特許第6753945号(P6753945)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6753945抗人PD−L1人源化単クローン抗体及び応用
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6753945
(24)【登録日】2020年8月24日
(45)【発行日】2020年9月9日
(54)【発明の名称】抗人PD−L1人源化単クローン抗体及び応用
(51)【国際特許分類】
   C07K 16/28 20060101AFI20200831BHJP
   C12N 15/13 20060101ALI20200831BHJP
   C12N 1/15 20060101ALI20200831BHJP
   C12N 1/19 20060101ALI20200831BHJP
   C12N 1/21 20060101ALI20200831BHJP
   C12N 5/10 20060101ALI20200831BHJP
   A61P 37/02 20060101ALI20200831BHJP
   A61P 43/00 20060101ALI20200831BHJP
   A61P 35/00 20060101ALI20200831BHJP
   A61P 31/12 20060101ALI20200831BHJP
   A61P 31/04 20060101ALI20200831BHJP
   A61K 39/395 20060101ALI20200831BHJP
   A61K 47/68 20170101ALI20200831BHJP
   C12P 21/08 20060101ALN20200831BHJP
【FI】
   C07K16/28
   C12N15/13ZNA
   C12N1/15
   C12N1/19
   C12N1/21
   C12N5/10
   A61P37/02
   A61P43/00 111
   A61P35/00
   A61P31/12
   A61P31/04
   A61K39/395 T
   A61K39/395 N
   A61K39/395 L
   A61K47/68
   !C12P21/08
【請求項の数】12
【全頁数】25
(21)【出願番号】特願2018-550775(P2018-550775)
(86)(22)【出願日】2016年6月3日
(65)【公表番号】特表2019-514853(P2019-514853A)
(43)【公表日】2019年6月6日
(86)【国際出願番号】CN2016084643
(87)【国際公開番号】WO2017197667
(87)【国際公開日】20171123
【審査請求日】2018年10月19日
(31)【優先権主張番号】201610340678.3
(32)【優先日】2016年5月20日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】518338286
【氏名又は名称】ルェヤン(スーツォ)バイオロジー サイエンス アンド テクノロジー シーオー.,エルティーディー
(74)【代理人】
【識別番号】110000338
【氏名又は名称】特許業務法人HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
(74)【代理人】
【識別番号】100104411
【弁理士】
【氏名又は名称】矢口 太郎
(72)【発明者】
【氏名】ジュー、イーシャン
(72)【発明者】
【氏名】グゥオ、シューファー
(72)【発明者】
【氏名】ヅァン、ジャアツン
(72)【発明者】
【氏名】リ、ゲ
【審査官】 田中 晴絵
(56)【参考文献】
【文献】 特表2015−519375(JP,A)
【文献】 特表2008−544755(JP,A)
【文献】 特表2015−535691(JP,A)
【文献】 特表2016−504336(JP,A)
【文献】 HAMANISHI, J. et al.,PD-1/PD-L1 blockade in cancer treatment: perspectives and issues,Int J Clin Oncol,2016年 2月22日,Vol.21,p.462-473
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C07K 16/00−16/46
C12N 15/00−15/90
C12N 1/00− 7/08
A61K 39/00−39/44
JSTPlus/JMEDPlus/JST7580(JDreamIII)
CAplus/REGISTRY/MEDLINE/EMBASE/BIOSIS(STN)
GenBank/EMBL/DDBJ/GeneSeq
UniProt/GeneSeq
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
抗人PD−L1ヒト化単クローン抗体或はその抗原結合部分であって、下記のCDR領域を含み、重鎖CDR1、CDR2、CDR3のアミノ酸配列は、それぞれ配列番号18−20で示され、軽鎖CDR1、CDR2、CDR3のアミノ酸配列は、それぞれ配列番号34−36で示される、抗人PD−L1ヒト化単クローン抗体またはその抗原結合部分。
【請求項2】
請求項1記載の抗人PD−L1ヒト化単クローン抗体またはその抗原結合部分において、下記の重鎖可変部フレームワーク領域を含み、FR1、FR2、FR3、FR4のアミノ酸配列は、それぞれ配列番号21−24で示される、抗人PD−L1ヒト化単クローン抗体またはその抗原結合部分。
【請求項3】
請求項2記載の抗人PD−L1ヒト化単クローン抗体またはその抗原結合部分において、重鎖のアミノ酸配列は配列番号10で示される、抗人PD−L1ヒト化単クローン抗体またはその抗原結合部分。
【請求項4】
請求項1記載の抗人PD−L1ヒト化単クローン抗体またはその抗原結合部分において、前記軽鎖可変部フレームワーク領域を含み、FR1、FR2、FR3、FR4のアミノ酸配列は、それぞれ配列番号37−40で示される、抗人PD−L1ヒト化単クローン抗体またはその抗原結合部分。
【請求項5】
請求項4記載の抗人PD−L1ヒト化単クローン抗体或はそれの抗原結合部分において、軽鎖のアミノ酸配列は配列番号26で示される、抗人PD−L1ヒト化単クローン抗体またはその抗原結合部分。
【請求項6】
核酸分子であって、請求項1に記載の抗人PD−L1ヒト化単クローン抗体或はその抗原結合部分をコードできる核酸配列を含む、一種の核酸分子。
【請求項7】
請求項6記載の核酸分子であって、前記抗人PD−L1ヒト化単クローン抗体或はその抗原結合部分の前記重鎖可変部は、配列番号6のアミノ酸配列を含む、核酸分子。
【請求項8】
請求項6記載の核酸分子であって、前記抗人PD−L1ヒト化単クローン抗体或はその抗原結合部分の前記軽鎖可変部は、配列番号8のアミノ酸配列を含む、核酸分子。
【請求項9】
ベクターであって、請求項6〜8のいずれか1項記載の核酸分子を含む、ベクター。
【請求項10】
宿主細胞であって、請求項6〜8のいずれか1項記載の核酸分子、または請求項9記載のベクターを含む、宿主細胞。
【請求項11】
組成物であって、請求項1〜5のいずれか1項記載の抗人PD−L1ヒト化単クローン抗体またはその抗原結合部分、請求項6〜8記載の核酸分子、請求項9記載のベクター、または請求項10記載の宿主細胞、及び任意選択された薬学で受け入れるキャリヤーまたは造形剤、及び任意選択された他の生物活性物質を含む、組成物。
【請求項12】
請求項1〜5のいずれか1項の抗人PD−L1ヒト化単クローン抗体またはその抗原結合部分、請求項6〜8記載の核酸分子、請求項9記載のベクター、請求項10記載の宿主細胞、または請求項11記載の組成物を含む、腫瘍、免疫システム関係の病気、微生物またはウイルスが引き起こす感染の予防または治療用の薬物
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本申請には申請日が2016年5月20日、「抗人PD−L1人源化単クローン抗体及び応用」という発明の名称で出願された中国特許出願第201610340678.3に対する優先権の利益を主張し、その出願の全内容が本参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本発明は生物医薬分野、特に抗人PD−L1人源化単クローン抗体及び応用に関連する。
【0003】
人体免疫システムの適応性の応答過程は主にT細胞とB細胞この2種の免疫細胞の活性化、分化と増殖を含んである。この内、T細胞功能の活性化は2種信号のコントロールを受ける。1種はT細胞受体(TCR)が抗原提示細胞(APC)のMHC−抗原複合物を識別する時提供した抗原特異性信号である。もう1種はAPC細胞に表現した免疫検査点蛋白質とT細胞の間で形成した共刺激と抑制信号である。この種の共刺激或は抑制信号はしばしばT細胞の増殖、分化と活性化に重要な役割を発揮する。正常状態で、免疫検査点は機体自身の耐受性(自身免疫の防止)の維持、外界病原体から機体への感染を免れる事を保護する事に重要な役割を発揮する。
【0004】
PD−L1/PD1信号通路は免疫反応中の非常に重要な共抑制信号のルートである。プログラム性死亡受体−1(PD−1はCD279とも呼ぶ)は二つ細胞表面の糖蛋白配体が有り、其々PD−L1(B7−H1、CD274とも呼ぶ)とPD−L2(B7−DC、CD273とも呼ぶ)である。
【0005】
人PD−L1遺伝子コードの290個アミノ酸(この内1−18位のアミノ酸は信号ペプチド、19−238位のアミノ酸は胞外段、239−259位のアミノ酸は外視膜、260−290位のアミノ酸は胞内段である。)あれはI型膜蛋白、一般的にT細胞、B細胞、木の突発状の細胞、大食い細胞及びたくさんの非造血細胞に表現している。研究表明、PD−L1はPD−1と結合後、補足後SH2構造域付けた蛋白チチウムリン酸ゼSHP−1とSHP−2を通過する。この2種のリン酸ゼはCD3ζ鏈の免疫受体チチウム酸の活性化基序(ITAM)のリン酸程度を低下でき、ZAP−70の活性化を弱め、TCR下流信号の伝達を抑制して、それによって、T細胞の活性化を共抑制の役割を果たす。こんな逆向調節効果を通じて、効果T細胞のオーバ活性化で自身免疫傷害の事を防止できる。
【0006】
ところで、腫瘍組織にはPD−L1を表現された、免疫細胞PD−1との結合を通じて免疫システムから腫瘍組織への殺傷作用を弱める。現在、PD−L1はたくさんの腫瘍組織(胃癌、乳癌、膵臓癌、卵巣癌、肺癌、前立腺癌と悪性黒色素腫等)と浸潤腫瘍微環境の骨髄細胞中で高く表現することを発見された。PD−L1の表現は黒色素腫、乳癌及び卵巣癌の不良予後とも密接な関係がある。若しPD−L1とPD−1の連接反応を遮断できると、T細胞の効果功能を回復できる。例の黒色素腫の種類の腫瘍は形成の初期にPD−L1を表現でき、生まれつきの免疫逃避能力を持つ、PD−L1の表現レベルはしばしば病気の予後とも密接な関係がある。
【0007】
だから、PD−1/PD−L1信号通路免疫療法に対して、PD−L1の表現レベルは非常に重要な生物標識物になり、どんな病人がこの種の免疫療法に更に応答が出るかを研究員の推測する事に援助できる。
【0008】
現在、PD−L1を標的としての抗体薬物は臨床上に素晴らしい応用前途を展示してある。例えば羅氏の全人IgG1単クローン抗体MPDL3280AはPD−L1がPD−1とCD80との結合を遮断でき、それのFc断片への工程化改造を通じて抗体介導の細胞毒作用を弱めて、安全性を向上させる。1期の臨床試験にはPD−L1が陽性を表現された転移性膀胱癌患者は12週間のMPDL3280A治療を受けてから、52%の応答率を発生され、不良反応は全て低級別の疲労と悪心で、腎臓毒性があるという証拠がない。黒色素腫の患者の中に薬物への持続応答も観察できた。だから、FDAはMPDL3280Aに突破療法地位を授与された。それの晩期腎細胞癌と非小細胞肺癌の患者の臨床研究も同期的に推進している。もう一つのPD−L1単クローン抗体、輝瑞と默克が共同開発されたAvelμmabも転移性默克尓細胞患者の中に有効性と安全性の評価を行っている。
【0009】
こればかりでなく、研究の表明であるウィルス感染もPD−L1/PD−1信号通路と密接な関係がある。例えば、慢性HIV感染の中にPD−1は特異性識別HIVのCD8+T細胞表面に高く表現し、ウィルスがPD−L1/PD−1活性化の信号ルートを通じて、特異性識別HIVのCD8+T細胞活性が抑制を受け、細胞因子の分泌能力とT細胞自身の増殖能力が大幅に弱め、獲得性の免疫効能の欠陥を引き起こした。上記からPD−L1/PD−1信号通路の遮断する事はこの種の病気の治療にも相当の応用価値があるとされている。
【0010】
上記からPD−L1/PD−1信号通路を遮断できる薬物の研究は腫瘍、ウイルス感染と多種の免疫システム関係の病気の治療に新しい方法があり、大きい応用潜在力と市場価値があるとされている。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記の技術問題を解決ため、本発明の目的は良好特異性、高い親和性と安定性を持つ抗人PD−L1人源化単クローン抗体を提供する。
【0012】
本発明の第1面は抗人PD−L1人源化単クローン抗体或はそれの抗原結合分を関連し、下記1組のCDR区を含む。
(1)重鎖CDR1、CDR2、CDR3の序列は、其々SEQ ID NO:18−20の表示で、軽鎖CDR1、CDR2、CDR3の序列は、其々SEQ ID NO:34−36の表示で、または上記の序列結合と同様の抗原表位置の序列である。
(2)重鎖CDR1、CDR2、CDR3の序列は其々例えSEQ ID NO:18−20の表示で、軽鎖CDR1、CDR2、CDR3の序列は、其々SEQ ID NO:46、35と36の表示で、または上記の序列結合と同様の抗原表位置の序列である。
(3)重鎖CDR1、CDR2、CDR3の序列は、其々SEQ ID NO:18−20の表示で、軽鎖CDR1、CDR2、CDR3の序列は、其々SEQ ID NO:52、35と36の表示で、または上記の序列結合と同様の抗原表位置の序列である。
【0013】
更に、本発明中の抗人PD−L1人源化単クローン抗体或はそれの抗原結合部分は又下記重鎖可変区フレーム区から選択された:FR1、FR2、FR3、FR4の序列は其々例えばSEQ ID NO:21−24の表示で、或は別々に上記の序列の同一性70%、80%、85%、90%、95%、99%以上の序列を含む。
【0014】
更に、本発明中の抗人PD−L1人源化単クローン抗体或はそれの抗原結合部分は又下記軽鎖可変区フレーム区から選択された:FR1、FR2、FR3、FR4の序列は其々例えばSEQ ID NO:37−40の表示で、或は別々に上記の序列の同一性70%、80%、85%、90%、95%、99%以上の序列を含む。
【0015】
更に、本発明中の抗人PD−L1人源化単クローン抗体或はそれの抗原結合部分は下記の重鎖可変区から選択された:それの序列はSEQ ID NO:6の表示で、或は上記序列結合と同じの抗原表の位置の序列を含む。
【0016】
更に、本発明中の抗人PD−L1人源化単クローン抗体或はそれの抗原結合部分は下記の軽鎖可変区から選択され、その序列は、SEQ ID NO:8、45または51の表示で、或は上記序列の同一性70%、80%、85%、90%、95%、99%以上の序列を含む。
【0017】
具体的に、本発明中の抗人PD−L1人源化単クローン抗体或はそれの抗原結合部分、それの重鎖の序列はSEQ ID NO:10の表示である。
【0018】
具体的に、本発明中の抗人PD−L1人源化単クローン抗体或はそれの抗原結合部分、それの軽鎖の序列はSEQ ID NO:26、42或は48の表示である。
【0019】
本発明の第2面によりいずれの核酸分子は抗体重鎖可変区をコードできる核酸序列を含んで、述べた重鎖可変区は下記一組から選択されたアミノ酸序列を含む。
(1)SEQ ID NO:18−20;
(2)前述(1)と比較すると下記二者中の最低一者の序列を満足:a)同じの抗原表の位置を結合;b)同一性70%、80%、85%、90%或は97%以上である。
【0020】
更に、述べた重鎖可変区は下記一組から選択されたアミノ酸序列を含む。
【0021】
SEQ ID NO:6、前述序列と比較すると下記三者中の最低一者の序列を満足:a) 同じの抗原表の位置を結合;b)同一性70%、80%、85%、90%或は97%以上、c) 前述序列フレーム区中に一個〜何個ヌクレオチド酸の切替を含む。
【0022】
本発明の実施例中で述べた核酸分子は、例えばSEQ ID NO:5表示の序列を含む。
【0023】
更に、前記核酸分子は、例えばSEQ ID NO:9表示の序列を含む。
【0024】
本発明第3面によりいずれの核酸分子は抗体軽鎖可変区をコードできる核酸序列を含んで、述べた軽鎖可変区は選択された下記一組のアミノ酸序列を含んである。
(1)SEQ ID NO:34−36、
(2)SEQ ID NO:46、35、及び36、
(3)SEQ ID NO:52、35、及び36、
(4)前述(1)−(3)序列と比較すると下記二者中の最低一者の序列を満足:a)同じの抗原表の位置を結合;b)同一性70%、80%、85%、90%或は97%以上。
【0025】
更に、述べた軽鎖可変区は選択された下記一組のアミノ酸序列を含む。
【0026】
SEQ ID NO:8、45或は51、前記序列と比較すると下記三者中の最低一者の序列を満足:a)同じの抗原表の位置を結合;b)同一性70%、80%、85%、90%或は97%以上、c) 前述序列フレーム区中に一個〜何個ヌクレオチド酸の切替を含む。
【0027】
本発明の実施方案中で述べた核酸分子は選択された例えばSEQ ID NO:7、43或は49表示の序列を含む。
【0028】
更に、述べた核酸分子は選択された例えばSEQ ID NO:25、41或は47表示の序列を含む。
【0029】
本発明の第4面はキャリヤーの関係で、その中に本発明の第2或は第3面のいずれの核酸分子を含む。
【0030】
更に、本発明で述べたキャリヤーは本発明の第2面のいずれの核酸分子と第3面のいずれの核酸分子を含む。
【0031】
本発明の第5面は宿主細胞の関係で、この中には第2面或は第3面のいずれの核酸分子或は第4面のいずれのキャリヤーを含む。
【0032】
本発明の第6面は偶聯物の関係で、この中には第1面のいずれの抗人PD−L1人源化単クローン抗体或はそれの抗原結合部分、及び他の生物活性物質を含んである。述べた抗人PD−L1人源化単クローン抗体或はそれの抗原結合部分は直接或は連接断片を通じて他の生物活性物質と偶聯する。
【0033】
本発明の実施方案の中に述べた他の生物活性物質は直接或は間接的に細胞の生長の抑制或は細胞の殺滅、機体免疫反応の活性化を通じて細胞の抑制或は殺滅して、腫瘍治療の化学物質、毒素、ポリペプチド、酵素、同位素、細胞因子或は他の生物活性の単一物質或は混合物質から選択された。
【0034】
本発明の第7面は組物(例えば薬物組物)の関係で、この中には本発明の第1面のいずれの抗人PD−L1人源化単クローン抗体或はそれの抗原結合部分、第2面或は第3面のいずれの核酸分子、第4面のいずれのキャリヤー、第5面のいずれの宿主細胞、或は本発明の第6面のいずれの偶聯物、及び任意選択された薬学上に受けるキャリヤー或は造形剤、及び任意選択された他の生物活性物質を含む。
【0035】
本発明の第7面により、いずれの組物(例えば薬物組物)、述べた他の生物活性物質にはその他の抗体、融合蛋白或は薬物(例えば抗腫瘍の薬物、例え放射線治療の薬物)を含むがこれに限らない。
【0036】
本発明に診断剤或は試剤箱も関連で、この中には本発明の第1面のいずれの抗人PD−L1人源化単クローン抗体或はそれの抗原結合部分、述べた診断剤或は試剤箱は体外(例えば細胞或は組織)或は体内(例えば人或は動物モデル)、PD−L1と関連の病気(例えば腫瘍或はウイルス感染、例えばPD−L1で高く表現されたウイルス感染或はPD−L1で高く表現された腫瘍)の診断に利用する。
【0037】
本発明の実施方案の中に述べた腫瘍は肺癌、卵巣癌、結腸癌、直腸癌、黒色素腫、腎癌、膀胱癌、乳癌、肝臓癌、リンパ腫、悪性の血液病、首頸癌、膠腫、胃癌、鼻息癌、喉癌、子宮頸癌、子宮体癌、骨肉腫、甲状腺癌、前立腺癌を含むが限らない。述べたウイルス感染は急性、亜急性或は慢性HBV、HCV、HIVの感染を含むがこれに限らない。
【0038】
本発明には本発明第1面のいずれの抗人PD−L1人源化単クローン抗体或はそれの抗原結合部分、第2面或は第3面のいずれの核酸分子、第4面のいずれのキャリヤー、第5面のいずれの宿主細胞、第6面のいずれの偶聯物或は第7面のいずれの組物とも関係で、PD−L1関連の病気(例えば腫瘍、微生物或はウイルス感染、例えばPD−L1で高く表現された腫瘍或はPD−L1で高く表現されたウイルス感染)の予防或は治療用薬物の生産準備に用いる。
【0039】
本発明の実施方案の中に述べた腫瘍は肺癌、卵巣癌、結腸癌、直腸癌、黒色素腫、腎癌、膀胱癌、乳癌、肝臓癌、リンパ腫、悪性の血液病、首頸癌、膠腫、胃癌、鼻息癌、喉癌、子宮頸癌、子宮体癌、骨肉腫、甲状腺癌、前立腺癌を含むが限らない。述べた微生物感染は細菌、真菌、原生動物感染を含むが限らない。述べたウイルス感染は急性、亜急性或は慢性HBV、HCV、HIVの感染を含むがこれに限らない。
【0040】
下記は本発明に対して更に説明する。本発明には別に説明しない限り、本文で使っている科学と技術名詞は本分野の技術員が通常の理解意義である。それに、本文中で使っている蛋白質と核酸化学、分子生物学、細胞と組織培養、微生物学、免疫学の関連用語と実験室の操作ステップは相応分野で広く使っている用語と通用ステップである。同時に、更に本発明を理解するために、下記は関連用語の定義と説明を提供する。
【0041】
本発明に、用語「抗体」は通常で2対同じの多ペブロイン鎖(1対は「軽」(L)鎖と「重」(H)鎖一つずつある)が構成された免疫球蛋白分子である。抗体軽鎖はκ軽鎖とλ軽鎖を分類する。重鎖はμ、δ、γ、α或はεを分類し、抗体の同種型を其々にIgM、IgD、IgG、IgAとIgEを定義している。軽鎖と重鎖に、可変区と恒定区は約12個或はもっと多くのアミノ酸の「J」区の連接を通過し、重鎖はまた約3個或はもっと多くのアミノ酸の「D」区も含んである。各重鎖は重鎖可変区(V)と重鎖恒定区(C)で構成している。重鎖恒定区は3個の構造領域(C1、C2とC3)で構成している。各軽鎖は軽鎖可変区(VL)と軽鎖恒定区(C)で構成している。軽鎖恒定区は1個の構造領域Cで構成している。抗体の恒定区は免疫球蛋白と宿主組織或は因子を介導でき、免疫システムの各種細胞(例えば、効果細胞)と経典補修体システムの第1組分(C1q)の結合を含んである。VとV区も高変性を持つ区域(相互補完区域(CDR)と呼ぶ)を細分されて、この間に比較的に保守のフレーム区(FR)の区域を散布している。各VとVは下記の順序FR1、CDR1、FR2、CDR2、FR3、CDR3、FR4でアンモニア末端からカルボ基末端まで並んでいる3個のCDRと4個のFRで構成している。各重鎖/軽鎖対の可変区(VHとVL)は其々抗体結合部を形成している。アミノ酸から各区域或は構造区域への分配はKabat Sequences of Proteins of Immunological Interest(National Institutes of Health,Bethesda,Md.(1987and 1991))、或はChothia&Lesk(1987)J.Mol.Biol.196:901−917;Chothia等の人(1989)Nature 342:878−883の定義を従っている。用語「抗体」は何もの特定抗体の発生方法の限定を受けられない。例えば、この中に、特別に再編抗体、単クローン抗体と多クローン抗体は違う型の抗体もできる、例えば、IgG(例えば、IgG1、IgG2、IgG3或はIgG4亜型)、IgA1、IgA2、IgD、IgE或はIgM抗体である。
【0042】
本発明には用語抗体の「抗原結合部」は全長抗体の一つ或は複数の部分で、述べた部分は結合抗体が結合された同じの抗原(例えば、PD−L1)の能力を保持して、完全抗体と抗原の特異性に対しての結合を競争している。通常参照、Fundamental Immunology,Ch.7(Paul,W.,ed.,第2版,Raven Press,N.Y.(1989)、それの全文が引用を通過して、本分に合併して、全部の目的に用いる。再編DNA技術或は完全抗体の酵素促或は化学断裂を通じて抗原結合部を発生している。ある状態で抗原結合部はFab、Fab’、F(ab’)2、Fd、Fv、dAbと相互補完決定区(CDR)断片、単鎖抗体(例えばscFv)、組込抗体、双抗体(diabody)とこんなのポリペプチドを含んである、それはポリペプチドに付与する特異性抗原結合能力の抗体の最低一部を含む。
【0043】
上記方案を借りて、本発明は最低下記の長所を持ってある。本発明はスクリーニングを通じて、良好特異性、高く親和性と安定性の抗人PD−L1人源化単クローン抗体を得って、この抗体は特異性的に人PD−L1と結合出来て、B7家族メンバーと結合しない、活性化のT細胞との結合を通じてT細胞の活性化作用を強化して、腫瘍の成長に顕著な抑制作用を発揮する。
【0044】
上記説明はただ本発明技術方案の概説で、もっとはっきり本発明の技術手段を理解する、説明書の内容により実施するために、下記は本発明のより良い実施例と添付図で詳しく説明する。
【図面の簡単な説明】
【0045】
図1図1は、鼠源PD−L1抗体のELISA結合活性結果図である。
図2図2は、鼠源PD−L1抗体のELISA抑制活性結果図である。
図3図3は、鼠源PD−L1抗体の細胞結合活性結果図である。
図4図4は、鼠源PD−L1抗体の細胞抑制活性結果図である。
図5図5は、人源化PD−L1抗体の結合動力学曲線図である。
図6図6は、人源化PD−L1抗体が他のB7家族メンバーとの結合特異性及び違う物種PD−L1蛋白との結合結果図である。
図7図7は、人源化PD−L1抗体が表面でPD−L1を表現するCHO細胞との結合特異性結果図である。
図8図8は、人源化PD−L1抗体が再編人PD−L1融合蛋白との結合特異性結果図である。
図9図9は、人源化PD−L1抗体がPD−L1とPD−1の結合に対しての遮断作用結果図である。
図10図10は、人源化PD−L1抗体が混合リンパ細胞反応中に細胞因子IFN−γ分泌に対しての影響結果図である。
図11図11は、人源化PD−L1抗体が混合リンパ細胞反応中に細胞因子IL−2分泌に対しての影響結果図である。
図12図12は、人源化PD−L1抗体が血清中での安定性結果図である。
【発明を実施するための形態】
【0046】
下記から添付図と実施例を結合して、本発明の具体的な実施方式を更に詳しく説明する。下記の実施例は本発明を説明するが、本発明の範囲を限らない。
【0047】
実施例1 鼠源抗体のスクリーニング
1.1動物免疫
経典の免疫時間表を使って、BALB/c小鼠に免疫、免疫源はhPD−L1(人源PD−L1)蛋白(北京義翹神州生物技術有限会社から購入)、動物にhPD−L1を抵抗する抗体を発生させる。具体的な方案は表1の通りである。
【0048】
【表1】
【0049】
1.2細胞融合及び雑交腫細胞のスクリーニング
融合前に小鼠の骨髄腫SP2/0の状態を調整して、それの生長密度は1.0×10個の細胞を超えない事を保証して、3日間前に終免を行って、終免は尾静脈注射の方式を採用、一日前に飼育細胞を準備して、敷く板数量は2.0×10個細胞/穴である。PEG融合を通じて、脾臓の細胞とSP2/0細胞の数量比は10:1〜5:1の間で、穴ごとに敷く脾臓の細胞の数量は1.0×10個以下である。7日間融合後、上清液を収穫して、培養基を交換する。
【0050】
収穫された上清液はまず直接ELISA結合方法を通じて初回のスクリーニングを行って、スクリーニングされた陽性クローンが拡増してから上清液を取って、再スクリーニングを行う。
【0051】
再スクリーニングは細胞結合及び細胞抑制実験を採用して2回のスクリーニングを行って、スクリーニングされて取った陽性クローンが有限希釈法を採用して、亜クローンを行って、96個の穴を敷いて、其々5個/穴、2個/穴と1個/穴である。7日間培養後、直接ELISA結合実験を採用してスクリーニングを行って、陽性亜クローンを選択して拡増してから種を保つ。
【0052】
この中に関連する各実験方法の具体的なステップは下記の通りである。
A.ELISA結合方法
バッグhPD−L1−Fcは板にある、段差希釈の抗体を入れて、孵化洗浄後、羊抗鼠−HRPも入れて、色が出て、読数から反応曲線をまねて作成して、EC50値を計算する。
B.細胞結合実験
1日前にhPD−L1−Fc過剰発現細胞を検測、培養用の細胞板に敷いて、翌日閉鎖してから段差希釈の抗体を入れて、anti−mouse−EUも入れて、データを読み取って良い。
C.細胞抑制実験
1日前にhPD−L1−Fc過剰発現細胞を検測、培養用の細胞板に敷いて、翌日閉鎖してから段差希釈の抗体を入れて、PD1−Fc−Biotinも入れて、Europium−labeled streptavidinも入れて、データを読み取って良い。
【0053】
1.3鼠源抗体の生産準備と活性鑑定
選択された陽性亜クローンハイブリドーマ細胞をSFM培養基に接種して、7日間頃培養後、上清を収集して、遠心で濾してからProtein G精製カラムで精製して、精製抗体を其々ELISA結合活性、ELISA抑制活性、細胞結合活性、細胞抑制活性の検測を行う。スクリーニングして、活性が最高の鼠源抗PD−L1単クローン抗体を収穫して、mouse anti−PD−L1と命名する。
【0054】
この中に関連する各実験方法の具体的なステップは下記の通りである。
A.ELISA結合活性
バッグhPD−L1−Fcは板にある、段差希釈の抗体を入れて、孵化洗浄後、羊抗鼠−HRPも入れて、色が出て、読数から反応曲線を作成して、結果が図1の通り、EC50値を計算して、それとhPD−L1の結合活性EC50は1.67ng/mLである。
B.ELISA抑制活性
段差希釈の抗体とある程度の濃度のhPD−L1−Fc−Biotinを同時にバッグhPD−L1−Fcの板に入れて、孵化洗浄後SA−HRPも入れて、色が出て、読数から反応曲線を作成して、結果は図2の通り、IC50値を計算して、それの抑制活性IC50は0.86nMである。
C.細胞結合活性
1日前にhPD−L1−Fc過剰発現細胞を検測、培養用の細胞板に敷いて、翌日閉鎖してから段差希釈の抗体を入れて、anti−mouse−EUも入れ、データを読み取って、反応曲線を作成して、結果は図3の通り、計算しました細胞結合活性EC50は30.29ng/mLである。
D.細胞抑制活性
1日前にhPD−L1−Fc過剰発現細胞を検測、培養用の細胞板に敷いて、翌日閉鎖してから段差希釈の抗体を入れて、PD1−Fc−Biotinも入れて、Europium−labeled streptavidinも入れて、データを読み取って、反応曲線を作成して、結果は図4の通り、計算した細胞抑制活性IC50は637.8ng/mLである。
【0055】
実施例2 鼠源抗体人源化と親和力の成熟
2.1 鼠源抗体遺伝子の獲得
Purelink RNA Micro kitを利用して、mouse anti−PD−L1雑交腫の総RNAを抽出して、PrimeScript TMII 1st Strand cDNA Synthesis Kit逆回転録RNAでcDNAを生産準備する。別々にLeader primerを使って抗体の重鎖と軽鎖の可変区を拡増して、反応システムとPCR条件は其々表2と3の表示である。
【0056】
【表2】
【0057】
【表3】
【0058】
電気泳動で分析したPCR結果、拡増産物の反応管に0.5μl LA Taq酵素を入れて、72℃で10min反応した。その後、酵素連接を行って、反応システムは表4の表示である。
【0059】
【表4】
【0060】
酵素連接が終ってから、転化、クローンを選別、種を保護して、鼠源抗人PD−L1抗体を得る。順序を図ってから、獲得されたそれの重鎖可変区核酸の序列とアミノ酸序列の序列は其々SEQ ID NO:1と2の表示、軽鎖可変区核酸の序列とアミノ酸の序列は其々SEQ ID NO:3と4の表示である。
【0061】
2.2人源化設計
スクリーニングして得た鼠源抗体序列を分析して、人の胚系(germline)遺伝子と比較して、KV1−9*01は軽鎖人源化フレーム序列、HV1−46*03は重鎖人源化フレーム序列と確定した。CDR−graftingを通じて、重鎖と軽鎖のCDRを構造序列に並行して、人源化抗体を構築して、人源化抗体可変区の断片を遺伝子合成させる。得たそれの重鎖可変区核酸の序列とアミノ酸の序列は其々SEQ ID NO:5と6の表示、軽鎖可変区核酸の序列とアミノ酸の序列は其々SEQ ID NO:7和8の表示である。
【0062】
2.3抗体庫構築
鼠源抗体CDRのDNA序列を分析して、可変区CDR中の突変位点を確定する。プライマーの序列を設計して、突変位点の位置をNNSに設定して、任意のアミノ酸をコードさせる。人源化抗体scFvをテンプレートとして、PCRにscFv抗体庫を拡増し、scFv抗体庫はsfiI酵素の切位点を通じて、バクテリオファージの質粒に構築して、二級抗体庫を構築する。
【0063】
2.4抗体庫スクリーニング
その後、バクテリオファージの展示を通じて、高く親和力の抗体スクリーニングを行う。具体的な方法は下記の通りである。
A、電転化を通じて、scFvを含む抗体庫のバクテリオファージ質粒を大腸菌TG1に転化して、37℃、220rpm、1hの恢復を経って、補助バクテリオファージ(helper phage)を残りの菌液に入れて、別にアンモニアシリンを入れて、37℃、220rpm、1h2500rpm×5min遠心方法で上清を取り除いて、2×YT−AK培養基で菌泥を吹き、37℃、220rpm一晩置いて培養する。
B.バッグ抗原:バッグ緩衝液でhPD−L1−FCを希釈して、均一に混合してから免疫管に入れて、4℃バッグで一晩置く。
C.再編バクテリオファージの収集:上記の一晩置いた培養菌液は2500rpm×5min遠心して上清10mlを収集して、2ml PEG/NaClを入れて、均一に混合してから氷に30−60minを置いて、10000g×20min遠心して、上清を取り除いて、2×YT培養基でバクテリオファージ庫を溶解する。
D.閉鎖:PBSで免疫管を2回洗浄して、閉鎖液を入れて、室温1hそれに、相同体積の閉鎖液とバクテリオファージ庫を混合して、室温で10−15min閉鎖する。
E.バクテリオファージ庫の孵化:PBSで免疫管を2回洗浄して、閉鎖したバクテリオファージ庫を入れて、37℃の培養箱 2−3h
F.洗脱:100μl のTG1菌液(前日の接種)を10ml 2×YTの中に入れて、37℃、220rpmでA600値0.4−0.5まで培養する。PBSTで免疫管を8回洗浄して、もう一回PBSで免疫管を2回洗浄して、5mlの対数期生長の菌液を入れて、37℃、220rpm、1h
G.OUTPUT:上記の菌液を10−1、10−2まで希釈してから別々に100ulを取って平板に塗り付ける。
H.次回のスクリーニング:200μl helper phageを5mlの洗脱後の菌液に入れて、同時に5μlアンモニアシリンを入れて、37℃、220rpm、1h2500rpm×5min遠心して上清を取り除いて、10ml 2×YT−AKで菌泥を吹き、37℃、220rpm一晩置いて培養する。
ステップB−Hを繰り返す。
【0064】
三回のスクリーニングが終わったら、単クローンを選択して、再編バクテリオファージを生産準備して、Phage ELISA方法を使って、再編バクテリオファージの活性を検測する。具体は下記の通りである。
A.バッグhPD−L1−FC、4℃一晩置く;
B.PBSTで2回を洗浄して、phage上清を入れて、25℃、1h;
C.PBSTで3回を洗浄して、希釈のanti−M13−biotinAbを入れて、25℃、1h;
D.PBSTで3回を洗浄して、希釈のHRP−streptavidin、25℃、1h;
E.PBSTで3回を洗浄して、予熱したTMBを入れて、25℃、10min、1M H.2SO 4を入れ反応を中止になり、OD450で光熱値を検測する。陽性クローンを選択して、序列の測定に送って、PCRを通じて、重鎖可変区或は軽鎖可変区がそれの対応の人源抗体の恒定区の序列と連接して、拡増した抗体重鎖と軽鎖の全長断片(信号ペプチドが含む)は別々にpcDNA3.1GSにクローンする。
【0065】
上記実験を通じて、スクリーニングしてから3株の人源化抗体を得て、別々にanti−PD−L1−1、anti−PD−L1−2、anti−PD−L1−3と命名させる。相応的に、anti−PD−L1−1の重鎖と軽鎖の質粒は其々P3.1GS−anti−PD−L1−1−HCとP3.1GS−anti−PD−L1−1−LCと呼ぶ、anti−PD−L1−2の重鎖と軽鎖の質粒は其々P3.1GS−anti−PD−L1−2−HCとP3.1GS−anti−PD−L1−2−LCと呼ぶ、anti−PD−L1−3の重鎖と軽鎖の質粒は其々P3.1GS−anti−PD−L1−3−HCとP3.1GS−anti−PD−L1−3−LCと呼ぶ。序列の情報は具体的に下記の通りである。
【0066】
1)anti−PD−L1−1重鎖ヌクレオチド酸序列とアミノ酸序列は其々SEQ ID NO:9と10の表示である。この中、重鎖可変区ヌクレオチド酸序列:
GAGGTGCAGCTGGTGCAGAGCGGCGCCGAGGTGAAGAAACCTGGCGCCTCCGTGAAGGTGAGCTGCAAGGCCTCCGGCTACACCTTCACCAAGTACATCATCCACTGGGTGCGGCAAGCCCCTGGACAGGGACTGGAATGGATGGGCTGGTTCTACCCTGGTTCTGGCAACATCCGGTACAACGAGAAGATCAAGGGCAGGGTGACCATGACCCGGGACACCAGCACCTCCACCGTGTACATGGAGCTGTCCTCCCTGAGGAGCGAGGACACCGCCGTGTATTACTGCGCTAGGCACGGAGAGCTGGGCGGAGGCTACTTCTTCGACTACTGGGGCCAGGGCACAACCGTGACCGTGTCCTCC(SEQ ID NO: 5)
【0067】
横線を引く部分は其々CDR1、CDR2、CDR3、それの序列コードは其々SEQ ID NO:11−13である。横線を引いてない部分は其々FR1、FR2、FR3、FR4、それの序列コードは其々SEQ ID NO:14−17である。
【0068】
対応的に、重鎖可変区のアミノ酸序列:
EVQLVQSGAEVKKPGASVKVSCKASGYTFTKYIIHWVRQAPGQGLEWMGWFYPGSGNIRYNEKIKGRVTMTRDTSTSTVYMELSSLRSEDTAVYYCARHGELGGGYFFDYWGQGTTVTVSS(SEQ ID NO: 6)
【0069】
横線を引く部分は其々CDR1、CDR2、CDR3、それの序列コードは其々SEQ ID NO:18−20である。横線を引いてない部分は其々FR1、FR2、FR3、FR4、それの序列コードは其々SEQ ID NO:21−24である。
【0070】
anti−PD−L1−1軽鎖ヌクレオチド酸序列とアミノ酸序列は其々SEQ ID NO:25と26の表示である。この中、軽鎖可変区ヌクレオチド酸序列:
GATATCCAGCTGACCCAGAGCCCCTCCTTTCTGTCCGCCTCCGTGGGCGACAGGGTGACCATCACCTGCAGGGCCAGCTCCAGCGTGAGCAACATCCACTGGTATCAACAGAAGCCTGGCAAGGCCCCCAAGCCCTGGATCTACGCCACCTCCAACCTGGCCAGCGGCGTGCCTAGCAGGTTCAGCGGTTCTGGCTCCGGCACCGAGTTCACCCTGACCATCTCCTCCCTGCAGCCCGAGGACTTCGCCACCTACTACTGCCAGCAGTGGTCCAGCAACCCCCTGACCTTTGGCCAGGGCACCAAGCTGGAGATCAAGAGG(SEQ ID NO: 7)
【0071】
横線を引く部分は其々CDR1、CDR2、CDR3、それの序列コードは其々SEQ ID NO:27−29である。横線を引いてない部分は其々FR1、FR2、FR3、FR4、それの序列コードは其々SEQ ID NO:30−33である。
【0072】
対応的に、軽鎖可変区のアミノ酸序列:
DIQLTQSPSFLSASVGDRVTITCRASSSVSNIHWYQQKPGKAPKPWIYATSNLASGVPSRFSGSGSGTEFTLTISSLQPEDFATYYCQQWSSNPLTFGQGTKLEIKR(SEQ ID NO: 8)
【0073】
横線を引く部分は其々CDR1、CDR2、CDR3、それの序列コードは其々SEQ ID NO:34−36である。横線を引いてない部分は其々FR1、FR2、FR3、FR4、それの序列コードは其々SEQ ID NO:37−40である。
【0074】
2)anti−PD−L1−2重鎖ヌクレオチド酸序列とアミノ酸序列は其々SEQ ID NO:9と10の表示である。この中、重鎖可変区ヌクレオチド酸序列:
GAGGTGCAGCTGGTGCAGAGCGGCGCCGAGGTGAAGAAACCTGGCGCCTCCGTGAAGGTGAGCTGCAAGGCCTCCGGCTACACCTTCACCAAGTACATCATCCACTGGGTGCGGCAAGCCCCTGGACAGGGACTGGAATGGATGGGCTGGTTCTACCCTGGTTCTGGCAACATCCGGTACAACGAGAAGATCAAGGGCAGGGTGACCATGACCCGGGACACCAGCACCTCCACCGTGTACATGGAGCTGTCCTCCCTGAGGAGCGAGGACACCGCCGTGTATTACTGCGCTAGGCACGGAGAGCTGGGCGGAGGCTACTTCTTCGACTACTGGGGCCAGGGCACAACCGTGACCGTGTCCTCC(SEQ ID NO: 5)
【0075】
横線を引く部分は其々CDR1、CDR2、CDR3、それの序列コードは其々SEQ ID NO:11−13である。横線を引いてない部分は其々FR1、FR2、FR3、FR4、それの序列コードは其々SEQ IDNO:14−17である。
【0076】
対応的に、重鎖可変区のアミノ酸序列:
EVQLVQSGAEVKKPGASVKVSCKASGYTFTKYIIHWVRQAPGQGLEWMGWFYPGSGNIRYNEKIKGRVTMTRDTSTSTVYMELSSLRSEDTAVYYCARHGELGGGYFFDYWGQGTTVTVSS(SEQ ID NO: 6)
【0077】
横線を引く部分は其々CDR1、CDR2、CDR3、それの序列コードは其々SEQ ID NO:18−20である。横線を引いてない部分は其々FR1、FR2、FR3、FR4、それの序列コードは其々SEQ ID NO:21−24である。
【0078】
anti−PD−L1−2軽鎖ヌクレオチド酸序列とアミノ酸序列は其々SEQ ID NO:41と42の表示である。この中、軽鎖可変区ヌクレオチド酸序列:
GATATCCAGCTGACCCAGAGCCCCTCCTTTCTGTCCGCCTCCGTGGGCGACAGGGTGACCATCACCTGCAGGGCCAGCTCCAAGACGGGGAACATCCACTGGTATCAACAGAAGCCTGGCAAGGCCCCCAAGCCCTGGATCTACGCCACCTCCAACCTGGCCAGCGGCGTGCCTAGCAGGTTCAGCGGTTCTGGCTCCGGCACCGAGTTCACCCTGACCATCTCCTCCCTGCAGCCCGAGGACTTCGCCTACTACTGCCAGCAGTGGTCCAGCAACCCCCTGACCTTTGGCCAGGGCAC CAAGCTGGAGATCAAGAGG (SEQ ID NO: 43)
【0079】
横線を引く部分は其々CDR1、CDR2、CDR3、それの序列コードは其々SEQ ID NO:44、28、29である。横線を引いてない部分は其々FR1、FR2、FR3、FR4、それの序列コードは其々SEQ ID NO:30−33である。
【0080】
対応的に、軽鎖可変区のアミノ酸序列:
DIQLTQSPSFLSASVGDRVTITCRASSKTGNIHWYQQKPGKAPKPWIYATSNLASGVPSRFSGSGSGTEFTLTISSLQPEDFATYYCQQWSSNPLTFGQGTKLEIKR (SEQ ID NO: 45)
【0081】
横線を引く部分は其々CDR1、CDR2、CDR3、それの序列コードは其々SEQ ID NO:46、35、36である。横線を引いてない部分は其々FR1、FR2、FR3、FR4、それの序列コードは其々SEQ ID NO:37−40である。
【0082】
3)anti−PD−L1−3重鎖ヌクレオチド酸序列とアミノ酸序列は其々SEQ ID NO:9と10の表示である。この中、重鎖可変区ヌクレオチド酸序列:
GAGGTGCAGCTGGTGCAGAGCGGCGCCGAGGTGAAGAAACCTGGCGCCTCCGTGAAGGTGAGCTGCAAGGCCTCCGGCTACACCTTCACCAAGTACATCATCCACTGGGTGCGGCAAGCCCCTGGACAGGGACTGGAATGGATGGGCTGGTTCTACCCTGGTTCTGGCAACATCCGGTACAACGAGAAGATCAAGGGCAGGGTGACCATGACCCGGGACACCAGCACCTCCACCGTGTACATGGAGCTGTCCTCCCTGAGGAGCGAGGACACCGCCGTGTATTACTGCGCTAGGCACGGAGAGCTGGGCGGAGGCTACTTCTTCGACTACTGGGGCCAGGGCACAACCGTGACCGTGTCCTCC(SEQ ID NO: 5)
【0083】
横線を引く部分は其々CDR1、CDR2、CDR3、それの序列コードは其々SEQ ID NO:11−13である。横線を引いてない部分は其々FR1、FR2、FR3、FR4、それの序列コードは其々SEQ ID NO:14−17である。
【0084】
対応的に、重鎖可変区のアミノ酸序列:
EVQLVQSGAEVKKPGASVKVSCKASGYTFTKYIIHWVRQAPGQGLEWMGWFYPGSGNIRYNEKIKGRVTMTRDTSTSTVYMELSSLRSEDTAVYYCARHGELGGGYFFDYWGQGTTVTVSS(SEQ ID NO: 6)
【0085】
横線を引く部分は其々CDR1、CDR2、CDR3、それの序列コードは其々SEQ ID NO:18−20である。横線を引いてない部分は其々FR1、FR2、FR3、FR4、それの序列コードは其々SEQ ID NO:21−24である。
【0086】
anti−PD−L1−3軽鎖ヌクレオチド酸序列とアミノ酸序列は其々SEQ ID NO:47と48の表示である。この中、軽鎖可変区ヌクレオチド酸序列:
GATATCCAGCTGACCCAGAGCCCCTCCTTTCTGTCCGCCTCCGTGGGCGACAGGGTGACCATCACCTGCAGGGCCAGCTCCGGCGCGTCCAACATCCACTGGTATCAACAGAAGCCTGGCAAGGCCCCCAAGCCCTGGATCTACGCCACCTCCAACCTGGCCAGCGGCGTGCCTAGCAGGTTCAGCGGTTCTGGCTCCGGCACCGAGTTCACCCTGACCATCTCCTCCCTGCAGCCCGAGGACTTCGCCACCTACTACTGCCAGCAGTGGTCCAGCAACCCCCTGACCTTTGGCCAGGGCAC CAAGCTGGAGATCAAGAGG(SEQ ID NO: 49)
【0087】
横線を引く部分は其々CDR1、CDR2、CDR3、それの序列コードは其々SEQ ID NO:50、28、29である。横線を引いてない部分は其々FR1、FR2、FR3、FR4、それの序列コードは其々SEQ ID NO:30−33である。
【0088】
対応的に、軽鎖可変区のアミノ酸序列:
DIQLTQSPSFLSASVGDRVTITCRASSGASNIHWYQQKPGKAPKPWIYATSNLASGVPSRFSGSGSGTEFTLTISSLQPEDFATYYCQQWSSNPLTFGQGTKLEIKR(SEQ ID NO: 51)
【0089】
横線を引く部分は其々CDR1、CDR2、CDR3、それの序列コードは其々SEQ ID NO:52、35、36である。横線を引いてない部分は其々FR1、FR2、FR3、FR4、それの序列コードは其々SEQ ID NO:37−40である。
【0090】
実施例3 人源化抗体の表現質粒の構築
3株の抗体が全部わりによい特異性を表示しているから、本実施例はただP3.1GS−PD−L1−1−HCとP3.1GS−PD−L1−1−LCをテンプレートとして更に説明する。PCRが全長抗体重鎖断片と軽鎖断片の拡増する事を通じて、人源化抗体の表現質粒を構築する。
【0091】
軽鎖と重鎖の上下流のプライマー、反応システム及びPCR条件は表5、表6と表7の表示である。
【0092】
【表5】
【表6】
【表7】
【0093】
PCR産物を利用して、試剤ボックス、軽鎖と重鎖の全長序列を回収する。抗体断片軽鎖、重鎖及び質粒に対して別々に双酵素切りを行って、電気泳動後、抗体酵素切りと質粒酵素切り断片を回収してから、断片を酵素連接を行う。酵素連接後の人源化抗体の表現質粒はP3.1GS−PD−L1−1と命名させる。反応システムは表8〜表10の表示である。
【表8】
【表9】
【表10】
【0094】
上記酵素連接の産物を100μL XL1−10の感受態に入れて、30分間冷凍してから、42℃ 90秒熱打して、迅速に氷に2分間を置いて、500μL LBの培養基を入れて、37℃ 振分盤で1hを培養して、菌液は4000rpm 5分間を遠心して、銃で菌泥を吹き、50μg/mL AMPが含有するLB固体平板に塗り付けて、37℃一晩置いて培養する。選別菌を5mL LB液体培養基(50μg/mL AMP)に落ちて、37℃250rpm6h培養して、PCRでクローンを検証して、15%の除菌甘油で陽性菌種を保蔵して、毎クローンは2本、一本は保存管に冷凍して序列測定に送って、もう一本は−20℃で保存する。
【0095】
実施例4 安定表現細胞株の開発
【0096】
人源化抗体表現質粒P3.1GS−PD−L1−1、転染め前にPvuIでリニア化を行う。電気転染めの方法で、人源化抗体軽鎖、重鎖遺伝子を含有するリニア化質粒をCHO−KSM4に転染め、2回転染め。
【0097】
転染め後、アンモニアを外して、加圧でスクリーニングして、転染め細胞が2日間恢復後、加圧で板を敷く。約30−40日間培養後、96個の穴板にクローンが成長している事を観察できる。その時、生産量の鑑定を行って、高産量クローンを転移して培養も拡増する。細胞数量が2×10cells/mL頃に達したら、接種と原料を追加していくつかのロットを分けて培養する。培養が終了後上清を収穫して、生産量の鑑定を行って、予備選親クローンを獲得する。高産量のクローンに対して亜クローンスクリーニングを行って、半固体敷く板、6穴板 穴ごとに3000−5000個の細胞がいる、培養基2.5mL、板を敷く後37℃、5%CO2に静置培養、7−12日間を培養して単クローンを選択できる。選択された単クローンに生産量の鑑定を行って、予備選クローンを獲得する。
【0098】
獲得された9株の高産量細胞株に振瓶、補料の実験を行う。振瓶、補料の方案:CDM4CHOを基礎培養基として接種して、接種の密度は5×10cells/mL、接種後、37℃、5%CO2、120rpmで培養して、接種の当日は第0日、第3日から70g/Lのcell Boost 5を補充して、細胞の収穫まで、毎日接種体積の6%を補充する。補料を経って、細胞株の最高産量は1.97g/Lを達し、表現された抗体はanti−PD−L1−1と命名させる。
【0099】
実施例5 抗体の結合特異性と結合動力学の比較
Biacoreを利用して実施例四中の細胞株の表現抗体の親和力と結合動力学を分析する。標準アミン偶聯化学とBiacoreから提供した試剤ボックスを利用して、バスタミン経由して、羊抗人IgGをCM5チップと共価連接する。抗体が10μL/minの流速でHBS EP緩衝液の中に流動させて、結合を測定する。結合時間300秒、解離時間1200秒測定結合動力学曲線は図5の通り、計算で取ったka、kdとKD値は表11の通りである。
【表11】
【0100】
実施例6 ELISAが他のB7家族メンバーとの結合特異性及び違う物種のPD−L1蛋白との結合を測定する。
【0101】
B7家族メンバーB7−1、B7−2とPD−L2蛋白及び鼠、食い蟹の猿と人のPD−L1蛋白と人源化抗体anti−PD−L1−1の結合を測定する。違う蛋白は0.5μg/mLの濃度でバッグ緩衝液の中に4℃一晩置く。翌日、穴中の溶液を捨てて、PBSTで2回洗浄する。後、1%BSAを入れて、37℃ 1h閉鎖後、PBSTで2回洗浄する。0.5μg/mL抗体サンプルを入れて、1h孵化して、PBSTで3回洗浄する。羊抗人FAB−HRPを使って、1:10000希釈、37℃ 1h孵化、PBSTで3回洗浄する。TMB入れて、15min顕色、0.5MのHSOで反応を中止され、450nmに吸光度を読み出す。
【0102】
結果は図6の通り、人源化抗体anti−PD−L1−1はB7家族の他のメンバーと結合しない。人源化抗体anti−PD−L1−1は類似の親和力で人或は食い蟹の猿のPD−L1蛋白と結合する。
【0103】
実施例7 ELISAは抗体が表面表現PD−L1のCHO細胞との結合特異性を測定する。
【0104】
細胞表面に再編人PD−L1の中国ハムスター卵巣(CHO)を表現する細胞系を構築して、ELISAで人源化抗体anti−PD−L1−1の結合特異性を測定する。前日のPD−L1過剰発現細胞敷く板を検測して、穴ごとにT75瓶の満杯の1/200を付ける。後、1%BSAを入れて、37℃ 1h閉鎖する。抗体は5μg/mLから順次に3倍希釈を行う、全部で8個の濃度段差、100μL/穴、25℃1h孵化、PBSで1回洗浄する。穴ごとに入れた50ng/mL anti−human−Euの体積は100μL、25℃ 0.5反応、PBSで1回洗浄する。蛍光増強液を入れて、激発光337nm/発射光620nmの読数
【0105】
結果は図7の表示で、人源化抗体anti−PD−L1−1はPD−L1を経由で転染めのCHO細胞と有効的に結合できる、EC50は93.50ng/mL達する。
【0106】
実施例8 ELISAは抗体が再編人PD−L1融合蛋白との結合特異性を測定する。
【0107】
0.5μg/mLの再編人PD−L1融合蛋白はバッグ緩衝液の中に4℃一晩置く。翌日、穴中の溶液を捨てて、PBSTで2回洗浄する。後、1%BSAを入れて、37℃ 1h閉鎖する。PBSTで2回洗浄する。抗体は1μg/mLから順次に3倍希釈を行う、全部で8個の濃度段差、100μL/穴、25℃1h孵化、PBSで3回洗浄する。羊抗人FAB−HRPを使って、1:10000希釈、37℃ 1h孵化、PBSTで3回洗浄する。TMB入れて、15min顕色、0.5MのHSOで反応を中止され、450nmに吸光度を読み出す。
【0108】
結果は図8の表示で、人源化抗体anti−PD−L1−1は再編人PD−L1融合蛋白と有効的にお互いに作用できる、EC50は19.47ng/mLである。
【0109】
実施例9 抗体はPD−L1がPD−1との結合に対しての遮断作用である。
【0110】
0.5μg/mLの再編人PD−L1融合蛋白はバッグ緩衝液の中に4℃一晩置く。翌日、穴中の溶液を捨てて、PBSTで2回洗浄する。後、1%BSAを入れて、37℃ 1h閉鎖後、PBSTで2回洗浄する。抗体は10μg/mLから順次に2.5倍希釈を行う、全部で8個の濃度段差、同じ体積の1μg/mLの PD1−Fc−Biotinを混合して、25℃1h孵化、PBSで3回洗浄する。鎖親和素−HRPで1:10000、37℃ 1h孵化、PBSTで3回洗浄する。TMB入れて、15min顕色、0.5MのHSOで反応を中止され、450nmに吸光度を読み出す。
【0111】
結果は図9の表示で、人源化抗体anti−PD−L1−1は配体PD−L1がPD−1との結合を遮断できる。IC50は43.16ng/mLである。
【0112】
実施例10 抗体は混合リンパ細胞の反応中に細胞因子分泌への影響である。
【0113】
PBS緩衝液1:1血液を希釈して、3mLのLSMを遠心管に移動して、希釈された血液4mLを入れて、注意:入れる時、希釈後の血液はLSMの上層にある、均一に混合する事が不可である。400g、RT 30−40min遠心最後、分離された上層のPBMCを吸出し、100g 10min遠心。BD公司のCD4+細胞分離磁珠を使って、CD4+T細胞を分離する。BD公司のDC細胞分離磁珠を使って、DC細胞を分離する。96穴板の穴ごとにCD4+T細胞の数量は1×10、DC数量は1×10、体積合計100μL 共培養する。段差希釈された抗体を入れて、5日間培養後、IFN−γ、IL−2の濃度を検測する。
【0114】
結果は図10と11の表示、人源化抗体anti−PD−L1−1は有効的に混合リンパ細胞がIFN−γとIL−2を分泌する事を促進できる。
【0115】
実施例11 抗体は血清中の安定性である。
【0116】
猿血清で人源化抗体anti−PD−L1−1を希釈して、濃度は0.5mg/mLである。37℃で其々0日間、1日間、4日間、7日間置く。
【0117】
再編人PD−L1融合蛋白は0.5μg/mLの濃度でバッグ緩衝液の中に4℃一晩置く。翌日、穴中の溶液を捨てて、PBSTで2回洗浄する。後、1%BSAを入れて、37℃ 1h閉鎖後、PBSTで2回洗浄する。安定性抗体サンプルは1μg/mLから順次に3倍希釈を行う、全部で8個の濃度段差、37℃1h孵化、PBSTで3回洗浄する。羊抗人FAB−HRPを使って、1:10000希釈、37℃ 1h孵化、PBSTで3回洗浄する。TMB入れて、15min顕色、0.5MのHSOで反応を中止され、450nmに吸光度を読み出す。結果は図12の表示、人源化抗体anti−PD−L1−1は良好の血清安定性を表して、7日間以内に明らかな活性減衰が表示されていない。
【0118】
上記はただ本発明の最好選択実施方式、本発明の制限に適用しない、指摘しないといけないのは、本技術分野の普通技術者に対して、本発明の技術原理を脱離しない前提で若干の改進と変型も行ける、こんなの改進と変型が本発明の保護範囲とも見なす。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
【配列表】
[この文献には参照ファイルがあります.J-PlatPatにて入手可能です(IP Forceでは現在のところ参照ファイルは掲載していません)]