(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6750445
(24)【登録日】2020年8月17日
(45)【発行日】2020年9月2日
(54)【発明の名称】電池パック及び充電プラグ
(51)【国際特許分類】
H02J 7/00 20060101AFI20200824BHJP
H01M 10/44 20060101ALI20200824BHJP
【FI】
H02J7/00 K
H02J7/00 301B
H01M10/44 P
【請求項の数】5
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2016-202278(P2016-202278)
(22)【出願日】2016年10月14日
(65)【公開番号】特開2018-64408(P2018-64408A)
(43)【公開日】2018年4月19日
【審査請求日】2019年7月4日
(73)【特許権者】
【識別番号】000003218
【氏名又は名称】株式会社豊田自動織機
(74)【代理人】
【識別番号】100074099
【弁理士】
【氏名又は名称】大菅 義之
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 裕人
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 正彰
(72)【発明者】
【氏名】西垣 研治
(72)【発明者】
【氏名】筒井 雄介
(72)【発明者】
【氏名】小田切 俊雄
【審査官】
右田 勝則
(56)【参考文献】
【文献】
特開平05−137265(JP,A)
【文献】
特開2015−122866(JP,A)
【文献】
米国特許出願公開第2009/0085553(US,A1)
【文献】
特開昭64−24370(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02J 7/00
H01M 10/44
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の電池及び第2の電池と、
前記第1の電池の一方の極に接続された第1の並列接続端子と、
前記第1の電池の他方の極に接続された第1の直列接続端子及び第2の並列接続端子と、
前記第2の電池の一方の極に接続された第2の直列接続端子及び第3の並列接続端子と、
前記第2の電池の他方の極に接続された第4の並列接続端子と、
前記第1の直列接続端子と前記第2の直列接続端子とに接続される第1のジャンパ線と、
前記第1の並列接続端子と前記第3の並列接続端子とに接続される第2のジャンパ線と、
前記第2の並列接続端子と前記第4の並列接続端子とに接続される第3のジャンパ線と、
前記第2のジャンパ線を前記第1の並列接続端子及び前記第3の並列接続端子から切り離し、前記第3のジャンパ線を前記第2の並列接続端子及び前記第4の並列接続端子から切り離す切り離し部品と、
前記第1のジャンパ線及び前記切り離し部品を移動させる可動部品と
を含む電池パック。
【請求項2】
請求項1に記載の電池パックであって、
前記第1のジャンパ線が前記第1の直列接続端子及び前記第2の直列接続端子から切り離されると、前記第2のジャンパ線は前記第1の並列接続端子及び前記第3の並列接続端子に接続され、前記第3のジャンパ線は前記第2の並列接続端子及び前記第4の並列接続端子に接続され、
前記第1のジャンパ線が前記第1の直列接続端子及び前記第2の直列接続端子に接続されると、前記切り離し部品は、前記第2のジャンパ線を前記第1の並列接続端子及び前記第3の並列接続端子から切り離し、前記第3のジャンパ線を前記第2の並列接続端子及び前記第4の並列接続端子から切り離す
電池パック。
【請求項3】
請求項1に記載の電池パックであって、
前記第1の電池の一方の極に接続された第1の外部端子と、
前記第2の電池の他方の極に接続された第2の外部端子と
を更に含み、
前記第1の外部端子及び前記第2の外部端子が未接続の場合、前記第1のジャンパ線が前記第1の直列接続端子及び前記第2の直列接続端子から切り離され、且つ前記切り離し部品が作動しない位置に、前記可動部品は配置され、
前記第1の外部端子及び前記第2の外部端子が充電プラグの充電端子に接続された場合、前記第1のジャンパ線が前記第1の直列接続端子及び前記第2の直列接続端子に接続され、且つ前記切り離し部品が作動する位置に、前記可動部品は移動する
電池パック。
【請求項4】
請求項3に記載の電池パックであって、
前記可動部品は、前記充電プラグの駆動部によって移動させられる
電池パック。
【請求項5】
請求項3に記載の電池パックに対応する充電プラグであって、
前記第1の外部端子に接続される一方の極の充電端子と、
前記第2の外部端子に接続される他方の極の充電端子と、
前記可動部品を移動させる駆動部と
を含む充電プラグ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電池パック及び充電プラグに関する。
【背景技術】
【0002】
電池パックに含まれる複数の二次電池の接続関係を電池パックに接続されたプラグ内の配線によって切り替える技術が知られている。例えば、特許文献1を参照。
また、関連する技術として、充電器が接続されると、直列接続されていた複数の二次電池が相互に切り離される電池パックが知られている。例えば、特許文献2を参照。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開昭64−24370号公報
【特許文献2】特開2009−72059号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、複数の二次電池の接続関係をプラグ内の配線によって切り替える上述の技術では、複数の二次電池夫々の正極端子又は負極端子に接続する各電力線をプラグ内に延伸する必要がある。この結果、電池パックとプラグとを繋ぐ接続端子の数が増加し、接続端子に物が触れてショートや漏電等の不具合が発生する虞が増加する。
【0005】
本発明の一側面に係る目的は、電池パック内の配線によって二次電池の接続関係を機械的に切り替えられる電池パックを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る一つの形態である電池パックは、第1の電池及び第2の電池を含む。また、電池パックは、第1の並列接続端子、第2の並列接続端子、第3の並列接続端子、第4の並列接続端子、第1の直列接続端子、及び第2の直列接続端子を含む。さらに、電池パックは、第1のジャンパ線、第2のジャンパ線、第3のジャンパ線、切り離し部品、及び可動部品を含む。
【0007】
第1の並列接続端子は第1の電池の一方の極に接続され、第1の直列接続端子及び第2の並列接続端子は第1の電池の他方の極に接続されている。第2の直列接続端子及び第3の並列接続端子は第2の電池の一方の極に接続され、第4の並列接続端子は第2の電池の他方の極に接続されている。
【0008】
第1のジャンパ線は、第1の直列接続端子と第2の直列接続端子とに接続される。第2のジャンパ線は、第1の並列接続端子と第3の並列接続端子とに接続される。第3のジャンパ線は、第2の並列接続端子と第4の並列接続端子とに接続される。
【0009】
切り離し部品は、第2のジャンパ線を第1の並列接続端子及び第3の並列接続端子から切り離し、第3のジャンパ線を第2の並列接続端子及び第4の並列接続端子から切り離す。可動部品は、第1のジャンパ線及び切り離し部品を移動させる。
【発明の効果】
【0010】
一実施形態に従った電池パックによれば、電池パック内の配線によって二次電池の接続関係を機械的に切り替えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】実施形態に従った電池パック、並びに該電池パックに接続される放電プラグ及び充電プラグの構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下図面に基づいて実施形態について詳細を説明する。
図1は、実施形態に従った電池パック、並びに該電池パックに接続される放電プラグ及び充電プラグの構成例を示す図である。
図1に示す一例では、電池パック1は、第1の電池B
1及び第2の電池B
2を含む。また、電池パック1は、第1の並列接続端子T
P1、第2の並列接続端子T
P2、第3の並列接続端子T
P3、第4の並列接続端子T
P4、第1の直列接続端子T
D1、第2の直列接続端子T
D2、第1の外部端子T
O1、及び第2の外部端子T
O2を含む。さらに、電池パック1は、第1のジャンパ線J
1、第2のジャンパ線J
2、第3のジャンパ線J
3、切り離し部品11、及び可動部品12を含む。
【0013】
第1の電池B
1及び第2の電池B
2は、例えば、鉛蓄電池、リチウムイオン電池、又はリチウムイオンキャパシタといった1つ以上の二次電池セルである。
第1の並列接続端子T
P1は第1の電池B
1の一方の極(
図1では正極)に接続され、第2の並列接続端子T
P2は第1の電池B
1の他方の極(
図1では負極)に接続されている。第3の並列接続端子T
P3は第2の電池B
2の一方の極(
図1では正極)に接続され、第4の並列接続端子T
P4は第2の電池B
2の他方の極(
図1では負極)に接続されている。
【0014】
第1の並列接続端子T
P1、第2の並列接続端子T
P2、第3の並列接続端子T
P3、及び第4の並列接続端子T
P4は、第1の電池B
1及び第2の電池B
2が並列に接続される場合に用いられる。具体的には、第1の電池B
1及び第2の電池B
2が並列接続される場合、第1の並列接続端子T
P1と第3の並列接続端子T
P3とは、第2のジャンパ線J
2を介して接続される。また、第2の並列接続端子T
P2と第4の並列接続端子T
P4とは、第3のジャンパ線J
3を介して接続される。
【0015】
第1の直列接続端子T
D1は第1の電池B
1の他方の極(
図1では負極)に接続され、第2の直列接続端子T
D2は、第2の電池B
2の一方の極(
図1では正極)に接続されている。
【0016】
第1の直列接続端子T
D1及び第2の直列接続端子T
D2は、第1の電池B
1及び第2の電池B
2を直列に接続するために用いられる。具体的には、第1の電池B
1及び第2の電池B
2が直列接続される場合、第1の直列接続端子T
D1と第2の直列接続端子T
D2とは、第1のジャンパ線J
1を介して接続される。
【0017】
第1の外部端子T
O1は第1の電池B
1の一方の極(
図1では正極)に接続され、第2の外部端子T
O2は第2の電池B
2の他方の極(
図1では負極)に接続されている。
第1の外部端子T
O1及び第2の外部端子T
O2は、放電プラグ2を通じて第1の電池B
1及び第2の電池B
2から負荷(不図示)に放電する場合に用いられる。具体的には、第1の電池B
1及び第2の電池B
2が負荷に放電する場合、第1の外部端子T
O1は、放電プラグ2の一方の極(
図1では正極)の放電端子T
DC1に接続される。また、第2の外部端子T
O2は、放電プラグ2の他方の極(
図1では負極)の放電端子T
DC2に接続される。
【0018】
また、第1の外部端子T
O1及び第2の外部端子T
O2は、充電プラグ3を通じて充電器(不図示)が第1の電池B
1及び第2の電池B
2を充電する場合に用いられる。具体的には、充電器が第1の電池B
1及び第2の電池B
2を充電する場合、第1の外部端子T
O1は、充電プラグ3の一方の極(
図1では正極)の充電端子T
C1に接続される、また、第2の外部端子T
O2は、充電プラグ2の他方の極(
図1では負極)の充電端子T
C2に接続される。
【0019】
第1のジャンパ線J
1は、第1の電池B
1及び第2の電池B
2が直列接続される場合に、第1の直列接続端子T
D1と第2の直列接続端子T
D2とに接続される。第2のジャンパ線J
2は、第1の電池B
1及び第2の電池B
2が並列接続される場合に、第1の並列接続端子T
P1と第3の並列接続端子T
P3とに接続される。第3のジャンパ線J
3は、第1の電池B
1及び第2の電池B
2が並列接続される場合に、第2の並列接続端子T
P2と第4の並列接続端子T
P4とに接続される。
【0020】
切り離し部品11は、第2のジャンパ線J
2を第1の並列接続端子T
P1及び第3の並列接続端子T
P3から切り離し、第3のジャンパ線J
3を第2の並列接続端子T
P2及び第4の並列接続端子T
P4から切り離すように作動する。
【0021】
第1のジャンパ線J
1及び切り離し部品11は可動部品12に固着される。なお、
図1に示すように、切り離し部品11は、バネ等の弾性部品13を介して可動部品12に固着されてもよい。
【0022】
図1(A)に示した構成例では、可動部品12は、第1の外部端子T
O1と第2の外部端子T
O2とが設けられた表面と同じ表面内に設けられ、該表面から電池パック1の内部方向に移動可能に設けられる。
【0023】
また、
図1(A)に示した構成例では、可動部品12は、第1の直列接続端子T
D1及び第2の直列接続端子T
D2を電池パック1の内部に物理的に遮蔽する。即ち、第1の直列接続端子T
D1、第2の直列接続端子T
D2、及び第1のジャンパ線J
1は、可動部品12の表面よりも内側(稼動部品12の表面から見て放電プラグ2または充電プラグ3とは反対側)にある。第1の直列接続端子T
D1及び第2の直列接続端子T
D2が外部から接触できないように物理的に遮蔽されることで、第1の直列接続端子T
D1及び第2の直列接続端子T
D2に物が触れてショートや漏電したりする虞をなくすことができる。
【0024】
可動部品12は、第1の外部端子T
O1及び第2の外部端子T
O1が未接続の場合に定位置に配置される。また、
図1(A)に示すように、第1の外部端子T
O1が一方の極の放電端子T
DC1に接続され、第2の外部端子T
O2が他方の極の放電端子T
DC2に接続された場合、可動部品12は定位置に配置される。すなわち、可動部品12は、電池パック1に接続された放電プラグ2の任意の部分によって移動させられない。ただし、第1の外部端子T
O1が一方の極の放電端子T
DC1に接続され、第2の外部端子T
O2が他方の極の放電端子T
DC2に接続される場合、可動部品12は、第1のジャンパ線J
1が第1の直列接続端子T
D1と第2の直列接続端子T
D2とに接続されない程度まで移動させられてもよい。
【0025】
可動部品12が定位置に配置されている場合、第1のジャンパ線J
1は第1の直列接続端子T
D1及び第2の直列接続端子T
D2から切り離され、切り離し部品11は作動しない。切り離し部品11が作動しない場合、第2のジャンパ線J
2は第1の並列接続端子T
P1及び第3の並列接続端子T
P3に接続され、第3のジャンパ線J
3は第2の並列接続端子T
P2及び第4の並列接続端子T
P4に接続される。この結果、第1の電池B
1及び第2の電池B
2の夫々の一方の端子(
図1では正極端子)は、第1の並列接続端子T
P1、第2のジャンパ線J
2、及び第3の並列接続端子T
P3を介して相互に接続される。また、第1の電池B
1及び第2の電池B
2の夫々の他方の端子(
図1では負極端子)は、第2の並列接続端子T
P2、第3のジャンパ線J
3、及び第4の並列接続端子T
P4を介して相互に接続される。したがって、第1の電池B
1及び第2の電池B
2は並列に接続される。
【0026】
並列接続された複数の二次電池は、単一の二次電池と比較して長時間に渡って所定の電圧を負荷に供給することができる。
一方、
図1(B)に示すように、第1の外部端子T
O1が一方の極の充電端子T
C1に接続され、第2の外部端子T
O2が他方の極の充電端子T
C2に接続された場合、可動部品12は、充電プラグ3の駆動部31によって移動させられる。駆動部31によって可動部品12が移動させられると、可動部品12は、第1のジャンパ線J
1及び切り離し部品11を移動させる。
【0027】
図1(B)に示す構成例では、駆動部31は、一方の極の充電端子T
C1と他方の極の充電端子T
C2とが設けられた表面から充電プラグ3の外部へ突出した凸部である。第1の外部端子T
O1が一方の極の充電端子T
C1に接続され、第2の外部端子T
O2が他方の極の充電端子T
C2に接続されると、駆動部31は、電池パック1の内部方向へ可動部品12を押し込む。駆動部31によって可動部品12が押し込まれると、可動部品12は、第1のジャンパ線J
1及び切り離し部品11を電池パック1の内部方向に押し込む。
【0028】
第1のジャンパ線J
1及び切り離し部品11が可動部品12により移動させられた場合、第1のジャンパ線J
1は、第1の直列接続端子T
D1及び第2の直列接続端子T
D2に接続される。また、切り離し部品11は、作動して、第2のジャンパ線J
2を第1の並列接続端子T
P1及び第3の並列接続端子T
P3から切り離し、第3のジャンパ線J
3を第2の並列接続端子T
P2及び第4の並列接続端子T
P4から切り離す。この結果、第1の電池B
1の他方の極(
図1では負極)と第2の電池B
2の一方の極(
図1では正極)とは、第1の直列接続端子T
D1、第1のジャンパ線J
1、及び第2の直列接続端子T
D2を介して相互に接続される。したがって、第1の電池B
1及び第2の電池B
2は直列に接続される。
【0029】
並列接続された状態で各二次電池が充電される場合には、各二次電池に供給される所定の電流が合流する充電経路には大電流が流れる。しかしながら、直列接続された状態で各二次電池が充電される場合には充電経路に大電流は流れない。このため、充電経路を構成する電流経路(例えば、ケーブルやバスバー等)に大電流を流すための対策を施さなくてもよい。
【0030】
このように、放電プラグ2が電池パック1に接続された場合には、電池パック1内の配線によって、第1の電池B
1及び第2の電池B
2は、並列接続に機械的に切り替えられる。一方、充電プラグ3が電池パック1に接続された場合には、電池パック1内の配線によって、第1の電池B
1及び第2の電池B
2は直列接続に機械的に切り替えられる。したがって、実施形態に従った電池パック並びに対応する放電プラグ及び充電プラグによれば、電池パック内の配線によって二次電池の接続関係を機械的に切り替えることができる。
【0031】
また、充電プラグが電池パックに接続されない場合には、第1の電池B
1及び第2の電池B
2は直列に接続されない。例えば、第1の外部端子T
O1と第2の外部端子T
O2とが未接続の場合には、第1の電池B
1及び第2の電池B
2は直列に接続されない。直列接続された複数の二次電池から外部端子に出力される電圧は、並列接続された複数の二次電池から外部端子に出力される電圧と比較して高圧である。したがって、実施形態に従った電池パックによれば、二次電池が直列接続された場合に、二次電池が並列接続された場合と比較して高電圧が印加された外部端子が未接続状態に置かれることがないため、高電圧が印加された外部端子に物が触れてショートしたり短絡する等の不具合の発生を回避できる。
【0032】
なお、本発明は、以上の実施の形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変更が可能である。
例えば、
図1には、電池パック内の配線によって直並列が機械的に切り替えられる2つの二次電池(第1の電池B
1及び第2の電池B
2)が電池パックに含まれる構成例を示したが、実施形態に従った電池パックに含まれる二次電池の数は3つ以上であってもよい。
【0033】
また、
図1には、駆動部31によって可動部品12が押し込まれ、第1のジャンパ線J
1及び切り離し部品11が可動部品12によって押し込まれる構成例を示した。しかしながら、例えば、充電プラグの駆動部によって可動部品が引き出され、第1のジャンパ線及び切り離し部品が可動部品によって押し込まれるように電池パック及び充電プラグを構成してもよい。
【符号の説明】
【0034】
1 電池パック
2 放電プラグ
3 充電プラグ
11 切り離し部品
12 可動部品
13 弾性部品
31 駆動部
J
1 第1のジャンパ線
J
2 第2のジャンパ線
J
3 第3のジャンパ線
T
C1 一方の極の充電端子
T
C2 他方の極の充電端子
T
D1 第1の直列接続端子
T
D2 第2の直列接続端子
T
DC1 一方の極の放電端子
T
DC2 他方の極の放電端子
T
O1 第1の外部端子
T
O2 第2の外部端子
T
P1 第1の並列接続端子
T
P2 第2の並列接続端子
T
P3 第3の並列接続端子
T
P4 第4の並列接続端子