(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6751091
(24)【登録日】2020年8月17日
(45)【発行日】2020年9月2日
(54)【発明の名称】時刻に基づいて関連するフィールドを表示する電子番組ガイド
(51)【国際特許分類】
H04N 21/482 20110101AFI20200824BHJP
【FI】
H04N21/482
【請求項の数】7
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2017-529798(P2017-529798)
(86)(22)【出願日】2015年10月30日
(65)【公表番号】特表2018-501716(P2018-501716A)
(43)【公表日】2018年1月18日
(86)【国際出願番号】US2015058242
(87)【国際公開番号】WO2016089512
(87)【国際公開日】20160609
【審査請求日】2018年8月10日
(31)【優先権主張番号】62/087,368
(32)【優先日】2014年12月4日
(33)【優先権主張国】US
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】518341334
【氏名又は名称】インターデジタル シーイー パテント ホールディングス
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100108213
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 豊隆
(72)【発明者】
【氏名】コバーン,マシュー ジョセフ
【審査官】
後藤 嘉宏
(56)【参考文献】
【文献】
特開2008−258664(JP,A)
【文献】
特表2010−508766(JP,A)
【文献】
特開2008−011428(JP,A)
【文献】
特開2004−297589(JP,A)
【文献】
特開2008−263480(JP,A)
【文献】
特開2006−211053(JP,A)
【文献】
特開平11−313291(JP,A)
【文献】
国際公開第2006/049150(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 21/00−21/858
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子番組ガイド(EPG)グリッドガイドを作成する方法であって、
データベースから読み出すべきEPGメタデータを決定することと、
時刻及びメタデータフィールドに基づいて前記EPGメタデータをソートすることと、
時刻及び表示すべき少なくとも1つのメタデータフィールドを指定するユーザルールを含む、ユーザの視聴プリファレンスを受信することと、
前記ユーザルールに基づいて及び前記時刻に基づいて、表示すべき少なくとも1つのメタデータフィールドを決定することと、
前記時刻及び前記ユーザルールに基づく表示すべき前記少なくとも1つのメタデータフィールドに基づいて、EPGグリッドガイドをレンダリングすることと、
を含み、
前記メタデータフィールドは、俳優、ゲスト、エピソード番号、及び封切り/再上映から構成されるグループから選択されたものである、方法。
【請求項2】
前記調整された情報は、特定の時刻において最小化されている、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記調整された情報は、特定の時刻において最大化されている、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記少なくとも1つのアプリケーションは、ネットフリックス及びフールーから構成されるグループから選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
時刻を提供するように構成されたクロックと、
時刻及び表示すべき少なくとも1つのメタデータフィールドを指定するユーザルールを含む、ユーザの視聴プリファレンスを受信するように構成されたレシーバと、
前記ユーザルールに基づいて及び前記時刻に基づいて、データベースからの電子番組ガイド(EPG)メタデータをソートし、かつ、表示すべき少なくとも1つのメタデータフィールドを含む調整された情報を決定するように構成されたプロセッサと、
前記調整された情報を表示デバイスに送信するように構成されたトランスミッタと、
を備え、
前記調整された情報は、俳優、ゲスト、エピソード番号、及び封切り/再上映から構成されるグループから決定される、セットトップボックス(STB)。
【請求項6】
前記調整された情報は、特定の時刻において最小化される、請求項5に記載のSTB。
【請求項7】
前記調整された情報は、特定の時刻において最大化される、請求項5に記載のSTB。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この出願は、例えば、セットトップボックス(STB)、デジタルビデオレコーダー(DVR)などのクライアントデバイスによって使用される電子番組ガイド(EPGs)の分野における。この出願は、そのようなデイバスに関して拡張された電子番組ガイド(enhanced electronic program guide)を提供する分野でもある。
【背景技術】
【0002】
加入テレビジョン番組制作(programming)の拡散、利用可能なチャンネルの増加、及びテレビジョン番組制作における対応する増加は、オンスクリーンプログラムディレクトリ及びガイド(onscreen program directories and guides)の継続的な開発へと導いてきた。本明細書で電子番組ガイドとまとめて呼ばれるオンスクリーン番組制作ソリューションは、スクリーンにわたる垂直方向へのスクロールによる各チャンネルの番組情報から、ユーザが制御可能なインタフェースへと広がり、それによって、現在放送されている及び将来放送されるテレビジョン番組を説明するスケジュール情報(scheduling information)をユーザが調べることを可能にする。
【0003】
直接放送衛星(DBS)システムにおいて、EPG情報は、通常は一定間隔で、定期的にダウンロードされ、更新される。従来技術のアプローチは、クライアントデバイスにダウンロードされた、又は30分又は1時間のインクリメントに対応するリストを通じた連続したスクロールによって、又は個別の時間帯への直接アクセスによって、ユーザがスケジュール情報を調べることを可能にしてきた。その上、いくつかのEPGは、ユーザが所望の番組に直接アクセスすることを可能にし、又は自動的に録画される番組を設定することさえも可能にすることができる。
【0004】
既知のEPGは、様々な方法で、番組情報へのアクセスを提供する。EPGは、通常、チャンネル、時間帯、期間、番組のタイトルなどの番組情報を提供する。内容の簡単な説明、及び/又は俳優の名前などの番組に関する他の情報を提示することもできる。既知のEPGは、視聴する番組の情報に対する時間帯を移動したり、録画するために現在又は将来の番組を設定するなどの、制限的なユーザの双方向性も提供する。
【発明の概要】
【0005】
電子番組ガイド(EPG)グリッドガイド(electronic program guide (EPG) grid guide)をプログラムする方法が本明細書で開示される。本方法は、データベースからEPGメタデータを決定し、時刻及びメタデータフィールドに基づいてメタデータをソートし、表示されるメタデータフィールドを決定し、時刻及びメタデータフィールドに基づいてEPGグリッドガイドをレンダリングすることを含む。
【0006】
セットトップボックス(STB)をプログラムする方法も本明細書で開示される。本方法は、時刻を提供し、ユーザの視聴プリファレンス(user's viewing preferences)を受信し、少なくとも1つのアプリケーショにおいてユーザの視聴プリファレンスに基づいて情報を調整する(adjusting information)ことであって、このユーザの視聴プリファレンスは、時刻の関数であり、表示デバイスに調整された情報を送信することを含む。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】サービスプロバイダ、衛星レシーバ、及びテレビジョンの間の関係を示すブロック図である。
【
図2】セットトップボックス(STB)の例を示す図である。
【
図3】番組(show)のタイトルを含むEPGグリッドガイドの例である。
【
図4】番組に登場するゲストを含むEPGグリッドガイドの例である。
【
図5】EPGグリッドガイドのレンダリングに関するフローチャートの例である。
【
図6】セットトップボックス(STB)をプログラムするためのフローチャートの例である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図面及び実施形態の説明は発明の明確な理解に関連のある要素を説明するために簡略化されており、一方、技術的に良く知られており、本発明のより良い理解を促進しないような他の要素及びステップは除外されていることを理解されたい。
【0009】
電子番組ガイド(EPG)は、本明細書において、時刻に依存してどのフィールドが表示されるかを変更するものとして説明される。他の基準は、ユーザプリファレンスを考慮して番組属性を表示するために使用することができる。標準のEPGは、ガイドにおける人気に基づいて番組をランク付けすることができる。しかしながら、ガイドは、どのようにフィールドが表示されるかは変更しない。EPGに対して同じタイプの情報を単に表示する代わりに、本明細書で説明されるEPGは、一日を通してどのフィールドが重要であるかを変化させることができる。
【0010】
その上、例えば、セットトップボックス(STB)アプリケーションなどの大量のメタデータを含むアプリケーションでは、一日のうちでどのフィールドが重要かを変化させることができる。例えば、STBアプリケーションは、ネットフリックス(Netflix、登録商標)、フールー(Hulu、登録商標)などであり得る。
【0011】
図1は、サービスプロバイダ、衛星レシーバ、及びテレビジョンの関係を示すブロック図である。暗号化直接放送衛星(DBS)信号は、衛星2Bを経由して、テレビジョンサービスプロバイダ2Aなどのソース2から送信することができる。そのような信号は、衛星アンテナ4によってダウンリンク信号として受信することができる。衛星信号のフロントエンド処理は、アンテナ焦点において提供される低ノイズブロックコンバータフィード(LNBF)によって遂行することができる。これは、低ノイズアンプ6を含むコンバータモジュール10を含むことができ、低ノイズアンプ6は、フィードから信号を受信し、ダウンコンバータ8によって、例えば、衛星レシーバ12などのクライアントデバイスへの同軸ケーブルを経由して、衛星信号の全体の周波数帯を効率良く送信することができる低い周波数帯に変換する。アンテナ14は、ダウンリンクされた信号2から特定のチャンネルを選択し、エラー訂正及びパケット同期モジュール24へ選択されたチャンネルをフィードすることができる。エラー訂正及びパケット同期モジュール24は、パケットデマルチプレクサ26に向けられた完全に準拠したトランスポートストリームを出力することができる。様々な符号化又はフォーマットを使用することができる。
【0012】
パケットデマルチプレクサ26は、トランスポートストリームのパケット化された時間領域の多重化データストリームを受け入れ、衛星レシーバ12内の様々なエリアにパケットを経路指定する集積回路であり得る。オーディオは、オーディオデコンプレッサ30によって受け入れられ得るオーディオストリーム27として出力することができる。ビデオは、ビデオデコンプレッサ28によって受け入れられ得るビデオストリーム25として出力することができる。オーディオストリーム27及びビデオストリーム25は、それぞれ、完全に準拠したオーディオ及びビデオ番組エレメンタリーストリームであり得る。その上、データパケットの経路指定のために、パケットデマルチプレクサ26は、暗号化データをスクランブル解除もし、フォーマットされたデータの様々なバッファリングを提供し、そして、アップリンクセンタ(例えば、サービスプロバイダ2A)でのクロックと同期したローカルクロックを維持するためのプログラムクロックリファレンスを処理する。データ29は、デマルチプレクサ26から出力され、中央処理ユニット(CPU)16へ経路指定され、そして、CPUは、メモリ又は他の記憶媒体18に記憶されるEPG22にデータ29をアセンブルする(assemble)ことができる。
【0013】
ビデオデコンプレッサ28及びオーディオデコンプレッサ30は、それぞれ、ビデオストリーム25及び/又はオーディオストリーム27の1つ以上を受け入れ、それらをベースバンドデジタル信号中に圧縮解除することができる。ビデオストリーム25は、次に、ビデオのデジタルからアナログへのコンバータ32へフィードされ、オーディオストリーム27は、オーディオのデジタルからアナログへのコンバータ34へフィードすることができる。コンバータ32及び34は、デジタル信号をデコードし、その結果として生じるアナログのベースバンド信号をTV/モニタ36及び/又はVCRデバイス38へ出力することができる。
【0014】
EPG22は、データベースを含むか、又はそうでなければ、例えば、視聴イベント(番組)の名前又はタイトル、対応するチャンネルの数又は名前、番組の簡単な説明、開始及び終了時間、及びイベントに関連するレーティング及び内容の情報を含む情報を包含するデータベースにアクセスすることができる。中央処理ユニット16は、EPGプログラム20を実行し、EPGプログラム20は、EPG222に保存されている情報を取り出し、プロセッサ17にグラフィックファイルを出力することができる。プロセッサ17は、グラフィックファイルを処理し、信号を出力し、フィルタ19によってフィルタされた後、その出力された信号は、テレビジョン/モニタ36上に表示されるビデオベースバンド信号23と合成され得るビデオベースバンド信号23になる。
【0015】
ユーザは、キーパッド39又はリモートコントロールデバイス40を経由して、衛星レシーバ112を操作することができる。リモートコントロールデバイス40は、リモートレシーバ35へ、赤外、無線周波数、又は他の有線又はワイヤレス信号を送ることによってCPU16と通信することができ、リモートレシーバ35は、CPU16にコマンドを送信することができる。
【0016】
EPGプログラム20は、EPG22を作成する命令セットを包含し、さらに後述するように、ユーザにEPG22の操作を許すことができる。EPGプログラム20は、ハードウェアとして実装することができる一方、EPGプログラム20は、代替案として、又は追加的に、メモリ18に記憶されるソフトウェアプログラムを含むことができる。メモリ18は、ランダムアクセスメモリ(RAM)であり得、またフラッシュ、強誘電体、又は他の不揮発性メモリ、又はバッテリバックアップのある従来型のRAMでも良い。LSI 64002マイクロプロセッサは、中央処理ユニット16のために使用することができる。また、プロセッサ17は、ソニーCXD 1910のようなNTSCプロセッサ、又は他の任意の適切なものでも良い。
【0017】
図2は、STBの例である。STB200は、レシーバ201、プロセッサ202、トランスミッタ203、及びクロック204を含むことができる。レシーバ201は、時刻に基づいたメタデータのユーザのプリファレンスに関してユーザからの入力を受信する。プロセッサ202は、ユーザのプリファレンスを管理し、一日を通した様々なアプリケーションに対するユーザのプリファレンスに基づく情報を調整する。調整された情報は、例えば、タイトル、俳優、ジャンル、ゲスト、エピソード番号などの様々なアプリケーションに関連する詳細に影響を及ぼすことができる。特に、多かれ少なかれ、詳細は、時刻に基づいて表示することができる。トランスミッタ203は、調整された情報を表示デバイス205に送信する。クロック204は、時刻を伝えるために使用される。ユーザのプリファレンスの入力及び時刻に基づいて、表示デバイス205へトランスミッタ203が送信する出力を、プロセッサ202は、調整する。
【0018】
番組選択のリストは、好ましくは、異なる時刻間で送信される放送番組選択によって提供され得る。番組選択リストは、EPGグリッドガイド中に統合され得、そこでは、1つの軸が時刻に対応し、一方、2番目の軸が放送/メディアアセットソースに対応する。番組タイトル及びそのような番組の情報が番組ガイドグリッドのセル内に示される。表示されるEPGは、メインスクリーンのEPGグリッドガイドであり、それは、典型的にはグリッドガイド中に示される。ユーザは、情報ボタン(info button)を押すことによって特定の番組に関するより多くの情報を得ることができ、それらの情報は、表示されるフィールド中に示されるように情報を示すだろう。ある放送番組に対して、メタデータに対する以下のフィールドが使用され得る:タイトル、俳優、ジャンル、ゲスト、エピソード番号(episode number)、及び封切り/再上映(first run/rerun)。
【0019】
異なる時刻に示されるどのフィールドが変化するかに関して本明細書でフレームワークが提供される。例えば、「トゥディ(Today)」、「グッドモーニングアメリカ(Good Morning America)」、及び「CBS ディスモーニング(This Morning)」などのすべての朝のトークショーのタイトルを示す代わりに、各ショー番組に対して予定されるゲストを、EPGグリッドガイドに示すことができる。
【0020】
図3は、番組タイトルを有するEPGグリッドガイドの例である。番組301の時間は、X軸に沿って示される。放送/メディアアセットソース302は、Y軸に沿って示される。例えば、303の番組のタイトルは、EPGグリッドガイド300内に示される。
【0021】
図4は、番組に登場するゲストを含むEPGグリッドガイドの例である。番組の時間がX軸に沿って示されている。放送/メディアアセットソース402は、Y軸に沿って示される。例えば、403の番組に登場するゲストは、EPGグリッドガイド400内に示される。
【0022】
EPGグリッドガイドは、異なる時刻における異なるメタデータフィールドの内容を示すようにプログラムすることができる。例えば、ゲストは、午前7時から午前10時まで表示することができ、ジャンルは、午前10時から午後2時まで表示することができ、ゲストは、午後2時から午後5時まで表示することができ、タイトルは、午後5時から午後11時まで表示することができ、ゲストは、午後11時から午前1時まで表示することができ、そしてタイトルは、午前1時から午前7時まで表示することができる。そのようなメタデータフィールドの配置は、ユーザのプリファレンス、ユーザプロファイル等に従って変更することができる。
【0023】
オプションとして、ユーザにEPGグリッドガイドに対する条件(condition)を指定することを許可することができる。特定のイベントが起こったときに、ユーザは示される特定のフィールドを持つことができる。例えば、ユーザは、代替のメタデータフィールドが示される特定のタイトルを含むテレビジョン番組を指定することができる。すなわち、タイトル「エレン(Ellen)」の番組が放送される、又は放送されている場合、EPGグリッドガイドは、ゲストフィールドに関連したメタデータを表示し、一方、「ロスト(Lost)」という番組が放送される、又は放送されている場合、EPGグリッドガイドは、エピソード番号に関連したメタデータを表示することになる。エピソード番号及び俳優なども追加のメタデータフィールドにリストすることができるところにルールをさらに設定することができる。
【0024】
図5は、EPGグリッドガイドをレンダリングするためのフローチャートの例である。データベースからEPGデータを読み出すことができる(501)。EPGが、時刻/メタデータフィールドによってソートされる(502)。ユーザ/デフォルトによってプログラムされたユーザプロファイル/ルールに基づいて、どのメタデータフィールドをEPGに表示すべかについて決定する(503)。対応するメタデータフィールドは、次に、EPGグリッドガイドに示される(504)。
【0025】
図6は、セットトップボックス(STB)に対するフローチャートの例である。時刻(time of day)が提供され得る(601)。レシーバは、ユーザの視聴プリファレンスを示す入力をユーザから受け取ることができる(602)。プロセッサは、少なくとも1つのアプリケーションにおいて、ユーザの視聴プリファレンスに基づいて情報を調整することができ、このユーザの視聴プリファレンスは、時刻の関数である(603)。トランスミッタは、この調整された情報を表示デバイスに送信することができる(604)。
【0026】
発明の実施形態を説明してきたが、これらの実施形態の変更は、本発明の真の意図及び範囲内であることが理解される。本発明は、任意の特定の機能を実行する任意の特定の要素に限定されることはなく、いくつかは示された順序で必ずしも発生する必要はないかも知れない。例えば、場合によっては、2つ以上の方法のステップは、異なる順序又は同時に発生しても良い。別個の機能要素としての文脈で説明したが、これらの機能要素は、1つ以上の集積回路(ICs)として具体化されても良い。同様に、個別の要素として示したが、これらの要素のいくつか又は全部は、内蔵プログラム制御プロセッサにおいて実行することができ、プロセッサは、例えば、1つ以上の機能に対応する関連するソフトウェアを実行する、デジタル信号プロセッサなどである。本明細書で説明した方法のこれらの及び他の変形例は、本明細書で説明した方法の記述を特に考慮すれば、見てすぐに分かり、本発明の全範囲内であると見なされる。
ここで例としていくつかの付記を記載する。
(付記1)
電子番組ガイド(EPG)グリッドガイドをプログラムする方法であって、
データベースからのEPGメタデータを決定することと、
時刻及びメタデータフィールドに基づいてメタデータをソートすることと、
表示すべき前記メタデータフィールドを決定することと、
前記時刻及び前記メタデータフィールドに基づいてEPGグリッドガイドをレンダリングすることと、
を含む、方法。
(付記2)
タイトル、俳優、ジャンル、ゲスト、エピソード番号、及び封切り/再上映から構成されるグループから前記メタデータフィールドが選択される、付記1に記載の方法。
(付記3)
前記メタデータフィールドは、特定の時刻に設定されている、付記1に記載の方法。
(付記4)
前記メタデータフィールドは、ユーザプリファレンスに基づいている、付記1に記載の方法。
(付記5)
前記メタデータフィールドは、特定の時刻に基づいて変更される、付記1に記載の方法。
(付記6)
前記特定の時刻に基づいて、ユーザが前記メタデータフィールドを設定する、付記5に記載の方法。
(付記7)
異なるメタデータフィールドが特定のタイトルに対して使用されるようにユーザが指定する、付記1に記載の方法。
(付記8)
セットトップボックス(STB)をプログラムする方法であって、
時刻を提供することと、
ユーザの視聴のプリファレンスを受信することと、
少なくとも1つのアプリケーションにおいて前記ユーザの視聴プリファレンスに基づいて情報を調整することであって、前記ユーザの視聴プリファレンスは、前記時刻の関数である、情報を調整することと、
前記調整した情報を表示デバイスに送信することと、
を含む、方法。
(付記9)
前記調整された情報は、特定の時刻において最小化されている、付記8に記載の方法。
(付記10)
前記調整された情報は、特定の時刻において最大化されている、付記8に記載の方法。
(付記11)
前記調整された情報は、タイトル、俳優、ジャンル、ゲスト、及びエピソード番号から構成されるグループから選択される、付記8に記載の方法。
(付記12)
前記少なくとも1つのアプリケーションは、ネットフリックス及びフールーから構成されるグループから選択される、付記8に記載の方法。
(付記13)
時刻を提供するように構成されたクロックと、
ユーザの視聴プリファレンスを受信するように構成されたレシーバと、
少なくとも1つのアプリケーションにおいて前記ユーザの視聴プリファレンスに基づいて情報を調整するように構成されたプロセッサであって、前記ユーザの視聴プリファレンスは、前記時刻の関数である、プロセッサと、
前記調整された情報を表示デバイスに送信するように構成されたトランスミッタと、
を備える、セットトップボックス(STB)。
(付記14)
前記調整された情報は、特定の時刻において最小化される、付記13に記載のSTB。
(付記15)
前記調整された情報は、特定の時刻において最大化される、付記13に記載のSTB。
(付記16)
前記調整された情報は、タイトル、俳優、ジャンル、ゲスト、及びエピソード番号から構成されるグループから選択される、付記13に記載のSTB。
(付記17)
前記少なくとも1つのアプリケーションは、ネットフリックス及びフールーから構成されるグループから選択される、付記13に記載のSTB。