(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記プロセッサは、ウェイクアッププロセスを使用することによってシステムデバイス、バス、および外部デバイスを起動させて、前記オペレーティングシステムを起動させるように構成され、
前記オペレーティングシステムを使用することによって、実行される必要がある前記第1のアプリケーションプログラムを除く前記第2のアプリケーションプログラムにおける休止のアプリケーションプログラムの前記識別子を獲得することと、
前記オペレーティングシステムにおけるプロセスグループ管理インターフェースを使用することによって、かつ前記アプリケーションプログラムの前記獲得された識別子により、実行される必要がある前記第1のアプリケーションプログラムを除く前記第2のアプリケーションプログラムにおける前記休止のアプリケーションプログラムを依然として前記休止状態に保つ
ように構成されることを特徴とする請求項10ないし12のいずれか1項に記載の装置。
前記プロセッサは、前記オペレーティングシステムを使用することによって、かつ前記第1のアプリケーションプログラムの前記識別子により、前記第1のアプリケーションプログラムにシステムリソースを割り当て、
前記オペレーティングシステムにおけるプロセス解凍層においてプロセスグループ管理インターフェースを使用することによって、かつ前記第1のアプリケーションプログラムの前記識別子、および前記割り当てられたシステムリソースにより、前記第1のアプリケーションプログラムを開始して、前記第1のアプリケーションプログラムを実行する
ように構成されることを特徴とする請求項10ないし13のいずれか1項に記載の装置。
前記プロセッサは、前記第1のアプリケーションプログラムの前記識別子により、前記第1のアプリケーションプログラムが依存するアプリケーションプログラムの識別子を獲得し、
前記オペレーティングシステムを使用することによって、前記依存されるアプリケーションプログラムの前記識別子により、前記依存されるアプリケーションプログラムにシステムリソースを割り当て、
前記オペレーティングシステムにおけるプロセス解凍層においてプロセスグループ管理インターフェースを使用することによって、前記依存されるアプリケーションプログラムの前記識別子、および前記割り当てられたシステムリソースにより、前記依存されるアプリケーションプログラムを開始する
ようにさらに構成されることを特徴とする請求項10ないし14のいずれか1項に記載の装置。
前記プロセッサは、前記第1のアプリケーションプログラムの終了コマンドがトリガされたことが検出された場合、前記オペレーティングシステムを使用することによって、前記第1のアプリケーションプログラムの実行情報を獲得し、および前記オペレーティングシステムを使用することによって、前記第1のアプリケーションプログラムの前記実行情報を記憶し、
プロセスグループ管理インターフェースを使用することによって、前記第1のアプリケーションプログラム、および前記オペレーティングシステムを休止にして、装置が前記スタンバイ状態に入るようにする
ようにさらに構成されることを特徴とする請求項9ないし15のいずれか1項に記載の装置。
【発明の概要】
【0005】
システムリソースを節約し、かつシステム電力消費を低減するのに、本発明は、アプリケーションプログラムを実行するための方法および装置を提供する。技術的解決策は、以下のとおりである。すなわち、
【0006】
第1の態様が、アプリケーションプログラムを実行するための方法を提供し、方法は、
スタンバイ状態において、ユーザによって入力されたアプリケーションエントリ情報を受信すること、
アプリケーションエントリ情報により、実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子を獲得すること、
オペレーティングシステムを起動させ、かつ実行される必要があるアプリケーションプログラムを除くアプリケーションプログラムにおける休止のアプリケーションプログラムを依然として休止状態に保つこと、および
オペレーティングシステムを使用することによって、かつ実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子により、実行される必要があるアプリケーションプログラムを実行することを含む。
【0007】
前述の第1の態様を参照して、前述の第1の態様の第1の可能な実施様態において、アプリケーションエントリ情報により、実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子を獲得することは、
アプリケーションエントリ情報とアプリケーションエントリ情報によるアプリケーションプログラムの識別子との間の対応関係から、対応するアプリケーションプログラムの識別子を獲得すること、および
アプリケーションプログラムの獲得された識別子を、実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子として決定することを含む。
【0008】
前述の第1の態様を参照して、前述の第1の態様の第2の可能な実施様態において、ユーザによって入力されたアプリケーションエントリ情報を受信することの前に、方法は、
各アプリケーションプログラムに対応するアプリケーションエントリ情報を設定すること、ならびに
各アプリケーションプログラムに対応するアプリケーションエントリ情報、および各アプリケーションプログラムの識別子を、アプリケーションエントリ情報とアプリケーションプログラムの識別子との間の対応関係に別々に記憶することをさらに含む。
【0009】
前述の第1の態様を参照して、前述の第1の態様の第3の可能な実施様態において、オペレーティングシステムを起動させ、かつ実行される必要があるアプリケーションプログラムを除くアプリケーションプログラムにおける休止のアプリケーションプログラムを依然として休止状態に保つことは、
ウェイクアッププロセスを使用することによってシステムデバイス、バス、および外部デバイスを起動させて、オペレーティングシステムを起動させるようにすること、
オペレーティングシステムを使用することによって、実行される必要があるアプリケーションプログラムを除くアプリケーションプログラムにおける休止のアプリケーションプログラムの識別子を獲得すること、ならびに
オペレーティングシステムにおけるプロセスグループ管理インターフェースを使用することによって、かつアプリケーションプログラムの獲得された識別子により、実行される必要があるアプリケーションプログラムを除くアプリケーションプログラムにおける休止のアプリケーションプログラムを依然として休止状態に保つことを含む。
【0010】
前述の第1の態様を参照して、前述の第1の態様の第4の可能な実施様態において、オペレーティングシステムを使用することによって、かつ実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子により、実行される必要があるアプリケーションプログラムを実行することは、
オペレーティングシステムを使用することによって、かつ実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子により、実行される必要があるアプリケーションプログラムにシステムリソースを割り当てること、ならびに
オペレーティングシステムにおけるプロセス解凍層においてプロセスグループ管理インターフェースを使用することによって、かつ実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子、および割り当てられたシステムリソースにより、実行される必要があるアプリケーションプログラムを開始して、実行される必要があるアプリケーションプログラムを実行することを含む。
【0011】
前述の第1の態様を参照して、前述の第1の態様の第5の可能な実施様態において、オペレーティングシステムを使用することによって、かつ実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子により、実行される必要があるアプリケーションプログラムを実行することの後、方法は、
実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子により、実行される必要があるアプリケーションプログラムが依存するアプリケーションプログラムの識別子を獲得すること、
オペレーティングシステムを使用することによって、依存されるアプリケーションプログラムの識別子により、依存されるアプリケーションプログラムにシステムリソースを割り当てること、ならびに
オペレーティングシステムにおけるプロセス解凍層においてプロセスグループ管理インターフェースを使用することによって、依存されるアプリケーションプログラムの識別子、および割り当てられたシステムリソースにより、依存されるアプリケーションプログラムを開始することをさらに含む。
【0012】
前述の第1の態様を参照して、前述の第1の態様の第6の可能な実施様態において、オペレーティングシステムを使用することによって、かつ実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子により、実行される必要があるアプリケーションプログラムを実行することの後、方法は、
実行される必要があるアプリケーションプログラムの終了コマンドがトリガされたことが検出された場合、オペレーティングシステムを使用することによって、実行される必要があるアプリケーションプログラムの実行情報を獲得すること、およびオペレーティングシステムを使用することによって、実行される必要があるアプリケーションプログラムの実行情報を記憶すること、ならびに
プロセスグループ管理インターフェースを使用することによって、実行される必要があるアプリケーションプログラム、およびオペレーティングシステムを休止にして、端末がスタンバイ状態に入るようにすることをさらに含む。
【0013】
第2の態様が、アプリケーションプログラムを実行するための装置を提供し、装置は、
スタンバイ状態において、ユーザによって入力されたアプリケーションエントリ情報を受信するように構成された受信モジュールと、
アプリケーションエントリ情報により、実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子を獲得するように構成された獲得モジュールと、
オペレーティングシステムを起動させ、かつ実行される必要があるアプリケーションプログラムを除くアプリケーションプログラムにおける休止のアプリケーションプログラムを依然として休止状態に保つように構成されたウェイクアップモジュールと、
オペレーティングシステムを使用することによって、かつ実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子により、実行される必要があるアプリケーションプログラムを実行するように構成された実行モジュールとを含む。
【0014】
前述の第2の態様を参照して、前述の第2の態様の第1の可能な実施様態において、獲得モジュールは、
アプリケーションエントリ情報とアプリケーションエントリ情報によるアプリケーションプログラムの識別子との間の対応関係から、対応するアプリケーションプログラムの識別子を獲得するように構成された第1の獲得ユニットと、
アプリケーションプログラムの獲得された識別子を、実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子として決定するように構成された決定ユニットとを含む。
【0015】
前述の第2の態様を参照して、前述の第2の態様の第2の可能な実施様態において、装置は、
各アプリケーションプログラムに対応するアプリケーションエントリ情報を設定するように構成された設定モジュールと、
各アプリケーションプログラムに対応するアプリケーションエントリ情報、および各アプリケーションプログラムの識別子を、アプリケーションエントリ情報とアプリケーションプログラムの識別子との間の対応関係に別々に記憶するように構成された記憶モジュールとをさらに含む。
【0016】
前述の第2の態様を参照して、前述の第2の態様の第3の可能な実施様態において、ウェイクアップモジュールは、
ウェイクアッププロセスを使用することによってシステムデバイス、バス、および外部デバイスを起動させて、オペレーティングシステムを起動させるようにするように構成されたウェイクアップユニットと、
オペレーティングシステムを使用することによって、実行される必要があるアプリケーションプログラムを除くアプリケーションプログラムにおける休止のアプリケーションプログラムの識別子を獲得するように構成された第2の獲得ユニットと、
オペレーティングシステムにおけるプロセスグループ管理インターフェースを使用することによって、かつアプリケーションプログラムの獲得された識別子により、実行される必要があるアプリケーションプログラムを除くアプリケーションプログラムにおける休止のアプリケーションプログラムを依然として休止状態に保つように構成された保持ユニットとを含む。
【0017】
前述の第2の態様を参照して、前述の第2の態様の第4の可能な実施様態において、実行モジュールは、
オペレーティングシステムを使用することによって、かつ実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子により、実行される必要があるアプリケーションプログラムにシステムリソースを割り当てるように構成された第1の割当てユニットと、
オペレーティングシステムにおけるプロセス解凍層においてプロセスグループ管理インターフェースを使用することによって、かつ実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子、および割り当てられたシステムリソースにより、実行される必要があるアプリケーションプログラムを開始して、実行される必要があるアプリケーションプログラムを実行するように構成された第1の開始ユニットとを含む。
【0018】
前述の第2の態様を参照して、前述の第2の態様の第5の可能な実施様態において、実行モジュールは、
実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子により、実行される必要があるアプリケーションプログラムが依存するアプリケーションプログラムの識別子を獲得するように構成された第3の獲得ユニットと、
オペレーティングシステムを使用することによって、依存されるアプリケーションプログラムの識別子により、依存されるアプリケーションプログラムにシステムリソースを割り当てるように構成された第2の割当てユニットと、
オペレーティングシステムにおけるプロセス解凍層においてプロセスグループ管理インターフェースを使用することによって、依存されるアプリケーションプログラムの識別子、および割り当てられたシステムリソースにより、依存されるアプリケーションプログラムを開始するように構成された第2の開始ユニットとをさらに含む。
【0019】
前述の第2の態様を参照して、前述の第2の態様の第6の可能な実施様態において、装置は、
実行される必要があるアプリケーションプログラムの終了コマンドがトリガされたことが検出された場合、オペレーティングシステムを使用することによって、実行される必要があるアプリケーションプログラムの実行情報を獲得すること、およびオペレーティングシステムを使用することによって、実行される必要があるアプリケーションプログラムの実行情報を記憶することを行うように構成された獲得および記憶モジュールと、
プロセスグループ管理インターフェースを使用することによって、実行される必要があるアプリケーションプログラム、およびオペレーティングシステムを休止にして、端末がスタンバイ状態に入るようにするように構成された休止モジュールとをさらに含む。
【0020】
第3の態様が、アプリケーションプログラムを実行するための装置を提供し、ここで、装置は、感知装置と、プロセッサとを含み、
感知装置は、スタンバイ状態において、ユーザによって入力されたアプリケーションエントリ情報を受信するように構成され、
プロセッサは、アプリケーションエントリ情報により、実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子を獲得すること、オペレーティングシステムを起動させ、かつ実行される必要があるアプリケーションプログラムを除くアプリケーションプログラムにおける休止のアプリケーションプログラムを依然として休止状態に保つこと、およびオペレーティングシステムを使用することによって、かつ実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子により、実行される必要があるアプリケーションプログラムを実行することを行うように構成される。
【0021】
前述の第3の態様を参照して、前述の第3の態様の第1の可能な実施様態において、プロセッサは、アプリケーションエントリ情報とアプリケーションエントリ情報によるアプリケーションプログラムの識別子との間の対応関係から、対応するアプリケーションプログラムの識別子を獲得すること、およびアプリケーションプログラムの獲得された識別子を、実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子として決定することを行うように構成される。
【0022】
前述の第3の態様を参照して、前述の第3の態様の第2の可能な実施様態において、装置は、メモリをさらに含み、
プロセッサは、各アプリケーションプログラムに対応するアプリケーションエントリ情報を設定するようにさらに構成され、
メモリは、各アプリケーションプログラムに対応するアプリケーションエントリ情報、および各アプリケーションプログラムの識別子を、アプリケーションエントリ情報とアプリケーションプログラムの識別子との間の対応関係に別々に記憶するように構成される。
【0023】
前述の第3の態様を参照して、前述の第3の態様の第3の可能な実施様態において、プロセッサは、ウェイクアッププロセスを使用することによってシステムデバイス、バス、および外部デバイスを起動させて、オペレーティングシステムを起動させるようにすること、オペレーティングシステムを使用することによって、実行される必要があるアプリケーションプログラムを除くアプリケーションプログラムにおける休止のアプリケーションプログラムの識別子を獲得すること、ならびにオペレーティングシステムにおけるプロセスグループ管理インターフェースを使用することによって、かつアプリケーションプログラムの獲得された識別子により、実行される必要があるアプリケーションプログラムを除くアプリケーションプログラムにおける休止のアプリケーションプログラムを依然として休止状態に保つことを行うように構成される。
【0024】
前述の第3の態様を参照して、前述の第3の態様の第4の可能な実施様態において、プロセッサは、オペレーティングシステムを使用することによって、かつ実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子により、実行される必要があるアプリケーションプログラムにシステムリソースを割り当てること、ならびにオペレーティングシステムにおけるプロセス解凍層においてプロセスグループ管理インターフェースを使用することによって、かつ実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子、および割り当てられたシステムリソースにより、実行される必要があるアプリケーションプログラムを開始して、実行される必要があるアプリケーションプログラムを実行することを行うように構成される。
【0025】
前述の第3の態様を参照して、前述の第3の態様の第5の可能な実施様態において、プロセッサは、実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子により、実行される必要があるアプリケーションプログラムが依存するアプリケーションプログラムの識別子を獲得すること、オペレーティングシステムを使用することによって、依存されるアプリケーションプログラムの識別子により、依存されるアプリケーションプログラムにシステムリソースを割り当てること、ならびにオペレーティングシステムにおけるプロセス解凍層においてプロセスグループ管理インターフェースを使用することによって、依存されるアプリケーションプログラムの識別子、および割り当てられたシステムリソースにより、依存されるアプリケーションプログラムを開始することを行うようにさらに構成される。
【0026】
前述の第3の態様を参照して、前述の第3の態様の第6の可能な実施様態において、プロセッサは、実行される必要があるアプリケーションプログラムの終了コマンドがトリガされたことが検出された場合、オペレーティングシステムを使用することによって、実行される必要があるアプリケーションプログラムの実行情報を獲得すること、およびオペレーティングシステムを使用することによって、実行される必要があるアプリケーションプログラムの実行情報を記憶すること、ならびにプロセスグループ管理インターフェースを使用することによって、実行される必要があるアプリケーションプログラム、およびオペレーティングシステムを休止にして、端末がスタンバイ状態に入るようにすることを行うようにさらに構成される。
【0027】
前述の第3の態様を参照して、前述の第3の態様の第7の可能な実施様態において、感知装置は、少なくともタッチセンシティブ装置、音声感知装置、および/または動き感知装置を含む。
【0028】
本発明の実施形態において、スタンバイ状態において、ユーザによって入力されたアプリケーションエントリ情報が受信され、アプリケーションエントリ情報により、実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子が獲得され、オペレーティングシステムが起動され、かつ実行される必要があるアプリケーションプログラムを除くアプリケーションプログラムにおける休止のアプリケーションプログラムが依然として休止状態に保たれ、オペレーティングシステムを使用することによって、かつ実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子により、実行される必要があるアプリケーションプログラムが実行される。実行される必要があるアプリケーションプログラムが実行される場合、実行される必要があるアプリケーションプログラムを除くアプリケーションプログラムにおける休止のアプリケーションプログラムが依然として休止状態に保たれ、したがって、実行される必要があるアプリケーションプログラムだけが実行され、その結果、システムリソースを節約し、かつシステム電力消費を低減する。
【発明を実施するための形態】
【0030】
本発明の目的、技術的解決策、および利点をより明確にするのに、以下の記述が、添付の図面を参照して、本発明の実施形態を詳細にさらに説明する。
【0031】
実施形態1
図1を参照すると、本発明のこの実施形態は、アプリケーションプログラムを実行するための方法を提供し、方法は、以下のステップを含む。
【0032】
ステップ101 スタンバイ状態において、ユーザによって入力されたアプリケーションエントリ情報を受信する。
【0033】
タッチセンシティブ装置が、端末の画面上に配置され、かつ音声感知装置および/または動き感知装置が、端末上にさらに配置されることがある。タッチセンシティブ装置は、接触圧力センサまたは類似したものであることがあり、かつ端末の画面上でユーザによって入力された文字の軌跡を感知するように構成される。音声感知装置は、音声センサ、記録デバイス、または類似したものであることがあり、かつユーザによって入力された音声データを受信するように構成される。動き感知装置は、動きセンサまたは類似したものであることがあり、かつユーザが端末を動かす場合に生成される移動軌跡を感知するように構成される。端末を開発する際、当業者は、端末がスタンバイ状態にある場合、タッチセンシティブ装置、音声感知装置、および動き感知装置が、依然として通常どおりに機能するように設定することがある。その結果、端末は、スタンバイ状態において、タッチセンシティブ装置、音声感知装置、および動き感知装置を使用することによって、ユーザによって入力されたアプリケーションエントリ情報を受信することがある。
【0034】
このステップは、特に、スタンバイ状態において、タッチセンシティブ装置を使用することによって、端末の画面上でユーザによって入力された文字の軌跡を感知すること、および軌跡を、ユーザによって入力されたアプリケーションエントリ情報として使用すること、またはスタンバイ状態において、音声感知装置を使用することによって、ユーザによって入力された音声データを受信すること、および音声データを、ユーザによって入力されたアプリケーションエントリ情報として使用すること、またはスタンバイ状態において、動き感知装置を使用することによって、ユーザが端末を動かす場合に生成される移動軌跡を感知すること、および移動軌跡を、ユーザによって入力されたアプリケーションエントリ情報として使用することである。
【0035】
ステップ102 アプリケーションエントリ情報により、実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子を獲得する。
【0036】
ステップ103 オペレーティングシステムを起動させ、かつ実行される必要があるアプリケーションプログラムを除くアプリケーションプログラムにおける休止のアプリケーションプログラムを依然として休止状態に保つ。
【0037】
ステップ104 オペレーティングシステムを使用することによって、かつ実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子により、実行される必要があるアプリケーションプログラムを実行する。
【0038】
好ましくは、アプリケーションエントリ情報により、実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子を獲得することは、
アプリケーションエントリ情報とアプリケーションエントリ情報によるアプリケーションプログラムの識別子との間の対応関係から、対応するアプリケーションプログラムの識別子を獲得すること、および
アプリケーションプログラムの獲得された識別子を、実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子として決定することを含む。
【0039】
アプリケーションエントリ情報は、端末の画面上でユーザによって入力された文字の軌跡、ユーザによって端末に入力された音声データ、またはユーザが端末を動かす場合に生成される移動軌跡である。例えば、アプリケーションプログラムゲームのアプリケーションエントリ情報が、端末の画面上でユーザによって入力された文字gの軌跡、ユーザによって端末に入力された音声データ「ゲーム」、またはユーザが端末を動かす場合に生成される移動軌跡gであることがある。
【0040】
さらに、ユーザによって入力されたアプリケーションエントリ情報を受信することの前に、方法は、
各アプリケーションプログラムに対応するアプリケーションエントリ情報を設定すること、および
各アプリケーションプログラムに対応するアプリケーションエントリ情報、および各アプリケーションプログラムの識別子を、アプリケーションエントリ情報とアプリケーションプログラムの識別子との間の対応関係に別々に記憶することをさらに含む。特に、各アプリケーションプログラムに対応するアプリケーションエントリ情報、および各アプリケーションプログラムの識別子は、メモリに記憶されることがある。
【0041】
好ましくは、オペレーティングシステムを起動させ、かつ実行される必要があるアプリケーションプログラムを除くアプリケーションプログラムにおける休止のアプリケーションプログラムを依然として休止状態に保つことは、
ウェイクアッププロセスを使用することによってシステムデバイス、バス、および外部デバイスを起動させて、オペレーティングシステムを起動させるようにすること、
オペレーティングシステムを使用することによって、実行される必要があるアプリケーションプログラムを除くアプリケーションプログラムにおける休止のアプリケーションプログラムの識別子を獲得すること、ならびに
オペレーティングシステムにおけるプロセスグループ管理インターフェースを使用することによって、かつアプリケーションプログラムの獲得された識別子により、実行される必要があるアプリケーションプログラムを除くアプリケーションプログラムにおける休止のアプリケーションプログラムを依然として休止状態に保つことを含む。
【0042】
システムデバイスは、CPU(Central Processing Unit、中央処理装置)、BIOS(Basic Input Output System、基本入出力システム)、マザーボード、メモリ、または類似したものであることがある。外部デバイスは、入力デバイス、ディスプレイデバイス、および類似したものであることがあり、ここで、入力デバイスは、キーボード、マウス、音声入力装置、または類似したものであることがあり、ディスプレイデバイスは、モニタ、画面、または類似したものであることがある。
【0043】
プロセスグループ管理インターフェースは、オペレーティングシステムによって提供されるプロセス管理インターフェースであり、かつ端末上で実行しているすべてのプロセスを管理するように構成される。
【0044】
好ましくは、オペレーティングシステムを使用することによって、かつ実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子により、実行される必要があるアプリケーションプログラムを実行することは、
オペレーティングシステムを使用することによって、かつ実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子により、実行される必要があるアプリケーションプログラムにシステムリソースを割り当てること、ならびに
オペレーティングシステムにおけるプロセス解凍層においてプロセスグループ管理インターフェースを使用することによって、かつ実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子、および割り当てられたシステムリソースにより、実行される必要があるアプリケーションプログラムを開始して、実行される必要があるアプリケーションプログラムを実行することを含む。
【0045】
プロセス解凍層は、オペレーティングシステムによって提供されるモジュールであり、かつ休止のプロセスを解凍するように構成される。
【0046】
さらに、オペレーティングシステムを使用することによって、かつ実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子により、実行される必要があるアプリケーションプログラムを実行することの後、方法は、
実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子により、実行される必要があるアプリケーションプログラムが依存するアプリケーションプログラムの識別子を獲得すること、
オペレーティングシステムを使用することによって、依存されるアプリケーションプログラムの識別子により、依存されるアプリケーションプログラムにシステムリソースを割り当てること、ならびに
オペレーティングシステムにおけるプロセス解凍層においてプロセスグループ管理インターフェースを使用することによって、依存されるアプリケーションプログラムの識別子、および割り当てられたシステムリソースにより、依存されるアプリケーションプログラムを開始することをさらに含む。
【0047】
依存されるアプリケーションプログラムは、実行される必要があるアプリケーションプログラムが実行している場合に呼び出されるアプリケーションプログラムである。アプリケーションプログラムは、複数の機能を含み、ときとして、機能を実施するのに別のアプリケーションプログラムを呼び出す必要がある。例えば、アラームクロックがリマインダ機能を有し、リマインダ機能を実施するのに、プレーヤが、リマインドするための曲を再生するように呼び出される必要があり、ここで、プレーヤは、アラームクロックが依存するアプリケーションプログラムである。したがって、実行される必要があるアプリケーションプログラムを通常どおりに実行するのに、実行される必要があるアプリケーションプログラムが依存するアプリケーションプログラムを実行する必要がさらにある。
【0048】
さらに、オペレーティングシステムを使用することによって、かつ実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子により、実行される必要があるアプリケーションプログラムを実行することの後、方法は、
実行される必要があるアプリケーションプログラムの終了コマンドがトリガされたことが検出された場合、オペレーティングシステムを使用することによって、実行される必要があるアプリケーションプログラムの実行情報を獲得すること、およびオペレーティングシステムを使用することによって、実行される必要があるアプリケーションプログラムの実行情報を記憶すること、ならびに
プロセスグループ管理インターフェースを使用することによって、実行される必要があるアプリケーションプログラム、およびオペレーティングシステムを休止にして、端末がスタンバイ状態に入るようにすることをさらに含む。
【0049】
本発明のこの実施形態において、スタンバイ状態において、ユーザによって入力されたアプリケーションエントリ情報が受信され、アプリケーションエントリ情報により、実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子が獲得され、オペレーティングシステムが起動され、かつ実行される必要があるアプリケーションプログラムを除くアプリケーションプログラムにおける休止のアプリケーションプログラムが依然として休止状態に保たれ、オペレーティングシステムを使用することによって、かつ実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子により、実行される必要があるアプリケーションプログラムが実行される。実行される必要があるアプリケーションプログラムが実行される場合、実行される必要があるアプリケーションプログラムを除くアプリケーションプログラムにおける休止のアプリケーションプログラムが依然として休止状態に保たれ、したがって、実行される必要があるアプリケーションプログラムだけが実行され、その結果、システムリソースを節約し、かつシステム電力消費を低減する。
【0050】
実施形態2
図2を参照すると、本発明のこの実施形態は、アプリケーションプログラムを実行するための方法を提供する。ユーザが、実行される必要があるアプリケーションプログラムを、別のアプリケーションプログラムを実行することなく実行することを所望する場合、端末が、本発明のこの実施形態において提供される方法を使用することによって、実行される必要があるアプリケーションプログラムを実行することがあり、ここで、方法は、以下のステップを特に含む。すなわち、
【0051】
ステップ201 各アプリケーションプログラムに対応するアプリケーションエントリ情報を設定する。
【0052】
アプリケーションプログラムに対応するアプリケーションエントリ情報は、アプリケーションプログラムに対応する事前設定された軌跡または事前設定された音声であり得る。事前設定された軌跡の形状は、アプリケーションプログラムの名前の頭文字または類似したものであることがあり、事前設定された音声は、アプリケーションプログラムの名前の音声または類似したものであることがある。
【0053】
端末は、各アプリケーションプログラムに、アプリケーションエントリ情報を設定するように構成された設定インターフェースを提供する。端末が市販されるようになる前に、当業者は、アプリケーションプログラムに対応する設定インターフェースを使用することによってアプリケーションプログラムに対応する事前設定された軌跡または事前設定された音声を入力することがあり、または端末が市販されるようになった後に、ユーザが、アプリケーションプログラムに対応する設定インターフェースを使用することによってアプリケーションプログラムに対応する事前設定された軌跡または事前設定された音声を入力する。
【0054】
このステップは、特に、端末にインストールされた各アプリケーションプログラムに関して、アプリケーションプログラムに対応する設定インターフェースを使用することによって、アプリケーションプログラムに対応し、かつユーザによって入力された事前設定された軌跡または事前設定された音声を受信すること、および受信された事前設定された軌跡または事前設定された音声を、アプリケーションプログラムに対応するアプリケーションエントリ情報として使用することである。
【0055】
端末にインストールされた、そのアプリケーションプログラムを除く他のアプリケーションプログラムのそれぞれに関して、他のアプリケーションプログラムのそれぞれに対応するアプリケーションエントリ情報が、そのアプリケーションプログラムの場合とまったく同様に、前述の様態により設定されることがある。
【0056】
例えば、アプリケーションプログラム1、2、および3が端末にインストールされるものと想定され、アプリケーションプログラム1、2、および3の名前がそれぞれ、メッセージ、ゲーム、およびクロックであり、アプリケーションプログラム1、2、および3の名前の頭文字がそれぞれ、m、g、およびcである。アプリケーションプログラム1に対応し、かつユーザによって入力された事前設定された軌跡mおよび/または事前設定された音声「メッセージ」が、アプリケーションプログラム1に対応する設定インターフェースを使用することによって受信され、受信された事前設定された軌跡mおよび/または事前設定された音声「メッセージ」が、アプリケーションプログラム1に対応するアプリケーションエントリ情報として使用される。アプリケーションプログラム2に対応し、かつユーザによって入力された事前設定された軌跡gおよび/または事前設定された音声「ゲーム」が、アプリケーションプログラム2に対応する設定インターフェースを使用することによって受信され、受信された事前設定された軌跡gおよび/または事前設定された音声「ゲーム」が、アプリケーションプログラム2に対応するアプリケーションエントリ情報として使用される。アプリケーションプログラム3に対応し、かつユーザによって入力された事前設定された軌跡cおよび/または事前設定された音声「クロック」が、アプリケーションプログラム3に対応する設定インターフェースを使用することによって受信され、受信された事前設定された軌跡cおよび/または事前設定された音声「クロック」が、アプリケーションプログラム3に対応するアプリケーションエントリ情報として使用される。
【0057】
ステップ202 各アプリケーションプログラムに対応するアプリケーションエントリ情報、および各アプリケーションプログラムの識別子を、アプリケーションエントリ情報とアプリケーションプログラムの識別子との間の対応関係に別々に記憶する。
【0058】
アプリケーションプログラムの識別子は、アプリケーションプログラムの名前、端末がアプリケーションプログラムに割り当てる番号、または類似したものであり得る。
【0059】
このステップは、特に、端末にインストールされた各アプリケーションプログラムに関して、アプリケーションプログラムに対応するアプリケーションエントリ情報が、アプリケーションプログラムに対応する設定インターフェースを使用することによって設定される場合、アプリケーションプログラムの識別子を獲得すること、ならびにアプリケーションプログラムに対応するアプリケーションエントリ情報、およびアプリケーションプログラムの識別子を、アプリケーションエントリ情報とアプリケーションプログラムの識別子との間の対応関係に記憶することである。特に、アプリケーションプログラムに対応するアプリケーションエントリ情報、およびアプリケーションプログラムの識別子は、メモリに記憶されることがある。
【0060】
端末にインストールされた、そのアプリケーションプログラムを除く他のアプリケーションプログラムのそれぞれに関して、他のアプリケーションプログラムのそれぞれに対応するアプリケーションエントリ情報、および他のアプリケーションプログラムのそれぞれの識別子は、そのアプリケーションプログラムの場合とまったく同様に、前述の様態によりアプリケーションエントリ情報とアプリケーションプログラムの識別子との間の対応関係に別々に記憶されることがある。
【0061】
例えば、アプリケーションプログラム1、2、および3の識別子がそれぞれ、001、002、および003であるものと想定される。アプリケーションプログラム1に対応するアプリケーションエントリ情報が、アプリケーションプログラム1に対応する設定インターフェースを使用することによって設定される場合、アプリケーションプログラム1の識別子001が獲得され、アプリケーションプログラム1に対応するアプリケーションエントリ情報(事前設定された軌跡mまたは事前設定された音声「メッセージ」)、およびアプリケーションプログラム1の識別子001が、表1に示される、アプリケーションエントリ情報とアプリケーションプログラムの識別子との間の対応関係に記憶される。
【0063】
別の例に関して、アプリケーションプログラム2に対応するアプリケーションエントリ情報が、アプリケーションプログラム2に対応する設定インターフェースを使用することによって設定される場合、アプリケーションプログラム2の識別子002が獲得され、アプリケーションプログラム2に対応するアプリケーションエントリ情報(事前設定された軌跡gまたは事前設定された音声「ゲーム」)、およびアプリケーションプログラム2の識別子002が、表1に示される、アプリケーションエントリ情報とアプリケーションプログラムの識別子との間の対応関係に記憶される。
【0064】
さらに別の例に関して、アプリケーションプログラム3に対応するアプリケーションエントリ情報が、アプリケーションプログラム3に対応する設定インターフェースを使用することによって設定される場合、アプリケーションプログラム3の識別子003が獲得され、アプリケーションプログラム3に対応するアプリケーションエントリ情報(事前設定された軌跡cまたは事前設定された音声「クロック」)、およびアプリケーションプログラム3の識別子003が、表1に示される、アプリケーションエントリ情報とアプリケーションプログラムの識別子との間の対応関係に記憶される。
【0065】
各アプリケーションプログラムに対応するアプリケーションエントリ情報が、前述のステップ201を実行することによって設定され、かつ各アプリケーションプログラムに対応するアプリケーションエントリ情報と各アプリケーションプログラムの識別子との間の対応関係が、前述のステップ202を実行することによって記憶された後、端末がスタンバイ状態にあり、かつユーザが特定のアプリケーションプログラムを実行することを所望する場合、ユーザは、アプリケーションプログラムに対応するアプリケーションエントリ情報により、以下のステップ203〜206を実行することによってアプリケーションプログラムを実行することがある。
【0066】
ステップ203 スタンバイ状態において、ユーザによって入力されたアプリケーションエントリ情報を受信する。
【0067】
タッチセンシティブ装置が、端末の画面上に配置され、音声感知装置および/または動き感知装置が、端末上にさらに配置されることがある。タッチセンシティブ装置は、接触圧力センサまたは類似したものであることがあり、かつ端末の画面上でユーザによって入力された文字の軌跡を感知するように構成され、音声感知装置は、音声センサ、記録デバイス、または類似したものであることがあり、かつユーザによって入力された音声データを受信するように構成され、動き感知装置は、動きセンサまたは類似したものであることがあり、かつユーザが端末を動かす場合に生成される移動軌跡を感知するように構成される。端末を開発する際、当業者は、端末がスタンバイ状態にある場合、タッチセンシティブ装置、音声感知装置、および動き感知装置が、依然として通常どおりに機能するように設定することがある。その結果、スタンバイ状態において、すなわち、端末の画面がオフである場合、ユーザによって入力されたアプリケーションエントリ情報は、端末の画面を点灯することなしに、タッチセンシティブ装置、音声感知装置、および動き感知装置を使用することによって受信されることが可能である。
【0068】
ユーザが、長時間にわたって端末を使用しない場合、またはユーザが、端末を使用することを終えた後、電力ボタンもしくは画面ロックボタンを押した場合、端末は、実行中のアプリケーションプログラムおよびオペレーティングシステムを休止にして、端末が、スタンバイ状態に入るようにする。この事例において、端末のタッチスクリーン上のタッチセンシティブ装置は、依然としてイネーブルにされた状態にあり、ユーザは、指、スタイラス、または類似したものを使用することによってタッチスクリーン上で動きを行って、タッチセンシティブ装置が、指、スタイラス、または類似したものの移動軌跡を識別することを可能にして、端末に情報を入力するようにすることがある。さらに、端末がスタンバイ状態にある場合、ユーザは、端末の空間的位置を動かして、端末上の動き感知装置が端末の移動軌跡を感知することを可能にして、端末に情報を入力するようにすることがあり、またはユーザは、端末に発話して、端末上の音声感知装置が、ユーザが発話したことを記録して音声データのセグメントを獲得することを可能にして、情報を端末に入力するようにすることがある。
【0069】
端末がスタンバイ状態にある場合、ユーザは、依然として通常どおりに機能するタッチセンシティブ装置、音声感知装置、または動き感知装置を使用することによって端末にアプリケーションエントリ情報を入力し、アプリケーションエントリ情報が、特定のアプリケーションプログラムに対応するアプリケーションエントリ情報であることが決定された場合、端末を起動させるための命令がトリガされて端末を起動させる。
【0070】
このステップは、特に、スタンバイ状態において、タッチセンシティブ装置を使用することによって、ユーザによって入力された第1の移動軌跡を受信すること、および第1の移動軌跡を、ユーザによって入力されたアプリケーションエントリ情報として使用すること、または動き感知装置を使用することによって、ユーザが端末を動かす場合に生成される第2の移動軌跡を識別すること、および第2の移動軌跡を、ユーザによって入力されたアプリケーションエントリ情報として使用すること、または音声感知装置を使用することによって、ユーザによって行われた音声を記録して、音声データのセグメントを獲得すること、および音声データを、ユーザによって入力されたアプリケーションエントリ情報として使用することである。
【0071】
例えば、ユーザが、タッチセンシティブ装置上で指を使用することによって文字mを書き込むことが想定される。ユーザによって入力される第1の移動軌跡mが、スタンバイ状態においてタッチセンシティブ装置を使用することによって受信され、第1の移動軌跡mが、ユーザによって入力されたアプリケーションエントリ情報R1として使用される。
【0072】
別の例に関して、ユーザが端末の空間的位置を動かす場合、端末の移動軌跡が、文字mの形状であることが想定される。ユーザが端末を動かす場合に生成される第2の移動軌跡mが、スタンバイ状態において動き感知装置を使用することによって識別され、第2の移動軌跡mが、ユーザによって入力されたアプリケーションエントリ情報R1として使用される。
【0073】
さらに別の例に関して、ユーザが、モバイル電話に対して音声「メッセージ」を発することが想定される。ユーザによって発せられた音声「メッセージ」が、スタンバイ状態において音声感知装置を使用することによって記録されて、音声データ「メッセージ」のセグメントを獲得し、音声データ「メッセージ」が、ユーザによって入力されたアプリケーション
エントリ情報R1として使用される。
【0074】
ステップ204 受信されたアプリケーションエントリ情報により、実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子を獲得する。
【0075】
特に、受信されたアプリケーションエントリ情報に最も類似したアプリケーションエントリ情報が、アプリケーションエントリ情報とアプリケーションプログラムの識別子との間の対応関係から、受信されたアプリケーションエントリ情報により見出される。対応するアプリケーションプログラムの識別子が、アプリケーションエントリ情報とアプリケーションプログラムの識別子との間の対応関係から獲得される。アプリケーションプログラムの獲得される識別子が、実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子として決定される。
【0076】
受信されたアプリケーションエントリ情報に最も類似したアプリケーションエントリ情報を、アプリケーションエントリ情報とアプリケーションプログラムの識別子との間の対応関係から見出すための方法は、特に
アプリケーションエントリ情報とアプリケーションプログラムの識別子との間の対応関係に含まれるすべてのアプリケーションエントリ情報を獲得することであって、受信されたアプリケーションエントリ情報が、タッチセンシティブ装置によって受信された第1の移動軌跡、または動き感知装置によって識別された第2の動き軌跡である場合、アプリケーションエントリ情報のそれぞれに含まれる事前設定された軌跡を別々に獲得し、受信された第1の軌跡または受信された第2の軌跡と各事前設定された軌跡との間の類似度を別々に計算し、最大の類似度を有する事前設定された軌跡に対応するアプリケーションエントリ情報を、見出されたアプリケーションエントリ情報として決定すること、および受信されたアプリケーションエントリ情報が、音声データのセグメントである場合、アプリケーションエントリ情報のそれぞれに含まれる事前設定された音声を別々に獲得し、受信された音声データと事前設定された音声のそれぞれの間の類似度を別々に計算し、最大の類似度を有する事前設定された音声に対応するアプリケーションエントリ情報を、見出されたアプリケーションエントリ情報として決定することである。
【0077】
例えば、受信されたアプリケーションエントリ情報R1が、タッチセンシティブ装置によって受信された第1の移動軌跡m、または動き感知装置によって識別された第2の移動軌跡mであることが想定される。アプリケーションエントリ情報R1により、アプリケーションエントリ情報R1に対応するアプリケーションプログラムの識別子001が、表1に示される、アプリケーションエントリ情報とアプリケーションプログラムの識別子との間の対応関係から獲得され、特定の獲得するプロセスは、以下のとおりである。すなわち、
【0078】
表1に示される、アプリケーションエントリ情報とアプリケーションプログラムの識別子との間の対応関係に含まれるすべてのアプリケーションエントリ情報が獲得され、すなわち、アプリケーションエントリ情報(事前設定された軌跡mまたは事前設定された音声「メッセージ」)、(事前設定された軌跡gまたは事前設定された音声「ゲーム」)、および(事前設定された軌跡cまたは事前設定された音声「クロック」)が獲得される。すべてのアプリケーションエントリ情報に含まれる事前設定された軌跡が獲得され、すなわち、事前設定された軌跡m、g、およびcが獲得され、受信された第1の軌跡mまたは受信された第2の軌跡mと事前設定された軌跡m、g、およびcのそれぞれとの間の類似度が別々に計算され、事前設定された軌跡m、g、およびcとの計算された類似度はそれぞれ、1、0、および0であることが想定される。最大の類似度を有する事前設定された軌跡mに対応するアプリケーションエントリ情報(事前設定された軌跡mまたは事前設定された音声「メッセージ」)が、見出されたアプリケーションエントリ情報として決定される。見出されたアプリケーションエントリ情報(事前設定された軌跡mまたは事前設定された音声「メッセージ」)により、対応するアプリケーションプログラムの識別子001が、表1に示される、アプリケーションエントリ情報とアプリケーションプログラムの識別子との間の対応関係から獲得される。アプリケーションプログラムの獲得された識別子001が、実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子として決定される。
【0079】
別の例に関して、受信されたアプリケーションエントリ情報R1は、音声データ「メッセージ」のセグメントであることが想定される。表1に示される、アプリケーションエントリ情報とアプリケーションプログラムの識別子との間の対応関係に含まれるすべてのアプリケーションエントリ情報が獲得され、すなわち、アプリケーションエントリ情報(事前設定された軌跡mまたは事前設定された音声「メッセージ」)、(事前設定された軌跡gまたは事前設定された音声「ゲーム」)、および(事前設定された軌跡cまたは事前設定された音声「クロック」)が獲得される。すべてのアプリケーションエントリ情報に含まれる事前設定された音声が獲得され、すなわち、事前設定された音声「メッセージ」、「ゲーム」、および「クロック」が獲得され、受信された音声データ「メッセージ」と事前設定された音声「メッセージ」、「ゲーム」、および「クロック」のそれぞれとの間の類似度が別々に計算され、事前設定された音声「メッセージ」、「ゲーム」、および「クロック」との計算された類似度はそれぞれ、1、0、および0であることが想定される。最大の類似度を有する事前設定された音声「メッセージ」に対応するアプリケーションエントリ情報(事前設定された軌跡mまたは事前設定された音声「メッセージ」)が、見出されたアプリケーションエントリ情報として決定される。見出されたアプリケーションエントリ情報(事前設定された軌跡mまたは事前設定された音声「メッセージ」)により、対応するアプリケーションプログラムの識別子001が、表1に示される、アプリケーションエントリ情報とアプリケーションプログラムの識別子との間の対応関係から獲得される。アプリケーションプログラムの獲得された識別子001が、実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子として決定される。
【0080】
前述のステップ203および204を実行することによって実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子が獲得された後、以下のステップ205を実行することによって、端末がスタンバイ状態からウェイクアップ状態に入ることを可能にする必要がさらにある。
【0081】
ステップ205 オペレーティングシステムを起動させ、かつ実行される必要があるアプリケーションプログラムを除くアプリケーションプログラムにおける休止のアプリケーションプログラムを依然として休止状態に保つ。
【0082】
端末がスタンバイ状態にあるとき、ユーザがアプリケーションプログラムを実行することを所望する場合、まず、ユーザは、端末のオペレーティングシステムを起動させて、端末がスタンバイ状態からウェイクアップ状態に入ることを可能にする必要がある。端末がスタンバイ状態に入る場合、システムデバイス、バス、および外部デバイスのすべてが休止にさせられ、したがって、システムデバイス、バス、および外部デバイスは、端末が起動される場合、起動される必要がある。システムデバイスは、CPU、BIOS、マザーボード、メモリ、または類似したものであり得る。外部デバイスは、入力デバイス、ディスプレイデバイス、および類似したものであることがあり、ここで、入力デバイスは、キーボード、マウス、音声入力装置、または類似したものであることがあり、ディスプレイデバイスは、モニタ、画面、または類似したものであることがある。
【0083】
このステップは、特に、ウェイクアッププロセスを使用することによってシステムデバイス、バス、および外部デバイスを起動させて、オペレーティングシステムを起動させるようにすること、オペレーティングシステムを使用することによって、実行される必要があるアプリケーションプログラムを除くアプリケーションプログラムにおける休止のアプリケーションプログラムの識別子を獲得すること、ならびにプロセスグループ管理インターフェースを使用することによって、かつアプリケーションプログラムの獲得された識別子により、実行される必要があるアプリケーションプログラムを除くアプリケーションプログラムにおける休止のアプリケーションプログラムを依然として休止状態に保つことである。
【0084】
休止状態にあるアプリケーションプログラムは、システムリソースを占有しない。
【0085】
例えば、端末上にアプリケーションプログラム001、002、および003が存在することが想定され、ここで、アプリケーションプログラム001は、実行される必要があるアプリケーションプログラムであり、アプリケーションプログラム002は、端末が以前にスタンバイ状態に入ったときに休止にされている。システムデバイス、バス、および外部デバイスが、ウェイクアッププロセスを使用することによって起動されて、オペレーティングシステムを起動させるようにする。実行される必要があるアプリケーションプログラム001を除くアプリケーションプログラムにおける休止のアプリケーションプログラムの識別子002が、オペレーティングシステムを使用することによって獲得される。実行される必要があるアプリケーションプログラム001を除くアプリケーションプログラムにおける休止のアプリケーションプログラム002は、プロセスグループ管理インターフェースを使用することによって、アプリケーションプログラムの獲得された識別子002により休止状態に依然として保たれる。
【0086】
関数pm_enter()が、端末が起動されている場合に様々なデバイスを開始するのに使用される電力管理関数である。関数pm_enter()において関数cpu_init()が、CPUを開始するのに使用される。関数suspend_enter()が、休止状態をイネーブルにする関数であり、関数suspend_enter()は、端末が休止状態に入る場合に、休止状態が完了されるまで実行される。端末が起動される必要がある場合、関数sysdev_resume()が、関数suspend_enter()が前回に停止した位置において実行されることを開始する。関数sysdev_resume()が、システムデバイスおよびバスを起動させるのに使用されるウェイクアップ関数である。関数suspend_devices_and_enter()が、デバイスを休止にする/デバイスを起動させる関数であり、かつ端末が休止にされる場合に外部デバイスを休止にするのに使用され、端末が起動される場合に外部デバイスを起動させるのに使用される。
【0087】
端末がスタンバイ状態から起動される場合、pm_enter()において関数cpu_init()が実行され、次に、suspend_enter()の関数sysdev_resume()が、システムデバイスおよびバスを起動するように実行されて、イネーブルにするシステムに割込みがかけられるようにする。次に、関数suspend_devices_and_enter()に戻り、ここで、休止状態がイネーブルにされる場合にディセーブルにされる開始されないCPU(Central Processing Unit、中央処理装置)、および外部デバイスが、端末をイネーブルにするように起動されることを続ける。suspend_devices_and_enter()を実行することが終えられた後、システムデバイスおよび外部デバイスは、起動されており、ユーザ間のヘルパプロセスが、システムがスタンバイ状態を終了したという通知をブロードキャストするようにイネーブルにされて、端末を起動させるようにする。しかし、他のすべてのタスクは、通知を受信せず、したがって、CPUの利用率は、極めて低く、休止状態におけるCPUの利用率に近く、したがって、端末は、スタンバイ状態からウェイクアップ状態に入るものの、端末上の休止のアプリケーションプログラムは、この事例において依然として凍結された状態にある。
【0088】
システムデバイスが起動される場合、CPU、BIOS、すべてのマザーボード、メモリ、および類似したものが起動され、外部デバイスが起動される場合、すべての入力デバイス、ディスプレイデバイス、および類似したものが起動される。
【0089】
ステップ206 オペレーティングシステムを使用することによって、かつ実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子により、実行される必要があるアプリケーションプログラムを実行する。
【0090】
特に、オペレーティングシステムを使用することによって、かつ実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子により、実行される必要があるアプリケーションプログラムにシステムリソースが割り当てられる。オペレーティングシステムにおけるプロセス解凍層においてプロセスグループ管理インターフェースを使用することによって、かつ実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子、および割り当てられたシステムリソースにより、実行される必要があるアプリケーションプログラムが開始されて、実行される必要があるアプリケーションプログラムを実行するようにする。
【0091】
割り当てられたシステムリソースは、CPU、メモリ、ネットワーク帯域幅、および類似したものを含む。
【0092】
例えば、オペレーティングシステムを使用することによって、かつ実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子001により、システムリソースが、実行される必要があるアプリケーションプログラムに割り当てられる。オペレーティングシステムにおけるプロセス解凍層においてプロセスグループ管理インターフェースを使用することによって、かつ実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子001、および割り当てられたシステムリソースにより、実行される必要があるアプリケーションプログラム001が開始されて、実行される必要があるアプリケーションプログラム001を実行するようにする。
【0093】
カーネル(オペレーティングシステムカーネル)層インターフェースが、JNI(Java Native Interface、Javaネイティブインターフェース)を使用することによって呼び出されて、実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子をプロセス凍結/解凍層に転送し、システムリソースが、プロセス凍結/解凍層においてプロセスグループ管理インターフェースを呼び出すことによって、実行される必要があるアプリケーションプログラムに割り当てられて、実行される必要があるアプリケーションプログラムを解凍するようにする。実行される必要があるアプリケーションプログラムを除く別のアプリケーションプログラムは、依然として凍結されている。
【0094】
実行される必要があるアプリケーションプログラムが、前述のステップ206を実行することによって実行された後、以下のステップ207が、実行される必要があるアプリケーションプログラムが依存するアプリケーションプログラムを実行するのに実行される必要がさらにある。
【0095】
ステップ207 オペレーティングシステムを使用することによって、かつ実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子により、実行される必要があるアプリケーションプログラムが依存するアプリケーションプログラムを実行する。
【0096】
依存されるアプリケーションプログラムは、実行される必要があるアプリケーションプログラムが実行している場合に呼び出されるアプリケーションプログラムである。アプリケーションプログラムは、複数の機能を含み、ときとして、機能を実施するのに別のアプリケーションプログラムを呼び出す必要がある。例えば、アラームクロックがリマインダ機能を有し、リマインダ機能を実施するのに、プレーヤが、リマインドするための曲を再生するように呼び出される必要がある。したがって、実行される必要があるアプリケーションプログラムを通常どおりに実行するのに、実行される必要があるアプリケーションプログラムが依存するアプリケーションプログラムを実行する必要がさらにある。
【0097】
アプリケーションプログラムのインストールファイルは、アプリケーションプログラムが依存するアプリケーションプログラムの識別子を含む。
【0098】
このステップは、特に、実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子により、実行される必要があるアプリケーションプログラムのインストールファイルを獲得すること、実行される必要があるアプリケーションプログラムのインストールファイルから、実行される必要があるアプリケーションプログラムが依存するアプリケーションプログラムの識別子を獲得すること、オペレーティングシステムを使用することによって、依存されるアプリケーションプログラムの識別子により、依存されるアプリケーションプログラムにシステムリソースを割り当てること、ならびにオペレーティングシステムにおけるプロセス解凍層においてプロセスグループ管理インターフェースを使用することによって、依存されるアプリケーションプログラムの識別子、および割り当てられたシステムリソースにより、依存されるアプリケーションプログラムを開始することである。
【0099】
例えば、実行される必要があるアプリケーションプログラム001がアプリケーションプログラム003に依存することが想定される。実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子001により、実行される必要があるアプリケーションプログラム001のインストールファイルsetup1が獲得される。実行される必要があるアプリケーションプログラム001が依存するアプリケーションプログラムの識別子003が、実行される必要があるアプリケーションプログラム001のインストールファイルsetup1から獲得される。オペレーティングシステムを使用することによって、依存されるアプリケーションプログラムの識別子003により、依存されるアプリケーションプログラム003にシステムリソースが割り当てられる。オペレーティングシステムにおけるプロセス解凍層においてプロセスグループ管理インターフェースを使用することによって、依存されるアプリケーションプログラムの識別子003、および割り当てられたシステムリソースにより、依存されるアプリケーションプログラム003が開始される。
【0100】
依存されるアプリケーションプログラムにおいて、実行される必要があるアプリケーションプログラムが依存する機能だけが実行され、依存されるアプリケーションプログラムに含まれる別の機能は、依然として凍結された状態にあり得る。
【0101】
実行される必要があるアプリケーションプログラム、および依存されるアプリケーションプログラムが、前述のステップ206および207を実行することによって実行された後、ユーザは、実行される必要があるアプリケーションプログラムだけをアクセスすることができる。ユーザが、実行される必要があるアプリケーションプログラムを長時間にわたって使用しない場合、またはユーザが、別のアプリケーションプログラムにアクセスすることを所望する場合、以下のステップ208および209が、実行される必要があるアプリケーションプログラムを終了するのに実行されることがある。
【0102】
ステップ208 実行される必要があるアプリケーションプログラムの終了コマンドがトリガされたことが検出された場合、オペレーティングシステムを使用することによって、実行される必要があるアプリケーションプログラムの実行情報を獲得し、かつオペレーティングシステムを使用することによって、実行される必要があるアプリケーションプログラムの実行情報を記憶する。
【0103】
実行される必要があるアプリケーションプログラムの終了コマンドは、ユーザが、実行される必要があるアプリケーションプログラムを長時間にわたって使用しない、またはユーザが、実行される必要があるアプリケーションプログラムの終了ボタンをタップする、またはユーザが、端末上で電力ボタンもしくは画面ロックボタンを押す、またはユーザが端末上でHome(ホーム)ボタンを押す場合、トリガされることがある。実行される必要があるアプリケーションプログラムの実行情報は、現在、実行される必要があるアプリケーションプログラムによって表示される少なくともページ情報およびプロセス識別子を含む。
【0104】
このステップは、特に、実行される必要があるアプリケーションプログラムの終了コマンドがトリガされたことが検出された場合、オペレーティングシステムを使用することによって、実行される必要があるアプリケーションプログラムによって現在、表示されるページ情報およびプロセス識別子を獲得すること、獲得されたページ情報およびプロセス識別子を、実行される必要があるアプリケーションプログラムの実行情報として使用すること、ならびにオペレーティングシステムを使用することによって、実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子、および実行される必要があるアプリケーションプログラムの実行情報を、アプリケーションプログラムの識別子と実行情報との間の対応関係に記憶することである。特に、実行される必要があるアプリケーションプログラムのものである識別子および実行情報は、メモリに記憶されることがある。
【0105】
例えば、実行される必要があるアプリケーションプログラム001の終了コマンドがトリガされたことが検出された場合、オペレーティングシステムを使用することによって、実行される必要があるアプリケーションプログラム001によって現在、表示されるページ情報page1およびプロセス識別子Pr1が獲得され、獲得されたページ情報page1およびプロセス識別子Pr1が、実行される必要があるアプリケーションプログラムの実行情報M1として使用され、オペレーティングシステムを使用することによって、実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子001、および実行される必要があるアプリケーションプログラム001の実行情報M1が、表2に示される、アプリケーションプログラムの識別子と実行情報との間の対応関係に記憶される。
【0107】
ステップ209 プロセスグループ管理インターフェースを使用することによって、実行される必要があるアプリケーションプログラム、およびオペレーティングシステムを休止にして、端末がスタンバイ状態に入るようにする。
【0108】
特に、実行される必要があるアプリケーションプログラムによって占有されるシステムリソースが、プロセスグループ管理インターフェースを使用することによって解放され、実行される必要があるアプリケーションプログラム、およびオペレーティングシステムが休止にされて、端末がスタンバイ状態に入るようにする。
【0109】
例えば、実行される必要があるアプリケーションプログラム001によって占有されるシステムリソースが、プロセスグループ管理インターフェースを使用することによって解放され、実行される必要があるアプリケーションプログラム001、およびオペレーティングシステムが休止にされて、端末がスタンバイ状態に入るようにする。
【0110】
さらに、実行される必要があるアプリケーションプログラムが依存するアプリケーションプログラムが、プロセスグループ管理インターフェースをさらに使用することによって解放され、依存されるアプリケーションプログラムが休止にされる。
【0111】
カーネル層インターフェースが、JNIを使用することによって呼び出されて、実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子をプロセス凍結/解凍層に転送し、プロセス凍結/解凍層において、プロセスグループ管理インターフェースが、実行される必要があるアプリケーションプログラム、および実行される必要があるアプリケーションプログラムが依存するアプリケーションプログラムによって占有されるシステムリソースを解放するように呼び出され、実行される必要があるアプリケーションプログラム、および実行される必要があるアプリケーションプログラムが依存するアプリケーションプログラムが休止にされ、次に、オペレーティングシステムが休止にされて、端末がスタンバイ状態に入るようにする。
【0112】
実行される必要があるアプリケーションプログラムの場合と同様に、端末にインストールされた他のアプリケーションプログラムのそれぞれが、本発明のこの実施形態において提供される方法により実行されることがある。
【0113】
本発明のこの実施形態において、ユーザは、実行される必要があるアプリケーションプログラムに対応するアプリケーションエントリ情報を使用することによって、実行される必要があるアプリケーションプログラムを実行して、ユーザが、実行される必要があるアプリケーションプログラムだけをアクセスすることができるが、別のアプリケーションプログラムをアクセスすることはできないようにする。1つだけのアプリケーションプログラムがアクセスされることができるシナリオは、シングルタスクシナリオと呼ばれ、複数のアプリケーションプログラムが同時にアクセスされることができるシナリオは、マルチタスクシナリオと呼ばれる。マルチタスクシナリオにおいて、ユーザは、アプリケーションプログラムのアイコンをタップすることによってアプリケーションプログラムを実行することがある。端末がシングルタスクシナリオにあり、かつユーザが複数のアプリケーションプログラムにアクセスすることを所望する場合、前述のステップ208および209が、実行される必要があるアプリケーションプログラムを終了するように実行されて、シングルタスクシナリオを終了するようにし、かつ端末がスタンバイ状態に入ることを可能にするようにすることがある。次に、ユーザがマルチタスクシナリオに入ることを所望する場合、端末は、ロック解除インターフェースを表示して、ユーザが、ロック解除インターフェース上で端末の画面をロック解除するようにして、マルチタスクシナリオに入るようにする。
【0114】
ユーザが、実行される必要があるアプリケーションプログラムを長時間にわたって使用しない、またはユーザが、実行される必要があるアプリケーションプログラムの終了ボタンをタップする、もしくはシングルタスクシナリオを終了するように端末上の電力ボタンもしくは画面ロックボタンを押す場合、端末は、前述のステップ208および209を実行することによって、実行される必要があるアプリケーションプログラム、および実行される必要があるアプリケーションプログラムが依存するアプリケーションプログラムを休止にして、端末がスタンバイ状態に入るようにする。この事例において、ユーザが、シングルタスクシナリオにおいて別のアプリケーションプログラムを使用することを所望する場合、本発明のこの実施形態において提供される方法が、その別のアプリケーションプログラムを使用するシングルタスクシナリオに入るのに再び使用され、またはユーザが、複数のアプリケーションプログラムを同時に使用するマルチタスクシナリオに入ることを所望する場合、ユーザは、電力ボタン、Home(ホーム)ボタン、または画面ロックボタンを押して、端末がロック解除インターフェースを表示することを可能にすることがあり、ユーザは、ロック解除インターフェース上で正しいロック解除パスワードを入力し、端末が、ユーザによって入力されたロック解除パスワードが正しいことを検証した後、端末が、画面をロック解除して、マルチタスクシナリオに入るようにする。
【0115】
ユーザが、端末上でHomeボタンを押すことによってシングルタスクシナリオを終了する場合、端末は、前述のステップ208および209を実行することによって、実行される必要があるアプリケーションプログラム、および実行される必要があるアプリケーションプログラムが依存するアプリケーションプログラムを休止にし、次に、ユーザにロック解除インターフェースを表示し、ユーザは、ロック解除インターフェース上で正しいロック解除パスワードを入力することがあり、端末が、ユーザによって入力されたロック解除パスワードが正しいことを検証した後、端末が、画面をロック解除する。この時点で、端末は、マルチタスクシナリオに入り、ユーザは、マルチタスクシナリオにおいて複数のアプリケーションプログラムを同時に使用することができる。
【0116】
本発明のこの実施形態において、端末がスタンバイ状態に入る場合、端末は、画面を常にロックし、ユーザが正しいロック解除パスワードを入力する場合だけ、端末は、画面をロック解除する。画面がロックされる事例において、ユーザは、実行される必要があるアプリケーションプログラムのアプリケーションエントリ情報により、シングルタスクシナリオに入って、実行される必要があるアプリケーションプログラムを実行するようにして、ユーザが、実行される必要があるアプリケーションプログラムだけにアクセスすることができるが、別のアプリケーションプログラムにアクセスすることはできないようにする。
【0117】
シングルコアCPU端末、デュアルコアCPU端末、およびマルチコアCPU端末のすべてが、本発明のこの実施形態において説明されるシングルタスクシナリオおよびマルチタスクシナリオを実行することができる。シングルコアCPU端末において、シングルコアCPUが、実行される必要があるアプリケーションプログラムの各プロセスを順次に処理することがあり、デュアルコアCPUもしくはマルチコアCPU端末において、実行される必要があるアプリケーションプログラムのプロセスは、並行処理のために複数のCPUに割り当てられて、処理速度が高められることができるようにすることがある。したがって、シングルコアCPU端末とマルチコアCPU端末の両方が、本発明のこの実施形態において提供されるシングルタスクシナリオおよびマルチタスクシナリオを実行することができ、マルチコアCPUの実行速度は、シングルコアCPUの実行速度より速い。
【0118】
本発明のこの実施形態において、スタンバイ状態において、ユーザによって入力されたアプリケーションエントリ情報が受信され、アプリケーションエントリ情報により、実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子が獲得され、オペレーティングシステムが起動され、かつ実行される必要があるアプリケーションプログラムを除くアプリケーションプログラムにおける休止のアプリケーションプログラムが依然として休止状態に保たれ、オペレーティングシステムを使用することによって、かつ実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子により、実行される必要があるアプリケーションプログラムが実行される。実行される必要があるアプリケーションプログラムが実行される場合、実行される必要があるアプリケーションプログラムを除くアプリケーションプログラムにおける休止のアプリケーションプログラムが依然として休止状態に保たれ、したがって、実行される必要があるアプリケーションプログラムだけが実行され、その結果、システムリソースを節約し、かつシステム電力消費を低減する。
【0119】
実施形態3
図3を参照すると、本発明のこの実施形態が、
スタンバイ状態において、ユーザによって入力されたアプリケーションエントリ情報を受信するように構成された受信モジュール301と、
アプリケーションエントリ情報により、実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子を獲得するように構成された獲得モジュール302と、
オペレーティングシステムを起動させ、かつ実行される必要があるアプリケーションプログラムを除くアプリケーションプログラムにおける休止のアプリケーションプログラムを依然として休止状態に保つように構成されたウェイクアップモジュール303と、
オペレーティングシステムを使用することによって、かつ実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子により、実行される必要があるアプリケーションプログラムを実行するように構成された実行モジュール304とを含む、アプリケーションプログラムを実行するための装置を提供する。
【0120】
獲得モジュール302は、
アプリケーションエントリ情報とアプリケーションエントリ情報によるアプリケーションプログラムの識別子との間の対応関係から、対応するアプリケーションプログラムの識別子を獲得するように構成された第1の獲得ユニットと、
アプリケーションプログラムの獲得された識別子を、実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子として決定するように構成された決定ユニットとを含む。
【0121】
さらに、装置は、
各アプリケーションプログラムに対応するアプリケーションエントリ情報を設定するように構成された設定モジュールと、
各アプリケーションプログラムに対応するアプリケーションエントリ情報、および各アプリケーションプログラムの識別子を、アプリケーションエントリ情報とアプリケーションプログラムの識別子との間の対応関係に別々に記憶するように構成された記憶モジュールとをさらに含む。
【0122】
ウェイクアップモジュール303は、
ウェイクアッププロセスを使用することによってシステムデバイス、バス、および外部デバイスを起動させて、オペレーティングシステムを起動させるようにするように構成されたウェイクアップユニットと、
オペレーティングシステムを使用することによって、実行される必要があるアプリケーションプログラムを除くアプリケーションプログラムにおける休止のアプリケーションプログラムの識別子を獲得するように構成された第2の獲得ユニットと、
オペレーティングシステムにおけるプロセスグループ管理インターフェースを使用することによって、かつアプリケーションプログラムの獲得された識別子により、実行される必要があるアプリケーションプログラムを除くアプリケーションプログラムにおける休止のアプリケーションプログラムを依然として休止状態に保つように構成された保持ユニットとを含む。
【0123】
実行モジュール304は、
オペレーティングシステムを使用することによって、かつ実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子により、実行される必要があるアプリケーションプログラムにシステムリソースを割り当てるように構成された第1の割当てユニットと、
オペレーティングシステムにおけるプロセス解凍層においてプロセスグループ管理インターフェースを使用することによって、かつ実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子、および割り当てられたシステムリソースにより、実行される必要があるアプリケーションプログラムを開始して、実行される必要があるアプリケーションプログラムを実行するように構成された第1の開始ユニットとを含む。
【0124】
さらに、実行モジュール304は、
実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子により、実行される必要があるアプリケーションプログラムが依存するアプリケーションプログラムの識別子を獲得するように構成された第3の獲得ユニットと、
オペレーティングシステムを使用することによって、依存されるアプリケーションプログラムの識別子により、依存されるアプリケーションプログラムにシステムリソースを割り当てるように構成された第2の割当てユニットと、
オペレーティングシステムにおけるプロセス解凍層においてプロセスグループ管理インターフェースを使用することによって、依存されるアプリケーションプログラムの識別子、および割り当てられたシステムリソースにより、依存されるアプリケーションプログラムを開始するように構成された第2の開始ユニットとをさらに含む。
【0125】
さらに、装置は、
実行される必要があるアプリケーションプログラムの終了コマンドがトリガされたことが検出された場合、オペレーティングシステムを使用することによって、実行される必要があるアプリケーションプログラムの実行情報を獲得すること、およびオペレーティングシステムを使用することによって、実行される必要があるアプリケーションプログラムの実行情報を記憶することを行うように構成された獲得および記憶モジュールと、
プロセスグループ管理インターフェースを使用することによって、実行される必要があるアプリケーションプログラム、およびオペレーティングシステムを休止にして、端末がスタンバイ状態に入るようにするように構成された休止モジュールとをさらに含む。
【0126】
本発明のこの実施形態において、スタンバイ状態において、ユーザによって入力されたアプリケーションエントリ情報が受信され、アプリケーションエントリ情報により、実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子が獲得され、オペレーティングシステムが起動され、かつ実行される必要があるアプリケーションプログラムを除くアプリケーションプログラムにおける休止のアプリケーションプログラムが依然として休止状態に保たれ、オペレーティングシステムを使用することによって、かつ実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子により、実行される必要があるアプリケーションプログラムが実行される。実行される必要があるアプリケーションプログラムが実行される場合、実行される必要があるアプリケーションプログラムを除くアプリケーションプログラムにおける休止のアプリケーションプログラムが依然として休止状態に保たれ、したがって、実行される必要があるアプリケーションプログラムだけが実行され、その結果、システムリソースを節約し、かつシステム電力消費を低減する。
【0127】
実施形態4
図4を参照すると、本発明のこの実施形態は、アプリケーションプログラムを実行するための装置を提供し、ここで、装置は、感知装置401と、プロセッサ402とを含む。
【0128】
感知装置401は、スタンバイ状態において、ユーザによって入力されたアプリケーションエントリ情報を受信するように構成される。
【0129】
感知装置401は、タッチセンシティブ装置、音声感知装置、動き感知装置、および/または類似したものであり得る。タッチセンシティブ装置は、端末の画面上に配置され、かつ音声感知装置および/または動き感知装置は、端末上にさらに配置されることがある。タッチセンシティブ装置は、接触圧力センサまたは類似したものであることがあり、かつ端末の画面上でユーザによって入力された文字の軌跡を感知するように構成され、音声感知装置は、音声センサ、記録デバイス、または類似したものであることがあり、かつユーザによって入力された音声データを受信するように構成され、動き感知装置は、動きセンサまたは類似したものであることがあり、かつユーザが端末を動かす場合に生成される移動軌跡を感知するように構成される。端末を開発する際、当業者は、端末がスタンバイ状態にある場合、タッチセンシティブ装置、音声感知装置、および動き感知装置が、依然として通常どおりに機能するように設定することがある。その結果、端末は、スタンバイ状態において、タッチセンシティブ装置、音声感知装置、および動き感知装置を使用することによって、ユーザによって入力されたアプリケーションエントリ情報を受信することがある。
【0130】
このステップは、特に、スタンバイ状態において、タッチセンシティブ装置を使用することによって、端末の画面上でユーザによって入力された文字の軌跡を感知すること、および軌跡を、ユーザによって入力されたアプリケーションエントリ情報として使用すること、またはスタンバイ状態において、音声感知装置を使用することによって、ユーザによって入力された音声データを受信すること、および音声データを、ユーザによって入力されたアプリケーションエントリ情報として使用すること、またはスタンバイ状態において、動き感知装置を使用することによって、ユーザが端末を動かす場合に生成される移動軌跡を感知すること、および移動軌跡を、ユーザによって入力されたアプリケーションエントリ情報として使用することである。
【0131】
プロセッサ402は、アプリケーションエントリ情報により、実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子を獲得すること、オペレーティングシステムを起動させ、かつ実行される必要があるアプリケーションプログラムを除くアプリケーションプログラムにおける休止のアプリケーションプログラムを依然として休止状態に保つこと、およびオペレーティングシステムを使用することによって、かつ実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子により、実行される必要があるアプリケーションプログラムを実行することを行うように構成される。
【0132】
プロセッサ402は、アプリケーションエントリ情報とアプリケーションエントリ情報によるアプリケーションプログラムの識別子との間の対応関係から、対応するアプリケーションプログラムの識別子を獲得すること、およびアプリケーションプログラムの獲得された識別子を、実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子として決定することを行うように構成される。
【0133】
アプリケーションエントリ情報は、端末の画面上でユーザによって入力された文字の軌跡、ユーザによって端末に入力された音声データ、またはユーザが端末を動かす場合に生成される移動軌跡である。例えば、アプリケーションプログラムゲームのアプリケーションエントリ情報が、端末の画面上でユーザによって入力された文字gの軌跡、ユーザによって端末に入力された音声データ「ゲーム」、またはユーザが端末を動かす場合に生成される移動軌跡gであり得る。
【0134】
さらに、装置は、メモリ403をさらに含み、
プロセッサ402は、各アプリケーションプログラムに対応するアプリケーションエントリ情報を設定するように構成され、かつ
メモリ403は、各アプリケーションプログラムに対応するアプリケーションエントリ情報、および各アプリケーションプログラムの識別子を、アプリケーションエントリ情報とアプリケーションプログラムの識別子との間の対応関係に別々に記憶するように構成され、ここで、特に、各アプリケーションプログラムに対応するアプリケーションエントリ情報、および各アプリケーションプログラムの識別子は、メモリに記憶されることがある。
【0135】
プロセッサ402は、ウェイクアッププロセスを使用することによってシステムデバイス、バス、および外部デバイスを起動させて、オペレーティングシステムを起動させるようにすること、オペレーティングシステムを使用することによって、実行される必要があるアプリケーションプログラムを除くアプリケーションプログラムにおける休止のアプリケーションプログラムの識別子を獲得すること、ならびにオペレーティングシステムにおけるプロセスグループ管理インターフェースを使用することによって、かつアプリケーションプログラムの獲得された識別子により、実行される必要があるアプリケーションプログラムを除くアプリケーションプログラムにおける休止のアプリケーションプログラムを依然として休止状態に保つことを行うように構成される。
【0136】
システムデバイスは、CPU(Central Processing Unit、中央処理装置)、BIOS(Basic Input Output System、基本入出力システム)、マザーボード、メモリ、または類似したものであり得る。外部デバイスは、入力デバイス、ディスプレイデバイス、および類似したものであることがあり、ここで、入力デバイスは、キーボード、マウス、音声入力装置、または類似したものであることがあり、ディスプレイデバイスは、モニタ、画面、または類似したものであることがある。
【0137】
プロセスグループ管理インターフェースは、オペレーティングシステムによって提供されるプロセス管理インターフェースであり、かつ端末上で実行しているすべてのプロセスを管理するように構成される。
【0138】
プロセッサ402は、オペレーティングシステムを使用することによって、かつ実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子により、実行される必要があるアプリケーションプログラムにシステムリソースを割り当てること、ならびにオペレーティングシステムにおけるプロセス解凍層においてプロセスグループ管理インターフェースを使用することによって、かつ実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子、および割り当てられたシステムリソースにより、実行される必要があるアプリケーションプログラムを開始して、実行される必要があるアプリケーションプログラムを実行することを行うように構成される。
【0139】
プロセス解凍層は、オペレーティングシステムによって提供されるモジュールであり、かつ休止のプロセスを解凍するように構成される。
【0140】
さらに、プロセッサ402は、実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子により、実行される必要があるアプリケーションプログラムが依存するアプリケーションプログラムの識別子を獲得すること、オペレーティングシステムを使用することによって、依存されるアプリケーションプログラムの識別子により、依存されるアプリケーションプログラムにシステムリソースを割り当てること、ならびにオペレーティングシステムにおけるプロセス解凍層においてプロセスグループ管理インターフェースを使用することによって、依存されるアプリケーションプログラムの識別子、および割り当てられたシステムリソースにより、依存されるアプリケーションプログラムを開始することを行うようにさらに構成される。
【0141】
依存されるアプリケーションプログラムは、実行される必要があるアプリケーションプログラムが実行している場合に呼び出されるアプリケーションプログラムである。アプリケーションプログラムは、複数の機能を含み、ときとして、機能を実施するのに別のアプリケーションプログラムを呼び出す必要がある。例えば、アラームクロックがリマインダ機能を有し、リマインダ機能を実施するのに、プレーヤが、リマインドするための曲を再生するように呼び出される必要があり、ここで、プレーヤは、アラームクロックが依存するアプリケーションプログラムである。したがって、実行される必要があるアプリケーションプログラムを通常どおりに実行するのに、実行される必要があるアプリケーションプログラムが依存するアプリケーションプログラムを実行する必要がさらにある。
【0142】
さらに、プロセッサ402は、実行される必要があるアプリケーションプログラムの終了コマンドがトリガされたことが検出された場合、オペレーティングシステムを使用することによって、実行される必要があるアプリケーションプログラムの実行情報を獲得すること、およびオペレーティングシステムを使用することによって、実行される必要があるアプリケーションプログラムの実行情報を記憶すること、ならびにプロセスグループ管理インターフェースを使用することによって、実行される必要があるアプリケーションプログラム、およびオペレーティングシステムを休止にして、端末がスタンバイ状態に入るようにすることを行うようにさらに構成される。
【0143】
本発明のこの実施形態において、スタンバイ状態において、ユーザによって入力されたアプリケーションエントリ情報が受信され、アプリケーションエントリ情報により、実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子が獲得され、オペレーティングシステムが起動され、かつ実行される必要があるアプリケーションプログラムを除くアプリケーションプログラムにおける休止のアプリケーションプログラムが依然として休止状態に保たれ、オペレーティングシステムを使用することによって、かつ実行される必要があるアプリケーションプログラムの識別子により、実行される必要があるアプリケーションプログラムが実行される。実行される必要があるアプリケーションプログラムが実行される場合、実行される必要があるアプリケーションプログラムを除くアプリケーションプログラムにおける休止のアプリケーションプログラムが依然として休止状態に保たれ、したがって、実行される必要があるアプリケーションプログラムだけが実行され、その結果、システムリソースを節約し、かつシステム電力消費を低減する。
【0144】
当業者は、実施形態のステップのすべてまたはいくつかが、ハードウェア、または関係付けられたハードウェアに命令するプログラムによって実施されることがあることを理解することがある。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されることがある。記憶媒体は、読取り専用メモリ、磁気ディスク、または光ディスクを含むことがある。
【0145】
前述の説明は、本発明の単に例示的な実施形態であるが、本発明を限定するように意図されない。本発明の趣旨および原理を逸脱することなく行われるいずれの変更、均等な置換、および改良も、本発明の保護範囲に入るものとする。