特許第6751574号(P6751574)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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  • 特許6751574-車両の側面衝突時の乗員保護構造 図000002
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6751574
(24)【登録日】2020年8月19日
(45)【発行日】2020年9月9日
(54)【発明の名称】車両の側面衝突時の乗員保護構造
(51)【国際特許分類】
   B60R 21/02 20060101AFI20200831BHJP
   B60N 2/42 20060101ALI20200831BHJP
【FI】
   B60R21/02
   B60N2/42
【請求項の数】4
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2016-56923(P2016-56923)
(22)【出願日】2016年3月22日
(65)【公開番号】特開2017-170991(P2017-170991A)
(43)【公開日】2017年9月28日
【審査請求日】2018年12月20日
(73)【特許権者】
【識別番号】000005348
【氏名又は名称】株式会社SUBARU
(74)【代理人】
【識別番号】110000383
【氏名又は名称】特許業務法人 エビス国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】長澤 勇
【審査官】 鈴木 貴晴
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許第05149165(US,A)
【文献】 特開2013−139169(JP,A)
【文献】 特開2007−320447(JP,A)
【文献】 特開平08−253090(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2005/0127645(US,A1)
【文献】 特開2003−220922(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60R 21/02
B60N 2/42
B62D 25/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
フロアパネルの車幅方向端縁に沿って車体の側面となるサイドパネルが立設される車体と、
前記フロアパネルより上側において、前記サイドパネルより車幅方向内側に窪んだ車輪ハウスを画成する車輪ハウスパネルと、
座部を有し、前記車輪ハウスの車幅方向内側において前記フロアパネルの上に設けられるシートと、
前記座部についての車幅方向外側の部位を押し上げる座部押上装置と、
を有し、
前記座部押上装置は、車両の側面衝突の際に前記座部の車幅方向外側を押し上げ、
前記シートは、車幅方向の外側と内側とに、前記フロアパネルに立設するための脚部をそれぞれ有するとともに、前記外側の脚部は前記座部と離間可能に設けられ、前記外側の脚部が前記座部と離間された際に、前記内側の脚部を中心に前記座部が回転可能となり、
前記内側の脚部を車幅方向内側へ移動可能に支持する移動支持機構を有し、
前記座部押上装置の押し上げにより、前記外側の脚部は、前記シートと遊離し、前記座部の外側が前記内側の脚部を中心に上方に向かって回転されるとともに、前記遊離によって、前記内側の脚部は、前記移動支持機構によって前記シートとともに車幅方向内側に移動される、
車両の側面衝突時の乗員保護構造。
【請求項2】
前記座部押上装置は、前記車輪ハウスパネルに設けられたシート下エアバッグ装置を有し、前記シート下エアバッグ装置のエアバッグは、前記車輪ハウスパネルから車幅方向内側へ向かって展開を開始し、前記座部の外側部分と前記フロアパネルとの間で展開することにより前記座部の車幅方向外側を押し上げる、
請求項1記載の車両の側面衝突時の乗員保護構造。
【請求項3】
前記座部押上装置は、前記車輪ハウス内に配置される車輪の上縁より上側へ、前記座部の車幅方向外側を押し上げる、
請求項1または2記載の車両の側面衝突時の乗員保護構造。
【請求項4】
前記シートは、前記座部の外側が内側に対して押し上がるように支持する傾斜支持機構を有する、
請求項1から3のいずれか一項記載の車両の側面衝突時の乗員保護構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車といった車両の側面衝突時の乗員保護構造に関する。
【背景技術】
【0002】
自動車は、特許文献1から3に開示されている。特許文献1から3では、三列目シートを開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2001−239869号公報
【特許文献2】特開2003−335155号公報
【特許文献3】特開2004−114792号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、これらの自動車では、三列目シートの車幅方向両側に車輪ハウスが位置する。車輪ハウス内にはホイール、タイヤといった車輪が配置される。このため、自動車の三列目シートでは、シートと車体の側面との間が空いている。
その結果、車体の側面にたとえば他の車体が衝突した場合、シートに着座した乗員の上体が車幅方向へ向かって大きく振れて倒れてしまう可能性がある。車幅方向外側へ大きく倒れた乗員の上体は、下がった状態で、他の車体が直接衝突する車体の側面に当たる可能性がある。
また、自動車では、車体の側面に沿って上からカーテンエアバッグが展開可能である。車幅方向外側へ大きく倒れた乗員の上体がカーテンエアバッグに当たれば、大きく倒れた乗員の上体が車体の側面に直撃することを避けることができる。しかしながら、上述したようにシートに着座した乗員の上体が車幅方向へ向かって大きく倒れる場合、上体は下がるため、カーテンエアバッグの下側から外へすり抜けて、車体の側面に当たる可能性がある。車体の側面に沿って上から展開するカーテンエアバッグでは、車幅方向へ向かって大きく倒れる乗員の上体を適切に保護できるとは言えない。
【0005】
このように自動車といった車両の車体では、側面衝突時の乗員保護性能を高めることが求められている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る車両の側面衝突時の乗員保護構造は、フロアパネルの車幅方向端縁に沿って車体の側面となるサイドパネルが立設される車体と、前記フロアパネルより上側において、前記サイドパネルより車幅方向内側に窪んだ車輪ハウスを画成する車輪ハウスパネルと、座部を有し、前記車輪ハウスの車幅方向内側において前記フロアパネルの上に設けられるシートと、前記座部についての車幅方向外側の部位を押し上げる座部押上装置と、を有し、前記座部押上装置は、車両の側面衝突の際に前記座部の車幅方向外側を押し上げ、前記シートは、車幅方向の外側と内側とに、前記フロアパネルに立設するための脚部をそれぞれ有するとともに、前記外側の脚部は前記座部と離間可能に設けられ、前記外側の脚部が前記座部と離間された際に、前記内側の脚部を中心に前記座部が回転可能となり、前記内側の脚部を車幅方向内側へ移動可能に支持する移動支持機構を有し、前記座部押上装置の押し上げにより、前記外側の脚部は、前記シートと遊離し、前記座部の外側が前記内側の脚部を中心に上方に向かって回転されるとともに、前記遊離によって、前記内側の脚部は、前記移動支持機構によって前記シートとともに車幅方向内側に移動される。
【0007】
好適には、前記座部押上装置は、前記車輪ハウスパネルに設けられたシート下エアバッグ装置を有し、前記シート下エアバッグ装置のエアバッグは、前記車輪ハウスパネルから車幅方向内側へ向かって展開を開始し、前記座部の外側部分と前記フロアパネルとの間で展開することにより前記座部の車幅方向外側を押し上げる、とよい。
【0008】
好適には、前記座部押上装置は、前記車輪ハウス内に配置される車輪の上縁より上側へ、前記座部の車幅方向外側を押し上げる、とよい。
【0009】
好適には、前記シートは、前記座部の外側が内側に対して押し上がるように支持する傾斜支持機構を有する、とよい。
【発明の効果】
【0011】
本発明では、車両の側面衝突の際に、座部押上装置が座部の車幅方向外側を押し上げる。その結果、シートの座部は、その車幅方向外側が押し上げられる。シートに着座した乗員の上体は、側面衝突側とは反対側に傾けられる。
それゆえ、シートに着座した乗員の上体が車幅方向外側である側面衝突側へ傾くことを抑制できる。たとえば上体が車幅方向外側へ傾こうとしている時にシートの座部の車幅方向外側が押し上げられた場合、乗員の上体に対して反対側に傾く力を作用させることができ、上体の車幅方向外側への傾きを相殺または抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1図1は、本発明の第1実施形態に係る自動車の車体の車幅方向部分断面図である。
図2図2は、図1の自動車に適用される側面衝突時の乗員保護構造の説明図である。
図3図3は、本発明の第2実施形態に係る自動車の側面衝突時の乗員保護構造の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。
【0014】
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る自動車1の車体2の車幅方向部分断面図である。
自動車1は、車両の一例である。
【0015】
図1の自動車1の車体2は、乗員室の床面を構成するフロアパネル3を有する。フロアパネル3の車幅方向両側の端縁には、一対のサイドパネル4が縁に沿って立設される。
フロアパネル3とサイドパネル4との間には、車輪ハウスパネル5が設けられる。車輪ハウスパネル5は、サイドパネル4より車幅方向内側に窪んだ車輪ハウス6を、フロアパネル3より上側に画成する。車輪ハウス6内には、ホイールおよびゴムタイヤからなる車輪7が格納される。一対の車輪7は、車軸8により、ホイールの中心同士が連結される。車軸8は、フロアパネル3下のサイドフレーム9の下側に取り付けられたクロスメンバ10により回転可能に軸支される。
サイドパネル4および車輪ハウスパネル5の内側には、サイドパネル4および車輪ハウスパネル5の内側を覆うサイドトリム11が設けられる。
【0016】
左右一対の車輪ハウス6の間には、サイドトリム11を挟んで、自動車1の三列目シート12が設けられる。三列目シート12は、左右分割された複数のシート13で構成される。各シート13は、座部14、背部15、脚部16、を有する。座部14は、左右の脚部16によりフロアパネル3の上に取り付けられ、車輪ハウス6の車幅方向内側に位置する。背部15は、座部14の後側で立設される。座部14の上面は、車輪ハウスパネル5の上面より上側に位置する。座部14の外側面は、車輪ハウスパネル5の内側面と対向する。
【0017】
ところで、このような自動車1の車体2では、車体2の側面に沿って上からカーテンエアバッグを展開することができる。また、一列目シートまたは二列目シートでは、シート13の車幅方向両側に車輪ハウス6が位置することはない。このため、一列目シートまたは二列目シートは、サイドパネル4の近くに配置できる。この場合、車体2の側面に沿って上から展開されるカーテンエアバッグにより、車幅方向外側へ向かって比較的小さく振れた状態で乗員の上体を支えることができる。乗員の上体が、車体2の側面に対して直接的に当接することを防止し、かつ車幅方向外側へ大きく振れることを抑制することができる。
しかしながら、自動車1の三列目シート12では、その車幅方向両側に車輪ハウス6が位置する。車輪ハウス6内には車輪7が配置される。このため、三列目シート12では、シート13と車体2の側面との間に空間が形成される。
その結果、車体2の側面にたとえは他の車体が衝突した場合、三列目シート12に着座した乗員の上体は、車幅方向へ大きく振れ得る。そして、乗員の上体は、車幅方向外側へ向かって大きく振れて倒れることにより、高い速度で、下がった状態で、他の車体が直接衝突するサイドパネル4に当たる可能性がある。下がった上体は、カーテンエアバッグの下側から外へすり抜け、車体2の側面に当たる可能性がある。
このように、車体2の側面に沿って上から展開するカーテンエアバッグでは、三列目シート12に着座し、車幅方向へ向かって大きく倒れる乗員の上体を適切に保護しているとは言えない。
【0018】
図2は、図1の自動車1に適用される側面衝突時の乗員保護構造の説明図である。
図2(A)は、通常時の状態である。図2(B)は、側面衝突時の状態である。
図2の自動車1の乗員保護構造は、座部押上装置としてのシート下エアバッグ装置41、傾斜支持機構44、を有する。
【0019】
シート下エアバッグ装置41は、インフレータを有するエアバッグ本体42、前記エアバッグ本体42から展開されるエアバッグ43、を有する。
エアバッグ本体42、三列目シート12の外側であって、シート13の座部14より下側となる、車輪ハウスパネル5の最下部の側面に設けられる。エアバッグ43は、エアバッグ本体42から、車幅方向内側へ向かって展開される。
【0020】
傾斜支持機構44は、座部14の車幅方向外側の部位が内側の部位に対して押し上がるようにシート13を支持する。
具体的にはたとえば、外側の脚部16は、座部14から離間可能に設けられる。また、座部14は、内側の脚部16に対して、前後方向の軸45により連結される。これにより、シート13は、通常時、外側および内側の脚部16により支えられる。また、シート13の座部14および背部15は、内側の脚部16の上端を中心として回転可能に設けられる。回転した状態では、座部14の外側は内側に対して上がっている。
【0021】
次に、側面衝突時の乗員保護動作について説明する。
【0022】
まず、図2(A)に示すように、車体2の側面に対して、車幅方向から他の車体が追突する。サイドパネル4および車輪7についての他の車体が衝突した部分は、車幅方向内側へ押し込まれるように変形する。
この他の車体を検出すると、シート下エアバッグ装置41は、インフレータ内の圧縮ガスをエアバッグ43へ注入し、エアバッグ43の展開を開始する。エアバッグ43は、フロアパネル3の上で、車幅方向内側へ向かって展開する。
これにより、図2(B)に示すように、エアバッグ43は、シート13の座面の下側に入り込み、座部14の外側部分とフロアパネル3との間で上下方向へ展開し始める。シート13の座面の下側において上下方向へエアバッグ43が展開すると、座部14の車幅方向外側の部位が押し上げられる。前記座部14の車幅方向外側の部位は、車輪ハウス6内に配置される車輪7の上縁より上側へ押し上げられる。
【0023】
このように、座部14の車幅方向外側が押し上げられることにより、シート13に着座している乗員の上体は、車幅方向内側へ傾けられる。その結果、車体2の側面にたとえは他の車体が衝突して、三列目シート12に着座した乗員の上体が車幅方向外側へ向かって大きく振れて倒れそうになっても、その倒れを防止または抑制することができる。三列目シート12に着座した乗員の上体が車幅方向外側へ向かって高い速度で、かつ下がった状態で、他の車体が直接衝突するサイドパネル4に当たることが起き難くなる。
【0024】
以上のように、本実施形態では、車両の側面衝突の際に、座部押上装置としてのシート下エアバッグ装置41が座部14の車幅方向外側を押し上げる。
このため、シート13の座部14は、車両の側面衝突の際に、その車幅方向外側が押し上げられる。
その結果、シート13に着座した乗員の上体は、側面衝突側とは反対側に傾けられる。それゆえ、シート13に着座した乗員の上体が車幅方向外側である側面衝突側へ傾くことを抑制できる。たとえば上体が車幅方向外側へ傾こうとしている時にシート13の座部14の車幅方向外側が押し上げられた場合、乗員の上体に対して反対側に傾く力を作用させることができ、上体の車幅方向外側への傾きを相殺または抑制できる。
また、シート13の座部14の車幅方向外側が押し上げられることにより、シート13に着座した乗員は、側面衝突側とは反対側へ移動し得る。
これらの効果により、本実施形態では、乗員の保護性能を向上させることができる。
【0025】
また、本実施形態では、座部押上装置としてのシート下エアバッグ装置41は、座部14の外側部分とフロアパネル3との間で展開する。よって、としてのシート下エアバッグ装置41により、容易に、シート13の座部14の車幅方向外側を押し上げることができる。特に、としてのシート下エアバッグ装置41が車輪ハウスパネル5に設けられ、そのエアバッグ43が車輪ハウスパネル5から車幅方向内側へ向かって展開を開始するので、シート13に対してエアバッグ装置を設ける必要がない。また、シート下エアバッグ装置41のエアバッグ本体42を、シート13ではなく、車輪ハウスパネル5に設けることにより、大容量のインフレータを配置し易い。また、側面衝突において車輪ハウスパネル5は、車幅方向内側へ向かって変形するので、仮に車輪ハウスパネル5が変形し始めた後にエアバッグ43を展開させることがあったとしても、変形による移動方向と展開方向とが略一致しており、離れた位置にあるシート13の座部14とフロアパネル3との間にエアバッグ43を好適に展開させることができる。
【0026】
また、本実施形態では、シート13の座部14の車幅方向外側を、車輪ハウス6内に配置される車輪7の上縁より上側へ押し上げる。よって、仮に車輪7がシート13に当たるほどに車幅方向内側へ押し込まれたとしても、シート13の座部14および着座する乗員の下肢に対して押し込まれた車輪ハウスパネル5が当たり難い。
【0027】
また、本実施形態では、シート13が、座部14の外側が内側に対して押し上がるように支持する傾斜支持機構44を有する。よって、座部押上装置により、容易に、シート13の座部14の外側を内側に対して押し上げることができる。
【0028】
[第2実施形態]
図3は、本発明の第2実施形態に係る自動車1の側面衝突時の乗員保護構造の説明図である。
第2実施形態においては、第1実施形態と同様の構成および動作については説明を省略し、主に第1実施形態との相違点について説明する。
【0029】
図3の自動車1の乗員保護構造は、シート下エアバッグ装置41、傾斜支持機構44、移動支持機構46、を有する。
【0030】
移動支持機構46は、座部14が車幅方向内側へ移動するようにシート13を支持する。
具体的にはたとえば、移動支持機構は、フロアパネル3の上に車幅方向に沿って配置されるスライドレール47を有する。シート13の内側の脚部16は、このスライドレール47の上に、車幅方向に沿って移動可能に設けられる。これにより、内側の脚部16の上端を中心として回動したシート13の座部14および背部15は、車幅方向内側へ向かって移動可能となる。回動していないシート13の座部14および背部15は、座部14が外側の脚部16と連結されているので、車幅方向に沿って移動し得ない。
【0031】
以上のように、本実施形態では、シート13は、座部14が車幅方向内側へ移動するように支持する移動支持機構46を有する。よって、仮に車輪7がシート13に当たるほどに車幅方向内側へ押し込まれたとしても、それによりシート13の座部14が車幅方向内側へ移動する。その結果、シート13の座部14に着座する乗員の下肢に対して押し込まれた車輪ハウスパネル5が、より当たり難い。
【0032】
以上の実施形態は、本発明の好適な実施形態の例であるが、本発明は、これに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変形または変更が可能である。
【符号の説明】
【0033】
1…自動車(車両)
2…車体
3…フロアパネル
4…サイドパネル
5…車輪ハウスパネル
6…車輪ハウス
7…車輪
8…車軸
9…サイドフレーム
10…クロスメンバ
11…サイドトリム
12…三列目シート
13…シート
14…座部
15…背部
16…脚部
41…シート下エアバッグ装置(座部押上装置)
42…エアバッグ本体
43…エアバッグ
44…傾斜支持機構
45…軸
46…移動支持機構
47…スライドレール
図1
図2
図3