特許第6750839号(P6750839)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 津島 武志の特許一覧 ▶ 森山 竜志の特許一覧

<>
  • 特許6750839-縦樋雨水切替弁 図000002
  • 特許6750839-縦樋雨水切替弁 図000003
  • 特許6750839-縦樋雨水切替弁 図000004
  • 特許6750839-縦樋雨水切替弁 図000005
  • 特許6750839-縦樋雨水切替弁 図000006
  • 特許6750839-縦樋雨水切替弁 図000007
  • 特許6750839-縦樋雨水切替弁 図000008
  • 特許6750839-縦樋雨水切替弁 図000009
  • 特許6750839-縦樋雨水切替弁 図000010
  • 特許6750839-縦樋雨水切替弁 図000011
  • 特許6750839-縦樋雨水切替弁 図000012
  • 特許6750839-縦樋雨水切替弁 図000013
  • 特許6750839-縦樋雨水切替弁 図000014
  • 特許6750839-縦樋雨水切替弁 図000015
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6750839
(24)【登録日】2020年8月17日
(45)【発行日】2020年9月2日
(54)【発明の名称】縦樋雨水切替弁
(51)【国際特許分類】
   E03B 3/03 20060101AFI20200824BHJP
   E03B 3/02 20060101ALI20200824BHJP
【FI】
   E03B3/03 Z
   E03B3/02 A
【請求項の数】3
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2020-96609(P2020-96609)
(22)【出願日】2020年6月3日
【審査請求日】2020年6月4日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】718002802
【氏名又は名称】津島 武志
(73)【特許権者】
【識別番号】520195866
【氏名又は名称】森山 竜志
(72)【発明者】
【氏名】津島 武志
(72)【発明者】
【氏名】森山 竜志
【審査官】 湯本 照基
(56)【参考文献】
【文献】 特開2001−262633(JP,A)
【文献】 特開昭53−148716(JP,A)
【文献】 登録実用新案第3106978(JP,U)
【文献】 特開2004−211385(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E03B 3/03
E03B 3/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
縦樋を流れ落ちる雨水の流路を切り替えて、雨水を縦樋から取り出すための縦樋雨水切替弁(5)であって、
縦樋上部(1)から縦樋下部(2)へと雨水を流す上下管(6)と、
前記上下管(6)から分岐した雨水取出管(7)と、
雨水取出管(7)の端部に装着する開閉栓(12)と、
前記上下管(6)と前記雨水取出管(7)との間を行き来可能な球形バルブ(13)と、
前記開閉栓(12)と前記球形バルブ(13)とを連結する線条体(15)とを備え、
前記球形バルブ(13)が前記上下管(6)の位置にあり、雨水が前記雨水取出管(7)に導かれる状態と、前記線条体(15)で前記球形バルブ(13)を前記雨水取出管(7)に引き込んで、雨水が前記縦樋上部(1)から前記縦樋下部(2)へ流れる状態とを切り替えられることを特徴とする縦樋雨水切替弁(5)。
【請求項2】
前記上下管(6)又は前記雨水取出管(7)の少なくとも一方に、弁座となる管(4)を嵌め込み、前記管(4)の端部で前記球形バルブ(13)の移動を規制するようにした請求項1に記載の縦樋雨水切替弁(5)。
【請求項3】
前記雨水取出管(7)を複数設けて、複数の前記雨水取出管(7)のそれぞれに対応する前記開閉栓(12)及び前記球形バルブ(13)を設けて、複数の前記雨水取出管(7)から雨水を取り出せるようにした請求項1又は2に記載の縦樋雨水切替弁(5)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、縦樋から雨水を集水するための縦樋雨水切替弁に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、雨水を取り出して利用する技術として、目的や用途に応じた特許文献が開示されている。例えば特許文献1には、縦樋の中間部にごみ受部を設けることにより、縦樋を通過するごみを捕捉する技術が開示されている。また特許文献2には、二方向分岐管を使いスライダーバルブを用いて開閉して、流路を替える技術が開示されている。また特許文献3では、雨水切替弁の本体直管部に外接するスライド体の収納体を一体形成し、端部に蓋を設け密閉性に優れたスライド方法の切替弁の技術が開示されている。いずれも水平方向に弁をスライドさせて開閉を行い、流路を替える技術である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−175042
【特許文献2】特開平9−21165
【特許文献3】特開2020−6628346
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の縦樋分岐継手では、中間部にY字管を利用した迂回路と直進する導水管の手前にスクリーンを配設してごみを除去し、雨水溜室を設けて、溜まった雨水はホース径の接続管を通して貯水槽に排水し、水溜室の下部に小穴を設けて、ごみや砂塵などを自然に排出する構成である。しかしながら、特許文献1に記載されている発明は、地震などの災害時、汎用品を用いて組み立て使用するとあるが、汎用品の調達には困難を極める。また、迂回路にエルボやソケットを組み合わせる煩雑な構成であり、ごみを捕捉するスクリーンなどに費用と組立て時間を要するので、一般家庭での採用は難しい。
【0005】
特許文献2の雨水利用装置では、縦樋の中間に三方向分岐管を設け、雨水タンクや用水槽に蓄えたり地面に浸透させたりと、多機能的な利用を目的とした装置で、手動及び自動のバルブを備えた雨水利用のノウハウを合わせ持った雨水利用の装置であるので、大掛かりで限定的な場所にしか使用できず、費用と組立て時間を要するので、一般家庭での採用は難しい。
【0006】
特許文献3の雨水切替弁では、本体とスライド体収納体を一体形成し、端部に蓋を設けた密閉性に優れた雨水切替弁であるが、本体直管部に収納体が外接して突起部として設けているため、他の物体との接触による衝撃で破損したり、狭い場所での設置では使い勝手の悪い面がある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するため、本発明の縦樋雨水切替弁は、縦樋を流れ落ちる雨水の流路を切り替えて、雨水を縦樋から取り出すための縦樋雨水切替弁(5)であって、縦樋上部(1)から縦樋下部(2)へと雨水を流す上下管(6)と、前記上下管(6)から分岐した雨水取出管(7)と、雨水取出管(7)の端部に装着する開閉栓(12)と、前記上下管(6)と前記雨水取出管(7)との間を行き来可能な球形バルブ(13)と、前記開閉栓(12)と前記球形バルブ(13)とを連結する線条体(15)とを備え、前記球形バルブ(13)が前記上下管(6)の位置にあり、雨水が前記雨水取出管(7)に導かれる状態と、前記線条体(15)で前記球形バルブ(13)を前記雨水取出管(7)に引き込んで、雨水が前記縦樋上部(1)から前記縦樋下部(2)へ流れる状態とを切り替えられることを特徴とする。
【0008】
前記本発明の縦樋雨水切替弁によれば、雨水取出管(7)の位置に、球形バルブ(13)が装着状態の場合は、雨水は上下管(6)から縦樋下部(2)へ流れ、排水路に排水される。上下管(6)の位置に、球形バルブ(13)が装着状態の場合は、雨水は雨水取出管(7)に導かれる状態となり、流路が切り替わることで雨水が取り出され集水される。
【0009】
前記本発明の縦樋雨水切替弁においては、前記上下管(6)又は前記雨水取出管(7)の少なくとも一方に、弁座となる管(4)を嵌め込み、前記管(4)の端部で前記球形バルブ(13)の移動を規制するようにしたことが好ましい。
【0010】
この構成によれば、上下管(6)と雨水取出管(7)に弁座を有した管(4)(以下「弁座管」という。)を設けることで、球形バルブ(13)による安定した弁の開閉が可能である。また、球形バルブ(13)の大きさが異なる場合は、弁座管(4)の肉厚を替えることで対処できる。
【0011】
また、前記雨水取出管(7)を複数設けて、複数の前記雨水取出管(7)のそれぞれに対応する前記開閉栓(12)及び前記球形バルブ(13)を設けて、複数の前記雨水取出管(7)から雨水を取り出せるようにしたことが好ましい。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、構造が簡単で、かつ操作が容易で、安全性・安定性・耐久性に優れているので、高齢者・女性・子供でも容易に雨水を取り出せることができる。
【0013】
また、雨水切替弁を構成する大半に汎用品を用いることが可能である。汎用品を多く使うことでコストが抑えられるので、一般家庭でも採用が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明の実施形態に係る雨水切替弁の設置斜視図
図2】本発明の実施形態に係る雨水切替弁の側面図
図3】本発明の実施形態に係る雨水切替弁の雨水取出管A−A断面図
図4】本発明の実施形態に係る雨水切替弁の上下管下部カップリングB−B断面図
図5】本発明の実施形態に係る雨水切替弁の斜視図
図6】本発明の実施形態に係る雨水切替弁の継手掃除口開閉栓取外し拡大図
図7】本発明の実施形態に係る雨水切替弁の球形バルブの雨水取出管弁座密着断面図
図8】本発明の実施形態に係る雨水切替弁の球形バルブの上下管弁座密着断面図
図9】本発明の実施形態に係る雨水切替弁の上下管弁座管配設断面図
図10】本発明の実施形態に係る雨水切替弁の球形バルブ斜視図
図11】本発明の実施形態に係る雨水切替弁の球形バルブ断面図
図12】本発明の実施形態に係る雨水切替弁の球形バルブ線条体取付部拡大図
図13】本発明の実施形態に係る雨水切替弁の開閉栓線条体取付部位斜視図
図14】本発明の実施形態に係る雨水切替弁の二方向分岐管の側面図
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下添付図を参照として、本発明の実施形態について説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
【0016】
雨水切替弁5を設置するための準備について説明する。まず、縦樋の中間部を雨水切替弁5の寸法に合わせて切断する。この切断箇所は雨水切替弁5の設置位置であって、地面から略80〜120cmが好ましい。
【0017】
切断した中間部を元の位置に戻し、継手ソケット3を2個用いて、縦樋上部1と縦樋下部2にそれぞれ接続し、縦樋取付金具で家屋に固定する。平常時に、雨水が排水路へ排水される形態である。
【0018】
平常時は、雨水切替弁5を縦樋に設置せず、屋内に保管しておくことが好ましい。太陽光や風雨によって劣化し、災害時に使用不能になることを回避するためである。
【0019】
雨水切替弁5を取り付ける場合は、縦樋に設置した上記の中間部と上部の継手ソケット3を取り外して、雨水切替弁5を取り付ける。この時縦樋上部1は、上下管上部カップリング8に内接接続する。水圧はかからないので、回転自在の接続でよい。
【0020】
縦樋下部2は、継手ソケット3を用いて、上下管下部カップリング9に内接して設けられた弁座管4の端部と接続する。縦樋下部2を持ち上げて、継手ソケット3に嵌め込み接続する。
【0021】
上記のように接続した縦樋は、縦樋取付金具を用いて家屋に固定する。縦樋下部2の縦樋取付金具の取り付け個所は、雨水切替弁5の下方へのずれを考慮して、継手ソケット3の下部が望ましい。
【0022】
図1の縦樋に設置する雨水切替弁5は、上記の取付方法で設置するが、汎用品を活用した簡単な方法であり、回転自在で取り付け取り外しが容易にできることが好ましい。
【0023】
図2は、雨水切替弁5の側面図である。上下管6と上下管6から分岐した雨水取出管7、上下管上部カップリング8、上下管下部カップリング9、雨水取出管カップリング10である。
【0024】
符号11は、雨水取出管カップリング10に回転自在に外接接続した継手掃除口で、端部に開閉栓12を具備している。開閉栓12は閉じている。符号4は弁座管であり、符号3の継手ソケットに回転自在に内接接続している。
【0025】
上下管下部カップリング9のB−B断面と雨水取出管カップリング10に接続している継手掃除口11のA−A断面の位置を表示している。
【0026】
図3は、上記記載のA−A断面である。符号11は、雨水取出管カップリング10に外接接続している継手掃除口である。符号4は、雨水取出管カップリング10に内接挿入された弁座管で、雨水取出管7の弁座を有している。前述3管は、同心かつ多層に接続されている。
【0027】
図4は、上記記載のB−B断面である。符号4は、上下管下部カップリング9に内接挿入された弁座管で、上下管6の弁座を有している。前述2管は、同心かつ多層に接続されている。
【0028】
図5は、雨水切替弁5の継手掃除口11の斜視図である。符号12は、継手掃除口11の端部に具備された開閉栓であり、閉じた形態である。
【0029】
図6は、継手掃除口11の拡大斜視図である。開閉栓12と球形バルブ13は、開閉栓12に接続した線条体15(図7、8参照)で連結されており、雨水切替弁5から取り外されている。管内部の掃除のための形態である。雨水取出管7に外接する継手掃除口11を取り外すことで、上下管6に詰まる大きなごみを取り除くことができる。
【0030】
図7は、雨水が排水路へ排水されている形態の雨水切替弁5の断面図である。球形バルブ13は、雨水取出管7の弁座管4の弁座で位置が規制され、弁座管4に密着して雨水取出管7を閉じている。この状態では、前述のように雨水は排水路に排水される。
【0031】
開閉栓12は閉じられ、球形バルブ13と開閉栓12を連結している線条体15は、継手掃除口11に内蔵されている。開閉栓12は、開放自在かつ密閉可能な構成である。
【0032】
図8は、雨水が雨水取出管7を流れ、開口部から流れ出ている形態の雨水切替弁5の断面図である。球形バルブ13は、上下管6の弁座管4の弁座で位置が規制され、弁座管4に密着して上下管6を閉じている。この状態では、上下管6に溜まる雨水は流路を替え、雨水取出管7を流れ、開口部より排水される。
【0033】
排水された雨水は、地上に設置された仮設容器で集水される。容器は積み重ねができるバケツなどが好ましい。またホースを取り付けると、離れた場所に送水することができる。
【0034】
図9は、雨水切替弁5の上下管6と弁座管4の接続拡大図である。上下管下部カップリング9に内接して弁座管4を設けている。球形バルブ13は汎用品を用いるため、大きさが異なる場合がある。その場合は、弁座管4の肉厚を替えることで対処する。
【0035】
図9の弁座管4の上端部は球形バルブ13の弁座であり、球形バルブ13の略外径の円弧形状に成形されている。円弧形状に成形することで、球形バルブ13との密着性が良くなる。ただし、弁座管4の弁座部を円弧形状に成形せず切り落とし状態でも、弁座として用いることは可能である。
【0036】
弁座管4の下端部は、継手ソケット3によって縦樋下部2と接続している。上記のように、継手ソケット3の下部の位置で縦樋取付金具を用いて、縦樋下部2を家屋に固定する。この形態にすることで、雨水切替弁5の下方へのずれを支える。
【0037】
図10は、雨水切替弁5の球形バルブ13の斜視図である。球形バルブ13を線条体取付金具14を用いて、線条体15と接続している。線条体15端部は、開閉栓12の開閉栓線条体接続部位16の開口部に線条体接続部材17を用いて接続されている。
【0038】
本実施例では、線条体接続部材16にステンレスクリップピンを用いているが、材質はステンレスに限定されたものではなく、同等の剛性を有するものであれば良い。また、形状については、クリップピンに限るものではなく堅固で容易に接続できるものであれば良い。
【0039】
上記のような形態にすることで、球形バルブ13と開閉栓12が線条体15を介して一体となる。このように、開閉栓12に接続した線条体15の自在な動きを活用し連動することで、弁の開閉が簡単にできる。
【0040】
雨水がいらなくなった時には、前述したように、外している開閉栓12を手で持ち軽く引っ張るだけで、球形バルブ13が上下管6の弁座を離脱した後、雨水取出管7の弁座に密着して弁を閉じ、流路を替えることができる。
【0041】
雨水を取り出す時には、開閉栓12を外し、雨水取出管7の弁座に密着している球形バルブ13を指で軽く押して、上下管6へ落し込む。球形バルブ13は雨水取出管7の弁座を離脱した後、上下管6の弁座に密着し弁を閉じることで、流路を替えることができる。そして、開閉栓12を外した後の開口部から排水し集水する。
【0042】
図11は、雨水切替弁5の球形バルブ13の断面図である。球形バルブ13上部は、球形バルブ線条体接続金具14を取り付けるため、半円状に開口し一体成形されている。開口部に球形バルブ線条体接続金具14を取り付け、線条体15と接続する。
【0043】
球形バルブ13の略上半分は硬質ゴムであり、略下半分はゴムの弾性を利用するために中空で、底部中央部は円形に開口されている。上下管6の弁座に密着している状態の球形バルブ13には、上下管6に常時溜まる雨水から圧力がかかるので、安定した密着状態が維持できる。
【0044】
例えば、上記記載の線条体15は、本実施例では図面に球形鎖を用いて説明しているが、これに限定されるものではない。線条体は、耐蝕性の素材で、かつ球形バルブ13が弁座間を移動するのに十分な剛性・耐久性を満たすものであれば良い。
【0045】
図12は、球形バルブ13の球形バルブ線条体接続金具14の拡大斜視図である。
【0046】
図13は、開閉栓12の開閉栓線条体接続部位の斜視図である。本発明の球形バルブ13が弁座間を移動して、弁の開閉の操作を行う開閉栓である。開閉栓線条体接続部位16を開口して、線条体接続部材17を用いて線条体15と接続し、球形バルブ13と開閉栓12が連動して動くことを特徴とする雨水切替弁である。
【0047】
この形態にすることで、上記のように容易で安全に開閉栓を操作することができ、高齢者・女性・子供などの弱い力でも簡単に球形バルブと弁座を密着させることができる。線条体15の長さは、弁座間の距離の略2〜2.5倍が適切である。
【0048】
図14は、二方向分岐管18の側面図である。多方向の場所に送水が必要とされる場合、複数の分岐管を用いることが知られている。二方向分岐管18のそれぞれの分岐管部に、本発明の継手掃除口11と開閉栓12と開閉栓12に接続された球形バルブ13を配設し、上記の操作を行うことで簡単に切替ができ、雨水が必要な場所に送水可能である。
【0049】
雨水切替弁5の保守点検は定期的に行うことが必要である。平常時に雨水切替弁5を設置していない場合は、縦樋を流れ落ちる雨水が砂塵や木の葉などのごみを直接排水路へと流すので、保守点検の間隔は長期でよい。
【0050】
掃除を行う場合、継手掃除口11は雨水切替弁5に回転自在に接続しているので、手で簡単に脱着でき、管内部の掃除が容易にできることが好ましい。
【符号の説明】
【0051】
1 縦樋上部
2 縦樋下部
3 継手ソケット
4 弁座管
5 縦樋雨水切替弁
6 上下管
7 雨水取出管
8 上下管上部カップリング
9 上下管下部カップリング
10 雨水取出管カップリング
11 継手掃除口
12 開閉栓
13 球形バルブ
14 球形バルブ線条体接続金具
15 線条体
16 開閉栓線条体接続部位
17 線条体接続部材
18 二方向分岐管

【要約】
【課題】南海トラフ大地震や首都直下地震発生時に、水道施設の広域での大規模被害が想定される。復旧には長期間を要することとなり、被災生活は困難を極める。最も必要となるのが水であり、飲料水は行政から供給される場合があるが、最も大量に使う雑用水は個々の調達である。雨水から雑用水を集水するための縦樋雨水切替弁である。
【解決手段】汎用品を活用して低コストで構造を簡単にすることで、安定性に優れ破損しにくく操作が容易であるため、高齢者や女性も安全に取り扱える。経済的で一般家庭で採用することができる災害用縦樋雨水切替可変球形バルブを提供する。
【選択図】図8
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14