末までの未処理タスクインデックス60
1,60
2と、期限日63が再来週以降の未処理タスクインデックス60
3との間に表示されている。この期間内タスク情報表示領域80の表示位置について、
図8を参照してより詳細に説明する。
【0050】
図8では、未処理タスクインデックス60
7の期限日が「本日」であり、未処理タスクインデックス60
8の期限日が「3日後」であり、未処理タスクインデックス60
9の期限日が「10日後」であることを想定している。
【0051】
図8(a)に示すように、区切り期間として「本日中」が指定されている場合に、表示制御部23は、指定された区切り期間(ここでは、本日中)と同じ期限日である未処理タスクインデックス60
7の下側(つまり、期限日が「本日」である未処理タスクインデックス60
7と期限日が「3日後」である未処理タスクインデックス60
8との間)に期間内タスク情報表示領域80
Tを表示させる。また、表示制御部23は、未処理タスクインデックス60
7および期間内タスク情報表示領域80
Tの背景を縞模様にする。これにより、ユーザは、期間内タスク情報表示領域80
Tおよび背景模様により、本日中までに実施を完了しなければならない未処理タスクインデックス60
7を一目で把握することが可能である。
【0052】
また、
図8(b)に示すように、区切り期間として「今週末まで」が指定されている場合に、表示制御部23は、指定された区切り期間(ここでは、今週中まで)の内で最も遅い期限日である未処理タスクインデックス60
8の下側(つまり、期限日が「3日後」である未処理タスクインデックス60
8と期限日が「10日後」である未処理タスクインデックス60
9との間)に、期間内タスク情報表示領域80
1Wを表示させる。また、表示制御部23は、未処理タスクインデックス60
7,60
8および期間内タスク情報表示領域80
1Wの背景をドット模様にする。これにより、ユーザは、期間内タスク情報表示領域80
1Wおよび背景模様により、今週末までに実施を完了しなければならない未処理タスクインデックス60
7,60
8を一目で把握することが可能である。
【0053】
また、
図8(c)に示すように、区切り期間として「本日中」および「今週末まで」の二つが指定されている場合に、表示制御部23は、指定された一つ目の区切り期間(ここでは、本日中)と同じ期限日である未処理タスクインデックス60
7の下側(つまり、期限日が「本日」である未処理タスクインデックス60
7と期限日が「3日後」である未処理タスクインデックス60
8との間)に期間内タスク情報表示領域80
Tを表示させる。また、表示制御部23は、指定された二つ目の区切り期間(ここでは、今週中まで)の内で最も遅い期限日である未処理タスクインデックス60
8の下側(つまり、期限日が「3日後」である未処理タスクインデックス60
8と期限日が「10日後」である未処理タスクインデックス60
9との間)に、期間内タスク情報表示領域80
1Wを表示させる。
【0054】
さらに、表示制御部23は、未処理タスクインデックス60
7および期間内タスク情報表示領域80
Tの背景を縞模様にする。また、表示制御部23は、未処理タスクインデックス60
8および期間内タスク情報表示領域80
1Wの背景をドット模様にする。
これにより、ユーザは、期間内タスク情報表示領域80
Tおよび背景模様により、本日中までに実施を完了しなければならない未処理タスクインデックス60
7を一目で把握することが可能である。また、ユーザは、期間内タスク情報表示領域80
1Wおよび背景模様により、今週末までに実施を完了しなければならない未処理タスクインデックス60
7,60
8を一目で把握することが可能である。
【0055】
なお、指定された区切り期間に、対象の未処理タスクインデックス60がなかった場合には、例えば、期間内タスク情報表示領域80を全ての未処理タスクインデックス60の上位に表示するようにする。これにより、ユーザは、期限日が指定された期間内のタスクが存在しないことを一目で把握することができる。
【0056】
未処理タスクインデックス60および期間内タスク情報表示領域80の表示処理について
図9を参照して説明する。
図9は、期間内タスク情報表示領域の表示処理を説明するためのフローチャートの例示である。
最初に、表示制御部23は、区切り期間指定エリア55により指定された期間内のタスク数を導出する(ステップS10)。タスク数の導出は、タスクの全体数の他に、タスクの種類毎にも行われる。
【0057】
続いて、表示制御部23は、期間内のタスク数分だけステップS30の処理を繰り返し行う(ステップS20)。ステップS30では、期間内の未処理タスクインデックス60の中で期限日が早いものを1件表示する。ステップS20,S30の処理の繰り返しによって、期間内の未処理タスクインデックス60が期限日に基づいて上から降順に並べて表示される(
図3参照)。
【0058】
続いて、表示制御部23は、期間内の未処理タスクインデックス60の下に期間内タスク情報表示領域80を表示する(ステップS40)。この期間内タスク情報表示領域80の全種類選択ボタン81には、ステップS10で導出された期間内のタスクの全体数が表示されている。また、期間内タスク情報表示領域80の種類別選択ボタン82には、ステップS10で導出された期間内における種類毎のタスク数が表示されている(
図3参照)。
【0059】
続いて、表示制御部23は、期間外のタスク数分だけステップS60の処理を繰り返し行う(ステップS50)。ステップS60では、期間外の未処理タスクインデックス60の中で期限日が早いものを1件表示する。ステップS50,S60の処理の繰り返しによって、期間外の未処理タスクインデックス60が期限日に基づいて上から降順に並べて表示される(
図3参照)。
【0060】
以上のように、実施形態に係る作業支援システムSは、区切り期間指定エリア55によって指定された期間内に実施期限を迎える未処理タスクインデックス60と、当該期間外に実施期限を迎える未処理タスクインデックス60との間に期間内タスク情報表示領域80を表示する。また、作業支援システムSは、期間内の未処理タスクインデックス60および期間内タスク情報表示領域80の背景を模様59によって強調して表示する。その為、ユーザは、いつまでにどれだけのタスクの実施を完了すればよいのかを把握することが可能である。
【0061】
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を変えない範囲で実施することができる。
【0062】
実施形態では、
図3に示す区切り期間指定エリア55によって、本日を始点とした場合の区切り期間(終点)を指定していた。しかしながら、区切り期間の指定はこれに限定されるものではない。例えば、終点だけでなく始点についても指定できるようにしてもよい。その場合、区切り期間指定エリア55は、例えば、週間や月間のカレンダとして構成され、ユーザによってカレンダ内の特定の日を始点または終点として指定される。
【0063】
図10を参照して、実施形態に係る区切り期間指定エリア55の変形例について説明する。
図10は、変形例に係るToDoポータルのメイン画面150を説明する図である。ToDoポータルのメイン画面150は、表示制御部23によってユーザ操作端末1に表示される。
メイン画面150は、メニュー51A〜51Eを表示するメニューエリアと、アカウントアイコン52と、タスク入力テキストボックス53と、件数表示エリア54と、区切り期間指定エリア155と、ToDoリストペイン156とを含んで構成される。
【0064】
区切り期間指定エリア155は、区切り期間の始点および終点を指定するためのエリアである。区切り期間指定エリア155は、例えば、月間カレンダとして構成されており、一つまたは連続した日付を指定することができる。ここでは、「2016年8月1日〜2016年8月5日」の期間が指定されている場合を例示している。なお、区切り期間指定エリア155の構成はこれに限定されるものではなく、例えば、テキストボックスとして構成されて、ユーザによって任意の期間を入力されるようにしてもよい。区切り期間指定エリア155により区切り期間が指定されると、指定された期間の始点側に期間内タスク情報表示領域180aが表示され、また、指定された期間の終点側に期間内タスク情報表示領域180bが表示される。
【0065】
期間内タスク情報表示領域180bは、実施形態における期間内タスク情報表示領域80と同様の内容である。一方、期間内タスク情報表示領域180aは、期限延長ボタン83に代えて期限短縮ボタン85を備える。
期限短縮ボタン85は、全種類選択ボタン81または種類別選択ボタン82によって選択された未処理タスクインデックス60の期限を一括して短縮するためのボタンである。ここでは、全種類選択ボタン81が選択された場合を想定しており、期限短縮ボタン85の上部に「期間内のALL1件を」との表示がなされている。この状態で、期限短縮ボタン85を押下することによって、1つの未処理タスクインデックス60
2の期限日を短縮することが可能である。期限短縮ボタン85が押下された場合に、表示制御部23は、例えば、ダイアログボックス(図示せず)を表示し、ユーザによる短縮期日の入力を受け付ける。
【0066】
また、区切り期間指定エリア155により区切り期間が指定されると、指定された区切り期間内の未処理タスクインデックス60および期間内タスク情報表示領域180a,180bの背景を模様59で強調して表示する。ここでは、1つの未処理タスクインデックス60
2および期間内タスク情報表示領域180a,180bの背景が縞模様になっている。
なお、模様59によって強調表示するのは、期間内の未処理タスクインデックス60および期間内タスク情報表示領域180a,180の何れか一方であってもよい。また、ここでは模様59により強調しているが、背景の色を変更することで区切り期間内の未処理タスクインデックス60を区切り期間外の未処理タスクインデックス60に対して強調して表示してもよい。
【0067】
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
登録されたタスクの実施を支援する作業支援システムであって、
前記登録されたタスクを示すタスクインデックスを実施期限順に並べて表示装置に表示させる表示制御手段と、
所定の期間内に実施期限を迎える期間内タスクの数を導出するタスク数導出手段と、を備え、
前記表示制御手段は、前記タスク数導出手段により導出された前記期間内タスクの数を示した期間内タスク情報を、前記期間内タスクのタスクインデックスと期間外に実施期限を迎える期間外タスクのタスクインデックスとの間の表示領域に表示させる、
ことを特徴とする作業支援システム。
<請求項2>
前記表示制御手段は、前記期間内タスクのタスクインデックスに対して変更を指示する変更ボタンを前記表示領域に表示させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の作業支援システム。
<請求項3>
前記期間内タスクのタスクインデックスに対する変更は、期限延長および実施完了の少なくとも何れか一方を含み、
前記表示制御手段は、前記期間内で終点側の前記期間内タスクのタスクインデックスと前記期間外タスクのタスクインデックスとの間の前記表示領域に表示させる、
ことを特徴とする請求項2に記載の作業支援システム。
<請求項4>
前記期間内タスクのタスクインデックスに対する変更は、期限短縮および実施完了の少なくとも何れか一方を含み、
前記表示制御手段は、前記期間内で始点側の前記期間内タスクのタスクインデックスと前記期間外タスクのタスクインデックスとの間の前記表示領域に表示させる、
ことを特徴とする請求項2に記載の作業支援システム。
<請求項5>
前記表示制御手段は、前記期間内タスクのタスクインデックスと前記期間外タスクのタスクインデックスとを識別可能に表示させる、
ことを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載の作業支援システム。
<請求項6>
コンピュータを、
登録されたタスクを示すタスクインデックスを実施期限順に並べて表示装置に表示させる表示制御手段、
所定の期間内に実施期限を迎える期間内タスクの数を導出するタスク数導出手段、として機能させ、
前記表示制御手段は、前記タスク数導出手段により導出された前記期間内タスクの数を示した期間内タスク情報を、前記期間内タスクのタスクインデックスと期間外に実施期限を迎える期間外タスクのタスクインデックスとの間の表示領域に表示させる、
ことを特徴とするプログラム。